JP4066558B2 - Optical information reader - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バーコードや2次元コードなどの光学情報を読み取る光学情報読取装置に関し、詳しくは、その装置の備えるメモリ装置のデータバックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、物流(ロジスティクス)における商品管理方法の一つとして、各商品の搬入・搬出・仕分け・在庫管理・社内移動・売上発生時点等において、予め商品・値札・カード・外箱等に記載又は貼付されているバーコード等の情報コードを、光学情報読取装置を用いて読み取り、その情報をホスト装置に入力し、入力した情報を解析してホスト装置内に構築されたデータベースを逐次更新することにより、商品管理を効率的に行う技術が実用化されている。
【0003】
当初、ホスト装置等にケーブルを介して接続された単なる入力装置であった光学情報読取装置は、小型化・軽量化・高機能化が進むことによって、自由に持ち運びが可能な単体の装置として構成されるようになってきた。つまり、読み取った情報コードを装置内に一旦蓄積しておき、その後、ホスト装置へ転送するようにしたことによって、ケーブルを介してホスト装置に接続されない形態のものが用いられるようになったのである。また、いわゆるコンピュータシステムを内蔵しているため、アプリケーションプログラムを変更することで機能追加できるものも実現されている。
【0004】
この種の装置では、電池を内蔵しており、この電池で動作するようになっている。また、読み取った情報コードやアプリケーションプログラムを保持するため、電源遮断時にもこの電池からの電源供給によってメモリ装置内のデータをバックアップするのが一般的である。
【0005】
そして、電源投入時には、電池の起電力を監視するようにしており、装置の動作を保障できない電圧まで電池の起電力が低下すると、電池の交換を促すための報知を行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように電源投入時に電池交換を促すための報知がなされるため、例えば電池の交換を促す旨の報知がなされる直前に電源スイッチをオフした場合等は特に、電源遮断状態にあるうちに電池が消耗してしまうことがあった。その場合、読み取ったデータやアプリケーションプログラムが消失してしまうことになる。
【0007】
従来の装置の中には、メイン電池とサブ電池を備えているものもあり、メイン電池が消耗してくるとサブ電池から電源供給がなされるものもあった。しかし、サブ電池は、メイン電池を交換などの際にデータが消失してしまわないよう電源供給を行うといった補助的なものであるのが一般的であり、その場合、サブ電池の容量は小さい。そのため、この場合も、電源遮断状態が長くなると、メイン電池と共にサブ電池も消耗してしまい、結局、読み取ったデータやアプリケーションプログラムが消失してしまうという事態が生じる。
【0008】
一方、光学情報読取装置の使用間隔は一定となることが多いと考えられる。例えば商品の在庫管理は、日単位、週単位、月単位など一定間隔で行われる。したがって、光学情報読取装置を用いて在庫管理を行う場合、光学情報装置の使用間隔が一定となる。
【0009】
本発明は、このように光学情報読取装置の使用間隔が予め分かっておりほぼ一定となることを前提として、読み取ったデータやアプリケーションプログラムの消失を防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上述した目的を達成するためになされた請求項1に記載の光学情報読取装置は、電源スイッチがオンにされた状態である電源投入状態にあっては、内蔵された電池で動作し、電池の起電力が所定電圧を下回ると当該電池の交換を促すための報知を行う。例えば、電源投入状態ではCPUが、電池の起電力を常時監視しており、所定電圧を下回ると、例えば表示手段を用い視覚を通じて電池交換タイミングを報知するという具合である。この報知は、音を用い聴覚を通じて行ってもよいし、あるいは、装置を振動させ触覚を通じて行ってもよい。
【0011】
一方、電源スイッチがオフにされた状態である電源遮断状態にあっては、その電池でメモリ装置内のデータをバックアップする。つまり、利用者によって電源スイッチがオフされると、各部への電源供給が遮断されるのであるが、このとき、少なくともメモリ装置への電源供給だけは継続されメモリ装置内のデータがバックアップされる。
【0012】
ここで特に、本発明の光学情報読取装置では、利用者が、指示手段を介し、データのバックアップ期間を指示できる。バックアップ期間は、光学情報読取装置の使用間隔に応じて指示される。すなわち、利用者は光学情報読取装置に使用間隔に応じて、メモリ装置内のデータを保持したいと考える期間をバックアップ期間として指示する。例えば使用間隔が1週間であれば、「1週間」という期間がバックアップ期間として指示されるという具合である。
【0013】
すると、電圧設定手段が、そのバックアップ期間に応じて、上述した電池交換タイミングを報知するための所定電圧を次のように設定する。すなわち電圧設定手段は、バックアップ期間におけるデータのバックアップを経た後に当該データをバックアップするために最低限必要な電圧(以下「必要電圧」という。)となる電圧を所定電圧として設定する。
【0014】
指示されたバックアップ期間中、電源遮断状態となってデータのバックアップが行われた場合、そのデータのバックアップによって電池の起電力が低下する。したがって、電池の放電特性に基づきこの起電力の低下を考慮し、この起電力の低下によって必要電圧となる電圧(以下「電池交換電圧」という。)を所定電圧として設定する。
【0015】
したがって、所定電圧を下回るまでの間に、すなわち報知がなされるまでの間に電源スイッチがオフされた場合、たとえそれが報知の直前であっても、その電源オフの期間がバックアップ期間内であれば、電池の起電力が必要電圧を下回ることはない。これによって、電源遮断状態にあるうちにメモリ装置内のデータが消失してしまうことがない。つまり、読み取ったデータやアプリケーションプログラムの消失を防止できるのである。
【0016】
なお、上述した請求項1の光学情報読取装置において、指示手段を介してバックアップ期間が指示されなかった場合は、例えば「2週間」というようなデフォルトのバックアップ期間を設定するようにしておき、このデフォルトのバックアップ期間に応じて所定電圧を設定するようにしてもよい。
【0017】
しかし、上記発明では、バックアップ期間が長くなればなるほど電池交換タイミングの報知が早まる。これは、電池にある程度の電気量が残っていても交換を促すための報知がなされることを意味する。したがって、データのバックアップが必要でないにもかかわらずデフォルトのバックアップ期間が設定されると、報知があった時点でその後数時間使用できる電気量が残っている可能性もあり、コストパフォーマンスの低下を招くことが考えられる。
【0018】
そこで、請求項2に示すように、バックアップ期間が利用者によって指示されない場合には、電圧設定手段が、光学情報読取装置の電源投入時における動作に最低限必要な電圧を所定電圧として設定するようにするとよい。このようにすれば、バックアップ期間が指示されないときは、電池が消耗するまで光学情報読取装置を目一杯使用することができ、コストパフォーマンスの低下を招くことがない。
【0019】
ところで、所定電圧を設定するにあたって、電池の放電特性に基づき起電力の低下分を考慮するのであるが、電池にも種々のものがある。本発明でいう電池は、1次電池であってもよいし、2次電池(蓄電池)であってもよい。1次電池の代表的なものはアルカリ乾電池であるが、エネルギー密度の高いリチウム電池などもある。また、2次電池としては、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などが考えられる。ただし、例えば一ヶ月というような長期間のデータバックアップを行うことを前提とすれば、自己放電の少ないアルカリ乾電池やリチウムイオン電池などが使用されることが多い。
【0020】
このアルカリ乾電池、リチウムイオン電池を例にとっても、両者の放電特性は異なる。上述したように電池の放電特性に基づき起電力の低下分を考慮するのであるから、請求項3に示すような構成を採用することが望ましい。すなわち、その構成は、利用者が設定手段を介して電池の種類を指示することができ、電池交換電圧が、指示された電池の種類に応じた放電特性に基づき決定されることを特徴とするものである。これによって、例えばアルカリ乾電池とリチウムイオン電池とを選択的に使用可能な光学情報読取装置において、使用される電池の種類に応じて所定電圧が設定される。したがって、適切なタイミングで電池交換を促すための報知がなされることになり、読み取ったデータやアプリケーションプログラムの消失を確実に防止できる。
【0021】
このように電池の放電特性に基づき起電力の低下分を考慮して所定電圧を設定する構成は、具体的には、各種電池に対応する放電特性を記憶しておき、この放電特性に基づいて起電力の低下分を算出し、所定電圧を計算する構成として実現することが考えられる。しかし、計算量を削減することを考えれば、請求項4に示すように、バックアップ期間と電池交換電圧との対応関係を予め記憶しておき、電圧設定手段がこの対応関係に基づいて所定電圧を設定することが考えられる。このようにすれば、所定電圧を設定する際の計算量を減少させることができ、所定電圧設定に関するプログラムが簡単になる点で有利である。なお、上述したように種類の異なる電池を使用する場合、電池の種類に対応させ、このような対応関係を記憶しておくようにすればよい。
【0022】
このような対応関係を用いることによって計算量を減少させることができるものの、任意のバックアップ期間を利用者が指示できるようにすると、対応関係のデータ量は多くなってしまう。
一方、バックアップ期間が細かく指示できてもそれほどメリットがあるわけではない。例えばバックアップ期間が3日であっても4日であっても、設定される所定電圧はほぼ同じになるからである。また、光学情報読取装置は、長くても一ヶ月に一回は使用されるのが一般的であるため、「二ヶ月」というようなバックアップ期間が指定されることはほとんどない。
【0023】
そこで、請求項5に示すように、バックアップ期間の指示は、予め用意された複数の期間を利用者が指示手段を介して選択指示することによってなされるようにすることが考えられる。例えば、複数のバックアップ期間として、「1週間」、「2週間」、「一ヶ月」という3つの期間を用意しておき、指示手段を介してこれらの期間を選択することでバックアップ期間を指示できるようにしておく。このとき、5日間隔で光学情報読取装置を使用する利用者は、「1週間」をバックアップ期間として選択するという具合である。このようにすれば、これら「1週間」、「2週間」、「一ヶ月」の3つの期間に対してそれぞれ所定電圧を対応させておけばよく対応関係のデータ量が少なくなる。結果として記憶容量が削減できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
【0025】
図1は、本発明の光学情報読取装置の実施例としてのバーコードリーダハンディターミナル1の構成を示す概略ブロック図である。
本実施例のバーコードリーダハンディターミナル1は、装置全体の機能を制御するCPU11を中心として、メイン電池13、サブ電池15、表示部17、入力部19、ホストコンピュータ側と光通信するための通信部21、光学式読取部としてのバーコード読取部23、読取作業の完了、エラーあるいは異常を利用者に報知する報知部25、CPU11の動作クロックを発生するクロック発生部27、時計29、RAM31及びROM33を備えている。
【0026】
メイン電池13は、電源スイッチが利用者によってオンされ電源投入状態となると、各部への電源供給を行う。これによってバーコードリーダハンディターミナル1は、動作可能な状態となり、バーコード読取処理などを行うことが可能となる。また、電源スイッチが利用者によってオフされ電源遮断状態となると、各部への電源供給はなされない。ただし、時計29とRAM31には継続的に電源供給がなされ、時計29による計時機能、RAM31に記憶されたデータは電源遮断状態においても保持される。このメイン電池13としては、1次電池であるアルカリ乾電池あるいは2次電池であるリチウムイオン電池のいずれかがセットされるものとする。
【0027】
サブ電池15は、メイン電池13を補助するためのものであり、例えば利用者が誤ってバーコードリーダハンディターミナル1を落としメイン電池13が外れてしまった場合、メイン電池13を交換する場合、あるいはメイン電池13が消耗した場合など、メイン電池13に代わって時計29及びRAM31への電源供給を行う。なお、サブ電池15は、1次電池あるいは2次電池であり、2次電池の場合メイン電池13からの電源供給によって充電される。ただし、サブ電池15に蓄積される電気量はメイン電池13に比べて少なく、メイン電池13に代わる長期間の電源供給を行うことはできない。
【0028】
表示部17は、液晶ディスプレイ装置を用いて構成されている。また、入力部19は、キーボード装置を用いて構成されており、後述するように利用者はこの入力部19を介してバックアップ期間及び電池種類を選択指示する。したがって、この入力部19が「指示手段」に相当する。
【0029】
バーコード読取部23は、バーコード読取用の光を出射するLEDなどで構成されている。そして、本バーコードリーダハンディターミナル1の読取口(不図示)をバーコードラベルに向けた状態で読み取り指示がなされると、読取処理プログラムに基づきCPU11から制御されて、バーコードの読み取りを行う。すなわち、読取口から外部へバーコード読取用の光を出射し、その反射光からバーコードラベルにバーコードとして記録された情報を読み取る。バーコード読取部23にて読み取られたデータは、一旦RAM31に記憶される。また、RAM31には、上述した読取処理プログラムも記憶されている。したがって、メイン電池13又はサブ電池15からの電源供給によって、読み取られたデータ及び読取処理プログラムは、電源遮断状態においても保持される。読取処理プログラムは、ROM33に記憶されている場合もある。
【0030】
通信部21は、入力部19を介した利用者からの指示に基づき、RAM31に一旦記憶された光学情報であるデータをまとめてホスト装置へ送信する。報知部25はブザーを用いて構成されており、読取作業の完了、エラーあるいは異常を利用者に報知する。なお、ブザーを用いず例えば振動機構によって報知する構成としてもよい。
【0031】
このように構成された本バーコードリーダハンディターミナル1では、電源投入状態にあるとき、ROM33に記憶されたシステムプログラムに基づき、CPU11が割込にて電池交換タイミングの報知処理を実行する。この報知処理は、メイン電池13の起電力を監視し、メイン電池13の起電力が所定電圧を下回ると、メイン電池13の交換を促すための報知を報知部25にて行うものである。
【0032】
本バーコードリーダハンディターミナル1では、この報知処理に先だって電圧設定処理をCPU11が実行可能であることを特徴としている。この電圧設定処理は、電池交換の報知タイミングに係る所定電圧を設定するものである。
そこで次に、図2のフローチャートに基づいて電圧設定処理を説明する。本実施例では、ROM33にシステムプログラムが記憶されていることは既に述べた。このシステムプログラムには、上述した報知処理に他にも、システムメニュー表示処理及び電圧設定処理が記述されている。そして、入力部19を介した所定操作により、システムメニュー表示処理が実行され、表示部17にシステムメニューが表示される。本電圧設定処理は、このシステムメニューから選択されて実行される。なお、上述したバーコード読取処理プログラムなどRAM31に記憶されたアプリケーションプログラムから本電圧設定処理を実行できるようにしてもよい。
【0033】
まず最初のステップS100において、バックアップ期間の設定必要性の確認を行う。この処理は、バックアップ期間の設定を行うか否かを利用者に確認するためのものである。例えば表示部17に「バックアップ期間の設定をしますか?YES(1)/NO(2)」という表示を行うという具合である。なお、表示例に示すかっこ内の数字は、利用者が押下する数字キーの番号である。以下の説明でも同様とする。ここで利用者は、バックアップ期間の設定が必要であれば「1」(YES)を、一方、バックアップ期間の設定が必要なければ「2」(NO)を、入力部19のキーボードの数字キーを押下して選択する。
【0034】
そこで続くS110では、「1」が選択されたか否かを判断する。ここで「1」が選択されたと判断された場合(S110:YES)、すなわちバックアップ期間を設定する場合には、S120へ移行する。一方、「2」が選択されたと判断された場合(S110:NO)、すなわちバックアップ期間を設定しない場合には、S170へ移行する。
【0035】
S120では、バックアップ期間の選択要求を行う。ここでは、表示部17に複数のバックアップ期間を表示する。例えば「1週間(1)/2週間(2)/一ヶ月(3)」という表示を行うという具合である。ここで利用者は、光学情報読取装置の使用間隔に応じて「1」(1週間)、「2」(2週間)又は「3」(一ヶ月)のいずれかを選択する。したがって、次のS130では、利用者によって選択されたバックアップ期間を取得する。
【0036】
続くS140では、電池種類の選択要求を行う。本バーコードリーダハンディターミナル1では、リチウムイオン電池とアルカリ乾電池のいずれかが使用できるようになっている。したがって、ここでは、表示部17に例えば「リチウムイオン電池(1)/アルカリ乾電池(2)」という表示を行う。ここで利用者は、使用している電池の種類に応じて「1」(リチウムイオン電池)又は「2」(アルカリ乾電池)のいずれかを選択する。したがって、次のS150では、利用者によって選択された電池種類を取得する。
【0037】
そして、続くS160では、予め記憶されている対応テーブルを参照して電池交換タイミングを報知するための電池交換電圧を所定電圧として設定する。
対応テーブルは図3に示す如くである。S130及びS150で取得したバックアップ期間及び電池種類に対応するようにV1〜V6の電池交換電圧が記録されている。したがって、この対応テーブルに基づいてV1〜V6のいずれかの電池交換電圧が所定電圧として設定されることになる。したがって、この対応テーブルが「対応関係」に相当し、この対応テーブルは予め作成されROM33に記憶されている。
【0038】
ここで図4の説明図に基づいて、対応テーブルに示されるバックアップ期間及び電池種類に対して、電池交換電圧V1〜V6がどのようなルールで決定されるかを説明する。なお、図4(a)はリチウムイオン電池の放電特性を模式的に示したものであり、図4(b)はアルカリ乾電池の放電特性を模式的に示したものである。
【0039】
図4に示した電圧V0は、時計29を正常に機能させ、かつRAM31に記憶されたデータを保持するために、最低限必要な電圧である。電池交換電圧V1〜V6は、放電特性からバックアップ期間に基づいて決定される。すなわち、電池交換電圧V1〜V6は、指示されたバックアップ期間における起電力の低下によって電圧V0となる電圧である。図4中には、「1週間」のバックアップ期間をT1として示した。同様に、「2週間」をT2として、「一ヶ月」をT3として示した。例えばリチウムイオン電池でバックアップ期間を一ヶ月(T3)とした場合、図4(a)に示すように、電圧V3は、バックアップ期間T3における起電力の低下によって電圧V0となる電圧として決定される。他も同様である。
【0040】
このS160の処理が終了すると、本電圧設定処理を終了する。
一方、上述のS110で否定判断された場合、すなわちバックアップ期間を設定しない場合に移行するS170では、デフォルトの電圧を所定電圧として設定し、その後、本電圧設定処理を終了する。このデフォルトの電圧は、本バーコードリーダハンディターミナル1の動作に最低限必要な電圧となっている。
【0041】
以上説明した電圧設定処理が「電圧設定手段」としての処理に相当し、この処理を実行するバーコードリーダハンディターミナル1のCPU11が「電圧設定手段」に相当する。
次に、本実施例のバーコードリーダハンディターミナル1の発揮する効果を説明する。
【0042】
上述したように本バーコードリーダハンディターミナル1では、メイン電池13の起電力を監視し、この起電力が所定電圧を下回ると電池交換を促すための報知を報知部25にて行う報知処理を実行するが、この電池交換タイミングを決定する所定電圧を次のように設定する。
【0043】
すなわち、本バーコードリーダハンディターミナル1では、図2に示した電圧設定処理が実行可能となっており、バックアップ期間の選択要求を行い(S120)、利用者によって選択されたバックアップ期間を取得し(S130)、このバックアップ期間を基に対応テーブル(図3参照)に基づいて電池交換電圧V1〜V6のいずれかを所定電圧として設定する(S160)。
【0044】
そして、この電池交換電圧V1〜V6は、図4に示した電池の放電特性から決定されるものであり、指示されたバックアップ期間T1〜T3における時計29及びRAM31への電源供給による起電力の低下によって電圧V0となる電圧である。ここで電圧V0は、時計29を正常に機能させ、かつRAM31に記憶されたデータを保持するために、最低限必要な電圧となっている。
【0045】
したがって、このような電池交換電圧V1〜V6が所定電圧として設定されれば、所定電圧を下回るまでの間に、すなわち報知がなされるまでの間に電源スイッチがオフされた場合、たとえそれが報知の直前であっても、その電源オフの期間がバックアップ期間内であれば、電池の起電力が電圧V0を下回ることはない。これによって、電源遮断状態にあるうちにRAM31のデータが消失してしまうことがない。つまり、読み取ったデータやアプリケーションプログラムの消失を防止できる。
【0046】
また、本バーコードリーダハンディターミナル1では、図2に示した電圧設定処理にて、バックアップ期間の設定の必要性を確認し(S100)、利用者からバックアップ期間の設定の必要がない旨の入力があると(S110:NO)、デフォルトの電圧を所定電圧として設定する(S170)。このデフォルトの電圧は、本バーコードリーダハンディターミナル1の電源投入時における動作に最低限必要な電圧となっている。このようにすれば、バックアップ期間の設定がなされない場合には、メイン電池13が消耗するまで(起電力がデフォルトの電圧を下回るまで)本バーコードリーダハンディターミナル1を目一杯使用することができる。
【0047】
さらにまた、所定電圧の設定にあたって参照する対応テーブル(図3参照)には、電池種類に応じて電池交換電圧V1〜V6が記述されている。リチウムイオン電池に対応する電池交換電圧V1〜V3は、リチウムイオン電池の放電特性(図4(a)参照)を考慮して決定されており、アルカリ乾電池に対応する電池交換電圧V4〜V6は、アルカリ乾電池の放電特性(図4(b)参照)を考慮して決定されている。そして、図2に示した電圧設定処理では、電池種類の選択要求を行い(S140)、利用者によって選択された電池種類を取得し(S150)、上述したバックアップ期間だけでなく、この電池種類も考慮して所定電圧を設定する(S160)。これによって、アルカリ乾電池とリチウムイオン電池のどちらを使用しても、使用される電池の種類に応じた所定電圧が設定され、適切なタイミングでメイン電池13の交換タイミングが報知される。したがって、読み取ったデータやアプリケーションプログラムの消失を確実に防止できる。
【0048】
また、図3に示すような対応テーブルを参照して所定電圧を設定するようにしたため、図4に示した放電特性自体を記憶しておき所定電圧を計算して求める構成に比べ、計算量を減少させることができ、所定電圧設定に関する電圧設定処理のプログラムが簡単になる点でも有利である。
【0049】
加えて、バックアップ期間を「1週間」、「2週間」、「一ヶ月」の3種類の中から選択させるようにしたため(図2中のS120)、任意のバックアップ期間を入力できる構成を採用する場合に比べ、対応テーブルのデータ量が少なくなり、結果としてROM33の記憶容量が削減できる。
【0050】
なお、上記実施例では、本発明をバーコードハンディターミナル1として具体化したものであったが、バーコードの読み取りを行うものには限定されない。例えば2次元コードを読み取る装置として具体化することももちろん可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のバーコードリーダハンディターミナルの概略構成を示すブロック図である。
【図2】バーコードリーダハンディターミナルのCPUが実行する電圧設定処理を示すフローチャートである。
【図3】所定電圧設定の際に参照される対応テーブルである。
【図4】対応テーブルに記述されるバックアップ期間と電池交換電圧との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1…バーコードリーダハンディターミナル
11…CPU 13…メイン電池 15…サブ電池
17…表示部 19…入力部 21…通信部
23…バーコード読取部 25…報知部 27…クロック発生部
29…時計 31…RAM 33…ROM[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical information reading device that reads optical information such as a barcode and a two-dimensional code, and more particularly to data backup of a memory device included in the device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as one of the product management methods in logistics (logistics), it is described or pasted in advance on products, price tags, cards, outer boxes, etc. at the time of import / export / sorting / inventory management / in-house movement / sales generation etc. of each product By reading an information code such as a barcode using an optical information reader, inputting the information into a host device, analyzing the input information, and sequentially updating a database built in the host device Technology for efficiently managing merchandise has been put into practical use.
[0003]
The optical information reader, which was originally a simple input device connected to a host device or the like via a cable, is configured as a single device that can be freely carried as size, weight, and functionality increase. It has come to be. In other words, the read information code is temporarily stored in the device, and then transferred to the host device, so that the information code that is not connected to the host device via a cable is used. . In addition, since a so-called computer system is built in, it is possible to add functions by changing application programs.
[0004]
This type of device has a built-in battery and operates with this battery. Further, in order to hold the read information code and application program, data in the memory device is generally backed up by power supply from the battery even when the power is shut off.
[0005]
When the power is turned on, the electromotive force of the battery is monitored. When the electromotive force of the battery decreases to a voltage at which the operation of the apparatus cannot be ensured, a notification is made to prompt the replacement of the battery.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, as described above, since the notification for prompting the battery replacement is made when the power is turned on, for example, when the power switch is turned off immediately before the notification for prompting the replacement of the battery is made, the power supply is cut off. Sometimes the battery was exhausted. In that case, the read data and application programs will be lost.
[0007]
Some conventional devices include a main battery and a sub-battery, and when the main battery is exhausted, some power is supplied from the sub-battery. However, the sub battery is generally an auxiliary battery that supplies power so that data is not lost when the main battery is replaced. In this case, the capacity of the sub battery is small. Therefore, in this case as well, if the power shut-off state becomes longer, the sub battery and the main battery are consumed, and eventually the read data and application programs are lost.
[0008]
On the other hand, the use interval of the optical information reader is often considered to be constant. For example, inventory management of merchandise is performed at regular intervals such as daily, weekly, or monthly. Therefore, when inventory management is performed using the optical information reading device, the use interval of the optical information device is constant.
[0009]
An object of the present invention is to prevent the loss of read data and application programs on the assumption that the use interval of the optical information reader is known in advance and becomes substantially constant.
[0010]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
The optical information reading apparatus according to
[0011]
On the other hand, in the power shut-off state in which the power switch is turned off, the data in the memory device is backed up with the battery. That is, when the user turns off the power switch, the power supply to each unit is cut off. At this time, at least only the power supply to the memory device is continued and the data in the memory device is backed up.
[0012]
Here, in particular, in the optical information reader of the present invention, the user can instruct the data backup period via the instruction means. The backup period is instructed according to the use interval of the optical information reader. That is, the user instructs the optical information reading apparatus as a backup period during which the data in the memory device is to be held according to the use interval. For example, if the use interval is one week, a period of “one week” is designated as the backup period.
[0013]
Then, a voltage setting means sets the predetermined voltage for alert | reporting the battery replacement timing mentioned above according to the backup period as follows. That is, the voltage setting means sets a voltage that becomes a minimum voltage (hereinafter referred to as “required voltage”) necessary for backing up the data after the backup of the data during the backup period as a predetermined voltage.
[0014]
If the data is backed up during the instructed backup period and the data is backed up, the electromotive force of the battery decreases due to the data backup. Therefore, in consideration of the decrease in electromotive force based on the discharge characteristics of the battery, a voltage (hereinafter referred to as “battery replacement voltage”) that becomes a necessary voltage due to the decrease in electromotive force is set as a predetermined voltage.
[0015]
Therefore, if the power switch is turned off before the voltage falls below the predetermined voltage, that is, before the notification is made, even if it is immediately before the notification, the power off period is within the backup period. For example, the electromotive force of the battery never falls below the required voltage. Thus, data in the memory device is not lost while the power is cut off. That is, it is possible to prevent loss of read data and application programs.
[0016]
In the optical information reader of
[0017]
However, in the above invention, the notification of the battery replacement timing is earlier as the backup period becomes longer. This means that even if a certain amount of electricity remains in the battery, a notification for prompting replacement is given. Therefore, if a default backup period is set even though data backup is not required, there is a possibility that the amount of electricity that can be used for several hours after the notification is received, which causes a decrease in cost performance. It is possible.
[0018]
Therefore, as described in
[0019]
By the way, in setting the predetermined voltage, a decrease in electromotive force is taken into consideration based on the discharge characteristics of the battery, but there are various types of batteries. The battery referred to in the present invention may be a primary battery or a secondary battery (storage battery). A typical primary battery is an alkaline battery, but a lithium battery having a high energy density is also available. Moreover, as a secondary battery, a lead acid battery, a nickel cadmium battery, a nickel metal hydride battery, a lithium ion battery, etc. can be considered. However, if it is assumed that long-term data backup such as one month is performed, alkaline dry batteries or lithium ion batteries with little self-discharge are often used.
[0020]
Even if this alkaline dry battery and lithium ion battery are taken as examples, both have different discharge characteristics. As described above, since the decrease in electromotive force is taken into consideration based on the discharge characteristics of the battery, it is desirable to adopt the configuration as shown in
[0021]
In this way, the configuration in which the predetermined voltage is set in consideration of the decrease in electromotive force based on the discharge characteristics of the battery, specifically stores the discharge characteristics corresponding to various batteries, and based on the discharge characteristics. It is conceivable to realize a configuration in which a decrease in electromotive force is calculated and a predetermined voltage is calculated. However, in consideration of reducing the amount of calculation, as shown in claim 4, the correspondence relationship between the backup period and the battery replacement voltage is stored in advance, and the voltage setting means sets the predetermined voltage based on this correspondence relationship. It is possible to set. This is advantageous in that the amount of calculation for setting the predetermined voltage can be reduced, and the program for setting the predetermined voltage is simplified. In addition, when using different types of batteries as described above, it is only necessary to store the corresponding relationship in correspondence with the type of battery.
[0022]
Although the amount of calculation can be reduced by using such a correspondence, if the user can specify an arbitrary backup period, the amount of data in the correspondence will increase.
On the other hand, even if the backup period can be specified in detail, there is no merit. This is because, for example, the predetermined voltage to be set is almost the same regardless of whether the backup period is 3 days or 4 days. In addition, since the optical information reader is generally used once a month at most, a backup period such as “two months” is rarely designated.
[0023]
Therefore, as shown in
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments to which the present invention is applied will be described below with reference to the drawings. Needless to say, the embodiments of the present invention are not limited to the following examples, and can take various forms as long as they belong to the technical scope of the present invention.
[0025]
FIG. 1 is a schematic block diagram showing the configuration of a barcode reader
The barcode reader
[0026]
When the power switch is turned on by the user and turned on, the main battery 13 supplies power to each unit. As a result, the barcode reader
[0027]
The sub battery 15 is for assisting the main battery 13. For example, when the user accidentally drops the bar code reader
[0028]
The
[0029]
The
[0030]
Based on an instruction from the user via the input unit 19, the communication unit 21 collectively transmits data that is optical information temporarily stored in the
[0031]
In the barcode reader
[0032]
The bar code reader
Next, the voltage setting process will be described based on the flowchart of FIG. In this embodiment, it has already been described that the system program is stored in the ROM 33. In addition to the notification process described above, the system program describes a system menu display process and a voltage setting process. Then, a system menu display process is executed by a predetermined operation via the input unit 19, and the system menu is displayed on the
[0033]
First, in the first step S100, the necessity of setting the backup period is confirmed. This process is for confirming with the user whether or not to set the backup period. For example, the
[0034]
In subsequent S110, it is determined whether or not “1” has been selected. When it is determined that “1” is selected (S110: YES), that is, when a backup period is set, the process proceeds to S120. On the other hand, when it is determined that “2” is selected (S110: NO), that is, when the backup period is not set, the process proceeds to S170.
[0035]
In S120, a backup period selection request is made. Here, a plurality of backup periods are displayed on the
[0036]
In subsequent S140, a battery type selection request is made. In this barcode reader
[0037]
In subsequent S160, the battery replacement voltage for notifying the battery replacement timing is set as a predetermined voltage with reference to a correspondence table stored in advance.
The correspondence table is as shown in FIG. The battery replacement voltages V1 to V6 are recorded so as to correspond to the backup period and the battery type acquired in S130 and S150. Therefore, any one of the battery replacement voltages V1 to V6 is set as a predetermined voltage based on this correspondence table. Therefore, this correspondence table corresponds to “correspondence”, and this correspondence table is created in advance and stored in the ROM 33.
[0038]
Here, based on the explanatory diagram of FIG. 4, the rules for determining the battery replacement voltages V <b> 1 to V <b> 6 for the backup period and the battery type shown in the correspondence table will be described. FIG. 4A schematically shows the discharge characteristics of the lithium ion battery, and FIG. 4B schematically shows the discharge characteristics of the alkaline dry battery.
[0039]
The voltage V0 shown in FIG. 4 is a minimum voltage required for the
[0040]
When the process of S160 ends, this voltage setting process ends.
On the other hand, when a negative determination is made in S110 described above, that is, when the backup period is not set, in S170, the default voltage is set as the predetermined voltage, and then the voltage setting process is terminated. This default voltage is a minimum voltage necessary for the operation of the barcode reader
[0041]
The voltage setting processing described above corresponds to processing as “voltage setting means”, and the CPU 11 of the barcode reader
Next, the effect which the barcode reader
[0042]
As described above, in the barcode reader
[0043]
That is, in the barcode reader
[0044]
The battery replacement voltages V1 to V6 are determined from the discharge characteristics of the battery shown in FIG. 4, and a decrease in electromotive force due to power supply to the
[0045]
Therefore, if such battery replacement voltages V1 to V6 are set as predetermined voltages, even if the power switch is turned off before the voltage drops below the predetermined voltage, that is, until notification is made, it is notified. Even immediately before the time, if the power-off period is within the backup period, the electromotive force of the battery does not fall below the voltage V0. As a result, the data in the
[0046]
In the barcode reader
[0047]
Furthermore, in the correspondence table (see FIG. 3) referred to when setting the predetermined voltage, battery replacement voltages V1 to V6 are described according to the battery type. The battery exchange voltages V1 to V3 corresponding to the lithium ion battery are determined in consideration of the discharge characteristics of the lithium ion battery (see FIG. 4A), and the battery exchange voltages V4 to V6 corresponding to the alkaline dry battery are: It is determined in consideration of the discharge characteristics of the alkaline battery (see FIG. 4B). In the voltage setting process shown in FIG. 2, a battery type selection request is made (S140), the battery type selected by the user is acquired (S150), and not only the above-described backup period but also this battery type A predetermined voltage is set in consideration (S160). Thus, regardless of whether an alkaline battery or a lithium ion battery is used, a predetermined voltage is set according to the type of battery used, and the replacement timing of the main battery 13 is notified at an appropriate timing. Therefore, loss of read data and application programs can be reliably prevented.
[0048]
In addition, since the predetermined voltage is set with reference to the correspondence table as shown in FIG. 3, the calculation amount is smaller than the configuration obtained by storing the discharge characteristic itself shown in FIG. 4 and calculating the predetermined voltage. This is advantageous in that it can be reduced and the voltage setting processing program relating to the predetermined voltage setting is simplified.
[0049]
In addition, since the backup period is selected from three types of “1 week”, “2 weeks”, and “one month” (S120 in FIG. 2), a configuration in which an arbitrary backup period can be input is adopted. Compared to the case, the data amount of the correspondence table is reduced, and as a result, the storage capacity of the ROM 33 can be reduced.
[0050]
In the above embodiment, the present invention is embodied as the barcode
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a schematic configuration of a barcode reader handy terminal according to an embodiment.
FIG. 2 is a flowchart showing a voltage setting process executed by the CPU of the barcode reader handy terminal.
FIG. 3 is a correspondence table referred to when setting a predetermined voltage.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing a relationship between a backup period and a battery replacement voltage described in a correspondence table.
[Explanation of symbols]
1 ... Barcode Reader Handy Terminal
11 ... CPU 13 ... main battery 15 ... sub battery
17 ... Display unit 19 ... Input unit 21 ... Communication unit
23 ...
29 ...
Claims (5)
前記データのバックアップ期間を利用者が指示するための指示手段と、
該指示手段を介し前記バックアップ期間が指示されると、前記バックアップ期間における前記データのバックアップを経た後に当該データをバックアップするために最低限必要な電圧となる電圧であって、前記電池の放電特性に基づき決定される電池交換電圧を前記所定電圧として設定する電圧設定手段とを備えていること
を特徴とする光学情報読取装置。When the power is on, the battery operates, and when the electromotive force of the battery falls below a predetermined voltage, a notification is made to urge the replacement of the battery. In an optical information reader that backs up data in a memory device with a battery,
An instruction means for the user to instruct a backup period of the data;
When the backup period is instructed via the instruction means, the voltage is a minimum voltage required to back up the data after the backup of the data in the backup period, and the battery discharge characteristics An optical information reading apparatus comprising: a voltage setting unit that sets a battery replacement voltage determined based on the predetermined voltage.
前記電圧設定手段は、前記バックアップ期間が利用者によって指示されない場合には、前記光学情報読取装置の前記電源投入時における動作に最低限必要な電圧を前記所定電圧として設定すること
を特徴とする光学情報読取装置。The optical information reader according to claim 1.
The voltage setting means sets the minimum voltage required for the operation of the optical information reading apparatus when the power is turned on as the predetermined voltage when the backup period is not instructed by a user. Information reader.
前記設定手段を介して前記電池の種類を利用者が指示可能に構成されており、
前記電池交換電圧は、前記設定手段を介し指示された前記電池の種類に応じた放電特性に基づき決定されること
を特徴とする光学情報読取装置。The optical information reader according to claim 1 or 2,
It is configured so that a user can instruct the type of the battery via the setting means,
The optical information reader according to claim 1, wherein the battery replacement voltage is determined based on discharge characteristics corresponding to the type of the battery instructed through the setting means.
前記バックアップ期間と前記電池交換電圧との対応関係を予め記憶しており、
前記電圧設定手段は、前記対応関係に基づいて前記所定電圧を設定すること
を特徴とする光学情報読取装置。In the optical information reader according to any one of claims 1 to 3, a correspondence relationship between the backup period and the battery replacement voltage is stored in advance,
The optical information reading apparatus, wherein the voltage setting means sets the predetermined voltage based on the correspondence.
前記バックアップ期間の指示は、予め用意された複数の期間を利用者が前記指示手段を介して選択指示することによってなされること
を特徴とする光学情報読取装置。In the optical information reader according to any one of claims 1 to 4,
The backup period is instructed by a user selecting and instructing a plurality of periods prepared in advance via the instruction unit.
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