JP4098763B2 - サーバ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話などの移動端末からインターネット接続やマルチメディアメッセージの送受信を行うことができる移動通信システムにおけるサーバ装置に関する。
従来より、携帯電話などの移動端末からインターネット接続やマルチメディアメッセージの送受信を行うことができる移動通信システムが運用されている。しかしながら、従来の移動通信システムにおいては、各移動体通信事業者ごとにそれぞれ独自のプロトコルが用いられていた。
近年、いわゆる第3世代と呼ばれる携帯電話サービスが導入されつつあるが、この第3世代の移動通信システムにおいては同一の移動端末を世界中で共通に使用することができるように標準化が進められており、WAP(Wireless Application Protocol)及びMMS(Multimedia Messaging Service)の規格が共通仕様として採用されている。
The WAP Forum Ltd., "WAP 2.0 Technical White Paper", [online], (2002.01.18),[平成16年 7月 3日検索],インターネット<URL:http://www.wapforum.org/what/WAPWhite_Paper1.pdf>
上述のように、第3世代のサービスが開始されると、上記WAP/MMS対応の移動端末と、各移動体通信事業者独自のプロトコルに対応している移動端末とが存在することとなる。
これからは、WAP/MMS規格に対応した移動端末の加入者が増加していくことになる。すると、各移動体通信事業者はそれぞれの独自プロトコルに基づいて、独自のサービスを提供していたが、各移動体通信事業者独自のプロトコルに対応した移動端末に限らず、これらWAP/MMS対応の移動端末についても、従来より各移動体通信事業者独自の規格に対応した移動端末に対して提供しているものと同様のサービスを提供することが求められることになる。
例えば、既存の移動通信システムでは、サービスを提供する過程においてユーザには対象URLが決して公開されることがないという前提でセキュリティ保持が行われている。ここで、既存の移動通信システムの概略構成を図7に示す。図7に示す移動通信システムにおいて、移動端末100は携帯電話機等の移動端末(UE:User Equipment)であり、移動体通信網101は無線アクセスネットワークとコアネットワーク(パケット網)との間に設けられた移動体通信網であり、JSP102はWAP標準機能と移動体通信事業者による拡張機能との調整を行うプロキシサーバであるアプリケーションゲートウエイ(JSP:J-Phone Scheme Proxy)であり、WGW103はJSP102に接続され、コアネットワークとインターネット104とを接続するウェブ・ゲートウエイ(WGW:Web Gateway)であり、CP105はインターネット104に接続され、移動端末100等に提供されるリソースが存在するか、あるいは生成されるサーバである。
このような移動通信システムにおいて移動端末100がCP105から有料のコンテンツを取得する際のシーケンスの一例を図8に示す。
CP105からコンテンツ一覧を取得した移動端末100が所望のコンテンツを選択して、そのコンテンツの購入同意のHTTPリクエストを送出すると、このHTTPリクエストはJSP102、WGW103を経由してCP105において受け取られる。そして、CP105はダウンロード記述子(DD:Download Descriptor)を作成し、WGW103、JSP102を経由して移動端末100へ送出する。移動端末100は、取得したダウンロード記述子に含まれているコンテンツが存在しているURLに対し、そのコンテンツ要求(Object URI)を送出する。このコンテンツ要求(Object URI)は、JSP102、WGW103を経由して該コンテンツが存在しているCP105に送信され、CP105からそのページに含まれているコンテンツが移動端末100に送信される。移動端末100は、全てのコンテンツを受信したときにInstall NotifyのリクエストをJSP102に送信し、JSP102は、WGW10に対し課金するためにCharging Notifyを送信する。これにより、そのコンテンツに対する課金処理が行われることになる。
この場合、図7に示すような既存の移動通信システムではダウンロード記述子(DD)に含まれている対象URLが公開されない仕様とされており、この仕様により一定以上のセキュリティを保つことができるよいうになっている。しかし、WAP/MMS対応の移動端末においては前記対象URLがユーザに見えないという前提とされておらず、サービスとしてはURLが移動端末の表示部に表示されても良いものとされている。すなわち、サービスを提供する過程において前記対象URLが移動端末の表示部に表示されてユーザに見えることが前提とされる。すると、有料コンテンツを取得する対象URLが移動端末の表示部に表示されることになることから、このURL情報を元にした不正なアクセスが想定されるという問題点が生じるようになる。
そこで、本発明は、サービスを提供する過程において表示されたURL情報を元にした不正なアクセスを防止することができるサーバ装置を提供することを目的としている。
本発明は、有料コンテンツの取得要求に先立つ移動端末の前記有料コンテンツの購入同意のリクエストに対するレスポンスに、設定機能がチェックフラグをセットし、当該移動端末から有料コンテンツの取得要求があった際に、判定機能が、当該取得要求におけるチェックフラグがセットされていると判定したことを条件に、有料コンテンツの取得要求をコンテンツ・プロバイダに送出するようしたことを最も主要な特徴としている。
本発明のサーバ装置は、有料コンテンツの取得要求に先立つ移動端末の前記有料コンテンツの購入同意のリクエストに対するレスポンスに、設定機能がチェックフラグをセットし、当該移動端末から有料コンテンツの取得要求があった際に、判定機能が、当該取得要求におけるチェックフラグがセットされていると判定したことを条件に、有料コンテンツの取得要求をコンテンツ・プロバイダに送出するようにしている。そして、サービスを提供する過程において表示部に表示される対象URL情報を元にした不正なアクセスでは購入同意の過程を経ることなく有料コンテンツの取得要求がされることになるので、不正アクセスではチェックフラグがセットされていないようになり、当該アクセスを排除することができるようになる。これにより、サービスを提供する過程においてURL情報が表示されても、その不正アクセスを防止することができるようになる。
本発明の実施例のサーバ装置を備える移動通信システムの構成を示すブロック図を図1に示す。
図1において、UE1は携帯電話機等の移動端末(UE:User Equipment)、SGSN2は無線アクセスネットワークとコアネットワーク(パケット網)とのゲートウエイ(SGSN:Serving GPRS Support Node)、GGSN3はコアネットワーク(パケット網)とインターネットなどのIPネットワークとのゲートウエイ(GGSN:Gateway GPRS Support Node)、JSR4はサービスごとのユーザのアクセス権限のチェックを行う移動通信システムの加入者認証機構(JSR:J-SKY RADIUS)、SMSC5は移動端末1との間でショートメッセージの送受信を行なうショートメッセージ・サービスセンタ(SMSC:Short Message Service Center)、PCN6はGGSN3とJSR4、JSP7、R2M8、及び、PPG10との間の線路を通るパケットを分岐器により捕えて、そのパケット量を基に課金情報の記述レコード(CDR:Charging Data Record)を出力するパケット課金記録情報収集装置(PCN:Packet Charging Node)である。
また、JSP7は本発明にかかるサーバ装置でありWAPとHTTP(HyperText Transfer Protocol )とを変換すると共に、受け付けたリクエストを適切な形式に変換して後段に送出するなどしてWAP標準機能と移動体通信事業者による拡張機能との調整を行うプロキシサーバであるアプリケーションゲートウエイ(JSP:J-Phone Scheme Proxy)である。なお、HTTPは、ウェブブラウザとウェブサーバ間において、HTML(Hyper Text Markup Language )ファイルなどの文書を転送するために用いられるアプリケーションレベルのプロトコルである。R2M8はRADIUSセッション管理を行うRADIUSサーバを備え、WAP/MMSサービス加入者がウェブ(Web)やメール(Mail)等のサービスを利用する際に必要なユーザ情報や移動端末の能力に関する端末情報(UE-Profile)等のプロファイル情報を一元管理し、クライアント・サーバからの要求に応じて要求されたプロファイル情報を提供する情報管理サーバ(R2M:RADIUS & Repository Manager)、DRS9はディレクトリ・レプリカ・サーバ(DRS:Directory Replica Server)であり、一定間隔(例えば、1分間隔)でディレクトリ・サーバ(DIR:Directory Server)から加入者情報をローカルにコピーして維持することにより、照会要求に対して加入者情報を提供する。これにより、DIRの障害時においても、サービス(オーダー・エントリーを除く)を継続して提供することができる。
さらに、PPG10はWAP PushやMail通知の配信などのプッシュサービスを実行するノード(PPG:Push Proxy Gateway)、PTL11はポータル・サーバ(PTL:Portal Server)であり、外部サーバからの各種統計情報の収集と、統計情報に基づいてメニューソートを行ったり、移動体通信事業者オフィシャルメニューの作成を行う。また、移動端末からのリクエストに対して、オフィシャルメニューを提供する。WGW12はJSP7に接続され、移動通信システムのコアネットワークとインターネット19とを接続するウェブ・ゲートウエイ(WGW:Web Gateway)である。図示するようにインターネット19には、移動端末1等に提供されるリソースが存在するかあるいは生成されるサーバであるコンテンツ・プロバイダ(CP)21,22が接続されている。13はDBシンクロナイザ(DB-Synchronizer)であって、UPA(User Profile Aggregator)、UPS(User Profile Synchronizer)、SPM(Service Provider Manager)からなり、ユーザ世代移行時のデータ同期や、CP21,22が提供するサービスに関する情報などを管理する。Wtrans14はCP21,22から受信するコンテンツのサイズチェックや、文字コード変換などを行うノード(Wtrans:Web Transcoder)、MACS15はJavaアプリケーションの管理を行うノード(MACS:MIDlet Access Control Server)である。
さらにまた、DRM16はディジタル著作権管理を行うサーバ(DRM:Digital Rights Management)であり、OMA(Open Mobile Alliance)の規格に準拠した電子著作権保護の考えを取り入れ、Forward LockやSeparate Deliveryなどのダウンロード方式を採用している。MMS−R17はMMS(Multimedia Messaging Service)を提供するためのメールサーバ(MMS−R:Multimedia Messaging Service-Relay)であり、各種Reference Pointを持ち、MM(Multimedia Message)を中継する。COP18はネットワークの設定など、移動端末のセットアップに必要な情報を、OTA(Over The Air)を介して提供するノード(COP:Client OTA Provisioning)、19はインターネットでありCP21,22等が接続されている。RepoDB(Repository Database)20は、移動端末の製造業者などが構築している移動端末データベース(Repo DB)であり、移動端末の性能情報などが保存されている。後述するプロファイル格納部に相当する。コンテンツ・プロバイダ(CP)21,22はインターネット19に接続され、移動端末1等に提供されるリソースが存在するか、あるいは生成されるサーバであり、オリジン・サーバ(Origin Server)とも云われる。
なお、R2M8はGGSN3とのRADIUS Accountingプロトコルの終端であるRADIUSサーバを備えている。このRADIUSサーバには、ユーザ毎のセッション管理およびセッションログの生成などの機能も実装されている。ユーザ毎のセッション管理情報はアクセス毎のクライアント特定のために必要不可欠な情報であり、セッション管理にはJSP7へのReplication機能や他ノードからの問い合わせに応答する機能が実装される。
また、図1においては、JSP7とPPG10は、いずれも、1個しか図示していないが、これらは処理を分散することができるように、それぞれ複数個設けるようにすると共にロードバランサーを設けて処理を振り分けるようにしてもよい。また、JSP7では該当ユーザのセッション管理情報がRADIUSサーバから複製(Replication)され、複製を保持している間のみ移動端末1におけるユーザエージェントからのリクエストが有効となるように制御している。
次に、図1に示す移動通信システムにおいて、移動端末(UE)上で動作しているWEBブラウザなどのユーザエージェント(UA)が無料のWEBコンテンツを取得する際のシーケンスを図2に示す。このシーケンスでは、移動端末1がインターネット19に接続されているCP21(22)からコンテンツを取得するシーケンスとされている。
移動端末1がCP21(22)からコンテンツを取得する際には、まず、プロキシ・サーバとして機能するJSP7との間のTCPセッションを確立し、次いで、コンテンツの取得要求(HTTPリクエスト)をJSP7に送り、JSP7がコンテンツの取得要求を中継することにより、インターネット19上のCP21(22)から要求されたコンテンツを取得する。そして、このコンテンツを取得要求を行った移動端末1に提供し、TCPセッションを開放する。これにより、移動端末1が所望のコンテンツを取得できるようにしている。
具体的に図2を参照して説明すると、移動端末(UE)1上で動作しているWEBブラウザなどのユーザエージェント(UA)がWEBコンテンツを取得する際に、TCP(Transmission Control Protocol)セッションを確立するための接続要求[1) Activate PDP Context Request]をSGSN2に送出する。SGSN2は、接続要求[1) Activate PDP Context Request]を受信すると、移動端末(UE)1の加入者に割り当てられた国際識別番号(IMSI:International Mobile Subscriber Identity)及び移動端末(UE)1の電話番号(MSISDN:Mobile Station ISDN number)が添付された接続要求[2) Create PDP Context Req]を生成して、GGSN3に送出する。この場合、移動端末1がWAP/MMS規格の移動端末であって接続要求[Activate PDP-Context Req]に移動端末(UE)1の加入者に割り当てられたIMSIしか添付されていない場合は、SGSN2はこのIMSIにより図示しないホームロケーションレジスタ(HLR)から移動端末(UE)1の電話番号(MSISDN)を取得する。
GGSN3は、接続要求[2) Create PDP Context Req]を受信すると、移動端末(UE)1のアクセス権限のチェックを行うためにJSR4に対して認証要求[3) RADIUS Access Req]を送出し、JSR4から認証成功[4) RADIUS Access Accept]が返送されると、移動端末(UE)1にIPアドレスを払い出して、R2M8に対してRADIUSアカウンティングリクエスト[5) RADIUS Accounting-start Req]を送出する。このRADIUSアカウンティングリクエスト[5) RADIUS Accounting-start Req]には、移動端末(UE)1のMSISDNあるいはIMSI、払い出されたIPアドレスなどが添付されている。R2M8は、RADIUSアカウンティングリクエスト[5) RADIUS Accounting-start Req]を受信すると、ユーザごとのセッション管理情報(RADIUS Accounting-Profile)やプロファイル情報を作成して、IPアドレスをキーに一括して内部メモリにキャッシュする。このキャッシュされた情報は該当するセッションが開放されるまでの間保持される。
また、R2M8は、JSP7にこのセッション管理情報をリプリケーションさせるために、リプリケーション情報[6) Replication RADIUS Accounting Profile]を送出する。JSP7は、リプリケーション情報[6) Replication RADIUS Accounting Profile]を受信すると、内部にこのセッション管理情報の複製(レプリカ)を保持する。ここで、保持するセッション管理情報には、移動端末(UE)1のIPアドレス、MSISDN、IMSIが含まれている。JSP7は、このセッション管理情報の複製(レプリカ)を保持すると、セッション情報がリプリケーションされたことの通知[7) Replication RADIUS Accounting Profile Res]をR2M8に送出する。
R2M8は、通知[7) Replication RADIUS Accounting Profile Res]を受信すると、GGSN3にTCPセッションの接続準備が整ったことの通知[8) RADIUS Accounting-start Res]を送出する。GGSN3は、移動端末(UE)1に対して払い出されたIPアドレスが添付された接続準備通知[9) Create PDP Context Res]をSGSN2に送出する。次いでSGSN2は、移動端末(UE)1に対して接続準備通知[10) Activate PDP Context Res ]を送出する。これによって、移動端末(UE)1とJSP7との間でTCPハンドシェイクが行われてTCPセッションが確立される。
移動端末(UE)1とJSP7との間でTCPセッションが確立すると、移動端末(UE)1は、CP(オリジン・サーバ)21(22)からコンテンツを取得するためにHTTPリクエスト[11) HTTP Req]をJSP7に送出する。JSP7は、HTTPリクエスト[11) HTTP Req]を受信すると、内部に保持しているセッション管理情報の複製(レプリカ)を参照して、対応するセッション管理情報が存在するとともに、加入者情報が一致する場合にのみ、そのHTTPリクエスト[11) HTTP Req]を受け付ける。このHTTPリクエスト[11) HTTP Req]のヘッダには、GGSN3から払い出された移動端末(UE)1のIPアドレス、コンテンツを取得する相手先であるCP(オリジン・サーバ)21(22)のURI(Request-URI)、ユーザエージェント情報(UA)、ユーザエージェントのプロファイル情報(UA-Profile)が含まれている。
JSP7は、HTTPリクエスト[11) HTTP Req]を受信すると、この移動端末(UE)1がコンテンツの取得に必要なプロファイル情報をR2M8から取得するためにプロファイル取得リクエスト[12) Profile get Req]を送出する。R2M8は、プロファイル取得リクエスト[12) Profile get Req」に添付されているIPアドレス、ユーザエージェント情報(UA)、ユーザエージェントのプロファイル情報(UA-Profile)に基づいて、内部にキャッシュされている移動端末(UE)1のプロファイル情報を取得して、取得したプロファイル情報の返送通知[13) Profile get Response]をJSP7に送出する。この際の、移動端末1における端末情報(UE-Profile)を問い合わせるキー(問い合わせキー)として、IPアドレスとユーザエージェント情報(UA)あるいは移動端末の製造業者が構築している移動端末プロファイル格納部(Profile Repository)を示すURL(UA-Prof)とをR2M8に送る。R2M8は問い合わせキーに該当する移動端末1に関する端末情報(UE-Profile)を取得してJSP7に返送する。
JSP7は、R2M8から通知された移動端末(UE)1のプロファイル情報に含まれている端末情報(UE-Profile)に基づいて不足しているパラメータを、移動端末(UE)から受信したHTTPリクエスト[11) HTTP Req]の拡張ヘッダに補完して、WGW12を介して当該ヘッダにおけるRequest-URIで特定されるCP(オリジン・サーバ)21(22)にHTTPリクエスト[14) HTTP Req]を送出する。ところで、WAP/MMS対応の移動端末(UE)1では、端末情報(UE-Profile)のパラメータを添付するための拡張ヘッダを持つHTTPリクエスト[11) HTTP Req]の送出が困難である。しかし、上記したようにJSP7がHTTPリクエスト[11) HTTP Req]の拡張ヘッダに端末情報(UE-Profile)のパラメータを補完することができる。これにより、CP(オリジン・サーバ)21(22)では、移動端末(UE)1がWAP/MMS対応の移動端末かどうかによらず、HTTPリクエスト[14) HTTP Req]の拡張ヘッダに添付されている端末情報(UE-Profile)のパラメータを参照することにより、移動端末(UE)1の性能や能力を知ることができる。そして、CP(オリジン・サーバ)21(22)は、移動端末(UE)の性能や能力に適合するコンテンツを選択あるいは生成して、そのコンテンツをHTTPレスポンス[15) HTTP Res]によってJSP7に返送する。
JSP7は、HTTPレスポンス[15) HTTP Res]によってCP(オリジン・サーバ)21(22)から取得したコンテンツをHTTPレスポンス[16) HTTP Res]として移動端末(UE)1に返送する。ここで、CP(オリジン・サーバ)21(22)によっては、HTTPリクエスト[14) HTTP Req]の拡張ヘッダを参照することなくコンテンツを返送するサーバがある。この場合、JSP7が取得したコンテンツは、必ずしも移動端末(UE)1の性能や能力に適合したものではない。そのような場合には、JSP7は、移動端末(UE)1の端末情報(UE-Profile)に基づいて、その移動端末(UE)1の性能や能力に適合するように、コンテンツの文字変換やファイル形式変換などを行って、移動端末(UE)1に返送する。これにより、移動端末(UE)1の性能を十二分に発揮できるようになる。
移動端末(UE)1は、HTTPレスポンス[16) HTTP Res]によってコンテンツを取得すると、JSP7との通信を終了させるために、TCPセッションの開放要求[17) Deactivate PDP Context Request]をSGSN2に送出する。SGSN2は、GGSN3に通信開放要求[18) Delete PDP Context Request]を送出し、これを受けたGGSN3は、RADIUSアカウンティングストップリクエスト[19) RADIUS Accounting-stop Request]をR2M8に送出する。これを受信したR2M8は、内部に保持していた該当セッション管理情報を破棄して、RADIUSアカウンティングストップレスポンス[「20) RADIUS Accounting-stop Response]をGGSN3に送出する。GGSN3は、通信開放準備通知[21) Delete PDP Context Response]をSGSN2に送出し、次いでSGSN2は、通信開放準備通知[22) Delete PDP Context Response]を移動端末(UE)1に送出する。こうして移動端末(UE)1とJSP7との間のTCPセッションが開放され通信が終了する。
次に、本発明の実施例のサーバ装置は上述したJSP7であり、有料のWEBコンテンツを取得する際に特徴的な処理を行っている。そこで、移動端末(UE)1上で動作しているWEBブラウザなどのユーザエージェント(UA)が有料のWEBコンテンツを取得する際に、本発明の実施例のサーバ装置が実行する処理の概要を示すフローチャートを図3に示す。
図3のフローチャートにおいて、UE1から有料コンテンツをダウンロードするHTTPリクエストをJSP7が受信した際に、HTTPリクエストにセキュリティを向上するためのスクランブルが施されていた場合は、ステップS10にてスクランブルが解除される。次いで、ステップS11にてユーザチェックフラグがオンされているか否かが判断される。このユーザチェックフラグは後述するが、有料コンテンツの購入同意をしたユーザであることを示すフラグである。ここで、ユーザチェックフラグがオンの場合、ステップS12においてHTTPリクエストから取得したjskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻の有効期限のチェックを行う。このjskycmi(コンテンツ管理情報)はJSP7で設定され、その生成時刻は、当該有料コンテンツの購入同意のHTTPリクエストを受信した受信時刻とされている。生成時刻の有効期限切れの場合はエラー応答(HTTP Status Code 404 Not Found)をJSP7から移動端末(UE)1に返す。
また、有効期限に問題無い場合は、ステップS13に進みUIDのチェックを行う。このUIDは、加入者に一意に割り当てられる移動体通信事業者独自のユーザID(UID:User ID)である。UIDのチェックでは、jskycmi(コンテンツ管理情報)に埋め込まれているUIDと、有料コンテンツをダウンロードするHTTPリクエストから取得したユーザ情報(User-Profile)におけるUIDとが一致するかどうかをチェックする。ここで、UIDが不正で一致しない場合はエラー応答(HTTP Status Code 404 Not Found)をJSP7から移動端末(UE)1に返す。また、両者のUIDが一致する場合は有料コンテンツの取得要求のHTTPリクエストを有料コンテンツが存在するCP(オリジン・サーバ)に送信し、有料コンテンツのダウンロードを開始する。なお、ユーザチェックフラグが付与されていない場合は、UIDおよびjskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻の有効期限切れの判定は行わない。ところで、ユーザチェックフラグは有料コンテンツの購入同意に対するレスポンス(後述するダウンロード記述子)を中継するJSP7がレスポンスに埋め込んでおり、この際にjskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻およびUIDもレスポンスに埋め込んでいる。これにより、このレスポンスを元にした有料コンテンツをダウンロードするHTTPリクエストには、ユーザチェックフラグ、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻およびUIDが埋め込まれるようになる。
なお、ステップS12においてチェックするjskycmi生成時刻の有効期限において、有効期限の設定はあらかじめJSP7が有する外部設定ファイルに期限を設定することにより、有効期限が設定されている。また、チェックではJSP7がコンテンツダウンロード情報であるダウンロード記述子(DD:Download Descriptor)を要求した時刻(jskycmi生成時刻)から、有料コンテンツをダウンロードするHTTPリクエストを移動端末(UE)1から受信した時刻までの経過時間を算出し、算出した経過時間がJSP7の外部設定ファイルに設定された有効期限を超過しているかのチェックを行っている。
次に、本発明の実施例のサーバ装置を備える移動通信システムにおいて、移動端末(UE)1上で動作しているWEBブラウザなどのユーザエージェント(UA)が有料のWEBコンテンツを取得する際のシーケンスを図4に示す。
図4に示すシーケンス図においては、有料のWEBコンテンツの取得に先立つTCPセッションを確立するシーケンスおよび有料のWEBコンテンツの取得後のTCPセッションを開放するシーケンスは省略して示している。これらの図示しないシーケンスは図2に示す接続要求[1) Activate PDP Context Request]から接続準備通知[10) Activate PDP Context Res ]までのシーケンス、および、開放要求[17) Deactivate PDP Context Request]から通信開放準備通知[22) Delete PDP Context Response]までのシーケンスと同様とされている。
図4において、図示しないシーケンスによりTCPセッションが確立すると、移動端末(UE)1はコンテンツ一覧を取得するHTTPリクエストを送出する。このHTTPリクエストのURLは、例えばhttp://cp.com/kskycmi/xxx.........xxx/image.gifとされており、このHTTPリクエストはJSP7およびWGW12で中継されてURLで示されるCPで受信される。これにより、CPからコンテンツ一覧がHTTPレスポンスとして移動端末(UE)1へ送出され、WGW12およびJSP7で中継されて移動端末(UE)1が受信する。CPからコンテンツ一覧を取得した移動端末(UE)1はコンテンツ一覧を参照して所望のコンテンツを選択した際に、コンテンツ選択のHTTPリクエストを送出する。このHTTPリクエストはJSP7で中継されてWGW12が受信し、そのHTTPレスポンスとして購入価格等の情報と購入同意を示す「OK」ボタンと購入不同意を示す「NG」ボタンからなる購入同意画面がWGW12から送出される。
そして、この購入同意画面は移動端末(UE)1にダウンロードされる。購入同意画面がダウンロードされた移動端末(UE)1には、ユーザエージェントであるブラウザに購入価格と「OK」ボタンと「NG」ボタンとが少なくとも表示され、ここで、購入同意画面上の「OK」ボタンを押すと購入同意(OK)のHTTPリクエストが購入同意したコンテンツが存在しているCPへ送出される。この購入同意のHTTPリクエストは、JSP7およびWGW12で中継されて目的とするCPが受信する。購入同意のHTTPリクエストを受信したCPはコンテンツをダウンロードするためのダウンロード記述子(DD:Download Descriptor)を作成し、HTTPレスポンスとしてダウンロード記述子(DD)を移動端末(UE)1へ向けて送出する。図4に、ダウンロード記述子(DD)の一例が示されており、コンテンツのありかを示すURL(Object URI)と、移動端末(UE)1がコンテンツを受け取ったことを通知するURL(Install Notify URI)とが含まれている。このダウンロード記述子(DD)は、WGW12で中継されてJSP7が受信した際に、オンとされているユーザチェックフラグと、DD要求(移動端末1からの購入同意)をJSP7が受信した時刻であるjskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻と、移動端末(UE)1のUIDがダウンロード記述子(DD)に埋め込まれる。このダウンロード記述子(DD)がJSP7から送出されて購入同意をした移動端末(UE)1が受信する。
ダウンロード記述子(DD)を受信したことにより、移動端末(UE)1のユーザエージェントには「このファイルをダウンロードするにはOKボタンを押して下さい」というメッセージが表示され、ここで、OKボタンを押すと移動端末(UE)から取得したダウンロード記述子(DD)から取得したコンテンツのありかを示すURL(Object URI)に対し、そのコンテンツ要求のHTTPリクエストが送出される。このコンテンツ要求は、JSP7で受信されてそのObject URIに埋め込まれているユーザチェックフラグがオンとなっているか否かが判定される。ここで、ユーザチェックフラグがオンとなっていると判定された場合は、そのObject URIに埋め込まれているjskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻が有効期限内であるか、および、Object URIに埋め込まれているUIDがHTTPリクエストのヘッダから取得したUIDと一致するか判定される。
ここで、ユーザチェックフラグがオンと判定され、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻が有効期限内とされると共にUIDが一致すると判定された場合は、JSP7は埋め込まれているユーザチェックフラグ、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻およびUIDをObject URIから削除したURL(Object URI)にコンテンツ要求のHTTPリクエストをWGW12を経由して送出する。このコンテンツ要求を受け取ったCPは、コンテンツ要求に対するHTTPレスポンスとしてコンテンツを移動端末(UE)1に向けて送出する。このコンテンツのHTTPレスポンスは、WGW12およびJSP7で中継されて移動端末(UE)1で受信される。コンテンツがダウンロードされた移動端末(UE)1は、全てのコンテンツを受信したときにInstall NotifyのHTTPリクエストをダウンロード記述子(DD)から取得したURL(Install Notify URI)に送出する。
このInstall NotifyのHTTPリクエストを受信したJSP7は、Install Notify URIに埋め込まれているユーザチェックフラグ、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻およびUIDのチェックを前述と同様にして行う。この判定が全てOKとされた際に、JSP7はInstall Notify URIに埋め込まれているユーザチェックフラグ、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻およびUIDを削除すると共に、有料コンテンツに対する課金処理するためのCharging NotifyのHTTPリクエストをWGW12に送信する。これにより、そのコンテンツに対する課金処理がWGW12において行われ、WGW12はユーザチェックフラグ、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻およびUIDが削除されたInstall NotifyのHTTPリクエストをURL(Install Notify URI)に送出する。このInstall Notifyを受け取ったCPは、Install NotifyのHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスであるInstall NotifyのAckをWGW12およびJSP7を経由して移動端末(UE)1に送出する。このInstall NotifyのAckを移動端末(UE)1が受信することにより、有料コンテンツを取得するセッションを終了するようになる。
なお、JSP7においてユーザチェックフラグ、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻およびUIDのチェックを行った際に、全てOKと判定されなかった場合はエラー応答(HTTP Status Code 404 Not Found)をJSP7から移動端末(UE)1に返し、有料コンテンツを取得するセッションを終了させる。
次に、移動端末(UE)1上で動作しているWEBブラウザなどのユーザエージェント(UA)が著作権管理されている有料のWEBコンテンツを取得する際のシーケンスを図5に示す。図5に示すシーケンス図においても、有料のWEBコンテンツの取得に先立つTCPセッションを確立するシーケンスおよび有料のWEBコンテンツの取得後のTCPセッションを開放するシーケンスは省略して示している。
図5に示すシーケンスにおいて、移動端末(UE)1はコンテンツ一覧を取得して、選択したコンテンツの購入同意画面がダウンロードされるまでのシーケンスは図4に示すシーケンスと同様とされており、その説明は省略する。
購入同意画面がダウンロードされた移動端末(UE)1には、ユーザエージェントであるブラウザに購入価格と「OK」ボタンと「NG」ボタンとが少なくとも表示される。ここで、購入同意画面上の「OK」ボタンを押すと、移動端末(UE)1が購入同意したコンテンツが著作権管理されているコンテンツとされている場合は、購入同意(OK)のHTTPリクエストが購入同意したコンテンツの著作権管理をしているDRM16へ送出される。この購入同意のHTTPリクエストを受信したDRM16はコンテンツをダウンロードするためのダウンロード記述子(DD:Download Descriptor)を作成し、HTTPレスポンスとしてダウンロード記述子(DD)を移動端末(UE)1へ向けて送出する。図5に、ダウンロード記述子(DD)の一例が示されており、コンテンツのありかを示すURL(Object URI)と、移動端末(UE)1がコンテンツを受け取ったことを通知するURL(Install Notify URI)とが含まれている。このダウンロード記述子(DD)は、WGW12で中継されてJSP7が受信した際に、オンとされているユーザチェックフラグと、DD要求(移動端末1からの購入同意)をJSP7が受信した時刻であるjskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻と、移動端末(UE)1のUIDがダウンロード記述子(DD)に埋め込まれる。このダウンロード記述子(DD)がJSP7から送出されて、購入同意をした移動端末(UE)1が受信する。
ダウンロード記述子(DD)を受信したことにより、移動端末(UE)1のユーザエージェントには「このファイルをダウンロードするにはOKボタンを押して下さい」等のメッセージが表示され、ここで、OKボタンを押すと移動端末(UE)から取得したダウンロード記述子(DD)から取得したコンテンツが存在しているURL(Object URI)に対し、そのコンテンツ要求のHTTPリクエストが送出される。このコンテンツ要求は、JSP7で受信されてObject URIに埋め込まれているユーザチェックフラグがオンとなっているか否かが判定される。ここで、ユーザチェックフラグがオンとなっていると判定された場合は、そのObject URIに埋め込まれているjskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻が有効期限内であるか、および、コンテンツ要求(Object URI)に埋め込まれているUIDがHTTPリクエストのヘッダから取得したUIDと一致するか判定される。
ここで、ユーザチェックフラグがオンと判定され、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻が有効期限内とされると共にUIDが一致すると判定された場合は、JSP7は埋め込まれているユーザチェックフラグ、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻およびUIDをObject URIから削除したURL(Object URI)にコンテンツ要求のHTTPリクエストをWGW12を経由して送出する。このコンテンツ要求を受け取ったCPは、コンテンツ要求に対するHTTPレスポンスとしてコンテンツ(MO:Media Object)を移動端末(UE)1に向けて送出する。このコンテンツ(MO)は、WGW12およびJSP7で中継されて移動端末(UE)1で受信される。コンテンツ(MO)がダウンロードされた移動端末(UE)1は、全てのコンテンツ(MO)を受信したときにInstall NotifyのHTTPリクエストをダウンロード記述子(DD)から取得したURL(Install Notify URI)に送出する。
このInstall NotifyのHTTPリクエストを受信したJSP7は、Install Notify URIに埋め込まれているユーザチェックフラグ、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻およびUIDのチェックを前述と同様にして行う。この判定が全てOKとされた際に、JSP7はInstall Notify URIに埋め込まれているユーザチェックフラグ、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻およびUIDを削除すると共に、有料コンテンツに対する課金処理するためのCharging NotifyのHTTPリクエストをDRM16に送信する。このCharging Notifyリクエストを受信したDRM16は、上記コンテンツの著作権オブジェクト(RO:Rights Object)をPPG10およびSMSC5を経由してプッシュ転送する。上記コンテンツの著作権オブジェクト(RO)を移動端末(UE)1が受信することにより、取得してあったコンテンツ(MO)を開くことができるようになる。そして、移動端末(UE)1は上記コンテンツの著作権オブジェクト(RO)を受信した通知(Delivery Receipt)をDRM16に送信する。そして、通知(Delivery Receipt)を受信したDRM16はCharging NotifyリクエストをWGW12に送り、これにより、著作権管理されているコンテンツに対する課金処理がWGW12において行われ、WGW12はCharging NotifyのAckをDRM16に送出する。このCharging NotifyのAckをDRM16が受信することにより有料コンテンツを取得するセッションを終了させる。
なお、図5に示すシーケンスはコンテンツ(MO)と著作権オブジェクト(RO)とを分離して配信するSeparate Deliveryのシーケンスとされている。また、JSP7においてユーザチェックフラグ、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻およびUIDのチェックを行った際に、全てOKと判定されなかった場合はエラー応答(HTTP Status Code 404 Not Found)をJSP7から移動端末(UE)1に返し、有料コンテンツを取得するセッションを終了させる。
次に、移動端末(UE)1上で動作しているWEBブラウザなどのユーザエージェント(UA)が有料のJava(TM)アプリケーションを取得する際のシーケンスを図6に示す。図6に示すシーケンス図においても、有料のJava(TM)アプリケーションの取得に先立つTCPセッションを確立するシーケンスおよび有料のJava(TM)アプリケーションの取得後のTCPセッションを開放するシーケンスは省略して示している。
図6に示すシーケンスにおいて、移動端末(UE)1はコンテンツ一覧を取得して、選択したコンテンツの購入同意画面がダウンロードされるまでのシーケンスは図4に示すシーケンスと同様とされており、その説明は省略する。
購入同意画面がダウンロードされた移動端末(UE)1には、ユーザエージェントであるブラウザに購入価格と「OK」ボタンと「NG」ボタンとが少なくとも表示される。ここで、購入同意画面上の「OK」ボタンを押すと、移動端末(UE)1が購入同意したコンテンツがJava(TM)アプリケーションとされている場合は、購入同意(OK)のHTTPリクエストが購入同意したコンテンツであるJava(TM)アプリケーションの管理をしているMACS15へ送出される。ここで、Java(TM)アプリケーションは、JAR(Java Archive)ファイルとそれに対応するJAD(Java Application Descriptor)ファイル(記述子ファイル)で構成されている。JARファイルは、Java(TM)アプリケーションの実行に使用される圧縮/非圧縮のバイナリファイルであり、JADファイルは、対応するJARファイルの説明(属性)が記述されたテキストファイルであり、アプリケーション名、アプリケーションのバージョン、ベンダ名、JARファイルの存在する位置、JARファイルのサイズなどの各種情報が記述されている。
購入同意のHTTPリクエストを受信したMACS15は、対応するJava(TM)アプリケーションのJADファイルを移動端末(UE)1へ向けて送出する。図6に、JADファイルの一例が示されており、Java(TM)アプリケーションのJARファイルのありかを示すURL(MIDlet-Jar-URL)と、移動端末(UE)1がJava(TM)アプリケーションを受け取ったことを通知するURL(MIDlet-install-Notify)とが含まれている。このJADファイルは、WGW12で中継されてJSP7が受信した際に、オンとされているユーザチェックフラグと、JAD要求(移動端末1からの購入同意)をJSP7が受信した時刻であるjskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻と、移動端末(UE)1のUIDがJADファイルに埋め込まれる。このJADファイルがJSP7から送出されて購入同意をした移動端末(UE)1が受信する。
JADファイルを受信したことにより、移動端末(UE)1のユーザエージェントには「このファイルをダウンロードするにはOKボタンを押して下さい」等のメッセージが表示され、ここで、OKボタンを押すと移動端末(UE)から取得したJADファイルから取得したJava(TM)アプリケーションが存在しているURL(MIDlet-Jar-URL)に対し、該当するJARファイルをダウンロードするコンテンツ要求のHTTPリクエストが送出される。このコンテンツ要求は、JSP7で受信されてそのMIDlet-Jar-URLに埋め込まれているユーザチェックフラグがオンとなっているか否かが判定される。ここで、ユーザチェックフラグがオンとなっていると判定された場合は、そのObject URIに埋め込まれているjskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻が有効期限内であるか、および、MIDlet-Jar-URLに埋め込まれているUIDがHTTPリクエストのヘッダから取得したUIDと一致するか判定される。
ここで、ユーザチェックフラグがオンと判定され、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻が有効期限内とされると共にUIDが一致すると判定された場合は、JSP7は埋め込まれているユーザチェックフラグ、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻およびUIDをMIDlet-Jar-URLから削除したURL(MIDlet-Jar-URL)にJARファイルをダウンロードするコンテンツ要求のHTTPリクエストをWGW12を経由して送出する。このコンテンツ要求を受け取ったCPは、コンテンツ要求に対するHTTPレスポンスとしてJARファイルを移動端末(UE)1に向けて送出する。このJARファイルのレスポンスは、WGW12およびJSP7で中継されて移動端末(UE)1で受信される。JARファイルを移動端末(UE)1がダウンロードすることにより、移動端末(UE)1においてJava(TM)アプリケーションを実行することができるようになる。そして、移動端末(UE)1は、JARファイルを受信したときにJava(TM)アプリケーションをダウンロードしたことを通知するHTTPリクエストをURL(MIDlet-install-Notify)に送出する。
このHTTPリクエストを受信したJSP7は、MIDlet-install-Notifyに埋め込まれているユーザチェックフラグ、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻およびUIDのチェックを前述と同様にして行う。この判定が全てOKとされた際に、JSP7はMIDlet-install-Notifyに埋め込まれているユーザチェックフラグ、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻およびUIDを削除すると共に、有料のJava(TM)アプリケーションに対する課金処理をするためのMIDlet-Charging-NotifyのHTTPリクエストをWGW12に送信する。これにより、そのJava(TM)アプリケーションに対する課金処理がWGW12において行われ、WGW12はユーザチェックフラグ、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻およびUIDが削除されたMIDlet-install-NotifyのHTTPリクエストをCPに送信する。そして、CPはMIDlet-install-NotifyのHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスであるMIDlet-install-NotifyのAckをWGW12およびJSP7を経由して移動端末(UE)1に送出する。このMIDlet-install-NotifyのAckを移動端末(UE)1が受信することにより有料のJava(TM)アプリケーションを取得するセッションが終了するようになる。
上記の説明では、ユーザチェックフラグがオンと判定され、jskycmi(コンテンツ管理情報)生成時刻が有効期限内とされると共にUIDが一致すると判定された場合に、コンテンツ取得要求を該当するURLに送出するようにしていたが、ユーザチェックフラグがオンと判定されたことだけを条件に、コンテンツ取得要求を該当するURLに送出するようにしてもよい。
本発明のサーバ装置はJSP7に限るものではなく、移動端末とコンテンツ・プロバイダとの間に位置するサーバ装置に適用することができる。
本発明の実施例のサーバ装置を備える移動通信システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す移動通信システムにおいて、移動端末(UE)上で動作しているWEBブラウザなどのユーザエージェント(UA)が無料のWEBコンテンツを取得する際のシーケンス図を示す図である。 本発明の実施例のサーバ装置が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施例のサーバ装置を備える移動通信システムにおいて、移動端末(UE)上で動作しているWEBブラウザなどのユーザエージェント(UA)が有料のWEBコンテンツを取得する際のシーケンスを示す図である。 移動端末(UE)1上で動作しているWEBブラウザなどのユーザエージェント(UA)が著作権管理されている有料のWEBコンテンツを取得する際のシーケンスを示す図である。 移動端末(UE)1上で動作しているWEBブラウザなどのユーザエージェント(UA)が有料のJava(TM)アプリケーションを取得する際のシーケンスを示す図である。 既存の移動通信システムの概略構成である。 既存の移動通信システムにおいて移動端末がCPから有料のコンテンツを取得する際のシーケンスの一例を示す図である。
符号の説明
1 移動端末、2 SGSN、3 GGSN、4 加入者認証機構(JSR)、5 SMSC、6 パケット課金記録情報収集装置(PCN)、7 アプリケーションゲートウエイ(JSP)、8 情報管理サーバ(R2M)、9 ディレクトリ・レプリカ・サーバ(DRS)、10 PPG、11 ポータル・サーバ(PTL)、12 ウェブ・ゲートウエイ(WGW)、13 DBシンクロナイザ、14 Wtrance、15 MACS、16 DRM、17 メールサーバ(MMS−R)、18 COP、19 インターネット、20 データベース(Repo DB)、21,22 コンテンツ・プロバイダ(CP)、100 移動端末、101 移動体通信網、102 JSP、103 WGW、104 インターネット、105 CP

Claims (6)

  1. 移動体通信網とインターネットなどのIPネットワークとの間に設けられるゲートウェイ装置と前記移動体通信網とに接続されたサーバ装置であって、
    前記移動体通信網に接続された移動端末が前記IPネットワークに接続されたコンテンツ・プロバイダ上の有料コンテンツの購入同意をした際に購入同意のリクエストを送出し、該購入同意のリクエストに対するレスポンスにチェックフラグをセットする設定機能と、
    前記移動端末から前記有料コンテンツの取得要求があった際に、取得要求における前記チェックフラグの状態を検出して、前記有料コンテンツの取得要求をコンテンツ・プロバイダに送出するか否かを判定する判定機能とを有し、
    前記有料コンテンツの取得要求に先立つ前記移動端末からの前記有料コンテンツの購入同意のリクエストに対するレスポンスに、前記設定機能がチェックフラグをセットし、当該移動端末から前記有料コンテンツの取得要求があった際に、前記判定機能が、当該取得要求におけるチェックフラグがセットされていると判定したことを条件に、前記有料コンテンツの取得要求を前記コンテンツ・プロバイダに送出するようにしたことを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記移動端末から有料コンテンツの購入同意のリクエストに対するレスポンスとされるコンテンツダウンロード情報に、前記設定機能がチェックフラグをセットし、
    当該移動端末から前記コンテンツダウンロード情報に基づく前記有料コンテンツの取得要求があった際に、前記判定機能が、当該取得要求におけるチェックフラグがセットされていると判定したことを条件に、前記有料コンテンツの取得要求を前記コンテンツ・プロバイダに送出するようにしたことを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
  3. 前記移動端末から有料コンテンツの購入同意のリクエストに対するレスポンスとされるコンテンツダウンロード情報に、前記設定機能が、チェックフラグおよび前記購入同意のリクエストの受信時刻と当該移動端末に関するユーザ識別情報とを設定し、
    前記移動体通信網に接続された移動端末から前記有料コンテンツを購入する要求があった場合に、前記判定機能が、当該取得要求におけるチェックフラグがセットされていると判定し、さらに、前記購入同意のリクエストの受信時刻からの経過時刻が許容範囲内の時刻とされていると共に、当該取得要求における当該移動端末に関するユーザ識別情報と、保存されているユーザ識別情報とが一致すると判定したことを条件として、前記有料コンテンツの取得要求を前記コンテンツ・プロバイダに送出するようにしたことを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
  4. 前記コンテンツダウンロード情報が前記コンテンツ・プロバイダにおいて準備されて、有料コンテンツの購入同意のリクエストに対するレスポンスとして当該移動端末に通知されることを特徴とする請求項2あるいは3記載のサーバ装置。
  5. 前記有料コンテンツが著作権管理サーバにより管理されている場合は、前記コンテンツダウンロード情報が前記著作権管理サーバにおいて準備されて、有料コンテンツの購入同意のリクエストに対するレスポンスとして当該移動端末に通知されることを特徴とする請求項2あるいは3記載のサーバ装置。
  6. 前記有料コンテンツがJavaアプリケーション管理サーバにより管理されている場合は、前記コンテンツダウンロード情報が前記Javaアプリケーション管理サーバにおいて準備されて、有料コンテンツの購入同意のリクエストに対するレスポンスとして当該移動端末に通知されることを特徴とする請求項2あるいは3記載のサーバ装置。
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