JP4087208B2 - Road regeneration method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アスファルト混合物からなる既設舗装体表基層部を再生するためのアスファルト舗装体表基層部の路上再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、道路等の表層を構成するアスファルト混合物が老朽化したり損傷したりした場合、切削オーバーレイ工法により補修を行っていた。この補修工法は既設アスファルト舗装体表基層部を路面切削機で全幅に亘って切削して除去し、その後に新規アスファルト混合物を全幅に亘って敷き均して締め固めることにより表層を新たに構築するものである。しかしながら、この補修工法では、アスファルト混合物からなる既設舗装体表層部を切除して全量廃棄処分した後に新規材料を投入するために、これら廃棄量と新規供給量が多量であり高コストになる上に多量の産業廃棄物を生じさせて環境問題を引き起こすという欠点があった。
そのため近年では、アスファルト混合物からなる既設舗装体表層部を再利用する方法として路上表層再生工法が提案され、この路上表層再生工法としてリミックス方式とリペーブ方式とが採用されてきている。これらの工法は下記の非特許文献1に開示されている。
即ち、リミックス方式では、路上でアスファルト混合物からなる既設舗装体表層部をヒータで加熱し、その後リミキサで掻きほぐした後に路面の中央部分に集積し、これに新規アスファルト混合物を投入して混合した後に路面全面に敷き均して締め固めるというものである。
また、リペーブ方式は、アスファルト混合物からなる既設舗装体表層部をヒータで加熱し、その後リペーバで掻きほぐした後に路面全面に敷き均し、その上に新規アスファルト混合物を投入して路面全面に敷き均して締め固めるというものである。これらの工法において既設舗装体表層部は劣化して粘性が低下し固くなっているため、これらに再生用添加剤を添加混合して粘性を回復させるようにしている。
尚、路上再生に際して、わだち掘れ部、大きな凹凸がある場合には予め凸部を切削して不陸を修正しておく。クラックや劣化等の不良箇所が点在する場合には、予め切削して除去するか、または新規アスファルト混合物と置き換えて修正する。
【0003】
【非特許文献1】
社団法人日本道路協会:編集「路上表層再生工法技術指針(案)」昭和63年11月10日丸善株式会社発行(第36−48頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の二つの工法はいずれも掻きほぐした既設舗装体に加えて新規アスファルト混合物を投入して表層を形成するものであるために、新たに供給した新規アスファルト混合物の量だけ新規舗装路面が補修前の既設舗装路面よりも高くなってしまうという問題があった。
そのために、補修した舗装路面と補修しない既設舗装路面やL型側溝、マンホール等との継ぎ目に段差が発生することになる。従来は、補修した舗装体表層路面の基準高さ(フォーメーション)を上げたくない場合には、補修対象の既設舗装体表層部を全面切削して除去した後に全面加熱しなければならず、コスト高になる欠点があった。
また、補修部分の既設舗装路面の路肩側にL型側溝やマンホール等の構造物が存在する場合には、これらの構造物と補修部分との接合部に生じる段差を解消するために、これらの構造物周辺の舗装を事前切削しておいて補修部分から構造物に向けて滑らかに傾斜するようすり付け処理し、上記構造物との段差をなくす必要があった。このようなすり付け部の形成は手間がかかり、コスト高の要因になっていた。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑みて、既設舗装路面を再生した後の補修路面高さを調整できるようにした路上再生方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による路上再生方法は、アスファルト混合物からなる既設舗装体表基層部の路上再生方法において、既設舗装体表基層部の幅員方向の一部を路面の延在方向に連続して切削した後に除去し、残された既設舗装体表基層部を加熱して掻きほぐしたアスファルト混合物を既設舗装体表基層部の切削した部分及び加熱した部分の全幅に亘って敷き均し、その上に新規アスファルト混合物を供給して敷き均すことを特徴とする。
既設舗装体表基層部の幅員方向の一部を連続して切削除去することで、既設舗装体表基層部は幅が狭くなり、これを加熱する際に加熱幅が切除した幅分だけ狭くて済むため、ヒータの使用熱量が減少してランニングコストが低減することによりコストを低減できる上に環境の温暖化を抑制できる。しかも新規アスファルト混合物の供給量を調整することで再生した舗装体の路面高さを調整できる。
また、既設舗装体表基層部の幅員方向の一部を切除する際、切除部分は路面の延在方向即ち路面切削機等の走行方向に沿って連続して凹溝状に形成することが好ましい。この場合、既設舗装体表基層部の幅員方向一端部または両端部を切除するのが好ましく、特に切除部分は歩道側、側溝側または路肩側端部に設定するのが好ましい。
従来の路上表層再生工法における事前切削は、わだち掘れ部等の凸部や構造物の周辺の舗装等を部分的に切削するものである。これに対して、本発明の事前切削は既設舗装体表基層部の幅員方向の一部を連続して切削するものである。ここでいう連続してというのは、施工全区間に亘って連続して切削してもよいし、施工区間のうち一部の区間について連続して切削してもよい。
【0007】
また、既設舗装体表基層部の切除部分の量と投入する新規アスファルト混合物の量とを調整することによって、補修した舗装体の表層高さを調整するようにしてもよい。
切除部分の量よりも新規アスファルト混合物の供給量の方が多ければ補修後の舗装路面の高さは既設舗装路面よりも高くなり、少なければ既設舗装路面よりも低くなる。既設舗装体表基層部の切除部分とほぼ同量の新規アスファルト混合物を投入することにより、補修した舗装路面の高さを既設舗装路面の高さと同等に設定することができる。
また、既設舗装体表基層部の切除部分は、補修すべき既設舗装体表基層部の幅員方向両端部に形成してもよい。
補修すべき既設舗装体表基層部の両端部を切除することにより切除部分を除く中央部だけが既設舗装体表基層部として残り、加熱時の消費熱量とランニングコストを低減できる上にヒータの熱が歩道側の樹木や白線等に焼失等の悪影響を与えることを抑制できる。また、ヒータを小型化且つ簡単化できて運搬時に縮幅する必要がない。
また、既設舗装体表基層部の切除部分は、補修すべき既設舗装体表基層部の幅員方向のいずれか一端部に設定してもよい。
例えば、歩道側または路肩側を切除することによってヒータで加熱される既設舗装体表基層部が歩道側または路肩側から離れるために、路面端部側に位置する樹木や白線が熱の影響を受けにくい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態によるアスファルト舗装体表基層部の路上再生方法とこの方法に用いる路面切削機について図1乃至図5に基づいて説明する。尚、本発明において表基層部とは表層部のみまたは表層部と基層部の両方のいずれかを指すものとする。
図1は実施の形態による路上再生方法に用いる路面切削機を示すもので、(a)は側面図、(b)は底面図、図2はリペーブ方式による路上再生方法の全工程図、図3は路上再生方法を舗装路面の断面図で示す工程図、図4は舗装体表基層部の両端部を切除した状態を示す平面図、図5はヒータの幅と加熱すべき既設舗装体表基層部との関係を示す図である。
図1は、実施の形態によるアスファルト混合物からなる舗装体表層部(既設舗装体表基層部)の路上再生方法に用いる路面切削機1を示すものであって、この路面切削機1は車体2の下面に前後各一対の走行用の車輪が前輪3a、後輪3bとして取り付けられている。車体2の下面において後輪3bの更に進行方向後方側には一対の切削手段4a、4bが配設され、これら切削手段4a、4bは路面切削機1の進行方向に略直交する方向に互いに分離して配設され、好ましくは車体2の幅方向両端に位置している。
ここで、切削手段4a,4bの向きは必ずしも路面切削機1の進行方向に直交する必要はなく、一定の角度をもって設置されていてもよい。この時、切削手段4a,4bを水平方向に回転可能とすれば設置角度が可変となり、切削幅員を容易に調整することができる。また、切削手段4a,4bは互いに独立して上下左右に移動できるようにしてもよい。このような構成とすれば、片側だけを切削する場合や幅員方向の切削位置が変更される場合にも容易に対応することができる。
【0010】
各切削手段4a、4bは、略同一直線状をなす軸部6、6がそれぞれ回転可能に車体2に装着され、各軸部6の長手方向外側には円筒形状の切削ドラム7が同軸に設けられ、その外周面に複数列の切削刃8が配列され且つ各列の切削刃8は周方向に複数個配設されている。そして、切削ドラム7の内側には軸部6に沿って螺旋状のスクリュ9が配設され、各切削刃8で切削されたアスファルト混合物(切削廃材)を切削手段4a、4b間の中央部に掻き集めるようになっている。尚、各切削手段4a、4bはスクリュ9と共に軸部6、6に沿ってスライド可能であり、各切削ドラム7の位置と間隔を路面の幅方向に調整可能とされている。
そして、車体2の下面には車体2の前方へ延びるベルトコンベア10が配設されており、ベルトコンベア10の後端は各スクリュ9に近接する位置まで延在しており、各スクリュ9で集められたアスファルト混合物からなる切削廃材をベルトコンベア10に乗せて前方のダンプトラック等に移送して積み込むようになっている。
【0011】
本実施の形態による路面切削機1は上述の構成を有しており、次にこの路面切削機1を用いたアスファルト舗装体表層部の路上再生方法について図2〜図5により説明する。
本実施の形態による路上再生方法は例えばリペーブ方式による。図3(a)において、先ずアスファルト混合物からなる既設舗装体表層部(以下、既設表層ということがある)12の路面に路面切削機1を配設し、既設表層12の幅員方向両端部に車体2の下面に設けた切削手段4a、4bが位置するように幅員方向位置を調整しておく。そして路面切削機1を路面の延在方向に走行させながら各切削ドラム7,7をスクリュ9、9と共に回転駆動させて既設表層12の両端部を凹溝13、13状に切削する。
両凹溝13、13の幅の和は既設表層12の全幅の15〜45%の範囲に設定し、深さは例えば5cm程度に設定する。幅が15%より小さいと新規アスファルト混合物の供給量との関係で路面高さが上昇し、45%より大きいと廃材が多くなりすぎる上に新規アスファルト混合物の供給量が増大してコスト増大を招くことになる。
切削手段4a、4bで切削されて粉砕された、既設表層12を構成するアスファルト混合物の破砕片はスクリュ9,9によって既設表層12の幅員方向中央部へ掻き寄せられ、次いでベルトコンベア10によって路面切削機1の前方へ送り出されて図示しないダンプトラック等に積み込まれる。尚、凹溝13、13を削除した状態の既設表層12が図4に示されており、既設表層12の幅員方向両端部に沿って凹溝13、13が形成されている。そのため、図4及び図3(b)で示すように凹溝13、13で挟まれた中央部に既設表層14が残された状態になる。
【0012】
次の工程で、中央部に残された既設表層14について図示しないヒータを用いて加熱処理する。この時、図5に示すように路面の加熱幅は、両端部の凹溝13、13を除いた従来よりも幅の狭い既設表層14の幅だけであるから、その分だけ従来のヒータ(二点鎖線図示)より幅の狭いヒータHを用いることができ、ヒータHの熱風が既設表層両端部に隣接する街路樹や民家の樹木、或いは既設表層12の縁部に塗布した溶着式の白線(側線)から離間し、これらが熱風の影響で焼失したり破損したりすることを防止できる。
次に、加熱処理後に既設表層14の路面に再生用添加剤(例えば鉱質油)を散布した後、リペーバにより掻きほぐしながら撹拌し、更に図示しない第一のスクリード装置で路面上に敷き均す(図3(c)参照)。この時、掻きほぐされた既設表層を構成するアスファルト混合物が撹拌されて再生用添加剤と混合されることにより、劣化して粘着力を失ったアスファルト混合物の粘着性が回復する。
【0013】
改質されたアスファルト混合物は、既設表層14の領域だけでなく両凹溝13、13の領域も含めて路面の全幅に亘って敷き均す。このように改質されたアスファルト混合物を路面全幅に亘って敷き均すと、図3(c)に示す敷き均し層15の高さは切削前の路面(既設舗装路面)の高さより低くなる。
次の工程で、新規アスファルト混合物を図示しない供給装置から敷き均し層15の上面に投入し、図示しない第二のスクリード装置で敷き均し層15上の全幅に亘って敷き均す。この時、新規アスファルト混合物の供給量を凹溝13,13を形成するために切除した既設表層の量と同等とすれば、図3(d)に示すように敷き均し後の新規アスファルト混合物からなる上層16の高さは補修前の路面高さと同等の高さ(標準高さ)になり、フォーメーションが補修前と比較して高くなることを防止できる。尚、敷き均し層15と上層16とで表層を構成する。
【0014】
上述のように本実施の形態による路上再生方法によれば、従来の補修方法と比較して補修後の路面高さ(フォーメーション)を下げることができ、補修前の路面高さと同一高さに施工できる。そのため、各種側溝やマンホール等の既設構造物と同一高さに補修施工できて、すり付け部を形成したり両端部近傍での路面の傾斜を大きくしたりする等の必要がなく、再生作業が容易で簡単になる。
また既設表層14は加熱幅員が狭いからヒータの使用熱量が減少し、ランニングコストや地球温暖化への影響を低減できる。
しかも、既設表層14の加熱に用いるヒータは、通常、補修路面全幅と同じ幅を有する必要がある。通常、ヒータ等の建設用機械を運搬するトレーラは幅員3m未満で通行許可を受けており、補修路面の幅員が例えば3mを越える場合には工事現場への運搬時にヒータの幅員を例えば3m未満に縮幅した状態で運搬する必要があったが、本実施の形態による工法では、加熱すべき幅員が補修路面の幅員より小さいためにヒータの幅員を例えば3m未満に設定できて運搬に当たってヒータ幅員を縮幅する必要がない。そのため、ヒータの機械構造を簡単化且つ小型化できる。
また、ヒータによる加熱時に路肩側や歩道側に一方の凹溝13を形成することにより、隣接する樹木や溶着式の白線(側線)等からヒータを離すことができ、熱による悪影響を減少させて白線や樹木の焼失、損傷等を防止でき、防護壁や断熱シート等を設置する必要がない。しかも、中央側の他方の凹溝13があるためにヒータを隣接車線から離すことができ、作業スペースを確保できて補修作業の安全向上に役立つ。
また加熱以降の工程は連続して施工することが好ましいが、凹溝13、13を形成する工程は後続の工程に連続させる必要はなく、前日等、別の日に行えて施工計画を立て易い。
【0015】
上述の実施の形態はリペーブ方式による路上再生方法について説明したが、これに代えてリミックス方式による路上再生方法に本発明を適用してもよく、これを第二の実施の形態として説明する。
リミックス方式においては、路面の両端部の既設表層を路面切削機1で切除して凹溝13、13を形成する工程(図3(a)、図4参照)、凹溝13,13間に残された既設表層14を加熱して掻きほぐす工程(図3(b)、図5参照)までは上述した第一の実施の形態によるリペーブ方式と同一である。
次にリミックス方式では、加熱された既設表層14の路面に再生用添加剤を散布した後、これを掻きほぐして撹拌することにより既設表層14を構成するアスファルト混合物の粘性を回復させる。そして、切除した凹溝13,13に相当する分の旧アスファルト混合物と略同量の新規アスファルト混合物を供給して、既設表層14を構成する旧アスファルト混合物と攪拌混合する。更に、均一に攪拌混合した後に凹溝13、13を含む既設表層12の幅員全体に混合した新旧アスファルト混合物を敷き均した後、これを締め固めて凹溝13の深さと同等の厚さの表層18を形成する。
これによって補修した路面の高さは、図6に示すように補修前の路面の高さと同一になり、従来の補修方法と比較して補修後の路面高さ(フォーメーション)を下げることができ、補修前の路面高さと同一高さに施工できる。
【0016】
従って、リミックス方式による路上再生方法であっても、上述したリペーブ方式による第一の実施の形態と同一の作用効果を奏する。しかも、リミックス方式では加熱して掻きほぐした既設アスファルト混合物を、路面の両側にブレード等を設けて中央部へ集積して新規アスファルト混合物と混合して再利用するようになっているが、本実施の形態によれば両側凹溝13,13部分の既設表層は除去されており、その内側中央部に位置する既設表層14のみを加熱し掻きほぐして再利用するようになっている。この場合の既設表層14の既設アスファルト混合物は、もともと路面の中央側に位置するために中央部へ導入しやすくウインドローを作りやすいという利点もある。
【0017】
次に本発明の変形例について説明するが、上述の各実施の形態と同一または同様の部材、部品には同一の符号を用いて説明する。
図7と図8はそれぞれ路面切削機1の変形例を示すものである。図7に示す第一変形例において、路面切削機20の車体2には、路面切削機20の進行方向に直交する方向に切削手段として切削ドラム21が回転可能に配設されている。通常はこの切削ドラム21全面に亘って切削刃(ビット)が周方向に配列されているが、本第一変形例では中央部の切削刃を取り外して両端部のみに切削刃を残しておくことで、それぞれを切削ドラム部21A、21Aとする。これによって路面切削機20を路面に沿って走行させれば既設表層12の両端部のみが切除され、路面中央に既設表層14を残して両端部に凹溝13、13が形成されることになる。
図8は路面切削機1の第二変形例を示すものである。図に示す路面切削機23は小型で、切削手段としての切削ドラム24は凹溝13に相当する幅分のみ設けられ、外周面に切削刃(ビット)が植設されている。そのため、この路面切削機23を2台用いて既設表層12の両端部をそれぞれ切削して掻き取ったアスファルト混合物の破砕片を除去して各凹溝13を形成すればよい。或いは、1台の路面切削機23で既設表層12の両端部を順次切削除去してそれぞれ凹溝13を形成するようにしてもよい。
【0018】
次に、路上再生方法の変形例を説明する。上述の実施の形態による路上再生方法では、既設表層12の幅員方向両端部に設けた2つの凹溝13,13は例えば同一容積を有しており、既設表層12の幅員方向に同一幅a,aに亘って形成されている。しかしながら、両端部の凹溝13,13は必ずしも同一幅である必要はなく、凹溝13,13の和が上述した既設表層幅員の15〜45%の範囲内であれば、二つの凹溝13、13の幅は任意に設定できる。
例えば、図9は路上再生方法の第一変形例を示すものであり、樹木や白線等が設けられた一方の側の凹溝13aを広い幅bとし、歩道や路肩側に樹木や白線等の熱により悪影響を受けるものがない他方の側の凹溝13b、或いは対向車線や追い越し車線等が設けられた既設表層12の中央側の凹溝13bは狭い幅c(<b)に設定してもよい。
このような構成を採用すれば、ヒータの加熱による樹木や白線等の焼失や損傷等の悪影響をより一層低減することができる。
【0019】
図10は路上再生方法の第二の変形例を示すものであり、この例では、歩道や路肩等があって樹木や白線等が設けられた一方の側にのみ幅広の凹溝13cを設け、樹木や白線等の熱による悪影響を受けるものがない他方の側、或いは対向車線や追い越し車線等が設けられた既設表層12の中央側には凹溝を設けないようにしている。
このような構成を採用した場合でも、既設表層14の幅は上述した各実施の形態による路上再生方法のものとほぼ同一に設定できるから、既設表層14の加熱幅や運搬時におけるヒータの幅員の調整を不要とする構成が得られ、投入する新規アスファルト混合物との関係で路面高さを補修前の既設舗装路面の高さと同等に設定できる等、上述の各実施の形態や変形例と同様の作用効果を奏することができる。
【0020】
尚、上述の各実施の形態や変形例では、新たに投入する新規アスファルト混合物の量(ボリューム)を、切除により形成される二つまたは一つの凹溝13、13a、13b、13cに相当する既設アスファルト混合物の量(ボリューム)と同等に設定するようにしたが、本発明は新旧のアスファルト混合物の量を同量に設定するものに限定されない。切除により形成される凹溝13、13a、13b、13cに相当する既設アスファルト混合物の量に対して投入する新規アスファルト混合物の量を増減調整することにより、補修路面12の高さ(フォーメーション)を任意に調整できることになる。この場合でも、従来のリペーブ方式やリミックス方式による路上再生方法と比較して既設表層を構成する既設アスファルト混合物を凹溝13…に相当する量だけ除去することにより、補修した路面の高さを容易に調整できる。しかも、凹溝13…を形成することにより、既設表層14の加熱による周辺への悪影響を抑制できるという作用効果を得ることができるのである。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による路上再生方法によれば、既設舗装体表基層部の幅員方向の一部を切削して除去した後に、残された既設舗装体表基層部を加熱して掻きほぐしたアスファルト混合物を既設舗装体表基層部の切削した部分及び加熱した部分の全幅に亘って敷き均し、その上に新規アスファルト混合物を投入して敷き均すようにしたから、既設体表基層部を加熱する際に加熱幅が既設舗装体表基層部の一部を切除した幅分だけ狭くて済み、ヒータの使用熱量が減少してランニングコストが低減することによりコストを削減できる上に環境の温暖化を抑制できる。しかも、新規アスファルト混合物の供給量を調整することにより再生した舗装路面の路面高さを調整できる。
【0022】
また、既設舗装体表基層部の切除部分は既設舗装体表基層部の幅員方向両端部またはいずれか一端部に形成したから、既設舗装体表基層部の加熱時の使用熱量とヒータのランニングコストを低減できる上に、ヒータの熱が歩道側の樹木や白線等に焼失等の悪影響を与えることを抑制できる。
また、既設舗装体表基層部の切除部分を既設舗装体表基層部の幅員方向歩道側または路肩側に設定した場合は、ヒータによる加熱部分が歩道側または路肩側から離れるために樹木や白線等が熱の影響を受けにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態による路面切削機を示すもので、(a)は側面図、(b)は底面図である。
【図2】 リペーブ方式による路上再生方法の全工程図である。
【図3】 (a)、(b)、(c)、(d)は図1に示す路面切削機を用いたリペーブ方式による路上再生方法を舗装体の断面で示す工程図である。
【図4】 路面の両端部に凹溝を形成した状態を示す補修路面の平面図である。
【図5】 ヒータの幅と加熱すべき既設舗装体表層部との関係を示す図である。
【図6】 リミックス方式による路上再生方法で得た既設表層の断面図である。
【図7】 第一変形例による路面切削機で凹溝を形成した状態を示す図である。
【図8】 第二変形例による路面切削機で凹溝を形成した状態を示す図である。
【図9】 路上再生方法による凹溝形成状態の第一変形例を示す図である。
【図10】 路上再生方法による凹溝形成状態の第二変形例を示す図である。
【符号の説明】
1、20、23 路面切削機
12 既設表層(既設舗装体表層部;既設舗装体表基層部)
13、13a、13b、13c 凹溝(切除部分)
14 既設表層(既設舗装体表層部;既設舗装体表基層部)
15 敷き均し層(表層)
16 上層(表層)
18 表層[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for regenerating an asphalt pavement surface base layer portion on a road for regenerating an existing pavement surface base layer portion made of an asphalt mixture.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when an asphalt mixture constituting a surface layer of a road or the like is worn out or damaged, repair is performed by a cutting overlay method. In this repair method, the surface layer of the existing asphalt pavement is removed by cutting the entire width with a road cutting machine, and then a new surface layer is constructed by spreading and compacting the new asphalt mixture over the entire width. Is. However, this repair method cuts the existing pavement surface layer made of asphalt mixture and discards the entire amount, and then throws away new materials. There was a drawback that a large amount of industrial waste was generated, causing environmental problems.
Therefore, in recent years, a road surface layer regeneration method has been proposed as a method for reusing an existing pavement surface layer made of an asphalt mixture, and a remix method and a repebing method have been adopted as this road surface layer regeneration method. These methods are disclosed in
That is, in the remix method, the existing pavement surface layer portion made of asphalt mixture on the road is heated with a heater, and then scraped with a remixer, and then accumulated in the center portion of the road surface. It is spread over the entire road surface and compacted.
In the recave method, the surface layer of the existing pavement made of an asphalt mixture is heated with a heater, then scraped with a re-paber and spread over the entire road surface, and a new asphalt mixture is placed on it and spread over the entire road surface. And then tighten it. In these methods, the surface layer of the existing pavement deteriorates and the viscosity is lowered and hardened. Therefore, a regeneration additive is added and mixed with these to recover the viscosity.
In addition, when there is a rubbing portion or large unevenness at the time of regeneration on the road, the unevenness is corrected by cutting the protruding portion in advance. If there are scattered defective parts such as cracks and deterioration, they are removed by cutting in advance or replaced with a new asphalt mixture.
[0003]
[Non-Patent Document 1]
Japan Road Association: Editorial “Road Surface Recycling Method Technical Guidelines (Draft)” issued by Maruzen Co., Ltd. on November 10, 1988 (pages 36-48)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, since both of the above-mentioned two methods are to form a surface layer by introducing a new asphalt mixture in addition to the existing paved body that has been scraped, a new pavement surface is created by the amount of the newly supplied new asphalt mixture. There was a problem that it was higher than the existing paved road surface before repair.
For this reason, a step is generated at the joint between the repaired paved road surface and the existing paved road surface that is not repaired, L-shaped side grooves, manholes, and the like. Conventionally, if it is not desired to raise the standard height (formation) of the repaired pavement surface layer, the surface layer of the existing pavement surface to be repaired must be completely removed and then heated, resulting in high costs. There was a drawback to become.
In addition, when there are structures such as L-shaped side grooves and manholes on the shoulder side of the existing paved road surface of the repaired part, in order to eliminate the level difference that occurs at the joint between these structures and the repaired part, The pavement around the structure had to be pre-cut and rubbed so as to be smoothly inclined from the repaired part toward the structure, thereby eliminating the step difference from the structure. The formation of such a rubbed portion is time-consuming and has been a cause of high costs.
[0005]
In view of such a situation, an object of the present invention is to provide a road regeneration method that can adjust the height of a repaired road surface after regenerating an existing paved road surface.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The road regeneration method according to the present invention is a road regeneration method for an existing pavement surface base layer portion made of an asphalt mixture, and after removing a portion of the width direction of the existing pavement surface base layer portion continuously in the extending direction of the road surface. and, remaining leveled laid existing pavement table base portion by heating the scraping hog asphalt mixture over the entire width of the cutting portion and heated portion of the existing pavement table base unit, the new asphalt thereon It is characterized by feeding and leveling the mixture.
By cutting and removing a part of the existing pavement surface base layer in the width direction continuously, the width of the existing pavement surface base layer becomes narrower, and when heating this, the heating width is reduced by the width of the cut. Therefore, the amount of heat used by the heater is reduced and the running cost is reduced, so that the cost can be reduced and the warming of the environment can be suppressed. Moreover, the road surface height of the reclaimed pavement can be adjusted by adjusting the supply amount of the new asphalt mixture.
Further, when part of the width direction of the existing pavement surface base layer part is excised, the excised part is preferably formed continuously in the shape of a concave groove along the road surface extending direction, that is, the running direction of a road surface cutting machine or the like. . In this case, it is preferable to cut one end part or both end parts in the width direction of the existing pavement surface base layer part, and it is particularly preferable to set the cut part on the sidewalk side, side groove side or road shoulder side end part.
The pre-cutting in the conventional road surface layer regeneration method is a method of partially cutting a convex portion such as a rutting portion or a pavement around a structure. On the other hand, the pre-cutting of the present invention continuously cuts part of the existing pavement surface base layer portion in the width direction. The term “continuous” as used herein may be continuously cut over the entire construction section, or may be continuously cut for some sections of the construction section.
[0007]
Moreover, you may make it adjust the surface layer height of the repaired pavement by adjusting the quantity of the excised part of the existing pavement surface base layer part, and the quantity of the new asphalt mixture thrown in.
If the supply amount of the new asphalt mixture is larger than the amount of the cut portion, the height of the paved road surface after the repair becomes higher than the existing paved road surface, and if it is less, the height becomes lower than the existing paved road surface. The height of the repaired paved road surface can be set to be equal to the height of the existing paved road surface by introducing almost the same amount of the new asphalt mixture as the cut portion of the surface layer of the existing paved body.
Moreover, you may form the excision part of the existing pavement surface base layer part in the width direction both ends of the existing pavement surface base layer part which should be repaired.
By cutting off both ends of the existing pavement surface base layer to be repaired, only the central part excluding the excised part remains as the existing pavement surface base layer portion, reducing the heat consumption and running costs during heating, and heating the heater. Can suppress adverse effects such as burnout on trees and white lines on the sidewalk. Further, the heater can be reduced in size and simplified, and there is no need to reduce the width during transportation.
Moreover, you may set the excision part of the existing pavement surface base layer part to either one end part of the width direction of the existing pavement surface base layer part which should be repaired.
For example, because the existing pavement surface base layer heated by the heater by cutting off the sidewalk side or the shoulder side is separated from the sidewalk side or the shoulder side, trees and white lines located on the road edge side are affected by heat. Hateful.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a method for regenerating an asphalt pavement surface base layer portion on a road according to an embodiment of the present invention and a road surface cutting machine used in this method will be described with reference to FIGS. In the present invention, the surface base layer portion refers to only the surface layer portion or both the surface layer portion and the base layer portion.
1A and 1B show a road surface cutting machine used in a road regeneration method according to an embodiment, wherein FIG. 1A is a side view, FIG. 2B is a bottom view, and FIG. FIG. 4 is a plan view showing a state in which both end portions of the pavement surface base layer portion are cut off, and FIG. 5 is a diagram showing the width of the heater and the existing pavement surface base layer to be heated. It is a figure which shows the relationship with a part.
FIG. 1 shows a road
Here, the direction of the cutting means 4a and 4b does not necessarily need to be orthogonal to the traveling direction of the road
[0010]
Each of the cutting means 4a and 4b has
A
[0011]
The road
The road regeneration method according to the present embodiment is based on, for example, a recep- tion method. 3A, first, a road
The sum of the widths of both
The fragments of the asphalt mixture constituting the existing
[0012]
In the next step, the existing
Next, after heat treatment, a regeneration additive (for example, mineral oil) is sprayed on the road surface of the existing
[0013]
The modified asphalt mixture is spread over the entire width of the road surface including not only the area of the existing
In the next step, a new asphalt mixture is introduced from the supply device (not shown) onto the top surface of the
[0014]
As described above, according to the road regeneration method according to the present embodiment, the road surface height (formation) after repair can be lowered as compared with the conventional repair method, and construction is performed at the same height as the road surface before repair. it can. Therefore, it can be repaired at the same height as existing structures such as various side grooves and manholes, and there is no need to form a rubbed part or increase the slope of the road surface near both ends, so that reworking work can be done. Easy and simple.
Moreover, since the existing
Moreover, the heater used for heating the existing
In addition, by forming one
In addition, it is preferable that the process after the heating is continuously performed, but the process of forming the
[0015]
Although the above-described embodiment has been described with respect to the road regeneration method using the repeb method, the present invention may be applied to a road regeneration method using the remix method instead, and this will be described as a second embodiment.
In the remix method, the existing surface layer at both ends of the road surface is cut with the road
Next, in the remix method, after the regeneration additive is sprayed on the heated road surface of the existing
The height of the repaired road surface is the same as the height of the road surface before repair as shown in FIG. 6, and the road surface height (formation) after repair can be lowered compared to the conventional repair method, Can be constructed at the same height as the road surface before repair.
[0016]
Therefore, even the road regeneration method based on the remix method has the same effects as the first embodiment based on the above-described repe method. Moreover, in the remix method, the existing asphalt mixture that has been heated and thawed is accumulated on the center part with blades etc. on both sides of the road surface, mixed with the new asphalt mixture, and reused. According to the embodiment, the existing surface layer of the
[0017]
Next, modifications of the present invention will be described. The same or similar members and parts as those of the above-described embodiments will be described using the same reference numerals.
7 and 8 show modifications of the road
FIG. 8 shows a second modification of the road
[0018]
Next, a modification of the road regeneration method will be described. In the road regeneration method according to the above-described embodiment, the two
For example, FIG. 9 shows a first modification of the road regeneration method, where the
By adopting such a configuration, it is possible to further reduce adverse effects such as burning or damage of trees or white lines due to heating of the heater.
[0019]
FIG. 10 shows a second modification of the road regeneration method. In this example, a
Even when such a configuration is adopted, the width of the existing
[0020]
In each of the above-described embodiments and modifications, the amount (volume) of the newly added asphalt mixture to be newly added is set to an existing installation corresponding to two or one
[0021]
【The invention's effect】
As described above, according to the road regeneration method according to the present invention, after removing a portion of the existing pavement surface base layer portion in the width direction by cutting, the remaining existing pavement surface base layer portion is heated and scraped. the hog asphalt mixture leveling flooring over the entire width of the cutting portion and heated portion of the existing pavement table base layer part, because I was on the way leveled laying by introducing a new asphalt mixture thereof, existing body surface When heating the base layer, the heating width can be narrowed by the width obtained by cutting away a portion of the existing base layer on the surface of the existing pavement. The global warming can be suppressed. Moreover, the road surface height of the reclaimed paved road surface can be adjusted by adjusting the supply amount of the new asphalt mixture.
[0022]
In addition, since the cut portions of the existing pavement surface base layer portion were formed at both ends of the existing pavement surface base layer width direction or at either one end, the amount of heat used when heating the existing pavement surface base layer portion and the running cost of the heater In addition, it is possible to suppress the heat of the heater from adversely affecting the trees, white lines, etc. on the sidewalk side, such as being burned out.
In addition, if the excised part of the existing pavement surface base layer is set to the sidewalk side or the shoulder side of the existing pavement surface base layer part, the heating part by the heater is separated from the sidewalk side or the shoulder side so that trees, white lines, etc. Is less susceptible to heat.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a road cutting machine according to an embodiment of the present invention, where (a) is a side view and (b) is a bottom view.
FIG. 2 is an overall process diagram of a road regeneration method based on a recave method.
3 (a), (b), (c), and (d) are process diagrams showing, in a cross-section of a pavement, a regenerating method on the road using a road surface cutting machine shown in FIG.
FIG. 4 is a plan view of a repaired road surface showing a state where concave grooves are formed at both ends of the road surface.
FIG. 5 is a diagram showing the relationship between the width of a heater and the surface layer of an existing pavement to be heated.
FIG. 6 is a cross-sectional view of an existing surface layer obtained by a road regeneration method using a remix method.
FIG. 7 is a view showing a state in which concave grooves are formed by a road surface cutting machine according to a first modification.
FIG. 8 is a view showing a state in which concave grooves are formed by a road surface cutting machine according to a second modification.
FIG. 9 is a diagram showing a first modified example of a groove formation state by a road regeneration method.
FIG. 10 is a diagram showing a second modified example of the groove formation state by the road regeneration method.
[Explanation of symbols]
1, 20, 23 Road
13, 13a, 13b, 13c Groove (excised part)
14 Existing surface layer (existing pavement surface layer part; existing pavement surface layer part)
15 Leveling layer (surface layer)
16 Upper layer (surface layer)
18 Surface
Claims (3)
前記既設舗装体表基層部の幅員方向の一部を路面の延在方向に連続して切削した後に除去し、残された既設舗装体表基層部を加熱して掻きほぐしたアスファルト混合物を前記既設舗装体表基層部の切削した部分及び加熱した部分の全幅に亘って敷き均し、その上に新規アスファルト混合物を供給して敷き均すことを特徴とする路上再生方法。In the road regeneration method of the existing pavement surface base layer made of asphalt mixture,
Wherein the existing pavement table some of the width direction of the base portion removed after cutting continuously in the extending direction of the road, the asphalt mixture was hog scraped by heating an existing pavement table base layer part left A road regeneration method characterized by leveling over the entire width of a cut portion and a heated portion of a surface base layer portion of an existing pavement , supplying a new asphalt mixture thereon, and leveling .
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