JP4067175B2 - Method for manufacturing solid-state imaging device - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は固体撮像装置の製造方法に関するものであり、さらに詳しくは感度を改善するためのマイクロレンズを備えた固体撮像装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CCD(電荷結合素子)等を用いた固体撮像装置においては、小型化、高解像度化の要請により、受光部であるフォトダイオードの面積が減少している。受光部の面積減少に伴う光電変換特性の低下を補うため、いわゆるオンチップマイクロレンズが開発された。このマイクロレンズは、画素ごとに形成された受光部の上方に配置され、転送領域に入射しようとする光を屈折させて受光部に集光することにより、固体撮像装置の実効開口率を向上させるものである。
【0003】
従来のオンチップマイクロレンズの形成方法を図5により説明する。なお、図5では簡略化のためにマイクロレンズ周辺のみを図示する。まず、受光部等を含む半導体基板(図示せず)の上方に形成された平坦化層102の上に合成樹脂層121が形成される(図5(a))。合成樹脂層121は、ポジ型感光剤を含む熱溶融硬化型樹脂から構成される。この合成樹脂層121には、g線、i線等の紫外光123が照射され(図5(b))、下方の各受光部と対応するように分割される(図5(c))。分割された各合成樹脂部分122は、加熱されることによりドーム型のレンズ形状へと変形し、マイクロレンズとされる(図5(d))。
【0004】
このようにして形成されるマイクロレンズを利用し、さらに感度を向上させた固体撮像装置が従来から種々提案されている。例えば、特開平4−348565号公報には、平坦化層の下方の層内にもマイクロレンズを配置した固体撮像装置が開示されている。このような固体撮像装置は、層内に配置されたマイクロレンズにより感度がさらに向上したものとなる。また、特開平5−134111号公報には、マイクロレンズを形成する平坦化層の屈折率をマイクロレンズ材料の屈折率よりも大きくした固体撮像装置が開示されている。このような固体撮像装置は、斜め入射光に対する集光効率が向上したものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
固体撮像装置の感度をさらに向上させるためには、上記各公報に開示されているようにマイクロレンズの配置や平坦化層の屈折率を改善するばかりではなく、隣接するマイクロレンズ間に存在するデッドスペースをできるだけ小さくすることが必要となる。マイクロレンズによる集光可能面積の比率を高めれば、受光部への集光効率も向上するからである。
【0006】
レンズ間隔の狭小化は、i線ステッパ等を用いた微細加工技術により0.4μm程度は可能である。加熱による合成樹脂の変形により、i線等により分割された合成樹脂間の溝幅はさらに狭小化される。しかしながら、レンズ間隔を0.4μm以下にまで狭小化しようとすると、合成樹脂を変形させる際の加熱や加工形状の均一性が厳しく要求されることになる。隣接する樹脂が互いに接すると液状化した樹脂が双方から流れ込み、所望のレンズ形状が得られないからである。従って、波長365nmのi線を用いて合成樹脂を分割しても、0.4μm以下にまでレンズ間の間隔を狭小化したマイクロレンズを備えた固体撮像装置を安定して製造することは、現実には容易ではなかった。
【0007】
本発明は、かかる事情に鑑みて為されたものであって、レンズ間隔が狭小化したマイクロレンズを備えた固体撮像装置を安定して製造する方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の固体撮像装置の製造方法は、半導体基板の表面に受光部が形成され、前記受光部の上方にマイクロレンズが配置された固体撮像装置の製造方法であって、前記半導体基板の上方に形成された平坦化層の上に合成樹脂層を形成する工程と、前記合成樹脂層を前記受光部に対応する合成樹脂部分に分割する工程と、前記合成樹脂部分の少なくとも一部をオーバーコート層により覆う工程と、前記オーバーコート層とともに加熱することにより前記合成樹脂部分を凸型のレンズ形状へと変形させて前記マイクロレンズを形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0009】
このような製造方法とすることにより、加熱温度や加工形状の不均一による0.4μm以下のレンズ間隔の相互接触によるマイクロレンズの変形を防止し、所望形状のレンズ形状を均一につくることができる。換言すれば、局所的な加熱のバラツキの影響を緩和することが可能となり、レンズ間隔が狭小化したマイクロレンズを備えた固体撮像装置を安定して製造することができる。
【0010】
なお、本明細書において平坦化層とは、下部構造の凸凹を緩和する(即ち平坦化する)作用を奏する層をいう。
【0011】
本発明の固体撮像装置の製造方法においては、オーバーコート層が、合成樹脂部分を加熱する温度において固化せず変形可能であることが好ましい。
【0012】
また、オーバーコート層が水溶性樹脂を含むことが好ましい。マイクロレンズを形成した後に水現像だけで除去できる等の利点があるからである。
【0013】
もっとも、オーバーコート層は必ずしも除去する必要はなく、そのまま残存させても構わない。また、オーバーコート層の一部またはその構成成分の一部のみを残存させてもよい。このような場合を考慮すると、オーバーコート層は、マイクロレンズを構成する材料よりも屈折率が低い材料を含むことが好ましい。マイクロレンズ上に低屈折率層を残存させれば、反射防止の効果が見込めるからである。
【0014】
また、合成樹脂層は、特に限定するものではないが、フェノール系樹脂、スチレン系樹脂およびアクリル系樹脂から選ばれる少なくとも1つの樹脂により形成されていることが好ましい。これらの樹脂はマイクロレンズを構成する材料となる。
【0015】
また、オーバーコート層は、合成樹脂部分上における厚さが2nm〜2μmとなるように形成することが好ましい。
【0016】
オーバーコート層は、合成樹脂部分を加熱し、凸型のマイクロレンズ形状へと変形させる工程において、合成樹脂部分を覆う状態で存在していてもよく、流動化により合成樹脂部分を分割する溝部にのみ部分的に残存する状態で存在していてもよい。前者の場合、オーバーコート層は、予め、合成樹脂部分上における厚さが200nm〜2μmとなるように形成することが好ましく、後者の場合、オーバーコート層は、予め、合成樹脂部分上における厚さが20nm〜200nmとなるように形成することが好ましい。
【0017】
また、オーバーコート層を蒸気堆積法により合成樹脂部分上における厚さが2〜20nmとなるように形成する場合もレンズ間の距離を極めて小さくすることができる。
【0018】
本発明は、具体的には、隣接するマイクロレンズの間隔を0.4μm以下とした固体撮像装置を安定して製造する方法として、特に好適である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1は、本発明により製造される固体撮像装置の一形態を示す断面図である。この固体撮像装置の製造方法の例を以下に説明する。
【0021】
まず、n型半導体基板10の表層に形成されたp型ウェル層11内に、n型不純物領域である受光部(フォトダイオード部)12が、垂直転送レジスタ13等とともにイオン注入法により形成される。次いでp型ウェル層11上に、熱酸化法によりシリコン酸化膜が形成され、さらにこの上にCVD法(化学気相堆積法)によりシリコン窒化膜が形成される。但し、図1においてはシリコン酸化膜及びシシリコン窒化膜はともに絶縁膜7として表示されている。引き続いて、シリコン窒化膜上にCVD法により多結晶シリコン膜が形成される。この多結晶シリコン膜は、受光部12の上方がエッチングにより除去され、さらに熱酸化される。その結果、パターン化された多結晶シリコン電極8(ゲート電極)と、この電極8を覆うシリコン酸化膜が形成される。
【0022】
次いで、多結晶シリコン電極8を覆うように、かつ受光部12上方は避けて遮光膜6が形成される。遮光膜6としては、例えばスパッタリング法により形成されたアルミニウム膜が用いられる。遮光膜6としては、タングステン等の金属やタングステンシリサイド等の金属化合物を用いてもよい。遮光膜6上には、絶縁膜5が形成される。この絶縁膜5としては、BPSG(ボロン−リン−シリケートガラス)膜等が用いられる。BPSG膜はCVD法により形成することができる。この膜の表面は下部構造6、7、8の凸凹を反映した波形となる。しかし、図1に示したように、BPSG膜により多結晶シリコン電極8や遮光膜7を形成したことによる突起は緩和されている。この絶縁膜5上には、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜等からなる保護膜が例えばCVD法により形成される。この保護膜は、水分、不純物、ダスト等の浸透を防止する役割を担い、厚く形成する必要はない(図1においては図示省略)。
【0023】
さらに保護膜上には、第1の平坦化層4が形成される。第1の平坦化層4は、絶縁膜5よりも屈折率が高い材料から構成することが好ましい。上記のように絶縁膜5をBPSGにより構成する場合、このような材料としては、フェノール系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は回転塗布法等により成膜することができる。このように、絶縁膜5よりも屈折率の高い平坦化層4を採用し、これらの膜の界面を図1に示したような波形とすれば、第1の平坦化層4は、層内マイクロレンズとして機能することになる。上記BPSGは、レンズ形成に好ましい波形曲線を構成する観点からも好ましい材料である。この層内マイクロレンズは、後述するオンチップマイクロレンズとともに、受光部12への集光効率を向上させる作用を奏する。
【0024】
第1の平坦化層4上にはカラーフィルタ層3が形成される。カラーフィルタ層3は、例えばネガ型感光性アクリル系樹脂を被染色層として回転塗布法により形成し、これを露光、現像して所定の被染色部が残るようにパターニングし、残存した材料部分を染色するという工程を、原色であるRGB各色について繰り返すことにより形成される。所定の染色を施した材料間には、混色を防止するために隔離層が設けられる。但し、カラーフィルターは、補色のイエロー、シアン、マゼンタ、グリーンを利用して構成してもよく、染料による染色ではなく、カラーフィルター樹脂中に顔料や染料を分散させて構成してもよい。
【0025】
カラーフィルター層3上には、第2の平坦化層2が形成される。この平坦化層2は、カラーフィルタ層3上の微小な凸凹を解消する。第2の平坦化層2も、例えば回転塗布法によりアクリル樹脂等を塗布することにより形成することが好ましい。
【0026】
以上説明した一連の工程の後に、平坦化層2上にオンチップマイクロレンズが形成される。なお、上記一連の工程は、平坦化層2形成までの固体撮像装置の製造方法を例示したものであって、本発明は上記工程により製造した構造に限らず適用することができる。
【0027】
オンチップマイクロレンズの形成方法を図2に基づいて説明する。なお、図2では、図4と同様、簡略化のためマイクロレンズ周辺のみを図示する。
【0028】
まず、平坦化層2上に、マイクロレンズ材料となる合成樹脂層21を回転塗布で形成する(図2(a))。合成樹脂層の厚さは、形成するマイクロレンズの大きさ等を考慮して適宜選択すればよいが、通常、0.8〜3.0μm程度とされる。
【0029】
この層21に用いられるマイクロレンズ材料としては、例えば、フェノール系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂が使用できるが、その他従来から用いられてきた材料も特に制限することなく使用できる。マイクロレンズ材料としては、具体的には、ポリパラビニルフェノール系樹脂にナフトキノンジアジドを添加した感光性樹脂が好ましい。この樹脂は、ポジ型レジストとして用いることができ、熱処理すると、熱可塑性により液状化して形状が半球状に変形し、その後熱硬化性による形状固定と固化が進行し、硬化したレンズ形状が実現される。また、上記感光性樹脂は、現像直後の工程において紫外線照射により可視光透過率を90%以上にまで向上させ、この透明化した状態でレンズ形状へと変形させることができる。
【0030】
次いで、塗布形成された合成樹脂層21が選択露光される。選択露光には使用する感光剤によってg線(波長436nm)またはi線(波長365nm)が用いられる。これらの紫外光23は、上記ポリパラビニルフェノール系樹脂のようなポジ型レジストを用いる場合には、除去すべき部分にのみ照射され、現像される。現像液としては、例えば非メタル系有機アンモニウム現像液が用いられる。このような紫外線ステッパ等を用いたパターニングにより、合成樹脂層21は各受光部と1対1に対応するように分割される(図2(b))。
【0031】
さらに、分割された各合成樹脂部分22がブリーチングされる。即ち、紫外光の照射により進行する脱色反応により、各合成樹脂部分の不透明な材料が透明化される。ブリーチングの後、断面矩形の合成樹脂部分22は、回転塗布法等の方法でオーバーコート層25により覆われる(図2(c))。
【0032】
オーバーコート層25により覆われた各合成樹脂部分22は加熱されることにより軟化し、断面が矩形である初期形状から、上方に凸となった曲線により断面が構成されるドーム型レンズ形状へと変形する(図2(d))。この変形の際には、オーバーコート層が形成されているために、隣接する各合成樹脂部分は互いに接触しにくくなる。換言すれば、オーバーコート層25は、合成樹脂部分が急速に接近しないように緩衝作用を発揮することとなる。多数の受光部が形成された1枚のシリコンウェハを均一に加熱することは容易ではなく、1枚のシリコンウェハ内におけるレンズ間隔のバラツキは除去しがたいものであった。しかし、オーバーコート層25の上記緩衝作用を利用すれば、隣接するレンズ間隔は0.4nm以下になっても一定でバラツキの極めて少ない形状が実現できる。
【0033】
オーバーコート層25は、上記緩衝作用を奏しうる材料であれば特に制限することなく使用することができる。一方、オーバーコート層25には、合成樹脂部分22が加熱される温度(以下、単に「加熱温度」という)において合成樹脂部分22の変形を完全に制限してしまわないことが要求される。従って、オーバーコート層25は、加熱温度において少なくとも合成樹脂部分22がレンズ形状に変形しうる程度に軟化または液状化していることが好ましい。
【0034】
図2に示したように、合成樹脂部分をオーバーコート層により覆いながら変形させる場合には、オーバーコート層を形成する際の好ましい厚さ(合成樹脂部分上の厚さ)は、200nm〜2μmである。
【0035】
オーバーコート層25は、合成樹脂を変形させる際に流動化している材料から構成されていても構わない。流動性の高い材料を用いると、オーバーコート層25を、加熱時に、合成樹脂部分の間に形成された溝部分にのみ残存させることもできる。このように合成樹脂部分の表層部分には存在していなくても、オーバーコート層25は、上記緩衝作用を発揮することができる。この場合、オーバーコート層25は、図3(d)に示したように、溝部分全てにではなく、溝部分に部分的に残存していることが好ましい。好ましいレンズ形状が得られやすいからである。なお、オーバーコート層25を合成樹脂間の溝部分の一部にのみ残存させた場合には、図3(e)に示したように、形成されるレンズ形状の断面が、オーバーコート層が残存していた部分において直線状となる傾向がある。
【0036】
以上、図3により説明したような態様において、オーバーコート層を形成する際の好ましい厚さ(合成樹脂部分上の厚さ)は20nm〜200nmである。
【0037】
また、オーバーコート材料を、例えば常温から80℃の範囲で加熱し、その蒸気を厚さが2〜20nmとなるように合成樹脂部分の表面に堆積させ、その後上記と同様に加熱変形させる方法を適用してもよい。この場合、図3(d)におけるオーバーコート層の残存層25は極めて少なくなり、レンズ形状の断面が直線状となる部分がほとんどなくなる。このような方法によれば、レンズ間の間隔が0.2μm以下でしかもレンズ形状の均一性が高い固体撮像装置を得ることができる。
【0038】
オーバーコート層25には、水溶性樹脂が含まれていることが好ましい。水溶性樹脂としては、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂等を用いることができる。このような水溶性樹脂は、水、低級アルコール等の極性溶媒とともに用いることが好ましい。また、HMDS(ヘキサメチルジシラザン)のようなシリル系溶液を使うこともできる。また、上記のように、オーバーコート層には低屈折率物質を含ませてもよく、このような低屈折率物質としては、フッ素系界面活性剤等を用いることができる。
【0039】
オーバーコート層25の形成方法には特に制限はない。オーバーコート層25は、上記のように水溶性樹脂を含む溶液から形成されるときには、例えば回転塗布法、蒸気堆積法により形成することができる。
【0040】
なお、上記加熱温度は、合成樹脂層を形成する合成樹脂に応じて適宜定められる。加熱温度は、例えばポリパラビニルフェノール系樹脂にナフトキノンジアジドを添加した上記感光性樹脂の場合、145〜160℃とすることが好ましい。なお、この感光性樹脂を用いた場合には、樹脂の特性上、さらに180〜200℃で加熱することが好ましい。耐熱性、耐溶剤性を向上させるためである。この再加熱工程は、最終的にオーバーコート層を除去する場合には、通常、このオーバーコート層を除去してから実施される。
【0041】
マイクロレンズ1を形成した後、オーバーコート層25は、例えば水性溶媒等により除去してもよいが(図2(e))、マイクロレンズの保護、反射防止その他の目的のために、そのままあるいはその一部を残しておいてもよい。この場合、オーバーコート材料は、非水溶性材料を用い、上記再加熱工程により硬化させることが好ましい。
【0042】
なお、上記実施形態では、層内レンズやカラーフィルタを備えたCCD固体撮像装置について説明したが、本発明はこれに限ることなく各種の固体撮像装置に用いることが可能であり、例えばMOS型の固体撮像装置にも適用することができる。
【0043】
以上説明したような方法により、図4に示したような間隔S’から間隔Sへのレンズ間隔の狭小化を均一化することができる。例えば、上記ポリパラビニルフェノール系感光性樹脂からなる合成樹脂部分の表面に、水溶性アクリル系樹脂とフッ素系界面活性剤とを含む水溶液を回転塗布法により塗布して膜厚が30〜80nmの範囲のオーバーコート層を形成し、これを150℃に加熱して感光性樹脂をレンズ形状へと変形させると、i線ステッパを用いて形成した0.4μm程度の間隔S’は、0.15〜0.30μmの範囲でそれぞれ間隔Sへと均一に狭小化した。一方、オーバーコート層を形成せずに感光性樹脂を空気中で同様に加熱し変形させたところ、シリコンウェハー上の一部においてマイクロレンズは互いに接触し、均一に狭小化させることができなかった。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、半導体基板の表面に受光部が形成され、前記受光部の上方にマイクロレンズが配置された固体撮像装置の製造方法を、前記半導体基板の上方に形成された平坦化層の上に合成樹脂層を形成する工程と、前記合成樹脂層を前記受光部に対応する合成樹脂部分に分割する工程と、前記合成樹脂部分をオーバーコート層により覆う工程と、前記オーバーコート層とともに加熱することにより前記合成樹脂部分を凸型のレンズ形状へと変形させて前記マイクロレンズを形成する工程とを含む方法とすることにより、加熱によるマイクロレンズ材料の変形のバラツキを緩和することができるため、レンズ間隔が狭小化したマイクロレンズを備えた固体撮像装置を安定して製造することができる。この製造方法は、レンズ間の間隔を狭め、受光部に集める光量を増加させて感度を向上させるとともに、均一なレンズ形状を実現して感度ムラを防止し、1枚のシリコンウェハ上に多数のマイクロレンズを形成する場合の製造歩留まりの改善にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明により製造される固体撮像装置の例を示す断面図である。
【図2】 本発明の製造方法の工程の例を示す図である。
【図3】 本発明の製造方法の工程の別の例を示す図である。
【図4】 本発明により製造される固体撮像値装置のマイクロレンズの間隔を示す断面図である。
【図5】 従来の固体撮像装置の製造方法を示す図である。
【符号の説明】
1 マイクロレンズ
2 第1の平坦化層
3 カラーフィルター
4 第2の平坦化層
21 合成樹脂層
22 合成樹脂部分
25 オーバーコート層
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a solid-state imaging device, and more particularly to a method for manufacturing a solid-state imaging device including a microlens for improving sensitivity.
[0002]
[Prior art]
In a solid-state imaging device using a CCD (Charge Coupled Device) or the like, the area of a photodiode serving as a light receiving unit is decreasing due to a demand for miniaturization and high resolution. A so-called on-chip microlens has been developed to compensate for a decrease in photoelectric conversion characteristics accompanying a decrease in the area of the light receiving portion. The microlens is disposed above the light receiving unit formed for each pixel, and improves the effective aperture ratio of the solid-state imaging device by refracting light to be incident on the transfer region and collecting it on the light receiving unit. Is.
[0003]
A conventional method for forming an on-chip microlens will be described with reference to FIG. In FIG. 5, only the periphery of the microlens is shown for simplification. First, a synthetic resin layer 121 is formed on a planarizing layer 102 formed above a semiconductor substrate (not shown) including a light receiving portion and the like (FIG. 5A). The synthetic resin layer 121 is made of a heat-melt curable resin containing a positive photosensitive agent. The synthetic resin layer 121 is irradiated with ultraviolet light 123 such as g-line or i-line (FIG. 5B) and is divided so as to correspond to the respective light receiving portions below (FIG. 5C). Each of the divided synthetic resin portions 122 is deformed into a dome-shaped lens shape by being heated to form a microlens (FIG. 5D).
[0004]
Various solid-state imaging devices that use the microlenses thus formed to further improve sensitivity have been proposed. For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-348565 discloses a solid-state imaging device in which microlenses are arranged in a layer below a planarization layer. In such a solid-state imaging device, the sensitivity is further improved by the microlens arranged in the layer. Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-134111 discloses a solid-state imaging device in which the refractive index of the planarizing layer forming the microlens is larger than the refractive index of the microlens material. Such a solid-state imaging device has improved light collection efficiency with respect to obliquely incident light.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In order to further improve the sensitivity of the solid-state imaging device, not only the arrangement of the microlenses and the refractive index of the flattening layer are improved as described in each of the above publications, but also the dead that exists between adjacent microlenses. It is necessary to make the space as small as possible. This is because if the ratio of the condensable area by the microlens is increased, the light condensing efficiency to the light receiving portion is also improved.
[0006]
The distance between the lenses can be reduced by about 0.4 μm by a fine processing technique using an i-line stepper or the like. Due to the deformation of the synthetic resin by heating, the groove width between the synthetic resins divided by i-line or the like is further narrowed. However, if the lens interval is to be reduced to 0.4 μm or less, heating when deforming the synthetic resin and uniformity of the processed shape are strictly required. This is because when the adjacent resins contact each other, the liquefied resin flows from both sides and a desired lens shape cannot be obtained. Therefore, even if the synthetic resin is divided using i-line having a wavelength of 365 nm, it is a reality to stably manufacture a solid-state imaging device including a microlens in which the distance between lenses is reduced to 0.4 μm or less. It was not easy.
[0007]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a method for stably manufacturing a solid-state imaging device including a microlens with a narrower lens interval.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a method for manufacturing a solid-state imaging device according to the present invention is a method for manufacturing a solid-state imaging device in which a light receiving portion is formed on a surface of a semiconductor substrate and a microlens is disposed above the light receiving portion. A step of forming a synthetic resin layer on the planarizing layer formed above the semiconductor substrate, a step of dividing the synthetic resin layer into synthetic resin portions corresponding to the light receiving portions, and the synthetic resin portion A step of covering at least a part thereof with an overcoat layer, and a step of forming the microlens by deforming the synthetic resin portion into a convex lens shape by heating together with the overcoat layer. And
[0009]
By adopting such a manufacturing method, it is possible to prevent deformation of the microlens due to mutual contact with a lens interval of 0.4 μm or less due to nonuniform heating temperature and processing shape, and a desired lens shape can be uniformly formed. . In other words, it is possible to alleviate the influence of local heating variation, and it is possible to stably manufacture a solid-state imaging device including a microlens with a narrower lens interval.
[0010]
In the present specification, the flattening layer refers to a layer that acts to relax (that is, flatten) unevenness of the lower structure.
[0011]
In the method for manufacturing a solid-state imaging device of the present invention, it is preferable that the overcoat layer is deformable without being solidified at a temperature at which the synthetic resin portion is heated.
[0012]
Moreover, it is preferable that an overcoat layer contains water-soluble resin. This is because there is an advantage that it can be removed only by water development after forming the microlens.
[0013]
However, it is not always necessary to remove the overcoat layer, and it may be left as it is. Moreover, you may leave only a part of overcoat layer or a part of its component. In consideration of such a case, the overcoat layer preferably includes a material having a refractive index lower than that of the material constituting the microlens. This is because an antireflection effect can be expected if the low refractive index layer is left on the microlens.
[0014]
Further, the synthetic resin layer is not particularly limited, but is preferably formed of at least one resin selected from a phenol resin, a styrene resin, and an acrylic resin. These resins serve as materials constituting the microlens.
[0015]
The overcoat layer is preferably formed so that the thickness on the synthetic resin portion is 2 nm to 2 μm.
[0016]
The overcoat layer may be present in a state of covering the synthetic resin portion in the step of heating the synthetic resin portion and deforming it into a convex microlens shape, and in the groove portion that divides the synthetic resin portion by fluidization. May be present in a partially remaining state. In the former case, the overcoat layer is preferably formed in advance such that the thickness on the synthetic resin portion is 200 nm to 2 μm, and in the latter case, the overcoat layer is previously formed on the synthetic resin portion. Is preferably 20 nm to 200 nm.
[0017]
Further, when the overcoat layer is formed by vapor deposition so that the thickness on the synthetic resin portion is 2 to 20 nm, the distance between the lenses can be extremely reduced.
[0018]
Specifically, the present invention is particularly suitable as a method for stably manufacturing a solid-state imaging device in which the interval between adjacent microlenses is 0.4 μm or less.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0020]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of a solid-state imaging device manufactured according to the present invention. An example of a method for manufacturing the solid-state imaging device will be described below.
[0021]
First, in the p-type well layer 11 formed on the surface layer of the n-type semiconductor substrate 10, a light-receiving portion (photodiode portion) 12 that is an n-type impurity region is formed together with the vertical transfer register 13 and the like by an ion implantation method. . Next, a silicon oxide film is formed on the p-type well layer 11 by a thermal oxidation method, and a silicon nitride film is further formed thereon by a CVD method (chemical vapor deposition method). However, in FIG. 1, both the silicon oxide film and the silicon nitride film are shown as the insulating film 7. Subsequently, a polycrystalline silicon film is formed on the silicon nitride film by a CVD method. The polycrystalline silicon film is thermally oxidized by removing the upper part of the light receiving portion 12 by etching. As a result, a patterned polycrystalline silicon electrode 8 (gate electrode) and a silicon oxide film covering the electrode 8 are formed.
[0022]
Next, the light shielding film 6 is formed so as to cover the polycrystalline silicon electrode 8 and avoid the upper portion of the light receiving portion 12. As the light shielding film 6, for example, an aluminum film formed by a sputtering method is used. As the light shielding film 6, a metal such as tungsten or a metal compound such as tungsten silicide may be used. An insulating film 5 is formed on the light shielding film 6. As this insulating film 5, a BPSG (boron-phosphorus-silicate glass) film or the like is used. The BPSG film can be formed by a CVD method. The surface of this film has a waveform reflecting the irregularities of the lower structures 6, 7 and 8. However, as shown in FIG. 1, protrusions due to the formation of the polycrystalline silicon electrode 8 and the light shielding film 7 by the BPSG film are relaxed. On the insulating film 5, a protective film made of a silicon oxide film, a silicon nitride film, a silicon oxynitride film, or the like is formed by, for example, a CVD method. This protective film plays a role of preventing permeation of moisture, impurities, dust, etc., and does not need to be formed thick (not shown in FIG. 1).
[0023]
Further, a first planarization layer 4 is formed on the protective film. The first planarization layer 4 is preferably made of a material having a refractive index higher than that of the insulating film 5. When the insulating film 5 is made of BPSG as described above, examples of such materials include phenolic resins, styrene resins, acrylic resins, and the like. These resins can be formed by spin coating or the like. As described above, when the planarization layer 4 having a higher refractive index than that of the insulating film 5 is employed and the interface between these films has a waveform as shown in FIG. It will function as a microlens. The BPSG is also a preferable material from the viewpoint of constructing a waveform curve preferable for lens formation. This in-layer microlens, together with an on-chip microlens described later, has an effect of improving the light collection efficiency to the light receiving unit 12.
[0024]
A color filter layer 3 is formed on the first planarizing layer 4. The color filter layer 3 is formed, for example, by a spin coating method using a negative photosensitive acrylic resin as a layer to be dyed, exposed and developed, and patterned so that a predetermined dyed portion remains, and the remaining material portion is formed. It is formed by repeating the process of dyeing for each of the primary colors RGB. An isolation layer is provided between the materials that have been subjected to predetermined dyeing in order to prevent color mixing. However, the color filter may be configured by using complementary colors of yellow, cyan, magenta, and green, and may be configured by dispersing pigments or dyes in the color filter resin instead of dyeing with dyes.
[0025]
A second planarizing layer 2 is formed on the color filter layer 3. The planarizing layer 2 eliminates minute irregularities on the color filter layer 3. The second planarizing layer 2 is also preferably formed by applying acrylic resin or the like by, for example, a spin coating method.
[0026]
After the series of steps described above, on-chip microlenses are formed on the planarization layer 2. The series of steps exemplify the method of manufacturing the solid-state imaging device until the planarization layer 2 is formed, and the present invention is not limited to the structure manufactured by the above steps.
[0027]
A method for forming the on-chip microlens will be described with reference to FIG. In FIG. 2, only the periphery of the microlens is shown for the sake of simplification, as in FIG. 4.
[0028]
First, a synthetic resin layer 21 to be a microlens material is formed on the planarizing layer 2 by spin coating (FIG. 2A). The thickness of the synthetic resin layer may be appropriately selected in consideration of the size of the microlens to be formed and the like, but is usually about 0.8 to 3.0 μm.
[0029]
As the microlens material used for the layer 21, for example, a phenol resin, a styrene resin, and an acrylic resin can be used, but other conventionally used materials can also be used without particular limitation. Specifically, the microlens material is preferably a photosensitive resin obtained by adding naphthoquinonediazide to a polyparavinylphenol resin. This resin can be used as a positive resist, and when heat-treated, it liquefies due to thermoplasticity and deforms into a hemispherical shape, followed by shape fixing and solidification by thermosetting, thereby realizing a cured lens shape. The Further, the photosensitive resin can improve the visible light transmittance to 90% or more by ultraviolet irradiation in the process immediately after development, and can be transformed into a lens shape in this transparent state.
[0030]
Next, the applied and formed synthetic resin layer 21 is selectively exposed. For selective exposure, g-line (wavelength 436 nm) or i-line (wavelength 365 nm) is used depending on the photosensitive agent used. When a positive resist such as the polyparavinylphenol resin is used, the ultraviolet light 23 is irradiated and developed only on a portion to be removed. As the developer, for example, a non-metallic organic ammonium developer is used. By patterning using such an ultraviolet stepper or the like, the synthetic resin layer 21 is divided so as to correspond to each light receiving portion on a one-to-one basis (FIG. 2B).
[0031]
Furthermore, each divided synthetic resin portion 22 is bleached. That is, the opaque material of each synthetic resin portion is made transparent by a decolorization reaction that proceeds by irradiation with ultraviolet light. After bleaching, the synthetic resin portion 22 having a rectangular cross section is covered with the overcoat layer 25 by a method such as spin coating (FIG. 2C).
[0032]
Each synthetic resin portion 22 covered with the overcoat layer 25 is softened by heating, and changes from an initial shape having a rectangular cross section to a dome-shaped lens shape in which the cross section is formed by an upwardly convex curve. It is deformed (FIG. 2D). At the time of this deformation, since the overcoat layer is formed, the adjacent synthetic resin portions are difficult to contact each other. In other words, the overcoat layer 25 exhibits a buffering action so that the synthetic resin portion does not approach rapidly. It is not easy to uniformly heat a single silicon wafer on which a large number of light-receiving portions are formed, and it is difficult to remove variations in lens spacing within a single silicon wafer. However, if the buffer action of the overcoat layer 25 is used, a shape that is constant and has very little variation can be realized even when the distance between adjacent lenses is 0.4 nm or less.
[0033]
The overcoat layer 25 can be used without any particular limitation as long as it is a material capable of exhibiting the above buffering action. On the other hand, the overcoat layer 25 is required not to completely limit the deformation of the synthetic resin portion 22 at the temperature at which the synthetic resin portion 22 is heated (hereinafter simply referred to as “heating temperature”). Therefore, the overcoat layer 25 is preferably softened or liquefied so that at least the synthetic resin portion 22 can be deformed into a lens shape at the heating temperature.
[0034]
As shown in FIG. 2, when the synthetic resin portion is deformed while being covered with the overcoat layer, the preferable thickness (thickness on the synthetic resin portion) when forming the overcoat layer is 200 nm to 2 μm. is there.
[0035]
The overcoat layer 25 may be made of a material that is fluidized when the synthetic resin is deformed. When a material having high fluidity is used, the overcoat layer 25 can be left only in the groove portion formed between the synthetic resin portions during heating. Thus, even if it does not exist in the surface layer portion of the synthetic resin portion, the overcoat layer 25 can exhibit the buffering effect. In this case, as shown in FIG. 3D, it is preferable that the overcoat layer 25 partially remains in the groove portion instead of the entire groove portion. This is because a preferable lens shape is easily obtained. When the overcoat layer 25 is left only in a part of the groove portion between the synthetic resins, as shown in FIG. 3 (e), the formed lens-shaped cross section is left with the overcoat layer remaining. There is a tendency to be linear in the portion that has been.
[0036]
As described above, in the embodiment described with reference to FIG. 3, a preferable thickness (thickness on the synthetic resin portion) when forming the overcoat layer is 20 nm to 200 nm.
[0037]
In addition, a method of heating the overcoat material in a range of, for example, room temperature to 80 ° C., depositing the vapor on the surface of the synthetic resin portion so as to have a thickness of 2 to 20 nm, and then performing heat deformation in the same manner as described above. You may apply. In this case, the remaining layer 25 of the overcoat layer in FIG. 3D is extremely small, and there is almost no portion where the lens-shaped cross section is linear. According to such a method, it is possible to obtain a solid-state imaging device in which the distance between the lenses is 0.2 μm or less and the lens shape is highly uniform.
[0038]
The overcoat layer 25 preferably contains a water-soluble resin. As the water-soluble resin, an acrylic resin, a polyvinyl alcohol resin, or the like can be used. Such a water-soluble resin is preferably used together with a polar solvent such as water or a lower alcohol. A silyl-based solution such as HMDS (hexamethyldisilazane) can also be used. Further, as described above, the overcoat layer may contain a low refractive index substance, and as such a low refractive index substance, a fluorine-based surfactant or the like can be used.
[0039]
There is no restriction | limiting in particular in the formation method of the overcoat layer 25. FIG. When the overcoat layer 25 is formed from a solution containing a water-soluble resin as described above, it can be formed by, for example, a spin coating method or a vapor deposition method.
[0040]
In addition, the said heating temperature is suitably determined according to the synthetic resin which forms a synthetic resin layer. In the case of the photosensitive resin in which naphthoquinone diazide is added to a polyparavinylphenol resin, for example, the heating temperature is preferably 145 to 160 ° C. In addition, when this photosensitive resin is used, it is preferable to heat at 180-200 degreeC further on the characteristic of resin. This is to improve heat resistance and solvent resistance. This reheating step is usually carried out after removing the overcoat layer when the overcoat layer is finally removed.
[0041]
After the microlens 1 is formed, the overcoat layer 25 may be removed by, for example, an aqueous solvent (FIG. 2E), but for the purpose of protecting the microlens, preventing reflection, or the like. You may leave some. In this case, the overcoat material is preferably a water-insoluble material and cured by the reheating step.
[0042]
In the above-described embodiment, the CCD solid-state imaging device including the in-layer lens and the color filter has been described. However, the present invention is not limited to this, and can be used for various solid-state imaging devices. The present invention can also be applied to a solid-state imaging device.
[0043]
By the method described above, it is possible to make the lens interval narrow from the interval S ′ to the interval S as shown in FIG. For example, an aqueous solution containing a water-soluble acrylic resin and a fluorosurfactant is applied to the surface of a synthetic resin portion made of the above polyparavinylphenol-based photosensitive resin by a spin coating method, and the film thickness is 30 to 80 nm. When an overcoat layer of a range is formed and this is heated to 150 ° C. to transform the photosensitive resin into a lens shape, the interval S ′ of about 0.4 μm formed using the i-line stepper is 0.15. It was narrowed uniformly to the interval S in the range of ˜0.30 μm. On the other hand, when the photosensitive resin was similarly heated and deformed in the air without forming an overcoat layer, the microlenses contacted each other in a part on the silicon wafer and could not be uniformly narrowed. .
[0044]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a method for manufacturing a solid-state imaging device in which a light receiving portion is formed on the surface of a semiconductor substrate and a microlens is disposed above the light receiving portion is formed above the semiconductor substrate. A step of forming a synthetic resin layer on the planarized layer, a step of dividing the synthetic resin layer into a synthetic resin portion corresponding to the light receiving portion, a step of covering the synthetic resin portion with an overcoat layer, The method includes a step of forming the microlens by deforming the synthetic resin portion into a convex lens shape by heating together with the overcoat layer, thereby reducing variation in deformation of the microlens material due to heating. Since it can be relaxed, it is possible to stably manufacture a solid-state imaging device including a microlens having a narrower lens interval. This manufacturing method improves the sensitivity by narrowing the distance between the lenses and increasing the amount of light collected in the light receiving part, and also realizes a uniform lens shape to prevent unevenness of sensitivity, and allows a large number of silicon wafers on a single silicon wafer. It is also effective in improving the manufacturing yield when forming microlenses.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an example of a solid-state imaging device manufactured according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing an example of the steps of the production method of the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing another example of the process of the production method of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a distance between microlenses of a solid-state imaging device manufactured according to the present invention.
FIG. 5 is a diagram illustrating a conventional method for manufacturing a solid-state imaging device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Micro lens 2 1st planarization layer 3 Color filter 4 2nd planarization layer 21 Synthetic resin layer 22 Synthetic resin part 25 Overcoat layer

Claims (12)

半導体基板の表面に受光部が形成され、前記受光部の上方にマイクロレンズが配置された固体撮像装置の製造方法であって、
前記半導体基板の上方に形成された平坦化層の上に合成樹脂層を形成する工程と、前記合成樹脂層を前記受光部に対応する合成樹脂部分に分割する工程と、前記合成樹脂部分の少なくとも一部をオーバーコート層により覆う工程と、前記オーバーコート層とともに加熱することにより前記合成樹脂部分を凸型のレンズ形状へと変形させて前記マイクロレンズを形成する工程とを含むことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
A method of manufacturing a solid-state imaging device in which a light receiving portion is formed on a surface of a semiconductor substrate, and a microlens is disposed above the light receiving portion,
Forming a synthetic resin layer on a planarization layer formed above the semiconductor substrate; dividing the synthetic resin layer into synthetic resin portions corresponding to the light receiving portions; and at least one of the synthetic resin portions. A step of covering a part with an overcoat layer, and a step of forming the microlens by deforming the synthetic resin portion into a convex lens shape by heating together with the overcoat layer. Manufacturing method of solid-state imaging device.
前記オーバーコート層が、前記合成樹脂部分を加熱する温度において変形可能である請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法。The method for manufacturing a solid-state imaging device according to claim 1, wherein the overcoat layer is deformable at a temperature at which the synthetic resin portion is heated. 前記オーバーコート層が、水溶性樹脂を含む請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法。The method for manufacturing a solid-state imaging device according to claim 1, wherein the overcoat layer includes a water-soluble resin. 前記オーバーコート層が、前記マイクロレンズよりも屈折率が低い材料を含む請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法。The method for manufacturing a solid-state imaging device according to claim 1, wherein the overcoat layer includes a material having a refractive index lower than that of the microlens. 前記合成樹脂層を、フェノール系樹脂、スチレン系樹脂およびアクリル系樹脂から選ばれる少なくとも1つの樹脂により形成する請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法。The method for manufacturing a solid-state imaging device according to claim 1, wherein the synthetic resin layer is formed of at least one resin selected from a phenol resin, a styrene resin, and an acrylic resin. 前記オーバーコート層を、前記合成樹脂部分上における厚さが2nm〜2μmとなるように形成する請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法。The method for manufacturing a solid-state imaging device according to claim 1, wherein the overcoat layer is formed so that a thickness on the synthetic resin portion is 2 nm to 2 μm. 前記合成樹脂部分を加熱する工程において、前記オーバーコート層が前記合成樹脂部分の全体を覆っている状態で、前記合成樹脂部分を凸型のレンズ形状へと変形させる請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法。The solid-state imaging according to claim 1, wherein in the step of heating the synthetic resin portion, the synthetic resin portion is deformed into a convex lens shape in a state where the overcoat layer covers the entire synthetic resin portion. Device manufacturing method. 前記オーバーコート層を、前記合成樹脂部分上における厚さが200nm〜2μmとなるように形成する請求項7に記載の固体撮像装置の製造方法。The method for manufacturing a solid-state imaging device according to claim 7, wherein the overcoat layer is formed so that a thickness on the synthetic resin portion is 200 nm to 2 μm. 前記合成樹脂部分を加熱する工程において、前記オーバーコート層が前記合成樹脂部分を分割する溝部に部分的に残存した状態で、前記合成樹脂部分を凸型のレンズ形状へと変形させる請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法。2. The step of heating the synthetic resin portion, wherein the synthetic resin portion is deformed into a convex lens shape with the overcoat layer partially remaining in a groove portion that divides the synthetic resin portion. The manufacturing method of the solid-state imaging device of description. 前記オーバーコート層を、前記合成樹脂部分上における厚さが20nm〜200nmとなるように形成する請求項9に記載の固体撮像装置の製造方法。The method for manufacturing a solid-state imaging device according to claim 9, wherein the overcoat layer is formed to have a thickness of 20 nm to 200 nm on the synthetic resin portion. 前記オーバーコート層を、前記合成樹脂部分上における厚さが2nm〜20nmとなるように蒸気堆積法により形成する請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法。The method for manufacturing a solid-state imaging device according to claim 1, wherein the overcoat layer is formed by a vapor deposition method so that a thickness on the synthetic resin portion is 2 nm to 20 nm. 隣接する前記マイクロレンズの間隔が0.4μm以下となるように前記合成樹脂部分を加熱する請求項1〜11のいずれかに記載の固体撮像装置の製造方法。The method for manufacturing a solid-state imaging device according to claim 1, wherein the synthetic resin portion is heated so that an interval between adjacent microlenses is 0.4 μm or less.
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