JP4079453B2 - Complex linoleic acid to attenuate allergic responses - Google Patents

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Description

発明の技術分野
本発明は、一般的に、ヒトを含む動物の治療方法に関する;特に、前記動物のアレルギー性応答を弱毒化するための動物の治療方法に関する。動物のアレルギー性応答を弱毒化することは、喘息等の様々な状態に有用であり得ることが知られている。
発明の背景
アレルギーは、数種類の過敏性(hypersensitivity)を記述するのに一般的に使用される用語である。過敏性は通常、ローマ数字I〜IVにより4つのタイプに分類される。タイプI〜IIIの過敏性は抗体により媒介され、タイプIVはリンパ球により媒介されると思われている。
喘息、枯草熱及び湿疹は、IgE抗体により媒介されるタイプI型の過敏症であると考えられており、かなりのパーセントのヒトに存在する。先進諸国の多くで喘息の死亡率が過去10〜15年間で増加したとの一般的な合意が得られている。診断及び治療技術に関する情報ベースの向上並びに新規かつより効果的な治療様式の発達にも関わらずこの増加が起こったのである。この増加に関して、国際疾病分類ver.8からver.9で喘息に関する記載が変化したことに基づく統計学的な誤報、悪化した環境汚染、医療援助の調査の遅れ、習慣の変化、患者及び一次医療提供者の双方の喘息教育の不足、βアゴニストの毒性及び薬物療法の不承諾を含む、幾つかの解釈が提案されている。我々の食生活の習慣の変化も同様に寄与しているとの示唆がされている。飽和脂肪及びコレステロールの摂取を少なくすることを強調してきた結果、ポリ不飽和脂肪の消費がより大きくなり、その結果、体脂肪におけるポリ不飽和リノール酸のパーセンテージが2倍になった。喘息に与える食物成分の影響を調査した唯一発行されている結果は、食物魚油が喘息及び他の炎症性疾患に陽性の影響を与えることを示している。
IgE媒介過敏症又はタイプI過敏症はまた、抗原による再攻撃に与える影響が数分以内であると認識されているため、“速効性過敏症”といわれる場合もある。肥満細胞及び好塩基性球におけるレセプターに対するIgE抗体の結合に依存する。抗原による結合した抗体の架橋により、肥満細胞及び好塩基性球の脱顆粒に到り、及び顆粒から放出される有害な型の炎症反応を引き起し得るヒスタミン等の媒介物と一緒になって、生物学的に活性な物質の合成に致る。
何が肥満細胞及び好塩基性球を活性化し、顆粒から媒介物を脱顆粒及び放出するのか確実には知られていない。しかしながら、脱顆粒又は活性化により、アレルギー性反応の臨床的な徴候の原因であると思われているプロスタグランジン及びロイコトリエンを放出するようになる。媒介物の幾つかは、好酸性球、好中球、単球、及びリンパ球等の他の細胞に作用して、組織に対して攻撃するか又は毒性である他の物資を産生し、さらなる臨床的な徴候に到る可能性がある。どのような機構であっても、タイプI過敏症攻撃の最終的な結果は、非常に深刻で、死に到ることさえあり得る。
動物体内でタイプI過敏症の有害作用を予防又は抑制することによるアレルギー性応答を弱毒化する方法及びそのような有害作用を治療又は軽減する方法のいずれも明らかに役にたつであろう。
発明の簡単な概要
本発明の目的の一つは、動物体内でタイプI又はIgE媒介過敏性の有害作用を予防又は抑制する方法を開示することである。
本発明の目的はまた、ヒトを含む動物のタイプI又はIgE媒介過敏性により引き起こされる有害作用を治療又は軽減する方法を開示することである。
本発明の目的はまた、複合リノール酸(CLA)を使用する白血球の保存方法を開示することである。
我々は、安全かつ効果的な量の複合リノール酸(CLA)9,11-オクタデカン二酸及び10,12-オクタデカン二酸(CLA)又は動物体内でCLAに変換される物質を動物に投与することを含む方法により、動物体内でタイプI又はIgE媒介過敏性の有害作用を抑制又は予防することができることを見いだした。
我々はまた、タイプI又はIgE媒介過敏性の有害作用を経験している動物にCLAを投与することを含む方法により、これらの有害作用を有益に治療又は
軽減することができることを見いだした。
最後に、我々はまた、CLAを使用する白血球の保存方法も見いだした。
上述した目的及び他の利点は、本発明を行うことにより達成することができることは当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
図1は、コントロールに対するCLAの抗原投与応答曲線のグラフを示す。
図2は、CLAとコントロールで処置したモルモット気管からのプロスタグランジンE2放出のグラフを示す。
好ましい態様の説明
動物体内でタイプI又はIgE媒介過敏性の有害作用を抑制又は予防するための本発明の好ましい方法において、安全かつ効果的な量の、複合リノール酸(CLA)又は動物体内でCLAに変換される物質を、ヒトを含む動物に投与し、これらの有害作用の始まりを抑制又は予防する。
動物体内でタイプI又はIgE過敏性の有害作用を有益に治療又は軽減するための本発明の好ましい方法において、安全かつ効果的な量の、複合リノール酸(CLA)又は動物体内でCLAに変換される物質を、このような有害作用を経験しているヒトを含む動物に投与する。
動物体内でタイプIの過敏性がどのような機構で有害作用を引き起こすかは知られていない。しかしながら、ウイルス感染によりタイプIの過敏性が引き起こされるか又は動物がそれらに対して影響されやすくなり、何らかの形でCLAがウイルス開始応答により干渉されることは考えられる。
CLAは天然の食物材料であり、比較的毒性が少ないため、本発明の方法において投与できる量は、十分効果的である限り重要ではない。しかしながら、ヒトを含む動物の大きさ及び感受性に差があるために、安全かつ効果的な量はかなり変化し得る。
白血球を保存するための好ましい方法において、安全かつ効果的な量のCLAと保存する白血球とを混合する。使用するCLAの量は、通常、白血球の約0.1〜約1重量%である。
本明細書において、用語CLAは、9,11-オクタデカン二酸及び10,12-オクタデカン二酸等のフリーの複合リノール酸;CLAの活性異性体;それらの非毒性塩;それらの活性エステル及び他の活性化学誘導体;及びそれらの混合物を含む。
フリーの複合リノール酸(CLA)は、油で揚げた肉から前もって単離されたもので、Y.L.Ha, N.K. Grimm and M.W. Pariza, Carcinogenesis Vol. 8, No. 12, pp. 1881-1887(1987)により抗癌性物質として記載されている。その時以来、幾つかのプロセスチーズ製品に見いだされている(Y.L. Ha, N.K. Grimm and M.W. Pariza, J. Agric. Food Chem., Vol. 37, No.1, pp.75-81(1987)。
フリーのアミノ酸型のCLAは、リノール酸を異性化することにより製造できる。フリーCLA酸の非毒性塩は、フリーのCLA酸と非毒性塩基とを反応させることにより製造できる。天然のCLAはまた、反芻胃内細菌Butyrivibrio fibrisolvents等の無害な微生物由来のW12-シス、W11-トランス異性化酵素の作用によりリノール酸から製造できる。ラット及び他の単胃動物の腸管内の無害な微生物はまた、リノール酸をCLAに変換することができる(S.F. Chin, W.Liu, K.Albright and M.W.Pariza, 1992, FASEB J. 6:Abstract #2665)。
CLAはまた、リノール酸からCLAを合成するバクテリアを使用することにより製造することができる。得られるCLAは、発酵ブロスから安定かつ容易に抽出される。
CLAを供給する他の簡便な方法は、もともとCLAが豊富な牛乳を使用することによる。牛乳は、フリーのリノール酸源と無害なバクテリアとを牛乳に添加し、その混合物を37℃で約1時間又はリノール酸がCLAに変換されるまでインキュベートすることにより製造できる。
記載した製造方法を行うことにより得られるCLAは、1種以上の9,11-オクタデカン二酸及び/又は10,12-オクタデカン二酸及びそれらの活性異性体を含む。フリーでもエステル結合を通して化学的に結合していてもよい。CLAは熱安定であり、そのまま、又は乾燥及び粉末化して使用することができる。CLAは、化学的に当量のフリーの酸と水酸化アルカリとをpH約8〜9で反応させることにより、ナトリウム又はカリウム塩等の非毒性塩に容易に変換される。
理論的に、9,11-及び10,12-オクタデカン二酸の8組の可能性のある幾何異性体(c9,c11;c9,t11;t9,c11;t9,t11;c10,c12;c10,t12;t10,c12及びt10,t12)は、c9,c12-オクタデカン二酸の異性体化から製造される。異性体化の結果、4組の異性体(c9,c11;c9,t11;t10,c12及びc10,c12)のみが予想される。しかしながら、4組の異性体のうち、共役二重結合の周りの5つの原子の共面特性及び共鳴基の空間的な衝突のため、c9,c12-リノール酸の自動酸化又はアルカリ異性体化中に、c9,t11-及びt10,c12-異性体が優先的に製造される。残りの2組のc,c-異性体の寄与は小さい。
9,11-オクタデカン二酸又は10,12-オクタデカン二酸のt,t-異性体の分布が比較的大きいのは、延長した処理時間又は長いエージング時間の間、熱力学的に好まれる、c9,t11-又はt10,c12-幾何異性体のさらなる安定化に明らかに起因する。また、リノール酸幾何異性体(t9,t12-,c9,t12-及びt9,c12-オクタデカン二酸)の異性体化中に優先的に形成される9,11-又は10,12-オクタデカン二酸のt,t-異性体は、サンプル中の最終的な異性体比又は最終的なCLA含有量に影響を与え得る。
リノール酸幾何異性体はまた、寄与の小さい異性体(9,11-及び10,12-のc,c-異性体、t9,c11-及びc11,t12-オクタデカン二酸)の分布にも影響を与える。11,13-異性体は、c9,c12-オクタデカン二酸から又は処理中にその異性体形からの少ない生成物として製造することができる。
本発明の方法はいくつかの態様を取り得る。一態様において、投与するCLAは単に動物又はヒトの食物に添加される。別の態様において、CLAは、安全かつ効果的な量のCLAを含有する医薬的又は獣医薬的な形態で動物に投与することができる。第三の態様において、動物に、安全な量の、動物又はヒトの体内でin situでCLAに形成され得るフリーのリノール酸等の物質を与えることができる。
CLA及び非毒性塩等のその非毒性誘導体は、動物の食物に添加されるか又は、in situで形成されるのに加えて、錠剤、カプセル剤、溶液又は乳剤等の、医薬的又は獣医薬的組成物の形態で動物又はヒトに投与することができる。投与する正確な量はもちろん、使用するCLAの形態、投与方法、及び動物又はヒトの状態の性質に依存する。一般的に、医薬として使用するCLA及びその非毒性塩の使用量は、動物又はヒトの食物中のCLAの約1ppm〜約10,000ppmの範囲である。しかしながら、CLAは比較的非毒性であり、ヒトの食物(ヒトの乳も含む)の共通の成分であるため、使用する量の上限は重要ではない。添加剤として、慣用の動物の食事又はヒトの食物に添加される量は、動物又はヒトの食物の0.01〜2.0重量%以上の範囲であり得る。
CLAの好ましい医薬的及び獣医薬的組成物は、医薬的希釈剤と組み合わせた、CLAの非毒性ナトリウム又はカリウム塩を含有する。組成物が外部又は経口投与を目的とした水剤又は懸濁剤である場合、希釈剤は、1種以上の液体希釈剤である。製品が錠剤又はカプセル剤であるとき、慣用的な希釈剤を使用することができる。組成物が非経口投与を目的とした水剤又は懸濁剤である場合、好ましい希釈剤は、無菌注射用水U.S.Pである。
以下の実施例によりさらに本発明を詳細に説明する。
実施例1
モルモットは、喘息治療に使用する物質の前臨床試験に有用なモデルであることが認められている(M.G. Compos and M.K. Church, Clinical and Experimental Allergy, 1992, Volume 22, pages 665-666)。それ故、モルモットモデルを使用してアレルギー性応答に与える食物性CLA(複合リノール酸)の影響を測定した。
モルモットに0.25%CLA又はコントロール食物を2週間与え、過免疫化(hyper immunization)のために第2及び第3週にオボアルブミンで免疫化した。モルモットを安楽死させ、気管を集めて灌流モデル系において使用し、CLAを与えたとき、アレルゲン誘発気管収縮にどのような影響を与えるかを検討した。(灌流モデル系は、切除した組織をポリグラフに接続し、ポリグラフのオフセットによる収縮を測定することからなる。)CLAを与えたモルモットの気管は、灌流系において、コントロール食物を与えたモルモットの気管よりも安定であることが分かった(すなわち、平衡中に組織をベースライン応力に戻すための補正の必要性が少ない)。アレルゲンをモルモットの気管に注入すると、平衡の1時間後で、より少ない気管収縮がCLAを与えた動物の組織において観察された。減少した気管収縮は、酵素結合免疫吸着検定法により測定される増加したプロスタグランジンE2の放出に対応する。これらの結果を図1及び2に示す。ヒスタミン放出は食物により影響されなかった。
実施例2
CLAを与えた動物の白血球(WBC)数は、コントロール動物のWBC数が2.4×106/ml±0.3(平均+/-SEM)であったのと比較して、3.5×106/ml±0.6まで増加した。このように、CLAを与えることは、哺乳類のWBC数を増加させる方法として使用することができる。
実施例3
CLA(1重量%)を、39℃で保存した、単離したヒト白血球に添加した。約12時間正常に持続する白血球の生存度は、CLA添加により24時間まで長くなることが分かった。この、白血球の有益な生命が延びることにより、白血球の浪費を避ける助けをする。
本発明の趣旨及び範囲から離れずに多くの修正又は変更ができることは当業者には容易に明らかにであろう。それ故、本発明は請求の範囲によりのみ制限される。
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION The present invention relates generally to methods for treating animals, including humans; in particular, to methods for treating animals to attenuate the allergic response of said animals. It is known that attenuating an animal's allergic response can be useful for various conditions such as asthma.
Background of the invention Allergy is a term commonly used to describe several types of hypersensitivity. Hypersensitivity is usually classified into four types by Roman numerals I-IV. Type I-III hypersensitivity is thought to be mediated by antibodies and type IV is thought to be mediated by lymphocytes.
Asthma, hay fever and eczema are thought to be type I hypersensitivity mediated by IgE antibodies and are present in a significant percentage of humans. There is general consensus that asthma mortality has increased over the last 10-15 years in many developed countries. This increase occurred despite an improved information base on diagnostic and therapeutic techniques and the development of new and more effective treatment modalities. Regarding this increase, statistical misinformation based on changes in asthma descriptions in international disease classifications ver. 8 to ver. 9, worsened environmental pollution, delayed medical assistance surveys, habit changes, patients and primary care Several interpretations have been proposed, including a lack of asthma education for both providers, beta agonist toxicity and drug therapy disapproval. It has been suggested that changes in our dietary habits contribute as well. The emphasis on reducing the intake of saturated fat and cholesterol has resulted in greater consumption of polyunsaturated fat, resulting in a doubling of the percentage of polyunsaturated linoleic acid in body fat. The only published results of investigating the effects of food ingredients on asthma show that dietary fish oil has a positive impact on asthma and other inflammatory diseases.
IgE-mediated hypersensitivity or type I hypersensitivity is also sometimes referred to as “fast-acting hypersensitivity” because it is recognized that the effect on antigen re-attack is within minutes. Depends on IgE antibody binding to receptors on mast cells and basophils. Cross-linking of bound antibody with antigen leads to degranulation of mast cells and basophils and together with mediators such as histamine that can cause harmful types of inflammatory reactions released from the granules. Suitable for the synthesis of biologically active substances.
It is not known with certainty what activates mast cells and basophils and degranulates and releases mediators from the granules. However, degranulation or activation results in the release of prostaglandins and leukotrienes that are thought to be responsible for clinical signs of allergic reactions. Some of the mediators act on other cells such as eosinophils, neutrophils, monocytes, and lymphocytes to produce other materials that attack or are toxic to the tissue, further May lead to clinical signs. Whatever the mechanism, the end result of a Type I hypersensitivity attack is very serious and can even be fatal.
Any method of attenuating an allergic response by preventing or inhibiting the adverse effects of type I hypersensitivity in an animal body and methods of treating or reducing such adverse effects will clearly be useful.
BRIEF SUMMARY OF THE INVENTION One of the objects of the present invention is to disclose a method for preventing or inhibiting type I or IgE mediated hypersensitivity effects in an animal body.
It is also an object of the present invention to disclose a method for treating or reducing the adverse effects caused by type I or IgE-mediated hypersensitivity in animals, including humans.
It is also an object of the present invention to disclose a method for preserving leukocytes using complex linoleic acid (CLA).
We administer safe and effective amounts of complex linoleic acid (CLA) 9,11-octadecanedioic acid and 10,12-octadecanedioic acid (CLA) or substances that are converted to CLA in the animal body. It has been found that the adverse effects of type I or IgE-mediated hypersensitivity can be suppressed or prevented in the animal body.
We have also found that these adverse effects can be beneficially treated or reduced by methods that include administering CLA to animals experiencing type I or IgE-mediated hypersensitivity adverse effects.
Finally, we have also found a way to preserve leukocytes using CLA.
It will be apparent to those skilled in the art that the above objects and other advantages can be achieved by carrying out the invention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a graph of CLA challenge response curve versus control.
FIG. 2 shows a graph of prostaglandin E2 release from guinea pig trachea treated with CLA and control.
Description of preferred embodiments In a preferred method of the invention for inhibiting or preventing adverse effects of type I or IgE mediated hypersensitivity in an animal, a safe and effective amount of complex linoleic acid (CLA) or Substances that are converted to CLA in the animal body are administered to animals including humans to suppress or prevent the onset of these adverse effects.
In a preferred method of the invention for beneficially treating or reducing the adverse effects of type I or IgE hypersensitivity in an animal body, a safe and effective amount of complex linoleic acid (CLA) or CLA converted in the animal body. Are administered to animals, including humans, experiencing such adverse effects.
It is not known by what mechanism type I hypersensitivity causes adverse effects in animals. However, it is conceivable that viral infection causes type I hypersensitivity or animals are susceptible to them, and that CLA is somehow interfered with the viral initiation response.
Since CLA is a natural food material and is relatively toxic, the amount that can be administered in the methods of the present invention is not critical as long as it is sufficiently effective. However, due to differences in size and sensitivity of animals, including humans, safe and effective amounts can vary considerably.
In a preferred method for preserving leukocytes, a safe and effective amount of CLA and leukocytes to be preserved are mixed. The amount of CLA used is usually about 0.1 to about 1% by weight of leukocytes.
In this specification, the term CLA refers to free complex linoleic acids such as 9,11-octadecanedioic acid and 10,12-octadecanedioic acid; active isomers of CLA; their non-toxic salts; their active esters and others Active chemical derivatives thereof; and mixtures thereof.
Free complex linoleic acid (CLA) was previously isolated from fried meat, according to YLHa, NK Grimm and MW Pariza, Carcinogenesis Vol. 8, No. 12, pp. 1881-1887 (1987) It is described as an anticancer substance. Since that time it has been found in several processed cheese products (YL Ha, NK Grimm and MW Pariza, J. Agric. Food Chem., Vol. 37, No. 1, pp. 75-81 (1987).
Free amino acid CLA can be produced by isomerizing linoleic acid. A non-toxic salt of free CLA acid can be produced by reacting free CLA acid with a non-toxic base. Natural CLA can also be produced from linoleic acid by the action of W 12 -cis, W 11 -trans isomerase from harmless microorganisms such as the rumen bacterium Butyrivibrio fibrisolvents . Harmless microorganisms in the intestinal tract of rats and other monogastric animals can also convert linoleic acid to CLA (SF Chin, W. Liu, K. Albright and MWPariza, 1992, FASEB J. 6: Abstract # 2665).
CLA can also be produced by using bacteria that synthesize CLA from linoleic acid. The resulting CLA is stably and easily extracted from the fermentation broth.
Another convenient way to supply CLA is by using milk that is originally rich in CLA. Milk can be produced by adding a free linoleic acid source and harmless bacteria to the milk and incubating the mixture at 37 ° C. for about 1 hour or until linoleic acid is converted to CLA.
CLA obtained by carrying out the described production process comprises one or more of 9,11-octadecanedioic acid and / or 10,12-octadecanedioic acid and their active isomers. It may be free or chemically bonded through an ester bond. CLA is heat stable and can be used as is or dried and powdered. CLA is easily converted to a non-toxic salt such as sodium or potassium salt by reacting chemically equivalent free acid with alkali hydroxide at a pH of about 8-9.
Theoretically, eight possible geometric isomers of 9,11- and 10,12-octadecanedioic acid (c9, c11; c9, t11; t9, c11; t9, t11; c10, c12; c10, t12; t10, c12 and t10, t12) are produced from the isomerization of c9, c12-octadecanedioic acid. As a result of isomerization, only four sets of isomers (c9, c11; c9, t11; t10, c12 and c10, c12) are expected. However, of the four isomers, during the autooxidation or alkaline isomerization of c9, c12-linoleic acid due to the coplanar properties of five atoms around the conjugated double bond and the spatial collision of the resonance groups In addition, the c9, t11- and t10, c12- isomers are preferentially produced. The contributions of the remaining two sets of c, c-isomers are small.
The relatively large distribution of the t, t-isomer of 9,11-octadecanedioic acid or 10,12-octadecanedioic acid is favored thermodynamically during extended processing times or long aging times. , T11- or t10, c12-apparently due to further stabilization of the geometric isomer. Also, 9,11- or 10,12-octadecanedioic acid formed preferentially during the isomerization of linoleic acid geometric isomers (t9, t12-, c9, t12- and t9, c12-octadecanedioic acid) The t, t-isomer of can affect the final isomer ratio or final CLA content in the sample.
Linoleic acid geometric isomers also affect the distribution of minor contribution isomers (9,11- and 10,12-c, c-isomers, t9, c11- and c11, t12-octadecanedioic acid). give. The 11,13-isomer can be prepared from c9, c12-octadecanedioic acid or as a minor product from its isomeric form during processing.
The method of the present invention can take several aspects. In one embodiment, the administered CLA is simply added to the animal or human food. In another embodiment, CLA can be administered to an animal in a pharmaceutical or veterinary form containing a safe and effective amount of CLA. In a third embodiment, the animal can be given a safe amount of a substance such as free linoleic acid that can be formed in situ into CLA in the animal or human body.
CLA and its non-toxic derivatives, such as non-toxic salts, are added to animal food or formed in situ, as well as pharmaceutical or veterinary medicines such as tablets, capsules, solutions or emulsions Can be administered to animals or humans in the form of a pharmaceutical composition. The exact amount to be administered will, of course, depend on the form of CLA used, the method of administration and the nature of the animal or human condition. Generally, the amount of CLA and its non-toxic salts used as pharmaceuticals ranges from about 1 ppm to about 10,000 ppm of CLA in animal or human food. However, since CLA is relatively non-toxic and is a common component of human food (including human milk), the upper limit of the amount used is not important. As an additive, the amount added to a conventional animal diet or human food can range from 0.01 to 2.0% by weight or more of the animal or human food.
Preferred pharmaceutical and veterinary compositions of CLA contain a non-toxic sodium or potassium salt of CLA in combination with a pharmaceutical diluent. When the composition is a solution or suspension intended for external or oral administration, the diluent is one or more liquid diluents. When the product is a tablet or capsule, conventional diluents can be used. When the composition is a solution or suspension intended for parenteral administration, the preferred diluent is sterile injectable water USP.
The following examples further illustrate the invention.
Example 1
Guinea pigs have been found to be a useful model for preclinical studies of substances used in the treatment of asthma (MG Compos and MK Church, Clinical and Experimental Allergy, 1992, Volume 22, pages 665-666). Therefore, the effect of dietary CLA (complex linoleic acid) on allergic responses was measured using a guinea pig model.
Guinea pigs were given 0.25% CLA or control food for 2 weeks and immunized with ovalbumin in the second and third weeks for hyperimmunization. We examined how guinea pigs were euthanized, trachea collected and used in a perfusion model system, and when CLA was given, allergen-induced tracheal contraction. (The perfusion model system consists of connecting the excised tissue to a polygraph and measuring the contraction due to the offset of the polygraph.) The guinea pig trachea fed the CLA is more in the perfusion system than the guinea pig trachea fed the control food. Was also found to be stable (ie, there was less need for correction to return the tissue to baseline stress during equilibration). When allergens were injected into the guinea pig trachea, less than 1 hour after equilibration, less tracheal contraction was observed in the tissues of animals that received CLA. Reduced tracheal contraction corresponds to increased prostaglandin E2 release as measured by enzyme-linked immunosorbent assay. These results are shown in FIGS. Histamine release was not affected by food.
Example 2
The number of white blood cells (WBC) in animals given CLA was 3.5 × 10 6 / ml ±, compared to 2.4 × 10 6 /ml±0.3 (mean +/− SEM) in control animals. Increased to 0.6. Thus, providing CLA can be used as a method to increase the number of WBCs in mammals.
Example 3
CLA (1 wt%) was added to isolated human leukocytes stored at 39 ° C. It was found that the viability of white blood cells, which lasts normally for about 12 hours, was increased to 24 hours by adding CLA. This beneficial life of white blood cells helps to avoid the waste of white blood cells.
It will be readily apparent to those skilled in the art that many modifications and variations can be made without departing from the spirit and scope of the invention. Therefore, the present invention is limited only by the claims.

Claims (5)

タイプI又はIgE媒介過敏性及びその有害作用の予防剤又は治療剤であって、c9,c11-オクタデカン二酸、c9,t11-オクタデカン二酸、t9,c11-オクタデカン二酸、t9,t11-オクタデカン二酸、c10,c12-オクタデカン二酸、c10,t12-オクタデカン二酸、t10,c12-オクタデカン二酸及びt10,t12-オクタデカン二酸からなる群から選ばれる共役リノール酸(CLA)を含有し、前記過敏症が、喘息、枯草熱、湿疹又はウイルス感染により引き起こされるものである前記予防剤又は治療剤A preventive or therapeutic agent for type I or IgE-mediated hypersensitivity and its adverse effects , comprising : c9, c11-octadecanedioic acid, c9, t11-octadecanedioic acid, t9, c11-octadecanedioic acid, t9, t11-octadecane Containing conjugated linoleic acid (CLA) selected from the group consisting of diacid, c10, c12-octadecanedioic acid, c10, t12-octadecanedioic acid, t10, c12-octadecanedioic acid and t10, t12-octadecanedioic acid , the hypersensitivity, asthma, hay fever, der Ru said prophylactic or therapeutic agents that are caused by eczema or viral infection. 前記過敏症が喘息により引き起こるものである請求項1記載の予防剤又は治療剤The prophylactic or therapeutic agent according to claim 1 , wherein the hypersensitivity is caused by asthma . 喘息を原因とするタイプI又はIgE媒介過敏性の有害作用の予防剤又は治療剤であって、c9,c11-オクタデカン二酸、c9,t11-オクタデカン二酸、t9,c11-オクタデカン二酸、t9,t11-オクタデカン二酸、c10,c12-オクタデカン二酸、c10,t12-オクタデカン二酸、t10,c12-オクタデカン二酸及びt10,t12-オクタデカン二酸からなる群から選ばれる共役リノール酸を含有し、前記有害作用が肥満細胞及び好塩基性球の活性化により媒介されるものである前記予防剤又は治療剤 A preventive or therapeutic agent for adverse effects of type I or IgE-mediated hypersensitivity caused by asthma, comprising c9, c11-octadecanedioic acid, c9, t11-octadecanedioic acid, t9, c11-octadecanedioic acid, t9 , T11-octadecanedioic acid, c10, c12-octadecanedioic acid, c10, t12-octadecanedioic acid, t10, c12-octadecanedioic acid and conjugated linoleic acid selected from the group consisting of t10, t12-octadecanedioic acid The preventive or therapeutic agent, wherein the adverse effect is mediated by activation of mast cells and basophils . 白血球の保存方法であって、前記白血球に0.1〜約1重量%の量のc9,c11-オクタデカン二酸、c9,t11-オクタデカン二酸、t9,c11-オクタデカン二酸、t9,t11-オクタデカン二酸、c10,c12-オクタデカン二酸、c10,t12-オクタデカン二酸、t10,c12-オクタデカン二酸及びt10,t12-オクタデカン二酸からなる群から選ばれるCLAを添加することを特徴とする前記方法。A method for preserving leukocytes, wherein 0.1 to about 1% by weight of c9, c11-octadecanedioic acid, c9, t11-octadecanedioic acid, t9, c11-octadecanedioic acid, t9, t11-octadecanedi is added to the leukocytes. CLA, selected from the group consisting of acid, c10, c12-octadecanedioic acid, c10, t12-octadecanedioic acid, t10, c12-octadecanedioic acid and t10, t12-octadecanedioic acid is added. . c9,c11-オクタデカン二酸、c9,t11-オクタデカン二酸、t9,c11-オクタデカン二酸、t9,t11-オクタデカン二酸、c10,c12-オクタデカン二酸、c10,t12-オクタデカン二酸、t10,c12-オクタデカン二酸及びt10,t12-オクタデカン二酸からなる群から選ばれる共役リノール酸を含有する哺乳類体内で白血球の数を増加させるための薬剤。 c9, c11-octadecanedioic acid, c9, t11-octadecanedioic acid, t9, c11-octadecanedioic acid, t9, t11-octadecanedioic acid, c10, c12-octadecanedioic acid, c10, t12-octadecanedioic acid, t10, A drug for increasing the number of leukocytes in a mammal containing conjugated linoleic acid selected from the group consisting of c12-octadecanedioic acid and t10, t12-octadecanedioic acid .
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