JP4096641B2 - 圧着端子ホルダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、棒状接続部とかしめ部とを有する棒圧着端子を2組保持する圧着端子ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、省施工のため、長手方向一方側の入力端子をプラグイン式とし、長手方向他方側の出力端子を速結式とした2極型の回路遮断器が用いられている(例えば、特開2001−15007 号)
ここで、出力端子に接続される電線は、出力端子に速結式の端子装置が用いられている関係上、通常は所定範囲内の直径の単線が用いられる。また、負荷の電流容量によってやむを得ず所定範囲を超えた直径のより線を用いる場合には、棒圧着端子により線をかしめて使用することにより2つの出力端子に各々接続していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、棒圧着端子は棒状接続部がかしめ部から偏って形成される関係上、かしめ部の向きによっては棒状接続部を出力端子に接続することができないので、棒圧着端子の向きを考慮して接続する必要があり、接続作業が煩わしいという問題があった。
【0004】
本発明は、かかる事由に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、棒圧着端子の向きを一定とすることができ、もって回路遮断器への接続作業が容易となる圧着端子ホルダを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の圧着端子ホルダは、棒状接続部と、この棒状接続部の基端に前記棒状接続部の延出方向とは直交方向一方側に偏って形成され電線の先端を挿入させる筒状であって前記電線を前記棒状接続部側に圧接するかしめ部とを有した棒圧着端子を2組保持し、前記棒状接続部を被接続端子に各々接続する圧着端子ホルダであって、
一方面に上下方向同一位置で横並びに並設され各棒圧着端子の前記棒状接続部を貫通させる貫通孔を有し、他方面に前記各棒圧着端子の前記かしめ部を挿入配設させる開口を有するホルダ本体と、このホルダ本体の前記開口内に形成されて前記各棒圧着端子の前記かしめ部間を隔離するとともに前記かしめ部をそれぞれ回転不可能にする隔壁とを備え、
前記かしめ部の圧接側を互いに前記一対の貫通孔の並設方向と直交する上下方向外向きとするとともに、前記かしめ部を前記貫通孔の並設方向および前記貫通孔の並設方向と直交する上下方向に相互にずらして配設したものである。
【0006】
請求項1記載の圧着端子ホルダによれば、棒圧着端子のかしめ部に電線の先端を挿入しかしめ部をかしめてホルダ本体の開口を通して棒状接続部を貫通孔に貫通しかしめ部を開口に収納すれば、棒圧着端子の向きを一定とすることができ、もって棒状接続部を例えば回路遮断器の出力端子等に接続し易くなる。
前記かしめ部の圧接側を互いに前記一対の貫通孔の並設方向と直交する上下方向外向きとするとともに、前記かしめ部を貫通孔の並設方向および前記貫通孔の並設方向と直交する上下方向に相互にずらして配設したため、かしめ部を一対の貫通孔の並設方向に並設しかしめ部の圧接側を互いに外向きにした場合と比較して、棒状接続部の間隔を広くすることができるとともに、ホルダ本体の幅方向を狭くすることができ、もつて隣り合う複数の回路遮断器に接続するときに隣り合う圧着端子ホルダが干渉しにくくなる。またかしめ部を一対の貫通孔の並設方向に並設しかしめ部の圧接側を前記並設方向の同じ方向にした場合と比較して、ホルダ本体の幅方向一方側に棒状接続部が偏る恐れがなくなり、回路遮断器の幅方向の中心にホルダ本体の中心が位置することとなり、見栄えが良くなる。
【0013】
請求項記載の圧着端子ホルダは、請求項1において、前記ホルダ本体の外側面に、前記一方面から前記他方面に向って徐々に突出する傾斜部を設けたものである。
【0014】
請求項記載の圧着端子ホルダによれば、請求項1と同様な効果のほか、例えば回路遮断器の出力端子から棒状接続部を外すときに傾斜部を摘まんで外すことにより、指先が滑り難くなり、もって回路遮断器から棒状接続部を外し易いものとなる。
【0015】
請求項記載の圧着端子ホルダは、請求項において、前記傾斜部をホルダ本体の上下面に形成したものである。
【0016】
請求項記載の圧着端子ホルダによれば、例えば回路遮断器が複数並設された場合に、隣り合う回路遮断器の圧着端子ホルダに指先が干渉せず、請求項の効果に加え、更に回路遮断器から棒状接続部を外す作業が容易となる。
【0017】
請求項記載の圧着端子ホルダは、請求項1において、前記ホルダ本体が、前記隔壁を各々有して前記各棒圧着端子を個別に保持する第1部材および第2部材により分割形成され、前記第1部材および前記第2部材の隔壁に、前記開口から貫通孔方向の直線方向にスライドさせたときに互いに係合し合う係合部を設けたものである。
【0018】
請求項記載の圧着端子ホルダによれば、請求項1と同様な効果のほか、回路遮断器の2つの速結端子の一方に第1部材側の棒状接続部を接続した状態で、2つの速結端子の他方に第2部材側の棒状接続部を接続することができるので、2組の速結端子の力を分散させることができ、接続作業が容易となる。
【0019】
また、2つの速結端子に各棒状接続部を接続した状態で、2つの速結端子のうちの1つから1つの棒状接続部を外す方向に第1部材または第2部材毎に移動させることができるので、2つの速結端子の力を分散させることができ、解除作業が容易となる。
【0020】
請求項記載の圧着端子ホルダは、請求項において、前記係合部を、前記第1部材および第2部材の各隔壁に前記開口側の端面から貰通孔側の端面にかけて各々形成されたスライド溝および前記スライド溝に差込まれるスライド突起とし、前記スライド突起は、前記隔壁に連設された基端を前記スライド溝の開口縁よりも小径とし、前記基端よりも先端側を前記スライド溝の開口縁よりも大径としたものである。
【0021】
請求項記載の圧着端子ホルダによれば、スライド溝は開口側の端面から貫通孔側の端面にかけて形成され、スライド突起は、前記隔壁に連設された基端を前記スライド溝の開口縁よりも小径とし、基端よりも先端側を前記スライド溝の開口縁よりも大径としたので、第1部材の棒状接続部を回路遮断器の一方の速結端子に接続した状態で第2部材の棒状接続部を回路遮断器の他方の速結端子に接続した後、互いの隔壁を当接させる方向に移動させれば、互いのスライド突起の大径部分がスライド溝に係止させるので、第1部材および第2部材を離した状態から接続でき、請求項の効果に加え、更に接続作業が容易となる。
請求項6記載の圧着端子ホルダは、請求項5において、前記スライド突起の先端側をスライド方向に軸線がある円柱形としたものである。
請求項6記載の圧着端子ホルダによれば、請求項5と同様な効果がある。
【0022】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施の形態を図1から図5により説明する。すなわち、この圧着端子ホルダは、棒圧着端子1、2を2組同時に保持し、回路遮断器3の2つの出力端子4、5に棒圧着端子1、2の棒状接続部6を各々接続するものである。
【0023】
棒圧着端子1、2は、棒状接続部6と、この棒状接続部6の基端に棒状接続部6の延出方向とは直交方向一方側に偏って形成され例えばより線の電線7の先端を挿入させる筒状のかしめ部、例えば棒状接続部6の端面から棒状接続部6の延出方向とは直交方向一方側に円弧状に形成されて、電線7の先端を挿通させた状態で棒状接続部6側に圧接するかしめ部8とを有する。9はかしめ部8の圧接側、23は円弧状の非圧接側を示し、かしめ部8の断面外形は、例えば周面が圧接側9に対応した略凹平面部と非圧接側23に対応した円弧状部とからなる略D字形をなし、一般的に非円形ないし扁平状である。
【0024】
圧着端子ホルダのホルダ本体10は、一方面11に上下方向同一位置で横並びに並設され各棒圧着端子1、2の棒状接続部6を貫通させる貫通孔12を有し、他方面13に各棒圧着端子1、2のかしめ部8を挿入配設させる開口14を有する。実施の形態ではホルダ本体10が箱状に形成され、貫通孔12は一方面11から突出する筒部17により形成され、またホルダ本体10の外側面の上下面に、一方面11から他方面13に向って徐々に突出する傾斜部15を設けている。
【0025】
隔壁16は、ホルダ本体10の開口14内に形成されて各棒圧着端子1、2のかしめ部8をそれぞれ回転不可能にかしめ部8間を隔離する。実施の形態では、ホルダ本体10の開口14の内面と隔壁16との間の間隔を、かしめ部8をかしめた状態でかしめ部8が嵌合する間隔とし、回転不可能になっている。この場合、開口14の隔壁16で仕切られた各開口14の形状を、かしめ部8の挿入時の向きがわかるような形状、例えばかしめ部8の断面外形に相似な形状にすると、かしめ部8の向きを開口14の形状に合わせられるので、棒状接続部6を貫通孔12に貫通しやすい。そして、かしめ部8の圧接側9を互いに一対の貫通孔12の並設方向外向きとなるように、かつかしめ部8を一対の貫通孔12の並設方向に並設するように、開口14の形状の円弧側14aを隔壁16側に形成し、隔壁16と対向側に略平側14bを形成している。
【0026】
図2、図3は棒圧着端子1、2をホルダ本体10に装着した状態の断面図である。開口14の形状はかしめ部8の圧接側9が並設方向外向きとなる構成であるため、貫通孔12は隔壁16寄りの位置に形成され、棒状接続部6が貫通孔12より外方に突出している。
【0027】
図4、図5は回路遮断器3の速結式の出力端子4、5に棒圧着端子1、2を接続した状態である。18は回路遮断器3の器台、19は電線挿入孔、20は速結端子の鎖錠ばね、21は導電板、22は解錠手段である。
【0028】
ホルダ本体10の貫通孔12より突出した棒状接続部6を電線挿入孔19より挿入し、筒部17を電線挿入孔19に挿着すると同時に棒状接続部6を導電板21と鎖錠ばね20の間に圧入させると、棒状接続部6が鎖錠ばね20に係止されて接続状態となり、棒状接続部6を外すときは解錠手段22を操作して鎖錠ばね20を押し棒状接続部6の係止を解除する。
【0029】
この圧着端子ホルダによれば、棒圧着端子1、2のかしめ部8に電線7の先端を挿入しかしめ部9をかしめてホルダ本体10の開口14を通して棒状接続部6を貫通孔12に貫通しかしめ部9を開口14に収納すれば、棒圧着端子1、2の向きを一定とすることができ、もって棒状接続部6を例えば回路遮断器3の出力端子4、5に接続し易くなる。
【0030】
またかしめ部8の圧接側9を互いに一対の貫通孔12の並設方向外向きとなるように、かつかしめ部8を一対の貫通孔12の並設方向に並設するため、かしめ部8の圧接側9を並設方向と直交する方向に向けた場合と比較して、棒状接続部6間の間隔を狭くすることができ、もって、幅寸法の狭い回路遮断器3の出力端子4、5に2つの棒状接続部6を接続することができる。
【0031】
また回路遮断器3の出力端子4、5から棒状接続部6を外すときに傾斜部15を摘まんで外すことにより、指先が滑り難くなり、もって回路遮断器3から棒状接続部6を外し易いものとなる。
【0032】
回路遮断器3が複数並設された場合に、ホルダ本体10の上下面に形成された傾斜部15を把持操作することにより、隣り合う回路遮断器3の圧着端子ホルダに指先が干渉せず、より一層回路遮断器3から棒状接続部6を外す作業が容易となる。
【0033】
この発明の第2の実施の形態を図6から図8により説明する。すなわち、第1の実施の形態において、かしめ部8の圧接側9を互いに一対の貫通孔12の並設方向の同一方向とするとともに、かしめ部8を一対の貫通孔12の並設方向に並設している。このため、実施の形態ではホルダ本体10は、開口14の断面外形の略平側14bを同方向に揃え、各円弧側14aに貫通孔12が偏って形成されている。
【0034】
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態よりも棒状接続部6の相互の間隔を広くすることができるので、ホルダ本体10の幅方向を狭くすることができ、図5と図8の比較から明らかなように、隣り合う複数の回路遮断器3に接続するときに第1の実施の形態よりも回路遮断器3の相互間隔を狭めても隣り合う圧着端子ホルダが干渉しにくくなる。
【0035】
この発明の第3の実施の形態を図9から図11により説明する。第1の実施の形態において、かしめ部8の圧接側9を互いに一対の貫通孔12の並設方向とは直交する上下方向外向きとするとともに、かしめ部8を貫通孔12の並設方向および貫通孔12の並設方向とは直交する上下方向に相互にずらして配設している。
【0036】
このため、実施の形態では隔壁16を波形に形成し、開口14を上下に仕切るように設けられ、隔壁16の凹み面を円弧側14aとして円弧側14aに貫通孔12が形成され、その円弧側14aにかしめ部8の円弧側23が位置し開口14の内面に圧接側9が位置するように挿入される。この場合、貫通孔12は第1の実施の形態と同様に同一高さで並設されるように形成される。
【0037】
第3の実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様な効果があるほか、図8と図11の比較から明らかなように、ホルダ本体10の幅方向一方側に棒状接続部6が偏る恐れがなくなり、回路遮断器3の幅方向の中心にホルダ本体10の中心が位置することとなり、見栄えが良くなる。
【0038】
この発明の第4の実施の形態を図12から図16により説明する。第1の実施の形態において、ホルダ本体10は、隔壁16a、16bを各々有して各棒圧着端子1、2を個別に保持する第1部材25および第2部材26により分割形成されている。この実施の形態のホルダ本体10は弾性を有する合成樹脂製であり、開口14が四角形例えば略正方形であり、隔壁16a、16bはそれぞれ斜片部30aとその両側の垂直片部30b、30cからなり、第1部材25と第2部材26が対称な形状となるようにホルダ本体10を分割する位置で対接している。第1部材25と第2部材26は、斜片部30aと垂直片部30cとの境界位置で内部空間を仕切る中仕切り27を設け、中仕切り27と斜片部30aとの連続部分に近接して貫通孔12を形成し、貫通孔12に連なる筒部17を突出している。棒圧着端子1、2の棒状接続部6を第1部材25または第2部材26の貫通孔12に貫通すると、かしめ部8の円弧側23が斜片部30a側に位置し、圧接側9が中仕切り27と反対側に位置する。
【0039】
また第1部材25および第2部材26の隔壁16a、16bに、開口14から貫通孔12の直線方向にスライドさせたときに互いに係合し合う係合部32を設けている。係合部32は、第1部材25および第2部材26の各隔壁16aに開口14側の端面から貰通孔12側の端面にかけて各々形成されたスライド溝33およびスライド溝33に差込まれるスライド突起34としている。スライド溝33は垂直片部30cに形成され、スライド突起34は垂直片部30bに形成されている。スライド突起34は、隔壁16a、16bに連設された基端をスライド溝33の開口縁の幅Wよりも小い幅Lとし、基端よりも先端側をスライド溝33の開口縁の幅Wよりも大径Mの円柱形とし、スライド突起34をスライド溝33に押し込み弾性係合することができる寸法としている。またスライド突起34は全長に形成されてなく筒部17と反対側の一部のみに形成している。なお、筒部17には上面側となる位置に長手方向に沿って突条35を形成している。
【0040】
第4の実施の形態によれば、回路遮断器3の2つの速結端子の一方の出力端子4に第1部材25側の棒状接続部6を接続した状態で、2つの速結端子の他方の出力端子5に第2部材26側の棒状接続部6を接続することができるので、2組の速結端子の力を分散させることができ、接続作業が容易となる。
【0041】
また、2つの速結端子に各棒状接続部6を接続した状態で、2つの速結端子のうちの1つから1つの棒状接続部6を外す方向に第1部材25または第2部材26毎に移動させることができるので、2つの速結端子の力を分散させることができ、解除作業が容易となる。
【0042】
スライド溝33は開口14側の端面から貫通孔12側の端面にかけて形成され、スライド突起34は、隔壁16aに連設された基端をスライド溝33の開口縁よりも小径とし、基端よりも先端側をスライド溝33の開口縁よりも大径としたので、第1部材25の棒状接続部6を回路遮断器の一方の出力端子4の速結端子に接続した状態で第2部材26の棒状接続部6を回路遮断器の他方の出力端子5の速結端子に接続した後、互いの隔壁16a、16bを当接させる方向に移動させれば、互いのスライド突起34の大径部分がスライド溝33に係止できるので、第1部材25および第2部材26を離した状態から接続でき、更に接続作業が容易となる。すなわち、図15に示すように第2部材16bの棒状接続部6を端子5に接続し、第2部材16bを第1部材16aに矢印のように押付けてスライド突起34をスライド溝33にパチンと押し込み係合する。また図16に示すように第2部材16bが端子5に接続された状態で第1部材16aを端子4から解除すると同時に第2部材16bに対してスライドすることにより、第1部材16aのみを端子4および第2部材16bから外すことができる。またスライド突起34が円柱形などの場合図15の矢印と反対向きに引いて第1部材16aを第2部材16bから外すことが可能である。
【0043】
【発明の効果】
請求項1記載の圧着端子ホルダによれば、棒圧着端子のかしめ部に電線の先端を挿入しかしめ部をかしめてホルダ本体の開口を通して棒状接続部を貫通孔に貫通しかしめ部を開口に収納すれば、棒圧着端子の向きを一定とすることができ、もって棒状接続部を例えば回路遮断器の出力端子等に接続し易くなる。
前記かしめ部の圧接側を互いに前記一対の貫通孔の並設方向と直交する上下方向外向きとするとともに、前記かしめ部を貫通孔の並設方向および前記貫通孔の並設方向と直交する上下方向に相互にずらして配設したため、かしめ部を一対の貫通孔の並設方向に並設しかしめ部の圧接側を互いに外向きにした場合と比較して、棒状接続部の間隔を広くすることができるとともに、ホルダ本体の幅方向を狭くすることができ、もつて隣り合う複数の回路遮断器に接続するときに隣り合う圧着端子ホルダが干渉しにくくなる。またかしめ部を一対の貫通孔の並設方向に並設しかしめ部の圧接側を前記並設方向の同じ方向にした場合と比較して、ホルダ本体の幅方向一方側に棒状接続部が偏る恐れがなくなり、回路遮断器の幅方向の中心にホルダ本体の中心が位置することとなり、見栄えが良くなる。
【0047】
請求項記載の圧着端子ホルダによれば、請求項1と同様な効果のほか、例えば回路遮断器の出力端子から棒状接続部を外すときに傾斜部を摘まんで外すことにより、指先が滑り難くなり、もって回路遮断器から棒状接続部を外し易いものとなる。
【0048】
請求項記載の圧着端子ホルダによれば、例えば回路遮断器が複数並設された場合に、隣り合う回路遮断器の圧着端子ホルダに指先が干渉せず、請求項の効果に加え、更に回路遮断器から棒状接続部を外す作業が容易となる。
【0049】
請求項記載の圧着端子ホルダによれば、請求項1と同様な効果のほか、回路遮断器の2つの速結端子の一方に第1部材側の棒状接続部を接続した状態で、2つの速結端子の他方に第2部材側の棒状接続部を接続することができるので、2組の速結端子の力を分散させることができ、接続作業が容易となる。
【0050】
また、2つの速結端子に各棒状接続部を接続した状態で、2つの速結端子のうちの1つから1つの棒状接続部を外す方向に第1部材または第2部材毎に移動させることができるので、2つの速結端子の力を分散させることができ、解除作業が容易となる。
【0051】
請求項記載の圧着端子ホルダによれば、スライド溝は開口側の端面から貫通孔側の端面にかけて形成され、スライド突起は、前記隔壁に連設された基端を前記スライド溝の開口縁よりも小径とし、基端よりも先端側を前記スライド溝の開口縁よりも大径としたので、第1部材の棒状接続部を回路遮断器の一方の速結端子に接続した状態で第2部材の棒状接続部を回路遮断器の他方の速結端子に接続した後、互いの隔壁を当接させる方向に移動させれば、互いのスライド突起の大径部分がスライド溝に係止させるので、第1部材および第2部材を離した状態から接続でき、請求項の効果に加え、更に接続作業が容易となる。
請求項6記載の圧着端子ホルダによれば、請求項5と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の斜視図である。
【図2】棒圧着端子の装着状態のホルダ本体の断面図である。
【図3】その貫通孔の位置の縦断面図である。
【図4】圧着端子ホルダより突出した棒状接続部を回路遮断器の出力端子に速結した断面図である。
【図5】複数の並設された回路遮断器の出力端子に圧着端子ホルダにより電線を接続した部分平面図である。
【図6】第2の実施の形態の斜視図である。
【図7】棒圧着端子の装着状態のホルダ本体の断面図である。
【図8】複数の並設された回路遮断器の出力端子に圧着端子ホルダにより電線を接続した部分平面図である。
【図9】第3の実施の形態の斜視図である。
【図10】棒圧着端子の装着状態のホルダ本体の断面図である。
【図11】複数の並設された回路遮断器の出力端子に圧着端子ホルダにより電線を接続した部分平面図である。
【図12】第4の実施の形態の斜視図である。
【図13】ホルダ本体の分解斜視図である。
【図14】棒圧着端子の装着状態のホルダ本体の断面図である。
【図15】複数の並設された回路遮断器の出力端子に接続し、第1部材と第2部材を係合する状態の斜視図である。
【図16】複数の並設された回路遮断器の出力端子に接続した状態から、第1部材を外した状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 棒圧着端子
2 棒圧着端子
3 回路遮断器
4 出力端子
6 棒状接続部
7 電線
8 かしめ部
9 圧接側
10 ホルダ本体
11 一方面
12 貫通孔
13 他方面
14 開口
15 傾斜部
16 隔壁
16a 隔壁
16b 隔壁
23 非圧接側
25 第1部材
26 第2部材
27 係合部
33 スライド溝
34 スライド突起

Claims (6)

  1. 棒状接続部と、この棒状接続部の基端に前記棒状接続部の延出方向とは直交方向一方側に偏って形成され電線の先端を挿入させる筒状であって前記電線を前記棒状接続部側に圧接するかしめ部とを有した棒圧着端子を2組保持し、前記棒状接続部を被接続端子に各々接続する圧着端子ホルダであって、
    一方面に上下方向同一位置で横並びに並設され各棒圧着端子の前記棒状接続部を貫通させる貫通孔を有し、他方面に前記各棒圧着端子の前記かしめ部を挿入配設させる開口を有するホルダ本体と、このホルダ本体の前記開口内に形成されて前記各棒圧着端子の前記かしめ部間を隔離するとともに前記かしめ部をそれぞれ回転不可能にする隔壁とを備え、
    前記かしめ部の圧接側を互いに前記一対の貫通孔の並設方向と直交する上下方向外向きとするとともに、前記かしめ部を前記貫通孔の並設方向および前記貫通孔の並設方向と直交する上下方向に相互にずらして配設した圧着端子ホルダ。
  2. 前記ホルダ本体の外側面に、前記一方面から前記他方面に向って徐々に突出する傾斜部を設けた請求項1記載の圧着端子ホルダ。
  3. 前記傾斜部をホルダ本体の上下面に形成した請求項2記載の圧着端子ホルダ。
  4. 前記ホルダ本体は、前記隔壁を各々有して前記各棒圧着端子を個別に保持する第1部材および第2部材により分割形成され、前記第1部材および前記第2部材の隔壁に、前記開口から貫通孔方向の直線方向にスライドさせたときに互いに係合し合う係合部を設けた請求項1記載の圧着端子ホルダ。
  5. 前記係合部を、前記第1部材および第2部材の各隔壁に前記開口側の端面から貫通孔側の端面にかけて各々形成されたスライド溝および前記スライド溝に差込まれるスライド突起とし、前記スライド突起は、前記隔壁に連設された基端を前記スライド溝の開口縁よりも小径とし、前記基端よりも先端側を前記スライド溝の開口縁よりも大径とした請求項4記載の圧着端子ホルダ。
  6. 前記スライド突起の先端側をスライド方向に軸線がある円柱形とした請求項5記載の圧着端子ホルダ。
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