JP4094215B2 - コイン検査装置 - Google Patents

コイン検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4094215B2
JP4094215B2 JP2000296592A JP2000296592A JP4094215B2 JP 4094215 B2 JP4094215 B2 JP 4094215B2 JP 2000296592 A JP2000296592 A JP 2000296592A JP 2000296592 A JP2000296592 A JP 2000296592A JP 4094215 B2 JP4094215 B2 JP 4094215B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
detection coil
coil
magnetic field
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000296592A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001174438A5 (ja
JP2001174438A (ja
Inventor
米藏 古矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Conlux Co Ltd
Original Assignee
Nippon Conlux Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Conlux Co Ltd filed Critical Nippon Conlux Co Ltd
Priority to JP2000296592A priority Critical patent/JP4094215B2/ja
Publication of JP2001174438A publication Critical patent/JP2001174438A/ja
Publication of JP2001174438A5 publication Critical patent/JP2001174438A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4094215B2 publication Critical patent/JP4094215B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
  • Testing Of Coins (AREA)

Description

【0001】
この発明はコインの真贋性を検査するコイン検査装置に関し、特に自動販売機、ゲーム機器等に使用されるコインの検査に好適なコイン検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動販売機、ゲーム機器等に使用されるコイン検査装置は、誘導コイルを用いた電子式コイン検査装置が主流である。
【0003】
この種のコイン検査装置は、一般的にコインの自由落下を利用するもので、コイン投入口から投入されたコインを案内するコイン通路に複数組みの誘導コイルを配置し、この複数組みの誘導コイルをそれぞれ異なる周波数により励磁することで電磁場を形成し、コイン投入口から投入されたコインがこの電磁場内を通過することによる、該電磁場の変化を利用して該コインの真贋性を検査するように構成されている。
【0004】
このコイン検査装置によるコインの検査は、周知の原理によるもので、上記電磁場の中をコインが通過するとき、この電磁場とコインとの相互作用により得られる電気的変化量(周波数変化、電圧変化、位相変化)を検出して該コインの真贋性を判別している。
【0005】
従来、この種のコイン検査装置は、コインの特徴が周波数パラメータに依存することから、米国特許N0.3,870,137に開示されているように、複数の周波数を使うことでコインの材質、外径、厚さなどを検査する技術として利用されている。
【0006】
また、近年になってコインの表面形状を検出する手法を採用するコイン検査装置も提案されており、その代表的技術として特開平11−167655公報あるいは特開平11−175793号公報に開示されたものがある。
【0007】
そして、これら従来のコイン検査装置の誘導コイルはポット形のコアやE形のコアが用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、国際化に伴って諸外国のコインが容易に持ち込まれ、それらのコインが自動販売機等に誤って投入されたり、或いは不正を試みる者による詐欺行為などのために投入されるケースが増えている。
【0009】
それら諸外国のコインの中には材質、外径、厚さなどが本物のコインに近似するものがあったり、あるいは諸外国のコインを変造するなどして本物コインに似せたものが多量に出回っている。
【0010】
このような諸外国のコイン若しくは諸外国のコインを変造したコインは本物のコインとコイン表面のデザイン(凹凸模様)が異なったり、あるいはコイン縁部(フランジ)の形状が異なるものの、材質、外径、厚さが殆ど一致しているものがあるため、従来のコイン検査装置においては、これらのコインを本物と誤って受け入れてしまうことがあり、この場合、自動販売機等の管理者に不測の損害を与えることになる。
【0011】
そこで、コイン表面の凹凸模様や縁部(フランジ)の形状を精度良く検出する技術が望まれている。
【0012】
図18は、従来のコイン検査装置で用いられる誘導コイルの特性図である。
【0013】
従来のコイン検査装置では、図18に示すようなE形コア180の中央の脚部181にコイル182を巻回したものが使われている。
【0014】
この誘導コイルの各磁極における磁界発生分布をみると、図18に示すように、中央部の磁極で最大の強さを示すものの、両端の磁極では約数分の一に減少し、コインに作用する磁界は単峰形磁界となる。
【0015】
このような単峰形磁界を採用した場合は、コインに作用する磁束を絞り込むことができないため、コイン表面の広い域に磁界が作用して検知が緩慢になりコイン表面の僅かな形状的特徴を検出することが困難であった。
【0016】
また、コイン表面の僅かな形状的特徴を検出するために、この種のコイン検査装置に、画像検出素子(CCD)を用いた光学的な手法を採用する試みもあるが、このような光学的な手法は、埃などが付着してコインの真偽判定を損ねる問題があり、装置が大きくなるばかりか複雑となり、その結果、装置全体が高価となる問題があった。
【0017】
そこで、この発明は、簡単な一組のコイル構成でコイン縁部の形状と表面の凹凸模様とを精度良く検査することができしかも安価な構成のコイン検査方法および装置を提供することを目的とする。
【0018】
ところで、近年、国際化に伴って諸外国のコインが容易に持ち込まれ、それらのコインが自動販売機等に誤って投入されたり、或いは不正を試みる者による詐欺行為などのために投入されるケースが増えている。
【0019】
それら諸外国のコインの中には材質、外径、厚さなどが本物のコインに近似するものがあったり、あるいは諸外国のコインを変造するなどして本物コインに似せたものが多量に出回っている。
【0020】
このような諸外国のコイン若しくは諸外国のコインを変造したコインは本物のコインとコイン表面のデザイン(凹凸模様)が異なったり、あるいはコイン縁部(フランジ)の形状が異なるものの、材質、外径、厚さが殆ど一致しているものがあるため、従来のコイン検査装置においては、これらのコインを本物と誤って受け入れてしまうことがあり、この場合、自動販売機等の管理者に不測の損害を与えることになる。
【0021】
そこで、コイン表面の凹凸模様や縁部(フランジ)の形状を精度良く検出する技術が望まれている。
【0022】
図18は、従来のコイン検査装置で用いられる誘導コイルの特性図である。
【0023】
従来のコイン検査装置では、図18に示すようなE形コア180の中央の脚部181にコイル182を巻回したものが使われている。
【0024】
この誘導コイルの各磁極における磁界発生分布をみると、図18に示すように、中央部の磁極で最大の強さを示すものの、両端の磁極では約数分の一に減少し、コインに作用する磁界は単峰形磁界となる。
【0025】
このような単峰形磁界を採用した場合は、コインに作用する磁束を絞り込むことができないため、コイン表面の広い域に磁界が作用して検知が緩慢になりコイン表面の僅かな形状的特徴を検出することが困難であった。
【0026】
また、コイン表面の僅かな形状的特徴を検出するために、この種のコイン検査装置に、画像検出素子(CCD)を用いた光学的な手法を採用する試みもあるが、このような光学的な手法は、埃などが付着してコインの真偽判定を損ねる問題があり、装置が大きくなるばかりか複雑となり、その結果、装置全体が高価となる問題があった。
【0027】
そこで、この発明は、簡単な一組のコイル構成でコイン縁部の形状と表面の凹凸模様とを精度良く検査することができしかも安価な構成のコイン検査装置を提供することを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明は、検知コイルから発生される磁界内に被検査コインを通過させ、前記検知コイルの電気的特性変化に基づき前記被検査コインの真贋性を判別するコイン検査装置であって、前記検知コイルは、複数の脚部を有するコアと、前記コアの隣接する2つの脚部にそれぞれ設けられた第1のコイルおよび第2のコイルと、前記2つの脚部により形成される磁極から発生される磁束が相互に反発し合うように前記第1のコイルおよび前記第2のコイルを励磁して双峰形磁界を発生させる磁界発生手段とを具備する。
【0034】
また、この発明は、検知コイルから発生される磁界内に被検査コインを通過させ、前記検知コイルの電気的特性変化に基づき前記被検査コインの真贋性を判別するコイン検査装置であって、前記検知コイルは、前記被検査コインの通路に沿って配設された第1の検知コイルと、前記通路をはさんで前記第1の検知コイルに対向して配設された第2の検知コイルとを具備し、前記第1の検知コイルおよび前記第2の検知コイルは、複数の脚部を有するコアと、前記コアの隣接する2つの脚部にそれぞれ設けられた第1のコイルおよび第2のコイルと、前記2つの脚部により形成される磁極から発生される磁束が相互に反発し合うように前記第1のコイルおよび前記第2のコイルを励磁して双峰形磁界を発生させる磁界発生手段とを具備する。
【0046】
この発明においては、上述した構成により検知コイルを発振回路により自己励磁することで、検知コイルの隣接する2つの磁極間に磁束が互いに反発し合うようにして双峰形磁界を発生する。この双峰形磁界はそれぞれビーム状に収束してコインの縁部(フランジ)あるいはコインの表面部に電磁誘導作用する。
【0047】
コインの縁部(フランジ)が上記2つの磁極間を通過するときに起こる電磁誘導作用によって、コインの縁部(フランジ)近傍に渦電流が発生し、その渦電流は検知コイルから発せられた元の磁界を妨げようとする反抗磁界を発生しこれにより検知コイルの電気的特性(インピーダンス)が変化する。このインピーダンス変化はコインの縁部(フランジ)の形状に特徴付けられて変化する。
【0048】
一方、コイン表面の模様が上記2つの磁極間を通過するときに起こる電磁誘導作用によって、コインの表面部近傍に渦電流が発生し、上記と同様にしてその渦電流は検知コイルから発せられた元の磁界を妨げようとする反抗磁界を発生しこれにより検知コイルのインピーダンスが変化する。このインピーダンス変化はコイン表面の模様の凹凸に特徴付けられて変化する。
【0049】
このようにビーム状に収束する双峰形磁界は、コイン縁部(フランジ)およびコイン表面の峡域に作用させることができるので検出のための分解能を向上させることができ、これによりコインの検査を高精度に行うことができる。また、この一組の検知コイルからコインの複数の検出要素を得ることができる。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わるコイン検査装置の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0051】
図1は、この発明に係わるコイン検査装置で採用される検知コイルを示す図である。
【0052】
また、図2は、図1に示した検知コイルの詳細説明図である。
【0053】
図1において、図1(a)は、この発明に係わるコイン検査方法および装置で採用される検知コイル1の正面図を示し、図1(b)は、図1(a)に示す検知コイル1を配置したコイン通路5の断面図を示し、図1(c)は、図1(a)に示す検知コイル1のA部矢視図である。
【0054】
図1において、検知コイル1は、第1の検知コイル1aと第2の検知コイル1bで構成され、第1の検知コイル1aはコイン通路5の一側部の通路壁4aに配設され、第2の検知コイル1bは通路5を挟んで第1の検知コイル1aに電磁的に結合するように配設される。
【0055】
また、検知コイル1はそのコイルの長手方向がコイン通路5の底面を構成するレール2と略平行になり、かつ、コイン3の中心と検知コイル1の幅のセンタが略一致するように配置される。
【0056】
コイン通路5は、コイン3を案内して落下させる所定角度で傾斜し、底部に配置されたレール2と、一対の通路壁4a、4bで構成され、通路壁4a、4bは、図1(b)に示すように、コイン3が一方の通路壁4b側に傾いて落下するように、コイン落下方向に垂直でかつ鉛直方向に対し傾いて配設されている。
【0057】
また、コイン3を載せて案内するレール2の表面も通過するコイン3が通路壁4b側に傾くように、通路壁4a、4bの傾斜方向に傾く構成となっている。
【0058】
さて、この検知コイル1は、図2(a)および図2(b)に示すように、フェライトなどの高透磁率の磁性材料からなり、複数の脚部が所定間隔でほぼ直線上に配置された櫛形コア8と、その櫛形コア8の隣接する2つの中脚部6bおよび6cのそれぞれにコイル7aおよびコイル7bを巻回して構成される。
【0059】
また、この検知コイル1の第1の検知コイル1aは、後に詳述するように、第1の検知コイル1a内の隣接する2つの中脚部6bおよび6cにより形成される磁極から発生される磁束が相互に反発し合うようにして接続されている。
【0060】
同様に、第2の検知コイル1bは、2つの中脚部6b’、6c’により形成される磁極から発生される磁束が相互に反発し合うようにして接続されている。
【0061】
さらに、第1の検知コイル1aおよび第2の検知コイル1bは、相互インダクタンスが負になるように直列逆相接続されている。
【0062】
図3は、図1に示した検知コイル1を用いて構成したこの発明に係わるコイン検査装置の制御回路の概略構成を示すブロック図である。
【0063】
図3において、図1に示した検知コイル1を構成する第1の検知コイル1aは、コイル7a、7bから構成されており、このコイル7a、7bは、図1に示した隣接する2つの中脚部6b、6cにより形成される磁極から発生される磁束が相互に反発し合うようにして接続されており、同様に、第2の検知コイル1bは、コイル7a’、7b’から構成されており、このコイル7a’、7b’は、隣接する2つの中脚部6b’、6c’により形成される磁極から発生される磁束が相互に反発し合うようにして接続されている。
【0064】
第1の検知コイル1aおよび第2の検知コイル1bは、並列にキャパシタC1およびキャパシタC2が接続され、第1の検知コイル1aおよび第2の検知コイル1bとキャパシタC1およびキャパシタC2により共振素子10を構成している。
【0065】
また、共振素子10は帰還回路11と共に自励式の発振回路12を構成し、この発振回路12は共振素子10の共振周波数に基づく周波数で発振し、検知コイル1の両端には正弦波電圧が発生し、検知コイル1を励磁駆動する。
【0066】
これにより検知コイル1は、その周辺に電磁界を発生せしめ、第1の検知コイル1aおよび第2の検知コイル1bは電磁的に結合するようにして電磁場を構成する。
【0067】
また、発振回路12は、検知コイル1の両端に発生する正弦波電圧を検波回路13に出力する。検波回路13は発振回路12から出力される正弦波電圧を入力して検波し、その正弦波電圧に対応する直流電圧を生成して検査装置14へ出力する。
【0068】
検査装置14はその内部に有するAD変換手段15へ上記直流電圧信号を入力し対応するデジタル信号に変換し、検査装置14の内部に有する比較判定手段16へ出力する。比較判定手段16はデジタル電圧信号と基準値17とを比較し、コイン3が所定の特徴を備えているか否かを判定して判定の結果を出力端子18へ出力する。
【0069】
この比較判定手段16の出力は後述する振り分けソレノイドや図示しないコインカウンター等を駆動するために使用される。
【0070】
ここで、コイン3が検知コイル1の電磁場内を通過するときの電磁作用について詳述する。
【0071】
図4は、図1に示した検知コイル1の特性を示す特性図である。
【0072】
図4に示す特性図は、コアの磁極面から略1mm離れた位置に磁束計を置いて磁極の配列方向に磁束計を移動させて磁界の強さを測定したものである。また、図4に示す特性図は、上述した第1の検知コイル1aを用いて所定の電圧と所定の周波数により励磁駆動して測定を行ったものである。
【0073】
図4において、検知コイル1の櫛形コア8の脚部の磁極60a乃至60dにおける磁界の強さを見ると、磁極60bおよび磁極60cのそれぞれの磁極近傍においてその強さが最大となる双峰形の特性を示す。
【0074】
検知コイル1がこのような特性を示すのは、隣接する二つの磁極から発生される磁束が相互に反発し合うようにして働くため、磁極60bと磁極60cの間のセンタ付近で磁界の強さが急峻に減少する谷間を発生させる。これにより、この双峰形磁界はビーム状に収束した磁界をコイン表面に作用させるものとなる。
【0075】
次に、コインとコイルとの電磁作用について詳述すると、コイン3が検知コイル1の電磁場に作用すると、周知の原理によりコイン3の表面近傍に渦電流が発生する。
【0076】
このコイン3の表面近傍に発生した渦電流は、それ自体から生じる磁界によって検知コイル1から発せられる元の磁界を妨げるように作用する。
【0077】
この働きによって検知コイル1のインビーダンスが変化し、検知コイル1両端の正弦波電圧が減衰する。
【0078】
このようにして起る正弦波電圧の変化はコインの有する特徴に反応して現われるので、その正弦波電圧の変化を検出し検査することによってコイン3の特徴を検査することができる。
【0079】
また、コイン3の表面近傍に発生する渦電流はその作用周波数が高くなるのに伴って発生する表皮効果によりコイン外周部付近で顕著な反抗磁界を発生する。
【0080】
さらに、検知コイル1から発せられる双峰形のビーム状磁界をコイン3の表面に作用させることで、その磁界がコイン3の微少域で双峰形の反抗磁界を発生させ、コイン表面の僅かな形状的特徴変化を伴って検知コイル1に相互作用するので、その変化を検出することでコイン縁部(フランジ)の形状やコイン表面模様の凹凸を精度よく検査することができる。
【0081】
図5は、図3に示したコイン検査装置の詳細構成を示す回路図である。
【0082】
図5において、図3のブロック図を対応させて回路構成を詳述すると、図3に示した帰還回路11を含む発振回路12は、第1検知のコイル1aおよび第2の検知コイル1bから構成される検知コイル1およびキャパシタC1、キャパシタC2からなる共振素子10と、増幅器A1、抵抗R1および抵抗R2により構成される帰還増幅回路と、トランジスタTr1、バイアス抵抗R3、R5およびエミッタ抵抗R4とにより構成される。
【0083】
また、図3に示した検波回路13は、発振回路12の出力に接続されたカップリング用キャパシタC3に接続されたダイオードD1およびダイオードD2による整流回路と、抵抗R6とキャパシタC4とによる積分回路とにより構成される。
【0084】
また、図3に示した検査装置14のAD変換手段15、比較判定手段16および基準値17は、MPU(マイクロプロセッサ・ユニット)20を用いて構成される。
【0085】
発振回路12は、所定の周波数により検知コイル1を励磁駆動するが、その周波数は、電磁界がコインに浸透しない周波数が望ましく、70K(Hz)以上の周波数が望ましい。この実施の形態においてはその周波数を120K(Hz)にして行った。
【0086】
発振回路12の第1の検知コイル1aおよび第2の検知コイル1bから構成される検知コイル1はその近傍にコイン3が位置すると、コイン3の内部に渦電流が発生し、その渦電流により起こる反抗磁界作用により検知コイル1の発する磁束が妨げられて検知コイル1のインピーダンスが変化し、係るところ正弦波電圧の振幅、周波数等が変化する。
【0087】
さて、この実施の形態では振幅の変化を検出するよう構成している。発振回路12は検知コイル1に発生する正弦波電圧を検波回路13に出力する。検波回路13は発振回路12から正弦波電圧を入力してこの正弦波電圧に対応する直流電圧を検査装置14へ出力する。
【0088】
また、検波回路13の出力はMPU20内のAD変換手段15に入力される。AD変換手段15はこの入力された直流電圧をサンプリングし、メモリ手段21に一時記憶する。
【0089】
比較判定手段16は、メモリ手段21に一時記憶された値と、メモリ手段21に予め記憶保持されている受納可能金種の基準値とを比較しその結果を出力端子18へ出力する。
【0090】
図6は、この実施の形態のコイン検査装置の試験に用いた試験用ゲージの形状図である。
【0091】
図6において、この試験用ゲージはこの実施の形態のコイン検査装置の検出コイル1の性能の評価を行うものとして、コイン縁部(フランジ)の検出性能を検証するために用いたもである。
【0092】
試験用ゲージは、外径寸法Dを26.5mm、表面/裏面の凹部寸法dをそれぞれ0.3mmおよび厚さTを1.8mm一定にし、フランジ部の寸法pを0.1mm乃至0.9mmの範囲で0.2mmステップ毎に5種類について準備したものである。
【0093】
図7は、図6に示した試験用ゲージにより試験を行った結果のこの実施の形態のコイン検査装置の特性図である。
【0094】
図7に示す特性図は、図5に示す制御回路を用いて試験用ゲージを検知コイル1の電磁場に通過させ、そのときの検波回路手段13の出力(検査信号)をオシロスコープで測定したものである。
【0095】
図7(a)の波形40はフランジ部の寸法pが0.1mmにおける波形で、図7(b)の波形41はフランジ部の寸法pが0.3mm、図7(c)の波形42はフランジ部の寸法pが0.5mm、図7(d)の波形43はフランジ部の寸法pが0.7mm、図7(e)の波形44はフランジ部の寸法pが0.9mmにおける波形をそれぞれ示す。
【0096】
上記波形40〜44の中から特に図7(e)の波形44に着目して述べると、その波形の変化は試験用ゲージが検知コイル1の電磁場内を通過するにしたがって減衰しはじめ、やがて極大値(最大減衰値)を示した後、再び上昇して待機値に戻る。
【0097】
この波形44から解ることは、波形が下降しはじめてから極大値に至る間の下降波形に第1の変極点45および第2の変極点46の2箇所の変極点が現われていることである。
【0098】
一方、上記波形44が極大値に至った後の波形が上昇しはじめてから待機に戻る間の上昇波形においても第3の変極点47および第4の変極点48の2箇所に変極点が現われている。
【0099】
ここで、第1の変極点45は試験用ゲージの最初のフランジ部が検知コイル1の磁極60aおよび磁極60bの間を通過するときに現われ、第2の変極点46はこのフランジ部が磁極60bおよび磁極60cの間を通過するときに現われる。
【0100】
一方、第3の変極点47は試験用ゲージの後ろのフランジ部が検知コイル1の磁極60bおよび磁極60c(図4参照)の間を通過するときに現われ、第4の変極点48はこのフランジ部が磁極60cおよび磁極60d(図4参照)の間を通過するときに現われる。
【0101】
図7(a)から図7(e)に示す波形40乃至波形44の各変極点において、試験用ゲージのフランジ部の寸法変化に対応して変極点の特性変化を見ると、フランジ部の寸法が0.1mmの試験用ゲージにおける図7(a)の波形40では各変極点の変化が比較的なだらかであるのに対し、フランジ部の寸法が増加するのにしたがってそれの変化の屈曲が急峻になっていくことが分かり、特に第2の変極点46および第3の変極点47における変化は顕著である。
【0102】
よって、第2の変極点46あるいは第3の変極点47における変化の度合い(例えば、第2の変極点46における最初の屈曲から次の屈曲までの間の傾きの大きさやその方向)を検出しコインの識別に用いることでコインの有する縁部(フランジ)の特徴を精度よく検査することができる。
【0103】
図8は、代表コインにより試験を行った結果のこの実施の形態のコイン検査装置の特性図である。
【0104】
図8において、図8(a)の波形50は日本国の100円硬貨における特性図で、図8(b)の波形51は100円硬貨に材質、外形、厚さ、重さ等が極近似している被疑貨における特性図である。
【0105】
図8(a)の波形50と図8(b)の波形51とを比較して見ると波形50における第2の変極点の屈曲が急峻であるのに対し、波形51のそれはなだらかな特性を示しておりその差は明らかである。
【0106】
また、波形50の波形は、その極大値(最大減衰値)付近に凹凸が見られるのに対し、波形51のそれは平坦な特性を示しておりその差も明らかである。ここで、波形50の極大値付近に見られる凹凸波形は100円硬貨表面に刻印されている模様の凹凸を検知したものである。
【0107】
この図8に示す特性図が示すように、コイン縁部(フランジ)の形状やコイン表面部の模様の違いを検出することで、材質、外形、厚さ、重さ等が極近似している被疑貨を精度よく検査することができる。
【0108】
図9は、この実施の形態のコイン検査装置によるコイン検査手法の詳細を説明する図である。
【0109】
図9において、実線は日本国の500円硬貨(以下“正貨”という)によるコイン波形で、点線は500円硬貨に対し材質、外形、厚さが極近似するハンガリ国の50フォリント貨(以下“偽貨”という)によるコイン波形である。
【0110】
このコイン波形からコイン縁部の特徴を検出するには、上述したようにコイン縁部の特徴が第2の変極点46および第3の変極点47に顕著に現われることから、この両変極点の信号の変化量を抽出する。
【0111】
具体的には、投入貨が正貨である場合、第2の変極点46における波形の変化は、その波形が下降して最初に迎える屈曲点(以下“第1の屈曲点”という)から次に迎える屈曲点(以下“第2の屈曲点”という)までの変化が略平坦な特性を示すことから第1の屈曲点における電圧変化量と第2の屈曲点における電圧変化量の電圧差ΔV1は僅かである。
【0112】
同様にして、第3の変極点47における第3の屈曲点の電圧変化量および第4の屈曲点の電圧変化量の電圧差ΔV2を求める。
【0113】
また、上述のようにコインの識別には判定のための基準値が必要となることから、この基準値を得る方法として、この実施の形態のコイン検査装置を用いて所定金種の流通コインN枚を使って測定し、上記電圧差ΔV1およびΔV2のそれぞれのデータについて統計処理することでそのコインのバラツキを含んだ基準値を得る。
【0114】
一方、偽貨における第1の屈曲点における電圧変化量V2と第2の屈曲点における電圧変化量V3の電圧差ΔV1は正貨のそれに対し大きな値を示す。
【0115】
これにより、正貨における電圧差の基準値と偽貨における電圧差を比較することで真偽判定を行うことができる。
【0116】
尚、上記の計算で絶対電圧レベルを使ってその差を求めようとすると装置が温度などの環境条件で変化してしまうので、上記電圧変化量を待機電圧V1で正規化する方法が周知である。例えば正貨の第2の変極点46における電圧変化量V4を待機電圧V1で除して比率を求めるなどして正規化すれば温度変化などにより起る問題を回避することができる。
【0117】
次に、コイン表面の模様を検出する具体的な方法について述べる。
【0118】
上述のように図9のa区間における波形は、コイン表面の凹凸模様の特徴を現すものである。また、この波形は正貨のものと偽貨のものとでは異なる波形を示すことからその差異を検出することで真偽判定を行うことができる。
【0119】
例えば、最大変化領域a区間におけるサンプリングデータについて周知の計算式を用いて相関係数を求め、その値が基準値の範囲内であるか否かを判定することができる。あるいは、a区間におけるサンプリングデータの平均値を用いることで同様の判定を行うことができる。また、ここで周波数変化を用いてもよい。
【0120】
図10は、この発明に係わるコイン検査装置を用いて構成した自動販売機等のコイン処理装置を示す図である。
【0121】
図10において、このコイン処理装置30は、コイン投入口31から投入されたコイン3を自然落下によって、コイン投入口31の下方に設けたレール2へ落下させる。
【0122】
レール2へ落下したコイン3は、コイン通路5(図1参照)を通ってコイン投入口31から遠ざかる方向の下流に転動しながら落下する。コイン3はコイン通路5内を移動する間、外径検知コイル32、材質検知コイル33およびこの発明に係わる検知コイル1を通過する。
【0123】
このコイン処理装置30は、コイン3が上記各検知コイルを通過する間にコイン3の真贋性および金種を検査する。この検査の結果、投入されたコイン3が真正であると判定したときは、出力端子18へ出力される信号に基づき振り分けソレノイド35を駆動してゲート34を作動させ、コイン3を図示しない正貨通路へ導く。
【0124】
しかし、検査の結果コイン3が偽貨と判定されたときは、ゲート34を作動せずにコイン3を図示しない偽貨通路へ導き、図示しない排出口より排出する。
【0125】
ここではコイン3が正貨であると仮定すると、正貨通路へ導かれたコイン3は自由落下を続け、やがてレール36へ落下する。レール36へ落下したコイン3は図示しない周知の振り分け手段により金種毎に振り分けられ各金種毎に設けられた排出口A、B、C、Dの対応する排出口より排出される。
【0126】
ここで、外径検知コイル32および材質検知コイル33による検査手法としては周知の技術を用いることができる。
【0127】
図11は、この発明に係わるコイン検査装置の動作を説明するフローチャートである。
【0128】
図11において、このコイン検査装置の電源が投入されると、ステップ100でMPU20内の入出力などの初期設定を行う。
【0129】
ステップ100を実行後、ステップ101の判断処理で検知コイル32、33からの信号を用いて装置内にコインが投入されたか否かを判断する処理を実行する。ステップ101の判断処理でコインが投入されたと判断すると、プログラムはステップ102のAD変換処理へと進む。しかし、ステップ101の判断処理でコインが投入されていないと判断するとコインの到来を待つようにして待機処理をループする。ここでは、ステップ101の判断処理でコインが投入されたものと仮定してステップ102のAD変換処理へ進むものとする。
【0130】
ステップ102のAD変換処理は、コインが検知コイル内に到来するとその信号を受けて各検知コイル毎にサンプリングを開始する。サンプリング結果は、MPU20内のRAMなどのメモリ手段21に一時記憶保持してステップ103の演算処理へ進む。
【0131】
ステップ103の演算処理は、メモリ手段21に一時記憶保持された値と予めメモリ手段21に記憶されている受納可能コインの値とを使って演算処理を行って、ステップ105の真偽判定へ進む。
【0132】
ステップ105の真偽判定は、ステップ103の演算処理により求めた値と予め記憶させた受納可能コインの基準値とを比較し、その値が基準値内であるとき被検査コインを真のものであると判定し、ステップ106の正貨処理へと進む。しかし、その値が基準値外と判定したときは被検査コインを偽と判定し、ステップ104の偽貨処理を実行して待機ループへ戻る。
【0133】
ここでは、ステップ105の真偽判定処理で被検査コインが真のものであると判定されたものと仮定してステップ106の正貨処理を実行するものとする。ステップ106の正貨処理は、上記判定結果に基づき正貨信号、金種信号などを出力する処理を実行し待機ループへ戻る。
【0134】
ここで、プログラムは一連の処理を終了してステップ101へ戻り待機処理をループする。
【0135】
上述したようにこの実施の形態によれば、櫛型コア8の隣接する二つの中脚部6b、6cのそれぞれに第1のコイル7aおよび第2のコイル7bを巻回するとともに、この二つの磁極60b、60cから発生される磁束が相互に反発し合うように第1のコイル7aおよび第2のコイル7bを励磁して双峰形磁界を発生する検知コイル1を形成し、この検知コイル1から発生される双峰形磁界内に被検査コイン3を通過させ、この被検査コイン3の通過に際して検知コイル1に発生するインピーダンス変化に基づき被検査コイン3の真贋性を判別する。
【0136】
そして、このように構成することによりコイン縁部の形状とコイン表面の凹凸を検知する感度を大幅に向上させたることができる。
【0137】
なお、上記実施の形態においては、検知コイル1の櫛型コアにおける脚部間の形状をコの字形としたがUの字形などこの発明による要旨を逸脱しない範囲において適宜他の形状のものを用いてもよい。
【0138】
例えば、図12(a)および図12(b)に示すように、脚部201a〜201dの断面形状が円形形状の櫛形コア200を用いて、この櫛形コア200の隣接する中脚部201b、201cに、図13(a)および図13(b)に示すように、それぞれコイル202a、202bを巻回して、検知コイルを構成してもよい。
【0139】
また、図14(a)および図14(b)に示すように、外脚部211a、211dおよび中脚部211b、211cの断面形状が長円形状の櫛形コア210を用いて、この櫛形コア210の隣接する中脚部211b、211cに、図15(a)および図15(b)に示すように、それぞれコイル212a、212bを巻回して、検知コイルを構成してもよい。
【0140】
また、図16(a)および図16(b)に示すように、中脚部221bおよび221cの断面形状を円形形状にするとともに、リング部221aおよび221dをリング形状にしたコア220を用いて、このコア220の隣接する中脚部221b、221cに、図17(a)および図17(b)に示すように、それぞれコイル222a、222bを巻回して、検知コイルを構成してもよい。 また、検知コイル1を通路5を挟んで対向配置する構成としたが、例えば通路5の通路壁1bに検知コイル1を1個配置して構成してもよい。
【0141】
また、検知コイル1のコアの磁極数を4極としたが、例えば2極以上の磁極を用いて構成してもよい。
【0142】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、簡単な構成でコイン縁部(フランジ)の形状とコイン表面の凹凸模様が検出でき、多用なコインに対しその真贋性を検査する小型で高性能なコイン検査装置を安価に提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わるコイン検査装置で採用される検知コイルの一例を示す図である。
【図2】 図1に示した検知コイルの詳細説明図である。
【図3】 図1に示した検知コイルを用いて構成したこの発明に係わるコイン検査装置の制御回路の概略構成を示すブロック図である。
【図4】 図1に示した検知コイルの特性を示す特性図である。
【図5】 図3に示したコイン検査装置の詳細構成を示す回路図である。
【図6】 この実施の形態のコイン検査装置の試験に用いた試験用ゲージの形状図である。
【図7】 図6に示した試験用ゲージにより試験を行った結果のこの実施の形態のコイン検査装置の特性図である。
【図8】 代表コインにより試験を行った結果のこの実施の形態のコイン検査装置の特性図である。
【図9】 この実施の形態のコイン検査装置によるコイン検査手法の詳細を説明する図である。
【図10】 この発明に係わるコイン検査装置を用いて構成した自動販売機等のコイン処理装置を示す図である。
【図11】 この発明に係わるコイン検査装置の動作を説明するフローチャートである。
【図12】 この発明に係わるコイン検査装置で採用される検知コイルのコアの他の例を示す図である。
【図13】 図12に示したコアを用いて構成した検知コイルを示す図である。
【図14】 この発明に係わるコイン検査装置で採用される検知コイルのコアの更に他の例を示す図である。
【図15】 図14に示したコアを用いて構成した検知コイルを示す図である。
【図16】 この発明に係わるコイン検査装置で採用される検知コイルのコアの更に他の例を示す図である。
【図17】 図16に示したコアを用いて構成した検知コイルを示す図である。
【図18】 従来のコイン検査装置で用いられる誘導コイルの特性図である。
【符号の説明】
1 検知コイル
1a 第1の検知コイル
1b 第2の検知コイル
2 レール
3 コイン
4a、4b 通路壁
5 コイン通路
6a〜6d 脚部
6a’〜6d’ 脚部
7a、7b コイル
7a’、7b’ コイル
10 共振素子
11 帰還回路
12 発振回路
13 検波回路
14 検査装置
15 AD変換手段
16 比較判定手段
17 基準値
20 MPU(マイクロプロセッサ・ユニット)
21 メモリ手段
30 コイン処理装置
31 コイン投入口
32 外径検知コイル
33 材質検知コイル
34 ゲート
35 振り分けソレノイド
200 櫛形コア
201a〜201d 脚部
202a、202b コイル
210 櫛形コア
211a、211d 外脚部
211b、211c 中脚部
212a、212b コイル
220 櫛形コア
221a、221d 外脚部
221b、22 中脚部
222a、222b コイル

Claims (2)

  1. 検知コイルから発生される磁界内に被検査コインを通過させ、前記検知コイルの電気的特性変化に基づき前記被検査コインの真贋性を判別するコイン検査装置であって、
    前記検知コイルは、
    複数の脚部を有するコアと、 前記コアの隣接する2つの脚部にそれぞれ設けられた第1のコイルおよび第2のコイルと、
    前記2つの脚部により形成される磁極から発生される磁束が相互に反発し合うように前記第1のコイルおよび前記第2のコイルを励磁して双峰形磁界を発生させる磁界発生手段と
    を具備するコイン検査装置。
  2. 検知コイルから発生される磁界内に被検査コインを通過させ、前記検知コイルの電気的特性変化に基づき前記被検査コインの真贋性を判別するコイン検査装置であって、
    前記検知コイルは、
    前記被検査コインの通路に沿って配設された第1の検知コイルと、
    前記通路をはさんで前記第1の検知コイルに対向して配設された第2の検知コイルと
    を具備し、
    前記第1の検知コイルおよび前記第2の検知コイルは、
    複数の脚部を有するコアと、
    前記コアの隣接する2つの脚部にそれぞれ設けられた第1のコイルおよび第2のコイルと、
    前記2つの脚部により形成される磁極から発生される磁束が相互に反発し合うように前記第1のコイルおよび前記第2のコイルを励磁して双峰形磁界を発生させる磁界発生手段と
    を具備するコイン検査装置。
JP2000296592A 1999-10-06 2000-09-28 コイン検査装置 Expired - Fee Related JP4094215B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000296592A JP4094215B2 (ja) 1999-10-06 2000-09-28 コイン検査装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28566699 1999-10-06
JP11-285666 1999-10-06
JP2000296592A JP4094215B2 (ja) 1999-10-06 2000-09-28 コイン検査装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001174438A JP2001174438A (ja) 2001-06-29
JP2001174438A5 JP2001174438A5 (ja) 2006-08-03
JP4094215B2 true JP4094215B2 (ja) 2008-06-04

Family

ID=26555981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000296592A Expired - Fee Related JP4094215B2 (ja) 1999-10-06 2000-09-28 コイン検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4094215B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5943140B2 (ja) * 2013-02-25 2016-06-29 日産自動車株式会社 磁石評価装置およびその方法
JP6992445B2 (ja) * 2017-11-27 2022-01-13 富士電機株式会社 硬貨検知用アンテナおよび硬貨処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001174438A (ja) 2001-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2767278B2 (ja) 硬貨選別装置
US6340082B1 (en) Coin discriminating apparatus
RU2571359C2 (ru) Устройство обнаружения
US6305523B1 (en) Coin discriminating apparatus
KR100390251B1 (ko) 코인 검사방법 및 장치
JP3773689B2 (ja) コイン検査方法及び装置
US6325197B1 (en) Method and device for checking coin for forgery
KR100308539B1 (ko) 자기센서를사용한정보의취출,및그정보를이용하여물품의검사를행하는방법및장치
JP4094215B2 (ja) コイン検査装置
JP3660496B2 (ja) コインの真贋性を検査する方法及び装置
JP2001167311A (ja) コイン検査方法および装置
JP3478602B2 (ja) コイン検査方法およびその装置
JP3844921B2 (ja) コイン検査方法および装置
JP4672912B2 (ja) コインセンサ及びコイン検査装置
JP2948035B2 (ja) コインの判別方法および判別装置
JP5067009B2 (ja) 硬貨識別方法及び装置
JP2002109597A (ja) コイン検査装置
JP4856311B2 (ja) 発振器
JP2000268221A (ja) コイン検査装置
JPH1131249A (ja) コインの真贋性を検査する方法および装置
JP4178253B2 (ja) 硬貨選別装置
JP2002123854A (ja) 硬貨識別装置及び磁気センサ体
JPH10334300A (ja) 紙幣の真贋性を検査する方法および装置
JPS6063691A (ja) 硬貨判別装置
JPH06176234A (ja) コイン識別装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070607

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070925

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4094215

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140314

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees