JP4067582B2 - Semiconductor circuit - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、MOS−FETを使用した半導体回路の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図23は、従来の半導体回路に使用されるコンプリメンタリMOSインバータを示す回路図である。pMOSのFETQ1のソースとバックゲート(基板)とに電源電位Vccを印加し、nMOSのFETQ2のソースとバックゲートとに接地電位Vssを印加しており、FETQ1及びFETQ2の各々のゲートを接続して、その接続点を入力節点INとし、各々のドレインを接続して、その接続点を出力節点OUTとしている。
このようなコンプリメンタリMOSインバータの動作を、以下に説明する。
入力節点INからHレベル(電源電位Vcc)の論理信号が入力されるとき、FETQ1はオフ、FETQ2はオンとなり、FETQ2を介してLレベル(接地電位Vss=0V)の論理信号が出力節点OUTから出力される。
一方、入力節点INからLレベル(接地電位Vss=0V)の論理信号が入力されるとき、FETQ1はオン、FETQ2はオフとなり、FETQ1を介してHレベル(電源電位VCC)の論理信号が出力節点OUTから出力される。
【0003】
ところで、半導体回路の微細化が進み、半導体回路内のMOS−FETのサイズがスケールダウンされる都度、MOS−FETは高性能になっている。具体的には、チャネル長を短くし、ゲート酸化膜を薄くし、閾値電位の絶対値を小さくすることで、より高速のスイッチング特性を得ている。
ところが、MOS−FETの高速のスイッチング特性を得る為に、閾値を低くしたり、チャネル長を短くしたりする場合、ドレイン空乏層とソース空乏層とが繋がることにより、チャネルが形成されていないときでも、ソース−ドレイン間に電流が流れるパンチスルーが起こり易くなり、閾値電位近傍の閾値に達しないゲート電位のときに流れる弱反転状態でのサブスレッショルド電流が増加する問題が生じる。
【0004】
図24は、MOS−DRAMに使用される従来のメモリセルの一例の構造を模式的に示した断面構造図である。pウエル52上にnMOSのFET53とキャパシタ50とを設け、FET53のゲート54にワード線WLを、ドレイン56にビット線BLを、ソース55にキャパシタ50の一方の電極を、キャパシタ50の他方の電極にセルプレート51を各々接続している。
このような構成のメモリセル57では、ワード線WLからゲート54へHレベル信号が与えられてFET53が導通するときに、キャパシタ50の電荷を、ソース55、ドレイン56、ビット線BLを介して、充電/放電することにより書き込み又はリフレッシュ/読み出しを行うようになっている。
ところで、メモリセル57では、キャパシタ50の電荷が絶えずリ─クしており、このリークには、矢符58に示すFET53のチャネル部を介するサブスレッショルドリークと、矢符59に示すp−n接合部での接合リークとがある。この内、周辺回路とビット線BLとがスタンドバイ状態のときは、接合リークが主となり、周辺回路とビット線BLとがアクティブ状態のときは、サブスレッショルドリークが主となる。
【0005】
また、MOS−DRAMでは、メモリセル57の上述のリークの損失分を補う為に記憶内容を周期的に更新するリフレッシュ(再書き込み)を行っているが、このリフレッシュには、周辺回路とビット線BLとがスタンドバイ状態のときのポーズリフレッシュと、周辺回路とビット線BLとがアクティブ状態のときのディスターブリフレッシュとがあり、リークが大きい程、リフレッシュの周期を短くして、頻度を上げなければならない。
そこで、接合リークを減らす為に、FET53の通常負電位であるバックゲートバイアス電位(pウエル電位)の絶対値を小さくするときは、FET53の閾値電位の絶対値が小さくなり、接合リークは減少するが、逆にサブスレッショルドリークが増加すると言う問題が生じる。
【0006】
“MT(Multi−Threshold)-CMOS:1V高速CMOSディジタル回路技術, 1994年電子情報通信学会春季大会,C-627,5-195”及び“1V High-speed Digital Circuit Technology with 0.5 μm Multi-Threshold(MT) CMOS,(Proc.IEEE ASIC Conf.,1993,pp186-189)”には、高,低2種類の閾値電圧を有するpMOS,nMOSのFETを用いたCMOS回路が記載されている。MT−MOSを使用したCMOS回路は、スタンバイ時に流れるサブスレッショルド電流の低減、及びアクティブ時の動作の高速化を図るものであり、以下のように構成される。即ち論理回路は低閾値電圧(0.3〜0.4V) のFETで構成する。そしてリークパス遮断用である高閾値電圧(0.7V)のFETを介して電源線と副電源線とを接続する。また高閾値電圧(0.7V)のFETを介して接地線と副接地線とを接続する。これら副電源線,副接地線間に論理回路を接続する。
【0007】
図25は、論理回路がインバータ列である場合にMT−MOSを使用した従来のCMOS回路を示す回路図である。インバータI5 のpMOSのFETQ51, nMOSのFETQ52のゲートの接続点を入力節点INとしており、pMOSのFETQ51,nMOSのFETQ52のドレインの接続点は、インバータI6 のpMOSのFETQ53及びnMOSのFETQ54のゲートの接続点と接続されている。同様にpMOSのFETQ53及びnMOSのFETQ54のドレインの接続点は、インバータI7 のpMOSのFETQ55及びnMOSのFETQ56のゲートの接続点と接続されており、pMOSのFETQ55及びnMOSのFETQ56のドレインの接続点は、インバータI8 のpMOSのFETQ57及びnMOSのFETQ58のゲートの接続点と接続されている。pMOSのFETQ57及びnMOSのFETQ58のドレインの接続点は出力節点OUTとなしてある。
【0008】
pMOSのFETQ51, Q53, Q55, Q57のソースは副電源線Vcc1 に接続されており、nMOSのFETQ52, Q54, Q56, Q58のソースは副接地線Vss1 に接続されている。副電源線Vcc1 は、反転クロック信号バーφがゲートに与えられるpMOSのFETQ59を介して電源線Vcc(電源電位:Vcc)と接続されている。副接地線Vss1 は、クロック信号φがゲートに与えられるnMOSのFETQ60を介して接地線Vss(接地電位:Vss)と接続されている。FETQ59, 60の閾値電圧は、インバータI5 ,I6 ,I7 ,I8 を構成するFETQ51, Q52, Q53, Q54, Q55, Q56, Q57, Q58の閾値電圧より高い。
【0009】
MT−MOSのFETを使用したインバータ列では、アクティブ時にはFETQ59, 60をオンさせる。これによりpMOSのFETQ51, Q53, Q55, Q57のソースには副電源線Vcc1 を介して電源電位Vccが与えられ、nMOSのFETQ52, Q54, Q56, Q58のソースには副接地線Vss1 を介して接地電位Vssが与えられる。
【0010】
またスタンバイ時にはFETQ59, 60をオフさせる。これにより副電源線Vcc 1 には電源電位Vccが与えられなくなり、副接地線Vss1 には接地電位Vssが与えられなくなる。従って電源, 接地間の電流パスが切断され、サブスレッショルド電流も低減される。
【0011】
インバータI5 ,I6 ,I7 ,I8 を構成するFETQ51, Q52, Q53, Q54, Q55, Q56, Q57, Q58の閾値電圧が小さいため、アクティブ時における高速動作が可能である。しかしながら、スタンバイ時にインバータ列でサブスレッショルド電流が流れるととにより、副電源線Vcc1 の電位が降下したり、副接地線Vss1 の電位が上昇したりすることがある。そうするとスタンバイ状態からアクティブ状態への移行時に、このような副電源線Vcc1 の電位,副接地線Vss1 の電位のへたりによってスイッチングに大きな遅延が生じたり、最悪の場合は論理が変わる可能性がある。このような現象はアクティブ時の期間が長い場合に顕著である。
【0012】
図26は、従来のワードドライバを示す回路図である。ワードドライバWDは、昇圧電源に接続された電源線Vpp,接地間にpMOSのFETQ61, nMOSのFETQ62が直列に接続されており、pMOSのFETQ61, nMOSのFETQ62のゲートにデコーダ信号Xが入力され、pMOSのFETQ61, nMOSのFETQ62のドレインの接続点にワード線WLが接続されている。このような構成のワードドライバWDが縦方向にn個,横方向にm列並設されている(WD11〜WDmn)。
そして選択されたワードドライバWD(例えばワードドライバWD11)にデコーダ信号X11が入力されることにより、ワード線WLがアクティブ状態になる。
【0013】
このような構成ではスタンバイ状態にあるワードドライバWDにおいてサブスレッショルド電流が流れ、低消費電力化を実現する上で問題である。
そこで特開平5−210976号公報には、ワードドライバWDのpMOSのFETQ61への電源電位供給をスイッチングするスイッチング手段(FET)を備えて、サブスレッショルド電流が流れないようにしたワードドライバが開示されている。
【0014】
さらに“Subthreshold-Current Reduction Circuits for Multi-Gigabit DRAM's,Symposium on VLSI Circuit Dig. of Tech. Papers,pp.45-46”には、ワードドライバWDのpMOSのFETQ61の電源電位供給を列単位でスイッチングするスイッチング手段(FET)を前記スイッチング手段とワードドライバとの間に備えた階層構成のワードドライバが記載されている。図27はこのワードドライバを示す回路図である。電源線Vppは、pMOSのFETQ70を介して、各ワードドライバ列B1,B2,…Bm に夫々接続されたpMOSのFETQ71, Q72, …Q7mに接続されている。FETQ71, Q72, 〜Q7mのゲートには、対応するワードドライバ列B1,B2,…Bm が、選択されるべきワードドライバWDを含む場合にのみLレベルとなる列選択信号K1,K2,…Km が与えられる。
【0015】
これによりpMOSのFETQ61のソース電位がやや低下しているスタンバイ状態からアクティブ状態への移行時に、全てのワードドライバWDのpMOSのFETQ61のソース電位を上げる必要がなく、選択されたワードドライバが含まれるワードドライバ列のソース電位を上げればよいので、このときの消費電流を低減することができる。
【0016】
図27に示すワードドライバでは、スタンバイ状態からアクティブ状態への移行時に、pMOSFETQ61のソース電位をやや低下している電位から電源電位まで上げる必要があるので、選択されたワード線の立ち上がりが遅延するという問題がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、第1〜4発明では、MOS−FETのバックゲートバイアス電位を切り換える手段を設けることにより、高速のスイッチング特性と小サブスレッショルド電流特性とが両立可能なMOS−FETで構成される半導体回路を提供することを目的とする。
【0024】
第5、6〜8発明では、インバータ列を構成するMOS−FETのバックゲートバイアス電位を切り換える手段を設けることにより、高速のスイッチング特性と小サブスレッショルド電流特性とが両立可能な半導体回路を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1発明に係る半導体回路は、MOS−FETを有する半導体回路において、第1の電位又は第2の電位がバックゲートバイアス電位として与えられるべきMOS−FETと、第1の電位又は第2の電位をバックゲートバイアス電位として前記MOS−FETへ選択的に与えるスイッチング手段とを備え、該スイッチング手段は、第1の電位又は第2の電位へ変換するための信号を出力するレベルシフト回路と、該レベルシフト回路からの出力信号に従って、前記MOS−FETが作動する場合に第1の電位を、該MOS−FETが作動しない場合に前記第1の電位より絶対値が大きい第2の電位をバックゲートバイアス電位として前記MOS−FETへ選択的に与えるスイッチ回路とを備え、該スイッチ回路は、第1のMOS−FET及び第2のMOS−FETをさらに備え、前記第1のMOS−FETのソースに前記第1の電位を与え、前記第2のMOS−FETのソースに前記第2の電位を与えるようにしてあり、前記第1のMOS−FET及び第2のMOS−FETのドレイン同士は、前記MOS−FETのバックゲートに接続してあることを特徴とする。
【0026】
第2発明に係る半導体回路は、MOS−FETを有する半導体回路において、第1の電位又は第2の電位がバックゲートバイアス電位として与えられるべきMOS−FETと、該MOS−FETの動作態様に従って、第1の電位又は第2の電位をバックゲートバイアス電位として前記MOS−FETへ選択的に与えるスイッチング手段とを備え、該スイッチング手段は、第1の電位又は第2の電位へ変換するための信号を出力するレベルシフト回路と、該レベルシフト回路からの出力信号に従って、前記MOS−FETが作動する場合に第1の電位を、該MOS−FETが作動しない場合に前記第1の電位より絶対値が大きい第2の電位をバックゲートバイアス電位として前記MOS−FETへ選択的に与えるスイッチ回路とを備え、該スイッチ回路は、第1のMOS−FET及び第2のMOS−FETをさらに備え、前記第1のMOS−FETのソースに前記第1の電位を与え、前記第2のMOS−FETのソースに前記第2の電位を与えるようにしてあり、前記第1のMOS−FET及び第2のMOS−FETのドレイン同士は、前記MOS−FETのバックゲートに接続してあることを特徴とする。
【0027】
第3発明に係る半導体回路は、MOS−FETを有する半導体回路において、第1の電位又は第2の電位がバックゲートバイアス電位として与えられるべきMOS−FETと、該MOS−FETを活性化するコントロールクロック信号を発生するクロック信号発生手段と、該コントロールクロック信号に従って、第1の電位又は第2の電位をバックゲートバイアス電位として前記MOS−FETへ選択的に与えるスイッチング手段とを備え、該スイッチング手段は、第1の電位又は第2の電位へ変換するための信号を出力するレベルシフト回路と、該レベルシフト回路からの出力信号に従って、前記MOS−FETが作動する場合に第1の電位を、該MOS−FETが作動しない場合に前記第1の電位より絶対値が大きい第2の電位をバックゲートバイアス電位として前記MOS−FETへ選択的に与えるスイッチ回路とを備え、該スイッチ回路は、第1のMOS−FET及び第2のMOS−FETをさらに備え、前記第1のMOS−FETのソースに前記第1の電位を与え、前記第2のMOS−FETのソースに前記第2の電位を与えるようにしてあり、前記第1のMOS−FET及び第2のMOS−FETのドレイン同士は、前記MOS−FETのバックゲートに接続してあることを特徴とする。
【0028】
第4発明に係る半導体回路は、第1乃至第3発明において、前記スイッチ回路の第1のMOS−FETは、一導電型MOS−FETであり、該スイッチ回路の第2のMOS−FETは、他導電型MOS−FETであることを特徴とする。
【0029】
第5発明に係る半導体回路は、第4発明において、一導電型MOS−FET及び他導電型MOS−FETにて構成されたインバータが直列に接続されたインバータ列をさらに備え、前記インバータを構成し、スタンバイ時にオフするMOS−FETのバックゲートが前記スイッチング手段に接続されていることを特徴とする。
【0043】
第6発明に係る半導体回路は、第5発明において、前記インバータ列は、スイッチング素子を介して電源に接続された副電源線とスイッチング素子を介して接地された副接地線との間に配されていることを特徴とする。
【0044】
第7発明に係る半導体回路は、第6発明において、前記スイッチング素子は、前記インバータ列を構成するMOS−FETより閾値電圧が大きいMOS−FETであり、アクティブ時にオンすることを特徴とする。
【0045】
第8発明に係る半導体回路は、第5発明において、前記インバータ列を構成するMOS−FETのうち、バックゲートが前記スイッチング手段に接続されたMOS−FETのアクティブ時の閾値電圧は、スタンバイ時の閾値電圧より小さいことを特徴とする。
【0053】
【作用】
本発明の第1発明に係る半導体回路では、スイッチング手段が、MOS−FETのバックゲートバイアス電位を第1の電位又は第2の電位に切り換えて、MOS−FETの閾値電位の絶対値を切り換えるので、スイッチング特性及びサブスレッショルド電流特性が切り換え可能となる。
【0054】
第2発明に係る半導体回路では、MOS−FETの動作態様に従って、スイッチング手段が、MOS−FETのバックゲートバイアス電位を第1の電位又は第2の電位に切り換えて、MOS−FETが作動するときは、閾値電位の絶対値を小さくし、MOS−FETが作動しないときは、閾値電位の絶対値を大きくする。
【0055】
第3発明に係る半導体回路では、クロック信号発生手段が発生するコントロールクロック信号に従って、MOS−FETのバックゲートバイアス電位を第1の電位又は第2の電位に切り換えて、MOS−FETが作動するときは、閾値電位の絶対値を小さくし、MOS−FETが作動しないときは、閾値電位の絶対値を大きくする。
【0056】
第1〜3発明に係る半導体回路では、レベルシフト回路が、論理レベルの電位に基づいて半導体回路を構成するMOS−FETのバックゲートバイアス電位へ変換し、このレベルシフト回路からの出力に従って、スイッチ回路が、半導体回路を構成するMOS−FETのバックゲートバイアス電位を、第1の電位又は第2の電位に切り換えるので、スイッチング手段は、MOS−FETのバックゲートバイアス電位を第1の電位又は第2の電位へ変換することができる。
【0057】
第4発明に係る半導体回路では、スイッチ回路を一導電型MOS−FETと他導電型MOS−FETとで構成することができる。
【0075】
第5発明に係る半導体回路は、MOS−FETがインバータ列を構成する場合に、全てのMOS−FETのバックゲートバイアス電位を切り換える構成よりも、切り換えに要する電力が半分でよい。
【0076】
第6、7発明に係る半導体回路は、インバータ列は、スイッチング素子(例えば閾値電圧が高いMOS−FET)を介して電源に接続され、スイッチング素子(例えば閾値電圧が高いMOS−FET)を介して接地されているので、スタンバイ時にスイッチング素子をオフしておけば、電源,接地間の電流パスを遮断することができる。
【0077】
第8発明に係る半導体回路は、インバータ列を構成するMOS−FETのうち、アクティブ時にオンするMOS−FETの閾値電圧を、アクティブ時にオフするMOS−FETの閾値電圧より小さくなしてあるので、スタンバイ状態からアクティブ状態へ移行するときにこれらMOS−FETにおける電流の増加が速く行える。これにより動作速度が向上する。
【0080】
【実施例】
以下に、本発明をその実施例を示す図面に基づき説明する。
実施例1.
図1は、第1〜4発明に係る半導体回路を構成する論理回路の一例を示すコンプリメンタリMOSインバータの回路図である。FETQ1のソースに電源電位Vccを印加し、FETQ2のソースに接地電位Vssを印加しており、FETQ1とFETQ2の各々のゲートを接続して、その接続点を入力節点INとし、各々のドレインを接続して、その接続点を出力節点OUTとしている。また、FETQ2のバックゲートは、接地電位Vss(=0V)と接地電位Vssより低い電位Vbb(<0V)とを切り換えるスイッチ回路10へ接続され、FETQ1のバックゲートは、電源電位Vccと電源電位Vccより高い電位Vppとを切り換えるスイッチ回路11に接続されている。
【0081】
ここで、FETQ1及びFETQ2は、電源電位Vccより高い電位Vpp及び接地電位Vssより低い電位Vbbが各々のバックゲートへ印加されるときに、例えば従来と同程度のサブスレッショルド電流となるようにする。そうすると、電源電位Vcc及び接地電位Vssが各々のバックゲートへ印加されるとき、閾値電位の絶対値が従来より小さくなるので、サブスレッショルド電流は増加するが、スイッチング速度は従来より高速にすることができる。そこで、コンプリメンタリMOSインバータ1が作動するときに、このように閾値電位の絶対値が小さくなるようにしておくと、コンプリメンタリMOSインバータ1が作動する時間の割合に応じて、サブスレッショルド電流は増加するが、作動する時間の割合が大きくなければ、僅かな電流増加を伴うだけで、スイッチング速度を従来より高速にすることができる。
【0082】
図2は、図1に示した接地電位Vssと電位Vbbとを切り換えるスイッチ回路10の一例を示す回路図である。pMOSのFETQ3,Q4、nMOSのFETQ5,Q6及びインバータ12とでレベルシフト回路10aが構成されており、FETQ3及びFETQ5のドレイン同士、FETQ4及びFETQ6のドレイン同士、FETQ5,Q6の各々のドレインとゲートとが接続されている。レベルシフト回路10aの入力節点は、FETQ3のゲートに設けられ、インバータ12を介してFETQ4のゲートに接続されており、クロック信号発生器14から入力信号バーφを受けるようになっている。FETQ3,Q4のソース及びバックゲートには電源電位Vccが印加され、FETQ5,Q6のソース及びバックゲートには、電圧供給手段13から供給される接地電位Vssより低い電位Vbbが印加されている。
レベルシフト回路10aの出力節点は、FETQ4及びFETQ6のドレイン同士の接続点に設けられ、この出力節点は切り換えスイッチ10bの入力節点と接続されている。
【0083】
切り換えスイッチ10bは、nMOSのFETQ7とpMOSのFETQ8とで構成され、FETQ7及びFETQ8のゲート同士を接続して切り換えスイッチ10bの入力節点とし、ドレイン同士を接続して出力節点としている。FETQ7のソース及びバックゲートには、電圧供給手段13から供給される接地電位Vssより低い電位Vbbが印加され、FETQ8のソースには接地電位Vssが印加されている。
【0084】
図3は、図1に示した電源電位Vccと電位Vppとを切り換えるスイッチ回路11の一例を示す回路図である。pMOSのFETQ9,Q10、nMOSのFETQ11,Q12及びインバータ14とでレベルシフト回路11aが構成されており、FETQ9及びFETQ11のドレイン同士、FETQ10及びFETQ12のドレイン同士、FETQ11,Q12の各々のドレイン及びゲートが接続されている。レベルシフト回路11aの入力節点は、FETQ9のゲートに設けられ、インバータ12を介してFETQ10のゲートに接続されており、クロック信号発生器14から入力信号バーφを受けるようになっている。FETQ9,Q10のソース及びバックゲートには、電圧供給手段15から供給される電源電位Vccより高い電位Vppが印加され、FETQ11,Q12のソースには、接地電位Vssが印加されている。
レベルシフト回路11aの出力節点は、FETQ9及びFETQ11のドレイン同士の接続点に設けられ、この出力節点は切り換えスイッチ11bの入力節点と接続されている。
【0085】
切り換えスイッチ11bは、pMOSのFETQ13とnMOSのFETQ14とで構成され、FETQ13及びFETQ14のゲート同士を接続して切り換えスイッチ11bの入力節点とし、ドレイン同士を接続して出力節点としている。FETQ13のソース及びバックゲートには、電圧供給手段15から供給される電源電位Vccより高い電位Vppが印加され、FETQ14のソースには電源電位Vccが印加されている。
【0086】
図4は、図1に示したコンプリメンタリMOSインバータ1のウエル構造を示す断面構造図である。p基板21内の上部に電源ライン用のnウエル19とFETQ1用のnウエル20とが形成され、さらにnウエル19内の上部にFETQ2用のpウエル18が形成されて、トリプルウエル構造になっている。また、nウエル20内の上部には、バックゲート、ソース、ドレインの各電極の為の不純物拡散層11d,25,23が、pウエル18内の上部には、バックゲート、ソース、ドレインの各電極の為の不純物拡散層10d,24,22が各々形成され、nウエル20及びpウエル18の上部には、絶縁層(図示せず)を挟んで、各々のゲート17,16が形成されている。スイッチ回路10,11は、電位が固定された図示されないウエルに形成される。
【0087】
以下に、このようなコンプリメンタリMOSインバータ1の動作を説明する。コンプリメンタリMOSインバータ1が作動しないときには、クロック信号発生器14からコントロールクロック信号バーφのHレベル信号がスイッチ回路10,11へ入力されており、スイッチ回路10からは接地電位Vssより低い電位Vbb(<0)が、スイッチ回路11からは電源電位Vccより高い電位Vppが出力され、各々FETQ2、FETQ1のバックゲートへ印加される。このとき、FETQ2、FETQ1は、各々のバックゲートへ接地電位Vss、電源電位Vccが印加されているときよりも、絶対値の大きな閾値電位になっており、サブスレッショルド電流は小さくなっている。
【0088】
コンプリメンタリMOSインバータ1が作動するときには、クロック信号発生器14からコントロールクロック信号バーφのLレベル信号がスイッチ回路10,11へ入力されており、スイッチ回路10からは接地電位Vssが、スイッチ回路11からは電源電位Vccが出力され、各々FETQ2、FETQ1のバックゲートへ印加される。このとき、FETQ2及びFETQ1は、各々のバックゲートへ接地電位Vssより低い電位Vbb及び電源電位Vccより高い電位Vppが印加されているときよりも、絶対値の小さな閾値電位になっており、サブスレッショルド電流は増加するが、スイッチング速度はより高速になる。
【0089】
入力節点INからHレベル(電源電位Vcc)の論理信号が入力されるとき、FETQ1はオフ、FETQ2はオンとなり、FETQ2を介してLレベル(接地電位Vss=0V)の論理信号が出力節点OUTから出力される。
一方、入力節点INからLレベル(接地電位Vss=0V)の論理信号が入力されるとき、FETQ1はオン、FETQ2はオフとなり、FETQ1を介してHレベル(電源電位Vcc)の論理信号が出力節点OUTから出力される。
【0090】
以下に、図2に示したスイッチ回路10の動作を説明する。
上述のように、コンプリメンタリMOSインバータ1が作動しないときには、クロック信号発生器14からコントロールクロック信号バーφのHレベル信号が入力されており、このとき、FETQ4がオン、FETQ5がオンになり、FETQ4を介して、電源電位Vccがレベルシフト回路10aから出力される。このとき、FETQ3及びFETQ6はオフになり、FETQ5及びFETQ4においてショートすることはない。
電源電位Vccがレベルシフト回路10aから入力されるとき、切り換えスイッチ10bでは、FETQ7がオン、FETQ8がオフとなって、FETQ7を介して、接地電位Vssより低い電位Vbbが出力される。
【0091】
一方、上述のように、コンプリメンタリMOSインバータ1が作動するときには、クロック信号発生器14からコントロールクロック信号バーφのLレベル信号が入力されており、このとき、FETQ3がオン、FETQ6がオンになり、このFETQ6を介して、接地電位Vssより低い電位Vbbがレベルシフト回路10aから出力される。このとき、FETQ4及びFETQ5はオフになり、FETQ6及びFETQ3においてショートすることはない。
電位Vbbがレベルシフト回路10aから入力されるとき、切り換えスイッチ10bでは、FETQ8がオン、FETQ7がオフとなってFETQ8を介して、出力節点が接地電位Vssとなる。
【0092】
以下に、図3に示したスイッチ回路11の動作を説明する。
上述のように、コンプリメンタリMOSインバータ1が作動しないときには、クロック信号発生器14からコントロールクロック信号バーφのHレベル信号が入力されており、このとき、FETQ10がオン、FETQ11がオンになり、FETQ11を介して、レベルシフト回路11aの出力節点は接地電位Vssになる。このとき、FETQ9及びFETQ12はオフになり、FETQ11及びFETQ10においてショートすることはない。
接地電位Vssがレベルシフト回路11aから入力されるとき、切り換えスイッチ11bでは、FETQ13がオン、FETQ14がオフとなって、FETQ13を介して、電源電位Vccより高い電位Vppが出力される。
【0093】
一方、上述のように、コンプリメンタリMOSインバータ1が作動するときには、クロック信号発生器14からコントロールクロック信号バーφのLレベル信号が入力されており、このとき、FETQ9がオン、FETQ12がオンになり、FETQ9を介して、電源電位Vccより高い電位Vppがレベルシフト回路11aから出力される。このとき、FETQ10とFETQ11はオフになり、FETQ12とFETQ9でショートすることはない。
電位Vppがレベルシフト回路11aから入力されるとき、切り換えスイッチ11bでは、FETQ13がオフ、FETQ14がオンとなってFETQ14を介して、電源電位Vccが出力される。
【0094】
なお、上述の説明においては、pMOS−FET、nMOS−FET共にバックゲートバイアスの切り換え可能な構成の例を示したが、pMOS−FETのみ、又はnMOS−FETのみバックゲートバイアスの切り換え可能な構成にすることもできる。その場合、pMOS−FETのみバックゲートバイアスの切り換え可能な構成は、p基板のツインウエル構造で、nMOS−FETのみ切り換え可能な構成は、n基板のツインウエル構造で各々実現でき、図4に示したようなトリプルウエル構造にしなくてもよい。
また、電圧供給手段13,15は、当該半導体回路の内部に備えられた回路である必要は無く、当該半導体回路の外部から与えられる電位を当該半導体回路内部へ中継する端子であってもよい。
【0095】
実施例2.
図5、図6は、第5,6発明に係るMOS−DRAMの一例の構成を示すブロック図である。外部行アドレス信号は、入力端子ex.A0 〜ex.An から入力バッファ26へ入力され、ラッチ回路27にラッチされた後、バッファゲート列39を介して行デコーダ29へ送られる。行デコーダ29ではワード線WL0 〜WLm を選択し、選択されたワード線WL0 〜WLm はワードドライバ30により駆動されて、メモリセルアレイ33内の当該ワード線上のメモリセル57をアクセスする。
アクセスされたメモリセル57の内容はビット線BL0 〜BLk に転送され、センスアンプSA0 〜SAk において増幅されると同時に、元のメモリセル57へ再書き込みされる。
【0096】
一方、図示されない入力端子、入力バッファ、ラッチ回路、バッファゲート列を経て入力された外部列アドレス信号は、列デコーダ31へ送られ、列デコーダ31ではセンスアンプSA0 〜SAk を選択し、この選択されたセンスアンプSA0 〜SAk の上述において増幅された出力が、I/Oゲート40、I/Oバス41を経て、プリアンプ34にて増幅され、出力バッファ35から出力される。
【0097】
また、MOS−DRAM42の行系の動作回路である入力バッファ26、ラッチ回路27、N段のバッファゲート39、行デコーダ29、ワードドライバ30の論理回路が作動するとき、当該論理回路を構成するpMOS−FETのバックゲートバイアス電位は、後述されるコントロールクロック信号バーφ1 を受けたスイッチ回路43Rにより、電圧供給手段44Rからの電位Vppから電源電位Vccへ切り換えられる。同様に、当該論理回路を構成するnMOS−FETのバックゲートバイアス電位は、コントロールクロック信号バーφ1 を受けたスイッチ回路45Rにより、電圧供給手段46Rからの電位Vbbから接地電位Vssへ切り換えられる。
【0098】
一方、MOS−DRAM42の列系の動作回路であるI/Oゲート40、プリアンプ34、列デコーダ31、M段のバッファゲート(図示せず)、出力バッファ35の論理回路が作動するとき、当該論理回路を構成するpMOS−FETのバックゲートバイアス電位は、後述されるコントロールクロック信号バーφ2 を受けたスイッチ回路43Cにより、電圧供給手段44Cからの電位Vppから電源電位Vccへ切り換えられる。同様に、当該論理回路を構成するnMOS−FETのバックゲートバイアス電位は、コントロールクロック信号バーφ2 を受けたスイッチ回路45Cにより、電圧供給手段46Cからの電位Vbbから電源電位Vssへ切り換えられる。
なお、スイッチ回路43R,43Cは図3に示されたスイッチ回路11と同様のものであり、スイッチ回路45R,45Cは図2に示されたスイッチ回路10と同様のものである。
【0099】
上述の一連の動作は、クロック信号発生器49が、イネーブル信号の反転信号バーWE、外部RAS(Row Address Strobe)信号(外部行選択信号)の反転信号バーex.RAS等を受けて出力するコントロールクロック信号バーφ1 ,バーφ2 、ワードドライバ30の活性化信号φW 、センスアンプSA0 〜SAk の活性化信号φS 等により制御される。
【0100】
図7は、このようなMOS−DRAM42の内部各部における外部RAS信号の伝達時間の内訳を示したタイミングチャートである。図において、T0 は入力バッファ26におけるTTL回路の電位からMOS回路の電位への変換時間、T1 はラッチ回路27における外部行アドレスラッチ時間、Td1は行デコーダ29及びワードドライバ30からなるブロック28における行デコーダセットアップ時間、TS ,Tb はセンスアンプSA0 〜SAk 及びプリアンプ34からなるブロック32におけるメモリセル選択時間及びセンス時間、Td2はプリアンプ34から出力バッファ35迄の遅延時間である。
【0101】
ここで、MOS−DRAM42の行系の動作回路である入力バッファ26、ラッチ回路27、N段のバッファゲート39、行デコーダ29、ワードドライバ30の論理回路を構成するMOS−FETのバックゲートバイアス電位を切り換える為のコントロールクロック信号をバーφ1 、列系の動作回路であるプリアンプ34、出力バッファ35の論理回路を構成するMOS−FETのバックゲートバイアス電位を切り換える為のコントロールクロック信号をバーφ2 とする。この場合、例えば、クロック信号発生器49において、コントロールクロック信号バーφ1 は、外部RAS信号の反転信号バーex.RASの立ち下がりと、ワードドライバ30の活性化信号φW の立ち上がりとで作成し、コントロールクロック信号バーφ2 は、センスアンプSA0 〜SAk の活性化信号φS の立ち上がりと、外部RAS信号の反転信号バーex.RASの立ち上がりとで作成する。
【0102】
図8(a)〜(c)は、MOS−DRAM42において、上述のように作成されたコントロールクロック信号バーφ1 ,バーφ2 及び外部RAS信号の反転信号バーex.RASの関係を示したタイミングチャートである。MOS−DRAM42の行系の動作回路である入力バッファ26、ラッチ回路27、N段のバッファゲート39、行デコーダ29、ワードドライバ30において消費される時間T0 ,T1 ,Td1、つまり、入力バッファ26、ラッチ回路27、N段のバッファゲート39、行デコーダ29、ワードドライバ30が作動する時間T0 ,T1 ,Td1の間(図8(a))は、コントロールクロック信号バーφ1 のLレベル信号がスイッチ回路43Rとスイッチ回路45Rとへ入力される(図8(b))。一方、MOS−DRAM42の列系の動作回路であるプリアンプ34、出力バッファ35において消費される時間Tb,Td2、つまり、プリアンプ34、出力バッファ35の動作時間Tb,Td2の間(図8(a))は、コントロールクロック信号バーφ2 のLレベル信号がスイッチ回路43Cとスイッチ回路45Cとへ入力される(図8(c))。
【0103】
従って、MOS−DRAM42の行系の動作回路である入力バッファ26、ラッチ回路27、N段のバッファゲート39、行デコーダ29、ワードドライバ30が作動するときには、スイッチ回路43R及びスイッチ回路45Rからは電源電位Vcc及び接地電位Vssが出力され、各々上述の動作回路の各pMOS−FETと各nMOS−FETのバックゲートへ印加される。このとき、各pMOS−FET及び各nMOS−FETは、各々のバックゲートへ電源電位Vccより高い電位Vpp及び接地電位Vssより低い電位Vbbが印加されているときよりも、絶対値の小さな閾値電位になっており、サブスレッショルド電流は増加するが、スイッチング速度はより高速になる。
【0104】
一方、入力バッファ26、ラッチ回路27、N段のバッファゲート39、行デコーダ29、ワードドライバ30が作動しないときには、スイッチ回路43R及びスイッチ回路45Rからは電源電位Vccより高い電位Vpp及び接地電位Vssより低い電位Vbbが出力され、各々上述の動作回路の各pMOS−FET及び各nMOS−FETのバックゲートへ印加される。このとき、各pMOS−FET及び各nMOS−FETは、各々のバックゲートへ電源電位Vcc及び接地電位Vssが印加されているときよりも、絶対値の大きな閾値電位になっており、サブスレッショルド電流は小さくなっている。
【0105】
同様に、MOS−DRAM42の列系の動作回路であるプリアンプ34、出力バッファ35が作動するときには、スイッチ回路43C及びスイッチ回路45Cからは電源電位Vcc及び接地電位Vssが出力され、各々上述の動作回路の各pMOS−FET及び各nMOS−FETのバックゲートへ印加される。このとき、各pMOS−FET及び各nMOS−FETは、各々のバックゲートへ電源電位Vccより高い電位Vpp及び接地電位Vssより低い電位Vbbが印加されているときよりも、絶対値の小さな閾値電位になっており、サブスレッショルド電流は増加するが、スイッチング速度はより高速になる。
【0106】
一方、出力バッファ35が作動しないときには、スイッチ回路43Cとスイッチ回路45Cからは電源電位Vccより高い電位Vpp及び接地電位Vssより低い電位Vbbが出力され、各々上述の動作回路の各pMOS−FET及び各nMOS−FETのバックゲートへ印加される。このとき、各pMOS−FET及び各nMOS−FETは、各々のバックゲートへ電源電位Vcc及び接地電位Vssが印加されているときよりも、絶対値の大きな閾値電位になっており、サブスレッショルド電流は小さくなっている。
【0107】
実施例3.
図9は、第7,8発明に係るMOS−DRAMを構成するメモリセルの1実施例の構成を示すブロック図である。nMOSのFET37とキャパシタ50とはFET37のソースとキャパシタ50の一方の電極とで接続され、FET37のゲートにワード線WLが、ドレインにビット線BLが、キャパシタ50の他方の電極にセルプレート51が各々接続されている。FET37のバックゲートには、電圧供給手段48bからのバックゲートバイアス電位Vbb2 又は電圧供給手段48aからの電位Vbb1 (Vbb1 <Vbb2 とする。)に切り換えるスイッチ回路36が接続されている。
【0108】
図10は、スイッチ回路36の構成例を示す回路図であり、図2に示したスイッチ回路10の回路図と略同様である。図2における電圧供給手段13、接地電位VSS、クロック信号発生器14、コントロールクロック信号バーφ、レベルシフト回路10a、切り換えスイッチ10bが、各々図10における電圧供給手段48a、電圧供給手段48bの出力電位Vbb2 、クロック信号発生器49、外部RAS(Row Address Strobe)信号(外部行選択信号)のex.RAS、レベルシフト回路36a、切り換えスイッチ36bに相当し、図10には電圧供給手段48bが追加されている。
スイッチ回路36においては、外部RAS信号のex.RASのHレベル信号がクロック信号発生器49から入力されたとき、電位Vbb1 が出力され、外部RAS信号のex.RASのLレベル信号が入力されたとき、電位Vbb2 が出力される。その他の動作については、図2に示したスイッチ回路10と同様なので説明を省略する。
【0109】
このような構成のメモリセル38を使用するMOS−DRAMの1実施例の構成は、図5、図6に示した第5,6発明に係る半導体回路のMOS−DRAMの構成を示すブロック図と略同様である。第7,8発明においては、上述の第5,6発明の実施例の構成に加えて、スイッチ回路36、電圧供給手段48a、電圧供給手段48bが付加された構成になっている。
このような構成のMOS−DRAM42では、外部行アドレス信号及び外部RAS信号(外部行選択信号)の反転信号バーex.RASのLレベル信号が入力バッファ26へ入力された後、行デコーダ29でワード線WL0 〜WLm が選択される。選択されたワード線WL0 〜WLm がワードドライバ30によりHレベル信号を与えられ、ワード線WL0 〜WLm 上のFET37が導通するときに、キャパシタ50の電荷がビット線BLを介して充電/放電されることにより書き込み又はリフレッシュ/読み出しが行われる。
【0110】
一方、外部RAS信号の反転信号バーex.RASのLレベル信号がクロック信号発生器49へ入力されるとき、クロック信号発生器49は、外部RAS信号ex.RASのHレベル信号をスイッチ回路36へ出力する。スイッチ回路36は、この外部RAS信号ex.RASのHレベル信号が入力されたとき、出力を電位Vbb2 (Vbb2 <0)からそれより低い電位Vbb1 に切り換え、メモリセルアレイ33の全メモリセル38を構成するFET37のバックゲートバイアス電位を電位Vbb2 (Vbb2 <0)からそれより低い電位Vbb1 に切り換える。
このとき、全メモリセル38を構成するFET37の閾値電位の絶対値は、電位Vbb2 がバックゲートに印加されているときより大きくなり、サブスレッショルドリークが減少する。
従って、DRAM42が活性状態にあり、周辺回路とビット線BLとがアクティブ状態のときに、そのときの主たるリークであるサブスレッショルドリークを減少させることができるので、ディスターブリフレッシュの周期を長くして、頻度を下げることができる。
【0111】
DRAM42へ外部RAS信号(外部行選択信号)の反転信号バーex.RASのHレベル信号が入力バッファ26へ入力されるとき、DRAM42は不活性となる。
一方、外部RAS信号の反転信号バーex.RASのHレベル信号がクロック信号発生器49へ入力されるとき、クロック信号発生器49は、外部RAS信号ex.RASのLレベル信号をスイッチ回路36へ出力する。スイッチ回路36は、この外部RAS信号ex.RASのLレベル信号が入力されたとき、出力を電位Vbb1 から電位Vbb2 へ切り換え、メモリセルアレイ33の全メモリセル38を構成するFET37のバックゲートバイアス電位を電位Vbb1 から電位Vbb2 へ切り換える。
【0112】
このとき、全メモリセル38を構成するFET37の閾値電位の絶対値は、電位Vbb2 より低い電位Vbb1 がバックゲートに印加されているときより小さくなり、接合リークが減少する。
従って、DRAM42が不活性状態にあり、周辺回路とビット線BLとがスタンドバイ状態のときに、そのときの主たるリークである接合リークを減少させることができるので、ポーズリフレッシュの周期を長くして、頻度を下げることができる。
【0113】
なお、メモリセル内でリフレッシュできるセルフリフレッシュ形メモリセルを使用したDRAMの場合も、セルフリフレッシュ時はポーズリフレッシュと同様の状態であるので、上述と同様に行うことにより、セルフリフレッシュの周期を長くすることができる。
また、上述の第5〜8発明に係るMOS−DRAMにおける電圧供給手段は、当該MOS−DRAMの内部に備えられた回路である必要は無く、当該MOS−DRAMの外部から与えられる電位を当該MOS−DRAM内部へ中継する端子であってもよい。
【0114】
実施例4.
図11は、本発明に係る半導体回路を構成する論理回路の他の実施例を示す断面構造図であり、図4に相当するものである。図12はこの平面図である。本実施例ではSi基板上にSOI構造のnMOS,pMOS−FETが並設された場合を示す。Si基板61上にSiO2 層62が形成されている。pMOS−FETQ21のソース・ドレイン領域にはp+ 層63, 64が形成されており、この間にはn- チャネル層65が形成されている。pMOS−FETQ21,nMOS−FETQ22間はSiO2 層71が形成されており、LOCOS法にて素子分離されている。nMOS−FETQ22のソース・ドレイン領域にはn+ 層66, 67が形成されており、この間にはp- チャネル層68が形成されている。pMOS−FETQ21のソースへは電源電位Vccが印加され、nMOS−FETQ22のソースへは接地電位Vssが印加されるようになっている。
【0115】
図12に示す如くゲート電極69によってソース・ドレインから分離されたn- チャネル層65は、図1,図3に示すものと同様のスイッチ回路11に接続されており、スイッチ回路11からボディバイアス電位Vbody-nが印加される。スイッチ回路11は、ボディバイアス電位Vbody-nを電源電位Vcc又は昇圧電位Vppに切り替えることができる。またゲート電極70によってソース・ドレインから分離されたp- チャネル層68は、図1,図2に示すものと同様のスイッチ回路10に接続されており、スイッチ回路10からボディバイアス電位Vbody-pが印加される。スイッチ回路10は、ボディバイアス電位Vbody-pを接地電位Vss又は負電位Vbbに切り替えることができる。
【0116】
さらにn- チャネル層65上に形成されたpMOS−FETQ21のゲート電極69及びp- チャネル層68上に形成されたnMOS−FETQ22のゲート電極70へは入力信号が与えられるようになっている。そしてpMOS−FETQ21のドレイン及びnMOS−FETQ22のドレインから出力信号が出力されるようになっている。
【0117】
以上の如き構成の論理回路の動作について説明する。
この論理回路が作動しないときは、クロック信号発生器14から反転コントロールクロック信号バーφのHレベル信号がスイッチ回路10,11へ入力されており、スイッチ回路10からは接地電位Vssより低い電位Vbb(<0)が、スイッチ回路11からは電源電位Vccより高い電位Vppが出力され、各々nMOS−FETQ22、pMOS−FETQ21のボディバイアス電位Vbody-p, ボディバイアス電位Vbody-nとされている。このとき、nMOS−FETQ22、pMOS−FETQ21は、各々のチャネル層へ接地電位Vss、電源電位Vccが印加されているときよりも、絶対値の大きな閾値電位になっており、サブスレッショルド電流は小さくなっている。
【0118】
逆に論理回路が作動するときには、クロック信号発生器14から反転コントロールクロック信号バーφのLレベル信号がスイッチ回路10,11へ入力されており、スイッチ回路10からは接地電位Vssが、スイッチ回路11からは電源電位Vccが出力され、各々nMOS−FETQ22、pMOS−FETQ21のボディバイアス電位Vbody-p, ボディバイアス電位Vbody-nとされている。このとき、nMOS−FETQ22及びpMOS−FETQ21は、各々のチャネル層へ接地電位Vssより低い電位Vbb及び電源電位Vccより高い電位Vppが印加されているときよりも、絶対値の小さな閾値電位になっており、サブスレッショルド電流は増加するが、スイッチング速度はより高速になる。
【0119】
入力節点INからHレベル(電源電位Vcc)の論理信号が入力されるとき、pMOS−FETQ21はオフ、nMOS−FETQ22はオンとなり、nMOS−FETQ22を介してLレベル(接地電位Vss=0V)の論理信号が出力節点OUTから出力される。
一方、入力節点INからLレベル(接地電位Vss=0V)の論理信号が入力されるとき、pMOS−FETQ21はオン、nMOS−FETQ22はオフとなり、pMOS−FETQ21を介してHレベル(電源電位Vcc)の論理信号が出力節点OUTから出力される。
【0120】
以上のように本実施例においては、高速のスイッチング特性と小サブスレッショルド電流特性とが両立可能である。
また図4に示す素子構成では、容量が比較的大きいバルク構造のウエルのバイアス電圧を変更するため、スイッチング時間が比較的長く、それに伴う充放電電流が比較的大きい。しかしながら図11に示す素子構成では、n- チャネル層65及びp- チャネル層68の容量は上述のウエルの容量より小さいのでスイッチング時間を短縮することができ、それに伴う充放電電流も比較的小さくすることができる。さらにボディ電圧の固定によりSOIトランジスタのキンクが無くなり、耐圧性が向上する。
【0121】
実施例5.
図13は、本発明に係る半導体回路を構成する論理回路のさらに他の実施例を示す断面構造図である。本実施例では、pMOS−FETQ21,nMOS−FETQ22間の素子分離をLOCOS法にかえてフィールドシールド(FS)法にて行ってある。即ちpMOS−FETQ21のp+ 層63, 64の両外側は、ポリシリコンからなるFS層74, 74を形成して0Vを印加することにより、チャネルをOFFしてn- 層72, 73が形成されている。またnMOS−FETQ22のn+ 層66, 67の両外側は、FS層74, 74を形成して負バイアスを印加することにより、チャネルをOFFしてp- 層75, 76が形成されている。n- 層73, p- 層75間にはp+ 層77が形成されている。
【0122】
n- チャネル層65及びn- 層72, 73へはスイッチ回路11からボディバイアス電位Vbody-nが印加されるようになっている。またp+ 層77, p- チャネル層68及びp- 層75, 76へはスイッチ回路10からボディバイアス電位Vbody-pが印加されるようになっている。pMOS−FETQ21のFS層74, 74には電源電位Vccが印加され、nMOS−FETQ22のFS層74, 74には接地電位Vssが印加されるようになっている。その他の構成は図11に示すものと同様であり、同符号を付して説明を省略する。
【0123】
本実施例においても上述の実施例と同様の効果が得られる。また本実施例では図12に示す如きボディバイアス電位用のレイアウトを必要とせず、FS層74の下のn- 層72, 73又はp- 層75, 76にて電位固定を行うことができる。
なおn- 層73, p- 層75間にn+ 層を形成し、このn+ 層にボディバイアス電位Vbody-nが印加される構成としてもよい。
【0124】
実施例6.
図14は、本発明に係る半導体回路を構成する論理回路のさらに他の実施例を示す断面構造図である。本実施例では、FS法及びLOCOS法にて素子分離を行ってある。即ち図13に示すp+ 層77にかえてSiO2 層71を形成してある。そしてn- チャネル層65及びn- 層72, 73へはスイッチ回路11からボディバイアス電位Vbody-nが印加されるようになっている。またp- チャネル層68及びp- 層75, 76へはスイッチ回路10からボディバイアス電位Vbody-pが印加されるようになっている。その他の構成は図13に示すものと同様であり、同符号を付して説明を省略する。
本発明は、このようにFS法及びLOCOS法にて素子分離を行ってある場合にも適用することができ、前述の実施例と同様の効果が得られる。
【0125】
実施例7.
図15は、本発明に係る半導体回路を構成する論理回路のさらに他の実施例を示す断面構造図である。本実施例では、pMOS−FETQ21にかえてnMOS−FETQ22と同じ構成のnMOS−FETQ23を形成し、nMOS−FETが併置された場合を示している。nMOS−FETQ22, Q23間にはn+ 層78が形成してある。nMOS−FETQ22, Q23のFS層74, 74, 74, 74とnMOS−FETQ22のp- 層75, 76及びp- チャネル層68とには接地電位Vssが印加され、n+ 層78には電源電位Vccが印加されるようになっている。nMOS−FETQ23のp- 層75, 76及びp- チャネル層68にはスイッチ回路10が接続されている。その他の構成は図13に示すものと同様であり、同符号を付して説明を省略する。本発明は、このようなnMOS−FETが併置された場合にも適用することができ、前述の実施例と同様の効果が得られる。
【0126】
また、上述の各実施例においては、電源電位Vcc<電位Vpp、電位Vbb<接地電位Vss、電位Vbb1 <電位Vbb2 として記述したが、各々相対的のものであり、電源電位Vcc>電位Vpp、電位Vbb>接地電位Vss、電位Vbb1 >電位Vbb2 としても、各々同様のことを記述することができる。
【0127】
実施例8.
図16は、本発明(第23発明)に係る半導体回路の実施例8を示す回路図である。図16では、ウエルを形成したバルク構造のFETにより構成した3つのインバータI11,I12,I13が直列に接続されている場合を示している。インバータI11は、電源線Vcc(電源電位:Vcc),接地線Vss(接地電位:Vss)間にpMOSのFETQ81と、nMOSのFETQ82とが直列に接続されている。同様にインバータI12(I13)は、電源線Vcc,接地線Vss間にpMOSのFETQ83(Q85)と、nMOSのFETQ84(Q86)とが直列に接続されている。
【0128】
そしてpMOSのFETQ81及びnMOSのFETQ82のゲートが接続されており、この接続点を入力節点INとしている。またpMOSのFETQ81,nMOSのFETQ82のドレインが接続され、その接続点は、インバータI12のpMOSのFETQ83及びnMOSのFETQ84のゲートの接続点と接続されている。同様にpMOSのFETQ83及びnMOSのFETQ84のドレインの接続点は、インバータI13のpMOSのFETQ85及びnMOSのFETQ86のゲートの接続点と接続されており、pMOSのFETQ85及びnMOSのFETQ86のドレインの接続点は出力節点OUTとなしてある。
【0129】
pMOSのFETQ81,Q85のバックゲートは、電源電位Vccと電位Vppとを切り換えるスイッチ回路11と接続されており、FETQ83のバックゲートはソースと同じ電源線Vccに接続されている。nMOSのFETQ82,Q86のバックゲートはソースと同じ接地線Vssに接続されており、FETQ84のバックゲートは、接地電位Vssと電位Vbbとを切り換えるスイッチ回路10と接続されている。
【0130】
本実施例では、スタンバイ時、入力節点INへはHレベルであるクロック信号が入力される。pMOSのFETQ81,Q85のバックゲートへはスイッチ回路11から電位Vppが印加され、FETQ83のバックゲートへは電源電位Vccが印加される。またnMOSのFETQ82,Q86のバックゲートへは接地電位Vssが印加され、FETQ84のバックゲートへはスイッチ回路10から電位Vbbが印加される。
【0131】
一方アクティブ時には、入力節点INへはLレベルであるクロック信号が入力される。FETQ81,Q85のバックゲートへはスイッチ回路11から電源電位Vccが印加され、FETQ83のバックゲートへはソース電位と同じ電源電位Vccが印加される。またFETQ82,Q86のバックゲートへはソース電位と同じ接地電位Vssが印加され、FETQ84のバックゲートへはスイッチ回路10から接地電位Vssが印加される。
【0132】
このようにバックゲートへ印加する電位を制御することにより、スタンバイ時はオフしているpMOSのFETQ81,Q85の閾値電圧が、アクティブ時の閾値電圧よりも大きくなり、またスタンバイ時はオフしているnMOSのFETQ84の閾値電圧が、アクティブ時の閾値電圧よりも大きくなる。従ってスタンバイ時にオフしているFETにおいて流れるサブスレッショルド電流を低減することができる。低電圧回路に対しても閾値スケーリングを行ってインバータ列における高速動作を実現することができる。
【0133】
実施例9.
図17は、本発明(第23発明)に係る半導体回路の実施例9を示す回路図である。図17では、SOI構造のFETにより構成した4つのインバータI1 ,I2 ,I3 ,I4 が直列に接続されている場合を示している。インバータI1 は、電源線Vcc(電源電位:Vcc),接地線Vss(接地電位:Vss)間にpMOSのFETQ31と、nMOSのFETQ32とが直列に接続されている。同様にインバータI2 (I3 ,I4 )は、電源線Vcc,接地線Vss間にpMOSのFETQ33(Q35,Q37)と、nMOSのFETQ34(Q36,Q38)とが直列に接続されている。
【0134】
そしてpMOSのFETQ31及びnMOSのFETQ32のゲートが接続されており、この接続点を入力節点INとしている。またpMOSのFETQ31,nMOSのFETQ32のドレインが接続され、その接続点は、インバータI2 のpMOSのFETQ33及びnMOSのFETQ34のゲートの接続点と接続されている。同様にpMOSのFETQ33及びnMOSのFETQ34のドレインの接続点は、インバータI3 のpMOSのFETQ35及びnMOSのFETQ36のゲートの接続点と接続されており、pMOSのFETQ35及びnMOSのFETQ36のドレインの接続点は、インバータI4 のpMOSのFETQ37及びnMOSのFETQ38のゲートの接続点と接続されている。pMOSのFETQ37及びnMOSのFETQ38のドレインの接続点は出力節点OUTとなしてある。
【0135】
pMOSのFETQ31,Q35のボディ(チャネル層,FS層下のチャネルオフ層を含む)はソースと同じ電源線Vccに接続されており、nMOSのFETQ34,Q38のボディはソースと同じ接地線Vssに接続されている。またpMOSのFETQ33,Q37のボディは、電位Vpp1 又は電位Vpp2 (Vpp1 >Vpp2 )を選択的に与えるスイッチ回路81と接続されており、nMOSのFETQ32,Q36のボディは、電位Vbb1 又は電位Vbb2 (Vbb1 <Vbb2 )を選択的に与えるスイッチ回路82と接続されている。
【0136】
スイッチ回路81へは、電圧供給手段83によって電位Vpp1 が与えられ、電圧供給手段84によって電位Vpp2 が与えられ、さらにクロック信号発生回路85から反転クロック信号バーφが与えられるようになっている。またスイッチ回路82へは、電圧供給手段86によって電位Vbb1 が与えられ、電圧供給手段87によって電位Vbb2 が与えられ、さらにクロック信号発生回路85から反転クロック信号バーφが与えられるようになっている。以上、スイッチ回路81, 82, 電圧供給手段83,84,86,87 及びクロック信号発生回路85を含む回路を基板(ボディ)バイアス切換回路88とする。
【0137】
スイッチ回路82は、図10に示す外部RAS信号ex.RASをクロック信号発生回路85にて発生されるクロック信号(φまたはバーφ)としたものと同様である。そして切り換えスイッチ(36b)の出力側をnMOSのFETQ34,Q38のボディと接続しておく。なお電位Vbb1 又は電位Vbb2 のいずれかを接地電位Vssとすることができ、電位Vbb2 を接地電位Vssとすれば図2に示す構成と同様になる。このときVbb1 <Vbb2 でなければならない。
【0138】
またスイッチ回路81は、図3に示す電圧供給手段15を電圧供給手段83にかえて電位Vppを電位Vpp1 とし、電源電位Vccを電圧供給手段84から得られる電位Vpp2 すればよい。なおなお電位Vpp1 又は電位Vpp2 のいずれかを電源電位Vccとすることができ、電位Vpp2 を電源電位Vccとすれば図3に示す構成と同様になる。このときVpp1 >Vpp2 でなければならない。
【0139】
以上の如く構成された半導体回路の動作について説明する。
スタンバイ時に入力節点INより入力される入力信号はLレベルであり、スタンバイ時にオンしているFETQ31, Q34, Q35, Q38のボディバイアス電位はソース電位と同じである。またスタンバイ時にオフしているnMOSのFETQ32, Q36のボディバイアス電位は電位Vbb1 であり、pMOSのFETQ33, Q37のボディバイアス電位は電位Vpp1 である。
【0140】
アクティブ時には入力節点INより入力される入力信号はHレベルとなり、FETQ32, Q33, Q36, Q37がオンする。このときnMOSのFETQ32, Q36のボディには基板(ボディ)バイアス切換回路88にて電位Vbb2 が印加され、pMOSのFETQ33, Q37のボディには基板(ボディ)バイアス切換回路88にて電位Vpp2 が印加される。またオフしているFETQ31, Q34, Q35, Q38のボディバイアス電位はソース電位と同じである。
【0141】
実施例1と同様に、スタンバイ時にはnMOSのFETのボディバイアス電位はアクティブ時より低くし、pMOSのFETのボディバイアス電位はアクティブ時より高くして閾値電圧を大きくしている。これによりサブスレショールド電流を低減することができる。またアクティブ時には閾値電圧を小さくしているのでインバータ列のスイッチング速度を上昇させることができる。
【0142】
本実施例では、インバータを構成する全てのFETのボディバイアス電位を制御するのではなく、スタンバイ時にオフするFETQ32, Q33, Q36, Q37のみ基板(ボディ)バイアス切換回路88に接続してボディバイアス電位を制御している。従ってボディバイアス電位の切り換えに要する消費電流は、全てのFETのボディバイアス電位を制御する場合の半分である。またボディバイアス電位の切り換え速度も高い。
【0143】
なおインバータ列を図4に示す如く、ウエルを形成したバルク構造にて作製すると、基板電位が4種類あるので4つのウエルが必要である。この場合はウエル間分離等の理由でレイアウト面積が大きくなったり、ウエルの寄生容量に対する充放電が大きいという問題がある。しかしながら図11に示す如きSOI構造のMOSFETでインバータ列を作製すると、このような問題は生じない。従って本実施例はSOI構造のMOSFETで構成されたインバータ列に適用すると良好な効果が得られる。以上より、低閾値電圧であり且つスタンバイ電流(サブスレッショルド電流)が小さく、高速動作が可能な論理回路を実現することができる。
【0144】
実施例10.
図18は、本発明(第23,26発明)に係る半導体回路の実施例10を示す回路図である。本実施例では実施例9におけるpMOSのFETQ31, Q35(例えば閾値電圧:0.7V)にかえてこれらより閾値電圧が小さい(例えば 0.3〜0.4V)pMOSのFETQ41, Q45を使用している。また実施例9におけるnMOSのFETQ34, Q38(例えば閾値電圧:0.7V)にかえてこれらより閾値電圧が小さい(例えば 0.3〜0.4V)nMOSのFETQ44, Q48を使用している。その他の構成は図17に示す構成と同様であり同符号を付して説明を省略する。なおバルク構造のFETを使用してもよい。
【0145】
本実施例においては、アクティブ時にオンするFETQ41, Q44, Q45, Q48の閾値電圧が小さくなしてあることにより、スタンバイ時からアクティブ時への移行時において瞬時に電流が流れる。従って実施例9よりも高速なスイッチング動作が可能となる。
【0146】
実施例11.
図19は、本発明(第24,25発明)に係る半導体回路の実施例11を示す回路図である。本実施例では、MT−MOS構造を使用した4つのインバータI5 ,I6 ,I7 ,I8 を示す。インバータI5 のpMOSのFETQ51, nMOSのFETQ52のゲートの接続点を入力節点INとしており、pMOSのFETQ51,nMOSのFETQ52のドレインの接続点は、インバータI6 のpMOSのFETQ53及びnMOSのFETQ54のゲートの接続点と接続されている。同様にpMOSのFETQ53及びnMOSのFETQ54のドレインの接続点は、インバータI7 のpMOSのFETQ55及びnMOSのFETQ56のゲートの接続点と接続されており、pMOSのFETQ55及びnMOSのFETQ56のドレインの接続点は、インバータI8 のpMOSのFETQ57及びnMOSのFETQ58のゲートの接続点と接続されている。pMOSのFETQ57及びnMOSのFETQ58のドレインの接続点は出力節点OUTとなしてある。
【0147】
pMOSのFETQ51, Q53, Q55, Q57のソースは副電源線Vcc1 に接続されており、nMOSのFETQ52, Q54, Q56, Q58のソースは副接地線Vss1 に接続されている。副電源線Vcc1 は、反転クロック信号バーφがゲートに与えられ、電源電位Vccがボディ(バックゲート)に与えられるpMOSのFETQ59を介して電源線Vccと接続されている。副接地線Vss1 は、クロック信号φがゲートに与えられ、接地電位Vssがボディ(バックゲート)に与えられるnMOSのFETQ60を介して接地線Vssと接続されている。FETQ59, Q60の閾値電圧は、インバータI5 ,I6 ,I7 ,I8 を構成するFETQ51, Q52, Q53, Q54, Q55, Q56, Q57, Q58の閾値電圧より大きい。
【0148】
pMOSのFETQ51, Q53, Q55, Q57のボディ(バックゲート)は、基板(ボディ)バイアス切換回路88のスイッチ回路(81)に接続されており、nMOSのFETQ52, Q54, Q56, Q58のボディ(バックゲート)は、基板(ボディ)バイアス切換回路88のスイッチ回路(82)に接続されている。
【0149】
以上の如き構成の半導体回路では、スタンバイ時にはFETQ59, 60をオフさせる。これにより副電源線Vcc1 には電源電位Vccが与えられなくなり、副接地線Vss1 には接地電位Vssが与えられなくなる。さらにpMOSのFETQ51, Q53, Q55, Q57のボディ(バックゲート)には電位Vpp1 が印加され、nMOSのFETQ52, Q54, Q56, Q58のボディ(バックゲート)には電位Vbb1 が印加される。
【0150】
またアクティブ時にはFETQ59, 60をオンさせる。これによりpMOSのFETQ51, Q53, Q55, Q57のソースには副電源線Vcc1 を介して電源電位Vccが与えられ、nMOSのFETQ52, Q54, Q56, Q58のソースには副接地線Vss1 を介して接地電位Vssが与えられる。さらにpMOSのFETQ51, Q53, Q55, Q57のボディ(バックゲート)には電位Vpp2 が印加され、nMOSのFETQ52, Q54, Q56, Q58のボディ(バックゲート)には電位Vbb2 が印加される。
【0151】
本発明ではインバータ列で電流が流れて副電源線Vcc1 の電位,副接地線Vss1 の電位のへたりが生じても、スタンバイ時の閾値電圧を高くするようにFETのボディ(バックゲート)バイアス電位を制御するので、スイッチングに遅延が生じたり、論理が変わったりすることを防止することができる。
【0152】
実施例12.
図20は、本発明(第23,25)に係る半導体回路の実施例12を示す回路図である。本実施例では図19に示すpMOSのFETQ51, Q55のボディ(バックゲート)を電源線Vccに接続し、pMOSのFETQ53, Q57のみのボディ(バックゲート)を基板(ボディ)バイアス切換回路88に接続している。また図19に示すnMOSのFETQ54, Q58のボディ(バックゲート)を接地線Vssに接続し、nMOSのFETQ52, Q56のみのボディ(バックゲート)を基板(ボディ)バイアス切換回路88に接続している。その他の構成は図19に示すものと同様であり、同符号を付して説明を省略する。
【0153】
本実施例では、スタンバイ時にオフするFETQ52, Q53, Q56, Q57のみの基板バイアス電位を可変としている。これにより基板(ボディ)バイアス切換回路88によって基板バイアス電位を変更するFETの数が実施例11の場合の半分となるので、基板バイアス電位の切換に要する消費電力を1/2に低減することができ、また高速にて切り換えることができる。
【0154】
実施例13.
図21は、本発明(第27発明)に係る半導体回路の実施例13を示す回路図であり、図26に示すワードドライバに本発明を適用した場合を示す。ワードドライバWDは、昇圧電源に接続された電源線Vpp2 (電位:Vpp2 ),接地間にpMOSのFETQ61, nMOSのFETQ62が直列に接続されており、pMOSのFETQ61, nMOSのFETQ62のゲートにデコーダ信号Xが入力され、pMOSのFETQ61, nMOSのFETQ62のドレインの接続点にワード線WLが接続されている。このような構成のワードドライバWDが縦方向にn個,横方向にm列並設されている(WD11〜WDmn)。
そして各ワードドライバWDのpMOSのFETQ61のボディ(バックゲート)は、上述の実施例と同様のスイッチ回路81に接続されている。
【0155】
このような構成の半導体回路においては、pMOSのFETQ61のボディ(バックゲート)バイアス電位を、スイッチ回路81によりスタンバイ時に電位Vpp1 とする。そしてアクティブ時には電位Vpp2 (Vpp1 >Vpp2 )とし、選択されたワードドライバWD(例えばワードドライバWD11)にデコーダ信号X1 が入力されることにより、ワード線WLがアクティブ状態になる。
本実施例においてもスタンバイ時に流れるスタンバイ電流(サブスレッショルド電流)が少ないDRAMを実現することができる。
【0156】
実施例14.
図22は、本発明(第28発明)に係る半導体回路の実施例14を示す回路図であり、階層構造のワードドライバを本発明を利用して実現した場合を示す。図21に示す縦方向に配置されたワードドライバWDを列単位にワードドライバ列B1,B2,…Bm とする。pMOSのFETQ61のボディ(バックゲート)は、ワードドライバ列B毎にスイッチ回路81と接続されている。各スイッチ回路81へは電圧供給手段83, 84から電位Vpp1 , Vpp2 が与えられる。またアクティブ時にLレベルとなるクロック信号φとワードドライバ列Bを選択するための列選択信号Kとを入力とする NOR回路N1,N2,…Nm の出力信号が各スイッチ回路81へ与えられるようになしてある。その他の構成は図21に示すものと同様であり、同符号を付して説明を省略する。
【0157】
このような構成の半導体回路においては、スタンバイ時には、クロック信号φ及び列選択信号K1 ,K2 ,…Km はHレベルであり、pMOSのFETQ61のボディ(バックゲート)へ電位Vpp1 を印加する。これによりpMOSのFETQ61の閾値電圧が高くなり、ほとんどサブスレッショルド電流は流れない。
【0158】
そしてアクティブ時には、クロック信号がLレベルとなり、選択されたワードドライバWD(例えばワードドライバWD11)に接続されたスイッチ回路81へ与えられる列選択信号K1 がLレベルとなる。その他の列選択信号K2 ,…Km はHレベルである。そしてpMOSのFETQ61にデコーダ信号X1 が入力されることによりワード線WLが立ち上がる。アクティブ時には選択されたワードドライバWDのpMOSのFETQ61の閾値電圧が小さくなるので、ワード線WLは高速にて立ち上がる。
【0159】
本実施例においては、選択されたワードドライバWDを含むワードドライバ列Bのみのソース電位を上昇させるだけでよいので、実施例12よりもワード線WLの立ち上がり時間を短縮することができる。
【0160】
実施例10〜14は、バルク構造又はSOI構造のいずれに適用してもよい。但しバルク構造の場合は制御する電位をバックゲートバイアス電位とし、SOI構造の場合はボディバイアス電位とする。
【0161】
【発明の効果】
本発明の第1発明に係る半導体回路によれば、MOS−FETの閾値電位の絶対値を切り換えて、MOS−FETのスイッチング特性とサブスレッショルド電流特性とを可変にすることができるので、高速のスイッチング特性と小サブスレッショルド電流特性とが両立可能なMOS−FETで構成される半導体回路を実現することができる。
【0162】
第2発明に係る半導体回路によれば、MOS−FETの動作態様に従って、半導体回路を構成するMOS−FETの閾値電位の絶対値を切り換えるので、MOS−FETが作動しないときは、MOS−FETを小サブスレッショルド電流特性とし、MOS−FETが作動するときは、MOS−FETを高速のスイッチング特性とすることができる。
【0163】
第3発明に係る半導体回路によれば、MOS−FETが作動するときは、閾値電位の絶対値を小さくし、MOS−FETが作動しないときは、閾値電位の絶対値を大きくするので、高速のスイッチング特性と小サブスレッショルド電流特性とが両立可能なMOS−FETで構成される半導体回路を実現することができる。また、第4発明に係る半導体回路によれば、スイッチ回路を一導電型MOS−FETと他導電型MOS−FETとで構成することができる。
【0172】
第5発明に係る半導体回路によれば、MOS−FETがインバータ列を構成する場合に、全てのMOS−FETのバックゲートバイアス電位を切り換える構成よりも、半分の電力で高速のスイッチング特性と小サブスレッショルド電流特性とが両立可能である。
【0173】
第6、7発明に係る半導体回路によれば、インバータ列は、スイッチング素子、例えば閾値電圧が高いMOS−FETを介して電源に接続され、スイッチング素子(例えば閾値電圧が高いMOS−FET)を介して接地されているので、スタンバイ時にスイッチング素子をオフしておけば、電源,接地間の電流パスを遮断することができる。サブスレッショルド電流の低減が実現される。
【0174】
第8発明に係る半導体回路によれば、インバータ列を構成するMOS−FETのうち、スタンバイ時にオンするMOS−FETの閾値電圧を、スタンバイ時にオンするMOS−FETの閾値電圧より小さくなしてあるので、スタンバイ状態からアクティブ状態へ移行するときにこれらMOS−FETにおける電流の増加が速く行え、スイッチング特性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1〜4発明に係る半導体回路を構成する論理回路の一例を示すコンプリメンタリMOSインバータの回路図である。
【図2】 図1に示したスイッチ回路の一例を示す回路図である。
【図3】 図1に示したスイッチ回路の一例を示す回路図である。
【図4】 図1に示したコンプリメンタリMOSインバータのウエル構造を示す断面構造図である。
【図5】 第5,6発明に係るMOS−DRAMの一例の構成を示すブロック図である。
【図6】 第5,6発明に係るMOS−DRAMの一例の構成を示すブロック図である。
【図7】 図5、図6に示したMOS−DRAMの内部各部における外部RAS信号の伝達時間の内訳を示したタイミングチャートである。
【図8】 MOS−DRAM内におけるコントロールクロック信号と外部RAS信号との関係を示したタイミングチャートである。
【図9】 第7,8発明に係るMOS−DRAMを構成するメモリセルの1実施例の構成を示すブロック図である。
【図10】 図9に示したスイッチ回路の構成例を示す回路図である。
【図11】 本発明に係る半導体回路を構成する論理回路の他の実施例を示す断面構造図である。
【図12】 図11に示す半導体回路の要部のレイアウトを示す図である。
【図13】 本発明に係る半導体回路を構成する論理回路のさらに他の実施例を示す断面構造図である。
【図14】 本発明に係る半導体回路を構成する論理回路のさらに他の実施例を示す断面構造図である。
【図15】 本発明に係る半導体回路を構成する論理回路のさらに他の実施例を示す断面構造図である。
【図16】 第23発明に係る半導体回路を示す回路図である。
【図17】 第23発明に係る半導体回路の他の実施例を示す回路図である。
【図18】 第26発明に係る半導体回路を示す回路図である。
【図19】 第24発明に係る半導体回路を示す回路図である。
【図20】 第23,24発明に係る半導体回路を示す回路図である。
【図21】 第27発明に係る半導体回路を示す回路図である。
【図22】 第28発明に係る半導体回路を示す回路図である。
【図23】 従来の半導体回路に使用されるコンプリメンタリMOSインバータを示す回路図である。
【図24】 DRAMに使用される従来のメモリセルの構造例を模式的に示した断面構造図である。
【図25】 論理回路がインバータ列である場合にMT−MOSを使用した従来のCMOS回路を示す回路図である。
【図26】 従来のワードドライバを示す回路図である。
【図27】 従来の階層構成のワードドライバを示す回路図である。
【符号の説明】
1 コンプリメンタリMOSインバータ、10,11,36,43C,43R,45C,45R,81,82 スイッチ回路、10a,11a レベルシフト回路、10b,11b 切り換えスイッチ、13,15,44C,44R,46C,46R,48a,48b,83,84,86,87 電圧供給手段、14 クロック信号発生器、57 メモリセル、42 MOS−DRAM、85 クロック信号発生回路、88 基板バイアス切換回路、φ,φ1 ,φ2 コントロールクロック信号、Vcc 電源電位(通常のバックゲートバイアス電位)、Vss 接地電位(通常のバックゲートバイアス電位)、Vpp,Vbb,Vbb1 ,Vbb2 電圧供給手段からの電位、ex.RAS 外部行選択信号、I1 ,I2 ,I3 ,I4 ,I5 ,I6 ,I7 ,I8 ,I11,I12,I13 インバータ、WD ワードドライバ、B ワードドライバ列。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a semiconductor circuit using a MOS-FET.RoadIt is about improvement.
[0002]
[Prior art]
FIG. 23 is a circuit diagram showing a complementary MOS inverter used in a conventional semiconductor circuit. The power supply potential V is applied to the source and back gate (substrate) of the pMOS FET Q1.ccAnd the ground potential V is applied to the source and back gate of the nMOS FET Q2.ssAre connected, the gates of FETQ1 and FETQ2 are connected, the connection point is the input node IN, the drains are connected, and the connection point is the output node OUT.
The operation of such a complementary MOS inverter will be described below.
From input node IN to H level (power supply potential Vcc) Is input, the FET Q1 is turned off, the FET Q2 is turned on, and the L level (the ground potential V is set via the FET Q2.ss= 0V) is output from the output node OUT.
On the other hand, from input node IN to L level (ground potential Vss= 0V), the FET Q1 is turned on and the FET Q2 is turned off, and the H level (power supply potential V is set via the FET Q1.CC) Is output from the output node OUT.
[0003]
By the way, every time the miniaturization of the semiconductor circuit advances and the size of the MOS-FET in the semiconductor circuit is scaled down, the MOS-FET has high performance. Specifically, faster switching characteristics are obtained by shortening the channel length, thinning the gate oxide film, and reducing the absolute value of the threshold potential.
However, when the threshold is lowered or the channel length is shortened in order to obtain the high-speed switching characteristics of the MOS-FET, when the drain depletion layer and the source depletion layer are connected, the channel is not formed. However, punch-through in which a current flows between the source and the drain is likely to occur, and there arises a problem that the subthreshold current in the weak inversion state that flows when the gate potential does not reach the threshold value near the threshold potential increases.
[0004]
FIG. 24 is a cross-sectional structure diagram schematically showing an example of the structure of a conventional memory cell used in a MOS-DRAM. An nMOS FET 53 and a
In the
By the way, in the
[0005]
Further, in the MOS-DRAM, refresh (rewrite) for periodically updating the stored contents is performed to compensate for the above-described leakage loss of the
Therefore, when the absolute value of the back gate bias potential (p-well potential), which is a normal negative potential of the
[0006]
“MT (Multi−Threshold) -CMOS: 1V high-speed CMOS digital circuit technology, 1994 IEICE Spring Conference, C-627, 5-195 ”and“ 1V High-speed Digital Circuit Technology with 0.5 μm Multi-Threshold (MT) CMOS, ( Proc. IEEE ASIC Conf., 1993, pp 186-189) "describes a CMOS circuit using pMOS and nMOS FETs having two types of threshold voltages, high and low. CMOS using MT-MOS The circuit is designed to reduce the sub-threshold current that flows during standby and to speed up the operation when active, and is configured as follows: the logic circuit is an FET with a low threshold voltage (0.3 to 0.4 V). The power line and the sub power line are connected via a high threshold voltage (0.7V) FET for blocking a leak path, and the ground line and sub ground are connected via a high threshold voltage (0.7V) FET. Between these sub power line and sub ground line. Connect the roads.
[0007]
FIG. 25 is a circuit diagram showing a conventional CMOS circuit using MT-MOS when the logic circuit is an inverter array. Inverter IFiveThe connection point of the gates of the pMOS FET Q51 and the nMOS FET Q52 is the input node IN, and the connection point of the drains of the pMOS FET Q51 and the nMOS FET Q52 is the inverter I6The pMOS FET Q53 and the nMOS FET Q54 are connected to the gate connection point. Similarly, the connection point of the drains of the pMOS FET Q53 and the nMOS FET Q54 is the inverter I7PMOS FET Q55 and nMOS FET Q56 are connected to the gate connection point, and the pMOS FET Q55 and nMOS FET Q56 drain connection point is connected to the inverter I.8The pMOS FET Q57 and the nMOS FET Q58 are connected to the gate connection point. The connection point between the drains of the pMOS FET Q57 and the nMOS FET Q58 is the output node OUT.
[0008]
The sources of pMOS FETs Q51, Q53, Q55, and Q57 are the sub power line Vcc1NMOS FETs Q52, Q54, Q56, Q58 are connected to the sub-ground line Vss1It is connected to the. Sub power line Vcc1Is a power supply line V through a pMOS FET Q59 to which an inverted clock signal φ is applied to the gate.cc(Power supply potential: Vcc). Sub ground wire Vss1Is connected to the ground line V through the nMOS FET Q60 to which the clock signal φ is applied to the gate.ss(Ground potential: Vss). The threshold voltage of FETQ59, 60 is the inverter IFive, I6, I7, I8Higher than the threshold voltage of FETs Q51, Q52, Q53, Q54, Q55, Q56, Q57, and Q58.
[0009]
In an inverter array using MT-MOS FETs, FETs Q59 and 60 are turned on when active. As a result, the source of the pMOS FETs Q51, Q53, Q55, Q57 is connected to the sub power line V.cc1Through the power supply potential VccAnd the source of the nMOS FETs Q52, Q54, Q56, and Q58 is connected to the sub-ground line Vss1Through the ground potential VssIs given.
[0010]
Further, the FETs Q59 and 60 are turned off during standby. As a result, the sub power line Vcc 1Is the power supply potential VccIs no longer given, and the sub-ground line Vss1Has a ground potential VssWill not be given. Therefore, the current path between the power source and the ground is cut, and the subthreshold current is also reduced.
[0011]
Inverter IFive, I6, I7, I8FETs Q51, Q52, Q53, Q54, Q55, Q56, Q57, and Q58 are low in threshold voltage, so that high-speed operation is possible when active. However, when the subthreshold current flows in the inverter train during standby, the sub power line Vcc1Or the sub-ground line Vss1May increase in potential. Then, at the time of transition from the standby state to the active state, such a sub power line Vcc1Potential, sub-ground line Vss1There is a possibility that a large delay occurs in switching due to the sag of the potential, or the logic changes in the worst case. Such a phenomenon is remarkable when the active period is long.
[0012]
FIG. 26 is a circuit diagram showing a conventional word driver. The word driver WD is connected to the power supply line V connected to the boost power supply.ppThe pMOS FET Q61 and the nMOS FET Q62 are connected in series between the ground and the ground, the decoder signal X is input to the gates of the pMOS FET Q61 and the nMOS FET Q62, and the drain of the pMOS FET Q61 is connected to the drain of the nMOS FET Q62. Line WL is connected. The n word drivers WD having such a configuration are arranged in parallel in the vertical direction and m columns in the horizontal direction (WD).11~ WDmn).
The selected word driver WD (for example, the word driver WD)11) To decoder signal X11Is input, the word line WL becomes active.
[0013]
In such a configuration, a subthreshold current flows in the word driver WD in the standby state, which is a problem in realizing low power consumption.
Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-210976 discloses a word driver provided with switching means (FET) for switching power supply potential supply to the pMOS FET Q61 of the word driver WD so as not to flow a subthreshold current. Yes.
[0014]
Furthermore, "Subthreshold-Current Reduction Circuits for Multi-Gigabit DRAM's, Symposium on VLSI Circuit Dig. Of Tech. Papers, pp. 45-46" switches the power supply potential supply of the pMOS FET Q61 of the word driver WD in columns. A hierarchical word driver having switching means (FET) provided between the switching means and the word driver is described. FIG. 27 is a circuit diagram showing this word driver. Power line VppAre connected to the pMOS FETs Q71, Q72,..., Q7m connected to the word driver strings B1, B2,. The gates of the FETs Q71, Q72,..., Q7m have column selection signals K1, K2,... Km that become L level only when the corresponding word driver columns B1, B2,. Given.
[0015]
This makes it unnecessary to increase the source potential of the pMOS FET Q61 of all the word drivers WD at the time of transition from the standby state where the source potential of the pMOS FET Q61 is slightly lowered, to include the selected word driver. Since the source potential of the word driver column only needs to be increased, current consumption at this time can be reduced.
[0016]
In the word driver shown in FIG. 27, it is necessary to raise the source potential of the pMOSFET Q61 from the slightly lowered potential to the power supply potential when shifting from the standby state to the active state, so that the rise of the selected word line is delayed. There's a problem.
[0017]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above circumstances. In the first to fourth inventions, by providing means for switching the back gate bias potential of the MOS-FET, high-speed switching characteristics and small subthreshold currents are provided. An object of the present invention is to provide a semiconductor circuit composed of MOS-FETs having compatible characteristics.
[0024]
In the fifth and sixth to eighth inventions, an inverter array is formed.MOS-FETIt is an object of the present invention to provide a semiconductor circuit capable of achieving both high-speed switching characteristics and small subthreshold current characteristics by providing means for switching the back gate bias potential.
[0025]
[Means for Solving the Problems]
The semiconductor circuit according to the first aspect of the present invention is:In a semiconductor circuit having a MOS-FET,A MOS-FET to be supplied with the first potential or the second potential as the back gate bias potential, and the first potential or the second potential.As the back gate bias potentialSwitching means for selectively giving to the MOS-FET, the switching means for outputting a signal for conversion to the first potential or the second potential, and an output signal from the level shift circuit According toWhen the MOS-FET operatesFirst potentialIs larger than the first potential when the MOS-FET does not operate.A switch circuit that selectively applies a second potential as a back gate bias potential to the MOS-FET.The switch circuit further includes a first MOS-FET and a second MOS-FET, applies the first potential to the source of the first MOS-FET, and supplies the source of the second MOS-FET. And the drains of the first MOS-FET and the second MOS-FET are connected to the back gate of the MOS-FET.It is characterized by that.
[0026]
A semiconductor circuit according to a second invention isIn a semiconductor circuit having a MOS-FET,The MOS-FET to which the first potential or the second potential is to be applied as the back gate bias potential, and the first potential or the second potential according to the operation mode of the MOS-FET.As the back gate bias potentialSwitching means for selectively giving to the MOS-FET, the switching means for outputting a signal for conversion to the first potential or the second potential, and an output signal from the level shift circuit According toWhen the MOS-FET operatesFirst potentialIs larger than the first potential when the MOS-FET does not operate.A switch circuit that selectively applies a second potential as a back gate bias potential to the MOS-FET.The switch circuit further includes a first MOS-FET and a second MOS-FET, applies the first potential to the source of the first MOS-FET, and supplies the source of the second MOS-FET. And the drains of the first MOS-FET and the second MOS-FET are connected to the back gate of the MOS-FET.It is characterized by that.
[0027]
A semiconductor circuit according to a third invention isIn a semiconductor circuit having a MOS-FET,In accordance with the MOS-FET to which the first potential or the second potential is to be applied as the back gate bias potential, the clock signal generating means for generating the control clock signal for activating the MOS-FET, and the
[0028]
A semiconductor circuit according to a fourth invention is the first circuit.Thru3 In the invention,The first MOS-FET of the switch circuit is a one conductivity type MOS-FET, and the second MOS-FET of the switch circuit is an other conductivity type MOS-FET.It is characterized by that.
[0029]
A semiconductor circuit according to a fifth invention is the semiconductor circuit according to the fourth invention.,oneInverter train in which inverters composed of conductive MOS-FETs and other conductive MOS-FETs are connected in seriesFurther comprising the inverter,The back gate of the MOS-FET that is turned off during standby is connected to the switching means.
[0043]
A semiconductor circuit according to a sixth invention is5thIn the invention, beforeNoteThe inverter row is arranged between a sub power line connected to a power source via a switching element and a sub ground line grounded via the switching element.
[0044]
A semiconductor circuit according to a seventh aspect is the semiconductor device according to the sixth aspect, wherein the switching element isInverter trainIs a MOS-FET having a threshold voltage larger than that of the MOS-FET constituting the circuit, and is turned on when active.
[0045]
A semiconductor circuit according to an eighth invention is the5 shotsIn the light, among the MOS-FETs constituting the inverter row,The MOS-FET whose back gate is connected to the switching meansActiveof timeThe threshold voltage isDuring standbyThe threshold voltage is smaller than the threshold voltage.
[0053]
[Action]
In the semiconductor circuit according to the first aspect of the present invention, the switching means switches the absolute value of the threshold potential of the MOS-FET by switching the back gate bias potential of the MOS-FET to the first potential or the second potential. The switching characteristics and the subthreshold current characteristics can be switched.
[0054]
In the semiconductor circuit according to the second invention, when the switching means switches the back gate bias potential of the MOS-FET to the first potential or the second potential according to the operation mode of the MOS-FET, and the MOS-FET operates. Decreases the absolute value of the threshold potential, and increases the absolute value of the threshold potential when the MOS-FET does not operate.
[0055]
In the semiconductor circuit according to the third invention, when the MOS-FET is operated by switching the back gate bias potential of the MOS-FET to the first potential or the second potential according to the control clock signal generated by the clock signal generating means. Decreases the absolute value of the threshold potential, and increases the absolute value of the threshold potential when the MOS-FET does not operate.
[0056]
In the semiconductor circuit according to the first to third inventions, the level shift circuit is based on a logic level potential.semiconductorThe switch circuit converts the back gate bias potential of the MOS-FET constituting the circuit into an output from the level shift circuit,semiconductorSince the back gate bias potential of the MOS-FET constituting the circuit is switched to the first potential or the second potential, the switching means changes the back gate bias potential of the MOS-FET to the first potential or the second potential. Can be converted.
[0057]
In the semiconductor circuit according to the fourth invention,The switch circuit consists of one conductivity type MOS-FET and another conductivity type MOS-FET.can do.
[0075]
First5 shotsIn the semiconductor circuit according to the present invention, when MOS-FETs constitute an inverter array, the back gate bias power of all MOS-FETs.PlaceThe power required for switching may be half that of the configuration for switching.
[0076]
First6, 7In the semiconductor circuit according to the invention, the inverter array is connected to a power source via a switching element (for example, a MOS-FET having a high threshold voltage) and grounded via the switching element (for example, a MOS-FET having a high threshold voltage). Therefore, if the switching element is turned off during standby, the current path between the power source and the ground can be cut off.
[0077]
First8Semiconductor circuit according to the inventionIsSince the threshold voltage of the MOS-FET that is turned on when active among the MOS-FETs that constitute the inverter row is made smaller than the threshold voltage of the MOS-FET that is turned off when active, the transition from the standby state to the active state is performed. The increase in current in these MOS-FETs can be performed quickly. This improves the operating speed.
[0080]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the drawings illustrating embodiments thereof.
Example 1.
FIG. 1 is a circuit diagram of a complementary MOS inverter showing an example of a logic circuit constituting a semiconductor circuit according to the first to fourth inventions. The power supply potential V is applied to the source of the FET Q1.ccIs applied, and the ground potential V is applied to the source of the FET Q2.ssAre connected, the gates of FETQ1 and FETQ2 are connected, the connection point is the input node IN, the drains are connected, and the connection point is the output node OUT. The back gate of the FET Q2 is connected to the ground potential Vss(= 0V) and ground potential VssLower potential Vbb(<0V) is connected to the
[0081]
Here, the FET Q1 and the FET Q2 have the power supply potential VccHigher potential VppAnd ground potential VssLower potential VbbIs applied to each back gate, for example, a subthreshold current comparable to that of the prior art is set. Then, the power supply potential VccAnd ground potential VssIs applied to each back gate, the absolute value of the threshold potential becomes smaller than in the conventional case, so that the subthreshold current increases, but the switching speed can be made faster than in the conventional case. Therefore, if the absolute value of the threshold potential is made small when the
[0082]
2 shows the ground potential V shown in FIG.ssAnd
The output node of the level shift circuit 10a is provided at the connection point between the drains of the FET Q4 and FET Q6, and this output node is connected to the input node of the
[0083]
The
[0084]
3 shows the power supply potential V shown in FIG.ccAnd potential VppIt is a circuit diagram which shows an example of the
The output node of the level shift circuit 11a is provided at the connection point between the drains of the FET Q9 and the FET Q11, and this output node is connected to the input node of the changeover switch 11b.
[0085]
The changeover switch 11b includes a pMOS FET Q13 and an nMOS FET Q14. The gates of the FET Q13 and the FET Q14 are connected to serve as an input node of the changeover switch 11b, and the drains are connected to serve as an output node. The power supply potential V supplied from the voltage supply means 15 is applied to the source and back gate of the FET Q13.ccHigher potential VppIs applied, and the source of the FET Q14 has a power supply potential VccIs applied.
[0086]
FIG. 4 is a cross-sectional structure diagram showing the well structure of the
[0087]
The operation of such
[0088]
When the
[0089]
From input node IN to H level (power supply potential Vcc) Is input, the FET Q1 is turned off, the FET Q2 is turned on, and the L level (the ground potential V is set via the FET Q2.ss= 0V) is output from the output node OUT.
On the other hand, from input node IN to L level (ground potential Vss= 0V), the FET Q1 is turned on and the FET Q2 is turned off, and the H level (power supply potential V is set via the FET Q1.cc) Is output from the output node OUT.
[0090]
The operation of the
As described above, when the
Power supply potential VccIs input from the level shift circuit 10a, in the
[0091]
On the other hand, as described above, when the
Potential VbbIs input from the level shift circuit 10a, in the
[0092]
The operation of the
As described above, when the
Ground potential VssIs input from the level shift circuit 11a, in the changeover switch 11b, the FET Q13 is turned on and the FET Q14 is turned off.ccHigher potential VppIs output.
[0093]
On the other hand, as described above, when the
Potential VppIs input from the level shift circuit 11a, in the changeover switch 11b, the FET Q13 is turned off and the FET Q14 is turned on, via the FET Q14, the power supply potential VccIs output.
[0094]
In the above description, the back gate bias can be switched for both the pMOS-FET and the nMOS-FET. However, the back gate bias can be switched only for the pMOS-FET or only the nMOS-FET. You can also In that case, the configuration in which the back gate bias can be switched only for the pMOS-FET can be realized by the twin well structure of the p substrate, and the configuration in which only the nMOS-FET can be switched can be realized by the twin well structure of the n substrate, as shown in FIG. Such a triple well structure is not necessary.
The voltage supply means 13 and 15 do not need to be circuits provided inside the semiconductor circuit, and may be terminals that relay a potential applied from the outside of the semiconductor circuit to the inside of the semiconductor circuit.
[0095]
Example 2
5 and 6 are block diagrams showing the structure of an example of a MOS-DRAM according to the fifth and sixth inventions. The external row address signal is input to the input terminal ex. A0~ Ex. AnTo the input buffer 26, latched in the
The contents of the accessed
[0096]
On the other hand, an external column address signal input through an input terminal, an input buffer, a latch circuit, and a buffer gate column (not shown) is sent to the
[0097]
Further, when the logic circuits of the input buffer 26, the
[0098]
On the other hand, when the logic circuits of the I / O gate 40, the preamplifier 34, the
The
[0099]
In the above-described series of operations, the
[0100]
FIG. 7 is a timing chart showing the breakdown of the transmission time of the external RAS signal in each internal part of the MOS-
[0101]
Here, the back gate bias potential of the MOS-FET constituting the logic circuit of the input buffer 26, the
[0102]
8A to 8C show the control clock signal bar φ created as described above in the MOS-DRAM 42.1, Bar φ2And the inverted signal bar ex. Of the external RAS signal. 3 is a timing chart showing the relationship of RAS. Times T0, T1, Td1 consumed in the input buffer 26,
[0103]
Accordingly, when the input buffer 26, the
[0104]
On the other hand, when the input buffer 26, the
[0105]
Similarly, when the preamplifier 34 and the
[0106]
On the other hand, when the
[0107]
Example 3
FIG. 9 is a block diagram showing a configuration of one embodiment of a memory cell constituting the MOS-DRAM according to the seventh and eighth inventions. The
[0108]
FIG. 10 is a circuit diagram showing a configuration example of the
In
[0109]
The configuration of one embodiment of the MOS-DRAM using the
In the MOS-
[0110]
On the other hand, the inverted signal bar ex. Of the external RAS signal. When the RAS L level signal is input to the
At this time, the absolute value of the threshold potential of the
Therefore, when the
[0111]
Inverted signal bar ex. Of external RAS signal (external row selection signal) to
On the other hand, the inverted signal bar ex. Of the external RAS signal. When the RAS H level signal is input to the
[0112]
At this time, the absolute value of the threshold potential of the
Therefore, when the
[0113]
Even in the case of a DRAM using a self-refresh memory cell that can be refreshed in the memory cell, the self-refresh state is the same as that in the pause refresh. be able to.
Further, the voltage supply means in the MOS-DRAM according to the fifth to eighth inventions described above need not be a circuit provided in the MOS-DRAM, and the potential applied from the outside of the MOS-DRAM -It may be a terminal that relays into the DRAM.
[0114]
Example 4
FIG. 11 is a sectional structural view showing another embodiment of the logic circuit constituting the semiconductor circuit according to the present invention, and corresponds to FIG. FIG. 12 is a plan view of this. In this embodiment, an SOI structure nMOS and pMOS-FET are arranged in parallel on a Si substrate. SiO on
[0115]
N separated from the source and drain by the
[0116]
N-The
[0117]
The operation of the logic circuit configured as described above will be described.
When this logic circuit does not operate, an H level signal of the inverted control clock signal bar φ is input from the
[0118]
Conversely, when the logic circuit operates, the L level signal of the inverted control clock signal bar φ is input from the
[0119]
From input node IN to H level (power supply potential Vcc) Is input, the pMOS-FET Q21 is turned off, the nMOS-FET Q22 is turned on, and the L level (ground potential V) is set via the nMOS-FET Q22.ss= 0V) is output from the output node OUT.
On the other hand, from input node IN to L level (ground potential Vss= 0V) is input, the pMOS-FET Q21 is turned on, the nMOS-FET Q22 is turned off, and the H level (power supply potential V is set via the pMOS-FET Q21.cc) Is output from the output node OUT.
[0120]
As described above, in this embodiment, both high-speed switching characteristics and small subthreshold current characteristics can be achieved.
Further, in the element configuration shown in FIG. 4, since the bias voltage of the bulk structure well having a relatively large capacity is changed, the switching time is relatively long and the accompanying charge / discharge current is relatively large. However, in the element configuration shown in FIG.-Channel layer 65 and p-Since the capacitance of the
[0121]
Example 5 FIG.
FIG. 13 is a cross-sectional structure diagram showing still another embodiment of the logic circuit constituting the semiconductor circuit according to the present invention. In this embodiment, element isolation between the pMOS-FET Q21 and the nMOS-FET Q22 is performed by the field shield (FS) method instead of the LOCOS method. That is, p of pMOS-FETQ21+Both outer sides of the
[0122]
n-Channel layer 65 and n-A body bias potential Vbody-n is applied to the
[0123]
Also in this embodiment, the same effect as that of the above-described embodiment can be obtained. In this embodiment, the layout for the body bias potential as shown in FIG.-Layer 72, 73 or p-The potential can be fixed by the
N-Layer 73, p-N between
[0124]
Example 6
FIG. 14 is a cross-sectional structure diagram showing still another embodiment of the logic circuit constituting the semiconductor circuit according to the present invention. In this embodiment, element isolation is performed by the FS method and the LOCOS method. That is, p shown in FIG.+Change to layer 77 SiO2Layer 71 is formed. And n-Channel layer 65 and n-A body bias potential Vbody-n is applied to the
The present invention can also be applied to the case where element isolation is performed by the FS method and the LOCOS method as described above, and the same effects as those of the above-described embodiments can be obtained.
[0125]
Example 7
FIG. 15 is a cross-sectional structure diagram showing still another embodiment of the logic circuit constituting the semiconductor circuit according to the present invention. In this embodiment, an nMOS-FET Q23 having the same configuration as that of the nMOS-FET Q22 is formed instead of the pMOS-FET Q21, and the nMOS-FET is arranged side by side. nMOS-FET between Q22 and Q23 is n+Layer 78 is formed. FS layers 74, 74, 74, 74 of nMOS-FET Q22, Q23 and p of nMOS-FET Q22-Layers 75, 76 and p-The
[0126]
In each of the embodiments described above, the power supply potential Vcc<Potential Vpp, Potential Vbb<Ground potential Vss, Potential Vbb1<Potential Vbb2Are described in terms of relative power supply potential Vcc> Potential Vpp, Potential Vbb> Ground potential Vss, Potential Vbb1> Potential Vbb2However, the same can be described for each.
[0127]
Example 8 FIG.
FIG. 16 is a circuit diagram showing Example 8 of the semiconductor circuit according to the present invention (23rd invention). In FIG. 16, three inverters I constituted by FETs having a bulk structure in which wells are formed.11, I12, I13Shows the case where are connected in series. Inverter I11Is the power line Vcc(Power supply potential: Vcc), Grounding wire Vss(Ground potential: Vss), A pMOS FET Q81 and an nMOS FET Q82 are connected in series. Similarly, inverter I12(I13) Is the power line Vcc, Ground wire VssA pMOS FET Q83 (Q85) and an nMOS FET Q84 (Q86) are connected in series.
[0128]
The gates of the pMOS FET Q81 and the nMOS FET Q82 are connected, and this connection point is used as the input node IN. The drains of the pMOS FET Q81 and the nMOS FET Q82 are connected, and the connection point is the inverter I12The pMOS FET Q83 and the nMOS FET Q84 are connected to the gate connection point. Similarly, the connection point of the drains of the pMOS FET Q83 and the nMOS FET Q84 is the inverter I13The pMOS FET Q85 and the nMOS FET Q86 are connected to the gate connection point of the pMOS FET Q85, and the drain connection point of the pMOS FET Q85 and the nMOS FET Q86 is the output node OUT.
[0129]
The back gates of the pMOS FETs Q81 and Q85 are connected to the power supply potential VccAnd potential VppThe back gate of the FET Q83 is the same power source line V as the source.ccIt is connected to the. The back gates of the nMOS FETs Q82 and Q86 are the same ground line V as the source.ssThe back gate of the FET Q84 is connected to the ground potential VssAnd potential VbbIs connected to a
[0130]
In this embodiment, an H level clock signal is input to the input node IN during standby. The back gate of the pMOS FETs Q81 and Q85 is supplied from the
[0131]
On the other hand, when active, a clock signal at L level is input to the input node IN. The power supply potential V is supplied from the
[0132]
By controlling the potential applied to the back gate in this way, the threshold voltages of the pMOS FETs Q81 and Q85 that are off during standby become larger than the threshold voltage during active, and are off during standby. The threshold voltage of the nMOS FET Q84 is larger than the threshold voltage when active. Therefore, it is possible to reduce the subthreshold current flowing in the FET that is turned off during standby. High-speed operation in the inverter array can be realized by performing threshold scaling for the low-voltage circuit.
[0133]
Example 9
FIG. 17 is a circuit diagram showing Example 9 of the semiconductor circuit according to the present invention (Invention 23). In FIG. 17, four inverters I composed of SOI structure FETs are used.1, I2, IThree, IFourShows the case where are connected in series. Inverter I1Is the power line Vcc(Power supply potential: Vcc), Grounding wire Vss(Ground potential: Vss), A pMOS FET Q31 and an nMOS FET Q32 are connected in series. Similarly, inverter I2(IThree, IFour) Is the power line Vcc, Ground wire VssA pMOS FET Q33 (Q35, Q37) and an nMOS FET Q34 (Q36, Q38) are connected in series.
[0134]
The gates of the pMOS FET Q31 and the nMOS FET Q32 are connected, and this connection point is used as the input node IN. The drains of the pMOS FET Q31 and the nMOS FET Q32 are connected, and the connection point is the inverter I2The pMOS FET Q33 and the nMOS FET Q34 are connected to the gate connection point. Similarly, the connection point between the drains of the pMOS FET Q33 and the nMOS FET Q34 is the inverter IThreePMOS FET Q35 and nMOS FET Q36 are connected to the gate connection point, and the drain connection point of the pMOS FET Q35 and nMOS FET Q36 is the inverter IFourThe pMOS FET Q37 and the nMOS FET Q38 are connected to the gate connection point. The connection point of the drains of the pMOS FET Q37 and the nMOS FET Q38 is the output node OUT.
[0135]
The body of the pMOS FETs Q31 and Q35 (including the channel layer and the channel off layer below the FS layer) is the same power source line V as the source.ccNMOS FETs Q34 and Q38 have the same ground line V as the source.ssIt is connected to the. The bodies of the pMOS FETs Q33 and Q37 have a potential Vpp1Or potential Vpp2(Vpp1> Vpp2) Is selectively connected to the
[0136]
The
[0137]
The
[0138]
The
[0139]
The operation of the semiconductor circuit configured as described above will be described.
The input signal input from the input node IN during standby is at L level, and the body bias potentials of the FETs Q31, Q34, Q35, and Q38 that are turned on during standby are the same as the source potential. The body bias potential of the nMOS FETs Q32 and Q36 which are turned off during standby is the potential V.bb1The body bias potentials of the pMOS FETs Q33 and Q37 are the potential Vpp1It is.
[0140]
When active, the input signal input from the input node IN becomes H level, and the FETs Q32, Q33, Q36, and Q37 are turned on. At this time, the body of the nMOS FETs Q32 and Q36 is connected to the potential V by the substrate (body) bias switching circuit 88.bb2Is applied to the body of the pMOS FETs Q33 and Q37 by a substrate (body) bias switching circuit 88.pp2Is applied. The body bias potentials of the FETs Q31, Q34, Q35, and Q38 that are turned off are the same as the source potential.
[0141]
As in the first embodiment, during standby, the body bias potential of the nMOS FET is set lower than that during activation, and the body bias potential of the pMOS FET is set higher than that during activation to increase the threshold voltage. Thereby, the subthreshold current can be reduced. In addition, since the threshold voltage is reduced when active, the switching speed of the inverter train can be increased.
[0142]
In this embodiment, the body bias potentials of all the FETs constituting the inverter are not controlled, but only the FETs Q32, Q33, Q36, and Q37 that are turned off during standby are connected to the substrate (body) bias switching
[0143]
If the inverter array is manufactured in a bulk structure in which wells are formed as shown in FIG. 4, there are four types of substrate potentials, so four wells are required. In this case, there is a problem that the layout area is increased due to separation between wells or the like, and charge / discharge with respect to the parasitic capacitance of the well is large. However, such an issue does not occur when the inverter array is made of MOSFETs having an SOI structure as shown in FIG. Therefore, when this embodiment is applied to an inverter array composed of MOSFETs having an SOI structure, a good effect can be obtained. As described above, a logic circuit which has a low threshold voltage and a small standby current (subthreshold current) and which can operate at high speed can be realized.
[0144]
Example 10
FIG. 18 is a circuit diagram showing Example 10 of the semiconductor circuit according to the present invention (
[0145]
In this embodiment, since the threshold voltages of the FETs Q41, Q44, Q45, and Q48 that are turned on when active are reduced, current flows instantaneously at the time of transition from standby to active. Therefore, a switching operation faster than that in the ninth embodiment is possible.
[0146]
Example 11.
FIG. 19 is a circuit diagram showing Example 11 of the semiconductor circuit according to the present invention (24th and 25th inventions). In this embodiment, four inverters I using an MT-MOS structure are used.Five, I6, I7, I8Indicates. Inverter IFiveThe connection point of the gates of the pMOS FET Q51 and the nMOS FET Q52 is the input node IN, and the connection point of the drains of the pMOS FET Q51 and the nMOS FET Q52 is the inverter I6The pMOS FET Q53 and the nMOS FET Q54 are connected to the gate connection point. Similarly, the connection point of the drains of the pMOS FET Q53 and the nMOS FET Q54 is the inverter I7PMOS FET Q55 and nMOS FET Q56 are connected to the gate connection point, and the pMOS FET Q55 and nMOS FET Q56 drain connection point is connected to the inverter I.8The pMOS FET Q57 and the nMOS FET Q58 are connected to the gate connection point. The connection point between the drains of the pMOS FET Q57 and the nMOS FET Q58 is the output node OUT.
[0147]
The sources of pMOS FETs Q51, Q53, Q55, and Q57 are the sub power line Vcc1NMOS FETs Q52, Q54, Q56, Q58 are connected to the sub-ground line Vss1It is connected to the. Sub power line Vcc1Is supplied with the inverted clock signal bar φ at its gate and the power supply potential VccIs supplied to the body (back gate) via a pMOS FET Q59.ccConnected with. Sub ground wire Vss1Is supplied with the clock signal φ to the gate and ground potential VssIs supplied to the body (back gate) through an nMOS FET Q60.ssConnected with. The threshold voltage of the FETs Q59 and Q60 is the inverter IFive, I6, I7, I8It is larger than the threshold voltage of FETs Q51, Q52, Q53, Q54, Q55, Q56, Q57, and Q58.
[0148]
The body (back gate) of the pMOS FETs Q51, Q53, Q55, and Q57 is connected to the switch circuit (81) of the substrate (body) bias switching
[0149]
In the semiconductor circuit configured as described above, the FETs Q59 and 60 are turned off during standby. As a result, the sub power line Vcc1Is the power supply potential VccIs no longer given, and the sub-ground line Vss1Has a ground potential VssWill not be given. Further, the potential V is applied to the body (back gate) of the pMOS FETs Q51, Q53, Q55, and Q57.pp1Is applied to the body (back gate) of the nMOS FETs Q52, Q54, Q56, and Q58.bb1Is applied.
[0150]
When active, FETs Q59 and 60 are turned on. As a result, the source of the pMOS FETs Q51, Q53, Q55, Q57 is connected to the sub power line V.cc1Through the power supply potential VccAnd the source of the nMOS FETs Q52, Q54, Q56, and Q58 is connected to the sub-ground line Vss1Through the ground potential VssIs given. Further, the potential V is applied to the body (back gate) of the pMOS FETs Q51, Q53, Q55, and Q57.pp2Is applied to the body (back gate) of the nMOS FETs Q52, Q54, Q56, and Q58.bb2Is applied.
[0151]
In the present invention, a current flows through the inverter train and the sub power line Vcc1Potential, sub-ground line Vss1Even if a potential sag occurs, the FET body (back gate) bias potential is controlled so as to increase the threshold voltage during standby, thereby preventing switching delays and logic changes. be able to.
[0152]
Example 12.
FIG. 20 is a circuit diagram showing Example 12 of the semiconductor circuit according to the present invention (23rd and 25th). In this embodiment, the body (back gate) of the pMOS FETs Q51 and Q55 shown in FIG.ccThe body (back gate) of only the pMOS FETs Q53 and Q57 is connected to the substrate (body) bias switching
[0153]
In this embodiment, only the substrate bias potentials of the FETs Q52, Q53, Q56, and Q57 that are turned off during standby are variable. As a result, the number of FETs whose substrate bias potential is changed by the substrate (body) bias switching
[0154]
Example 13.
FIG. 21 is a circuit
The body (back gate) of the pMOS FET Q61 of each word driver WD is connected to the
[0155]
In the semiconductor circuit having such a configuration, the body (back gate) bias potential of the pMOS FET Q61 is set to the potential V during standby by the switch circuit 81.pp1And When active, the potential Vpp2(Vpp1> Vpp2) And the selected word driver WD (for example, word driver WD)11) To decoder signal X1Is input, the word line WL becomes active.
Also in this embodiment, it is possible to realize a DRAM with a small standby current (subthreshold current) flowing during standby.
[0156]
Example 14.
FIG. 22 is a circuit
[0157]
In the semiconductor circuit having such a configuration, at the time of standby, the clock signal φ and the column selection signals K1, K2,... Km are at the H level, and the potential V is applied to the body (back gate) of the pMOS FET Q61.pp1Apply. As a result, the threshold voltage of the pMOS FET Q61 increases, and almost no subthreshold current flows.
[0158]
When active, the clock signal becomes L level, and the selected word driver WD (eg, word driver WD) is selected.11The column selection signal K1 applied to the
[0159]
In this embodiment, it is only necessary to raise the source potential of only the word driver column B including the selected word driver WD, so that the rise time of the word line WL can be shortened compared to the twelfth embodiment.
[0160]
Examples 10 to 14 may be applied to either a bulk structure or an SOI structure. However, the control potential is the back gate bias potential in the case of the bulk structure, and the body bias potential in the case of the SOI structure.
[0161]
【The invention's effect】
According to the semiconductor circuit of the first invention of the present invention, the switching characteristic and subthreshold current characteristic of the MOS-FET can be made variable by switching the absolute value of the threshold potential of the MOS-FET. A semiconductor circuit composed of a MOS-FET that can achieve both switching characteristics and small subthreshold current characteristics can be realized.
[0162]
According to the semiconductor circuit of the second invention,MOS-FETAccording to the operation mode ofsemiconductorSince the absolute value of the threshold potential of the MOS-FET constituting the circuit is switched, when the MOS-FET does not operate, the MOS-FET has a small subthreshold current characteristic. When the MOS-FET operates, the MOS-FET is High-speed switching characteristics can be obtained.
[0163]
According to the semiconductor circuit of the third invention, when the MOS-FET operates, the absolute value of the threshold potential is reduced, and when the MOS-FET does not operate, the absolute value of the threshold potential is increased. A semiconductor circuit composed of a MOS-FET that can achieve both switching characteristics and small subthreshold current characteristics can be realized.In addition, according to the semiconductor circuit of the fourth invention, the switch circuit can be composed of one conductivity type MOS-FET and another conductivity type MOS-FET.
[0172]
First5 shotsAccording to the semiconductor circuit according to Ming, when MOS-FETs constitute an inverter array, the back gate bias voltage of all the MOS-FETs.PlaceFast switching characteristics and small subthreshold current characteristics can be achieved at half power compared to the switching configuration.
[0173]
First6, 7According to the semiconductor circuit of the present invention, the inverter array is connected to the power source via a switching element, for example, a MOS-FET having a high threshold voltage, and grounded via a switching element (for example, a MOS-FET having a high threshold voltage). Therefore, if the switching element is turned off during standby, the current path between the power source and the ground can be cut off. Reduction of the subthreshold current is realized.
[0174]
First8According to the semiconductor circuit of the present invention, among the MOS-FETs constituting the inverter array, the threshold voltage of the MOS-FET that is turned on during standby is made smaller than the threshold voltage of the MOS-FET that is turned on during standby. When the state shifts from the active state to the active state, the current in these MOS-FETs can be increased quickly, and the switching characteristics are improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram of a complementary MOS inverter showing an example of a logic circuit constituting a semiconductor circuit according to first to fourth inventions.
FIG. 2 is a circuit diagram showing an example of a switch circuit shown in FIG.
FIG. 3 is a circuit diagram showing an example of a switch circuit shown in FIG. 1;
4 is a cross-sectional structure diagram showing a well structure of the complementary MOS inverter shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a block diagram showing a configuration of an example of a MOS-DRAM according to fifth and sixth inventions;
FIG. 6 is a block diagram showing a configuration of an example of a MOS-DRAM according to fifth and sixth inventions;
7 is a timing chart showing a breakdown of the transmission time of an external RAS signal in each internal part of the MOS-DRAM shown in FIGS. 5 and 6. FIG.
FIG. 8 is a timing chart showing a relationship between a control clock signal and an external RAS signal in a MOS-DRAM.
FIG. 9 is a block diagram showing a configuration of one embodiment of a memory cell constituting a MOS-DRAM according to the seventh and eighth inventions;
10 is a circuit diagram showing a configuration example of the switch circuit shown in FIG. 9;
FIG. 11 is a cross-sectional structure diagram showing another embodiment of the logic circuit constituting the semiconductor circuit according to the present invention.
12 is a diagram showing a layout of a main part of the semiconductor circuit shown in FIG.
FIG. 13 is a cross-sectional structure diagram showing still another embodiment of the logic circuit constituting the semiconductor circuit according to the present invention.
FIG. 14 is a cross-sectional structure diagram showing still another embodiment of the logic circuit constituting the semiconductor circuit according to the present invention.
FIG. 15 is a sectional structural view showing still another embodiment of a logic circuit constituting a semiconductor circuit according to the present invention.
FIG. 16 is a circuit diagram showing a semiconductor circuit according to a twenty-third invention.
FIG. 17 is a circuit diagram showing another embodiment of the semiconductor circuit according to the twenty-third aspect of the invention;
FIG. 18 is a circuit diagram showing a semiconductor circuit according to a twenty-sixth aspect of the invention.
FIG. 19 is a circuit diagram showing a semiconductor circuit according to a twenty-fourth aspect of the invention.
FIG. 20 is a circuit diagram showing a semiconductor circuit according to the 23rd and 24th inventions.
FIG. 21 is a circuit diagram showing a semiconductor circuit according to a twenty-seventh aspect of the present invention.
FIG. 22 is a circuit diagram showing a semiconductor circuit according to a twenty-eighth aspect of the invention.
FIG. 23 is a circuit diagram showing a complementary MOS inverter used in a conventional semiconductor circuit.
FIG. 24 is a cross-sectional structure diagram schematically showing a structure example of a conventional memory cell used in a DRAM.
FIG. 25 is a circuit diagram showing a conventional CMOS circuit using MT-MOS when the logic circuit is an inverter array.
FIG. 26 is a circuit diagram showing a conventional word driver.
FIG. 27 is a circuit diagram showing a word driver having a conventional hierarchical configuration.
[Explanation of symbols]
1
Claims (8)
該スイッチング手段は、第1の電位又は第2の電位へ変換するための信号を出力するレベルシフト回路と、該レベルシフト回路からの出力信号に従って、前記MOS−FETが作動する場合に第1の電位を、該MOS−FETが作動しない場合に前記第1の電位より絶対値が大きい第2の電位をバックゲートバイアス電位として前記MOS−FETへ選択的に与えるスイッチ回路とを備え、
該スイッチ回路は、
第1のMOS−FET及び第2のMOS−FETをさらに備え、
前記第1のMOS−FETのソースに前記第1の電位を与え、前記第2のMOS−FETのソースに前記第2の電位を与えるようにしてあり、
前記第1のMOS−FET及び第2のMOS−FETのドレイン同士は、前記MOS−FETのバックゲートに接続してあることを特徴とする半導体回路。In a semiconductor circuit having a MOS-FET, a MOS-FET to be supplied with a first potential or a second potential as a back gate bias potential, and the MOS-FET with the first potential or the second potential as a back gate bias potential. Switching means for selectively giving to the FET,
The switching means includes a level shift circuit that outputs a signal for conversion to the first potential or the second potential, and a first shift circuit when the MOS-FET operates according to an output signal from the level shift circuit. A switch circuit that selectively applies a second potential having a larger absolute value than the first potential to the MOS-FET as a back gate bias potential when the MOS-FET does not operate ;
The switch circuit
A first MOS-FET and a second MOS-FET;
The first potential is applied to the source of the first MOS-FET, and the second potential is applied to the source of the second MOS-FET;
The drains of the first MOS-FET and a second MOS-FET includes a semiconductor circuit according to claim Thea Rukoto connected to the back gate of the MOS-FET.
該スイッチング手段は、第1の電位又は第2の電位へ変換するための信号を出力するレベルシフト回路と、該レベルシフト回路からの出力信号に従って、前記MOS−FETが作動する場合に第1の電位を、該MOS−FETが作動しない場合に前記第1の電位より絶対値が大きい第2の電位をバックゲートバイアス電位として前記MOS−FETへ選択的に与えるスイッチ回路とを備え、
該スイッチ回路は、
第1のMOS−FET及び第2のMOS−FETをさらに備え、
前記第1のMOS−FETのソースに前記第1の電位を与え、前記第2のMOS−FETのソースに前記第2の電位を与えるようにしてあり、
前記第1のMOS−FET及び第2のMOS−FETのドレイン同士は、前記MOS−FETのバックゲートに接続してあることを特徴とする半導体回路。In a semiconductor circuit having a MOS-FET, the first potential or the second potential is determined according to the MOS-FET to which the first potential or the second potential is to be applied as the back gate bias potential, and the operation mode of the MOS-FET. Switching means for selectively giving to the MOS-FET as a back gate bias potential,
The switching means includes a level shift circuit that outputs a signal for conversion to the first potential or the second potential, and a first shift circuit when the MOS-FET operates according to an output signal from the level shift circuit. A switch circuit that selectively applies a second potential having a larger absolute value than the first potential to the MOS-FET as a back gate bias potential when the MOS-FET does not operate ;
The switch circuit
A first MOS-FET and a second MOS-FET;
The first potential is applied to the source of the first MOS-FET, and the second potential is applied to the source of the second MOS-FET;
The drains of the first MOS-FET and a second MOS-FET includes a semiconductor circuit according to claim Thea Rukoto connected to the back gate of the MOS-FET.
該スイッチング手段は、第1の電位又は第2の電位へ変換するための信号を出力するレベルシフト回路と、該レベルシフト回路からの出力信号に従って、前記MOS−FETが作動する場合に第1の電位を、該MOS−FETが作動しない場合に前記第1の電位より絶対値が大きい第2の電位をバックゲートバイアス電位として前記MOS−FETへ選択的に与えるスイッチ回路とを備え、
該スイッチ回路は、
第1のMOS−FET及び第2のMOS−FETをさらに備え、
前記第1のMOS−FETのソースに前記第1の電位を与え、前記第2のMOS−FETのソースに前記第2の電位を与えるようにしてあり、
前記第1のMOS−FET及び第2のMOS−FETのドレイン同士は、前記MOS−FETのバックゲートに接続してあることを特徴とする半導体回路。In a semiconductor circuit having a MOS-FET, a clock signal generating means for generating a MOS-FET to be supplied with a first potential or a second potential as a back gate bias potential and a control clock signal for activating the MOS-FET And switching means for selectively applying the first potential or the second potential to the MOS-FET as a back gate bias potential according to the control clock signal,
The switching means includes a level shift circuit that outputs a signal for conversion to the first potential or the second potential, and a first shift circuit when the MOS-FET operates according to an output signal from the level shift circuit. A switch circuit that selectively applies a second potential having a larger absolute value than the first potential to the MOS-FET as a back gate bias potential when the MOS-FET does not operate ;
The switch circuit
A first MOS-FET and a second MOS-FET;
The first potential is applied to the source of the first MOS-FET, and the second potential is applied to the source of the second MOS-FET;
The drains of the first MOS-FET and a second MOS-FET includes a semiconductor circuit according to claim Thea Rukoto connected to the back gate of the MOS-FET.
前記インバータを構成し、スタンバイ時にオフするMOS−FETのバックゲートが前記スイッチング手段に接続されていることを特徴とする請求項4記載の半導体回路。 Further comprising an inverter string configured inverters are connected in series with one conductivity type MOS-FET and other conductivity type MOS-FET,
5. The semiconductor circuit according to claim 4, wherein a back gate of a MOS-FET that constitutes the inverter and is turned off during standby is connected to the switching means.
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