JP4063629B2 - Water treatment equipment - Google Patents

Water treatment equipment Download PDF

Info

Publication number
JP4063629B2
JP4063629B2 JP2002291636A JP2002291636A JP4063629B2 JP 4063629 B2 JP4063629 B2 JP 4063629B2 JP 2002291636 A JP2002291636 A JP 2002291636A JP 2002291636 A JP2002291636 A JP 2002291636A JP 4063629 B2 JP4063629 B2 JP 4063629B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
ozone
cyclone
mixer
flocculant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002291636A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2004122034A (en
Inventor
茂生 矢久保
Original Assignee
株式会社プライムアロー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社プライムアロー filed Critical 株式会社プライムアロー
Priority to JP2002291636A priority Critical patent/JP4063629B2/en
Publication of JP2004122034A publication Critical patent/JP2004122034A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4063629B2 publication Critical patent/JP4063629B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば洗車廃水や生活廃水等の浄化装置として好適な水処理装置に係り、特に、凝集剤とオゾンとを併用して、それにより生じる反応生成物をサイクロンを介して同時に除去するようにした水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、先に、サイクロンを利用した水処理装置を提案している。サイクロンは、被処理水中に存在する浮遊懸濁物質や気泡(不純物)を浮上沈降分離作用により効率良く除去可能なものであるが、この水処理装置にあっては、サイクロンに到る手前の管路中にオゾン混合器(エゼクタ)が設けられており、このオゾン混合器によりオゾンが混入された被処理水がサイクロンへと流入されるようにされている。すなわち、この水処理装置にあっては、被処理水中に効率よくオゾンを混入して高速に反応生成物(有機物の酸化分解物等)を生成するとともに、この反応生成物をサイクロンを通じて除去することで、浄化効率の高い水処理を達成している(特許文献1参照)。
【0003】
ところで、一般的な水処理においては、浄化効率の向上のため、オゾンの他に凝集剤を使用することが知られている(特許文献2、特許文献3参照)。凝集剤は、被処理水中の不純物を凝集させてフロック(不純物の塊)を生成する作用があるため、上述のサイクロンを利用した水処理装置においても凝集剤を併用し、フロック(凝集反応生成物)とオゾン反応生成物とをサイクロンで同時に除去するようにすれば、コンパクトでありながらも、より一層浄化効率の良好な水処理装置が達成されることが期待される。
【特許文献1】
特開2000−279052号公報
【特許文献2】
特開平11−207362号公報
【特許文献3】
特開平5−146797号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本出願人が先に提案した水処理装置においては、サイクロン内でオゾンによる酸化反応が進行中であるため、被処理水中に安易に凝集剤を混入すると、オゾンと凝集剤との間で相殺反応(凝集剤がオゾン酸化されることでそれぞれの分解乃至凝集作用が打ち消される作用)が起こってしまい、必要な凝集作用乃至酸化作用が得られず、かえって浄化効率が悪くなるとの知見を得た。この問題は、従前から行われていたように、別途設けられた専用の貯水槽等で、凝集剤の混入とそれにより生じるフロックの除去とを事前に行っておくことで解決されるが、この場合には、専用貯水槽の設置に伴う装置専有面積の問題が新たに生ずる。
【0005】
この発明は、上述のような背景のもとなされたものであり、その目的とするところは、サイクロンを利用した水処理装置においてオゾンと凝集剤とを併用して浄化効率の向上を達成しつつも、装置全体をコンパクトに維持可能とした水処理装置を提供することにある。
【0006】
この発明のさらに他の目的乃至作用効果については、以下の明細書の記載を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の水処理装置は、流入される被処理水中の不純物を旋回流を介して浮上沈降分離するサイクロンを具備する水処理装置を前提としている。そして、サイクロンに到る手前の管路中には、被処理水に対するオゾン注入機能及び注入後のオゾン分散促進機能を有するオゾン混合器と、被処理水に対する凝集剤注入機能及び注入後の凝集剤分散促進機能を有する凝集剤混合器とがそれぞれ設けられ、それにより、被処理水への凝集剤並びにオゾンの混合が、サイクロン手前の管路内で別個にかつ素早く行われるようにされている。
【0008】
このような本発明の水処理装置によれば、凝集剤混合用の専用貯水槽等を別途設けなくとも、オゾン並びに凝集剤による反応生成物を効率よく生成して、それらをサイクロンを介して同時に除去することが可能となる。これは、本発明の水処理装置にあっては、注入機能並びに分散促進機能を有する各混合器を通じて、被処理水への凝集剤並びにオゾンの混合(分散混入)がサイクロン手前の管路内で別個にかつ素早く行われるため、サイクロン内におけるオゾンと凝集剤との相殺反応が十分に抑制されるためと考えられる。加えて、一般的に、この種の混合器は比較的小型なものに設計可能であるから、結果、オゾンと凝集剤とを併用して浄化効率の向上を図りつつも、装置全体をコンパクトに維持可能な水処理装置が達成される。
【0009】
尚、本発明の水処理装置は、生活廃水や洗車廃水等々、様々な汚水(被処理水)を浄化対象とすることができる。発明者の鋭意研究によると、本発明の水処理装置は、ノルマルヘキサンに対して特に有効な除去効果を発揮することが確認されている。したがって、ノルマルヘキサンが抽出されやすい例えば洗車廃水等の浄化には特に有効である。
【0010】
『混合器』としては、オゾン乃至凝集剤に注入機能及び分散促進機能を有する種々のものが適用可能である。好ましくは、『オゾン混合器』としては、内部を流れる被処理水にベンチュリの原理でオゾンを注入するオゾン注入機構と、内部形成された入り組んだ流水経路を通じてオゾン分散を促進するオゾン分散機構とを具備する静止型混合器が適用される。また、『凝集剤混合器』としては、内部を流れる被処理水にベンチュリの原理で凝集剤を注入する凝集剤注入機構と、内部形成された入り組んだ流水経路を通じて凝集剤分散を促進する凝集剤分散機構とを具備する静止型混合器が適用される。
【0011】
すなわち、本発明の水処理装置で採用される混合器は、オゾン乃至凝集剤を被処理水中に素早く混合させる役割を担うものであることから、この点だけに着目すると、より精度のよい分散機能の実現を図るために、内部に攪拌機構(可動部)等が設けられた混合器(可動型混合器)を採用するのが好ましいと考えられる。しかしながら、このような可動型混合器は、一般に高価であり、またメンテナンスも煩雑である。これに対し、上記した静止型混合器は、被処理水の流速(水圧)をそのまま利用してオゾン乃至凝集剤を効率良く混合するものであるため、可動部を必要とせず、結果、コストが安く、かつメンテナンスも容易となる。
【0012】
本発明の水処理装置に関して『凝集剤並びにオゾンの混合が、サイクロン手前の管路内で別個にかつ素早く行われる』としたが、これを実現するための混合器の配置態様としては種々のものが考えられる。
【0013】
その1つは、オゾン混合器と凝集剤混合器とを1本の管路中に設け、それぞれをサイクロンに対して直列に連結(接続)する場合である。この場合は、管路中におけるオゾンと凝集剤との相殺反応を極力避けるために、各混合器をある程度離して(両混合器の間に、ある程度の長さの管路を介在させて)配置する必要があるであろう。どの程度離して設けるかは、混合器の性能にもよるが、管路中における相殺反応の程度を予想して決定すべきである。
【0014】
また、他の1つは、オゾン混合器と凝集剤混合器を異なる管路中に別個に設け、それぞれをサイクロンに対して並列に連結(接続)する場合である。すなわち、一例を挙げれば、サイクロンに到る手前の管路をサイクロンにそれぞれ連結される第1の管路と第2の管路とを含んで構成し、オゾン混合器を第1の管路中に、凝集剤混合器は第2の管路中にそれぞれ設けるような場合である。このような構成とすれば、オゾンと凝集剤とは、サイクロンに入るまでは互いに接触しないため、各混合器を直列に連結する場合に比して、相互間の相殺反応をより一層抑制することができる。
【0015】
尚、このように、各混合器をサイクロンに対して並列に接続する場合、好ましくは、第1の管路並びに第2の管路のサイクロン内におけるそれぞれの被処理水排出口を、サイクロンの中心軸を挟んでほぼ対向する位置に配置するようにする。このような構成によれば、オゾン混合直後の被処理水と、凝集剤混合直後の被処理水とは、サイクロンの離れた場所からそれぞれ流入されるから、サイクロン内におけるオゾンと凝集剤との相殺反応を一層抑制することができる。
【0016】
尚、本発明の水処理装置においては、オゾン並びに凝集剤混合後の被処理水のサイクロンへの流入圧を利用してサイクロン内に旋回流を発生させるように構成することができる。このような水処理装置の好ましい例では、サイクロンに到る手前の管路を、前記サイクロンの法線方向に連結される第1の管路と第2の管路とを含んで構成し、前記オゾン混合器は第1の管路中に、前記凝集剤混合器は第2の管路中に、それぞれ設け、かつ、第1の管路並びに第2の管路のサイクロン内におけるそれぞれの被処理水排出口を、同じ高さかつサイクロンの中心軸を挟んでほぼ対向する位置に配置するようにする。このような構成によれば、オゾンと凝集剤との相殺反応の高度な抑制、並びにサイクロン内の旋回流の発生が同時に達成される。
【0017】
尚、本発明は、水浄化方法として捉えることもできる。すなわち、本発明の水浄化方法は、流入される被処理水中の不純物を旋回流を介して浮上沈降分離するサイクロンを利用した水浄化方法であって、サイクロンに到る手前の管路内に設けられるオゾン混合器並びに凝集剤混合器を使用して、被処理水にオゾンと凝集剤との双方を各々別個に素早く分散混入すると共に、それにより発生する反応生成物をサイクロンを通じて同時に除去するようにした水浄化方法と言うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る水処理装置の好適な実施の一形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下の実施の形態は本発明の一例を示すものに過ぎず、言うまでもなく、本発明の要旨は特許請求の範囲によってのみ規定されるものである。
【0019】
本実施形態の水処理装置の全体構成が図1に示されている。この例に示される水処理装置100は、同図中左上に符号10a並びに10bで示される貯留槽にそれぞれ蓄えられた洗車廃水並びに生活廃水(この例では事務棟で使用された水道水の廃水)を、水処理装置100を構成する各主要装置(浮上沈降分離槽1、混合器2a,2b、サイクロン3、砂濾過槽4、調整槽5、第2,第3混合器6a,6b、第2サイクロン7、第2砂濾過槽8)を通じて浄化し、浄化後の水を再利用水貯留槽9に蓄えて洗車用水並びに生活用水として再利用(再供給)するものである。これら各主要装置の詳細については順を追って説明する。尚、同図において符号110番台及び120番台(110〜123)は流路開閉用のバルブ(開閉バルブ)を、符号130番台(130〜132)は給水ポンプを、符号140番台(140〜143)は流路切換用のバルブ(切換バルブ)をそれぞれ示している。
【0020】
水処理装置100による水処理の概略が図2のフローチャートに示されている。同フローチャートに示されるように、水処理装置100にあっては、主要な処理工程として、浮上沈降分離槽1における浮上沈降分離工程(第1工程)と、オゾン混合器2a並びに凝集剤混合器2bにおける被処理水への凝集剤混入並びにオゾン混入工程(第2工程)と、サイクロン3におけるオゾン・凝集剤反応物の浮上沈降分離工程(第3工程)と、砂濾過槽4における濾過工程(第4工程)と、調整槽5における沈降分離工程(第5工程)と、第2オゾン混合器6a並びに第3オゾン混合器6bにおけるオゾン混入工程(第6工程)と、第2サイクロン7による浮上沈降分離工程(第7工程)と、第2砂濾過槽における濾過工程(第8工程)と、再利用水貯留槽9における循環オゾン処理工程(第9工程)とが実行される。
【0021】
また、図2のフローチャートに示されるように、この水処理装置100にあっては、サイクロン3、砂濾過槽4、調整槽5、第2サイクロン7並びに第2砂濾過槽8からそれぞれ排出される廃液は、浮上沈降分離槽1に戻されるように設計されている。これら処理の詳細については、必要に応じて適宜説明する。
【0022】
次に、水処理装置100の各主要装置の構成並びに処理内容の詳細を説明する。
【0023】
図1に示される浮上沈降分離槽1は、同図中符号1a〜1fで示される第1乃至第6の小分離槽が連絡パイプを介して横並びで設けられた6槽式浮上沈降分離槽(固液分離槽)であり、各小分離槽1a〜1fにおいては、油水や気泡等の比重の小さい不純物が水面付近に自然浮上(浮上分離)されると共に、汚泥等の比重の大きい不純物が各小分離槽の底部に自然沈殿(沈降分離)される。
【0024】
この例では、洗車廃水貯留槽10aに貯留される被処理水は、先ず第1槽1aに流入され、その後、連絡パイプを介して第2槽1b,第3槽1c,第4槽1d、第5槽1eへと順次に移され、その過程において浮上沈降分離処理が行われる(第1工程)。一方、生活廃水貯留槽10bに貯留された被処理水は、最初に第5槽1eに流入され、この第5槽でのみ浮上沈降分離処理(第1工程)が行われる。また、後述するように、各主要装置3,4,5,7,8から排出される廃液は、最初に第6槽1fに流入された後、第5槽1eへと移され、その過程において浮上沈降分離処理(第1工程)が行われるようになっている。
【0025】
尚、このように最初に流入される小分離槽が異なるのは、専ら、この種の水処理装置に対する法規に起因するものであり、浮上沈降分離槽1の浄化性能に起因するものではない。
【0026】
第5槽1eに貯留された被処理水は、次いで、図1に示される給水ポンプ130を動力とする所定の水圧で、開閉バルブ110,切換バルブ140,給水ポンプ130,開閉バルブ111,切換バルブ141を経てオゾン混合器2a或いは凝集剤混合器2bへと供給される。
【0027】
オゾン混合器2a並びに凝集剤混合器2bは、サイクロン3に到る手前の管路中に、互いがサイクロン3に対して並列に配置されている。詳細には、サイクロン3の手前の管路は、図1に示される分岐点(S1)で第1管路(R1)と第2管路(R2)に2分されており、オゾン混合器2aは第1管路(R1)中に、凝集剤混合器2bは第2管路(R2)中にそれぞれ設けられている。したがって、浮上沈降分離槽1(第5槽1f)からポンプ130を介して送り出される被処理水は、分岐点(S1)で分流され、ほぼ同量ずつの被処理水がそれぞれの混合器2a又は2bへと流入されるようになっている。
【0028】
オゾン混合器2aは、内部を流れる被処理水に対して、図1中符号16で示されるオゾン生成器で生成されるオゾンを吸引して接触させる所謂インジェクタ方式が採用された混合器である。詳細には、ベンチュリ効果に基づいて被処理水の流速(水圧)に応じた量のオゾンを吸い込んで被処理水に混入する。更に、この混合器2a内には、後段(排出口直前)に入り組んだ流路が形成されており、オゾン混入後の被処理水のオゾン分散(溶解)を促進させる機能を有している。このような工程(第2工程)を実現するためのオゾン混合器2aの構成については後に図6〜14を参照しつつ詳細に説明する。尚、オゾン生成器16は、無声放電法等の既知の手法によりオゾンを生成する種々のものを採用できる。
【0029】
凝集剤混合器2bは、この例では、オゾン混合器2aと同一構造のインジェクタ方式が採用された混合器である。すなわち、ベンチュリ効果に基づいて、同図中符号12で示される凝集剤供給器に予め蓄えられた凝集剤を吸引し、内部を流れる被処理水に混入する。同様に、後段(排出口直前)には入り組んだ流路が形成されており、凝集剤混入後の被処理水の凝集剤分散(溶解)を促進させる機能を有している。尚、この例では、凝集剤として液状無機系の凝集剤(ポリ塩化アルミニウム)が使用されている。
【0030】
オゾン混合器2a並びに凝集剤混合器2bによりオゾン乃至凝集剤が混合された被処理水は、次いで、サイクロン3に流入される。
【0031】
オゾン混合器2a並びに凝集剤混合器2bとサイクロン3との連結関係が図3並びに図4の外観図にそれぞれ示されている。尚、図3は各混合器2a,2bとサイクロン3を上方から観察した様子を示す図、図4は各混合器2a,2bとサイクロン3を側方から観察した様子を示す図をそれぞれ示している。尚、図3,図4には、水位調整器30並びに砂濾過槽4も同時に示されている。
【0032】
図3に示されるように、この例では、オゾン混合器2a並びに凝集剤混合器2bとサイクロン3との間には、管路(R1),(R2)の終端部を形成する導管(P1),(P2)がそれぞれ介在されている。これら導管(P1),(P2)は、縦長略紡錘形状のサイクロン3の中心軸を挟んでほぼ対向する位置から、互いに平行な状態でそれぞれサイクロン3に連結(挿入)されている。この状態において、それぞれの導管(P1),(P2)は、サイクロン3内の貯水面の法線を描くように配置されており、かつ、各導管(P1),(P2)の被処理水排出口21a,21bは、サイクロン3内の同じ高さ位置(図4参照)に配置されている。このため、各混合器2a乃至2bから排出されるオゾン乃至凝集剤混合後の被処理水は、導管(P1),(P2)を通じて、サイクロン3の法線方向に所定の水圧(ポンプ130に基づく水圧)でそれぞれ噴入され、これによりサイクロン3内に反時計回りの旋回流が発生される(流体の流速による旋回流発生)。尚、この例では、サイクロン3は、タンクの高さ約200cm、直径約100cmに設計されている。
【0033】
この水処理装置100にあっては、上記した各混合器2a,2bを通じてオゾン並びに凝集剤を被処理水中に高速で混合(注入並びに分散)させると共に、それらオゾン乃至凝集剤が混合された被処理水をサイクロン3の離れた位置からそれぞれ別個に噴入することにより、オゾンと凝集剤との相殺が抑制されている。これは、各混合器2a,2bの存在により、必要とされるオゾン酸化反応並びに凝集反応が、サイクロン手前の管路からサイクロン3内の被処理水排出口21a,21b付近までの間に大凡完結され、サイクロン3内におけるオゾンと凝集剤との接触が必要十分に回避されるためと考えられる。
【0034】
このため、本実施形態の水処理装置100にあっては、オゾンと凝集剤の使用量を十分に抑えても、効率良く水処理することを可能としている。
【0035】
加えて、各混合器2a,2bは、後述するように、管路中に配置できる程度の比較的小さなものであるため、装置100全体のコンパクト化が容易となる。尚、この水処理装置100における浄化効果については、後に表1,表2を参照しつつ詳細に説明する。
【0036】
サイクロン3は、縦長略紡錘形状の本体(タンク)を有し、流入される被処理水中に存在する不純物を旋回流を介して浮上沈降分離する(第3工程)。また、旋回流を介して被処理水中に残存するオゾンと不純物との接触を促進して酸化反応を促進する役割も担っている。
【0037】
詳細には、比重の大きい不純物(主として凝集剤の凝集反応により生じるフロック並びにオゾン酸化による固形凝固物)は本体の底部に沈殿される(沈降分離)。本実施形態では、この沈殿液は、開閉バルブ112を介して廃液として外部排出され、所定の管路を経て(図1参照)浮上沈降分離槽1の第6槽1fに流入されて浮上沈降分離処理(第1工程)に供される。
【0038】
一方、比重の小さい不純物(主としてオゾン酸化により生じる泡沫状の反応生成物)は、サイクロン3の本体上部に設けられた排出口31(図3,図4参照)から押し出されるようにして連続的に排出される。尚、この排出口31からは、サイクロン3内の被処理水中から放出されるオゾン乃至気泡も同時に排出される。これら排出物は、図1中符号13で示される廃オゾン処理器へと送られ、ここで廃オゾン処理が行われる。この廃オゾン処理器13によるオゾン処理は、残留オゾンを粒状活性炭を通じて吸着除去するものである。この種の廃オゾン処理は当業者に周知であるので、ここでの詳細説明は省略する。
【0039】
サイクロン3で浮上沈降分離処理が施された被処理水は、次いで、水位置調整器30へと流入される。この水位調整器30は、サイクロン3に挿通された導管P30(図3,図4参照)を介してサイクロン3と接続されており、スライド機構を通じてサイクロン3内の水位を調整するためのものである。図5は、この水位調整器30の構成を示す内部透視図である。尚、同図(a)は水位調整器30を側方から見た様子を、同図(b)は正面からみた様子をそれぞれ示している。
【0040】
同図に示されるように、この水位置調整器30は、略筒状体の本体部300の内部に、固定取り付けされた第1内部管301と、この第1内部管301に対して上下動(スライド)可能に取り付けられた第2内部管302とが設けられている。第1内部管301は導管P30と連結される被処理水流入口301aを、第2内部管302は被処理水流入口302a及び被処理水排出口302bをそれぞれ有している。サイクロン3から排出される被処理水は、導管P30を介して第1内部管301の流入口301aから流入される。そして、第2内部管302の流入口302aを経て、第2内部管302の被処理水排出口302bから本体部300の内部空洞(S300)へと流れ落ちるように流出され、更に本体部300の下方の排出口303から排出されて導管P31(図3,図4参照)を介して後述する砂濾過槽4へと流入される。
【0041】
通常時には、第1内部管301と第2内部管302の内部空洞(S301)(S302)は、サイクロン3と接続された導管30の内部空洞と共に、常時、水が充満した状態にある。このため、第2内部管302を上下にスライドさせて排出口302bの高さを変更することで、気圧を通じてサイクロン3内の水位を排出口302bの位置と同一に設定することができる。
【0042】
また、水位調整器30の上部には、符号304で示される廃オゾン処理器が取り付けられている。この廃オゾン処理器304の内部には粒状活性炭が充填されており、水位調整器30内の空気(被処理水中から放出されるオゾンが含まれる)をこの粒状活性炭を通過させた後、同図中符号304aで示される通気孔から外部排出することで、被処理水から放出される残留オゾンを吸着除去するようにしている。
【0043】
水位調整器30から流出される被処理水は、次いで、砂濾過槽4へと流入される。図4に示されるように、この砂濾過槽4は、内部に蓄えられた砂層(Sa)を介して被処理水の砂濾過を行うためのものであり(第4工程)、この例では、主として、サイクロン3の旋回流により破壊されて沈降分離されなかった微細なフロックを除去するために採用されている。この砂濾過槽4による濾過後の被処理水は、符号P4(図3参照)で示される導管から排出され、調整槽5へと流入される。
【0044】
また、この砂濾過槽4には、砂層(Sa)を洗浄するための所謂エアリフト式の逆洗浄機能が具備されている。逆洗浄時には、砂濾過槽4の下方から逆洗浄用の水が流入されると同時に、図示しないエアコンプレッサを通じて砂濾過槽4の下方から圧縮空気が噴入される。尚、この逆洗浄用の水は、後述する再利用水貯留槽9から供給されるものであり、図1に示される切換バルブ140,給水ポンプ130,開閉バルブ111,切換バルブ141並びに砂濾過槽4の下方に位置する開閉バルブ113を通じて流入される。
【0045】
詳細には、逆洗浄時には、砂濾過槽4内に逆洗浄用水が満たされ、これと、連続的に噴入されるエアリフトとで砂層(Sa)が短時間に強制的に洗浄される。この逆洗浄に利用された水は、同図中符号P3で示される導管を通じて廃液として外部排出され、所定の管路を経て(図1参照)浮上沈降分離槽1の第6槽1fに流入されて浮上沈降分離処理(第1工程)に供される。
【0046】
尚、この砂濾過槽4においては、逆洗浄後に砂濾過槽4の下方にある程度の水が貯まる。この貯まり水は、開閉バルブ114を介して適宜に廃液として排出され、所定の管路を経て(図1参照)浮上沈降分離槽1の第6槽1fに流入して浮上沈降分離処理(第1工程)に供される。
【0047】
砂濾過槽4による砂濾過後の被処理水は導管P4から排出され、次いで、図1中符号5で示される調整槽へと流入される。
【0048】
この調整槽5は、第2工程乃至第4工程(以下第1次サイクロン処理という)を経た後の被処理水を一時的に蓄え、後述する第6工程乃至第8工程(以下第2次サイクロン処理という)へと供するために設けられた中間配置槽である。また、この調整槽5においては、図2のフローチャートに示されるように、流入される被処理水の沈降分離処理(第5工程)も行われる。すなわち、この調整槽5に一定時間被処理水を貯留することで、先のサイクロン3や砂濾過槽4においても除去されなかった不純物(主としてフロック)を槽の底部に沈殿させるようにしている。この調整槽5における沈殿液は、開閉バルブ115を介して廃液として排出され、所定の管路を経て(図1参照)浮上沈降分離槽1の第6槽1fに流入して浮上沈降分離処理(第1工程)に供される。
【0049】
調整槽5に一時貯留された被処理水は、次いで、図1に示す給水ポンプ131を動力とする所定の水圧で、開閉バルブ116,切換バルブ142,開閉バルブ117,給水ポンプ131,開閉バルブ118,並びに切換バルブ143を経て第2オゾン混合器6a或いは第3オゾン混紡器6bへと供給され、第2次サイクロン処理へと供される。
【0050】
先に説明すると、以下に示す第2次サイクロン処理(第6工程〜第8工程)は、第1次サイクロン処理(第2工程〜第4工程)或いは調整槽5において除去されなかった不純物(未処理の不純物)を、再度のオゾン処理(第6工程)を通じて除去することにより、一層高度な水処理の実現を図ったものである。すなわち、第2次サイクロン処理が第1次サイクロン処理と異なる点は、第2次サイクロン処理においては凝集剤が使用されない点にある。図1から明らかであるように、この例では、第2次サイクロン処理を実行するために使用されている主要装置(第2,第3オゾン混合器6a,6b、第2サイクロン7並びに第2砂濾過槽8)は、凝集剤混合器が使用されていない点以外は、上述した第1次サイクロン処理のために使用された各要素装置(オゾン混合器2a,凝集剤混合器2b、サイクロン3並びに砂濾過槽4)とほぼ同一である。以下の説明では、異なる部分を重点的に述べ、重複部分については簡略的な説明に留めるものとする。
【0051】
第2オゾン混合器6a並びに第3オゾン混合器6bは、先に示したオゾン混合器2aと同一構造のものであり、第2サイクロン7に到る手前の管路中に、互いが第2サイクロン7に対して並列に配置されている。詳細には、図1に示されるように、第2サイクロン7の手前の管路は、分岐点(S2)で第1管路(R10)と第2管路(R20)に2分されており、第2オゾン混合器6aは第1管路(R10)中に、第3オゾン混合器6bは第2管路(R20)中にそれぞれ設けられている。したがって、調整槽5からポンプ131を介して送り出される被処理水は、分岐点(S2)で分流され、ほぼ同量ずつの被処理水がそれぞれの混合器6a又は6bへと流入されるようになっている。そして、双方のオゾン混合器にはオゾン生成器16で生成されたオゾンがそれぞれ吸引されて、内部を流れる被処理水に対してオゾンの接触混入が行われる。加えて、後段(排出口手前)に形成された入り組んだ流路を通じてオゾン混入後の被処理水のオゾン分散(溶解)が促進されるようにされている。
【0052】
これら第2並びに第3のオゾン混合器6a,6bによりオゾンが混合された被処理水は、次いで、第2サイクロン7に流入される。尚、第2オゾン混合器6a並びに第3オゾン混合器6bと第2サイクロン7との連結関係は、先に図3並びに図4の外観図を参照しつつ説明したオゾン混合器2a並びに凝集剤混合器2bとサイクロン3との連結関係と同様である。すなわち、各混合器6a乃至6bからそれぞれ排出されるオゾン混合後の被処理水は、第2サイクロン7の貯水面の法線方向に所定の水圧(ポンプ131に基づく水圧)でそれぞれ噴入され、これにより第2サイクロン7内に旋回流が発生される。
【0053】
第2サイクロン7は、先に示したサイクロン3と同一のものである。但し、第2サイクロン処理においては、凝集剤が使用されていないため、この第2サイクロン7内には、凝集剤により生成されるフロックは存在せず、浮上沈降分離の対象は専らオゾン酸化生成物となる。また、詳細は省略するが、この例では、第2サイクロン7における被処理水の対流時間は、サイクロン3におけるそれの約2倍に設定されており、オゾン酸化反応をより一層促進するように図られている。
【0054】
この第2サイクロン7の底部に沈降分離される沈殿液は、開閉バルブ119を介して廃液として外部排出され、所定の管路を経て(図1参照)浮上沈降分離槽1の第6槽1fに流入されて浮上沈降分離処理(第1工程)が行われる。また、第2サイクロン7で浮上分離された浮上物(主としてオゾンの酸化反応により生じる泡沫物質)並びに被処理水中から自然放出されるオゾン乃至エアは、第2サイクロン7の本体上部に設けられた排出口71から押し出されるように連続的に排出される。これら排出物は、図1中符号17で示される廃オゾン処理器へと送られ、ここで廃オゾン処理が行われる。
【0055】
第2サイクロン7から流出される被処理水は、次いで、第2水位置調整器70へと流入される。この第2水位調整器70は、先に示した水位調整器30と同一のものであり、その上部には廃オゾン処理器700が設けられ、同様に被処理水中から放出されるオゾンの処理(廃オゾン処理)が行われるようにされている。
【0056】
第2水位調整器70から流出される被処理水は、次いで、第2砂濾過槽8へと流入される。この第2砂濾過槽8は、先に示した砂濾過槽4と同一のものであり、濾過後の被処理水は、図1中符号P6で示される導管から排出され、後述する再利用水貯留槽9へと流入される。
【0057】
また、この第2砂濾過槽8にも、砂濾過槽4と同様のエアリフト式逆洗浄機能が具備されている。逆洗浄時には、第2砂濾過槽8の下方から逆洗浄用の水が流入されると同時に、図示しないエアコンプレッサを通じて第2砂濾過槽8の下方から圧縮空気が噴入される。この第2砂濾過槽8における逆洗浄用の水も、再利用水貯留槽9から供給されるものであるが、この場合には、切換バルブ142,開閉バルブ117,給水ポンプ131,開閉バルブ118,切換バルブ143並びに砂濾過槽4の下方に位置する開閉バルブ120を通じて流入される。また、逆洗浄後の水は、同図中符号P5で示される導管を通じて廃液として外部排出され、所定の管路を経て(図1参照)浮上沈降分離槽1の第6槽1fに流入されて浮上沈降分離処理(第1工程)に供される。
【0058】
また、この第2砂濾過槽8において、逆洗浄後に砂濾過槽4の下方に貯まった水は、開閉バルブ121を介して廃液として排出され、所定の管路を経て(図1参照)浮上沈降分離槽1の第6槽1fに流入して浮上沈降分離処理(第1工程)に供される。
【0059】
第2次サイクロン処理が終了されると、被処理水は第2砂濾過槽8の導管P5を介して、図1中符号9で示される再利用水貯留槽に流入される。
【0060】
この再利用水貯留槽9は、全ての水処理が終了された水が貯留される所謂最終貯留槽であり、この再利用水貯留槽9に貯留された水は、図示しない給水装置を介して洗車用水又は生活用水として再利用に供される。また、この例では、この貯留槽9に貯留された水を先述した砂濾過槽4又は砂濾過槽8の逆洗浄用水としても使用可能とされている。これについては先に説明したので省略する。
【0061】
また、この再利用水貯留槽9においては、貯留水に対する殺菌、消臭等を目的としたオゾン酸化処理が可能とされている。
【0062】
図1に示されるように、この再利用水貯留槽9には、開閉バルブ122,給水ポンプ132,開閉バルブ123並びに第4オゾン混合器9aを有する管路(R9)がループ状に設けられている。尚、この第4オゾン混合器9aは、先述した各オゾン混合器2a,6a,6bと同一構造のものであり、同様にオゾン生成器16で生成されるオゾンが吸引される。そして、給水ポンプ132を介して再利用水貯留槽9から供給される貯留水に対してオゾンの接触混入を行うと共に、後段(排出口直前)に形成された入り組んだ流路を通じてオゾン混入後の再利用水に対するオゾン分散(溶解)を促進する。オゾン混合後の貯留水は、再度、利用水貯留槽9へと戻される。尚、同図には示されていないが、この再利用水貯留槽9においても、必要な廃オゾン処理が実行される。
【0063】
このように、再利用水貯留槽9にあっては、貯留水を管路(R9)内に循環させることによりオゾン酸化を通じて細菌等の発生を抑制し、長期間の水の貯留を可能としている。
【0064】
次に、本発明の要部となる混合器の構成について図6乃至図14を参照しつつ詳細に説明する。尚、先述したように、オゾン混合器2a,凝集剤混合器2b,第2オゾン混合器6a,第3オゾン混合器6b,並びに第4オゾン混合器9aとしては、何れも同一構造の混合器が使用されているため、以下の説明では、『混合器(2)』として一括して説明する。
【0065】
混合器2の外観形状が図6に概略的に示されている。尚、同図(a)は混合器2を上方から観察した様子を、図(b)は混合器2を側方から観察した様子を、図(c)は混合器2を正面から観察した様子をそれぞれ示している。
【0066】
同図に示されるように、混合器2は、被処理水の流入口21a(同図左側)と、流出口22a(同図右側)とが設けられた長さ約300mm、外径(流出口22aの内径)約60mmの金属製の略円筒状体である。
【0067】
詳細は後述するが、この混合器2は、流入口21aを有する前方導管21と、流出口22aを有する後方導管22と、これらを連結する連結管23との3ピース構成とされている。同図中符号23aで示されるのは、連結管23に設けられた後述する吸入口230aに差し込まれる調整ネジであり、この調整ネジ23aのねじ込み程度により、吸入口230aと調整ネジ23aとの隙間を調整して、オゾン又は凝集剤の単位時間当たりの吸入量を調整(設定)可能とされている。
【0068】
同図6(a)に示されるA−A断面図が図7に示されている。尚、同図には、図6に示した調整ネジ23aの図示は省略されている。また、同図中一点鎖線部分はネジ山を示している(図7乃至図11において同様)。
【0069】
図7に示されるように、この混合器2は、内部空洞210が形成された前方導管21と内部空洞220が形成された後方導管22とが連結管23により連結されることにより、中央部がくびれた流水経路が内部形成されており、所謂ベンチュリ管として機能するものである。
【0070】
すなわち、前方導管21の流入口21aから混合器2内に流入される被処理水は、先細った内部空洞210を通って前方導管21の先端流出口21bから後方導管22の内部空洞220へ流出される。このとき、先端流出口付近で水圧低下現象が生じるため、ベンチュリ効果により、連結管23の吸入口230a、吸入孔230並びに吸入路223を通してオゾン又は凝集剤が吸入されて被処理水に注入される。
【0071】
前方導管21並びに後方導管22のそれぞれの形状が図8の内部透視図により示されている。尚、同図(a)は前方導管21を、同図(b)は後方導管22をそれぞれ示している。
【0072】
同図(a)に示されるように、前方導管21は、流出口21bが設けられた略円錐形状の先端部2100を有している。また、内部空洞210の流入口21a付近の内周面には、サイクロン手前の管路を形成する導管を連結するための雌ねじ部212が、また、中央部外周面には、連結管23と連結するための雄ねじ部211が設けられている。
【0073】
尚、この前方導管21の形状の理解を容易とするため、参考として、流入口21a側から見た前方導管21の正面形状を図9(a)に、流出口21b側から見た前方導管21の正面形状を図9(b)にそれぞれ示す。
【0074】
一方、後方導管22は、図8(b)に示されるように、内部空洞220の流出口22a付近の内周面には、サイクロン手前の管路を形成する所定導管(図1に示す導管P1,P2等)を連結するための雌ねじ部212が、また、中央部外周面には、連結管23と接続するための雄ねじ部222が設けられている。また、この後方導管22には、流入口22b側の内部空洞220に、受け皿状の凹スペース2200が形成されている。この例では、前方導管21と後方導管22とを連結管23を介して接続した状態にあっては、この凹スペース2200に先述した前方導管21の先端部2100が挿入され、かつ、凹部2200の内周面2200aと先端部2100の外周面2100aとの間に隙間が設けられるようになっている。この隙間が、先述した吸入路223を形成する。
【0075】
尚、この後方導管22の形状の理解を容易とするため、流入口22b側から見た前方導管21の正面形状を図10(a)に、流出口22a側から見た後方導管22の正面形状を図10(b)にそれぞれ示す。同図(a)に示されるように、凹部2200の内周面2200aには、4つの溝223a〜223dが設けられている。この溝は、凹部2200の内周面2200aと先端部2100の外周面2100aとの間に先述した隙間を生じさせるものである。このことから分かるように、この例では、混合器2内には、4本の吸引路223a〜223dが形成され、それぞれの吸引路からほぼ同量のオゾン乃至凝集剤が被処理水中に注入されるように構成されている。
【0076】
連結管23の構成が図11の内部透視図により示されている。尚、同図(a)は連結管を側方から見た様子を、同図(b)は連結管23を流出口23b側から見た様子をそれぞれ示している。
【0077】
同図に示されるように、この連結管23は、前方導管21の挿入口23aと後方導管挿入口23bとを有する中空の略円筒状体であり、挿入口23a付近の内周面には前方導管21の雄ねじ部211と螺合される雌ねじ部231が、挿入口23b側の内周面には後方導管22の雄ねじ部222と螺合される雌ねじ部232が設けられている。
【0078】
また、同図(a)と先の図7とを参照して明らかであるように、図7において符号230で示したオゾン乃至凝集剤の吸入孔230は、前方導管21と後方導管22とが連結管23により連結された状態で形成されるようになっている。詳細には、この吸入孔230は、前方導管21の先端部2100の周囲を取り巻く輪状の経路として形成され、連結管23の吸入口230aから吸入されたオゾン乃至凝集剤は、この環状吸入孔230へと入り、4つの吸入路223a〜223dに分配されて被処理水へと注入される。
【0079】
混合器2内には、更に、オゾン乃至凝集剤注入後の被処理水中のオゾン乃至凝集剤の分散を促進するための分散器機構が設けられている。この例では、分散機構は、図7に示されるように、コマ状の分散器300を混合器2の後段(すなわち後方導管22の内部空洞220の後端側)に3つ並べて配置することにより実現されている。
【0080】
分散器300の外観形状が図12に示されている。尚、同図(a)は分散器300を正面から観察した形状を、同図(b)は分散器300を側方から観察した形状をそれぞれ示している。
【0081】
この分散器は、厚さ約15mm、直径約40mmの表裏の区別のない略円柱形状を呈している。同図(a)に示されるように、正面には4箇所に花弁状の窪み部が形成されており、内部を貫通する4つの平行な貫通孔310−310が各窪み部に開口を位置させて設けられている。尚、この挿通孔310はオゾン乃至凝集剤注入後の被処理水の流路を形成するものである。
【0082】
分散器300の構造の理解を容易とするため、参考までに、図12(a)に示すa−a断面形状、b−b断面形状並びにc−c断面形状を、図13(a)、図13(b)並びに図13(c)にそれぞれ示す。
【0083】
混合器2内における分散器300の配置状態が図14に示されている。尚、同図(a)は、3つの分散器300を重ね合わせた状態を示す透視図、同図(b)は同図(a)に示すB−B断面形状をそれぞれ示している。
【0084】
同図(a)並びに(b)から明らかであるように、この例では、3つの分散器300−300は、隣接するもの同士が円周方向に45°づつずらされて重ね合わせられた状態で混合器内に収容される。すなわち、各分散器300の各挿通孔310は、隣接する分散器300内で隣り合う2つの挿通孔310と流路を共有する形となり、これにより、混合器2内部(後方導管22の内部空洞220の後端側)に入り組んだ流路が形成される。したがって、本実施形態の水処理装置100にあっては、オゾン乃至凝集剤が注入された被処理水中のオゾン乃至凝集剤の分散を、この3つの分散器300により形成された入り組んだ流路を介して効率よく行うことを可能としている。
【0085】
尚、この例では、分散器300を3つ重ね合わせるものとしたが、上記説明からも明らかなように、更に幾つかの分散器300を重ね合わせるようにすれば、より一層分散が促進されることは言うまでもない。
【0086】
最後に、上記実施形態で示した水処理装置100に係る水浄化の試験結果を示す。
【0087】
(1)試料(浄化対象水)
財団法人日本食品分析センターに依頼して、運輸業務に使用された車の洗車廃水を試料(被処理水)とした試験を行った。
【0088】
(2)試験内容
上記水処理装置100におけるオゾン混合器2a、凝集剤混合器2b並びにサイクロン3でのみ構成された試験専用装置を使用して表1に示す試料の水処理を行った。なお、サイクロンと各混合器との連結関係は上述したものと同様である。また、試験は以下の設定条件のもと行った。

Figure 0004063629
【0089】
(3)結果
以下に示す表1は試料についての事前分析結果(水処理前の分析結果)を示すデータ、表2は上記した試験専用装置による水処理を行った後の試料の分析結果(水処理後の分析結果)を示すデータである。
【0090】
【表1】
Figure 0004063629
【表2】
Figure 0004063629
【0091】
表1と表2との比較から明らかであるように、この試験では、生物化学的酸素要求量、化学的酸素要求量、浮遊物質量、大腸菌群数、陰イオン界面活性剤の何れもが大幅な減少を見せた。
【0092】
尚、ノルマルヘキサン抽出物(鉱油類、動植物油脂類)については、処理前(表1)も処理後(表2)も『5mg/L以下』となっているが、これは何れも検出下限値を下回っていたためであり、この試験からは効果が確認されなかった。しかしながら、発明者独自の試験結果によると、この試験専用装置によれば、ノルマルヘキサン抽出物に対して、特に有効な除去効果を発揮することが確認されている。凝集剤を使用せずにオゾンのみを使用した場合には、ノルマルヘキサン抽出物に対する除去率が悪かったことから、これは専ら凝集剤を使用したことにより得られる効果と思われる。
【0093】
上述の説明で明らかなように、本実施形態の水処理装置100にあっては、サイクロン手前の管路中に、オゾン並びに凝集剤を高速に被処理水に混合可能なオゾン混合器並びに凝集剤混合器を並列に配置し、かつ、混合後の被処理水をサイクロンの隔てた箇所からそれぞれ流入するように構成しているため、オゾンと凝集剤とを併用してその反応生成物をサイクロンで同時除去するようにしても、オゾンと凝集剤との相殺が極力抑制されて効率良くかつ除去率の高い水処理が可能となる。加えて、各混合器2a,2bは、管路中に配置できる程度の比較的小さなものであるため、装置全体のコンパクト化も容易となる。
【0094】
尚、上記実施形態では、分岐点を介してサイクロンの手前で管路を2分(分流)し、オゾン混合器2aと凝集剤混合器2bとを別個の管路中に配置したが、各混合器2a,2bを直列に連結することもできる。その場合には、各混合器の間にある程度の距離の管路を介在させるよう配慮することで、オゾンと凝集剤との無駄な相殺を抑制することが可能となる。どの程度の距離の管路を介在させるべきかは、混合器の性能を考慮して決定するべきである。
【0095】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明の水処理装置によれば、オゾンと凝集剤とによる反応生成物を効率よく生成させると共に、これら反応生成物をサイクロンで同時に除去することで浄化効率の向上が達成されると共に、装置全体をコンパクトに維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水処理装置の全体構成を示す図である。
【図2】水処理装置による主要処理手順を示すフローチャートである。
【図3】サイクロン、水位置調整器並びに砂濾過槽よりなるサイクロン処理機構を上方から見た様子を示す外観図である。
【図4】サイクロン、水位置調整器並びに砂濾過槽よりなるサイクロン処理機構を側方から見た様子を示す外観図である。
【図5】水位調整器の構成を示す内部透視図である。
【図6】混合器の外観形状を概略的に示す図である
【図7】混合器の断面形状(図6に示すA−A断面)を示す図である。
【図8】図7に示される前方導管並びに後方導管の形状を比較して示す内部透視図である。
【図9】図8(a)に示す前方導管を開口側(正面)から見た様子を示す図である。
【図10】図8(b)に示す後方導管を開口側(正面)から見た様子を示す図である。
【図11】図7に示される連結管の構造を示す図である。
【図12】図7に示される分散器の外観形状を示す図である。
【図13】図12に示す分散器の3通りの断面形状を同時に示す図である。
【図14】混合器内における分散器の配置状態を示す図である。
【符号の説明】
1 浮上沈降分離槽
2a オゾン混合器
2b 凝集剤混合器
3 サイクロン
4 砂濾過槽
5 調整槽
6a 第2オゾン混合器
6b 第3オゾン混合器
7 第2サイクロン
8 第2砂濾過槽
9 再利用水貯留槽
9a 第4オゾン混合器
10a 洗車廃水貯留槽
10b 生活廃水貯留槽
12 凝集剤供給器
13 廃オゾン処理器
16 オゾン生成器
17 廃オゾン処理器
30 水位調整器
70 水位調整器
700 廃オゾン処理器
100 水処理装置
110〜123 流路開閉バルブ
130〜132 ポンプ
140〜143 流路切換バルブ
300 分散器
310 貫通孔
304 廃オゾン処理器[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a water treatment apparatus suitable as a purification apparatus for, for example, car wash wastewater and domestic wastewater. In particular, a coagulant and ozone are used in combination, and reaction products generated thereby are simultaneously removed via a cyclone. The present invention relates to a water treatment apparatus.
[0002]
[Prior art]
The present applicant has previously proposed a water treatment apparatus using a cyclone. The cyclone can efficiently remove suspended suspended solids and bubbles (impurities) present in the water to be treated by the floating and sedimentation action. In this water treatment device, the tube just before the cyclone is reached. An ozone mixer (ejector) is provided in the path, and the water to be treated mixed with ozone is introduced into the cyclone by the ozone mixer. That is, in this water treatment apparatus, ozone is efficiently mixed into the water to be treated to produce a reaction product (such as an oxidative decomposition product of organic matter) at a high speed, and the reaction product is removed through a cyclone. Thus, water treatment with high purification efficiency is achieved (see Patent Document 1).
[0003]
By the way, in general water treatment, it is known to use a flocculant in addition to ozone in order to improve purification efficiency (see Patent Document 2 and Patent Document 3). The flocculant has the effect of aggregating impurities in the water to be treated to produce floc (impurity lump). Therefore, the flocculant is also used in the water treatment apparatus using the above-mentioned cyclone. ) And the ozone reaction product are simultaneously removed with a cyclone, it is expected that a water treatment apparatus with even better purification efficiency will be achieved while being compact.
[Patent Document 1]
JP 2000-279052 A
[Patent Document 2]
JP-A-11-207362
[Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 5-146797
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the water treatment apparatus previously proposed by the present applicant, since the oxidation reaction by ozone is in progress in the cyclone, when the flocculant is easily mixed in the water to be treated, the ozone is not mixed with the flocculant. Acknowledgment that the countervailing reaction (the action of canceling the respective decomposition or agglomeration action by the ozone oxidation of the aggregating agent) occurs, the necessary agglomeration action or oxidation action cannot be obtained, and the purification efficiency is deteriorated. It was. This problem can be solved by preliminarily mixing the flocculant and removing flocs caused by this in a dedicated water tank provided separately, as has been done in the past. In this case, a problem of the area occupied by the apparatus accompanying the installation of a dedicated water tank arises.
[0005]
The present invention has been made based on the background as described above, and its object is to achieve an improvement in purification efficiency by using ozone and a flocculant in a water treatment apparatus using a cyclone. It is another object of the present invention to provide a water treatment apparatus that can maintain the entire apparatus compact.
[0006]
Other objects and operational effects of the present invention will be easily understood by those skilled in the art by referring to the description of the following specification.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The water treatment apparatus of the present invention is premised on a water treatment apparatus provided with a cyclone that floats and settles and separates impurities in the water to be treated flowing in via a swirling flow. And, in the pipe line before reaching the cyclone, an ozone mixer having an ozone injection function for the water to be treated and an ozone dispersion promoting function after the injection, and a flocculant injection function for the water to be processed and the flocculant after the injection A flocculant mixer having a function of promoting dispersion is provided, so that the flocculant and ozone are mixed into the water to be treated separately and quickly in the conduit before the cyclone.
[0008]
According to such a water treatment apparatus of the present invention, it is possible to efficiently generate a reaction product by ozone and a flocculant without providing a dedicated water storage tank or the like for mixing the flocculant, and simultaneously generate them through a cyclone. It can be removed. In the water treatment apparatus of the present invention, the flocculant and ozone are mixed (dispersed and mixed) into the water to be treated in the pipe before the cyclone through each mixer having an injection function and a dispersion promoting function. This is thought to be because the offsetting reaction between ozone and the flocculant in the cyclone is sufficiently suppressed because it is performed separately and quickly. In addition, in general, this type of mixer can be designed to be relatively small. As a result, while using ozone and a coagulant together to improve purification efficiency, the entire apparatus can be made compact. A sustainable water treatment device is achieved.
[0009]
The water treatment device of the present invention can purify various sewage (treated water) such as domestic wastewater and car wash wastewater. According to inventors' earnest research, it has been confirmed that the water treatment apparatus of the present invention exhibits a particularly effective removal effect on normal hexane. Therefore, it is particularly effective for purifying, for example, car wash wastewater where normal hexane is easily extracted.
[0010]
As the “mixer”, various types having an injection function and a dispersion promoting function in ozone or a flocculant are applicable. Preferably, the “ozone mixer” includes an ozone injection mechanism that injects ozone into the water to be treated flowing inside based on the Venturi principle, and an ozone dispersion mechanism that promotes ozone dispersion through an intricate flowing water path formed inside. A static mixer is provided. In addition, the “flocculating agent mixer” includes a flocculant injection mechanism for injecting flocculant into the water to be treated flowing in the interior according to the Venturi principle, and a flocculant that promotes the dispersion of the flocculant through the complicated flowing water path formed inside. A static mixer having a dispersion mechanism is applied.
[0011]
That is, the mixer employed in the water treatment apparatus of the present invention plays a role of quickly mixing ozone or a flocculant in the water to be treated. Therefore, focusing only on this point, a more accurate dispersion function. In order to realize the above, it is considered preferable to employ a mixer (movable mixer) in which a stirring mechanism (movable part) or the like is provided. However, such a movable mixer is generally expensive and complicated to maintain. On the other hand, the above-mentioned static mixer uses the flow rate (water pressure) of the water to be treated as it is and efficiently mixes ozone or flocculant. It is cheap and easy to maintain.
[0012]
Regarding the water treatment apparatus of the present invention, "the mixing of the flocculant and ozone is performed separately and quickly in the pipe line before the cyclone", but there are various arrangement modes of the mixer for realizing this. Can be considered.
[0013]
One of them is a case where an ozone mixer and a flocculant mixer are provided in one pipe line, and each is connected (connected) to a cyclone in series. In this case, in order to avoid the canceling reaction between ozone and the flocculant in the pipe line as much as possible, the mixers are arranged at a certain distance (with a pipe line of a certain length between the two mixers). Would need to do. How far apart is provided depends on the performance of the mixer, but should be determined in anticipation of the degree of cancellation reaction in the pipeline.
[0014]
The other is a case where an ozone mixer and a flocculant mixer are separately provided in different pipes, and each is connected (connected) in parallel to the cyclone. That is, to give an example, the pipe line before reaching the cyclone is configured to include a first pipe line and a second pipe line respectively connected to the cyclone, and the ozone mixer is disposed in the first pipe line. In addition, the flocculant mixer is provided in each of the second pipes. With such a configuration, ozone and the flocculant do not come into contact with each other until entering the cyclone, so that the canceling reaction between them is further suppressed as compared with the case where the mixers are connected in series. Can do.
[0015]
In addition, when each mixer is connected in parallel to the cyclone as described above, preferably, each of the treated water discharge ports in the cyclone of the first pipeline and the second pipeline is connected to the center of the cyclone. It is arranged so as to be almost opposed to each other across the shaft. According to such a configuration, since the water to be treated immediately after ozone mixing and the water to be treated immediately after mixing the flocculant are respectively introduced from a location away from the cyclone, the ozone and the flocculant in the cyclone are offset. The reaction can be further suppressed.
[0016]
The water treatment apparatus of the present invention can be configured to generate a swirling flow in the cyclone using the inflow pressure to the cyclone of the water to be treated after mixing ozone and the flocculant. In a preferred example of such a water treatment apparatus, the pipe line before reaching the cyclone is configured to include a first pipe line and a second pipe line that are connected in the normal direction of the cyclone, The ozone mixer is provided in the first pipe line, and the flocculant mixer is provided in the second pipe line, and each of the objects to be treated in the cyclone of the first pipe line and the second pipe line is treated. The water discharge ports are arranged at the same height and at substantially opposite positions across the center axis of the cyclone. According to such a configuration, a high degree of suppression reaction between ozone and the flocculant and generation of a swirling flow in the cyclone can be achieved at the same time.
[0017]
The present invention can also be understood as a water purification method. That is, the water purification method of the present invention is a water purification method that uses a cyclone that floats and settles and separates impurities in the treated water that flows in through a swirling flow, and is provided in a pipe line before reaching the cyclone. In order to simultaneously disperse and mix both ozone and flocculant separately into the water to be treated and simultaneously remove the reaction products generated thereby through the cyclone. Water purification method.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of a water treatment apparatus according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. The following embodiments are merely examples of the present invention, and needless to say, the gist of the present invention is defined only by the claims.
[0019]
The whole structure of the water treatment apparatus of this embodiment is shown in FIG. The water treatment apparatus 100 shown in this example includes car wash wastewater and domestic wastewater stored in the storage tanks indicated by reference numerals 10a and 10b at the upper left in the figure (in this example, wastewater of tap water used in the office building). The main devices constituting the water treatment apparatus 100 (floating sedimentation tank 1, mixers 2a and 2b, cyclone 3, sand filtration tank 4, adjustment tank 5, second and third mixers 6a and 6b, second The water is purified through a cyclone 7 and a second sand filtration tank 8), and the purified water is stored in a reuse water storage tank 9 and reused (re-supplied) as car wash water and domestic water. Details of each of these main devices will be described later. In the figure, reference numerals 110 and 120 (110 to 123) are valves for opening and closing the flow path (open / close valves), reference numerals 130 (130 to 132) are water supply pumps, and reference numerals 140 (140 to 143). Indicates a flow path switching valve (switching valve).
[0020]
An outline of water treatment by the water treatment apparatus 100 is shown in the flowchart of FIG. As shown in the flowchart, in the water treatment apparatus 100, as main treatment steps, a flotation / sedimentation separation step (first step) in the flotation / sedimentation separation tank 1, an ozone mixer 2a, and a flocculant mixer 2b. Of the flocculant in the water to be treated and the ozone mixing step (second step), the floatation / sedimentation separation step (third step) of the ozone / flocculant reactant in the cyclone 3, and the filtration step (second step) in the sand filtration tank 4 4 steps), a sedimentation separation step (fifth step) in the adjustment tank 5, an ozone mixing step (sixth step) in the second ozone mixer 6a and the third ozone mixer 6b, and a flotation sedimentation by the second cyclone 7. A separation process (seventh process), a filtration process in the second sand filtration tank (eighth process), and a circulating ozone treatment process (ninth process) in the reuse water storage tank 9 are performed.
[0021]
Further, as shown in the flowchart of FIG. 2, in this water treatment apparatus 100, the water is discharged from the cyclone 3, the sand filtration tank 4, the adjustment tank 5, the second cyclone 7, and the second sand filtration tank 8. The waste liquid is designed to be returned to the floating sedimentation tank 1. Details of these processes will be appropriately described as necessary.
[0022]
Next, the structure of each main apparatus of the water treatment apparatus 100 and the detail of the processing content are demonstrated.
[0023]
1 includes a six tank type flotation and sedimentation separation tank in which first to sixth small separation tanks denoted by reference numerals 1a to 1f in FIG. In each of the small separation tanks 1a to 1f, impurities with small specific gravity such as oil water and bubbles naturally float (floating and separated) near the water surface, and impurities with large specific gravity such as sludge Natural precipitation (sedimentation separation) occurs at the bottom of the small separation tank.
[0024]
In this example, the treated water stored in the car wash wastewater storage tank 10a is first introduced into the first tank 1a, and then the second tank 1b, the third tank 1c, the fourth tank 1d, and the first tank via the connection pipe. It moves to 5 tanks 1e sequentially, and the flotation sedimentation process is performed in the process (1st process). On the other hand, the water to be treated stored in the domestic wastewater storage tank 10b is first flowed into the fifth tank 1e, and the floating sedimentation process (first step) is performed only in the fifth tank. Further, as will be described later, the waste liquid discharged from each of the main devices 3, 4, 5, 7, and 8 is first introduced into the sixth tank 1f and then transferred to the fifth tank 1e. A flotation sedimentation process (first step) is performed.
[0025]
Note that the difference in the small separation tank that flows in first in this way is solely due to the laws and regulations for this type of water treatment apparatus, and not due to the purification performance of the flotation and sedimentation separation tank 1.
[0026]
Next, the water to be treated stored in the fifth tank 1e is at a predetermined water pressure driven by the feed water pump 130 shown in FIG. 1, and the opening / closing valve 110, the switching valve 140, the feed water pump 130, the opening / closing valve 111, the switching valve. 141 is supplied to the ozone mixer 2a or the flocculant mixer 2b.
[0027]
The ozone mixer 2 a and the flocculant mixer 2 b are arranged in parallel to the cyclone 3 in the pipeline before reaching the cyclone 3. Specifically, the pipe line before the cyclone 3 is divided into a first pipe line (R1) and a second pipe line (R2) at the branch point (S1) shown in FIG. 1, and the ozone mixer 2a. Are provided in the first pipe (R1), and the flocculant mixer 2b is provided in the second pipe (R2). Therefore, the water to be treated sent out from the flotation sedimentation tank 1 (fifth tank 1f) via the pump 130 is diverted at the branch point (S1), and almost the same amount of water to be treated is mixed in each mixer 2a or It flows into 2b.
[0028]
The ozone mixer 2a is a mixer that employs a so-called injector system in which ozone generated by an ozone generator indicated by reference numeral 16 in FIG. More specifically, an amount of ozone corresponding to the flow rate (water pressure) of the water to be treated is sucked and mixed into the water to be treated based on the venturi effect. Further, in this mixer 2a, a flow path is formed in the latter stage (immediately before the discharge port), and has a function of promoting ozone dispersion (dissolution) of the water to be treated after mixing with ozone. The configuration of the ozone mixer 2a for realizing such a process (second process) will be described in detail later with reference to FIGS. The ozone generator 16 may employ various devices that generate ozone by a known method such as a silent discharge method.
[0029]
In this example, the flocculant mixer 2b is a mixer that employs an injector system having the same structure as that of the ozone mixer 2a. That is, based on the venturi effect, the flocculant stored in advance in the flocculant supply device indicated by reference numeral 12 in the drawing is sucked and mixed into the water to be treated flowing inside. Similarly, an intricate flow path is formed in the subsequent stage (immediately before the discharge port), and has a function of promoting the coagulant dispersion (dissolution) of the water to be treated after the coagulant is mixed. In this example, a liquid inorganic flocculant (polyaluminum chloride) is used as the flocculant.
[0030]
The treated water mixed with ozone or the flocculant by the ozone mixer 2 a and the flocculant mixer 2 b is then flowed into the cyclone 3.
[0031]
The connection relationship between the ozone mixer 2a and the flocculant mixer 2b and the cyclone 3 is shown in the external views of FIGS. FIG. 3 is a view showing the mixers 2a, 2b and the cyclone 3 as viewed from above, and FIG. 4 is a view showing the mixers 2a, 2b and the cyclone 3 as viewed from the side. Yes. 3 and 4 also show the water level adjuster 30 and the sand filtration tank 4 at the same time.
[0032]
As shown in FIG. 3, in this example, a conduit (P1) that forms the end portions of the pipelines (R1) and (R2) between the ozone mixer 2a and the flocculant mixer 2b and the cyclone 3 is provided. , (P2) are interposed. These conduits (P1) and (P2) are connected (inserted) to the cyclone 3 in a state of being parallel to each other from a position substantially opposed across the central axis of the vertically long and substantially spindle-shaped cyclone 3. In this state, the respective conduits (P1) and (P2) are arranged so as to draw the normal line of the water storage surface in the cyclone 3, and the treated water drainage of the respective conduits (P1) and (P2). The outlets 21a and 21b are arranged at the same height position in the cyclone 3 (see FIG. 4). For this reason, the ozone or flocculant mixed water discharged from each of the mixers 2a to 2b passes through the conduits (P1) and (P2) and has a predetermined water pressure (based on the pump 130) in the normal direction of the cyclone 3. Water pressure) is injected, whereby a counterclockwise swirling flow is generated in the cyclone 3 (generation of swirling flow due to fluid flow velocity). In this example, the cyclone 3 is designed with a tank height of about 200 cm and a diameter of about 100 cm.
[0033]
In this water treatment apparatus 100, ozone and flocculant are mixed (injected and dispersed) into the water to be treated at high speed through each of the mixers 2a and 2b, and the ozone or flocculant is mixed. By separately injecting water from a position away from the cyclone 3, the offset between ozone and the flocculant is suppressed. This is because, due to the presence of the mixers 2a and 2b, the required ozone oxidation reaction and agglomeration reaction are generally completed between the pipe line before the cyclone and the vicinity of the treated water discharge ports 21a and 21b in the cyclone 3. It is considered that the contact between ozone and the flocculant in the cyclone 3 is avoided sufficiently and sufficiently.
[0034]
For this reason, in the water treatment apparatus 100 of this embodiment, even if the usage-amount of ozone and a coagulant | flocculant is fully suppressed, it is possible to perform a water treatment efficiently.
[0035]
In addition, since the mixers 2a and 2b are relatively small enough to be arranged in the pipeline as will be described later, the entire apparatus 100 can be easily made compact. The purification effect in the water treatment apparatus 100 will be described in detail later with reference to Tables 1 and 2.
[0036]
The cyclone 3 has a vertically long and substantially spindle-shaped main body (tank), and floats and settles and separates impurities present in the water to be treated through a swirling flow (third step). Moreover, the role which accelerates | stimulates the oxidation reaction by promoting the contact of ozone remaining in the water to be treated and impurities through the swirl flow is also borne.
[0037]
Specifically, impurities having a large specific gravity (mainly flocs generated by the aggregating reaction of the aggregating agent and solid coagulates by ozone oxidation) are precipitated at the bottom of the main body (sedimentation separation). In the present embodiment, this precipitation liquid is discharged to the outside as waste liquid through the on-off valve 112, and flows into the sixth tank 1f of the flotation sedimentation tank 1 through a predetermined pipe (see FIG. 1) to be separated by flotation sedimentation. It is used for processing (first step).
[0038]
On the other hand, impurities having a small specific gravity (foamed reaction product mainly generated by ozone oxidation) are continuously pushed out from the discharge port 31 (see FIGS. 3 and 4) provided in the upper part of the cyclone 3 main body. Discharged. Note that ozone or bubbles released from the water to be treated in the cyclone 3 are simultaneously discharged from the discharge port 31. These emissions are sent to a waste ozone processor indicated by reference numeral 13 in FIG. 1, where waste ozone treatment is performed. The ozone treatment by the waste ozone treatment device 13 is to remove residual ozone by adsorption through granular activated carbon. Since this type of waste ozone treatment is well known to those skilled in the art, a detailed description thereof is omitted here.
[0039]
The treated water that has been subjected to the floatation / sediment separation process in the cyclone 3 is then flowed into the water position adjuster 30. The water level adjuster 30 is connected to the cyclone 3 via a conduit P30 (see FIGS. 3 and 4) inserted through the cyclone 3, and is for adjusting the water level in the cyclone 3 through a slide mechanism. . FIG. 5 is an internal perspective view showing the configuration of the water level adjuster 30. In addition, the figure (a) has shown the mode that the water level regulator 30 was seen from the side, and the figure (b) has shown the mode seen from the front.
[0040]
As shown in the figure, the water position adjuster 30 is fixed in the main body 300 of a substantially cylindrical body, and is moved up and down with respect to the first inner tube 301. A second inner pipe 302 that is slidably mounted is provided. The first inner pipe 301 has a treated water inlet 301a connected to the conduit P30, and the second inner pipe 302 has a treated water inlet 302a and a treated water outlet 302b. The treated water discharged from the cyclone 3 flows in from the inlet 301a of the first inner pipe 301 via the conduit P30. And it flows out from the to-be-processed water discharge port 302b of the 2nd internal pipe 302 through the inflow port 302a of the 2nd internal pipe 302 so that it may flow down into the internal cavity (S300) of the main body part 300, and further below the main body part 300 Is discharged from the outlet 303 and flows into the sand filtration tank 4 to be described later via a conduit P31 (see FIGS. 3 and 4).
[0041]
Normally, the internal cavities (S301) and (S302) of the first internal pipe 301 and the second internal pipe 302 are always filled with water together with the internal cavity of the conduit 30 connected to the cyclone 3. For this reason, the water level in the cyclone 3 can be set to be the same as the position of the discharge port 302b through the atmospheric pressure by sliding the second inner pipe 302 up and down to change the height of the discharge port 302b.
[0042]
Further, a waste ozone processor indicated by reference numeral 304 is attached to the upper part of the water level adjuster 30. The inside of the waste ozone processor 304 is filled with granular activated carbon, and after passing the air in the water level adjuster 30 (including ozone released from the water to be treated) through the granular activated carbon, FIG. Residual ozone released from the water to be treated is adsorbed and removed by discharging the air from the vent hole indicated by the intermediate code 304a.
[0043]
The treated water flowing out from the water level adjuster 30 is then flowed into the sand filtration tank 4. As shown in FIG. 4, the sand filtration tank 4 is for performing sand filtration of water to be treated through a sand layer (Sa) stored therein (fourth step). In this example, It is mainly used to remove fine flocs that have been destroyed by the swirling flow of the cyclone 3 and have not been separated by settling. The water to be treated after being filtered by the sand filtration tank 4 is discharged from the conduit indicated by the symbol P4 (see FIG. 3) and flows into the adjustment tank 5.
[0044]
Further, the sand filtration tank 4 is provided with a so-called air lift type reverse cleaning function for cleaning the sand layer (Sa). At the time of back washing, water for back washing flows from below the sand filtration tank 4 and at the same time, compressed air is injected from below the sand filtration tank 4 through an air compressor (not shown). The water for backwashing is supplied from a reuse water storage tank 9 described later, and includes a switching valve 140, a water supply pump 130, an opening / closing valve 111, a switching valve 141 and a sand filtration tank shown in FIG. 4 through the opening / closing valve 113 located below the 4.
[0045]
Specifically, at the time of backwashing, the sand filtration tank 4 is filled with backwashing water, and the sand layer (Sa) is forcibly washed in a short time by this and an air lift that is continuously injected. The water used for the reverse cleaning is discharged to the outside as a waste liquid through a conduit indicated by P3 in the figure, and flows into the sixth tank 1f of the flotation settling separation tank 1 through a predetermined pipe (see FIG. 1). And then subjected to a flotation and sedimentation process (first step).
[0046]
In this sand filtration tank 4, a certain amount of water is stored below the sand filtration tank 4 after back washing. The accumulated water is appropriately discharged as waste liquid through the opening / closing valve 114, flows into a sixth tank 1f of the flotation sedimentation tank 1 through a predetermined pipe line (see FIG. 1), and floats and settles the separation process (first Step).
[0047]
The water to be treated after sand filtration by the sand filtration tank 4 is discharged from the conduit P4, and then flows into the adjustment tank indicated by reference numeral 5 in FIG.
[0048]
The adjustment tank 5 temporarily stores water to be treated after the second to fourth steps (hereinafter referred to as the first cyclone treatment), and the sixth to eighth steps (hereinafter referred to as the second cyclone) to be described later. It is an intermediate placement tank provided for use in the treatment. Moreover, in this adjustment tank 5, as shown in the flowchart of FIG. 2, the settling separation process (fifth process) of the treated water that flows in is also performed. That is, by storing the treated water in the adjustment tank 5 for a certain period of time, impurities (mainly flocks) that have not been removed in the previous cyclone 3 and sand filtration tank 4 are precipitated at the bottom of the tank. The precipitation liquid in the adjustment tank 5 is discharged as waste liquid through the opening / closing valve 115 and flows into the sixth tank 1f of the floating sedimentation tank 1 through a predetermined pipe line (see FIG. 1). First step).
[0049]
The treated water temporarily stored in the adjustment tank 5 is then subjected to a predetermined water pressure powered by the water supply pump 131 shown in FIG. 1, and the opening / closing valve 116, the switching valve 142, the opening / closing valve 117, the water supply pump 131, the opening / closing valve 118. , And the switching valve 143, the second ozone mixer 6a or the third ozone mixer 6b is supplied to the second cyclone treatment.
[0050]
Explaining earlier, the secondary cyclone treatment (sixth process to eighth process) shown below is performed in the first cyclone process (second process to fourth process) or impurities (not yet removed) in the adjustment tank 5. The treatment impurities) are removed through a second ozone treatment (sixth step), thereby realizing a more advanced water treatment. That is, the second cyclone treatment is different from the first cyclone treatment in that no flocculant is used in the second cyclone treatment. As is apparent from FIG. 1, in this example, the main devices (second and third ozone mixers 6a and 6b, second cyclone 7 and second sand) used to perform the second cyclone treatment are used. The filtration tank 8) is composed of the element devices (ozone mixer 2a, flocculant mixer 2b, cyclone 3 and the like) used for the primary cyclone treatment described above, except that the flocculant mixer is not used. It is almost the same as the sand filtration tank 4). In the following description, different parts will be described with emphasis, and overlapping parts will be simply described.
[0051]
The second ozone mixer 6a and the third ozone mixer 6b have the same structure as that of the ozone mixer 2a described above, and each other in the pipe line before reaching the second cyclone 7, the second cyclone. 7 in parallel. Specifically, as shown in FIG. 1, the pipe line before the second cyclone 7 is divided into a first pipe line (R10) and a second pipe line (R20) at a branch point (S2). The second ozone mixer 6a is provided in the first pipe (R10), and the third ozone mixer 6b is provided in the second pipe (R20). Therefore, the water to be treated sent out from the adjustment tank 5 via the pump 131 is diverted at the branch point (S2) so that almost the same amount of water to be treated flows into the respective mixers 6a or 6b. It has become. Then, ozone generated by the ozone generator 16 is sucked into both of the ozone mixers, and ozone is mixed with the water to be treated flowing inside. In addition, ozone dispersion (dissolution) of the water to be treated after mixing with ozone is promoted through an intricate flow path formed in the subsequent stage (before the discharge port).
[0052]
The treated water mixed with ozone by the second and third ozone mixers 6 a and 6 b is then flowed into the second cyclone 7. The connection relationship between the second ozone mixer 6a and the third ozone mixer 6b and the second cyclone 7 is the same as that of the ozone mixer 2a and the flocculant mixture described above with reference to the external views of FIGS. The connection relationship between the vessel 2b and the cyclone 3 is the same. That is, the treated water after ozone mixing discharged from each of the mixers 6a to 6b is injected at a predetermined water pressure (water pressure based on the pump 131) in the normal direction of the water storage surface of the second cyclone 7, Thereby, a swirl flow is generated in the second cyclone 7.
[0053]
The second cyclone 7 is the same as the cyclone 3 shown above. However, since the flocculant is not used in the second cyclone treatment, there is no floc produced by the flocculant in the second cyclone 7, and the object of flotation and sedimentation is exclusively the ozone oxidation product. It becomes. Although details are omitted, in this example, the convection time of the water to be treated in the second cyclone 7 is set to about twice that in the cyclone 3 so as to further promote the ozone oxidation reaction. It has been.
[0054]
The sediment liquid settled and separated at the bottom of the second cyclone 7 is discharged to the outside as waste liquid via the opening / closing valve 119, and passes through a predetermined pipe line (see FIG. 1) to the sixth tank 1f of the flotation sedimentation tank 1. The floated and settled separation process (first step) is performed. In addition, levitated matter (mainly foam material generated by the oxidation reaction of ozone) floated and separated in the second cyclone 7 and ozone or air naturally released from the water to be treated are discharged from the upper portion of the main body of the second cyclone 7. It is continuously discharged so as to be pushed out from the outlet 71. These emissions are sent to a waste ozone processor indicated by reference numeral 17 in FIG. 1, where waste ozone treatment is performed.
[0055]
The treated water flowing out from the second cyclone 7 is then flowed into the second water position adjuster 70. This second water level adjuster 70 is the same as the water level adjuster 30 shown above, and a waste ozone processor 700 is provided on the upper part thereof, and similarly, a treatment of ozone released from the water to be treated ( Waste ozone treatment) is performed.
[0056]
The treated water flowing out from the second water level adjuster 70 then flows into the second sand filtration tank 8. The second sand filtration tank 8 is the same as the sand filtration tank 4 shown above, and the water to be treated after filtration is discharged from a conduit indicated by reference numeral P6 in FIG. It flows into the storage tank 9.
[0057]
The second sand filtration tank 8 is also provided with the same airlift backwashing function as the sand filtration tank 4. At the time of back washing, water for back washing flows from below the second sand filtration tank 8 and at the same time, compressed air is injected from below the second sand filtration tank 8 through an air compressor (not shown). The water for backwashing in the second sand filtration tank 8 is also supplied from the reuse water storage tank 9. In this case, the switching valve 142, the opening / closing valve 117, the water supply pump 131, and the opening / closing valve 118 are used. , The switching valve 143 and the opening / closing valve 120 located below the sand filtration tank 4. Further, the water after backwashing is discharged to the outside as a waste liquid through a conduit indicated by reference numeral P5 in the figure, and flows into the sixth tank 1f of the flotation settling separation tank 1 through a predetermined pipe (see FIG. 1). It is used for the flotation sedimentation process (first step).
[0058]
Further, in this second sand filtration tank 8, the water stored below the sand filtration tank 4 after back washing is discharged as waste liquid through the open / close valve 121, and floats and settles through a predetermined pipe line (see FIG. 1). It flows into the 6th tank 1f of the separation tank 1, and is used for the levitation-sediment separation process (1st process).
[0059]
When the second cyclone treatment is completed, the water to be treated flows into the reused water storage tank indicated by reference numeral 9 in FIG. 1 through the conduit P5 of the second sand filtration tank 8.
[0060]
The reused water storage tank 9 is a so-called final storage tank in which water for which all water treatment has been completed is stored, and the water stored in the reused water storage tank 9 is supplied via a water supply device (not shown). Used as car wash water or domestic water. Further, in this example, the water stored in the storage tank 9 can be used as backwash water for the sand filtration tank 4 or the sand filtration tank 8 described above. Since this has been described above, a description thereof will be omitted.
[0061]
Moreover, in this reuse water storage tank 9, the ozone oxidation process for the purpose of sterilization, deodorization, etc. with respect to stored water is enabled.
[0062]
As shown in FIG. 1, the recycle water storage tank 9 is provided with a pipe (R9) having an opening / closing valve 122, a water supply pump 132, an opening / closing valve 123 and a fourth ozone mixer 9a in a loop shape. Yes. The fourth ozone mixer 9a has the same structure as each of the ozone mixers 2a, 6a and 6b described above, and ozone generated by the ozone generator 16 is sucked in the same manner. Then, ozone is mixed into the stored water supplied from the reused water storage tank 9 through the water supply pump 132, and after ozone mixing through the complicated flow path formed in the subsequent stage (immediately before the discharge port). Promote ozone dispersion (dissolution) in reused water. The stored water after the ozone mixing is returned to the use water storage tank 9 again. In addition, although not shown in the figure, also in this reuse water storage tank 9, a required waste ozone process is performed.
[0063]
As described above, in the reused water storage tank 9, the generation of bacteria and the like is suppressed through ozone oxidation by circulating the stored water in the pipe (R9), and water can be stored for a long time. .
[0064]
Next, the configuration of the mixer, which is a main part of the present invention, will be described in detail with reference to FIGS. As described above, the ozone mixer 2a, the flocculant mixer 2b, the second ozone mixer 6a, the third ozone mixer 6b, and the fourth ozone mixer 9a are all mixers having the same structure. Since it is used, in the following description, it will be collectively described as “mixer (2)”.
[0065]
The external shape of the mixer 2 is schematically shown in FIG. In addition, the figure (a) shows a mode that the mixer 2 was observed from upper direction, a figure (b) a mode that the mixer 2 was observed from the side, and a figure (c) state that the mixer 2 was observed from the front. Respectively.
[0066]
As shown in the figure, the mixer 2 has a length of about 300 mm and an outer diameter (outlet) provided with an inlet 21a (left side of the figure) and an outlet 22a (right side of the figure) of the water to be treated. The inner diameter of 22a) is a substantially cylindrical body made of metal of about 60 mm.
[0067]
As will be described in detail later, the mixer 2 has a three-piece configuration including a front conduit 21 having an inflow port 21a, a rear conduit 22 having an outflow port 22a, and a connecting pipe 23 connecting them. In the figure, reference numeral 23a indicates an adjustment screw that is inserted into a later-described suction port 230a provided in the connecting pipe 23, and the clearance between the suction port 230a and the adjustment screw 23a depends on the degree of screwing of the adjustment screw 23a. It is possible to adjust (set) the inhalation amount per unit time of ozone or flocculant.
[0068]
FIG. 7 shows an AA cross-sectional view shown in FIG. In the figure, the illustration of the adjusting screw 23a shown in FIG. 6 is omitted. Moreover, the dashed-dotted line part in the figure has shown the screw thread (it is the same also in FIG. 7 thru | or FIG. 11).
[0069]
As shown in FIG. 7, the mixer 2 has a central portion formed by connecting a front conduit 21 formed with an internal cavity 210 and a rear conduit 22 formed with an internal cavity 220 by a connecting pipe 23. A constricted water flow path is formed inside and functions as a so-called Venturi tube.
[0070]
That is, the water to be treated that flows into the mixer 2 from the inlet 21 a of the front conduit 21 flows out from the front outlet 21 b of the front conduit 21 to the inner cavity 220 of the rear conduit 22 through the tapered inner cavity 210. Is done. At this time, since a water pressure lowering phenomenon occurs in the vicinity of the tip outlet, ozone or a flocculant is sucked through the suction port 230a, the suction hole 230, and the suction path 223 of the connection pipe 23 and injected into the water to be treated due to the venturi effect. .
[0071]
The respective shapes of the front conduit 21 and the rear conduit 22 are shown by the internal perspective view of FIG. 2A shows the front conduit 21 and FIG. 2B shows the rear conduit 22.
[0072]
As shown in FIG. 5A, the front conduit 21 has a substantially conical tip 2100 provided with an outlet 21b. Further, an internal thread portion 212 for connecting a conduit forming a conduit before the cyclone is connected to the inner peripheral surface near the inlet 21a of the internal cavity 210, and a connecting pipe 23 is connected to the central outer peripheral surface. The external thread part 211 for doing is provided.
[0073]
In order to facilitate understanding of the shape of the front conduit 21, as a reference, the front shape of the front conduit 21 viewed from the inlet 21 a side is shown in FIG. 9A and the front conduit 21 viewed from the outlet 21 b side. The front shape of each is shown in FIG.
[0074]
On the other hand, as shown in FIG. 8B, the rear conduit 22 has a predetermined conduit (conduit P1 shown in FIG. 1) that forms a conduit before the cyclone on the inner peripheral surface of the inner cavity 220 near the outlet 22a. , P2, etc.), and a male screw portion 222 for connecting to the connecting tube 23 is provided on the outer peripheral surface of the central portion. Further, in the rear conduit 22, a saucer-like concave space 2200 is formed in the internal cavity 220 on the inlet 22 b side. In this example, in a state where the front conduit 21 and the rear conduit 22 are connected via the connecting tube 23, the front end portion 2100 of the front conduit 21 described above is inserted into the concave space 2200, and the concave portion 2200 A gap is provided between the inner peripheral surface 2200a and the outer peripheral surface 2100a of the tip 2100. This gap forms the suction path 223 described above.
[0075]
In order to facilitate understanding of the shape of the rear conduit 22, the front shape of the front conduit 21 viewed from the inlet 22b is shown in FIG. 10A, and the front shape of the rear conduit 22 viewed from the outlet 22a. Is shown in FIG. 4A, four grooves 223a to 223d are provided on the inner peripheral surface 2200a of the recess 2200. As shown in FIG. This groove creates the above-described gap between the inner peripheral surface 2200a of the recess 2200 and the outer peripheral surface 2100a of the tip 2100. As can be seen from this, in this example, four suction paths 223a to 223d are formed in the mixer 2, and approximately the same amount of ozone or flocculant is injected into the water to be treated from each suction path. It is comprised so that.
[0076]
The structure of the connecting pipe 23 is shown by the internal perspective view of FIG. In addition, the figure (a) has shown the mode that the connection pipe was seen from the side, and the figure (b) has shown the mode that the connection pipe 23 was seen from the outflow port 23b side, respectively.
[0077]
As shown in the figure, the connecting pipe 23 is a hollow, substantially cylindrical body having an insertion port 23a of the front conduit 21 and a rear conduit insertion port 23b. A female screw portion 231 to be screwed with the male screw portion 211 of the conduit 21 is provided, and a female screw portion 232 to be screwed with the male screw portion 222 of the rear conduit 22 is provided on the inner peripheral surface on the insertion port 23b side.
[0078]
Further, as apparent from FIG. 7A and FIG. 7, the ozone or flocculant suction hole 230 indicated by reference numeral 230 in FIG. It is formed in a state of being connected by a connecting pipe 23. Specifically, the suction hole 230 is formed as a ring-shaped path surrounding the periphery of the front end portion 2100 of the front conduit 21, and ozone or aggregating agent sucked from the suction port 230 a of the connecting pipe 23 is the annular suction hole 230. Then, the water is distributed to the four suction paths 223a to 223d and injected into the water to be treated.
[0079]
The mixer 2 is further provided with a disperser mechanism for promoting the dispersion of the ozone or the flocculant in the water to be treated after the injection of the ozone or the flocculant. In this example, as shown in FIG. 7, the dispersion mechanism is configured by arranging three piece-like dispersers 300 side by side in the rear stage of the mixer 2 (that is, the rear end side of the inner cavity 220 of the rear conduit 22). It has been realized.
[0080]
The appearance of the disperser 300 is shown in FIG. FIG. 4A shows the shape of the disperser 300 observed from the front, and FIG. 4B shows the shape of the disperser 300 observed from the side.
[0081]
This disperser has a substantially cylindrical shape having a thickness of about 15 mm and a diameter of about 40 mm and having no distinction between the front and the back. As shown in FIG. 6A, petal-like depressions are formed at four locations on the front, and four parallel through holes 310-310 penetrating through the interior position openings in the depressions. Is provided. The insertion hole 310 forms a flow path of water to be treated after the injection of ozone or flocculant.
[0082]
In order to facilitate understanding of the structure of the disperser 300, for reference, the aa cross-sectional shape, the bb cross-sectional shape, and the cc cross-sectional shape shown in FIG. 13 (b) and FIG. 13 (c), respectively.
[0083]
FIG. 14 shows an arrangement state of the disperser 300 in the mixer 2. 2A is a perspective view showing a state in which three dispersers 300 are overlapped, and FIG. 2B shows a cross-sectional shape taken along the line B-B shown in FIG.
[0084]
As is clear from FIGS. 4A and 4B, in this example, the three dispersers 300-300 are arranged in a state where the adjacent ones are shifted by 45 ° in the circumferential direction and overlapped. Housed in a mixer. That is, each insertion hole 310 of each disperser 300 has a shape sharing a flow path with two adjacent insertion holes 310 in the adjacent disperser 300, so that the inside of the mixer 2 (the internal cavity of the rear conduit 22). 220 is formed in a complicated flow path. Therefore, in the water treatment apparatus 100 of this embodiment, the ozone or flocculant dispersed in the water to be treated into which ozone or flocculant has been injected is distributed through the complicated flow path formed by the three dispersers 300. It is possible to perform efficiently.
[0085]
In this example, three dispersers 300 are overlapped. However, as is apparent from the above description, dispersion can be further promoted by further disposing some dispersers 300. Needless to say.
[0086]
Finally, a test result of water purification according to the water treatment apparatus 100 shown in the above embodiment is shown.
[0087]
(1) Sample (purified water)
We commissioned the Japan Food Analysis Center to conduct a test using car wash wastewater used in transportation operations as a sample (treated water).
[0088]
(2) Test content
The samples shown in Table 1 were subjected to water treatment using a test-dedicated apparatus composed only of the ozone mixer 2a, the flocculant mixer 2b, and the cyclone 3 in the water treatment apparatus 100. The connection relationship between the cyclone and each mixer is the same as described above. The test was performed under the following setting conditions.
Figure 0004063629
[0089]
(3) Results
Table 1 shown below shows data indicating the pre-analysis result (analysis result before water treatment) of the sample, and Table 2 shows the analysis result (analysis after water treatment) of the sample after performing the water treatment by the above-described test-dedicated apparatus. Data).
[0090]
[Table 1]
Figure 0004063629
[Table 2]
Figure 0004063629
[0091]
As is clear from the comparison between Table 1 and Table 2, all of the biochemical oxygen demand, chemical oxygen demand, suspended solids quantity, coliform group number, and anionic surfactant were significantly increased in this test. Showed a significant decrease.
[0092]
In addition, about normal hexane extract (mineral oils, animal and vegetable oils and fats), it is “5 mg / L or less” before treatment (Table 1) and after treatment (Table 2). The effect was not confirmed from this test. However, according to the test results unique to the inventor, it has been confirmed that this test-dedicated apparatus exhibits a particularly effective removal effect on the normal hexane extract. When only ozone was used without using a flocculant, the removal rate with respect to the normal hexane extract was poor, so this seems to be an effect obtained exclusively by using the flocculant.
[0093]
As is clear from the above description, in the water treatment apparatus 100 of the present embodiment, an ozone mixer and a flocculant that can mix ozone and a flocculant into the water to be treated at high speed in the pipe line before the cyclone. Since the mixers are arranged in parallel and the water to be treated after mixing is made to flow in from the portions separated by the cyclone, the reaction product is combined with ozone and a flocculant in the cyclone. Even if they are removed simultaneously, the offset between ozone and the flocculant is suppressed as much as possible, and water treatment with high efficiency and high removal rate becomes possible. In addition, each of the mixers 2a and 2b is relatively small enough to be disposed in the pipe, so that the entire apparatus can be easily made compact.
[0094]
In the above-described embodiment, the pipe line is divided into two minutes (divided) before the cyclone via the branch point, and the ozone mixer 2a and the flocculant mixer 2b are arranged in separate pipes. The devices 2a and 2b can be connected in series. In that case, wasteful offset between ozone and the flocculant can be suppressed by considering that a pipe line of a certain distance is interposed between the mixers. The distance of the pipeline to be interposed should be determined in consideration of the performance of the mixer.
[0095]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the water treatment device of the present invention, the reaction product by ozone and the flocculant is efficiently generated, and the purification product is efficiently removed by removing these reaction products simultaneously with a cyclone. Improvements can be achieved and the entire device can be kept compact.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an overall configuration of a water treatment apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing a main processing procedure by the water treatment apparatus.
FIG. 3 is an external view showing a state where a cyclone treatment mechanism including a cyclone, a water position adjuster, and a sand filtration tank is viewed from above.
FIG. 4 is an external view showing a side view of a cyclone treatment mechanism including a cyclone, a water position adjuster, and a sand filtration tank.
FIG. 5 is an internal perspective view showing a configuration of a water level adjuster.
FIG. 6 is a diagram schematically showing the external shape of a mixer.
7 is a view showing a cross-sectional shape of the mixer (cross section AA shown in FIG. 6).
8 is an internal perspective view showing a comparison of the shapes of the front conduit and the rear conduit shown in FIG. 7. FIG.
FIG. 9 is a diagram showing a state where the front conduit shown in FIG. 8A is viewed from the opening side (front side).
10 is a view showing a state where the rear conduit shown in FIG. 8B is viewed from the opening side (front side).
11 is a view showing the structure of the connecting pipe shown in FIG. 7;
12 is a diagram showing the external shape of the disperser shown in FIG.
13 is a view showing three different cross-sectional shapes of the disperser shown in FIG. 12 at the same time.
FIG. 14 is a diagram showing an arrangement state of the dispersers in the mixer.
[Explanation of symbols]
1 Flotation sedimentation tank
2a Ozone mixer
2b Coagulant mixer
3 Cyclone
4 Sand filtration tank
5 Adjustment tank
6a Second ozone mixer
6b Third ozone mixer
7 Second cyclone
8 Second sand filtration tank
9 Reuse water storage tank
9a 4th ozone mixer
10a Car wash wastewater storage tank
10b Domestic wastewater storage tank
12 Flocculant feeder
13 Waste ozone processor
16 Ozone generator
17 Waste ozone processor
30 Water level adjuster
70 Water level adjuster
700 Waste ozone processor
100 Water treatment equipment
110-123 Flow path opening / closing valve
130-132 pump
140 to 143 flow path switching valve
300 Disperser
310 Through hole
304 Waste ozone processor

Claims (8)

流入される被処理水中の不純物を旋回流を介して浮上沈降分離するサイクロンを具備する水処理装置であって、
サイクロンに到る手前の管路中には、被処理水に対するオゾン注入機能及び注入後のオゾン分散促進機能を有するオゾン混合器と、被処理水に対する凝集剤注入機能及び注入後の凝集剤分散促進機能を有する凝集剤混合器とが、それぞれ設けられ、
それにより、各混合器を通じて、被処理水への凝集剤並びにオゾンの混合が、サイクロン手前の管路内で別個にかつ素早く行われるようにした、ことを特徴とする水処理装置。
A water treatment apparatus comprising a cyclone that floats and settles and separates impurities in the water to be treated which flows in through a swirling flow,
In the pipe line before reaching the cyclone, an ozone mixer having an ozone injection function for the treated water and an ozone dispersion promoting function after the injection, and a coagulant injecting function for the treated water and the coagulant dispersion promotion after the injection. A flocculant mixer having a function, respectively,
Accordingly, the water treatment apparatus is characterized in that the flocculant and ozone are mixed separately and quickly in the pipe before the cyclone through each mixer.
被処理水が洗車廃水である、請求項1に記載の水処理装置。  The water treatment apparatus according to claim 1, wherein the water to be treated is car wash wastewater. オゾン混合器は、内部を流れる被処理水にベンチュリの原理でオゾンを注入するオゾン注入機構と、内部形成された入り組んだ流水経路を通じてオゾン分散を促進するオゾン分散機構とを具備する静止型混合器である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の水処理装置。  The ozone mixer is a static mixer having an ozone injection mechanism for injecting ozone into the water to be treated flowing in the interior according to the Venturi principle, and an ozone dispersion mechanism for promoting ozone dispersion through an intricate flowing water path formed inside. The water treatment device according to claim 1 or 2, wherein 凝集剤混合器は、内部を流れる被処理水にベンチュリの原理で凝集剤を注入する凝集剤注入機構と、内部形成された入り組んだ流水経路を通じて凝集剤分散を促進する凝集剤分散機構とを具備する静止型混合器である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の水処理装置。  The flocculant mixer has a flocculant injection mechanism for injecting flocculant into the water to be treated flowing inside by the Venturi principle, and a flocculant dispersion mechanism for promoting the flocculant dispersion through the intricate flowing water path formed inside. The water treatment device according to any one of claims 1 to 3, wherein the water treatment device is a static mixer. サイクロンに到る手前の管路は、前記サイクロンにそれぞれ連結される第1の管路と第2の管路とを含み、
前記オゾン混合器は第1の管路中に、前記凝集剤混合器は第2の管路中に、それぞれ設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の水処理装置。
The pipeline before reaching the cyclone includes a first pipeline and a second pipeline respectively connected to the cyclone,
5. The water according to claim 1, wherein the ozone mixer is provided in the first pipe and the flocculant mixer is provided in the second pipe. 6. Processing equipment.
第1の管路並びに第2の管路のサイクロン内におけるそれぞれの被処理水排出口は、サイクロンの中心軸を挟んでほぼ対向する位置に配置されている、ことを特徴とする請求項5に記載の水処理装置。  The treated water discharge ports in the cyclone of the first pipe line and the second pipe line are arranged at positions substantially opposed to each other across the central axis of the cyclone. The water treatment apparatus as described. サイクロンに到る手前の管路は、前記サイクロンの法線方向に連結される第1の管路と第2の管路とを含み、
前記オゾン混合器は第1の管路中に、前記凝集剤混合器は第2の管路中に、それぞれ設けられ、かつ、
第1の管路並びに第2の管路のサイクロン内におけるそれぞれの被処理水排出口は、同じ高さかつサイクロンの中心軸を挟んでほぼ対向する位置に配置され、
それにより、それら管路からの被処理水の流入圧を利用してサイクロン内に旋回流を発生させるようにした、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の水処理装置。
The pipeline before reaching the cyclone includes a first pipeline and a second pipeline connected in the normal direction of the cyclone,
The ozone mixer is provided in the first line, the flocculant mixer is provided in the second line, and
The treated water discharge ports in the cyclone of the first pipe line and the second pipe line are arranged at substantially the same height and facing each other across the center axis of the cyclone,
5. The water treatment apparatus according to claim 1, wherein a swirl flow is generated in the cyclone using an inflow pressure of water to be treated from the pipes.
流入される被処理水中の不純物を旋回流を介して浮上沈降分離するサイクロンを利用した水浄化方法であって、
サイクロンに到る手前の管路内に設けられるオゾン混合器並びに凝集剤混合器を使用して、被処理水にオゾンと凝集剤との双方を各々別個に素早く分散混入すると共に、それにより発生する反応生成物をサイクロンを通じて同時に除去するようにした水浄化方法。
A water purification method using a cyclone that floats and settles and separates impurities in the treated water flowing in through a swirling flow,
Using an ozone mixer and a flocculant mixer provided in the pipeline before reaching the cyclone, both ozone and flocculant are quickly and separately mixed into the water to be treated, and thereby generated. A water purification method in which reaction products are simultaneously removed through a cyclone.
JP2002291636A 2002-10-03 2002-10-03 Water treatment equipment Expired - Lifetime JP4063629B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002291636A JP4063629B2 (en) 2002-10-03 2002-10-03 Water treatment equipment

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002291636A JP4063629B2 (en) 2002-10-03 2002-10-03 Water treatment equipment

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004122034A JP2004122034A (en) 2004-04-22
JP4063629B2 true JP4063629B2 (en) 2008-03-19

Family

ID=32283181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002291636A Expired - Lifetime JP4063629B2 (en) 2002-10-03 2002-10-03 Water treatment equipment

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4063629B2 (en)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4243112B2 (en) * 2003-01-27 2009-03-25 東亜ディーケーケー株式会社 Sample water analysis unit and sample water analyzer
JP6377239B1 (en) * 2017-12-26 2018-08-22 株式会社クボタ Coagulation and mixing apparatus, water purification system and floc forming method
JP6895571B1 (en) * 2020-09-03 2021-06-30 株式会社クボタ Heterogeneous liquid mixer and water treatment equipment
CN114307934B (en) * 2021-12-24 2024-02-06 北京绿恒科技有限公司 Variable circulation multidirectional flow efficient mixing reaction device

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2565482B2 (en) * 1991-11-19 1996-12-18 大容基功工業株式会社 Method and device for treating muddy water and industrial wastewater in muddy water excavation method
JP2807657B2 (en) * 1996-03-15 1998-10-08 大容基功工業株式会社 Method and apparatus for treating muddy water and industrial wastewater in muddy water drilling method
JPH1066962A (en) * 1996-08-26 1998-03-10 Idec Izumi Corp Sewage treating device
JPH10305762A (en) * 1997-05-06 1998-11-17 Nippon Yuka Kogyo Kk Treating method for car washing drainage and device therefor
JP2000279052A (en) * 1999-04-01 2000-10-10 Shigeo Yakubo Culture water treatment system
JP2001334272A (en) * 2000-05-29 2001-12-04 Sharp Corp Sewage cleaning apparatus and washine machine equipped therewith

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004122034A (en) 2004-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10814337B2 (en) Composite ozone flotation integrated device
JP2007209890A (en) Treatment method and apparatus for organic wastewater
KR101220539B1 (en) Water treating apparatus
CN104529090B (en) A kind of deep treatment system of papermaking wastewater
CA3025191A1 (en) Method of combining recuperative digestion with a contact tank and dissolved air flotation
CN103787487A (en) Ozone floatation and sand filtration integrated device
JP5167447B2 (en) Water treatment equipment
JP4063629B2 (en) Water treatment equipment
JP2006205155A (en) Anaerobic tank and waste water treatment system including the same
JP2007038167A (en) Wastewater treatment method and apparatus
JP4940415B2 (en) Aerobic digester and sewage septic tank equipped with this aerobic digester
JP2007260614A (en) Coagulation reaction apparatus
KR101278475B1 (en) Sludge Treatment Facility Combining Swirl Flow Type Inorganic Sludge Selective Discharge Device and Bioreactor
US20070221574A1 (en) System, method, and apparatus for aeration and processing waste in aerobic wastewater management
CN111470737A (en) Sewage treatment equipment
JP4930340B2 (en) Pressure levitation device
CN201046934Y (en) Device for processing high-concentration emulsion waste water
JP2007136369A (en) Apparatus and method for biologically treating drainage
KR200390937Y1 (en) Sewage Treatment System
KR20060114493A (en) Sewage treatment system
PH12012000114A1 (en) Advanced wasted-water treatment apparatus having function for removing phosphorus
KR102109402B1 (en) Apparatus of Treating Effluent from Water Treatment Plant
CN108249690A (en) Pasture waste water treatment system
WO2020021752A1 (en) Food waste treatment device
JP2008149270A (en) Ozone reaction apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070919

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4063629

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

S303 Written request for registration of pledge or change of pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316303

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

S303 Written request for registration of pledge or change of pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316303

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

Year of fee payment: 4

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140111

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140111

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term