JP4068824B2 - Constant velocity joint - Google Patents
Constant velocity joint Download PDFInfo
- Publication number
- JP4068824B2 JP4068824B2 JP2001266332A JP2001266332A JP4068824B2 JP 4068824 B2 JP4068824 B2 JP 4068824B2 JP 2001266332 A JP2001266332 A JP 2001266332A JP 2001266332 A JP2001266332 A JP 2001266332A JP 4068824 B2 JP4068824 B2 JP 4068824B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating body
- constant velocity
- trunnion
- velocity joint
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車の駆動力伝達部において、一方の伝達軸である第1軸と他方の伝達軸である第2軸とを連結させる等速ジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車の駆動力伝達部では、一方の伝達軸である第1軸と他方の伝達軸である第2軸とを連結し回転力を各車軸へと伝達する等速ジョイントが用いられている。
【0003】
例えば、特公平7−117108号公報には、この種の従来技術に係る等速ジョイント1が開示されている。図9および図10に示すように、この等速ジョイント1は、凹部2が形成される外側継手部材3の内部に内側継手部材4が収納され、前記内側継手部材4の球状ヘッド5の外周面に回転支持体6が外嵌され、該回転支持体6の外周面にはニードル軸受7を介して回転体8が支持されている。前記ニードル軸受7および回転体8は、回転支持体6に装着される円板9等によって支持されている。
【0004】
外側継手部材3からの回転力を回転体8および回転支持体6を介して球状ヘッド5に伝達して前記内側継手部材4を一体的に回転させるとともに、内側継手部材4に装着される回転体8が外側継手部材3の凹部2に沿って変位する構成が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図9および図10に示されるように、従来技術に係る等速ジョイント1においては、内側継手部材4が傾斜して外側継手部材3の係合作用下に一体的に回転している際、内側継手部材4の球状ヘッド5に外嵌される回転支持体6と回転体8が内側継手部材4に追随して若干傾斜するため、回転体8および回転支持体6が外側継手部材3の凹部2の一部に接触しながら軸線方向に変位するように設けられている。
【0006】
そのため、凹部2と回転体8および回転支持体6との間にすべり摩擦が発生して変位する際の摺動抵抗となるため、外側継手部材3から伝達される回転力の伝達効率が低下するという問題がある。
【0007】
本発明は、前記の問題を考慮してなされたものであり、回転体の外周にテーパ面を設けることにより、誘起スラスト力を低減することができる等速ジョイントを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、所定間隔離間し軸線方向に沿って延在する複数の案内溝が内周面に設けられ、一方の伝達軸に連結される筒状のアウタ部材と、前記アウタ部材の開口する内空部内に挿入されて他方の伝達軸に連結されるインナ部材とを有する等速ジョイントにおいて、
天井部と、前記天井部に略直交する転動面とを有する案内溝が形成された前記アウタ部材と、
トラニオンに外嵌されて前記転動面に係合することにより回動自在に設けられ、外周面に前記天井部から離間する方向に向かって徐々に拡径するテーパ面を有する回転体と、
前記回転体と前記トラニオンとの間に設けられ、前記回転体をトラニオンに保持するホルダと、
前記転動面に設けられ、前記回転体の外周面側に向かって突出する突出部と、
を備え、
前記テーパ面が前記突出部に対して線接触するとともに、前記回転体の中心とトラニオンの球面部の中心位置を略同一とし、且つ、前記中心位置と前記突出部の頂点の位置とを前記トラニオンの軸線方向に対して所定間隔オフセットさせることを特徴とする。
【0010】
さらに、前記回転体と前記ホルダに嵌着された係止部材との間に、前記回転体と前記係止部材とを所定間隔離間させるクリアランスを設けるとよい。
【0011】
また、本発明は、所定間隔離間し軸線方向に沿って延在する複数の案内溝が内周面に設けられ、一方の伝達軸に連結される筒状のアウタ部材と、前記アウタ部材の開口する内空部内に挿入されて他方の伝達軸に連結されるインナ部材とを有する等速ジョイントにおいて、
天井部と、前記天井部に略直交する転動面とを有する案内溝が形成された前記アウタ部材と、
トラニオンに外嵌されて前記転動面に係合することにより回動自在に設けられ、外周面に前記天井部から離間する方向に向かって徐々に拡径するテーパ面を有する回転体と、
前記転動面に設けられ、前記回転体の外周面側に向かって突出する突出部と、
を備え、
前記テーパ面が前記突出部に対して線接触するとともに、前記回転体の中心とトラニオンの球面部の中心位置を略同一とし、且つ、前記中心位置と前記突出部の頂点の位置とを前記トラニオンの軸線方向に対して所定間隔オフセットさせることを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、回転体の外周にアウタ部材の天井部から離間する方向に向かって徐々に拡径するテーパ面を設けることにより、前記回転体の回転動作とトラニオンの回転動作とが相殺され、前記回転体および前記ホルダが前記アウタ部材の前記案内溝に対して傾斜することがないため、誘起スラスト力を低減させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る等速ジョイントについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0014】
図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る等速ジョイントを示す。
【0015】
この等速ジョイント10は、一方の伝達軸である第1軸12(図3参照)の一端部に一体的に連結されて開口部を有する筒状のアウタカップ14(アウタ部材)と、他方の伝達軸である第2軸16(図3参照)の一端部に固着されて前記アウタカップ14の孔部内に収納されるインナ部材18とから構成される。
【0016】
前記アウタカップ14の内壁面には、図2に示されるように、軸線方向に沿って延在し、軸心の回りにそれぞれ約120度の間隔をおいて3本の案内溝20a〜20cが形成される。前記案内溝20a〜20cは、それぞれ、外周面に沿ってフラットに形成された天井部22と、前記天井部22に略直交する平面によって形成され、後述するローラ38の外周面に接触する転動面24とを有する。
【0017】
また、図1に示されるように、転動面24の下端部には、後述するトラニオン30aの軸心に向かって突出し、且つ湾曲する膨出部26が形成される。
【0018】
第2軸16には、リング状のスパイダボス部28が外嵌され、前記スパイダボス部28の外周面には、それぞれ案内溝20a〜20cに向かって膨出し、軸心の回りに約120度の間隔をおいて3本のトラニオン30a〜30cが一体的に形成される。各トラニオン30a〜30cの上面には、所定の曲率からなる断面円弧状の曲面部32が形成されている。
【0019】
前記トラニオン30a〜30cには円筒状のホルダ34が外嵌され、断面が直線状に形成されたホルダ34の内周面と断面が曲線状に形成されたトラニオン30a〜30cの球面33とが接触するように構成している。従って、トラニオン30a〜30cは、ホルダ34の軸線方向に沿って摺動自在に設けられるとともに、ホルダ34に対して所定角度傾動自在に設けられる。
【0020】
図1に示されるように、前記トラニオン30a(30b、30c)は、ホルダ34の内周面に対してスパイダ球芯48を中心として矢印A方向に所定角度だけ回動自在に設けられるとともに、該トラニオン30a(30b、30c)の軸線を回動中心として球面33に沿った周方向(矢印B方向)に回動自在に設けられる。
【0021】
また、トラニオン30a(30b、30c)は、ホルダ34の内周面に対して、上下方向(矢印C方向)に変位自在に設けられている。
【0022】
前記ホルダ34の上端部は、トラニオン30a〜30cの曲面部32の上端部よりも天井部22側に突出して形成され、ホルダ34の上端部と天井部22との間に若干のクリアランスを有して位置決めされている。
【0023】
前記ホルダ34の外周部には、複数のニードルベアリング36を介してローラ(回転体)38が外嵌され、前記ローラ38の外周には、案内溝20a〜20c側に突出し、該案内溝20a〜20cの天井部22側から案内溝20a〜20cの膨出部26に向かって徐々に拡径するように所定角度傾斜するテーパ面40と、前記テーパ面40から案内溝20a〜20cの膨出部26に向かって徐々に縮径する逃げ面41とが形成される。各ニードルベアリング36およびローラ38は、ホルダ34の環状溝に嵌着された一組のサークリップ42およびワッシャ(係止部材)44によって保持される。なお、前記ワッシャ44を用いることなくサークリップ42のみでニードルベアリング36およびローラ38を保持することも可能である。
【0024】
ローラ38の外周のテーパ面40と逃げ面41との境界に形成される境界部46が案内溝20a〜20cの転動面24に対して線接触することにより、前記ローラ38は、前記転動面24に沿って左右方向(図3の矢印Y方向)に転動自在に設けられる。
【0025】
本発明の実施の形態に係る等速ジョイント10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0026】
一方の伝達軸として機能する第1軸12が回転すると、その回転力は、アウタカップ14を介してインナ部材18に伝達され、第2軸16が所定方向に回転する。
【0027】
すなわち、アウタカップ14の回転力は、案内溝20a〜20cに接触するローラ38およびニードルベアリング36を介して伝達され、さらに、前記ホルダ34の内周面に接触する球面33を介してトラニオン30a〜30cに伝達されることにより前記トラニオン30a〜30cに係合する第2軸16が回転する。
【0028】
この場合、第1軸12を有するアウタカップ14に対して第2軸16が所定角度傾斜すると、ホルダ34の内周面に対してトラニオン30a〜30cの球面33が接触した状態を保持しながら、前記トラニオン30aは、図1に示されるように、球面33の中心であるスパイダ球芯48を回動中心として矢印A方向に摺動変位する。
【0029】
さらに、前記トラニオン30aは、案内溝20aに沿って摺動するローラ38を介して該トラニオン30aの軸線と略直交する方向、すなわち、案内溝20aの長手方向(矢印Y方向)に沿って変位する(図3参照)。
【0030】
このようにして、第1軸12の回転運動は、アウタカップ14に対する第2軸16の傾斜角度(ジョイント角)に影響されることなく該第2軸16に円滑に伝達される。
【0031】
本実施の形態では、図4に示されるように、ローラ38のテーパ面40の延長線上の交点である中心Dを基点として、ローラ38が単体で回転した際の半円弧状の回転軌跡Eが形成される。なお、前記回転軌跡Eの軌跡形状は、テーパ面40の所定角度傾斜したテーパ角度により設定される。
【0032】
図5に示されるように、前記ローラ38の中心Bに対する回転軌跡Cをスパイダ球芯48がスパイダボス部28の中心Fを基点として回転した際の回転軌跡Gとをスパイダ球芯48上を通る直線Tを基準として対称となるように設定している。
【0033】
すなわち、ローラ38の回転軌跡Eとスパイダ球芯48の回転軌跡Gとは、相互の回転動作を相殺することができるため、図3に示されるように、案内溝20aに対してローラ38およびホルダ34が傾斜することなく、案内溝20aの軸線方向(図中Y方向)に沿って略平行に変位することができる。
【0034】
その結果、すべり摩擦の発生を抑止させるとともに、案内溝20aとローラ38とを線接触させて接触抵抗を低減させることにより、誘起スラスト力を低減させることができる。
【0035】
さらに、従来、回転支持体6と該回転支持体6に内嵌される球状ヘッド5との接触点において、ジョイント角が生じた際に回転支持体6と球状ヘッド5との微小な相対変位によりフレッチング磨耗(微動磨耗)が発生していたが、本実施の形態に係る等速ジョイント10では、ホルダ34が案内溝20aと略平行な状態から傾斜することがないため、ジョイント角が生じた際にホルダ34の内周面に内嵌されたトラニオン30aが単独で変位する。
【0036】
その結果、トラニオン30aの球面33とホルダ34の内周面との接触点における相対変位を大きくなるため、前記接触点におけるフレッチング磨耗(微動磨耗)を抑制することができ、より一層等速ジョイント10の耐久性を向上させることができる。
【0037】
なお、前記「誘起スラスト力」とは、案内溝20a〜20cに沿ってトラニオン30a〜30cが変位することによって発生する摩擦抵抗に起因する荷重をいう。
【0038】
次に、誘起スラスト力の低減について、以下詳細に説明する。
【0039】
図9および図10に示される従来技術に係る等速ジョイント1では、回転体8の外周が球面状に形成され、それに対応する外側継手部材3の凹部2の形状も曲面状に形成されているのに対し、本実施の形態に係る等速ジョイント10では、ローラ38の外周に案内溝20a〜20cの膨出部26に向かって徐々に拡径するテーパ面40を設けるとともに、案内溝20a〜20cを天井部22と該天井部22と略直交する平面状の転動面24とから形成している。
【0040】
すなわち、本実施の形態に係る等速ジョイント10では、ローラ38の外周にテーパ面40を設けることにより、第1軸12と第2軸16との間にジョイント角が生じた場合に、ローラ38およびホルダ34が案内溝20a〜20cの軸線方向に対して傾斜することがない。
【0041】
この場合、従来技術に係る等速ジョイント1では、内側継手部材4の略中央部に接続される図示しない軸部材の作用下に内側継手部材4が傾斜した際、図9に示されるように、該内側継手部材4に外嵌する回転支持体6および回転体8が追随して若干傾斜し、図9および図10に示されるように、回転支持体6の上端面6aが凹部2の上面2aと、また、回転体8の上端稜線部8aが凹部2の側面、および回転体8の下端稜線部8bと凹部2の突出部2bに接触することにより回転支持体6の傾斜が凹部2との接触により規制されている状態にある。
【0042】
そのため、回転体8が凹部2に係合して内側継手部材4が軸線方向に沿って変位する際に、転がり摩擦の他にすべり摩擦が発生して摺動抵抗になっているのに対し、本実施の形態に係る等速ジョイント10では、ローラ38の外周にテーパ面40を形成することにより、テーパ面40のテーパを延長した中心Dを基点としたローラ38が単体で回転する軌跡Eと、スパイダ球芯48がスパイダボス部28の中心Fを基点として回転した際の軌跡Gとをスパイダ球芯48上を通る直線Tを基準として対称となるように設定している。
【0043】
すなわち、前記ローラ38の軌跡Eと前記スパイダ球芯48の軌跡Gとを相互に反対方向に設定することにより、インナ部材18が傾斜時におけるローラ38およびトラニオン30a〜30cの回転動作を相殺することができるため、ローラ38およびホルダ34が案内溝20a〜20cの転動面24の軸線方向に対してに略平行に変位することができる。
【0044】
その結果、ローラ38およびホルダ34が案内溝20a〜20cと接触する際に発生していたすべり摩擦を抑止して転がり摩擦のみとすることができるため、誘起スラスト力を低減することができる。
【0045】
次に、他の実施の形態に係る等速ジョイント50を図6に示す。なお、上述した本実施の形態に係る等速ジョイント10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0046】
この他の実施の形態に係る等速ジョイント50では、案内溝20aの転動面24にローラ38に突出する突出部52を形成している点で、本実施の形態に係る等速ジョイント10と相違している。
【0047】
図6に示されるように、前記突出部52は、案内溝20aの転動面24にローラ38側に突出して形成され、突出部52の頂点Hの位置は、トラニオン30aの軸線上の同一位置に設定されるスパイダ球芯48とローラ38の中心Jに対してトラニオン30aの軸線方向に所定間隔離間した転動面24上に形成されている。
【0048】
この場合、第1軸12(図3参照)からの回転力の作用下に案内溝20aの転動面24がローラ38のテーパ面40を押圧してインナ部材18に前記回転力を伝達している。すなわち、テーパ面40が転動面24の突出部52に線接触している状態にある。
【0049】
その結果、ローラ38が転動面24上を変位する際のすべり摩擦を低減させることができる。
【0050】
また、ローラ38およびホルダ34を案内溝20a〜20cに対してより一層平行に変位させることができるため、案内溝20a〜20cの天井部22とホルダ34との間で発生していたすべり摩擦を抑止することができるため、誘起スラスト力を低減することができる。
【0051】
次に、さらに他の実施の形態に係る等速ジョイント100を図7に示す。なお、上述した本実施の形態に係る等速ジョイント10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0052】
このさらに他の実施の形態に係る等速ジョイント100では、ローラ38aを保持しているワッシャ44とローラ38aとの間に所定間隔離間したクリアランスを設けている点で、本実施の形態に係る等速ジョイント10と相違している。
【0053】
図7に示されるように、ローラ38aの高さ方向の寸法Lを小さくすることにより、ローラ38aとワッシャ44との間にクリアランスを形成している。なお、ローラ38aの高さ方向の寸法Lを変更せずに、ワッシャ44および該ワッシャ44の外側を支持しているサークリップ42をローラ38aから所定間隔離間させてローラ38aとワッシャ44との間にクリアランスを形成してもよい。
【0054】
この場合、第1軸12と第2軸16との間に所定角度傾斜したジョイント角が生じ、ホルダ34に内嵌されるトラニオン30aが上下方向に変位する際、ホルダ34およびワッシャ44も追随して上下方向に変位する。
【0055】
その際、ワッシャ44とローラ38aとの間に画成されるクリアランスによりホルダ34およびワッシャ44の上下方向の変位が吸収されるため、ローラ38aが転動面24に接した状態において上下方向に変位することがない。
【0056】
その結果、すべり摩擦の発生を抑止することができるため、誘起スラスト力をより一層低減することができる。
【0057】
次に、さらに別の実施の形態に係る等速ジョイント150を図8に示す。なお、上述した本実施の形態に係る等速ジョイント10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0058】
このさらに別の実施の形態に係る等速ジョイント150では、トラニオン30aの球面33にニードルベアリング36を直接外嵌させ、サークリップ42、ワッシャ44を介さずにローラ38bでニードルベアリング36を保持している点で、本実施の形態に係る等速ジョイント10と相違している。
【0059】
図8に示されるように、ローラ(回転体)38bは、内周面にニードルベアリング36が係合される係合溝54が形成され、前記ニードルベアリング36がトラニオン30aの球面33に外嵌されている。
【0060】
この場合、本実施の形態に係る等速ジョイント10と同様に、ローラ38bの軌跡Eと前記スパイダ球芯48の軌跡Gとを相互に反対方向に設定することにより、インナ部材18が傾斜時におけるローラ38bおよびトラニオン30a〜30cの回転動作を相殺することができるため、ローラ38bおよびホルダ34が案内溝20a〜20cの転動面24の軸線方向に対して略平行に変位することができる。
【0061】
その結果、ローラ38bおよびホルダ34が案内溝20a〜20cと接触する際に発生していたすべり摩擦を抑止して転がり摩擦のみとすることができるため、誘起スラスト力を低減することができる。
【0062】
また、ホルダ34、サークリップ42およびワッシャ44が不要となるため、部品点数を削減できるという利点がある。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0064】
すなわち、回転体の外周にアウタ部材の転動面に向かって突出するテーパ面を設けることにより、前記回転体およびホルダが前記アウタ部材の案内溝に対して傾斜することがなく、摺動させることが可能となるため、誘起スラスト力を低減させることができるとともに、より一層円滑に摺動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る等速ジョイントの一部省略縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る等速ジョイントの縦断面図である。
【図3】図2に示すIII−III線に沿った等速ジョイントの縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る等速ジョイントのローラ中心に対するローラの軌跡を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る等速ジョイントのローラの軌跡とスパイダ球芯の軌跡とを示す説明図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る等速ジョイントの一部省略縦断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態に係る等速ジョイントの一部省略縦断面図である。
【図8】本発明のさらに別の実施の形態に係る等速ジョイントの一部省略縦断面図である。
【図9】従来技術に係る等速ジョイントの一部省略縦断面図である。
【図10】図9に示すX−X線に沿った等速ジョイントの縦断面図である。
【符号の説明】
10、50、100、150…等速ジョイント
12…第1軸 14…アウタカップ
16…第2軸 18…インナ部材
20a〜20c…案内溝 22…天井部
24…転動面 26…膨出部
28…スパイダボス部 30a〜30c…トラニオン
32…曲面部 33…球面
34…ホルダ 36…ニードルベアリング
38、38a、38b…ローラ 40…テーパ面
41…逃げ面 42…サークリップ
44…ワッシャ 46…境界部
48…スパイダ球芯 52…突出部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to, for example, a constant velocity joint that connects a first shaft that is one transmission shaft and a second shaft that is the other transmission shaft in a driving force transmission unit of an automobile.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a driving force transmission unit of an automobile, a constant velocity joint that connects a first shaft that is one transmission shaft and a second shaft that is the other transmission shaft and transmits torque to each axle has been used. Yes.
[0003]
For example, Japanese Patent Publication No. 7-117108 discloses a
[0004]
The rotational force from the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Incidentally, as shown in FIGS. 9 and 10, in the
[0006]
Therefore, since sliding friction is generated between the
[0007]
The present invention has been made in consideration of the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a constant velocity joint that can reduce the induced thrust force by providing a tapered surface on the outer periphery of the rotating body.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, the present invention provides a cylindrical outer member in which a plurality of guide grooves that are spaced apart from each other and extend along the axial direction are provided on the inner peripheral surface and connected to one transmission shaft. And a constant velocity joint having an inner member that is inserted into the inner space where the outer member opens and is connected to the other transmission shaft,
A ceiling portion, said outer member having guide grooves are formed with a rolling surface you substantially perpendicular to the ceiling,
Rotatably provided by being fitted to the trunnion engaging the rolling surface, a rotating body that have a tapered surface gradually enlarged toward a direction away from the ceiling portion to the outer peripheral surface ,
A holder provided between the rotating body and the trunnion, and holding the rotating body on the trunnion ;
A protrusion provided on the rolling surface and protruding toward the outer peripheral surface of the rotating body;
Equipped with a,
The taper surface is in line contact with the protrusion, the center of the rotating body and the center position of the spherical surface of the trunnion are substantially the same, and the center position and the position of the apex of the protrusion are the trunnion. characterized Rukoto by a predetermined distance offset relative to the axial direction.
[0010]
Furthermore, a clearance for separating the rotating body and the locking member by a predetermined distance may be provided between the rotating body and the locking member fitted to the holder.
[0011]
Further , the present invention provides a cylindrical outer member that is provided on the inner peripheral surface with a plurality of guide grooves that are spaced apart from each other by a predetermined distance and that extend along the axial direction, and an opening of the outer member. A constant velocity joint having an inner member inserted into the inner space and connected to the other transmission shaft,
A ceiling portion, said outer member having guide grooves are formed with a rolling surface you substantially perpendicular to the ceiling,
Rotatably provided by being fitted to the trunnion engaging the rolling surface, a rotating body that have a tapered surface gradually enlarged toward a direction away from the ceiling portion to the outer peripheral surface ,
A protrusion provided on the rolling surface and protruding toward the outer peripheral surface of the rotating body;
Equipped with a,
The taper surface is in line contact with the protrusion, the center of the rotating body and the center position of the spherical surface of the trunnion are substantially the same, and the center position and the position of the apex of the protrusion are the trunnion. characterized Rukoto by a predetermined distance offset relative to the axial direction.
[0012]
According to the present invention, the rotation operation of the rotation body and the rotation operation of the trunnion are offset by providing a tapered surface on the outer periphery of the rotation body that gradually increases in diameter in a direction away from the ceiling portion of the outer member. Since the rotating body and the holder are not inclined with respect to the guide groove of the outer member, the induced thrust force can be reduced.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Preferred embodiments of the constant velocity joint according to the present invention will be described below and described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0014]
In FIG. 1,
[0015]
The
[0016]
On the inner wall surface of the
[0017]
As shown in FIG. 1, a
[0018]
A ring-shaped
[0019]
A
[0020]
As shown in FIG. 1, the
[0021]
Further, the
[0022]
The upper end portion of the
[0023]
A roller (rotating body) 38 is fitted on the outer periphery of the
[0024]
When the
[0025]
The constant velocity joint 10 according to the embodiment of the present invention is basically configured as described above. Next, the operation, action, and effect thereof will be described.
[0026]
When the
[0027]
That is, the rotational force of the
[0028]
In this case, when the
[0029]
Further, the
[0030]
In this way, the rotational motion of the
[0031]
In the present embodiment, as shown in FIG. 4, a semicircular arc-shaped rotation locus E when the
[0032]
As shown in FIG. 5, a straight line passing on the
[0033]
That is, since the rotation trajectory E of the
[0034]
As a result, it is possible to reduce the induced thrust force by suppressing the occurrence of sliding friction and reducing the contact resistance by bringing the
[0035]
Further, conventionally, when a joint angle is generated at the contact point between the rotary support 6 and the
[0036]
As a result, since the relative displacement at the contact point between the
[0037]
The “induced thrust force” refers to a load caused by frictional resistance generated by the displacement of the
[0038]
Next, the reduction of the induced thrust force will be described in detail below.
[0039]
In the constant velocity joint 1 according to the prior art shown in FIGS. 9 and 10, the outer periphery of the
[0040]
That is, in the constant velocity joint 10 according to the present embodiment, the tapered
[0041]
In this case, in the constant velocity joint 1 according to the related art, when the inner joint member 4 is inclined under the action of a shaft member (not shown) connected to the substantially central portion of the inner joint member 4, as shown in FIG. The rotation support body 6 and the
[0042]
Therefore, when the
[0043]
That is, by setting the trajectory E of the
[0044]
As a result, since the sliding friction generated when the
[0045]
Next, a constant velocity joint 50 according to another embodiment is shown in FIG. In addition, the same referential mark is attached | subjected to the component same as the constant velocity joint 10 which concerns on this Embodiment mentioned above, and the detailed description is abbreviate | omitted.
[0046]
In the constant velocity joint 50 according to the other embodiment, the protruding
[0047]
As shown in FIG. 6, the
[0048]
In this case, the rolling
[0049]
As a result, the sliding friction when the
[0050]
Further, since the
[0051]
Next, a constant velocity joint 100 according to still another embodiment is shown in FIG. In addition, the same referential mark is attached | subjected to the component same as the constant velocity joint 10 which concerns on this Embodiment mentioned above, and the detailed description is abbreviate | omitted.
[0052]
In the constant velocity joint 100 according to still another embodiment, a clearance spaced a predetermined distance is provided between the
[0053]
As shown in FIG. 7, the clearance L is formed between the
[0054]
In this case, a joint angle inclined by a predetermined angle is generated between the
[0055]
At this time, since the vertical displacement of the
[0056]
As a result, the occurrence of sliding friction can be suppressed, so that the induced thrust force can be further reduced.
[0057]
Next, a constant velocity joint 150 according to still another embodiment is shown in FIG. In addition, the same referential mark is attached | subjected to the component same as the constant velocity joint 10 which concerns on this Embodiment mentioned above, and the detailed description is abbreviate | omitted.
[0058]
In the constant velocity joint 150 according to yet another embodiment, the
[0059]
As shown in FIG. 8, the roller (rotating body) 38b has an engagement groove 54 with which the
[0060]
In this case, similarly to the constant velocity joint 10 according to the present embodiment, the locus E of the
[0061]
As a result, since the sliding friction generated when the
[0062]
Further, since the
[0063]
【The invention's effect】
According to the present invention, the following effects can be obtained.
[0064]
That is, by providing a tapered surface that protrudes toward the rolling surface of the outer member on the outer periphery of the rotating body, the rotating body and the holder can slide without being inclined with respect to the guide groove of the outer member. Therefore, the induced thrust force can be reduced and the sliding can be performed more smoothly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially omitted longitudinal sectional view of a constant velocity joint according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of a constant velocity joint according to an embodiment of the present invention.
3 is a longitudinal sectional view of a constant velocity joint taken along line III-III shown in FIG.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing a roller trajectory with respect to the roller center of the constant velocity joint according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a roller trajectory and a spider sphere trajectory of a constant velocity joint according to an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a partially omitted longitudinal sectional view of a constant velocity joint according to another embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a partially omitted longitudinal sectional view of a constant velocity joint according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a partially omitted vertical sectional view of a constant velocity joint according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a partially omitted longitudinal sectional view of a constant velocity joint according to the prior art.
10 is a longitudinal sectional view of a constant velocity joint taken along line XX shown in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
天井部と、前記天井部に略直交する転動面とを有する案内溝が形成された前記アウタ部材と、
トラニオンに外嵌されて前記転動面に係合することにより回動自在に設けられ、外周面に前記天井部から離間する方向に向かって徐々に拡径するテーパ面を有する回転体と、
前記回転体と前記トラニオンとの間に設けられ、前記回転体をトラニオンに保持するホルダと、
前記転動面に設けられ、前記回転体の外周面側に向かって突出する突出部と、
を備え、
前記テーパ面が前記突出部に対して線接触するとともに、前記回転体の中心とトラニオンの球面部の中心位置を略同一とし、且つ、前記中心位置と前記突出部の頂点の位置とを前記トラニオンの軸線方向に対して所定間隔オフセットさせることを特徴とする等速ジョイント。A plurality of guide grooves that are spaced apart by a predetermined distance and extend along the axial direction are provided on the inner peripheral surface, and are inserted into a cylindrical outer member that is connected to one transmission shaft, and an inner space that is opened by the outer member. And a constant velocity joint having an inner member coupled to the other transmission shaft,
A ceiling portion, said outer member having guide grooves are formed with a rolling surface you substantially perpendicular to the ceiling,
Rotatably provided by being fitted to the trunnion engaging the rolling surface, a rotating body that have a tapered surface gradually enlarged toward a direction away from the ceiling portion to the outer peripheral surface ,
A holder provided between the rotating body and the trunnion, and holding the rotating body on the trunnion;
A protrusion provided on the rolling surface and protruding toward the outer peripheral surface of the rotating body;
Equipped with a,
The taper surface is in line contact with the protrusion, the center of the rotating body and the center position of the spherical surface of the trunnion are substantially the same, and the center position and the position of the apex of the protrusion are the trunnion. constant velocity joint, wherein Rukoto by a predetermined distance offset relative to the axial direction.
前記回転体と前記ホルダに嵌着された係止部材との間には、前記回転体と前記係止部材とを所定間隔離間させるクリアランスが設けられることを特徴とする等速ジョイント。The constant velocity joint according to claim 1,
A constant velocity joint, wherein a clearance is provided between the rotating body and the locking member fitted to the holder so as to separate the rotating body and the locking member from each other by a predetermined distance.
天井部と、前記天井部に略直交する転動面とを有する案内溝が形成された前記アウタ部材と、
トラニオンに外嵌されて前記転動面に係合することにより回動自在に設けられ、外周面に前記天井部から離間する方向に向かって徐々に拡径するテーパ面を有する回転体と、
前記転動面に設けられ、前記回転体の外周面側に向かって突出する突出部と、
を備え、
前記テーパ面が前記突出部に対して線接触するとともに、前記回転体の中心とトラニオンの球面部の中心位置を略同一とし、且つ、前記中心位置と前記突出部の頂点の位置とを前記トラニオンの軸線方向に対して所定間隔オフセットさせることを特徴とする等速ジョイント。A plurality of guide grooves that are spaced apart by a predetermined distance and extend along the axial direction are provided on the inner peripheral surface, and are inserted into a cylindrical outer member that is connected to one transmission shaft, and an inner space that is opened by the outer member. And a constant velocity joint having an inner member coupled to the other transmission shaft,
A ceiling portion, said outer member having guide grooves are formed with a rolling surface you substantially perpendicular to the ceiling,
Rotatably provided by being fitted to the trunnion engaging the rolling surface, a rotating body that have a tapered surface gradually enlarged toward a direction away from the ceiling portion to the outer peripheral surface ,
A protrusion provided on the rolling surface and protruding toward the outer peripheral surface of the rotating body;
Equipped with a,
The taper surface is in line contact with the protrusion, the center of the rotating body and the center position of the spherical surface of the trunnion are substantially the same, and the center position and the position of the apex of the protrusion are the trunnion. constant velocity joint, wherein Rukoto by a predetermined distance offset relative to the axial direction.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001266332A JP4068824B2 (en) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | Constant velocity joint |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001266332A JP4068824B2 (en) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | Constant velocity joint |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003074581A JP2003074581A (en) | 2003-03-12 |
JP4068824B2 true JP4068824B2 (en) | 2008-03-26 |
Family
ID=19092654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001266332A Expired - Fee Related JP4068824B2 (en) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | Constant velocity joint |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4068824B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5109515B2 (en) * | 2007-07-17 | 2012-12-26 | 株式会社ジェイテクト | Sliding tripod type constant velocity joint |
JP4952667B2 (en) * | 2008-06-24 | 2012-06-13 | 株式会社ジェイテクト | Sliding tripod type constant velocity joint |
JP2010167551A (en) | 2008-12-26 | 2010-08-05 | Nomura Micro Sci Co Ltd | Method for regenerating used slurry |
-
2001
- 2001-09-03 JP JP2001266332A patent/JP4068824B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003074581A (en) | 2003-03-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3599618B2 (en) | Constant velocity universal joint | |
JP2002054649A (en) | Tripod type constant velocity universal joint | |
JP4361351B2 (en) | Tripod type constant velocity universal joint | |
JP4015822B2 (en) | Constant velocity universal joint | |
JP4109425B2 (en) | Constant velocity joint | |
US6264565B1 (en) | Tripod type constant velocity universal joint | |
JP2005054879A (en) | Constant velocity universal joint | |
JP4068824B2 (en) | Constant velocity joint | |
JP4087036B2 (en) | Constant velocity universal joint | |
JPH0814289B2 (en) | Telescopic report universal joint | |
JPH1113779A (en) | Tripod type constant velocity joint | |
JP3899745B2 (en) | Toroidal continuously variable transmission | |
JP3905943B2 (en) | Tripod type constant velocity universal joint | |
JP4923989B2 (en) | Toroidal continuously variable transmission | |
JP3976358B2 (en) | Tripod type constant velocity joint | |
JP4086999B2 (en) | Constant velocity universal joint | |
JP4115043B2 (en) | Tripod type constant velocity universal joint | |
JPH08178007A (en) | Toroidal type continuously variable transmission | |
JP3525652B2 (en) | Tripod type constant velocity joint | |
JP4114396B2 (en) | Toroidal continuously variable transmission | |
JP3874992B2 (en) | Constant velocity universal joint | |
JP3913380B2 (en) | Constant velocity joint and its assembly method | |
JPH10246241A (en) | Tripod type constant velocity universal | |
JP3982863B2 (en) | Tripod type constant velocity joint | |
JP3615407B2 (en) | Constant velocity joint and its assembly method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070515 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070518 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070717 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4068824 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140118 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |