JP4081594B2

JP4081594B2 - Workpiece mounting jig

Info

Publication number: JP4081594B2
Application number: JP2001253286A
Authority: JP
Inventors: 利明三枝
Original assignee: Okuma Corp
Current assignee: Okuma Corp
Priority date: 2001-08-23
Filing date: 2001-08-23
Publication date: 2008-04-30
Anticipated expiration: 2021-08-23
Also published as: JP2003062732A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、工作機械の主軸先端に固定され、かつ主軸に工作物を取り付けるのに用いられる工作物取付治具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、工作物取付治具としては、工作物取付面に全長にわたって外径の等しい円柱状位置決め用基準ピンが設けられたものが用いられている。そして、これらの基準ピンを工作物に形成された円筒状位置決め用基準穴に挿入した状態で、工作物取付面に工作物が取り付けられるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、工作物の高精度の位置決めを行うためには、工作物取付治具の基準ピンの外周面と工作物の基準穴の内周面との間隔をできる限り小さくすることが有効である。しかしながら、基準ピンの外径と基準穴の内径との差を０．００５ｍｍ程度にすると、工作物の工作物取付治具への着脱時に基準ピン先端の基準穴内周面への食い付きが発生したり、あるいは熟練した作業者が時間をかけて工作物の工作物取付治具への着脱を行う必要が生じたりし、生産性が低下するという問題がある。しかも、基準ピンおよび基準穴は通常２つ設けられることが一般的であるために、前記問題は一層顕著になる。そこで、現状では、基準ピンの外径と基準穴の内径との差は０．０１０ｍｍ程度とされているが、この場合工作物取付治具への工作物の取付精度が不十分であり、その結果工作物への加工精度を向上させることができない。また、２本の円筒状位置決め用基準ピンを用いた場合、工作物の２つの基準穴の中心間距離、治具における２本の基準ピンの中心間距離のいずれに誤差があっても基準ピンを工作物の基準穴に挿入することができない。
【０００４】
この発明の目的は、上記問題を解決し、工作物の着脱作業を容易に行いうるとともに、工作物の取付精度を高めることができる工作物取付治具を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段と発明の効果】
請求項１の発明による工作物取付治具は、位置決め用の第１基準ピンおよび第２基準ピンが設けられており、これらの基準ピンを工作物に形成された２つの円筒状位置決め用基準穴に挿入した状態で、工作物取付面に工作物が取り付けられる工作物取付用治具において、各位置決め用基準ピンが、位置決め部分と位置決め部分の先端に連なって設けられかつ位置決め部分よりも細いガイド部分とを有しており、位置決め部分が、基準穴の内周面に当たって位置を規制する位置規制部を備えているとともに、ガイド部分が、基準ピンを工作物の位置決め用基準穴に挿入する際のガイドを備え、第２基準ピンの位置決め部分の横断面形状がひし形の２つの鋭角部分を丸くしたような形状であるとともに、軸線の周りに１８０度の間隔をおいて設けられた２つの丸み部分が位置規制部となされ、第２基準ピンの２つの位置規制部が、第１基準ピンの軸線を中心とする円の周方向を向いており、第２基準ピンの２つの位置規制部の先端間の間隔が、前記ひし形の２つの鈍角部間の間隔よりも大きくなっているものである。
【０００６】
請求項１の発明の工作物取付治具によれば、各位置決め用基準ピンが、位置決め部分と位置決め部分の先端に連なって設けられかつ位置決め部分よりも細いガイド部分とを有しており、位置決め部分が、基準穴の内周面に当たって位置を規制する位置規制部を備えているとともに、ガイド部分が、基準ピンを工作物の位置決め用基準穴に挿入する際のガイドを備えているので、基準ピンの基準穴への挿入時に、まずガイド部分が基準穴内に入り、このガイド部分のガイドに案内されて位置決め部分が基準穴内にはいる。したがって、従来の場合に比べて、工作物取付治具への工作物の取付作業を容易に行うことができる。また、基準ピンが基準穴内に挿入された後は、位置決め部分の位置規制部が基準穴の内周面に当たることによって位置決めされることになるので、工作物取付治具への工作物の取付精度を高めることができる。その結果、工作物への加工を高精度で行うことが可能になる。
【０００７】
また、第２基準ピンの位置決め部分の２つの位置規制部が、第１基準ピンの軸線を中心とする円の周方向を向いているので、第２基準ピンは、第１基準ピンの周りにおける工作物の回転を厳しく規制し、その他の方向の工作物の移動は規制しないことになる。したがって、工作物の２つの位置決め用基準穴の中心間距離に若干の加工誤差があったとしても、工作物の位置決め用基準穴の寸法が正確であれば、工作物を円周方向に正確に位置決めすることができる。
【０００８】
また、第１基準ピンの位置決め部分が基準穴内に入った時点では第２基準ピンはガイド部分だけが基準穴内に入るように、第１基準ピンのガイド部分の長さが第２基準ピンのガイド部分の長さよりも短くなっているので、工作物取付治具への工作物の取付時に、第１基準ピンの位置決め部分が基準穴内に入った時点では、第２基準ピンはガイド部分が基準穴内に入っているだけであり、第１基準ピンを中心として工作物を若干回転させることが可能になる。したがって、２つの基準ピンおよび基準穴を有する場合であっても、工作物取付治具への工作物の取付作業を比較的容易に行うことができる。
【０００９】
請求項３の発明による工作物取付治具は、請求項１または２の発明において、位置決め用の第２基準ピンのガイド部分の横断面形状がひし形の２つの鋭角部分を丸くしたような形状であるとともに、軸線の周りに１８０度の間隔をおいて設けられた２つの丸み部分がガイドとなされ、当該ガイドが、ガイド部分の外周面における軸線の周りに関して位置規制部と対応する部分に、両位置規制部間の間隔よりも小さい間隔をおいて設けられ、第２基準ピンの２つのガイドの先端間の間隔が、前記ひし形の２つの鈍角部間の間隔よりも大きくなっているものである。
【００１０】
【発明の実施形態】
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、図１の上下、左右をそれぞれ上下、左右といい、図２の右側を前、左側を後というものとする。
【００１１】
図１および図２は工作物取付治具に工作物を取り付けた状態を示し、図３および図４は横断面異形の位置決め用基準ピンを示し、図５は位置決め用基準ピンと位置決め用基準穴の寸法関係を示し、図６は工作物取付治具に工作物を取り付ける際の状態を原理的に示す。
【００１２】
図１および図２において、工作物取付治具(1)は、工作機械の主軸(S)先端に固定され、かつ主軸(S)に工作物(W)を取り付けるのに用いられるものである。工作物(W)には、前後方向に伸びる２つの円筒状位置決め用基準穴(W1)(W2)が、軸線の周りに１８０度の間隔をおいて貫通状に形成されている。２つの基準穴(W1)(W2)の内径は同一である。
【００１３】
工作物取付治具(1)の前面に、環状の工作物取付面(2)が形成されている。工作物取付治具(1)における工作物取付面(2)に囲まれた部分に、軸線の周りに１８０度の間隔をおいて、前後方向に伸びる２つの位置決め用基準ピン(3)(4)が設けられている。各基準ピン(3)(4)は、その後端部で工作物取付治具(1)に固定されている。両基準ピン(3)(4)は、それぞれその長さの大部分を占める位置決め部分(30)(40)と、位置決め部分(30)(40)の前端に連なって設けられかつ位置決め部分(30)(40)よりも細いガイド部分(31)(41)とからなる。
【００１４】
上側の第１基準ピン (3) の位置決め部分(30)は横断面円形であり、その外周面全体が、基準穴(W1)の内周面に当たって位置を規制しうる位置規制部(32)となされている。第１基準ピン(3)のガイド部分(31)は位置決め部分(30)よりも小径の横断面円形であり、その外周面全体が、第１基準ピン(3)を工作物(W)の位置決め用基準穴(W1)に挿入する際のガイド(33)となされている。位置決め部分(30)の位置規制部(32)の外径(D1)は、基準穴(W1)の内径(d1)よりも０．００２〜０．００３ｍｍ程度小さく、ガイド部分(31)のガイド(33)の外径(D2)は位置決め部分(30)の位置規制部(32)の外径(D1)よりも０．０２〜０．０３ｍｍ程度小さくなっていることが好ましい（図５参照）。なお、ガイド部分(31)の前端には全周にわたって面取り(34)が施されている。
【００１５】
図３および図４に示すように、下側の第２基準ピン (4) の位置決め部分(40)の横断面形状はひし形の２つの鋭角部分を丸くしたような形状であり、軸線の周りに１８０度の間隔をおいて設けられた２つの丸み部分が、基準穴(W2)の内周面に当たって位置を規制しうる位置規制部(42)となされている。２つの位置規制部(42)は、第１基準ピン(3)の軸線を中心とする円の周方向を向くようになっている。また、２つの位置規制部(42)の先端間の間隔は、前記ひし形の２つの鈍角部間の間隔よりも大きくなっている。第２基準ピン(4)のガイド部分(41)の横断面形状はひし形の２つの鋭角部分を丸くしたような形状であり、軸線の周りに１８０度の間隔をおいて設けられた２つの丸み部分が、第２基準ピン(4)を工作物(W)の位置決め用基準穴(W2)に挿入する際のガイド(43)となされている。２つのガイド(43)の先端間の間隔は、前記ひし形の２つの鈍角部間の間隔よりも大きくなっている。第２基準ピン(4)の位置規制部(42)とガイド(43)とは、軸線の周り、すなわち周方向に関して同一位置にある。ガイド部分(41)の両ガイド(43)の先端間の間隔(D4)は、位置決め部分(40)の位置規制部(42)の先端間の間隔(D3)よりも小さくなっている。また、位置決め部分(40)の位置規制部(42)の先端間の間隔(D3)は基準穴(W2)の内径(d2)よりも０．００３〜０．００５ｍｍ程度小さく、ガイド部分(41)の両ガイド(43)の先端間の間隔(D4)は位置決め部分(40)の位置規制部(42)の先端間の間隔(D3)よりも０．０２〜０．０３ｍｍ程度小さくなっていることが好ましい（図５参照）。さらに、第２基準ピン(4)のガイド部分(41)の前端からの長さ(L1)は、第１基準ピン(3)のガイド部分(31)の前端からの長さ(L2)よりも長くなっている。なお、ガイド部分(41)の前端には周方向に間隔をおいて面取り(44)が施されている。
【００１６】
次に、工作物取付治具(1)への工作物(W)の取付方法について、図６を参照して説明する。
【００１７】
まず、工作物取付治具(1)の２つの基準ピン(3)(4)のガイド部分(31)(41)をそれぞれその前端側から工作物(W)の基準穴(W1)(W2)内に入れる。このとき、第１基準ピン(3)のガイド部分(31)のガイド(33)の外径(D2)が位置決め部分(30)の位置規制部(32)の外径(D1)よりも０．０２〜０．０３ｍｍ程度小さく、かつ第２基準ピン(4)におけるガイド部分(41)の両ガイド(43)の先端間の間隔(D4)が位置決め部分(40)の位置規制部(42)の先端間の間隔(D3)よりも０．０２〜０．０３ｍｍ程度小さくなっているので、２つの基準ピン(3)(4)のガイド部分(31)(41)の基準穴(W1)(W2)への挿入を容易に行うことができる。
【００１８】
２つの基準ピン(3)(4)をそれぞれその前端から基準穴(W1)(W2)内へ入れると、まず第１基準ピン(3)の位置決め部分(30)がガイド部分(31)のガイド(33)に案内されて基準穴(W1)内に入る。このとき、第２基準ピン(4)のガイド部分(41)の前端からの長さ(L1)が、第１基準ピン(3)のガイド部分(31)の前端からの長さよりも長いので、第２基準ピン(4)の位置決め部分(40)は基準穴(W2)内に入っていない。したがって、この状態では、工作物(W)は、第１基準ピン(3)を中心として、第２基準ピン(4)のガイド部分(41)における両ガイド(43)の先端と基準穴(W2)の内周面との隙間の分だけ回転しうる。ついで、工作物(W)をさらに後方に押し込むと、第２基準ピン(4)の位置決め部分(40)がガイド部分(41)のガイド(43)に案内されて基準穴(W2)内に入る。工作物(W)の後面が工作物取付治具(1)の工作物取付面(2)に面接触すると、爪(5)により工作物(W)を固定する（図１および図２参照）。
【００１９】
こうして、工作物(W)は、２つの基準ピン(3)(4)により位置決めされた状態で、工作物取付治具(1)に取り付けられる。第１基準ピン(3)の位置決め部分(30)の位置規制部(32)は全体が基準穴(W1)の内周面に当たりうるので、第１基準ピン(3)の位置決め部分(30)によって、工作物(W)はその軸線に直交する全ての方向の移動が規制される。また、第２基準ピン(4)の位置決め部分(40)では２つの位置規制部(42)だけが基準穴(W2)の内周面に当たりうるので、工作物(W)の第１基準ピン(3)の周りの回転だけが厳しく規制される。
【００２０】
図７はこの発明による工作物取付治具の他の実施形態を示す。
【００２１】
この実施形態の場合、工作物(WA)の中心部に位置決め用の第１の基準穴(Wx)が形成されてるとともに、第１基準穴(Wx)から径方向にずれた位置に位置決め用の第２の基準穴(Wy)が形成されている。第１基準穴(Wx)は、上述した第１の実施形態の基準穴(W1)よりも大径の円筒穴である。第２基準穴(Wy)は、上述した第１の実施形態の基準穴(W2)と同径の円筒穴である。
【００２２】
工作物取付治具(10)における工作物取付面(2)に囲まれた部分の中心部に前後方向に伸びる第１基準ピン(11)が設けられ、第１基準ピン(11)から径方向にずれた位置に前後方向に伸びる第２基準ピン(12)が設けられている。中心部に設けられた第１基準ピン(11)は、位置決め部分およびガイド部分の外径が大きいことを除いては、前記第１基準ピン(3)と同じ構成である。この場合も、位置決め部分の位置規制部の外径は基準穴(Wx)の内径よりも０．００２〜０．００３ｍｍ程度小さく、ガイド部分のガイド部の外径は位置決め部分の位置規制部の外径よりも０．０２〜０．０３ｍｍ程度小さくなっていることが好ましい。中心部に設けられた第１基準ピン(11)から径方向にずれた位置に設けられた第２基準ピン(12)は、前記第２基準ピン(4)と同じ構成である。第２基準ピン(12)の位置決め部分における位置規制部は、中心部の第１基準ピン(11)の軸線を中心とする円の周方向を向くようになっている。
【００２３】
このような工作物取付治具(1)への工作物(W)の取付は、上述した第１の実施形態の場合と同様にして行われる。
【００２４】
上述した２つの実施形態において、工作物の基準穴(W1)(W2)と位置決め用基準ピン(30)(40)の位置規制部(32)(42)との隙間や、ガイド部分(31)のガイド(33)の外径(D2)およびガイド部分(40)の両ガイド(43)の先端間の間隔(D4)は、要求される位置決め精度、用途などに応じて適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明による第１の実施形態の工作物取付治具に工作物を取り付けた状態を示す一部切り欠き正面図である。
【図２】図１のII−II線拡大断面図である。
【図３】第２基準ピンを示す斜視図である。
【図４】第２基準ピンを前方から見た図である。
【図５】第１および第２基準ピンと基準穴の寸法を示す説明図である。
【図６】工作物取付治具に工作物を取り付ける際の状態を原理的に示す説明図である。
【図７】この発明による第２の実施形態の工作物取付治具に工作物を取り付けた状態を示す正面図である。
【符号の説明】
(1)(10)：工作物取付治具
(2)：工作物取付面
(3)：第１基準ピン
(4)：第２基準ピン
(11)(12)：基準ピン
(30)：位置決め部分
(31)：ガイド部分
(32)：位置規制部
(33)：ガイド
(40)：位置決め部分
(41)：ガイド部分
(42)：位置規制部
(43)：ガイド
(W)(WA)：工作物
(W1)(W2)：位置決め用基準穴
(Wx)(Wy)：位置決め用基準穴[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a workpiece attachment jig that is fixed to the tip of a spindle of a machine tool and used to attach a workpiece to the spindle.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a workpiece mounting jig, a workpiece mounting surface provided with a cylindrical positioning reference pin having the same outer diameter over the entire length is used. The workpiece is attached to the workpiece mounting surface in a state where these reference pins are inserted into cylindrical positioning reference holes formed in the workpiece.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in order to position the workpiece with high accuracy, it is effective to make the distance between the outer peripheral surface of the reference pin of the workpiece mounting jig and the inner peripheral surface of the reference hole of the workpiece as small as possible. However, if the difference between the outer diameter of the reference pin and the inner diameter of the reference hole is about 0.005 mm, the tip of the reference pin bites into the inner surface of the reference hole when the workpiece is attached to or detached from the workpiece attachment jig. Or a skilled worker needs to attach and detach the workpiece to / from the workpiece mounting jig over time, and there is a problem that productivity is lowered. In addition, since the two reference pins and the reference holes are generally provided, the above problem becomes more prominent. Therefore, at present, the difference between the outer diameter of the reference pin and the inner diameter of the reference hole is about 0.010 mm, but in this case, the accuracy of mounting the workpiece on the workpiece mounting jig is insufficient, As a result, the machining accuracy of the workpiece cannot be improved. When two cylindrical positioning reference pins are used, the reference pin can be used regardless of whether there is an error in the distance between the centers of the two reference holes of the workpiece or the distance between the centers of the two reference pins in the jig. Cannot be inserted into the reference hole of the workpiece.
[0004]
An object of the present invention is to provide a workpiece mounting jig that solves the above-described problems, can easily attach and detach a workpiece, and can increase the accuracy of mounting the workpiece.
[0005]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
The workpiece mounting jig according to the invention of claim 1 is provided with a first reference pin and a second reference pin for positioning, and two cylindrical positioning reference holes formed in the workpiece. In the workpiece mounting jig in which the workpiece is mounted on the workpiece mounting surface in a state where the positioning reference pin is inserted into the positioning portion, each positioning reference pin is provided continuously to the positioning portion and the tip of the positioning portion and is thinner than the positioning portion. And the positioning portion has a position restricting portion for restricting the position by hitting the inner peripheral surface of the reference hole, and the guide portion inserts the reference pin into the positioning reference hole of the workpiece. comprising a guide, with cross-sectional shape of the positioning portion of the second reference pin has a shape such as round two sharp edges of the diamond-shaped, spaced 180 degrees about the axis The two rounded portions serve as position restricting portions, and the two position restricting portions of the second reference pin face the circumferential direction of the circle centering on the axis of the first reference pin, and 2 of the second reference pin The space | interval between the front-end | tips of one position control part is larger than the space | interval between two obtuse angle parts of the said rhombus .
[0006]
According to the workpiece mounting jig of the first aspect of the present invention, each positioning reference pin has a positioning portion and a guide portion that is provided continuously to the tip of the positioning portion and is thinner than the positioning portion. Since the part has a position restricting part that restricts the position by hitting the inner peripheral surface of the reference hole, and the guide part has a guide for inserting the reference pin into the positioning reference hole of the workpiece, the reference When the pin is inserted into the reference hole, the guide portion first enters the reference hole, and the positioning portion enters the reference hole by being guided by the guide of the guide portion. Therefore, the work of attaching the workpiece to the workpiece attachment jig can be easily performed as compared with the conventional case. In addition, after the reference pin is inserted into the reference hole, the position restricting portion of the positioning portion is positioned by hitting the inner peripheral surface of the reference hole, so that the accuracy of mounting the workpiece on the workpiece mounting jig Can be increased. As a result, it becomes possible to process the workpiece with high accuracy.
[0007]
In addition, since the two position restricting portions of the positioning portion of the second reference pin are oriented in the circumferential direction of the circle centering on the axis of the first reference pin, the second reference pin is located around the first reference pin. The rotation of the workpiece is strictly regulated, and the movement of the workpiece in the other direction is not regulated. Therefore, even if there is a slight machining error in the center-to-center distance between the two positioning reference holes of the workpiece, if the dimension of the positioning reference hole of the workpiece is accurate, the workpiece is accurately positioned in the circumferential direction. Can be positioned .
[0008]
Further, when the positioning portion of the first reference pin enters the reference hole, the length of the guide portion of the first reference pin is such that only the guide portion of the second reference pin enters the reference hole. Since the length of the portion is shorter than the length of the portion, when the workpiece is mounted on the workpiece attachment jig, when the positioning portion of the first reference pin enters the reference hole, the guide portion of the second reference pin is within the reference hole. merely has entered the, it is possible to slightly rotate the workpiece about the first reference pin. Therefore, even when the two reference pins and the reference hole are provided, the work for attaching the workpiece to the workpiece attachment jig can be relatively easily performed.
[0009]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a workpiece mounting jig according to the first or second aspect of the invention, wherein the guide portion of the positioning second reference pin has a shape in which the two acute angle portions of the rhombus are rounded. In addition, two rounded portions provided at an interval of 180 degrees around the axis are used as guides, and the guides are provided at portions corresponding to the position restricting portions with respect to the periphery of the axis on the outer peripheral surface of the guide portions. The distance between the two guide pins of the second reference pin is greater than the distance between the two obtuse corners of the rhombus. .
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In the following description, the top and bottom, left and right in FIG. 1 are referred to as top and bottom, and left and right, respectively, and the right side in FIG.
[0011]
1 and 2 show a state in which a workpiece is attached to a workpiece attachment jig, FIGS. 3 and 4 show positioning reference pins having an irregular cross section, and FIG. 5 shows positioning reference pins and positioning reference holes. FIG. 6 shows in principle the state when the workpiece is mounted on the workpiece mounting jig.
[0012]
1 and 2, a workpiece attachment jig (1) is fixed to the tip of a main spindle (S) of a machine tool and used to attach a workpiece (W) to the main shaft (S). In the workpiece (W), two cylindrical positioning reference holes (W1) (W2) extending in the front-rear direction are formed in a penetrating manner with an interval of 180 degrees around the axis. The inner diameters of the two reference holes (W1) (W2) are the same.
[0013]
An annular workpiece mounting surface (2) is formed on the front surface of the workpiece mounting jig (1). Two positioning reference pins (3) (4) extending in the front-rear direction at an interval of 180 degrees around the axis line at the part surrounded by the workpiece mounting surface (2) in the workpiece mounting jig (1) ) Is provided. Each reference pin (3) (4) is fixed to the workpiece mounting jig (1) at its rear end. Both reference pins (3) and (4) are provided continuously with the positioning portions (30) and (40) that occupy most of their lengths, and the front ends of the positioning portions (30) and (40). ) (40) and a thinner guide portion (31) (41).
[0014]
The positioning portion (30) of the upper first reference pin (3) has a circular cross section, and the entire outer peripheral surface thereof abuts on the inner peripheral surface of the reference hole (W1) and can regulate the position. Has been made. The guide portion (31) of the first reference pin (3) has a circular cross section that is smaller in diameter than the positioning portion (30), and the entire outer peripheral surface of the first reference pin (3) positions the workpiece (W). It serves as a guide (33) for insertion into the reference hole (W1). The outer diameter (D1) of the position restricting portion (32) of the positioning portion (30) is about 0.002 to 0.003 mm smaller than the inner diameter (d1) of the reference hole (W1), and the guide (31) guide ( The outer diameter (D2) of 33) is preferably about 0.02 to 0.03 mm smaller than the outer diameter (D1) of the position restricting portion (32) of the positioning portion (30) (see FIG. 5). The front end of the guide portion (31) is chamfered (34) over the entire circumference.
[0015]
As shown in FIGS. 3 and 4, the cross-sectional shape of the positioning portion (40) of the lower second reference pin (4) is such that the two acute angle portions of the rhombus are rounded, and around the axis. Two rounded portions provided at an interval of 180 degrees contact the inner peripheral surface of the reference hole (W2) to form a position restricting portion (42) that can restrict the position. The two position restricting portions (42) are oriented in the circumferential direction of a circle centered on the axis of the first reference pin (3). Further, the distance between the tips of the two position restricting portions (42) is larger than the distance between the two obtuse angled portions of the rhombus. The cross-sectional shape of the guide portion (41) of the second reference pin (4) is such that the two acute-angled portions of the rhombus are rounded, and the two roundness provided at intervals of 180 degrees around the axis. The portion serves as a guide (43) when the second reference pin (4) is inserted into the positioning reference hole (W2) of the workpiece (W). The distance between the tips of the two guides (43) is larger than the distance between the two obtuse corners of the rhombus. The position restricting portion (42) and the guide (43) of the second reference pin (4) are in the same position around the axis, that is, in the circumferential direction. The distance (D4) between the tips of both guides (43) of the guide portion (41) is smaller than the distance (D3) between the tips of the position restricting portion (42) of the positioning portion (40). Further, the distance (D3) between the tips of the position restricting portion (42) of the positioning portion (40) is about 0.003 to 0.005 mm smaller than the inner diameter (d2) of the reference hole (W2), and the guide portion (41). The distance (D4) between the tips of both guides (43) is 0.02 to 0.03 mm smaller than the distance (D3) between the tips of the position restricting portion (42) of the positioning portion (40). Is preferable (see FIG. 5). Further, the length (L1) from the front end of the guide portion (41) of the second reference pin (4) is longer than the length (L2) from the front end of the guide portion (31) of the first reference pin (3). It is getting longer. The front end of the guide portion (41) is chamfered (44) at intervals in the circumferential direction.
[0016]
Next, a method of attaching the workpiece (W) to the workpiece attachment jig (1) will be described with reference to FIG.
[0017]
First, guide parts (31) and (41) of the two reference pins (3) and (4) of the workpiece mounting jig (1) are respectively inserted into the reference holes (W1) and (W2) of the workpiece (W) from their front ends. Put in. At this time, the outer diameter (D2) of the guide (33) of the guide portion (31) of the first reference pin (3) is less than the outer diameter (D1) of the position restricting portion (32) of the positioning portion (30). The distance (D4) between the tips of the two guides (43) of the guide part (41) of the second reference pin (4) is smaller than about 02 to 0.03 mm, and the position restricting part (42) of the positioning part (40) Since the distance between the tips (D3) is about 0.02 to 0.03 mm smaller, the reference holes (W1) (W2) of the guide portions (31) (41) of the two reference pins (3) (4) ) Can be easily inserted.
[0018]
When the two reference pins (3) and (4) are respectively inserted into the reference holes (W1) and (W2) from their front ends, the positioning portion (30) of the first reference pin (3) is first guided by the guide portion (31). (33) is guided into the reference hole (W1). At this time, the length (L1) from the front end of the guide portion (41) of the second reference pin (4) is longer than the length from the front end of the guide portion (31) of the first reference pin (3). The positioning portion (40) of the second reference pin (4) does not enter the reference hole (W2). Therefore, in this state, the workpiece (W) is centered on the first reference pin (3), the tip of both guides (43) and the reference hole (W2) in the guide portion (41) of the second reference pin (4). ) Can be rotated by an amount corresponding to the gap with the inner peripheral surface. Next, when the workpiece (W) is further pushed backward, the positioning portion (40) of the second reference pin (4) is guided by the guide (43) of the guide portion (41) and enters the reference hole (W2). . When the rear surface of the workpiece (W) comes into surface contact with the workpiece mounting surface (2) of the workpiece mounting jig (1), the workpiece (W) is fixed by the claw (5) (see FIGS. 1 and 2). .
[0019]
Thus, the workpiece (W) is attached to the workpiece attachment jig (1) in a state where it is positioned by the two reference pins (3) and (4). Since the entire position restricting portion (32) of the positioning portion (30) of the first reference pin (3) can hit the inner peripheral surface of the reference hole (W1), the positioning portion (30) of the first reference pin (3) The workpiece (W) is restricted from moving in all directions orthogonal to its axis. Further, in the positioning portion (40) of the second reference pin (4), only the two position restricting portions (42) can hit the inner peripheral surface of the reference hole (W2), so that the first reference pin ( Only the rotation around 3) is strictly regulated.
[0020]
FIG. 7 shows another embodiment of a workpiece mounting jig according to the present invention.
[0021]
In the case of this embodiment, a first reference hole (Wx) for positioning is formed at the center of the workpiece (WA), and the positioning reference is positioned at a position shifted radially from the first reference hole (Wx). A second reference hole (Wy) is formed. The first reference hole (Wx) is a cylindrical hole having a larger diameter than the reference hole (W1) of the first embodiment described above. The second reference hole (Wy) is a cylindrical hole having the same diameter as the reference hole (W2) of the first embodiment described above.
[0022]
The first reference pin (11) is provided extending in the longitudinal direction in the center of the portion surrounded by the workpiece mounting surface (2) in the workpiece mounting jig (10), radially from the first reference pin (11) A second reference pin (12) extending in the front-rear direction is provided at a position deviated from the position. The first reference pin (11) provided at the center has the same configuration as the first reference pin (3) except that the outer diameters of the positioning portion and the guide portion are large. Also in this case, the outer diameter of the position restricting portion of the positioning portion is about 0.002 to 0.003 mm smaller than the inner diameter of the reference hole (Wx), and the outer diameter of the guide portion of the guide portion is outside the position restricting portion of the positioning portion. It is preferable that it is smaller than the diameter by about 0.02 to 0.03 mm. The second reference pin (12) provided at a position shifted in the radial direction from the first reference pin (11) provided at the center has the same configuration as the second reference pin (4). The position restricting portion in the positioning portion of the second reference pin (12) faces the circumferential direction of a circle centering on the axis of the first reference pin (11) at the center.
[0023]
The attachment of the workpiece (W) to the workpiece attachment jig (1) is performed in the same manner as in the above-described first embodiment.
[0024]
Oite two embodiments described above, gaps and the guide portion of the position regulating portion of the reference hole of the workpiece (W1) (W2) and the positioning reference pin (30) (40) (32) (42) ( The outer diameter (D2) of the guide (33) of 31) and the distance (D4) between the tips of both guides (43) of the guide part (40) can be changed as appropriate according to the required positioning accuracy, application, etc. is there.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially cutaway front view showing a state in which a workpiece is mounted on a workpiece mounting jig according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view taken along the line II-II in FIG.
FIG. 3 is a perspective view showing a second reference pin.
FIG. 4 is a view of a second reference pin as viewed from the front.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing dimensions of first and second reference pins and a reference hole.
FIG. 6 is an explanatory view showing in principle a state when a workpiece is mounted on a workpiece mounting jig.
FIG. 7 is a front view showing a state in which a workpiece is mounted on a workpiece mounting jig according to a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
(1) (10): Workpiece mounting jig
(2): Workpiece mounting surface
(3): First reference pin
(4): Second reference pin
(11) (12): Reference pin
(30): Positioning part
(31): Guide part
(32): Position restriction part
(33): Guide
(40): Positioning part
(41): Guide part
(42): Position restriction part
(43): Guide
(W) (WA): Workpiece
(W1) (W2): Reference hole for positioning
(Wx) (Wy): Reference hole for positioning

Claims

A first reference pin and a second reference pin for positioning are provided, and the workpiece is mounted on the workpiece mounting surface in a state where these reference pins are inserted into two cylindrical positioning reference holes formed in the workpiece. Each positioning reference pin has a positioning portion and a guide portion which is provided continuously to the tip of the positioning portion and is thinner than the positioning portion. A position restricting portion that restricts the position of the hole against the inner peripheral surface of the hole is provided, and the guide portion includes a guide for inserting the reference pin into the positioning reference hole of the workpiece, and the positioning portion of the second reference pin The cross-sectional shape is a shape that rounds two acute-angled portions of the rhombus, and the two rounded portions provided at intervals of 180 degrees around the axis are the position restricting portions. The two position restricting portions of the second reference pin are directed in the circumferential direction of the circle centered on the axis of the first reference pin, and the distance between the tips of the two position restricting portions of the second reference pin is The distance between the two obtuse corners of the rhombus is larger than the first reference pin so that when the positioning portion of the first reference pin enters the reference hole, only the guide portion enters the reference hole. A workpiece mounting jig in which the length of the guide portion of the pin is shorter than the length of the guide portion of the second reference pin .

The cross-sectional shape of the guide portion of the second reference pin for positioning is such that the two acute angle portions of the rhombus are rounded, and two round portions provided at intervals of 180 degrees around the axis are A guide is provided, and the guide is provided at a portion corresponding to the position restricting portion around the axis on the outer peripheral surface of the guide portion with an interval smaller than the interval between the two position restricting portions. The workpiece mounting jig according to claim 1 , wherein a distance between tips of two guides is larger than a distance between two obtuse corners of the rhombus .