JP4085014B2 - Chainsaw protective clothing - Google Patents

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JP4085014B2
JP4085014B2 JP2003049719A JP2003049719A JP4085014B2 JP 4085014 B2 JP4085014 B2 JP 4085014B2 JP 2003049719 A JP2003049719 A JP 2003049719A JP 2003049719 A JP2003049719 A JP 2003049719A JP 4085014 B2 JP4085014 B2 JP 4085014B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チェンソーを手に持ち木材切断作業を行う作業者の上着、ズボン、腕抜き、脚絆等に取付けられ、前記チェンソーの刃が誤って作業者の着衣に触れたとき、前記作業者の身体を前記チェンソーから保護するためのチェンソー防護衣に関する。
【0002】
【従来の技術】
チェンソーは、木材切断に不可欠な道具であり、林業の伐採や、製材所での木材切断、或は家庭における日曜大工等に多用されている。チェンソーの構成は、エンジンと、該エンジンで駆動されるスプロケットと、該スプロケットで旋回駆動されるチェーンと、該チェーンの前後回転を案内するチェンバーとを有し、例えば両手でエンジン部分に設けた肥手を持ち、前記チェンバーを前方に位置させ、前記チェンソーに取付けた刃物で木材を切断することができる。従って、チェンソーは、チェーン部分即ち、刃部を剥き出しにした状態で高速回転するので、木材切断能力が高いと同時に、とても危険な道具でもある。このため、チェンソーによる事故としては、林業家においては、木材切断中に山で足を滑らせ、刃を脚や手に当ててしまったり、製材所や家庭では、木材切断中、木材上に乗せている左脚を切断終了と同時にチェーン方向、即ち刃に当ててしまったりと度々生じていた。
【0003】
従来のチェンソー防護具としては、特許公開平6-212504号公報、特許公開平6-128421号公報、特許公開平6-126877号公報に示されるものの例がある。
【0004】
特許公開平6-212504号公報(耐切創性に優れた防護具)に示される防護具は、林業従業者の腕あるいは脚を防護することを目的として、高粘度のエチレン系超高分子量重合体の分子配向成形体で編織物を構成し、耐クリープ性高く、軽量、高強度で適度の柔軟性を有する防護具としたものである。この防護具は、耐切創性に優れ、誤った刃物の操作などによっても、人体を傷害から保護することができ、特に林業従業者等の腕カバー或は脚カバー等の防護具として好適であるとされる。
【0005】
特開平6-128421号公報に示される防護具は、上記と同一の目的で、その構成を変化されたもので、特に引張強度と弾性率を高めた芯層を設け、その内外面に不織布から成るクッション性積層体を設け、その外面には編織物の補強層を配置し、耐切創性を高めたものである。
【0006】
特開平6-126877号公報に示される防護具は、これらと同一の目的の下に、前記芯層の外面には、少なくとも表面を構成する層が複数のあぜ状に形成された補強層を配置し、この補強層の介在により安全性を増すようにしたものである。
【0007】
この他、従来の防護具としては、耐切創性を確実とし、脚や手を絶対に傷つけないため、高強度樹脂やスチール製のカバーを用いて防護具を構成した例がある。
【0008】
これら従来の防護具は、防護具であることを意識し、耐切創性を高めることを目的とするため、どうしても柔軟性に欠け、着衣性が悪いという問題点があった。特に樹脂製カバーによる防護具は、硬く、それを身につけると動きが取りにくく、邪魔で使用に耐えないという問題点があった。
【0009】
そこで従来、耐切創性にのみ着眼するのを止め、綿、その他長い繊維を無数に織り込んだ織物を防護衣とし、前記綿や繊維をチェーンやスプロケットに巻き付かせ、これによって瞬時にチェーンの回転を停止させ、難を免れる手法が提案されてきた。チェーンを回転させるスプロケットは、エンジン側面の狭いスペース内で回転支持されているので、多量の綿等を送り込むことにより、その回転を停止させることができる。勿論、チェーンが瞬時に停止するまでには若干の時間、計算上1/20〜1/30秒の僅かの時間がかかるので、この間に脚や手に刃物が当らないよう設計されなければならない。
【0010】
しかしながら、チェーンの回転を停止させ安全を確保するという方法は、今だ構想の域をでず、確実に停止されるという点と、前記僅かの時間に刃が人体にあたることは無いという保証が無く、その改良が必要であった。併せて、防護具ではあるが、違和感なく着衣して、作業に支障のない衣類として利用できるよう、衣服性が考慮されなければならない。
【0011】
【特許文献1】
特許公報平6-212504号公報、第1頁、図1
【0012】
【特許文献2】
特許公報平6-128421号公報、第1頁、図1
【0013】
【特許文献3】
特許公報平6-126877号公報、第1頁、図1
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術に鑑みて本発明は、違和感なく着衣し得て作業性を害することが無く、誤って刃が作業者に当った場合でも、繊維をチェンソーに噛み込ませてチェーンの回転を瞬時に停止させると共に、その間に刃が人体に接触する恐れが無く、チェンソーを安全に使用することができる理想的なチェンソー防護衣を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することができる本発明のチェンソー防護衣は、チェンソーを手に持ち木材切断作業を行う作業者の上着、ズボン、或は腕抜き、脚絆等に取付けられ、前記チェンソーの刃が誤って前記作業者の着衣に触れたとき、前記作業者の身体を前記チェンソーから保護するためのチェンソー防護衣であって、
前記チェンソーの刃部が接触したとき、前記刃に食い込まれて順次上層から下層にかけて前記チェンソー本体内に引き込み可能な多層の被引き込み層を有し、前記被引き込み層は、1層当りの厚みが前記チェンソーの刃の深さより十分小さな値とすると共に、少なくとも前記刃の移動方向と直交する糸がV字形状に引き伸ばされて、その後に次の下層が引き込まれるよう端部止めし、合計厚みを前記刃の深さと同じか又はそれ以上の値とし、さらに全体を折り曲げて手を乗せて押圧したとき、その内面を相互に接触させることができる柔軟構成としたことを特徴とする。
【0016】
防護衣布地は、例えば作業衣の胸部、腹部、腕部、脚部等、危険性の有る位置の表面又は裏面に縫い付けられる。腕抜きや脚絆として作製することもできる。
【0017】
順次上層から下層にかけてチェーン本体内に引き込み可能な多層の被引き込み層としては、次ぎの2例が挙げられる。
【0018】
第1に、本発明の被引き込み層は、前記刃の移動方向と直交する多数のフィラメントを集合させた縦糸と、これを前記刃の移動に伴って端部固定を適切として比較的容易に抜け易く保持する横糸とを有し、
各層は、前記所要の幅方向で上下に折り畳んで前記刃の移動に伴う引き抜き力によって順次上層から下層にかけて引き込まれる構成としたことを特徴とする。
【0019】
この場合、縦糸としては、0.5デニルのフィラメントを数十体集合させたヤーンで構成し、チェンソーへの引き込み動作に伴ってその体積を増加させ、スプロケットに絡む構成とするのが好ましい。
【0020】
このように構成された被引き込み層を用いれば、チェンソーの刃が順次縦糸をたぐり、さらに各層を順次上層から下層へかけて引き込むので、例えば層の所要幅を10cmとした場合、チェ−ンの本体までの長さが30cmのとき、3層の被引き込み層を引き込むまでにスプロケットに絡み、瞬時に刃を止めることができる。実際には縦糸は刃の引き込みによってV字形に伸びてチェンソーに引き込まれるので、チェーンのスプロケットまでの長さ30cm、被引き込み層幅10cmであっても、チェーンは3層全てを引き込むまでに停止する。残りの層で身体を保護することができる。一般には、層数は7〜10層仕上げとする。
【0021】
第2に、本発明の被引き込み層は、高強度繊維を用いたニットで構成され、
各層は、前記所要の幅における各端部で比較的ゆるく固定され、前記刃の移動に伴って、順次上層から下層にかけて引き込まれる構成としたことを特徴とする。
【0022】
ニットで構成するので、上層面が伸びながら刃によってチェンソー本体内に引き込まれ、最上層、次いで下層、されに次の下層へと順次引き込まれる。各層は、伸びてちぎれるのに伸び切れるまでの時間を要する。即ち、100%伸びてちぎれるとすると、幅10cmのとき、10cm伸びるのに必要な時間を要する。結局、前述の被引き込み層と同様の作用となる。
【0023】
以上示した被引き込み層の作用における引き込み途中の刃と残り被引き込み層との関係において安全性が評価されるが、これらは試験で証明する以外ない。この試験は、国際標準規格(ISO)11393-1による。その詳細については実施の形態で示す。本発明の防護衣は、この規格を十分に尊守できる製品とすることができる。
【0024】
前記第1及び第2の被引き込み層は、1層当りの厚みを前記チェンソーの刃の深さより十分小さな値とすると共に、合計厚みが前記刃の深さと同じが又はそれ以上の値とし、全体を手の重さで押圧したとき、その内面を相互に接触させることができる柔軟構造とする。通常の人の手を乗せる程度の力で折曲げ内面相互を接触ないし密着させることができるので、通常衣服と大差なく、腕や脚の曲げ伸ばしも自由にできる。従って、本発明の防護衣は、十分柔軟で、衣服性が高く、着衣によって作業性を阻害することがない。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1及び図2は、本発明の一実施形態に係るチェンソー防護衣布地の説明図、図3及び図4は他の実施形態に係るチェンソー防護衣布地を示す。
【0026】
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るチェンソー防護衣布地1は、チェンソーの刃の移動方向2と直交するナイロン66製の縦糸3と、これを前記刃の移動に伴って容易に抜け易く保持するポリエステル製の横糸4とで構成されている。機能的には、これら布地1で引き込み層を形成する。図2に示すように、前記布地1は、通常布地で構成される袋体5の中で、前端Fから後端Rにかけて折り畳まれて積層され、上層から下層にかけて順次チェンソー内に引き込まれるよう前後端部の位置で軽く固定されている。層数は10の例で示す。端部固定糸5A、5Bとしては、縦糸3がチェンソー本体に引き込まれて終了する段階で外れるよう、適切強度のものを用いる。
【0027】
前記縦糸3は、0.6デニルのフィラメントを50本集合させた直系0.1〜1mmのヤーンとし、その両端は自由としている。従って、チェンソーの刃によってV字形状に引き込まれ、その途中でバラけて体積を増し、スプロケットに絡み、スプロケット、即ちチェーンを瞬時に停止させることができる。
【0028】
ここでは、布地1を包む袋体5を含めて、防護衣6と称する。防護衣6は、通常作業衣の例えば裏面に縫い付けられ、全体で防護服を構成することができる。又は、防護衣6は腕抜きや脚絆の形に縫製され、防護衣又は防護具とすることができる。これらの具体例は図6以下で示す。
【0029】
以上の通り構成される布地1及び防護衣6は、全体を折り畳み上から手を乗せる程度の圧力、例えば100cm当り1kgの荷重により、相互を密着させることができる程度に柔軟に仕上げることができる。
【0030】
チェンソーの刃の速度vを20m/秒とし、防護衣6の幅をD、例えば10cmとするとき、チェンソーの刃は、その移動に伴って、布地1の接触位置を基点として移動方向2に引き込む。布地1の縦糸3はV字形状に引き抜かれ、スプロケットに噛み込む。これに要する時間t秒は引き込み距離acmとすればa/vで計算される。これらの平均値を実験により定め、余裕をもった設計を行うことができる。実験によれば、実際引き込まれる層数は3〜5であり、残り5層で身体を保護することができる。
【0031】
図3及び図4は、アラミド繊維等の高強度糸7で編んだニット布地8を、図2で示したのもと同様に積層して防護衣9を構成したものである。
【0032】
ニット布地8で構成するので、上層面が伸びながら刃によってチェンソー本体内に引き込まれ、最上層、次いで下層、されに次の下層へと順次引き込まれる。各層は、伸びてちぎれるのに伸びきれるまでの時間を要する。即ち、100%伸びてちぎれるまでとすると、幅10cmのとき、10cm伸びるのに必要な時間を要する。結局、前述の被引き込み層と同様作用となる。
【0033】
図5は、本発明の防護衣6、9の試験装置10の構成を示す側面図である。この装置は、ISO-11393-1に準拠して作製された。
【0034】
試験装置10は、図示しない電源部と接続されるモータMを内蔵し、このモータMで本体ケース11内に収めたスプロケット12を回転駆動するようになっている。ケース12の後部の一端は水平な軸13の回りで上下振動可能に支持されている。スプロケット12は、前後に張られたチェーン14を、チェンバー15を介して回転駆動するようになっている。チェーン14の周縁には、間隔を置いて刃が固定される。刃は、移動方向2に沿って移動し、通常は、下方に置かれた木材(図示せず)を切断する。
【0035】
上記試験装置10において、前記チェンバー15の先端で下方位置には、前記チェンバー15が水平姿勢となった位置で上面が接触する半円弧状のパッド16が配置され、その上部にサンプルである防護衣6、9を固定し、チェンソーを自由支持した状態で、同時にクラッチにより動力を止め、初期速度を19m/s又は21m/sとして、防護衣6、9の破損状態を評価するよう指示されている。
【0036】
パッド16の詳細を示すと、パッド16は、水平面上に置き、チェンバー15に対しては一定の角度をつける。軸13のセンターラインからパッド16のセンターラインとの水平距離は360±2mmとする。軸13のセンターラインとサンプルのトップは同じ水平面上に位置するようにしなければならない。試験の前に、刃の表面と、サンプル表面との接点との間の垂直距離は3±1mmとなるよう調節する。パッド16は堅い材料でできており、順応性のある上方は円筒形であり、直径は10±2mmとされる。この直径は、カバーの厚みを加えたものである。また、パッド16は、少なくとも全長が800mmあり、サンプル固定用のスパイクが30mm毎にありそれが列を成しているものと、少なくとも全長が800mmあり穴が30mm毎にありそれが列を成しており、それぞれの穴は前記スパイクが通る充分な大きさの板状体とを有し、両者の間でサンプルを固定できるものとされている。以上の試験装置10を用いて行った試験結果を次表に示す。
【0037】
【表1】

Figure 0004085014
表1に示す通り防護衣6、9は、いずれも合格であり、チェンソーの刃によって引き込まれ、スプロケット12に絡み、チェーン14及び刃を瞬時に停止させることができた。残りの6、7各層については、残り最上層部を除いて無傷であった。
【0038】
図6は、以上示した防護衣6、9を作業衣に適用した防護アイテムを示す正面図である。図示のように、本発明の防護衣6、9は、上着17の胸部や腕部に縫製することができる。縫製位置は、一般には作業衣の裏面とする。縫製エリアを破線で示す。
【0039】
ズボン18に対しては、膝の上や脛部に縫製することができる。脚絆19や手袋20、その他靴や地下足袋21にも適用可能である。
【0040】
図7は、防護衣6、9の汎用性を高めるため、各種作業服に縫製可能な防護材22の断面図を示す。図示のように、防護衣6、9の素材の一面に、マジックテープ(登録商標)23A、23Bを一体化し、各種作業服の表面に雄テープ23Aを縫い付け、これに雌テープ23Bを介して防護衣6、9を固定することができる。
【0041】
図8は、本発明の防護衣6、9を円筒状に縫製し、両端部分をゴム紐で絞り、腕抜きや脚絆として利用可能な円筒製品24としたものである。
【0042】
本円筒製品24は、チェンソーの刃による引き込み作用により腕や脚回りで回転する可能性がある。しかし、この回転は、刃が人体方向に食い込まない形でのものであるので、固定のものに対し寧ろ安全が確実に守られる。
【0043】
図9に示すように、図1又は図3に示す布地1、8は、高強度繊維のよりのないフィラメント50本集合糸を、50〜100集合させて、ゆるい平織、又はトリコット編した織物布地25とするのも良い。この布地25によれば、表1に示す実施例に比べ、更に刃の移動速度を28m/sとしても、防護衣として十分耐えた。集合糸及びその集合体は、1スパン2500〜5000本のフィラメントを有し、これがチェンソーの刃に絡まって、本体ケース11内でスプロケット12に巻き付き、大きな摩擦力及び係止力でチェーン14の移動を阻止するからである。
【0044】
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜設計的変更することができ、各種態様で実施できる。
【0045】
【発明の効果】
以上の通り、本発明は、特許請求の範囲に記載の通りの構成を有するチェンソーの防護衣であり、前記チェンソーの刃の移動方向と直交するフィラメント集合の縦糸を有する引き込み層、又はニット製の引き込み層を有するので、これをチェンソー本体内に引き込ませ、チェンソーを瞬時に停止することができる。
【0046】
また、上記引き込み層は、上層から下層にかけて順次引き込まれる態様で多層の積層構造とされるので、上層部分の引き込みでチェンソーを停止させ、残りの下層部分で身体を保護できる。
【0047】
さらに、本発明のチェンソー防護衣は、全体を折り曲げ人の手を乗せただけで相互密着するだけの柔軟構造とされるので、衣服性を有し、着衣性良好で作業性を害することがなく、各種作業衣に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るチェンソー防護衣布地の平面図である。
【図2】図1の下方側から見た布地の側断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係るチェンソー防護衣布地の平面図である。
【図4】図2の下方側から見た布地の側断面図である。
【図5】 ISO-11393-1に示される試験装置の側面説明図である。
【図6】本発明のチェンソー防護衣を上着及びズボンに仕立てた場合のチェンソー防護衣の縫製例を示す正面図である。
【図7】本発明のチェンソー防護衣を、汎用性の有るチェンソー防護衣として仕上げた布地の断面説明図である。
【図8】本発明のチェンソー防護衣を、腕抜き又は脚絆に仕上げた場合の斜視説明図である。
【図9】1スパン当りフィラメント2500〜5000本の集合体で構成した布地例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 防護衣布地
2 刃の移動方向
3 縦糸
4 横糸
5 袋体
5A、5B 端部固定糸
6、9 防護衣
7 高強度系
8 ニット布地
10 試験装置
11 本体ケース
12 スプロケット
13 軸
14 チェーン
15 チェンバー
16 バッド
17 上着
18 ズボン
19 脚絆
20 手袋
21 地下足袋
22 防護衣
23A 雄テープ
23B 雌テープ
24 円筒製品
25 多数のフィラメント集合体による布地[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is attached to an outer garment of an operator who holds a chain saw in his / her hand to cut wood, pants, arm release, leg ties, etc., and when the blade of the chain saw accidentally touches the operator's clothes, the operator The present invention relates to a chain saw protective garment for protecting the body of the machine from the chain saw.
[0002]
[Prior art]
A chain saw is an indispensable tool for cutting wood, and is widely used for logging in the forestry industry, cutting wood at a sawmill, or home DIY. The structure of the chain saw includes an engine, a sprocket driven by the engine, a chain driven to rotate by the sprocket, and a chamber for guiding the forward and backward rotation of the chain. Holding the hand, the chamber is positioned forward, and the wood can be cut with a blade attached to the chain saw. Therefore, since the chain saw rotates at a high speed with the chain portion, that is, the blade portion exposed, it has a high wood cutting ability and is also a very dangerous tool. For this reason, as an accident caused by a chain saw, forestry workers slip their feet in the mountains while cutting wood and put their blades on their legs and hands. The left leg was often applied in the direction of the chain, that is, the blade at the same time as the cutting was completed.
[0003]
Examples of conventional chain saw protectors include those disclosed in Japanese Patent Publication No. 6-212504, Japanese Patent Publication No. 6-18421, and Japanese Patent Publication No. 6-268877.
[0004]
The protective device shown in Japanese Patent Publication No. 6-212504 (protective device with excellent cut resistance) is a high-viscosity ethylene-based ultrahigh molecular weight polymer for the purpose of protecting the arm or leg of forestry workers. A knitted fabric is composed of the molecularly oriented molded article, which is a protective device having high creep resistance, light weight, high strength and appropriate flexibility. This protective device is excellent in cut resistance and can protect the human body from injury even if the blade is operated incorrectly, and is particularly suitable as a protective device for arm covers or leg covers for forestry workers. It is said.
[0005]
The armor shown in Japanese Patent Laid-Open No. 6-18421 has a structure changed for the same purpose as described above, and in particular, a core layer having an increased tensile strength and elastic modulus is provided. A cushioning laminate is provided, and a knitted fabric reinforcing layer is disposed on the outer surface thereof to improve cut resistance.
[0006]
In the armor shown in Japanese Patent Laid-Open No. 6-26877, for the same purpose, a reinforcing layer in which at least a layer constituting the surface is formed in a plurality of gazes is arranged on the outer surface of the core layer. However, the safety is increased by the interposition of the reinforcing layer.
[0007]
In addition, as a conventional protective device, there is an example in which the protective device is configured by using a high-strength resin or a steel cover in order to ensure cut resistance and never damage a leg or a hand.
[0008]
Since these conventional protective devices are conscious of being protective devices and aim to improve cut resistance, there is a problem that they are inevitably lacking in flexibility and have poor clothes. In particular, the protective gear made of a resin cover is hard, and when worn, it is difficult to move, and there is a problem that it cannot be used due to obstruction.
[0009]
Therefore, in the past, we stopped focusing only on cut resistance, and used cotton and other fabrics woven with countless long fibers as protective clothing, and wrapped the cotton and fibers around chains and sprockets, which instantly rotated the chain. A method has been proposed to stop the system and avoid difficulty. Since the sprocket that rotates the chain is rotatably supported in a narrow space on the side of the engine, the rotation can be stopped by feeding a large amount of cotton or the like. Of course, since it takes a short time, that is, 1/20 to 1/30 seconds in calculation, for the chain to stop instantaneously, it must be designed so that the tool does not hit the legs or hands during this time.
[0010]
However, the method of stopping the rotation of the chain and ensuring safety is still out of the concept and there is no guarantee that the blade will not hit the human body in the short period of time and that it will stop reliably. The improvement was necessary. In addition, although it is a protective equipment, clothes must be taken into consideration so that it can be worn without discomfort and used as clothes that do not hinder work.
[0011]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Publication No. Hei 6-212504, page 1, Fig. 1
[0012]
[Patent Document 2]
Japanese Patent Publication No. Hei 6-184211, page 1, Fig. 1
[0013]
[Patent Document 3]
Japanese Patent Publication No. Hei 6-26877, page 1, Fig. 1
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above-described prior art, the present invention can be worn without a sense of incongruity and does not impair workability, and even when the blade accidentally hits the operator, the fiber is bitten into the chain saw to instantly rotate the chain. An object of the present invention is to provide an ideal chain saw protective garment that can be used safely while being stopped and without the risk of the blade coming into contact with the human body during that time.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
The chain saw protective garment of the present invention that can solve the above-mentioned problems is attached to an outerwear, trousers, arm pluckers, leg ties, etc. of an operator who holds a chain saw and performs a wood cutting operation, and the blade of the chain saw is A chain saw protective garment for protecting the worker's body from the chain saw when the worker's clothes are accidentally touched,
When the blade portion of the chain saw comes into contact, the chain saw has a multi-layered layer that can be drawn into the chain saw body from the upper layer to the lower layer sequentially, and the layer to be pulled has a thickness per layer. The value is sufficiently smaller than the depth of the blade of the chain saw, and at least the thread perpendicular to the moving direction of the blade is stretched in a V shape, and then the end is stopped so that the next lower layer is pulled in, and the total thickness is reduced. It has a value that is equal to or greater than the depth of the blade, and further has a flexible configuration that allows the inner surfaces of the blades to be brought into contact with each other when the whole is folded and pressed with a hand.
[0016]
The protective clothing fabric is sewn on the front surface or the back surface of the position at risk, such as the chest, abdomen, arms, and legs of the work clothes. It can also be made as an arm release or leg bond.
[0017]
The following two examples can be given as the multi-layered layers that can be sequentially drawn into the chain body from the upper layer to the lower layer.
[0018]
First, the drawn-in layer according to the present invention is relatively easy to remove the warp thread in which a large number of filaments orthogonal to the moving direction of the blade are assembled and the end fixing as appropriate with the movement of the blade. With a weft to hold easily,
Each layer is configured to be folded up and down in the required width direction and sequentially drawn from the upper layer to the lower layer by the pulling force accompanying the movement of the blade.
[0019]
In this case, it is preferable that the warp yarn is constituted by a yarn in which several dozen filaments of 0.5 dendyl are gathered, and its volume is increased in accordance with the drawing operation to the chain saw, and is entangled with the sprocket.
[0020]
If the drawn layer configured in this way is used, the chain saw blade sequentially runs the warp and further draws each layer from the upper layer to the lower layer. For example, when the required width of the layer is 10 cm, When the length to the main body is 30 cm, the blade can be stopped instantly by being entangled with the sprocket before the three layers to be drawn are drawn. Actually, the warp thread is stretched into a V shape by drawing the blade and drawn into the chain saw. Therefore, even if the chain sprocket is 30 cm long and the drawn layer width is 10 cm, the chain stops before all three layers are drawn. . The remaining layers can protect the body. In general, the number of layers is 7 to 10 layers.
[0021]
Second, the drawn-in layer of the present invention is composed of a knit using high-strength fibers,
Each layer is fixed relatively loosely at each end in the required width, and is configured to be sequentially drawn from the upper layer to the lower layer as the blade moves.
[0022]
Since the upper layer surface is stretched, the upper layer surface is drawn into the chain saw body by the blade, and is sequentially drawn into the uppermost layer, the lower layer, and then the next lower layer. Each layer takes time to extend to tear. That is, if it is torn 100%, it takes a time required to stretch 10 cm when the width is 10 cm. Eventually, the operation is the same as that of the aforementioned drawn layer.
[0023]
The safety is evaluated in the relationship between the blade in the middle of retraction and the remaining retraction layer in the action of the retraction layer described above, but these can only be proved by a test. This test is in accordance with International Standard (ISO) 11393-1. Details thereof will be described in the embodiment. The protective garment of the present invention can be a product that can sufficiently respect this standard.
[0024]
The first and second drawn layers have a thickness per layer sufficiently smaller than the depth of the chain saw blade, and the total thickness is equal to or greater than the depth of the blade. When the hand is pressed by the weight of the hand, the inner surface is made to be a flexible structure that can contact each other. The folded inner surfaces can be brought into contact with or brought into close contact with each other with a force sufficient to put a normal person's hand, so that the arms and legs can be freely bent and stretched without much difference from normal clothes. Therefore, the protective garment of the present invention is sufficiently flexible and has high garment properties, so that workability is not hindered by clothing.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. FIG.1 and FIG.2 is explanatory drawing of the chain saw protective clothing which concerns on one Embodiment of this invention, FIG.3 and FIG.4 shows the chain saw protective clothing which concerns on other embodiment.
[0026]
As shown in FIG. 1, a chain saw protective clothing 1 according to an embodiment of the present invention includes a nylon 66 warp 3 that is orthogonal to the movement direction 2 of the chain saw blade, and is easily moved along with the movement of the blade. It is comprised with the weft 4 made from polyester which hold | maintains easily. Functionally, these fabrics 1 form a draw layer. As shown in FIG. 2, the fabric 1 is folded and laminated from a front end F to a rear end R in a bag 5 composed of a normal fabric, and is sequentially drawn into the chain saw from an upper layer to a lower layer. Lightly fixed at the end position. The number of layers is shown as an example of ten. As the end fixing yarns 5A and 5B, those having appropriate strength are used so that the warp yarns 3 are pulled out into the chain saw body and come off at the stage of completion.
[0027]
The warp 3 is a straight 0.1 to 1 mm yarn in which 50 0.6-denyl filaments are assembled, and both ends thereof are free. Therefore, it is drawn into a V shape by the blade of the chain saw, and the volume is increased in the middle of the chain saw, and the volume is increased. The sprocket, that is, the chain can be stopped instantaneously.
[0028]
Here, the bag 5 that wraps the fabric 1 is referred to as protective clothing 6. The protective garment 6 is sewn on, for example, the back surface of a normal work garment, and can constitute a protective garment as a whole. Alternatively, the protective garment 6 can be sewn in the form of an arm release or leg bond to form a protective garment or protective equipment. Specific examples of these are shown in FIG.
[0029]
The fabric 1 and the protective garment 6 configured as described above can be finished flexibly to such an extent that they can be brought into close contact with each other by a pressure sufficient to allow the hand to be folded from above, for example, a load of 1 kg per 100 cm 2. .
[0030]
When the speed v of the chain saw blade is 20 m / sec and the width of the protective garment 6 is D, for example, 10 cm, the chain saw blade is pulled in the moving direction 2 from the contact position of the fabric 1 as a base point with the movement. . The warp yarn 3 of the fabric 1 is pulled out into a V shape and bites into the sprocket. The time t required for this is calculated as a / v if the pull-in distance is acm. These average values are determined by experiments, and a design with a margin can be performed. According to experiments, the number of layers actually pulled in is 3-5, and the remaining 5 layers can protect the body.
[0031]
3 and 4 show a protective garment 9 formed by laminating knitted fabrics 8 knitted with high-strength yarns 7 such as aramid fibers in the same manner as shown in FIG.
[0032]
Since the upper layer surface is stretched, the upper layer surface is drawn into the chain saw body by the blade, and is successively drawn into the uppermost layer, the lower layer, and then the next lower layer. Each layer takes time to elongate to elongate. That is, if it is 100% stretched and broken, it takes a time required to stretch 10 cm when the width is 10 cm. Eventually, the operation is the same as that of the above-described drawn layer.
[0033]
FIG. 5 is a side view showing the configuration of the test apparatus 10 for the protective clothing 6, 9 of the present invention. This device was made in accordance with ISO-11393-1.
[0034]
The test apparatus 10 incorporates a motor M connected to a power supply unit (not shown), and the motor M rotates the sprocket 12 housed in the main body case 11. One end of the rear portion of the case 12 is supported so as to vibrate up and down around a horizontal shaft 13. The sprocket 12 is configured to rotationally drive a chain 14 stretched forward and backward via a chamber 15. A blade is fixed to the periphery of the chain 14 at intervals. The blade moves along the moving direction 2 and usually cuts wood (not shown) placed below.
[0035]
In the test apparatus 10, a semicircular arc-shaped pad 16 whose upper surface is in contact with the chamber 15 at a position where the chamber 15 is in a horizontal position is disposed at a lower position at the tip of the chamber 15, and a protective clothing as a sample is disposed on the upper portion. 6 and 9 are fixed, and the chain saw is freely supported. At the same time, the power is stopped by the clutch, and the initial speed is set to 19 m / s or 21 m / s. .
[0036]
When the details of the pad 16 are shown, the pad 16 is placed on a horizontal plane and forms a certain angle with respect to the chamber 15. The horizontal distance from the center line of the shaft 13 to the center line of the pad 16 is 360 ± 2 mm. The center line of the axis 13 and the top of the sample must be on the same horizontal plane. Prior to testing, the vertical distance between the blade surface and the contact point with the sample surface is adjusted to be 3 ± 1 mm. The pad 16 is made of a hard material, and the flexible upper part is cylindrical, and the diameter is 10 ± 2 mm. This diameter is the sum of the cover thickness. The pad 16 has a total length of at least 800 mm, a sample fixing spike every 30 mm and forms a row, and at least a total length of 800 mm and a hole every 30 mm that forms a row. Each hole has a sufficiently large plate-like body through which the spike can pass, and the sample can be fixed between them. The following table shows the results of tests performed using the above test apparatus 10.
[0037]
[Table 1]
Figure 0004085014
As shown in Table 1, the protective garments 6 and 9 both passed, and were drawn by the chain saw blade, entangled with the sprocket 12, and the chain 14 and the blade could be stopped instantaneously. The remaining 6 and 7 layers were intact except for the remaining uppermost layer.
[0038]
FIG. 6 is a front view showing a protective item in which the protective garments 6 and 9 described above are applied to work clothes. As illustrated, the protective garments 6 and 9 of the present invention can be sewn to the chest and arms of the outer garment 17. The sewing position is generally the back of the work clothes. The sewing area is indicated by a broken line.
[0039]
The pants 18 can be sewn on the knees or on the shin. The present invention can also be applied to leg bonds 19 and gloves 20, other shoes and underground socks 21.
[0040]
FIG. 7 shows a cross-sectional view of the protective material 22 that can be sewn to various work clothes in order to improve the versatility of the protective clothing 6, 9. As shown in the drawing, Velcro (registered trademark) 23A and 23B are integrated on one surface of the protective clothing 6 and 9, and a male tape 23A is sewn on the surface of various work clothes, and the female tape 23B is interposed therebetween. The protective clothing 6 and 9 can be fixed.
[0041]
FIG. 8 shows a cylindrical product 24 that can be used for arm removal or leg bonding by sewing the protective garments 6 and 9 of the present invention into a cylindrical shape and squeezing both ends with rubber strings.
[0042]
The cylindrical product 24 may rotate around the arms and legs due to the retraction action by the blade of the chain saw. However, since this rotation is in a form in which the blade does not bite in the direction of the human body, safety is ensured rather than a fixed one.
[0043]
As shown in FIG. 9, the fabrics 1 and 8 shown in FIG. 1 or 3 are loosely woven or tricot knitted fabrics by collecting 50 to 100 gathered filaments of high-strength fibers without loose fibers. It may be 25. According to this fabric 25, as compared with the examples shown in Table 1, even if the moving speed of the blade was 28 m / s, it was sufficiently endured as a protective garment. The aggregate yarn and the aggregate thereof have 2500 to 5000 filaments per span, which are entangled with the blade of the chain saw and wound around the sprocket 12 in the main body case 11 to move the chain 14 with a large frictional force and locking force. It is because it prevents.
[0044]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be appropriately modified in design without departing from the gist of the present invention, and can be implemented in various modes.
[0045]
【The invention's effect】
As described above, the present invention is a chain saw protective garment having a structure as set forth in the claims, and a pull-in layer having a warp of a filament assembly perpendicular to the moving direction of the blade of the chain saw, or made of knit Since it has the drawing-in layer, it can be pulled into the chain saw body and the chain saw can be stopped instantaneously.
[0046]
Moreover, since the said drawing-in layer is made into the multilayer laminated structure in the aspect pulled in sequentially from an upper layer to a lower layer, a chain saw can be stopped by drawing in an upper layer part, and a body can be protected by the remaining lower layer part.
[0047]
Furthermore, since the chain saw protective garment of the present invention has a flexible structure in which the entire body is folded and put in close contact with only a person's hand, it has clothing properties, good clothing properties, and does not impair workability. It can be applied to various work clothes.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a chain saw protective clothing according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side sectional view of the fabric as viewed from the lower side of FIG.
FIG. 3 is a plan view of a chain saw protective clothing according to another embodiment of the present invention.
4 is a side cross-sectional view of the fabric as viewed from the lower side of FIG. 2;
FIG. 5 is a side view of the test apparatus shown in ISO-11393-1.
FIG. 6 is a front view showing an example of sewing the chain saw protective garment when the chain saw protective garment of the present invention is tailored to a jacket and pants.
FIG. 7 is a cross-sectional explanatory view of a fabric obtained by finishing the chain saw protective garment of the present invention as a versatile chain saw protective garment.
FIG. 8 is an explanatory perspective view when the chain saw protective garment of the present invention is finished with arm removal or leg bonding.
FIG. 9 is a plan view showing an example of a fabric constituted by an aggregate of 2500 to 5000 filaments per span.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Protective clothing fabric 2 Moving direction of blade 3 Warp yarn 4 Weft yarn 5 Bag body 5A, 5B End fixing thread 6, 9 Protective clothing 7 High strength system 8 Knit fabric 10 Test device 11 Body case 12 Sprocket 13 Shaft 14 Chain 15 Chamber 16 Bad 17 Outerwear 18 Trousers 19 Leg bonds 20 Gloves 21 Underground socks 22 Protective clothing 23A Male tape 23B Female tape 24 Cylindrical product 25 Fabric made up of many filament aggregates

Claims (3)

チェンソーを手に持ち木材切断作業を行う作業者の上着、ズボン、或は腕抜き、脚絆等に取付けられ、前記チェンソーの刃が誤って前記作業者の着衣に触れたとき、前記作業者の身体を前記チェンソーから保護するためのチェンソー防護衣であって、
前記チェンソーの刃部が接触したとき、前記刃に食い込まれて順次上層から下層にかけて前記チェンソー本体内に引き込み可能な多層の被引き込み層を有し、前記被引き込み層は、1層当りの厚みが前記チェンソーの刃の深さより十分小さな値とすると共に、少なくとも前記刃の移動方向と直交する糸がV字形状に引き伸ばされて、その後に次の下層が引き込まれるよう端部止めし、合計厚みを前記刃の深さと同じか又はそれ以上の値とし、さらに全体を折り曲げて手を乗せて押圧したとき、その内面を相互に接触させることができる柔軟構造としたことを特徴とするチェンソー防護衣。
It is attached to the outerwear, trousers, arm pluckers, leg ties, etc. of an operator who holds a chain saw in his hand and cuts the wood, and when the chain saw blade touches the operator's clothes by mistake, A chain saw protective garment for protecting the body from the chain saw,
When the blade portion of the chain saw comes into contact, the chain saw has a multi-layered layer that can be drawn into the chain saw body from the upper layer to the lower layer sequentially, and the layer to be pulled has a thickness per layer. The value is sufficiently smaller than the depth of the blade of the chain saw, and at least the thread perpendicular to the moving direction of the blade is stretched in a V shape, and then the end is stopped so that the next lower layer is pulled in, and the total thickness is reduced. A chain saw protective garment having a value equal to or greater than the depth of the blade, and having a flexible structure that allows the inner surfaces of the blades to contact each other when the entire body is folded and pressed with a hand.
請求項1に記載のチェンソーの防護衣において、前記被引き込み層は、前記刃の移動方向と直交する多数のフィラメントを集合させた縦糸と、これを前記刃の移動に伴って端部固定位置が外れるまでの間に容易に抜け易く保持する横糸とを有し、
各層は、前記所要の幅で上下に折り畳んで前記刃の移動に伴う引き抜き力によって順次上層から下層にかけてチェンソー本体に引き込まれる構成としたことを特徴とするチェンソー防護衣。
2. The chain saw protective garment according to claim 1, wherein the drawn-in layer has a warp thread in which a large number of filaments perpendicular to the moving direction of the blade are gathered, and an end fixing position thereof as the blade moves. With a weft that holds easily and easily until it comes off,
A chain saw protective garment characterized in that each layer is folded up and down with the required width and drawn into the chain saw body from the upper layer to the lower layer in order by the pulling force accompanying the movement of the blade.
請求項1に記載のチェンソー防護衣において、前記被引き込み層は、高強度繊維を用いたニットで構成され、
各層は、前記所要の幅における各端部で比較的ゆるく固定され、前記刃の移動に伴って、順次上層から下層にかけてチェンソー本体に引き込まれる構成としたことを特徴とするチェンソー防護衣。
The chain saw protective garment according to claim 1, wherein the drawn-in layer is constituted by a knit using high-strength fibers,
A chain saw protective garment characterized in that each layer is fixed relatively loosely at each end in the required width, and is drawn into the chain saw body sequentially from the upper layer to the lower layer as the blade moves.
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