JP4076232B2 - 低周波数磁気パルスを使用する電気治療装置 - Google Patents
低周波数磁気パルスを使用する電気治療装置 Download PDFInfo
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Description
【0001】
発明の分野
本発明は、磁場に関し、特に、脊椎動物および無脊椎動物における多様な臨床的な生理学的および神経学的挙動ならびに状態を変えさせるために特定に設計された、低周波パルス磁場(Cnp)の使用に関する。
【0002】
発明の背景
動物の挙動的、細胞的および生理的機能が、磁気刺激によって影響されうることを、さまざまな研究が証明している。弱い磁場は、細胞イオン流束の変化から、動物の定位および学習の変化、ならびにヒトにおける治療作用まで、多様な生物学的効果を及ぼす。多数の磁場暴露が、ヒトを含む多様な種において、外因性アヘン剤(opiate)(たとえばモルヒネ)および内因性オピオイドペプチド(たとえばエンドルフィン)によって媒介される鎮痛を減少させることがわかった(Kavaliers & Ossenkopp 1991;Pratoら、1987;Betancurら、1994;Kavaliersら、1994;Del Seppiaら、1995およびPapiら、1995)。同様に、極低周波(ELF)磁場暴露が、オピオイド機能の変化と合致する方法で、ハトの帰巣行動(Papiら、1992)およびげっ歯動物の空間学習(Kavaliersら、1993、1996)を変化させることが報告されている。
【0003】
組織に対する低周波磁場暴露の影響の機構を取り扱う理論は、いくつかある。たとえば、低周波磁場暴露は、電流の誘導を介してそれらの影響を及ぼすことが提唱されている(Polk、1992およびWeaver & Astumian、1990)。また、弱い磁場は、組織中のマグネタイト粒子によって検出され、この検出のおかげで、生理学的影響を及ぼすとも提唱されている(Kirschvink & Walker、1985)。しかし、このマグネタイトベースの機構は広く信じられてはいない(Pratoら、1996)。
【0004】
極低周波(ELF)磁場は、組織中でほとんど減衰せず、したがって、それを検出することができ、その検出を生理的プロセスに結び付けることができるならば、内因性プロセスを変化させるのに使用することができる物理的作因である。今、磁場を、標的とする特定の生理的プロセスを変化させるために使用することができ、この方法で、種々の神経学的および生理学的な状態ならびに行動を治療/変化させるために使用することができるような時変信号として設計できることがわかった。したがって、本発明の目的は、脊椎動物および無脊椎動物における多様な生理学的、神経学的および行動学的障害を治療するために使用するための、複数の間欠波形を有する、新規な、特定の低周波パルス磁場を提供することである。
【0005】
発明の概要
本発明者らは、複合的な低周波パルス磁場(Cnp)を設計し、生理学的、神経学的および行動学的状態に対するその影響を特徴づけた。この低周波パルス磁場は、種々の生理学的、神経学的および挙動的障害を治療および/または変化させるために、複合的な神経電磁的用途を標的にし、変化させ、治療戦略の開発を可能にするよう特定に設計される。
【0006】
概説するならば、本発明は、痛みおよび不安の緩和、立ち平衡の回復、学習能力の向上、てんかんの治療およびうつ症をはじめとする障害および行動、ならびに食習慣を節制するための治療法として設計され、使用される複合的な低周波パルス磁場(Cnp)に関する。
【0007】
本発明の態様によると、生理学的、神経学的および挙動的障害を治療するための治療法であって、哺乳動物を、所望の生理的効果を生じさせるのに効果的な期間、標的組織に関連する長さおよび周波数で設計された、組み込まれた可変性の潜在期および固定された無反応期とで間欠的な複数の波形を有する、特定の低周波パルス磁場に付す工程を含む方法が提供される。
【0008】
本発明の方法は、完全ではないにしても、少なくとも部分的には、鎮痛薬、特にオピオイドの繰り返し投与によって典型的に起こる耐性の発現を防ぐ。本方法はまた、種々の生理学的、神経学的および挙動的状態を治療し、緩和するための薬理的作因を使用する必要性を減らす。それに加えて、低周波パルス磁場は、望まない副作用を示すことなく、特定の組織を標的にして異なる生理学的機能に作用するような、特定の波形で設計することができる。
【0009】
本発明の他の目的、特徴および利点は、以下の詳細な説明から明白になるであろう。しかし、詳細な説明および具体例は、本発明の真髄および範囲に含まれる種々の変更および変形が、この詳細な説明から当業者にとって明白であるため、本発明の好ましい実施態様を示しながらも、例示のためだけに記載されるものであることを理解されたい。
【0010】
好ましい実施態様の詳細な説明
上述したように、本発明は、脊椎動物および無脊椎動物における生理学的、神経学的および挙動的状態に対して特定の影響を及ぼす、設計され、特徴づけられた低周波パルス磁場(Cnp)を提供する。特定の低周波磁場は、複雑な神経電磁用途のために設計され、特に哺乳動物、より具体的には、ヒトにおける種々の生理学的、神経学的および挙動的障害を治療および/または変化させるために治療戦略を展開することを可能にする。
【0011】
磁場は、ヒト、げっ歯動物およびカタツムリにおいて、種々の生物学的影響を有することが実証された。そのような磁場を検出することができ、この検出を、特定の生理学的プロセスに広くリンクすることができる。今や、低周波パルス磁場を具体的に設計して、特定の標的の生理学的プロセスを変化させ、この方法で、高価であり、特定の薬の副作用に関していくつかの問題を呈する薬理学的介在の必要なしに、特定の状態を治療および軽減するための治療方法を提供できることが実証される。
【0012】
本発明において、今や、磁場暴露を、特定の標的の生理的プロセスを変化させるために使用することができるような、時変信号として設計しなければならないことが実証される。設計された低周波パルス磁場(Cnp)は、検出機構から独立して有効である。しかし、異なる検出機構が、Cnpを増減する方法およびそれを印加する方法に影響するかもしれない。特定の条件下に、共鳴モデルにしたがって、極低周波(ELF)磁場を直接検出することができる。Cnpパルスに暴露される組織が共鳴モデルによって磁場を検出するならば、Cnpパルスの振幅および可能なDC(直流)オフセットが重要であり、下回っても上回っても効果が減少する限界を指定しなければならない。他方、磁場検出が間接的である、すなわち、ELF磁場が組織誘発起電力(すなわち、ファラデーの誘導法則)によって検出されるならば、効果は、下回るならば効果が現れないより低いしきい値を有し、このしきい値を越えると、効果が増大する。しかし、間接的な検出の場合でも、最大しきい値が存在し、この最大しきい値を越えると、誘発電流(誘発EMFによって生じる)は、標的とする効果が大きな不要な副作用によって圧倒されるほど大きくなる。したがって、検出機構が異なると、Cnpの振幅およびDCオフセットが影響されるかもしれないが、一般的な設計法則は変わらない。汎用化Cnpの個々の形を図1および図2に示し、aから始まる標識を付す。以下、これらの形を指定し、特定の生理学的/挙動的効果を標的にする方法を説明する。
【0013】
波形の設計
低周波パルス磁場は、複数の間欠波形からなる。波形は、標的組織の対応する電磁波形を模倣して設計されている。たとえば、標的組織が脳の一部分又は複数の部分であるならば、波形は、それらの部分のエネルギー活動に対応する。脳波(EEG)がその活動を記録することができるならば、波形はEEGを模倣する。図1、2、3および4に見られるように、波形は、正弦波形に依存しない臨界機能に影響するように設計されたものであるため、正弦波形ではない。経過(featare)1aは最大値までの上昇であり、経過1bは、対象の組織タイプの軸索の発火を刺激するように設計されている。経過1cは、波形が終わるときニューロン興奮の可能性を減らすための、組み込まれた遅延である。
【0014】
潜在期(Latency Period)
各波形の後または連続する波形の合間に、遅延、すなわち潜在期がある。この遅延は、時間とともに長さが漸増または漸減するようにセットされる。これが、時間的に、波形の出現頻度を効果的に変調する。Cnp波形の特定の長さおよび変化は、標的組織に関連する。たとえば中枢神経系(CNS)に関すると、a)脳の区域に固有の周波数、b)脳の異なる領域の間の通信/接続に関連する周波数、ならびにc)特定の機能のための異なる脳領域どうしの協調に関連する周波数および位相オフセットに関連する、多数の特徴的な周波数がある。波形は、特定領域のニューロン活動を刺激するように設計されたものであるが、CNSの領域の電気的活動は、個体間で異なるし、1個体の中でも時間的に異なる。したがって、ある機能を標的にするためには、波形提示の周波数は、その標的の周波数に一致すべきである。しかし、標的は周波数帯域幅の範囲内で変動する。これらのCNS周波数は、約7Hz〜300Hzの間で変動する(たとえば、7Hzはアルファリズムに対応し、10Hzは視床活動に対応し、15Hzは自律時に対応し、30Hzは、記憶および意識に関連する層内視床および側頭領域に対応し、40Hzは、海馬および扁桃側頭領域の間の接続に対応し、45Hzは海馬内因性周波数に対応し、80Hzは海馬−視床通信に対応し、300Hzは運動制御に対応する)。これらの周波数は、ニューロンの電気特性のため、上限を有している。すなわち、ニューロンは、いわゆる‘発火’した後、過分極状態のままになり、回復するまで再び発火することはできない。したがって、経過2(図2を参照)の潜在期は、a)波形が再び印加されるとニューロンが反応することができるよう、ニューロンの回復を許し、b)波形提示の周波数が、標的に対応する周波数に一致する、またはそれを近似するよう、その長さを設定する。
【0015】
潜在期の変調
CNS中の標的組織の電気的活動を変化させるために、Cnpは、適当な周波数を保持する、より適切には、決定し、それを減速または加速させなければならない。波形そのものは実質的には変化せず、むしろ、本明細書で論じる周波数は、それによって波形が与えられる度合(rate)、および標的組織中で電気的刺激が発生する度合に対応する。一般に、CNSの場合、ニューロン活動の周波数が増大すると、活動の急激な増大あたり関与する組織の量が減少する。逆に、周波数が減少すると、より多量の組織が同期化され、CNS全体で増強される。たとえば、a)より高い認識過程の度合が、度合の増大に関連することができ、b)てんかん型障害をもつヒトまたは動物において、度合が有意に落ちるならば、発作が起こるほど多くの組織が増強されることができる。したがって、波形が与えられる度合を加減することは、a)少なくともどこかの時点で、印加の度合と内因性度合とが一致することを保証し(ただし、当然、内因性度合を下げることが目的であるならば初期速度が内因性度合よりも高く、内因性度合を上げることが目的であるならば初期度合が内因性度合よりも低いという条件で)、b)内因性度合を引き下げるか、押し上げることになる。
【0016】
無反応期(Refractory Period)
Cnpの印加の結果として、標的の電気的活動の同期性が乱れるおそれがある。別のCnpの印加が効果を出す前に、組織はその同期性を回復しなければならない。連続的なCnpの印加の合間に、標的によって長さが決まる無反応期を設けることによって、それを行うことができる。たとえば、Cnpが、「意識」に対応するヒト中の標的に印加されるならば、その標的は、意識予期期間(たとえば1,200ms)を越えた後ではじめて回復する。もう一つの例は、同じ標的の、ただし意味のある意識をもたないげっ歯動物における場合の印加であろう。この場合、無反応期を400msに減らすことができる。Cnpを1日に長時間、たとえば何時間も印加するのならば、無反応期は、起こりうる免疫抑制を回避するため、10秒に増すべきである。免疫抑制は、CNSが慢性的に刺激を受けたときに起こると証明されており、この刺激の無反応期を7秒よりも長くするならば、免疫抑制を最小限にすることができる。
【0017】
形状の変動性
Cnpの形状(feature)が根本的な生理に関連し、内因性周波数が個体間および1個体内で変化することを、指摘しなければならない。したがって、特定の標的に設計されたCnpの形の特定化には、許容範囲がある。たとえば、図1および2に示す鎮痛パルスでは、形はいくらか変わることができるが、結果は、標的における生物学的変動のために同様なままである。同様に、生物学的相互作用に関してより多くが学ばれるにつれ、Cnpは、その新たな知識を利用して、Cnpをより具体的にするよう変化させることができる。
【0018】
印加の振幅および方向
DCオフセットに対するCnpの振幅およびその印加方向(たとえば、直線分極対円形分極対等方分極)は、ある標的と別の標的とでかなり異なることがある磁場検出機構に依存する。われわれは、Cnpの振幅が有意に変化することができ、特定の用途で形が一定のままであるならば、Cnpがそれでも有効であることを実験的に実証した(Thomasら、1997)。
【0019】
具体的には、磁場が直接検出されるならば、振幅には範囲があり、それが有効になるにはCnpへのDCオフセットの必要性があるかもしれない。さらに、DCオフセットおよびCnpの時変部の相対的方向が重要である。検出機構が間接的であるならば、すなわち、誘導電流であるならば、誘導電流の経過、たとえば図1の1dの経過を、Cnpの波形に加えることができる。これは、好ましくは、周波数成分が標的によって検出可能なものを越える(すなわち、CNSの場合で約500Hzを越える)高いdB/dtの値を有する形であろうが、標的における誘発EMFを増すように設計されるであろう。間接的に検出される磁場の場合、DCオフセットは無効であるが、時変性磁場が、Cnpの方向に対して直角である最大面積を投射する導電組織における最大EMFを誘発するため、印加されるCnpの方向が重要になるかもしれない。われわれは、用途によっては、効果がDCオフセットに依存しないことを、限られた実験で実験的に立証した。
【0020】
本発明は、磁場検出レベルにはなく、むしろ、特定の低周波パルス磁場を標的組織に結合することにある。検出機構が標的ごとに異なるとしても、Cnp設計理念は変わらない。むしろ、Cnpは、二つの「様式(flavour)」、すなわち直接検出のための様式と、間接検出のための様式とで使用される。理論的には、磁場以外の他の物理的実体、たとえば閃光、電場、音響波および神経レセプタの末梢刺激を使用して、Cnp波形を作り出すことが可能であるかもしれない。しかし、極低周波(ELF)磁場は、最小限の減衰で組織に浸透し、およそ標的に依存せずにそれらの振幅を空間的に画定することができるため、選択すべき方法である。したがって、これらは特定の標的に限定されない。たとえば、音はおおむね聴覚神経に限定され、光はおおむね視覚神経に限定され、電場はおおむね導電進入点、たとえば口蓋に限定される。また、受信の帯域幅が、視覚系の「明滅融合速度(flicker fusion rate)」によって定義されるもののように低すぎるかもしれない。それにもかかわらず、Cnpは、将来、標的の特定性を増すために、他の刺激方法に使用されるかもしれない。
【0021】
供給暴露系(Delivery-Exposure System)
標的の内因性周波数および波形が、不要な副作用を生じさせかねない他の組織と重複する状況では、対象の体に対して可変性の磁場振幅を作り出す暴露系が好まれよう。磁気共鳴画像形成(MRI)勾配管および勾配コイル技術を適合させて、磁場振幅および方向の両方で変化することができるそのような空間可変性Cnp暴露を作り出すことは容易である。したがって、三つの次元それぞれに2セットの容量コイルを有するほうがよい。一方のセットは、DCオフセット、たとえば、検出機構が共鳴種である場合に必要になるヘルムホルツ配置(Pratoら、1996)を作り出すであろう。第二のセットは、磁場勾配、たとえばマックスウェル配置(CarsonおよびPrato、1996)を画定するのに使用されるであろう。
【0022】
このタイプの暴露系は、対象が一つの位置にとどまることができる急性および慢性の暴露、たとえば対象者がベッドにいる間の痛みの治療に理想的であろう。動く対象の場合、そのような容量コイル配置は不可能であり、供給は、表面コイルを単独で、たとえば体表または首周りに使用して実施するか、ヘルムホルツ対としてひざの側面に配置して実施することが好ましいであろう。この配置では、磁場振幅は表面コイルから急激に低下し、他の組織を有効なCnpに暴露することなく標的および磁場を一致させることは、より困難になる。
【0023】
Cnpの応用
鎮痛
本発明者らは、複雑なパルス磁場(Cnp)が痛み抑制(鎮痛)効果を有することを報告した。本発明の一つの実施態様では、設計されたCnpは、アヘン剤、たとえばモルヒネの注射の鎮痛効果を増強することもできるし、穏やかな量のモルヒネに類似したある程度の鎮痛を、実際に誘発することもできる。これは、きわめて望ましい、薬物を使用しない苦痛治療の潜在性にとって多大な利点を有している。
【0024】
オピオイドレセプタは、多くの他の機能の中でも、痛みの媒介を司る。外因性/内因性オピオイドの増加が、鎮痛を誘発することができる。本発明者らは、単一正弦波ELF磁場が、オピオイド誘発鎮痛を減衰できることを示した。本発明者らは、最近、ELF磁場に対するこの反応を司る検出機構が共鳴モデル、すなわち直接検出であることを実証した(Pratoら、1996)。
【0025】
オピオイド誘発鎮痛の増加(減少ではなく)は、治療的価値を有し、ELF磁場による鎮痛の誘発がより大きな価値を有するため、本発明者らは、適度な鎮痛を誘発する簡単な正弦波形特定化を開発した。図6に示すように、増加は適度であった(20〜30%)。しかし、本発明者らが、鎮痛を誘発するようにCnpを設計したとき、効果はより大きくなった(図6)。
【0026】
使用される鎮痛Cnpおよびその大きさの高速フーリエ変換を図7に示す。これは実際に図1および2に示すCnpである。この鎮痛性パルスは、オピオイド誘発鎮痛を増し、b)鎮痛を有意に誘発する、ために使用することができる。加えて、今では、鎮痛はオピオイドによっては部分的にしか媒介されず、別の鎮痛成分が存在することが公知である。このさらなる成分が、まだ同定されていない、別の標的組織または系の変調に対応する。これはおそらく、このCnpのより一般的な性質、および動物全体を同一の磁場に暴露したことによる。周波数の出力は3バンド、4〜16Hz、22〜26Hzおよび28〜52Hzであった。動物(カタツムリ、Cepaea nemoralis)の集団全体を暴露した。目的は、高濃度のオピオイドレセプタを有し、28〜52Hzの範囲の周波数で痛みの意識を司る脳構造の活動を減速させることであった。周波数解析が0〜166Hzのすべての周波数で一定の出力を示したランダムパルスを使用したとき、鎮痛の誘発は見られず、この一般的なCnpでさえ特異性があることを示した。カタツムリにおける、CNSと同等なそのような生物学的部位における機能の減速および混乱は、鎮痛の誘発を越える深い効果を有するはずである。実際、すでにてんかん重積持続状態が存在するラット全体をこの波形に暴露したとき、結果は、発作活動の増大であった。すでに論じたように、波形発火の頻度が減ると、より多くの組織が漸増する。この極端な場合では、このCnpに暴露された電気的に不安定なラットにおいて十分なCNS組織が漸増して、発作活動の増大をもたらした。
【0027】
このCnpパルスは、ヒトのような対象の特定のCNS構造を治療することにより、またはより選択的に設計された波形を組み込むことにより、より特定的にすることができる。
【0028】
本発明者らは、以前、特定の弱い極低周波パルス磁場(Cnp)への短い急性暴露が、カタツムリCepaea nemoralisにおいて部分的にオピオイドによって媒介される有意な鎮痛を誘発できることを実証した。最初の研究では、カタツムリCepaea nemoralisの個体グループに対し、あらかじめ、汎用オピオイド拮抗薬ナロキソンまたは特異性拮抗薬(μ−ナロキサジン、β−フナルトレキサミン、δ−ナルトリンドール、ICI−174,864またはκ−ノルビナールトルヒミンオピオイドペプチド特異性拮抗薬)を注射するか、それぞれの注射ビヒクルを注射するか、または何の注射もせず、Cnpまたは擬似条件に15分間暴露した。そして、カタツムリをホットプレート(40℃)上で応答潜在期に関して試験した。暴露前応答潜在期または擬似暴露応答潜在期に有意な差はなく、したがって、図8に見られるように、個体グループどうしを組み合わせた。応答潜在期の増大によって推測されるように、すべての個体グループが有意な程度の誘発鎮痛を示した。しかし、汎用のμおよびδオピオイド拮抗薬は、Cnp誘発鎮痛を、遮断はしなかったが有意に減少させた。
【0029】
また、これらのカタツムリにおけるCnp誘発鎮痛の時間経過を最初に調査した。カタツムリの個体グループをCnpに15分間または30分間暴露した後、Cnp暴露後15分、30分および60分で、ただちにホットプレート(40℃)上で応答潜在期を試験した。擬似暴露に比較して、15分暴露と30分暴露との間に有意な違いはなかったが、暴露後60分までに有意な程度の誘発鎮痛があった(図10)。
【0030】
ここで、15分間または30分間の毎日の繰り返し急性暴露に対する耐性の発現に関して、Cnpに誘発された鎮痛の効果を検査した。同様に、DPDPEエンケファリン向けのdオピオイドレセプタに対する急性交差耐性の効果を検査した。この研究の結果は、特定のパルス磁場(Cnp)への短時間(15分または30分)の暴露が、カタツムリCepaea nemoralisにおける抗侵害受容または鎮痛効果を有することを示す。毎日のくり返し暴露の後、このCnp誘発鎮痛の大きさおよび期間は、耐性の部分的発現を示すように減少したが、遮断はされなかった。連想(学習関連)および非連想(薬理関連)プロセスはいずれも、繰り返し暴露の後、この特定のパルス磁場(Cnp)の鎮痛効果の発現および減少とリンクしているように示唆された。新奇な環境によって刺激(cue)を与えることは、この耐性の発現を改善し、急性Cnp暴露誘発鎮痛のレベルをほぼ元に戻すことができる。これらの結果は、脊椎動物および無脊椎動物系において挙動的作用を及ぼす、Cnpを含む特定のパルス磁場の従来の発見と合致し、それを拡張するものである。これらの結果はまた、鎮痛ならびに同様な他の挙動的および生理学的反応に対するELF磁場の影響を、毎日短時間の繰り返し暴露によって変化させられるという従来の報告を実体化し、拡張するものである。
【0031】
Cnpに対する15分または30分の暴露は、鎮痛の誘発を示す、嫌忌的な熱表面に対するCepaeaの反応の潜在期に有意な増大を生じさせた。この鎮痛の大きさは、暴露の長さに関連し、Cnpの考えられる期間または暴露量関連効果を示唆した。先の研究で、Cnp誘発鎮痛が磁場への暴露による一般的効果またはストレス関連効果ではないことが示された。他の同様な設計のパルス磁場は、基礎にある侵害受容感度またはオピオイド誘発鎮痛に対して有意な影響を及ぼさないことが示された[Thomasら、1997]。これに加えて、簡単な正弦波形極低周波磁場(<300Hz)は、特定の磁場暴露特性に依存して、オピオイドに媒介される鎮痛を減少または弱く増強することが示された。本研究および従来の研究で、繰り返しの擬似暴露(ゼロ化された、または正規な地磁場)および応答潜在期の繰り返し測定は、侵害受容感度に対して有意な影響を及ぼさなかった。
【0032】
Cnpに対する30分暴露によって誘発された鎮痛の、15分暴露と比べて有意な大きさは、アヘン剤鎮痛に対する急性磁場暴露の抑制効果が、暴露期間および磁場の強さの両方によって影響されるという発見と合致している。しかし、より深い調査の結果はまた、抑制効果の大きさがELF磁場の周波数または振幅のいずれとも線形に増減しないことを証明した[Pratoら、1995]。
【0033】
多数の内因性オピオイド抑制系の存在に関して、実質的な証拠が存在する。鎮痛のナロキソン可逆性オピオイド形態およびナトキソン非感受性非オピオイド形態が示され[Rothman、1996]、明らかに、系統発生的に保存され、げっ歯動物およびCepaeaの両方で発現されている[Kavaliersら、1983]。Cepaeaを用いた従来の研究では、Cnpに誘発された鎮痛は、オピオイドと非オピオイドとを混合した性質であることが立証された[Thomasら、1997;Thomasら、1997(印刷中)]。プロトタイプのアヘン剤拮抗薬ナロキソンおよびdオピオイドレセプタ向け拮抗薬ICI−174,842またはナルトリンドール−5′−イソチオシアナート(5′−NTII)によってCnpの鎮痛効果は減少したが、遮断はされなかった(表2およびThomasら、1997(印刷中))。しかし、鎮痛応答は、κオピオイド向けレセプタ拮抗薬ノルビナールトルフィミンによる前処理によって影響を受けなかった。オピオイド拮抗薬によるCnp誘発鎮痛の完全な遮断の欠如は、非オピオイドならびにオピオイド媒介機構がCnpの効果に関連していることを示す。この非オピオイド鎮痛を媒介する神経化学機構は、いまだに決定されていない。
【0034】
通常、アヘン剤の慢性的な繰り返し投与は耐性の発現をもたらし、モルヒネのような物質によって初期的に生じる鎮痛効果は、強さにおける漸進的な低下を示し、最後には、対照動物の反応から区別することができなくなる。モルヒネ耐性の同様なパターンおよび特徴が、Cepaeaおよびげっ歯動物にも起こることが立証された[Kavaliersら、1983;Kavaliersら、1985]。ここで、Cnpに対する1日15分または30分の暴露を6〜9日続けた後、誘発された鎮痛のオピオイド媒介成分に対して耐性が発現すると判断された。応答および時間経過のパターンは、Cepaeaおよびげっ歯動物におけるオピオイドペプチドおよびアヘン剤拮抗薬の抗侵害受容効果に対する耐性の発現のパターンに類似している。Cnpへの毎日の暴露を6〜9日続けた後に得られる鎮痛のレベルは、ナロキソンまたは特異的なδオピオイドレセプタ向け拮抗薬で処理された後、一回のCnp暴露を受けたカタツムリで記録されたものに類似していた。それに加えて、Cnpに対して毎日暴露を受けたカタツムリは、特異的δオピオイド拮抗薬DPDPEの鎮痛効果に対して有意に減少した感度を示した。これは、Cnpのオピオイド成分に対する少なくとも部分的な耐性の般化(交差耐性)を示唆している。この般化の程度およびCnpとδオピオイドとの間の交差耐性の発現をより詳しく探求するためには、DPDPEに対して耐性になった後、Cnpに暴露されるカタツムリの侵害受容応答の測定が必要である。
【0035】
本実験では、Cnpへの繰り返し暴露によって誘発される非オピオイド媒介鎮痛のレベルの減少の証拠はほとんどなかった。15分および30分のCnp暴露によって誘発される鎮痛は同様なレベルにまで減少した。これは、Cnpが、比較的一定の基礎非オピオイド媒介成分を残しながら、オピオイド媒介鎮痛を選択的に増強するかもしれないという興味深い可能性を掲げる。これはまた、この特定のCnpの種々の成分が、オピオイドおよび非オピオイドによる鎮痛の発現および神経化学的基盤に、示差的に影響できることを示唆する。
【0036】
ナロキソン不感性の非オピオイド鎮痛に対する耐性の発現は、あまり考察されてこなかった。これらの研究は、非オピオイド鎮痛に対する耐性の比較的低い発現または発現のなさを明らかにした。しかし、げっ歯動物において特定のオピオイド活性化因子の抗侵害受容効果に対しても弱い耐性が報告されているため、これは、非オピオイド鎮痛に完全に限定されてはいない。また、オピオイド鎮痛と非オピオイド鎮痛との間に明らかな交差耐性はなく、オピオイド鎮痛の存在が、非オピオイド鎮痛に対する耐性の発現を妨げるおそれさえあると推測されている[Rothman、1996]。同様に、ここでDPDPEを用いて示唆されているように、非オピオイド鎮痛の存在がオピオイド系の発現に影響し、完全な交差耐性の発現を制限することもありうる(図16)。
【0037】
また、耐性は、一貫した薬効果を生じさせるためのより高い暴露量の必要性を示す、暴露量−反応におけるシフトによって最も明確に実証されると考えられることに、注意されたい。本研究では、耐性は、Cnpに対する毎日繰り返しの15分または30分の暴露によって生じる鎮痛における減少から推測される。Cnpの明確な線形暴露量依存的効果を裏付ける証拠の欠如が、15分または30分のCnp暴露における鎮痛効果の同様な減少とともに、暴露量応答におけるシフトの検査を妨げる。
【0038】
アヘン剤耐性は、連想成分および非連想成分の両方を伴うと提唱されている。従来の調査で、薬物治療を中止した後、モルヒネに対して完全に耐性になったCepaeaが、非連想機構と合致すると考えられる、痛覚過敏をはじめとする依存症および禁断症状を示すことが証明された[Tiffanyら、1988]。
【0039】
非連想耐性は、薬物暴露のみから生じる効果を表すものと考えられる。耐性は、一部には単に、生理系、たとえば特定のレセプタまたは第二メッセンジャカスケードの繰り返し薬物刺激によって生じる細胞の適応から生じるものと考えられる。
【0040】
オピオイドは、神経伝達に対し、鎮痛の基礎をなす機構であると受け取られている刺激効果ならびにより従来的に研究された抑制効果を有する。これらの刺激効果がオピオイド耐性の発現とも関連しうるという、積み重ねられた証拠がある。これに関し、Cepaeaを毎日ELF60Hzの磁場に付す急性暴露が、内因性オピオイドの興奮性痛覚過敏効果の拮抗と合致する痛覚鈍麻または鎮痛効果をもたらすことが示された。
【0041】
また、特定の伝達系がオピオイド効果を相殺し、耐性のいくつかの側面を媒介するように機能することができるという証拠がある。この観点から、耐性は、アヘン薬効能の減少から得られるだけでなく、増強された「抗アヘン剤」の影響からも得られる。新規なオルファン、オピオイド様レセプタを介してその効果を加え、最近、耐性と関連すると推定される抗オピオイドペプチド、オルファニンFQまたはノシセプチンは、NMDA関連機構を介してCepaeaにおける侵害受容反応に影響することが示された。興味深いことに、最近、オルファニンFQが、オピオイドに媒介された、電気鍼に誘発される鎮痛に関与することが示唆された[Tianら、1997]。
【0042】
また、耐性は、連想的学習を伴うことが示された。一貫した特有の環境でモルヒネを繰り返し受ける、Cepaeaを含む動物は、異なる新奇な環境で試験されるときよりも、モルヒネの鎮痛および温熱効果に対して、はるかに耐性である。本研究では、オピオイドに媒介されたCnpの鎮痛効果に関して、この環境特異性が実証された。新奇な環境でCnpに暴露されたカタツムリは、見かけの耐性逆転を示し、それらの鎮痛反応は、単一の急性Cnp暴露を受ける個体の反応に類似していた(図15)。
【0043】
ELF磁場を含む多様な要因が、顕著な環境固有の刺激(cue)として機能し、その後の耐性発現に影響することが示された。これは、Cnpそのものが耐性発現の刺激として少なくとも部分的に作用する可能性を高める。これは、一部には、δオピオイド拮抗薬DPDPEに対するCnpの鎮痛効果への、完全な交差耐性の見かけ欠如に寄与するかもしれない。
【0044】
連想的な環境または状況固有の耐性は、典型的な条件付けを介して説明されたが[Tiffanyら、1981]、連想および非連想成分の両方を含む習慣化もまた提唱されている[Bakerら、1985]。条件付けモデルによると、特有の文脈が、連想耐性を顕在化させる条件付き刺激になった。
【0045】
本研究では、カタツムリが侵害受容試験を毎日受けたか、初日および最終日だけ受けたかにかかわらず、同様なパターンの耐性が発現することがわかった。これは、カタツムリの熱応答潜在期の決定(すなわち、ホットプレート試験)に関連する連想因子が耐性の発現に大きな役割を演じなかったことを示唆する。これはまた、侵害受容評価に関連するキューから耐性が生じる可能性を最小限にする。これは、げっ歯動物におけるアヘン薬耐性ならびにCepaeaにおけるモルヒネ耐性の多数の調査結果と合致する。
【0046】
最近の研究は、連想耐性に関与する可能な神経化学機構に焦点を当てている。実験用ラットを用いた研究は、記憶に関与するニューロテンシンおよび考えられる他のニューロペプチドが、連想耐性の媒介に役割を演じるかもしれないことを示唆した[Girselら、1996]。これは、軟体動物およびげっ歯動物の両方における学習に関与した他のニューロン系および第二メッセンジャ系の役割を妨げず、種々のタイプの磁場に対して感受性であることが示された。
【0047】
磁場の生物学的効果に関しては、多数の可能な機構が提唱されている[Kavaliersら、1994;Pratoら、1995]。これらのうち、共鳴モデルが、特定周波数での効果とともに、オピオイド鎮痛における増減を断定した。これらの作用は、オピオイド作用の媒介および学習関連プロセスに関連するカルシウムイオンおよびカリウムイオンならびに種々のメッセンジャ系に対して影響を及ぼすことが示唆された[Kavaliersら、1996;Kitsら、1996;Pratoら、1996;およびKavaliersら、1996]。これらのすべてが、暴露の繰り返しによるCnp誘発鎮痛の発現およびオピオイド成分の減少に貢献することができる。
【0048】
前庭系
Cnpパルスの使用は、哺乳動物の種々の前庭成分に影響するのに価値があるように見える。ヒトに関しては、Cnpは、立ち平衡の変化にとって非常に有用である。平衡系の混乱、たとえば乗り物酔いは、おそらく、吐き気や眠気のような副作用なしで、Cnpの使用によって治療することができる。
【0049】
図3に示すCnpは、げっ歯動物(活動研究、振幅100mT)、シロアシネズミ(条件付き味覚嫌忌研究、振幅100mT)およびラット(条件付き味覚嫌忌研究、振幅1〜4mT)における前庭系を標的にして使用した。図5に示すCnpはまた、ヒトにおいても試行した(平衡研究、振幅10〜60mT)。図3と図5とは、無反応期の長さのみが異なることが注目される。ヒトにおいては、無反応期(図1の経過4)は、げっ歯動物の場合よりも3倍の長さであった。その理由は、各意識期間(約400ms)を認識機能によって補外して3倍(約1,200ms)にするヒトの場合、意識が3倍長く続くからである。
【0050】
速度または波形提示を高めの周波数から低めの周波数に変調し、二つの異なる波形を使用した。図5は、Cnpの大きさフーリエ変換を示す。すなわち、それは、正の周波数の絶対値スペクトルであり、可能な最大周波数は、1msの分離期間で、Cnpのデジタル表現によって500Hzにセットした。図5は、スペクトルの出力が、三つの主要な周波数範囲100〜125、125〜240、325〜410にあることを示すことが注目されよう。前庭系は運動機能ではなく、したがって、300Hzのオーダの内因性CNS周波数を有するため、高い周波数が必要であった。
【0051】
二つの異なる波形を使用して前庭系の電磁活動を表した。これは、最高の周波数で最少の分解時間(1ms)を提供するために必要であった。まず、2ローブ波形を使用し、波形レートが十分に減少し、潜在期が十分に長くなったとき、5ローブ波形を使用した。これが、標的組織の根本的な電気活動をよりよく模倣するものと考えられたからである。
【0052】
不安の変調
重度の不安がうつ症を伴うことが証明されている。今では、マウスにおける不安関連反応を有意に変更するCnpが設計された。
【0053】
シロアシネズミに前庭障害を生じさせるように設計されたCnpは、10分間のCnp暴露の間に、10分間の擬似暴露に比較して、活動(活動指数=逃避挙動、たとえば登攀、ジャンプ、中央線横断の合計)における顕著な増大を生じさせた(図17)。動物をプレキシグラスのオープンフィールドボックスに入れておいた間に100μTのCnp暴露および擬似条件を与えた。Cnp暴露はまた、毛づくろい行動の期間の有意な減少をもたらした(図25)。
【0054】
挙動活性の変調
行動活性に対するCnpの影響を特性決定するため、シロアシネズミを、前庭系と相互作用するように設計された特定のCnpに暴露した。個々のシロアシネズミをCnpまたは対照条件(擬似もしくは60Hz)に10分間暴露し、その間、ビデオテープを作動させ、種々の挙動を監視した。この研究から、多様な挙動に選択的に影響するような特定のパルス磁場(Cnp)を設計できることが結論づけられた。行動に有意な影響を生じさせるには、急性暴露(5分)で十分である(図19〜25)。対照グループと比較すると、Cnpは、後ろ足立ち行動ならびに一般的行動、たとえば登攀および中央線横断に影響することがわかった。これらの結果は、Cnpを使用して多様な挙動活性を変化させることができることを実証する。
【0055】
味覚嫌忌
実地研究は、シロアシネズミPeromyscus Maniculatusが、毒入り餌の長期継続的な回避を発現することを示したが、条件付き味覚嫌忌(CTA)の初期の研究室調査の結果は、速やかに消滅する味覚嫌忌の形成を示唆した。本発明者らは、一連の実験で、オスおよびメスのシロアシネズミにおける条件付き味覚嫌忌の取得および消滅(LiClとペアリングしたショ糖)を検査した。別の一連の実験では、本発明者らは、ウィスタラットおよびシロアシネズミにおいてショ糖のみを使用する条件付き味覚嫌忌の取得および消滅を検査した。本発明者らはまた、味覚嫌忌学習に対する特定のCnpの効果を検査した。合わせて、これらの研究の結果(図26〜29)は、Cnpを使用してシロアシネズミおよびウィスタラットにおける味覚嫌忌を変化させることができることを実証する。
【0056】
条件付き味覚嫌忌、すなわち味覚嫌忌学習の二つの独立試行で、前庭処理を妨げるように設計されたCnpを嫌忌効果に関して試験した。一つの実験では、新奇な食品(ショ糖溶液)を与えられた後で特定のCnpに1時間暴露されたウィスタラット(N=24)が、暴露の3日目後に試験したとき、擬似暴露動物に比較して有意に多くのショ糖溶液を消費した(F1,23=5.99、P=0.023、Eta2=0.22)。もう一つの実験では、シロアシネズミ(Peromyscus maniculatus)(N=43)を特定のCnpまたは擬似条件に1時間暴露した。暴露後、シロアシネズミに水およびアップルジュースを同時に自由に与え、総消費量(アップルジュース+水)に対するアップルジュースの比を記録した。Cnpに暴露されたシロアシネズミは、擬似暴露を受けたマウスよりも有意に多量のアップルジュールを消費した(F1,43=3.95、P=0.05)。二つの実験で使用した暴露系は大きく異なったが、同じ特定のCnpを使用した。いずれのケースでも、新奇な食品に対する嫌忌は誘発されなかった。従来の調査結果が、特定のCnpがこれらの種において他の特定の挙動的影響を誘発できることを示していた。実験1は、アルミニウム(1.3m×1.1m)のケージラックに巻き付けた単コイル(72回巻き、30WG)を使用した(100〜700μTのCnp暴露、正規の地磁場擬似(Michonら、1996))。実験2の暴露系は、3対の巣状に直交するヘルムホルツコイルからなるものであった(Pratoら、1996)(100±0.1μT、三次元±0.1μTゼロ化地磁場擬似)。
【0057】
ショ糖およびLiClを使用する研究の結果は、生殖性のオスおよびメスのシロアシネズミが、リチウムとペアリングされたショ糖溶液に対して急速な条件付き味覚嫌忌を発現することを示した。4〜5日後、完全な嫌忌の消滅が生じ、10日後には嫌忌の残りが見られなかった。これは、実験用ラットに一般に顕著である、より長く継続する嫌忌とは対照的である。また、条件付き嫌忌には性差があり、オスのシロアシネズミは、メスよりも長く続く嫌忌およびよりゆっくりした消滅を示した。
【0058】
Cnp暴露は、条件付き味覚嫌忌を顕在化せず、むしろ、新奇な味覚に対するオスの新奇恐怖的応答およびベースライン味覚好みにおける性差を減らした。また、Laurentian大学で実施されたさらなる実験が、実験用ラットにおいて、特定のCnpが新奇恐怖的応答および新奇な食品に対する嫌忌を同様に減らすことを明らかにした。
【0059】
全体として、これらの発見は、特定のCnpの効果が、少なくとも味覚嫌忌範例で、磁場の特性に依存し、暴露系、振幅、地理的位置または試験種には依存しないことを示す。
【0060】
学習
学習を含むすべての挙動は、脳における電気的活動のパターンとして生じる。特定のCnpを使用して、特定の挙動を変化させることができ、脳の特定の区域に選択的に影響を加えられることを暗示する。Cnpを使用する以前の研究は、言語、記憶、被暗示性、機嫌および理解のような挙動における変化を証明した。特定のCnpの組合せが記憶および学習の予測可能な変化をもたらすことが予想される。
【0061】
てんかん
Cnpの使用は、脳傷害に伴う深刻な問題であるてんかんを、安全に治療する大きな可能性を秘めている。
【0062】
うつ症
うつ症をCnpで治療する可能性は、臨床的およびモデルのいずれの点でも非常に大きい(Baker-PriceおよびPersinger、1996)。また、季節的感情障害のような関連障害は、Cnp治療で癒されやすいかもしれない。このCnp治療に必要な器具は、ほぼ「ウォークマン」サイズの携帯型であり、イヤホンサイズのヘッドコイルを有するように想定される。
【0063】
本発明の設計されたパルス磁場(Cnp)は、多様な生理学的および心理学的状態を、安全かつ効果的に治療するのに有効に使用することができる。ヒトおよび動物を含むいかなる有機体をも、本発明のCnpに付すことができる。本明細書に使用する「安全かつ効果的」とは、対象に影響する生理学的または神経学的障害を、深刻な副作用を回避しながら、軽減、防止、改善または治療するための十分な効能を提供することをいう。安全かつ効果的な量は、対象の年齢、治療対象の身体状態、障害の重度、治療期間および並行的に実施される療法の性質に依存して異なる。
【0064】
対象を本発明の有効なCnp暴露に付すこととは、所望の結果を達成するのに必要な暴露量および期間における有効量として定義される。これはまた、対象の病状、年齢、性別および体重ならびに対象において所望の反応を顕在化させるCnpの能力のような要因にしたがって異なる。投与または治療方式は、最適な治療反応が得られるように調節することができる。たとえば、1日に何回かに分割した暴露量または治療を投与することもできるし、治療状況の緊急性によって示されるように、暴露量を比例的に減らすこともできる。
【0065】
本発明のCnpは、単独で、または薬剤もしくは他の治療方式と組み合わせて、哺乳動物に適用することができる。
【0066】
実施例
例1 材料および方法
動物
カタツムリは、オンタリオ州ロンドンで、架空または地中の電線がない古い野外の場所(<0.01μT 周囲磁気変動)から採集した。そして、非毒性のカラーマニキュアを使用して、殻の頂点部に個々の小さな識別マークを付けることより、カタツムリに番号を付けた。個々に番号を付けられたカタツムリを飼育器(周囲変動磁場<0.4μT)に入れ、間接的な自然照明および蛍光照明の下に、約12時間明/12時間暗のサイクル(LD=12:12、L=250μW/cm2)、20±2℃で、レタスを自由に与えて飼育した。
【0067】
侵害受容の評価
巻貝の仲間の活動は、その水で濡らした状態によって影響されるため[Smith、1987]、試験の前に、すべてのカタツムリを、飽和環境下、20±2℃で十分に水で濡らした。完全に水で濡らした個々のカタツムリを加熱面(ホットプレート、40±0.2℃)に配置し、熱の刺激に対する回避までの潜在期を測定した。回避行動は、いっぱいに伸ばした足の前部を持ち上げることに特徴がある。行動の終点は、足が最大の高さに達した時点である[Dyakonovaら、1995]。この嫌忌応答、より適切には侵害受容応答[Kavaliersら、1983]を示した後、個々のカタツムリを熱面から除けた。応答潜在期における増大は、抗侵害受容または鎮痛応答として解釈することができる[Thomasら、1997]。磁場を発生させないホットプレートは、ステンレススチールの上部(33×33cm)をもち、水が循環水槽から汲み上げられるアルミニウムの水ジャケットからなるものであった。
【0068】
実験装置
カタツムリ15匹の各グループを、3個の相互に直交するヘルムホルツコイル(垂直方向磁場を発生させたコイルは1.2m、水平方向磁場を発生させたコイルは1.1mおよび1.0m)の中央で、半透明のポリプロピレン容器(12cm四方、高さ5cm)に入れた。コイルおよび増幅器の詳細は、Pratoら[Pratoら、1996]に記載されている。コンピュータで駆動された8ビット分解デジタル・アナログ変換器(S. Koren, Neuroscience Research Group, Laurentian University, Sudbury, Ontario)を使用して、パルス波形を生成した。いずれもWalker Scientific社(Worcester、MA)の磁束磁力計(モデルFGM−3D1)およびフィールドモニタ(モデルELF−66D)を使用して磁場を測定した。
【0069】
磁場暴露条件
15分および30分の磁場暴露は、垂直方向のピーク振幅を100μTにセットされた、特定の低周波パルス磁場(Cnp)(図9)からなるものであった。
【0070】
擬似暴露は、三次元(3D)的にゼロ化された地磁場(地球の磁場に±0.1μTの範囲で対向するように調節されたヘルムホルツコイル、水平方向成分=14.7μT、垂直方向成分=43.3μT)からなるものであった。従来の研究結果[Thomasら、1997;Thomasら、1997(印刷中)]が、3Dゼロ化地磁場に擬似暴露されたカタツムリと、周囲地磁場擬似条件に暴露されたカタツムリとの間で、応答潜在期に有意な違いがないことを立証していた。
【0071】
例2 味覚嫌忌研究の材料および方法
動物
オスおよびメスの成熟したシロアシネズミ(20〜25g、約5月齢)を、性別混合の同胞グループ(1グループあたり3〜5匹)で、綿の巣作り材料およびBeta寝わらを与えられたポリエチレンケージに収容した。餌(Purina Rat Chow)および水を自由に与えた。生殖性のマウス(オス陰嚢、メス周期性)を、生殖刺激性の長い昼間の明り16時間、暗闇8時間のサイクル(光0600〜2200時)で、20+/−2℃で維持した(Desjardinsら、1986、Nelsonら、1992)。研究室で飼育したシロアシネズミ(15〜20世代)は、元来はブリティッシュコロンビア州(カナダ)の内陸部、Kamloops付近(50°45′N、120°30′W)に生息していた、捕獲した野生動物の集団から得たものであった。
【0072】
この野生集団および研究室集団のそれ以外の特徴は、InnesおよびKavaliers(1987)に記載されている。
【0073】
実験手順
この第一の実験には、五つの段階、習慣化段階、条件付け段階、条件付け後回復段階、消滅段階および再試験段階があった。
【0074】
習慣化段階
オス(n=21)およびメス(n=22)を、餌および標準の飲用ボトルに入れた水道水を自由に与えながら10日間、個別に収容した。4日間、夜の間(暗闇期間)マウスに水を与えなかった。毎朝、水道水を含む2本の飲用チューブを与え、90分間に消費された水の総量を記録した。1日の残りの期間、標準の飲用ボトルに入れた水道水を自由に与えた。飲用チューブは、15mlの目盛り付きポリプロピレンの円錐形チューブ(Falcon 2092、Becton Dickinson, Lincoln Park, New Jersey, USA)からなるものであり、ボールベアリングの入ったステンレススチール製の注ぎ口を装着されたねじ止め式のキャップをもつものであった。この飲用チューブを使用すると、流体摂取量を0.25mlまで正確に測定することができた。夜、水ボトルを取り上げた直後、また昼間、飲用チューブを取り上げた直後、個々の体重を記録した。
【0075】
条件付け段階
5日目に、夜、水を取り上げられたマウスに、0.3Mショ糖溶液をそれぞれ含む2本の飲用チューブを与えた。90分後、全ショ糖摂取量を記録した後、ただちに、0.15MのLiCl溶液または0.9%等張性生理食塩水20ml/kgをマウスに腹腔内(i.p.)注射した。注射後、水ボトルを戻し、夜までマウスをそっとしておいた。夜になると、ボトルを取り上げ、マウスを計量した。オスおよびメスのマウスを無作為にUCIグループと食塩水グループとに割り当てた。
【0076】
条件付け後回復段階
マウスを条件付け後2日間(6日目および7日目)、夜に水を取り上げるスケジュールで維持した。朝、水道水を入れた2本の飲用チューブを90分間与えたのち、標準の飲用ボトルからの水を自由に与えた。前記のように、体重を1日2回記録した。
【0077】
消滅段階
8日目〜11日目まで、朝の水飲み期間に、1本は水道水を含み、もう1本は0.3Mショ糖溶液を含む2本の飲用チューブを、個々のマウスに与えた。90分間、水およびショ糖溶液の摂取量を記録した後、標準の水ボトルからの水道水を自由に与えた。2本の飲用チューブの位置を変え、各実験グループ(LiClおよびNaCl)の半数のマウスは右側に水を有し、もう半数のマウスは右側にショ糖を有するようにした。ありうる個々の好みを修正するため、次の日には水チューブとショ糖チューブの位置を逆にした。シロアシネズミを1日2回計量した。
【0078】
回復段階
条件付き味覚嫌忌の消滅後、オスおよびメスのシロアシネズミを10日間、餌および水道水を自由に与えながらそっとしておいた。
【0079】
再試験段階
再び、個々のオスおよびメスのマウスを、夜に水を取り上げるスケジュールにおいた。2日間、水を取り上げられたマウスに対し、朝、1本は水を含み、もう1本は0.3Mショ糖を含む2本の飲用チューブを与え、90分間の全流体摂取量を測定した。この90分間の後、標準の水ボトルを自由に与えた。
【0080】
全流体摂取量を、対象間要因としての性別(2レベル:オスおよびメス)および処置(2レベル:LiClおよびNaCl)ならびに繰り返し測定対象内要因としての摂取量(8レベル:習慣化(4日間)、条件付け(ペアリングおよび注射後2日間)、消滅(4日間))を用いる二方向個体解析(MANOVA)によって解析した。毎日の流体摂取量に対する性別および処置の影響を評価するため、MANOVAモデルで平均比較を演繹的に計画した。流体摂取量はポアソン分布を示したため、解析前にデータを平方根変換した。ゼロ摂取量がいくらかあったため、変換前に全値に0.50を加算した。
【0081】
消滅および再試験段階からの好ましいデータを、全流体中のショ糖消費量の割合(アークサイン変換したもの)として表した。これらの好みデータを、対象間要因としての性別(2レベル:オスおよびメス)および処置(2レベル:LiClおよびNaCl)ならびに繰り返し測定対象内要因としてのショ糖の割合(6レベル、消滅4日間+再試験2日間)を用いる二方向MANOVAによって解析した。実験日ごとにショ糖好みに対する性別および処置の影響を評価するため、MANOVAモデルで平均比較を演繹的に計画した。
【0082】
体重を、対象間要因としての性別(2レベル:オスおよびメス)および処置(2レベル:LiClおよびNaCl)ならびに繰り返し測定対象内要因としての摂取量(21レベル)を用いる二方向MANOVAによって解析した。実験日ごとにマウス体重に対する性別および処置の影響を評価するため、MANOVAモデルで平均比較を演繹的に計画した。すべての仮説試験は、α=0.05を有意さの規準として使用した。
【0083】
磁場の発生
磁場暴露条件および擬似磁場暴露条件で、マウスを、3個の相互に直交するヘルムホルツコイル(垂直方向磁場を発生させたコイルは直径1.2m、水平方向磁場を発生させたコイルは1.1m;コイルおよび増幅器の詳細は、Pratoら(1994)に記載されている)の中央でプレキシグラスボックスに入れた。8ビット分解デジタル・アナログ変換器を備えたコンピュータ駆動装置が、パルス波形を生成した。磁束磁力計(モデルFGM−3D1)およびフィールドモニタ(モデルELF−66D、いずれもWalker Scientific社、Worcester, MA. USA)を使用して、磁場を測定した。
【0084】
磁場暴露条件
磁場暴露は、垂直方向に100+/−0.1μTピーク振幅にセットされた特定の低周波パルス磁場からなるものであった。
【0085】
擬似暴露は、三次元(3D)的にゼロ化された地磁場(地球の磁場に+/−0.1μTの範囲で対向するように調節されたヘルムホルツコイル、水平方向成分=14.7μT、垂直方向成分=43.3μT)からなるものであった。
【0086】
例3 実験手順、オピオイド実験
実験1
9日間連続で毎日、明期の中心部で、水で濡らしたカタツムリの別々のグループ(1グループあたりn=15、N=120)を特定のパルス磁場または擬似磁場に、15分間または30分間暴露した。10日目に、各グループの暴露条件を逆にし、擬似暴露の動物がCnpを受け、Cnp暴露の動物が擬似暴露を受けるようにした。暴露前(Pre)、暴露直後(0分)ならびに暴露後15分、30分および60分で、カタツムリの応答潜在期を測定した。1人がCnpおよび擬似暴露を実施する間、もう1人の実験者が別の部屋で応答潜在期を測定した。以前の調査の結果が、Cepaeaにおけるモルヒネの鎮痛効果に対する耐性が毎日の繰り返し急性処置の7日後に現れることを立証していた[Kavaliersら、1983]。
【0087】
実験2
9日間連続で毎日、明期の中心部で、水で濡らしたカタツムリの他の別々のグループ(1グループあたりn=15、N=60)を、特定のCnpまたは擬似磁場に、15分間または30分間暴露した後、1日目と9日目を除き、ただちに飼育器に戻した。1日目および9日目に、暴露前(Pre)、暴露直後(0分)ならびに暴露後15分、30分および60分でカタツムリの応答潜在期を個々に測定し、その後、飼育容器に戻した。
【0088】
実験3
9日間、毎日繰り返して急性Cnpまたは擬似暴露(15分)を実施し、侵害受容(Pre、0分、15分、30分および60分)を評価した後、他のカタツムリのグループ(N=30)を、新奇な環境に保持しながら、それぞれの暴露条件に暴露した(10日目)。新奇な環境とは、以前のポリプロピレン暴露容器を改良したものからなるものであった。粗目のガーネットサンドペーパ片を容器の上面および底面の内側に装着し、接着し、にんじんジュース(にんじん全部をブレンドしたもの)ですすいだ。研究室に収容されたカタツムリはこの食品を与えられたことがなかったため、にんじんは新奇な食品とみなされる。加えて、実験に使用されたことのない他のカタツムリ(N=60)を、C「通常」または「新奇」な暴露環境に収容した状態で、Cnpまたは擬似条件に暴露した。新奇な環境条件は、磁場暴露特性に対して影響を及ぼさなかった。
【0089】
実験4
9日間、毎日繰り返して急性Cnpまたは擬似暴露(30分)を実施し、侵害受容(Pre、0分、15分、30分および60分)を評価した後、個々のカタツムリ(N=60)に注射した(10日目、DPDPE(0.05μg/1.0μl生理食塩水、Research Biochemicals, Natick, MA)または0.9%生理食塩水ビヒクル(1.0μl))。注射前および注射後13分、30分、60分で、侵害受容感度を測定した。このDPDPEの用量は、従来の研究で、一回の急性Cnp暴露の後に観察される鎮痛反応に大きさで匹敵しうる鎮痛反応を顕在化させることを立証されていた[Thomasら、1997(印刷中)]。すべての溶液は、2.0μlの注射器(No. 75, Hamilton, NV)により、血体腔への外套腔の付近または直接その中に注入した。注射は、1.0g体質量を基準にして実施した。カタツムリの体質量は、殻を除くと0.7〜1.3gである。
【0090】
実験5
Cnpおよびアヘン剤拮抗薬での処置を受けるカタツムリの熱応答潜在期
プロトタイプのアヘン剤拮抗薬ナロキソン(1.0μg/1.0μl生理食塩水)、特異的δ拮抗薬ナルトリンドール−5′−イソチオシアナート(5′−NTII、0.1μg/1.0μl生理食塩水)または生理食塩水ビヒクル(1.0μl)をカタツムリに注射した後、特定のCnpに15分間暴露した。他のカタツムリのグループは、急性擬似磁場、急性Cnp暴露(15分)または毎日繰り返し(9日間)の急性Cnp暴露を受けた。アヘン剤拮抗薬で処置された動物(ナロキソン、5′−NTII)と、Cnp暴露(9日間毎日連続の急性暴露)を受けた動物との間で、応答潜在期に有意な違いはなかった。急性Cnp暴露は、他のすべてのグループよりも有意に大きな応答潜在期を生じさせた(TukeyのHSD、P<0.05)。
【0091】
実験6
シロアシネズミにおける行動活性に対するCnp暴露の影響
個々のシロアシネズミ(Peromyscus maniculatus)(N=46)を、ビデオテープに記録しながら、正規の地磁場、水平方向14.7μTおよび垂直方向43.3μTの擬似条件、3Dゼロ化地磁場(+/−0.1μT)擬似条件、60Hz(垂直方向100+/−0.1μT)正弦波磁場または特定のCnp(100+/−0.1μTピーク)条件に10分間暴露した(5分間区分で解析)。暴露室は、3対の巣状に直交するヘルムホルツコイル(1.2m×1.1m×1.0m)の中に保持された33cmのプレキシグラス立方体からなるものであった(Pratoら、1996)。そして、暴露条件を知らされていない実験者が、ビデオテープを分析した。種々の行動活性(中心線横断、登攀行動、後ろ足立ちおよび毛づくろい発作の期間)を記録すると、パルスCnp暴露シロアシネズミが、正規の地磁場条件、3D地磁場擬似条件および60HzのMF暴露条件に比較して、有意に増大した活動レベルを有することが示された。正規の地磁場条件、3Dゼロ化地磁場擬似条件または60HzのMF暴露条件の間には活性の有意な違いはなかった。
【0092】
統計的解析
The Statistical Package for Social Sciences(SPSS7.0)を使用する、一方向および二方向の分散値多変量繰り返し測定解析(ANOVA)によって、データを解析した。後解析は、TukeyのHSD試験を使用して実施した。すべての仮説試験は、α=0.05を有意さの規準として使用した。
【0093】
例4 実験結果、オピオイドの研究
実験1
Cnpへの急性単一暴露が、暴露後0分、15分、30分および60分で、鎮痛の誘発を示す、応答潜在期における有意な増大(F4,115=268.59、P<0.001、Eta2=0.90)を顕在化した。30分暴露は、暴露後0分、15分および30分で、15分暴露よりも有意に大きな鎮痛(F4,113=4.71、P<0.01、Eta2=0.14)を誘発した(図10)。いずれの場合でも、最大鎮痛は、暴露後30分および60分での有意に低い応答潜在期とともに、暴露後0〜15分で顕在化した。Cnpに対する毎日の繰り返し暴露が、鎮痛レベルにおける有意な減少をもたらした。15分および30分の暴露によっては、3日目までに応答潜在期の増大に有意な違いは顕在化しなかった(図11A、11Bおよび12A、12B)。
【0094】
Cnp磁場への毎日繰り返しの急性暴露の鎮痛効果はきわめて有意であり(F1,55=2856.4、P<0.001、Eta2=0.95)(図12A)、応答潜在期における有意な増大を一貫して生じさせた。分散値の繰り返し解析が、毎日誘発される鎮痛における有意な減少(F8,48=86.29、P<0.001、Eta2=0.94)(1日目から9日目)ならびに鎮痛効果の期間における有意な減少(F4,52=230.66、P<0.001、Eta2=0.95)(暴露前および毎日のCnp暴露後0分、15分、30分、60分)を明らかにした(図12A)。Cnp誘発鎮痛の大きさは毎日の繰り返し暴露後で有意に減少したが、各Cnp暴露後に有意な鎮痛が存在していた(TukeyのHSD、P<0.05)(図12A、12B)。Cnpへの暴露の6日目後に、鎮痛における最大減少が見られたが、その後の日には、応答潜在期のさらなる有意な減少はなかった。擬似暴露されたカタツムリの暴露前ベース応答潜在期または侵害受容応答には有意な変化はなかった(図12A、12B、12C)。10日目の暴露条件の逆転が、応答潜在期における有意なシフトを生じさせた(F452=110.8、P<0.001、Eta2=0.90)。Cnp暴露は、前に擬似暴露されたカタツムリにおいて有意な鎮痛を誘発したが、今回、擬似条件に暴露されたカタツムリは、応答潜在期における有意な増大を示さなかった(図13A、13B)。
【0095】
以前の研究の結果[Thomasら、1997(印刷中)および表2]が、プロトタイプのアヘン剤拮抗薬ナロキソンまたは特異的δレセプタ向け拮抗薬5′−NTIIによる前処置が、Cnpの鎮痛効果を有意に減らすが、遮断はしないことを立証していた。生理食塩水ビヒクルは、応答潜在期に有意な影響を及ぼさなかった。Cnp誘発鎮痛の大きさおよび時間経過に対するアヘン剤拮抗薬のこれらの抑制効果は、Cnpへの毎日の繰り返し暴露(6〜9日間)によって得られた応答潜在期の減少および鎮痛レベルに匹敵しうるものであった(表2)。
【0096】
実験2
毎日15分間または30分間Cnpに暴露したが、1日目と9日目にだけ侵害受容応答を試験したカタツムリは、Cnp誘発鎮痛における有意な減少を示した(F1,110=3144.4、P<0.001、Eta2=0.93)。この減少の程度は、急性Cnp暴露を毎日受けたカタツムリおよび侵害受容評価に見られた減少の程度と有意には異ならなかった。暴露前潜在期または擬似暴露潜在期には有意な違いはなかった。
【0097】
実験3
Cnpへの毎日繰り返し暴露の10日目の新奇な環境の存在が、Cnp誘発鎮痛のレベルの有意な低下を生じさせた(F1,27=250.6、P<0.001、Eta2=0.90)(図15)。新奇な環境で明らかに見られる鎮痛反応の大きさは、Cnpへの毎日の繰り返し暴露の9日目よりも有意に大きかった(F1,27=6.98、P<0.01、Eta2=0.24)。10日目での新奇な環境におけるCnpへの暴露の後で明らかに見られた増大した応答潜在期は、通常の環境条件下での繰り返し暴露の1日目の増大した応答潜在期と有意には異ならなかった。Cnpまたは擬似条件への急性暴露(15分)を受ける、実験に未使用のカタツムリの他のグループは、通常の環境または新奇な環境にある間、Cnp誘発鎮痛を示す、増大した応答潜在期を示した(F1,58=248.76、P<0.001、Eta2=0.90)。二つの環境条件で誘発された鎮痛のレベルに有意な違いはなかった(F1,58=1.31、P<0.50、Eta2=0.04)。暴露前潜在期または擬似暴露潜在期には有意な違いはなかった。
【0098】
実験4
特異的δアヘン拮抗薬DPDPEによる処置が、9日間毎日繰り返し擬似磁場暴露を受けたカタツムリで有意な鎮痛効果を生じさせた(F1,59=86.97、P<0.001、Eta2=0.87)(図16)。この鎮痛効果は、DPDPE(0.05μg、1.0μl)で処理された、実験に使用されたことのない未暴露のカタツムリで以前に見られた鎮痛効果に類似していた[Thomasら、1997(印刷中)]。Cnpへの急性(15分)暴露を受け、DPDPEを注射されたカタツムリもまた、注射後15分および30分での応答潜在期の増大により、有意な鎮痛反応を示した。しかし、この鎮痛の大きさは、擬似暴露DPDPEで処置されたカタツムリによって示されたものによりも有意に低かった(図16)。9日間毎日繰り返しCnpへの暴露を受けたカタツムリで、DPDPEによって誘発された鎮痛のレベルは、繰り返し暴露の9日目にCnp暴露によって顕在化した鎮痛効果に類似していた。生理食塩水ビヒクル注射(1.0μl)は、応答潜在期に有意な影響を及ぼさなかった。暴露前潜在期または擬似暴露潜在期には有意な違いはなかった。
【0099】
例5 味覚嫌忌の研究の実験結果
全流体摂取量
種々の実験段階にわたる全流体摂取量を、図27に示す。全体的に、性別×時間による処置の有意な相互作用があった(F(10,390)=2.09、P<0.02)。習慣化段階の4日目までに、夜に水を取り上げたオスおよびメスのすべてが、90分間の飲用チューブ提示時間中に、同様な量の水道水を消費した。同様に、ペアリング日には、両方の処置グループに割り当てられたのオスおよびメスが、同量の新奇なショ糖溶液を飲んだ。消費されたショ糖の量は、習慣化段階の最終日に消費された水道水の量と異ならなかった。同様に、シロアシネズミの二つの性別および処置グループは、条件付け(回復)日の後ならびに消滅段階の最初の2日間で、全水摂取量が異ならなかった。消滅段階の3日目に、メスは全体でオスよりもわずかに有意に多くの量を飲んだ(F(1,39)=8.42、P=0.006)。この性差は、NaCl処置されたマウスの場合できわめて有意であったが(F(1,18)=5.50、p=0.02)、LiCl処置されたマウスの場合ではそうではなかった(F(1,19)=3.32、p=0.09)。消滅段階の4日目に、全流体摂取量で有意なオス−メスまたはグループの違いはなかった。
【0100】
再試験日に、MANOVAは、いずれの日でもメスの全流体摂取量がオスの全流体摂取量よりも有意に大きいことを示した(主要因性別RE−TEST−1:F(1,39)=6.17、P=0.017/主要因性別RE−TEST−2:F(1,39)=5.93、P=0.019)。
【0101】
ショ糖摂取率
消滅および再試験段階で、シロアシネズミによって消費されたショ糖の割合を図に示す。全体の解析は、処置の有意な主効果(F(1,108)=10.45、P=0.003)、処置×回数の有意な相互作用(F(3,108)=3.481、P=0.02)を、有意さを近似する処置×回数×性別の相互作用(F(3,108)=2.608、P=0.05)とともに示した。MANOVAは、消滅段階の1日目および2日目に、LiClで処理されたオスおよびメスのマウスが、ビヒクルで処置されたオスおよびメスのマウス(1日目58%、2日目66%、有意な性差はない)よりも有意に低い割合のショ糖を摂取した(1日目13%、2日目−28%)ことを示した(最初の消滅日:F(1,36)=19.00、P=0.001/第二の消滅日:F(1,36)=17.35、P=0.0002)。第三の消滅日では、LiClで処置されたオスだけがまだ、ショ糖溶液摂取の割合の有意な減少を示した(オス:F(1,18)=4.12−P=0.049/メス:F(1,18)=1.96、ns)。この日、LiClで処置されたオスのショ糖摂取率は46%であり、ビヒクルで処置されたオスの摂取率はショ糖の70%であった。逆に、メスのショ糖好みは、LiClグループ(61%)およびビヒクルグループ(76%)で等しく高かった。また、4日目までにオスは条件付きショ糖嫌忌から回復し、飲んだショ糖の割合は、性別および処置の間で有意に異ならなかった(全体平均)。
【0102】
再試験段階では、味覚嫌忌から回復して10日後、すべてのグループがショ糖溶液に対して同様な好みを顕著に示し(80%)、メスによって示されたより高い全流体摂取量が、味覚好みにおける性差を反映しないことを示した(図28)。
【0103】
体重
体重に対する有意な性差または処置の効果はなかった。
【0104】
全摂取量
種々の実験段階にわたる全流体摂取量を図27に示す。全体的に、性別の有意な主効果(F(1,195)=4.28、P=0.045)ならびに時間的な性別×摂取量の有意な相互作用(F(5,195)=2.43、P=0.036)があった。MANOVAは、ペアリング日に、アップルジュースおよび磁場/擬似磁場を提示したとき、オスとメスとでアップルジュースの全摂取量が異ならなかったことを示した。
【0105】
磁場暴露/擬似磁場暴露の後2日間(ショ糖および水を提示)、性別×磁場条件の有意な相互作用があった(POST−1:F(1,39)=4.16、P=0.048/POST−2:F(1,39)=4.53、P=0.043)。平均比較は、擬似暴露したメスだけが擬似暴露したオスよりも多量の摂取を示すことを明らかにした(図28)。この効果は、擬似暴露したメスが、磁場暴露したメスおよび/または両方の暴露グループのオスよりも多く飲んだとき、最初の日の磁場/擬似磁場暴露後でより強力であった(擬似メス対擬似オス:F(1,19)=9.55、P=0.004/擬似メス対パルスメス:F(1,20)=7.61、P=0.009/擬似メス対パルスオス:F(1,19)=9.19、P=0.004)。磁場/擬似暴露の後2日目に、擬似グループのメスはなおも、擬似暴露したオスよりも有意に多い量の流体を消費した(F(1,19)=4.21、P=0.047)。アップルジュースを再び提示した日、オスおよびメスは、磁場および擬似暴露グループのいずれでも、全流体摂取量が異ならなかった。
【0106】
ショ糖の割合
すべてのグループが、ショ糖溶液に対して同様な好みを顕著に示し(80%)、メスによって示されたより高い全流体摂取量が、味覚好みにおける性差を反映したものではないことを示した(図26)。
【0107】
アップルジュースの割合
磁場/擬似磁場への暴露後3日目に、オスおよびメスのシロアシネズミによって消費されたアップルジュースの割合を、図28に示す。処置の有意な主効果があった(F(1,39)=5.28、P=0.02)。平均比較は、新奇な流体に対するシロアシネズミの反応に対するパルスの効果が、オスとメスとで異なることを明らかにした。磁場暴露されたメスのシロアシネズミは、擬似暴露されたメスと同じ割合のアップルジュースを消費した(F(1,20)=0.32、ns)。逆に、擬似暴露されたオスは、磁場暴露されたオス(F(1,19)=7.765−、P=0.008)または磁場暴露されたメス(F(1,19)=4.87、P=0.03)よりも有意に低い割合のアップルジュースを消費した。しかし、擬似暴露されたメス(F(1,19)=1.98、ns)よりも少なくは消費しなかった。図28は、磁場暴露された両方の性のマウスが高い割合のアップルジュースを消費することを示す(オス79%、メス75%)。擬似暴露グループでは、メスだけがアップルジュースに対する好みを示した(68%)が、オスは、アップルジュースと水道水(アップルジュースの51%)を等しい量で消費し、磁場暴露が、新奇な味覚に対するオスのはじめは低い好みを増大させることを示唆した。
【0108】
再試験の後、この段階ですべてショ糖溶液に対して顕著な好みを示したすべてのマウスを使用して、味覚の好みに対する特定のパルス磁場の影響を試験した。この第二の実験には、三つの段階、条件付け段階(磁場と新奇な味覚、アップルジュースとのペアリング)、条件付け後の段階(ショ糖好み)および磁場/擬似ペアリング後のアップルジュース好みについての判定があった。
【0109】
実験手順が体重に有意な影響を及ぼさないことを、以前の実験結果が立証していたため、体重は測定しなかった。
【0110】
条件付け段階:新奇な流体(アップルジュース)および磁場/擬似磁場暴露
初日の朝、水を与えられなかったマウスに、いずれも純粋な甘味料を含まないアップルジュース(McIntosh、Master’s Choice, Canada)を含む2本の飲用チューブを与えた。アップルジュースは、パイロット試験でシロアシネズミが容易に消費することが示されていた新奇な流体であった。90分間のアップルジュース摂取量を測定した。そして、ただちに、マウスを新奇な飼育ケージに入れ(一度に4匹ずつ、オス2匹、メス2匹)、このケージを速やかに磁場装置の中に移し、そこで、60分間、パルス磁場または擬似磁場に暴露した。各暴露ケージは、個々のマウスが互いを見ることを防ぐ不透明なプレキシガラス隔壁によって、4個の別々の部屋に分割されていた。このようにして、一度に4匹のマウス(オス2匹、メス2匹)を同じ磁場条件に暴露した。マウスは、磁場/擬似暴露グループに準無作為的に割り当てた。実験1のLiCl/NaClグループそれぞれから、オスの半数およびメスの半数を磁場に暴露し、残りの動物が擬似暴露を受けた。暴露の順序は準無作為的であり、マウス4匹の各磁場暴露グループの後に擬似暴露グループを続けた。暴露の合間にボックスを熱水と無香料石鹸で洗浄した。磁場/擬似磁場に暴露した後、マウスを飼育ケージに戻し、餌と水を自由に与えた。夜間、水を取り除いた。
【0111】
条件付け後段階:ショ糖摂取率
磁場/擬似磁場暴露の後2日間、マウスを、夜間に水を与えないスケジュールにおいた。朝、1本は0.3Mショ糖を含み、もう1本は水道水を含む2本の飲用チューブを提示した。摂取量を90分間で測定した後、マウスに水道水を自由に与えた。
【0112】
ペアリング後アップルジュース摂取率
磁場/擬似磁場暴露の後3日目に、夜間に水を与えられないシロアシネズミに対し、1本は水を含み、もう1本はアップルジュースを含む2本の飲用チューブを提示し、90分間の流体摂取量を測定した。この90分期間の後、マウスに水道水を自由に与えた。チューブの位置は準無作為的であった。各実験グループのマウス(磁場/擬似磁場暴露、オス/メス)の半数は水を右側に有し、もう半数はアップルジュースを右側に有した。
【0113】
すべての実験日にわたる全流体摂取量を、対象間要因としての性別(2レベル、オスおよびメス)および処置(2レベル、磁場および擬似磁場)ならびに繰り返し測定対象内要因としての摂取量(4レベル)を用いる二方向MANOVAによって解析した。各実験日での流体摂取量に対する性別および処置の影響を評価するため、MANOVAモデルで平均比較を演繹的に計画した。流体摂取量はポアソン分布を示したため、解析前にデータを平方根変換した。ゼロ摂取量がいくらかあったため、変換前に全値に0.50を加算した。
【0114】
ショ糖好みデータは、摂取したショ糖の割合(アークサイン変換したもの)として表し、対象間要因としての性別(2レベル:オスおよびメス)および処置(2レベル:磁場および擬似磁場)ならびに繰り返し測定対象内要因としてのショ糖摂取率(2レベル、磁場/擬似磁場暴露後2日)を用いる二方向MANOVAによって解析した。実験日ごとにショ糖好みに対する性別および処置の影響を評価するため、MANOVAモデルで平均比較を演繹的に計画した。
【0115】
アップルジュース好みデータは、消費されたアップルジュースの割合(アークサイン変換したもの)として表し、対象間としての性別(2レベル:オスおよびメス)および処置(2レベル:磁場および擬似磁場)ならびに依存性変数としてのアップルジュースの割合を用いる二方向ANOVAによって解析した。実験日ごとに流体の好みに対する性別および処置の影響を評価するため、ANOVAモデルで平均比較を演繹的に計画した。
【0116】
好ましい実施態様を本明細書で詳細に記載したが、添付した請求の範囲によって定義される本発明の真髄および範囲を逸することなく、変更および変形を本発明に加えることができることが、当業者には理解されよう。
【0117】
【表1】
【0118】
【表2】
【0119】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【0120】
以下、図面に関して本発明を説明する。
【図1】図1は、鎮痛を誘発するために使用される特定の低周波パルス磁場(Cnp)を示す。
【図2】図2は、図1の波形の二つを詳細に示す。図1と図2とでx軸を比較すると、時間軸のうち拡大された部分が示される。サブラベル1が波形に対応し、サブラベル2が潜在期に対応する。
【図3】図3は、げっ歯動物前庭系を標的にして設計されたCnpを示す。上のパネルが時間的なCnpに対応し、下のパネルがCnpのフーリエ変換の大きさに対応する。
【図4】図4は、図3に示す前庭Cnpの三つの波形を詳細に示す。図2と同様、x軸は、時間軸のうち拡大された部分を示し、図3を図4と関連させる。サブレベル1が波形に対応し、サブレベル2が潜在期に対応する。
【図5】図5は、ヒト前庭系を標的にして使用されるCnpを詳細に示す。げっ歯動物を標的にしたCnp(図3を参照)と比較すると、無反応期に違いが見られる。上のパネルが時間的なCnpに対応し、下のパネルがCnpのフーリエ変換の大きさに対応する。
【図6】図6は、カタツムリに鎮痛を誘発することを標的にしたCnpの効果を示す。y軸が鎮痛の測度に対応する。ベース値は、暴露前に実施された測定の値に対応する。単調な波形の磁場を印加したとき(30Hz正弦波を連続15分間。ピーク振幅190μT、静磁場76μT、30Hz磁場に対して平行)、鎮痛の誘発はわずか30%である。しかし、特定に設計した磁場パルス(Cnp Exp)を与えると、鎮痛は、ベース値を100%越えるまでに増大する。
【図7】図7は、カタツムリにおける鎮痛を増大させるはずである、中枢神経系を標的にして設計されたCnpパルスを示す。上の図が時間的なCnpに対応し、下の図がCnpのフーリエ変換の大きさに対応する。
【図8】図8は、オピオイド拮抗薬が、Cnp誘発鎮痛を軽減するが、遮断はしないことを示す。
【図9】図9は、数秒間の無反応期(B)をはさんで繰り返す一連の時変性極低周波数成分(<300Hz)(A)からなる、鎮痛を増大させる設計された複合的神経電磁パルス(Cnp)の効果を示す。Cnpは、暴露期間(15分または30分)の長さ(C)にわたって繰り返される。ピークCnp暴露は垂直方向100μTにセットされ、水平方向および垂直方向の静磁場は、地磁場に対抗するようにセットされている。擬似暴露は、三次元(3D)的にゼロ化された地磁場(地磁場に±0.1μTの範囲に対向するように調節された3個の直交方向に配設されたヘルムホルツコイル。水平方向成分=14.7μT、垂直方向成分=43.3μT)からなるものであった。
【図10】図10は、特定のパルス磁場(Cnp)または擬似暴露条件への15分間もしくは30分間の急性暴露が、水で濡らした個々のカタツムリ(N=120)の熱(40℃)応答潜在期に及ぼす影響を示す。暴露の前(Pre)および後で応答潜在期を記録した。15分間および30分間の擬似暴露は有意に異ならず、それらを組み合わせた。エラーバーが平均標準誤差(SEM)を表し、見えないところでは記号の中に埋まっている。
【図11】図11は、特定のパルス磁場(Cnp)または擬似暴露条件への(A)15分間または(B)30分間の毎日の繰り返し暴露が、個々の水で濡らしたカタツムリ(N=60)の熱(40℃)応答潜在期に及ぼす影響を示す。暴露の前(Pre)および後(0分、15分、30分、60分)で応答潜在期を記録した。1、3、6および9日目の応答潜在期を示す。擬似グループの間に有意な違いはなく、したがって、それらのグループをつぶした。エラーバーが平均標準誤差(SEM)を表し、見えないところでは記号の中に埋まっている。
【図12】図12は、特定のパルス磁場(Cnp)または(C)擬似暴露条件への(A)15分間もしくは(B)30分間の毎日の繰り返し暴露が、個々の水で濡らしたカタツムリ(N=60)の熱(40℃)応答潜在期に及ぼす影響を、三次元斜視図で示す。暴露の前(Pre)および後(0分、15分、30分、60分)で応答潜在期を記録した。擬似暴露または暴露前潜在期の間に有意な違いはなかった。
【図13】図13は、擬似または特定のパルス磁場(Cnp)への(A)15分間もしくは(B)30分間の毎日の繰り返し急性暴露が、水で濡らした個々のカタツムリ(N=60)の熱(40℃)応答潜在期(暴露後15分)に及ぼす影響を示す。10日目は、先に擬似暴露したグループをCnpに暴露し、先にCnpに暴露したグループを擬似暴露する条件逆転の効果を示す。エラーバーが平均標準誤差(SEM)を表し、見えないところでは記号の中に埋まっている。
【図14】図14は、特定のパルス磁場(Cnp)または擬似条件に毎日15分間もしくは30分間、連続9日間暴露したカタツムリ(N=60)の熱(40℃)応答潜在期を示す。1日目および9日目に、暴露の前(Pre)および後(0分、15分、30分、60分)で応答潜在期を試験した。擬似グループの間に有意な違いはなく、したがって、それらのグループを解消した。エラーバーが平均標準誤差(SEM)を表し、見えないところでは記号の中に埋まっている。
【図15】図15は、特定のパルス磁場(Cnp)または擬似磁場に毎日15分間、連続9日間(通常)暴露した個々のカタツムリ(N=30)の熱(40℃)応答潜在期を示す。10日目に、カタツムリを新奇な環境条件(新奇)の下でCnpまたは擬似条件に暴露した。暴露の前(Pre)および後(0分、15分、30分、60分)で、応答潜在期を試験した。エラーバーが平均標準誤差(SEM)を表し、見えないところでは記号の中に埋まっている(*P<0.01、**P<0.001)。
【図16】図16は、擬似またはCnpに毎日15分間、連続9日間暴露した個々のカタツムリ(N=60)の熱(40℃)応答潜在期を示す。10日目に、δアヘン拮抗薬DPDPE(0.05μg/1.0μl生理食塩水)または生理食塩水ビヒクルを注射する前(Pre)および後15分、30分、60分の間隔で応答潜在期を試験した。エラーバーが平均標準誤差(SEM)を表し、見えないところでは記号の中に埋まっている。
【図17】図17は、シロアシネズミ(deer mouse)における、Cnpによって誘発された活性を示す。図3に示すCnpを使用した。
【図18】図18は、ヒトの立ち平衡におけるCnpで生成した妨害を示す。図5に示すCnpを使用した。
【図19】図19は、10分間暴露の各5分間区分におけるシロアシネズミの後ろ足立ち行動の回数を示す。後ろ足立ち行動は、動物が暴露容器の外壁のどこにも触れずに後肢で立ち上がったときを計数する。Cnp(図3を参照)暴露は、擬似暴露または60Hz暴露よりも有意に大きな計数値をもたらした。第一(0〜5分)のCnp区分と第二(6〜10分)のCnp区分とで有意に異ならない。擬似暴露および60Hz暴露の中またはそれらの間に、有意な違いはない。エラーバーは、Cnpにおける平均標準誤差を表す。
【図20】図20は、シロアシネズミにおける後ろ足立ち行動に対するCnp(図3を参照)の全体効果を示す。
【図21】図21は、10分間暴露の各5分間区分における中心線横断の回数を示す。中心線横断は、全動物が暴露容器の中心を横切ったときを計数する。Cnp暴露は、擬似暴露または60Hz暴露よりも有意に大きな計数値をもたらした。第一(0〜5分)のCnp区分と第二(6〜10分)のCnp区分とで有意に異なる。擬似暴露および60Hz暴露の中またはそれらの間に、有意な違いはない。エラーバーが平均標準誤差を表す。
【図22】図22は、シロアシネズミの中心線横断行動に対する図3のCnpの全体効果を示す。
【図23】図23は、10分間暴露の各5分間区分における登攀行動の回数を示す。登攀行動は、動物が、2本以上の肢部を床から離した状態で暴露容器の側面を登ろうとし、四肢すべてが床に付いて終わるときを計数する。図3のCnp暴露は、擬似暴露または60Hz暴露よりも有意に大きな計数値をもたらした。第一(0〜5分)のCnp区分と第二(6〜10分)のCnp区分とで、有意に異なる。擬似暴露および60Hz暴露の中、またはそれらの間で有意な違いはない。エラーバーが、平均標準誤差を表す。
【図24】図24は、シロアシネズミの登攀行動の回数に対する、図3のCnpの全体効果を示す。
【図25】図25は、シロアシネズミの毛づくろい行動の全期間に対する、図3のCnpの全体効果を示す。
【図26】図26は、オスおよびメスの生殖性シロアシネズミにおける、全流体摂取量のうち飲まれたショ糖の割合として表すショ糖好みを示す。割合は、塩化リチウムまたは生理食塩水とでペアリングした日、ペアリング後3日間および2日間の再試験日(ショ糖嫌忌から回復して10日後)を指す。
【図27】図27は、塩化リチウムまたは生理食塩水での処置の前後の、オスおよびメスのシロアシネズミの全流体摂取量を示す。
【図28】図28は、アップルジュースをCnpまたは擬似磁場とでペアリングした後の、オスおよびメスのシロアシネズミの全流体摂取量を示す。
【図29】図29は、Cnpまたは擬似磁場への暴露の後、オスおよびメスのシロアシネズミによって全流体摂取量のうち飲まれた標的流体の割合として表す、標的味覚(アップルジュースまたはショ糖)好みを示す。
Claims (15)
- 生理学的、神経学的又は挙動的障害を有する被験者の標的組織中に低周波パルス磁場を発生させる電気治療装置であって、
低周波パルス磁場は少なくとも1つのパルスを有し、
パルスは複数の波形を有し、
前記複数の波形は前記被験者の標的組織の内因性の電気的活動を模倣し、パルスは複数の波形の間ごとに潜在期を有し、
複数の潜在期は所定の方法で連続的に持続時間が増加又は減少し、結果として、低周波パルス磁場は、a)前記標的組織の内因性の電気的活動を決定し、b)内因性の電気的活動の度合いを引き下げるか又は押し上げる、
電気治療装置。 - 前記パルスが標的組織に基づく持続時間を有し、前記複数の波形が標的組織に基づく周波数を有する、
請求項1記載の電気治療装置。 - 複数の潜在期が標的組織に基づく異なる持続時間を有する、
請求項1記載の電気治療装置。 - 前記低周波パルス磁場が複数の連続的なパルスの間で無反応期を有する、
請求項1記載の電気治療装置。 - 前記障害が、痛み、不安、平衡、学習、味覚嫌忌、てんかんおよびうつ症からなる群より選択される、
請求項1記載の電気治療装置。 - 前記波形の周波数が変化し、パルスの持続時間が変化する、
請求項1記載の電気治療装置。 - 生理学的、神経学的又は挙動的障害を有する被験者の標的組織中に低周波パルス磁場を発生させる電気治療装置であって、
低周波パルス磁場は少なくとも1つのパルスを有し、
パルスは複数の波形を有し、
前記複数の波形は前記標的組織の内因性の電気的活動を模倣し、パルスは複数の波形の間ごとに潜在期を有し、
複数の潜在期は所定の方法で連続的に持続時間が増加する、
電気治療装置。 - 前記波形が前記標的組織中の軸策の発火を刺激する立ち上がり時間を有する、
請求項1記載の電気治療装置。 - 前記潜在期が、複数の波形が終わるとき、ニューロン興奮の可能性を減らす、
請求項1記載の電気治療装置。 - 前記波形が標的組織に基づく振幅およびDCオフセットを有する、
請求項1記載の電気治療装置。 - さらに静磁場オフセットを発生する、
請求項1記載の電気治療装置。 - さらに特定の低周波パルス無磁場を発生させ、前記特定の低周波パルス無磁場が光、電場、音響波および神経レセプタの末梢刺激からなる群より選択される、
請求項1記載の電気治療装置。 - 前記標的組織が中枢神経系にある、
請求項1記載の電気治療装置。 - 前記波形は遅延を含み、前記標的組織の興奮を減少させる、
請求項1記載の電気治療装置。 - さらにコイルとコントローラとを含み、前記コントローラがコイルに電圧を印加するように適合され、低周波パルス磁場を発生する、
請求項1〜14のいずれか一項記載の電気治療装置。
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