JP4078556B2 - 携帯機器 - Google Patents

携帯機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4078556B2
JP4078556B2 JP2004078222A JP2004078222A JP4078556B2 JP 4078556 B2 JP4078556 B2 JP 4078556B2 JP 2004078222 A JP2004078222 A JP 2004078222A JP 2004078222 A JP2004078222 A JP 2004078222A JP 4078556 B2 JP4078556 B2 JP 4078556B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conversion element
battery
temperature sensor
temperature
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004078222A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005269777A (ja
Inventor
繁 由川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2004078222A priority Critical patent/JP4078556B2/ja
Publication of JP2005269777A publication Critical patent/JP2005269777A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4078556B2 publication Critical patent/JP4078556B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

本発明は、携帯電話機およびビデオカメラ等の携帯機器に関する。
近年、電子部品の小型化により携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)およびビデオカメラ等の携帯機器もより小型化され、これらの携帯機器はより持ち運びしやすくなった。また、携帯機器は小型化だけでなく多機能化もなされるようになった。携帯電話機にはプログラムにしたがって処理を実行するCPU(Central Processing Unit)とプログラムを格納するためのメモリとを備えたものが多く、このような携帯電話機は種々のアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションと称する)を実行可能になった。
携帯電話機に実行させるアプリケーションが増大することで、消費電力の大きさが問題になるが、消費電力を抑制するためのプログラムを実行させることでソフトウェア制御により電池の消耗を抑えるバッテリセービングが働く。そのため、操作者に不便を感じさせないレベルまで、携帯電話機の着信待受時間および通話時間が確保されている。
なお、LSI素子のような電子素子を備えた電子機器において、電子素子から発生した熱を有効に利用するための装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−308395号公報
一般的に携帯電話機で消費電力が最も大きくなるのは情報を送信するときである。そして、上述のバッテリーセービングを行ったとしても、送信する情報の信号を増幅するための送信部パワーアンプ(以下、PAと表記する)から電力が熱として浪費されるエネルギーは少なくない。特に、アンプの出力が高いほど電力が熱として浪費されるエネルギーの絶対量も増大する。そのため、電池の消耗も大きくなり、外部から行う電池の充電の頻度が高くなってしまう。
また、PAから生じる熱により携帯電話機全体が温められ、携帯電話機内部に搭載された各種電子部品の特性が劣化するという問題も発生する。PAは、生じた熱により温度が上昇してしまうと、送信出力が低下してしまうことになる。
一方、上述の文献には電子機器における熱の有効利用について記載されているが、屋外で使用されることの多い携帯機器について充分に考慮されているものではなかった。
本発明は上述したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、外部から電池を一旦充電した後の使用可能な時間を長くし、装置内部の温度上昇を軽減した携帯機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の携帯機器は、
電気を蓄積するための電池と、
対向する2枚の導体板のうち一方の導体板が電子部品側に面し、かつ他方の導体板が外部側に面し、該2枚の導体板間に温度差が生じると該2枚の導体板間に起電力を発生する熱変換素子と、
前記電子部品側の導体板の温度を測定するための内部温度センサと、
前記外部側の導体板の温度を測定するための外部温度センサと、
前記熱変換素子と前記電池の正極および負極をそれぞれ接続するための切換スイッチと、
前記内部温度センサおよび前記外部温度センサの温度を一定の周期で比較し、該内部温度センサと該外部温度センサによる温度に差があると、該温度の差に応じて前記熱変換素子と前記電池を正極および負極の極種が一致するように前記切換スイッチに接続させる制御回路と、
を有する構成である。
本発明では、携帯機器の使用により電子部品の温度が外部よりも高くなる場合だけでなく、携帯機器の外部の気温が電子部品よりも高くなる場合でも、熱変換素子に起電力が発生し、起電力に応じて電気が電池に供給される。
この場合、前記熱変換素子の前記外部側の導体板が、外気に曝された筐体に接して配置されたこととしてもよい。本発明では、熱変換素子の外部側導体板が筐体に接しているため、外部側導体板の温度が外気と同等になる。携帯機器が使用されていないときであっても、外気の温度が電子部品よりも高くなると、熱変換素子に起電力が発生し、起電力に応じて電気が電池に供給される。
また、上記本発明の携帯機器において、本体を握るためのグリップ部の熱を前記熱変換素子の前記外部側の導体板に伝えるための熱伝導部を有することとしてもよい。本発明では、熱変換素子の外部側導体板が熱伝導部を介してグリップ部と接続されるため、外部側導体板の温度がグリップ部と同等になる。外気の温度が電子部品より低い場合、操作者がグリップ部を握って携帯機器を保持すると、操作者の手による熱がグリップ部および熱伝導部を介して外部側導体板に伝わる。そのため、外部側導体板の温度が電子部品よりも高くなり、熱変換素子に起電力が発生し、起電力に応じて電気が電池に供給される。また、人の手および外気の少なくともいずれかの熱が熱伝導部を介して熱変換素子に伝わるため、グリップ部と熱変換素子の配置の自由度が増す。
また、上記本発明の携帯機器において、前記熱変換素子と前記電池との間に昇圧回路を有することとしてもよい。本発明では、熱変換素子が発生する起電力が小さくても、昇圧回路により電池に充電可能となる。
また、上記本発明の携帯機器において、前記制御回路は、
前記内部温度センサおよび前記外部温度センサの2つの温度の差が所定の値以上の場合、前記切換スイッチに前記熱変換素子と前記電池を接続させ、該2つの温度の差が該所定の値よりも小さい場合、該切換スイッチに該熱変換素子と該電池の接続を切り離させることとしてもよい。本発明では、携帯機器の外部と内部との温度差が小さくて、外部と内部との間で温度の高い方が短時間に何度も変動するようなことがあっても、切換スイッチが頻繁に配線の接続を切り換えてしまうことを防ぎ、切換スイッチの動作による消費電流が抑制される。
さらに、本発明の携帯機器は、
電気を蓄積するための電池と、
対向する2枚の導体板のうち一方の導体板が電子部品側に面し、かつ他方の導体板が外部側に面し、該2枚の導体板間に温度差が生じると該2枚の導体板間に起電力を発生する熱変換素子と、
前記熱変換素子と前記電池の正極および負極をそれぞれ接続するための切換スイッチと、
前記2枚の導体板の電位を一定の周期で比較し、該2枚の導体板間に電位差があると、該電位差に応じて前記熱変換素子と前記電池を正極および負極の極種が一致するように前記切換スイッチに接続させる制御回路と、
を有する構成である。
本発明では、携帯機器の使用により電子部品の温度が外部よりも高くなる場合だけでなく、携帯機器の外部の気温が電子部品よりも高くなる場合でも、熱変換素子に起電力が発生し、起電力に応じて電気が電池に供給される。また、熱変換素子の起電力を直接モニタしているため、起電力による電気をより確実に電池に供給可能となる。
本発明の携帯機器は、電子部品から発生する熱だけでなく、人の手や外気の熱を電気に変換して電池が充電される。携帯機器が携帯電話機である場合、消費電流が最も多いのは送信時であるが、送信器に面して熱変換素子を設けることで、送信器からの熱が電気に変換されて電池が充電される。そのため、外部から電池を充電しなくても、従来よりも使用可能な時間が長くなり、携帯機器の低消費電力化が図れる。携帯機器が携帯電話機であれば、外部から電池を一旦充電した後の着信待ち時間および通話時間が従来よりも長くなる。
また、携帯機器内部の電子部品の温度が上昇すること抑制でき、携帯機器から発生する熱が操作者の手に感じさせる不快感を低減できるとともに、携帯機器の装置特性を改善できる。携帯機器が携帯電話機であれば、内部の温度上昇による送信パワー低下を防ぐことができる。
本発明の携帯機器は、熱を電気に変換するペルチェ素子を設け、ペルチェ素子の両面の温度または電位をモニタし、ペルチェ素子の起電力に対応して電池を充電するようにペルチェ素子と電池との接続を切り換えるものである。
以下では、本発明の携帯機器として携帯電話機の場合について説明する。
本発明の携帯電話機の構成について説明する。
図1は本実施例の携帯電話機の一構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、携帯電話機は、アンテナ11と、送信電波および受信電波を分離する送受共用器12と、受信電波から音声情報を分離する受信器13と、送信する音声情報を電波に乗せる送信器19と、受信した音声情報を復号化する受信ベースバンド回路14と、送信する音声情報を符号化する送信ベースバンド回路20と、熱を電気に変換するペルチェ素子22と、各部を制御する制御回路15と、各部に電源を供給するための電源/充電回路23と、ペルチェ素子22および電源/充電回路23を接続するための切換スイッチ25とを有する構成である。電源/充電回路23は、電源となる二次電池と、ペルチェ素子22による起電力を昇圧するための昇圧回路を含む充電回路とを有する。充電回路は、ペルチェ素子22が発生する電気を二次電池に供給する。
また、通話の相手先の音声を出力するための受話器16が受信ベースバンド回路14に接続され、操作者の音声を入力するための送話器21が送信ベースバンド回路20に接続されている。制御回路15には、操作者が電話番号を入力するためのダイヤル操作部17と、操作者が入力した電話番号を確認するための表示部18とが接続されている。
ここで、ペルチェ素子22について簡単に説明する。
ペルチェ素子22はゼーベック効果を利用して熱を電気に変換する熱変換素子である。ペルチェ素子22は異種の導体板が2枚張り合わされた構成である。2枚の導体板のうち一方の導体板の温度が他方の導体板よりも温度が高くなると、導体板間に起電力が生じる。そのため、起電力の生じた熱変換素子の2枚の導体板のそれぞれに配線をつなげば電気を取り出すことが可能となる。なお、ペルチェ素子22は、異種の導体板を2枚張り合わせたものに限らず、2枚の導体板間に半導体を挟んだものであってもよい。なお、本実施例では導体板を金属板とする。
ペルチェ素子22は送信器19のPAの直近に配置され、2枚の金属板のうち一方がPA側に面し、他方が携帯電話機の外部側に面している。ここでは、外気に曝されている、外気の温度により近い筐体の直近に外部側の金属板を配置しているため、以下では、外部側の金属板を筐体側金属板と称する。なお、この筐体側金属板を筐体に接するように配置すれば、筐体側金属板の温度がさらに外気に近くなる。
また、本実施例のペルチェ素子22は、PA側金属板の温度が筐体側金属板よりも高くなるとPA側金属板を正極とする起電力を生じるものとし、反対にPA側金属板の温度が筐体側金属板よりも低くなると筐体側金属板を正極とする起電力を生じるものとする。
ペルチェ素子22の2枚の金属板のうち筐体側金属板にその金属板の温度を検出するための外部温度センサ26を備え、PA側金属板にその金属板の温度を検出するための内部温度センサ27を備えている。外部温度センサ26および内部温度センサ27は制御回路15と信号配線を介して通信可能に接続されている。
制御回路15は、プログラムにしたがって所定の処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、プログラムを格納するためのメモリとを備えている。
制御回路15は、外部温度センサ26による温度と内部温度センサ27による温度とを一定周期で比較する。そして、PA側金属板の温度が筐体側金属板よりも高いと、ペルチェ素子22がPA側金属板を正極とする起電力を生じるため、切換スイッチ25にペルチェ素子22のPA側金属板と二次電池の正極を接続させ、筐体側金属板を二次電池の負極側に接続させる。また、PA側金属板の温度が筐体側金属板よりも低いと、ペルチェ素子22が筐体側金属板を正極とする起電力を生じるため、切換スイッチ25にペルチェ素子22の筐体側金属板と二次電池の正極を接続させ、PA側金属板を二次電池の負極側に接続させる。このようにして、制御回路15は、ペルチェ素子22に生じる起電力に合わせて二次電池に電気を供給するためにペルチェ素子22と二次電池を極種が一致するように切換スイッチ25に接続させる。
なお、アンテナ11は送受共用器12に接続され、送信器19からの信号を基地局へ送信し、また基地局から到来した信号を受け受信器13に導く。受信した信号は受信ベースバンド回路14を介して受話器16へ音声として伝達される。送話器21から入力された音声は送信ベースバンド回路20を介して発信される。
次に、上記構成の携帯電話機の動作手順について説明する。
図2は本実施例の携帯電話機の動作手順を示すフローチャートである。
操作者が携帯電話機を使用せず、電源を入れたまま高温の車内に携帯電話機を放置していると、車内が高温であるため、ペルチェ素子22の筐体側金属板の温度がPA側金属板よりも高くなる。制御回路15は、外部温度センサ26の温度T1と内部温度センサ27の温度T2とを一定の周期で読み出す(ステップS1)。読み出した2つの温度を比較していずれが高いかを調べ(ステップS2)、外部温度センサ26の温度T1の方が内部温度センサ26の温度T2よりも高いことを認識すると、切換スイッチ25にペルチェ素子22の筐体側金属板を二次電池の正極側に接続させる(ステップS3)。そして、切換スイッチ25にPA側金属板を二次電池の負極側に接続させる。
一方、操作者が携帯電話機を使用し始めると、PAの温度が上昇し始める。その後、操作者が携帯電話機を長時間使用することで、PAの温度がさらに高くなり、ペルチェ素子22のPA側金属板の温度が筐体側金属板よりも高くなる。制御回路15は、外部温度センサ26の温度T1と内部温度センサ27の温度T2とを一定周期で読み出し(ステップS1)、読み出した2つの温度を比較していずれが高いかを調べる(ステップS2)。その結果、内部温度センサ26の温度T2の方が外部温度センサ26の温度T1よりも高いことを認識すると、切換スイッチ25にペルチェ素子22のPA側金属板を二次電池の正極側に接続させる(ステップS4)。そして、切換スイッチ25に筐体側金属板を二次電池の負極側に接続させる。
携帯電話機は屋外に持ち出されることが多い。そのため、外気の気温が高い日に携帯電話機を屋外に置いておくと、携帯電話機は外側から温められることになる。このような場合でも、本実施例の場合では、温度上昇分の熱を電気に変換して二次電池が充電されることになる。また、車の中などで太陽光が直接照射されない位置に置かれていても、車の中の温度が上昇すると、温度の上昇分に対応して二次電池が充電される。そのため、携帯電話機の内部が外部よりも高温な場合だけでなく、携帯電話機の外部が内部よりも高温な場合でも、二次電池を充電できる。
さらに、本実施例では、携帯電話機は外部からの加熱に対して熱エネルギーを電気に変換して温度上昇を抑えるため、内部の電子部品の温度が上昇すること抑制できる。そのため、携帯電話機から発生する熱が操作者の手に感じさせる不快感を低減できるとともに、内部の温度上昇による送信パワー低下を防ぐことができるなど、携帯電話機の装置特性を改善できる。
本実施例は、実施例1で示した構成でペルチェ素子の筐体側金属板を携帯電話機の握り部(グリップ部)に接するように配置したものである。
なお、本実施例の構成はペルチェ素子22の筐体側金属板を携帯電話機のグリップ部に接するように配置したことを除いて、実施例1と同様な構成であるため、構成についての詳細な説明を省略する。
本実施例の携帯電話機の動作について図2を参照しながら説明する。
操作者が携帯電話機を使って通話していると、PAは温度が上昇するが、操作者が携帯電話機のグリップ部を握っているため熱伝導材の温度も上昇する。制御回路15は、外部温度センサの温度T1と内部温度センサの温度T2を一定の周期で読み出し(ステップS1)、実施例1で説明したのと同様にして温度T1とT2との大きさを比較し(ステップS2)、二次電池に電気を供給するように切換スイッチ25にペルチェ素子22と電源/充電回路23とを接続させる(ステップS3、ステップS4)。
また、寒冷地で操作者が長い時間携帯機器を保持している場合、操作者の手の熱により外部温度センサ26の温度T1の方が内部温度センサ27の温度T2よりも高くなる。そのため、制御回路15は、ステップS2で温度T1と温度T2とを比較し、温度T1が温度T2よりも高いことを認識すると、切換スイッチ25にペルチェ素子22の筐体側金属板を二次電池の正極側に接続させ、PA側金属板を二次電池の負極側に接続させる。
本実施例では、実施例1と同様な効果が得られる他に、以下のような効果がある。
携帯機器が、例えば、携帯電話機またはデジタルカメラであれば、携帯機器を使用する際、操作者が携帯機器を手に持つことになる。上述したように、本実施例では、操作者が屋外で携帯機器を使用する際に屋外の気温が低くても、操作者が携帯機器を使用しているときには、携帯機器のグリップ部が人の手による熱で温められ、その熱がペルチェ素子により電気に変換され、二次電池が充電される。
また、操作者が電子メール、インターネットおよびカメラの操作をするときは手で携帯電話機を保持した状態であり、また、これらの操作の際には送信器19の温度は通話している場合よりも上昇しないため、操作者の手が接触するグリップ部付近にペルチェ素子22の筐体側金属板を配置することで、二次電池が充電される。
なお、本実施例の場合、以下に示すように、携帯機器のグリップ部とペルチェ素子22とを接続する熱伝導部を設けるようにしてもよい。
図4は本実施例において熱伝導部を設けた場合の一構成例を示すブロック図である。
熱伝導部30は、操作者が携帯電話機を保持した際に操作者の手による熱をペルチェ素子22に伝えるために、携帯電話機のグリップ部とペルチェ素子22の筐体側金属板との両方に接して配置されている。これにより、ペルチェ素子22とグリップ部との距離が離れていても、操作者の手による熱が熱伝導部30を介してペルチェ素子22に伝わることになる。また、熱伝導部30は、操作者の手による熱をペルチェ素子22に伝えるだけでなく、操作者が携帯電話機を握っていないときは、外気の熱をペルチェ素子22に伝える。熱伝導部30としては、例えば、材質が銅のパイプである。
図3に示すように熱伝導部30を設けることで、上述の効果の他に、ペルチェ素子22とグリップ部の配置の自由度が増すことになる。
本実施例は、実施例1で示した構成でペルチェ素子の2つの金属板の電位を読み出し、ペルチェ素子の起電力を直接モニタするようにしたものである。
本実施例の構成について説明する。図4は本実施例の携帯電話機の一構成例を示すブロック図である。なお、実施例1と同様の構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。図4に示すように、本実施例の携帯電話機は、制御回路15がペルチェ素子22のPA側金属板と筐体側金属板の電位をモニタするための信号配線35が設けられている。
本実施例の携帯電話機の動作について簡単に説明する。なお、本実施例においては、制御回路15は、図2で示したフローチャートのステップS1で温度の代わりに電位をモニタし、ステップS2で温度の代わりに電位を比較する点が異なるだけで実施例1と同様な手順となる。
操作者が携帯電話機を使用せず、電源を入れたまま高温の車内に携帯電話機を放置していると、車内が高温であるため、ペルチェ素子22の筐体側金属板の温度がPA側金属板よりも高くなる。制御回路15は、筐体側金属板の電位V1とPA側金属板の電位V2とを信号配線35を介して一定の周期で読み出す。読み出した2つの電位を比較していずれが高いかを調べ、筐体側金属板の電位V1の方がPA側金属板の電位V2よりも高いことを認識すると、切換スイッチ25にペルチェ素子22の筐体側金属板を二次電池の正極側に接続させ、PA側金属板を二次電池の負極側に接続させる。
一方、操作者が携帯電話機を使用し始めると、PAの温度が上昇し始める。その後、操作者が携帯電話機を長時間使用することで、PAの温度がさらに高くなり、ペルチェ素子22のPA側金属板の温度が筐体側金属板よりも高くなる。制御回路15は、筐体側金属板の電位V1とPA側金属板の電位V2とを信号配線35を介して一定の周期で読み出し、読み出した2つの温度を比較していずれが高いかを調べる。その結果、PA側金属板の電位V2の方が筐体側金属板の電位V1よりも高いことを認識すると、切換スイッチ25にペルチェ素子22のPA側金属板を二次電池の正極側に接続させ、筐体側金属板を二次電池の負極側に接続させる。
本実施例では、実施例1と同様の効果が得られる他、温度センサを設ける必要がない。また、ペルチェ素子22の起電力を直接モニタしているため、起電力による電気をより確実に二次電池に供給可能となる。
なお、実施例1から実施例3において、携帯機器を携帯電話機としてペルチェ素子を送信器近くに設けたが、ペルチェ素子22を設ける位置を、携帯機器に備えたCPU、CCD(Charge Coupled Device)およびLCD(Liquid Crystal Display)などの熱を発生する電子部品の近くにしてもよい。近年の携帯電話機は高機能化が進み、インターネット接続、カメラ、およびTVの機能が搭載されLCDを使用するシーンが急増している。そのため、送信器と比べてLCDの方が多くの熱を発生することがあり、このような場合、ペルチェ素子をLCDの近くに設けることで上述の効果が得られる。また、携帯機器がビデオカメラであれば、ペルチェ素子をCCDの近くに設けてもよい。
また、操作者が携帯電話機を用いて通話した後、終話直後の送信器からの発熱量でペルチェ素子からの電気で受信待ちのための電流をまかなえる場合、ペルチェ素子から発生する電気を二次電池に送るのではなく、直接各回路に供給する制御を行う。ペルチェ素子からの電気で受信待ちの電流を確保できる間は二次電池からの電源供給を止めることで、電池の消耗を低減できる。
また、外部温度センサ26の温度と内部温度センサ27の温度との差が所定の値より小さい場合には、切換スイッチ25にペルチェ素子22と電源/充電回路23とを接続させないようにしてもよい。携帯電話器の外部と内部との温度差が小さくて、外部と内部との間で温度の高い方が短時間に何度も変動するようなことがあっても、切換スイッチ25が頻繁に配線の接続を切り換えてしまうことを防ぎ、切換スイッチ25の動作による消費電流を抑制できる。
さらに、実施例2で示した構成を実施例1および実施例3のいずれに適用してもよい。
本発明の携帯電話機の一構成例を示すブロック図である。 本発明の携帯電話機の動作手順を示すフローチャートである。 実施例2の携帯電話機における他の構成例を示すブロック図である。 実施例3の携帯電話機の一構成例を示すブロック図である。
符号の説明
11 アンテナ
12 送受共用器
13 受信器
14 受信ベースバンド回路
15 制御回路
16 受話器
17 ダイヤル操作部
18 表示器
19 送信器
20 送信ベースバンド回路
21 送話器
22 ペルチェ素子
23 電源/充電回路
25 切換スイッチ
26 外部温度センサ
27 内部温度センサ
30 熱伝導部
35 信号配線

Claims (6)

  1. 電気を蓄積するための電池と、
    対向する2枚の導体板のうち一方の導体板が電子部品側に面し、かつ他方の導体板が外部側に面し、該2枚の導体板間に温度差が生じると該2枚の導体板間に起電力を発生する熱変換素子と、
    前記電子部品側の導体板の温度を測定するための内部温度センサと、
    前記外部側の導体板の温度を測定するための外部温度センサと、
    前記熱変換素子と前記電池の正極および負極をそれぞれ接続するための切換スイッチと、
    前記内部温度センサおよび前記外部温度センサの温度を一定の周期で比較し、該内部温度センサと該外部温度センサによる温度に差があると、該温度の差に応じて前記熱変換素子と前記電池を正極および負極の極種が一致するように前記切換スイッチに接続させる制御回路と、
    を有する携帯機器。
  2. 前記熱変換素子の前記外部側の導体板が、外気に曝された筐体に接して配置された請求項1記載の携帯機器。
  3. 本体を握るためのグリップ部の熱を前記熱変換素子の前記外部側の導体板に伝えるための熱伝導部を有する請求項1または2記載の携帯機器。
  4. 前記熱変換素子と前記電池との間に昇圧回路を有する請求項1から3のいずれか1項記載の携帯機器。
  5. 前記制御回路は、
    前記内部温度センサおよび前記外部温度センサの2つの温度の差が所定の値以上の場合、前記切換スイッチに前記熱変換素子と前記電池を接続させ、該2つの温度の差が該所定の値よりも小さい場合、該切換スイッチに該熱変換素子と該電池の接続を切り離させる、請求項1から4のいずれか1項記載の携帯機器。
  6. 電気を蓄積するための電池と、
    対向する2枚の導体板のうち一方の導体板が電子部品側に面し、かつ他方の導体板が外部側に面し、該2枚の導体板間に温度差が生じると該2枚の導体板間に起電力を発生する熱変換素子と、
    前記熱変換素子と前記電池の正極および負極をそれぞれ接続するための切換スイッチと、
    前記2枚の導体板の電位を一定の周期で比較し、該2枚の導体板間に電位差があると、該電位差に応じて前記熱変換素子と前記電池を正極および負極の極種が一致するように前記切換スイッチに接続させる制御回路と、
    を有する携帯機器。
JP2004078222A 2004-03-18 2004-03-18 携帯機器 Expired - Fee Related JP4078556B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004078222A JP4078556B2 (ja) 2004-03-18 2004-03-18 携帯機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004078222A JP4078556B2 (ja) 2004-03-18 2004-03-18 携帯機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005269777A JP2005269777A (ja) 2005-09-29
JP4078556B2 true JP4078556B2 (ja) 2008-04-23

Family

ID=35093729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004078222A Expired - Fee Related JP4078556B2 (ja) 2004-03-18 2004-03-18 携帯機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4078556B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008032527A1 (fr) * 2006-09-13 2008-03-20 Hitachi, Ltd. Treuil pour ascenseur

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5104891B2 (ja) * 2010-03-08 2012-12-19 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 電源システム
JP5834658B2 (ja) * 2011-09-13 2015-12-24 株式会社リコー 記録装置
CN105471062B (zh) * 2016-01-04 2017-11-24 中冶长天国际工程有限责任公司 一种回转窑测温装置供电系统及方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008032527A1 (fr) * 2006-09-13 2008-03-20 Hitachi, Ltd. Treuil pour ascenseur

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005269777A (ja) 2005-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3101756B1 (en) Charging system
US6362740B1 (en) Apparatus for providing thermal alert signal and control method thereof in skin-contact type terminal
CN110661954A (zh) 摄像头模组和终端设备
JP4793095B2 (ja) 携帯電話機、該携帯電話機に用いられるカメラ動作休止方法及びカメラ動作休止制御プログラム
JP4078556B2 (ja) 携帯機器
KR100646031B1 (ko) 눈동자 움직임으로 입력을 제어하는 방법 및 이동통신단말기
US20070263804A1 (en) Telephone with ability to communicate with mobile phones
CN104993552A (zh) 电池充电方法和智能终端
KR100532335B1 (ko) 냉각 및 발전 장치 및 이를 채용한 휴대 단말기 및 그동작 방법
US8970792B2 (en) Remote controller and remote controller set applied to display device
JP2008192968A (ja) 放熱装置、通信機器および機器の放熱方法
WO2010092994A1 (ja) 情報処理装置
CN115242940B (zh) 摄像头模组及电子设备
CN114552253B (zh) 电子设备、电连接器及其制作方法
CN110708447A (zh) 摄像头模组和终端设备
KR100553418B1 (ko) 열전소자를 이용한 충전 장치
CN111613762B (zh) 电池组、电子设备和充放电控制方法
CN108988440B (zh) 充电电路、电子设备及充电方法
CN115002313B (zh) 一种摄像头模组和电子设备
CN220210442U (zh) 无线通信模块、装置及其智能终端
CN218997720U (zh) 充电模组和电子设备
CN210157380U (zh) 多媒体装置及移动终端
CN115377617B (zh) 电池保护板、电池组件及终端
CN109511071B (zh) 终端
JP3493290B2 (ja) 携帯形情報通信用の端末における電源制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060207

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140215

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees