JP4086531B2

JP4086531B2 - Cushion body

Info

Publication number: JP4086531B2
Application number: JP2002112914A
Authority: JP
Inventors: 基広高野; 浩中尾; 秋吉大嶽
Original assignee: Inoac Corp
Current assignee: Inoac Corp
Priority date: 2002-04-16
Filing date: 2002-04-16
Publication date: 2008-05-14
Anticipated expiration: 2022-04-16
Also published as: JP2003304951A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、発泡体からなるクッション体に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、自動車の座席や座椅子等に、ウレタン発泡体等からなるクッション体が多用されている。しかし、従来のクッション体は、着座する際の初期圧縮時に着座者に硬さを感じさせることがある。
【０００３】
クッション体の初期圧縮時の硬さを改善する方法として、クッション体表面にスリットを形成して変形し易くしたり、低硬度の発泡体と高硬度の発泡体を積層して低硬度側を表層としたりする方法が提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記クッション体表面にスリットを形成したものにあっては、クッション体表面が弱くなるため、裂けや破れの原因になりやすい。また、硬さの異なる発泡体を積層したものにあっては、表面を柔らかくするために表層の発泡体と基層の発泡体とで硬度差を大きくすると、着座時に硬さの急変による違和感を生じやすくなる。しかも、硬度の異なる発泡体を積層したものは、接着等により発泡体を一体化する作業が必要になるため、作業が面倒で高価になる。
【０００５】
この発明は、前記の点に鑑みなされたもので、着座する際の初期圧縮時に硬さによる不快感を感じ難く、しかも表面の強度低下が無く、さらに硬さの急変による違和感を生じ難い安価なクッション体を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、発泡体からなるクッション体であって、前記発泡体は軟質ウレタンフォームからなり、前記クッション体に対して垂直方向のセル径が水平方向のセル径以下にされた横拡径セルからなる横拡径セル層と、前記クッション体に対して垂直方向に長い縦長セルからなる縦長セル層とが、前記クッション体の垂直方向に隣接すると共に、前記横拡径セル層がクッション体の片側又は両側の表層として形成された軟質ウレタンフォームからなることを特徴とする。
【０００７】
請求項２の発明は、請求項１におけるクッション体の発泡体を、前記クッション体に対して垂直方向に長い縦長セルからなる縦長セル構造の発泡体が、前記縦長セルにおける長径の圧縮方向に熱プレスされたものとしたことを特徴とする。
【０００８】
請求項３の発明は、請求項２におけるクッション体の発泡体を、前記発泡体の熱プレス前の元厚に対して１０〜２５％の圧縮率で熱プレスされたものとしたことを特徴とする。
【０００９】
請求項４の発明は、請求項２又は３における縦長セル構造の発泡体が、軟質ウレタンスラブフォームの裁断品からなることを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図１はこの発明に係る一実施例のクッション体の断面図、図２は図１のＡ部を拡大した概略図、図３は他の実施例に係るクッション体の断面図、図４はこの発明に係る一実施例のクッション体における製造時の熱プレスを示す断面図、図５は軟質ウレタンスラブフォームからの発泡体の裁断を示す概略図である。
【００１１】
図１及び図２に示すこの発明の一実施例に係るクッション体１０は、横拡径セル層１１と縦長セル層２１とが、前記クッション体１０に対して垂直方向Ｖに隣接すると共に、前記横拡径セル層１１がクッション体１０の両側の表層１２，１２として形成された一つの発泡体１０ａで構成されている。前記発泡体１０ａは、軟質ウレタンフォーム、特には軟質ウレタンスラブフォームの裁断品のような弾性を有するものが用いられる。符号Ｈはクッション体１０に対して水平方向を示す。なお、前記垂直方向Ｖは、前記クッション体１０の座面となる片側表面１１ａに垂直な方向と一致する。また、前記セルは気孔とも称される。
【００１２】
前記横拡径セル層１１は、前記クッション体１０の垂直方向のセル径ｄｖ１が水平方向のセル径ｄｈ１以下にされた横拡径セル１１ｓで構成された層からなる。他方、前記縦長セル層２１は、前記クッション体１０に対して垂直方向のセル径ｄｖ２が水平方向のセル径ｄｈ２よりも大の縦長セル２１ｓで構成された層からなる。なお、この実施例のクッション体１０においては、前記横拡径セル層１１がクッション体１０の両側表層１２，１２として形成されているため、前記縦長セル層２１がクッション体１０の中間層２２を構成している。前記、横拡径セル層１１からなる表層１２はクッション体１０の片側のみに形成されてもよい。前記横拡径セル層１１からなる表層１２の厚み、この例では両側の表層１２，１２の合計厚みは、前記クッション体１０の全厚みを１００％とすると５〜２５％が好ましい。この範囲にすると、クッション性や耐久性を損なわずに初期圧縮時の硬さが軽減されて座り心地が良好になる。
【００１３】
前記クッション体１０の発泡体１０ａは、図４に示すように、前記クッション体１０に対して垂直方向Ｖに長い縦長セル２１ｓで構成される縦長セル構造の発泡体Ｆが、前記縦長セル２１ｓの長径に相当する垂直方向のセル径ｄｖ２の圧縮方向Ｐへ熱板４１で熱プレスされ、放冷等によって冷却されることにより圧縮形状に塑性変形したものが好ましい。前記熱プレス時、縦長セル構造の発泡体Ｆは、弾性を有するため、熱板４１で押圧される表面付近で主に圧縮されて、表面から離れる発泡体中央部では圧縮量が少なくなるので、効率よく表面付近の縦長セルが圧縮され、水平方向Ｈに拡径した前記横拡径セル１１ｓになる。熱プレスの温度は、熱プレスされる発泡体の種類により異なるが、発泡体が軟質ウレタンフォーム（軟質ウレタンスラブフォームを含む）の場合には１２０〜２４０℃が好ましい。
【００１４】
なお、図４における一方の熱板４１を、加熱しないプレス板に代えれば、図３に示すように、横拡径セル層１１からなる表層１２が片側表面のみに形成された発泡体からなるクッション体１０Ａを得ることができる。この場合、前記縦長セル層２１は、前記クッション体１０Ａの基層２３を構成する。
【００１５】
前記熱プレスされた発泡体１０ａは、前記発泡体１０ａの熱プレス前の元厚に対して圧縮率１０〜２５％で熱プレスされて塑性変形したものが好ましい。この範囲の圧縮率でプレスすれば、発泡体１０ａの表面側でセルが完全に潰れず、適度なソフト感を得ることができる。なお、前記圧縮率（％）は（元厚−圧縮時の厚み）÷元厚×１００（％）を言う。熱プレス前の元厚は、１〜３０ｃｍの範囲が、クッション体として好ましい。
【００１６】
前記縦長セル構造の発泡体Ｆとしては、軟質ウレタンスラブフォームの裁断品が好適である。前記軟質ウレタンスラブフォームは原反とも称されるものであって、離型紙上にウレタンフォーム原料を流して鉛直方向上向きに発泡させたものである。図５に示すように、軟質ウレタンスラブフォーム３０は、発泡方向Ｋに対して平行方向Ｋｕ（軟質ウレタンスラブフォーム３０に対して垂直方向と一致する）に縦長なセル構造となっているため、前記軟質ウレタンスラブフォーム３０を発泡方向Ｋに対して直角方向Ｋｓに裁断し、得られた所要厚みの発泡体Ｆに対して、裁断面Ｆａを熱プレスすれば、容易に前記クッション体１０の発泡体１０ａが得られる。
【００１７】
（実施例）
密度４０±２ｋｇ／ｍ^３、硬さ２１０．８±３９．２Ｎ（ＪＩＳＫ６４００：９８に準拠）の軟質ウレタンスラブフォームを、発泡方向に対して直角方向に裁断して５５×４００×４００ｍｍの縦長セル構造の発泡体を得、その発泡体を熱プレス装置の熱板間に配置して、圧縮率１８％となるように４５ｍｍの厚みに熱プレスし、その状態を２１０℃で６分間保持した。その後、熱プレス装置から発泡体を取り出し、常温で放置してこの発明の実施例であるクッション体を得た。実施例のクッション体は、厚み４５ｍｍであった。
【００１８】
前記実施例のクッション体を、セル層の厚みが観察できる方向で裁断し、熱プレス時に上側とされた上側表面から内層に至るまで、セルの分布変化を目視で判定した。その結果、熱プレス時に上側とされた上側表面には横拡径セル層からなる表層が厚み３．９ｍｍで形成されており、また熱プレス時に下側とされた下側表面には横拡径セル層が厚み３．４ｍｍで形成されており、クッション体の全厚み（４５ｍｍ）に対して横拡径セル層の厚み（３．９ｍｍ＋３．４ｍｍ＝７．３ｍｍ）は１６．２％であった。なお、熱プレス後の２４時間、常温で実施例のクッション体を放置したが、実施例のクッション体は、厚み及び形状に変化が無く、熱プレスにより塑性変形して形状が固定されているのを確認できた。
【００１９】
また、実施例のクッション体に対して、荷重と撓みの関係をＪＩＳＫ６４００：９８（付属書）にしたがい測定した。比較のため、前記熱プレスを行っていない縦長セルからなる比較例１のクッション体と、圧縮率３％で熱プレスした比較例２のクッション体と、圧縮率３０％で熱プレスした比較例３のクッション体についても、実施例と同様にして荷重と撓みの関係を測定した。測定結果を図６〜図７に示す。
【００２０】
測定結果によると、縦長セルからなる比較例１のクッション体においては初期圧縮時の荷重増加が大きく、しかも荷重増加の程度が急に低下するショルダー部Ｓと称される部分が存在し、圧縮初期の硬さを感じるものであることがわかる。それに対し、実施例のクッション体は、初期圧縮時の荷重増加が緩やかで、しかもショルダー部が明確ではなく、圧縮初期の硬さを感じ難いものであることがわかる。また、熱プレス時の圧縮率が３％の比較例２のクッション体においては、比較例１のクッション体と同様に初期圧縮時の荷重増加が大きく、しかもショルダー部Ｓが明確に現れているので、圧縮初期の硬さを感じるものであることがわかる。それに対し、熱プレス時の圧縮率が３０％の比較例３のクッション体においては、撓み率（圧縮率）が５０％以上になると、荷重の増大が他の比較例及び実施例のクッション体よりも著しく大きくなるため、クッション体としての性能が変化してしまう。
【００２１】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、この発明のクッション体によれば、クッション体の表面に強度低下の原因となるスリット等を形成することなく着座時の硬さ感及び違和感を解消できるので、着座感のみならず表面の耐久性に優れる効果がある。
【００２２】
さらにこの発明のクッション体は、縦長セル構造の発泡体を熱プレスすることにより容易に得ることができ、複数の発泡体を積層接着する作業が不要なため、安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係る一実施例のクッション体の断面図である。
【図２】図１のＡ部を拡大した概略図である。
【図３】他の実施例に係るクッション体の断面図である。
【図４】この発明に係る一実施例のクッション体における製造時の熱プレスを示す断面図である。
【図５】軟質ウレタンスラブフォームからの発泡体の裁断を示す概略図である。
【図６】実施例及び比較例１の荷重−撓み曲線である。
【図７】比較例２及び比較例３の荷重−撓み曲線である。
【符号の説明】
１０クッション体
１１横拡径セル層
１１ｓ横拡径セル
１２表層
２１縦長セル層
２１ｓ縦長セル
２２中間層
２３基層
３０軟質ウレタンスラブフォーム
Ｈクッション体に対して水平方向
Ｖクッション体に対して垂直方向
ｄｈ１クッション体に対して水平方向のセル径
ｄｈ２クッション体に対して水平方向のセル径
ｄｖ１クッション体に対して垂直方向のセル径
ｄｖ２クッション体に対して垂直方向のセル径[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cushion body made of a foam.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, cushion bodies made of urethane foam or the like are frequently used for automobile seats and seats. However, the conventional cushion body may make a seated person feel hardness at the time of the initial compression at the time of sitting.
[0003]
As a method of improving the hardness of the cushion body at the time of initial compression, a slit is formed on the cushion body surface to make it easy to deform, or a low-hardness foam and a high-hardness foam are laminated so that the low hardness side is the surface layer. The method of doing is proposed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case where a slit is formed on the cushion body surface, the cushion body surface becomes weak, and this tends to cause tearing or tearing. Also, in the case of laminated foams with different hardness, if the difference in hardness between the foam on the surface layer and the foam on the base layer is increased in order to soften the surface, there will be a sense of incongruity due to a sudden change in hardness when seated. It becomes easy. In addition, a laminate in which foams having different hardnesses are laminated requires an operation of integrating the foams by adhesion or the like, which makes the operation cumbersome and expensive.
[0005]
The present invention has been made in view of the above points, and it is difficult to feel discomfort due to hardness at the time of initial compression when sitting, and there is no reduction in strength of the surface, and furthermore, it is difficult to cause discomfort due to sudden change in hardness. A cushion body is provided.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is a cushion body made of a foam , wherein the foam is made of a flexible urethane foam, and the cell diameter in the vertical direction with respect to the cushion body is set to be equal to or less than the cell diameter in the horizontal direction. A laterally expanded cell layer made of a diameter cell and a vertically elongated cell layer made of a vertically elongated cell that is long in a direction perpendicular to the cushion body are adjacent to each other in the vertical direction of the cushion body, and the laterally expanded cell layer is a cushion It consists of a flexible urethane foam formed as a surface layer on one or both sides of the body.
[0007]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the foam of the cushion body according to the first aspect, wherein the foam of a vertically long cell structure composed of vertically long cells extending in a direction perpendicular to the cushion body is heated in the compression direction of the long diameter of the vertically long cell. It is characterized by being pressed.
[0008]
The invention of claim 3 is characterized in that the foam of the cushion body in claim 2 is hot pressed at a compression rate of 10 to 25% with respect to the original thickness of the foam before hot pressing. To do.
[0009]
The invention of claim 4 is characterized in that the foam of the vertically long cell structure according to claim 2 or 3 is made of a cut product of a flexible urethane slab foam.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
1 is a cross-sectional view of a cushion body according to one embodiment of the present invention, FIG. 2 is a schematic view enlarging part A of FIG. 1, FIG. 3 is a cross-sectional view of a cushion body according to another embodiment, and FIG. Sectional drawing which shows the hot press at the time of manufacture in the cushion body of one Example which concerns on invention, FIG. 5 is schematic which shows cutting of the foam from a flexible urethane slab foam.
[0011]
1 and 2, the cushion body 10 according to one embodiment of the present invention includes a laterally expanded cell layer 11 and a vertically elongated cell layer 21 that are adjacent to the cushion body 10 in the vertical direction V, and The laterally expanded cell layer 11 is composed of one foam 10 a formed as the surface layers 12, 12 on both sides of the cushion body 10. As the foam 10a, one having elasticity such as a cut product of a soft urethane foam, particularly a soft urethane slab foam, is used. Reference sign H indicates a horizontal direction with respect to the cushion body 10. The vertical direction V coincides with a direction perpendicular to the one-side surface 11a that serves as a seating surface of the cushion body 10. The cell is also referred to as a pore.
[0012]
The laterally expanded cell layer 11 is composed of a layer composed of laterally expanded cells 11s in which the vertical cell diameter dv1 of the cushion body 10 is equal to or smaller than the horizontal cell diameter dh1. On the other hand, the vertically long cell layer 21 is composed of a vertically long cell 21 s having a cell diameter dv2 in the vertical direction larger than the cell diameter dh2 in the horizontal direction with respect to the cushion body 10. In the cushion body 10 of this embodiment, since the laterally expanded cell layer 11 is formed as both side surface layers 12 and 12 of the cushion body 10, the vertically long cell layer 21 serves as the intermediate layer 22 of the cushion body 10. It is composed. The surface layer 12 including the laterally expanded cell layer 11 may be formed only on one side of the cushion body 10. The thickness of the surface layer 12 composed of the laterally expanded cell layer 11, in this example, the total thickness of the surface layers 12 and 12 on both sides is preferably 5 to 25% when the total thickness of the cushion body 10 is 100%. If it is in this range, the hardness at the time of initial compression is reduced without impairing cushioning properties and durability, and the sitting comfort is improved.
[0013]
As shown in FIG. 4, the foam body 10 a of the cushion body 10 includes a vertically long cell structure foam body F composed of long longitudinal cells 21 s that are long in the vertical direction V with respect to the cushion body 10. It is preferably one that is hot-pressed by the hot plate 41 in the compression direction P of the cell diameter dv2 in the vertical direction corresponding to the long diameter, and plastically deformed into a compressed shape by being cooled by cooling or the like. At the time of the hot press, the foam F having a vertically long cell structure has elasticity, so it is mainly compressed in the vicinity of the surface pressed by the hot plate 41, and the amount of compression is reduced in the center of the foam away from the surface. The vertically elongated cells near the surface are efficiently compressed to become the horizontally expanded cells 11s whose diameter is expanded in the horizontal direction H. The temperature of the hot press varies depending on the type of foam to be hot-pressed, but is preferably 120 to 240 ° C. when the foam is a flexible urethane foam (including a flexible urethane slab foam).
[0014]
If one hot plate 41 in FIG. 4 is replaced with a non-heated press plate, as shown in FIG. 3, a cushion made of a foam in which the surface layer 12 made of the laterally expanded cell layer 11 is formed only on one side surface. The body 10A can be obtained. In this case, the vertically long cell layer 21 constitutes the base layer 23 of the cushion body 10A.
[0015]
The hot-pressed foam 10a is preferably hot-pressed and plastically deformed at a compression rate of 10 to 25% with respect to the original thickness of the foam 10a before hot pressing. By pressing at a compression rate in this range, the cells are not completely crushed on the surface side of the foam 10a, and an appropriate soft feeling can be obtained. In addition, the said compression rate (%) says (original thickness-thickness at the time of compression) / original thickness x100 (%). The original thickness before hot pressing is preferably in the range of 1 to 30 cm as the cushion body.
[0016]
The foam F having the vertically long cell structure is preferably a cut product of a flexible urethane slab foam. The flexible urethane slab foam is also referred to as a raw fabric, and is obtained by causing a urethane foam raw material to flow on a release paper and foaming upward in the vertical direction. As shown in FIG. 5, the flexible urethane slab foam 30 has a vertically long cell structure in a direction Ku parallel to the foaming direction K (corresponding to a direction perpendicular to the flexible urethane slab foam 30). If the flexible urethane slab foam 30 is cut in the direction Ks perpendicular to the foaming direction K, and the cut surface Fa is hot-pressed to the foam F having the required thickness, the foam of the cushion body 10 can be easily obtained. 10a is obtained.
[0017]
(Example)
A flexible urethane slab foam having a density of 40 ± 2 kg / m ³ and a hardness of 210.8 ± 39.2N (conforming to JIS K 6400: 98) is cut in a direction perpendicular to the foaming direction to be 55 × 400 × 400 mm. A foam having a vertically long cell structure is obtained, and the foam is placed between hot plates of a hot press apparatus and hot-pressed to a thickness of 45 mm so that the compression ratio is 18%, and the state is maintained at 210 ° C. for 6 minutes. did. Thereafter, the foam was taken out from the hot press apparatus and allowed to stand at room temperature to obtain a cushion body according to an embodiment of the present invention. The cushion body of the example had a thickness of 45 mm.
[0018]
The cushion body of the example was cut in a direction in which the thickness of the cell layer could be observed, and cell distribution change was visually determined from the upper surface, which was the upper side during hot pressing, to the inner layer. As a result, a surface layer composed of a laterally expanded cell layer is formed with a thickness of 3.9 mm on the upper surface, which is the upper side during hot pressing, and the lateral expansion is performed on the lower surface, which is the lower side during hot pressing. The cell layer was formed with a thickness of 3.4 mm, and the thickness of the laterally expanded cell layer (3.9 mm + 3.4 mm = 7.3 mm) was 16.2% with respect to the total thickness (45 mm) of the cushion body. . Although the cushion body of the example was left at room temperature for 24 hours after hot pressing, the cushion body of the example has no change in thickness and shape, and the shape is fixed by plastic deformation by hot pressing. Was confirmed.
[0019]
Moreover, with respect to the cushion body of the example, the relationship between load and deflection was measured according to JIS K 6400: 98 (Appendix). For comparison, the cushion body of Comparative Example 1 composed of vertically long cells not subjected to the hot pressing, the cushion body of Comparative Example 2 hot-pressed at a compression rate of 3%, and Comparative Example 3 hot-pressed at a compression rate of 30% The relationship between the load and the deflection of the cushion body was also measured in the same manner as in the example. The measurement results are shown in FIGS.
[0020]
According to the measurement results, in the cushion body of Comparative Example 1 composed of vertically long cells, there is a portion called a shoulder portion S where the load increase during the initial compression is large and the degree of load increase decreases suddenly. It can be seen that it feels hard. On the other hand, it can be seen that in the cushion body of the example, the load increase during the initial compression is moderate, the shoulder portion is not clear, and it is difficult to feel the hardness in the initial compression. Further, in the cushion body of Comparative Example 2 with a compression ratio of 3% during hot pressing, the load increase during the initial compression is large and the shoulder portion S clearly appears as in the cushion body of Comparative Example 1. It can be seen that the hardness of the initial compression is felt. On the other hand, in the cushion body of Comparative Example 3 having a compression rate of 30% during hot pressing, when the deflection rate (compression rate) is 50% or more, the increase in load is greater than in the cushion bodies of other Comparative Examples and Examples. However, the performance as a cushion body changes.
[0021]
【The invention's effect】
As shown and described above, according to the cushion body of the present invention, it is possible to eliminate the feeling of hardness and discomfort during sitting without forming slits or the like that cause a decrease in strength on the surface of the cushion body. In addition to the effect of excellent surface durability.
[0022]
Furthermore, the cushion body of the present invention can be easily obtained by hot pressing a foam having a vertically long cell structure, and the work of laminating and bonding a plurality of foams is not required, so that the cost is low.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view of a cushion body according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged schematic view of a part A in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a cushion body according to another embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a hot press at the time of manufacture in the cushion body of one embodiment according to the present invention.
FIG. 5 is a schematic view showing the cutting of a foam from a flexible urethane slab foam.
6 is a load-deflection curve of Example and Comparative Example 1. FIG.
7 is a load-deflection curve of Comparative Example 2 and Comparative Example 3. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Cushion body 11 Horizontal expansion cell layer 11s Horizontal expansion cell 12 Surface layer 21 Vertical cell layer 21s Vertical cell 22 Intermediate layer 23 Base layer 30 Flexible urethane slab foam H Horizontal direction with respect to cushion body V Vertical direction with respect to cushion body dh1 Cell diameter in the horizontal direction with respect to the cushion body dh2 Cell diameter in the horizontal direction with respect to the cushion body dv1 Cell diameter in the vertical direction with respect to the cushion body dv2 Cell diameter in the vertical direction with respect to the cushion body

Claims

A cushion body made of a foam , wherein the foam is made of a flexible urethane foam, and a laterally expanded diameter composed of a laterally expanded cell in which a cell diameter in a direction perpendicular to the cushion body is equal to or less than a cell diameter in a horizontal direction. A cell layer and a vertically long cell layer composed of vertically long cells perpendicular to the cushion body are adjacent to each other in the vertical direction of the cushion body, and the laterally expanded cell layer is a surface layer on one side or both sides of the cushion body. A cushion body characterized by comprising a flexible urethane foam formed as:

The foam of the cushion body is characterized in that a foam of a vertically long cell structure composed of vertically long cells perpendicular to the cushion body is hot-pressed in the compression direction of the long diameter of the vertically long cells. The cushion body according to claim 1.

The cushion body according to claim 2, wherein the foam body of the cushion body is formed by hot pressing at a compression rate of 10 to 25% with respect to the original thickness of the foam body before hot pressing.

The cushion body according to claim 2 or 3, wherein the foam having a vertically long cell structure is formed by cutting a soft urethane slab foam.