JP4076658B2 - Disc player - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミニディスク等のディスク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、ディスク再生装置の第1の従来例について、図9および図10を参照しながら説明する。本従来例は、ミニディスクシステムを例にして説明する。なおミニディスクシステムの構成については、日経エレクトロニクス誌No.535,1991.9.2号127頁〜141頁に掲載されている。
【0003】
図9にディスク再生装置の従来例の構成を示す。図9において、ディスク101は光磁気ディスク、または光ディスクである。スピンドルモータ102は、ディスク101を回転させるスピンドルモータで、モータドライバ105を介して、サーボ部106よって駆動される。ディスク101に記録された信号は光ピックアップ103で読み出され、再生アンプ107に供給される。光ピックアップ103は、モータドライバ105を介してサーボ部106によって駆動される。また光ピックアップ103は、トラバースモータ104によって、ディスク上の位置が制御される。トラバースモータ104は、モータドライバ105を介してサーボ部106によって駆動される。
【0004】
再生アンプ107は光ピックアップ103で再生された再生信号を電流−電圧変換し、波形等化して信号復調部108に供給する。また再生アンプ107は、光ピックアップ103で再生されたADIP(アドレスインプリグルーブ)信号を電流−電圧変換して信号復調部108に供給する。なお光ピックアップから再生信号とADIP信号を分離する方法は、日経エレクトロニクス誌No.535,1991.9.2号127頁〜141頁に掲載されている。また再生アンプ107は、光ピックアップ103で再生された信号を電流−電圧変換した後、サーボ用の信号を生成し、サーボ部106に供給する。
【0005】
信号復調部108は、システム制御部113が復調を指示したとき、再生アンプ107から供給される再生信号からクロックを抽出し、抽出したクロックによってデータを検出し、EFM(8−14変調)変調されたデータを復調する。クロックの抽出はPLL(Phase Locked Loop)回路によって実現する。その後、信号復調部108は、フレーム同期信号を検出し、復調データに含まれる誤り訂正符号を用いて、誤り訂正を行い、訂正後のデータをショックプルーフメモリ109に送出する。また信号復調部108は、復調の際に検出されたフレームクロック(約7.35kHz)をサーボ部106に供給する。フレームクロックは再生されたフレームと同一の周波数を持つクロックであり、フレーム同期信号をもとに信号復調部108で生成される。また信号復調部108は、光磁気ディスクに記録されているADIP信号を復調し、ビットクロックを生成し、サーボ部106に供給するとともに、ADIPに記録されているアドレス信号を検出し、システム制御部113に送出する。ショックプルーフメモリ109は、信号復調部108の出力する訂正後データを保存するメモリである。TOCメモリ115は、信号復調部108によって読み出された、ディスクに記録された、トラック(曲)とのトラックの先頭アドレスの組を記憶するメモリである。
【0006】
サーボ部106は、光ディスクの再生時には復調部109から供給されるフレームクロックによってディスク101の回転数を制御する。サーボ部106は、光磁気ディスクの再生時、または記録時には復調部108で生成されたADIP信号のビットクロックによってディスク101の回転数を制御する。
【0007】
メモリ制御部110は、ショックプルーフメモリ109に格納されているデータ量に基づいて、ショックプルーフメモリ109に格納されているデータ量が、メモリ容量の上限に達したときメモリフルフラグMFを立て、データ量が、(メモリ容量の上限−4セクタ)以下になったときメモリフルフラグMFを解除する。
【0008】
またメモリ制御部110は、ショックプルーフメモリ109に格納されているデータ量が0に達したときメモリエンプティフラグMEを立て、データ量が、4セクタ以上になったときメモリエンプティフラグMEを解除する。
【0009】
システム制御部113は、システムモード(記録モード、または再生モード)に応じてメモリ制御部110から供給されるメモリ・フル・フラグMFと、メモリエンプティフラグMEに基づいて、サーボ部106、信号復調部108、メモリ制御部110、音声伸張部111の制御を行う。
【0010】
音声伸張部111はショックプルーフメモリ109のデータを読み出すデータ読み出し部であり、システム制御部113が再生モードを指示したとき、ショックプルーフメモリ109から一定レートでデータを読み出して、圧縮された音声データを伸張する。この結果、2チャンネル分の16ビットデータが各チャンネル44.1kHzのレートで出力される。このデータはDAC(ディジタル−アナログ変換器)112を介して、2チャンネル分の音声出力信号として出力される。
【0011】
操作入力部114は、使用者の再生の開始、特定トラックの先頭へのアクセス等の指示を受け付ける部分で、これらの指示をシステム制御部113へ送出する。
【0012】
次に、従来例のディスク再生装置の動作について、図面を参照しながら説明する。図10は従来例のディスク再生装置の動作を示すタイミングチャートである。図10において、MSはショックプルーフメモリ109のデータの蓄積状態を示し、縦軸のフルはショックプルーフメモリ109が一杯になった状態、(フル−M)は、ショックプルーフメモリ109の空き容量がM(M=4)セクタの状態、(エンプティ+N)はショックプルーフメモリ109にN(N=4)セクタ分のデータが蓄えられている状態を示す。エンプティはショックプルーフメモリ109が空の状態を示す。
【0013】
MFはメモリ制御部110が送出するメモリフルフラグである。メモリ制御部110はショックプルーフメモリ109に蓄積されているデータ量がフルになったときメモリフルフラグMFを立て、ショックプルーフメモリ109の空き容量がM(M=4)セクタになったとき、メモリフルフラグMFをクリアする。横軸は時間経過を示す。
【0014】
操作入力部114で、再生が指示されると、時間Aでショックプルーフメモリ109が空の状態から一定のレートXで再生を開始し、時間Bにショックプルーフメモリ109はフルになる。システム制御部113は、時間BでメモリフルフラグMFがオンになると、信号復調部108からショックプルーフメモリ109への訂正後データの書き込みを禁止する。すなわち、信号復調を示すフラグDEMENと、ショックプルーフメモリ109へデータ転送命令SPMWEをオフにする。
【0015】
システム制御部113は時間Bで、信号復調部108からショックプルーフメモリ109への訂正後のデータの書き込みを禁止した後、サーボ部106に次のセクタへのトラックジャンプを指示する。通常は、時間Bまでにショックプルーフメモリ109セクタの次のセクタのアクセスを指示する。アクセスが完了するとサーボ部106からシステム制御部113に供給されるトラッキング信号TRONがONになる。
【0016】
その後、時間Cまでの間は、ショックプルーフメモリ109へのデータの書込は行われない。音声伸張部111はX/5のレートで、ショックプルーフメモリ109からデータを読み出す。
【0017】
次に時間Cで、ショックプルーフメモリ109のデータ量が(フル−M)になると、システム制御部113は、 DEMENをオンにする。
【0018】
次にシステム制御部113は、信号復調部108から送出されるADIPアドレスと信号復調部108から送出されるアドレスデータが、次に取り込むセクタのひとつ前のセクタを示すアドレスであることを確認した後、時間Dで信号復調部108にデータ転送命令SPMWENを発効し、ショックプルーフメモリ109へのデータの転送を指示する。
【0019】
次に時間EでメモリフルフラグMFがオンになると、信号復調部108からショックプルーフメモリ109への訂正後データの書き込みを禁止する。この後、システム制御部113は時間B〜時間Eまでと同様の処理を繰り返す。
【0020】
以上のような制御を行うことによって、ショックプルーフメモリ109上には、通常(フル−M)以上の訂正後データが蓄えられ、振動等によって、復調ができなくなっても、ショックプルーフメモリ109上の訂正後データを用いて、音声伸張処理を継続できるので、耐震性能の高いシステムを実現することができる。
【0021】
一方、ミニディスクの場合、ディスクが小型であることから、携帯用としても需要が高い。携帯用のディスク再生機器では、電池寿命の長さが使い勝手の上で大変重要であり、電池寿命を延ばすために再生機器の低電力化が必要である。
【0022】
ミニディスクシステムは、前記第1の従来例で説明したとおり、間欠的に再生を行いショックプルーフメモリ109にデータを蓄積する方式をとるため、再生をしないときは、ショックプルーフメモリ109より前の再生系ブロックは、動作する必要がない。すなわち再生を停止し、ショックプルーフメモリ109からデータを読み出しているだけの期間は、ディスク101の回転を停止しても構わない。このようなミニディスクの特徴を活かして、再生停止時にスピンドルモータ102の駆動を停止し、消費電力を低減させることができるディスク再生装置が、特願平9−312288号の「光ディスク再生装置」にて開示されている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例のようなディスク再生装置では、消費電力の低減等のため、たまたまスピンドルモータ102の駆動を停止し、スピンドルモータ102の回転が停止、または回転数が低下しているときに、使用者が、現在再生中のトラックから、別のトラックへのアクセスを指示した場合には、それまで、ショックプルーフメモリ109に蓄積されてきたデータを用いることはできず、新たに指示されたトラックをサーボ部106を駆動して、アクセスし、所望のデータをショックプルーフメモリ109に取り込む必要があるため、スキップ後のトラックの音声の発音が遅れる場合がある。
【0024】
本発明は、前記従来の問題点を解決するもので、使用者が操作を行ってから一定の期間、スピンドルモータの駆動の停止を禁止し、使用者が再度、アクセス指示等の操作を行った際に、スピンドルモータの起動を待つことなく、直ちに、ショックプルーフメモリへのデータの蓄積を行えるようにし、発音までの時間を短縮することができるディスク再生装置を提供することを目的とする。
【0025】
さらに本発明は、スピンドルモータの回転が停止、または回転数が低下しているときに、使用者が、現在再生中のトラックから、別のトラックへのアクセスを指示した場合に、通常の線速度に対応するスピンドルモータの回転数より、低い回転数で、再生を開始することにより、スピンドルモータの起動時間を短縮し、直ちに、ショックプルーフメモリへのデータの蓄積を行え、発音までの時間を短縮することができるディスク再生装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のズィスク再生装置は、ディスクを回転させるスピンドルモータと、
ディスクから信号を再生するピックアップと、
ピックアップを移送するトラバースモータと、
スピンドルモータと、ピックアップとトラバースモータを制御するサーボ部と、
ピックアップから再生された信号を復調する信号復調部と、
信号復調部で復調されたデータを格納するショックプルーフメモリと、
ショックプルーフメモリを制御するメモリ制御部と、
ショックプルーフメモリのデータを読み出すデータ読み出し部と、
使用者が動作を指示するための操作入力部と、
操作入力部からの入力に基づいて、サーボ部と、信号復調部と、メモリ制御部とを制御し、操作部からの入力があったとき、操作入力フラグを出力するシステム制御部と、
システム制御部が送出する操作入力フラグを受け取ってから所定時間が経過するまでの間、操作入力期間フラグを出力するタイマ手段とを備え、
システム制御部は、サーボ部と、信号復調部と、メモリ制御部とを制御して、ディスク上の所定量のデータをショックプルーフメモリへ格納した後、操作入力期間フラグが立っていないときは、スピンドルモータの駆動を停止し、操作入力期間フラグが立っているときはスピンドルモータの駆動を停止せず、その後ショックプルーフメモリのデータ残量が所定量以下になった場合、スピンドルモータが停止、または所定の線速度以下に対応する回転数になっているときには、スピンドルモータを起動した後、ディスク上のデータのショックプルーフメモリへの格納を開始し、スピンドルモータが所定の線速度に対応する回転数になっているときには、直ちにディスク上のデータのショックプルーフメモリへの格納を開始することを特徴とするものである。
【0027】
請求項1記載のディスク再生装置によれば、使用者が操作を行ってから一定の期間、スピンドルモータの駆動の停止を禁止し、使用者が、一定期間内に再度、アクセス指示等の操作を行った際に、スピンドルモータの起動を待つことなく、直ちに、ショックプルーフメモリへのデータの蓄積を行えるようにし、発音までの時間を短縮することができる。
【0028】
請求項2記載のディスク再生装置は、ディスクを回転させるスピンドルモータと、
ディスクから信号を再生するピックアップと、
ピックアップを移送するトラバースモータと、
スピンドルモータと、ピックアップとトラバースモータを制御するサーボ部と、
ピックアップから再生された信号を復調する信号復調部と、
信号復調部で復調されたデータを格納するショックプルーフメモリと、
ショックプルーフメモリを制御するメモリ制御部と、
ショックプルーフメモリのデータを読み出すデータ読み出し部と、
使用者が動作を指示するための操作入力部と、
操作入力部からの入力に基づいて、サーボ部と、信号復調部と、メモリ制御部とを制御し、操作部からの入力があったとき、操作入力フラグを出力するシステム制御部と、
システム制御部が送出する操作入力フラグを受け取ってから所定時間が経過するまでの間、操作入力期間フラグを出力するタイマ手段とを備え、
システム制御部は、サーボ部と、信号復調部と、メモリ制御部とを制御して、ディスク上の所定量のデータをショックプルーフメモリへ格納した後、操作入力期間フラグが立っていないときは、スピンドルモータの駆動を停止し、操作入力期間フラグが立っているときはスピンドルモータの駆動を停止せず、その後操作入力部からトラックアクセスの指示があった場合、スピンドルモータが停止、または所定の線速度以下に対応する回転数になっているときには、スピンドルモータを起動した後、ディスク上のデータのショックプルーフメモリへの格納を開始し、スピンドルモータが所定の線速度に対応する回転数になっているときには、直ちにディスク上のデータのショックプルーフメモリへの格納を開始することを特徴とするものである。
【0029】
請求項2記載のディスク再生装置によれば、外部からの振動等による再生信号の中断があっても再生が継続できるように、一定量以上のデータをショックプルーフメモリに蓄えるのに必要な期間だけ、スピンドルモータを駆動し、その他の期間は駆動を停止することにより、消費電力を最大限に低減するとともに使用者が別の曲をアクセスする等、トラックジャンプが生じる可能性が高い期間については、上記のスピンドルモータ駆動の停止を禁止することにより、トラックアクセスの指示があったときにスピンドルモータの回転数がデータを読み取れるレベルまで上昇するための待ち時間を最小にすることができる。
【0030】
請求項3記載のディスク装置は、請求項1または請求項2において、システム制御部が、
サーボ部と、信号復調部と、メモリ制御部とを制御して、ディスク上の所定量のデータをショックプルーフメモリへ格納した後、スピンドルモータの駆動が停止されているとき、前記サーボ部と、前記信号復調部の動作も停止し、その後前記ショックプルーフメモリのデータ残量が所定量以下になったとき、スピンドルモータを起動するとき、前記サーボ部と、前記信号復調部の動作も開始し、ディスク上のデータの前記ショックプルーフメモリへの格納を開始するものである。
【0031】
請求項3記載のディスク装置によれば、請求項1または請求項2と同様な効果がある。
【0032】
請求項4記載のディスク装置は、ディスクを回転させるスピンドルモータと、
ディスクから信号を再生するピックアップと、
ピックアップを移送するトラバースモータと、
スピンドルモータと、ピックアップとトラバースモータを制御するサーボ部と、
ピックアップから再生された信号を復調する信号復調部と、
信号復調部で復調されたデータを格納するショックプルーフメモリと、
ショックプルーフメモリを制御するメモリ制御部と、
ショックプルーフメモリのデータを読み出すデータ読み出し部と、
使用者が動作を指示するための操作入力部と、
操作入力部からの入力に基づいて、サーボ部と、信号復調部と、メモリ制御部とを制御するシステム制御部とを備え、
システム制御部は、スピンドルモータが停止、または所定の値より線速度が低くなる回転数の状態で、操作入力部よりトラックアクセスの指示が出た場合、サーボ部を介してスピンドルモータを起動し、通常の再生時より低い線速度になるスピンドルモータの回転数で、サーボ部と、信号復調部と、メモリ制御部とを制御して、ディスク上のデータのショックプルーフメモリへの格納を開始することを特徴とするものである。
【0033】
請求項4記載のディスク装置によれば、アクセス時には、スピンドルモータ起動直後のできるだけ早い時期から再生を開始することによって、データをショックプルーフメモリに取り込み開始するまでの時間を短くすることができ、その結果、アクセス後の音声再生開始の遅れを短縮することができる。
【0034】
請求項5記載のディスク装置は、ディスクを回転させるスピンドルモータと、
ディスクから信号を再生するピックアップと、
ピックアップを移送するトラバースモータと、
スピンドルモータと、ピックアップとトラバースモータを制御するサーボ部と、
ピックアップから再生された信号を復調する信号復調部と、
信号復調部で復調されたデータを格納するショックプルーフメモリと、
ショックプルーフメモリを制御するメモリ制御部と、
ショックプルーフメモリのデータを読み出すデータ読み出し部と、
使用者が動作を指示するための操作入力部と、
操作入力部からの入力に基づいて、サーボ部と、信号復調部と、メモリ制御部とを制御するシステム制御部とを備え、
システム制御部は、スピンドルモータが停止、またはフリーランの状態で、ショックプルーフメモリのデータ残量が所定量以下になったとき、サーボ部を介してスピンドルモータを起動し、信号復調部と、メモリ制御部とを制御してディスク上のデータのショックプルーフメモリへの格納を開始し、その後サーボ部と、信号復調部と、メモリ制御部とを制御して、所定の線速度または所定のスピンドルモータ回転数に達するまで、スピンドルモータの回転数を上昇させることを特徴とするものである。
【0035】
請求項5記載のディスク装置によれば、スピンドルモータ起動直後のできるだけ早い時期から再生を開始することによって、データをショックプルーフメモリに取り込み開始するまでの時間を短くすることができ、その結果、アクセス後の音声再生開始の遅れを短縮することができるとともに、再生開始以降は、スピンドルモータの回転数を上昇させることにより、再生期間を短縮することができるので、再生アンプ、信号復調部、サーボ部、光ピックアップの平均消費電力を低減することができる。
【0036】
請求項6記載のディスク装置は、ディスクを回転させるスピンドルモータと、
ディスクから信号を再生するピックアップと、
ピックアップを移送するトラバースモータと、
スピンドルモータと、ピックアップとトラバースモータを制御するサーボ部と、
ピックアップから再生された信号を復調する信号復調部と、
信号復調部で復調されたデータを格納するショックプルーフメモリと、
ショックプルーフメモリを制御するメモリ制御部と、
ショックプルーフメモリのデータを読み出すデータ読み出し部と、
使用者が動作を指示するための操作入力部と、
操作入力部からの入力に基づいて、サーボ部と、信号復調部と、メモリ制御部とを制御するシステム制御部とを備え、
システム制御部は、スピンドルモータが停止、またはフリーランの状態で、トラックアクセスの指示が出た場合、サーボ部を介してスピンドルモータを起動し、信号復調部と、メモリ制御部とを制御して、ディスク上のデータのショックプルーフメモリへの格納を開始し、その後サーボ部と、信号復調部と、メモリ制御部とを制御して、所定の線速度または所定のスピンドルモータ回転数に達するまで、スピンドルモータの回転数を上昇させることを特徴とするものである。
【0037】
請求項6記載のディスク装置によれば、アクセス時には、スピンドルモータ起動直後のできるだけ早い時期から再生を開始することによって、データをショックプルーフメモリに取り込み開始するまでの時間を短くすることができ、その結果、アクセス後の音声再生開始の遅れを短縮することができるとともに、再生開始以降は、スピンドルモータの回転数を上昇させることにより、再生期間を短縮することができるので、再生アンプ、信号復調部、サーボ部、光ピックアップの平均消費電力を低減することができる。
【0038】
請求項7記載のディスク装置は、ディスクを回転させるスピンドルモータと、
ディスクから信号を再生するピックアップと、
ピックアップを移送するトラバースモータと、
スピンドルモータと、ピックアップとトラバースモータを制御するサーボ部と、
ピックアップから再生された信号を復調する信号復調部と、
信号復調部で復調されたデータを格納するショックプルーフメモリと、
ショックプルーフメモリを制御するメモリ制御部と、
ショックプルーフメモリのデータを読み出すデータ読み出し部と、
使用者が動作を指示するための操作入力部と、
操作入力部からの入力に基づいて、サーボ部と、信号復調部と、メモリ制御部とを制御するシステム制御部とを備え、
システム制御部は、スピンドルモータが停止またはフリーランの状態で、サーボ部を介してスピンドルモータを起動し、信号復調部が出力するアドレスOKフラグがOKになった後、信号復調部と、メモリ制御部とを制御して、ディスク上のデータのショックプルーフメモリへの格納を開始し、その後サーボ部と、信号復調部と、メモリ制御部とを制御して、所定の線速度または所定のスピンドルモータ回転数に達するまで、スピンドルモータの回転数を上昇させることを特徴とするものである。
【0039】
請求項7記載のディスク装置によれば、請求項6と同様な効果がある。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1から図4を参照しながら説明する。本発明の第1の実施の形態は、使用者が操作を行ってから一定の期間、スピンドルモータの駆動の停止を禁止し、使用者が、一定期間内に、再度アクセス指示等の操作を行った際に、スピンドルモータの起動を待つことなく、直ちに、ショックプルーフメモリへのデータの蓄積を行えるようにし、発音までの時間を短縮することを目的とする。
【0041】
図1に本発明の第1の実施の形態のディスク再生装置の構成を示す。図1と従来例の構成を示す図9との違いは、タイマ手段116の追加とシステム制御部113の動作の変更である。その他の部分は、図9と同様であるので説明を省略する。
【0042】
図1において、タイマ手段116は、システム制御部113が送出する操作入力フラグを受け取ってから所定時間が経過するまでの間、操作入力期間フラグを出力する。
【0043】
図3にタイマ手段の構成を示す。タイマ手段116は、システム制御部113から出力される操作入力フラグKEYを受け取ると、システム制御部113から設定されたカウント初期値DATAに基づいて、一定期間、操作期間フラグOPFを立てる機能を有する。
【0044】
図3において、クロック生成部503は、0.25秒の周期をもつクロックを生成する。RSフリップフロップ501は、システム制御部113から出力される操作入力フラグKEYによってセットされ、カウンタ502の出力するオーバーフローフラグOVFによってリセットされる。カウンタ502は、RSフリップフロップ501の出力が”0”のとき、システム制御部113から送出されたロードデータDATAをロードし、それ以外の時にクロックCLOCKによってカウントアップし、255に達するとオーバーフローフラグOVFを出力するロード機能付の8ビットのバイナリカウンタである。
【0045】
したがって、カウンタ502は、操作入力フラグKEYが入力されたとき、RSフリップフロップ501がセットされるので、操作期間フラグOPFが”1”になり、カウントアップを始め、カウント値が255に達してオーバーフローすると、オーバーフローフラグOVFが立って、操作期間フラグOPFが”0”になり、カウンタ502には、システム制御部113から送出されたロードデータDATAがロードされる。例えばDATAが”0”のときカウンタ502は、操作入力フラグKEYが入力されてから、256回カウントアップした後、オーバーフローする。すなわち、操作期間フラグOPFは、操作入力フラグKEYが、入力されてから、クロックCLOCKの周期(0.25秒)の256倍の期間(64秒)、”1”になり、その後”0”に戻る。
【0046】
システム制御部113は、タイマ手段116から出力される操作期間フラグOPFが立っている間、サーボ部106に対して、スピンドルモータ102の停止を禁止する。
【0047】
次に本発明の第1の実施の形態の動作について説明する。図4は本発明の第1の実施の形態のシステム制御部113の再生時の動作を示すフローチャートである。図4において、処理601は、タイマ手段116の初期値DATAを0に設定する処理を示す。処理602は、操作入力部114から、トラックアクセスの指示があった場合、処理609に分岐し、それ以外の場合処理603に分岐する処理を示す。
【0048】
処理603は、ショックプルーフメモリ109のデータ残量が下限L(エンプティ+N)以上、上限U(フル−M)以下のとき、処理604に分岐し、それ以外のとき、処理602に分岐する処理を示す。
【0049】
処理604は、ショックプルーフメモリ109のデータ残量が上限U以上のとき、処理605に分岐し、それ以外のとき、処理611に分岐する処理を示す。
【0050】
処理605は、再生アンプ107と信号復調部108に対して、再生の停止を指示する処理を示す。
【0051】
処理606は、サーボ部106に対して、PUサーボ(フォーカスサーボ、トラッキングサーボ、トラバースサーボ)の停止を指示する処理を示す。
【0052】
処理607は、操作期間フラグOPFが1のとき、処理608に分岐し、それ以外のとき、処理602に分岐する処理を示す。
【0053】
処理608は、サーボ部106に対して、スピンドルサーボの停止を指示し、スピンドルモータ102をフリーランにする処理を示す。
【0054】
処理609は、サーボ部106に対して、PUサーボ(フォーカスサーボ、トラッキングサーボ、トラバースサーボ)を起動する処理を示す。
【0055】
処理610は、サーボ部106に対して、操作入力部114から指定されたトラックをアクセスするよう指示する処理を示す。
【0056】
処理611は、サーボ部106に対して、PUサーボ(フォーカスサーボ、トラッキングサーボ、トラバースサーボ)を起動する処理を示す。
【0057】
処理612は、サーボ部106に対してスピンドルモータ102を起動し、CLV(線速度一定の)スピンドルサーボをかけるように指示する処理を示す。
【0058】
処理613は、サーボ部106から送出されるCLVサーボロック信号が1のとき、処理614に分岐し、それ以外のとき、処理613に分岐する処理を示す。
【0059】
処理614は、再生アンプ107と信号復調部108に対して、再生の開始を指示する処理を示す。
【0060】
図2は、本発明の第1の実施の形態の動作を示すタイミングチャートである。図2において、(1)KEYは、使用者がキーを操作した場合に、操作入力部114を介して、システム制御部113から出力される操作入力フラグを示す。(2)OVFは、タイマ手段116内のカウンタ502のオーバーフロー時に立つオーバーフローフラグOVFを示す。(3)OPFは、操作入力フラグKEYが立ってから、64秒の期間、”1”を出力する操作期間フラグOPFを示す。(4)SPDLは、スピンドルモータ102の回転数を示す。(5)DEMは、再生アンプ107と、信号復調部108が動作中であることを示す。(6)SRVは、サーボの動作モードを示す。(7)DAC112から出力される音声を示す。Mは、ミュート期間を、トラックN(N=1,2,3)はトラックNに記録された音声が再生されていることを示す。
【0061】
図2の期間Aは、操作期間フラグOPF=0の状態で、ショックプルーフメモリ109のデータ量に応じて、ショックプルーフメモリ109への再生データの書き込みが間欠的に実行される通常の再生状態を示し、このとき、システム制御部113の処理は、処理602、603、604と処理605、606、607または処理611、612、613、614を繰り返す。
【0062】
期間Aにおいて、416,417の期間、サーボ部106は、システム制御部113の指示(処理612)により、CLV(線速度一定)制御をかける。図2の403、406は、サーボ部106が間欠再生を開始するため、スピンドルモータ102を起動し、回転数を上昇させている状態、404、407は、CLV(線速度一定)制御がかかっている状態、405、408は、CLV制御を停止し、スピンドルモータ102がフリーランになっている状態を示す。
【0063】
また再生アンプ107と、信号復調部108は、システム制御部113の指示(処理614)により、412と413の期間だけ再生動作状態になり、ショックプルーフメモリ109にデータを格納する。一方音声伸長部111は継続して、ショックプルーフメモリ109からデータを読み出しDAコンバータ112にデータを供給し、音声信号を出力する。
【0064】
したがって、通常の再生状態では、スピンドルモータ102、サーボ部106、再生アンプ107と、信号復調部108は、ほとんどの期間動作を停止しており、この間の消費電力を節約することができる。
【0065】
図2の期間Bは、トラック3のアクセスの期間を示し、期間Cは、トラック5のアクセスの期間を示す。400のタイミングで一回目のキー操作である「3トラック目をアクセスし、再生開始」に対する、操作入力フラグKEYが立ち、401のタイミングで、2回目のキー操作である「5トラック目をアクセスし、再生開始」に対する操作入力フラグKEYが立つ。
【0066】
タイマ手段116は、操作入力フラグKEYが立ってから、64秒間、操作期間フラグOPFを立てる。期間Bは、40秒なので、タイミング401まで、操作期間フラグOPFは立ち続け、タイミング401で再度、操作入力フラグKEYが立ち、その64秒後に操作期間フラグOPFは、立ち下がる。
【0067】
システム制御部113は、処理607の判断で、操作期間フラグが立っている間は処理608を実行しないので、サーボ部106に対して、スピンドルモータ102の停止をしない。その結果、期間B、期間Cの間、スピンドルモータ102は、回転を続ける。
【0068】
タイミング400では、システム制御部113は、操作入力部114から「3トラック目をアクセスし、再生開始」の指示を受けて、処理610で、サーボ部106にアクセスの指示を与える。このときサーボ部106は、システム制御部113の指示(処理612)を受けてCLV制御モードに入り、スピンドルモータ102を起動するが、システム制御部113は、スピンドルモータ102が、再生可能な回転数に達してから、すなわち処理613で、CLV制御がロックしたことを確認してから、処理614で再生アンプ107と、信号復調部108に再生を指示し、ショックプルーフメモリ109へのデータの取り込みを再開する。タイミング401では、システム制御部113は、処理602で、操作入力部114から「5トラック目にスキップ」の指示を受けて、処理610で、サーボ部106にアクセスの指示を与える。このときサーボ部106は、あらかじめCLV制御モードに入っており、すでにスピンドルモータ102が、再生可能な回転数に達しているので、処理613でのCLV制御のロックが直ちに確認され、処理614で、直ちに再生アンプ107と、信号復調部108に再生を指示し、ショックプルーフメモリ109へのデータの取り込みを行う。したがって、タイミング401でのアクセスは、タイミング400でのアクセスより、短時間で完了する。
【0069】
次に402では、タイマ手段116がオーバーフローし、操作期間フラグOPFが立ち下がるので、これ以降は、期間Aと同様に、再生しない期間には、スピンドルモータをフリーランにする形態で間欠再生が行われる。
その結果、使用者の操作があってから64秒の間は、消費電力は増えるが、スキップ等のトラックアクセスを高速に行うことができ、かつ使用者の操作が長時間なかった場合には、再生しない期間にスピンドルモータ102をフリーランにし、消費電力を低減することができる。
【0070】
次に本発明の第2の実施の形態について、図5および図6を参照しながら説明する。本発明の第2の実施の形態は、スピンドルモータ102の回転が停止、または回転数が低下しているときに、使用者が現在再生中のトラックから、別のトラックへのアクセスを指示した場合に、通常の線速度に対応するスピンドルモータ102の回転数より、低い回転数で、再生を開始することにより、スピンドルモータ102の起動時間を短縮し、直ちにショックプルーフメモリ109へのデータの蓄積を行えるようにし、発音までの時間を短縮することを目的とする。
【0071】
本発明の第2の実施の形態のディスク再生装置の構成は、図1の本発明の第1の実施の形態と同じで、構成ブロックの機能が異なる。本発明の第1の実施の形態との違いは、再生アンプ107、信号復調部108、サーボ部106が通常線速の再生モードと、倍線速の再生モードをもち、システム制御部113の指示によりモードが切り替えられる点である。したがって信号復調部108は、通常線速モードでは、復調の際に検出されたフレームクロック(約7.35kHz)をサーボ部106に供給し、倍線速モードでは、復調の際に検出されたフレームクロック(約14.7kHz)をサーボ部106に供給する。
【0072】
次に本発明の第2の実施の形態の動作について説明する。
【0073】
図5は本発明の第2の実施の形態のシステム制御部113の再生時の動作を示すフローチャートである。図5において、処理601から処理614までは、図6の本発明の第1の実施の形態のシステム制御部の動作を示すフローチャートと同一なので、説明を省略する。
【0074】
処理615は、サーボ部106に対して、PUサーボ(フォーカスサーボ、トラッキングサーボ、トラバースサーボ)を起動する処理を示す。
【0075】
処理616は、サーボ部106に対してスピンドルモータ102を起動し、2倍線速のCLV(線速度一定の)スピンドルサーボをかけるように指示する処理を示す。
【0076】
処理617は、サーボ部106から送出されるCLVサーボロック信号が1のとき、処理618に分岐し、それ以外のとき、処理617に分岐する処理を示す。
【0077】
処理618は、再生アンプ107と信号復調部108に対して、2倍線速の再生の開始を指示する処理を示す。
【0078】
したがって、本発明の第2の実施の形態のシステム制御部113は、処理604でショックプルーフメモリ109のデータ残量が下限L以下になったときは、処理611〜処理614で通常線速での再生を行い、処理610でアクセスの指示があった場合には、処理615から処理618で、2倍線速の再生を行う。
【0079】
図6は、本発明の第2の実施の形態の動作を示すタイミングチャートである。図6で、(1)から(7)までは、表示項目としては、図2の本発明の第1の実施の形態のシステム制御部の動作を示すタイミングチャートと同様なので項目の説明を省略する。
【0080】
図2の本発明の第1の実施の形態のシステム制御部の動作を示すタイミングチャートとの違いは、(4)スピンドルモータ回転数SPDLが、線速が通常線速の倍になる回転数まで、上昇しており、これに伴って、(5)再生期間DEMが半分に短縮され、(6)サーボ動作SRVのCLV制御期間が長くなっている点である。
【0081】
線速を2倍にして再生した場合、再生期間が半分になるので、再生アンプ107、信号復調部108、サーボ部106、光ピックアップ103の平均消費電力を低減することができる。一方、スピンドルモータ102を起動し、線速が通常線速の倍になってから再生を開始する場合には、データをショックプルーフメモリ109に取り込み開始するまでの時間が長くなる。例えば、期間409で、スピンドルモータ102を起動し、スピンドルモータ102の回転数が通常線速に達してから再生を開始する場合は期間がTで済むが、期間806で、スピンドルモータ102を起動し、スピンドルモータ102の回転数が通常線速の倍に達してから再生を開始する場合は、2Tの時間がかかる。この遅れは、ショックプルーフメモリ109のデータ残量が十分ある場合は、問題にならないが、トラックアクセスを行うときなど、以前に取り込んだショックプルーフメモリ109のデータが無効になる場合には、音声再生開始の遅れにつながる。本実施の形態では、通常の間欠再生時には、線速を2倍にして再生するが、アクセスがあったときは、線速を1倍速にして再生するため、アクセスの指令から時間T後、再生が可能になるが、これを仮に、2倍の線速になってから、再生を開始するようにしていれば、2Tの時間がかかり、時間Tだけトラック3の音声再生開始が遅れることになる。
【0082】
したがって、通常の間欠再生時には、2倍線速で再生を行うことにより平均消費電力を低減し、アクセスの際には、通常線速で再生を行うことにより、音声再生開始の遅れを少なくすることができる。
【0083】
次に本発明の第3の実施の形態について、図7および図8を参照しながら説明する。本発明の第3の実施の形態は、スピンドルモータ102の回転が停止、またはフリーランのときに、使用者が、現在再生中のトラックから、別のトラックへのアクセスを指示した場合に、データの読みとりが可能になった時点で、再生を開始することにより、スピンドルモータの起動時間を短縮し、直ちにショックプルーフメモリへのデータの蓄積を行えるようにし、発音までの時間を短縮するとともに、再生開始後、徐々に線速度を上昇させていき、再生時間を短縮することによって、光ピックアップ、再生アンプ、信号処理部、サーボ部の平均消費電力を低減することを目的とする。
【0084】
本発明の第3の実施の形態のディスク再生装置の構成は、図1の本発明の第1の実施の形態と同じで、構成ブロックの機能が異なる。本発明の第1の実施の形態との違いは、再生アンプ107、信号復調部108が、0.5倍線速から2倍線速までの間で、光ピックアップ103から入力される信号の線速に応じて、信号を再生し、ショックプルーフメモリ109にデータを格納する機能を有する点と、信号復調部108が、ADIP(アドレスインプリグルーブ)アドレス、またはサブコードに記録されているアドレスが読めた時点で、システム制御部113にアドレスOKフラグADOKを出力する機能を有する点と、サーボ部106が、再生開始の指示を受けると2倍線速に達するまで、スピンドルモータ101の回転数を上昇させる機能を有する点である。
【0085】
次に本発明の第3の実施の形態の動作について説明する。図7は本発明の第3の実施の形態のシステム制御部113の再生時の動作を示すフローチャートである。図7において、処理601から処理611までは、図4の本発明の第1の実施の形態のシステム制御部の動作を示すフローチャートと同一なので、説明を省略する。
【0086】
処理620は、サーボ部106に対して、2倍線速を目標値として、スピンドルサーボを起動する処理を示す。
【0087】
処理621は、信号復調部108から出力されるアドレスOKフラグADOKが1のとき、処理622に分岐し、そうでないとき処理621に分岐する処理を示す。
【0088】
処理622は、再生アンプ107、信号復調部108に対して、再生動作の開始を指示する処理を示す。
【0089】
したがって、本発明の第3の実施の形態のシステム制御部113は、処理604でショックプルーフメモリ109のデータ残量が下限L以下になったときは、処理622で0.5倍速程度の線速から再生を開始し、線速度が2倍に達するまで、徐々にスピンドルモータ102の回転数が上昇していき、再生信号のレートが通常の2倍まで上昇する。なおミニディスクの場合の再生レートは、フレームレートで言うと、通常7.35kHzであり、線速が2倍の場合には、14.7kHzとなる。
【0090】
図8は、本発明の第3の実施の形態の動作を示すタイミングチャートである。図8で、(1)から(7)までは、表示項目としては、図4の本発明の第1の実施の形態のシステム制御部の動作を示すタイミングチャートと同様なので項目の説明を省略する。
【0091】
図2の本発明の第1の実施の形態のシステム制御部の動作を示すタイミングチャートとの違いは、(4)スピンドルモータ回転数SPDLが、線速が通常線速の倍になる回転数まで、上昇している点、(5)再生期間DEMにおいて、再生アンプ107、信号復調部108が0.5倍速から信号の再生ができるため、線速度が0.5倍速まで上昇したタイミングでアドレスOKフラグADOKが立つので、システム制御部113の処理621により、スピンドルモータ102の回転数が線速度の0.5倍速相当まで上昇する1019のタイミングから、再生を開始している点である。また1003,1006、1009は、スピンドルモータ102の回転数が、線速度の2倍相当まで徐々に上昇している状態、1010はスピンドルモータ102の回転数が、線速度の2倍相当をキープしている状態、1005,1008、1011は、スピンドルモータがフリーランになっている状態を示す。
【0092】
項目(6)において1016、1017、1018は、サーボ部106が2倍線速を目標に徐々にスピンドルモータ102の回転数を上昇させ、2倍線速に達すると、線速をキープする状態を示す。
【0093】
以上のように本発明の第3の実施の形態により、アクセス時には、スピンドルモータ起動直後のできるだけ早い時期から再生を開始することによって、データをショックプルーフメモリ109に取り込み開始するまでの時間を短くすることができ、その結果、アクセス後の音声再生開始の遅れを短縮することができるとともに、再生開始以降は、スピンドルモータ102の回転数を上昇させることにより、再生期間を短縮することができるので、再生アンプ107、信号復調部108、サーボ部106、光ピックアップ103の平均消費電力を低減することができる。
【0094】
なお、本実施の形態では、スピンドルモータ102の回転数を2倍線速を目標に制御する場合について説明したが、スピンドルモータ自体の所定の回転数を目標に制御してもよい。ディスク全体を通じて、再生信号のレートの平均値を最大にし、再生期間を最小にし、消費電力を最小にするためには、再生アンプ107、信号復調部108等の信号処理系の線速度の上限がネックになる場合には、所定の線速度を目標に制御し、スピンドルモータ102の回転数の上限がネックになる場合にはスピンドルモータ自体の所定の回転数を目標にするのが好ましい。
【0095】
また本実施の形態では、スピンドルモータ102の起動後の再生アンプ107、信号復調部108の再生開始と、ショックプルーフメモリ109への取り込み開始の条件として、信号復調部108の出力するアドレスOKフラグを例に説明したが、誤り訂正符号の検査結果、同期信号の検出結果等、データの有効性を示すものであれば、何でもよい。
【0096】
また、スピンドルモータの制御として、所定の線速度とスピンドルモータ回転数のどちらを目標にするかについては、ディスク全体を通じて、再生信号のレートの平均値を最大にし、再生期間を最小にし、消費電力を最小にするため、再生アンプ、信号復調部等の信号処理系の線速度の上限がネックになる場合には、所定の線速度を目標に制御し、スピンドルモータの回転数の上限がネックになる場合にはスピンドルモータ自体の所定の回転数を目標にするのが好ましい。
【0097】
【発明の効果】
請求項1記載のディスク再生装置によれば、使用者が操作を行ってから一定の期間、スピンドルモータの駆動の停止を禁止し、使用者が、一定期間内に再度、アクセス指示等の操作を行った際に、スピンドルモータの起動を待つことなく、直ちに、ショックプルーフメモリへのデータの蓄積を行えるようにし、発音までの時間を短縮することができる。
【0098】
請求項2記載のディスク再生装置によれば、スピンドルモータが停止、または所定の値より線速度が低くなる回転数で、操作入力部より、トラックアクセスの指示が出た場合、スピンドルモータを起動し、通常の再生時より、低い線速度になるスピンドルモータの回転数で、サーボ部と、信号復調部と、メモリ制御部とを制御して、ディスク上のデータのショックプルーフメモリへの格納を開始するように構成することによって、スピンドルモータの回転が停止、または回転数が低下しているときに、使用者が現在再生中のトラックから、別のトラックへのスキップを指示した場合に、通常の線速度に対応するスピンドルモータの回転数より低い回転数で再生を開始することにより、スピンドルモータの起動時間を短縮し、直ちに、ショックプルーフメモリへのデータの蓄積を行えるようにし、発音までの時間を短縮することができる。
【0099】
請求項3記載のディスク装置によれば、請求項1または請求項2と同様な効果がある。
【0100】
請求項4記載のディスク装置によれば、アクセス時には、スピンドルモータ起動直後のできるだけ早い時期から再生を開始することによって、データをショックプルーフメモリに取り込み開始するまでの時間を短くすることができ、その結果、アクセス後の音声再生開始の遅れを短縮することができる。
【0101】
請求項5記載のディスク装置によれば、スピンドルモータ起動直後のできるだけ早い時期から再生を開始することによって、データをショックプルーフメモリに取り込み開始するまでの時間を短くすることができ、その結果、アクセス後の音声再生開始の遅れを短縮することができるとともに、再生開始以降は、スピンドルモータの回転数を上昇させることにより、再生期間を短縮することができるので、再生アンプ、信号復調部、サーボ部、光ピックアップの平均消費電力を低減することができる。
【0102】
請求項6記載のディスク装置によれば、アクセス時には、スピンドルモータ起動直後のできるだけ早い時期から再生を開始することによって、データをショックプルーフメモリに取り込み開始するまでの時間を短くすることができ、その結果、アクセス後の音声再生開始の遅れを短縮することができるとともに、再生開始以降は、スピンドルモータの回転数を上昇させることにより、再生期間を短縮することができるので、再生アンプ、信号復調部、サーボ部、光ピックアップの平均消費電力を低減することができる。
【0103】
請求項7記載のディスク装置によれば、請求項6と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるディスク再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態におけるディスク再生装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】第1の実施の形態におけるタイマ手段の構成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施の形態におけるディスク再生装置のシステム制御部の動作を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態におけるディスク再生装置のシステム制御部の動作を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態におけるディスク再生装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図7】第2の実施の形態におけるディスク再生装置のシステム制御部の動作を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施の形態におけるディスク再生装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図9】従来例におけるディスク再生装置の構成を示すブロック図である。
【図10】従来例におけるディスク再生装置の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
102 スピンドルモータ
103 光ピックアップ
104 トラバースモータ
105 モータドライバ
106 サーボ部
108 信号復調部
109 ショックプルーフメモリ
110 メモリ制御部
111 音声伸張部
112 DAコンバータ
113 システム制御部
114 操作入力部
116 タイマ手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a disk reproducing apparatus such as a mini disk.
[0002]
[Prior art]
Hereinafter, a first conventional example of a disk reproducing apparatus will be described with reference to FIGS. This conventional example will be described by taking a mini disk system as an example. Regarding the configuration of the mini-disc system, see Nikkei Electronics Magazine No. 535, 1991.9.2, pages 127-141.
[0003]
FIG. 9 shows a configuration of a conventional example of a disk reproducing apparatus. In FIG. 9, a
[0004]
The
[0005]
When the
[0006]
The
[0007]
Based on the amount of data stored in the shock
[0008]
The
[0009]
The
[0010]
The
[0011]
The
[0012]
Next, the operation of the conventional disk reproducing apparatus will be described with reference to the drawings. FIG. 10 is a timing chart showing the operation of the conventional disk reproducing apparatus. In FIG. 10, MS indicates the data storage state of the shock
[0013]
MF is a memory full flag sent out by the
[0014]
When playback is instructed by the
[0015]
At time B, the
[0016]
Thereafter, data is not written into the
[0017]
Next, at time C, when the data amount of the
[0018]
Next, the
[0019]
Next, when the memory full flag MF is turned on at time E, writing of corrected data from the
[0020]
By performing the control as described above, normal (full-M) or more corrected data is stored on the
[0021]
On the other hand, in the case of a mini-disc, since the disc is small, demand is high even for portable use. In portable disk playback devices, the length of the battery life is very important for usability, and the power consumption of the playback device is required to extend the battery life.
[0022]
As described in the first conventional example, the mini-disc system employs a method in which data is intermittently reproduced and data is stored in the
[0023]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the disk reproducing apparatus as in the conventional example, when the
[0024]
The present invention solves the above-mentioned conventional problems, prohibiting the stop of the spindle motor drive for a certain period after the user performs an operation, and the user again performs an operation such as an access instruction. In this case, an object of the present invention is to provide a disk reproducing apparatus that can immediately store data in a shock proof memory without waiting for the spindle motor to be activated, and can shorten the time until sound generation.
[0025]
Furthermore, the present invention provides a normal linear velocity when the user instructs access to another track from the currently playing track when the rotation of the spindle motor is stopped or the rotation speed is decreasing. By starting playback at a lower rotation speed than the spindle motor speed corresponding to, the spindle motor startup time can be shortened, and data can be immediately stored in the shock proof memory, reducing the time to sound generation. An object of the present invention is to provide a disc reproducing apparatus capable of performing the above.
[0026]
[Means for Solving the Problems]
The disk reproducing apparatus according to
A pickup that plays the signal from the disc,
A traverse motor for transferring the pickup;
A spindle motor, a servo unit for controlling the pickup and the traverse motor,
A signal demodulator that demodulates the signal reproduced from the pickup;
A shock proof memory for storing data demodulated by the signal demodulator;
A memory controller for controlling the shock proof memory;
A data reading unit for reading the data of the shock proof memory;
An operation input unit for the user to instruct the operation;
Based on the input from the operation input unit, the servo control unit, the signal demodulation unit, and the memory control unit are controlled, and when there is an input from the operation unit, a system control unit that outputs an operation input flag,
A timer means for outputting an operation input period flag until a predetermined time elapses after receiving the operation input flag sent by the system control unit;
The system control unit controls the servo unit, the signal demodulation unit, and the memory control unit to store a predetermined amount of data on the disk in the shock proof memory, and when the operation input period flag is not set, When the spindle motor drive is stopped and the operation input period flag is set, the spindle motor drive is not stopped, and when the remaining data in the shock proof memory falls below a predetermined amount, the spindle motor stops, or When the rotation speed corresponds to the predetermined linear velocity or less, after starting the spindle motor, the storage of the data on the disk to the shock proof memory is started, and the spindle motor rotates at the rotation speed corresponding to the predetermined linear velocity. When it is, the storage of the data on the disk to the shock proof memory is started immediately. Than is.
[0027]
According to the disk reproducing apparatus of the first aspect, the spindle motor is prohibited from being stopped for a certain period after the user performs the operation, and the user again performs an operation such as an access instruction within the certain period. When this is done, it is possible to immediately store data in the shock proof memory without waiting for the spindle motor to be activated, thereby shortening the time until sound generation.
[0028]
A disc reproducing apparatus according to
A pickup that plays the signal from the disc,
A traverse motor for transferring the pickup;
A spindle motor, a servo unit for controlling the pickup and the traverse motor,
A signal demodulator that demodulates the signal reproduced from the pickup;
A shock proof memory for storing data demodulated by the signal demodulator;
A memory controller for controlling the shock proof memory;
A data reading unit for reading the data of the shock proof memory;
An operation input unit for the user to instruct the operation;
Based on the input from the operation input unit, the servo control unit, the signal demodulation unit, and the memory control unit are controlled, and when there is an input from the operation unit, a system control unit that outputs an operation input flag,
A timer means for outputting an operation input period flag until a predetermined time elapses after receiving the operation input flag sent by the system control unit;
The system control unit controls the servo unit, the signal demodulation unit, and the memory control unit to store a predetermined amount of data on the disk in the shock proof memory, and when the operation input period flag is not set, When the spindle motor drive is stopped and the operation input period flag is set, the spindle motor drive is not stopped. After that, if there is a track access instruction from the operation input unit, the spindle motor stops or a predetermined line When the rotation speed corresponds to the speed below, after starting the spindle motor, the storage of the data on the disk to the shock proof memory is started, and the spindle motor reaches the rotation speed corresponding to the predetermined linear velocity. When data is stored, it immediately starts storing data on the disc in the shock proof memory.
[0029]
According to the disk reproducing apparatus of
[0030]
A disk device according to a third aspect is the disk device according to the first or second aspect, wherein the system control unit
After controlling a servo unit, a signal demodulating unit, and a memory control unit and storing a predetermined amount of data on the disk in a shock proof memory,When the spindle motor drive is stopped,Operation of the servo unit and the signal demodulation unitAlsoWhen the amount of remaining data in the shock proof memory falls below a predetermined amount after stoppingWhen starting the spindle motor,Operation of the servo unit and the signal demodulation unitAlsoAnd start storing data on the disk in the shock proof memory.
[0031]
According to the disk device of the third aspect, the same effect as that of the first or second aspect is obtained.
[0032]
The disk device according to
A pickup that plays the signal from the disc,
A traverse motor for transferring the pickup;
A spindle motor, a servo unit for controlling the pickup and the traverse motor,
A signal demodulator that demodulates the signal reproduced from the pickup;
A shock proof memory for storing data demodulated by the signal demodulator;
A memory controller for controlling the shock proof memory;
A data reading unit for reading the data of the shock proof memory;
An operation input unit for the user to instruct the operation;
Based on an input from the operation input unit, a servo control unit, a signal demodulation unit, and a system control unit that controls the memory control unit,
The system control unit starts the spindle motor via the servo unit when the spindle input is instructed by the operation input unit when the spindle motor is stopped or the rotation speed is lower than the predetermined value. Start storing data on the disk in the shock-proof memory by controlling the servo, signal demodulator, and memory controller at the rotational speed of the spindle motor at a lower linear velocity than during normal playback. It is characterized by.
[0033]
According to the disk device of the fourth aspect, at the time of access, it is possible to shorten the time until the data is started to be taken into the shock proof memory by starting the reproduction from the earliest possible time immediately after starting the spindle motor. As a result, it is possible to reduce the delay in starting audio playback after access.
[0034]
The disk apparatus according to
A pickup that plays the signal from the disc,
A traverse motor for transferring the pickup;
A spindle motor, a servo unit for controlling the pickup and the traverse motor,
A signal demodulator that demodulates the signal reproduced from the pickup;
A shock proof memory for storing data demodulated by the signal demodulator;
A memory controller for controlling the shock proof memory;
A data reading unit for reading the data of the shock proof memory;
An operation input unit for the user to instruct the operation;
Based on an input from the operation input unit, a servo control unit, a signal demodulation unit, and a system control unit that controls the memory control unit,
The system control unit starts the spindle motor via the servo unit when the remaining amount of data in the shock proof memory falls below a predetermined amount while the spindle motor is stopped or free running. The control unit is controlled to start storing the data on the disk in the shock proof memory, and then the servo unit, the signal demodulating unit, and the memory control unit are controlled to control the predetermined linear velocity or the predetermined spindle motor. The rotational speed of the spindle motor is increased until the rotational speed is reached.
[0035]
According to the disk device of the fifth aspect, by starting the reproduction from the earliest possible time immediately after the spindle motor is started, it is possible to shorten the time until the data is started to be taken into the shock proof memory. It is possible to reduce the delay in starting the subsequent audio playback, and after the start of playback, the playback period can be shortened by increasing the number of revolutions of the spindle motor, so that the playback amplifier, signal demodulator, servo unit The average power consumption of the optical pickup can be reduced.
[0036]
The disk apparatus according to
A pickup that plays the signal from the disc,
A traverse motor for transferring the pickup;
A spindle motor, a servo unit for controlling the pickup and the traverse motor,
A signal demodulator that demodulates the signal reproduced from the pickup;
A shock proof memory for storing data demodulated by the signal demodulator;
A memory controller for controlling the shock proof memory;
A data reading unit for reading the data of the shock proof memory;
An operation input unit for the user to instruct the operation;
Based on an input from the operation input unit, a servo control unit, a signal demodulation unit, and a system control unit that controls the memory control unit,
The system control unit starts the spindle motor via the servo unit and controls the signal demodulation unit and memory control unit when a track access instruction is issued when the spindle motor is stopped or in a free-run state. , Start storing the data on the disk in the shock proof memory, and then control the servo unit, the signal demodulating unit, and the memory control unit until a predetermined linear velocity or a predetermined spindle motor speed is reached. The present invention is characterized in that the rotation speed of the spindle motor is increased.
[0037]
According to the disk device of the sixth aspect, at the time of access, it is possible to shorten the time until data is started to be taken into the shock proof memory by starting reproduction from the earliest possible time immediately after starting the spindle motor. As a result, it is possible to shorten the delay in the start of audio playback after access, and after the start of playback, the playback period can be shortened by increasing the number of revolutions of the spindle motor. The average power consumption of the servo unit and the optical pickup can be reduced.
[0038]
The disk device according to claim 7, wherein a spindle motor that rotates the disk;
A pickup that plays the signal from the disc,
A traverse motor for transferring the pickup;
A spindle motor, a servo unit for controlling the pickup and the traverse motor,
A signal demodulator that demodulates the signal reproduced from the pickup;
A shock proof memory for storing data demodulated by the signal demodulator;
A memory controller for controlling the shock proof memory;
A data reading unit for reading the data of the shock proof memory;
An operation input unit for the user to instruct the operation;
Based on an input from the operation input unit, a servo control unit, a signal demodulation unit, and a system control unit that controls the memory control unit,
The system control unit starts the spindle motor via the servo unit while the spindle motor is stopped or free-running, and after the address OK flag output by the signal demodulation unit becomes OK, the signal demodulation unit and the memory control To start storing data on the disk in the shock proof memory, and then control the servo unit, the signal demodulating unit, and the memory control unit to control a predetermined linear velocity or a predetermined spindle motor. The rotational speed of the spindle motor is increased until the rotational speed is reached.
[0039]
According to the disk device of the seventh aspect, the same effect as that of the sixth aspect is obtained.
[0040]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The first embodiment of the present invention prohibits the spindle motor from being stopped for a certain period after the user performs an operation, and the user again performs an operation such as an access instruction within the certain period. In this case, it is possible to immediately store data in the shock proof memory without waiting for the spindle motor to be started, and to shorten the time until sound generation.
[0041]
FIG. 1 shows the configuration of a disk reproducing apparatus according to the first embodiment of the present invention. The difference between FIG. 1 and FIG. 9 showing the configuration of the conventional example is the addition of the timer means 116 and the change of the operation of the
[0042]
In FIG. 1, the timer means 116 outputs an operation input period flag from when the operation input flag sent from the
[0043]
FIG. 3 shows the configuration of the timer means. When the timer means 116 receives the operation input flag KEY output from the
[0044]
In FIG. 3, a
[0045]
Therefore, when the operation input flag KEY is input, the
[0046]
The
[0047]
Next, the operation of the first embodiment of the present invention will be described. FIG. 4 is a flowchart showing an operation during reproduction of the
[0048]
The
[0049]
A
[0050]
A
[0051]
A
[0052]
A
[0053]
A
[0054]
A
[0055]
A
[0056]
A
[0057]
A
[0058]
A
[0059]
A
[0060]
FIG. 2 is a timing chart showing the operation of the first exemplary embodiment of the present invention. In FIG. 2, (1) KEY indicates an operation input flag output from the
[0061]
A period A in FIG. 2 is a normal reproduction state in which writing of reproduction data to the
[0062]
In the period A, during the
[0063]
Further, the
[0064]
Therefore, in the normal reproduction state, the
[0065]
A period B in FIG. 2 indicates an access period of the
[0066]
The timer means 116 sets the operation period flag OPF for 64 seconds after the operation input flag KEY is set. Since the period B is 40 seconds, the operation period flag OPF continues to rise until the
[0067]
The
[0068]
At
[0069]
Next, at 402, the timer means 116 overflows and the operation period flag OPF falls, and thereafter, as in the period A, intermittent regeneration is performed in a form in which the spindle motor is in a free run during a period when the regeneration is not performed. Is called.
As a result, the power consumption increases for 64 seconds after the user's operation, but track access such as skipping can be performed at high speed, and when there is no user operation for a long time, The
[0070]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the second embodiment of the present invention, when the rotation of the
[0071]
The configuration of the disc reproducing apparatus according to the second embodiment of the present invention is the same as that of the first embodiment of the present invention shown in FIG. 1, and the functions of the constituent blocks are different. The difference from the first embodiment of the present invention is that the
[0072]
Next, the operation of the second exemplary embodiment of the present invention will be described.
[0073]
FIG. 5 is a flowchart showing an operation during reproduction of the
[0074]
A
[0075]
A
[0076]
A
[0077]
A
[0078]
Therefore, the
[0079]
FIG. 6 is a timing chart showing the operation of the second exemplary embodiment of the present invention. In FIG. 6, since (1) to (7) are the display items similar to the timing chart showing the operation of the system control unit according to the first embodiment of the present invention in FIG. 2, description of the items is omitted. .
[0080]
The difference from the timing chart showing the operation of the system controller of the first embodiment of the present invention in FIG. 2 is that (4) the spindle motor rotational speed SPDL is up to the rotational speed at which the linear speed is double the normal linear speed. Along with this, (5) the reproduction period DEM is shortened by half, and (6) the CLV control period of the servo operation SRV is lengthened.
[0081]
When reproduction is performed with the linear speed doubled, the reproduction period is halved, so that the average power consumption of the
[0082]
Therefore, during normal intermittent playback, the average power consumption is reduced by performing playback at double linear speed, and during access, playback at the normal linear speed is performed to reduce delay in starting audio playback. Can do.
[0083]
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. According to the third embodiment of the present invention, when the rotation of the
[0084]
The configuration of the disc reproducing apparatus according to the third embodiment of the present invention is the same as that of the first embodiment of the present invention shown in FIG. 1, and the functions of the constituent blocks are different. The difference from the first embodiment of the present invention is that a signal line input from the
[0085]
Next, the operation of the third embodiment of the present invention will be described. FIG. 7 is a flowchart showing an operation during reproduction of the
[0086]
A
[0087]
Processing 621 indicates processing for branching to processing 622 when the address OK flag ADOK output from the
[0088]
A
[0089]
Therefore, the
[0090]
FIG. 8 is a timing chart showing the operation of the third exemplary embodiment of the present invention. In FIG. 8, items (1) to (7) are the same as in the timing chart showing the operation of the system control unit of the first embodiment of the present invention in FIG. .
[0091]
The difference from the timing chart showing the operation of the system controller of the first embodiment of the present invention in FIG. 2 is that (4) the spindle motor rotational speed SPDL is up to the rotational speed at which the linear speed is double the normal linear speed. (5) In the reproduction period DEM, since the
[0092]
In item (6), 1016, 1017, 1018 indicate a state in which the
[0093]
As described above, according to the third embodiment of the present invention, at the time of access, reproduction is started from the earliest possible time immediately after the spindle motor is started, thereby shortening the time until the data is taken into the
[0094]
In the present embodiment, the case where the rotation speed of the
[0095]
Further, in the present embodiment, the address OK flag output from the
[0096]
As for spindle motor control, whether the target linear speed or spindle motor rotation speed is targeted, the average value of the playback signal rate is maximized throughout the entire disk, the playback period is minimized, and the power consumption When the upper limit of the linear speed of the signal processing system such as the reproduction amplifier and the signal demodulator becomes a bottleneck, the target linear speed is controlled to the target, and the upper limit of the spindle motor rotation speed becomes the bottleneck. In this case, it is preferable to target a predetermined rotational speed of the spindle motor itself.
[0097]
【The invention's effect】
According to the disk reproducing apparatus of the first aspect, the spindle motor is prohibited from being stopped for a certain period after the user performs the operation, and the user again performs an operation such as an access instruction within the certain period. When this is done, it is possible to immediately store data in the shock proof memory without waiting for the spindle motor to be activated, thereby shortening the time until sound generation.
[0098]
According to the disk reproducing apparatus of the second aspect, when the spindle motor is stopped or the rotation speed at which the linear velocity is lower than a predetermined value and a track access instruction is issued from the operation input unit, the spindle motor is started. Starts storage of data on the disk in the shock proof memory by controlling the servo, signal demodulator, and memory controller at the spindle motor speed at a lower linear velocity than during normal playback. When the spindle motor rotation is stopped or the rotation speed is low, when the user instructs skipping from the currently playing track to another track, By starting playback at a speed lower than the spindle motor speed corresponding to the linear velocity, the spindle motor start-up time is shortened and immediately shocked. To allow the accumulation of data at a roof memory, it is possible to shorten the time to pronounce.
[0099]
According to the disk device of the third aspect, the same effect as that of the first or second aspect is obtained.
[0100]
According to the disk device of the fourth aspect, at the time of access, it is possible to shorten the time until the data is started to be taken into the shock proof memory by starting the reproduction from the earliest possible time immediately after starting the spindle motor. As a result, it is possible to reduce the delay in starting audio playback after access.
[0101]
According to the disk device of the fifth aspect, by starting the reproduction from the earliest possible time immediately after the spindle motor is started, it is possible to shorten the time until the data is started to be taken into the shock proof memory. It is possible to reduce the delay in starting the subsequent audio playback, and after the start of playback, the playback period can be shortened by increasing the number of revolutions of the spindle motor, so that the playback amplifier, signal demodulator, servo unit The average power consumption of the optical pickup can be reduced.
[0102]
According to the disk device of the sixth aspect, at the time of access, it is possible to shorten the time until data is started to be taken into the shock proof memory by starting reproduction from the earliest possible time immediately after starting the spindle motor. As a result, it is possible to shorten the delay in the start of audio playback after access, and after the start of playback, the playback period can be shortened by increasing the number of revolutions of the spindle motor. The average power consumption of the servo unit and the optical pickup can be reduced.
[0103]
According to the disk device of the seventh aspect, the same effect as that of the sixth aspect is obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a disk reproducing device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a timing chart showing the operation of the disc playback apparatus in the first embodiment.
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of timer means in the first embodiment.
FIG. 4 is a flowchart showing the operation of the system control unit of the disc playback apparatus in the first embodiment.
FIG. 5 is a flowchart showing the operation of the system control unit of the disc playback apparatus in the second embodiment.
FIG. 6 is a timing chart showing the operation of the disc playback apparatus in the second embodiment.
FIG. 7 is a flowchart showing the operation of the system control unit of the disc playback apparatus in the second embodiment.
FIG. 8 is a timing chart showing the operation of the disc playback apparatus in the second embodiment.
FIG. 9 is a block diagram showing a configuration of a conventional disk reproducing apparatus.
FIG. 10 is a timing chart showing an operation of the disc reproducing apparatus in the conventional example.
[Explanation of symbols]
102 Spindle motor
103 Optical pickup
104 traverse motor
105 Motor driver
106 Servo section
108 Signal demodulator
109 Shockproof memory
110 Memory control unit
111 Voice expansion unit
112 DA converter
113 System control unit
114 Operation input section
116 Timer means
Claims (7)
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