JP4072079B2 - Board eraser - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホワイトボード等に好適に適用可能なボード用イレーサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オフィスや学校等で使用する黒板やホワイトボードには、従来よりチョークやマーカによる記述跡を消去するためのボード用イレーサが併用されている。
【0003】
この種のイレーサは、黒板用・ホワイトボード用いずれのものも、例えば特許文献1に示されるように、スポンジ等のバックアップ部材の周囲に拭き取り用の張地を容易に剥がれず且つ弛みが生じないようにしっかり縫製して外装し、これに把手を固定して構成されているのが通例である。
【0004】
【特許文献1】
登録実用新案第2593016号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなものは、常に張地の拭き取り領域が決まっているので、汚れ易く、拭き取り機能が低下し易い。このような場合、チョークであればはたくことにより付着した粉を飛ばしてある程度再生することが可能であるが、マーカーはインクを吸い取るものであるため再生には洗い落とすほかはない。チョークであっても粉の付着が定常的となった場合には事情は同じである。
【0006】
しかしながら、従来のイレーサは張地がスポンジ等のバックアップ部材と一体をなしているため、張地を水洗いするためにはスポンジもとろも水に晒さなければならない。このため、乾きにくいがゆえに再使用できるまでに時間を要し、日常的に使用している間は再生が難しいため拭き取り機能が低下したままの状態で使用せざるを得ないという実情がある。
【0007】
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、簡単な構造、管理で拭き取り機能を有効に維持することができるようにした新規有用なボード用イレーサを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような構成を採用したものである。
【0009】
すなわち、本発明のボード用イレーサは、バックアップ部材とホールド部材との間に張地を張設するものであり、張地を、少なくともバックアップ部材のバックアップ面に巻き掛けて、当該バックアップ面にバックアップされる拭き取り部分にテンションを加えながらその余長部分をバックアップ部材とホールド部材との間に挟み込むようにしたものである。そして、挟み込む位置を繰り出し方向に変更することによって、張地の余長部分であった部位を拭き取り部分として使用することができるように構成し、前記バックアップ部材に中蓋を着脱可能に装着するとともに、この中蓋を前記バックアップ部材との間に内有するようにして当該バックアップ部材に把手として機能する上蓋を着脱可能に係わり合わせて取り付けるようにしたものであり、前記中蓋が前記ホールド部材として機能していることを特徴とする。
【0010】
このようなものであれば、張地の拭き取り部分の拭き取り機能が再生を要する程度にまで低下しても、繰り出し可能な余長部分が存在する限りにおいて即座に水洗い等する必要がなく、その余長部分を新たな拭き取り部分として引き続き使用することができる。また、水洗いの間にも、替えの張地を用意しておけばイレーサの使用を続行することができる。従って、本発明によれば、継続使用できる期間を従来に比べて有効に引き延ばすことができ、水洗いの頻度も確実に低減することが可能となる。
【0011】
拭き取り部分を張設するための有効な構成としては、ホールド部材の一部をバックアップ部材の一部に差し込むように構成し、差し込みの際に張地の余長部分を引きずることによってその拭き取り部分にテンションを加えるようにしているものが挙げられる。
【0012】
張地の具体的な実施の態様としては、バックアップ部材の外周囲を周回する位置に着脱可能に取り付けられる無端形状をなすもの、或いは、バックアップ部材の反バックアップ面側に余長部分を着脱可能に巻き回し弛ませて配置される有端形状をなすもの等が挙げられる。
【0013】
ホールド部材としては、バックアップ部材に装着される中蓋を利用することができる。この場合は、バックアップ部材に中蓋を着脱可能に装着するとともに、この中蓋を前記バックアップ部材との間に内有するようにして当該バックアップ部材に把手として機能する上蓋を着脱可能に係わり合わせて取り付けるようにし、前記中蓋を前記ホールド部材として機能させればよい。
【0015】
また、このボード用イレーサの付加価値を有効に高めるためには、上蓋と中蓋との間の空間もしくは中蓋とバックアップ部材との間の空間に、当該イレーサの備品又は当該イレーサと共に使用される筆記用具若しくはその備品を収納する収納部を設けておくことが好ましい。
【0016】
特に、これらの収納部には、イレーサの備品たる交換用の張地を収納できる構造や、イレーサと共に使用される筆記用具たるマーカー若しくはその備品たるインク及び/又はペン先を収納できる構造を採用しておくことが有効となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0018】
この実施形態のボード用イレーサは、ホワイトボードの拭き取り具として使用されるもので、図1及び図2に示すように、バックアップ部材として機能する下ケース1、ホールド部材として機能する中蓋たる中ケース2、上蓋たる上ケース3、張地4を具備し、組み付け状態で下ケース1と中ケース2の間に張地4を張設する構造のものである。そして、その際に張地4を、少なくとも下ケース1のバックアップ面1aに巻き掛けて、当該バックアップ面1aにバックアップされる拭き取り部分4xにテンションを加えながらその余長部分4yを下ケース1と中ケース2の間に挟み込むとともに、挟み込む位置を変更することによって、張地4の余長部分4yであった部位を拭き取り部分4xとして新たに繰り出すことができるように構成している。
【0019】
具体的に説明すると、下ケース1は、図1、図2、図3(c)、図4(c)、図5(c)に示すように、幅方向に位置する一対の側縁11a及び長手方向に位置する一対の端縁11bを有し側縁11aの中央部に括れ部11axを形成するとともにその括れ部11axから長手方向へ変位した2箇所(正確には長手方向中央から端縁までの領域の中央部)に外側に向かって膨出する膨出部11ayを形成した底壁11と、この底壁11の前記一対の側縁11aより起立し前記底壁11の括れ部11ax及び膨出部11ayの対応位置にそれぞれ括れ部12x及び膨出部12yを形成した側壁12と、前記一対の端縁11bより起立し外面の上縁付近に薄肉部13aを設けてその一部に係合孔13bを形成した端壁13とを具備し、上方に開口した箱状をなす。この下ケース1の底壁11には、幅方向中央を通る中心線上にあって長手方向の中央から変位した2箇所に有底円形状の穴11cが設けてあり、この穴11cにマグネット11dを装着している。このマグネット11dを装着する底壁11の穴11cには、下ケース1の内側空間に開口する小径孔11c1が開口させてある。これは分別廃棄時に図4中矢印f1で示す方向に先端の尖ったもので突いてマグネット11dを取り外すためのものである。
【0020】
中ケース2は、図1、図2、図3(b)、図4(b)、図5(b)に示すように、前記下ケース1の底壁11よりも若干小さい概略相似形状をなしその側縁21aにおける前記下ケース1の括れ部11ax及び膨出部11ayの対応位置にそれぞれ括れ部21ax及び膨出部21ayを有した底壁21と、この底壁21の一対の側縁21aより起立して前記下ケース1の側壁12の内面に対向する位置に配置可能であって当該下ケース1の側壁12の括れ部12x及び膨出部12yの対応位置にそれぞれ括れ部22x及び膨出部22yを有した側壁22と、前記底壁21の一対の端縁21bより起立して前記下ケース1の端壁13の内面に配置可能な端壁23とを具備し、上方に開口した箱状をなす。前記側壁22の上縁には、外側に向かって鍔部24が突出して設けてある。この鍔部24も外縁に上記と対応する括れ部24x及び膨出部24yを有している。そして、この中ケース2の開口内において、長手方向の片半部に第1の収納部5及び第2の収納部6が、また他半部に第3の収納部7がそれぞれ形成してある。第1の収納部5は、図3(b)、図4(b)、図5(b)、図6に示すように、長手方向中央付近において底壁21より起立させた起立片25と長手方向端縁付近において底壁21より起立させた起立片26との間に円筒状のインクケース51を着脱可能に装着可能としたものである。インクケース51の端面には中心回りに円環溝51aが形成してあり、起立片25、26には対向面側に突起25a、26aが形成してあり、中ケース2の底壁21に設けたリブ27上にこのインクケース51を載置した高さ位置で、円環溝51aの最も低い部分に突起25a、26aが係り合うようになっている。また、第2の収納部6は、前記第1の収納部5を形成する起立片26よりも更に当該中ケース2の最寄の端壁23側において底壁21よりも嵩高い位置に設けた上向き面28に形成した縦孔28aであり、この縦孔28aにマーカーのペン先61を着脱可能に装着するようにしている。さらに、第3の収納部7は、前記起立片25と、前記第2の収納部6側の端壁23とは反対側の端壁23と、一対の側壁22とにより包囲させて形成した空間に設定したもので、この部位に張地4の替え71を収納しておくようにしている。
【0021】
上ケース3は、図1、図2、図3(a)、図4(a)、図5(a)に示すように、前記下ケース1の底壁11よりも若干大きい概略相似形状をなしその側縁31aにおける前記下ケース1の括れ部11ax及び膨出部11ayの対応位置にそれぞれ括れ部31ax及び膨出部31ayを有した頂壁31と、この頂壁3の一対の側縁31より垂下して前記下ケース1の側壁12の外面に対向する位置に配置可能であり当該下ケース1の側壁12の括れ部12x及び膨出部12yの対応位置にそれぞれ括れ部32x及び膨出部32yを有した側壁32と、前記頂壁31の一対の端縁31bより垂下して前記下ケース1の端壁13の外面に配置可能であり所定組み付け状態で前記下ケース1の端壁13に設けた係合孔13bの対応位置に係合爪33bを有した端壁33とを具備し、下方に開口した箱状をなす。この上ケース3の頂壁31は、長手方向中央付近の一定領域3mが下ケース1の底壁11に平行をなすとともに、この領域3mから端縁31bに向かう両側の領域3nの一部が暫時下ケース1の底壁11に近づく方向に傾斜している。この上ケース3の頂壁31の下面には、組み付けた状態で中ケース2を下ケース1に向かって押し付けるためのリブ31sが下向きに突出して設けてあり、また頂壁31の端縁31b付近から端壁33にわたる部位には、垂下するにつれて端壁33の内面から遠ざかる方向に傾斜するテーパ面31t1を有するリブ31t(図4(a)参照)が下向きに突出して設けてある。このリブ31tと端壁33との間に形成される楔状の隙間は、所定組み付け状態で下ケース1の端壁13の薄肉部13aから上の部分(特に係合爪13b部分)を受け入れる寸法関係にある。また、この上ケース3の一対の側壁32のうち、前記括れ部32xのあたりには、下向き山形状に垂下する垂下部32zが形成してある。
【0022】
そして、下ケース1の開口内に上方から中ケース2を落とし込んで装着し、この中ケース2を内有した状態で上ケース3を下ケース1の外側に一部被せることによって、組み付けを完了するようにしている。具体的には、図4(d)、図5(d)に示す所定組み付け状態で、下ケース1の底壁11に中ケース2の底壁21が当接ないし近接するとともに下ケース1の側壁12の上縁に中ケース2の側壁22の上縁に設けた鍔部24が当接し、上ケース3の頂壁31の下面に設けたリブ31sが中ケース2の鍔部24の上面に当接するとともに下ケース1の端壁13の上縁近傍に設けた係合孔13bに上ケース3の端壁33の対応位置に設けた係合爪33bが係り合うようにしている。なお、この状態において、前記上ケース3には、下ケース1の端壁13の薄肉部13aを表出させるための切欠33aがその端壁33に設けてある。
【0023】
張地4は、布部材を筒状をなすように周回させてその縁部同士を縫い合わせたもので、中ケース2の外周囲(底壁21、側壁22及び鍔部24)を周回する位置に長手方向から着脱可能に外装して取り付けることができるようにしている。取り付け状態で、張地4は中ケース2の開口内においてその余長部分4yが十分に弛んだ状態となる寸法に少なくとも設定している。そして、上述した下ケース1、中ケース2及び上ケース3の組み付けを、この張地4を中ケース2に取り付けた状態で行なうことによって、中ケース2を下ケース1の開口に落とし込む際に張地4の余長部分4yを中ケース2の底壁21や側壁22等により押し込んで下ケース1の底壁11の下面側に位置する張地4の拭き取り部分4xの両側が上方に引っ張られる方向に当該張地4を引きずり、これにより張地4のうち下ケース1の底壁11のバックアップ面1aに位置して拭き取り部分4xとなる部位にテンションを加えつつ、最終的に張地4の余長部分4yを中ケース2の鍔部24と下ケース1の側壁12の上縁との間、或いは中ケース2の底壁21の下面と下ケース1の底壁11の上面との間に挟み込むようにしている。前記張地4は、この状態でほぼ全周に亘って同一テンションが加わった状態になると考えられるが、張地4の周回寸法は実際にはこのときのテンションが適切となる値に設定される。
【0024】
そして、その挟み込む位置を変更することによって、張地4の余長部分4yであった中ケース2の開口内に位置する部位等を、新たに拭き取り部分4xとして下ケース1の底壁11のバックアップ面1a側に繰り出すことができるようにしている。
【0025】
すなわち、抜き取り部分4xが汚れた際には、上ケース3を下ケース1から外し、中ケース2を取り出して、張地4を図5(c)に矢印Iで示すごとく周方向に移動させ、汚れた部位を中ケース2の開口内に移動させ未使用の部位を新たに拭き取り部分4xとして下ケース1の底壁11のバックアップ面1a側に繰り出して、再び中ケース2を下ケース1に装着し、上ケース3を下ケース1に取り付けることによって、継続使用が可能となるものである。
【0026】
このように、本実施形態のイレーサは、張地4の拭き取り部分4xの拭き取り機能が再生を要する程度にまで低下しても、繰り出し可能な余長部分4yが未使用な状態で存在する限りにおいて即座に水洗い等する必要がなく、その余長部分4yを新たな拭き取り部分4xとして引き続き使用することができる。また、水洗いの間にも、替えの張地71を用意しておけばイレーサの使用を続行することができる。従って、本実施形態によれば、継続使用できる期間を従来に比べて有効に引き延ばすことができ、水洗いの頻度も確実に低減して、この種のイレーサとしての使い勝手を従来に比べて格段に向上させることが可能となる。
【0027】
また、中ケース2の一部を下ケース1の開口内に差し込むように構成し、差し込みの際に張地4の余長部分4yを引きずることによってその拭き取り部分4xにテンションを加える構造であるため、簡単な操作で張地4に確実にテンションを加えることができる。
【0028】
特に、張地4が、中ケース2の外周囲を周回する位置に着脱可能に取り付けるようにした無端形状のものであるため、所定の周回寸法に設定しさえすれば操作を無造作に行なっても常に拭き取り部分4xに一定のテンションを得ることができ、組み付け状態の確実性を期することができる。
【0029】
さらに、このボード用イレーサは、下ケース1に収納部5,6,7を提供する中ケース2を着脱可能に装着するとともに、この中ケース2を前記下ケース1との間に内有するようにして当該下ケース1に把手として機能する上ケース3を着脱可能に係わり合わせて取り付けるようにしたものであり、前記中ケース2を本発明のホールド部材として有効に機能させているため、無駄な構造を取り込むことなく張地4の張設を有効に実現することが可能となる。
【0030】
また、上ケース3と中ケース2との間の空間に収納部5、6、7を設け、収納部5に当該イレーサと共に使用される筆記具たるマーカーの備品であるインクケース51を収納し、収納部6に同じくマーカーの備品であるペン先61を収納し、収納部7に当該イレーサの備品である替えの張地4を収納するようにしているため、ホワイトボードのトレー等にこれら予備の備品を乱雑に置いておく必要がなく、見栄えの向上や紛失の防止に有効に寄与し得るものとなる。勿論、このような収納部は中ケース2と下ケース1との間に空間を設けて当該空間に構成するようにしても構わない。
【0031】
以上に加えて、この実施形態のイレーサは、各種に張地4の着脱のし易い構造、使用し易い構造になっている。
【0032】
先ず、図4(d)等に示したように、下ケース1の端壁13に薄肉部13a及び係合孔13bを設け、上ケース3を被せた際にその端壁33に設けた係合爪33bを前記係合孔13bに係り合わせるようにしているとともに、下ケース1の端壁13の上縁側が上ケース3のリブ31tに設けたテーパ面31t1が形成する楔状の隙間に入り込んだ状態で組み付けられるようにしている。このため、同図中f2で示すように下ケース1の端壁13の薄肉部13aを押圧(必ずしも両端壁13を同時に押圧する必要はない)すると、端壁13が内側に撓み、このとき端壁13の上縁側がテーパ面31tに押し付けられる結果、リブ31tが上方に逃げて上ケース3が係合爪33bと係合孔13bとの係合を解除して取り外し易いものとなっている。
【0033】
また、上ケース1は樹脂製のものであるため、図3(a)中に矢印f4に示すように側壁32の膨出部32yを両側から摘むと、図4(d)に矢印f5で示すように端壁33が撓み、下ケース1の端壁13が逃げようとするので、これによっても上ケース3の係合爪33bと下ケース1の係合孔13bとの係わり合い状態を解除し易いものである。
【0034】
さらに、このイレーサは、上ケース3の側壁32の括れ部32xをグリップするように把持して使用するものであり、安定確実な握り状態を確保することができるだけでなく、その括れ部32xにはより下方に延びる垂下部32zが設けてあるため、握りしろを多く確保できて安定すると同時に、張地4に指が触れて汚れるといった不都合も有効に回避することができるものである。また、この括れ部32xをグリップすれば、例えばボードのエンドまで手を動かしたときにエンド部材との間に指を挟みこむことを防止する逃げになる点でも有効となる。
【0035】
また、上ケース3の頂壁31には、下ケース1の底壁11に平行な中央部分の領域3mに連続させて、暫時底壁11側に近づくように傾斜した領域3nが設けてあるため、グリップ状態で手の腹を自然な状態でこの上ケース1の領域3nに添えて使用することができ、使用状態の一層の安定化を期することができる。
【0036】
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
【0037】
例えば、上記実施形態イレーサにおいては中ケース2に収納部5,6,7を設けたが、比較的コンパクトな構造のイレーサにおいては図7に示すように中ケース2に収納部5,6のみを設けておく態様も可能である。同図においてそれ以外の構造は殆ど上記実施形態と同様のものであり、共通する部分には同一符号を付し、その説明を省略している。下ケース1、上ケース3、張地4も全て上記実施形態に準じて構成すればよい。
【0038】
また、上記実施形態では張地4に無端形状のものを採用したが、図8に示すように、張地104に、下ケース等のバックアップ部材101の反バックアップ面側に余長部分104yを着脱可能に巻き回して弛ませた有端形状のものを採用しても構わない。このようにすると、テンションを加えるときの操作を上記実施形態ほど無造作に行なうことはできなものの、筒状に縫製する必要がないので、替えの張地も適宜容易に使用することができるようになる。
【0040】
その他の各部の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成であるから、張地の拭き取り部分の拭き取り機能が低下しても、余長部分を繰り出すことによって引き続きその張地を使用することが可能になり、継続使用できる期間を従来に比べて有効に引き延ばすことができ、水洗いの頻度も確実に低減して、この種のイレーサとしての使い勝手を従来に比べて格段に向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】同実施形態の分解斜視図。
【図3】同実施形態の分解平面図。
【図4】同実施形態の分解縦断面図。
【図5】同実施形態の分解横断面図。
【図6】同実施形態の部分拡大断面図。
【図7】本発明の他の実施形態を示す図。
【図8】本発明の更に他の実施形態を示す図。
【符号の説明】
1…バックアップ部材(下ケース)
1a…バックアップ面
2…ホールド部材(中蓋、中ケース)
3…上蓋(上ケース)
4…張地
4x…拭き取り部分
4y…余長部分
5,6、7…収納部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a board eraser that can be suitably applied to a whiteboard or the like.
[0002]
[Prior art]
A blackboard or whiteboard used in offices, schools, etc. has conventionally been used with a board eraser for erasing written marks by chalk and markers.
[0003]
For this type of eraser, for both blackboard and whiteboard, as shown in
[0004]
[Patent Document 1]
Registered Utility Model No. 2593016 Gazette
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a case, since the wiping area of the stretch fabric is always determined, the wiping function tends to be deteriorated. In such a case, it is possible to regenerate to some extent by flaking the attached powder if it is a chalk, but since the marker absorbs ink, there is no choice but to wash it off for reproduction. The situation is the same when the adhesion of powder becomes steady even with chalk.
[0006]
However, in the conventional eraser, since the tension fabric is integrated with a backup member such as a sponge, in order to wash the tension fabric with water, the sponge itself must be exposed to water. For this reason, since it is hard to dry, it takes time until it can be reused, and since it is difficult to recycle it during daily use, there is a situation that the wiping function is inevitably lowered.
[0007]
The present invention has been made paying attention to such problems, and it is an object of the present invention to provide a new and useful board eraser capable of effectively maintaining the wiping function with a simple structure and management. It is said.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the present invention employs the following configuration.
[0009]
That is, the board eraser of the present invention stretches a stretched fabric between the backup member and the hold member. The stretcher is wound around at least the backup surface of the backup member and is backed up on the backup surface. The extra length portion is sandwiched between the backup member and the hold member while applying tension to the wiping portion. And it is constituted so that the part which was the extra length part of the tension ground can be used as a wiping part by changing the sandwiching position in the feeding direction, and the inner cover is detachably attached to the backup member The upper lid functioning as a handle is attached to the backup member in a detachable manner so as to have the inner lid between the backup member and the inner lid functions as the hold member. It is characterized by that.
[0010]
In this case, even if the wiping function of the wiping portion of the upholstery is reduced to a level that requires regeneration, it is not necessary to immediately wash with water as long as there is a surplus portion that can be fed out. The long part can continue to be used as a new wiping part. In addition, the use of the eraser can be continued if a spare place is prepared during washing with water. Therefore, according to the present invention, it is possible to effectively extend the period of continuous use as compared with the conventional case, and it is possible to reliably reduce the frequency of washing with water.
[0011]
As an effective configuration for stretching the wiping part, a part of the holding member is inserted into a part of the backup member, and the extra length part of the tensioning cloth is dragged when inserting the wiping part. The thing which is trying to add tension is mentioned.
[0012]
As a concrete embodiment of the tension fabric, the endless shape that can be detachably attached to the position around the outer periphery of the backup member, or the extra length portion can be attached to the anti-backup surface side of the backup member. Examples thereof include an end shape that is wound and loosened.
[0013]
As the hold member, an inner lid attached to the backup member can be used. For this, together with detachably attaching the inner cover to the backup member, combined relates a top cover which serves as a handle to this inner lid to the back-up member so as to have an inner between the backup member is detachable The inner lid may be attached and function as the holding member.
[0015]
In order to effectively increase the added value of this board eraser, it is used together with the eraser equipment or the eraser in the space between the upper lid and the inner lid or in the space between the inner lid and the backup member. It is preferable to provide a storage unit for storing the writing instrument or its equipment.
[0016]
In particular, these storage units employ a structure that can store the replacement fabric that is the eraser's equipment, and a structure that can store the marker or the ink and / or the pen that is the writing instrument used with the eraser. It is effective to keep it.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0018]
The board eraser of this embodiment is used as a wiping tool for a whiteboard. As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0019]
Specifically, as shown in FIGS. 1, 2, 3 (c), 4 (c), and 5 (c), the
[0020]
As shown in FIGS. 1, 2, 3 (b), 4 (b), and 5 (b), the
[0021]
As shown in FIGS. 1, 2, 3 (a), 4 (a), and 5 (a), the
[0022]
Then, the
[0023]
The
[0024]
Then, by changing the sandwiching position, a portion or the like located in the opening of the
[0025]
That is, when the extracted
[0026]
As described above, the eraser according to the present embodiment has the
[0027]
In addition, since a part of the
[0028]
In particular, since the
[0029]
Further, the board eraser is detachably attached to the
[0030]
In addition,
[0031]
In addition to the above, the eraser of this embodiment has a structure that allows easy attachment and detachment of the
[0032]
First, as shown in FIG. 4D and the like, the
[0033]
Further, since the
[0034]
Further, this eraser is used by gripping the
[0035]
In addition, the
[0036]
The specific configuration of each unit is not limited to the above-described embodiment.
[0037]
For example, in the above-described embodiment eraser, the
[0038]
In the above embodiment, the
[0040]
The configuration of each other part can be variously modified without departing from the gist of the present invention.
[0041]
【The invention's effect】
Since the present invention has the configuration described above, even if the wiping function of the wiping portion of the stretch fabric is lowered, it becomes possible to continue using the stretch fabric by paying out the extra length portion, and the period during which it can be used continuously Can be effectively extended compared to the conventional case, the frequency of washing with water can be reliably reduced, and the ease of use as this type of eraser can be greatly improved compared to the conventional case.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view of the embodiment.
FIG. 3 is an exploded plan view of the embodiment.
FIG. 4 is an exploded vertical sectional view of the same embodiment.
FIG. 5 is an exploded cross-sectional view of the same embodiment.
FIG. 6 is a partially enlarged sectional view of the embodiment.
FIG. 7 is a view showing another embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a view showing still another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1. Backup member (lower case)
1a ...
3 ... Upper lid (upper case)
4 ...
Claims (8)
張地を、少なくともバックアップ部材のバックアップ面に巻き掛けて、当該バックアップ面にバックアップされる拭き取り部分にテンションを加えながらその余長部分をバックアップ部材とホールド部材との間に挟み込むようにしたものであり、挟み込む位置を繰り出し方向に変更することによって、張地の余長部分であった部位を拭き取り部分として使用することができるように構成し、
前記バックアップ部材に中蓋を着脱可能に装着するとともに、この中蓋を前記バックアップ部材との間に内有するようにして当該バックアップ部材に把手として機能する上蓋を着脱可能に係わり合わせて取り付けるようにしたものであり、前記中蓋が前記ホールド部材として機能していることを特徴とするボード用イレーサ。A tensioning material is stretched between the backup member and the holding member,
A tension fabric is wrapped around at least the backup surface of the backup member, and the excess length portion is sandwiched between the backup member and the hold member while applying tension to the wiping portion backed up on the backup surface. By changing the sandwiching position in the feeding direction, it is configured so that the part that was the extra length part of the upholstery can be used as a wiping part ,
An inner lid is detachably attached to the backup member, and an inner lid is provided between the backup member and an upper lid that functions as a handle is detachably associated with the backup member. The board eraser is characterized in that the inner lid functions as the holding member .
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- 2003-03-05 JP JP2003059241A patent/JP4072079B2/en not_active Expired - Lifetime
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