JP4083217B2 - 一体型テスターを有する電気化学電池ラベル - Google Patents

一体型テスターを有する電気化学電池ラベル Download PDF

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Description

本発明は電気化学電池の状態テスターをその上に含むラベルおよびこのラベルを含む電池に関するものである。
電気化学電池の状態を確定する市販のテスターは代表的には薄膜熱感応型である。この型のテスターは代表的には熱抵抗フィルムの一方の側面の導電性被覆と、他方の側面の感熱性クロム被覆とを含む。このようなテスターはストリップの形で市販されているが、電池または電池ラベルの中に一体化されない。このテスターを使用するには、テストされる電池の両端子にこのテスターを接続しなければならない。これによって、導電性被覆の中に電気回路が完成し、この被覆の中に熱を発生する。導電性被覆の幅をその長さにそって変動させる事ができるので、狭い部分は広い部分よりも高温に加熱される。導電性被覆の相異なる部分においてしきい値温度に達するに従って、その近くの感熱性クロム被覆部分の透明度が変化して、下方のカラー被覆を示す。感熱性クロム被覆の各部分にそったグラフスケールが電池状態を表示する。このようなテストおよびその使用例が米国特許第4,723,656号および米国特許第5,188,231号に開示されている。
電気化学電池上のテスターの使用は以前から公知である(米国特許第1,497,388号参照)。しかし、例えば米国特許第4,702,564号に記載のモデムテクノロジーと高速デバイスとを使用する型の高感応性テスターをラベル上に合体する方法は二、三の問題点を有する。1つまたは複数のテスター部品、例えば導電性被覆は原則として熱処理または硬化処理を必要とする。現代のバッテリラベルは熱収縮性プラスチックから成る。この場合、1つの顕著な製造上の問題点は、下層の熱収縮性ラベルの変形または収縮を生じる事なく導電性被覆をどのようにして硬化するかにある。従って、従来、スタンドアロン型熱応答性テスターはポリエステルフィルム上に導電性被覆を被着した。このようなフィルムは硬化温度に耐える事ができるので、導電性被覆はフィルム上にあるままで硬化される。しかし、このようなフィルムは現代バッテリラベルには使用不能である。この問題点が本発明によって解決された。
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明するが本発明はこれに限定されない。
第1図はラベルと合体されてラベル/テスター複合体を形成する複合電池テスターの本発明による第1実施態様の拡大部分された等角斜視図、
第2A図および第2B図は第1図のラベル/テスター複合体の製造に使用される中間製品の拡大端面図、
第2C図は第1図の完成されたラベル/テスター複合体の断面図、
第3図は好ましい区分模様と下方の導電性被覆を示す第1図のラベル/テスター複合体の一部の平面図、
第4図は導電性層を電池の導電性区域と接触させるための押圧区域の拡大断面図、
第5図は電池に固着されているラベル/テスター複合体を示す斜視図、
第6図は電池に固着されたラベル/テスター複合体を示す斜視図であって、電池の頂上に負端子を示す図、
第7図は本発明の第2実施態様によるラベル/テスター複合体の等角図、
第8A図は第7図のラベル/テスター複合体の感熱クロム被覆と導電性被覆および転送用リリースウエブを含むサブストラクチャの断面図、
第8B図は第7図のラベル/テスター複合体の接着剤層およびベースフィルムを含むサブストラクチャの断面図、
第8C図は完成された第7図のラベル/テスター複合体の断面図、
第9図は第7図の実施態様の区分被覆、導電性被覆およびその間の誘電被覆を示す平面図、
第10図は第9図の被覆の組立て平面図、
第11図は本発明の第3実施態様によるラベル/テスター複合体の等角図、
第12図は第11図の実施態様の区分被覆、導電性被覆およびその間の誘電被覆を示す平面図、また
第13図は第12図の各被覆を組立てた平面図である。
本発明は信頼度のある電池上感熱性クロムテスターの製造に対する前述の問題点を解決するにある。本発明はラベル上の導電性被覆の硬化の必要性を除く事によってラベルの変形と収縮とを除去し、熱感応性テスターを電池ラベルと一体化する事を可能にする。本発明においては、導電性被覆は着脱自在の熱抵抗ウエブ上で硬化され、次にこのウエブから電池ラベルに転送される。
本発明の1つの実施態様は、電気化学電池およびその上のラベル/テスター複合体を提供するにある。この複合体は感熱クロム材料を塗布されたフィルムと、前記感熱クロム材料と熱的に接触する導電性材料と、前記導電性材料を電池ハウジングから断熱する手段とを含み、前記断熱手段は実質的に非導電性材料の中に開口を含み、また前記開口が前記導電性材料の実質的部分をカバーするのに十分なサイズを有する。前記開口は好ましくは前記導電性材料の発熱部分の少なくとも40%を被覆し、またこの開口は、テスターを生かすために導電性材料の一部が手で押し通される複合体中のいずれのキャビティより大である。
電池ラベルと一体化された複合テスター(ラベル/テスター複合体5)の所望の構造を第1図に示す。このラベル/テスト複合体5は100ミル(2.5mm)以下、好ましくは約4ミル乃至20ミル(0.1mm乃至0.5mm)以下の厚さを有する。このラベル/テスター複合体5は好ましくはプリント層6を有するラベル裏あて層(ベースフィルム)10をその内側に含む。このラベル裏あて層10はその一体化されたテスター複合体の基板として作用する。プリント層6は通常の非導電性インクとする事ができるが、電池ラベルに認識用外観を与える文字、ロゴまたはその他の印刷模様とする事ができる。プリント層6は、テスターが生かされた時にテスター中の色の変化を見るためのウインドを成すように、例えばテスターの一部にそって空隙区域を備える事ができる。感熱性被覆、好ましくは感熱性クロム被覆12がプリント層6の一部の上に形成される。好ましくは感熱クロム被覆12上にカラー被覆15が形成される。ラベル裏あて層10は熱収縮性フィルム、好ましくは非可塑化ポリ塩化ビニルまたはポリプロピレンである。感熱クロム被覆12は通常の可逆性感熱クロムインクとする事ができる。このクラスのインクは業界公知であり、例えば米国特許第4,717,710号において暗示されている。感熱クロム被覆12が代表的には約37℃の応答活性温度まで加熱された時、この層は不透明から透明に変化して、下方のカラー被覆を露出する。本発明の複合体テスターの中に使用されるのに好ましい感熱クロムインクは三井インターナショナルK.K.からタイプ37感熱クロムインクとして市販される。カラー被覆15はこの被覆に鮮明な明瞭な色を与えるように選定された色彩を有する任意通常の印刷インクとする事ができる。カラー被覆15を含む事が好ましいが、被覆12の中に追加着色剤を含有させる事によってこの被覆15を省略する事ができる。
接着剤被覆20がカラー被覆15の上と、ラベル10の残りの部分の内側面のプリント層6の上に配置される。このようにして感熱性クロム被覆12とカラー被覆15は好ましくは第2C図に図示のようにラベル裏あて層10と接着剤被覆20との間に配置される。適当な接着剤20は、公知のアクリルベースまたはゴムベースの高性能感圧接着剤から選定される。接着剤は望ましくは、接着剤の一部がラベルと感熱性クロム層との間に配置される場合には透明とする。適当な接着剤20はオハイオ,ダブリン,アシュランド・ケミカカル・カンパニーから市販される溶媒ベースの接着剤ポリマー溶液からなる事ができる。この接着剤とその用途は米国特許第5,190,609号を参照されたい。本発明のコンテキストにおいて使用するためには、リリース剤を塗布されたウエブ(図示されず)を、例えばシリコーン被覆紙をAROSET接着剤ポリマー溶液をもって被覆し、次にこの接着剤をウエブ上にある間に乾燥(または硬化)する事によって接着剤材一層20を製造する。次に乾燥された接着剤20をウエブからラベル10の内側面に転送する。すなわちラベルの露出されたプリント被覆6およびテスターカラー被覆15の上に転送する事ができる(第2B図)。
さもなければ接着剤20は米国特許第4,812,541号に記載の高性能硬化性(橋かけ結合性)アクリル接着剤から成る事ができる。これらの米国特許を引例1および2とする。
導電性被覆40は公知の薄膜高電導性被覆から選定される。望ましくは被覆40は約0.25ミルと1.0ミル(0.006mm乃至0.025mm)の範囲内、好ましくは約0.5ミル(0.012mm)の厚さを有する。この被覆40は約10乃至100ミリオーム/平方の範囲内のシート抵抗性を有する事ができる。本発明の複合ラベル/テスターに好ましい導電性被覆40はポリマーベース銀インクから成る。このインクはポリマー溶液中に分散された銀フレークから成る。適当な銀インクは、オリン・ハント・コンダクティブ・マテリアルスから(現在ではアチソン・ディスパーションから)725A(65−54)ポリマー・シック・導電性フィルムの商品名で市販されている。インクの抵抗性、従って導電性被覆の抵抗性はテスターの校正のために調整する事ができる。これは、銀インクより高い抵抗性を有するポリマーベース導電性黒鉛インクを銀の中に混合する事によって実施できる。好ましいポリマーベース導電性黒鉛インクはオリン・ハント・コンダクティブ・マテリアルスから商品名36D071で市販されている。適当な導電性被覆40は、75乃至100重量%の銀インクと、0乃至25重量%のポリマーベース導電性黒鉛インクとを含む事ができる。この導電性被覆40のシート抵抗はその厚さの調整によって制御する事ができる。
導電性被覆40は、銀インクを幾何学模様、例えば長さと共に徐々に狭くなる模様で銀インクを被着する事によって形成される。このような導電性被覆の模様は例えば米国特許第5,188,231号に記載され、これを引例として加える。銀インクは通常の印刷法を実施し、その後乾燥し加熱硬化する事によって被着させる事ができる。導電性被覆40の全抵抗は約1乃至2オームの範囲内とする事ができる。
好ましくは第1図に図示のように、接着剤層20と導電性被覆40との間に誘電性インク被覆30を配置する。またこの誘電性被覆は導電性被覆40に対する構造支持体を成すと共に、接着剤20による腐食を防止する。またこの誘電性被覆30は、ラベルの縁120、125に対して熱が加えられた時にこれらの縁がそれぞれ電池ショルダ130、135の上に適当に収縮する事と干渉しないという追加要件を有する。この誘電被覆30は好ましくは約0.2ミル乃至0.5ミル(0.005乃至0.012mm)の範囲内の厚さを有する。好ましい誘電被覆30は、オリン・ハント・コンダクティブ・マテリアルスから商品名47MS−B132 U.V.Dielectri Blueとして市販されているようなアクリル酸官能オリゴマーを含む紫外線硬化性ポリマー被覆である。接着剤被覆20と誘電性被覆30は約1.6ミル(0.04mm)以下の合計厚さを有し、またこれらの被覆が耐熱フィルム、例えばポリエステルの代用として機能する。誘電被覆30はカラー被覆15の必要性を除去するように適当な色を有する事ができる。
好ましくは第1図に図示のように第2誘電性被覆50が導電性被覆40の上に配置される。この誘電性被覆50は導電性被覆40を電池ハウジング(ケーシング80)から絶縁遮断するために含まれる。好ましい実施態様(第1図)において導電性被覆40の末端が誘電性材料50によって被覆されていないので、これらの被覆はそれぞれ電池の正端子と負端子と押圧接触させる事ができる。好ましい誘電性被覆50はオリン・ハント・コンダクティブ・マテリアルスから商品名47MSB132 U.V.Dielectric Blueでのもとに市販されるようなアクリル酸官能オリゴマーを含有する紫外線硬化性ポリマー被覆である。誘電性被覆50は好ましくは約0.2乃至0.5ミル(0.005乃至0.012mm)の範囲内の厚さを有する。両方の誘電性被覆30と50は通常のスクリーン印刷(平板または回転スクリーン)、グラビアまたはフレキソ印刷によって被着する事ができる。
誘電性被覆50の上に絶縁区分被覆60(第1図)が配置される。この区分被覆60は導電被覆40を電気的に電池ケーシング80から絶縁する(第5図)。この区分被覆60は、電気的に絶縁性であるのみならず、その一部がテスターを端子に対して押圧接触させる空気を形成するが故に多機能である。また区分被覆60の他の部分は導電性被覆40に対する断熱作用を成す。ラベル/テスター複合体が電池に対して使用される時、区分60が電池ケーシング80と接触する(第5図)。区分被覆60は被覆の厚さを通して貫通するキャビテイ模様を成す。これらのキャビテイの少なくとも大部分が導電性被覆40と電池ケーシング80との間の断熱用エアポケットを成しまた従って導電性被覆40の表面を高い平衡温度に到達させる。区分被覆60は本体部分62と末端部分64a、64bから成る(第3図)。本体部分62は望ましくは約1.5ミル(0.038mm)乃至3.0ミル(0.075mm)の範囲内の厚さを有する。末端部分64aと64bはそれぞれ区分被覆60の末端に配置され、またそれぞれ区分末端部分65a、65bと放射方向リブ66a、66bとを含む。第3図に図示のように誘電被覆50は本体部分62を被覆するが末端部分65a、65bを被覆しない。区分被覆の末端部分65aと65bはその境界内部に少なくとも1つのキャビティ67a、67bを含む。これらのキャビティがそれぞれ末端部分75a,75bの一部を成す。指圧がラベル両端区域に対して加えられると、これらの末端部分75a,75bが導電性被覆40の両端を電池の負極または正極と接触させる。
区分模様の本体部分62は、導電性被覆40を電池から適当に区分しまたテスターの下方にゾーンエアポケットを形成するように、他のテスター被覆より比較的厚い厚さを有する。区分60の製造のために、適当な印刷特性と硬化特性を有する種々の硬化性材料、例えばアクリル酸感応エポキシ、アクリル酸感応ウレタンおよびアクリル酸感応ポリエステルを使用する事ができる。これらの材料は好ましくはUV硬化性とし、区分本体について1.5乃至7.0ミル(0.038乃至0.175mm)の範囲内の所要程度の厚さを得るように、スクリーン印刷(平板または回転印刷)によって印刷する事ができる。この所要程度の厚さは、模様印刷しなければならない溶剤ベースインクまたはその他の溶剤被覆を使用して達しする事が困難である。この区分材料は、他のすべてのテスター部品と同様に、一般に電池性能テストに使用される約170°Fまでの高温露出に耐えなければならない。
区分模様60の好ましい材料は、アクリル酸感応エポキシまたはアクリル酸感応ウレタンなどのUV硬化性ポリマーを含む配合ポリマーから成る。配合材料は反応性オリゴマー、反応性モノマーおよび濃化充填剤を含む。濃化充填剤は、ケミカル・ディビジョン、デグッサ・インコーポレイテッドから市販されるAEROSOL200などのシリカ充填剤とする事ができる。この充填剤は材料に対してレオロジーを与え、このレオロジーが材料の印刷と材料の硬化前の凝縮を容易にする。区分被覆60に対する好ましい配合物は、ウレタンアクリラートオリゴマーおよびN−ビニル−2−ピロリドン(50−80重量%)を含有する商品名EBECRYL 4833のプレポリマー配合物(バージニア、ノーフォーク、Radcure Specialities Co.,);反応性モノマー ヘキサン ジオール ジアクリラート(20−40重量%)、およびAEROSIL 200(0.1乃至5重量%)である。配合物は通常のスクリーン印刷工程に従って所望の模様に被着される。印刷された材料を次に紫外線によって硬化して硬質の、手で圧縮されない、熱的に安定な、所望模様の区分被覆60を得る。区分被覆60は約0.1ミル(0.0025mm)乃至7ミル(0.175mm)の厚さを有する。区分本体部分62は約1.5ミル(0.038m)乃至7ミル(0.175mm)の範囲内の厚さを有する。好ましい区分被覆60とその下方に見える導電性被覆40とを第3図に示す。
端部75a,75b(第3図)はそれぞれ区分端部65a,65bと、導電性被覆部分42a,42bとから成る。区分被覆部分65a,65bはそれぞれ望ましくは0.1ミル(0.0025mm)乃至2.0ミル(0.05mm)の範囲内の厚さを有する。部分65aと42aは約0.35ミル(0.009mm)乃至3.0ミル(0.075mm)の範囲内の合計厚さを有する。同様に部分65bと42bは約0.35ミル(0.009mm)乃至3.0ミル(0.075m)の範囲内の合計厚さを有する。区分被覆部分65a、65bはキャビティ(それぞれ67a、67b)を形成し、これらのキャビティは望ましくは部分60の厚さを延在する多角形、長方形、長円形、楕円形、または円形キャビティとする事ができる。誘電被覆50は区分60の本体部分62のみを被覆するので、導電性被覆40の端部、すなわち部分42aおよび42bは直接に区分被覆部分65a、65bの上に載置され、その間に被覆が介入しない。導電性部分42aの上のラベル区域が押圧されると、導電性部分42aがキャビティ67aを通して下方の区分被覆の中に押し下げられ、区分被覆部分65aを通過して電池端子または導電性面と接触して電池端子と電気的接続する。
同様に、導電性部分42bの上方のラベル区域が押圧されると、導電性部分42bがキャビティ67bを通して下方の区分被覆の中に押し下げられ、区分被覆部分65bを通過して電池端子または導電性面と接触して電池端子と電気的接続する。圧力が解除されると、導電性部分42aと42bが区分被覆面上方のそのオリジナル位置まで戻る。これが何回も繰り返される。
それぞれ端部65aおよび65bから放射方向に延在する一連のリブ66a、66bが配置される(第3図)。これらのリブは、テスター/ラベル複合体5が電池ショルダ上に加熱収縮させられる時に相互に集中して、末端75a、75bを電池ショルダ上にピッシリと収縮させて、膨らみまたは歪を生じない。
第3図に図示のように、導電性被覆40は低抵抗部分40aと高抵抗部分40bとを含む。高抵抗部分40bは第3図に図示のように一端から他端まで徐々に狭くなる幅を有する。狭い端部40b1は、この狭い端部の高電力密度(単位表面積あたりの高消費電力)の故に、広い端部40b2よりも高い表面平衡温度に達する。低抵抗部分40aをカバーする区分模様は、好ましくは前記の区分材料から成る複数の平行リブ60aの形を成す。これらのリブ60aは好ましくは低抵抗部分40aの長さ方向に延在する。高抵抗部分40bをカバーする区分模様60bは部分材料の複数の小さな島、例えばダブの形を有するので、その間に断熱空気スペースまたはキャビティを形成する。
複合テスター/ラベル5は下記のようにして製造する事ができる。好ましくは約6ミル(0.15mm)の厚さの非可塑化処理ポリ塩化ビニルまたはポリプロピレンから成るベースフィルムとしての加熱収縮性ラベル裏あてフィルム10をまず機械方向に加熱延伸し(ラベルの巻き取り方向)、約1.5乃至4ミル(0.0375乃至0.1mm)のフィルム厚さを生じる。通常の非導電性インクを使用してラベル10にプリント層6を塗布する事により、まず部分的サブストラクチャ7(第2B図)を製造する。非導電性インクは好ましくは約1000ppm(乾燥重量ベース)の合計金属含有量を有する。このインクは、電池の製造に際して見られるようなアルカリ性環境に露出された時に劣化しないものでなければならない。次に印刷されたラベルの小部分の上に、ラベル幅にそって平板または回転スクリーン印刷法を使用して感熱クロム被覆12を被着する。この感熱クロム被覆12を紫外線硬化すると、その厚さは約1.0乃至3.0ミル(0.025乃至0.075mm)の範囲内である。次に通常のグラビヤ印刷、フレキシ印刷またはスクリーン印刷によって加熱クロム被覆12の上にカラー被覆15を被着する(カラー被覆15を省略して、加熱クロム被覆12がその応答温度に達した時に見えるようになる表示カラーを発生する誘電性被覆30を備える事ができる事ができる)。ラベル10の印刷された面上を接着剤被覆20によって覆う事ができる。接着剤被覆20は前述のようにして印刷されたラベル基板7の下側面に対して被着される。
次に転送可能のサブストラクチャ35を製造する。まず熱安定性のリリース被覆されたウエブ18に所望の導電性被覆模様40を被覆する。このサブストラクチャ35を下記においてプリフォームと呼ぶ(もし導電性被覆がラベル10の収縮または歪みを生じる温度以下の温度で容易に硬化するものであれば、この導電性被覆を直接にラベル10の上に被着して硬化させる事ができ、この場合ウエブ18は必要ない)。ウエブ18は任意の熱抵抗性フィルム、例えば通常のリリース被覆を備えたポリエステル、紙またはポリカーボナートフィルム、代表的にはシリコーンフィルムとする。導電性被覆40は前述のようにポリマー溶液の中に分散された導電性銀フレーク混合物とする事が好ましい。銀フレーク分散系を被覆されたウエブ18を被覆が十分に硬化するまで加熱炉の中に通す。導電性被覆40はその硬化を促進するため、加熱のほか紫外線放射に露出する事ができる。そこで導電性被覆40の上に通常のスクリーン印刷法、グラビア印刷またはフレキシ印刷法によって前記の誘電性インク層30を被着する(オプションとして感熱クロム被覆12をプリント層6の上に被着する代わりに、この誘電性インク30がウエブ18の上にある間にこのインク30の上に直接に感熱性クロム被覆12を被着する事ができる)。誘電性インク層30を重合させ硬化するため、ウエブ18を通常の紫外線硬化装置の中に通す。次に露出された誘電被覆30を接着剤部分20の底部に圧着する事により、誘電インク層30で被覆された導電性被覆40から成るサブストラクチャ35(第2A図)をサブストラクチャ7(第2B図)までウエブ18から転送する事ができる。そこで、ウエブ18を引き剥がす事によってサブストラクチャ35から簡単に除去して、サブストラクチャ7に固着されたサブストラクチャ35を残す事ができる。
次に誘電インク30と同一組成を有するが好ましくは異なるカラーを有する第2誘電インク被覆50を露出された誘電被覆40の上に直接に所望の模様で被覆する。この誘電被覆50は被覆40上に、通常のスクリーン印刷、グラビアまたはフレキシ印刷によって印刷する事ができる。次に被覆50に水銀灯を照射する事によって硬化させ、そこでこの被覆50は約0.2ミルの厚さを有する。
誘電被覆50が被着され硬化された後に、この被覆50の上に区分模様60を被着する。この区分模様60は、前述のAEROSIL 200など、アクリラートウレタンオリゴマー(またはアクリラートエポキシオリゴマー)、反応性モノマーおよび濃化充填剤のプレポリマー配合物から成る。この配合物は望ましくは通常の平版または回転スクリーン印刷法によって被着される。この工程に際して、スクリーンファブリックは18乃至80ミクロンのステンシル厚さまで被覆される。スクリーンメッシュは望ましくはインチあたり約100乃至200糸の範囲とする。次に印刷された配合物を紫外線硬化する。硬化された区分模様60は約1.5乃至7ミル(0.038乃至0.175mm)の厚さを有する。そこで、第1図と第2C図に図示のラベル/テスター複合体の積層構造5が完成する。これをリリースライナによって保護し、電池に被着するまで貯蔵する。
本発明のラベル/テスター複合体5は緑140と150を有し、まずラベルからリリースライナを除去し、第5図に図示のように電池70のケーシング80の回りにラベルを巻き付けることによって電池に被着される。接着剤被覆20の露出された部分が電池ケーシングに接着する。前述のように、好ましくはラベルの縁120と125は露出接着剤を備えていない。ラベルをケーシングに巻き付けた後に、ラベルの縁120、125に対して熱を加えてこれらの縁を電池のショルダ130と135の回りに収縮させ、第6図に図示の状態を得る。末端75aと75bがそれぞれのラベル縁120と125に隣接しているので、これらの末端がそれぞれ電池ショルダ130と135の上に加熱収縮される。これらの末端は第6図に図示のように、電池の端面110iと115iに隣接配置される。これらの電池端面110iと115iは導電性であって、それぞれ電池の端子110と115の一部を成す。ラベル/テスター5が電池に固着された後に、導電性被覆40の末端75a、75bを成す部分は、テスターが生かされるまでそれぞれ区分被覆部分65aと65bによって電池端子から絶縁される。このテスターは区域42aと42bとを同時に手で押す事によって生かされる。
第4図に見られるように、指92で導電性被覆40の導電性区域42aを押すと、この部分が区分被覆部分65aのキャビテイを通って電池の導電性端面110iと接触する。同様に、導電性区域42bを押し下げると、この部分が区分被覆部分65bのキャビテイを通って電池の導電性面115iと接触し、この導電性面が電池の正端子と接触する。電池部分110iと115iがそれぞれラベルの導電性部分42aと42bによって同時に接触されると、導電性被覆40の中に熱が生じて感熱クロム被覆12を生かす。この場合、複式活性化設計が好ましいのであるが、導電性被覆の一方の末端を常に電池に対して接続させて電池端子と永久的に接触させる事ができる。これは、導電性被覆40の一部と電池の端子またはこの端子と接触した部分との間に導電性接着剤を使用する事によって実施される。導電性被覆の他端、例えば75aまたは75bが前記の活性化機構として使用する事ができる。このような実施態様においては、テスターを生かすために、ユーザはこのテスター5の一端のみを押圧すればよい。
本発明のラベル/テスター複合体の他の実施態様8を第7図に示す。この実施態様を下記のように第8A図乃至第8C図について説明する。(第7図および第8A−8C図に図示の被覆は前記の第1図および第2A−2C図について述べたものと同一の参照数字を使用しまた前記と同様の印刷法によって印刷される。)ラベル/テスター複合体8(第8C図)を製造するにはまず第1B図に図示の第1サブストラクチャ9を形成する。サブストラクチャ9は、ラベル10の内側面に対して図形プリント層6を被着し、次にこのプリント層6の上に接着剤被覆20を被着する事によって形成される。(好ましい被覆20の接着剤と好ましい被着法は前述した。)次に転送用サブストラクチャ36をリリースウエブ18の上に形成する。まず導電性被覆40(前記の銀インク)をリリース性(例えばシリコーン被覆)ウエブ18の上に被着し、次にこの被覆を加熱硬化させて硬化導電性被覆40を形成する。(サブストラクチャ36またはその一部を下記においてプリフォームと呼ぶ。)次にカラー被覆15を導電性被覆40の上に施用し、次にこのカラー被覆15の上に感熱クロム被覆12を施用する。被覆12、15および40を含むサブストラクチャ36(第8A図)をリリース被覆ウエブ18と共に第1サブストラクチャ9の上に転送する。この場合、サブストラクチャ36の感熱クロム被覆12をサブストラクチャ9の接着剤層20の上に押圧し、次にウエブ18を剥離する。次に誘電被覆50を、露出された導電性被覆40の上に被着し、次に区分被覆60を誘電性被覆50の上に被着して、第8図および第8C図に図示のような最終的ラベル/テスター複合体を形成する。
第7図および第8C図に図示の導電性被覆40、誘電被覆50および区分被覆60の好ましい形状を第9図に示す。第9図の区分被覆60は本体部分162と末端部分164aおよび164bとから成る。本体部分162は望ましくは約1.5ミル(0.038mm)乃至7.0ミル(0.18mm)の厚さを有する。本体部分162は好ましくは十字形水平および垂直リブの模様に形成され、これらのリブは複数のエアポケット163を形成し、これらのエアポケットがラベル/テスター複合体8と電池ケーシング80との間の断熱を成す。末端部分164aと164bはそれぞれ第9図に図示のように被覆60の両端に配置される。各末端部分はそれぞれ区分端部165a,165bと区分尖端166a,166bとを含む。端部165a,165bはキャビティ167a,167bを形成する。これらのキャビティは好ましくは多角形、長方形、長円形、楕円形、または円形とする。端部165a,165bは区分被覆60の両端の中に、このような1つまたは複数のキャビティ、すなわちスペースの周囲を画成する。これらのキャビティ区域は導電性被覆40に対向し、約1.5mm2乃至20.0mm2、好ましくは約8乃至約20mm2の範囲内とし、それぞれ末端175a,175bの一部を成す。尖端166aは好ましくは区分被覆の一端から突出する一対の傾斜リブ166a1,166a2を含む。区分尖端166bは区分被覆の反対側末端から突出する一対の傾斜リブ166b1,166b2を含む。
導電性被覆40(第9図)はその両端に低抵抗部分140a、140bと、その中間の高抵抗部分140cとを含む。実際に、高抵抗部分140cは導電性被覆40の発熱部分を成す。すなわち実際にこの部分は、導電性被覆40の両端が新しい電池の端子と接触するように押圧された時、この部分と熱的に接触した感熱クロム被覆15がその外観を変化させる程度の熱を発生する事のできるように設計されている。発熱部分140cはその長さにそって徐々に狭くなる幅を有するので、テスターが生かされた時に狭い端部140c1は広い端部140c2よりも高い表面抵抗温度に達する。これにより電池の強度を測定する事ができる。例えば、その電池が弱い場合、感熱クロム被覆40の狭い部分140c1のみの外観が変化する。電池が新しい場合、導電性被覆40の発熱部分全体(140c1,140c2)にそって感熱クロム被覆の外観が変化する。
第9図に図示の実施態様において、高抵抗末端142aから2または2以上の導電性フィンガー143aが突出し、同様に低抵抗末端142bから2または2以上の導電性フィンガー143bが突出する。個々のフィンガー143aは小スペース(m)によって相互に分離される。同様に、個々のフィンガー143bは小スペース(n)によって相互に分離される。ラベル/テスター複合体の両端が電池ショルダ130、135の上に加熱収縮させられる時、各フィンガーセット間のスペースが小さくなり、従って各セットの各フィンガーを相互に接合させる。ラベル/テスター複合体の両端に熱が加えられてこれらの末端を電池ショルダ上に加熱収縮させる時に、このようなフィンガー間の小スペースが末端部分の膨れまたは反りを防止する。
第9図に図示の被覆40、50および60が第10図において組立てられた状態で図示されている。この実施態様において、誘電性被覆50は導電性被覆40と区分被覆60との間に挟持されている。誘電被覆50は導電性被覆40および区分被覆60より短く、従って区分被覆60の本体部分162のみを覆う。従って導電性被覆40の末端部分、すなわち部分142a,142bおよび導電性フィンガー143a,143bは、介在被覆なしで直接に区分被覆上に載置される。この組立体において、テスターの一方の末端において、区分リブ166a1,166a2がこれに重なる導電性被覆143aの支持および電気的絶縁を成す。同様に、テスターの他方の末端において、区分リブ166b1,166b2がこれに重なる導電性被覆143bの支持および電気的絶縁を成す。
ラベル/テスター複合体8の両端部分175a,175bは、それぞれ区分被覆端部165a,165bおよび導電性被覆の端部142a,142bから成る。区分被覆端部165a,165bは望ましくは0.5ミル(0.0025mm)乃至2.0ミル().05mm)の厚さを有する。これらの部分165aと142aは約0.35ミル(0.009mm)乃至3.0ミル(0.075mm)の範囲内の結合厚さを有する。同様に、部分165bと142bは約0.35ミル(0.009mm)乃至3.0ミル(0.075mm)の範囲内の結合厚さを有する。
導電性部分142a上のラベル区域を押圧すると、導電性部分142aが下方に押されて区分被覆部分165a中の下方間隙を通過し、この間隙を通過して電池端子または端子と接触した導電性表面区域と接触する。圧力が解除されると、導電性部分が区分表面上方のそのオリジナル位置に戻る。またそれぞれ区分被覆部分166a1、166a2上に導電性フィンガー143aは、これらのフィンガーの直接に上方のラベル部分を下方に押圧する事によって電池端子と接触させられる。この場合、導電性部分143aが区分被覆のリブ166a1と166a2との間のキャビティを通過して、電池端子または端子と接触した導電性表面区域と電気的に接触する。圧力が解除されると、導電性部分143aが区分リブ166a1、166a2上方のオリジナル位置に戻る。テスターの反対側端部の導電性フィンガー143bも同様にして電池端子と接触させられる。この場合、前記導電性フィンガーが区分被覆のリブ166b1と166b2との間のキャビティを通過して、電池端子または端子と接触した導電性表面区域と電気的に接触する。
第7図の第2実施態様に示すラベル/テスター複合体8も第1図の実施態様の場合と同様にして電池に対して被着される。すなわち、ラベルの接着剤側面を電池ケーシングと接触させるようにしてラベルを電池ケーシング80の回りに包み込み、次にラベルの両端を電池ショルダ130と135の上に加熱収縮させる。
本発明のラベル/テスター複合体8の好ましい第3実施態様は第11図に図示の複合体11である。複合体11の上方層、すなわち層40、50、60および210の細部を第12図と第13図とに示す。(第11図乃至第13図に図示の各被覆は前記の各実施態様と同様の参照数字を有し、同一組成物とし、また同一の方法で組立てられる。)第11図に図示のラベル/テスター複合体11は第7図に図示のラベル/テスター複合体8と類似であり、第8A−C図と同様にして製造されるが、相違点は追加層、すなわち絶縁基板210が区分被覆60上に追加されているので、ラベル/テスター複合体が電池に被着された時に、絶縁基板210が電池ケーシング80に接触するにある。
絶縁基板210は絶縁および断熱を成し、1つまたは複数の孔または開口を備えた材料から成り、この開口220は複合体11が電池ケーシングに被着された時に1つまたは複数の断熱エアポケットを成す。断熱の大部分は孔または開口220の中に捕捉された空気によって与えられ、従って基板210そのものは極度に高い断熱特性を有する必要はない。基板210は好ましくは約10Wm-1-1以下の伝熱率を有する材料から成る。またこの材料は好ましくは実質的に非伝熱性である(すなわち、金属と比較して本質的に非伝熱性である。)望ましくは、基板210はの材料は約2.7×106オーム−cm以上の体積抵抗率(約550メグオーム/平方@2ミル以上の面積抵抗率)を有する。また基板210は約140°Fまでの温度に露出された時に収縮または歪を生じない程度に耐熱性でなければならない。従って基板210はプラスチックフィルム、ポリマーフォームおよびその組合わせなどの広い範囲の材料から選定される。極板210は2乃至12ミル(0.05乃至0.3mm)、好ましくは4乃至7ミル(0.1乃至0.18mm)の範囲内の厚さを有し、また最も好ましくは紙である。紙は非コーティング紙またはコーティング紙とする事ができる。紙の密度は重要でないが多孔性紙が断熱性がすぐれているので好ましい。基板210は、紙以外にも前記の特性を有するプラスチックフィルムとする事ができる。例えば、プラスチックフィルムが選ばれれば、これは望ましくは高密度ポリエチレン、高密度ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレンおよびナイロンから成るグループから選定される。さもなければ基板210はポリウレタンフォームなどのポリマーフォームとする事ができる。また基板210は2枚または2枚以上のプラスチックフィルムから成る複合材料とし、または紙またはポリマーフォーム上に押出されたプラスチックフィルムから成る事ができる。このような複合材料は例えばポリエチレン上に共押出によって積層されたポリエステル複合体とし、または紙の上に押出されたスパンボンドポリエステルとする事ができる。この場合、複合体のポリエステル側面が電池ケーシング80に対向して接触するであろう。複合体材料は必ずしも必要ではないが、これは電池ケーシング上に存在する残留量のKOHまたはその他の汚染物質のテスター内部への滲透に対するある程度の防護を成す。
基板210中の開口は好ましくは導電性被覆40の発熱部分(140c1および140c2)の大部分を覆うのに十分な単一ウインド220の形をとる(第12図)。(用語「導電性被覆40の発熱部分」とは感熱クロム被覆12(第11図)に重なり、導電性被覆40が新しい未放電電池の端子に接続され、感熱クロム被覆40の外観をこれに対応して変動させる程度の熱を発生する導電性被覆40の部分を言う。)ウインド220は、望ましくはテスターを生かすために導電性被覆40の一部を手で押圧するためのキャビティ167a,167bより大きな面積をカバーする。これらのキャビティは導電性被覆40に対向する側面において約1.5乃至20mm2の間の面積をカバーし、またこれらのキャビティは約0.1ミル(0.0025mm)乃至2.0ミル(0.05mm)の深さを有する。
ウインド220は、導電性被覆40の発熱部分と電池ケーシング80との間の所望の断熱を生じる程度に大きくなければならない。またウインド220は、電池が生かされた時に鮮明の感熱クロム表示を生じる事と干渉しない程度に大きくなければならない。またラベルが電池ケーシング80の回りに巻き付けられた時にラベルの圧力がテスターの基板210以外の任意部分をウインド区域の中に沈ませて通常円筒形の電池ハウジングと接触させる程にウインド220の幅、すなわち電池の外周方向にそったそのサイズがウインドの深さに対して大であってはならない。従って好ましいウインド220は細長いまたは長円形の溝穴形状とし、例えば長方形または楕円形または長さより小さい幅を有するその他の形状とする事ができる。ウインド220はその幅が電池の周方向と実質的に一致するように電池に対して配置される。例えば第12図においては長方形ウインド220が図示されている。この実施態様において、この長方形ウインドは代表的には約1.5mmの幅、約20mmの長さ、および約0.15mmの厚さを有する。このようなサイズは、ラベルが電池ケーシング80の回りに巻き付けられた時にテスターの基板210以外の任意部分をウインド区域を通して電池ハウジングと接触する事を防止するのに十分に小さい幅と大きい深さとを反映する。
第12図に図示の実施態様において、ウインド220は、導電性被覆40の発熱部分の一方の側面の表面積の少なくとも40%、好ましくは少なくとも60%の面積を有する事が望ましい。第12図の実施態様において、ウインド220は、導電性被覆40の発熱部分の一方の側面の表面積の少なくとも80%もの面積を占める事ができる。このような実施態様に関連して、区分被覆60の本体部分162は第9図に図示のような開口163などの表面間隙または開口を含む事ができるが、本体部分162はその表面に開口または間隙を含まない連続被覆とする事が好ましい。このような連続本体部分162を大きなウインド開口220を有する絶縁基板210と共に使用する実施態様を第12図に図示する。本体部分162は0.1ミル(0.0025mm)乃至7ミル(0.18mm),好ましくは約0.1ミル(0.0025mm)乃至2ミル(0.05mm)の範囲内の厚さを有する。区分被覆60において連続本体部分162が使用される場合(第12図)、誘電被覆50を省略する事ができる。しかし誘電被覆50は導電性被覆40と電池ケーシング80との間の追加的絶縁体を成しまた電池ケーシング上の残留KOHまたは電池から発生した苛性蒸気が導電性被覆40および発熱クロム被覆12の中に進入する事を防止するのに役立つので、この誘電被覆50の介在はきわめて望ましい。第12図に図示のように、末端部分164aと164bは第9図の実施態様について説明したのと同様の設計および構造を有する事ができる。
ラベル/テスター複合体11が組立てられて電池ケーシングの上に被着させられた時に、ウインド220の中に捕捉された空気が導電性被覆40の絶縁性基板210に近い側面を断熱するのに役立つ。ウインドの中に捕捉された空気は、基板210の中においてウインドまたはその他の開口が使用されない場合と比較して、テスターが活性された時に、導電性被覆40とこの被覆に熱的に連通した感熱クロム被覆12との対向面をより高い温度に到達させる。ウインド220の全部または一部の代わりに、絶縁基板210の中に小開口模様を使用する事ができる。例えばウインド220を縮小して、このウインドの回りまたは近傍に追加開口を備える事ができる。しかしこのような小開口模様はテスターが生かされた時に一部の熱を伝熱しまたは光を反射して、感熱クロム表示の外観に干渉する傾向がある。すなわち基板210の中に小開口模様はテスターが生かされた時に表示区域を通して露出する傾向がある。従って絶縁基板210の中に、導電性被覆40の発熱部分の上に単一の大きなウインド220を使用した場合に最良効果が得られる。また、単一の大きなウインド220はその中に捕捉された空気から必要程度の断熱効果を生じる事ができ、基板中の追加開口を必要としない事が確認された。
約2乃至12ミル(0.05乃至0.3mm)、好ましくは4乃至7ミル(0.1乃至0.18mm)のウインド深さが所要の断熱効果を十分に生じる事が確認された。この程度のウインド深さは、市販のアルカリ電池のケーシング直径を調整する必要がない程度に低い。第12図に示す実施態様において、ウインド220は代表的サイズ20mm×1.5mm×0.15mmを有する事ができる。絶縁性基板210と区分被覆60との間に例えば約0.1乃至0.3ミル(0.0025乃至0.075mm)の厚さの薄い接着剤被覆215が配置され、この接着剤被覆が基板210を区分被覆60に接合する。この接着剤被覆215(第12図)は、組立中に被覆60を誘電被覆50上に被着した後に、直接に区分被覆60の本体部分162の上に被着する事ができる。接着剤は本体部分162に対して、連続被覆としてまたは例えば規則的にあるいは不規則に離間された複数の点または線の形の不連続被覆として被着する事ができる。例えば接着剤215は被覆60の本体部分162の上に、一連の相互に近接した水平または垂直平行線として被着する事ができる。このようにして連続被覆を使用する場合よりもある程度少量の接着剤を使用する事ができる。区分被覆60の接着剤を有する部分162に対して基板210を接着させ、ウインド220を導電性被覆60の発熱部分と整列させる。接着剤被覆215の一部をウインド220の下に配置する事ができるが、ウインドの中には入らない。あるいは、接着剤215を絶縁基板210の表面に対して直接に被着し、この絶縁性基板を区分被覆60の本体部分162に対して被着する事ができる。
接着剤215は高い結合力を必要とせず、種々の耐熱性接着剤から選定する事ができる。好ましい接着剤215は紫外線硬化性感圧接着剤である。この型の適当な接着剤はインディアナ、ミシャワカ、デコ・ケム・カンパニーから商品名Deco−Rad 7024U.V.硬化性接着剤として市販されるプレポリマー液状混合物である。このプレポリマー液は通常の印刷法、例えばフレキソ印刷法によって区分本体162に対して被着され、次にこの被覆を硬化するために紫外線を照射する。基板210を区分本体162に結合した後に、テスター/ラベル複合体11を前記の実施態様において述べたように電池ケーシング80に被着し、末端164aと164bを電池ショルダ130と135の上に加熱収縮させる。
本発明は前記の説明のみに限定されるものでなく、その主旨の範囲内において任意に変更実施できる。例えば接着剤被覆20の所望の性能特性について説明したが、当業者には明らかなようにこの感圧接着剤以外の接着剤を使用する事ができる。また絶縁断熱層について好ましい特定の材料を記載したが、本発明の主旨の範囲において他の材料を使用できるものと了解されたい。従って、本発明は特定の実施例および材料に限定されるものではないが、下記の請求の範囲によって限定されるものとする。

Claims (16)

  1. 感熱クロム材料(12)を塗布された熱収縮性基層(10)と、
    前記感熱クロム材料(12)と熱的に接触する導電性材料(40)と、
    前記導電性材料を電池ハウジングから断熱する手段と、を備え、
    前記手段は実質的に非導電性の材料(210)中に設けられた開口(220)を含み、前記開口(220)は、前記導電性材料(40)の実質的部分をカバーするのに十分なサイズを有することを特徴とするラベル/テスター複合体(5)。
  2. 請求項1に記載のラベル/テスター複合体(5)を有する電気化学電池において、
    前記電池は、
    正端子および負端子と、金属ハウジングと、を含み、
    前記ラベル/テスター複合体(5)が前記電池ハウジングに対して固着され、このハウジングの一部が前記端子の一方を形成するように成されていることを特徴とする電気化学電池。
  3. 前記電池が円筒形を成し、前記非導電性材料の厚さと前記開口の幅は、前記複合体が電池に固着され時、非導電性材料以外のラベル/テスター複合体部分が前記開口を通して電池ハウジングと接触しないように決定されることを特徴とする請求項2に記載の電池
  4. 前記非導電性材料は約2.7×106オーム−cm以上の体積抵抗率と10Wm-1-1以下の伝熱率とを有し、また前記非導電性材料は紙、プラスチックフィルム、ポリマーフォームおよびその組合わせから成るグループから選定され、また前記開口は前記導電性材料の一方の側面区域をカバーすることを特徴とする請求項2または3に記載の電池
  5. 前記電池はその両端に第1ショルダと第2ショルダを備えた金属ハウジングを含み、前記ラベル/テスター複合体は電池ハウジングに固着され、前記複合体は熱収縮性基層と、感熱クロム被覆と、前記感熱クロム被覆と熱的に接触する加熱硬化された導電性被覆と、前記導電性被覆を電池ハウジングから離間保持して絶縁断熱する手段とを含み、好ましくは前記基層が導電性被覆の熱硬化温度以下の温度で電池上に収縮可能であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の電池
  6. 前記開口を有する前記非導電性材料の厚さは2ミル乃至約12ミル(0.05mm乃至0.3mm)の範囲内であることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の電池
  7. 前記非導電性材料は紙を含むことを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の電池
  8. 前記感熱クロム材料を塗布された前記基層は非可塑化ポリ塩化ビニルとポリプロピレンとから成るグループから選定され、前記基層は熱収縮性フィルムであって、その一方の側面に図形を印刷され、また前記基層は図形と同一側面に感圧接着剤を備え、また前記接着剤がハウジングと接触するように電池の回りに巻き付ける事によって前記複合体が電池に固着され、また前記ラベル/テスター複合体は100ミル(2.5mm)以下の厚さを有することを特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載の電池
  9. 前記複合体の前記導電性被覆は、その少なくとも一端から突出する少なくとも2つのフィンガーを有する追加手段を含むことを特徴とする請求項2乃至8のいずれかに記載の電池。
  10. 前記開口は、その長さより短い幅を有する延在する長穴であり、その幅が電池ハウジングの実質的に周方向になるように電池に対して配置されていることを特徴とする請求項9に記載の電池。
  11. 前記断熱する手段は、前記導電性材料と前記非導電性材料(210)との間を被覆する仕切からなり、前記仕切はその厚さを通して延在する少なくとも1つのキャビティ(167a、167b)を有し、ここに前記導電性材料の一部が前記キャビティの上に配置され、前記キャビティ上の前記導電性部分に手で押圧し、キャビティを通して押通して電池端子と接触させる事によってテスターが起動され、前記仕切被覆が前記非導電性材料中の細長い前記長穴を覆い、また細長い前記長穴を覆う仕切被覆の前記部分がその表面に間隙を有しないことを特徴とする請求項10に記載の電池。
  12. 前記電池の金属ハウジングは両端に第1ショルダと第2ショルダとを備えた円筒形壁体を有し、また前記ラベル/テスター複合体は前記複合体の少なくとも一端を前記電池ショルダの一方の上に均等に熱収縮させる手段を含み、前記導電性材料は前記導電性材料の前記末端から突出した少なくとも2つのフィンガー(143a、143b)を含むことを特徴とする請求項11に記載の電池。
  13. 請求項1に記載のラベル/テスター複合体(5)の製造方法において、
    (a)剥離性転送ウエブ(18)の上に、少なくとも前記導電性材料(40)を含むラベル/テスター複合体(5)部分を形成する事によってプリフォームを製造する工程と、
    (b)このプリフォームを前記熱収縮性基層(10)上に付着する工程と、
    (c)前記剥離性転送ウエブを前記プリフォームから除去する工程と、
    を含む方法。
  14. 前記導電性材料(40)は、前記剥離性転送ウエブ上に加熱硬化する事によって形成されていることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記導電性材料(40)の加熱硬化後に前記ウェブ上のこの導電性材料(40)の上にカラー被覆(15)を被着する工程と、
    前記カラー被覆の上に感熱クロム被覆(12)を被着する工程と、
    前記プリフォームから前記剥離性転送ウエブを除去した後に前記導電性材料(40)の一部の上に誘電性被覆(50)を被着する工程と、
    前記誘電性被覆の一部の上に断熱する手段を被着する工程とを含み、
    前記断熱する手段はその厚さを通して延在するキャビテイを有することを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 請求項1に記載のラベル/テスター複合体(5)を有する電気化学電池の製造方法において、
    前記電池の端子の1つと電気的に接触された導体表面に前記電性材料(40)の少なくとも一部を近接した状態で、前記ラベル/テスター複合体(5)を付着することによって、前記ラベル/テスター複合体(5)を電気化学電池に張り付ける工程を備え、
    ここに前記断熱する手段の一端(64a)が、それを通って前記導電性材料(40)の部分が前記テスタを活性化させるように手動で押される、表面内の少なくとも1つのキャビティ(67a)を有し、またここに前記導電性材料の少なくとももう一つの部分が前記電池の他の端子に電気的に接触している導体表面に近接している、一体的テスターを有するラベルを含む電気化学電池の製造方法。
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