JP4066748B2 - rice cooker - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の炊飯器は、例えば、図5に示されるような構成のものが知られている。以下、その構成について説明する。
【0003】
図5に示すように、炊飯器本体1は上面が開口し、この炊飯器本体1内に米と水を入れる鍋2を着脱自在に収納している。この炊飯器1内部に、鍋2の底部を加熱する加熱手段である加熱コイル3を鍋底付近に配設している。また、この加熱コイル3の中央部に、鍋2の温度を検出する鍋センサ4を配設している。蓋5は炊飯器本体1の上面開口部を開閉自在に覆うものである。
【0004】
水タンク7は炊飯器本体1に並設し、この水タンク7に給水弁6を介して水道水を給水する。また、水タンク7に貯水された水はポンプ8により鍋2の上方に設けた給水ノズル9から鍋2内に給水される。制御手段10は加熱コイル3、給水弁6およびポンプ8の動作を制御する。
【0005】
上記構成において炊飯の動作について説明する。まず、使用者が所定の米量を鍋2内に入れ、鍋2の上面を蓋5で閉じる。鍋2に入れる米としては、洗米が不要な米か、研米処理をほどこした米か、水洗い後水切りした米を用いる。すると制御手段10は、給水弁6を開き水タンク7内に水を貯水する。給水弁6の閉じる時点は、鍋2内の米量に応じた水量が水タンク7内に貯水された時点である。
【0006】
水タンク7内に貯水された水はポンプ8を作動させて鍋2内に供給され、この水供給後に加熱コイル3への通電を開始して、米でんぷんの糊化開始温度より少し低い温度に水温を保ちながら米に水を吸わせる吸水工程、鍋2内を沸騰させる炊き上げ工程、鍋2内の水がなくなるまで沸騰を維持し米を吸水糊化させる沸騰維持工程、飯粒表面に残存する遊離水を飯粒に吸収させ糊化を促進させる蒸らし工程からなる炊飯工程を行なう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の炊飯器では、水道水を単に水タンク7内に貯水し、この水道水を直接鍋2内に給水し、この水道水を使ってご飯を炊き上げるため、当然のことながら、水質は炊飯に最適のものではなかった。すなわち、炊飯にとって米と水が主原料であり、水質は米の質に並んでご飯の美味しさを左右する重要な要因であるので、炊きあがったご飯の風味や硬さ、粘り、つやなどの性状に影響するが、ある種の水の方が水道水よりもご飯をおいしく炊くことができることは広く知られている。
【0008】
水の中に含まれる成分の種類によって炊飯におよぼす影響の仕方が変わってくるが、カルキやカビ、トリハロメタンなどのようにご飯の炊きあげに悪影響をおよぼすものが知られている一方、カルシウム、マグネシウムなどは濃度によっては炊き上げに好影響をおよぼすと考えられている。
【0009】
このような差は微妙なものではあるものの、この微妙な差を重視し、少しでもおいしいご飯が食べたいと願う人達にとっては、炊飯に最適な水を使って炊飯することができるようにするということは重要な課題であった。
【0010】
本発明は上記課題を解決するもので、炊飯時に供給する水に対して少なくともCaイオン、Mgイオンを適量付加し、最大の食味向上効果を発揮させ、これらのイオンの作用によってよりおいしいご飯を炊きあげることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を解決するために、本発明は上記目的を解決するために、炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋を鍋加熱手段により加熱し、鍋に給水される水に対して、水質変換手段により少なくともCaイオン、Mgイオンをそれぞれ硫酸塩水和物または無水硫酸塩の状態で付加してイオンの濃度を増加させ、制御手段により鍋加熱手段、水質変換手段の動作を制御するよう構成し、制御手段は、水質変換手段の動作により水中のイオン濃度を増加させてCaイオンとMgイオンの濃度が重量比3:1〜1:1の範囲となるように構成したものである。
【0012】
これにより、炊飯時に供給する水に対して少なくともCaイオン、Mgイオンを適量付加し、最大の食味向上効果を発揮させ、これらのイオンの作用によってよりおいしいご飯を炊きあげることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋に給水される水に対して少なくともCaイオン、Mgイオンを付加し前記イオンの濃度を増加させる水質変換手段と、前記鍋加熱手段、水質変換手段の動作を制御する制御手段とを備え、CaイオンおよびMgイオンは、それぞれ硫酸塩水和物または無水硫酸塩の状態で付加されるよう構成され、前記制御手段は、前記水質変換手段の動作により水中の前記イオン濃度を増加させてCaイオンとMgイオンの濃度が重量比3:1〜1:1の範囲となるように構成したものであり、炊飯に用いる水に少なくともCaイオン、Mgイオンを付加して炊飯に適した水に変換し、CaイオンとMgイオンの比率を重量比2:1前後、すなわち3:1〜1:1の範囲に調整することにより、Caイオンの食味向上効果とMgイオンの食味向上効果が組み合わさって、硬さと粘りのバランスがよく、物性的に好ましい、より食味のよいご飯を炊き上げることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、鍋に供給する水を蓄える水タンクと、前記水タンク内の水を加熱する水タンク加熱手段とを有し、水の加温とMgイオン、Caイオンの付加を行なうよう構成したものであり、水を加温することで溶解度が高まるので、水へのミネラルイオンの溶解を促進することができ、水質変換を促進することができる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0016】
(実施例1)
図1および図2に示すように、鍋21は米と水を入れ、鍋加熱手段を構成する鍋加熱コイル22により加熱される。蓋23は鍋21の上部を開閉自在に覆い、この蓋23に、蓋部の温度を検知する蓋センサ24を取り付けている。鍋センサ25は鍋21の底の温度を検知するものである。
【0017】
炊飯器本体20の上方に、下部に流出口26を設けその流出口26が鍋21内に臨んでいる水供給装置27を配置し、この水供給装置27へ給水する給水弁28は水道水、浄水器、貯水タンクなどの水供給源と連結可能になっている。水供給装置27の流入口29から流出口26までの間に水質変換手段30を配置し、鍋21内に供給する水に硫酸カルシウム塩(CaSO4)、硫酸マグネシウム塩(MgSO4)を添加する。
【0018】
水質変換手段30の内部は2室に分かれ、片方には無水硫酸カルシウム(CaSO4)または硫酸カルシウム2水和物(CaSO4・2H2O)の濃厚水溶液(本実施例では1mol/L)、もう片方には無水硫酸マグネシウム(MgSO4)または硫酸マグネシウム7水和物(MgSO4・7H2O)の濃厚水溶液(本実施例では1mol/L)が充填されており、水供給装置27の動作時に、制御手段26により水流路内に所要量を滴下させる。
【0019】
鍋21内に供給する水への最終的な付加量は、食味向上効果が最も高い、Caイオン:Mgイオン=3:1〜1:1(重量比)とし、好ましくは2:1とし、最終イオン濃度は各々について5〜200ppmの範囲の非常に希薄な溶液とし、好ましくは20〜100ppmの範囲とする。
【0020】
滴下量の調節は制御手段31により行ない、水質変換手段30に連結したゴム製の空気室の圧を変化させて溶液を押し出す方法でもよく、または水供給装置27との連結部を開閉させる方法でもよい。
【0021】
制御手段31は、予め記憶手段32に記憶されている「浸漬工程」「炊き上げ工程」「沸騰維持工程」「蒸らし工程」からなる炊飯工程の制御内容にしたがい、鍋センサ25の出力と蓋センサ24の出力と重量センサ33の出力を入力として、鍋加熱コイル22の加熱出力を制御し、また、水供給装置27、水質変換手段30の動作を制御するものであり、通常はマイクロコンピュータに内蔵されている。
【0022】
鍋センサ25は、鍋21の底部に当接し、鍋21の温度を検知するだけでなく、内部に重量センサ33を備え、鍋21の重量および鍋21内の米の重量を受けて、米重量を検出する。給水量検出手段34は鍋21内に供給する水の量を検出するもので、例えば、水供給装置27の送水時間を測定することで給水量を検出する構成としてもよく、または、米と水の合計重量から米の重量を差し引いた値の算出により水の量を検出する構成としてもよい。
【0023】
上記構成において炊飯を行なう際の動作について説明する。まず、使用者が、炊飯器本体20に収納した鍋21の中に所定の米量を入れ、鍋21の上面を蓋23で閉じる。鍋21に入れる米としては、洗米が不要な米か、研米処理を施した米を用いる。すると重量センサ33が米量を検出し、必要給水量が決定する。
【0024】
つづいて、制御手段31は、水質変換手段30を動作させて所定量の硫酸カルシウムと硫酸マグネシウムの濃厚水溶液を滴下させ、水供給装置27を制御して給水弁28と流出口26を開き、濃厚水溶液を希釈しながら鍋21内に水を供給する。給水弁28を閉じる時点は、鍋21内の米量に応じた必要給水量が供給された時点である。
【0025】
この水供給後に鍋加熱コイル22への通電を開始して、米でんぷんの糊化開始温度より少し低い温度に水温を保ちながら米に水を吸わせる吸水工程、鍋21内を沸騰させる炊き上げ工程、鍋21内の水がなくなるまで沸騰を維持し米を吸水糊化させる沸騰維持工程、飯粒表面に残存する遊離水を飯粒に吸収させ糊化を促進させる蒸らし工程からなる炊飯工程を行なう。
【0026】
ここで、CaイオンとMgイオンの添加比率による食味への影響の違いについて説明する。図3は、炊飯においてCaイオンとMgイオンの添加量を変えたときのご飯の硬さと粘りの強さのバランスを、無添加時を1として相対的に表したものである。
【0027】
図3において、大きい○印は、Caイオン100ppmとMgイオン50ppmを添加したものであり、小さい○印は、Caイオン20ppmとMgイオン10ppmを添加したものであり、△印は、Caイオン125ppmとMgイオン25ppmを添加したものであり、大きい×印は、Caイオン150ppmを添加したものであり、小さい×印は、Caイオン30ppmを添加したものであり、□印は、Caイオン25ppmとMgイオン125ppmを添加したものであり、大きい◇印は、Mgイオン150ppmを添加したものであり、小さい◇印は、Mgイオン30ppmを添加したものであり、●印は、無添加である。
【0028】
図3に示すように、Caイオンはご飯の組織を柔らかくする作用があり、単独で添加するとご飯粒の表面も内部も軟化が促進され、粒全体が柔らかくなり、添加量が多くなるにつれて、柔らかすぎたり、べちゃついたり、こしが弱くなる。Mgイオンはご飯の表面組織を強固にし、粘弾性を引き出す作用があり、単独で添加すると、粘りが増すもののそれ以上に硬さが増したご飯となる。
【0029】
両者を同時に添加すると、両者の作用が影響を及ぼし、片方のイオンの比率が大幅に多いときにはそのイオンの作用が主となるが、点線にて囲んだCaイオン:Mgイオンが重量比3:1〜1:1の範囲のときは、粒の表面はしっかりしているが粒の内部は柔らかく粒全体としては適度に柔らかく、粘りの強いご飯となる。
【0030】
すなわち、Caイオン:Mgイオンが、重量比3:1〜1:1の範囲のときは、日本人の一般的な嗜好性(硬さに比して粘りが強いご飯を良食味と感じる)によく適合したご飯が得られる。
【0031】
つまり、ご飯の粒の内部までほどよく柔らかく、しかし柔らかすぎてべちゃついたり、こしがなくなることはなく、適度な粘りと弾力を有するご飯を炊くことができる。さらに、各種陰イオンの塩について比較すると、硫酸塩の場合に最もCaイオンとMgイオンの食味向上作用が大きく発揮される。また、濃度については、Caイオン、Mgイオンの各々について5〜200ppmの範囲のときに炊飯の性能が良く、とくに20〜100ppmのときに良好である。
【0032】
なお、鍋加熱手段については、本実施例では電磁誘導加熱方式による構成としたが、各種ヒータ方式、ガス式であってもかまわない。
【0033】
(実施例2)
図4に示すように、水タンク35は、炊飯器本体20の上方に配置し、この水タンク35の下部に流出口36を設けている。この流出口36に水供給装置27を連結し、その流出口26は鍋21内に臨んでいる。水タンク35の内部で流出口36の付近に水質変換手段37を配置し、この水質変換手段37の中には炭酸マグネシウム(MgCO3)と主成分が炭酸カルシウムであるコーラルサンドを充填している。
【0034】
水循環手段38は水タンク35内の水を、水質変換手段37を経由して水タンク35の流出口36を通った後に流路を切り替えて再度水タンクに戻る循環経路で循環させ、水質変換手段37に水タンク35内の水を何度も通過させ、水へのCaイオンとMgイオンの溶解を促進させる。
【0035】
水タンク35の外底部には水タンク加熱手段39であるヒータを配し、また、水タンク35の側面上部には水タンクの温度を検知する水タンク温度検知手段40を配している。水タンク加熱手段39は、水タンク温度検知手段40の出力を入力とし、制御手段31の設定する水タンク温度と検出した水タンク温度を比較して加熱、加熱停止を行なう。
【0036】
給水量検出手段41は鍋21内に供給する水の量を検出するもので、例えば、水供給装置27の送水時間を測定することで給水量を検出する構成としてもよく、または、米と水の合計重量から米の重量を差し引いた値の算出により水の量を検出する構成としてもよく、または、水タンク35内の水位を検出する水位センサ(図示せず)を設け、この水位センサの検出水位から給水量を検出する構成としてもよい。
【0037】
制御手段42は、予め記憶手段32に記憶されている「浸漬工程」「炊き上げ工程」「沸騰維持工程」「蒸らし工程」からなる炊飯工程の制御内容にしたがい、重量センサ33の出力と鍋センサ25の出力と蓋センサ24の出力を入力として、鍋加熱手段22の加熱出力を制御し、また水供給装置27、水質変換手段37、水循環手段38、水タンク加熱手段39の動作を制御するものであり、通常はマイクロコンピュータに内蔵されている。他の構成は上記実施例1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
【0038】
上記構成において炊飯を行なう際の動作について説明する。まず、使用者が炊飯器本体20に載置した鍋21の中に所定の米量を収容し、鍋21の上面を蓋23で閉じる。鍋21に収容する米としては、洗米が不要な米か、研米処理をほどこした米を用いる。すると重量センサ33が米量を検出し、必要給水量が決定する。
【0039】
つづいて、制御手段42は、水タンク加熱手段39を制御して所定の温度、例えば40℃に水タンク35内の水を加温する。さらに、水タンク35の流出口36の出口を循環経路に切り替えて水循環手段38を制御し、水タンク35内の水を繰り返して水質変換手段37を経由して循環させる。
【0040】
これにより、水質変換手段37は予め内部に充填された主成分が炭酸カルシウムであるコーラルサンドおよび炭酸マグネシウム(MgCO3)から水タンク35内の水にミネラルイオンが溶出する現象を利用して、水タンク35内の水にCaイオンとMgイオンの可溶化促進を行ない、終了後、水タンク35の流出口36を再び水供給装置27へ切り替える。
【0041】
その後、水供給装置27を動作させて、CaイオンとMgイオンを付加した水を鍋21内に供給する。水タンク35の流出口36の閉じる時点は、鍋21内の米量に応じた必要給水量が供給された時点である。この水供給後に炊飯器本体の鍋加熱手段22への通電を開始して、米でんぷんの糊化開始温度より少し低い温度に水温を保ちながら米に水を吸わせる吸水工程、鍋21内を沸騰させる炊き上げ工程、鍋内の水がなくなるまで沸騰を維持し米を吸水糊化させる沸騰維持工程、飯粒表面に残存する遊離水を飯粒に吸収させ糊化を促進させる蒸らし工程からなる炊飯工程を行なう。
【0042】
ここで、CaイオンとMgイオンの添加効果については、上記実施例1における説明と同じであるので説明を省略する。
【0043】
なお、上記実施例1と同様に、鍋加熱手段22は電磁誘導加熱方式に限らず、各種ヒータ方式、ガス式であってもかまわない。また、水タンク35には浄水機能を備えたものであってもよく、本実施例と同等以上に水質変換の効果を発揮できる。また、本実施例から重量センサ33を廃し、代わりに外部から米量を入力する米量入力手段を設けてもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載の発明によれば、鍋内に供給する水の水質を、水質変換手段により少なくともCaイオン、Mgイオンを付加し水質変換を行ない水中のCaイオンとMgイオンの濃度が重量比3:1〜1:1の範囲となるように水質変換手段の動作を制御するので、Caイオンの食味向上効果とMgイオンの食味向上効果が組み合わさって、硬さと粘りのバランスがよく、物性的に好ましい、より食味のよいご飯を炊き上げることができる。
【0045】
また、請求項2に記載の発明によれば、鍋に供給する水の加温とMgイオン、Caイオンの付加を行なうので、水を加温することで溶解度が高まるので、水へのミネラルイオンの溶解を促進することができ、水質変換を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の炊飯器のブロック図
【図2】 同炊飯器の断面図
【図3】 同炊飯器の炊飯においてCaイオンとMgイオンの添加量を変えたときのご飯の硬さと粘りの強さのバランスを相対的に表した図
【図4】 本発明の第2の実施例の炊飯器のブロック図
【図5】 従来の炊飯器の断面図
【符号の説明】
20 炊飯器本体
21 鍋
22 鍋加熱手段
27 水供給装置
30 水質変換手段
31 制御手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rice cooker.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as for this kind of rice cooker, the thing of a structure as shown in FIG. 5 is known, for example. Hereinafter, the configuration will be described.
[0003]
As shown in FIG. 5, the
[0004]
A
[0005]
The operation of rice cooking in the above configuration will be described. First, the user puts a predetermined amount of rice into the
[0006]
The water stored in the
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional rice cooker, tap water is simply stored in the
[0008]
Depending on the type of ingredients contained in the water, how it affects rice cooking will change, but it is known that there are adverse effects on rice cooking, such as chalk, mold and trihalomethane, while calcium and magnesium. Depending on the concentration, etc. are considered to have a positive effect on cooking.
[0009]
Although these differences are subtle, those who want to eat even a little delicious rice should be able to cook using the optimal water for cooking. That was an important issue.
[0010]
The present invention solves the above-mentioned problems. At least Ca ions and Mg ions are added in an appropriate amount to the water supplied at the time of cooking rice, the maximum effect of improving the taste is exerted, and more delicious rice is cooked by the action of these ions. The purpose is to give.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned object, the present invention solves the above-mentioned object. The present invention, in order to solve the above-mentioned object, heats the pot detachably stored in the rice cooker body by the pot heating means, and with respect to the water supplied to the pot. Then, at least Ca ion and Mg ion are added in the form of sulfate hydrate or anhydrous sulfate respectively by the water quality conversion means to increase the ion concentration, and the operation of the pan heating means and the water quality conversion means is controlled by the control means. The control means is configured to increase the concentration of ions in water by the operation of the water quality conversion means so that the concentration of Ca ions and Mg ions is in the range of 3: 1 to 1: 1 by weight. .
[0012]
Thereby, an appropriate amount of at least Ca ions and Mg ions are added to the water to be supplied at the time of cooking rice, the maximum effect of improving the taste is exhibited, and more delicious rice can be cooked by the action of these ions.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The invention according to
[0014]
The invention of
[0015]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0016]
Example 1
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0017]
Above the rice cooker
[0018]
The inside of the water quality conversion means 30 is divided into two chambers. One is a concentrated aqueous solution of anhydrous calcium sulfate (CaSO4) or calcium sulfate dihydrate (CaSO4 · 2H2O) (1 mol / L in this embodiment), and the other is A concentrated aqueous solution (1 mol / L in the present embodiment) of anhydrous magnesium sulfate (MgSO4) or magnesium sulfate heptahydrate (MgSO4 · 7H2O) is filled. The required amount is dripped inside.
[0019]
The final amount added to the water supplied into the
[0020]
The amount of dripping is adjusted by the control means 31, and the method of pushing out the solution by changing the pressure of the rubber air chamber connected to the water quality conversion means 30, or the method of opening and closing the connecting portion with the
[0021]
The control means 31 outputs the
[0022]
The
[0023]
The operation | movement at the time of cooking rice in the said structure is demonstrated. First, the user puts a predetermined amount of rice into the
[0024]
Subsequently, the control means 31 operates the water quality conversion means 30 to drop a predetermined amount of a concentrated aqueous solution of calcium sulfate and magnesium sulfate, and controls the
[0025]
After supplying the water, energization of the
[0026]
Here, the difference of the influence on the taste by the addition ratio of Ca ion and Mg ion is demonstrated. FIG. 3 relatively shows the balance between the hardness of rice and the strength of stickiness when the addition amount of Ca ions and Mg ions is changed in cooked rice, with 1 being no addition.
[0027]
In FIG. 3, large ◯ marks are obtained by adding 100 ppm Ca ions and 50 ppm Mg ions, small ◯ marks are obtained by adding 20 ppm Ca ions and 10 ppm Mg ions, and Δ marks are 125 ppm Ca ions. Mg ions are added at 25 ppm. Large x marks are those added with 150 ppm Ca ions, small x marks are those added with 30 ppm Ca ions, and □ marks are 25 ppm Ca ions and Mg ions. 125 ppm is added. Large ◇ marks are those with 150 ppm Mg ions added, small ◇ marks are those with 30 ppm Mg ions added, and ● marks are not added.
[0028]
As shown in FIG. 3, Ca ions have the effect of softening the structure of rice, and when added alone, the softening of the surface and the interior of the rice grain is promoted, the whole grain becomes softer, and the amount added becomes softer. Too much, sticky, or weak. Mg ions have the effect of strengthening the surface structure of rice and drawing out viscoelasticity, and when added alone, the rice becomes harder than that, although it increases in stickiness.
[0029]
When both are added at the same time, the action of both influences. When the ratio of one ion is significantly large, the action of the ion is the main, but the Ca ion: Mg ion surrounded by the dotted line is a weight ratio of 3: 1. In the range of ˜1: 1, the surface of the grain is firm, but the inside of the grain is soft and the whole grain is moderately soft and sticky rice.
[0030]
That is, when the Ca ion: Mg ion is in the range of 3: 1 to 1: 1 by weight ratio, the general preference of the Japanese (feeling that the rice that is sticky compared to the hardness is good taste) Well-matched rice is obtained.
[0031]
In other words, it is soft enough to the inside of the grain of rice, but it is not too soft and sticky, and does not lose any strain, and can cook rice with moderate stickiness and elasticity. Furthermore, when comparing various anion salts, the effect of improving the taste of Ca ions and Mg ions is most exhibited in the case of sulfates. Moreover, about the density | concentration, when it is the range of 5-200 ppm about each of Ca ion and Mg ion, the performance of rice cooking is good, and when it is 20-100 ppm especially, it is favorable.
[0032]
In addition, about the pan heating means, although it was set as the structure by the electromagnetic induction heating system in a present Example, various heater systems and gas systems may be used.
[0033]
(Example 2)
As shown in FIG. 4, the
[0034]
The water circulation means 38 circulates the water in the
[0035]
A heater which is a water tank heating means 39 is disposed on the outer bottom of the
[0036]
The water supply amount detection means 41 detects the amount of water supplied into the
[0037]
The control means 42 outputs the output of the
[0038]
The operation | movement at the time of cooking rice in the said structure is demonstrated. First, a predetermined amount of rice is accommodated in a
[0039]
Subsequently, the control means 42 controls the water tank heating means 39 to heat the water in the
[0040]
Thereby, the water quality conversion means 37 uses the phenomenon that mineral ions are eluted from the coral sand and magnesium carbonate (MgCO 3) whose main component is calcium carbonate filled in advance into the water in the
[0041]
Thereafter, the
[0042]
Here, the effects of adding Ca ions and Mg ions are the same as those described in the first embodiment, and thus the description thereof is omitted.
[0043]
As in the first embodiment, the pot heating means 22 is not limited to the electromagnetic induction heating method, and may be various heater methods or gas methods. Moreover, the
[0044]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the quality of the water supplied into the pan is converted to water quality by adding at least Ca ions and Mg ions by the water quality conversion means. Since the operation of the water quality conversion means is controlled so that the concentration is in the range of 3: 1 to 1: 1 by weight, the balance between hardness and stickiness is a combination of the Ca ion taste improvement effect and the Mg ion taste improvement effect. However, it is possible to cook rice with better taste and better physical properties.
[0045]
Further, according to the invention described in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of a rice cooker according to a first embodiment of the present invention. FIG. 2 is a cross-sectional view of the rice cooker. FIG. 3 is when the addition amount of Ca ions and Mg ions is changed in the rice cooker. Figure showing relative balance of hardness and stickiness of rice [Fig. 4] Block diagram of rice cooker of second embodiment of the present invention [Fig. 5] Cross section of conventional rice cooker Explanation】
20
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002254358A JP4066748B2 (en) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | rice cooker |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002254358A JP4066748B2 (en) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | rice cooker |
Publications (3)
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