JP4061541B2 - Vending machine product input count device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、飲料やタバコなどの各種商品を販売する自動販売機(単に自販機ともいう)、特にその商品投入数カウント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自販機では、品切れにより販売機会を逃してしまう不具合を回避する観点からも、商品の投入量や在庫量の管理は極めて重要な問題であり、従来からも自販機の各ラック毎に重量センサを設け、投入量,在庫量等を管理するもの(例えば、特許文献1参照)や、ラックの入口に光センサ(投入口センサ)を設けて管理するもの(例えば、特許文献2参照)など種々のものが提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平08−096233号公報(第3頁、図2,3)
【特許文献2】
特開2002−216221号公報(第4頁、図1,2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記投入口センサは、商品の形状や材質などの誤検知や、投入者の手や商品投入時のバウンドなどによる誤検知が生じ易いという問題がある。また、いずれの種類のセンサもラックごとに必要となるためコストアップになるばかりでなく、各センサとの配線の煩わしさや、スペースの関係から設置位置を制限されたり、小型化が要求されるなどの問題が発生する。
したがって、この発明の課題は、設置位置の制限や配線の煩わしさが少なく、コストの低減が可能な商品投入数カウント装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するため、請求項1の発明では、自動販売機に商品を投入する前の全商品または商品箱の重量と、商品を投入した後の全商品または商品箱の重量とを比較して、投入した商品の個数を求める個数カウンタを自動販売機の外部に設けるとともに、前記自動販売機と前記個数カウンタとの間で情報の送受信を行なうための通信部をそれぞれ付加し、自動販売機ではこの通信部を介して前記商品個数情報を受信可能にし、かつ、前記個数カウンタに、前記商品または商品箱に付されたバーコードを読み取るバーコードリーダを付加し、このバーコードリーダで商品の名称,自動販売機への投入日時,製造年 月日および賞味期限を含む商品情報を読み取って前記通信部を介して自動販売機へ送信し、記憶可能にしたことを特徴とする。
この請求項1の発明においては、前記個数カウンタに、前記通信部を介して送受信した情報を表示する表示部を付加し、商品の滞留時間情報や賞味期限情報の表示を可能にすることができる(請求項2の発明)。
【0006】
この発明によれば、自販機に搭載する必要もなく自販機側の改変を最小限にし得るので、設置位置の制限や配線の煩わしさが殆ど無く、初期投資を大幅に低減することができる。また、箱単位またはブロック単位の重量を利用して個数を求めることができるので、光や赤外線を用いるセンサのような誤カウントが少なく高精度の個数検出が可能になる。さらに、バーコードリーダを付加することで、商品名や製造年月日などの商品情報を自動的に入力でき、加えて表示器を付加することで、商品の滞留時間情報や賞味期限情報が表示でき自販機情報の確認が容易になる、などの利点がもたらされる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の実施の形態を示す概要図である。
図1において、1は周知の自動販売機(自販機)であり、上部に商品を投入するための投入口1aを有する。5は重量検出部3および表示部4等からなる個数カウンタ(単にカウンタともいう)、2はこのカウンタ5と自販機1とのインターフェイス(I/F)部、6は商品を運ぶための台車、7は投入する商品が多数収納されている商品収納箱、8はバーコードリーダ、15は自販機1の制御部を示す。
【0008】
これは、自販機1に対し外部装置としての個数カウンタ5を例えば台車6上に搭載し、このカウンタ5により自販機1に投入する缶飲料等の個数を把握し、個数情報を例えばI/F部2を介して自販機1に送り、自販機1はこの個数と実際の販売個数とから在庫情報等を求めて商品販売に利用するものである。カウンタ5は、複数の自販機に対して共通に設けることができる。ここでは缶飲料を想定しているが、これに限らないのは勿論である。
【0009】
次に、図2は個数カウンタ5と自動販売機1との関係の第1の具体例を示すブロック図である。
個数カウンタ5は、基本的には重量から投入商品の個数を把握できれば良く、そのためにここでは重量検出部3を設け、重量を検出してその投入商品個数を求めるもので、図2のように重量検出部3,表示部4の他に、投入前重量記憶部51a,投入後重量記憶部51bを有する重量記憶部51および投入前後の重量から投入本数を算出する重量比較部52、個数カウンタ5全体を制御する制御部55から構成される。
【0010】
そして、重量検出部3により検出した自販機1に投入する前の全商品等の重量と、自販機1に投入した後の全商品等の重量とを重量記憶部51に記憶し、重量比較部52においてその比較(両者の差をとるなど)をすることにより投入した重量が分かるので、これを商品1個の重量で除すことで投入個数を求めるようにしている。
また、自販機1側には、自販機全体を制御する制御部15、投入本数記憶部12、記憶部14などを有する。
【0011】
図3は、以上の処理を説明するためのフローチャートである。
すなわち、ステップS1では個数カウンタ5に載置された投入する前の商品等の重量が確定か否かを判断し、確定であれば(Yes)、ステップS2に進む。ステップS2では投入する前の商品等の重量が記憶されたか否かが判断され、記憶されれば(Yes)、ステップS3に進む。ステップS3では個数カウンタ5に載置された投入した後の商品等の重量が確定か否かを判断し、確定であれば(Yes)、ステップS4に進む。ステップS4では投入した後の商品等の重量が記憶されたか否かが判断され、記憶されれば(Yes)、ステップS5に進む。ステップS5では投入前商品等の重量記憶値から投入後商品等の重量記憶値を差し引いて投入商品等の重量を求め、ステップS6ではさらにこれを予め記憶している商品1個の重さで割ることにより投入数が求められる。
【0012】
なお、この投入数を個数カウンタ5の表示部4で確認して、自販機1の図示していない入力装置を利用して入力し、図2に示すように自販機1の投入本数記憶部12に記憶し、残数が更新され、記憶部14に新たな在庫数が記憶される。
このように、自販機1側にて投入数を検出する必要が無く、しかも、自販機1と個数カウンタ5との間のI/F部2も必要とせず、既存の自販機にも簡単に採用可能である。
また、商品収納箱7に商品を入れた状態で個数カウンタ5に載置した場合には、商品収納箱7の重量分だけ減算するようにすればよい。
【0013】
図4に個数カウンタ5と自動販売機1との関係の第2の具体例としてのブロック図を示す。
同図からも明らかなように、図2に示すものに対し、自販機1側に自販機通信部11と個数カウンタ5側にカウンタ通信部54を設け、情報の送受信を可能にした点が特徴であり、さらに個数カウンタ5に主として販売情報を含む自販機からの情報が記憶される自販機情報記憶部53が設けられている。
ここではインターフェイス部を用いた有線方式を想定しているが、無線にすることができるのは勿論である。
【0014】
図5は、以上の処理を説明するためのフローチャートであり、ステップS1〜S6は、図3のフローチャートと同一であるため、説明を省略する。
すなわち、上述と同様にステップS6にて、投入本数が算出されると、ステップS7では個数カウンタ5側は図示しない操作部を操作することにより、先に投入した商品の投入本数をカウンタ通信部54から自販機1に送信する。ステップS8では送信された投入本数を自販機通信部11で受信し、ステップS9では投入本数記憶部12に商品投入数を記憶して、この投入本数を残数に加算して新たな在庫数として記憶部14に記憶する。
このように、第2の具体例では、自販機の操作を必要とせず、個数カウンタ5側を操作するだけで、投入数並びに在庫数が更新される。
なお、この通信部を利用することにより、各種データの情報交信も可能となり、しかも、個数カウンタ5に設けられている表示部4あるいは自販機1側の既存の金額表示器などを利用することにより、その交信した情報も表示させることが可能となる。
【0015】
すなわち、図示はしないが、商品を投入する前に、自販機1と個数カウンタ5とで交信することにより、個数カウンタ5の表示部4には、商品投入個数や自販機設定状態などを表示することができる。自販機設定情報としてはコラム設定、各コラム別商品残量、コラム別収納庫内および庫内別Hot/Coldの設定情報などがある。
表示部4では、これら設定情報のうち、コラム設定情報によりどの商品をどのラックに入れたら良いのかの表示、各コラム別商品残量情報により何個くらい入れれば良いのかの表示、またはコラム別収納庫内情報からどの庫内に設定されているのかの表示、もしくは庫内別Hot/Cold設定情報から収納庫内のコラム商品がHot設定かCold設定かの表示などが行なわれる。その他、自販機に投入した商品個数などの情報も表示することができる。
このデータを利用して、どの商品を投入するかを決定できることが理解できる。
【0016】
図6に個数カウンタ5と自販機1との関係の第3の具体例としてのブロック図を示す。
これは、図1に対応する具体例で、図4に示すものに対しさらにバーコードリーダ8および個数カウンタ5にバーコードデータ保存部81を付加した例である。つまり、投入される商品の製造年月日、賞味期限、商品名称および価格などの商品情報をバーコードリーダ8により自動的に読み取って、バーコードデータ保存部81に保存し、投入本数および投入日とともに、商品情報を自動販売機に送信することで、自販機側ではこの情報により賞味期限を越えそうな商品はディスカウントして販売したり、越えた商品は売り切れとして表示することができる。
【0017】
図7は、以上の処理を説明するためのフローチャートであり、ステップS1〜S6は、図3,5のフローチャートと同一であるため、説明を省略する。
すなわち、上述と同様にステップS6にて、投入本数が算出されると、ステップS71では、バーコードリーダ8で読み取った該商品に関する情報有りかを判断し、有りであれば(Yes)、ステップS72に進む。ステップS72では、先に投入した商品の商品情報(製造年月日,賞味期限,商品名称,価格など)、投入本数、投入日時をひとつの送信データとして作成する。S7では個数カウンタの図示しない操作部を操作することにより、送信データをカウンタ通信部54から自販機1に送信する。ステップS8では送信された投入本数を自販機通信部11で受信し、ステップS9では投入本数記憶部12に商品投入数を記憶して、この投入本数を残数に加算して新たな在庫数ならびに賞味期限管理情報として記憶部14に記憶する。
【0018】
このような商品情報を基に、自販機1側ではこの情報により賞味期限を越えそうな商品はディスカウントして販売したり、越えた商品は売り切れとして表示することができる。
なお、自販機1側では、受信した商品情報のうち使用する情報を選択することができ、価格および商品変更がなければ、賞味期限などのデータを使用するだけでよく、また、商品の入れ換えにより新たな商品を投入した際には、商品名称,価格などの全てのデータを利用して販売に活用することが可能である。
また、投入日時の送信に関しては、操作部により入力あるいは制御部55に有する内部カレンダー機能のデータをそのまま利用することも可能である。
さらに、個数カウンタ5の表示部4には、図4,5で示した自販機の設定情報の他、自販機側の商品の滞留状況、賞味期限を越えた商品がどのコラムに何個収納されているか等の表示をすることができる。
【0019】
【発明の効果】
この発明によれば、重量を利用して投入商品の個数を求める個数カウンタを自販機の外部に設けるようにしたので、設置位置の制限や配線の煩わしさが殆どなくなり、しかも各コラムに対し個別に商品の投入数をカウントする検出手段を設ける必要がないことから、コストアップも回避できるという利点が得られる。
また、箱単位またはブロック単位の重量を利用して個数を求めることができるので、光や赤外線を用いるセンサのような誤カウントが少なく高精度の個数検出が可能になる。さらに、バーコードリーダを付加することで、商品名や製造年月日などの商品情報を自動的に入力でき、加えて表示器を付加することで、商品の滞留時間情報や賞味期限情報が表示でき自販機情報の確認が容易になる、などの利点がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を示す構成概要図
【図2】 個数カウンタと自動販売機との関係の第1の具体例を示すブロック図
【図3】 図2の動作を説明するためのフローチャート
【図4】 個数カウンタと自動販売機との関係の第2の具体例を示すブロック図
【図5】 図4の動作を説明するためのフローチャート
【図6】 個数カウンタと自動販売機との関係の第3の具体例を示すブロック図
【図7】 図6の動作を説明するためのフローチャート
【符号の説明】
1…自動販売機(自販機)、1a…投入口、2…インターフェイス(I/F)、3…重量検出部、4…表示部、5…個数カウンタ(カウンタ)、6…台車、7…商品収納箱、8…バーコードリーダ、11,54…通信部、12…投入数記憶部、13…バーコード情報記憶部、14…記憶部、15,55…制御部、51…重量記憶部、52…重量比較部、53…自販機情報記憶部、81…バーコードデータ保存部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vending machine (also simply referred to as a vending machine) for selling various products such as beverages and tobacco, and more particularly to a product input number counting device.
[0002]
[Prior art]
In vending machines, from the viewpoint of avoiding problems that miss out on sales opportunities due to out-of-stock conditions, managing the amount of product input and inventory is a very important issue. Conventionally, weight sensors have been provided for each rack of vending machines. There are various types such as those that manage the input amount, inventory amount, etc. (for example, see Patent Document 1), and those that manage by providing an optical sensor (input port sensor) at the entrance of the rack (for example, see Patent Document 2). Proposed.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 08-096233 (
[Patent Document 2]
JP 2002-216221 A (
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, there is a problem that the insertion port sensor is likely to be erroneously detected due to a product shape, a material, or the like, or a bounce when the product is placed by the hand of the product or the product. In addition, since each type of sensor is required for each rack, not only the cost is increased, but the installation position is restricted due to the troublesome wiring of each sensor and the space, and miniaturization is required. Problems occur.
Accordingly, an object of the present invention is to provide a product input number counting device that can reduce the cost with less restrictions on installation position and wiring.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve such a problem, in the invention of
In the first aspect of the present invention, a display unit for displaying information transmitted / received via the communication unit may be added to the number counter to enable display of product residence time information and expiration date information. (Invention of Claim 2).
[0006]
According to this invention, since it is not necessary to mount in the vending machine and modification on the vending machine side can be minimized, there is almost no restriction on the installation position and troublesome wiring, and the initial investment can be greatly reduced. Further, since the number can be obtained by using the weight of the box unit or the block unit, it is possible to detect the number with high accuracy with few erroneous counts such as a sensor using light or infrared rays. In addition , product information such as product name and date of manufacture can be automatically entered by adding a barcode reader, and by adding a display, product residence time information and expiration date information can be displayed. This makes it easy to check vending machine information.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a schematic diagram showing an embodiment of the present invention.
In FIG. 1, 1 is a well-known vending machine (vending machine), and has a loading slot 1a for loading a product at the top. 5 is a number counter (also referred to simply as a counter) comprising a
[0008]
This is because a
[0009]
FIG. 2 is a block diagram showing a first specific example of the relationship between the
The
[0010]
Then, the weights of all the products etc. before being put into the
The
[0011]
FIG. 3 is a flowchart for explaining the above processing.
That is, in step S1, it is determined whether or not the weight of the product or the like placed on the
[0012]
The number of inputs is confirmed on the
Thus, it is not necessary to detect the number of inputs on the
In addition, when the product is placed in the
[0013]
FIG. 4 shows a block diagram as a second specific example of the relationship between the
As is clear from FIG. 2, a feature is that the vending machine communication unit 11 is provided on the
Although a wired system using an interface unit is assumed here, it is needless to say that it can be wireless.
[0014]
FIG. 5 is a flowchart for explaining the above processing, and steps S1 to S6 are the same as the flowchart of FIG.
That is, when the input number is calculated in step S6 in the same manner as described above, in step S7, the
Thus, in the second specific example, the operation of the vending machine is not required, and the number of inputs and the number of inventory are updated only by operating the
By using this communication unit, information exchange of various data becomes possible, and by using the
[0015]
That is, although not shown in the figure, before the product is introduced, the
In the
It can be understood that this product can be used to determine which product is to be introduced.
[0016]
FIG. 6 shows a block diagram as a third specific example of the relationship between the
This is a specific example corresponding to FIG. 1, and is an example in which a barcode data storage unit 81 is added to the
[0017]
FIG. 7 is a flowchart for explaining the above processing, and steps S1 to S6 are the same as the flowcharts of FIGS.
That is, when the input number is calculated in step S6 as described above, in step S71, it is determined whether there is information about the product read by the
[0018]
Based on such product information, the
The
In addition, regarding the transmission of the insertion date and time, it is possible to use the data input by the operation unit or the data of the internal calendar function provided in the
Further, in the
[0019]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the number counter for obtaining the number of input products using the weight is provided outside the vending machine, there is almost no restriction on the installation position and wiring trouble, and each column is individually provided. Since there is no need to provide a detection means for counting the number of product inputs, there is an advantage that an increase in cost can be avoided.
Further, since the number can be obtained by using the weight of the box unit or the block unit, it is possible to detect the number with high accuracy with few erroneous counts such as a sensor using light or infrared rays. In addition, product information such as product name and date of manufacture can be automatically entered by adding a barcode reader, and by adding a display, product residence time information and expiration date information can be displayed. This makes it easy to check vending machine information.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a block diagram showing a first specific example of the relationship between a number counter and a vending machine. FIG. 3 is for explaining the operation of FIG. FIG. 4 is a block diagram showing a second specific example of the relationship between the number counter and the vending machine. FIG. 5 is a flowchart for explaining the operation of FIG. 4. FIG. FIG. 7 is a block diagram illustrating a third specific example of the relationship of FIG. 7. Flowchart for explaining the operation of FIG.
DESCRIPTION OF
Claims (2)
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