JP4060934B2

JP4060934B2 - Easy-open bag in carton

Info

Publication number: JP4060934B2
Application number: JP09063598A
Authority: JP
Inventors: 航徳田; 秀紀荒井; 有二杉山
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1998-03-20
Filing date: 1998-03-20
Publication date: 2008-03-12
Anticipated expiration: 2018-03-20
Also published as: JPH11268729A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、縦長のラインドカートンの天部において、外箱と内袋を同時に、しかも容易に開封できるようにしたバッグインカートンに関する。
【０００２】
【従来の技術】
外箱のカートンブランク段階で内袋が貼着されて製函されるラインドカートンであって、縦長の角柱状の外観を有し、しかもトップオープン形式のバッグインカートンは市場に定着し、インスタントコーヒー、スキムミルク、スナック等に使用されている。このバッグインカートンは、フリップトップ型と称するものに代表される。
図６は、従来のフリップトップ型バッグインカートン４０の説明図である。その開封と再封は、図６に示すように、先ず外箱上部の３方が切断されて形成される蓋部を、天板の一辺をヒンジとして回動しながら開封し、次いで現れた内袋を引出してハサミ等でその一部を切り取って中身を取り出し、内袋を折り畳んでから、蓋部をもとの位置に戻す方法が採用されている。
また、レギュラーコーヒー等に使用される同形のバッグインカートンで、外箱の胴部中段に設けたジッパーによって外箱を上下に切断し、外箱上部を取り外し、内袋から内容物を取り出した後に、切り離された外箱上部を被せ蓋として使用するタイプのものもある。
また、特開平７−２５１８３１号公報には外箱と内袋を同時に開封できる横型の易開封性バッグインカートンが提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上述のような縦長のフリップトップ型バッグインカートン４０では開封、再封に手間が掛かりすぎるという問題がある。また、内袋を水平にカットしない限り内袋上部は最後まで残っており、棒状のスナック菓子等を取り出す場合に、却って邪魔になるという問題もある。
さらに特開平７−２５１８３１号公報で提案されているものは、天板のジッパーによる開封と同時に内袋も開封され、開封の手間を省く点は解決しているが、内袋は、背シール部から開封されるようになっているので、フラットなカートンの天板、あるいは横長のバッグインカートンの胴部の開封には使用できるが、本発明が目指す縦長のバッグインカートンの天板の開封に背シール部からの開封を応用することには無理がある。
本発明は、前述の問題点に鑑みてなされたもので、縦長のバッグインカートンの天板の一部を開封すると同時に内袋も開封できる易開封性のバッグインカートンの提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためになされた易開封性バッグインカートンは、板紙からなる外箱のカートンブランク裏面の所定の位置に少なくとも最内面にシーラント層を有する積層フィルムを筒状に背シールし、二つ折した内袋を貼着した後成形してなるバッグインカートンであって、前記外箱は、前板、後板、両側板からなる縦長の四角柱状の胴部と平らな天部と底部とからなり、前記内袋の上端部には、対向する積層フィルム同志が、余端片を残して左右方向に水平に合掌シールされた帯状の合掌シール部と該合掌シール部の両端下側に三角形状に折り畳まれた耳部とが形成されてなり、前記天部が、前記前板の上辺に折線を介して連接された前側フラップが内側に折り返され、該前側フラップ上に前記合掌シール部が倒されて接着され、該合掌シール部の上に前側の摘まみ片と、前後方向に所定の幅で設けられたジッパーとを備え、前記後板の上辺にヒンジとなる折線を介して連接された天板が倒されて接着されることにより形成され、さらに、前記耳部が前記両側板上に折り返されて接着され、前記摘み片を摘まんで前記ジッパーを引き裂くことにより、前記天板と前記内袋上部を同時に開封可能としたことを構成とするものである。また、前記外箱は、前記天板の左右に折線を介して、前記耳部をカバーできる折り返し片が連接されていること、前記内袋の積層フィルムは、一軸延伸フィルムが使用され、該一軸延伸フィルムの延伸方向と前記ジッパーの引き裂き方向とが略一致していること、前記内袋の合掌シール部は、前記天板側の前記余端片の端縁に傷痕が設けられていることを構成としてもよい。
【０００５】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて詳細に説明する。
図１は、本発明による易開封性バッグインカートンのカートンブランク裏面展開図である。
本発明による易開封性バッグインカートンのカートンブランク１０は、側板１、後板２、側板３、前板４、糊代５がこの順に折線ａ〜ｄを介して連接され、前板４の上辺には折線ｅを介して前側フラップ９が連接され、また後板２の上辺には折線ｅを介して天板６が連接され、天板６には前側（図１では上方）に摘まみ片８が延設され、また、天板の左右に折り返し片７を連接してもよい。
天板６の前後方向（図１では縦方向）に所定の幅の２本の切り込みｈによるジッパーＪが設けられている。
個々の切り込みｈの形状はＬ字となっているがＹ字であってもよい。
また、前板４の上辺には摘まみ片８を差し込む切り込みｇが設けられている。
カートンブランク１０の下部には、底部形成用の４枚のフラップＦが、折線ｆを介して側板１、後板２、側板３、前板４のそれぞれに連接されている。
【０００６】
図２は、本発明による易開封性バッグインカートンのカートンブランクに貼り込まれる内袋の説明図である。
内袋２０は、図１で示すカートンブランク１０の裏面に一点鎖線によって示される位置に貼り込まれている。内袋２０は、背シール部Ｅで筒状に縦シール（合掌シール）されて二つ折されて、所定の長さにカットされたものであって、背シール部Ｅはいずれかの方向に倒されている。
この内袋２０のカートンブランク１０に対する貼り込みは、部分接着で行うことが好ましく、例えば、図１に示すように、前板４と後板２に対して、○印で示すような位置で貼り込めばよい。
また、図２で示すように、内袋２０の天板６に貼り合わされる側の積層フィルム端縁には、後述する傷痕１４が形成されていて、どの位置からでも切り裂きができるようになっている。そして、一旦起きた傷痕１４からの切り裂を縦方向に伝播させ易くするように、一軸延伸フィルムが積層フィルムの中に使用されていて、その延伸方向は、矢印で示すようにジッパーＪと同方向になっている。
【０００７】
次いで、本発明による易開封性バッグインカートン３０の成形法について説明する。
図３は、本発明による易開封性バッグインカートンの成形説明図である。
先ず、図１で示す、裏面に内袋２０を貼り合わせたカートンブランク１０を折線ａ，ｃで胴部を三つ折りして側板１と糊代５とを貼り合わして、フラットな折り畳みカートンとする。
この状態でユーザーに供給された折り畳みカートンは、成形充填機に一枚づつ供給されて、起こされると図３（ａ）に示すように、内袋はカートンの内壁に沿って筒状に広がる。そこで、図示はされていないが、先ず、底部の内袋２０端部を合掌シールして折り畳み、折り返し片Ｆを折り込んで底部を形成する。次いで開放上部から内容物を充填した後、内袋上端部を図３（ｂ）に示すように、余端片１２、１３を残して横一線に合掌シールして直立する合掌シール部Ｇを形成し、同時にその両端を折り畳んで三角形状の耳部Ｍを形成する。
次いで、図３（ｂ）前側フラップ９を内袋２０側に折り返し、その上に合掌シール部Ｇを押し倒して接着部Ｓ１で接着させ、さらにその上から天板６を折り返して、ジッパーＪの摘まみ片８に近い部分と余端片１２とを接着部Ｓ２で接着させ、さらに摘まみ片８を前板４側に折り返して剥離可能に接着しておく。
次いで両耳Ｍを側板１、３上に折り返して接着部Ｓ３で接着すると図４（ａ）に示すような本発明による易開封性バッグインカートン３０が得られる。
このように耳Ｍと合掌シール部Ｇとが表に現れるのを防ぐには、天板６の左右の折り返し片７を連接しておいて、最後に、左右の折り返し片７と耳部Ｍを一緒に折り返して接着部４で接着するようにしてもよい。
【０００８】
図４は、本発明による易開封性バッグインカートンの開封／再封の説明図である。
本発明による易開封性バッグインカートン３０は、図４（ａ）に示すように、縦長の形状をしていて、その天板６とその対向する内袋２０の上端部を同時開封することができる。
その開封方法は極めて容易であって、仮接着している摘まみ片８を起こして、これを上方に持ち上げると、図４（ｂ）に示すように、天板６は、ジッパーＪの幅で切り裂かれて開封し、同時に内袋２０も合掌シール部１１の余端片１２の端縁から略ジッパーＪの幅に合わせて切り裂かれて開封し、開封口Ｐが現れ、ここから内容物を取り出すことができる。
本発明による易開封性バッグインカートン３０に充填される内容物は、いかなる形状でもよいが、棒状のスナック製品等が好ましい。
開封された天板６は、再びもとの状態に戻して、摘まみ片８を今度は差し込み片として、前板４の上辺の切り込みｇに差し込めば容易に再封が行われる。
以上の手順による外箱と内袋の同時開封は極めてスピーディーに行われ、また後述する手段によってジッパー６の引き裂きに力を必要としないので、子供や、老人、ハンディキャップのある人にとっても開封し易くなっている。
【０００９】
図５は、本発明による易開封性バッグインカートンの合掌シール部の拡大断面図である。
内袋２０の積層フィルムには、最内層にはヒートシーラント層が設けられ、例えば内側から順にポリエチレン層２１、アルミ層２２、ポリエチレン層２１、一軸延伸ポリプロピレン層２３、からなる積層構成が採用される。
図５（ａ）に示すように、内袋２０の合掌シール部Ｇは、前述のように天板６のジッパーＪと前側フラップ９によって挟まれて接着されている。従って、ジッパーＪを上方に持ち上げると余端片１２の端縁に設けられた傷痕１４から切り裂きが起こり、略ジッパー６の幅で余端片１２は引き裂かれ合掌シール帯１１に至ると、通常は引き裂き抵抗が急激に増加して、合掌シール帯１１の積層フィルムを引き裂くことができず、天板６だけが開封して内袋２０の方は未開封で終わる。
しかるに、本発明による易開封性バッグインカートン３０の場合は、内袋２０の合掌シール帯１１における引き裂き抵抗を弱めるために次の手段が予め施されている。
第１の手段は、図５（ａ）で示すように、×印で示す対向するポリエチレン層２１間に凝集力を低くして凝集破壊を起こし易くしたヒートシール剤層あるいは抗ヒートシール剤層を別途設ける方法である。これらの層は、グラビアコート法によって、所定の場所に部分的にコートすることができる。
第２の手段は、対向するポリエチレン層２１同志は強固に熱接着させ、その代わりにどちらか一方のポリエチレン層２１の内側に図５（ａ）において波線で示すような位置に剥離層を設ける方法である。
この場合には、図５（ｂ）に示すように、合掌シール部Ｇにおいて、下側のポリエチレン層２１は、合掌シール帯１１が始まるＡ点とそれが終わるＢ点においてジッパー６の幅で切断されて剥離層から剥離して、上側のポリエチレン層２１側に移行する。このＡ，Ｂ両点を通過するときに、ポリエチレン層を切断するための不連続な力が加わるが、ジッパーＪの幅が３０〜５０ｍｍ程度であれば、通常の引っ張り強さで充分合掌シール帯１１を通過することができる。
若し、この不連続的に加わる力を弱めるのであれば、Ａ，Ｂ両点で最内装のポリエチレン層が横一線で切断するのを防げばよく、そのために、部分コート法によって形成される剥離層パターンをＡ，Ｂ両点で横方向に鋸歯状に形成しておくと効果がある。
【００１０】
本発明に利用される傷痕１４は肉眼では容易に識別しかねる多数の傷がフィルムの一方の面から他方の面に向かって、或いはフィルムの端縁面から内側に向かって密集して帯状あるいは線状に設けられているものである。個々の傷痕の大きさ密度はフィルムの種類、厚さ、加工方法等によって異なり、フィルムを貫通したもの、浅い欠落部を有するに過ぎないもの、局部的に引き延ばされたもの等がある。以上のような傷痕１４を図２で示すような余端片１２の端縁になる内袋２０の接断部に設けるには、特公昭６１−３９２２８号公報で提案されているように、巻取状の積層フィルムの流れ方向とクロスする方向に所定の巾を有する比較的大きめの砥粒を含む回転砥石を押圧して得られる帯状の傷痕の中間でカットするようにすればよい。
【００１１】
本発明の内袋に使用する積層フィルムは、前述のように、内面から順にポリエチレン層２１／アルミ箔２２／ポリエチレン層２１／横一軸延伸ポリプロピレン層２３から構成されたものでも、またドライラミネート方式により内面から順にポリエチレン層２１／アルミ箔２２／接着層／横一軸延伸ポリプロピレン層２３から構成されたものを使用してもよい。その他少なくとも公知のバリアー層、延伸フィルム層等を適宜積層した積層フィルムによって内袋２０を構成することができる。
【００１２】
本発明に使用される外箱用板紙は、通常のコートボールが好ましいが他の板紙でも使用は可能である。坪量は外箱のサイズや用途に応じて２５０〜４００ｇ／ｍ²の中から適宜選んで使用することができる。
カートンブランク１０と内袋２０との接着剤としては、酢酸ビニル・アクリル共重合体からなる樹脂を主成分としたものが好適に使用される。
【００１３】
【発明の効果】
本発明によれば、縦型バッグインカートンの天板に連接されている摘まみ片８を持ち上げるだけで、天板６内のジッパーＪによって天板６が開封すると同時に内袋２０も開封することができるので、開封が迅速で、容易であり、また再封も摘まみ片８を今度は差し込み片として前板４の上辺に差し込めばよく、これも容易である。
また、一旦開封すると元に戻せないので悪戯防止機能を兼ね備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による易開封性バッグインカートンのカートンブランク裏面展開図
【図２】本発明による易開封性バッグインカートンの内袋の説明図
【図３】本発明による易開封性バッグインカートンの成形説明図
【図４】本発明による易開封性バッグインカートンの開封／再封の説明図
【図５】本発明による易開封性バッグインカートンの合掌シール部の拡大断面図
【図６】従来のフリップトップ型バッグインカートンの説明図
【符号の説明】
１側板
２後板
３側板
４前板
５糊代
６天板
７左右折り返し片
８摘まみ片
９前側フラップ
１０本発明による易開封性バッグインカートンのカートンブランク
１１合掌シール帯
１２、１３余端片
１４傷痕
２０本発明による易開封性バッグインカートンの内袋
２１ポリエチレン層
２２アルミ層
２３一軸延伸フィルム層
３０本発明による易開封性バッグインカートン
４０従来のフリップトップ型バッグインカートン
ａ〜ｆ折線
ｇ，ｈ切り込み
Ｅ背シール部
Ｆフラップ
Ｇ合掌シール部
Ｊジッパー
Ｍ耳部
Ｐ開封口
Ｓ１〜Ｓ３部分接着部[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a bag-in carton in which an outer box and an inner bag can be easily opened at the top of a vertically long lined carton at the same time.
[0002]
[Prior art]
Lined carton where inner bags are attached and boxed at the outer carton blank stage of the outer box and has a vertically long prismatic appearance, and top-open type bag-in cartons have become established in the market, instant coffee Used in skim milk and snacks. This bag in carton is represented by what is called a flip top type.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a conventional flip top bag-in carton 40. As shown in FIG. 6, the opening and resealing is performed by first opening the lid formed by cutting the upper side of the outer box while turning one side of the top plate as a hinge, and then appearing inside A method is adopted in which the bag is pulled out, a part thereof is cut out with scissors or the like, the contents are taken out, the inner bag is folded, and the lid is returned to the original position.
Also, in a bag in carton of the same shape used for regular coffee, etc., after cutting the outer box up and down with the zipper provided in the middle stage of the outer box, removing the upper part of the outer box and taking out the contents from the inner bag There is also a type that uses the separated upper part of the outer box as a cover lid.
Japanese Patent Laid-Open No. 7-251831 proposes a horizontal easy-open bag in carton that can open the outer box and the inner bag at the same time.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the vertically long flip top bag-in carton 40 as described above has a problem that it takes too much time to open and reseal. In addition, unless the inner bag is cut horizontally, the upper part of the inner bag remains until the end, and there is a problem that it becomes an obstacle when taking out a bar-like snack or the like.
Further, the one proposed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-251831 is that the inner bag is opened at the same time as opening the top plate with the zipper, and the point of saving the trouble of opening is solved. It can be used to open the top of a flat carton or the trunk of a horizontally long bag in carton, but it can be used to open the top of a vertically long bag in carton that the present invention aims for. It is impossible to apply opening from the back seal.
The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object of the present invention is to provide an easily openable bag in carton that can open an inner bag at the same time as opening a part of a top plate of a vertically long bag in carton.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
An easy-open bag in carton made to solve the above-mentioned problem is a cylindrical back seal of a laminated film having a sealant layer at least on the innermost surface at a predetermined position on the back side of a carton blank of an outer box made of paperboard. A bag in carton formed by sticking a folded inner bag, and the outer box comprises a vertically long square columnar body comprising a front plate, a rear plate, and both side plates, a flat top and a bottom. The upper end portion of the inner bag has a strip-shaped joint seal portion in which the opposite laminated films are horizontally sealed in the left-right direction, leaving a surplus piece, and triangles below both ends of the joint seal portion. An ear part folded into a shape is formed, and the top part is folded inward with a front flap connected to the upper side of the front plate via a fold line, and the palm seal part is provided on the front flap. Fall down and glue A top plate connected to the upper side of the rear plate via a folding line is attached to the upper side of the rear plate, with a front knob on the seal portion and a zipper provided with a predetermined width in the front-rear direction. Furthermore, the ear portion is folded and bonded onto the both side plates, and the top plate and the upper portion of the inner bag can be opened simultaneously by pinching the knob and tearing the zipper. This is what constitutes this. Further, the outer box is connected to the left and right sides of the top plate via folding lines, the folded pieces that can cover the ears are connected, the laminated film of the inner bag is a uniaxially stretched film, the uniaxial The stretch direction of the stretched film and the tearing direction of the zipper are substantially the same, and the joint seal portion of the inner bag is provided with a scar on the edge of the surplus piece on the top plate side. It is good also as a structure.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, it will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a developed view of the back side of a carton blank of an easily openable bag in carton according to the present invention.
In the carton blank 10 of the easy-open bag-in-carton according to the present invention, the side plate 1, the rear plate 2, the side plate 3, the front plate 4, and the glue margin 5 are connected in this order via the folding lines a to d, and the upper side of the front plate 4 Is connected to the front flap 9 via a fold line e, and the top plate 6 is connected to the upper side of the rear plate 2 via a fold line e. The top plate 6 is gripped on the front side (upward in FIG. 1). 8 may be extended, and the folded pieces 7 may be connected to the left and right of the top plate.
A zipper J with two notches h having a predetermined width is provided in the front-rear direction (vertical direction in FIG. 1) of the top plate 6.
Although the shape of each notch h is L-shaped, it may be Y-shaped.
Further, a notch g into which the knob piece 8 is inserted is provided on the upper side of the front plate 4.
At the bottom of the carton blank 10, four flaps F for forming the bottom are connected to the side plate 1, the rear plate 2, the side plate 3, and the front plate 4 through a folding line f.
[0006]
FIG. 2 is an explanatory view of an inner bag to be attached to a carton blank of an easily openable bag in carton according to the present invention.
The inner bag 20 is affixed on the back surface of the carton blank 10 shown in FIG. The inner bag 20 is vertically sealed (joint seal) in a cylindrical shape at the back seal portion E, folded in two and cut to a predetermined length, and the back seal portion E is tilted in either direction. Has been.
The inner bag 20 is preferably attached to the carton blank 10 by partial adhesion. For example, as shown in FIG. 1, the inner bag 20 is attached to the front plate 4 and the rear plate 2 at a position indicated by a circle. Just put it in.
Moreover, as shown in FIG. 2, the scar 14 mentioned later is formed in the laminated film edge by the side bonded to the top plate 6 of the inner bag 20, and it can cut now from any position. Yes. A uniaxially stretched film is used in the laminated film so as to make it easier to propagate the tear from the scar 14 once in the longitudinal direction, and the stretching direction is the same as that of the zipper J as indicated by an arrow. It is in the direction.
[0007]
Next, a method for forming the easy-open bag in carton 30 according to the present invention will be described.
FIG. 3 is an explanatory view of forming an easy-open bag in carton according to the present invention.
First, as shown in FIG. 1, a carton blank 10 in which an inner bag 20 is bonded to the back surface is folded in three at folding lines a and c, and the side plate 1 and adhesive margin 5 are bonded together to form a flat folded carton. .
The folding cartons supplied to the user in this state are supplied one by one to the molding and filling machine, and when raised, as shown in FIG. 3 (a), the inner bag spreads in a cylindrical shape along the inner wall of the carton. Therefore, although not shown, first, the end portion of the inner bag 20 at the bottom is folded and sealed, and the folded piece F is folded to form the bottom. Next, after filling the contents from the open top, as shown in FIG. 3B, the upper end portion of the inner bag is left in the horizontal line with the remaining end pieces 12 and 13 to form a joint seal portion G that stands upright. At the same time, both ends thereof are folded to form a triangular ear M.
3 (b), the front flap 9 is folded back to the inner bag 20 side, the palm seal part G is pushed down and adhered on the adhesive part S1, and the top plate 6 is folded again from above to remove the zipper J. The portion close to the piece 8 and the surplus piece 12 are bonded together by the bonding portion S2, and the knob piece 8 is folded back to the front plate 4 side so as to be peeled off.
Next, when both ears M are folded back on the side plates 1 and 3 and bonded at the bonding portion S3, an easily openable bag in carton 30 according to the present invention as shown in FIG. 4A is obtained.
In order to prevent the ears M and the palm seal part G from appearing on the table in this way, the left and right folded pieces 7 of the top plate 6 are connected, and finally the left and right folded pieces 7 and the ear parts M are connected to each other. It may be folded back together and bonded at the bonding portion 4.
[0008]
FIG. 4 is an explanatory view of the opening / resealing of the easy-open bag in carton according to the present invention.
As shown in FIG. 4A, the easy-open bag in carton 30 according to the present invention has a vertically long shape, and the top plate 6 and the upper end of the opposing inner bag 20 can be simultaneously opened. it can.
The unsealing method is extremely easy. When the temporarily bonded knob 8 is raised and lifted upward, the top plate 6 has a width of the zipper J as shown in FIG. At the same time, the inner bag 20 is also torn and opened from the edge of the surplus piece 12 of the palm seal portion 11 to the width of the zipper J, and an opening P appears, from which the contents are taken out. be able to.
The contents filled in the easy-open bag in carton 30 according to the present invention may have any shape, but a bar-like snack product or the like is preferable.
The opened top plate 6 is returned to the original state again, and if the knob piece 8 is inserted as an insertion piece into the notch g on the upper side of the front plate 4, it is easily resealed.
The simultaneous opening of the outer box and the inner bag according to the above procedure is performed very speedily, and since it does not require force to tear the zipper 6 by means described later, it can be opened even for children, elderly people, and people with handicap. It is easy.
[0009]
FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view of the joint seal portion of the easy-open bag in carton according to the present invention.
The laminated film of the inner bag 20 is provided with a heat sealant layer as the innermost layer. For example, a laminated structure comprising a polyethylene layer 21, an aluminum layer 22, a polyethylene layer 21, and a uniaxially stretched polypropylene layer 23 is adopted in this order from the inside. .
As shown in FIG. 5A, the palm seal portion G of the inner bag 20 is sandwiched and bonded by the zipper J of the top plate 6 and the front flap 9 as described above. Accordingly, when the zipper J is lifted upward, tearing occurs from the scar 14 provided on the edge of the surplus piece 12, and when the surplus piece 12 is torn to the joint seal band 11 by the width of the zipper 6, usually, The tear resistance increases rapidly and the laminated film of the palm seal band 11 cannot be torn, only the top plate 6 is opened, and the inner bag 20 ends unopened.
However, in the case of the easy-open bag in carton 30 according to the present invention, the following means are provided in advance in order to weaken the tear resistance in the joint seal band 11 of the inner bag 20.
As shown in FIG. 5 (a), the first means is to provide a heat sealant layer or an anti-heat sealant layer in which the cohesive failure is easily caused by reducing the cohesive force between the opposing polyethylene layers 21 indicated by x. It is a method of providing separately. These layers can be partially coated at predetermined locations by a gravure coating method.
The second means is a method in which the opposing polyethylene layers 21 are firmly heat-bonded, and instead, a peeling layer is provided inside one of the polyethylene layers 21 at the position indicated by the wavy line in FIG. 5 (a). It is.
In this case, as shown in FIG. 5B, in the joint seal portion G, the lower polyethylene layer 21 is cut at the width of the zipper 6 at point A where the joint seal band 11 starts and point B where it ends. Then, it peels from the release layer and moves to the upper polyethylene layer 21 side. When passing through both points A and B, a discontinuous force is applied to cut the polyethylene layer. However, if the width of the zipper J is about 30 to 50 mm, the normal tensile strength is sufficient and the joint seal band is sufficient. 11 can be passed.
If this discontinuous force is weakened, it is only necessary to prevent the innermost polyethylene layer from being cut in a horizontal line at both points A and B, and for that purpose, peeling formed by a partial coating method. It is effective to form a layer pattern in a sawtooth shape in the lateral direction at both points A and B.
[0010]
The scar 14 used in the present invention is a band or line in which a large number of scratches that cannot be easily identified with the naked eye are gathered from one side of the film toward the other side or from the edge surface of the film toward the inside. It is provided in the shape. The size density of individual scars varies depending on the type, thickness, processing method, and the like of the film, and there are those that penetrate the film, those that have only shallow missing portions, and those that are locally stretched. In order to provide the scar 14 as described above at the contact portion of the inner bag 20 which becomes the edge of the surplus piece 12 as shown in FIG. 2, as proposed in Japanese Patent Publication No. 61-39228, winding is performed. What is necessary is just to make it cut in the middle of the strip | belt-shaped scar obtained by pressing the rotating grindstone containing the comparatively large abrasive grain which has a predetermined | prescribed width | variety in the direction crossing the flow direction of a pick-up laminated film.
[0011]
As described above, the laminated film used for the inner bag of the present invention may be composed of polyethylene layer 21 / aluminum foil 22 / polyethylene layer 21 / lateral uniaxially stretched polypropylene layer 23 in order from the inner surface, You may use what was comprised from the inner surface in order from the polyethylene layer 21 / aluminum foil 22 / adhesion layer / horizontal uniaxially-stretched polypropylene layer 23. FIG. In addition, the inner bag 20 can be composed of a laminated film in which at least a known barrier layer, stretched film layer, and the like are appropriately laminated.
[0012]
The outer box paperboard used in the present invention is preferably a normal coated ball, but other paperboards can also be used. The basis weight can be appropriately selected from 250 to 400 g / m ² according to the size and application of the outer box.
As the adhesive between the carton blank 10 and the inner bag 20, an adhesive mainly composed of a resin made of vinyl acetate / acrylic copolymer is preferably used.
[0013]
【The invention's effect】
According to the present invention, the top plate 6 is opened by the zipper J in the top plate 6 and the inner bag 20 is opened at the same time by simply lifting the knob 8 connected to the top plate of the vertical bag in carton. Therefore, opening is quick and easy, and re-sealing is performed by inserting the tab 8 into the upper side of the front plate 4 as an insertion piece, which is also easy.
In addition, once opened, it cannot be returned to its original state, so it can have a function of preventing mischief.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a developed view of the back side of a carton blank of an easy-open bag in carton according to the present invention. FIG. 2 is an explanatory view of an inner bag of an easy-open bag in carton according to the present invention. Fig. 4 is an explanatory view of molding of a carton. Fig. 4 is an explanatory view of opening / resealing an easy-open bag in carton according to the present invention. Fig. 5 is an enlarged cross-sectional view of a joint seal portion of an easy-open bag in carton according to the present invention. [Explanation of conventional flip-top bag-in carton]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Side plate 2 Back plate 3 Side plate 4 Front plate 5 Adhesive margin 6 Top plate 7 Left and right folding piece 8 Pick piece 9 Front flap 10 Carton blank of easily openable bag in carton according to the present invention 11 Joint seal band 12, 13 Extra end piece 14 Scars 20 Inner bag 21 of easy-open bag in carton according to the present invention Polyethylene layer 22 Aluminum layer 23 Uniaxially stretched film layer 30 Easy-open bag in carton 40 according to the present invention Conventional flip-top bag in carton a to f Folded line g , H Notch E Back seal part F Flap G Joint seal part J Zipper M Ear part P Opening mouth S1-S3 Partial adhesion part

Claims

A bag-in-carton formed by sealing a laminated film having a sealant layer on at least the innermost surface at a predetermined position on the back surface of the carton blank of the outer box made of paperboard, and sticking the folded inner bag There,
The outer box is composed of a vertically long rectangular columnar body composed of a front plate, a rear plate, and both side plates, a flat top and a bottom,
At the upper end of the inner bag, opposing laminated films are folded in a triangular shape below the both ends of the belt-shaped palm seal portion that is horizontally palm-sealed and sealed in the left-right direction, leaving an excess piece. And formed ears,
The top flap is connected to the upper side of the front plate via a fold line, the front flap is folded inward, the palm seal portion is tilted and bonded to the front flap, and the front side is placed on the palm seal portion. And a zipper provided with a predetermined width in the front-rear direction, and a top plate connected to the upper side of the rear plate via a folding line serving as a hinge is tilted and bonded. Further, the ear portion is folded and bonded on the both side plates, and the top plate and the upper portion of the inner bag can be opened at the same time by pinching the knob and tearing the zipper. Easy-to-open bag in carton.

2. The easily openable bag in carton according to claim 1, wherein the outer box is connected with folded pieces that can cover the ears via folding lines on the left and right sides of the top plate.

The easy-openability according to claim 1 or 2, wherein the laminated film of the inner bag is laminated with a uniaxially stretched film, and the stretching direction of the uniaxially stretched film and the tearing direction of the zipper substantially coincide with each other. Bag-in carton.

The easily openable bag in carton according to any one of claims 1 to 3, wherein the joint seal portion of the inner bag is provided with a scar on an edge of the surplus piece on the top plate side. .