JP4093497B2 - 文字を刻印した殻付きピーナッツの製造方法 - Google Patents

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本発明は、祝事、招福用、凶事、災い除け用、社名や個人名、団体名等の名称を刻印し、名刺とする用等の文字(以下、祝事、招福用等の文字とする)を刻印したピーナッツの製造方法に関する。
周知の如く、文字は、情報(意志)伝達手段であって、僅か数本の線や曲線等の組合せで構成されている。そして、この文字には、目に見えないパワーがあるとともに、単に情報伝達の手段に留まらず、文字自体に命が与えられ、かつ強い力が付与されていると考えられていることと、現実に、その効果がある。従って、この文字は、不思議で、かつ目には見えない魂が宿り、言霊となりえることが、昨今さかんに風聴されていることから、自分自身を始めとして、他人の心を揺り動かす力となり、全ての人間に、勇気を与え、激励し、癒し、戒め等となるものであり、例えば、自分が落ち込んだときに、元気のある文字と出会うと、この文字の秘めている内容、意味、又は看者が感ずる意味合い等より、元気の源、また心の糧(喜びと、自分の意思、気持ちを伝える手段)となって、人に勇気を与え、人を奮い立たせることが間々あり、また人間関係にコミュニケーションが図れる(喧嘩や痛ましい事件の発生回避に)有効性がある。
以上のことから、昨今の書籍、メディアにおいて、この種の文字の有する力と、この文字の魅力を感じ、この種の文字の活用と、その有効利用を訴える傾向、或いは文字のパワー、言霊等を、社会に還元かつ利用すべきであるとの意見があり、大変、喜ばしい処である。
その他として、この文字のパワー、言霊等は、人生の節目においても、有益である。一例として、誕生、入学、合格、卒業、就職、結婚等の祝い行事や、又は家庭的な行事として、例えば、父・母の日、結婚式、銀婚式、誕生日、新居への引越し等の吉の面(祝事、招福用の面)と、また厄、病気の払拭、戒め等の厄払い等の凶の面(凶事、災い用の面)における種々の風習がある。この風習及び/又は会葬等の際に、お菓子、又はつまみ類として、ピーナッツが食される。この場合において、例えば、このピーナッツに、祝事、招福、激励、励まし、勇気を鼓舞する言葉等の文字が刻印されていれば、これによって、祝いの気分が高揚し、その喜びと、勇気、又は活力が、倍増されて大変有益である。そして、また喜びと、自分の意思、気持ちを伝える手段として有効である(文字によるコミュニケーションが図れ、よい結果となる)ことがあり得る。そして、この食品用穀物の豆、米が、葬儀に使用される場合では、激励、戒め、厄払い等の文字を崇めることで、人が落ち着きを取り戻すこととなり、幾分でも心が晴れることが考えられる。尚、祝事、招福用等の文字には、その他の情報として、例えば、広告・宣伝、社名、感謝、目的、勇気等の日常的な言葉、及び社名や個人名、団体名等の名称等を含むものである。
以上の物に、文字を刻印し、前述のような特徴を発揮することを意図する先行文献を挙げると、下記のような発明がある。その概要を、以下に説明する。
文献(1)は、特開2006−204189の「マーク付食用半固形体」であり、この発明は、固形体と液状体との中間の形態の食用半固形体にレーザー加工を介して、文字,図形,記号及びこれ等の組合せからなるマークや、この食用半固形体に関する情報を付すことで、広告,宣伝,メッセージ,又は冠婚葬祭、その他娯楽的なものとしての商標及び質・量・コスト等に関する情報を、食品を介して伝達する構造であり、文字の有する力と、情報力を有効に活用すること、またレーザー加工の有効性を活用することを意図する。
また文献(2)は、特開2000−231352の「広告媒体用落花生容器」であり、この発明は、落花生の殻形状の容器を、プラスチックや殻を粉状にしたもの、或いは紙等で成型する。そして、この容器の表面に情報を印刷、若しくはシールを貼着する構造であり、前記文献(1)と同様に、文字の有する力と、情報力を有効に活用することを意図する。
さらに文献(3)は、特開2001−103936の「練り製品およびその製造方法」(であり、この発明は、魚肉のすり身と食品添加物との混練物を円板形状に成形した練り製品の成形体表面に、カカオ系色素及びカラメルを含有するインキで、文字及び絵柄を印刷した後、加熱した食用油で揚げる構造であり、前記文献(1)と同様に、文字の有する力と、情報力を有効に活用することを意図する。また練り製品の成形体表面に、多様な装飾を施して、商品の見栄えを良くし、食の楽しみをより高めることを意図する。
特開2006−204189 特開2000−231352 特開2001−103936
前記文献(1)は、食用半固形体に、レーザー加工を介して、文字,図形,記号及びこれ等の組合せからなるマークを付し、この文字の有する力と、情報力を有効に活用すること、またレーザー加工の有効性を活用することは理解できる。しかし、単に食用半固形体の食品に、文字を設けた構造であり、製造上での改良や、製造の際に、特別な構造が付与されたものでなく、発明としての特徴が発揮できないものであって、その改良が望まれる。
また文献(2)は、人工的に成形した容器(ピーナッツの殻形状)に、文字を印刷した構造であり、自然の食品をモチーフとせず、人工的であり、面白味に欠けること、また文字と食品との組合せ構造でなく、玩具としての感覚があり、本発明とは異なる。また情報の伝達において、食をテーマとしないことから、文字の力を体内に取込むとの思想は、存在しない。そして、製造方法には、手間を要し、また何ら特徴を有さないものであり、本発明とは異なる。
さらに文献(3)は、練り製品に、印刷を介して、可食物質により文字、色彩の添加を行なう構造及び/又は製造方法であり、従来の練り製品と、変わりのない構造であって、面白味に欠けると考えられる。また印刷による構造では、文字が必要とする繊細な特性を備えておらず、改良の余地が考えられる。
請求項1の発明は、祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツを、簡易かつ確実に製造すること、また殻付き落花生に、祝事、招福用等の文字を、繊細かつ美麗に刻印し、その商品価値を向上すること等を意図する。またこの請求項1の発明は、殻付き落花生に、繊細かつ美麗な、祝事、招福用等の文字を刻印し、その情報の確実かつ容易な伝達を図ること、また楽しみながら、祝事、招福用等の文字が刻印されたピーナッツを食し得ることを可能にすること等を意図する。さらにこの請求項1の発明は、加工前に、その殻に祝事、招福用等の文字を刻印する工程を行なうことで、この刻印を、確実かつ容易に行うこと、この文字の形状と、形を確実に表記すること、また、食感及び保存性等の品質に優れた(その他、健康に役立つ、疾病の回復に役立つ等の効果がある)祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツを提供すること等を意図する。
請求項1は、殻付きの落花生を焙煎する前に、この殻付きの落花生の殻の表皮面に、レーザー光線を介して文字を刻印する工程と、
この文字を刻印した殻付きの落花生を器に収容し、振動及び/又は風の物理的な手段を介して、滓を取り除く工程と、
この滓を取り除き、文字を刻印した殻付きの落花生に顆粒状の塩化マグネシウムを添加する工程と、
この顆粒状の塩化マグネシウムを添加し、文字を刻印した殻付きの落花生を、釜の中、又は平坦部において空干しをすることで養生する工程と、
この養生し、文字を刻印した殻付きの落花生を釜の中に入れて加熱し、焙煎する工程と、
この焙煎し、文字を刻印した殻付きの落花生を、霧化洗浄及び/又は清掃する工程とからなる文字を刻印した殻付きピーナッツの製造方法である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適で、かつ効率的な焙煎する工程を採用した祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツを提供すること等を意図する。
請求項2は、請求項1に記載の文字を刻印した殻付きピーナッツの製造方法において、
前記焙煎する工程は、遠赤外線ヒータを備えた網状ドラムで、滓を排除しながら行なう構成とした文字を刻印した殻付きピーナッツの製造方法である。
請求項1の発明は、殻付きの落花生を焙煎する前に、この殻付きの落花生の殻の表皮面に、レーザー光線を介して文字を刻印する工程と、
この文字を刻印した殻付きの落花生を器に収容し、振動及び/又は風の物理的な手段を介して、滓を取り除く工程と、
この滓を取り除き、文字を刻印した殻付きの落花生に顆粒状の塩化マグネシウムを添加する工程と、
この顆粒状の塩化マグネシウムを添加し、文字を刻印した殻付きの落花生を、釜の中、又は平坦部において空干しをすることで養生する工程と、
この養生し、文字を刻印した殻付きの落花生を釜の中に入れて加熱し、焙煎する工程と、
この焙煎し、文字を刻印した殻付きの落花生を、霧化洗浄及び/又は清掃する工程とからなる文字を刻印した殻付きピーナッツの製造方法である。
従って、請求項1は、祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツを、簡易かつ確実に製造できること、また殻付き落花生に、祝事、招福用等の文字を、繊細かつ美麗に刻印し、その商品価値の向上が図れること等の特徴を有する。またこの請求項1は、殻付き落花生に、繊細かつ美麗な、祝事、招福用等の文字を刻印し、その情報の確実かつ容易な伝達が図れること、また楽しみながら、祝事、招福用等の文字が刻印されたピーナッツを食し得ること等の実益がある。さらにこの請求項1は、加工前に、その殻に祝事、招福用等の文字を刻印する工程を行なうことで、この刻印を、確実かつ容易に行えること、この文字の形状と、形を確実に表記できること、また、食感及び保存性等の品質に優れた(その他、健康に役立つ、疾病の回復に役立つ等の効果がある)祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツを提供できること等の特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の文字を刻印した殻付きピーナッツの製造方法において、
前記焙煎する工程は、遠赤外線ヒータを備えた網状ドラムで、滓を排除しながら行なう構成とした文字を刻印した殻付きピーナッツの製造方法である。
従って、請求項2は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適で、かつ効率的な焙煎する工程を採用した祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツを提供できること等の特徴を有する。
図面の説明をすると、図1〜図6は、主として、請求項1、請求項2に関する祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツの製造方法(第一例とする。)であり、その図1は、加工前(焙煎前)にレーザー加工で、殻付き落花生に文字を刻印する状態を示した斜視図、図2は、祝事、招福用等の文字を刻印した殻付き落花生の滓を取除く状態を示した断面図、図3は、必要により、祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きの落花生に塩分を添加する状態を示した断面図、図4は、塩分を添加した祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きの落花生を養生する状態を示した断面図、図5は、養生した祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きの落花生を焙煎する状態を示した断面図、図6は、焙煎後、霧化洗浄及び/又は清掃して仕上げた祝事、招福用(社名)等の文字を刻印した殻付きのピーナッツを示した斜視図である。また図7〜図12は、主として、他の例に関する祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツの製造方法(第二例とする。)であり、その図7は、加工前の殻付き落花生の滓を取除く状態を示した断面図、図8は、必要により、殻付き落花生に塩分を添加する状態を示した断面図、図9は、塩分を添加した殻付きの落花生を養生する状態を示した断面図、図10は、養生した殻付きの落花生を焙煎する状態を示した断面図、図11は焙煎した殻付きの落花生に文字を刻印する状態を示した斜視図、図12は、刻印後、霧化洗浄及び/又は清掃して仕上げた祝事、招福用(社名)等の文字を刻印した殻付きのピーナッツを示した斜視図である。
最初に請求項1と、請求項2の説明をすると、図1の如く、殻付きの落花生1(殻付きのピーナッツ原料)を焙煎する前(加工前)に、この殻付きの落花生1の殻1aの表皮100又は殻1a(殻1aとする。)に、レーザー光線Aを介して、祝事、招福用等の文字2(文字2とする)を刻印し、文字を刻印した殻付きの落花生1−1(文字を刻印した殻付きのピーナッツ原料)を生成する工程を示しているが、この加工前に、その殻1aの表皮100に、文字2を刻印する理由は、加工後に生ずる文字2の自然の変化を楽しむこと、文字2の変化に独自性を発揮すること、又は文字2の変化に技術の粋を集めることに有効であり、例えば、殻1aの表皮100の深度程度(殻1aの厚みに対して、刻印される文字の深度)及び/又は殻1aへのダメージの軽減との関係を考慮した刻印の仕方、殻付きの落花生1の温湿度及び/又はレーザー光線A温度(出力数等)等の管理の仕方、殻付きの落花生1の大きさ、形状等を選択し、文字2の数や、大きさ、間隔等を選択すること等のそれぞれ技術の習得が可能となる。そして、また、この習得を介して、祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツ1−2(後述する仕上り製品の祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツ)の品質の向上と、後処理の仕方の選択・習得等に役立つものと考えられる。続いて、図2の如く、文字を刻印した殻付きの落花生1−1の滓3を取除く、例えば、メッシュの器4に、文字を刻印した殻付きの落花生1−1を収容し、振動及び/又は風等の物理的な手段を介して、滓3を剥離する。そして、図3の如く、必要により、滓3を取除いた文字を刻印した殻付きの落花生1−1に、味付けとして、塩分5を添加する。この塩分5としては、顆粒状の塩化マグネシウムとし、文字を刻印した殻付きピーナッツ1−1に栄養価を付与する。図4の如く、塩分5を添加した祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きの落花生1−1を、釜6の中か、又は平坦部等において空干しをすることで養生する。そして、図5の如く、釜6の中に入れて加熱7し、焙煎する(遠赤外線ヒータを備えた網状ドラムが望ましい)。この焙煎の温度及び/又は時間は、従来と同様に考えられるが、文字を刻印した殻付きの落花生1−1であり、時間の短縮が可能と考えられる。その理由は、この文字2からの熱の伝達が効率的に行なわれることが考えられる。そして、省エネ、環境維持に有効であると考えられる。最後に、図6の如く、焙煎した文字を刻印した殻付きの落花生1−1を、図示しない霧化洗浄及び/又は清掃(滓取り)することで、仕上がり製品としての祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツ1−2が生成される。この例では、祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツ1−2が、滓取りがされているので、清潔であり、美観を損ねず、また安心して食することができる。そして、また、適度の湿り気と、塩味又は塩化マグネシウムの特性(落花生の組成を一定に保持できる特性)を備えた祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツ1−2を提供する。尚、この文字2を社名や個人名、団体名等の名称とした場合には、祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツ1−2を名刺のように使用することが可能であり、他との差別化を図られる。そして、また、適度の塩味又は塩化マグネシウムの特性を備えた祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツ1−2を提供できること、また文字の力との関係を介して、健康に役立つこと、またピーナッツ(中の実)の良好な食感が保持されること、さらに疾病の予防に役立つこと等の実益を有する。さらに、この祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツ1−2をチルド保存、冷凍保存した場合、常温で自然解凍したときの復元性に優れ、また文字の力との関係を介して、ピーナッツ(中の実)の良好な食感が保持されることが考えられる。そして、また、この適度の塩味又は塩化マグネシウムの特性(穀物の組成を一定に保持できる特性)を備えた祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツ1−2を提供できるので、常温における保存性及び/又は他の手段(温湿度)における保存性と、虫の繁殖の軽減化とに役立つものと考えられる。
次に他の例の説明をすると、図7の如く、殻付きの落花生1(殻付きのピーナッツ原料)を焙煎する前(加工前)に、殻付きの落花生1の滓3を取除く、例えば、メッシュの器4に、殻付き落花生1を収容し、振動及び/又は風等の物理的な手段を介して、滓3を剥離する。最初に、この滓3を剥離することで、仕上がり品の祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツ1−2の清潔性と、殻1a及び/又は網目の美感と、形状の確保等を図る。続いて、図8の如く、必要により、滓3を取除いた殻付き落花生1に、味付けとして、塩分5を添加する。この塩分5としては、顆粒状の塩化マグネシウムとし、殻付き落花生1に栄養価を付与する。図9の如く、塩分5を添加した殻付きの落花生1を、釜6の中か、又は平坦部等において空干しをすることで養生する。そして、図10の如く、釜6の中に入れて加熱7し、焙煎する(遠赤外線ヒータを備えた網状ドラムが望ましい)。この焙煎の温度及び/又は時間は、従来と同様に考えられる。図11の如く、この殻付きの落花生1の殻1aの表皮100又は殻1a(殻1aとする。)に、レーザー光線Aを介して、文字2を刻印し、文字を刻印した殻付きの落花生1−1(文字を刻印した殻付きのピーナッツ原料)を生成する工程を示しているが、この加工後に、その殻1aの表皮100に、かつ表皮100の焙煎による縮み及び/又は硬度の高さを活用し、文字2を刻印するが、その理由としては、加工後であり、この殻1aの定形性(変化が少ない)・硬さがあるので、レーザー光線Aによる傷みが少なく、文字2の正確な刻印でき、かつ文字2の崩れがないこと、また細かい文字2や、多くの文字2を刻印できること等が考えられる。そして、また、加工後であり、殻1aの表皮100の平坦性と、網目の形状の安定性が確保され、製造及び/又は取扱いの簡易性と、利便性が確保できる。さらに、加工後の他の特徴は、例えば、殻1aの表皮100の深度程度(殻1aの厚みに対して、刻印される文字の深度)及び/又は殻1aへのダメージの軽減との関係を考慮し、前述の例とは異なる刻印の仕方・時間を解して、文字を刻印した殻付きの落花生1−1の温湿度及び/又はレーザー光線A温度(出力数等)等の管理の仕方、殻付きの落花生1の大きさ、形状等を選択し、文字2の数や、大きさ、間隔等を選択すること等のそれぞれ技術の習得が可能となる。そして、また、この習得を介して、祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツ1−2(後述する仕上り製品の祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツ)の品質の向上と、後処理の仕方の選択・習得等に役立つものと考えられる。最後に、図12の如く、文字を刻印した殻付きの落花生1−1を、図示しない霧化洗浄及び/又は清掃(滓取り)することで、仕上がり製品としての祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツ1−2が生成される。この例では、祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツ1−2が、滓取りがされているので、清潔であり、美観を損ねず、また安心して食することができる。そして、また、適度の湿り気と、塩味又は塩化マグネシウムの特性(落花生の組成を一定に保持できる特性)を備えた祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツ1−2を提供する。他は前述の第一例に準ずる。
図1は、第一例で、加工前(焙煎前)にレーザー加工で、殻付き落花生に文字を刻印する状態を示した斜視図 図2は、第一例で、祝事、招福用等の文字を刻印した殻付き落花生の滓を取除く状態を示した断面図 図3は、第一例で、必要により、祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きの落花生に塩分を添加する状態を示した断面図 図4は、第一例で、塩分を添加した祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きの落花生を養生する状態を示した断面図 図5は、第一例で、養生した祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きの落花生を焙煎する状態を示した断面図 図6は、第一例で、焙煎後、霧化洗浄及び/又は清掃して仕上げた祝事、招福用(社名)等の文字を刻印した殻付きのピーナッツを示した斜視図 図7は、第二例で、加工前の殻付き落花生の滓を取除く状態を示した断面図 図8は、第二例で、必要により、殻付き落花生に塩分を添加する状態を示した断面図 図9は、第二例で、塩分を添加した殻付きの落花生を養生する状態を示した断面図 図10は、第二例で、養生した殻付きの落花生を焙煎する状態を示した断面図 図11は、第二例で、焙煎した殻付きの落花生に文字を刻印する状態を示した斜視図 図12は、第二例で、刻印後、霧化洗浄及び/又は清掃して仕上げた祝事、招福用(社名)等の文字を刻印した殻付きのピーナッツを示した斜視図
符号の説明
1 殻付き落花生
1a 殻
100 表皮
1−1 文字を刻印した殻付き落花生
1−2 祝事、招福用等の文字を刻印した殻付きピーナッツ
2 文字
3 滓
4 器
5 塩分
6 釜
7 加熱
A レーザー光線

Claims (2)

  1. 殻付きの落花生を焙煎する前に、この殻付きの落花生の殻の表皮面に、レーザー光線を介して文字を刻印する工程と、
    この文字を刻印した殻付きの落花生を器に収容し、振動及び/又は風の物理的な手段を介して、滓を取り除く工程と、
    この滓を取り除き、文字を刻印した殻付きの落花生に顆粒状の塩化マグネシウムを添加する工程と、
    この顆粒状の塩化マグネシウムを添加し、文字を刻印した殻付きの落花生を、釜の中、又は平坦部において空干しをすることで養生する工程と、
    この養生し、文字を刻印した殻付きの落花生を釜の中に入れて加熱し、焙煎する工程と、
    この焙煎し、文字を刻印した殻付きの落花生を、霧化洗浄及び/又は清掃する工程とからなる文字を刻印した殻付きピーナッツの製造方法。
  2. 請求項1に記載の文字を刻印した殻付きピーナッツの製造方法において、
    前記焙煎する工程は、遠赤外線ヒータを備えた網状ドラムで、滓を排除しながら行なう構成とした文字を刻印した殻付きピーナッツの製造方法。
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