JP4087358B2 - 商品流通管理装置及び商品流通管理プログラム - Google Patents

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Description

複数事業者が介在して商品を流通する環境下において、商品流通を管理する技術に関し、特に、国際物流業務に好適に適用できるものである。
一般に、ある商品の輸入をする場合には、図9に示すように、カスタマ(商品の購買事業者)CSは、商社TRを介して所望の商品を発注し、商社TRは自らと取引関係にある海外の現地サプライヤ(商品を生産する商品提供事業者)SPに商品を発注する。次に、発注された商品は、現地サプライヤSPを出荷されると、商社(海外店)TR’や海外通関事業者FCUの仲介により、現地サプライヤ周辺の海外港で船積みされ、海上輸送される。そして、商品が国内港に到着すると、国内通関事業者DCUの仲介により、通関処理され、最終的に、カスタマCSに配送される。
このように、国際物流業務においては、商品の購入者であるカスタマCSと商品の供給者である現地サプライヤSP以外に、多数の事業者が介在して、はじめて商品の流通が可能となっている。
尚、この出願に関連する先行技術文献情報としては、次のものがある。
特開2001−243366号公報 特開平10−040293号公報
従来、このような国際物流業務においては、上述したように、多数関係者間の調整が必要であるため、流通工程における各事業者は、相手取引先との業務連絡を常に意識しながら、自らの役割を果たしていかないと、物流業務全体が滞ってしまうという問題がある。また、例えば、カスタマCSが取引可能な商社TRが複数あるときは、各商社TRごとに発注フォーマットが異なるなど、業界として業務の標準化がされていないため、業務が煩雑化し、ミスも発生しやすいという問題もある。さらには、一元的に商品流通情報を管理する仕組みがないので、例えば、出荷や船積みの状況を簡単に把握できないという問題もある。このため、従来においては、国際物流業務において商流の中心となる企業が必要となり、該企業を中心とした固定的な商流が築かれることが多かった。即ち、中心企業以外の事業者が参加するには、また、別の仕組みが必要となるため、柔軟な商流を築くことができないという問題がある。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、複数事業者が介在して商品を流通する流通環境において、購買事業者からの購入を望む商品に応じて、該商品の流通に関与する複数の事業者を柔軟に決定し、決定された複数の事業者の各業務を円滑に遂行させるとともに、流通工程の進捗を簡単に把握できる商品流通管理装置及び商品流通管理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、複数の事業者が介在して流通される商品の流通工程を管理する商品流通管理装置であって、前記複数の事業者間において、各商品ごとに取引が可能な事業者間の対応付けを第1のマスタ情報として記憶する第1のマスタ記憶手段と、購買事業者により注文された商品から、前記第1のマスタ情報に基づいて、当該オーダに関与する複数の事業者を決定する事業者決定手段と、前記購買事業者からのオーダを一意に識別可能なオーダIDと、決定された複数の事業者に関する情報と、を対応付けた流通経路情報を記憶する流通経路記憶手段と、前記流通工程の各業務の流れ、該各業務に関与する事業者、及び各業務の進捗状態を示す情報を第2のマスタ情報として記憶する第2のマスタ記憶手段と、前記オーダIDごとに、現在の進捗状態を記憶する進捗状態記憶手段と、前記オーダIDごとに、前記進捗状態記憶手段に記憶された現在の進捗状態、前記第2のマスタ情報、及び前記流通経路情報に基づいて、現在関わるべき業務及び該業務に関与する事業者を決定し、決定された事業者に該業務の遂行を促す通知手段と、通知された事業者から該業務に関する情報を受け付けると、前記第2のマスタ情報に基づいて、該当オーダIDの現在の進捗状態を進行させて前記進捗状態記憶手段に記憶させる進捗状態更新手段と、を有することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記第1のマスタ記憶手段に記憶される前記第1のマスタ情報は、さらに、前記流通工程上、商品が仲介される取引場所に応じて、前記事業者間の対応付けがされており、前記事業者決定手段は、注文された商品の前記取引場所も考慮して、当該オーダに関与する複数の事業者を決定することを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記オーダに関する情報を前記オーダIDと対応付けて記憶するオーダ情報記憶手段を有し、前記流通経路情報に記憶された各事業者だけが、該流通経路情報と同一オーダIDの前記オーダに関する情報をアクセス可能とすることを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明において、前記進捗状態更新手段は、予め定められたタイマ情報を契機とした自動処理により進捗状態を進行させることを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、複数の事業者が介在して流通される商品の流通工程を管理するコンピュータのための商品流通管理プログラムであって、前記複数の事業者間において、各商品ごとに取引が可能な事業者間の対応付けを第1のマスタ情報として記憶する第1のマスタ記憶手段と、前記購買事業者からのオーダを一意に識別可能なオーダIDと、該オーダに関与する複数の事業者に関する情報と、を対応付けた流通経路情報を記憶する流通経路記憶手段と、前記流通工程の各業務の流れ、該各業務に関与する事業者、及び各業務の進捗状態を示す情報を第2のマスタ情報として記憶する第2のマスタ記憶手段と、前記オーダIDごとに、現在の進捗状態を記憶する進捗状態記憶手段と、を備える前記コンピュータに、前記購買事業者により注文された商品から、前記第1のマスタ情報に基づいて、当該オーダに関与する複数の事業者を決定し、決定した複数の事業者に関する情報を前記オーダIDと対応付けた流通経路情報を前記流通経路記憶手段に反映する第1のステップと、前記オーダIDごとに、前記進捗状態記憶手段に記憶された現在の進捗状態、前記第2のマスタ情報、及び前記流通経路情報に基づいて、現在関わるべき業務及び該業務に関与する事業者を決定し、決定された事業者に該業務の遂行を促す第2のステップと、通知された事業者から該業務に関する情報を受け付けると、前記第2のマスタ情報に基づいて、該当オーダIDの現在の進捗状態を進行させて前記進捗状態記憶手段に記憶させる第3のステップと、を実行させることを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項5記載の発明において、前記第1のマスタ記憶手段に記憶される前記第1のマスタ情報は、さらに、前記流通工程上、商品が仲介される取引場所に応じて、前記事業者間の対応付けがされており、前記第1のステップは、注文された商品の前記取引場所も考慮して、当該オーダに関与する複数の事業者を決定することを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項5又は6記載の発明において、前記コンピュータは、前記オーダに関する情報を前記オーダIDと対応付けて記憶するオーダ情報記憶手段を有し、前記流通経路情報に記憶された各事業者だけが、該流通経路情報と同一オーダIDの前記オーダに関する情報をアクセス可能とするステップを前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項5乃至7のいずれか1項に記載の発明において、前記第3のステップは、予め定められたタイマ情報を契機とした自動処理により進捗状態を進行させることを特徴とする。
本発明によれば、複数事業者が介在して商品が流通される流通環境において、購買事業者からの購入を望む商品に応じて、該商品の流通に関与する複数の事業者を柔軟に決定し、決定された複数の事業者の各業務を円滑に遂行させるとともに、流通工程の進捗を簡単に把握できる商品流通管理装置及び商品流通管理プログラムを提供することができる。
この結果、本発明に係る商品流通管理システムに参加する事業者は、相手取引先との業務連絡を意識しなくても、自社に必要な商品流通情報を正確に把握できるので、担当業務を迅速かつ的確に遂行することできる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る商品流通管理システム100の概略構成図である。図1に示す商品流通管理システム100は、流通管理サーバ1、商品流通管理システム100システムに参加する各事業者が利用する利用者端末2α(α=a,b,…,n)、及び流通管理サーバ1と利用者端末2αを相互に通信可能とするインターネット網などの通信ネットワーク3を有するシステム構成となっている。ここで、本実施の形態においては、各事業者として、カスタマ(本店)CS(iは自然数)、カスタマ(支店)CSi-j(カスタマ(本店)CSの支店;jは自然数)、商社(本店)TR(kは自然数)、国内通関事業者DCU(lは自然数)、海外通関事業者FCU(mは自然数)、商社(海外店)TRk-n(商社(本店)TRの海外支店;nは自然数)、サプライヤSP(xは自然数)が関与するものであるが、本発明は、これ以外の事業者が関与する商品流通管理システムであってもよいものである。また、本実施の形態においては、上述した各事業者が関与する流通環境下、商品として牧草を調達、購入する商品流通管理システム100として以下、説明するが、本発明において流通される商品は牧草に限定されないものである。
流通管理サーバ1は、商品流通に関する情報を一元的に管理しているサーバであり、さらに詳しくは、商品流通に関する情報(マスタ情報、オーダ情報、進捗情報など)を管理している流通管理データベース(以下、流通管理DBという)11と、流通管理DB11の制御、データの転送、種々の演算、データの一時的格納等を行う制御部12を具備する構成となっている。
ここで、流通管理DB11は、具体的には、カスタマ・商社マスタ111、品目・グレードマスタ112、積載港マスタ113、陸揚港マスタ114、オーダ情報テーブル115、オーダ進捗テーブル116、支店オーダ済テーブル117、利用者マスタ118、業務ID・ステータスマスタ119、メール制御マスタ120、及びその他マスタテーブル121を備えているが、これらテーブルの内容に関しては後述する商品流通管理システム100の動作の中で説明する。
上述した流通管理サーバ1は、少なくとも演算機能および制御機能を備えた中央演算装置(CPU)、プログラムやデータを格納する機能を有するRAM等からなる主記憶装置(メモリ)を有する電子的な装置から構成されているものである。また、流通管理サーバ1は、主記憶装置の他、ハードディスクなどの補助記憶装置を具備していてもよい。このうち、制御部12は、上記CPUによる演算制御機能を具体的に示したものに他ならない。また、流通管理DB11は、上記主記憶装置及び補助記憶装置の機能を備えたものである。尚、流通管理サーバ1の構成としては、図1に示すような1つからなる装置の他、分散されて複数の装置がネットワーク接続されたシステムなどの構成をとってもよい。
また、本実施の形態に係る流通管理サーバ1の各種処理を実行するプログラムは、前述した主記憶装置またはハードディスクに格納されているものである。そして、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することも、通信ネットワークを介して配信することも可能である。
尚、各事業者が利用する利用者端末2αは、各事業者が流通工程の中でそれぞれの業務を遂行する際に用いる端末装置であり、流通管理サーバ1と通信ネットワーク3を介したやりとりにより、必要な商品流通情報の検索、表示、入力などの処理を行えるようになっている。
次に、本実施の形態に係る商品流通管理システム100の動作について説明するが、まず、図2乃至4を用いて、流通経路の各プレーヤ(事業者)を決定する仕組みについて説明する。ここで、図2は流通経路の各プレーヤを決定する動作を説明するフローチャート図であり、図3は、図2に示す動作において参照される流通管理DB11の各テーブルのテーブル構成図であり、図4は、流通経路の各プレーヤ(事業者)を決定する仕組みを一覧で図示したものである。
まず、カスタマ(支店)CSi-jが、所望の商品をオーダするときには、オーダ入力画面において、商品一覧の中から注文希望の商品の品目、グレードを選択する(ステップS10)。尚、本実施の形態において、商品というときは、その商品の品目及びグレードまで細分化された商品を意味するものとする。そして、この商品の選択により、該商品の流通に関与するカスタマ(本店)CS、商社(本店)TR、及びサプライヤSPの組み合わせが決定する(ステップS20)。
これは、具体的には、図3(a)に示すカスタマ・商社マスタ111、及び図3(b)に示す品目・グレードマスタ112に基づいて決定されるものである。即ち、カスタマ・商社マスタ111は、カスタマ(本社)CSと契約ある商社(本社)TRの関連づけを管理しており、品目・グレードマスタ112は、商品(品目及びグレードごと)と、該商品を取り扱う商社(本社)TR及びサプライヤSPの関連づけを管理しているので、カスタマ(支店)CSi-jが所望の商品を発注すれば、該商品の流通に関与するカスタマ(本店)CS、商社(本店)TR、及びサプライヤSPが決定されるものである(カスタマ(支店)CSi-jとカスタマ(本店)CSの組み合わせは、その他マスタテーブル121に記憶されたカスタマ(支店)CSi-jとカスタマ(本店)CSの関連付けを参照することにより、取得する)。尚、上記組み合わせが複数存在する場合には、複数の組み合わせの中から、その1つを選択する。
次に、決定されたサプライヤSPが、出荷予定段階において、出荷予定入力画面から、希望の積載港(カスタマが注文した商品を船に載せる海外の港)を選択する(ステップS30)。そして、この積載港の選択により、該商品の流通に関与する商社(海外店)TRk-n、及び海外通関事業者FCUが決定する(ステップS40)。
これは、具体的には、図3(c)に示す積載港マスタ113に基づいて決定されるものである。即ち、積載港マスタ113は、地域ごとに、該地域に存在する港、該港での輸出に関与する商社(海外店)TRk-n及び海外通関事業者FCUを関連付けて管理しているので、サプライヤSPが希望の積載港を選択すれば、該商品の流通に関与する商社(海外店)TRk-n、及び海外通関事業者FCUが決定されるものである。
次に、決定された海外通関事業者FCU(又は、商社(海外店)TRk-n)が、船積予定段階において、船積予定入力画面から予約した陸揚港(カスタマが注文した商品が船から陸揚される国内の港)を選択する(ステップS50)。そして、この陸揚港の選択により、該商品の流通に関与する国内通関事業者DCUが決定する(ステップS60)。
これは、具体的には、図3(d)に示す陸揚港マスタ114に基づいて決定されるものである。即ち、陸揚港マスタ114は、地域ごとに、該地域に存在する港、該港での輸入に関与する国内通関事業者DCUを関連付けて管理しているので、海外通関事業者FCU(又は、商社(海外店)TRk-n)が希望の陸揚港を選択すれば、該商品の流通に関与する国内通関事業者DCUが決定されるものである。
以上から、図4に示すように、カスタマ(支店)CSi-jが、注文希望の商品の品目、グレードを選択すると、カスタマ(本店)CS−商社(本店)TR−サプライヤSP間の関連付けd1が決定し、決定されたサプライヤSPが、希望の積載港を選択すると、サプライヤSP−商社(海外店)TRk-n−海外通関事業者FCUの関連づけd2が決定し、決定された海外通関事業者FCUが予約した陸揚港を選択すると、海外通関事業者FCU−国内通関事業者DCUの関連づけd3が決定するので、結果として、カスタマ(支店)CSi-jが、注文した商品に対して、流通経路の各プレーヤ、即ち、カスタマ(本店)CS、商社(本店)TR、サプライヤSP、商社(海外店)TRk-n、海外通関事業者FCU、国内通関事業者DCUが決定し、1つの商流が確立する。
次に、決定された流通経路のプレーヤをもとに、流通工程の各業務の流れ及び進捗を管理する仕組みについて説明する。ここで、図5は、流通工程の各業務の流れ及び進捗を管理する仕組みを説明する図であり、図6は、図5に示す動作において、関連する流通管理DB11の各テーブルのテーブル構成図である。
まず、カスタマ(支店)CSi-jは、オーダ入力画面で、所望の商品の品番及びグレード等を選択してオーダ入力処理を行う(業務G10)。この結果、上述したように、カスタマ(支店)CSi-j・カスタマ(本店)CS・商社(本店)TR・サプライヤSPが決定するので、入力されたオーダ情報はオーダ情報テーブル115に格納されるとともに、カスタマ(支店)CSi-jとカスタマ(本店)CSの組み合わせが、支店オーダ済テーブル117に格納される(ステップS110)。
ここで、オーダ情報テーブル115は、図6に示すように、オーダ情報を一意に識別可能なオーダ番号a1、製品情報a2、出荷情報a3、本船情報a4、通関情報a5、仕入情報a6、荷受情報a7、及び流通経路情報a8などを管理しており、このうち、ステップS110においては、製品情報a1(品目、グレード、数量など)、及び決定された流通経路情報a8(具体的には、カスタマ(本店)CS、カスタマ(支店)CSi-j、商社(本店)TR、サプライヤSP)が記憶される。また、支店オーダ済テーブル117は、後述するオーダ進捗テーブル116とともに、流通工程の進捗状況を示すテーブルで、このうち、支店オーダ済テーブル117は、カスタマ(支店)CSi-jが商品をオーダした状態のデータを管理するようになっている。支店オーダ済テーブル117は、図6に示すように、商品をオーダしたカスタマ(支店)CSi-jと該カスタマ(支店)の本店CSの組み合わせが記憶される。
次に、カスタマ(本店)CSは、自社配下の支店からのオーダ情報を束ねるオーダ統制をオーダ統制画面で行う(業務G20)。ここで、オーダ統制とは、商社(本店)TRへの発注は、カスタマ(支店)CSi-jが個々に行うのではなく、カスタマ(本店)CSがまとめて行うことを意味しており、この意味で、カスタマ(本店)CSのオーダ統制があってはじめて、オーダした商品は流通工程に載せられるものである。
尚、オーダ統制画面においては、該当のカスタマ(本店)CSの対象データが、カスタマ(本店)IDをキーに支店オーダ済テーブル117から抽出されるので、抽出表示されたオーダ情報を確認して(一部オーダの修正もあり得る)、発注するものである(ステップS120)。この結果、オーダ統制の対象データは、オーダ番号が発番されるので、該オーダ番号をもとにオーダ情報テーブル115にオーダ番号a1が付加されるとともに、オーダ進捗テーブル116に該オーダ番号b1と進捗ステータスb2(「本店統制済」の状態)が記憶される(ステップS130)。ここで、オーダ進捗テーブル116は、図6に示すように、オーダ番号b1ごとに進捗ステータスb2を管理するようになっており、進捗ステータスは、具体的には、本店統制済、出荷待ち、Booking済、陸上輸送中、海上輸送中、CY在庫、F/T5日未満、荷受済の各状態を示すようになっている。
次に、サプライヤSPは、出荷予定業務を出荷予定入力画面において行う(業務G30)。これは、出荷予定入力画面に、自社対象のデータが自動的にオーダ進捗テーブル116及びオーダ情報テーブル115から抽出、表示されるので、サプライヤSPは、出荷予定情報(具体的には、出荷予定日、積載港など)を入力するものである。ここで、自社対象のデータの抽出に関しては、詳しくは、オーダ進捗テーブル116の進捗ステータスb2が「本店統制済」であるオーダ番号b1を抽出し、該オーダ番号b1(a1)を基にオーダ情報テーブル115の流通経路情報a8を参照して、流通経路情報a8のサプライヤ情報が自社と同一であるオーダ情報を取得するものである(ステップS140)。また、出荷予定情報の入力の結果、オーダ情報テーブル115の対象オーダ情報は、出荷情報a3の出荷予定日、本船情報a4の積載港などが付加され、オーダ進捗テーブル116の対象データは、進捗ステータスb2が「本店変更待ち」から「出荷待ち」に変更されて記憶される(ステップS150)。尚、上述したように、積載港の選択により、商社(海外店)k-n及び海外通関事業者FCUが決定されるので、オーダ情報テーブル115の対象オーダ情報は、流通経路情報a8に商社(海外店)及び海外通関事業者情報も付加される。
次に、商社(海外店)TRk-n(又は、海外通関事業者FCU;以下においては、商社(海外店)TRk-nが本業務を行うものとして記述する)は、船積予定業務を船積予定入力画面において行う(業務G40)。これは、船積予定入力画面に、自社対象のデータが自動的にオーダ進捗テーブル116及びオーダ情報テーブル115から抽出、表示されるので、商社(海外店)TRk-nは、船積予定情報(具体的には、船会社、本船名、陸揚港、ETD(出港予定日)、ETA(本船到着予定日)など)を入力するものである。ここで、自社対象のデータの抽出に関しては、詳しくは、オーダ進捗テーブル116の進捗ステータスb2が「出荷待ち」であるオーダ番号b1を抽出し、該オーダ番号b1(a1)を基にオーダ情報テーブル115の流通経路情報a8を参照して、流通経路情報a8の商社(海外店)情報が自社と同一であるオーダ情報を取得するものである(ステップS160)。また、船積予定情報の入力の結果、オーダ情報テーブル115の対象オーダ情報は、本船情報a4の船会社、本船名、陸揚港、ETD、ETAなどが追加され、オーダ進捗テーブル116の対象データは、進捗ステータスが「出荷待ち」から「Booking済」に変更されて記憶される(ステップS170)。尚、上述したように、陸揚港の選択により、国内通関事業者DCUが決定されるので、オーダ情報テーブル115の対象オーダ情報は、流通経路情報a8に国内通関事業者情報も付加される。
次に、サプライヤSPは、商品を出荷した後、出荷実績業務を出荷実績入力画面において行う(業務G50)。これは、出荷実績入力画面に、自社対象のデータが自動的にオーダ進捗テーブル116及びオーダ情報テーブル115から抽出、表示されるので、サプライヤSPは、出荷実績情報(具体的には、出荷実績日、コンテナNo、重量など)を入力するものである。ここで、自社対象のデータの抽出に関しては、詳しくは、オーダ進捗テーブル116の進捗ステータスb2が「Booking済」であるオーダ番号b1を抽出し、該オーダ番号b1(a1)を基にオーダ情報テーブル115の流通経路情報a8を参照して、流通経路情報a8のサプライヤ情報が自社と同一であるオーダ情報を取得するものである(ステップS180)。また、出荷実績情報の入力の結果、オーダ情報テーブル115の対象オーダ情報は、出荷情報a3の出荷実績日、コンテナNo、重量などが付加され、オーダ進捗テーブル116の対象データは、進捗ステータスが「Booking済」から「陸上輸送中」に変更されて記憶される(ステップS190)。
次に、商社(海外店)TRk-n(又は、海外通関事業者FCU;以下においては、商社(海外店)TRk-nが本業務を行うものとして記述する)が商品の船積みをした後は、船積実績業務を船積実績入力画面において行う(業務G60)。これは、船積実績入力画面に、自社対象のデータが自動的にオーダ進捗テーブル116及びオーダ情報テーブル115から抽出、表示されるので、商社(海外店)TRk-nは、船積実績情報(具体的には、ATD(船積実績日)、B/L情報(船荷証券に関する情報)など)を入力するものである。ここで、自社対象のデータの抽出に関しては、詳しくは、オーダ進捗テーブル116の進捗ステータスb2が「陸上輸送中」であるオーダ番号b1を抽出し、該オーダ番号b1(a1)を基にオーダ情報テーブル115の流通経路情報a8を参照して、流通経路情報a8の商社(海外店)情報が自社と同一であるオーダ情報を取得するものである(ステップS200)。また、船積実績情報の入力の結果、オーダ情報テーブル115の対象オーダ情報は、本船情報a4のATD、B/L情報などが付加され、オーダ進捗テーブル116の対象データは、進捗ステータスが「陸上輸送中」から「海外輸送中」に変更されて記憶される(ステップS210)。
次に、商品が国内港に着いた後においては、商社(本店)TRは、仕入実績業務を仕入実績入力画面において行う(業務G70)。これは、仕入実績入力画面に、自社対象のデータが自動的にオーダ進捗テーブル116及びオーダ情報テーブル115から抽出、表示されるので、商社(本店)TRは、仕入実績情報(具体的には、仕入Noなど)を入力するものである。ここで、自社対象のデータの抽出に関しては、詳しくは、オーダ進捗テーブル116の進捗ステータスb2が「海上輸送中」であるオーダ番号b1を抽出し、該オーダ番号b1(a1)を基にオーダ情報テーブル115の流通経路情報a8を参照して、流通経路情報a8の商社(本店)情報が自社と同一であるオーダ情報を取得するものである(ステップS220)。また、船積実績情報の入力の結果、オーダ情報テーブル115の対象オーダ情報は、仕入情報a6の仕入Noなどが付加される(ステップS230)。
また、国内通関事業者DCUは、通関実績業務を通関実績入力画面において行う(業務G70)。これは、通関実績入力画面に、自社対象のデータが自動的にオーダ進捗テーブル116及びオーダ情報テーブル115から抽出、表示されるので、国内通関事業者DCUは、通関実績情報(具体的には、通関日、植検日など)を入力するものである。ここで、自社対象のデータの抽出に関しては、詳しくは、オーダ進捗テーブル116の進捗ステータスb2が「海上輸送中」であるオーダ番号b1を抽出し、該オーダ番号b1(a1)を基にオーダ情報テーブル115の流通経路情報a8を参照して、流通経路情報a8の国内通関事業者情報が自社と同一であるオーダ情報を取得するものである(ステップS220)。また、通関実績情報の入力の結果、オーダ情報テーブル115の対象オーダ情報は、通関情報a5の通関日、植検日などが付加され、オーダ進捗テーブル116の対象データは、進捗ステータスが「海外輸送中」から「CY(コンテナヤード)在庫」に変更されて記憶される(ステップS230)。尚、オーダ情報テーブル115の対象オーダ情報は、通関情報a5のF/T期限(フレータイム期限;無料でコンテナヤードに置くことができる日付)も付加される(その他マスタテーブル120に記憶された、商社(本店)TR及び船会社ごとに定められたF/T期限を参照することにより、取得する)。
次に、システムが自動的に、フリータイム監視処理を行い、フレータイム5日前になったオーダ情報をオーダ進捗テーブル115から抽出し、該オーダ情報のオーダ番号a1(b1)を基に、オーダ進捗テーブル116の対象データを、進捗ステータスが「CY在庫」から「F/T5日未満」に変更して記憶する(ステップS240)。ここで、このオーダ情報の抽出は、オーダ情報テーブル115の通関情報a5のFT期限を参照して、フレータイム5日前になったオーダ情報を取得するものである。
次に、カスタマ(支店)CSi-jは、注文した商品を受け取ると、荷受実績業務を荷受実績入力画面において行う(業務G80)。これは、荷受実績入力画面に、自社対象のデータが自動的にオーダ進捗テーブル116及びオーダ情報テーブル115から抽出、表示されるので、カスタマ(支店)CSi-jは、荷受実績情報(具体的には、荷受日など)を入力するものである。ここで、自社対象のデータの抽出に関しては、詳しくは、オーダ進捗テーブル116の進捗ステータスb2が「CY在庫」又は「F/T5日未満」であるオーダ番号b1を抽出し、該オーダ番号b1(a1)を基にオーダ情報テーブル115の流通経路情報a8を参照して、流通経路情報a8のカスタマ(支店)情報が自社と同一であるオーダ情報を取得するものである(ステップS250)。また、荷受実績情報の入力の結果、オーダ情報テーブル115の対象オーダ情報は、荷受情報a7の荷受日などが付加され、オーダ進捗テーブル116の対象データは、進捗ステータスが「CY在庫」又は「F/T5日未満」から「荷受済」に変更されて記憶される(ステップS260)。
最後に、システムが自動的に、削除監視処理を行い、一定期間が経過すると、オーダ進捗テーブル116の進捗ステータスb2が「荷受済」のデータは削除される(ステップS270)。
尚、上述した各事業者の行う業務は、各事業者が商品流通管理システム100にログインした際に、自社に関連するオーダ情報が進捗状態を示しつつ表示されるので、自社が処理すべきオーダ情報であるか否かを簡単に把握できるようになっている。また、後述するように、一業務の処理が完了すると、該業務が完了した旨のメールが該業務に関連する業者に通知されるので、この電子メールの受信によっても、自社に関連するオーダ情報を把握できるようになっている。
以上、本実施の形態に係る商品流通管理システム100の全体的な業務の流れを説明したが、次に、1業務(例えば、出荷実績業務)内の動作を図7及び図8を用いて、説明する。ここで、図7は、1業務内における利用者端末2αと流通管理サーバ1とのやりとりを示すシーケンス図であり、図8は、図7に示す動作において、参照される流通管理DB11の各テーブルのテーブル構成図である。
まず、事業者(利用者)は利用者端末2αに表示された商品流通管理システム100のログイン画面から、利用者ID及びパスワードを入力し、流通管理サーバ1に送信する(ステップS310)。これにより、流通管理サーバ1は、受け取った利用者IDをキーに利用者マスタ118を検索する(ステップS320)。ここで、利用者マスタ118は、図8(a)に示すように、利用者ごとに、利用者ID、パスワード、利用者が所属する会社ID、利用者取扱業務の可否などを管理しているテーブルであり、利用者が所属する会社(カスタマか、商社か、サプライヤかなど)が扱える業務をベースに、各会社における個人の役割を反映して取り扱うことができる業務を個人ベースに管理するようになっている。尚、取扱業務の可否とは、図5に示す各業務(オーダ入力G10、オーダ統制G20、出荷予定G30、船積予定G40、出荷実績G50、船積実績G60、仕入実績・通関実績G70、荷受実績G80)をそれぞれ入力及び参照できるか否かを示すものである。
流通管理サーバ1は、利用者マスタ118から、該当レコードを取得して、利用者ID及びパスワードが一致するか否かをチェックする(ステップS330)。利用者ID及びパスワードが一致した場合には、利用者が取り扱える業務(図8(a)において、○がついた業務)の業務メニュー、並びに利用者の会社ID及び利用者IDを利用者端末2αに表示する(ステップS340,S350)。
利用者は、表示された業務メニューの中から業務を選択し(例えば、出荷実績入力であるとする;各業務には業務IDが付いている)、利用者端末2αは、選択された業務ID、及び会社IDを流通管理サーバ1に送信する(ステップS360)。これにより、流通管理サーバ1は、受け取った業務IDを基に、業務ID・ステータスマスタ119を参照して、該当する業務の対象ステータスを取得する(ステップS370)。ここで、業務ID・ステータスマスタ119は、図8(b)に示すように、各業務ごとに、登録時ステータス及び変更時ステータスを管理するテーブルであり、ステップS370においては、登録時ステータス(例えば、出荷実績入力の場合には、Booking済)を取得するものである。
次に、流通管理サーバ1は、取得した対象ステータス(例えば、出荷実績入力の場合には、Booking済)をキーに、オーダ進捗テーブル116を検索し、同一ステータスのオーダ番号b1を取得する(例えば、図5に示す出荷実績入力の場合には、オーダ番号が、ODER11760,ODER11770,ODER11780)(ステップS380,S390)。そして、取得したオーダ番号b1(a1)をキーにオーダ情報テーブル115を検索し、流通経路情報a8に利用者の会社ID(例えば、出荷実績入力の場合には、当該処理をしているサプライヤSP自身の会社ID)が存在する場合には、対象とするオーダ情報として取得する(例えば、図5に示す出荷実績入力の場合には、オーダ番号が、ODER11760及びODER11780のオーダ情報が、対象であったとする)(ステップS400)。
次に、流通管理サーバ1は、対象とするオーダ情報を利用者端末2αに表示するので、利用者はデータ入力(例えば、出荷実績入力の場合には、出荷実績日など)し、利用者端末2αは、入力されたデータを流通管理サーバ1に送信する(ステップS410,S420,S430)。これにより、流通管理サーバ1は、入力データの整合性チェックを行い、整合性チェックに問題がない場合には、入力データの内容をオーダ情報テーブル115及びオーダ進捗テーブル116に反映する(ステップS440)。
次に、流通管理サーバ1は、メール制御マスタ120を参照して、メール送信プレーヤを割り出す(ステップS450)。ここで、メール制御マスタ120は、図8(c)に示すように、各業務ごとに、メールを送信すべきプレーヤを管理するテーブルであり、例えば、出荷実績入力の場合には、カスタマ(本店)CS、カスタマ(支店)CSi-j、商社(本店)TR、海外通関事業者FCU、及び商社(海外店)TRk-nをメール送信プレーヤとするものである。そして、割り出したメール送信プレーヤを基に、対象となったオーダ情報の流通経路情報a8から、送信対象プレーヤを決定し、該送信対象プレーヤに処理完了案内メールを送信する(ステップS460)。尚、各送信対象プレーヤのメール送信先アドレスは、その他マスタテーブル121において会社IDごとに管理されているので、該マスタより取得するものである。また、処理完了案内メールは、少なくとも、処理された業務(例えば、出荷実績入力)、処理されたオーダ情報のオーダ番号、処理した利用者の利用者名及び会社名などを含む内容のメールである。
最後に、流通管理サーバ1は処理結果を利用者端末2αに表示する(ステップS470、S480)。
以上、本実施の形態に係る商品流通管理システム100によれば、複数事業者が介在して商品が流通される流通環境において、購買事業者からの購入を望む商品に応じて、該商品の流通に関与する複数の事業者を柔軟に決定し、決定された複数の事業者の各業務を円滑に遂行させるとともに、流通工程の進捗を簡単に把握することができる。
この結果、従来においては、複数事業者が介在するため、流通工程の進捗を簡単に把握できなかった国際物流業務においても、商品流通管理システム100を導入することにより、各事業者は、相手取引先との業務連絡を意識せず、流通工程の進捗を簡単に把握することができる。また、常に自社に必要な商品流通情報を正確に把握できるので、自社に関連する担当業務を迅速かつ的確に遂行することできる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、本発明の実施の形態に対して種々の変形や変更を施すことができる。例えば、上記実施の形態においては、国際物流業務に適用される商品流通管理システム100として説明したが、本発明は、国際物流業務への適用に限定されるわけではなく、複数の事業者が介在して商品が流通される流通環境であれば、どのような業務であってもよいものである。
本発明の実施の形態に係る商品流通管理システムの概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る商品流通管理システムにおいて流通経路の各プレーヤ(事業者)を決定する動作を説明するフローチャートである。 図2に示す動作において参照される流通管理DBの各テーブルのテーブル構成図である。 流通経路の各プレーヤ(事業者)を決定する仕組みの一覧図である 本発明の実施の形態に係る商品流通管理システムにおいて、流通工程の各業務の流れ及び進捗を管理する仕組みを説明する図である。 図5に示す動作において、関連する流通管理DBの各テーブルのテーブル構成図である。 本発明の実施の形態に係る商品流通管理システムにおいて、1業務内における利用者端末と流通管理サーバとのやりとりを示すシーケンス図である。 図7に示す動作において、参照される流通管理DBの各テーブルのテーブル構成図である。 国際物流業務における流通工程を説明する図である。
符号の説明
1 流通管理サーバ
2α 利用者端末
3 通信ネットワーク
11 流通管理DB
12 制御部
100 商品流通管理システム
111 カスタマ・商社マスタ
112 品目・グレードマスタ
113 積載港マスタ
114 陸揚港マスタ
115 オーダ情報テーブル
116 オーダ進捗テーブル
117 支店オーダ済テーブル
118 利用者マスタ
119 業務ID・ステータスマスタ
120 メール制御マスタ
CS カスタマ(本店)
CSi-j カスタマ(支店)
TR 商社(本店)
TRk-n 商社(支店)
DCU 国内通関業者
FCU 海外通関業者
SP サプライヤ

Claims (8)

  1. 複数の事業者が介在して流通される商品の流通工程を管理する商品流通管理装置であって、
    前記複数の事業者間において、各商品ごとに取引が可能な事業者間の対応付けを第1のマスタ情報として記憶する第1のマスタ記憶手段と、
    購買事業者により注文された商品から、前記第1のマスタ情報に基づいて、当該オーダに関与する複数の事業者を決定する事業者決定手段と、
    前記購買事業者からのオーダを一意に識別可能なオーダIDと、決定された複数の事業者に関する情報と、を対応付けた流通経路情報を記憶する流通経路記憶手段と、
    前記流通工程の各業務の流れ、該各業務に関与する事業者、及び各業務の進捗状態を示す情報を第2のマスタ情報として記憶する第2のマスタ記憶手段と、
    前記オーダIDごとに、現在の進捗状態を記憶する進捗状態記憶手段と、
    前記オーダIDごとに、前記進捗状態記憶手段に記憶された現在の進捗状態、前記第2のマスタ情報、及び前記流通経路情報に基づいて、現在関わるべき業務及び該業務に関与する事業者を決定し、決定された事業者に該業務の遂行を促す通知手段と、
    通知された事業者から該業務に関する情報を受け付けると、前記第2のマスタ情報に基づいて、該当オーダIDの現在の進捗状態を進行させて前記進捗状態記憶手段に記憶させる進捗状態更新手段と、
    を有することを特徴とする商品流通管理装置。
  2. 前記第1のマスタ記憶手段に記憶される前記第1のマスタ情報は、さらに、前記流通工程上、商品が仲介される取引場所に応じて、前記事業者間の対応付けがされており、
    前記事業者決定手段は、注文された商品の前記取引場所も考慮して、当該オーダに関与する複数の事業者を決定することを特徴とする請求項1記載の商品流通管理装置。
  3. 前記オーダに関する情報を前記オーダIDと対応付けて記憶するオーダ情報記憶手段を有し、
    前記流通経路情報に記憶された各事業者だけが、該流通経路情報と同一オーダIDの前記オーダに関する情報をアクセス可能とすることを特徴とする請求項1又は2記載の商品流通管理装置。
  4. 前記進捗状態更新手段は、予め定められたタイマ情報を契機とした自動処理により進捗状態を進行させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の商品流通管理装置。
  5. 複数の事業者が介在して流通される商品の流通工程を管理するコンピュータのための商品流通管理プログラムであって、
    前記複数の事業者間において、各商品ごとに取引が可能な事業者間の対応付けを第1のマスタ情報として記憶する第1のマスタ記憶手段と、
    前記購買事業者からのオーダを一意に識別可能なオーダIDと、該オーダに関与する複数の事業者に関する情報と、を対応付けた流通経路情報を記憶する流通経路記憶手段と、
    前記流通工程の各業務の流れ、該各業務に関与する事業者、及び各業務の進捗状態を示す情報を第2のマスタ情報として記憶する第2のマスタ記憶手段と、
    前記オーダIDごとに、現在の進捗状態を記憶する進捗状態記憶手段と、
    を備える前記コンピュータに、
    前記購買事業者により注文された商品から、前記第1のマスタ情報に基づいて、当該オーダに関与する複数の事業者を決定し、決定した複数の事業者に関する情報を前記オーダIDと対応付けた流通経路情報を前記流通経路記憶手段に反映する第1のステップと、
    前記オーダIDごとに、前記進捗状態記憶手段に記憶された現在の進捗状態、前記第2のマスタ情報、及び前記流通経路情報に基づいて、現在関わるべき業務及び該業務に関与する事業者を決定し、決定された事業者に該業務の遂行を促す第2のステップと、
    通知された事業者から該業務に関する情報を受け付けると、前記第2のマスタ情報に基づいて、該当オーダIDの現在の進捗状態を進行させて前記進捗状態記憶手段に記憶させる第3のステップと、
    を実行させることを特徴とする商品流通管理プログラム。
  6. 前記第1のマスタ記憶手段に記憶される前記第1のマスタ情報は、さらに、前記流通工程上、商品が仲介される取引場所に応じて、前記事業者間の対応付けがされており、
    前記第1のステップは、注文された商品の前記取引場所も考慮して、当該オーダに関与する複数の事業者を決定することを特徴とする請求項5記載の商品流通管理プログラム。
  7. 前記コンピュータは、前記オーダに関する情報を前記オーダIDと対応付けて記憶するオーダ情報記憶手段を有し、
    前記流通経路情報に記憶された各事業者だけが、該流通経路情報と同一オーダIDの前記オーダに関する情報をアクセス可能とするステップを前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項5又は6記載の商品流通管理プログラム。
  8. 前記第3のステップは、予め定められたタイマ情報を契機とした自動処理により進捗状態を進行させることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の商品流通管理プログラム。


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