JP4070902B2 - Exterior wall structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外装材が取り付けられた住宅の外壁構造に関する。
【0002】
【背景の技術】
近年、住宅の構築についてはその工業化が進み、例えば壁や床、屋根といった構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てることにより、住宅を構築するといったパネル工法が一部に採用されている。
このようなパネル工法に用いられるパネルとして、例えば、図19に示すような壁パネルが知られている。
【0003】
図19に示す壁パネル100は、縦框材101,101と横框材102,102とが矩形状に組み立てられるとともに、この矩形枠の内部に補強芯材103…が縦横に組まれて枠体104が形成され、さらにこの枠体104内にグラスウール等の断熱材(図示省略)が充填された状態で枠体104の表裏面に合板等の面材105,105が貼設されたものである。
外壁用の壁パネルでは、更に、前記面材105,105に胴縁を取り付け、その上に外装材を取り付けていた。
しかし、胴縁は、所定の厚みを有する細板状の木材であるが、近年、安価に入手することが困難になっている。そこで、胴縁を使用しないで取付金具により外装材を取り付ける方法も知られている(例えば、特開平10−306509号に開示されている)。
【0004】
前記取付金具を用いた外装材の取付方法としては、例えば、図20に示すような取付方法がある。
図20において、外壁110の外面に縦方向に長いジョイナー111…を所定の間隔で取り付けた後、外装材112を下から上へ横貼りで取り付け、この際、取付金具113を所定の間隔に配置させて外装材112を取り付ける。即ち、取付金具113は、例えば、鉄板を抜き打ち、及び折曲加工したものからなり、下側の外装材112の端面部と係合する下係合部(図示省略)と、上側の外装材112の端面部と係合して支持する上係合部(図示省略)を有している。
そして、この取付金具113の下係合部を下側の外装材112の端面部に設けられた被係合部に係合させた状態で外壁110に取付金具113を固定し、更に、次の外装材112を該外装材112の下側端面部に設けられた被係合部と前記取付金具113の上係合部に係合させる。このような工程を繰り返すことにより、外装材112を壁の上端まで取り付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の横貼りによって外装材を外壁に取り付ける方法の場合には、外装材の横寸法のバラツキで変わってしまうと、ジョイナー部に形成される目地部の幅を均一にすることが難しく、目地幅を均一するためには、現場で外装材の一部を削る等の調整に手間がかかるという問題点があった。
また、その場合には、歩留まりが悪くなるという問題点があった。
加えて、従来の横貼りによる方法では、下から上に順番に取り付けるので、中間の外装材が破損した場合の外装材の取り替えも容易ではなかった。
更に、従来の取付金具は、外装材を支持するためののものであり、防水性の配慮がなされていなかった。従って、この従来の取付金具を縦貼りの場合に適用することはできなかった。
【0006】
本発明は上記問題点を解決するためにされたものであって、取付金具を用いて目地幅を均一にすることが容易で防水性に優れ、且つ歩留まりのよい外壁構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、
請求項1記載の発明は、例えば、図1〜15に示すように、住宅の外壁となる壁体1に、外装材4…が前記壁体1から所定幅離間して横方向に連なって取り付けられた外壁構造において、
前記外装材4の左右の側縁部4aの裏面に、取付金具3が縦方向に所定の間隔で取り付けられ、
前記取付金具3は、前記壁体1に取り付けられる壁体取付部3a(例えば、凹部)と、該壁体取付部3aに設けられ、前記壁体取付部3aから所定幅離間して前記外装材4を取り付ける外装材取付部3c(例えば、水平部)と、を有し、
前記壁体取付部3aの少なくとも一部が前記外装材4の側縁部4aよりも外側に位置するように、前記外装材取付部3cが前記外装材4の側縁部4aの裏面に取り付けられ、
前記外装材4は、前記外装材4同士の側縁部4aが所定の隙間4b(例えば、目地部)を有しつつ、前記壁体1に取り付けられ、
前記隙間4bを埋める目地材10が、前記外装材4の端面部4cに当接して取り付けられ、
前記壁体取付部3aに防水性の中間部材9(例えば、樋)が設けられ、
前記中間部材9の両側面部9a、9aには、その先端より外側に水平に突出した突出片9b、9bが設けられ、該突出片9b、9bは、前記外装材4と前記外装材取付部3cとに挟まれていることを特徴としている。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、外装材4の左右の側縁部4a、4aの裏面に、取付金具3…が縦方向に所定の間隔で取り付けられ、取付金具3の壁体取付部3aの少なくとも一部が側縁部4aよりも外側に位置するように、外装材取付部3cが外装材4の側縁部4aの裏面に取り付けられ、外装材4は、外装材4同士の側縁部4aが所定の隙間を有しつつ、壁体1に取り付けられ、隙間4bを埋める目地材10が、外装材4の端面部4aに当接して取り付けられているので、外装材4を1枚1枚別個独立に壁体1に取り付けることが出来ることとなって、上下左右の誤差調整が出来て目地幅を均一にすることが出来る。
また、外装材4を取付後、補修が必要になった場合でも隣接する外装材4の影響を受けないで外装材4の取り替えが出来ることとなって、外装材4の交換作業が容易となる。
また、壁体取付部3aの少なくとも一部が前記外装材4の側縁部4aよりも外側に位置するように、取付金具3が外装材4に取り付けられているので、壁体1に壁体取付部3aを固定することが容易に行われる。
更に、外装材4間の隙間を埋める目地材10が取り付けられるので、隙間4bの防水を図ることが出来る。
加えて、この取付金具3を使用すれば、外装材4と壁体1とが離間することとなるので、胴縁が不要となる。
また、壁体取付部3aに防水性の中間部材9が設けられているので、万が一、目地材10と外装材4の間から水が内部に侵入した場合でも、中間部材9によって壁体1まで水が侵入することを防止出来、目地部4bの防水性を更に向上させることが出来る。
更に、中間部材9の両側面部9a、9aには、その先端より外側に水平に突出して設けられた突出片9b、9bが、外装材4と外装材取付部3cとに挟まれているので、中間部材9のずれが防止出来るとともに、外装材取付部3cと中間部材9との隙間が形成されにくい構造となって防水性が更に向上する。
【0009】
ここで、取付金具3の外装材4への取付は、予め、工場で艤装してもよいし、現場で取り付けてもよい。
本発明が適用される壁体1は、例えば、在来工法によって構築されたものであってもよいし、2×4工法やパネル工法によって構築された壁体であってもよい。
外装材4及び壁体1への取付金具3の取付は、ビスや釘打ち、或いは接着剤を用いてもよい。
目地材10は、乾式のものであってもよいし、或いは湿式のものであってもよい。
中間部材9は、防水性を有する材質のものであればよく、例えば、樹脂などを用いるがこれに限るものではない。また、防火性能を有する材料(例えば、ステンレス)で出来ている場合には、目地材に防火性を必要としない。
【0010】
請求項2記載の発明は、例えば、図1〜15に示すように、住宅の外壁となる壁体1に、外装材4…が前記壁体1から所定幅離間して横方向に連なって取り付けられた外壁構造において、
前記外装材4の左右の側縁部4aの裏面に、取付金具3が縦方向に所定の間隔で取り付けられ、
前記取付金具3は、前記壁体1に取り付けられる壁体取付部3a(例えば、凹部)と、該壁体取付部3aに設けられ、前記壁体取付部3aから所定幅離間して前記外装材4を取り付ける外装材取付部3c(例えば、水平部)と、を有し、
前記壁体取付部3aの少なくとも一部が前記外装材4の側縁部4aよりも外側に位置するように、前記外装材取付部3cが前記外装材4の側縁部4aの裏面に取り付けられ、
前記外装材4は、前記外装材4同士の側縁部4aが所定の隙間4b(例えば、目地部)を有しつつ、前記壁体1に取り付けられ、
前記隙間4bを埋める目地材10が、前記外装材4の端面部4cに当接して取り付けられ、
前記取付金具3の前記壁体取付部3aは、断面略コ字状の凹部3aを有し、外装材取付部3cは、前記凹部3aを形成する2つの側面部3bの何れか一方の先端より外側に水平に突出した水平部3cを有し、
前記凹部3aの少なくとも一部が前記外装材4の側縁部4aよりも外側に位置するように、前記水平部3cの上面が前記外装材4の側縁部4aの裏面に取り付けられ、
前記凹部3aの底面部3eが前記壁体1に取り付けられていることを特徴としている。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、外装材4の左右の側縁部4a、4aの裏面に、取付金具3…が縦方向に所定の間隔で取り付けられ、取付金具3の壁体取付部3aの少なくとも一部が側縁部4aよりも外側に位置するように、外装材取付部3cが外装材4の側縁部4aの裏面に取り付けられ、外装材4は、外装材4同士の側縁部4aが所定の隙間を有しつつ、壁体1に取り付けられ、隙間4bを埋める目地材10が、外装材4の端面部4aに当接して取り付けられているので、外装材4を1枚1枚別個独立に壁体1に取り付けることが出来ることとなって、上下左右の誤差調整が出来て目地幅を均一にすることが出来る。
また、外装材4を取付後、補修が必要になった場合でも隣接する外装材4の影響を受けないで外装材4の取り替えが出来ることとなって、外装材4の交換作業が容易となる。
また、壁体取付部3aの少なくとも一部が前記外装材4の側縁部4aよりも外側に位置するように、取付金具3が外装材4に取り付けられているので、壁体1に壁体取付部3aを固定することが容易に行われる。
更に、外装材4間の隙間を埋める目地材10が取り付けられるので、隙間4bの防水を図ることが出来る。
加えて、この取付金具3を使用すれば、外装材4と壁体1とが離間することとなるので、胴縁が不要となる。
また、取付金具3の壁体取付部3aは、断面略コ字状の凹部3aを有し、外装材取付部3cは、凹部3aを形成する2つの側面部3bの何れか一方の先端より外側に水平に突出した水平部3cを有し、凹部3aの少なくとも一部が外装材4の側縁部4aよりも外側に位置するように、水平部3cの上面が前記外装材4の側縁部4aの裏面に取り付けられ、凹部3aの底面部3eが壁体1に取り付けられているので、取付金具3の形状が製造し易いものとなって、取付金具3の製造コストを抑えることが出来る。
より具体的には、本発明の外壁構造に用いられる取付金具3は、例えば、図2に示したような形状から出来ているので、一枚の金属板を折曲加工すれば、製造することが出来て、取付金具3自体のコストを抑えることが出来る。
加えて、本発明の外壁構造に用いられる取付金具3は、左右の外装材4の側縁部4aで構造上異なることがないので、左右兼用することとが出来ることとなって、取付金具3の種類が一つでよくコスト及び在庫管理上好ましいものとなる。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の外壁構造において、
前記目地材41は、乾式の目地材41であり、その内部には、防火性を有する補強用部材44が挿入されていることを特徴としている。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明と同等の効果が得られることは無論のこと、特に、目地材41は、乾式の目地材であり、その内部には、防火性を有する補強用部材44が挿入されているので、目地部4bの防火を図ることが出来る。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の外壁構造において、
前記外装材4の側端面部4cには、所定の溝部4dが設けられ、該溝部4dに前記目地材41の側縁部41aが挿入されていることを特徴としている。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、外装材4の側端面部4cには、所定の溝部4dが設けられ、該溝部4dに目地材41の側縁部41aが挿入されているので、意匠性を高めることが出来る。
即ち、従来は、目地材41の側縁部41aが折れ曲がって外装材4の側端面部4cに当接していたため、目地面が平らでなく見た目がよくない場合もあったが、溝部4dに目地材41の側縁部41aが挿入されているので、目地面が平らとなって見た目がよくなる。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の外壁構造において、
前記目地材41には、幅方向断面視において、その先端部41c及び中間部41bの少なくとも何れか一方に、所定の弾性変形能を有するフィン部43b、43cが設けられていることを特徴としている。
【0018】
請求項5記載の発明によれば、請求項3又は4記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、目地材41には、幅方向断面視において、その先端部41c及び中間部41bの少なくとも何れか一方に設けられた所定の弾性変形能を有するフィン部43b、43cが、外装材4と密着して目地部4bの防水性を向上させることが出来る。
【0019】
ここで、所定の弾性変形能を有するフィン部43b、43cとは、フィン部43b、43cが外装材4に当たった場合に、弾性変形し、その力によって、当接部の防水性を確保するものであり、防水性が発揮出来る程度の弾性変形能を必要とする。
【0024】
請求項6記載の発明は、図16〜図18に示したように、住宅の外壁となる壁体1に、外装材が前記壁体1から所定幅離間して横方向に連なって取り付けられた外壁構造において、
前記外装材80の左右の側縁部80a、80bの何れか一方の裏面に取り付けられた第1の係合部材71と、他方の側縁部80bの裏面に取り付けられた前記第1の係合部材71と係合する第2の係合部材72と、が左右一対で縦方向に所定の間隔で取り付けられ、
前記第1の係合部材71は、前記第2の係合部材72と係合する係合部71cを有し、
前記第2の係合部材72は、前記第1の係合部材71の前記係合部71cと係合可能な被係合部72aを有し、
前記係合部71c或いは前記被係合部72aの何れか一方が前記外装材80の側縁部80a、80bよりも外側に位置するように取り付けられ、
隣接する前記外装材80のうち、一方の外装材80の前記第1の係合部材71の前記係合部71cと、他方の外装材80の前記第2の係合部材72の前記被係合部72aとが係合することにより、前記外装材80は、前記外装材80同士の側縁部80a、80bが所定の隙間を有しつつ、前記壁体1に取り付けられ、
前記隙間を埋める目地材10が、前記外装材80の端面部80a、80bに当接して取り付けられていることを特徴としている。
【0025】
請求項6記載の発明によれば、外装材80を壁体1に取り付ける場合に、外装材80の左右の側縁部80a、80bに各々設けられた第1、第2の係合部材71、72のうち、第1の係合部材71が壁体1に固定され、第2の係合部材72は、第1の係合部材71と係合して取り付けられるので、第2の係合部材72が設けられた側縁部80bは、壁体1に直接固定する必要がなく工程を簡略化させることが出来る。
また、外装材80を取付後、補修が必要になった場合でも隣接する外装材80の第1の係合部材71と他方の第2係合部材72の係合を外すことにより外装材80の取り替えが出来ることとなって、外装材80の交換作業が容易となる。
更に、外装材80間の隙間を埋める目地材が取り付けられるので、目地部の防水を図ることが出来る。
また、この第1の係合部材71、第2の係合部材72を使用すれば、外装材80と壁体1とが離間することとなるので、胴縁が不要となる。
【0026】
請求項7記載の発明は、住宅の外壁となる壁体1に、外装材80が前記壁体1から所定幅離間して横方向に連なって取り付けられた外壁構造において、
前記外装材80の左右の側縁部80a、80bはそれぞれ上サネ82と下サネ81を有しており、前記外装材80の左右の側縁部80a、80bの何れか一方の裏面に取り付けられた第1の係合部材71と、他方の側縁部80bの裏面に取り付けられた前記第1の係合部材71と係合する第2の係合部材72と、が左右一対で縦方向に所定の間隔で取り付けられ、
前記第1の係合部材71は、前記第2の係合部材72と係合する係合部71cを有し、
前記第2の係合部材72は、前記第1の係合部材71の前記係合部71cと係合可能な被係合部72aを有し、
前記係合部71c或いは前記被係合部72aの何れか一方が前記外装材80の側縁部80a、80bよりも外側に位置するように取り付けられ、
隣接する前記外装材80のうち、一方の外装材80の第1の係合部材71の前記係合部71cと、他方の外装材80の前記第2の係合部材72の被係合部72aとが係合し、隣接する一方の前記外装材80の上サネ82と他方の前記外装材80の下サネ81とが重なるように取り付けられていることを特徴としている。
【0027】
請求項7記載の発明によれば、外装材80を壁体1に取り付ける場合に、外装材80の左右の側縁部80a、80bに各々設けられた第1、第2の係合部材71、72のうち、第1の係合部材71が壁体1に固定され、第2の係合部材72は、第1の係合部材71と係合して取り付けられるので、第2の係合部材72が設けられた側縁部80bは、壁体1に直接固定する必要がなく工程を簡略化させることが出来る。
また、外装材80を取付後、補修が必要になった場合でも隣接する外装材80の第1の係合部材71と他方の第2係合部材72の係合を外すことにより外装材80の取り替えが出来ることとなって、外装材80の交換作業が容易となる。
更に、隣接する一方の外装材80の上サネ82と他方の外装材80の下サネ81とが重なるように取り付けられているので、別個に目地材を設けなくても外装材80同士の繋ぎ目の防水性を図ることが出来る。
また、この第1の係合部材71、第2の係合部材72を使用すれば、外装材80と壁体1とが離間することとなるので、胴縁が不要となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明に係る外壁構造、および取付金具を用いた外装材の取付方法の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、外装材が取り付けられた外壁構造を示した斜視図であり、図2は、第1の実施の形態の金具の斜視図である。
図1に示す外壁構造における壁体1は、矩形状の壁パネル2…を連結したものから構成されている。
【0031】
前記壁パネル2は、縦框材2a、2aと横框材2bとが矩形状に組み立てられるとともに、この矩形枠の内部に補強芯材(図示省略)が縦横に組まれて枠体が形成され、さらにこの枠体内にグラスウール等の断熱材(図示省略)が充填された状態で枠体の表裏面に合板等の面材2c、2dが貼設されたものである。
前記面材2c、2dのうち、室外側の面材2cには、図示しない防水シートが貼設された後、取付金具3…(取付金具)を介して、外装材4…が取り付けられている。
【0032】
前記取付金具3は、図2に示すように、断面略コ字状の凹部3a(壁体取付部)と、該凹部3aを形成する2つの側面部3b、3bの一方の先端より外側に水平に突出した水平部3c(外装材取付部)と、前記凹部3aと前記水平部3cとの間に設けられた傾斜部3dと、を有している。
そして、前記取付金具3の前記水平部3cの上面は、図3に示すように、前記外装材4の側縁部4aの下面に接着剤およびビス5によって固定されている。この際、前記凹部3aの少なくとも一部が外装材4の側縁部4aよりも外側に突出して取り付けられる。
また、前記取付金具3は、前記外装材4の左右の側縁部4aに沿って所定の間隔で取り付けられるとともに、左右の側縁部4a、4aでは取付金具3が取り付けられる位置がずらされている。従って、この外装材4を順次壁パネル2の面材2cに取り付ける場合、隣接する外装材4、4の取付金具3同士がぶつかることなく、壁パネル2に取り付けることが出来るようになっている。
【0033】
壁パネル2の下端の横框材2bに固定された調整材6には、図4に示すように、外装材4、4を支持する下端金具7がスクリュー釘8若しくはビス等によって固定され、該下端金具7の外装材支持部7aに、前記外装材4、4が支持されるようになっている。
【0034】
また、隣接する前記外装材4、4の側縁部4a、4aに形成される目地部4bには、図5、或いは図6に示すように、ポリエチレン等の樹脂からなる樋9(中間部材)と、目地材10を固定する目地受け材11が差し入れられ、その上から、該目地受け材11、樋9、凹部3a、面材2cを貫通してビス12が打ち込まれ、これにより取付金具3が前記壁パネル2に固定される。更に、その上からは、隙間を埋める目地材10が、外装材4の端面部4c、4cに当接して取り付けられている。
【0035】
前記樋9は、前記取付金具3の凹部3aの内壁に密着する大きさのコ字状の形状を有し、その両側面部9a、9aの先端からは外側に突出して突出片9b、9bが設けられ、図6に示すように、この突出片9b、9bが前記水平部3cと外装材4に挟まれることとなって樋9のずれを防止することが出来るとともに、防水性も向上する。
また、この取付金具3…を使用した外装材4の取付では、外装材4と壁パネル2が所定幅離間して設けられることとなって、この取付金具3が従来の胴縁の役割を果たしている。
【0036】
次に、上記外壁構造における外装材の取付作業動作について、図7を用いて説明する。
まず、予め、外装材4の側縁部4aに、取付金具3…を左右互い違いに所定間隔で取り付ける。次いで、この外装材4の下端を壁パネル2に取り付けられた下端金具7で支持し、凹部3aの底面部3eを接着剤等で仮止め(必ずしも必要ない)し、次いで、次なる外装材4を側縁部4a同士が所定の隙間を有するように仮止めする。次いで、この隙間に、樋9と、目地受け材11を挿入して、前記底面部を3eを貫通するようにビス12を打ち込み、その上から目地材10を目地受け材11に固定する。上記作業を繰り返して行うことにより、壁パネル2に外装材4を取り付ける。
【0037】
次に、外装材4の交換作業について図7を用いて説明する。
まず、交換しようとする当該外装材4の左右の目地部4bの目地材13を外した後、ビス12止めを外して目地受け材11、樋9を外す。この状態で、外装材4を左右どちらかに寄せる(例えば、図7のように右側に寄せる)。次いで、目地部4bの隙間が広がった方の外装材4の側縁部4aを上に持ち上げて、図7中の矢印方向に外装材4を引き抜くことにより外装材4を壁パネル2から外すことが出来る。また同様に、今度は、逆の動作により新しい外装材4を入れることが出来る。即ち、予め、所定位置に取付金具3が取り付けられた外装材4を図7中の矢印と反対方向に差し入れる。次いで、外装材4を左右に動かして、左右に隣接する外装材4、4との目地部4bの隙間間隔を調整した後、該目地部4bに樋9と目地受け材11を挿入し、ビス12打ち後、目地材10を挿入する。
【0038】
以上説明した本発明の第1の実施の形態の外壁構造および外装材4の取付方法によれば、外装材4の左右の側縁部4a、4aの裏面に、取付金具3…が縦方向に所定の間隔で取り付けられ、取付金具3…の底面部3eの少なくとも一部が側縁部4a、4aよりも外側に位置するように、水平部3cが外装材4の側縁部4a、4aの裏面に取り付けられ、外装材4は、外装材4同士の側縁部4a、4aが所定の隙間を有しつつ、壁体1に底面部3eが固定されることにより取り付けられ、隙間を埋める目地材10が、外装材4の端面部4c、4cに当接して取り付けられているので、外装材4を1枚1枚別個独立に壁体1に取り付けることが出来ることとなって、上下左右の誤差調整が出来て目地幅を均一にすることが出来る。
【0039】
また、外装材4を取付後、補修が必要になった場合でも隣接する外装材4の影響を受けないで外装材4の取り替えが出来ることとなって、外装材4の交換作業が容易となる。
また、凹部3aの少なくとも一部が前記外装材4の側縁部4a、4aよりも外側に位置するように、取付金具3が外装材4に取り付けられているので、壁体1に外装材4を固定することが容易に行われる。
更に、外装材4、4間の隙間を埋める目地材10によって、目地部4bの防水を図ることが出来る。
加えて、この取付金具3を使用すれば、外装材4と壁体1とが離間することとなるので、胴縁が不要となる。
【0040】
なお、上記第1の実施の形態の外壁構造は、図8〜図15に示す外壁構造に応用することが出来る。
図8、図9に示す第2の外壁構造20において、取付金具21は、凹部21aと、該凹部21aの一方の側面部21bの先端から外方に水平に突出した水平部21cと、を備え、前記凹部21aの底面部21dは、前記壁パネル2にビス22によって固定され、前記水平部21cは、前記外装材4の側縁部4aの裏面にビス23等によって固定されている。
前記凹部21aは、二重底構造となっていて、中間に水平な仕切り板21eが設けられ、該仕切り板21eには、ビス22の頭部の外径よりも若干大きな穴21fが設けられている。そして、先に取付金具21をビス22に壁パネル2に取り付け、その後に、樋24、目地受け材25、目地材26を取り付けることが出来るようになっている。これにより、外装材4の壁パネル2への取付工程と、目地部4bを埋める目地部処理工程を分離することが出来ることとなって作業性が向上される。
【0041】
図10、図11に示す第3の外壁構造30においては、予め、取付金具31にポリエチレン製の樋32を嵌めこんでおき、その上から、目地受け材33、目地材34を取り付けたものであり、取付金具と防水性を有する樋32とを一体化することにより、防水性の向上を図るとともに、目地部4bの目地部処理の簡略化を図ったものである。
【0042】
図12に示す第4の外壁構造40は、樋と、目地受け材を無くし、目地材41を外装材4と取付金具42に嵌め込むものである。より具体的には、この目地材41は、頭部41a(側端縁部)、中間部41b、及び先端部41cの三ヶ所に、それぞれフィン部43a〜43cが設けられ、内部には、補強用と防火性確保のため鉄製の補強用材44が挿入され、外部はポリエチレン樹脂で覆われている。
取付金具42は、凹部42aと、該凹部42aの一方の側面部42bの先端から外方に水平に突出した水平部42cと、を備え、前記凹部42aの底面部42dは、前記壁パネルの面材2cにビス45によって固定され、前記水平部42cは、前記外装材4の側縁部4aの裏面にビス46等によって固定されている。
また、前記外装材4の側端面部4c、4cには、予め溝部4d、4dが設けられ、この溝部4dに前記目地材41の頭部41aのフィン部43aが差し込まれている。これにより、目地部4bの見栄えがよくなる。即ち、従来は、目地材41の側縁部41aが折れ曲がって外装材4の側端面部4cに当接していたため、目地面が平らでなく見た目がよくない場合もあったが、溝部4dに目地材41の側縁部41aが挿入されているので、目地面が平らとなって見た目がよくなる。
また、目地部4bの防水を図ることが出来る。また、中間部41bのフィン部43b、先端部41cのフィン部43cは、弾性変形して外装材4と密着することにより、更に目地部4bの防水性の向上が図られている。
【0043】
図13に示す第5の外壁構造50において、取付金具51は、凹部51aと、該凹部51aの一方の側面部51bの先端から外方に水平に突出した水平部51cと、を備え、前記凹部51aの底面部51dは、前記壁パネル2の面材2cにスクリュー釘52若しくはビス等によって固定され、前記水平部51cは、前記外装材4の側縁部4aの裏面にビス53等によって固定されている。
そして、水平部51cの設けられていないもう一方の側面部51bの先端に、目地材54の先端部54aのフィン部54aと係合する係合部51eを設けたものであり、これにより、目地材54の取付後の安定性の向上が図られている。
【0044】
図14、図15に示す第6の外壁構造60は、第4、第5の外壁構造40、50における目地材41、54と同じ目地材61を用いる。取付金具62は、凹部62aと、該凹部62aの一方の側面部62bの先端から外方に水平に突出した水平部62cと、を備え、前記凹部62aの底面部62dは、前記壁パネル2の面材2cにスクリュー釘63或いはビス等によって固定され、前記水平部62cは、前記外装材4の側縁部4aの裏面にビス64等によって固定されている。
前記側面部62bと前記水平部62cとの間には凹み部62eが形成され、外装材4が取り付けられた際に該凹み部62eによって隙間が形成されるようになっている。
この凹部62eによって、壁体に取り付けられた外装材4を斜めに傾けることが出来ることとなって、目地材61が取り付けられる目地部の外装材4をハの字に持ち上げることが出来る。従って、この目地部に防水紙が重ねられた場合でも、隣接する外装材4を持ち上げることにより防水紙を2重に重ねた後に取付金具4を固定することによって、防水紙を2重に重ねることが出来る。
即ち、隣接する外装材4の一方の取付金具62を先に取り付けてしまうと防水紙を2重に重ねることは出来ないが、凹部62eによって外装材4が斜めに持ち上げることが出来るので、防水紙を取付金具62の内側に挟み込むことが出来る。
【0045】
[第2の実施の形態]
図16は、第2の実施の形態の取付金具が取り付けられた外装材の正面図であり、図17は、この取付金具を用いた外装材の壁体への取付構造を示した図である。
図16、17に示す第2の実施の形態の取付金具70は、外装材80の下サネ81を有する側縁部80aの下面に設けられる断面略コ字状の凹部71aと、該凹部71aを形成する2つの側面部71b、71bの一方の先端より外側に水平に突出するとともに、その先端にフック状の係合部71cを有する水平部71dと、からなる第1の係合部材71と、外装材80の上サネ82を有する側縁部80bに設けられる断面が略コ字状であり、且つ前記第1の係合部材71の係合部材71cと係合可能なフック状の被係合部72aを備えた第2の係合部材72と、から構成されている。
【0046】
前記外装材80の側縁部80a、80bの上サネ82と下サネ81は係合するようになっている。
前記第1の係合部材71は、その凹部71aの底面部71eが前記外装材80の側縁部80aの下面に接着剤およびビス73によって固定されている。この際、前記係合部71cが外装材80の側縁部80aよりも外側に突出して取り付けられる。
【0047】
前記第2の係合部材72は、その底面部72bが前記外装材80の側縁部80bの下面に接着剤およびビス73によって固定されている。
前記第1の係合部材71と第2の係合部材72は、前記外装材80の水平方向の位置において同一線上に一対で設けられているとともに、垂直方向に所定の間隔で取り付けられている。
そして、この外装材80を順次壁パネル2の面材2cに取り付ける際、前記第1の係合部材71の水平部71dをスクリュー釘74によって壁パネルの面材2cに取り付けた後、前記係合部71cに、前記第2の係合部材72の被係合部72aを引っかけて固定する。
また、この取付金具70…を使用した外装材80の取付では、外装材80と壁パネルが所定幅離間して設けられることとなって、この取付金具70が従来の胴縁の役割を果たしている。
【0048】
次に、上記外壁構造における外装材の取付作業動作について、図18を用いて説明する。
まず、予め、外装材80の側縁部80a、80bに、第1の係合部材71と第2の係合部材72を左右一対として所定間隔で取り付ける。次いで、この外装材80の下端を壁パネルに取り付けられた下端金具(図示省略)に支持し、水平部71dをスクリュー釘74によって面材2cに固定し、次いで、次なる外装材80を側縁部80bの下面に設けられた第2の係合部材72の被係合部72aと隣接する外装材の側縁部80aの下面に設けられた第1の係合部材71の係合部71cに係合させて取り付ける。この際、隣接する外装材80、80の上サネ82と下サネ81が重なるように取り付ける。そして、上記作業を繰り返して行うことにより、壁パネル2の面材2cに外装材80を取り付ける。
【0049】
次に、上記外壁構造における外装材80の交換作業動作について説明する。
まず、当該外装材80の第1の係合部材71と係合する隣接する外装材80の第2の係合部材72との係合を解除し、スクリュー釘74を取り外す。次いで、当該外装材80の第2の係合部材72の被係合部72aを隣接する外装材80の第1の係合部材71の係合部71cから外す。次いで、当該外装材80の側縁部80bを上に持ち上げて、図18中の矢印方向に当該外装材80を引き抜くことにより当該外装材80を壁パネルの面材2cから外すことが出来る。また同様に、今度は、逆の動作により新しい外装材80を入れることが出来る。即ち、予め、所定位置に取付金具70が取り付けられた外装材80を図18中の矢印と反対方向に差し入れる。次いで、外装材80を左右に動かして、隣接する外装材80、80の上サネ82と下サネ81とが重なるように調整した後、第1の係合部材71の水平部71dをスクリュー釘74打ちして壁パネル2に取り付ける。次いで、当該外装材80の第1の係合部材71と、隣接する外装材80の第2の係合部材72とを係合させることにより、当該外装材80を壁パネル2の面材2cに取り付ける。
【0050】
以上説明した本発明の外壁構造によれば、外装材80、80の左右の側縁部80a、80bに各々設けられた第1、第2の係合部材71、72のうち、第1の係合部材71が壁パネル2に固定され、第2の係合部材72は、第1の係合部材71と係合して取り付けられるので、第2の係合部材72が設けられた側縁部80bは、壁パネル2に直接固定する必要がなく工程を簡略化させることが出来る。
また、外装材80を取付後、補修が必要になった場合でも隣接する外装材80の第1の係合部材71と他方の第2係合部材72の係合を外すことにより外装材80の取り替えが出来ることとなって、外装材80の交換作業が容易となる。
更に、隣接する一方の外装材80の上サネ82と他方の外装材80の下サネ81とが重なるように取り付けられているので、別個に目地材を設けなくても外装材80、80同士の繋ぎ目の防水性を図ることが出来る。
また、この取付金具70を使用すれば、外装材80と壁パネル2とが離間することとなるので、胴縁が不要となる。
【0051】
なお、上記第2の実施の形態においては、外装材80の側縁部がサネ構造になっている場合について例示したが、側端面が平面で、別途目地材を取り付けた外壁構造にも適用可能なことは、無論であり、その場合には、第1の実施の形態で説明した目地材を用いてもよい。
また、上記実施の形態においては、パネル工法を例として説明したが、在来の軸組工法やツーバイフォー工法によって構築された外壁にも適用可能であることは無論である。
【0052】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、外装材の左右の側縁部の裏面に、取付金具が縦方向に所定の間隔で取り付けられ、取付金具の壁体取付部の少なくとも一部が側縁部よりも外側に位置するように、外装材取付部が外装材の側縁部の裏面に取り付けられ、外装材は、外装材同士の側縁部が所定の隙間を有しつつ、壁体に取り付けられ、隙間を埋める目地材が、外装材の端面部に当接して取り付けられているので、外装材を1枚1枚別個独立に壁体に取り付けることが出来ることとなって、上下左右の誤差調整が出来て目地幅を均一にすることが出来る。
また、外装材を取付後、補修が必要になった場合でも隣接する外装材の影響を受けないで外装材の取り替えが出来ることとなって、外装材の交換作業が容易となる。
また、壁体取付部の少なくとも一部が前記外装材の側縁部よりも外側に位置するように、取付金具が外装材に取り付けられているので、壁体に壁体取付部を固定することが容易に行われる。
更に、壁体取付部に外装材間の隙間を埋める目地材が取り付けられるので、目地部の防水を図ることが出来る。
加えて、この取付金具を使用すれば、外装材と壁体とが離間することとなるので、胴縁が不要となる。
また、壁体取付部に防水性の中間部材が設けられているので、万が一、目地材と外装材の間から水が内部に侵入した場合でも、中間部材によって壁体まで水が侵入することを防止出来、目地部の防水性を更に向上させることが出来る。
更に、中間部材の両側面部には、その先端より外側に水平に突出して設けられた突出片が、外装材と外装材取付部とに挟まれているので、中間部材のずれが防止出来るとともに、外装材取付部と中間部材との隙間が形成されにくい構造となって防水性が更に向上する。
【0053】
請求項2記載の発明によれば、外装材の左右の側縁部の裏面に、取付金具が縦方向に所定の間隔で取り付けられ、取付金具の壁体取付部の少なくとも一部が側縁部よりも外側に位置するように、外装材取付部が外装材の側縁部の裏面に取り付けられ、外装材は、外装材同士の側縁部が所定の隙間を有しつつ、壁体に取り付けられ、隙間を埋める目地材が、外装材の端面部に当接して取り付けられているので、外装材を1枚1枚別個独立に壁体に取り付けることが出来ることとなって、上下左右の誤差調整が出来て目地幅を均一にすることが出来る。
また、外装材を取付後、補修が必要になった場合でも隣接する外装材の影響を受けないで外装材の取り替えが出来ることとなって、外装材の交換作業が容易となる。
また、壁体取付部の少なくとも一部が前記外装材の側縁部よりも外側に位置するように、取付金具が外装材に取り付けられているので、壁体に壁体取付部を固定することが容易に行われる。
更に、壁体取付部に外装材間の隙間を埋める目地材が取り付けられるので、目地部の防水を図ることが出来る。
加えて、この取付金具を使用すれば、外装材と壁体とが離間することとなるので、胴縁が不要となる。
また、取付金具の壁体取付部は、断面略コ字状の凹部を有し、外装材取付部は、凹部を形成する2つの側面部の何れか一方の先端より外側に水平に突出した水平部を有し、凹部の少なくとも一部が外装材の側縁部よりも外側に位置するように、水平部の上面が前記外装材の側縁部の裏面に取り付けられ、凹部の底面部が壁体に取り付けられているので、取付金具の形状が製造し易いものとなって、取付金具の製造コストを抑えることが出来る。
より具体的には、本発明の外壁構造に用いられる取付金具は、例えば、図2に示したような形状から出来ているので、一枚の金属板を折曲加工すれば、製造することが出来て、取付金具自体のコストを抑えることが出来る。
加えて、本発明の外壁構造に用いられる取付金具は、左右の側縁部で構造上異なることがないので、左右兼用することとが出来ることとなって、取付金具の種類が一つでよくコスト及び在庫管理上好ましいものとなる。
【0054】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明と同等の効果が得られることは無論のこと、特に、目地材は、乾式の目地材であり、その内部には、防火性を有する補強用部材が挿入されているので、目地部の防火を図ることが出来る。
【0055】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、外装材4の側端面部4cには、所定の溝部4dが設けられ、該溝部4dに目地材41の側縁部41aが挿入されているので、意匠性を高めることが出来る。
即ち、従来は、目地材41の側縁部41aが折れ曲がって外装材4の側端面部4cに当接していたため、目地面が平らでなく見た目がよくない場合もあったが、溝部4dに目地材41の側縁部41aが挿入されているので、目地面が平らとなって見た目がよくなる。
【0056】
請求項5記載の発明によれば、請求項3又は4記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、目地材には、幅方向断面視において、その先端部及び中間部の少なくとも何れか一方に設けられた所定の弾性変形能を有するフィン部が、外装材と密着して目地部の防水性を向上させることが出来る。
【0059】
請求項6記載の発明によれば、外装材を壁体に取り付ける場合に、外装材の左右の側縁部に各々設けられた第1、第2の係合部材のうち、第1の係合部材が壁体に固定され、第2の係合部材は、第1の係合部材と係合して取り付けられるので、第2の係合部材が設けられた側縁部は、壁体に直接固定する必要がなく工程を簡略化させることが出来る。
また、外装材を取付後、補修が必要になった場合でも隣接する外装材の第1の係合部材と他方の第2係合部材の係合を外すことにより外装材の取り替えが出来ることとなって、外装材の交換作業が容易となる。
更に、外装材間の隙間を埋める目地材が取り付けられるので、目地部の防水を図ることが出来る。
また、この取付金具を使用すれば、外装材と壁体とが離間することとなるので、胴縁が不要となる。
【0060】
請求項7記載の発明によれば、外装材を壁体に取り付ける場合に、外装材の左右の側縁部に各々設けられた第1、第2の係合部材のうち、第1の係合部材が壁体に固定され、第2の係合部材は、第1の係合部材と係合して取り付けられるので、第2の係合部材が設けられた側縁部は、壁体に直接固定する必要がなく工程を簡略化させることが出来る。
また、外装材を取付後、補修が必要になった場合でも隣接する外装材の第1の係合部材と他方の第2係合部材の係合を外すことにより外装材の取り替えが出来ることとなって、外装材の交換作業が容易となる。
更に、隣接する一方の外装材の上サネと他方の外装材の下サネとが重なるように取り付けられているので、別個に目地材を設けなくても外装材同士の繋ぎ目の防水性を図ることが出来る。
また、この取付金具を使用すれば、外装材と壁体とが離間することとなるので、胴縁が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外装材が取り付けられた第1の実施の形態の外壁構造を示した斜視図である。
【図2】第1の実施の形態の取付金具の斜視図である。
【図3】第1の実施の形態の取付金具が取り付けられた外装材の正面図である。
【図4】下端金具が取り付けられた壁パネルの下端部近傍の断面図である。
【図5】目地部に取り付けられる部材の分解斜視図である。
【図6】目地部の構造を示した図である。
【図7】外装材の取付、交換作業を説明するための図である。
【図8】第2の外壁構造において、目地部に取り付けられる部材の分解斜視図である。
【図9】第2の外壁構造における目地部の構造を示した図である。
【図10】第3の外壁構造において、目地部に取り付けられる部材の分解斜視図である。
【図11】第3の外壁構造における目地部の構造を示した図である。
【図12】第4の外壁構造における目地部の構造を示した図である。
【図13】第5の外壁構造における目地部の構造を示した図である。
【図14】第6の外壁構造における目地部の構造を示した図である。
【図15】第6の外壁構造において用いられる取付金具の斜視図である。
【図16】第2の実施の形態の取付金具が取り付けられた外装材の正面図である。
【図17】第2の実施の形態の外壁構造における外装材の取付状態を示した図である。
【図18】第2の実施の形態における外装材の取付、交換作業を説明するための図である。
【図19】従来の壁パネルの構造を示した斜視図である。
【図20】従来の取付金具を用いて外装材を取り付ける過程を示した住宅の要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 壁体
2 壁パネル
3 取付金具
3a 壁体取付部(凹部)
3c 外装材取付部(水平部)
4 外装材
4a 側縁部
4b 隙間(目地部)
4c 端面部
9 樋(中間部材)
9a 側面部
9b 突出片
10 目地材
41 目地材
41a 側縁部
41b 中間部
41c 先端部
43b フィン部
43c フィン部
44 補強用部材
71 第1の係合部材
71c 係合部
72 第2の係合部材
72a 被係合部
80 外装材
80a、80b 側縁部
81 下サネ
82 上サネ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides a housing with an exterior material attached.Exterior wall structureAbout.
[0002]
[Background technology]
In recent years, the construction of houses has been industrialized. For example, there is a panel construction method in which components such as walls, floors, and roofs are made into panels in the factory in advance and these panels are assembled at the construction site to construct the house. Adopted in some areas.
As a panel used for such a panel method, for example, a wall panel as shown in FIG. 19 is known.
[0003]
A wall panel 100 shown in FIG. 19 includes a vertical frame member 101, 101 and a horizontal frame member 102, 102 assembled in a rectangular shape, and a reinforcing core member 103, which is assembled vertically and horizontally inside the rectangular frame. 104 is formed, and face materials 105 and 105 such as plywood are pasted on the front and back surfaces of the frame body 104 in a state in which the frame body 104 is filled with a heat insulating material such as glass wool (not shown). .
In the wall panel for the outer wall, a body edge is attached to the face members 105 and 105, and an exterior material is attached thereon.
However, although the trunk edge is a thin plate-like wood having a predetermined thickness, it has recently become difficult to obtain it at a low cost. In view of this, a method of attaching an exterior material with an attachment fitting without using a trunk edge is also known (for example, disclosed in JP-A-10-306509).
[0004]
As an attachment method of the exterior material using the attachment fitting, for example, there is an attachment method as shown in FIG.
20, after
Then, the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the method of attaching the exterior material to the outer wall by the above-mentioned conventional lateral bonding, it is difficult to make the width of the joint portion formed in the joiner portion uniform if the lateral dimension of the exterior material changes. In order to make the joint width uniform, there is a problem in that it takes time and effort to adjust a part of the exterior material at the site.
In that case, there is a problem that the yield is deteriorated.
In addition, in the conventional method of horizontal pasting, since the attachment is performed sequentially from the bottom to the top, it is not easy to replace the exterior material when the intermediate exterior material is damaged.
Furthermore, the conventional mounting bracket is for supporting the exterior material, and no consideration has been given to waterproofness. Therefore, this conventional mounting bracket cannot be applied to the case of vertical bonding.
[0006]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and it is easy to make the joint width uniform using a mounting bracket, is excellent in waterproofness, and has a good yield.Exterior wall structureThe purpose is to provide.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
To solve the above problem,
In the first aspect of the invention, for example, as shown in FIGS. 1 to 15, an
The
The exterior
The
A
A waterproof intermediate member 9 (for example, a collar) is provided on the wall
Protruding
[0008]
According to the first aspect of the present invention, the
In addition, even when repair is necessary after the
Further, since the
Furthermore, since the
In addition, if the
Moreover, since the waterproof intermediate member 9 is provided in the
Furthermore, since the projecting
[0009]
Here, the attachment of the attachment fitting 3 to the
The
The mounting
The
The intermediate member 9 may be made of a waterproof material, for example, resin or the like, but is not limited thereto. In addition, when the material is made of a fire-proof material (for example, stainless steel), the joint material does not need to be fire-proof.
[0010]
The invention according to claim 2For example, as shown in FIGS. 1 to 15, in the outer wall structure in which the
Mounting
The mounting
The exterior
The
The
The
The upper surface of the
A
[0011]
According to invention of
In addition, even when repair is necessary after the
Further, since the mounting
Furthermore, since the
In addition, if the mounting
Further, the wall
More specifically, since the mounting
In addition, since the mounting
[0012]
The invention according to
The joint material 41 is a dry joint material 41, and a reinforcing member 44 having fire resistance is inserted therein.
[0013]
Invention of Claim 3According toClaim1 or 2Of course, it is possible to obtain the same effect as the described invention,In particular, the joint material 41 is a dry joint material, and a reinforcing member 44 having fire resistance is inserted into the joint material 41, so that the
[0014]
The invention according to
A
[0015]
According to the invention of
That is, conventionally, the
[0017]
The invention according to
The joint material 41 is provided with
[0018]
According to the invention of
[0019]
Here, the
[0024]
Claim616 to 18, the described invention is an outer wall structure in which an exterior material is attached to a
The
The
The
It is attached so that either one of the
Of the adjacent
The
[0025]
Claim6According to the described invention, when the
In addition, even when repair is necessary after the
Furthermore, since the joint material which fills the gap between the
Further, if the first engaging
[0026]
Claim7The described invention is an outer wall structure in which an
The left and right
The
The
It is attached so that either one of the
Of the adjacent
[0027]
Claim7According to the described invention, when the
In addition, even when repair is necessary after the
Further, since the
Further, if the first engaging
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of an outer wall structure according to the present invention and an exterior material mounting method using a mounting bracket according to the present invention will be described in detail.
[First Embodiment]
FIG. 1 is a perspective view showing an outer wall structure to which an exterior material is attached, and FIG. 2 is a perspective view of a metal fitting according to the first embodiment.
A
[0031]
The
Of the
[0032]
As shown in FIG. 2, the mounting
And the upper surface of the said
In addition, the mounting
[0033]
As shown in FIG. 4, a lower end metal fitting 7 that supports the
[0034]
Further, the joint 4b formed on the
[0035]
The flange 9 has a U-shape that is in close contact with the inner wall of the
Further, in the mounting of the
[0036]
Next, the operation of attaching the exterior material in the outer wall structure will be described with reference to FIG.
First, the mounting
[0037]
Next, the replacement | exchange operation | work of the
First, after removing the joint material 13 of the right and left
[0038]
According to the outer wall structure and the mounting method of the
[0039]
In addition, even when repair is necessary after the
Further, since the mounting
Furthermore, the
In addition, if the mounting
[0040]
Note that the outer wall structure of the first embodiment can be applied to the outer wall structure shown in FIGS.
In the second
The
[0041]
In the third
[0042]
The fourth
The mounting
Further,
Further, the
[0043]
In the fifth outer wall structure 50 shown in FIG. 13, the mounting
And the engaging part 51e engaged with the
[0044]
The sixth
A recessed
By this
That is, if one mounting
[0045]
[Second Embodiment]
FIG. 16 is a front view of an exterior material to which the mounting bracket of the second embodiment is attached, and FIG. 17 is a view showing a structure for mounting the exterior material to the wall body using the mounting bracket. .
A mounting
[0046]
The
The first engaging
[0047]
The
The
When the
Further, in the mounting of the
[0048]
Next, the operation of attaching the exterior material in the outer wall structure will be described with reference to FIG.
First, the
[0049]
Next, the operation of replacing the
First, the engagement with the
[0050]
According to the outer wall structure of the present invention described above, of the first and second engaging
In addition, even when repair is necessary after the
Furthermore, since it is attached so that the upper sane 82 of one
Further, if the mounting
[0051]
In addition, in the said 2nd Embodiment, although illustrated about the case where the side edge part of the cladding |
Moreover, in the said embodiment, although the panel method was demonstrated as an example, it cannot be overemphasized that it is applicable also to the outer wall constructed | assembled by the conventional frame construction method and the two-by-four method.
[0052]
【The invention's effect】
Claim1According to the described invention, the mounting bracket is attached to the back surfaces of the left and right side edge portions of the exterior material at a predetermined interval in the vertical direction, and at least a part of the wall mounting portion of the mounting bracket is outside the side edge portion. The exterior material attachment part is attached to the back surface of the side edge part of the exterior material so that the exterior material is attached to the wall body while the side edge part of the exterior material has a predetermined gap. The joint material that fills the wall is attached in contact with the end face of the exterior material, so that the exterior material can be individually attached to the wall body one by one, and the vertical, left, and right error adjustments can be made. The joint width can be made uniform.
Moreover, even if repair is necessary after the exterior material is attached, the exterior material can be replaced without being affected by the adjacent exterior material, and the exterior material can be easily replaced.
Moreover, since the mounting bracket is attached to the exterior material so that at least a part of the wall body attachment portion is located outside the side edge of the exterior material, the wall body attachment portion is fixed to the wall body. Is easily done.
Furthermore, since the joint material which fills the clearance gap between exterior materials is attached to a wall body attaching part, waterproofing of a joint part can be aimed at.
In addition, if this mounting bracket is used, the exterior material and the wall body are separated from each other, so that the trunk edge is not necessary.
In addition, since the waterproof intermediate member is provided in the wall attachment portion, even if water enters the interior from between the joint material and the exterior material, the intermediate member can prevent water from entering the wall. It can prevent, and the waterproofness of a joint part can be improved further.
Furthermore, on both side surfaces of the intermediate member, since the protruding pieces provided to protrude outward from the front end are sandwiched between the exterior material and the exterior material mounting portion, the intermediate member can be prevented from being displaced, It becomes a structure in which a gap between the exterior material mounting portion and the intermediate member is hardly formed, and the waterproofness is further improved.
[0053]
According to invention of
Moreover, even if repair is necessary after the exterior material is attached, the exterior material can be replaced without being affected by the adjacent exterior material, and the exterior material can be easily replaced.
Moreover, since the mounting bracket is attached to the exterior material so that at least a part of the wall body attachment portion is located outside the side edge of the exterior material, the wall body attachment portion is fixed to the wall body. Is easily done.
Furthermore, since the joint material which fills the clearance gap between exterior materials is attached to a wall body attaching part, waterproofing of a joint part can be aimed at.
In addition, if this mounting bracket is used, the exterior material and the wall body are separated from each other, so that the trunk edge is not necessary.
In addition, the wall mounting portion of the mounting bracket has a concave portion having a substantially U-shaped cross section, and the exterior material mounting portion is a horizontal projection that projects horizontally outward from the tip of one of the two side surface portions forming the concave portion. The top surface of the horizontal portion is attached to the back surface of the side edge portion of the exterior material so that at least a part of the recess is located outside the side edge portion of the exterior material, and the bottom surface portion of the recess is the wall Since it is attached to the body, the shape of the mounting bracket is easy to manufacture, and the manufacturing cost of the mounting bracket can be reduced.
More specifically, since the mounting bracket used for the outer wall structure of the present invention is made of, for example, a shape as shown in FIG. 2, it can be manufactured by bending a single metal plate. This can reduce the cost of the mounting bracket itself.
In addition, the mounting bracket used in the outer wall structure of the present invention does not differ structurally between the left and right side edges, so it can be used for both left and right, and only one type of mounting bracket is required. This is preferable in terms of cost and inventory management.
[0054]
Invention of Claim 3According toClaim1 or 2Of course, it is possible to obtain the same effect as the described invention,In particular, the joint material is a dry joint material, and a fire-proof reinforcing member is inserted in the joint material, so that the joint portion can be protected from fire.
[0055]
According to the invention of
That is, conventionally, the
[0056]
According to the invention of
[0059]
Claim6According to the described invention, when the exterior material is attached to the wall body, the first engagement member is the wall among the first and second engagement members respectively provided on the left and right side edge portions of the exterior material. Since the second engagement member is fixed to the body and engaged with the first engagement member, the side edge provided with the second engagement member needs to be directly fixed to the wall body. The process can be simplified.
In addition, even when repair is necessary after the exterior material is attached, the exterior material can be replaced by disengaging the first engagement member of the adjacent exterior material and the other second engagement member. This makes it easier to replace the exterior material.
Furthermore, since the joint material which fills the clearance gap between exterior materials is attached, the waterproof of a joint part can be aimed at.
Further, when this mounting bracket is used, the exterior material and the wall body are separated from each other, so that the trunk edge is not necessary.
[0060]
Claim7According to the described invention, when the exterior material is attached to the wall body, the first engagement member is the wall among the first and second engagement members respectively provided on the left and right side edge portions of the exterior material. Since the second engagement member is fixed to the body and engaged with the first engagement member, the side edge provided with the second engagement member needs to be directly fixed to the wall body. The process can be simplified.
In addition, even when repair is necessary after the exterior material is attached, the exterior material can be replaced by disengaging the first engagement member of the adjacent exterior material and the other second engagement member. This makes it easier to replace the exterior material.
Furthermore, since the upper sash of one of the adjacent exterior materials and the lower sane of the other exterior material are attached so as to overlap, waterproofing of the joints between the exterior materials is achieved without providing a joint material separately. I can do it.
Further, when this mounting bracket is used, the exterior material and the wall body are separated from each other, so that the trunk edge is not necessary.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an outer wall structure of a first embodiment to which an exterior material is attached.
FIG. 2 is a perspective view of a mounting bracket according to the first embodiment.
FIG. 3 is a front view of the exterior material to which the mounting bracket of the first embodiment is attached.
FIG. 4 is a cross-sectional view of the vicinity of a lower end portion of a wall panel to which a lower end fitting is attached.
FIG. 5 is an exploded perspective view of a member attached to the joint.
FIG. 6 is a diagram showing a structure of a joint portion.
FIG. 7 is a view for explaining the mounting and replacement work of the exterior material.
FIG. 8 is an exploded perspective view of a member attached to a joint portion in the second outer wall structure.
FIG. 9 is a view showing a structure of a joint portion in a second outer wall structure.
FIG. 10 is an exploded perspective view of a member attached to a joint portion in the third outer wall structure.
FIG. 11 is a view showing a structure of a joint portion in a third outer wall structure.
FIG. 12 is a view showing a structure of a joint portion in a fourth outer wall structure.
FIG. 13 is a view showing a structure of a joint portion in a fifth outer wall structure.
FIG. 14 is a view showing the structure of a joint portion in a sixth outer wall structure.
FIG. 15 is a perspective view of a mounting bracket used in a sixth outer wall structure.
FIG. 16 is a front view of an exterior material to which a mounting bracket according to a second embodiment is attached.
FIG. 17 is a view showing an attachment state of an exterior material in the outer wall structure of the second embodiment.
FIG. 18 is a view for explaining mounting and replacement work of the exterior material in the second embodiment.
FIG. 19 is a perspective view showing the structure of a conventional wall panel.
FIG. 20 is a perspective view of a main part of a house showing a process of attaching an exterior material using a conventional mounting bracket.
[Explanation of symbols]
1 wall
2 Wall panel
3 Mounting bracket
3a Wall mounting part (recess)
3c Exterior material mounting part (horizontal part)
4 exterior materials
4a Side edge
4b Clearance (joint part)
4c End face
9 樋 (intermediate member)
9a Side part
9b Protruding piece
10 Joint material
41 Joint material
41a Side edge
41b Middle part
41c Tip
43b Fin part
43c Fin part
44 Reinforcing member
71 1st engaging member
71c engagement part
72 Second engaging member
72a engaged part
80 Exterior material
80a, 80b side edge
81 Lower sun
82
Claims (7)
前記外装材の左右の側縁部の裏面に、取付金具が縦方向に所定の間隔で取り付けられ、
前記取付金具は、前記壁体に取り付けられる壁体取付部と、該壁体取付部に設けられ、前記壁体取付部から所定幅離間して前記外装材を取り付ける外装材取付部と、を有し、
前記壁体取付部の少なくとも一部が前記外装材の側縁部よりも外側に位置するように、前記外装材取付部が前記外装材の側縁部の裏面に取り付けられ、
前記外装材は、前記外装材同士の側縁部が所定の隙間を有しつつ、前記壁体に取り付けられ、
前記隙間を埋める目地材が、前記外装材の端面部に当接して取り付けられ、
前記壁体取付部に防水性の中間部材が設けられ、
前記中間部材の両側面部には、その先端より外側に水平に突出した突出片が設けられ、該突出片は、前記外装材と前記外装材取付部とに挟まれていることを特徴とする外壁構造。In the outer wall structure in which the exterior material is attached to the wall body serving as the outer wall of the house in a lateral direction spaced apart from the wall body by a predetermined width,
On the back surfaces of the left and right side edges of the exterior material, mounting brackets are attached at predetermined intervals in the vertical direction,
The mounting bracket includes a wall body mounting portion that is mounted on the wall body, and an exterior material mounting portion that is provided on the wall body mounting portion and that attaches the exterior material at a predetermined distance from the wall body mounting portion. And
The exterior material attachment portion is attached to the back surface of the side edge portion of the exterior material such that at least a part of the wall body attachment portion is located outside the side edge portion of the exterior material,
The exterior material is attached to the wall body while a side edge between the exterior materials has a predetermined gap,
A joint material filling the gap is attached in contact with an end surface portion of the exterior material ,
A waterproof intermediate member is provided on the wall body attaching portion,
Protruding pieces that protrude horizontally outward from the front ends are provided on both side surface portions of the intermediate member, and the protruding pieces are sandwiched between the exterior material and the exterior material mounting portion. Construction.
前記外装材の左右の側縁部の裏面に、取付金具が縦方向に所定の間隔で取り付けられ、
前記取付金具は、前記壁体に取り付けられる壁体取付部と、該壁体取付部に設けられ、前記壁体取付部から所定幅離間して前記外装材を取り付ける外装材取付部と、を有し、
前記壁体取付部の少なくとも一部が前記外装材の側縁部よりも外側に位置するように、前記外装材取付部が前記外装材の側縁部の裏面に取り付けられ、
前記外装材は、前記外装材同士の側縁部が所定の隙間を有しつつ、前記壁体に取り付けられ、
前記隙間を埋める目地材が、前記外装材の端面部に当接して取り付けられ、
前記取付金具の前記壁体取付部は、断面略コ字状の凹部を有し、外装材取付部は、前記凹部を形成する2つの側面部の何れか一方の先端より外側に水平に突出した水平部を有し、
前記凹部の少なくとも一部が前記外装材の側縁部よりも外側に位置するように、前記水平部の上面が前記外装材の側縁部の裏面に取り付けられ、
前記凹部の底面部が前記壁体に取り付けられていることを特徴とする外壁構造。 In the outer wall structure in which the exterior material is attached to the wall body serving as the outer wall of the house in a lateral direction spaced apart from the wall body by a predetermined width,
On the back surfaces of the left and right side edges of the exterior material, mounting brackets are attached at predetermined intervals in the vertical direction,
The mounting bracket includes a wall body mounting portion that is mounted on the wall body, and an exterior material mounting portion that is provided on the wall body mounting portion and that attaches the exterior material at a predetermined distance from the wall body mounting portion. And
The exterior material attachment portion is attached to the back surface of the side edge portion of the exterior material such that at least a part of the wall body attachment portion is located outside the side edge portion of the exterior material,
The exterior material is attached to the wall body while a side edge between the exterior materials has a predetermined gap,
A joint material filling the gap is attached in contact with an end surface portion of the exterior material,
The wall mounting portion of the mounting bracket has a concave portion having a substantially U-shaped cross section, and the exterior material mounting portion protrudes horizontally outward from the tip of one of the two side surface portions forming the concave portion. Has a horizontal part,
The upper surface of the horizontal portion is attached to the back surface of the side edge of the exterior material so that at least a part of the recess is located outside the side edge of the exterior material,
An outer wall structure, wherein a bottom portion of the recess is attached to the wall body .
前記目地材は、乾式の目地材であり、その内部には、防火性を有する補強用部材が挿入されていることを特徴とする外壁構造。In the outer wall structure according to claim 1 or 2 ,
The outer wall structure is characterized in that the joint material is a dry joint material, and a reinforcing member having fire resistance is inserted therein .
前記外装材の側端面部には、所定の溝部が設けられ、該溝部に前記目地材の側縁部が挿入されていることを特徴とする外壁構造。The outer wall structure according to claim 3 ,
A predetermined groove portion is provided on a side end surface portion of the exterior material, and the side edge portion of the joint material is inserted into the groove portion .
前記目地材には、幅方向断面視において、その先端部及び中間部の少なくとも何れか一方に、所定の弾性変形能を有するフィン部が設けられていることを特徴とする外壁構造。The outer wall structure according to claim 3 or 4 ,
The outer wall structure , wherein the joint material is provided with a fin portion having a predetermined elastic deformability at least one of a tip portion and an intermediate portion in a cross-sectional view in the width direction .
前記外装材の左右の側縁部の何れか一方の裏面に取り付けられた第1の係合部材と、他方の側縁部の裏面に取り付けられた前記第1の係合部材と係合する第2の係合部材と、が左右一対で縦方向に所定の間隔で取り付けられ、
前記第1の係合部材は、前記第2の係合部材と係合する係合部を有し、
前記第2の係合部材は、前記第1の係合部材の前記係合部と係合可能な被係合部を有し、
前記係合部或いは前記被係合部の何れか一方が前記外装材の側縁部よりも外側に位置するように取り付けられ、
隣接する前記外装材のうち、一方の外装材の第1の係合部材の前記係合部と、他方の外装材の第2の係合部材の被係合部とが係合することにより、前記外装材は、前記外装材同士の側縁部が所定の隙間を有しつつ、前記壁体に取り付けられ、
前記隙間を埋める目地材が、前記外装材の端面部に当接して取り付けられていることを特徴とする外壁構造。In the outer wall structure in which the exterior material is attached to the wall body serving as the outer wall of the house in a lateral direction spaced apart from the wall body by a predetermined width,
A first engagement member attached to the back surface of one of the left and right side edge portions of the exterior material and a first engagement member engaged with the first engagement member attached to the back surface of the other side edge portion. Two engaging members are attached to the left and right pairs in the vertical direction at predetermined intervals,
The first engagement member has an engagement portion that engages with the second engagement member,
The second engagement member has an engaged portion that can be engaged with the engagement portion of the first engagement member,
It is attached so that either one of the engaging part or the engaged part is located outside the side edge part of the exterior material,
Among the adjacent exterior materials, the engagement portion of the first engagement member of one exterior material and the engaged portion of the second engagement member of the other exterior material are engaged, The exterior material is attached to the wall body while a side edge between the exterior materials has a predetermined gap,
An outer wall structure, wherein a joint material filling the gap is attached in contact with an end surface portion of the exterior material.
前記外装材の左右の側端面部はそれぞれ上サネと下サネを有しており、前記外装材の左右の側縁部の何れか一方の裏面に取り付けられた第1の係合部材と、他方の側縁部の裏面に取り付けられた前記第1の係合部材と係合する第2の係合部材と、が左右一対で縦方向に所定の間隔で取り付けられ、
前記第1の係合部材は、前記第2の係合部材と係合する係合部を有し、
前記第2の係合部材は、前記第1の係合部材の前記係合部と係合可能な被係合部を有し、
前記係合部或いは前記被係合部の何れか一方が前記外装材の側縁部よりも外側に位置するように取り付けられ、
隣接する前記外装材のうち、一方の外装材の第1の係合部材の前記係合部と、他方の外装材の第2の係合部材の被係合部とが係合し、隣接する一方の前記外装材の上サネと他方の前記外装材の下サネとが重なるように取り付けられていることを特徴とする外壁構造。In the outer wall structure in which the exterior material is attached to the wall body serving as the outer wall of the house in a lateral direction spaced apart from the wall body by a predetermined width,
The left and right side end surface portions of the exterior material each have an upper frame and a lower frame, the first engagement member attached to the back of one of the left and right side edges of the exterior material, and the other A second engagement member that engages with the first engagement member that is attached to the back surface of the side edge portion, and is attached to the left and right pairs at predetermined intervals in the vertical direction,
The first engagement member has an engagement portion that engages with the second engagement member,
The second engagement member has an engaged portion that can be engaged with the engagement portion of the first engagement member,
It is attached so that either one of the engaging part or the engaged part is located outside the side edge part of the exterior material,
Among the adjacent exterior materials, the engagement portion of the first engagement member of one exterior material engages with the engaged portion of the second engagement member of the other exterior material, and is adjacent. An outer wall structure, wherein the upper sash of one of the exterior materials and the lower sane of the other exterior material are overlapped.
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