JP4074158B2 - ゴルフクラブ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はゴルフクラブに関し、ゴルフの打撃練習場にて初心者がゴルフボールを打撃練習を行う場合に、ヘッドのフェースに設けられたセンサーによりインパクト時等におけるゴルフボールに対する打撃の有無、打撃方向、飛距離等を確認しながらインパクトでの姿勢を正し、練習に役立てるためのものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、初心者がゴルフボールを打撃練習を行う場合に、インパクトの瞬間の打撃姿勢が崩れるのを正すためのゴルフクラブとして例えば特開2001−259088号記載の発明がある。
この発明は、図7に示すように、ゴルフクラブとしてドライバーaを対象として開発されたものであり、ドライバーaのヘッドbの上部に発光ダイオードc及び圧電素子dが埋め込まれ、ゴルフボールの打撃時にヘッドbに与えられた衝撃により発光ダイオードcを点滅させ、インパクトでの無意識のヘッドアップを抑制し、スイングした場合のフォームを矯正しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示す上記従来のゴルフクラブは、ドライバーaを対象として開発されたものであり、ドライバーaとはインパクトでの打撃姿勢がそれぞれ異なるその他のゴルフクラブ、例えばアイアン、パター等には適用されていない。
また、図7に示す上記従来のゴルフクラブは、ドライバーaのヘッドbの上部に発光ダイオードc及び圧電素子dが埋め込まれ、ゴルフボールの打撃時にヘッドbに与えられた衝撃により発光ダイオードcをヘッドbの上面で点滅させるだけなので、ゴルフボールにヘッドbが当たったか否かを知ることができるが、ゴルフボールに対してヘッドbが如何なる位置にて打撃したのかの打撃位置が不明であるため、初心者がゴルフボールを打撃する場合にゴルフボールの打撃方向を正確に捉え難い。例えば、ヘッドbのフェースeの先端に近い個所(トゥ側)にてゴルフボールを打撃した場合には、ゴルフボールはスライスし、反対にシャフトf側(ヒィール側)に近い基端側のフェースeにて打撃した場合には、フックされることになる。
その上、発光ダイオードcは、インパクトの瞬間、ヘッドbの上面にて発光されるものなので、発光ダイオードcの発光状況をスイング中に見損ずることにもなり、また初心者において発光ダイオードcの発光状況に注意が注がれると、インパクトでの打撃姿勢がかえって崩れてしまう原因になっていた。
しかも、図7に示す上記従来のゴルフクラブは、ゴルフボールに対するヘッドbのフェースeでの衝撃強さを測定するための何らの方法が施されてはいなので、ゴルフクラブに如何なる大きさの衝撃が加わってゴルフボールを打撃した場合には、ゴルフボールの飛距離がどのくらいまで到るのかを会得し難かった。
【0004】
本発明は上記従来の不都合を解決し、初心者がゴルフクラブにて打撃する場合に、ドライバーに限らずアイアンでのインパクトやパターでのパッティング等の打撃方向を正確に会得し、また飛距離を正確に捉えるのに役立ち、しかも打撃動作に対するゴルフボールの実際の打撃回数がわかり、以て打撃姿勢を矯正し、打撃の上達に役立ち、また、取扱操作が容易であり、さらには構造簡単にして製作および組付も容易で製作コストが安価なゴルフクラブを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決し、請求項1に記載の発明は、ヘッドのフェースにインパクト時等にゴルフボールに対する打撃位置毎に検知可能に中心からの半径が大小異なる領域を占める圧電体によりなる複数のセンサー構成片を同心円的に配列して設けられたセンサーと、ゴルフクラブのシャフトの上方部に取付られた表示部とを備え、該表示部は前記センサーの前記各センサー構成片が、打撃位置毎に検知する信号に対応して点灯可能に設けられた複数の点灯表示部と、前記各センサー構成片がゴルフボールからの衝撃強さに応じて発生される電気信号を制御部を介してその衝撃力を表示可能に設けられた衝撃量表示部とにより構成されることを特徴とするという手段を採用した。
【0006】
また、本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記センサーが検知する打撃位置とゴルフボールの打撃強さとに応じて制御部を介して打撃距離を表示部に表示可能に設けたことを特徴とするという手段を採用した。
【0007】
また、本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記センサーは、前記各センサー構成片が、両面接着テープによりヘッドのフェースに取付られるか、またはフェースに埋込まれて取付られることを特徴とするという手段を採用した。
【0008】
また、本発明の請求項に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1の請求項において、前記センサーは、水晶、またはチタン酸バリウムとチタン酸鉛或いはチタン酸カルシウムとの固溶体、亜鉛酸鉛とチタン酸鉛との固溶体等のセラミック系固溶体、PVC、ビニリデンシアナイト系共重合体等の有機高分子圧電体、亜鉛酸鉛とチタン酸鉛を合成樹脂やゴム等の結合材にて結合した無機−高分子混合系材料のうちから選ばれる1種または何れかの混合材料よりなる圧電体にて形成されることを特徴とするという手段を採用した。
【0009】
また、本発明の請求項に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1の請求項において、前記点灯表示部は、ランプまたは発光素子の何れかにより形成されることを特徴とするという手段を採用した。
【0010】
また、本発明の請求項に記載の発明は、請求項1〜5の何れか1の請求項において、前記衝撃量表示部は、電池を電源として表示される液晶表示であり、制御部に接続されることを特徴とするという手段を採用した。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に従って本発明の実施の形態の具体例を説明する。
図1は本発明のゴルフクラブをドライバーに適用した場合の一実施形態を示す斜視図、図2は同じくヘッドの一部拡大横断面図、図3は同じくシャフトに表示部を取付けた状態の断面図、図4は回路構成の一例を説明的に示すブロック図、図5は本発明のゴルフクラブをアイアンに適用した場合の第1の変形例を示す斜視図、図6は同じく本発明のゴルフクラブをパターに適用した場合の第2の変形例を示す斜視図である。
【0012】
1はゴルフクラブであり、このゴルフクラブ1には図1に示すようにドライバー1A、また、図5に示すようにアイアン1B、さらに、図6に示すようにグリーン上でのパッティング時に使用されるパター1Cがある。
【0013】
そして、2はこれらのドライバー1A、アイアン1B、パター1Cのヘッドであり、このヘッド2は、例えば金属、木材、合成樹脂等の剛性材により形成される。3はヘッド2のフェースであり、このフェース3は同様に金属、合成樹脂等の剛性材により形成され、耐衝撃性が発揮される。
【0014】
4はヘッド2のフェース3に設けられたセンサーであり、このセンサー4はゴルフボール5を打撃するインパクト時にゴルフボール5によって衝撃が加わる複数の打撃位置#1,#2,#3,#4・・・を打撃位置#1,#2,#3,#4・・・毎に検知可能に設けられる。そして、この実施形態では、センサー4は、例えば図1、図5、図6に示すように圧電体6により中心Oから半径R1,R2,R3,R4・・・が大小異なる領域を占める複数のセンサー構成片4A,4B,4C,4D・・・を同心円的に配列して形成される。
【0015】
また、前記センサー4を形成するための前記圧電体6としては、例えば水晶、またはチタン酸バリウムとチタン酸鉛或いはチタン酸カルシウムとの固溶体、亜鉛酸鉛とチタン酸鉛との固溶体等のセラミック系固溶体、PVC、ビニリデンシアナイト系共重合体等の有機高分子圧電体、亜鉛酸鉛とチタン酸鉛を合成樹脂やゴム等の結合材にて結合した無機−高分子混合系材料のうちから選ばれる1種または何れかの混合材料が最適に使用される。
【0016】
しかも、本実施形態では、センサー4は、図1、図2に示すように、両面接着テープ7によりヘッド2のフェース3に取付られるが、取付手段は両面接着テープ7を用いて取付ける場合に限ることなく、図には示さないが接着剤を用いて接着したり、ねじを用いてねじ止めしたり、フェース3に埋込まれて取付られるようにしてもよい。
【0017】
8はゴルフクラブのシャフト9の上方部に取付られた表示部であり、この表示部8は、例えば合成樹脂、金属等により形成される略有天箱形状のカバー部10Aと該カバー部10Aが冠脱可能に被冠される取付基体部10Bとにより形成されるハウジング10の外側に、前記センサー4が打撃位置#1,#2,#3,#4・・・毎に検知する信号に対応して点灯可能に設けられた複数、図では4個の点灯表示部11A,11B,11C,11D・・・と、前記センサー構成片4A , 4B , 4C , 4D・・・にゴルフボール5からの衝撃強さに応じて発生される電気信号を制御部CPUを介してその衝撃力を表示可能に設けられた衝撃量表示部12とにより形成される。また、この表示部8をシャフト9に取付るのには、例えば前記カバー部10Aと該カバー部10Aが嵌脱可能に被冠される取付基体部10Bとにより前記シャフト9を挟持する等してシャフト9に取付られる。
【0018】
前記点灯表示部11A,11B,11C,11D・・・は、例えばランプまたは発光素子が使用される。そして、ゴルフクラブ1にてゴルフボール5を打撃した場合に、ヘッド2のフェース3に設けたセンサー4が打撃位置#1,#2,#3,#4・・・毎に検知する信号によりヘッド2から離れた手元としてのシャフト9の上方部に取付けられている表示部8に、フェース3の打撃位置#1,#2,#3,#4・・・に対応して設けているランプまたは発光素子が点灯可能に設けられるので、ゴルフボール5をフェース3の如何なる打撃位置#1,#2,#3,#4・・・にて打撃したのかが一目瞭然に分かる。
なお、前記センサー4が、ゴルフボール5の打撃を異なる打撃位置#1 , #2 , #3 , #4・・・毎に検知して点灯表示部11A , 11B , 11C , 11D・・・を点灯可能にするのは、点灯表示部11A , 11B , 11C , 11D・・・に接続される制御部CPUにて圧電体よりなるセンサー4のセンサー構成片4A , 4B , 4C , 4D・・・からの信号が処理されて点灯表示部11A , 11B , 11C , 11D・・・を点灯表示しても良いし、センサー構成片4A , 4B , 4C , 4D・・・からの信号により直接的に点灯表示部11A , 11B , 11C , 11D・・・を点灯表示しても良い。
従って、手元に配置された表示部8に設けた点灯表示部11A,11B,11C,11D・・・の何れかが点灯されたかによりゴルフボール5をフェース3の如何なる打撃位置#1,#2,#3,#4・・・にて打撃したのかが直ちに分かる。
そして、フェース3の先端側(トゥ側)位置にて打撃した時にはゴルフボール5はスライス気味になり、またシャフト9の基端側(ヒィール側)のフェース3にて打撃した時にはフック気味になるはずが、実際に打撃されたゴルフボール5の打撃方向により、本来ゴルフボール5をフェース3の打撃位置#1,#2,#3,#4・・・のうち、如何なる位置にて打撃すべきであったかを会得することができる。
【0019】
また、ゴルフボール5を打撃し、フェース3が衝撃を受けると、この衝撃強さをフェース3に設けたセンサー4の同心円的に配列したセンサー構成片4A , 4B , 4C , 4D・・・が検知するので、ゴルフクラブのシャフト9の手元に近い個所に取付られている表示部8の衝撃量表示部12には、センサー4のセンサー構成片4A,4B,4C,4D・・・が受圧する衝撃強さに応じた電気信号が発生するため、この電気信号が制御部CPUを介してゴルフボール5に対するインパクト時の衝撃力が表示される。
【0020】
また、前記衝撃量表示部12は、インパクト等でのゴルフボール5の飛距離を把握するものであり、この衝撃量表示部12は、例えば図4に示すように電池を電源13として表示を行うように液晶表示が用いられる。しかも、この衝撃量表示部12は、記憶素子を備える制御部CPUに接続されている。また、液晶表示の表示形式としては、例えばセグメントにより数値を表示したり、棒グラフにより量的に衝撃量を表示されるもの等があげられる。
【0021】
図4において、14は電源13をオン・オフするためのスイッチである。そして、ゴルフボール5を打撃し、ヘッド2のフェース3が衝撃を受けると、前述のようにこの衝撃強さを圧電体6よりなるセンサー4の中心Oから半径R1,R2,R3,R4・・・が大小異なる領域を占めて同心円的にフェース3に配列されセンサー構成片4A , 4B , 4C , 4D・・・が検知するので、センサー4のセンサー構成片4A,4B,4C,4D・・・が受圧する衝撃強さに応じた電気信号が発生し、この電気信号が制御部CPUを介してゴルフクラブ1のシャフト9の上部の手元に近い個所に取付られている表示部8に衝撃力が、例えば液晶表示としてセグメントにより数値として表示されたり、または棒グラフにより量的に表示される。
【0022】
なお、センサー4のセンサー構成片4A,4B,4C,4D・・・と表示部8の点灯表示部11A,11B,11C,11D・・・とを接続するための導体部15a,15b;16a,16b;17a,17b;18a18bは、シャフト9の外部または内部の何れかに配索されてもよい。
【0023】
本発明の一実施形態のゴルフクラブ1は以上の構成からなり、例えばゴルフクラブ1として図1に示すようなドライバー1A、また、図5に示すようなアイアン1Bを用いて初心者が打撃練習を行う場合を代表的に説明すると、先ずゴルフクラブ1のシャフト9の上方部に取付られている表示部8の外側に設けたスイッチ14をオンし、衝撃量表示部12の液晶表示を点灯する。
【0024】
次いで、両手でゴルフクラブ1を把持し、ゴルフボール5に対して所望のスタンスにてアドレスし、ゴルフボール5の打撃撃練を行う。
そして、ゴルフクラブ1を所望高さに振り上げ、ゴルフボール5を打撃すると、ヘッド2のフェース3には、圧電体6により中心Oから半径R1、R2、R3、R4・・・が大小異なる領域を占める複数のセンサー構成片4A,4B,4C,4D・・・が同心円的に配列したセンサー4が設けられているので、このセンサー4のセンサー構成片4A,4B,4C,4D・・・が打撃位置#1,#2,#3,#4・・・毎にゴルフボール5に対する衝撃を検知し、衝撃力の強弱に応じた電気信号が、発生される。
【0025】
そして、ヘッド2から離れた手元に近いシャフト9の上方部に取付けた表示部8には、ゴルフボール5に対するフェース3の打撃位置#1,#2,#3,#4・・・に対応してランプまたは発光素子よりなる点灯表示部11A,11B,11C,11D・・・が設けられるので、センサー4のセンサー構成片4A,4B,4C,4D・・・がゴルフボール5に対する衝撃を検知した時に、発生される電気信号により点灯表示部11A、11B,11C,11D・・・の何れかが点灯される。従って、ヘッド2から離れた手元の表示部8にてゴルフボール5をフェース3の如何なる打撃位置#1,#2,#3,#4・・・にて打撃したのかが一目瞭然に迅速かつ確実に分かる。そして、フェース3の先端側位置にてゴルフボール5を打撃した時には、ゴルフボール5はスライス気味になり、またシャフト9の基端側のフェース3にてゴルフボール5を打撃した時にはフック気味になるはずが、実際に打撃されたゴルフボール5の打撃方向が如何なる方向かにより、本来ゴルフボール5をフェース3の打撃位置#1,#2,#3,#4・・・のうち、如何なる位置にて打撃すべきであったかを会得することができる。
従って、ゴルフボール5のインパクトでの打撃姿勢が、スイング中にヘッドアップする等崩れることなく、しかも力むことがない自然なフォームにてねらいとする打撃方向へゴルフボール5を打撃することができる。
【0026】
また、ゴルフボール5を打撃してフェース3が衝撃を受けると、この衝撃強さを前述のようにフェース3に設けたセンサー4が検知するので、ゴルフクラブ1のシャフト9の手元に近い個所に取付られている表示部8の衝撃量表示部12には、センサー4のセンサー構成片4A,4B,4C,4D・・・が受圧する衝撃強さに応じた電気信号が発生するため、この電気信号が制御部CPUを介して例えば液晶表示のセグメントにより衝撃力として数値表示されたり、棒グラフにより量的に表示される。従って、この衝撃量表示部12の表示内容の大小により、ゴルフボール5の飛距離を把握することができる。
従って、ゴルフボール5のインパクトでの打撃姿勢が、スイング中にヘッドアップする等崩れることなく、しかも力むことがない自然なフォームにてねらいとする飛距離を出すことができる。
【0027】
また、衝撃量表示部12は、記憶素子を備えた制御部CPUに接続されているので、センサー4が受けた衝撃力の有無に伴うデータに基づき打撃動作に対するゴルフボール5の実際の打撃回数を表示することもできる。
【0028】
なお、上記使用例ではゴルフクラブ1として、図1に示すようなドライバー1Aや図5に示すようなアイアン1Bによりゴルフボール5をインパクトする場合の打撃方法を代表的に説明したが、パター1Cを用いてグリーン上でゴルフボール5をパッテイングを行う場合にも打撃姿勢や打撃の強弱には相違があるが、ゴルフボール5に対してセンサー4が打撃位置#1,#2,#3,#4・・・毎に検知する信号に対応して点灯表示部11A,11B,11C,11D・・・の何れかが点灯されることにより打撃方向を会得できる。また、センサー4により検知するゴルフボール5に対する衝撃強さに応じて衝撃量表示部12に表示される衝撃量によりカップインを目指したゴルフボール5の距離を習得することができる。
【0029】
図示する上記実施形態では、ヘッド2のフェース3に取付られるセンサー4は、4個のセンサー構成片4A,4B,4C,4Dにより形成され、4個所の打撃位置#1,#2,#3,#4によりゴルフボール5に対する衝撃が加わった場合に、4経路の電気信号が発生される場合を代表的に説明したが、図示は代表的な例示であり、センサーを形成するセンサー構成片、打撃位置、得られる電気信号の経路の増減変更は自由に選択することができる。
【0030】
上記実施形態では、ゴルフボール5に対してセンサー4が検知する衝撃強さに応じて表示部8の衝撃量表示部12に衝撃力を表示してゴルフボール5の飛距離を把握するようにしているが、これに限ることなくセンサー4が検知する打撃位置#1,#2,#3,#4・・・と、ゴルフボール5の打撃強さとを制御部CPUにて記憶し、計算することにより制御部CPUを介して打撃距離を例えばメートル、ヤード等の単位を用いて表示部8に表示するようにすれば、直接的にかつ正確にゴルフボール5の飛距離を知ることができる。
【0031】
また、図示する上記実施形態では、センサー4のセンサー構成片4A,4B,4C,4D・・・は、半径R1,R2,R3,R4・・・が大小異なる領域を占める複数のセンサー構成片4A,4B,4C,4D・・・を同心円的に配列して形成されるものにつき代表的に説明したが、ゴルフボール5のスィートスポットに合わせてセンサー構成片の形状、大きさは図示する形状等に限らず自由に設計することができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の発明は、ヘッドのフェースにインパクト時等にゴルフボールに対する打撃位置毎に検知可能に中心からの半径が大小異なる領域を占める圧電体によりなる複数のセンサー構成片を同心円的に配列して設けられたセンサーと、ゴルフクラブのシャフトの上方部に取付られた表示部とを備え、該表示部は前記センサーの前記各センサー構成片が、打撃位置毎に検知する信号に対応して点灯可能に設けられた複数の点灯表示部と、前記各センサー構成片がゴルフボールからの衝撃強さに応じて発生される電気信号を制御部を介してその衝撃力を表示可能に設けられた衝撃量表示部とにより構成されることを特徴とするので、初心者がゴルフクラブにて打撃する場合に、ヘッドのフェースに設けたセンサーの、中心からの半径が大小異なる領域を占めるように同心円的に配列された圧電体によりなる複数のセンサー構成片が、打撃位置毎に検知する信号に対応して表示部の複数の点灯表示部を点灯させるため、ドライバーに限らずアイアンでのインパクトや、また、パターでのパッテイング等、ゴルフクラブ毎に打撃方向を正確に会得できる。また、ゴルフボールに対してセンサーの、同心円的に配列された圧電体によりなる複数のセンサー構成片が検知する衝撃強さに応じて発生される電気信号を制御部を介して表示部の衝撃量表示部に衝撃力を表示するので、ゴルフボールの飛距離を正確に捉えるのに役立つ。しかも、ゴルフボールに対する実際の打撃回数がわかる。このような情報をもとに打撃姿勢を矯正し、打撃の上達に役立ち、取扱操作が容易になり、さらには構造簡単にして製作および組付も容易で製作コストが安価になる。
【0033】
また、本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記センサーが検知する打撃位置とゴルフボールの打撃強さとに応じて制御部を介して打撃距離を表示部に表示可能に設けたことを特徴とするので、ゴルフボールの飛距離を正確に捉えるのに役立つ。
【0034】
また、本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記センサーは、前記各センサー構成片が、両面接着テープによりヘッドのフェースに取付られるか、またはフェースに埋込まれて取付られることを特徴とするので、既存のゴルフクラブをそのまま利用したり、大幅な改造、加工を要することなくセンサーおよび表示具をゴルフクラブに取付ることができ、製作および組付は容易になる。
【0035】
また、本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1の請求項において、前記センサーは、水晶、またはチタン酸バリウムとチタン酸鉛或いはチタン酸カルシウムとの固溶体、亜鉛酸鉛とチタン酸鉛との固溶体等のセラミック系固溶体、PVC、ビニリデンシアナイト系共重合体等の有機高分子圧電体、亜鉛酸鉛とチタン酸鉛を合成樹脂やゴム等の結合材にて結合した無機−高分子混合系材料のうちから選ばれる1種または何れかの混合材料よりなる圧電体にて形成されることを特徴とするので、衝撃を受けた場合に、精度良く電気信号を誘電することができ、また衝撃強さに応じた量の誘電を行うことができ、精度が高いセンサーを製作することができる。
【0036】
また、本発明の請求項に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1の請求項において、前記点灯表示部は、ランプまたは発光素子の何れかにより形成されることを特徴とするので、圧電体よりなるセンサーの、同心円的に配列されたセンサー構成片に誘電される電気信号により点灯表示部を精度良く点灯し、ゴルフボールに対するフェースのパッティング位置を確認することができ、打撃方向を定めるのに役立つ。
【0037】
また、本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか1の請求項ににおいて、前記衝撃量表示部は、電池を電源として表示される液晶表示であり、制御部に接続されることを特徴とするので、圧電体よりなるにセンサーの、同心円的に配列されたセンサー構成片に衝撃強さに応じて誘電される電気信号により衝撃量表示部に衝撃強さを表示することができ、ゴルフボールに対する飛距離を知るのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明のゴルフクラブをドライバーに適用した場合の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】 図2は同じくヘッドの一部拡大横断面図である。
【図3】 図3は同じくシャフトに表示具を取付けた状態の断面図である。
【図4】 図4は同じく回路構成の一例を説明的に示すブロック図である。
【図5】 図5は本発明のゴルフクラブをアイアンに適用した場合の第1の変形例を示す斜視図である。
【図6】 図6は同じく本発明のゴルフクラブをパターに適用した場合の第2の変形例を示す斜視図である。
【図7】 従来のこの種、ゴルフクラブを示す平面図である。
【符号の説明】
1 ゴルフクラブ
1A ドライバー
1B アイアン
1C パター
2 ヘッド
3 フェース
4 センサー
4A センサー構成片
4B センサー構成片
4C センサー構成片
4D センサー構成片
5 ゴルフボール
6 圧電体
8 表示部
9 シャフト
10 ハウジング
11A 点灯表示部
11B 点灯表示部
11C 点灯表示部
11D 点灯表示部
12 衝撃量表示部
#1 打撃位置
#2 打撃位置
#3 打撃位置
#4 打撃位置

Claims (6)

  1. ヘッドのフェースにインパクト時等にゴルフボールに対する打撃位置毎に検知可能に中心からの半径が大小異なる領域を占める圧電体によりなる複数のセンサー構成片を同心円的に配列して設けられたセンサーと、ゴルフクラブのシャフトの上方部に取付られた表示部とを備え、該表示部は前記センサーの前記各センサー構成片が、打撃位置毎に検知する信号に対応して点灯可能に設けられた複数の点灯表示部と、前記各センサー構成片がゴルフボールからの衝撃強さに応じて発生される電気信号を制御部を介してその衝撃力を表示可能に設けられた衝撃量表示部とにより構成されることを特徴とするゴルフクラブ。
  2. 前記センサーが検知する打撃位置とゴルフボールの打撃強さとに応じて制御部を介して打撃距離を表示部に表示可能に設けたことを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブ。
  3. 前記センサーは、前記各センサー構成片が、両面接着テープによりヘッドのフェースに取付られるか、またはフェースに埋込まれて取付られることを特徴とする請求項1または2に記載のゴルフクラブ。
  4. 前記センサーは、水晶、またはチタン酸バリウムとチタン酸鉛或いはチタン酸カルシウムとの固溶体、亜鉛酸鉛とチタン酸鉛との固溶体等のセラミック系固溶体、PVC、ビニリデンシアナイト系共重合体等の有機高分子圧電体、亜鉛酸鉛とチタン酸鉛を合成樹脂やゴム等の結合材にて結合した無機−高分子混合系材料のうちから選ばれる1種または何れかの混合材料よりなる圧電体にて形成されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1の請求項に記載のゴルフクラブ。
  5. 前記点灯表示部は、ランプまたは発光素子の何れかにより形成されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1の請求項に記載のゴルフクラブ。
  6. 前記衝撃量表示部は、電池を電源として表示される液晶表示であり、制御部に接続されることを特徴とする請求項1〜5の何れか1の請求項に記載のゴルフクラブ。
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