JP4076775B2 - 多重プロトコルホームロケーションレジスタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信システムに関し、特に、通信システムにおけるホームロケーションレジスタのオペレーションに関する。
【0002】
【従来の技術】
比較的少数の周波数を用いて多数の移動加入者に無線電話サービスを提供するための、さまざまなタイプのセルラ通信方式が知られている。このようなサービスは、サービスエリアをいくつかのセルに分割し、隣り合わないセルで周波数を再利用することによって提供される。このセルラ原理により、割り当てられた無線スペクトル上で伝送されるワイヤレス通信の量を大幅に増大させることが可能となり、それにより、ワイヤレス通信加入者の数が大幅に増大している。アナログ、時分割多元接続(TDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、GSM(Global System for Mobile Communications)などのさまざまな異なるセルラプロトコルがある。
【0003】
同様に、さまざまなタイプの有線の方式およびプロトコルが、一般にパーソナルコンピュータやその他のタイプのコンピューティング装置を利用して有線サービスにアクセスする多数のユーザに、さまざまな有線サービスを提供している。さまざまな有線のプロトコルおよびサービスには、モバイルIP(internet protocol)またはVoIP(voice over IP)、AAA(Authentication, Authorization, and Accounting)、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)、および、パケットによるマルチメディア通信方式を提供するH.323プロトコルがある。
【0004】
多くのワイヤレス通信方式では、モビリティ管理を扱うためにホームロケーションレジスタ(HLR:Home Location Register)および在圏ロケーションレジスタ(VLR:Visitor Location Register)が用いられる。HLRおよびVLRは、ネットワーク内のどこにでも存在しうる。HLRは、その移動加入者のそれぞれのプロファイル情報と、各移動機の現在のVLRのアドレスとを含む。それぞれの移動通信交換センタ(MSC:Mobile Switching Center)は、サービス中のMSCのカバレジエリア内で現在サービスを受けている移動機を追跡するVLRを有する。移動機が、新たなVLRによってサービスされるエリアに入り、そこで登録すると必ず、このVLRは、その移動機のHLRに、移動機の位置の変更を通知する。さらに、VLRは、ローミング中の移動機のサービスプロファイルと、その移動機での呼着信に必要なその他の情報とをダウンロードする。呼配信中、HLR内の位置およびプロファイル情報は、入呼を移動機へルーティングするために利用される。
【0005】
モバイルデータ通信システムは、ホームエージェントおよびフォーリンエージェントと呼ばれるネットワークサーバを利用して、それぞれHLRおよびVLRと同様の機能を提供する。有線通信システムは、認証、サービスプロビジョニング、ユーザプロファイル管理、ユーザ位置管理、およびサービス起動のような機能を利用する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
通信システムが進化しますます多くのサービスを提供するにつれて、移動機ユーザは、それぞれの異なるシステム間をローミングすることやそれにアクセスすることを含めて、より多くのサービスを必要とする。これらのシステム間のモビリティ管理に関する問題を解決する必要がある。
【0007】
したがって、相異なるプロトコルを利用する複数のシステム間でユーザのモビリティ管理を提供する方法および装置が必要とされている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による多重プロトコルホームロケーションレジスタは、少なくとも2つの要求側ネットワークのうちの1つの要求側ネットワークから、少なくとも2つのネットワークプロトコルのうちの1つに従うネットワーク要求を受信するレシーバを有する。ホームロケーションレジスタ内のプロセッサは、前記少なくとも2つのネットワークプロトコルに対する共通のデータソースおよび共通の制御手続きを利用してネットワーク要求を処理し、ネットワーク要求によって要求された情報を取得する。プロセッサに接続されたトランスミッタが、要求された情報を要求側ネットワークに中継する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下で、多重プロトコルホームロケーションレジスタ(MP HLR:multiple-protocol home location register)を用いることにより相異なるプロトコルを利用して複数のシステム間でユーザのモビリティ管理を提供する装置および方法について説明する。MP HLRはプロセッサを有する。プロセッサは、好ましくはMP HLRのさまざまな要素に分散されるが、単一のプロセッサでもよい。プロセッサは、2つ以上のネットワークプロトコルに従ってネットワークメッセージを生成し、ネットワーク要求およびその他のメッセージを処理して、その2つ以上のネットワークプロトコルをサポートする2つ以上のネットワークによって要求される情報を取得するように設定され構成される。ここではMP HLRの2つの相異なる実施例について説明する。第1実施例は、ネットワーク要求を解釈するプロトコルゲートウェイを利用するものであり、複数のネットワークプロトコルの共通の制御手続きを利用して、すべてのネットワークに対する共通のデータソースを提供するデータベースへの問合せを生成する。第2実施例は、仲介装置(mediation device)を利用する。仲介装置は、複数の相異なるネットワークプロトコルに従ってネットワークメッセージを生成あるいは翻訳し、複数のネットワークプロトコルの相異なる1つをそれぞれサポートする複数のHLRに接続される。
【0010】
本発明の方法は、多重プロトコルホームロケーションレジスタが、少なくとも2つの要求側ネットワークのうちの1つの要求側ネットワークからネットワーク要求を受信するステップを有する。ネットワーク要求は、少なくとも2つのネットワークプロトコルのうちの1つにより構成される。ネットワーク要求は、ネットワーク要求によって要求された情報を取得するように処理される。少なくとも1つのネットワークメッセージが、前記少なくとも2つのネットワークプロトコルのうちの少なくとも1つのネットワークプロトコルに従って生成され、前記少なくとも2つのネットワークプロトコルのうちの前記少なくとも1つのネットワークプロトコルをサポートする少なくとも1つのネットワークに送信される。要求された情報は、少なくとも1つの要求側ネットワークおよび宛先ネットワークへ中継される。
【0011】
多重プロトコルホームロケーションレジスタ(HLR)は、第1のネットワークプロトコルを提供するように設定され構成された第1のHLRと、第2のネットワークプロトコルを提供するように設定され構成された第2のHLRとを有する。仲介装置は、第1HLRおよび第2HLRに接続され、第1ネットワークプロトコルおよび第2ネットワークプロトコルに従ってメッセージを生成するように設定され構成され、多重プロトコルHLRが第1ネットワークプロトコルおよび第2ネットワークプロトコルのいずれかを利用する複数の通信装置に対してHLR機能を提供するようにする。
【0012】
多重プロトコルホームロケーションレジスタを利用するシステムは、第1ネットワークプロトコルに従って少なくとも1つの問合せを生成するように設定され構成された第1インフラストラクチャ装置と、第2ネットワークプロトコルに従って機能するように設定され構成された第2インフラストラクチャ装置とを有する。多重プロトコルホームロケーションレジスタは、第1インフラストラクチャ装置および第2インフラストラクチャ装置に接続される。多重プロトコルホームロケーションレジスタは、第1ネットワークプロトコルおよび第2ネットワークプロトコルに従って機能するように設定され構成され、第1ネットワークプロトコルに従った、前記少なくとも1つの問合せに関連する呼要求が、第2ネットワークプロトコルに従って履行されるようにする。少なくとも1つの問合せは、サービング(サービス側)ネットワークと通信することを求める通信装置の要求に応答して生成される。通信装置のプロファイルが、サービングネットワークに送信され、このプロファイルは、サービングネットワークのプロトコルに従ってフォーマットされる。
【0013】
本発明の方法は、第1インフラストラクチャ装置が、第1ネットワークプロトコルに従って問合せを生成するステップと、その第1ネットワークプロトコルの問合せを、第1ネットワークプロトコルおよび第2ネットワークプロトコルに従って機能する多重プロトコルホームロケーションレジスタに送信するステップとを有する。多重プロトコルホームロケーションレジスタは、第1ネットワークプロトコルの問合せを処理することにより、第2ネットワークプロトコルのメッセージを生成する。この第2ネットワークプロトコルのメッセージは、第2ネットワークプロトコルに従って機能する第2インフラストラクチャ装置に送信される。
【0014】
多重プロトコルホームロケーションレジスタ(MP HLR)とインタフェースする複数の通信ネットワークのブロック図を図1に示す。システムの中心には、複数の相異なる通信プロトコルをサポートすることが可能なMP HLR101がある。これらのプロトコルは、ワイヤレス(無線)あるいは有線、音声、データ、あるいはマルチメディア、および、回線型あるいはパケット型のような、多くのさまざまなタイプのものであることが可能である。MP HLR101は、さまざまな相異なるネットワークプロトコルについて、モビリティ/ユーザ管理、ユーザ認証/セキュリティ制御、およびユーザプロファイル管理の機能を実行する。MP HLR101のさまざまなコンポーネントには、地理的に分散されることも可能である。
【0015】
MP HLR101とインタフェースするさまざまなタイプのプロトコルのうちの1つはGSM(Global System for Mobile communications)である。GSMシステム103の一部が、MP HLR101とインタフェースするように図示されている。移動加入者ユニットあるいは移動局(MS:mobile station)105は、複数のカバレジエリアにわたって分散された複数の基地局からなる基地局システム(BSS:base station system)107と通信する。各カバレジエリアは、複数の在圏移動通信交換センタ(VMSC:Visited Mobile Switching Center)109のうちの1つによってサービスされる。BSS107は、すべてGSMプロトコルに従って動作するVMSC109、ゲートウェイ移動通信交換センタ(GMSC:Gateway Mobile Switching Center)111、およびサービングGPRSサービスノード(SGSN:Serving GPRS Service Node)113に接続される。VMSC109は、GSMサービス制御ポイント(SCP:Service Control Point)114、GSMメッセージセンタ(MC:Message Center)(これはショートメッセージサービスセンタ(SMSC:Short Message Service Center)ともいう)115、およびGSMボイスメッセージシステム(VMS:Voice Message System)116に接続される。GSM MC115とGSMVMS116は互いに接続され、コロケートされることも可能である。VMSC109、GMSC111、SGSN113、SCP114、およびMC115はそれぞれ、MP HLR101に接続される。同様に、他のタイプのワイヤレスプロトコルを利用するネットワークもHLRに接続可能である。
【0016】
ANSI通信システム117およびそのMP HLR101へのインタフェースも図1に示されている。ANSI−41は、インフラストラクチャメッセージの通信標準として利用され、ANSI−136は、エアインタフェースの通信標準として利用される。MS119は、複数のカバレジエリアにわたって分散された複数の基地局からなるANSIベースサイトシステム121と通信する。各カバレジエリアは、複数のANSI在圏移動通信交換センタ(VMSC)123のうちの1つによってサービスされる。BSS121は、ANSI VMSC123、ANSI GMSC(これは、発信側MSCと呼ばれる)125、およびANSI SGSN127に接続される。ANSI VMSC123は、ANSIサービス制御ポイント(SCP)128、ANSI MC(メッセージセンタ)129、およびANSI VMS130に接続される。GMSC125、SGSN127、VMSC123、SCP128、MC129、およびVMS130はそれぞれMP HLR101に接続される。GSM MC115およびANSIMC129は互いに接続される。
【0017】
PSTN(公衆交換電話網)131は、有線(従来型)電話機133とワイヤレス装置の間で電話サービスを提供する。GSM GMSC111、GSM MC115、GSM VMS116、ANSI GMSC125、ANSI MC129、およびANSI VMS130は、PSTN131に接続され、有線とワイヤレスの相互接続を可能にする。
【0018】
有線通信ネットワークもまた、MP HLR101に接続される。MP HLR101は、有線ネットワークに対してホームエージェントおよびフォーリンエージェントの機能を提供する。このようなシステムは、現在の事実上の標準であるRADIUSを利用した認証および関連サービスを提供するAAAサーバ135、例えばセッション開始プロトコル(SIP)を利用してSIPレジストラおよびプロキシサーバを提供するVoIP(Voice over IP(Internet Protocol))サーバ137、ならびに、H.323プロトコルサーバ139のようなサーバを通じて接続される。これらのサーバ135、137、および139のそれぞれは、コンピューティング装置143および145をサーバ135、137、および139と相互接続する広域あるいはローカルエリアネットワークを含むデータネットワーク141とインタフェースする。これらのコンピューティング装置は、パーソナルコンピュータ(PC)、テレメトリ収集装置、および、有線システムを通じて相互接続するVoIPやその他のタイプの装置のようなコンピュータと接続するワイヤレス装置であることが可能である。アプリケーションサーバ147が、MP HLR101に接続されるように示されている。アプリケーションサーバ147は、プロビジョニング、モビリティサービス、および地理的位置に基づくアプリケーションのようなサードパーティアプリケーションで利用するために、MP HLR101内のユーザデータにアクセスする。
【0019】
2つのワイヤレスシステムおよび3つの有線ネットワークの例を図1に示したが、本発明は、他のワイヤレスおよび有線のシステムにも適用可能である。他の適用可能なシステムには、符号分割多元接続(CDMA)、CDMAデータのためのHDR(High Data Rate)、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、およびGPRS(General Packet Radio Service)がある。装置間の追加の接続も可能であるが、簡単のために図示しない。
【0020】
ユーザ(加入者)装置105あるいは119は、有線あるいはワイヤレス(無線)のいずれでもよく、固定式あるいは移動式のいずれでもよく、音声、データあるいはマルチメディアのいずれでもよく、VoIPを含めてパケット交換あるいは回線交換のいずれでもよい。このような装置には、例えば、ページャ、セルラ(携帯)電話機、通常の電話機、およびパーソナルコンピュータがあり、一般に移動加入者、移動ユニット、およびコンピューティング装置ということも多い。すべてのこのような装置を、本明細書では、まとめてあるいは個別に、通信装置という。
【0021】
インフラストラクチャ装置は、ワイヤレスおよび有線のいずれのネットワークについても、それらの関連するネットワークに対して、交換、パケットリレー、インターネットプロトコル、ゲートウェイ、あるいはインターネットワーキング機能を提供する。インフラストラクチャ装置の例としては、パケットゲートウェイ、インターネットプロトコルゲートウェイ、GGSN(Gateway GPRS Service Node)、ならびに、ゲートウェイMSC、発信側MSC、および着信側MSCのようなMSCがある。
【0022】
多重プロトコルHLRの第1実施例のブロック図を図2に示す。MP HLR101は、サービスプロバイダに、プロトコル間で共有される、統合されたユーザプロビジョニングおよびサービスプロファイル管理を提供する。MP HLR101の第1実施例は、さまざまなネットワークタイプにわたるユーザモビリティをサポートするために、さまざまなフォーマットでさまざまなネットワークタイプに投影される集中化された共通のデータタイプ、共通のデータソース、および共通の制御手続きを有する。このプロビジョニングインタフェースを用いて、サービスプロバイダは、例えば、単一のユーザについて、さまざまなネットワークタイプのプロファイルを管理することが可能となる。
【0023】
データベースコンポーネント201は、ユーザ位置203、統合ユーザプロファイル205、およびセキュリティ情報207とともに、データベースコンポーネント201への1つ以上のコネクションを介してデータにアクセスするためにデータベースマネージャ209によって使用されるアクセス手続きを有する。好ましい実施例では、データベースコンポーネント201は、少なくとも1つの関係データベースを有する。オプションとして、データベース201は、ユーザ位置、プロファイル、およびセキュリティ情報以外の情報を含むことも可能であり、そのデータは、他のアプリケーションに関連するユーザデータのように、特定のプロトコルやネットワークに属しないことも可能である。各データ要素は、MP HLRがサポートするすべてのネットワークプロトコルを支持する情報を含む。ユーザ位置情報203の統合管理は、相異なるタイプのネットワーク間での呼配信を容易にする。セキュリティ情報207の統合管理は、相異なるタイプのネットワーク間での認証を容易にする。
【0024】
MP HLR101の統合ユーザプロファイルデータベース205は、1つ以上のネットワークタイプへのアクセス能力を有するユーザのプロファイルを保持する。サービスプロバイダは、MP HLR101を通じて、単一のユーザについて、相異なるネットワークタイプのプロファイルを統一的に管理することが可能である。統合ユーザプロファイルデータベース205はまた、共有される共通のユーザデータ(例えば、ユーザ名、ユーザ識別、およびユーザの電話番号)および共通のサービス情報(例えば、着信転送電話番号)も含む。MP HLR101内の統合ユーザプロファイル205は、さらに、ユーザおよびサービスのデータの中心的な保管場所(リポジトリ)として、より広範な役割を果たす。現在、さまざまなデータが、HLR、SCP、およびAAAのように、ネットワークの多少別々のコンポーネントに分散している。MP HLR101は、これらの複雑な相互接続されたコンポーネントを、加入者およびサービスのデータの単一のリポジトリへと単純化・合併し、それにより複数のサービスおよびアプリケーションを供給することを促進する。
【0025】
データベースマネージャ209は、共通の手続きを使用し、共通の制御コマンドおよびオペレーションを1つ以上のプロトコルゲートウェイ(PG:protocol gateway)と交換し、複数の相異なるプロトコルにわたるインターワーキング機能を実行し、データベース201に格納されたデータの管理、アクセス、および更新を行う。データベースマネージャ209は、ユーザ位置データベース203マネージャ、統合ユーザプロファイルデータベース205マネージャ、およびセキュリティデータベース207マネージャとしてのサービスを提供する。ユーザ位置データベース203マネージャは、セルラ端末あるいはIP端末を所持するユーザの位置を追跡する。この情報は、ユーザへの音声呼、データセッション、およびショートメッセージの配信のために用いられる。セキュリティデータベース207マネージャは、ワイヤレスおよびIPシステムに対するユーザ認証制御を管理する。ユーザプロファイルデータベース205マネージャは、統合ユーザプロファイルデータベースを管理し、MP HLRデータベース管理インタフェースを、データベースマネージャ209の他の機能に対して見せる。好ましい実施例では、データベースマネージャ209は、1つ以上のコネクションを通じてデータベース201にアクセスする複数のコアサーバを有する。
【0026】
データベースマネージャ209およびデータベース201は、単一のデータベースエンティティとみなすことも可能である。PGがデータベースに問合せをするとき、PGは、データベースから関連する情報を取得するために、データベースマネージャ209に問合せを送る。データベースマネージャ209は、例えば、SQL(Structured Query Language)やLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)の問合せ(クエリ)をデータベース要素201に提供するDatabase Viewsのようなデータベースアプリケーションであることも可能である。
【0027】
データベースマネージャ209は、複数のプロトコルゲートウェイとインタフェースする。各プロトコルゲートウェイ(PG)は、特定のネットワークから、要求および問合せなどのメッセージを受け取る。PGは、さらに処理を必要としない場合にはメッセージを中継し、あるいは、メッセージを解釈あるいは翻訳し、あるいは、データベースマネージャ209を介してデータベース201に送られる1つ以上の問合せを生成することが可能である。すべてのPGは、データベースマネージャ209に問合せをするとき、共通の手続きおよびコマンドの同一のセットを利用する。PGは、共通の手続きを用いて、下記の表1に示す例のようなネットワークメッセージを共通のコマンドあるいはオペレーションに変換する。換言すれば、各PGとデータベースマネージャ209の間で、そのPGによってサポートされるプロトコルにかかわらず、共通のメッセージの同一のセットが利用される。例えば、ANSIネットワークがRegistration Notificationを送信するとき、GSMネットワークがUpdate Locationを送信するとき、および、SIPネットワークがRegister(Location Lookup)メッセージを送信するときに、MP HLR101はRegister Terminalメッセージを利用する。別の例では、ANSIネットワークがLocation Requestを送信するとき、GSMネットワークがSend Routing Informationメッセージを送信するとき、および、SIPネットワークがInviteメッセージを送信するときに、MP HLR101はRequest Locationメッセージを利用する。
【0028】
好ましい実施例では、各プロトコルゲートウェイは、単一のネットワークと、そのネットワークが利用するプロトコルとをサポートし、そのプロトコルから、コマンドやオペレーションのような共通のメッセージのうちの1つへとメッセージを翻訳あるいは解釈する。図2に示すPGの例としては、GSMネットワーク103をサポートするGSM PG211、ANSI−41ネットワーク117をサポートするANSI−41 PG213、AAA(RADIUS)サーバ135をサポートするAAA PG215、SIPサーバ137をサポートするSIP PG217、および、H.323サーバ139をサポートするH.323PG219がある。図示されているさまざまなワイヤレスネットワークおよび有線サーバは単なる例示であり、有線およびワイヤレス、音声、データ(パケット型および回線型)、あるいはマルチメディアなどのいずれの追加ネットワークも、MP HLRに追加的に含めることが可能である。
【0029】
MP HLR101はまた、図2に示したAG221のように、1つ以上のアプリケーションゲートウェイ(AG:application gateway)を含むことも可能である。AGは、MP HLR101内の情報がアクセスされ、移動ユニットの電源オンやある位置への移動機の到来のようなイベントの通知が受信されるためのインタフェースを提供する。AGは、アプリケーションサーバ147からのメッセージおよび要求を解釈すること、データベースマネージャ209への問合せを生成すること、および、データベース201の応答をアプリケーションサーバ147に中継することを含む、同じ共通の手続き、コマンド、およびオペレーションを利用して、PGが利用するデータベースにアクセスする。
【0030】
AG221は、1つ以上のアプリケーションサーバ147とインタフェースする1つ以上のAPI(Application Programming Interface)を有する。AGは、MP HLR101のための管理APIおよびプログラミングAPIをサポートすることが可能である。一般に、AGは、非標準的なインタフェースを通じてサービスを提供する。プロビジョニングAGは、サービスプロバイダに、プロバイダのプロビジョニングセンタへのウェブによるインタフェースやCORBA(Common Object Request Broker Architecture)によるプログラミングインタフェースを通じて、ユーザプロファイルをプロビジョニングするインタフェースを提供する。他のタイプのAGの導入によって必要とされるときには、LDAPのような他のタイプのインタフェースも求められる。インタフェースはまた、エンドユーザによって、ウェブブラウザを通じてユーザのデータベースエントリを更新するため(例えば、補足的なサービスアクティべーション、着信転送番号更新、およびプリペイドサービス更新)にも用いられることがある。この場合、AGはウェブサーバとして作用する。モビリティサービスAGは、サードパーティソフトウェアベンダに、モビリティサービスのためのプログラミングAPIを提供する。このAPIは、セルラあるいはインターネットアクセス能力を有するユーザに対する位置に基づくサービスシステムを開発するためにも使用可能である。AGは、独立の論理エンティティであり、MP HLR101の共通オペレーションインタフェースを用いて、データベースマネージャ209および統合ユーザプロファイルデータベースと通信する。
【0031】
MP HLR内のプロトコルゲートウェイの動作の流れ図を図3に示す。ステップ301で、ネットワークによって発信された、下記の表1に示す例のようなネットワークメッセージが、受信される。好ましい実施例では、要求側ネットワークのプロトコルは、受信ステップ301で、PGによって終端される。ステップ303で、ネットワークメッセージはPGによって解釈される。メッセージは、PGが動作するネットワークプロトコルに関連する規則に従って解釈される。このような規則およびネットワークプロトコルは、例えば、ネットワークプロトコルをサポートするANSI−41、GSM、SIP、H.323、AAA、およびモバイルIP(M−IP)のような通信標準に準拠する。ステップ305で、共通の手続きに従い、必要に応じて共通のコマンドあるいはオペレーションを生成する。好ましい実施例では、PGは、ステップ303におけるネットワークメッセージの解釈に基づいて、表1に示すもののような共通の手続きあるいはコマンドを生成し、その共通のコマンドあるいはオペレーションをデータベースマネージャ209に送る。ステップ307で、1つ以上のデータベース問合せが、ネットワークメッセージに基づいて生成され、データベース201に中継される。好ましい実施例では、データベースマネージャ209は、共通の手続きあるいはコマンド(これはネットワークメッセージに基づく)に基づいて1つ以上の問合せを生成し、この問合せをデータベース201に送る。ステップ309で、その1つ以上の問合せに対する応答がデータベース201から受信される。好ましい実施例では、データベースマネージャ209は、データベース201の構造に固有の問合せによってデータベース201から情報を取得する。ステップ311で、データベースマネージャ209は、共通の手続きを利用して、データベース201から受信した応答に基づいて応答を生成する。ステップ313で、PGは、データベースマネージャ209からの応答に基づいて応答を生成し、その応答を、ネットワークメッセージを受信した要求側ネットワークに送る。
【0032】
MP HLR内の多重プロトコルゲートウェイを利用した呼フローの例を図2に示す。円の中の番号は、MP HLR101を通じての呼配信に対する呼フローを時間順に表す。図2の例はANSI−41に着信するGSM発信呼を示しているが、呼は、発信側および着信側のネットワークの任意の組合せを通じて配信されることが可能である。一般に、この呼フローは次のように記述される。あるメッセージが、第1ネットワークから第1プロトコルゲートウェイを介して受信される。このメッセージは、例えば、現在第2ネットワークに位置する移動ユニットに対する呼が受信されたために生成されたものである。メッセージは、第1プロトコルゲートウェイおよび第2プロトコルゲートウェイに共通の手続きに従って処理される。少なくとも1つのデータベース問合せが、処理されたメッセージに基づいて生成される。その少なくとも1つのデータベース問合せは、第1プロトコルゲートウェイに関連する第1ネットワークおよび第2プロトコルゲートウェイに関連する第2ネットワークに共通のデータを有するデータベースに中継される。その少なくとも1つのデータベース問合せに対する応答が受信され、第2プロトコルゲートウェイへの要求が生成される。好ましい実施例では、この応答は、移動ユニットの物理的および論理的の両方の位置を識別し、この情報は、第2プロトコルゲートウェイを識別する。第2プロトコルゲートウェイへの要求に対応する応答が受信される。この応答は、例えば、第2ネットワーク内のルーティング情報を含む。この応答に基づくメッセージが生成され、第1プロトコルゲートウェイに中継される。このメッセージ内の情報、特にルーティング情報は、第2ネットワークのカバレジエリアに位置する移動ユニットに呼をルーティングするために利用される。
【0033】
具体的には、図2の呼フローは次のように記述される。IAM(Initial Address Message)あるいはSIP inviteのような呼(1)が、被呼者番号を管理する呼処理エンティティに配信される。被呼者番号がSIP URLである場合、呼はSIPプロキシに配信される。被呼者番号がGSMまたはANSI−41ワイヤレス電話番号である場合、呼はGSM GMSCまたはANSI−41ホームMSCにそれぞれ配信される。ANSIの場合にはLocation Request、GSMの場合(図示)にはSend Routing Information、あるいはSIPのlocation lookupのような適当な位置問合せメッセージ(2)が、発信側ネットワークから対応するPG211に送られる。PG211は、その位置問合せメッセージを位置要求メッセージ(3)に翻訳し、これがデータベースマネージャ209に中継される。データベースマネージャ209は、その要求を処理してデータベース問合せ(4A)を生成し、これがデータベース201へ中継され、データベース201は、要求された情報を判定して、その要求された情報(4B)をデータベースマネージャ209に返す。
【0034】
データベースマネージャ209は、ユーザの位置データベースを参照して、ユーザの現在位置を判定する。データベースマネージャ209は、ユーザが現在位置しあるいはローミングしているネットワーク、すなわち、着信側ネットワークを管理するPG213を通じて、経路(ルーティング)情報要求メッセージ(5)を送信する。そのPG123は、着信側ネットワーク内のエンティティと連絡をとり、そのユーザのルーティング情報(6)を取得する。例えば、Route RequestがANSI MSC(図2の例に図示)に送られ、あるいは、PRN(Provide Roaming Number)メッセージがGSM MSCに送られる。ANSI−41 MSCからのTLDN(Temporary Location Directory Number)を有するroute request(図2に図示)、GSM MSCからのMSRN(Mobile Subscriber Roaming Number)を有するPRN ACK、あるいは、SIPネットワークからの呼に対するSIPユーザエージェント機能を有するシグナリング・メディアゲートウェイコンプレックスに到達するために用いられるルーティング情報のような、ルーティング返信メッセージが、着信側PG213に返される。PG213は、ルーティング返信メッセージを処理して、要求された経路情報応答(8)を生成し、これがデータベースマネージャ209に中継される。データベースマネージャ209は、要求された経路情報応答を処理して、ルーティング返信メッセージからの関連情報を含む位置要求応答(9)を生成し、この位置要求応答を、発信側呼処理エンティティのPG211に送る。PG211は、位置要求応答を、ANSIの場合にはlocation request、GSMの場合にはSRI ACK(図2に図示)、あるいは、SIPの場合にはSIP location lookup responseのような、適当なネットワーク応答(10)に変換する。発信側ネットワークは、呼(IAMあるいはSIP invite)(11)を着信側ネットワーク内の装置に中継し、この装置がその呼(12)を適当なエンドユーザに配信する。
【0035】
多重プロトコルHLRの第2実施例のブロック図を図4に示す。MP HLR101のこの実施例は、MP HLR101によってサポートされる、各タイプのワイヤレス通信システムに対するHLRと、各タイプの有線ネットワークのサーバとを有する。図示した具体例では、GSM HLR401およびANSI−41 HLR403が示されている。HLR401および403のそれぞれは、仲介装置405にインタフェースされる。仲介装置(MD:mediation device)405は、ネットワークメッセージの生成、ネットワークメッセージの翻訳、ならびに、GMSC、VMSC、およびMCのエミュレーションを含むいくつかの機能を提供する。翻訳機能の一部として、翻訳情報を含むさまざまなテーブルがMP HLR101に含まれる。このような翻訳テーブルの例を表1に示す。これは、GSMとANSI−41/ANSI−136の間でメッセージを翻訳する。MDはまた、メッセージを変換することも可能である。例えば、MD405は、Provide Roaming NumberメッセージをLocation Requestメッセージに、あるいは、Routing RequestメッセージをSend Routing Informationメッセージに変換することが可能である。MP HLR101の外部の変換を見ると、MP HLR101は、Location RequestメッセージをProvide Roaming Numberメッセージに変換し、また、Send Routing InformationメッセージをRouting Requestメッセージに変換する。MP HLR101は、サービングネットワーク、すなわち、通信装置が現在登録しているネットワークとともに動作して、登録情報を更新し、要求に応答して問合せを生成し、ユーザが位置するところへ、ユーザが自己の通信装置にアクセスするやり方で(例えば、サービングすなわち着信側ネットワークのプロトコルに従ってプロファイルおよびメッセージをフォーマットする)、呼をルーティングする。MP HLR101は、呼の行き先のインフラストラクチャ装置のプロトコルに従って呼をルーティングする。
【0036】
この実施例では、プロビジョニングゲートウェイ407が、好ましくは、MPHLR101内の各装置にユーザデータを分配する。プロビジョニングゲートウェイ407は、MP HLR101の一部またはその外部のデータベース(図示せず)と相互接続され、あるいは、1つ以上のMP HLR101コンポーネントに分散される。簡単のため、図4では、2つのHLRのみがMP HLRの一部として示されている。追加のHLRあるいはホームエージェントがMP HLRに追加される場合、そのような装置はそれぞれ仲介装置405およびプロビジョニングゲートウェイ407とインタフェースされることになる。データベースは、前述のデータベース201に格納されたデータのように、ユーザのプロファイル、位置、およびセキュリティ情報のようなユーザ情報を含む。他の格納されるデータには、通信装置、サービングネットワーク、ならびに、ゲートウェイMSC、着信側MSC、在圏MSC、パケットゲートウェイ、およびインターネットプロトコルゲートウェイのようなインフラストラクチャ装置のプロトコルタイプおよびアドレスがある。このデータは、必要に応じて、情報を要求する要素間に分散されることも可能であり、また、必要に応じてアクセスするために、プロビジョニングゲートウェイ407や仲介装置のようなさまざまな装置に格納することも可能である。
【0037】
MP HLR101のさまざまなタイプの情報フローおよびタイミング図を図5〜図19に示す。これらの呼フローは、図2または図4のMP HLRとともに利用可能であるが、図5〜図17のフローは、複数のHLR401および403と仲介装置405の間のインタラクション(このインタラクションは、図2のMP HLR101では起こらないことがある)を示すために図4のMP HLR101内の呼フローに合わせて作られている。
【0038】
ネイティブモードにおけるGSM登録を示す流れ図およびタイミング図を図5に示す。通信装置のネイティブモードは一般に、その通信装置に関連するサービスセンタ、メッセージセンタ、VMS、またはGMSCのプロトコルタイプと同一である。シングルモードHLRでは、ネイティブモードはしばしば、通信装置に関連するHLRあるいはホームエージェントのプロトコルタイプと同一である。フォーリンモードは、ネイティブモードでないモードである。位置更新要求(location update request)は、移動局からGSM VMSCに中継される。MSC番号、VLR番号、およびMSC IDを含む位置更新(update location)は、MP HLR101のGSM HLR401に中継される。GSM HLRは、MSC番号およびVLR番号を格納し、加入者データ挿入(insert subscriber data)メッセージをGSM GMSCに送り、GSM GMSCはACKをGSM HLR401に送る。
【0039】
GSM HLR401は、移動加入者がデュアルモード加入者であるかどうかを判定する。移動機がデュアルモード加入者でないとき、通常のGSM処理が提供される。移動機がデュアルモード移動機であるとき、GSMの前の(旧)および新たな(新)VMSCタイプがGSM HLRに格納される。MSCタイプがGSMに等しい位置更新プリミティブ(内部メッセージ)が仲介装置に送られ、仲介装置は、位置更新メッセージを、MSCタイプがGSMの登録通知メッセージに変換してそのメッセージをANSI HLR403に中継する。ANSI HLRは、新VMSCタイプおよび旧VMSCタイプを格納し、プロファイルなしでACKを仲介装置に送る。プロファイルを送信する必要がないのは、仲介装置はプロファイル情報にアクセス可能であることから、MP HLR101の装置間でプロファイルを送信しないことにより時間と帯域を節約するためである。このACKは、GSM HLR401に中継される。
【0040】
ACKを受信すると、GSM HLR401は、旧VMSCタイプがHLRのタイプ、すなわち、GSMであるかどうかを判定する。旧VMSCタイプがGSMである場合、Cancel LocationメッセージがGSM HLR401から旧GSM MSCに送られ、旧GSM MSCが移動機105に対するそのVLRを削除する。オプションとして、旧VMSCタイプがANSIであり、MSのネイティブモードがANSIでない場合、プロセスは終了するが、旧タイプがANSIであり、ネイティブモードもまたANSIである場合、cancel location要求がGSM HLR401から仲介装置405に送られ、仲介装置405は、cancel locationを登録取消(registration cancellation)に変換し、これが旧ANSIMSCに送られ、旧ANSI MSCが移動機105に対するそのVLRを削除する。ANSI HLRもまた、旧VMSCタイプがANSIであるかどうかを判定する。旧VMSCタイプがANSIでない場合、プロセスは終了し、旧VMSCタイプがANSIである場合、ANSI登録取消がANSI HLR403から旧ANSI MSCに送られ、プロセスは終了する。
【0041】
ネイティブモードにおけるANSI登録を示す流れ図およびタイミング図を図6に示す。電子シリアル番号(ESN:Electronic Serial Number)および移動機識別番号(MIN:Mobile Identification Number)を有する登録要求がANSI−136 GMSCに送られ、ANSI−136 GMSCは、MP HLR101のANSI HLR403に認証要求を送る。ACKがANSI GMSCに返され、ANSI GMSCは、ESN、MIN、およびMSC IDを含む登録通知をANSI HLR403に送る。ANSI HLRは、新たなMSC IDを格納し、ACKをプロファイル付きでGMSCに送る。ANSI HLR403は、移動機がデュアルモードであるかどうかを判定する。移動機がデュアルモードでないとき、登録に対する通常のANSI処理が行われ、移動機がデュアルモードであるとき、ANSI HLR403は、ANSIに等しい新VMSCタイプと、旧MSCタイプとを格納する。ANSI HLRは、MSCタイプがANSIの登録通知を仲介装置405に送り、仲介装置405は、この登録通知を、MSCタイプがANSIの位置更新メッセージに変換して、処理のためにGSM HLRに送る。GSM HLR401は、新VMSCタイプおよび旧MSCタイプを格納し、ACKをプロファイルACKなしで仲介装置に送り、仲介装置は、このACKをANSI HLR403に中継する。GSM HLRは、旧VMSCタイプがそのタイプ、すなわちGSMであるかどうかを判定する。旧VMSCタイプがGSMでない場合、プロセスは終了するが、旧VMSCタイプがGSMである場合、cancel locationメッセージがGSM HLR401から旧GSM MSCに送られる。ANSI HLRは、旧VMSCタイプがANSIであるかどうかを判定し、そうである場合、登録取消メッセージを旧ANSI MSCに送る。オプションとして、旧VMSCタイプがGSMであり、移動機がそのネイティブモードにある場合、ANSI HLR403は、登録取消を仲介装置405に送り、仲介装置405は、登録取消をcancel location要求に変換し、これが旧GSM MSCに送られ、プロセスは終了する。
【0042】
GSMで発信されANSIで着信する呼配信を示す流れ図およびタイミング図を図7に示す。被呼者番号(PN:party number)を含むIAMがGSM GMSCに送られ、GSM GMSCは、ルーティング情報をMP HLR101のGSM HLR401に送る。GSM HLR401は、被呼者のVMSCタイプを判定する。このタイプがGSMであるとき、通常のGSM着信が提供される。このタイプがGSMでないとき、GSM HLRは、GMSCアドレスおよびタイプを有するprovide roaming number (PROVIDE ROAMING NO.)メッセージを仲介装置405に中継する。仲介装置405は、GMSCアドレスおよびタイプを格納し、provide roaming numberメッセージを、GMSC IDが仲介装置(MD)に等しいlocation requestに変換し、そのメッセージをANSI HLR403に送る。
【0043】
ANSI HLRは、MSC IDが仲介装置405を示すMDであるroute request (ROUTE REQ)をANSI VMSCに送る。ANSI VMSCは、TLDNを含むACKまたはbusy ACKをANSI HLR403に送り、ANSI HLR403は、TLDN、absent、またはbusyを有するACKを仲介装置405に中継する。MSRN、absent、またはbusyを有するPRN ACKがGSM HLRに中継され、GSM HLRは、MSRNまたはFTNを含むSRI ACKを生成し、MSRNを有するIAMが、GSM GMSCから、移動局を処理するANSI VMSCに中継される。この例では、MSによるlate call forwarding(遅延着信転送)起動のために、呼はANSI VMSCから先へ確立されない。一実施例では、リダイレクション理由を含むリダイレクション要求(redirection request)が、ANSI VMSCから仲介装置に中継され、仲介装置は、GSM HLRにFTN(転送先番号:Forward To Number)を問い合わせる。FTNおよび転送理由を含む呼処理再開(resume call handling)メッセージが、GSM GMSCに送られ、GSM GMSCは、ACKを仲介装置に送り、仲介装置は、ACKをANSI VMSCに送り、FTNを有するIAMがFTN VMSCに送られる。この方法が有効であるのは、仲介装置405にFTNへのアクセスを許可することによって、着信転送通信のための処理が発信側GMSCで行われ、これによりトランキングリソースが節約されるからである。別法として、リダイレクション理由が仲介装置405に中継され、仲介装置405が、リダイレクション要求を拒否する(REJ)ことにより、busyを有するTRANUM(Transfer Number)要求(TRANUM REQ)をANSI HLRに送ることも可能である。ANSI HLRは、FTNを有するACKをANSI VMSCに送り、ANSI VMSCはFTNを有するIAMメッセージをFTNVMSCに中継する。この方法が有効であるのは、着信転送通信の処理がMPHLR101、特に仲介装置405と、着信側移動通信交換センタとの間で行われ、呼処理再開(RCH:Resume Call Handling)を処理する能力を有しない可能性のある発信側MSCを巻き込むことを必要としないからである。
【0044】
ANSIで発信されGSMで着信する呼配信を示す流れ図およびタイミング図を図8に示す。IAMが、ANSI GMSCに中継され、ANSI GMSCは、location requestをANSI HLR403に送る。ANSI HLR403は、VMSCタイプがANSIまたはGSMのいずれであるかを判定する。このタイプがANSIであるとき、通常のANSI着信が提供される。このタイプがGSMであるとき、GMSCアドレスおよびタイプを含むroute requestが仲介装置405に中継される。仲介装置405は、GMSCアドレス(これは、遅延着信転送の最適ルーティングのために有用である)およびGMSCタイプ(これはインテリジェントネットワーキング(IN)インタラクションのために有用である)を格納し、SRIをGSM HLR401に送る。GSM HLR401は、GMSCアドレスがMDに等しいPRNを発行し、それをGSM VMSCに送り、GSM VMSCは、MSRNを有するACKをGSM HLR401に中継し、GSM HLR401は、そのMSRNを有するACKを仲介装置405に中継する。仲介装置は、そのMSRNを有するACKを、TLDNを有するACKに変換し、これは、ANSI HLR401に、続いてANSI GMSCに中継され、ANSI GMSCは、そのTLDNを有するIAMを着信側GSM VMSCに中継する。この例では、遅延着信転送起動のために、呼はGSM VMSCから先へ確立されない。GSM VMSCは、FTNおよび転送理由を含むRCH(呼処理再開)を仲介装置405に送り、仲介装置405は、このRCHを、リダイレクション理由を含むリダイレクション要求に変換し、これがANSI GMSCに中継され、ANSI GMSCは、TRANUM要求を送信することによってANSI HLRに対して転送先番号を要求し、その応答としてFTNを受信し、リダイレクション要求の確認応答を仲介装置に送るとともに、IAMをFTN VMSCに送る。MDは、RCHに確認応答し、プロセスは終了する。この方法が有効であるのは、仲介装置405にFTNへのアクセスを許可することによって、着信転送通信のための処理がMP HLR101、特に仲介装置405と、発信側ゲートウェイ移動通信交換センタとの間で行われ、発信側MSCと着信側MSCの間の余分なトランクを巻き込むことを必要としないからである。
【0045】
当業者に知られている、着信プリペイドトリガのあるGSM着信呼に対する信号フローのブロック図を図9に示す。第1移動機MS1(105)は、プリペイド移動ユーザである第2移動機MS2(119)と通信することを選択する。この例では、GSM GMSC111は、GSM HLR901と情報を交換し、GSM HLR901は、GSM SCP114と通信して、個々のユーザに対するサービスを確認する。サービスがSCP114によって確認されると、HLR901は、GSM MSC/VLRを通じて呼処理を進め、呼は第2移動機119に着信する。
【0046】
MP HLRを利用したGSMフォーリンモード着信呼の信号フローのブロック図を図10に示す。プリペイドユーザの場合、ANSIシステムは、着信側MSCのSCPと通信し、一方、GSMシステムは、(発信側)GMSCのSCPと通信する。図示の例では、第1移動機105が、プリペイドサービスを利用する第2移動機へ呼を発信する。被呼者番号(CD PN:called party number)が、ANSI GMSC125に中継され、location request (LOC REQ)がMP HLR101に中継される。MP HLR101は、GMSCがANSIであり、VMSCがGSMであり、移動機105のネイティブモードがANSIであることを知っているため、MP HLR101は、ANSI GMSC111を通じて、接続されている着信側GSM VMSC/GMSC109,111またはVMSCと同じプロトコルタイプのGMSCのいずれかに呼を送り、その呼に対する通常のGSMプリペイド着信が、VMSC/GMSC 109/111、MP HLR101、およびGSM SCP114の間で行われる。呼をVMSCに接続されたGMSCに送ることは、トランキングリソースを節約する利点を有する。仲介装置が呼を宛先GMSCに送るとき、仲介装置は、もとの被呼者番号とは異なる被呼者番号を送ることも可能である。しかし、受信側GMSCは、被呼者番号(これは、プレフィックスに続くもとの被呼者番号、または、異なる番号のいずれかを含むことが可能である)を認識しなければならない。呼をVMSCと同じプロトコルタイプのGMSCに送ることは、このGMSCがANSI GMSC111と同じネットワークにある可能性があり、その場合、プレフィックスに続くもとの被呼者番号、または、異なる番号のいずれかを認識することができるという利点がある。同様に(図16、図17、および図18参照)、仲介装置405がショートメッセージをSMSC/MCに送るとき、仲介装置は、もとの被呼者番号とは異なる可能性のある被呼者番号を認識かつ生成することができる。しかし、SMSC/MCおよびVMSは、被呼者番号(これは、プレフィックスに続くもとの被呼者番号、または、異なる番号のいずれかを含むことが可能である)を認識しなければならない。
【0047】
MP HLRを利用したANSIフォーリンモード着信呼の信号フローのブロック図を図11に示す。この場合、第1移動機105が、プリペイドサービスを利用して、第2移動機119へ呼を発信する。IAMが、ANSI MSC123で受信され、ANSI MSC123は、IAMメッセージをGSM GMSC111に送り、GSM GMSC111は、データベース101に問合せを行う。呼は、GSM GMSC111、MP HLR101、およびGSM SCP(これは、支払い権限を判定する)の間で設定され、GMSC111は、MSRNを有するIAMをANSI MSCに中継し、ANSI MSCは呼を第2移動機119に着信させる。
【0048】
移動機発信プリペイド呼の信号フローのブロック図を図12に示す。結合したSCPがない場合、移動機は、複数のSCP(プロトコルごとに1つずつ)を有することが可能であり、SCPとの通信は任意である。このような場合、移動機発信プリペイドサービスが利用される。移動機着信プリペイド呼の場合、MP HLR101は、呼を、適当なGMSCまたはANSI着信側MSCに中継し、このGMSCまたはANSI着信側MSCが、図13および図14に示すように、適当なSCPと通信する。このような場合、移動機着信プリペイドサービスが利用される。
【0049】
ネイティブモードまたはフォーリンモードのいずれかの場合の、GSM着信での移動機着信プリペイド呼の信号フローのブロック図を図13に示す。この例では、MP HLRとのオペレーションは、図4のMP HLR101が利用される場合について示されている。着信側移動機が発信側MSCに対してフォーリンモードで動作している場合、プロセス(a)〜(d)が、ANSI発信側MSC123を通り、MP HLR101内のANSI HLR403を通って進み、ANSI HLR403は、信号フロー(1)〜(11)により処理を完了するために、呼ACKを、発信側MSC123を通じて、GSM GMSC111に転送する。移動機がそのネイティブGSMモードで動作しているとき、プロセスはGSM GMSC111で(1)から開始する。呼は、GSM GMSC111とGSM HLR401の間の呼設定を通じて進み、GSM HLR401は、GSM SCP114を通じてサービスの権限を確認し、呼は、GSM MSC109によって第2移動機105に着信する。
【0050】
ネイティブモードまたはフォーリンモードのいずれかの場合の、ANSI着信での移動機着信プリペイド呼の信号フローのブロック図を図14に示す。着信側移動機が発信側MSCに対してフォーリンモードで動作している場合、信号フロー(1)〜(9)による処理を完了するために、呼プロセス(a)〜(d)は、GSM GMSC111を通り、GSM HLR401を通り、再びGSM GMSC111を通ってANSI発信側MSC123へと進む。移動機がそのネイティブモードで動作しているとき、プロセスはANSI発信側MSC123で(1)から開始する。ANSI発信側MSC123は、location requestをANSI HLR403に送り、呼フローは、プリペイドユーザに対する通常のANSI発着信呼のように進む。
【0051】
移動機発信SMSの信号フローのブロック図を図15に示す。移動機は、そのネイティブMSCでSMSを発信する。このMSCは、ネイティブプロトコルMC(Message Center)(サービスセンタ(SC:Service Center)またはSMSC(Short Message Service Center)ともいう)とともに動作し、その個々のプロトコルについて、着信側MC1501または1503でサービスを完了する。メッセージが、異なるプロトコルで着信した場合、IIF(Interworking and Interoperability Function)として作用する仲介装置が、メッセージを他のプロトコルに変換するために使用され、その変換されたメッセージが、着信側メッセージセンタ1501または1503に中継される。
【0052】
MP HLRを用いた移動機着信SMSの信号フローのブロック図を図16および図17に示す。図16の例では、ANSIネイティブモードSMSメッセージが、GSMフォーリンモードで着信する。メッセージは、ANSI HLRに中継され、ANSI HLRは、仲介装置405をMSC IDとしてANSIメッセージセンタ(MC)129に提供し、ANSI MC129は、仲介装置405とともに動作して、FSM(ショートメッセージ転送:Forward Short Message)を生成し、これがGSM MC115に送られる。GSM GMSC/MCは、GSM HLR401とともに動作して、メッセージをGSM MSC109に中継し、GSM MSC109は、メッセージを宛先移動機105に送る。図17の例では、GSMネイティブモードSMSメッセージが、ANSIフォーリンモードで着信する。メッセージは、GSM HLRに中継され、GSMHLRは、仲介装置405をMSC IDとしてGSM MCに提供し、GSM MCは、仲介装置405とともに動作して、SMDPP(Short Message Direct Point to Point)を生成し、これがANSI MCに送られる。ANSI MCは、ANSI HLRとともに動作して、メッセージをANSI MSCに中継し、ANSI MSCは、メッセージを宛先移動機105に送る。
【0053】
ANSI VMS(Voice Message System)メッセージウェイティング通知手続きの信号フローのブロック図を図18に示す。MP HLR101は、ANSIネイティブモードで、MP HLR、特に仲介装置を利用して、GSMネイティブモードで着信するGSM移動機着信SMSを生成する。ANSI VMS130は、MWN(メッセージウェイティング通知:Message Waiting Notification)をANSI HLRに送り、ANSI HLRは、仲介装置405と通信して、FSMをGSM MC115に送り、GSM MC115は、GSM HLRとともに動作して、メッセージを、適当な移動機105または119に着信させるために、適当なGSM MSC109またはGSM SGSN113に中継する。図16および図17に示した状況では、MP HLR101は、着信側MSCタイプを知っており、したがって、呼を適当なメッセージセンタに直接送ることができるため、MD405を通じてのメッセージの余分な翻訳が回避される。GSM MCあるいはANSI MCの機能は、MP HLR101内にコロケートされることも可能である。
【0054】
移動機発着信SMSの信号フローのブロック図を図19に示す。MS105からGSM MSC109へのSMSメッセージは、被呼者のネイティブモードにかかわらず、GSM MC115に転送される。GSM MC115は、SMSメッセージを、着信させるために適当なMCに転送する。このMCはこの場合ANSI MC129である。ANSI MC129は、FSMをMD405に中継し、MD405は、メッセージを所望のプロトコルに、例えばGSMからANSIに、変換あるいは翻訳し、変換されたメッセージとともにMDアドレスを返す。ANSI MC129は、SRIを(MDアドレスとともに)ANSI HLR403に送り、ANSI HLR403は、メッセージをMD405に中継し、MD405は、例えばSMDPPまたはGHOST(GSM HOsted SMS Teleservice)により、ANSI MSC123から終端移動機129への着信を実行する。MP HLR101をこのように利用すると、ネイティブプロトコル、発信側プロトコル、または着信側プロトコルのいずれであっても、任意の呼に対して、SMS変換は1つの変換へと最大化される。
【0055】
MP HLRの解決法によれば、被呼者は、2つのMC(1つはGSM、1つはANSI)を有することが可能である。VMSCは、発信側SMSメッセージを、加入者のネイティブモードにかかわらず、その同じプロトコルタイプのMCにルーティングする。可能な限り、発信側MCは、同じプロトコルタイプの被呼者のMCにルーティングする。被呼者がデュアルモード加入者でないとき、呼は、そのネイティブモードへのプロトコル変換のために、仲介装置405にルーティングされる。同様に、デュアルモード被呼者がフォーリンモードで動作している場合、フォーリンモードMCは、SMSメッセージを、着信側MSCへのプロトコル変換のために、MDに送る。
【0056】
MP HLR101は、いくつかの理由で、IIF(Interoperability Interworking Function)より効率的である。メッセージがMP HLR101に直接送られるため、プロファイル情報に対するマッピングは不要であり、テクノロジ間登録のために必要な外部ネットワークシグナリングは少なくなる。発信側MSCは、呼をホームネットワークにルーティングすることを必要とせずに、仲介装置を通じて着信側テクノロジのHLRに問合せをすることが可能であるため、呼着信はさらに最適化される。特に遅延着信転送の場合、最適なルーティングにより、MP HLR101アプリケーションにおける国際トランキングが低減される。MP HLR101によれば、SMS変換は、発信側あるいは着信側のユーザのプロトコルにかかわらず、1つの変換へと最大化される。ANSIシステムは着信側MSCのSCPと通信し、GSMシステムは(発信側)GMSCのSCPと通信するが、MP HLR101は、GSMフォーリンモードで動作しているANSI加入者のための着信トリガを提供する。
【0057】
本発明は、ワイヤレス(無線)あるいは有線、および、音声、データ、あるいはマルチメディアを含む、さまざまなタイプの複数のプロトコルをサポートする単一のHLRを提供する。このMP HLRは、複数のネットワークプロトコルに対するHLR、ホームエージェント、およびフォーリンエージェントを置き換える。MP HLRは、さまざまな相異なるネットワークプロトコルについて、モビリティ/ユーザ管理、ユーザ認証/セキュリティ制御、およびユーザプロファイル管理の機能を実行する。これらの機能は、従来のセルラネットワーク、第3世代ワイヤレス音声/データネットワーク、およびインターネットで要求され、これまでは別々の機能エンティティにわたって展開されてきたものである。MP HLR101は、複数の標準のプロトコルインタフェースをサポートすることによって、これらの複数のエンティティの機能を1つのエンティティとして実現する。複数プロトコルのサポートにより、MP HLR101は、単一のネットワークプロトコルをサポートする単一のHLRに基づく今日の第1世代および第2世代のワイヤレスネットワークから、HLR/IPサーバコンプレックスに基づく次世代のワイヤレスネットワークへ、さらに将来のオールIPベースのワイヤレスネットワークへのシームレスな進化を促進する。MP HLR101は、ユーザが複数のワイヤレスあるいは有線サービスに加入しているような環境で有効であり、相異なるネットワーク間、例えば、GSMとTDMAの間で、マルチモード電話機のシームレスなローミングを可能にする。統合されたHLRは、多くのHLRの代わりに1つのHLRを同期し更新することから得られる節約のようなコスト削減効果を、サービスプロバイダに提供する。
【0058】
さらに、MP HLR101は、ゲートウェイMSCまたは発信側MSCのいずれかのタイプとともに、在圏MSCタイプを知っている。この情報により、MP HLR101は、呼を、在圏MSCと同じタイプのゲートウェイMSCに送ることができる。さらに、MP HLR101は、加入者が登録している真のMSCを知っているため、MP HLR101は、例えば、呼禁止(call barring)、出呼禁止付きの着信転送インタラクション、通常のHLR復旧手続き、および地域ゾーン加入契約のような、通常のプロトコル手続きも実行可能である。MPHLR101は、マルチモード加入者に対して、単に相互運用されるものよりもさまざまなサービスを提供することができる。加入者が現在登録しているプロトコルが何であるかに従って、加入者は真正なサービスを受けることができる。
【0059】
本発明は、その技術思想あるいは本質的特性から離れることなく、他の具体的形態でも実現可能である。上記で説明した実施例は、すべての点において単なる例示であり、限定的なものではないとみなされるべきである。したがって、本発明の技術的範囲は、上記の詳細な説明ではなく特許請求の範囲によって示されるものである。特許請求の範囲の意味および均等の範囲内に入るすべての変更は、その技術的範囲内に包摂されるものである。
【0060】
【表1】
【0061】
表2は、上記の説明で用いられた頭字語のリストである。
[表2]
AAA: Authentication, Authorization, and Accounting
ACK: Acknowledgment
AG: Application Gateway
API: Application Programming Interface
ATI: Any Time Interrogation
BOIC: Barring of Outgoing International Calls
BSS: Base Station System
CAMEL: Customized Application for Mobile Network Enhanced Logic
CDMA: Code Division Multiple Access
CF: Call Forwarding
CFB: Call Forward Busy
CFNRG: Call Forwarding on Mobile Subscriber Not Reachable
CONT: Continue
EDGE: Enhanced Data Rates for GPRS Evolution
FTN: Forward to Number
GGSN: Gateway GPRS Service Node
GMSC: Gateway Mobile Switching Center
GPRS: General Packet (Data) Radio Service
GSM: Group Special Mobile/Global System for Mobile Communications
HDR: High Data Rate
HLR: Home Location Register
IAM: Initial Address Message
IN: Intelligent Networking
InitDP: Initial Detection Point
IP: Internet Protocol
LOC/ST: Location/State
MC: Message Center
MD: Mediation Device
M-IP: Mobile IP
MP HLR: Multiple-Protocol Home Location Register
MS: Mobile Station
MSC: Mobile Switching Center
MSRN: Mobile Subscribing Roaming Number
OAM:
PG: Protocol Gateway
PN: Party Number
PRN: Provide Roaming Number
PSI: Provide Subscriber Information
PSTN: Public Switch Telephone Network
RCH: Resume Call Handling
SC: Service Center
SCP: Service Control Point
SGSN: Serving GPRS Service Node
SIP: Session Initiation Protocol
SMSC: Short Message Service Center
SPA: Service Package Application
SRI: Send Routing Information
SS7: Standard Signaling System 7
TDMA: Time Division Multiple Access
TLDN: Temporary Location Directory Number
UMTS: Universal Mobile Telecommunications System
VLR: Visitor Location Register
VMS: Voice Message System
VMSC: Visited Mobile Switching Center
【0062】
【発明の効果】
以上述べたごとく、本発明によれば、相異なるプロトコルを利用する複数のシステム間でユーザのモビリティ管理を提供する方法および装置が実現される。
【0063】
特許請求の範囲の発明の要件の後に括弧で記載した番号がある場合は、本発明の一実施例の対応関係を示すものであって、本発明の範囲を限定するものと解釈すべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多重プロトコルHLRにインタフェースされた複数の通信ネットワークを示すブロック図である。
【図2】本発明による多重プロトコルHLRの第1実施例のブロック図である。
【図3】本発明による多重プロトコルHLRにおけるプロトコルゲートウェイの動作を示す流れ図である。
【図4】本発明による多重プロトコルHLRの第2実施例のブロック図である。
【図5】本発明によるネイティブモードにおけるGSM登録を示す流れ図およびタイミング図である。
【図6】本発明によるネイティブモードにおけるANSI登録を示す流れ図およびタイミング図である。
【図7】本発明によってGSMで発信されANSIで着信する呼配信を示す流れ図およびタイミング図である。
【図8】本発明によってANSIで発信されGSMで着信する呼配信を示す流れ図およびタイミング図である。
【図9】着信プリペイドトリガのあるGSM着信呼に対する信号フローのブロック図である。
【図10】本発明によるMP HLRを利用したGSMフォーリンモード着信呼の信号フローのブロック図である。
【図11】本発明によるMP HLRを利用したANSIフォーリンモード着信呼の信号フローのブロック図である。
【図12】本発明による移動機発信プリペイド呼の信号フローのブロック図である
【図13】本発明によるMP HLRを利用した移動機着信プリペイド呼の信号フローのブロック図である。
【図14】本発明によるMP HLRを利用した移動機着信プリペイド呼の信号フローのブロック図である。
【図15】本発明による移動機発信ショートメッセージングサービス(SMS:short messaging service)の信号フローのブロック図である。
【図16】本発明によるMP HLRを利用した移動機着信SMSの信号フローのブロック図である。
【図17】本発明によるMP HLRを利用した移動機着信SMSの信号フローのブロック図である。
【図18】本発明によるMP HLRを利用したANSI VMS(Voice Message System)メッセージウェイティング通知手続きの信号フローのブロック図である。
【図19】本発明による移動機発着信SMSの信号フローのブロック図である。
【符号の説明】
101 MP HLR
103 GSMシステム
105 移動局(MS)
107 基地局システム(BSS)
109 在圏移動通信交換センタ(VMSC)
111 ゲートウェイ移動通信交換センタ(GMSC)
113 サービングGPRSサービスノード(SGSN)
114 GSMサービス制御ポイント(GSM SCP)
115 GSMメッセージセンタ(GSM MC)
116 GSMボイスメッセージシステム(GSM VMS)
117 ANSI通信システム
119 MS
121 ANSIベースサイトシステム(ANSI BSS)
123 ANSI VMSC
125 ANSI GMSC
127 ANSI SGSN
128 ANSIサービス制御ポイント(ANSI SCP)
129 ANSIメッセージセンタ(ANSI MC)
130 ANSI VMS
131 PSTN(公衆交換電話網)
133 有線(従来型)電話機
135 AAAサーバ
137 VoIPサーバ
139 H.323プロトコルサーバ
141 データネットワーク
143,145 コンピューティング装置
147 アプリケーションサーバ
201 データベースコンポーネント
203 ユーザ位置
205 統合ユーザプロファイル
207 セキュリティ情報
209 データベースマネージャ
211 GSM PG
213 ANSI−41 PG
215 AAA PG
217 SIP PG
219 H.323 PG
221 アプリケーションゲートウェイ(AG)
401 GSM HLR
403 ANSI−41 HLR
405 仲介装置(MD)
407 プロビジョニングゲートウェイ
901 GSM HLR
1501,1503 着信側MC
Claims (10)
- 中央に配置されたデータベースを有する多重プロトコルホームロケーションレジスタであって、
少なくとも2つの要求側ネットワークのうちの第1の要求側ネットワークから、少なくとも2つの要求プロトコルのうちの第1のネットワークプロトコルに従う第1のネットワーク要求を受信する第1のプロトコルゲートウエイを含み、前記第1のプロトコルゲートウエイは、共通の制御手続きに従って、前記第1のネットワーク要求を出力するものであり、さらに、
少なくとも2つの要求側ネットワークのうちの第2の要求側ネットワークから、少なくとも2つの要求プロトコルのうちの第2のネットワークプロトコルに従う第2のネットワーク要求を受信する第2のプロトコルゲートウエイを含み、前記第2のプロトコルゲートウエイは、共通の制御手続きに従って、前記第2のネットワーク要求を出力するものであり、さらに、
前記少なくとも2つのネットワークプロトコルに対する、前記データベースにより提供される共通のデータソースと前記共通の制御手続きとを利用して前記第1及び第2のネットワーク要求を処理し、ネットワーク要求によって要求された情報を取得する、多重プロトコルホームロケーションレジスタ内にあるプロセッサを含み、前記プロセッサは、前記少なくとも2つのプロトコルゲートウエイと前記データベースとに動作可能に接続するデータベースマネージャであり、
前記少なくとも2つのプロトコルゲートウエイの各々は、前記ネットワーク要求の各々を、ゲートウエイが接続されたそれぞれのネットワークのプロトコルから前記共通の制御手続きへ解釈するよう設定され構築され、そして前記プロセッサを介した前記データベースへの1つ以上の問い合わせを生成するものであり、さらに、
前記第1のネットワーク要求によって要求された情報を前記第1の要求側ネットワークに中継する、前記プロセッサに動作可能に接続された第1のトランスミッタと、
前記第2のネットワーク要求によって要求された情報を前記第2の要求側ネットワークに中継する、前記プロセッサに動作可能に接続された第2のトランスミッタとを有することを特徴とする多重プロトコルホームロケーションレジスタ。 - 前記プロセッサは、1つ以上のアプリケーションゲートウエイと前記共通のデータソースを提供するデータベースとに動作可能に接続されており、前記1つ以上のアプリケーションゲートウェイは、メッセージを解釈し、前記共通の制御手続きを利用して、前記データベースへの1つ以上の問合せを生成するように設定され構成されることを特徴とする請求項1記載の多重プロトコルホームロケーションレジスタ。
- 前記少なくとも2つの要求プロトコルは、ANSI−41、GSM MAP、SIP、H.323、AAA、およびM−IPのうちの少なくとも1つからなることを特徴とする請求項1記載のシステム。
- 前記ネットワーク要求は、有線およびワイヤレス通信媒体の少なくとも一方を介しての、音声通信、データ通信、およびマルチメディア通信のうちの少なくとも1つに関連することを特徴とする請求項1記載のシステム。
- 中央に配置されたデータベースを有する多重プロトコルホームロケーションレジスタを動作する方法であって、
少なくとも2つの要求側ネットワークのうちの1つの要求側ネットワークから、少なくとも2つのネットワークプロトコルのうちの第1のネットワークプロトコルに従って構成されたネットワーク要求を、前記多重プロトコルホームロケーションレジスタの第1のプロトコルゲートウエイが受信するステップと、
前記ネットワーク要求を前記第1のプロトコルから共通の制御手続きへ前記第1のプロトコルゲートウエイが解釈するステップと、
前記ネットワーク要求によって要求された情報を取得するために、前記少なくとも2つのプロトコルに対する、前記データベースにより提供される共通のデータソースと前記共通の制御手続きとを利用して、前記ネットワーク要求をプロセッサが処理するステップを含み、前記プロセッサは、前記少なくとも第1のプロトコルゲートウエイと前記データベースとに動作可能に接続するデータベースマネージャであり、さらに、
前記ネットワーク要求と関連する前記データベースの少なくとも1つの問い合わせを前記プロセッサが生成するステップと、
前記少なくとも1つの問い合わせを前記データベースへ中継するステップと、
前記データベースからの前記要求された情報を前記プロトコルゲートウエイのうちの1つが受信するステップと、
前記供給された情報を前記要求側ネットワークのプロトコルゲートウエイがそれぞれ中継するステップとを含むことを特徴とする方法。 - 前記処理するステップはさらに、前記ネットワーク要求と関連する共通コマンドを前記要求側ネットワークのプロトコルゲートウエイが生成するステップを含み、前記共通のコマンドを用いて少なくとも1つの問い合わせを前記プロセッサが生成することを特徴とする請求項5記載の方法。
- 前記処理するステップはさらに、前記少なくとも2つのプロトコルの間でのインターワーキング機能を提供するステップを含むことを特徴とする請求項5記載の方法。
- 前記ネットワーク要求が、前記少なくとも2つのネットワークプロトコルのうちの少なくとも1つのプロトコルのサブセットに従って構成されることを特徴とする請求項5記載の方法。
- 前記少なくとも2つのネットワークプロトコルは、ANSI−41、GSM MAP、SIP、H.323、AAA、およびM−IPのうちの少なくとも1つからなることを特徴とする請求項5記載の方法。
- 前記ネットワーク要求は、有線およびワイヤレス通信媒体の少なくとも一方を介しての、音声通信、データ通信、およびマルチメディア通信のうちの少なくとも1つに関連することを特徴とする請求項5記載の方法。
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