JP4097463B2

JP4097463B2 - Photosensitive resin relief printing method and development device

Info

Publication number: JP4097463B2
Application number: JP2002155906A
Authority: JP
Inventors: 寛達藤井
Original assignee: Asahi Kasei Chemicals Corp
Current assignee: Asahi Kasei Chemicals Corp
Priority date: 2002-05-29
Filing date: 2002-05-29
Publication date: 2008-06-11
Anticipated expiration: 2022-05-29
Also published as: JP2003345035A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、段ボール印刷、フィルム印刷、プレプリント印刷、ラベル印刷等の分野で用いられる感光性樹脂凸版の現像方法と現像装置に関するものであり、さらに詳しくは、感光性樹脂凸版の現像処理において排出される廃液の極少化と、ウォータージェットと呼ばれる高圧水を噴射して洗浄する方式にて、高品質な感光性樹脂凸版を得ることを可能とする技術に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
段ボール印刷、或いはフィルム印刷、プレプリント印刷、ラベル印刷に代表される凸版印刷用の版材に、従来から感光性樹脂版が使用されている。
この感光性樹脂の１つであるＡＰＲ（商標名、旭化成製）は液状感光性樹脂として最も代表的な商品であり、この樹脂を用いた製版装置としてもＡＬＦ／ＡＷＦ／ＡＳＦ（いずれも商標名、全て旭化成製）などが市販されている。
それらを用いた製版プロセスとしては、先ず透明なキャリアフィルム上へ感光性樹脂液が一様な厚みで塗布され、その上にベースフィルムが積層された後、該積層構造体上へ、予め別なシステムで作製された紫外光を選択的に透過するネガフィルムなどの透明画像担体を介して、紫外光を照射することにより、露光された感光性樹脂液分のみを部分的に光硬化しレリーフ画像を形成せしめ、次いで未硬化樹脂をゴムブレードなどで除去、回収し、最後にレリーフ画面上に残った未硬化樹脂を洗浄液（現像液）で完全に洗い落とす。その後必要な後処理を施すことによって印刷に供給される感光性樹脂凸版を製造するという方法がとられている。
【０００３】
ところで、現在未硬化樹脂を洗い落とす工程においては、使用する界面活性剤を混入した洗浄液に、ある一定量以上未硬化樹脂が溶け込むと、洗浄能力が低下し、使用不能となる。この使用不能となった洗浄液は、そのまま下水あるいは自然環境への排出ができないものであるため、産業廃棄物処分業者に洗浄廃液としてその処分を委託しなければならない。その量は多量であり、その処分を委託する処分コストが高く、経済的に問題となっている。以上のような現状から、使用済み現像液の処分コストを低減する方法の開発が強く要望されている。一方、現像工程に限定してだが、国際公開０２／３３４９０号パンフレットには、現像対象物の感光正樹脂凸版に向けて４０℃以上に加熱し、かつ高圧力を加えた水性現像液をスプレーノズルから噴射する現像方法の例が記載されている。この現像方法で用いる現像液は水性現像液で、いわゆる水である。
【０００４】
上述の界面活性剤を混入した現像液を用い未硬化樹脂を洗い落とす現像方法は、界面活性剤による化学的作用を応用して未硬化樹脂を乳化分散、除去しているのに対し、この国際公開０２／３３４９０号パンフレットに記載の技術は、現像液を高温化して吹き付けることにより、未硬化樹脂の粘度を下げて樹脂の除去性をあげ、かつ高圧化して吹き付けることによって大きな物理的エネルギーを与え、未硬化樹脂を除去する。よって現像液に化学的力を持たせる必要がないので、現像液は水で十分である。こうすることによって界面活性剤などの洗浄剤コストが削減でき、また現像液の寿命は現像液中に未硬化樹脂が乳化分散しないので混入された未硬化樹脂量にあまり依存せず、界面活性剤を用いた現像方法と比較して飛躍的に現像液寿命が延び、それによって現像廃液の処分コストが削減できる。
【０００５】
以上のような理由で使用済み現像液の処分コストを低減するという問題は解決できるが、界面活性剤を用いて現像した印刷版と同等の品質の外観を得るためには通常の数倍の洗浄時間を必要とする
以上のような現状から、使用済み現像液の処分コストを低減し、かつ現状の界面活性剤を用いた現像方法と同程度の現像時間で鮮明な印刷結果と外観上良好な版品質が得られる感光性樹脂凸版を現像する方法の開発が強く要望されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、その要望に応えるものであり、露光工程後の感光性樹脂凸版に対する現像液の循環使用により現像廃液の発生量を抑制し、その廃液処分コストの低減を可能とする製版方法を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、現像液に特殊な洗浄液成分を含有させず、ほぼ水からなる現像液を用いて、特定の条件下で現像液を噴射することにより、物理的力により未硬化樹脂を印刷版から除去し、その後通常の後露光工程、乾燥工程によって従来の界面活性剤使用による印刷版と、版表面の品質に差異がない感光性樹脂凸版が得られる知見を得て、本発明を完成するに至った。
【０００８】
すなわち、本発明は、
１．露光後現像前の感光性樹脂版を、ドラムの外周面に感光性樹脂層を外側に向けて巻き付けてドラムと一体に回転可能とするように装着し、ドラムを回転させながら、高圧水性現像液を１個または複数個の噴射ノズルから感光性樹脂版に向けて噴射させることにより現像を行い、水性現像液を循環使用する感光性樹脂凸版の現像方法であって、現像に際して、下記の（ａ）および（ｂ）工程を含む現像方法。
（ａ）水性現像液の噴射と共に、リンス水を噴射しながら感光性樹脂版表面を洗い出す工程。
（ｂ）水性現像液を噴射するノズルが複数の場合は、隣接するノズルの噴射領域が互いに接し又は重複し合うようにノズルを配置し、かつ、ノズルが配置されたノズルヘッダーをドラムの軸芯方向に沿って一方向に移動させながら感光性樹脂版表面を洗い出す工程、水性現像液を噴射するノズルが１個の場合は、該ノズルが配置されたノズルヘッダーをドラムの軸芯方向に沿って一方向に移動させながら感光性樹脂版表面を洗い出す工程。
【０００９】
２．水性現像液を１ＭＰａ以上３０ＭＰａ以下の圧力下で噴射する上記１に記載の感光性樹脂凸版の現像方法、
３．水性現像液の温度が４０℃以上であることを特徴とする上記１又は２に記載の感光性樹脂凸版の現像方法、
４．水性現像液に気体が混入されていることを特徴とする上記１〜３いずれか１項に記載の感光性樹脂凸版の現像方法、
５．水性現像液へ混入した未硬化の感光性樹脂をフィルターで除去して水性現像液を再使用することを特徴とする上記１〜４のいずれかに記載の感光性樹脂凸版の現像方法、
６．リンス水をそのまま水性現像液へ混入させて水性現像液として再利用することを特徴とする上記１〜５のいずれかに記載の感光性樹脂凸版の現像方法、
【００１０】
７．１個または複数個の水性現像液の噴射ノズルが配置されたノズルヘッダーをドラムの軸芯方向に沿って往復運動させながら、感光性樹脂版に向けて水性現像液をスパイラル態様で噴射させて現像することを特徴とする上記１〜６のいずれかに記載の感光性樹脂凸版の現像方法、
８．水性現像液を循環使用する感光性樹脂凸版の現像方法で用いられる装置であって、下記版材装着手段（ａ）、および現像手段として、（ｂ）および（ｃ）の手段を有する感光性樹脂凸版の現像装置。
（ａ）露光後現像前の感光性樹脂版をドラムの外周面に感光性樹脂層を外側に向けて巻き付けてドラムと一体に回転可能とする版材装着手段。
（ｂ）ドラムを回転させながら、高圧水性現像液を感光性樹脂版に向けて噴射させると共に、リンス水を噴射しながら感光性樹脂表面を洗い出す現像手段。
（ｃ）水性現像液を噴射するノズルが複数個配置されている場合には、隣接するノズルの噴射領域と接し又は重複し合うようにノズルを配置し、かつ、ノズルが配置されたノズルヘッダーはドラムの軸芯方向に沿って一方向に移動させながら感光性樹脂版表面を洗い出す現像手段、水性現像液を噴射するノズルが１個の場合は、該ノズルが配置されたノズルヘッダーをドラムの軸芯方向に沿って一方向に移動させながら感光性樹脂版表面を洗い出す現像手段。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明の印刷版現像方法は、図１の模式図に示したように、印刷版に対して、水性現像液を特定の条件で高圧下、噴射させるのと同時に、主として水を用いたリンス工程も伴う一連の工程からなる。
まず、図１に沿って本発明に係わる現像方法及び現像装置についてその概要を説明する。
図１は本発明に係わる現像方法が適用された現像装置の一例の模式図である。同図に示すように、この本発明に係る現像装置は、高圧スプレー現像及び低圧水を用いたリンス処理、その後のエアブロー処理を行う版処理部２００と、現像液を貯蔵、加熱する溶液タンク部２１０と、現像液の高圧化を行う高圧ジェットポンプ１０１とから構成されている。
まず版処理部２００の構成について説明する。現像対象の感光性樹脂凸版１０８を固定する支持体１０７が設けられている。感光性樹脂凸版１０８はその支持体であるベースフィルムの頭側に版セッターを装着して、ドラム型の支持体１０７に巻き付けて固定する。ドラムの回転は特に限定されないが、１〜６０ＲＰＭ、さらには５〜２０ＲＰＭの回転数で回転することが好ましい。
【００１２】
固定された感光性樹脂凸版に向けて高圧の現像液を吹き付けるスプレーノズル１０２を１個又は複数個配列されているノズルヘッダー１０６が感光性樹脂凸版表面の垂直方向に設置している。このノズルヘッダー１０６の入力側には耐温性、耐圧性に優れている高圧専用ホース１０９を介して高圧ジェットポンプ１０１が連結されている。さらにノズルヘッダー１０６には高圧ジェット現像処理と同時に、感光性樹脂凸版表面に付着した粒状樹脂や付着物を洗い流す低圧のリンス水を噴射するノズル１０３が備えられている。リンス水噴射用のノズル入力側は、ホース１１１を介して水道水配管が連結されている。またこのリンス水は、高圧ジェット現像と同じ溶液を利用してもよい。さらに感光性樹脂凸版表面に残ったリンス水を吹き飛ばすエアブローノズル１１３が設けられていてもよい。
【００１３】
次に溶液タンク部２１０の構成について説明する。現像液を所定の温度まで加熱、或いは所定の温度で保温する加熱ヒーター１０５が設けられている。また溶液タンク内に貯蔵している現像液の表層には、現像液内に混入した液状樹脂を濾過するために、必要に応じてオイル吸着マット或いは不織布フィルター或いは紙フィルターなどのフィルター１０４を設置する。
最後に高圧ジェットポンプ１０１について説明する。この現像装置の圧力源を構成する高圧ジェットポンプ１０１の入力側には、ホース１１０を介して溶液タンク２１０が接続されている。一方、高圧ジェットポンプ１０１の出力側には、高圧専用ホース１０９を介して高圧の現像液を吹き付けるノズル１０２が１個又は複数個配列されているノズルヘッダー１０６が接続されている。
【００１４】
以上の構成における感光性樹脂凸版の現像装置では、高圧ジェットポンプ１０１が駆動されると、溶液タンク２１０内で所定の温度まで加熱された現像液高圧ジェットポンプ１０１内に吸引され、高圧力を加えられた状態でノズルヘッダー１０６に供給される。そしてノズルヘッダー１０６に供給された現像液は、スプレーノズル１０２の噴射口から微粒化或いは均等化された状態で噴射される。スプレーノズル１０２から吹き出された現像液は感光性樹脂凸版に当たった後、フィルタ−１０４を介して未硬化樹脂を取り除き、溶液タンク２１０内に取り込まれる。そしてその溶液タンク２１０に連結されたホース１１０を介してまた高圧ジェットポンプ１０１内に吸引される。またその高圧力を加えられた現像液を噴射する際に、感光性樹脂凸版表面に付着した粒状樹脂や付着物を洗い流すために、水道水から直接吸引した、低圧力のリンス水をリンス水噴射用のノズルヘッダー１０３から吹き付ける。リンス水は溶液タンク２１０内の現像液を吸引して、利用してもよい。このリンス水は直接そのまま溶液タンク２１０内へ取り込む。
【００１５】
高圧現像液噴射処理、およびリンス水処理終了後、必要に応じてエアブローノズル１１３よりエアを感光性樹脂凸版に吹き付けてリンス水を吹き飛ばす。
前記のごとく、図１で例示された構成に基づく感光性樹脂凸版の現像方法・
装置を用いた、本発明に係わる高圧スプレー現像、同時リンス水噴射方法及び装置は、通常の手法により露光工程に供された、液状又は固体状感光性樹脂印刷版に対して適用できる。すなわち、所定のパターンがデザインされたネガフィルムをカバーフィルム、感光性樹脂、ベースフィルム、マスキングフィルムの順に積層されたものの上に配置し、露光工程を行う。露光工程後はカバーフィルムを剥がし、必要に応じて未硬化樹脂をゴムヘラやエアナイフ等ある程度感光性樹脂凸版本体から回収し、その後、上記の感光性樹脂凸版現像装置の版処理部に挿入、固定した後、上記の高圧スプレー現像を行うことができる。
【００１６】
以下、本発明の実施の態様についてより具体的に説明する。
請求項２等に係る本発明では、ほぼ水からなる水性現像液を用いる。ここでいう、水性現像液とは、現像液の組成のうち、水の占める割合が最大であることを示す。従来、液状感光性樹脂の現像液として一般的な水系現像液としては、化学的作用で樹脂を溶解することにより、現像を行うために１〜５重量％の界面活性剤水溶液を含有させたものが用いられるが、この現像方法では現像工程によって除去された未硬化樹脂が現像液中に乳化して溶け込むため、樹脂成分だけを現像液中から除去することが困難となる。このような、未硬化感光性樹脂を含有する現像液は、その樹脂溶解性が低下するばかりでなく、後述する後露光工程による、印刷版表面の粘着性除去の効果にも好ましくない影響を及ぼす。これに対し、本発明の水性現像液は、界面活性剤をほとんど含有しない水性現像液であり、疎水性の樹脂成分は本発明の水性現像液中に乳化して溶け込むことができず、現像工程後、使用済みの水性現像液から未硬化樹脂成分だけを除去することが容易となる。
【００１７】
このように、本発明においては、ほぼ水からなる水性現像液を用いることによって、現像後の水性現像液に含まれる未硬化樹脂と現像液の分離が容易となり、現像液の循環使用、ひいては現像液の長寿命化を図ることができるが、本発明の水性現像液には、この現像液の長寿命化を妨げない程度に、後述する後露光工程のための感光性水素引抜剤、その他必要に応じて、界面活性剤を始めとする種々の添加剤を適宜含有していても良い。この際、含有される界面活性剤の量は１重量％未満、好ましくは０．５重量％以下、さらに好ましくは０重量％である。又、水性現像液中に現像工程で混入する樹脂量としては、現像液１００重量部に対して樹脂混入量は少なくとも４．０重量部まで充分な現像効果を維持することができる。
【００１８】
本発明においては、前記、水性現像液中の樹脂成分を分離、除去するために装置の適当な箇所にフィルター類を設置することで、上記現像液の寿命延長効果をさらに増大させることもできる。例えば、現像液を感光性樹脂印刷版に噴射後、使用済み現像液が貯蔵される現像液タンク（図１、２１０）の表層にオイル吸着マット或いは不織布フィルター或いは紙フィルターなどのフィルター類（図１、１０４）を設置する。現像液がそれらフィルター類を通過して、溶液タンクに戻ることによって、現像液中の大半の未硬化樹脂がフィルターで濾過され、水性現像液をリサイクルすることができる。
本発明の水性現像液には、該現像液を噴射したときの印刷版への損傷を緩和するため、エアーを含ませることもできる。エアーを水性現像液中に混入する場合、エアーの圧力は０．１ＭＰａ以上が好ましい。０．１ＭＰａより低い圧力では、エアーを混入したことによる物理的衝撃による現像効果の向上が認められない。
【００１９】
本発明の水性現像液は印刷版に対して噴射されたときの物理的衝撃による未硬化樹脂の現像効果を十分に発揮するために１ＭＰａ以上３０Ｍｐａ以下、さらには３ＭＰａ以上１５Ｍｐａ以下の高圧で露光工程後の印刷版に噴射させることが好ましい。１ＭＰａより低い圧力では、物理的衝撃により未硬化樹脂を除去するという現像効果を充分に発揮することができず、３０ＭＰａ以上だとスプレーされた現像液の衝撃により、印刷版表面のレリーフ形状が損傷を受ける。特に線幅が５００μｍ以下である独立線や面積率が５％以下であるハイライト網点は欠けたり、印刷版から剥離したりしてしまいその損傷が著しい場合がある。
また請求項３等に係る本発明に用いる水性現像液の温度は、４０℃以上１００℃以下、好ましくは５０℃以上８０℃以下である。水性現像液を４０℃以上にすることにより、従来の界面活性剤を用いた現像方法と同等の版品質を持つ印刷版を作成することができる。この理由はいろいろとあるがその一つは、露光工程で硬化されなかった未硬化樹脂が加熱されることによりその粘度が低下し、現像工程における、物理的衝撃による未効果樹脂の除去効果が飛躍的に向上するためである。１００℃より高温だと感光性樹脂凸版の支持体であるベースフィルムが高温により損傷、変形してしまい不都合である。
【００２０】
本発明における現像時間については、未硬化樹脂を十分に洗い流すことができる時間であればよく、例えば、厚みが５〜７ｍｍの感光性樹脂板であれば、現像時間は８〜１８分である。
高圧スプレー現像液が樹脂硬化部表面に与える衝突力を大きくする要因としては、（１）水圧を大きくする（２）ノズル噴射流量を大きくする（３）ノズル先端と印刷版表面の距離を短くするなどが挙げられる。
【００２１】
以下に本発明の現像装置及び工程の詳細について説明する。
上記現像工程を実施するための典型的な現像装置は１ＭＰａ以上３０Ｍｐａ以下の圧力下で噴射するノズルを１個以上有するノズルヘッダーと１ＭＰａ以上３０Ｍｐａ以下の圧力下で吐出することが出来るポンプ、現像液を４０℃以上に加熱する溶液タンクから構成されている。現像工程において、加熱された現像液の噴射又は噴出方向は、未硬化樹脂を除去可能な限り特に制限されず、樹脂硬化部表面に対して若干斜め方向であってもよいが、通常は樹脂硬化部表面に対してほぼ垂直方向（例えば０〜１５°程度）である。加熱された水性現像液の噴射は、単一又は複数のノズル（例えば、並列に配されたノズル群など）を用いて行うことができ、また複数個ノズルを移動させながら、水性現像液を噴霧状又はスリット状に噴射する。複数個並列に配されたノズルのノズルピッチは、現像液が吹き付けられる版表面上での有効噴射範囲とほぼ同等又はそれ以下とし、並列に配されたノズル群の有効噴射範囲が切れ目無く又は重複してつながるようにする。このようにノズルを配置することによって、樹脂表面から現像液によって、除去、剥離された粘着性を持つ樹脂が、樹脂硬化面に再付着することを妨げることが出来る。
【００２２】
複数個並列に配されたノズルのノズルピッチを、有効噴射範囲よりも大きくし、縞状に噴射された現像液によって版面が濡らされない部分、つまり乾燥した樹脂表面があると、除去された樹脂がその表面に付着し、その後高圧化された現像液を吹き付けても除去し難くなり、版品質を低下させてしまう。
また高圧スプレー現像において、圧力は一定であってもよく、異なる圧力で複数回現像してもよい。また、複数回現像する場合には、例えば、一度目は水単一による現像液、二度目には感光性水素引抜剤を含有した水性現像液等といった現像液の種類を変化させてもよい。またさらに高圧化された現像液を噴射する複数のノズルが配されたノズルヘッダーは、感光性樹脂版が巻き付けられたドラムの軸芯方向に沿って一方向に走査させるが、そのノズルヘッダーの進行方向に対して後方に追従するような配置で、リンスノズルを配置する。高圧化された現像液噴射によって除去される未硬化樹脂はノズルヘッダーの、ノズルの吹き付け角度にもよるが、進行方向前方に大半吹き飛ばされる。しかし少量の未硬化樹脂はノズルヘッダーの進行方向後方に吹き飛ばされてくる。ここで上記のように、高圧現像液を噴射するノズルの移動に追従するように後方にリンス水を吹き付けると、未硬化樹脂は洗い流され良好な版表面が得られる。リンス水の組成構成は基本的には水単一で、全く未硬化樹脂が含まれていない水、例えば水道水から直結して吹き出されたものが最も望ましいが、高圧現像液と同じものを使用しても、未硬化樹脂を洗い流す効果は十分に得られる。なおリンス水の水圧及び時間、温度は、印刷版表面に残った現像液を洗い流すことが可能な限り特に制限されない。
【００２３】
リンス水を噴射する際の圧力は、０．０１ＭＰａ以上３．０ＭＰａ以下、さらには０．１ＭＰａ以上１．０ＭＰａ以下が好ましい。またリンス水はそのまま現像液に混入し、その後は現像液として使用する。本発明における現像工程では、現像液を高温下しかつ高圧下でスプレー噴射による現像液の微粒化によって、現像液組成中の水成分が蒸発し、現像液が減少していく。そこで前記リンス水を現像液中に取り込むことによって、現像液量を一定に保つことができる。従来の界面活性剤を含有した化学活性の高い現像液と異なり、リンス水が現像液に混入しても、現像液中の界面活性剤量の割合が減少することにより、現像効果が低下し、ひいては、現像廃液の交換時期を早めるおそれはない。
現像工程及びリンス工程終了後は、通常印刷版表面に残ったリンス水を除去するために、エアブローノズルによる水切り工程を設ける。エアブローのエア圧及び噴射方向、時間、温度、方式は、印刷版表面に残ったリンス水を吹き飛ばすことが可能な限り特に制限されない。
【００２４】
【実施例】
次に実施例及び比較例により本発明の水性現像液が、化学活性の高い従来の現像液に劣らない、若しくはこれを上回る性能を有すことをさらに詳細に説明する。尚、本発明の実施態様はこの実施例に限定されるものではない。
〈参考例〉（界面活性剤を含有する化学現像液による従来の現像方法）
感光性樹脂組成物Ｆ−４００（旭化成（株）製。以後液状感光性樹脂Ａと記載）ＡＷＦ−１１０Ｅ型製版機（旭化成（株）製）を用いて露光工程まで終了した４ｍｍ印刷版を作成した。露光量はレリーフ深度１．２ｍｍ、バック析出層２．８ｍｍ、また４５ＬＰＩ／５％のハイライト形成が可能となる適正露光条件とした。
ＡＷＦ−１１０Ｗ型現像機（ノズルヘッダー揺動スプレー式、旭化成（株）製）の現像液タンク中の水３００Ｌに、液状感光性樹脂Ａを乳化し得るウォッシュアウト剤（弱アルカリ系界面活性剤、旭化成（株）製）を２．０重量％、消泡剤ＳＨ−４（シリコーン混和物、旭化成（株）製）を０．３重量％溶解し、現像液を調合した。
【００２５】
予め４０℃に保った現像液を用いて、上記露光工程まで終了した４ｍｍ印刷版を吐出圧力０．２ＭＰａ、現像時間６分間の条件で現像した。ついでこの現像した印刷版を水道水で現像液による泡立ちが認められなくなる程度にまでリンスした後、ＡＷＦ−１１０Ｅ型後露光機（旭化成（株））で紫外線蛍光灯を１０００ｍＪ／ｃｍ²、殺菌灯を２０００ｍＪ／ｃｍ２の露光量で用いて水中後露光を行った。その後ＡＷＦ−１１０Ｗ型乾燥機（旭化成（株）製）で印刷版表面の水分がなくなるまで約１０分乾燥を行った後、常温にて半日放置して印刷版を観察した。
得られた液状感光性樹脂Ａ印刷版の印画部を触感にて評価したが、ややシットリとした感触があるものの粘着性がないことを確認した。版表面の外観は白濁した状態で、光沢もなく、さらに印刷面の表面には粒子状の樹脂付着物は全く見られなかった。またバック析出層表面は目視上やや荒れた状態であった。
【００２６】
〈実施例１〉（有効噴射範囲と同等のピッチのノズル配置／気体混入水性現像液による高温・高圧現像／後方から追従する水道水直結リンス水によるリンス工程）
高圧スプレー現像用実験機の現像液タンク（容量；２００Ｌ）に水道水を投入して現像液とした。予め、６０℃に保った現像液を用いて、〈参考例〉で作製した露光工程まで終了した液状感光性樹脂Ａからなる４ｍｍ印刷版を、渋谷工業（株）製エア混入高圧ノズル（内蔵ノズルチップは高圧均等扇形ノズルＶＮＰ−１／８Ｍ−２５５６（いけうち製））を並列に複数個配列したノズルにより、吐出圧力１０．０ＭＰａ、内蔵ノズルチップ先端と印刷版表面の距離１００ｍｍ、各ノズル間の距離４０ｍｍ（ノズル１個当たりの有効噴射範囲は約４３ｍｍ）、液状感光性樹脂Ａを固定したドラムの回転速度１２．０ｒｐｍ、ノズルヘッダーのステップ移動距離１５ｍｍ、現像時間５００秒の条件で現像した。
【００２７】
また上記現像を行うノズルヘッダーに対してステップ移動方向後方に水道水に直結した配管を持つリンスノズルを配置し、現像と同時にリンスも行った。リンス流量は３．３Ｌ／ｍｉｎ、液温は２５℃、有効噴射範囲は１００ｍｍであった。
その後ＡＷＦ−１１０Ｅ型後露光機（旭化成（株））で紫外線蛍光灯を１０００ｍＪ／ｃｍ２、及び殺菌灯を２０００ｍＪ／ｃｍ２の露光量で用いて水中後露光を行った。その後１０分ほど常温にて放置して印刷版を観察した。
得られた液状感光性樹脂Ａ印刷版の印刷に共する画像表面（以下、印画部と略記）を触感にて評価したが、やや粘着性があることを確認した。印刷版表面の外観としては、透明度があり、やや光沢があり、またバック析出層表面は目視上なめらかな状態であった。また印画部には、直径１ｍｍ以下の粒子状の樹脂付着物はほとんど見られなかった。また網点のドット根本部の形成状態を顕微鏡にて確認したが、特に大きな損傷又は現像不足は見られなかった。
【００２８】
〈実施例２〉（有効噴射範囲と同等のピッチのノズル配置／気体混入水性現像液による高温・高圧現像）
実施例１において、ノズルヘッダーに対して後方から追従する水道水直結リンス水によるリンス工程に代えて、現像した印刷版を水道水で現像液による泡立ちが認められなくなる程度にまでリンスすること以外は実施例１と同様にして、印刷版を得た。
得られた液状感光性樹脂Ａ印刷版の印刷に共する画像表面（以下、印画部と略記）を触感にて評価したが、やや粘着性があることを確認した。印刷版表面の外観としては、透明度があり、やや光沢がり、またバック析出層表面は目視上なめらかな状態であった。また印画部には、直径１ｍｍ以下の粒子状の樹脂付着物が僅かに見られた。また網点のドット根本部の形成状態を顕微鏡にて確認したが、特に大きな損傷又は現像不足は見られなかった。
【００２９】
〈実施例３〉（有効噴射範囲と同等のピッチのノズル配置／気体混入水性現像液による高温・高圧現像／後方から追従する現像液再利用リンス水によるリンス工程）
実施例１において、ノズルヘッダーに対して後方から追従する水道水直結リンス水によるリンス工程に代えて、ノズルヘッダーに対して後方から追従する現像液を再利用して噴射（但し、液温は６０℃）するリンスノズルを用いる以外は、実施例１と同様にして、印刷版を得た。
得られた液状感光性樹脂Ａ印刷版の印刷に共する画像表面（以下、印画部と略記）を触感にて評価したが、やや粘着性があることを確認した。印刷版表面の外観としては、透明度があり、やや光沢があり、またバック析出層表面は目視上なめらかな状態であった。また印画部には、直径１ｍｍ以下の粒子状の樹脂付着物はほとんど見られなかったが、バック析出層表面に現像液が滴り落ちたような跡が残っていた。また網点のドット根本部の形成状態を顕微鏡にて確認したが、特に大きな損傷又は現像不足は見られなかった。
【００３０】
〈比較例〉（有効噴射範囲を超えるピッチでノズル配置／気体混入水性現像液による高温・高圧現像）
実施例１において、▲１▼渋谷工業（株）製エア混入高圧ノズル（内蔵ノズルチップは高圧均等扇形ノズルＶＮＰ−１／８Ｍ−２５５６（いけうち製））を並列に複数個配列したノズルの各ノズル間の距離４０ｍｍ（ノズル１個当たりの有効噴射範囲は約４３ｍｍ）を、各ノズル間の距離３００ｍｍ（ノズル１個当たりの有効噴射範囲は約４３ｍｍ）に変更し、且つ▲２▼ノズルヘッダーに対して後方から追従する水道水直結リンス水によるリンス工程に代えて、現像した印刷版を水道水で現像液による泡立ちが認められなくなる程度にまでリンスすること以外は実施例１と同様にして、印刷版を得た。
得られた液状感光性樹脂Ａ印刷版の印刷に共する画像表面（以下、印画部と略記）を触感にて評価したが、やや粘着性があることを確認した。印刷版表面の外観としては、透明度があり、やや光沢があるようであった。またバック析出層表面は目視上なめらかな状態であった。また印画部には、直径１ｍｍ以下の粒子状の樹脂付着物が多数に見られた。また網点のドット根本部の形成状態を顕微鏡にて確認したが、特に大きな損傷又は現像不足は見られなかった。
【００３１】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による感光性樹脂印刷版の現像方法はノズルピッチを有効噴射範囲と同等又はそれ以下に配置し、かつ進行方向に対して後方から追従する形でリンス水を噴射することにより、物理的作用を利用した高圧噴射現像を可能とし、感光性樹脂に対して不溶性の水性現像液を用いた印刷版現像を実現する。使用済みの現像液から感光性樹脂を分離除去した後これを現像液として再利用することが容易となるため、現像廃液の量が減少し、環境保全に有利で、且つ廃液処分コストの大幅な削減も達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施に好適な現像装置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
１０１：高圧ジェットポンプ
１０２：現像液噴射用ノズルヘッダー
１０３：リンス水噴射用ノズル
１０４：不織布フィルター
１０５：加熱ヒーター
１０６：ノズルヘッダー
１０７：感光性樹脂凸版支持ドラム
１０８：感光性樹脂凸版
１０９：耐圧性ホース
１１０：供給ホース
１１１：水道水直結リンス水ホース
１１２：排気ダクト
１１３：エアブローノズル
２００：版処理部
２１０：溶液タンク[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a development method and a development apparatus for a photosensitive resin relief plate used in the fields of corrugated cardboard printing, film printing, preprint printing, label printing, and the like. The present invention relates to a technology that makes it possible to obtain a high-quality photosensitive resin relief plate by minimizing the amount of waste liquid and by a method of cleaning by jetting high-pressure water called water jet.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a photosensitive resin plate has been used as a plate material for letterpress printing represented by cardboard printing, film printing, preprint printing, and label printing.
One of these photosensitive resins, APR (trade name, manufactured by Asahi Kasei) is the most representative product as a liquid photosensitive resin. ALF / AWF / ASF (both are trade names) are also used as plate making apparatuses using this resin. , All manufactured by Asahi Kasei).
As a plate making process using them, first, a photosensitive resin liquid is applied to a transparent carrier film with a uniform thickness, and after a base film is laminated thereon, another layer is formed on the laminated structure in advance. By irradiating ultraviolet light through a transparent image carrier such as a negative film that selectively transmits ultraviolet light produced by the system, only the exposed photosensitive resin liquid is partially photocured to provide a relief image. Next, the uncured resin is removed and collected with a rubber blade or the like, and finally the uncured resin remaining on the relief screen is completely washed away with a cleaning solution (developer). Thereafter, a necessary post-treatment is performed to manufacture a photosensitive resin relief plate supplied for printing.
[0003]
By the way, in the process of washing off the uncured resin at present, if the uncured resin is dissolved in a certain amount or more in the cleaning liquid in which the surfactant to be used is mixed, the cleaning ability is lowered and the use becomes impossible. Since this unusable cleaning liquid cannot be discharged into sewage or the natural environment as it is, it must be entrusted to an industrial waste disposal contractor as a cleaning waste liquid. The amount is large, and the disposal cost for entrusting the disposal is high, which is an economic problem. From the above situation, there is a strong demand for the development of a method for reducing the disposal cost of used developer. On the other hand, it is limited to the development process. / 3 No. 3490 pamphlet describes an example of a developing method in which an aqueous developing solution heated to 40 ° C. or more and sprayed with high pressure is sprayed from a spray nozzle toward a photosensitive positive resin relief plate as a development target. The developer used in this developing method is an aqueous developer and is so-called water.
[0004]
In the development method in which the uncured resin is washed off using the developer mixed with the surfactant described above, the uncured resin is emulsified and dispersed and removed by applying a chemical action by the surfactant. 02 / 3 The technology described in the pamphlet of No. 3490 increases the removability of the resin by lowering the viscosity of the uncured resin by spraying the developer at a high temperature, and imparts a large physical energy by spraying at a high pressure, thereby uncured. Remove the resin. Therefore, since it is not necessary to give the developer a chemical force, water is sufficient as the developer. By doing this, the cost of detergents such as surfactants can be reduced, and the life of the developer is not so much dependent on the amount of uncured resin mixed in since the uncured resin is not emulsified and dispersed in the developer. Compared with the developing method using the developer, the life of the developing solution is remarkably increased, thereby reducing the disposal cost of the developing waste solution.
[0005]
Although the problem of reducing the disposal cost of the used developer for the above reasons can be solved, in order to obtain an appearance of the same quality as a printing plate developed using a surfactant, it is usually several times more washed. Need time
From the current situation as described above, the disposal cost of the used developer is reduced, and a clear printing result and a good plate quality in appearance can be obtained in the same development time as the development method using the current surfactant. There is a strong demand for development of a method for developing a photosensitive resin relief plate.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention meets the demand and provides a plate making method that suppresses the generation amount of developing waste liquid by circulating use of the developing liquid to the photosensitive resin relief plate after the exposure process and can reduce the waste liquid disposal cost. To do.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive research in order to solve the above-mentioned problems, the present inventor sprayed a developer under a specific condition using a developer substantially consisting of water without containing a special cleaning solution component in the developer. In this way, the uncured resin is removed from the printing plate by physical force, and then there is no difference in the quality of the plate surface from the conventional printing plate using a surfactant by the post-exposure process and drying process. Obtaining knowledge that a letterpress can be obtained, the present invention has been completed.
[0008]
That is, the present invention
1. The photosensitive resin plate after exposure and before development is mounted so that the photosensitive resin layer is wound around the outer peripheral surface of the drum so that the photosensitive resin layer can be rotated outward. aqueous Development is performed by spraying the developer from one or more spray nozzles toward the photosensitive resin plate. Use aqueous developer in circulation A method for developing a photosensitive resin relief printing plate, wherein the following (a) and ( b) Development method including a step.
(A) aqueous The process of washing out the surface of the photosensitive resin plate while spraying the rinsing water along with the spraying of the developer.
(B) aqueous When there are a plurality of nozzles that eject the developer, the nozzles are arranged so that the ejection areas of adjacent nozzles touch or overlap each other; and The nozzle header where the nozzles are arranged along the axis of the drum The process of washing out the surface of the photosensitive resin plate while moving in one direction In the case where there is one nozzle for ejecting the aqueous developer, the step of washing out the surface of the photosensitive resin plate while moving the nozzle header in which the nozzle is disposed in one direction along the axial direction of the drum .
[0009]
2. The method for developing a photosensitive resin relief printing plate according to 1 above, wherein the aqueous developer is sprayed under a pressure of 1 MPa or more and 30 MPa or less,
3. aqueous The above 1 characterized in that the temperature of the developer is 40 ° C. or higher. Or 2 Development method of photosensitive resin relief printing as described in
4). aqueous The method for developing a photosensitive resin relief printing plate according to any one of the above 1 to 3, wherein gas is mixed in the developer,
5. aqueous Remove uncured photosensitive resin mixed in the developer with a filter. aqueous The method for developing a photosensitive resin relief printing plate according to any one of the above 1 to 4, wherein the developer is reused,
6). Rinse water as it is aqueous Mix in developer aqueous The method for developing a photosensitive resin relief printing plate according to any one of the above 1 to 5, which is reused as a developer,
[0010]
7. One or more aqueous While reciprocating the nozzle header with the developer spray nozzle along the axis of the drum, toward the photosensitive resin plate aqueous The method for developing a photosensitive resin relief printing plate according to any one of the above 1 to 6, wherein the development is performed by spraying a developer in a spiral manner,
8). An apparatus used in a method for developing a photosensitive resin relief printing plate using a circulating aqueous developer, As the following plate material mounting means (a) and developing means, (b) and ( Photosensitive resin relief printing apparatus having the means of c).
(A) Plate material mounting means for winding a photosensitive resin plate after exposure and before development to the outer peripheral surface of the drum with the photosensitive resin layer facing outward so that the photosensitive resin plate can rotate integrally with the drum.
(B) High pressure while rotating the drum aqueous Developing means for spraying the developer toward the photosensitive resin plate and washing the surface of the photosensitive resin while spraying rinse water.
(C) aqueous When a plurality of nozzles for ejecting the developer are arranged, the nozzles are arranged so as to be in contact with or overlap with the ejection areas of adjacent nozzles, and the nozzle header on which the nozzles are arranged is the axis of the drum Development means for washing the surface of the photosensitive resin plate while moving in one direction along the direction And developing means for washing the surface of the photosensitive resin plate while moving the nozzle header in which the nozzle is disposed in one direction along the axial direction of the drum when there is one nozzle for ejecting the aqueous developer .
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the printing plate developing method of the present invention, as shown in the schematic diagram of FIG. 1, an aqueous developer is sprayed on the printing plate under high pressure under specific conditions, and at the same time, a rinsing step mainly using water. It consists of a series of processes accompanied by.
First, the outline of the developing method and developing apparatus according to the present invention will be described with reference to FIG.
FIG. 1 is a schematic view of an example of a developing apparatus to which a developing method according to the present invention is applied. As shown in the figure, the developing device according to the present invention includes a plate processing unit 200 for performing high-pressure spray development and rinsing processing using low-pressure water, and subsequent air blowing processing, and a solution tank unit for storing and heating the developer. 210 and a high-pressure jet pump 101 for increasing the pressure of the developer.
First, the configuration of the plate processing unit 200 will be described. A support 107 for fixing the photosensitive resin relief plate 108 to be developed is provided. The photosensitive resin relief plate 108 is fixed by winding a plate setter on the head side of the base film as a support and winding it around a drum-type support 107. Although rotation of a drum is not specifically limited, It is preferable to rotate at the rotation speed of 1-60 RPM, Furthermore, 5-20 RPM.
[0012]
A nozzle header 106 in which one or a plurality of spray nozzles 102 for spraying a high-pressure developer toward the fixed photosensitive resin relief plate is arranged in the vertical direction of the photosensitive resin relief plate surface. A high-pressure jet pump 101 is connected to the input side of the nozzle header 106 via a high-pressure dedicated hose 109 having excellent temperature resistance and pressure resistance. Further, the nozzle header 106 is provided with a nozzle 103 for injecting low-pressure rinsing water for washing away granular resin and deposits adhering to the surface of the photosensitive resin relief plate simultaneously with the high-pressure jet development processing. A tap water pipe is connected to the nozzle input side for rinsing water injection via a hose 111. The rinse water may use the same solution as the high-pressure jet development. Further, an air blow nozzle 113 that blows off the rinse water remaining on the surface of the photosensitive resin relief plate may be provided.
[0013]
Next, the configuration of the solution tank unit 210 will be described. A heater 105 is provided for heating the developer to a predetermined temperature or keeping the developer at a predetermined temperature. Further, on the surface layer of the developer stored in the solution tank, a filter 104 such as an oil adsorption mat, a nonwoven fabric filter, or a paper filter is installed as necessary to filter the liquid resin mixed in the developer. .
Finally, the high-pressure jet pump 101 will be described. A solution tank 210 is connected to the input side of the high-pressure jet pump 101 constituting the pressure source of the developing device via a hose 110. On the other hand, the output side of the high-pressure jet pump 101 is connected to a nozzle header 106 in which one or a plurality of nozzles 102 for spraying high-pressure developer are arranged through a high-pressure dedicated hose 109.
[0014]
In the photosensitive resin relief printing apparatus having the above-described configuration, when the high-pressure jet pump 101 is driven, the developer is sucked into the developer high-pressure jet pump 101 heated to a predetermined temperature in the solution tank 210 and applied with high pressure. In this state, the nozzle header 106 is supplied. The developer supplied to the nozzle header 106 is ejected from the spray nozzle 102 in a state of being atomized or equalized. After the developer blown out from the spray nozzle 102 hits the photosensitive resin relief plate, the uncured resin is removed through the filter 104 and taken into the solution tank 210. Then, it is sucked into the high-pressure jet pump 101 through the hose 110 connected to the solution tank 210. In addition, when spraying the developer with the high pressure applied, the low pressure rinse water sucked directly from tap water is rinsed in order to wash away the granular resin and deposits adhering to the photosensitive resin relief plate surface. The nozzle header 103 is sprayed. The rinse water may be used by sucking the developer in the solution tank 210. The rinse water is directly taken into the solution tank 210 as it is.
[0015]
After completion of the high-pressure developer injection process and the rinse water process, air is blown from the air blow nozzle 113 to the photosensitive resin relief plate as necessary to blow away the rinse water.
As described above, the photosensitive resin relief printing method based on the configuration illustrated in FIG.
The high-pressure spray development and simultaneous rinsing water jetting method and apparatus according to the present invention using an apparatus can be applied to a liquid or solid photosensitive resin printing plate subjected to an exposure process by a normal method. That is, a negative film on which a predetermined pattern is designed is placed on a cover film, a photosensitive resin, a base film, and a masking film laminated in this order, and an exposure process is performed. After the exposure process, the cover film is peeled off, and if necessary, uncured resin is recovered from the photosensitive resin relief plate body such as rubber spatula and air knife to some extent, and then inserted and fixed in the plate processing section of the above photosensitive resin relief development device. Thereafter, the high-pressure spray development can be performed.
[0016]
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described more specifically.
According to claim 2 etc. In the present invention, an aqueous developer substantially consisting of water is used. As used herein, the aqueous developer indicates that the proportion of water in the composition of the developer is the largest. Conventionally, as an aqueous developer generally used as a developer of a liquid photosensitive resin, a solution containing 1 to 5% by weight of an aqueous surfactant solution is included for development by dissolving the resin by a chemical action. However, in this developing method, since the uncured resin removed in the developing step is emulsified and dissolved in the developer, it is difficult to remove only the resin component from the developer. Such a developer containing an uncured photosensitive resin not only lowers the resin solubility, but also adversely affects the effect of removing the adhesiveness of the printing plate surface by the post-exposure process described later. . On the other hand, the aqueous developer of the present invention is an aqueous developer containing almost no surfactant, and the hydrophobic resin component cannot be emulsified and dissolved in the aqueous developer of the present invention. Thereafter, it becomes easy to remove only the uncured resin component from the used aqueous developer.
[0017]
As described above, in the present invention, by using an aqueous developer composed of almost water, it becomes easy to separate the uncured resin and the developer contained in the aqueous developer after the development, and the developer can be used for circulation and development. Although it is possible to extend the life of the solution, the aqueous developer of the present invention requires a photosensitive hydrogen abstraction agent for the post-exposure process described later, and other necessary factors so as not to hinder the extension of the life of the developer. Depending on the case, various additives such as a surfactant may be appropriately contained. At this time, the amount of the surfactant contained is less than 1% by weight, preferably 0.5% by weight or less, more preferably 0% by weight. Further, as the amount of resin mixed in the aqueous developer in the developing step, a sufficient developing effect can be maintained up to at least 4.0 parts by weight of resin mixed with 100 parts by weight of the developer.
[0018]
In the present invention, the effect of extending the life of the developer can be further increased by installing filters at appropriate locations in the apparatus for separating and removing the resin component in the aqueous developer. For example, after spraying the developer onto the photosensitive resin printing plate, filters such as an oil adsorption mat, a nonwoven fabric filter, or a paper filter (see FIG. 1) on the surface layer of the developer tank (FIGS. 1 and 210) where the used developer is stored. , 104). When the developer passes through these filters and returns to the solution tank, most of the uncured resin in the developer is filtered through the filter, and the aqueous developer can be recycled.
The aqueous developer of the present invention may contain air in order to reduce damage to the printing plate when the developer is jetted. When air is mixed in the aqueous developer, the air pressure is preferably 0.1 MPa or more. At a pressure lower than 0.1 MPa, no improvement in the development effect due to physical impact due to air mixing is observed.
[0019]
The aqueous developing solution of the present invention is an exposure step at a high pressure of 1 MPa to 30 Mpa, more preferably 3 MPa to 15 Mpa, in order to sufficiently exhibit the development effect of the uncured resin due to physical impact when jetted onto the printing plate. It is preferable to spray on a later printing plate. If the pressure is lower than 1 MPa, the development effect of removing the uncured resin by physical impact cannot be sufficiently exerted. If the pressure is higher than 30 MPa, the relief shape of the printing plate surface is damaged by the impact of the sprayed developer. Receive. In particular, an independent line having a line width of 500 μm or less and a highlight halftone dot having an area ratio of 5% or less may be chipped or peeled off from the printing plate, resulting in significant damage.
Also According to claim 3 etc. The temperature of the aqueous developer used in the present invention is 40 ° C. or higher and 100 ° C. or lower, preferably 50 ° C. or higher and 80 ° C. or lower. By setting the aqueous developer to 40 ° C. or higher, a printing plate having a plate quality equivalent to that of a conventional developing method using a surfactant can be prepared. There are various reasons for this, but one of them is that the viscosity of the uncured resin, which has not been cured in the exposure process, is reduced by heating, and the effect of removing the ineffective resin due to physical impact in the development process is dramatically increased. It is for improving. When the temperature is higher than 100 ° C., the base film as a support for the photosensitive resin relief printing plate is damaged and deformed due to the high temperature.
[0020]
The development time in the present invention may be a time that can sufficiently wash away the uncured resin. For example, if the photosensitive resin plate has a thickness of 5 to 7 mm, the development time is 8 to 18 minutes.
Factors that increase the impact force that the high-pressure spray developer exerts on the surface of the cured resin portion are: (1) increase the water pressure, (2) increase the nozzle spray flow rate, and (3) shorten the distance between the nozzle tip and the printing plate surface. Etc.
[0021]
Details of the developing device and the process of the present invention will be described below.
A typical developing device for carrying out the developing step includes a nozzle header having one or more nozzles that eject at a pressure of 1 MPa to 30 MPa, a pump that can discharge at a pressure of 1 MPa to 30 MPa, and a developer. It is comprised from the solution tank which heats to 40 degreeC or more. In the development step, the direction of jetting or ejecting the heated developer is not particularly limited as long as the uncured resin can be removed, and may be slightly oblique with respect to the surface of the cured resin portion. The direction is substantially perpendicular to the surface of the part (for example, about 0 to 15 °). The heated aqueous developer can be sprayed using a single nozzle or a plurality of nozzles (for example, a group of nozzles arranged in parallel), and the aqueous developer is sprayed while moving a plurality of nozzles. Or in the form of a slit. The nozzle pitch of a plurality of nozzles arranged in parallel is approximately equal to or less than the effective injection range on the plate surface to which the developer is sprayed, and the effective injection ranges of the nozzle groups arranged in parallel are seamless or overlapping. To be connected. By arranging the nozzles in this way, it is possible to prevent the adhesive resin removed and peeled off from the resin surface by the developer from reattaching to the cured resin surface.
[0022]
If the nozzle pitch of a plurality of nozzles arranged in parallel is larger than the effective spraying range and the plate surface is not wetted by the developer sprayed in stripes, that is, if there is a dry resin surface, the resin removed Adheres to the surface, and it becomes difficult to remove even after spraying a high-pressure developer, and the plate quality deteriorates.
In high-pressure spray development, the pressure may be constant, or development may be performed a plurality of times at different pressures. In the case of developing a plurality of times, for example, the type of the developer may be changed, such as a developer with a single water for the first time and an aqueous developer containing a photosensitive hydrogen abstractor for the second time. Further, a nozzle header provided with a plurality of nozzles for ejecting a developer with higher pressure is scanned in one direction along the axial direction of the drum around which the photosensitive resin plate is wound. The rinse nozzle is arranged so as to follow rearward with respect to the direction. The uncured resin removed by the high-pressure developer spray is mostly blown forward in the traveling direction, depending on the nozzle spray angle of the nozzle header. However, a small amount of uncured resin is blown away behind the nozzle header in the direction of travel. Here, as described above, when rinsing water is sprayed backward so as to follow the movement of the nozzle for injecting the high-pressure developer, the uncured resin is washed away and a good plate surface is obtained. The composition of the rinse water is basically a single water, and water that does not contain uncured resin at all, such as water that is blown directly from tap water, is most desirable, but the same as the high-pressure developer is used. Even so, the effect of washing away the uncured resin is sufficiently obtained. The water pressure, time and temperature of the rinsing water are not particularly limited as long as the developer remaining on the printing plate surface can be washed away.
[0023]
The pressure when injecting the rinsing water is preferably 0.01 MPa or more and 3.0 MPa or less, more preferably 0.1 MPa or more and 1.0 MPa or less. The rinse water is directly mixed in the developer, and thereafter used as a developer. In the development step in the present invention, the developer is atomized by reducing the developer composition by spraying the developer at a high temperature and under high pressure, and the developer is reduced. Therefore, the amount of the developer can be kept constant by taking the rinse water into the developer. Unlike conventional highly active developers containing surfactants, even if rinsing water is mixed in the developer, the ratio of the amount of surfactant in the developer decreases, thereby reducing the development effect. As a result, there is no risk of expediting the replacement of the developer waste.
After completion of the development process and the rinsing process, a water draining process using an air blow nozzle is usually provided to remove the rinsing water remaining on the surface of the printing plate. The air pressure and the jetting direction, time, temperature, and method of the air blow are not particularly limited as long as the rinse water remaining on the printing plate surface can be blown off.
[0024]
【Example】
Next, it will be described in more detail that the aqueous developer of the present invention has a performance which is not inferior to or exceeds that of a conventional developer having a high chemical activity by way of Examples and Comparative Examples. The embodiment of the present invention is not limited to this example.
<Reference Example> (Conventional development method using a chemical developer containing a surfactant)
Photosensitive resin composition F-400 (manufactured by Asahi Kasei Co., Ltd., hereinafter referred to as “Liquid Photosensitive Resin A”) AWF-110E type plate making machine (manufactured by Asahi Kasei Co., Ltd.) was used to produce a 4 mm printing plate that was completed up to the exposure process. did. The exposure amount was set to an appropriate exposure condition that enables a relief depth of 1.2 mm, a back deposition layer of 2.8 mm, and highlight formation of 45 LPI / 5%.
Washout agent (weak alkaline surfactant) capable of emulsifying liquid photosensitive resin A in 300 L of water in a developer tank of an AWF-110W type developing machine (nozzle header swing spray type, manufactured by Asahi Kasei Corporation) 2.0% by weight of Asahi Kasei Co., Ltd.) and 0.3% by weight of antifoaming agent SH-4 (silicone blend, manufactured by Asahi Kasei Co., Ltd.) were dissolved to prepare a developer.
[0025]
Using a developer kept at 40 ° C. in advance, the 4 mm printing plate that had been completed up to the exposure step was developed under conditions of a discharge pressure of 0.2 MPa and a development time of 6 minutes. Next, the developed printing plate was rinsed with tap water to such an extent that no bubbling due to the developer was observed, and then an ultraviolet fluorescent lamp was set at 1000 mJ / cm with an AWF-110E type post-exposure machine (Asahi Kasei Corporation). ² Underwater post-exposure was performed using a germicidal lamp at an exposure amount of 2000 mJ / cm 2. Thereafter, drying was performed for about 10 minutes using an AWF-110W dryer (manufactured by Asahi Kasei Co., Ltd.) until there was no moisture on the surface of the printing plate, and then the plate was left at room temperature for half a day to observe the printing plate.
Although the printing part of the obtained liquid photosensitive resin A printing plate was evaluated by tactile sensation, it was confirmed that there was no stickiness although it had a slightly tight feeling. The appearance of the plate surface was cloudy, had no gloss, and no particulate resin deposits were found on the surface of the printing surface. Moreover, the back deposit layer surface was in a slightly rough state visually.
[0026]
<Example 1> (Nozzle arrangement with pitch equivalent to effective spraying range / High temperature / high pressure development with gas-mixed aqueous developer / Rinsing process with tap water directly rinsing water following from behind)
Tap water was introduced into a developer tank (capacity: 200 L) of a high-pressure spray developing experimental machine to obtain a developer. Using a developer kept at 60 ° C. in advance, a 4 mm printing plate made of the liquid photosensitive resin A, which was completed up to the exposure step prepared in <Reference Example>, was mixed with a high-pressure nozzle (internal nozzle) manufactured by Shibuya Kogyo Co., Ltd. The tip is a nozzle in which a plurality of high-pressure uniform fan nozzles VNP-1 / 8M-2556 (manufactured by Ikeuchi) are arranged in parallel. The discharge pressure is 10.0 MPa, the distance between the tip of the built-in nozzle tip and the printing plate surface is 100 mm, and between each nozzle. The development was performed under the conditions of a distance of 40 mm (an effective jetting range per nozzle was about 43 mm), a rotational speed of the drum to which the liquid photosensitive resin A was fixed 12.0 rpm, a nozzle header step moving distance of 15 mm, and a development time of 500 seconds.
[0027]
Further, a rinsing nozzle having a pipe directly connected to tap water was disposed behind the nozzle header for performing the development in the step moving direction, and rinsing was performed simultaneously with the development. The rinse flow rate was 3.3 L / min, the liquid temperature was 25 ° C., and the effective spray range was 100 mm.
Thereafter, underwater post-exposure was performed with an AWF-110E type post-exposure machine (Asahi Kasei Co., Ltd.) using an ultraviolet fluorescent lamp at an exposure amount of 1000 mJ / cm 2 and a germicidal lamp at an exposure amount of 2000 mJ / cm 2. Thereafter, the printing plate was observed by leaving it at room temperature for about 10 minutes.
The surface of the image (hereinafter abbreviated as “printed part”) used for printing of the obtained liquid photosensitive resin A printing plate was evaluated by tactile sensation, and was confirmed to be somewhat sticky. The appearance of the printing plate surface was transparent, slightly glossy, and the back deposition layer surface was visually smooth. In the printed part, particulate resin deposits having a diameter of 1 mm or less were hardly observed. Further, the formation state of the dot base portion of the halftone dot was confirmed with a microscope, but no particularly large damage or insufficient development was observed.
[0028]
<Example 2> (Nozzle arrangement with a pitch equivalent to the effective jetting range / High-temperature and high-pressure development with a gas-containing aqueous developer)
In Example 1, instead of rinsing with tap water directly rinsing water following the nozzle header from behind, rinsing the developed printing plate with tap water to the extent that foaming due to the developer is not recognized is provided. A printing plate was obtained in the same manner as in Example 1.
The surface of the image (hereinafter abbreviated as “printed part”) used for printing of the obtained liquid photosensitive resin A printing plate was evaluated by tactile sensation, and was confirmed to be somewhat sticky. The appearance of the printing plate surface was transparent, slightly glossy, and the back deposit layer surface was visually smooth. Further, a slight amount of particulate resin deposit having a diameter of 1 mm or less was observed in the print portion. Further, the formation state of the dot base portion of the halftone dot was confirmed with a microscope, but no particularly large damage or insufficient development was observed.
[0029]
<Embodiment 3> (Nozzle arrangement with pitch equivalent to effective spray range / High temperature / high pressure development with gas-mixed aqueous developer / Rinse process with developer reuse rinsing water following from behind)
In the first embodiment, instead of the rinsing process with the tap water direct rinsing water that follows the nozzle header from the rear, the developer that follows the nozzle header is reused and sprayed (however, the liquid temperature is 60 A printing plate was obtained in the same manner as in Example 1 except that a rinse nozzle was used.
The surface of the image (hereinafter abbreviated as “printed part”) used for printing of the obtained liquid photosensitive resin A printing plate was evaluated by tactile sensation, and was confirmed to be somewhat sticky. The appearance of the printing plate surface was transparent, slightly glossy, and the back deposition layer surface was visually smooth. Further, in the printed part, almost no particulate resin deposit having a diameter of 1 mm or less was observed, but a trace of the developer dripping on the surface of the back deposition layer remained. Further, the formation state of the dot base portion of the halftone dot was confirmed with a microscope, but no particularly large damage or insufficient development was observed.
[0030]
<Comparative example> (Nozzle arrangement at a pitch exceeding the effective jetting range / High-temperature and high-pressure development with gas-containing aqueous developer)
In Example 1, (1) each nozzle of a nozzle in which a plurality of air-mixed high-pressure nozzles manufactured by Shibuya Kogyo Co., Ltd. (the built-in nozzle tip is a high-pressure uniform fan-shaped nozzle VNP-1 / 8M-2556 (manufactured by Ikeuchi)) are arranged in parallel. The distance between the nozzles is changed to 40 mm (the effective injection range per nozzle is about 43 mm), and the distance between each nozzle is changed to 300 mm (the effective injection range per nozzle is about 43 mm). Instead of rinsing with direct tap water rinsing water following from behind, printing is performed in the same manner as in Example 1 except that the developed printing plate is rinsed with tap water to the extent that foaming due to the developer is not recognized. Got a version.
The surface of the image (hereinafter abbreviated as “printed part”) used for printing of the obtained liquid photosensitive resin A printing plate was evaluated by tactile sensation, and was confirmed to be somewhat sticky. The appearance of the printing plate surface was transparent and seemed somewhat glossy. Further, the surface of the back precipitate layer was visually smooth. A large number of particulate resin deposits having a diameter of 1 mm or less were observed in the print portion. Further, the formation state of the dot base portion of the halftone dot was confirmed with a microscope, but no particularly large damage or insufficient development was observed.
[0031]
【The invention's effect】
As described above, the developing method of the photosensitive resin printing plate according to the present invention is arranged such that the nozzle pitch is set to be equal to or less than the effective jetting range, and the rinsing water is jetted so as to follow from the rear in the traveling direction. Thus, high-pressure jet development utilizing physical action is possible, and printing plate development using an aqueous developer insoluble in the photosensitive resin is realized. Since it is easy to separate and remove the photosensitive resin from the used developer, it can be reused as a developer. This reduces the amount of waste developer, which is advantageous for environmental conservation and has a large waste disposal cost. Reductions can also be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a developing device suitable for carrying out the present invention.
[Explanation of symbols]
101: High-pressure jet pump
102: Nozzle header for developer injection
103: Rinse water jet nozzle
104: Nonwoven fabric filter
105: Heater
106: Nozzle header
107: Photosensitive resin relief printing drum
108: Photosensitive resin letterpress
109: Pressure-resistant hose
110: Supply hose
111: Directly connected rinse water hose
112: Exhaust duct
113: Air blow nozzle
200: Plate processing section
210: Solution tank

Claims

The photosensitive resin plate after light exposure and before development, equipped with a photosensitive resin layer on the outer peripheral surface of the drum so as to be rotatable integrally with the drum is wound toward the outside, while rotating the drum, high pressure aqueous developer gastric lines developed by jetted from one or more spray nozzles to the photosensitive resin plate, a developing method of a photosensitive resin relief plate for recycling the aqueous developer, in developing, the following ( a) and (b) developing method comprising the steps.
(A) A step of washing out the surface of the photosensitive resin plate while spraying rinse water together with spraying the aqueous developer.
(B) When there are a plurality of nozzles for ejecting the aqueous developer, the nozzles are arranged so that the ejection areas of adjacent nozzles are in contact with or overlap with each other, and the nozzle header on which the nozzles are arranged is used as the axis of the drum. A step of washing the surface of the photosensitive resin plate while moving it in one direction along the direction , and when there is one nozzle for injecting the aqueous developer, the nozzle header on which the nozzle is arranged is arranged along the axial direction of the drum The process of washing out the surface of the photosensitive resin plate while moving in one direction .

The method for developing a photosensitive resin relief printing plate according to claim 1, wherein the aqueous developer is jetted under a pressure of 1 MPa to 30 MPa.

The method for developing a photosensitive resin relief printing plate according to claim 1 or 2, wherein the temperature of the aqueous developer is 40 ° C or higher.

The method for developing a photosensitive resin relief printing plate according to any one of claims 1 to 3, wherein a gas is mixed in the aqueous developer.

The method for developing a photosensitive resin relief printing plate according to any one of claims 1 to 4, wherein the uncured photosensitive resin mixed in the aqueous developer is removed with a filter and the aqueous developer is reused. .

Developing method of a photosensitive resin relief plate according to any one of claims 1 to 5, the rinse water as it is mixed into the aqueous developer, characterized in that recycled as aqueous developer.

Developing by spraying aqueous developer in a spiral manner toward the photosensitive resin plate while reciprocating a nozzle header in which one or a plurality of aqueous developer spray nozzles are arranged along the axial direction of the drum. The method for developing a photosensitive resin relief printing plate according to any one of claims 1 to 6.

An apparatus for use in a developing method of a photosensitive resin relief plate for recycling the aqueous developer, the following plate materials mounting means (a), and as a developing unit, photosensitive having means (b) and (c) Resin relief printing device.
(A) Plate material mounting means for winding a photosensitive resin plate after exposure and before development to the outer peripheral surface of the drum with the photosensitive resin layer facing outward so that the photosensitive resin plate can rotate integrally with the drum.
(B) Developing means for spraying a high-pressure aqueous developer toward the photosensitive resin plate while rotating the drum and washing the surface of the photosensitive resin while spraying rinse water.
(C) When a plurality of nozzles for ejecting the aqueous developer are arranged, the nozzles are arranged so as to be in contact with or overlap with the ejection areas of adjacent nozzles, and the nozzle header on which the nozzles are arranged is When there is one developing means for washing the photosensitive resin plate surface while moving in one direction along the axial direction of the drum, and a single nozzle for injecting an aqueous developer, the nozzle header on which the nozzle is disposed is connected to the drum shaft Development means for washing out the surface of the photosensitive resin plate while moving in one direction along the core direction .