JP4096452B2 - Semiconductor package mounting structure analysis method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、はんだバンプを格子状に有する半導体パッケージ(以下、BGA/CSPと略す)とプリント配線基板とのはんだ接合部の熱ひずみシミュレーションを行う半導体パッケージ実装構造の解析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、BGA(ボールグリッドアレイ)/CSP(チップサイズパッケージ)は一面側に半導体素子が搭載され他面側に格子状に配列された複数個のはんだバンプが形成されたインターポーザを備え、このインターポーザの他面側を上記はんだバンプを介してプリント配線基板の一面側に接合することにより実装状態となる。
【0003】
従来、このような実装状態を構造モデルとしたBGA/CSPのはんだ接合部の熱ひずみシミュレーションは、3次元モデルによる汎用有限要素法解析が一般的である。これらの例として、パッケージの対称性を利用した1/4モデル解析(エレクトロニクス実装学会誌vol.1,No.2(1998),P113〜P118)や、1/8モデル解析(5th Symposium on ”Microjoining and Assembly Thechnology in Electronics”,P143〜P148)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したような従来の解析方法では、正確な熱ひずみシミュレーションができるが、3次元モデルを用いているため、モデル図作製と計算に莫大な労力と時間が必要になる。
そこで、本発明は上記問題に鑑み、BGA/CSPをプリント配線基板へ実装した構造モデルを用いて、はんだ接合部の熱ひずみシミュレーションを短時間でしかも精度良く解析できるようにすることを目的とし、また、前記構造モデルを用いて、はんだ接合部の寿命予測を容易にできるようにすることを他の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、BGA/CSPのプリント配線基板への実装状態を構造モデルとし、実際の温度サイクル試験におけるはんだ接合部の破壊形態に対応した破壊形態対応断面に基づいて2次元モデルを設定し、この2次元モデルに基づいて有限要素法解析を行うことにより、該はんだ接合部に発生する塑性ひずみを計算するようにしたことを特徴としている。
【0006】
本発明によれば、実際の温度サイクル試験におけるはんだ接合部の破壊形態と一致させた2次元モデルによる有限要素法解析(以下、擬似3次元有限要素法という)を用いるため、従来の3次元モデルによる有限要素法解析に比べて、はんだ接合部の熱ひずみシミュレーションを短時間でしかも精度良く解析できる。また、種々のBGA/CSPパッケージ実装構造の最適設計が容易になる。
【0007】
また、請求項2記載の発明では、上記擬似3次元有限要素法により計算された塑性ひずみと実際の温度サイクル試験から得られるはんだ接合部の熱疲労寿命との関係を示すS−N曲線を作成し、このS−N曲線に基づいてはんだ接合部の熱疲労寿命を予測する工程を備えたことを特徴としており、はんだ接合部の寿命予測を容易にできる。
【0008】
また、請求項3及び請求項4記載の発明は、2次元モデルを設定する工程における2次元モデルを最適化する具体的手法を提供するものであり、半導体パッケージ及びプリント配線基板の各構成部材のうちはんだ接合部については、破壊形態対応断面と直交する直交面方向への奥行き寸法を一定とし、その他の構成部材については該奥行き寸法を変えることにより、2次元モデルの最適化を行うことを特徴としている。
【0009】
また、請求項5記載の発明のように、プリント配線基板の一面側にソルダレジストが形成されている場合、2次元モデルにおいて、該はんだバンプと該インタポーザ及び該ソルダレジストとの間に隙間を空けた条件とすれば、はんだ接合部の熱ひずみシミュレーションをより精度良く解析できる。
また、請求項6記載の発明のように、2次元モデルにおいて、はんだ接合部におけるプリント配線基板側のランド部とはんだバンプとの接触角を変えて塑性ひずみの計算を行うようにすれば、はんだ接合部の熱ひずみシミュレーションをより精度良く解析できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る半導体パッケージ実装構造の解析方法を示す工程図である。まず、図1に基づいて本解析方法の概略を述べる。解析対象となるBGA/CSPパッケージ(半導体パッケージ)を決定する。このBGA/CSPは、半導体素子が搭載されたインターポーザに格子状に配列された複数個のはんだバンプを設けてなるもので、複数個のはんだバンプを介してプリント配線基板に接続した実装状態を構成する。
【0011】
2次元モデル図作成工程S1では、この実装状態を構造モデルとし、実際の温度サイクル試験におけるはんだ接合部の破壊形態に対応した断面(破壊形態対応断面)に基づいて2次元モデルを作成する。
次に、工程S2〜S4によって、この作成された2次元モデルに基づいて有限要素法解析を行うことにより、前記はんだ接合部に発生する塑性ひずみを計算する。まず、物性値入力工程S2では、実装構造における各構成部材の物性値(弾性率、線膨張係数、ポアソン比、降伏応力)をコンピュータに入力し、奥行き寸法入力工程S3では、各構成部材の上記破壊形態対応断面に対する奥行き寸法をコンピュータに入力し、最大塑性ひずみε算出工程S4では、これら2次元モデルに対する入力値を用いた汎用有限要素法により、はんだ接合部に発生する最大塑性ひずみεを算出する。
【0012】
次に、S−N曲線にあてはめる工程S5及び熱疲労寿命Nf予測工程S6では、各種のBGA/CSPについて2次元モデル解析及び温度サイクル試験を行い既にデータベース化されたS−N曲線(はんだ接合部の塑性ひずみ(ひずみS)と熱疲労寿命(サイクル数N)との関係を示す曲線)に、所望のBGA/CSPについて2次元モデル解析を行って得られた最大塑性ひずみ値を当てはめ、当該パッケージの熱疲労寿命を予測する。
【0013】
工程S9にて、この熱疲労寿命予測結果が、追って実施される温度サイクル試験S7の試験結果S8と異なる結果となった場合、モデル図修正工程S10にて、はんだバンプ断面形状の詳細合わせ込み、はんだバンプ拘束条件変更等によるモデル図変更を行い、2次元モデル図の精度アップを図る。以上の各工程S1〜S10が、本解析方法の概略である。
【0014】
本解析方法によれば、実際の温度サイクル試験におけるはんだ接合部の破壊形態と一致させた2次元モデルによる有限要素法解析(擬似3次元有限要素法)を用いるため、従来の3次元モデルによる有限要素法解析に比べて、はんだ接合部の熱ひずみシミュレーションを短時間でしかも精度良く解析できる。また、種々のBGA/CSPパッケージ実装構造の最適設計が容易になる。
【0015】
また、本解析方法によれば、上記擬似3次元有限要素法により計算された塑性ひずみと実際の温度サイクル試験から得られるはんだ接合部の熱疲労寿命との関係を示すS−N曲線を作成し、このS−N曲線に基づいてはんだ接合部の熱疲労寿命を予測する工程S5、S6を備えているから、はんだ接合部の寿命予測を容易にできる。
【0016】
次に、具体的な実装構造を図2以下に示し、図1に示す解析方法をより詳細に説明する。解析対象となるBGA/CSP(半導体パッケージ)のプリント配線基板への実装構造の一例を図2の概略断面図に示す。また、図3は該実装構造の概略全体構成を示すもので(a)は平面図、(b)は(a)中のA−A断面図である。
【0017】
11はプリント配線基板であり、このプリント配線基板11においては、一面(パッケージの実装面)側に銅等よりなる複数個のプリント配線基板側ランド12が形成されている。プリント配線基板11の一面のうちプリント配線基板側ランド12以外の部位はソルダレジスト13により被覆保護され、プリント配線基板側ランド12は、ソルダレジスト開口部13aにより露出している。
【0018】
14は本発明でいう半導体パッケージとしてのCSP(チップサイズパッケージ)であり、該パッケージの基板となる樹脂等よりなるインターポーザ18を有し、インターポーザ18の一面側に半導体チップ(本発明の半導体素子に相当)16がダイアタッチ(接着剤)17により接着されている。さらに、半導体チップ16の表面(ダイアタッチ17と反対側の面)は、モールド樹脂15により被覆保護されている。
【0019】
また、インターポーザ18の一面側には、銅等よりなる複数個のCSP側ランド19が形成され、各CSP側ランド19に対応して、インターポーザ18の一面から他面に貫通する貫通穴としての開口部18aが形成されている。そして、インターポーザ18の他面側には、格子状に配列された複数個のはんだバンプ21が(図3(a)参照)、個々のはんだバンプ21は、インターポーザ開口部18aを介してCSP側ランド19に接合されている。
【0020】
そして、CSP14は、各はんだバンプ21をプリント配線基板側ランド12に接合することにより、プリント配線基板11の一面側に接続される。ここで、各はんだバンプ21及びこれと接合された両ランド12、19が本発明のはんだ接合部に相当する。
また、CSP側ランド19の一部は、ワイヤボンディング等により形成された金ワイヤ20により、半導体チップ16の電極パッド(図示せず)と結線されている。
【0021】
かかる実装構造は、例えば、次のようにして作製できる。開口部18a及びCSP側ランド19が形成されたインターポーザ18の一面に、ダイアタッチ17を介して半導体チップ16を接着し、ワイヤボンディングを行った後、樹脂を注入、硬化することでモールド樹脂15を形成する。次に、はんだボールを用いて、開口部18aから各CSP側ランド19に接合されたはんだバンプ21を形成すると、CSP14が出来上がる。
【0022】
そして、このCSP14を、プリント配線基板11の一面上に配置し、各はんだバンプ21をプリント配線基板側ランド12に接触させ、はんだリフローを行う。こうして、図2に示す実装構造が出来上がる。
かかる実装構造においては、半導体チップ16とプリント配線基板11との電気的信号のやりとりは、各ランド12、19およびはんだバンプ21、金ワイヤ20を介して行われるようになっている。
【0023】
以下、このような図2及び図3に示す実装構造を解析対象とし、複数個のはんだバンプ21のピッチを0.5mmとした場合について、図1に示される各工程を説明していく。
2次元モデル図作成工程S1では、この実装状態を構造モデルとし、実際の温度サイクル試験工程S7におけるはんだ接合部の破壊形態に対応した断面(破壊形態対応断面)方向に2次元モデルを設定する。例えば、はんだ接合部における実際のクラック進行を明確に表す断面を破壊形態対応断面として選択することができる。
【0024】
複数個のはんだバンプ21のピッチを0.5mmとした場合、温度サイクル試験(例えば、−30℃(30分)と80℃(30分)との繰り返しを1サイクルとする試験)におけるオープン(断線)発生位置は、図3に示す様に、はんだバンプ21のうちCSP14のコーナー部最外端に位置するはんだバンプ21aから順次内側に向かって発生した。
【0025】
一方、上記実装構造について、図4に示す3次元モデル(1/4モデル、メッシュは細線で図示)での有限要素法によるシミュレーションを行ったところ、塑性ひずみが最大となる部位(最大塑性ひずみ部位)が、平面矩形状のCSP14におけるコーナー部最外端のはんだバンプ21aとなることを確認した。従って、3次元モデル解析によれば、実際の温度サイクル試験によるはんだ接合部の破壊形態と一致する。
【0026】
図5の左側に示す様に、2次元モデルの断面方向は、最大塑性ひずみ部位を実際の破壊形態及び3次元解析の結果と合わせるため、図5にB−B断面として示す様に、CSP14の対角方向を上記破壊形態対応断面とした。そして、図5の右側に示す様に、2次元モデル(1/4モデル、メッシュは破線で図示)は、上記図4に示す3次元モデルをベースとして同じメッシュサイズ(最小10μm)、同じ拘束条件(つまり、構成部材の配置構成や形状等が同じであること)で作成した。
【0027】
図5では、破壊形態対応断面において、プリント配線基板11の基板平面方向をX方向とし、このX方向と直交するプリント配線基板11の厚み方向をY方向としている。
また、実際の破壊形態と良く対応した3次元モデルの塑性ひずみ値を基準として、この基準値に、本実施形態の2次元モデルによる塑性ひずみ値を一致させる手法として、実装構造の各構成部材(11〜13、15〜19及び21)における奥行き寸法を変えることで対応させた。奥行き寸法の考え方を、モールド樹脂15とはんだバンプ21を例にとって図6で説明する。
【0028】
モールド樹脂15の場合、CSP14の対角方向でみると、破壊形態対応断面上に一辺OAを有し且つ破壊形態対応断面と直交する直交面方向に広がる直角三角形(ハッチングで図示)OABが奥行き方向の形状になる。ここで、この直角三角形OABと面積が等しく且つ破壊形態対応断面上の一辺ODから上記直交面方向に広がる長方形(破線で図示)OACDを考え、辺CAを奥行き寸法15aとした。以下、実際の形状に対して面積が等しくなるように求めた長方形の奥行き寸法を”等価面積での奥行き寸法”と称す。
【0029】
はんだバンプ21の場合、奥行き方向の形状が円形であるため、外接四角形(破線で図示)で近似し、奥行き寸法21bを直径の1/2とした。このように、実装構造における他の構成部材(半導体チップ16、インターポーザ18やソルダレジスト13等)についても、同様に、それぞれ、上記直交面方向に広がる実際の面積と等しい面積を有し且つ破壊形態対応断面上の一辺から上記直交面方向に広がる矩形状モデルを設定し、この矩形状モデルに基づいて奥行き寸法を決定するようにした。
【0030】
ここで、例えば、図7に各構成部材の奥行き寸法を等価面積での奥行き寸法とした場合の平面図(図7(a))と正面断面図(図7(b))を示す。該平面図は、上記直交面の上方からみたもの、該正面断面図は、破壊形態対応断面に正対してみたものである。ここで、15bはモールド樹脂15の奥行き面積、16aは半導体チップ16の奥行き寸法、16bは半導体チップ16の奥行き面積、21cははんだバンプ21の奥行き面積である。
【0031】
以上、図3〜図7を用いて説明したように、2次元モデル図作成工程S1において、奥行き寸法をパラメータに含む2次元モデル(擬似3次元モデル)が作成される。
次に、物性値入力工程S2、奥行き寸法入力工程S3及び最大塑性ひずみε算出工程S4を行う。即ち、上述のように、作成された擬似3次元モデルを用いて、各構成部材の物性値(弾性率、線膨張係数、ポアソン比、降伏応力)と奥行き寸法をコンピュータに入力し、汎用有限要素法により、各はんだバンプ21に発生する最大塑性ひずみεを算出する。
【0032】
例として、図8に、各構成部材の奥行き寸法を一律1mmとした場合と、各部材の奥行き寸法を上述の等価面積での奥行き寸法とした場合とについて計算し、各場合の算出された最大塑性ひずみ(%)を、実際の破壊形態と良く対応した3次元モデルの塑性ひずみ値(基準値P0)と比較した結果を示す。ここで、前者の場合は、各構成部材の矩形状モデルにおいて他の辺の寸法は変えずに奥行き寸法のみ一律1mmとしたものである。
【0033】
奥行き寸法一律1mmモデルでは、”モールド樹脂の奥行き面積15b/はんだバンプの奥行き面積21c”の比率が小さくなるため、はんだバンプ21がモールド樹脂15、プリント配線基板11等の熱変形から受けるひずみ寄与度が弱くなる。そのため、図8中のプロットP1に示す様に、3次元モデルで計算した塑性ひずみ値(基準値P0)に比べ低い値となった。
【0034】
一方、すべての構成部材を等価面積での奥行き寸法としたモデルでは、”モールド樹脂の奥行き面積15b/はんだバンプの奥行き面積21c”の比率が大きいため、はんだバンプ21がモールド樹脂15、プリント配線基板11等の熱変形から受けるひずみ寄与度が強くなる。そのため、図8中のプロットDe/1に示す様に、基準値P0に比べ高い値となった。
【0035】
次に、はんだ接合部、即ち、はんだバンプ21とプリント配線基板側ランド12とCSP側ランド19を、等価面積での奥行き寸法で一定(はんだバンプ21の奥行き寸法を0.125mmで一定)とし、その他の構成部材11、13、15〜18の奥行き寸法だけを種々変えて計算した結果を、図8に示す。ここで、図8中、Deは等価面積での奥行き寸法を表し、プロットDe/2、De/4、De/8、De/16は、それぞれ、上記その他の構成部材の奥行き寸法をDeの1/2、1/4、1/8、1/16とした場合の最大塑性ひずみを示す。
【0036】
図8からわかるように、モールド樹脂15等、その他の構成部材の奥行き寸法を小さくすることによって、塑性ひずみ値は次第に低くなり、3次元モデルの結果(基準値P0)に近いひずみ値が得られる最適寸法があることがわかった。この解析では、等価面積での奥行き寸法の1/10(図中、De/10)が最適であった。
【0037】
このように、実装構造の各構成部材のうち、はんだ接合部12、19及び21については奥行き寸法を一定とし、その他の構成部材については奥行き寸法を等価面積での奥行き寸法から変えることにより、上記工程S2〜S4を実施し、その結果(例えば、上記De/10という最適値)を、2次元モデル図作成工程S1に反映させることにより、2次元モデルの最適化を行うことができる。
【0038】
なお、実装構造によっては、上記の奥行き寸法一律1mmモデルを用いて最適化を行っても良い。
こうして、はんだ接合部における熱ひずみシミュレーションが可能となり、最大塑性ひずみが予測できる。例えば、−30℃を初期状態とし、80℃になったときにはんだ接合部がどの程度ひずむかということが予測できる。
【0039】
さらに、奥行き寸法が上記のDe/10という最適値である2次元モデル(擬似3次元モデル)に基づいて、はんだバンプ断面形状及びはんだバンプ拘束条件の詳細な検討を行った。
実際の温度サイクル試験におけるはんだ接合部のクラック発生位置は、図9に示す様に、プリント配線基板側ランド12の近傍から発生したもの(図9(a))、CSP側インタポーザ開口部18a内のはんだくびれ21dから発生したもの(図9(b))、及び、プリント配線基板側とCSP側の両方で発生したもの(図9(c))とランダムであり、クラックはすべてはんだバンプ21内部で発生していた。
【0040】
図9(a)の破壊モードと一致する擬似3次元モデル図の解析条件は、図10(a)に示す様に、はんだバンプ21に接するCSP側インタポーザ18及びプリント配線基板側ソルダレジスト13は、はんだバンプ21との間に例えば10μmの隙間を設ける条件であることが、種々の拘束条件を検討した結果、わかった。なお、図10(b)は、この隙間を設けた条件とした擬似3次元モデルに基づいて算出された、はんだバンプ21内の塑性ひずみ分布を示すものである。
【0041】
もし、この隙間を設けないと、例えば図10(a)に示す様に、クラック発生位置が、プリント配線基板側ランド12の近傍ではなく、はんだバンプ21におけるランド12から離れた屈曲部Kとなってしまい、図9(a)の破壊モードと一致しない。この隙間(例えば10μm)を設けた条件とした擬似3次元モデルとすることにより、はんだ接合部の熱ひずみシミュレーションをより精度良く解析できる。
【0042】
また、図9(b)及び図9(c)の破壊モードは、CSP側インタポーザ開口部18a内のはんだくびれ21dが影響していると考えられるが、はんだバンプ21断面の詳細観察から、プリント配線基板側ソルダレジスト開口部13a内でもくびれていることがわかったので、プリント配線基板側ランド12とはんだバンプ21との接触角21eを変えて、はんだバンプ21における四隅(はんだバンプ左上くびれ部21f、はんだバンプ右上くびれ部21g、はんだバンプ右下くびれ部21h、はんだバンプ左下くびれ部21j)のひずみ値変化状況を計算した。その結果を図11に示す。
【0043】
図11においては、黒菱形プロットが21f、黒四角プロットが21g、白三角プロットが21h、×プロットが21jを示す。
図11に示す様に、プリント配線基板側ランド12とはんだバンプ21との接触角21eを60°とすれば、はんだバンプ21における四隅の塑性ひずみ値はほぼ同じ値になり、図9(c)の破壊モードと一致する。接触角21eを30°とすれば、はんだバンプ21上部のくびれ部(21f、21g)の塑性ひずみ値が最も大きくなり、図9(b)の破壊モードと一致する。
【0044】
このように、擬似3次元モデルにおいて、はんだ接合部におけるプリント配線基板側ランド12(本発明のプリント配線基板側のランド部に相当)とはんだバンプ21との接触角21eを変えて塑性ひずみの計算を行うようにすれば、はんだ接合部の熱ひずみシミュレーションをより精度良く解析できる。
本具体例において、この擬似3次元モデルを用いた”擬似3次元有限要素法”を使えば、従来の3次元モデルに比べ、2次元モデルでの計算であるため、短時間(3次元モデルに比べ、本例では1/64に時間短縮)で正確なシミュレーションが行えた。
【0045】
また、本発明者等の検討によれば、各種のBGA/CSPパッケージについても同様に、工程S1〜工程S4(2次元モデル解析)と温度サイクル試験工程S7とを実行したところ、それぞれの最大塑性ひずみ値εとオープン不良発生サイクル数Nfとを両対数グラフにプロットすると、図12に示す様に、1本の直線(Nf=α(ε)-B)に近似でき、はんだ接合部の熱疲労寿命評価則として一般に知られているCoffin−Manson則で評価できることがわかった。
【0046】
この関係式Nf=α(ε)-Bが、本発明のS(ひずみ)−N(寿命)曲線であり、寿命予測の基準線として使える。
S−N曲線にあてはめる工程S5及び熱疲労寿命Nf予測工程S6では、このS−N曲線に、所望のBGA/CSPについて2次元モデル解析を行って得られた最大塑性ひずみ値を当てはめ、当該パッケージの熱疲労寿命を予測する。
【0047】
例えば、図12は各種のBGA/CSP(CSP1〜4及びBGA1)から得られた寿命予測の基準線(Nf=α(ε)-B)としてのS−N曲線である。図12中のCSP1に対し、はんだバンプ形状を変えた解析を前記の2次元モデル(擬似3次元モデル)で実施すると、ひずみ値は、ε(CSP1’)となり、S−N曲線から、寿命はNf(CSP1’)と推定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体パッケージ実装構造の解析方法を示す工程図である。
【図2】上記実施形態に係るBGA/CSPのプリント配線基板への実装構造の一例を示す概略断面図である。
【図3】図2に示す実装構造の概略全体構成を示す図である。
【図4】上記実施形態に用いた3次元モデル図である。
【図5】上記実施形態に用いた2次元モデル図である。
【図6】上記実施形態に用いた奥行き寸法の考え方を示す図である。
【図7】図5に示す2次元モデルにおいて、各構成部材の奥行き寸法を等価面積での奥行き寸法とした場合を示す図である。
【図8】上記実施形態で得られた3次元モデルでの最大塑性ひずみ値と各構成部材の奥行き寸法を変えた2次元モデルでの最大塑性ひずみ値との比較を示すグラフである。
【図9】上記実施形態に用いたCSPの温度サイクル試験後のクラック発生状況を示す図である。
【図10】上記実施形態で得られた、はんだ接合部の拘束条件とシミュレーションによるはんだバンプの塑性ひずみ分布を示す図である。
【図11】上記実施形態で得られた、はんだ接合部におけるプリント配線基板側ランドとはんだバンプとの接触角を変えたときのはんだバンプに発生する塑性ひずみの変化状況を示すグラフである。
【図12】上記実施形態で得られた、BGA/CSPの最大塑性ひずみとオープン不良サイクル数との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
11…プリント配線基板、12…プリント配線基板側ランド、
13…ソルダレジスト、13a…ソルダレジスト開口部、14…CSP、
15…モールド樹脂、15a…モールド樹脂の奥行き寸法、
15b…モールド樹脂の奥行き面積、16…半導体チップ、
16a…半導体チップの奥行き寸法、16b…半導体チップの奥行き面積、
17…ダイアタッチ、18…インターポーザ、18a…インターポーザ開口部、
19…CSP側ランド、20…金ワイヤ、21…はんだバンプ、
21a…コーナー部最外端のはんだバンプ、
21b…はんだバンプの奥行き寸法、21c…はんだバンプの奥行き面積、
21d…はんだくびれ、
21e…プリント配線基板側ランドとはんだバンプとの接触角、
21f…はんだバンプ左上くびれ部、21g…はんだバンプ右上くびれ部、
21h…はんだバンプ右下くびれ部、21j…はんだバンプ左下くびれ部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for analyzing a semiconductor package mounting structure that performs thermal strain simulation of a solder joint between a semiconductor package (hereinafter abbreviated as BGA / CSP) having solder bumps in a lattice shape and a printed wiring board.
[0002]
[Prior art]
In general, a BGA (ball grid array) / CSP (chip size package) includes an interposer in which a semiconductor element is mounted on one surface side and a plurality of solder bumps arranged in a grid pattern is formed on the other surface side. A mounting state is achieved by joining the other surface side to one surface side of the printed wiring board via the solder bumps.
[0003]
Conventionally, a general-purpose finite element method analysis based on a three-dimensional model is generally used for a thermal strain simulation of a solder joint of a BGA / CSP using such a mounting state as a structural model. Examples of these are ¼ model analysis using the symmetry of the package (Journal of Electronics Packaging Society vol. 1, No. 2 (1998), P113 to P118), and 8 model analysis (5th Symposium on “Microjoining”). and Assembly Technology in Electronics ", P143-P148).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional analysis method as described above, an accurate thermal strain simulation can be performed. However, since a three-dimensional model is used, enormous labor and time are required for preparing and calculating a model diagram.
Therefore, in view of the above problems, the present invention aims to be able to analyze a thermal distortion simulation of a solder joint in a short time and with high accuracy using a structural model in which BGA / CSP is mounted on a printed wiring board. Another object of the present invention is to make it possible to easily predict the life of a solder joint using the structural model.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the invention described in
[0006]
According to the present invention, since a finite element method analysis (hereinafter referred to as a quasi-three-dimensional finite element method) using a two-dimensional model matched with a solder joint fracture mode in an actual temperature cycle test is used, the conventional three-dimensional model is used. Compared to the finite element method analysis by, the thermal strain simulation of solder joints can be analyzed in a short time and with high accuracy. Further, it becomes easy to optimally design various BGA / CSP package mounting structures.
[0007]
Further, in the invention described in
[0008]
Further, the invention described in
[0009]
Further, when a solder resist is formed on one surface side of the printed wiring board as in the fifth aspect of the invention, a gap is provided between the solder bump and the interposer and the solder resist in the two-dimensional model. If this condition is satisfied, the thermal strain simulation of the solder joint can be analyzed with higher accuracy.
In the two-dimensional model, if the contact angle between the land portion on the printed wiring board side and the solder bump is changed in the two-dimensional model, the plastic strain is calculated. The thermal strain simulation of the joint can be analyzed with higher accuracy.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiments shown in the drawings will be described below. FIG. 1 is a process diagram showing a method for analyzing a semiconductor package mounting structure according to the present embodiment. First, an outline of this analysis method will be described based on FIG. A BGA / CSP package (semiconductor package) to be analyzed is determined. This BGA / CSP is composed of a plurality of solder bumps arranged in a grid on an interposer on which semiconductor elements are mounted, and constitutes a mounted state connected to a printed wiring board via a plurality of solder bumps. To do.
[0011]
In the two-dimensional model diagram creating step S1, the mounting state is used as a structural model, and a two-dimensional model is created based on a cross section corresponding to the fracture form of the solder joint in an actual temperature cycle test (fracture form corresponding cross section).
Next, in steps S2 to S4, the plastic strain generated in the solder joint is calculated by performing a finite element method analysis based on the created two-dimensional model. First, in the physical property value input step S2, the physical property values (elastic modulus, linear expansion coefficient, Poisson's ratio, yield stress) of each constituent member in the mounting structure are input to the computer, and in the depth dimension input step S3, The depth dimension for the fracture mode corresponding cross section is input to the computer, and in the maximum plastic strain ε calculation step S4, the maximum plastic strain ε generated in the solder joint is calculated by a general-purpose finite element method using the input values for these two-dimensional models. To do.
[0012]
Next, in the step S5 and the thermal fatigue life Nf prediction step S6 that are applied to the SN curve, two-dimensional model analysis and temperature cycle test are performed on various BGA / CSPs, and the SN curves (solder joints) that are already in the database are obtained. The maximum plastic strain value obtained by performing a two-dimensional model analysis on the desired BGA / CSP is applied to the plastic strain (strain S) and thermal fatigue life (cycle number N) of Predict the thermal fatigue life of
[0013]
In step S9, when the thermal fatigue life prediction result is different from the test result S8 of the temperature cycle test S7 to be performed later, in the model diagram correction step S10, the solder bump cross-sectional shape is adjusted in detail, The model diagram is changed by changing the solder bump restraint conditions, etc., and the accuracy of the two-dimensional model diagram is improved. Each of the above steps S1 to S10 is an outline of this analysis method.
[0014]
This analysis method uses a finite element method analysis (pseudo three-dimensional finite element method) based on a two-dimensional model that matches the fracture form of the solder joint in an actual temperature cycle test. Compared to element method analysis, thermal strain simulation of solder joints can be analyzed in a short time and with high accuracy. Further, it becomes easy to optimally design various BGA / CSP package mounting structures.
[0015]
In addition, according to this analysis method, an SN curve indicating the relationship between the plastic strain calculated by the pseudo three-dimensional finite element method and the thermal fatigue life of the solder joint obtained from the actual temperature cycle test is prepared. Since the steps S5 and S6 for predicting the thermal fatigue life of the solder joint portion are provided based on this SN curve, the life prediction of the solder joint portion can be facilitated.
[0016]
Next, a specific mounting structure is shown in FIG. 2 and the following, and the analysis method shown in FIG. 1 will be described in more detail. An example of a mounting structure of a BGA / CSP (semiconductor package) to be analyzed on a printed wiring board is shown in the schematic cross-sectional view of FIG. 3A and 3B show a schematic overall configuration of the mounting structure, in which FIG. 3A is a plan view and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
[0017]
[0018]
[0019]
A plurality of CSP-side lands 19 made of copper or the like are formed on one surface side of the
[0020]
The
A part of the
[0021]
Such a mounting structure can be manufactured as follows, for example. The
[0022]
And this CSP14 is arrange | positioned on one surface of the printed
In such a mounting structure, electrical signals are exchanged between the
[0023]
Hereinafter, each process shown in FIG. 1 will be described in the case where the mounting structure shown in FIGS. 2 and 3 is an analysis target and the pitch of the plurality of solder bumps 21 is 0.5 mm.
In the two-dimensional model diagram creating step S1, this mounting state is used as a structural model, and a two-dimensional model is set in the cross section corresponding to the fracture form of the solder joint in the actual temperature cycle test process S7 (fracture form corresponding cross section). For example, a cross section that clearly represents the actual crack progress in the solder joint can be selected as the cross section corresponding to the fracture mode.
[0024]
When the pitch of the plurality of solder bumps 21 is 0.5 mm, open (disconnection) in a temperature cycle test (for example, a test in which a cycle of −30 ° C. (30 minutes) and 80 ° C. (30 minutes) is set to one cycle) 3) As shown in FIG. 3, the generation position was generated inward from the
[0025]
On the other hand, when the above-mentioned mounting structure was simulated by the finite element method using the three-dimensional model shown in FIG. 4 (1/4 model, mesh is shown by a thin line), the maximum plastic strain region (maximum plastic strain region) ) Was confirmed to be the
[0026]
As shown on the left side of FIG. 5, the cross-sectional direction of the two-dimensional model is such that the maximum plastic strain site matches the actual fracture mode and the result of the three-dimensional analysis. The diagonal direction was taken as the cross section corresponding to the fracture mode. As shown on the right side of FIG. 5, the two-dimensional model (1/4 model, mesh is indicated by a broken line) is based on the three-dimensional model shown in FIG. 4 and has the same mesh size (minimum 10 μm) and the same constraint conditions. (That is, the arrangement configuration and shape of the constituent members are the same).
[0027]
In FIG. 5, in the cross section corresponding to the destructive form, the substrate plane direction of the printed
Further, as a method of matching the plastic strain value according to the two-dimensional model of the present embodiment with this reference value based on the plastic strain value of the three-dimensional model that corresponds well with the actual fracture mode, each component of the mounting structure ( It respond | corresponded by changing the depth dimension in 11-13, 15-19, and 21). The concept of the depth dimension will be described with reference to FIG. 6 taking the
[0028]
In the case of the
[0029]
In the case of the
[0030]
Here, for example, FIG. 7 shows a plan view (FIG. 7 (a)) and a front sectional view (FIG. 7 (b)) when the depth dimension of each component is the depth dimension in the equivalent area. The plan view is viewed from above the orthogonal plane, and the front cross-sectional view is viewed from the cross section corresponding to the fracture mode. Here, 15 b is the depth area of the
[0031]
As described above with reference to FIGS. 3 to 7, in the two-dimensional model diagram creating step S1, a two-dimensional model (pseudo three-dimensional model) including the depth dimension as a parameter is created.
Next, a physical property value input step S2, a depth dimension input step S3, and a maximum plastic strain ε calculation step S4 are performed. That is, as described above, using the created pseudo three-dimensional model, the physical property values (elastic modulus, linear expansion coefficient, Poisson's ratio, yield stress) and depth dimensions of each component are input to the computer, and the general-purpose finite element The maximum plastic strain ε generated in each
[0032]
As an example, FIG. 8 shows the case where the depth dimension of each component member is uniformly 1 mm and the case where the depth dimension of each member is the depth dimension in the above-mentioned equivalent area. The result of comparing the plastic strain (%) with the plastic strain value (reference value P0) of the three-dimensional model well corresponding to the actual fracture mode is shown. In the former case, only the depth dimension is uniformly set to 1 mm without changing the dimensions of the other sides in the rectangular model of each component.
[0033]
In the
[0034]
On the other hand, in the model in which all the constituent members have depth dimensions in the equivalent area, the ratio of “mold
[0035]
Next, the solder joint portion, that is, the
[0036]
As can be seen from FIG. 8, by reducing the depth dimension of the other components such as the
[0037]
As described above, among the respective components of the mounting structure, the solder joints 12, 19, and 21 have the same depth dimension, and the other components have the depth dimension changed from the depth dimension in the equivalent area. The two-dimensional model can be optimized by performing steps S2 to S4 and reflecting the result (for example, the optimum value of De / 10) in the two-dimensional model diagram creating step S1.
[0038]
Depending on the mounting structure, optimization may be performed using the above-described uniform 1 mm depth dimension model.
Thus, a thermal strain simulation at the solder joint can be performed, and the maximum plastic strain can be predicted. For example, it can be predicted how much the solder joint is distorted when the initial state is -30 ° C and the temperature reaches 80 ° C.
[0039]
Further, based on the two-dimensional model (pseudo three-dimensional model) in which the depth dimension is the optimum value of De / 10, detailed examination of the solder bump cross-sectional shape and the solder bump restraint condition was performed.
As shown in FIG. 9, the crack occurrence position in the solder joint portion in the actual temperature cycle test is generated from the vicinity of the printed wiring board side land 12 (FIG. 9A), and in the CSP side interposer opening 18 a. Random ones are generated from the
[0040]
As shown in FIG. 10A, the CSP-
[0041]
If this gap is not provided, for example, as shown in FIG. 10 (a), the crack generation position is not the vicinity of the printed wiring
[0042]
9B and 9C are considered to be affected by the
[0043]
In FIG. 11, the black rhombus plot is 21f, the black square plot is 21g, the white triangle plot is 21h, and the x plot is 21j.
As shown in FIG. 11, if the
[0044]
Thus, in the pseudo three-dimensional model, the plastic strain is calculated by changing the
In this specific example, if the “pseudo three-dimensional finite element method” using this pseudo three-dimensional model is used, the calculation is based on the two-dimensional model compared to the conventional three-dimensional model. In comparison, in this example, accurate simulation could be performed with a time reduction of 1/64).
[0045]
Further, according to the study by the present inventors, when various steps of SGA to S4 (two-dimensional model analysis) and the temperature cycle test step S7 are similarly performed on various BGA / CSP packages, the maximum plasticity of each is obtained. When the strain value ε and the number of open failure occurrence cycles Nf are plotted in a log-log graph, as shown in FIG. 12, it can be approximated to one straight line (Nf = α (ε) −B ), and thermal fatigue of the solder joint portion It was found that the evaluation can be made by the Coffin-Manson rule, which is generally known as the life evaluation rule.
[0046]
This relational expression Nf = α (ε) −B is the S (strain) -N (life) curve of the present invention and can be used as a reference line for life prediction.
In step S5 and thermal fatigue life Nf prediction step S6 applied to the SN curve, the maximum plastic strain value obtained by performing the two-dimensional model analysis on the desired BGA / CSP is applied to the SN curve, and the package Predict the thermal fatigue life of
[0047]
For example, FIG. 12 is an SN curve as a life prediction reference line (Nf = α (ε) −B ) obtained from various BGA / CSPs (
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a process diagram showing a method for analyzing a semiconductor package mounting structure according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing an example of a mounting structure of a BGA / CSP according to the embodiment on a printed wiring board.
3 is a diagram showing a schematic overall configuration of the mounting structure shown in FIG. 2;
FIG. 4 is a three-dimensional model diagram used in the embodiment.
FIG. 5 is a two-dimensional model diagram used in the embodiment.
FIG. 6 is a diagram showing the concept of depth dimensions used in the embodiment.
7 is a diagram showing a case where the depth dimension of each constituent member is a depth dimension with an equivalent area in the two-dimensional model shown in FIG. 5;
FIG. 8 is a graph showing a comparison between the maximum plastic strain value in the three-dimensional model obtained in the embodiment and the maximum plastic strain value in a two-dimensional model in which the depth dimension of each constituent member is changed.
FIG. 9 is a diagram showing a crack generation state after a temperature cycle test of the CSP used in the embodiment.
FIG. 10 is a diagram showing the constraint condition of the solder joint obtained in the embodiment and the plastic strain distribution of the solder bump by simulation.
FIG. 11 is a graph showing a change state of plastic strain generated in a solder bump when the contact angle between the printed wiring board side land and the solder bump in the solder joint is changed, obtained in the embodiment.
FIG. 12 is a graph showing the relationship between the maximum plastic strain of BGA / CSP and the number of open failure cycles obtained in the embodiment.
[Explanation of symbols]
11 ... printed wiring board, 12 ... printed wiring board side land,
13 ... Solder resist, 13a ... Solder resist opening, 14 ... CSP,
15 ... Mold resin, 15a ... Depth dimension of mold resin,
15b ... Depth area of mold resin, 16 ... Semiconductor chip,
16a: Depth dimension of semiconductor chip, 16b: Depth area of semiconductor chip,
17 ... Dia attach, 18 ... Interposer, 18a ... Interposer opening,
19 ... CSP side land, 20 ... gold wire, 21 ... solder bump,
21a ... Solder bump at the outermost end of the corner,
21b: Depth dimension of solder bump, 21c: Depth area of solder bump,
21d ... Solder constriction,
21e: Contact angle between the printed wiring board side land and the solder bump,
21f ... Constriction part on the upper left of the solder bump, 21g ... Constriction part on the upper right of the solder bump,
21h: Solder bump lower right neck portion, 21j: Solder bump lower left neck portion.
Claims (6)
実際の温度サイクル試験におけるはんだ接合部の破壊形態に対応した破壊形態対応断面に基づいて2次元モデルを設定する工程(S1)と、
この2次元モデルに基づいて有限要素法解析を行うことにより、前記はんだ接合部に発生する塑性ひずみを計算する工程(S2〜S4)とを備えたことを特徴とする半導体パッケージ実装構造の解析方法。Mounting state of a semiconductor package in which a semiconductor package in which a plurality of solder bumps arranged in a lattice pattern is provided on an interposer on which semiconductor elements are mounted is connected to a printed wiring board via the plurality of solder bumps Is an analysis method using as a structural model,
A step (S1) of setting a two-dimensional model based on a fracture mode corresponding cross section corresponding to a fracture mode of a solder joint in an actual temperature cycle test;
A method for analyzing a semiconductor package mounting structure comprising the steps (S2 to S4) of calculating plastic strain generated in the solder joint by performing finite element analysis based on the two-dimensional model .
この矩形状モデルに基づいて前記奥行き寸法を決定することを特徴とする請求項3に記載の半導体パッケージ実装構造の解析方法。For each component of the semiconductor package and the printed wiring board, a rectangular model having an area equal to the actual area extending in the orthogonal plane direction and extending in the orthogonal plane direction from one side on the cross section corresponding to the destruction mode Set
4. The semiconductor package mounting structure analysis method according to claim 3, wherein the depth dimension is determined based on the rectangular model.
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