JP4071883B2 - Waste incinerator and waste incineration method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ごみ焼却装置およびごみ焼却方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
焼却炉のコールドスタート時においては、一般にバーナ昇温による炉体の昇温作業が行われている。この場合、焼却炉から排ガス処理設備(バグフィルタ)までの間に設置される設備による吸熱により、バグフィルタ入口排ガス温度が130℃以上になるまでの所要時間は2〜3時間を要し、この間煤塵処理がされないまま、煙突から排ガスが排出されてしまっていた。当然、煤塵中に含まれるダイオキシン類も排ガスとともに系外へ排出され、高濃度のダイオキシン類が立ち上げ時に排出される原因にもなっていた。
【0003】
従って、バグフィルタを早期に通ガスさせたいのだが、バグフィルタ内に温度の低い排ガスを通過させてしまうと、バグフィルタ表面のダストの潮解(主に塩化カルシームが原因となる)が発生するため、130℃以上に排ガス温度が上昇してから、バイパスルートから通ガスルートに切り換えられる。
この対応として、中間設備をバイパスさせ、バグフィルタ入口排ガス温度を速く上昇させる方法(特開平10−122548号公報)などもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この中間設備をバイパスさせ、バグフィルタ入口排ガス温度を速く上昇させる方法では、切替時の温度低下や、昇温時間が短縮できるが、バイパスする時間も数十分あり、根本的な解決にはなっていない。
一方、バグフィルタを用いた焼却炉では、一般に炉休止時におけるバグフィルタ内ヒータ保温が実施されている。
【0005】
しかし、この方法では、排ガス温度が130℃以下で通ガスされると、バグフィルタ内の温度が急激に冷却され、排ガス中の水蒸気が結露し、バグフィルタ表面の吸湿性を持ったダスト(塩化カルシウムなど)に水分が吸われ、潮解現象が起こる。
そこで、バグフィルタの炉布目詰まり防止として、バグフィルタ入口にヒータを設け、昇温する方法(特公昭55−40287号公報、特公昭56−87420号公報、特公昭58−14923号公報)が知られている。
【0006】
しかし、これらの方法は、何れもバグフィルタ入口を昇温する方法であり、立ち上げ時の炉からバグフィルタ間に設置されている中間設備を通過してくる間に冷却されてしまう排ガスについては考慮されていない。
【0007】
また、特公平1−169号公報には、立ち上げ、立ち下げ時に対応するヒータ装置の使用方法の詳細が明記されているが、中間設備で冷却される分をヒータで補助する考えであり、立ち上げ時のダイオキシン類低減については記載されていない。
また、特公平1−169号公報に係る発明では、立ち上げ時に中間設備通過後の20℃程度の排ガスをバグフィルタ入口において、130℃まで昇温する能力を持たせておく必要がある。
【0008】
さらに、特公平1−169号公報に係る発明では、ヒータを使用しない定常時においても排ガスが常にヒータを通過するので、ダスト付着の問題、圧損、腐食の問題がある。
また、特開平9−310832号公報に係る発明では、炉に設置されたバーナによりバグフィルタ入口温度を立ち上げ時所定温度になるまで上昇させた後にごみを投入し、その後、ごみシール完了後にバグフィルタ通ガスという手段を用いている。
【0009】
この場合、コールドスタートでは、炉体、再燃焼室、ガス冷却室冷却ノズルまでの耐火物にバーナ昇温熱量は吸熱され、バグフィルタ入口温度が所定の温度になるまでに数時間を要してしまう。
また、特開平9−310832号公報に係る発明は、ボイラを備えた設備には適しているが、ボイラのない間欠運転炉には合理的ではない。
【0010】
本発明はかかる従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、焼却炉へごみが投入され、排ガスが発生すると同時にバグフィルタを通ガスすることができるごみ焼却装置およびごみ焼却方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、焼却炉と中間設備とバグフィルタと煙突とを備え、前記中間設備のガス冷却室の冷却ノズル以降の耐火物が少なく、外部保温構造を主体とする部分に設けたバーナと、このバーナを制御し、前記中間設備内の温度を130℃以上に保持する温度制御装置とで構成される保温装置を設け、前記焼却炉の休止時の煙突ドラフトによって排気される排ガス側への熱量移行に抗して、前記中間設備内の温度を130℃以上に保持することを特徴とする。
【0013】
請求項2に係る発明は、焼却炉と中間設備とバグフィルタと煙突とを備えたごみ焼却装置のごみ焼却方法において、前記中間設備のガス冷却室の冷却ノズル以降の耐火物が少なく、外部保温構造を主体とする部分に設けたバーナと、このバーナを制御し、前記中間設備内の温度を130℃以上に保持する温度制御装置とで構成される保温装置を設け、前記焼却炉の休止時の煙突ドラフトによって排気される排ガス側への熱量移行に抗して、前記中間設備内の温度を130℃以上に保持し、前記焼却炉の燃焼開始とともに、排ガスを前記バグフィルタに通ガスすることを特徴とする。
【0014】
(作用)
請求項1または請求項2に係る発明においては、炉休止時の中間設備内の温度を130℃以上に保持させておく設備(早期通ガス用バーナ)を、中間設備のガス冷却室の冷却ノズル以降の耐火物が少なく、外部保温構造を主体とする部分に設置してあるので、従来方法では、焼却炉の休止時の中間設備からの放冷による立ち上げ時の吸熱冷却でバグフィルタの入口排ガス温度が通ガス条件へ昇温までの待ち時間を数時間要していたものが、待ち時間が不要となり、焼却炉のバーナ昇温後、焼却炉へごみが投入され、排ガスが発生すると同時にバグフィルタを通ガスさせることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係るごみ焼却装置を示す(請求項1または請求項2に対応する)。
【0016】
焼却炉1と煙突10との間には、燃焼室2、中間設備3、バグフィルタ4および誘引送風機5が連結されている。
焼却炉1は、公知の焼却炉と同様に、ごみの投入用のホッパーゲート11と、点火用のバーナ12と、可動式火床13とを備え、可動式火床13は、炉内に投入されたごみの乾燥を行う乾燥帯14と、この乾燥帯14で乾燥されたごみを燃焼させる燃焼帯15と、この燃焼帯15で燃焼されたごみの燃焼残渣を灰化させる後燃焼帯16とに領域分けされている。
【0017】
また、焼却炉1の上方に位置する燃焼室2には、公知の焼却炉と同様に、二次空気および三次空気を供給する送風機30,31が備えてある。
また、中間設備3は、ガス冷却室6、空気予熱器(熱交換器)7,8で構成されている。
そして、ガス冷却室6には、早期通ガス用バーナ17が設けてある。
【0018】
この早期通ガス用バーナ17は、ガス冷却ノズル9の下流側に設けてある。また、早期通ガス用バーナ17は、図示しない重油移送ポンプに連絡している。早期通ガス用バーナ17と重油移送ポンプとは、後述するように温度制御装置29によって、ON,OFFが制御されるように構成されている。
また、中間設備3とバグフィルタ4および誘引送風機5は、次のように連絡している。
【0019】
ガス冷却室6と空気予熱器7とは、ダクト18によって連絡し、空気予熱器7と空気予熱器8とは、ダクト19によって連絡し、空気予熱器8とバグフィルタ4とは、ダクト20によって連絡し、バグフィルタ4と誘引送風機5とは、ダクト21によって連絡し、誘引送風機5と煙突10とは、ダクト22によって連絡している。
【0020】
また、空気予熱器8とバグフィルタ4とおよび誘引送風機5は、バイパスダクト23によって連絡している。
ダクト20,21およびバイパスダクト23には、切替弁24〜27が配置されている。
また、ダクト20には、バイパスダクト23との分岐部より上流側に、焼却炉1の休止時のダクト20内の温度を検知する温度センサ28が配置されている。この温度センサ28は、温度制御装置29に連絡している。
【0021】
温度制御装置29は、焼却炉1の休止時のダクト20内の温度を検知する温度センサ28からの信号により、ダクト20内の温度が130℃以上に保温されているか否かを監視し、130℃以下になると、重油移送ポンプを駆動し、早期通ガス用バーナ17を点火する指令を出すように構成されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0022】
通常運転時には、図示しない制御装置によって、切替弁24,27が開弁し、切替弁25,26が閉弁される。そして、燃焼炉1で燃焼した950℃程度の排ガスは、未燃分が燃焼室2で再燃される。その後、ガス冷却室6内に流入する。ガス冷却室6にてガス冷却ノズル9にて水噴射で450℃以下に冷却され、続いて、ダクト18を介して連絡する空気予熱器7およびこの空気予熱器7にダクト19を介して連絡する空気予熱器8によって温度が低下される。その後に、排ガスは、誘引送風機5によってバグフィルタ4に送り込まれる。バグフィルタ4では、排ガス中のダイオキシンなどの有害物質、煤塵などが除去される。バグフィルタ4を通過した排ガスは、煙突10から大気中へ放出される。
【0023】
次に、燃焼炉1が休止されると、図示しない制御装置によって、切替弁24,27が閉弁し、切替弁25,26が開弁される。これによって、バグフィルタ4の入出口が閉鎖され、ダクト20がバイパスダクト23を介して連絡する。この操作は、バグフィルタ4の安全性を確保するために行われる常套手段である。
一方、温度制御装置29では、温度センサ28によるダクト20内の温度情報を常時入手し、この温度センサ28からの温度情報を監視している。
【0024】
これを図2に示すフローチャートにより説明する。
温度制御装置29では、ダクト20とバイパスダクト23との分岐部近傍の温度を検出し、その温度が130℃以上に保たれるように、早期通ガス用バーナ17のON,OFFを制御する。
温度センサ28からの温情情報が132℃以上の場合(S1)は、早期通ガス用バーナ17をOFFし(S2)、重油移送ポンプをOFFする(S3)。
【0025】
一方、温度センサ28からの温情情報が130℃以下の場合(S4)は、重油移送ポンプをONし(S5)、早期通ガス用バーナ17をONする(S6)。
以上によって、バグフィルタ4の入口温度は、常に130℃以上に保持される。
なお、定常時は、バグフィルタ4の入口温度は160℃〜170℃で管理されているので、必ず130℃以上で運転されている。
【0026】
従って、図2のフローチャートの制御は、休止、運転立ち上げ、定常、立ち下げの条件に限らず、常に作動できる状態にしておく。
このように、本実施形態によれば、燃焼炉1が休止状態にあっても、バグフィルタ4の入口側の温度が130℃以上に保たれているので、運転が再開され(運転立ち上げ)、排ガスがダクト20を介して送られてくると、従来のようにバイパスダクト23を経由することなく、バグフィルタ4に送り込むことが可能となる。
【0027】
以上のように、本実施形態によれば、早期通ガス用バーナ17をガス冷却ノズル9以降の耐火物が少なく、外部保温構造を主体とする部分に設けたので、この早期通ガス用バーナ17による昇温が容易にできるとともに、休止時の放熱のみを補助するだけで済むため、バグフィルタ4の通ガスは、誘引送風機5の起動による炉内圧制御開始から可能である。
【0028】
また、燃焼炉1が休止状態にあっても、バグフィルタ4の入口側の温度が130℃以上に保たれるように、ダクト18,19,20,23および誘引送風機5が保温されているので、ダクト18,19,20,23および誘引送風機5内結露が発生せず、付着ダストがダクト18,19,20,23および誘引送風機5内に堆積する可能性が非常に小さくなる。
【0029】
なお、本実施形態において、早期通ガス用バーナ17を燃焼室2に設けることが考えられる。
この場合には、950℃の排ガスに晒されるため、早期通ガス用バーナ17の前面にシャッタを設ける必要がある。
次に、本実施形態の実験例を示す。
【0030】
炉停止より炉体耐火物に蓄熱された熱量は、排ガス側へ(煙突ドラフトによって排気される排ガス)移行する。この蓄熱は、炉の立ち上げ時間に影響し、バグフィルタ4の入口排ガス温度が上昇する時間に大きく影響する。バグフィルタ通ガス条件である排ガス温度130℃まで上昇する時間は、炉休止時間が長くなるほど長くなる。たとえば、表1に示すように、本実施形態のようにバグフィルタ4の入口温度を保持制御した場合、ごみ投入とともに通ガス可能であり、立ち上げ時のダイオキシンを定常時と同等レベルに低減することができる。また、バグフィルタ4を用いた活性炭吸着除去方法も利用できる。
【表1】
次に、図3に基づいて本発明の第二実施形態に係るごみ焼却装置を示す(請求項1に対応する)。
本実施形態は、ガス冷却室6Aを燃焼炉1から切り離したごみ焼却装置に適用した例である。ここで、ガス冷却室6Aでは、排ガスが下向流となって流れるようになっている。
【0031】
ガス冷却室6Aは、ダクト18aを介して燃焼室2に連絡している。ガス冷却室6Aは、ダクト18bを介して空気予備加熱器7に連絡している。
また、本実施形態では、空気予熱器8とバグフィルタ4との間に減温塔32が設けられている。空気予熱器8と減温塔32とはダクト20aで連絡し、減温塔32とバグフィルタ4とはダクト20bを介して連絡している。
【0032】
さらに、本実施形態では、3個の切替弁24,25,27で切替制御されるようになっている。
なお、その他の構成は、図1に示す第一実施形態と同様であるから、同一機器、部材には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用効果を奏することが可能である。
【0033】
なお、本発明に係るごみ焼却炉について図1、図3に示す実施形態によって説明したが、本発明はこれらに限定されることなく、バグフィルタを備えたごみ焼却炉であれば、如何なる形式のものにも適用できることはいうまでもない。
また、本発明は、ボイラを備えた設備にあっても同様の使用により同様の効果が期待できる。つまり、ボイラ以降の所定の位置に早期通ガス用バーナ17を設け、立ち上げは、ボイラ加熱設備(バーナ)と併用することができる。
【0034】
さらに、図1、図3に示す実施形態では、早期通ガス用バーナ17をガス冷却室6,6Aのガス冷却ノズル9の下流側に設けた場合について説明したが、本発明はこれらに限定されることなく、バグフィルタ4の上流側に位置する中間設備3内であれば、何処に設けても良い。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、請求項1または請求項2に係る発明によれば、焼却炉の休止時の中間設備内の温度を130℃以上に保持するので、立ち上げと同時に排ガスをバグフィルタに通ガスさせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係るごみ焼却装置を示す図である。
【図2】第一実施形態における制御装置のフローチャートである。
【図3】本発明の第二実施形態に係るごみ焼却装置を示す図である。
【符号の説明】
1 焼却炉
2 燃焼室
3 中間設備
4 バグフィルタ
5 誘引送風機
6,6A ガス冷却室
7,8 空気予熱器(熱交換器)
9 ガス冷却ノズル
10 煙突
17 早期通ガス用バーナ
28 温度センサ
29 温度制御装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a waste incinerator and a waste incineration method.
[0002]
[Prior art]
When the incinerator is cold-started, generally, the furnace body is heated by a burner. In this case, the time required for the exhaust gas temperature at the bag filter to reach 130 ° C. or higher due to heat absorption by the equipment installed between the incinerator and the exhaust gas treatment equipment (bag filter) takes 2-3 hours. The exhaust gas was discharged from the chimney without being treated with dust. Naturally, the dioxins contained in the dust are also discharged out of the system together with the exhaust gas, which has been the cause of the high concentration of dioxins being discharged at startup.
[0003]
Therefore, I would like to pass the bag filter through early, but if exhaust gas with a low temperature is passed through the bag filter, the decontamination of dust on the bag filter surface (mainly caused by calcium chloride) will occur. After the exhaust gas temperature rises to 130 ° C or higher, the bypass route is switched to the gas passage route.
As a countermeasure, there is a method (Japanese Patent Laid-Open No. 10-122548) that bypasses the intermediate equipment and quickly raises the temperature of the exhaust gas at the bag filter inlet.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, with this method of bypassing the intermediate equipment and increasing the exhaust temperature of the bag filter inlet quickly, the temperature drop at the time of switching and the temperature rise time can be shortened. It is not.
On the other hand, in an incinerator using a bag filter, generally, the heater in the bag filter is kept warm when the furnace is stopped.
[0005]
However, in this method, when the exhaust gas temperature is passed at 130 ° C. or lower, the temperature in the bag filter is rapidly cooled, the water vapor in the exhaust gas is condensed, and the bag filter surface has a hygroscopic dust (chloride). Calcium etc.) absorbs water and causes deliquescence.
In order to prevent clogging of the bag cloth of the furnace cloth, a method of providing a heater at the bag filter inlet and raising the temperature (Japanese Patent Publication No. 55-40287, Japanese Patent Publication No. 56-87420, Japanese Patent Publication No. 58-14923) is known. It has been.
[0006]
However, each of these methods is a method of raising the temperature of the bag filter inlet, and regarding the exhaust gas that is cooled while passing through the intermediate facility installed between the bag filter from the furnace at the time of startup. Not considered.
[0007]
In addition, in Japanese Patent Publication No. 1-169, the details of how to use the heater device corresponding to startup and shutdown are specified, but the idea is that the heater is used to assist the cooling by the intermediate equipment. There is no mention of dioxin reduction at startup.
In the invention according to Japanese Patent Publication No. 1-169, it is necessary to have an ability to raise the temperature of the exhaust gas at about 20 ° C. after passing through the intermediate equipment to 130 ° C. at the bag filter inlet at the time of startup.
[0008]
Furthermore, in the invention according to Japanese Patent Publication No. 1-169, exhaust gas always passes through the heater even in a stationary state where the heater is not used, and thus there are problems of dust adhesion, pressure loss, and corrosion.
Further, in the invention according to Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-310832, garbage is introduced after the bag filter inlet temperature is raised to a predetermined temperature at the time of startup by a burner installed in the furnace, and then the bag is sealed after the dust sealing is completed. A filter gas passing means is used.
[0009]
In this case, in the cold start, the burner temperature rise is absorbed by the refractory to the furnace body, recombustion chamber, and gas cooling chamber cooling nozzle, and it takes several hours for the bag filter inlet temperature to reach the predetermined temperature. End up.
Further, the invention according to Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-310832 is suitable for facilities equipped with a boiler, but is not rational for an intermittent operation furnace without a boiler.
[0010]
The present invention has been made to solve such conventional problems, and an object of the present invention is to provide a waste incinerator and a waste incinerator capable of passing gas through a bag filter at the same time as waste is introduced into an incinerator and exhaust gas is generated. It is to provide a method.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 includes an incinerator, an intermediate facility, a bag filter, and a chimney, and has a small amount of refractory after the cooling nozzle of the gas cooling chamber of the intermediate facility, and is provided in a portion mainly composed of an external heat retaining structure. An exhaust gas side exhausted by a chimney draft when the incinerator is stopped is provided with a heat retaining device configured by a burner and a temperature control device for controlling the burner and maintaining the temperature in the intermediate facility at 130 ° C. or higher The temperature in the intermediate equipment is maintained at 130 ° C. or higher against the heat transfer to
[0013]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a waste incineration method for a waste incinerator provided with an incinerator, an intermediate facility, a bag filter, and a chimney. There is provided a heat retention device composed of a burner provided in a part mainly composed of a structure, and a temperature control device for controlling the burner and maintaining the temperature in the intermediate equipment at 130 ° C. or higher, and when the incinerator is stopped The temperature in the intermediate facility is maintained at 130 ° C. or higher against the heat transfer to the exhaust gas side exhausted by the chimney draft, and the exhaust gas is passed through the bag filter at the start of combustion in the incinerator. It is characterized by.
[0014]
(Function)
In the invention according to claim 1 or
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the drawings.
FIG. 1 shows a waste incinerator according to a first embodiment of the present invention (corresponding to claim 1 or claim 2 ).
[0016]
Between the incinerator 1 and the
The incinerator 1 is provided with a
[0017]
In addition, the
The
The
[0018]
The
Moreover, the
[0019]
The
[0020]
Further, the
Switching
Further, in the
[0021]
The
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0022]
During normal operation, the switching
[0023]
Next, when the combustion furnace 1 is stopped, the switching
On the other hand, the
[0024]
This will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
The
When the temperature information from the
[0025]
On the other hand, when the temperature information from the
As a result, the inlet temperature of the
Since the inlet temperature of the
[0026]
Therefore, the control of the flowchart of FIG. 2 is not limited to the conditions of rest, operation startup, steady state, and shutdown, but is always in an operable state.
As described above, according to the present embodiment, even when the combustion furnace 1 is in a dormant state, the temperature on the inlet side of the
[0027]
As described above, according to the present embodiment, the early
[0028]
Moreover, even if the combustion furnace 1 is in a resting state, the
[0029]
In the present embodiment, it is conceivable to provide the early
In this case, since it is exposed to exhaust gas at 950 ° C., it is necessary to provide a shutter in front of the
Next, an experimental example of this embodiment is shown.
[0030]
The amount of heat stored in the furnace refractory from the furnace stop moves to the exhaust gas side (exhaust gas exhausted by the chimney draft). This heat storage affects the startup time of the furnace and greatly affects the time during which the exhaust gas temperature at the inlet of the
[Table 1]
Next, a waste incinerator according to a second embodiment of the present invention is shown based on FIG. 3 (corresponding to claim 1 ).
The present embodiment is an example in which the
[0031]
The gas cooling chamber 6A communicates with the
In the present embodiment, a
[0032]
Furthermore, in this embodiment, switching control is performed by the three switching
Since other configurations are the same as those of the first embodiment shown in FIG. 1, the same components and members are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
Also in the present embodiment, it is possible to achieve the same effects as the first embodiment.
[0033]
In addition, although the waste incinerator which concerns on this invention was demonstrated by embodiment shown in FIG. 1, FIG. 3, this invention is not limited to these, What kind of form will be sufficient if it is a waste incinerator provided with a bag filter? It goes without saying that it can also be applied to things.
Moreover, even if it exists in the installation provided with the boiler, this invention can anticipate the same effect by the same use. That is, the
[0034]
Further, in the embodiment shown in FIG. 1 and FIG. 3, the case where the
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the invention according to claim 1 or
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a waste incinerator according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart of a control device in the first embodiment.
FIG. 3 is a view showing a waste incinerator according to a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1
9
Claims (2)
前記中間設備のガス冷却室の冷却ノズル以降の耐火物が少なく、外部保温構造を主体とする部分に設けたバーナと、このバーナを制御し、前記中間設備内の温度を130℃以上に保持する温度制御装置とで構成される保温装置を設け、前記焼却炉の休止時の煙突ドラフトによって排気される排ガス側への熱量移行に抗して、前記中間設備内の温度を130℃以上に保持する
ことを特徴とするごみ焼却装置。Equipped with incinerator, intermediate equipment, bag filter and chimney,
There are few refractories after the cooling nozzle of the gas cooling chamber of the intermediate facility, and a burner provided in a part mainly composed of an external heat retaining structure and the burner are controlled to keep the temperature in the intermediate facility at 130 ° C. or higher. A thermal insulation device comprising a temperature control device is provided, and the temperature in the intermediate facility is maintained at 130 ° C. or higher against the heat transfer to the exhaust gas side exhausted by the chimney draft when the incinerator is stopped. Waste incinerator characterized by that.
前記中間設備のガス冷却室の冷却ノズル以降の耐火物が少なく、外部保温構造を主体とする部分に設けたバーナと、このバーナを制御し、前記中間設備内の温度を130℃以上に保持する温度制御装置とで構成される保温装置を設け、前記焼却炉の休止時の煙突ドラフトによって排気される排ガス側への熱量移行に抗して、前記中間設備内の温度を130℃以上に保持し、前記焼却炉の燃焼開始とともに、排ガスを前記バグフィルタに通ガスするThere are few refractories after the cooling nozzle of the gas cooling chamber of the intermediate facility, and a burner provided in a part mainly composed of an external heat retaining structure and the burner are controlled to keep the temperature in the intermediate facility at 130 ° C. or higher. A thermal insulation device comprising a temperature control device is provided, and the temperature in the intermediate facility is maintained at 130 ° C. or higher against the heat transfer to the exhaust gas side exhausted by the chimney draft when the incinerator is stopped. The exhaust gas is passed through the bag filter at the start of combustion in the incinerator.
ことを特徴とするごみ焼却方法。Waste incineration method characterized by that.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00100999A JP4071883B2 (en) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | Waste incinerator and waste incineration method |
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