JP4078807B2 - RFID antenna - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、RFID(無線周波数識別:Radio Frequency Identification)技術を利用したタグや、このタグに記憶された情報を読出す質問器に用いられるアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、バス等の行先情報が入力されたRFIDタグがバス等に取付けられ、時刻表情報が入力されたRFIDタグが乗り場の時刻表示板のベースに埋設され、バス等の乗り場への誘導情報が入力されたRFIDタグが歩行路の点字誘導タイルに埋設され、更に上記各RFIDタグが発信する情報を杖状のアンテナを介して質問器が読取るように構成された非接触認識ラベルを利用した交通情報認識装置が開示されている(特開平11−143418号)。
このように構成された非接触認識ラベルを利用した交通情報認識装置では、視覚障害者が歩行路の点字誘導タイル上を歩行すると、このタイルに埋設されたRFIDタグの発信する誘導情報がアンテナを介して質問器により得られるので、視覚障害者はバスの乗場までの道程を確実に知ることができる。またバスの乗場に到着し、杖状アンテナを時刻表示板のベースに向けると、このベースに埋設されたRFIDタグの発信する時刻表情報がアンテナを介して質問器により得られる。更にバスが乗場に到来したときに杖状アンテナをバスに向けると、このバスに取付けられたRFIDタグの発信する行先情報がアンテナを介して質問器により得られるので、このバスが乗るべきバスであるか否かを知ることができる。このように視覚障害者等は交通機関の乗場までの道順や時刻表情報などを自動的に得られるので、道や交通機関を間違えずにスムーズに目的地まで行くことができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の特開平11−143418号に示された非接触認識ラベルを利用した交通情報認識装置では、質問器に接続された杖状のアンテナの作動距離を大きくするには、フェライト等により形成されかつコイルが巻回される磁芯部材の直径及び長さのいずれか一方又は双方を大きくする必要があり、この磁芯部材を大型化すると、杖状のアンテナが重くなって携帯性を損う不具合があった。
本発明の目的は、軽量であって、しかも作動距離が長く、携帯性に優れた、RFID用アンテナを提供することにある。
本発明の別の目的は、構造が簡単であって、しかも磁芯部材内に電子部品や電池等を収容可能なスペースを確保することにより小型化できる、RFID用アンテナを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、理論的考察と実験を繰返した結果、RFIDタグの作動距離(RFID質問器のアンテナ及びRFIDタグのアンテナ間の距離であって、RFIDタグが作動可能な最大距離)がRFID質問器又はRFIDタグのアンテナの磁芯部材の長さとその両端部の外周の形状寸法が変わらなければ殆ど変化しないことを見出した。即ち、磁芯部材を一定断面積の柱状ではなく、長さと両端部の外周を同一にすれば、中央を細く形成したり、両端部近傍に一対の穴を形成したり、或いは全長にわたって通孔を形成しても、上記作動距離が殆ど変化しないことを見出して、本発明をなすに至った。
【0005】
また本発明者らは、RFID質問器のアンテナの一端が常にRFIDタグのアンテナの一端に対向するように設定されている場合、RFID質問器のアンテナ又はRFIDタグのアンテナの磁芯部材の長さとその一端の外周の形状寸法が変わらなければ、RFIDタグの作動距離は殆ど変化しないことを見出した。即ち、磁芯部材を一定断面積の柱状ではなく、長さと一端の外周を同一にすれば、他端側を細く形成したり、他端側にスリットや穴を形成しても、上記作動距離が殆ど変化しないことを見出して、本発明をなすに至った。
【0006】
請求項1に係る発明は、図4に示すように、磁芯部材34にコイル本体16を巻回することにより形成されたRFID用アンテナの改良である。
その特徴ある構成は、磁芯部材34が、磁性材料からなる粉末若しくはフレーク及びプラスチックの複合材により或いはフェライトにより柱状に形成されコイル本体16が巻回される柱状部14aと、柱状部14aの両端に設けられ柱状部14aから離れるに従って次第に太くなる一対のテーパ部14b,14bと、一対のテーパ部14b,14bのいずれか一方又は双方に形成され磁芯部材34の端面から柱状部14aに向うに従って穴径が小さくなるテーパ穴34c,34cとを有するところにある。
【0007】
この請求項1に記載されたRFID用アンテナでは、一対のテーパ部14b,14bの最も太い部分を直径とする従来の柱状の磁芯部材と比べて、本発明の磁芯部材14は中央から両端近傍まで従来の磁芯部材より細く形成されており、一対のテーパ部14b,14bのいずれか一方又は双方にテーパ穴34c,34cを形成したので軽く、しかもその磁芯部材14を用いたアンテナ11の作動距離は従来の磁芯部材を用いたアンテナの作動距離と略同一となる。また磁芯部材14の柱状部14aで磁束の通過する断面が小さくなるため、コイル本体16の巻数を増やす必要があるけれども、コイル本体16は細い柱状部14aに巻回されるため、コイル本体16の全長が短くなってその電気抵抗が小さくなり、この磁芯部材14を用いたアンテナ11とコンデンサにより構成される共振回路のQ値が大きくなって共振の幅が鋭くなる。
ここで、Q値とは、電波の角周波数をωとし、アンテナ及びコンデンサにて構成される共振回路の抵抗値をrとし、コイル本体の自己インダクタンスをLとするとき、ωL/rで定義される数値であり、Q値が高いほど渦電流等による損失が少なくなり、共振の幅が鋭くなることが知られている。
【0010】
請求項2に係る発明は、図8に示すように、磁芯部材54が、磁性材料からなる粉末若しくはフレーク及びプラスチックの複合材により或いはフェライトにより柱状に形成されコイル本体16が巻回される柱状部54aと、柱状部54aの両端にそれぞれ接着されアモルファスの積層体或いはアモルファス箔及びプラスチックフィルムの積層体により形成された一対の積層部54b,54bとを有することを特徴とする。
この請求項2に記載されたRFID用アンテナでは、磁芯部材54の中央の柱状部54aで渦電流が発生しないため、高周波損失は少なく、この磁芯部材54を用いたアンテナ51とコンデンサにより構成される共振回路のQ値は低下しない。また一対の積層部54b,54bは軽量であるため、アンテナ51全体の重量を低減できる。
【0011】
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明であって、更に図8に示すように、柱状部54aの横断面積が一対の積層部54b,54bの横断面積より小さく形成されたことを特徴とする。
この請求項3に記載されたRFID用アンテナでは、比較的比重の大きな柱状部54aを細く形成しかつ比較的大径の一対の積層部54b,54bの比重を小さくすることにより、アンテナ51全体の重量を更に低減できる。また柱状部54aで磁束の通過する断面が小さくなるため、コイル本体16の巻数を増やす必要があるけれども、コイル本体16は細い柱状部54aに巻回されるため、コイル本体16の全長が短くなってその電気抵抗が小さくなり、この磁芯部材54を用いたアンテナ51とコンデンサにより構成される共振回路のQ値が大きくなってその共振の幅が鋭くなる。
【0013】
請求項4に係る発明は、図13に示すように、磁芯部材74が、磁性材料からなる粉末若しくはフレーク及びプラスチックの複合材により或いはフェライトにより柱状に形成された柱状部74aと、柱状部74aの一端に接続されアモルファス箔の積層体或いはアモルファス箔及びプラスチックフィルムの積層体により柱状に形成された積層部74bとを有し、積層部74bが、柱状部74aの一端に接着剤を用いて直接接続されるか或いは柱状部74a及び積層部74bをベース板に接着剤を用いて接着することにより柱状部74aの一端に間接的に接続されることを特徴とする。
この請求項4に記載されたRFID用アンテナでは、磁芯部材74の積層部74bを比重の比較的小さいアモルファス箔及びプラスチックフィルムの積層体にて形成すれば、磁芯部材74をある程度軽くすることができる。また磁芯部材74には上記請求項6の磁芯部材より渦電流が発生し難くかつ高周波損失が少なくなるため、この磁芯部材74を用いたアンテナ71とコンデンサにより構成される共振回路のQ値は請求項6の磁芯部材を用いた共振回路のQ値より高くなる。
【0014】
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明であって、更に図16に示すように、積層部84bの横断面積が柱状部74aの横断面積より小さく形成されたことを特徴とする。
この請求項5に記載されたRFID用アンテナでは、積層部84bの横断面積が柱状部74aの横断面積より小さいため、積層部84bに沿って電子部品や電池等を収容するスペースを確保できる。
【0015】
請求項6に係る発明は、請求項4に係る発明であって、更に図19に示すように、積層部が、柱状部74aの一端にこの柱状部74aの長手方向に直交する方向に所定のスペース94cをあけた状態でそれぞれ接続された一対の積層部94b,94bであることを特徴とする。
この請求項6に記載されたRFID用アンテナでは、一対の積層部94b,94bの間の所定のスペース94cに電子部品や電池等を収容することができる。また積層部94b,94bの外周は上記スペース94cにアモルファス箔の積層体などが充填された積層部と同一であるため、磁芯部材94の性能は殆ど変わらない。
【0016】
請求項7に係る発明は、図22に示すように、磁芯部材104が、磁性材料からなる粉末若しくはフレーク及びプラスチックの複合材により或いはフェライトにより柱状に形成された柱状部104aと、柱状部104aの一端に接着剤を用いて直接接続されアモルファス箔の積層体或いはアモルファス箔及びプラスチックフィルムの積層体により筒状に形成された積層部104bとを有することを特徴とする。
この請求項7に記載されたRFID用アンテナでは、筒状の積層部104内に電子部品や電池等を収容することができる。
【0017】
請求項8に係る発明は、図25に示すように、磁芯部材114が、磁性材料からなる粉末若しくはフレーク及びプラスチックの複合材により或いはフェライトにより柱状に形成された柱状部104aと、柱状部104aの一端に接着剤を用いて直接接続されアモルファス箔の積層体或いはアモルファス箔及びプラスチックフィルムの積層体により半筒状に形成された積層部114bとを有することを特徴とする。
この請求項8に記載されたRFID用アンテナでは、積層部114bの横断面積が柱状部104aの横断面積より小さいため、積層部114bに沿って電子部品や電池等を収容するスペースを確保できる。
【0018】
次に第1の参考の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、この参考の形態のRFID用アンテナ11は視覚障害者の携帯するステッキ12の先端に内蔵されかつRFID質問器13に接続された質問器用アンテナである。このアンテナ11は磁芯部材14と、この磁芯部材14に巻回されたコイル本体16とを有する。RFID質問器13は質問器用アンテナ11を介してRFIDタグ17のICチップ19のメモリ19fに記憶された情報を読出すように構成される(図3)。RFIDタグ17は駅のホームの乗車位置に埋設されたり、駅の階段の最上段又は最下段に埋設されたり、バスの停留所に埋設されたり、遊園地のチケット売場や各遊戯施設の入口近傍に埋設されたり、或いは音楽堂などのチケット売場や各座席近傍に埋設される。タグ17のICチップ19のメモリ19fにはタグ17の埋設された場所に関する情報(タグ17固有の情報)が記憶され、ICチップ19にはタグ用アンテナ18が電気的に接続される。
【0019】
質問器用アンテナ11の磁芯部材14は円柱状に形成された柱状部14aと、柱状部14aの両端に設けられた一対のテーパ部14b,14bとを有する(図1及び図2)。テーパ部14bは柱状部14aから離れるに従って次第に太くなるように形成される。磁芯部材14aは金属又はフェライトの粉末又はフレークとプラスチックとの複合材により形成される。金属の粉末としては、カーボニル鉄粉末,鉄又はパーマロイ等のアトマイズ粉末,還元鉄粉末等が用いられる。また金属のフレークとしては、上記金属の粉末をボールミル、ローラ等で機械的に扁平化して得られたフレークや、鉄系又はコバルト系合金の溶湯を水冷銅に衝突させて得られたアモルファスフレークなどが用いられる。更にプラスチックとしては加工性の良い熱可塑性のプラスチックを用いたり、或いは耐熱性の良い熱硬化性のプラスチックを用いたりすることができる。なお、柱状部14aは円柱状ではなく角柱状に形成してもよい。
【0020】
またRFID質問器13は所定の質問信号を載せた電波を質問器用アンテナ11から発信しかつタグ用アンテナ18の発信したタグ17固有の情報を載せた電波を受けてメモリ21に記憶する処理部22と、このメモリ21に記憶された情報を音声信号に変換する音声変換部23と、この音声信号を音声に変換するイヤホン24とを備える(図3)。処理部22は質問器用アンテナ11に接続されバッテリ(図示せず)を内蔵する電源回路22aと、無線周波数(RF)回路22bと、変調回路22cと、復調回路22dと、CPU22eとを有する。RF回路22bには質問器用アンテナ11と共振回路を構成するコンデンサ(図示せず)が設けられる。またメモリ21はCPU22eに接続され、タグ17のICチップ19から読取った情報が記憶される。イヤホン24の入力部は音声変換部23の出力に接続され、イヤホン24の出力部は視覚障害者の耳に装着される。またRFID質問器13はイヤホン24と一体的に設けられる。なお、質問器はイヤホンと一体的ではなく、ステッキに内蔵してもよいが、イヤホンとの一体化やステッキへの内蔵が難しければ、視覚障害者が所持するように構成してもよい。
【0021】
一方、RFIDタグ17のICチップ19は電源回路19aと、無線周波数(RF)回路19bと、変調回路19cと、復調回路19dと、CPU19eと、このCPU19eに接続されタグ17の埋設された場所の情報が記憶されるメモリ19fとを有する(図3)。電源回路19aはコンデンサ(図示せず)を内蔵し、このコンデンサはタグ用アンテナ18とともに共振回路を構成する。このコンデンサにはタグ用アンテナ18が特定の周波数の電波(上記共振回路が共振する周波数)を受信したときにその相互誘導作用で生じる電力が充電される。電源回路19aはこの電力を整流し安定化してCPU19eに供給し、ICチップ19を活性化する。メモリ19fはROM(read only memory)、RAM(ramdom-access memory)及びEEPROM(electrically erasable programmable read only memory)を含み、CPU19eの制御の下で上記RFID質問器13からの電波のデータ通信による読出しコマンドに応じて記憶されたデータの読出しを行うように構成される。
【0022】
このように構成された質問器用アンテナ11の動作を説明する。
視覚障害者は質問器用アンテナ11が内蔵されたステッキ12を携帯しかつイヤホン24を耳に装着して歩行する。駅のホームに到着してステッキ12の先端をホームの乗車位置に埋設されたRFIDタグ17のタグ用アンテナ18に向けると、RFID質問器13は質問器用アンテナ11からタグ用アンテナ18に向けて2値化されたデジタル信号の質問信号を特定周波数の電波により送信する。質問器13から発せられるデジタル信号は、図示しない信号発生器から発せられ変調回路22cで変調を受け、RF回路22bでこの変調した信号を増幅して質問器用アンテナ11から送信される。この変調には例えばASK(振幅変調)、FSK(周波数変調)又はPSK(位相変調)が挙げられる。送信された質問信号の電波はタグ用アンテナ18に受信される。
【0023】
このときタグ用アンテナ18と電源回路19aのコンデンサとにより構成される共振回路の共振の振幅が大きくなるので、このコンデンサには十分な量の電力が充電される、即ち質問器用アンテナ11とタグ用アンテナ18の相互誘導作用により十分な量の電力が電源回路19aのコンデンサに充電される。電源回路19aはこの電力を整流し安定化してCPU19eに供給し、ICチップ19を活性化し、更にRF回路19bを介して復調回路19dで元のデジタル信号の質問信号を再現させる。CPU19eはこの質問信号に基づいてメモリ19fに書込まれていたその場所に関する情報を送信する。この情報の送信は2値化されたデータ信号をICチップ19の変調回路19cで変調し、RF回路19bで増幅してタグ用アンテナ18から送出することにより行われる。送信されたデータは質問器用アンテナ11が受信し、処理部22がタグ17からの情報をメモリ21に記憶するとともに、音声変換部23に出力するので、視覚障害者は音声変換部23で音声に変換された上記情報をイヤホン24を通して聞くことができ、そのホームに入線する電車が行先の駅を通る電車であるか否かを速やかに判断することができる。
【0024】
また質問器用アンテナ11の磁芯部材14は従来の磁芯部材(一対のテーパ部14b,14bの最も太い部分を直径とする柱状の磁芯部材)と比べて、細く形成されて軽いので、ステッキ12の先端に内蔵しても、視覚障害者の携帯性を損うことはない。また上記磁芯部材14を用いた質問器用アンテナ11の作動距離は従来の磁芯部材を用いた質問器用アンテナの作動距離と略同一となるので、アンテナ特性が低下することもない。更に磁芯部材14の柱状部14aで磁束の通過する断面が小さくなるため、コイル本体16の巻数を増やす必要があるけれども、コイル本体16は細い柱状部14aに巻回されるため、コイル本体16の全長が短くなってその電気抵抗が小さくなるとともに、磁芯部材14に巻回したコイル本体16の外径を小さくできる。この結果、この磁芯部材14を用いたアンテナ11とコンデンサにより構成される共振回路のQ値が大きくなって共振の幅が鋭くなるという利点がある。
【0025】
図4及び図5は本発明の第1の実施の形態を示す。図4及び図5において図1及び図2と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、磁芯部材34の一対のテーパ部14b,14bに一対のテーパ穴34c,34cがそれぞれ形成される。上記テーパ穴34c,34cは磁芯部材34の両端面から柱状部14aに向うに従って穴径がそれぞれ小さくなるように形成される。なお、上記テーパ穴は一対のテーパ部のいずれか一方に設けてもよい。上記以外は第1の参考の形態と同一に構成される。
このように構成された質問器用アンテナ31では、磁芯部材34が第1の参考の形態の磁芯部材より軽くなるので、携帯性が更に良好になるとともに、その磁芯部材34を用いたアンテナ31の作動距離は従来の柱状の磁芯部材を用いたアンテナの作動距離と略同一となる。上記以外の動作は第1の参考の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0026】
図6及び図7は第2の参考の形態を示す。図6において図1と同一符号は同一部品を示す。
この参考の形態では、磁芯部材44が磁性材料からなる粉末若しくはフレーク及びプラスチックの複合材により或いはフェライトにより、磁芯部材44の軸線に沿って延びる通孔44aを有する筒状に形成される。上記以外は第1の参考の形態と同一に構成される。
このように構成された質問器用アンテナ41では、磁芯部材44の肉厚を十分に小さくすれば、磁芯部材44が第1の参考の形態又は第1の実施の形態の磁芯部材より更に軽くなり、しかもその磁芯部材44を用いた質問器用アンテナ41の作動距離は第1の参考の形態又は第1の実施の形態の磁芯部材を用いた質問器用アンテナの作動距離と略同一となる。上記以外の動作は第1の参考の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0027】
図8〜図10は本発明の第2の実施の形態を示す。図8において図1と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、磁芯部材54が、磁性材料からなる粉末若しくはフレーク及びプラスチックの複合材により或いはフェライトにより柱状に形成された柱状部54aと、柱状部54aの両端にそれぞれ接着されアモルファスの積層体或いはアモルファス箔及びプラスチックフィルムの積層体により形成された一対の積層部54b,54bとを有する。柱状部54aは四角柱状に形成され、柱状部54aの両端には柱状部54aの両端から離れるに従って次第に太くなる一対の四角錐台54c,54cが柱状部54aと同一材料で一体的に設けられる。また積層部54bは柱状部54aより太い四角柱状に形成される、即ち柱状部54aの横断面積は一対の積層部54b,54bの横断面積より小さく形成される。一対の積層部54b,54bは一対の四角錐台54c,54cの端面に接着剤を用いて接着される。更にアモルファス箔としてはFe系(METGLAS2605S-2:アライドケミカル社製)やCo系(METGLAS2714A:アライドケミカル社製)等を用いることが好ましく、プラスチックフィルムとしてはPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、ポリエチレンフィルム、ナイロンフィルム等を用いることが好ましい。上記以外は第1の参考の形態と同一に構成される。
【0028】
このように構成された質問器用アンテナ51では、磁芯部材54の中央の柱状部54aが複合材により形成されているため、渦電流が発生せず、かつ高周波損失が少ない。この結果、上記磁芯部材54を用いたアンテナ51とコンデンサにより構成される共振回路のQ値は低下しない。また比較的比重の大きな柱状部54aが細く形成されかつ比較的大径の一対の積層部54b,54bの比重が小さいため、アンテナ51全体の重量を低減できる。上記以外の動作は第1の参考の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0029】
図11及び図12は第3の参考の形態を示す。図11において図1と同一符号は同一部品を示す。
この参考の形態では、磁芯部材64がアモルファスの積層体或いはアモルファス箔及びプラスチックフィルムの積層体により四角柱状に形成される。アモルファス箔としてはFe系(METGLAS2605S-2:アライドケミカル社製)やCo系(METGLAS2714A:アライドケミカル社製)等を用いることが好ましく、プラスチックフィルムとしてはPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、ポリエチレンフィルム、ナイロンフィルム等を用いることが好ましい。上記以外は第1の参考の形態と同一に構成される。
【0030】
このように構成された質問器用アンテナ61では、磁芯部材64を比重の比較的小さいアモルファスの積層体或いはアモルファス箔及びプラスチックフィルムの積層体にて形成したので、磁芯部材64を軽くすることができる。この場合、磁芯部材64に渦電流が発生し易く、高周波損失が多くなるため、この磁芯部材64を用いたアンテナ61とコンデンサにより構成される共振回路のQ値が低下する。しかし、Q値が低くても作動するICチップが存在するため、上記アンテナ61はこのようなICチップを用いたRFID用タグに適用できる。上記以外の動作は第1の参考の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0031】
図13〜図15は本発明の第3の実施の形態を示す。
この実施の形態では、磁芯部材74が四角柱状に形成された柱状部74aと、柱状部74aの一端に接続された四角柱状の積層部74bとを有する。柱状部74aは第2の実施の形態の柱状部と同様に、磁性材料からなる粉末若しくはフレーク及びプラスチックの複合材により或いはフェライトによりして形成される。また積層部74bは第2の実施の形態の積層部と同様に、アモルファス箔及びプラスチックフィルムの積層体により形成されるか、或いはアモルファス箔のみの積層体により形成される。柱状部74aの一端と積層部74bの一端とは接着剤を用いて直接接続される。なお、柱状部の一端と積層部の一端とが接触するように、柱状部及び積層部を図示しないベース板に接着剤を用いて接着することにより、間接的に接続してもよい。またコイル本体16は柱状部74aに巻回される。上記以外は第1の参考の形態と同一に構成される。
このように構成された質問器用アンテナ71では、磁芯部材74の積層部74bを比重の比較的小さいアモルファス箔及びプラスチックフィルムの積層体にて形成すれば、磁芯部材74をある程度軽くすることができる。また磁芯部材74には上記第3の参考の形態の磁芯部材より渦電流が発生し難くかつ高周波損失が少なくなるため、この磁芯部材74を用いたアンテナ71とコンデンサにより構成される共振回路のQ値は第3の参考の形態の磁芯部材を用いた共振回路のQ値より高くなる。上記以外の動作は第1の参考の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0032】
図16〜図18は本発明の第4の実施の形態を示す。
この実施の形態では、磁芯部材84の積層部84bの横断面積が柱状部74aの横断面積より小さく形成される。即ち、磁芯部材84の柱状部74aは第3の実施の形態の柱状部と同一に形成され、積層部84bは第3の実施の形態の積層部より厚さが薄く形成される。また磁芯部材84は柱状部74aの他端がステッキ(図示せず)の先端に位置するようにステッキに内蔵される。柱状部74aの一端と積層部84bの一端とは第3の実施の形態と同様に、接着剤を用いて直接或いは間接的に接続される。更にコイル本体16は柱状部74aに巻回される。上記以外は第1の参考の形態と同一に構成される。
このように構成された質問器用アンテナ81では、磁芯部材84をステッキに内蔵するときに磁芯部材84の向きが上述のように限定されるけれども、積層部84bの横断面積が柱状部74aの横断面積より小さいため、積層部84bに沿ってRFID質問器13や電池等を収容するスペースを確保できる。この結果、このアンテナ81を含むRFID質問器13の構造が簡単になり、しかも小型化することができるの、ステッキの不使用時にステッキをコンパクトに折畳むことができる。上記以外の動作は第1の参考の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0033】
図19〜図21は本発明の第5の実施の形態を示す。
この実施の形態では、磁芯部材94の柱状部74aの一端に、一対の積層部94b,94bが長手方向に直交する方向に所定のスペース94cをあけた状態でそれぞれ接続される。即ち、磁芯部材94の柱状部74aは第3の実施の形態の柱状部と同一に形成され、一対の積層部94b,94bは第3の実施の形態の積層部より厚さが薄く形成される。またコイル本体16は柱状部74aに巻回される。上記以外は第1の参考の形態と同一に構成される。
このように構成された質問器用アンテナ91では、磁芯部材94をステッキに内蔵するときに磁芯部材94の向きが限定されず、一対の積層部94b,94bの間のスペース94cにRFID質問器13や電池等を収容することができる。この結果、このアンテナ91を含むRFID質問器13の構造が簡単になり、しかも小型化することができるの、ステッキの不使用時にステッキをコンパクトに折畳むことができる。上記以外の動作は第1の参考の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0034】
図22〜図24は本発明の第6の実施の形態を示す。
この実施の形態では、磁芯部材104が円柱状に形成された柱状部104aと、柱状部104aの一端に接続され円筒状に形成された積層部104bとを有する。柱状部104aは磁性材料からなる粉末若しくはフレーク及びプラスチックの複合材により或いはフェライトにより形成され、積層部104bはアモルファス箔の積層体或いはアモルファス箔及びプラスチックフィルムの積層体により形成される。また柱状部104aの一端には小径の突起104cが突設される。柱状部104aの一端と積層部104bの一端とは柱状部104aの突起104cを積層部104bの通孔104dに挿入した状態で接着剤を用いて直接接続される。またコイル本体16は柱状部104aに巻回される。更に積層部104bのアモルファス箔等の積層方向は積層作業の容易性から積層部104bの円周方向に積層される。なお、積層部のアモルファス箔等の積層方向を円周方向ではなく、水平方向又は鉛直方向に積層してもよい。上記以外は第1の参考の形態と同一に構成される。
このように構成された質問器用アンテナ101では、磁芯部材104をステッキに内蔵するときに磁芯部材104の向きが限定されず、積層部104bの通孔104dにRFID質問器13や電池等を収容することができる。この結果、このアンテナ101を含むRFID質問器13の構造が簡単になり、しかも小型化することができるの、ステッキの不使用時にステッキをコンパクトに折畳むことができる。上記以外の動作は第1の参考の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0035】
図25〜図27は本発明の第7の実施の形態を示す。
この実施の形態では、磁芯部材114の柱状部104aが第6の実施の形態の柱状部と同一に形成され、積層部114bが第6の実施の形態の積層部を縦に半分に割った半円筒状に形成される。柱状部104aの一端と積層部114bの一端とは柱状部104aの突起104cを積層部114bの凹部114dに挿入した状態で接着剤を用いて直接接続される。また磁芯部材114は柱状部104aの他端がステッキの先端に位置するようにステッキに内蔵される。またコイル本体16は柱状部104aに巻回される。更に積層部114bのアモルファス箔等の積層方向は積層作業の容易性から積層部114bの円周方向に積層される。なお、積層部のアモルファス箔等の積層方向を円周方向ではなく、水平方向又は鉛直方向に積層してもよい。上記以外は第1の参考の形態と同一に構成される。
このように構成された質問器用アンテナ111では、磁芯部材114をステッキに内蔵するときに磁芯部材114の向きが上述のように限定されるけれども、積層部114bの横断面積が柱状部104aの横断面積より小さいため、積層部114bに沿ってRFID質問器13や電池等を収容するスペースを確保できる。この結果、このアンテナ111を含むRFID質問器13の構造が簡単になり、しかも小型化することができるの、ステッキの不使用時にステッキをコンパクトに折畳むことができる。上記以外の動作は第1の参考の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0036】
【実施例】
次に本発明の実施例を比較例及び参考例とともに詳しく説明する。
<参考例1>
92重量%の鉄粉と8重量%のポリエチレンとの混練物を射出成形することにより、直径×長さが10mm×60mmである円柱状の複合材製の磁芯部材を作製した。この磁芯部材は図1及び図2に示すように、直径×長さが7mm×30mmの円柱状に形成された柱状部14aと、最大外径×最小外径×長さがそれぞれ10mm×7mm×15mmである一対のテーパ部14b,14bを有する。この磁芯部材14の柱状部14a外周面に直径が0.15mmの被覆銅線を390回巻いてコイル本体16を作製し、質問器用アンテナ11を得た。このアンテナ11を参考例1とした。
<参考例2>
フェライトにより実施例1の磁芯部材と同一形状の磁芯部材を作製した。この磁芯部材の柱状部外周面に直径が0.15mmの被覆銅線を300回巻いてコイル本体を作製し、質問器用アンテナを得た。このアンテナを参考例2とした。
【0037】
<実施例1>
磁芯部材を参考例1の磁芯部材と同一材料で同一形状に作製した後に、図4及び図5に示すように、一対のテーパ部14b,14b内に磁芯部材34の両端面から柱状部14aに向うに従って穴径がそれぞれ小さくなる一対のテーパ穴34c,34cを形成した。これらのテーパ穴34c,34cの最大内径×長さはそれぞれ7mm×15mmであった。この磁芯部材34の柱状部14a外周面に直径が0.15mmの被覆銅線を400回巻いてコイル本体16を作製し、質問器用アンテナ31を得た。このアンテナ31を実施例1とした。
<参考例3>
図6及び図7に示すように、92重量%の鉄粉と8重量%のポリエチレンとの混練物を射出成形することにより、外径×内径×長さが10mm×7mm×60mmである円筒状の複合材製の磁芯部材を作製した。この磁芯部材44の中央外周面に直径が0.15mmの被覆銅線を390回巻いてコイル本体16を作製し、質問器用アンテナ41を得た。このアンテナ41を参考例3とした。
【0038】
<実施例2>
92重量%の鉄粉と8重量%のポリエチレンとの混練物を射出成形することにより、縦×横×長さが7mm×7mm×30mmである四角柱状の複合材製の柱状部54aを作製した(図8〜図10)。一方、厚さ25μmのアモルファス箔(METGLAS2705A:アライドケミカル社製)と、厚さが0.25mmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムとを交互に積層して縦×横×長さが10mm×10mm×12mmの一対の積層部54b,54bをそれぞれ形成した。なお、柱状部54aの両端には、柱状部54aの両端から離れるに従って次第に太くなる一対の四角錐台54c,54cを上記複合材により柱状部54aと一体的に形成した。一対の四角錐台54c,54cの端面に一対の積層部54b,54bを接着剤を用いて接着することにより磁芯部材54を作製した。この磁芯部材54の柱状部54a外周面に直径が0.15mmの被覆銅線を320回巻いてコイル本体16を作製し、質問器用アンテナ51を得た。このアンテナ51を実施例2とした。
<実施例3>
フェライトにより縦×横×長さが7mm×7mm×30mmの四角柱状の柱状部を作製した。また一対の積層部を実施例2の一対の積層部と同様にして作製した。なお、柱状部の両端には、柱状部の両端から離れるに従って次第に太くなる一対の四角錐台を上記フェライトにより柱状部と一体的に形成した。一対の四角錐台の端面に一対の積層部を接着剤を用いて接着することにより磁芯部材を作製した。この磁芯部材の柱状部外周面に直径が0.15mmの被覆銅線を330回巻いてコイル本体を作製し、質問器用アンテナを得た。このアンテナを実施例3とした。
【0039】
<参考例4>
図11及び図12に示すように、厚さが25μmのアモルファス箔(METGLAS2705A:アライドケミカル社製)と、厚さが0.25mmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムとを交互に積層して縦×横×長さが10mm×10mm×60mmの磁芯部材64を形成した。この磁芯部材64の中央外周面に直径が0.15mmの被覆銅線を290回巻いてコイル本体16を作製し、質問器用アンテナ61を得た。このアンテナ61を参考例4とした。
<実施例4>
図13〜図15に示すように、フェライトにより縦×横×長さが7mm×7mm×30mmの四角柱状の柱状部74aを作製した。また厚さが20μmのアモルファス箔(METGLAS2705A:アライドケミカル社製)と、厚さが0.5mmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムとを交互に積層して縦×横×長さが10mm×10mm×30mmの四角柱状の積層部74bを作製した。柱状部74aの一端と積層部74bの一端とを接着剤を用いて接続することにより磁芯部材74を得た。この磁芯部材74の柱状部74aに直径が0.15mmの被覆銅線を280回巻いてコイル本体16を作製し、質問器用アンテナ71を得た。このアンテナ71を実施例4とした。
【0040】
<実施例5>
図16〜図18に示すように、92重量%の鉄粉と8重量%のポリエチレンとの混練物を射出成形することにより、縦×横×長さが7mm×7mm×30mmである四角柱状の複合材製の柱状部74aを作製した。また厚さが20μmのアモルファス箔(METGLAS2705A:アライドケミカル社製)と、厚さが0.5mmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムとを交互に積層して縦×横×長さが10mm×10mm×30mmの四角柱状の積層部84bを作製した。柱状部74aの一端と積層部84bの一端とを接着剤を用いて接続することにより磁芯部材を得た。この磁芯部材84の柱状部74aに直径が0.15mmの被覆銅線を270回巻いてコイル本体16を作製し、質問器用アンテナ81を得た。このアンテナ81を実施例5とした。
<実施例6>
図19〜図21に示すように、92重量%の鉄粉と8重量%のポリエチレンとの混練物を射出成形することにより、縦×横×長さが7mm×7mm×30mmである四角柱状の複合材製の柱状部74aを作製した。また厚さが20μmのアモルファス箔(METGLAS2705A:アライドケミカル社製)と、厚さが0.5mmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムとを交互に積層して縦×横×長さが10mm×1.5mm×30mmの四角柱状の積層部94b,94bを2本作製した。柱状部74aの一端に2本の積層部94b,94bの一端を上下に所定の間隔をあけ接着剤を用いて接続することにより磁芯部材94を得た。この磁芯部材94の柱状部74aに直径が0.15mmの被覆銅線を350回巻いてコイル本体16を作製し、質問器用アンテナ91を得た。このアンテナ91を実施例6とした。
【0041】
<実施例7>
図22〜図24に示すように、92重量%の鉄粉と8重量%のポリエチレンとの混練物を射出成形することにより、外径×長さが7mm×30mmである円柱状の複合材製の柱状部104aを作製した。この柱状部104aの一端には外径が6mmの突起104cを突設した。また厚さが20μmのアモルファス箔(METGLAS2705A:アライドケミカル社製)と、厚さが0.1mmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムとを交互に積層して外径×内径×長さが7mm×6mm×30mmの円筒状の積層部104bを作製した。柱状部104aの突起104cを積層部104bの一端から通孔104dに挿入し接着剤を用いて接続することにより磁芯部材104を得た。この磁芯部材104の柱状部104aに直径が0.15mmの被覆銅線を300回巻いてコイル本体16を作製し、質問器用アンテナ101を得た。このアンテナ101を実施例7とした。
<実施例8>
図25〜図27に示すように、92重量%の鉄粉と8重量%のポリエチレンとの混練物を射出成形することにより、外径×長さが7mm×30mmである円柱状の複合材製の柱状部104aを作製した。この柱状部104aの一端には外径が6mmの突起104cを突設した。また厚さ20μmのアモルファス箔(METGLAS2705A:アライドケミカル社製)と、厚さが0.1mmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムとを交互に積層して外径×内径×長さが7mm×5mm×30mmの半円筒状の積層部114bを作製した。柱状部104aの突起104cを積層部114bの一端から凹部114dに挿入し接着剤を用いて接続することにより磁芯部材114を得た。この磁芯部材114の柱状部104aに直径が0.15mmの被覆銅線を320回巻いてコイル本体16を作製し、質問器用アンテナ111を得た。このアンテナ111を実施例8とした。
【0042】
<比較例1>
92重量%の鉄粉と8重量%のポリエチレンとの混練物を射出成形することにより、直径×長さが10mm×60mmである円柱状の複合材製の磁芯部材を作製した。この磁芯部材の中央外周面に直径が0.15mmの被覆銅線を340回巻いてコイル本体を作製し、質問器用アンテナを得た。このアンテナを比較例1とした。
【0043】
<比較試験1及び評価>
実施例1〜8、参考例1〜4及び比較例1の質問器用アンテナのアンテナコイルの両端を質問器にそれぞれ接続し、これらのアンテナをRFID用タグ(タグ用アンテナとICチップ(HT1 MOA2 S30:Philips Semiconductors社製)からなる。)のタグ用アンテナに次第に近付けていき、タグが作動したときの質問器用アンテナとタグ用アンテナとの距離をそれぞれ測定した。ここでRFID用タグはタグ用アンテナと、このアンテナに接続されたICチップ(HT1 MOA2 S30:Philips Semiconductors社製)とを備える。またタグ用アンテナは比較例1の磁芯部材と同一材料で同一形状に形成された磁芯部材と、この磁芯部材の中央外周面に直径が0.15mmの被覆銅線を340回巻いて形成されたコイル本体とを有する。
また各質問器用アンテナの自己インダクタンスと、質問器用アンテナと質問器内のコンデンサとにより構成される共振回路のQ値をQメータを用いてそれぞれ測定した。なお、Q値の測定は電波の周波数を0.1MHz〜20MHzの範囲で変化させて行った。これらの測定値を磁芯部材の材質及び重量とコイル本体の巻数とともに表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
表1から明らかなように、比較例1では重量が23.56gと比較的重い円柱状の磁芯部材を用いることにより、作動距離が60cmと比較的長く、かつQ値が85と比較的大きい質問器用アンテナを得ることができた。これに対して実施例1〜8及び参考例1〜3では、重量が12.02〜15.30gと比較例1の約半分の磁芯部材を用いても、作動距離及びQ値が比較例1と略同等、即ち作動距離が55〜61cmと比較的長く、Q値が69〜93と比較的大きい質問器用アンテナを得ることができた。また参考例4ではQ値が25と小さいけれども、重量が比較例1の約40%と極めて軽い磁芯部材を得ることができた。
【0046】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、磁芯部材の柱状部を磁性材料からなる粉末若しくはフレーク及びプラスチックの複合材により或いはフェライトにより柱状に形成し、この柱状部の両端に柱状部から離れるに従って次第に太くなる一対のテーパ部を設けたので、一対のテーパ部の最も太い部分を直径とする従来の柱状の磁芯部材と比べて、磁芯部材が軽くなり、しかもこの磁芯部材を用いたアンテナの作動距離は従来の磁芯部材を用いたアンテナの作動距離と略同一となる。この結果、本発明のアンテナを用いたRFID用タグは携帯性に優れたものとなる。また柱状部で磁束の通過する断面が小さくなるため、コイル本体の巻数を増やす必要があるけれども、コイル本体は細い柱状部に巻回されるため、コイル本体の全長が短くなってその電気抵抗が小さくなり、本発明のアンテナとコンデンサにより構成される共振回路のQ値が大きくなって共振の幅が鋭くなる。
【0047】
また一対のテーパ部のいずれか一方又は双方に、磁芯部材の端面から柱状部に向うに従って穴径が小さくなるテーパ穴を形成すれば、磁芯部材を更に軽くすることができるとともに、その磁芯部材を用いたアンテナの作動距離を従来の磁芯部材を用いたアンテナの作動距離と略同一にすることができる。
またコイル本体が巻回される柱状部を磁性材料からなる粉末若しくはフレーク及びプラスチックの複合材により或いはフェライトにより柱状に形成し、アモルファスの積層体或いはアモルファス箔及びプラスチックフィルムの積層体により形成された一対の積層部を上記柱状部の両端にそれぞれ接着すれば、磁芯部材の中央の柱状部で渦電流が発生しないため、高周波損失は少なく、この磁芯部材を用いたアンテナとコンデンサにより構成される共振回路のQ値は低下しない。また一対の積層部は軽量であるため、アンテナ全体の重量を低減できる。
【0048】
また比較的比重の大きな柱状部の横断面積を比較的比重の小さな一対の積層部の横断面積より小さく形成すれば、アンテナ全体の重量を更に低減できる。また柱状部で磁束の通過する断面が小さくなるため、コイル本体の巻数を増やす必要があるけれども、コイル本体は細い柱状部に巻回されるため、コイル本体の全長が短くなってその電気抵抗が小さくなり、この磁芯部材を用いたアンテナとコンデンサにより構成される共振回路のQ値が大きくなって共振の幅が鋭くなる。
【0049】
また磁芯部材の柱状部をフェライト等により柱状に形成し、アモルファス箔の積層体等により柱状に形成された積層部を柱状部の一端に接続すれば、この磁芯部材には上記磁芯部材より渦電流が発生し難くかつ高周波損失が少なくなるため、この磁芯部材を用いたアンテナとコンデンサにより構成される共振回路のQ値は上記磁芯部材を用いた共振回路のQ値より高くなる。
また積層部の横断面積を柱状部の横断面積より小さく形成すれば、積層部の横断面積が柱状部の横断面積より小さいため、積層部に沿って電子部品や電池等を収容するスペースを確保できる。この結果、アンテナを含むRFID質問器等の構造が簡単になり、しかも上記磁芯部材を用いたアンテナを小型化することができる。
また積層部にその長手方向に延びるスリットを形成すれば、積層部のスリットに電子部品や電池等を収容することができる。この結果、上記と同様の効果が得られる。
【0050】
また磁芯部材の柱状部をフェライト等により柱状に形成し、アモルファス箔の積層体等により筒状に形成された積層部を柱状部の一端に接続すれば、積層部の通孔に電子部品や電池等を収容することができる。この結果、上記と同様の効果が得られる。
更に磁芯部材の柱状部をフェライト等により柱状に形成し、アモルファス箔の積層体等により半筒状に形成された積層部を柱状部の一端に接続すれば、積層部の横断面積が柱状部の横断面積より小さいため、積層部に沿って電子部品や電池等を収容するスペースを確保できる。この結果、上記と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1参考形態のRFID質問器の質問器用アンテナを示す要部破断側面図。
【図2】 図1のA矢視図。
【図3】 質問器用アンテナをタグ用アンテナに対向させた状態を示すRFID質問器及びRFIDタグの構成図。
【図4】 本発明の第1実施形態を示す図1に対応する要部破断側面図。
【図5】 図4のB矢視図。
【図6】 第2参考形態を示す図1に対応する要部破断側面図。
【図7】 図6のC−C線断面図。
【図8】 本発明の第2実施形態を示す図1に対応する要部破断側面図。
【図9】 図8のD矢視図。
【図10】 そのアンテナの斜視図。
【図11】 第3参考形態を示す図1に対応する要部破断側面図。
【図12】 図11のE−E線断面図。
【図13】 本発明の第3実施形態を示す磁芯部材の縦断面図。
【図14】 図13のF−F線断面図。
【図15】 図13のG−G線断面図。
【図16】 本発明の第4実施形態を示す磁芯部材の縦断面図。
【図17】 図16のH−H線断面図。
【図18】 図16のI−I線断面図。
【図19】 本発明の第5実施形態を示す磁芯部材の縦断面図。
【図20】 図19のJ−J線断面図。
【図21】 図19のK−K線断面図。
【図22】 本発明の第6実施形態を示す磁芯部材の縦断面図。
【図23】 図22のL−L線断面図。
【図24】 図22のM−M線断面図。
【図25】 本発明の第7実施形態を示す磁芯部材の縦断面図。
【図26】 図25のN−N線断面図。
【図27】 図25のP−P線断面図。
【符号の説明】
11,31,41,51,61,71,81,91,101,111 質問器用アンテナ(RFID用アンテナ)
14,34,44,54,64,74,84,94,104,114 磁芯部材
14a,54a,74a,104a 柱状部
14b テーパ部
16 コイル本体
34c テーパ穴
44a 通孔
54b,74b,84b,94b,104b,114b 積層部
94c スリット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an antenna used for a tag using RFID (Radio Frequency Identification) technology and an interrogator for reading information stored in the tag.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, RFID tags to which destination information such as buses is input are attached to buses, etc., RFID tags to which timetable information is input are embedded in the base of a time display board of a landing, and guidance information to a landing such as a bus is provided. Traffic using a non-contact recognition label in which the input RFID tag is embedded in the Braille guidance tile of the walking path, and the interrogator reads the information transmitted by each RFID tag via a cane-shaped antenna An information recognition device is disclosed (Japanese Patent Laid-Open No. 11-143418).
In the traffic information recognition device using the non-contact recognition label configured as described above, when a visually handicapped person walks on a Braille guidance tile on a walking path, guidance information transmitted from an RFID tag embedded in the tile is used as an antenna. Therefore, visually impaired persons can know the route to the bus stop without fail. When the staff arrives at the bus landing and directs the cane antenna toward the base of the time display board, the timetable information transmitted from the RFID tag embedded in the base is obtained by the interrogator via the antenna. Furthermore, when the cane antenna is pointed at the bus when it arrives at the landing, the destination information transmitted by the RFID tag attached to the bus can be obtained by the interrogator via the antenna. You can know if there is. In this way, visually impaired people can automatically get directions to transportation platforms, timetable information, etc., so they can go to their destinations smoothly without making a mistake on the roads and transportation. .
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the traffic information recognition apparatus using the non-contact recognition label disclosed in the conventional Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-143418, ferrite or the like is used to increase the working distance of the cane-shaped antenna connected to the interrogator. It is necessary to increase either or both of the diameter and length of the magnetic core member that is formed and the coil is wound, and when this magnetic core member is enlarged, the cane-like antenna becomes heavy and portability is increased. There was a bug that damaged.
An object of the present invention is to provide an RFID antenna that is lightweight, has a long working distance, and is excellent in portability.
Another object of the present invention is to provide an RFID antenna that has a simple structure and can be miniaturized by securing a space that can accommodate an electronic component, a battery, or the like in a magnetic core member.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
As a result of repeating theoretical considerations and experiments, the present inventors have found that the RFID tag working distance (the distance between the RFID interrogator antenna and the RFID tag antenna, and the maximum distance at which the RFID tag can operate) is RFID. It has been found that the length of the magnetic core member of the interrogator or RFID tag antenna and the shape of the outer periphery of both ends thereof hardly change unless the shape and size of the outer periphery thereof are changed. That is, if the magnetic core member is not a column with a constant cross-sectional area, the length and the outer circumference of both ends are the same, the center is formed narrow, a pair of holes are formed near both ends, or the entire length is a through hole. It was found that the working distance hardly changed even when formed, and the present invention was made.
[0005]
Further, the inventors of the present invention have determined that the length of the antenna of the RFID interrogator or the magnetic core member of the RFID tag antenna is set so that one end of the RFID interrogator antenna always faces one end of the RFID tag antenna. It has been found that the working distance of the RFID tag hardly changes unless the shape of the outer circumference of the one end changes. That is, if the magnetic core member is not a column with a constant cross-sectional area, and the length and the outer circumference of one end are the same, the above working distance can be achieved even if the other end side is formed thin or a slit or hole is formed on the other end side. Was found to hardly change, and the present invention was made.
[0006]
The invention according to claim 1FIG.As shown in34This is an improvement of the RFID antenna formed by winding the
Its characteristic configuration is a magnetic core member34Are formed of a magnetic material powder or flake and plastic composite material, or a
[0007]
In the RFID antenna according to the first aspect, the
Here, the Q value is defined as ωL / r, where ω is the angular frequency of the radio wave, r is the resistance value of the resonance circuit composed of the antenna and the capacitor, and L is the self-inductance of the coil body. It is known that the higher the Q value, the smaller the loss due to eddy currents, and the sharper the resonance.
[0010]
Claim28, the
This claim2In the RFID antenna described in 1), since no eddy current is generated in the central
[0011]
Claim3The invention according to claim2Further, as shown in FIG. 8, the cross-sectional area of the
This claim3In the RFID antenna described in the above, the weight of the
[0013]
Claim4In the invention according to FIG. 13, a
This claim4In the RFID antenna described in 1), the
[0014]
Claim5The invention according to claim4Further, as shown in FIG. 16, the cross-sectional area of the laminated
This claim5In the RFID antenna described in (1), since the cross-sectional area of the laminated
[0015]
Claim6The invention according to claim4Further, as shown in FIG.,productlayerOf the
This claim6In the RFID antenna described in 1), an electronic component, a battery, or the like can be accommodated in a
[0016]
Claim7In the invention according to FIG. 22, a
This claim7In the RFID antenna described in 1), an electronic component, a battery, or the like can be accommodated in the cylindrical
[0017]
Claim8In the invention according to FIG. 25, as shown in FIG. 25, a
This claim8In the RFID antenna described in 1), since the cross-sectional area of the
[0018]
NextSecond1'sreferenceThe embodiment will be described with reference to the drawings.
As shown in FIGS.This reference
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
On the other hand, the
[0022]
The operation of the
The visually handicapped person walks with carrying the
[0023]
At this time, since the resonance amplitude of the resonance circuit constituted by the
[0024]
Further, the
[0025]
4 and 5 show the present invention.FirstAn embodiment of the present invention will be described. 4 and 5, the same reference numerals as those in FIGS. 1 and 2 denote the same components.
In this embodiment, a pair of tapered
In the
[0026]
6 and 7 areSecond referenceThe form of is shown. 6, the same reference numerals as those in FIG. 1 denote the same components.
thisreferenceIn this embodiment, the
In the
[0027]
8 to 10 show the present invention.SecondAn embodiment of the present invention will be described. 8, the same reference numerals as those in FIG. 1 denote the same parts.
In this embodiment, the
[0028]
In the
[0029]
11 and 12 areThird referenceThe form of is shown. 11, the same reference numerals as those in FIG. 1 denote the same components.
thisreferenceIn this embodiment, the
[0030]
In the
[0031]
13 to 15 show the present invention.ThirdImplementationofThe form is shown.
In this embodiment, the
In the
[0032]
16 to 18 show the present invention.4thImplementationofThe form is shown.
In this embodiment, the cross-sectional area of the
In the
[0033]
19 to 21 show the present invention.5thImplementationofThe form is shown.
In this embodiment, a pair of
In the
[0034]
22 to 24 show the present invention.6thImplementationofThe form is shown.
In this embodiment, the
In the
[0035]
25 to 27 show the present invention.7thImplementationofThe form is shown.
In this embodiment, the
In the interrogator antenna 111 configured as described above, the orientation of the
[0036]
【Example】
Next, examples of the present invention will be described in detail together with comparative examples and reference examples.
<Reference example 1>
A magnetic core member made of a cylindrical composite material having a diameter × length of 10 mm × 60 mm was produced by injection molding a kneaded product of 92 wt% iron powder and 8 wt% polyethylene. As shown in FIGS. 1 and 2, the magnetic core member has a
<Reference example 2>
A magnetic core member having the same shape as the magnetic core member of Example 1 was made of ferrite. A coil body was prepared by winding a coated copper wire having a diameter of 0.15 mm on the outer peripheral surface of the columnar part of the magnetic core member 300 times to obtain an interrogator antenna. This antennaReference example 2It was.
[0037]
<Example 1>
Magnetic core memberReference example 14 and 5, the diameter of the hole is increased from both end faces of the
<Reference example 3>
As shown in FIGS. 6 and 7, a cylindrical shape having an outer diameter × inner diameter × length of 10 mm × 7 mm × 60 mm is obtained by injection molding a kneaded product of 92% by weight of iron powder and 8% by weight of polyethylene. A magnetic core member made of the composite material was prepared. A
[0038]
<Example 2>
A
<Example 3>
A square columnar portion of length × width × length 7 mm × 7 mm × 30 mm was made of ferrite. A pair of laminated partsExample 2It was produced in the same manner as the pair of laminated parts. Note that a pair of square frustums that gradually increase in thickness as the distance from both ends of the columnar portion is formed integrally with the columnar portion by using the ferrite at both ends of the columnar portion. A magnetic core member was produced by bonding a pair of laminated portions to the end faces of a pair of quadrangular pyramids using an adhesive. A coil body was prepared by winding a coated copper wire having a diameter of 0.15 mm 330 times around the outer peripheral surface of the columnar portion of the magnetic core member to obtain an interrogator antenna. This antennaExample 3It was.
[0039]
<Reference example 4>
As shown in FIGS. 11 and 12, an amorphous foil (METGLAS2705A: Allied Chemical Co.) having a thickness of 25 μm and a PET (polyethylene terephthalate) film having a thickness of 0.25 mm are alternately laminated to form a length × width. X A
<Example 4>
As shown in FIGS. 13 to 15, a rectangular columnar
[0040]
<Example 5>
As shown in FIGS. 16 to 18, a rectangular columnar shape having a length × width × length of 7 mm × 7 mm × 30 mm is obtained by injection molding a kneaded product of 92 wt% iron powder and 8 wt% polyethylene. A
<Example 6>
As shown in FIGS. 19 to 21, a rectangular columnar shape having a length × width × length of 7 mm × 7 mm × 30 mm is formed by injection molding a kneaded product of 92 wt% iron powder and 8 wt% polyethylene. A
[0041]
<Example 7>
As shown in FIG. 22 to FIG. 24, a cylindrical composite material having an outer diameter × length of 7 mm × 30 mm is obtained by injection molding a kneaded product of 92 wt% iron powder and 8 wt% polyethylene. The
<Example 8>
As shown in FIG. 25 to FIG. 27, a cylindrical composite material having an outer diameter × length of 7 mm × 30 mm is obtained by injection molding a kneaded product of 92 wt% iron powder and 8 wt% polyethylene. The
[0042]
<Comparative Example 1>
A magnetic core member made of a cylindrical composite material having a diameter × length of 10 mm × 60 mm was produced by injection molding a kneaded product of 92 wt% iron powder and 8 wt% polyethylene. A coil body was produced by winding a coated copper wire having a diameter of 0.15 mm around the center outer peripheral surface of the magnetic core member 340 times to obtain an interrogator antenna. This antenna was referred to as Comparative Example 1.
[0043]
<Comparative test 1 and evaluation>
Example 18, Reference Examples 1-4And both ends of the antenna coil of the interrogator antenna of Comparative Example 1 are respectively connected to the interrogator, and these antennas are RFID tags (consisting of a tag antenna and an IC chip (HT1 MOA2 S30: manufactured by Philips Semiconductors)). The distance between the interrogator antenna and the tag antenna when the tag was activated was gradually measured. The RFID tag includes a tag antenna and an IC chip (HT1 MOA2 S30: manufactured by Philips Semiconductors) connected to the antenna. The tag antenna is formed by winding 340 turns of a magnetic core member made of the same material and in the same shape as the magnetic core member of Comparative Example 1, and a coated copper wire having a diameter of 0.15 mm around the center outer peripheral surface of the magnetic core member. And a formed coil body.
Moreover, the Q value of the resonance circuit comprised by the self-inductance of each interrogator antenna and the interrogator antenna and the capacitor in the interrogator was measured using a Q meter. The Q value was measured by changing the frequency of radio waves in the range of 0.1 MHz to 20 MHz. These measured values are shown in Table 1 together with the material and weight of the magnetic core member and the number of turns of the coil body.
[0044]
[Table 1]
[0045]
As is apparent from Table 1, in Comparative Example 1, a relatively heavy columnar magnetic core member having a weight of 23.56 g was used, so that the working distance was relatively long at 60 cm and the Q value was relatively large at 85. An interrogator antenna was obtained. On the other hand, Examples 1 to8as well asReference Examples 1-3Then, even when using a magnetic core member having a weight of 12.02 to 15.30 g, which is about half that of Comparative Example 1, the working distance and Q value are substantially the same as Comparative Example 1, that is, the working distance is 55 to 61 cm. An interrogator antenna having a long Q value of 69 to 93 was obtained. AlsoReference example 4Then, although the Q value was as small as 25, a magnetic core member having an extremely light weight of about 40% of that of Comparative Example 1 could be obtained.
[0046]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the columnar portion of the magnetic core member is formed into a columnar shape by a composite material of powder or flakes and plastic made of a magnetic material or by ferrite, and the columnar portion is separated from the columnar portion at both ends. Accordingly, a pair of taper portions that are gradually thicker are provided, so that the magnetic core member becomes lighter than the conventional columnar magnetic core member having the diameter of the thickest portion of the pair of taper portions. The working distance of the conventional antenna is substantially the same as the working distance of the antenna using the conventional magnetic core member. As a result, the RFID tag using the antenna of the present invention is excellent in portability. In addition, since the cross section through which the magnetic flux passes is reduced in the columnar part, it is necessary to increase the number of turns of the coil body. However, since the coil body is wound around the thin columnar part, the overall length of the coil body is shortened and its electric resistance is reduced. As a result, the Q value of the resonance circuit composed of the antenna and the capacitor of the present invention increases, and the resonance width becomes sharper.
[0047]
In addition, if one or both of the pair of tapered portions is formed with a tapered hole whose hole diameter is reduced from the end face of the magnetic core member toward the columnar portion, the magnetic core member can be further lightened and The working distance of the antenna using the core member can be made substantially the same as the working distance of the antenna using the conventional magnetic core member.The
Further, a columnar portion around which the coil body is wound is formed of a magnetic material powder or flake and plastic composite material or a columnar shape with ferrite, and a pair of amorphous laminate or amorphous foil and plastic film laminate. If the laminated parts are bonded to both ends of the columnar part, eddy currents are not generated in the central columnar part of the magnetic core member, so there is little high-frequency loss, and the antenna and capacitor using this magnetic core member are used. The Q value of the resonance circuit does not decrease. In addition, since the pair of stacked portions is lightweight, the weight of the entire antenna can be reduced.
[0048]
Further, if the cross-sectional area of the columnar part having a relatively large specific gravity is made smaller than the cross-sectional area of the pair of laminated parts having a relatively small specific gravity, the weight of the entire antenna can be further reduced. In addition, since the cross section through which the magnetic flux passes is reduced in the columnar part, it is necessary to increase the number of turns of the coil body. However, since the coil body is wound around the thin columnar part, the overall length of the coil body is shortened and its electric resistance is reduced. The Q value of a resonance circuit composed of an antenna and a capacitor using this magnetic core member becomes large and the resonance width becomes sharp.The
[0049]
Further, if the columnar portion of the magnetic core member is formed in a columnar shape with ferrite or the like, and the laminated portion formed in a columnar shape by a laminated body of amorphous foil or the like is connected to one end of the columnar portion, the magnetic core member includes the magnetic core member. Since the eddy current is less likely to occur and the high-frequency loss is reduced, the Q value of the resonance circuit including the antenna and the capacitor using the magnetic core member is higher than the Q value of the resonance circuit using the magnetic core member. .
In addition, if the cross-sectional area of the stacked portion is formed smaller than the cross-sectional area of the columnar portion, the cross-sectional area of the stacked portion is smaller than the cross-sectional area of the columnar portion, so that it is possible to secure a space for accommodating electronic components and batteries along the stacked portion. . As a result, the structure of the RFID interrogator including the antenna is simplified, and the antenna using the magnetic core member can be downsized.
Further, if a slit extending in the longitudinal direction is formed in the laminated portion, an electronic component, a battery, or the like can be accommodated in the slit of the laminated portion. As a result, the same effect as described above can be obtained.
[0050]
Also, if the columnar part of the magnetic core member is formed in a columnar shape with ferrite or the like, and the laminated part formed in a cylindrical shape by a laminated body of amorphous foil or the like is connected to one end of the columnar part, an electronic component or A battery or the like can be accommodated. As a result, the same effect as described above can be obtained.
Furthermore, if the columnar part of the magnetic core member is formed into a columnar shape by ferrite or the like, and the laminated part formed in a semi-cylindrical shape by a laminated body of amorphous foil or the like is connected to one end of the columnar part, the cross-sectional area of the laminated part is Therefore, it is possible to secure a space for accommodating electronic components, batteries, and the like along the laminated portion. As a result, the same effect as described above can be obtained.
[Brief description of the drawings]
[Figure 1]First reference formThe principal part fracture side view which shows the antenna for interrogators of RFID interrogator of.
FIG. 2 is a view taken in the direction of arrow A in FIG.
FIG. 3 is a configuration diagram of an RFID interrogator and an RFID tag showing a state in which the interrogator antenna is opposed to the tag antenna.
FIG. 4 of the present inventionFirstThe principal part fracture side view corresponding to Drawing 1 showing an embodiment.
FIG. 5 is a view taken in the direction of arrow B in FIG.
[Fig. 6]Second reference formThe principal part fracture | rupture side view corresponding to FIG.
7 is a cross-sectional view taken along line CC in FIG.
[Fig. 8] of the present inventionSecondThe principal part fracture side view corresponding to Drawing 1 showing an embodiment.
FIG. 9 is a view taken in the direction of arrow D in FIG.
FIG. 10 is a perspective view of the antenna.
FIG. 11Third reference formThe principal part fracture | rupture side view corresponding to FIG.
12 is a cross-sectional view taken along line EE in FIG.
FIG. 13 shows the present invention.ThirdThe longitudinal cross-sectional view of the magnetic core member which shows embodiment.
14 is a cross-sectional view taken along line FF in FIG.
15 is a cross-sectional view taken along line GG in FIG.
FIG. 16 shows the present invention.4thThe longitudinal cross-sectional view of the magnetic core member which shows embodiment.
17 is a cross-sectional view taken along line HH in FIG.
18 is a cross-sectional view taken along the line II of FIG.
FIG. 19 shows the present invention.5thThe longitudinal cross-sectional view of the magnetic core member which shows embodiment.
20 is a sectional view taken along line JJ of FIG.
FIG. 21 is a sectional view taken along line KK in FIG.
FIG. 22 shows the present invention.6thThe longitudinal cross-sectional view of the magnetic core member which shows embodiment.
23 is a cross-sectional view taken along line LL in FIG.
24 is a cross-sectional view taken along line MM in FIG.
FIG. 25 shows the present invention.7thThe longitudinal cross-sectional view of the magnetic core member which shows embodiment.
26 is a sectional view taken along line NN in FIG. 25. FIG.
27 is a sectional view taken along the line PP in FIG. 25. FIG.
[Explanation of symbols]
11, 31, 41, 51, 61, 71, 81, 91, 101, 111 Interrogator antenna (RFID antenna)
14, 34, 44, 54, 64, 74, 84, 94, 104, 114 Magnetic core member
14a, 54a, 74a, 104a Columnar part
14b Taper part
16 Coil body
34c taper hole
44a through hole
54b, 74b, 84b, 94b, 104b, 114b
94c slit
Claims (8)
前記磁芯部材(34)が、磁性材料からなる粉末若しくはフレーク及びプラスチックの複合材により或いはフェライトにより柱状に形成され前記コイル本体(16)が巻回される柱状部(14a)と、前記柱状部(14a)の両端に設けられ前記柱状部(14a)から離れるに従って次第に太くなる一対のテーパ部(14b,14b)と、前記一対のテーパ部 (14b,14b) のいずれか一方又は双方に形成され磁芯部材 (14) の端面から柱状部 (14a) に向うに従って穴径が小さくなるテーパ穴 (34c,34c) とを有することを特徴とするRFID用アンテナ。In the RFID antenna formed by winding the coil body (16) around the magnetic core member ( 34 ),
The magnetic core member ( 34 ) is formed of a magnetic material powder or flake and plastic composite material, or is formed in a columnar shape from ferrite, and the columnar portion (14 a) around which the coil body (16) is wound, and the columnar portion (14a) provided at both ends of the pair of tapered portions (14b, 14b) that gradually increase in thickness as the distance from the columnar portion (14a) increases, and is formed on one or both of the pair of tapered portions (14b, 14b). magnetic core member (14) of the hole diameter becomes smaller as toward the columnar portion (14a) from the end face tapered hole (34c, 34c) and the RFID antenna characterized by having a.
前記磁芯部材(54)が、磁性材料からなる粉末若しくはフレーク及びプラスチックの複合材により或いはフェライトにより柱状に形成され前記コイル本体(16)が巻回される柱状部(54a)と、前記柱状部(54a)の両端にそれぞれ接着されアモルファスの積層体或いはアモルファス箔及びプラスチックフィルムの積層体により形成された一対の積層部(54b,54b)とを有することを特徴とするRFID用アンテナ。In the RFID antenna formed by winding the coil body (16) around the magnetic core member (54),
The magnetic core member (54) is formed of a magnetic material powder or flake and plastic composite material or in a columnar shape with ferrite, and the columnar portion (54a) around which the coil body (16) is wound, and the columnar portion An RFID antenna comprising a pair of laminated portions (54b, 54b) formed of an amorphous laminated body or a laminated body of an amorphous foil and a plastic film, which are respectively bonded to both ends of (54a).
前記磁芯部材(74)が、磁性材料からなる粉末若しくはフレーク及びプラスチックの複合材により或いはフェライトにより柱状に形成された柱状部(74a)と、前記柱状部(74a)の一端に接続されアモルファス箔の積層体或いはアモルファス箔及びプラスチックフィルムの積層体により柱状に形成された積層部(74b)とを有し、
前記積層部 (74b) が、前記柱状部 (74a) の一端に接着剤を用いて直接接続されるか或いは前記柱状部 (74a) 及び前記積層部 (74b) をベース板に接着剤を用いて接着することにより前記柱状部 (74a) の一端に間接的に接続されることを特徴とするRFID用アンテナ。In the RFID antenna formed by winding the coil body (16) around the magnetic core member (74),
The magnetic core member (74) is connected to one end of the columnar portion (74a), and a columnar portion (74a) formed in a columnar shape by a composite material of powder or flakes and plastic made of a magnetic material or by ferrite. laminated portion formed in a columnar shape by laminate or amorphous foil and laminates of plastic films and (74b) possess,
The stacked portion (74b) is directly connected to one end of the columnar portion (74a) using an adhesive, or the columnar portion (74a) and the stacked portion (74b) are bonded to a base plate using an adhesive. RFID antenna, wherein Rukoto indirectly connected to one end of the columnar portion (74a) by bonding.
前記磁芯部材(104)が、磁性材料からなる粉末若しくはフレーク及びプラスチックの複合材により或いはフェライトにより柱状に形成された柱状部(104a)と、前記柱状部(104a)の一端に接着剤を用いて直接接続されアモルファス箔の積層体或いはアモルファス箔及びプラスチックフィルムの積層体により筒状に形成された積層部(104b)とを有することを特徴とするRFID用アンテナ。In the RFID antenna formed by winding the coil body (16) around the magnetic core member (104),
The magnetic core member (104) is made of a magnetic material powder or flake and plastic composite material or a columnar part (104a) formed in a columnar shape from ferrite, and an adhesive is used at one end of the columnar part (104a). And a laminated portion (104b) formed in a cylindrical shape by a laminated body of amorphous foil or a laminated body of amorphous foil and plastic film.
前記磁芯部材(114)が、磁性材料からなる粉末若しくはフレーク及びプラスチックの複合材により或いはフェライトにより柱状に形成された柱状部(104a)と、前記柱状部(104a)の一端に接着剤を用いて直接接続されアモルファス箔の積層体或いはアモルファス箔及びプラスチックフィルムの積層体により半筒状に形成された積層部(114b)とを有することを特徴とするRFID用アンテナ。In the RFID antenna formed by winding the coil body (16) around the magnetic core member (114),
The magnetic core member (114) is made of a composite material of powder or flakes made of a magnetic material and a plastic or a columnar portion (104a) formed in a columnar shape from ferrite, and an adhesive is used at one end of the columnar portion (104a). And a laminated portion (114b) formed in a semi-cylindrical shape by a laminated body of amorphous foil or a laminated body of amorphous foil and plastic film.
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