JP4060262B2 - Wind regulator device - Google Patents
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Description
本発明は、自動車のウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータ装置に関する。 The present invention relates to a window regulator device for raising and lowering a window glass of an automobile.
図15のように、ドアパネル10内に設けたガイドレール11に沿ってスライダ12を昇降させることで、該スライダ12に支持されるウインドガラス13を昇降させるワイヤ式のウインドレギュレータ装置が知られている。図15の態様では、ガイドレール11の上下端部に設けたプーリー14、15に対して上ワイヤ16と下ワイヤ17が巻き掛けられ、各ワイヤはそれぞれ一端部と他端部がスライダ12と巻回ドラム18に接続している。巻回ドラム18はアクチュエータ19によって正逆に回転し、該回転により上ワイヤ16と下ワイヤ17が相対的に牽引及び繰り出しされ、その結果、ガイドレール11に沿ってスライダ12が移動してウインドガラス13が昇降される。もちろん、アクチュエータ19のような動力源によらずに手動で巻回ドラム18を回転操作するタイプも知られている。
As shown in FIG. 15, a wire type window regulator device is known in which a
図17は従来のスライダ12の一例を示している。ウインドガラス13を支持する金属製のベース板20上に、該スライダ12の進退方向に離間させて合成樹脂製の一対のガイドシュー21が設けられており、この一対のガイドシュー21をガイドレール11に摺動可能に係合させることによってスライダ12はガイドレール11の案内を受ける。ガイドシュー21とガイドレール11の係合部分には、ドアパネル10に対するガイドレール11の組付誤差等を考慮して若干のクリアランスが確保されており、単にガイドシュー21をガイドレール11に係合させただけではウインドガラス13の昇降時にチャタリング等の不具合が発生するおそれがある。特に、図16に示すように、ガイドレール11はドアパネル10やウインドガラス13の曲率に応じてその厚み方向(板厚方向)に湾曲されているので、当該湾曲方向へのスライダ12の振れが生じやすい。こうした振れを防ぐために、振れ止め用の弾性リップ22がスライダ12に設けられる。図17の例では、湾曲するガイドレール11に対してスライダ12を安定支持させるために、3つの弾性リップ22A、22B、22Cが設けられている。各弾性リップ22A、22B、22Cは合成樹脂製からなり可撓性を有する。このうち両側の弾性リップ22A、22Cは、ガイドレール11のうちベース板20に対向する表面側(図16の左側の側面)に当接し、中央の弾性リップ22Bはガイドレール11の裏面側(図16の右側の側面)に当接し、これら3つの弾性リップ22A、22B及び22Cによってガイドレール11を両側から挟持する。該挟持状態で各弾性リップ22は弾性変形され、この弾性変形性によりガイドシュー21とガイドレール11の間のクリアランスが吸収されてスライダ12がガタなく保持される。
FIG. 17 shows an example of a
図17のスライダ12のように一対のガイドシューの間に複数個の振れ止め部(弾性リップ)を設ける場合、従来のスライダでは、これら複数個の振れ止め部はそれぞれ一対のガイドシューとは独立した成形部として形成されていた。そのため一対のガイドシューの間隔(シューピッチ)が長く(大きく)なりがちであり、スライダを小型化することが難しかった。よって本発明は、ウインドレギュレータ装置において、スライダの動作の円滑性や安定性は確保しつつ小型化、軽量化を図ることを目的とする。
When a plurality of steady rests (elastic lips) are provided between a pair of guide shoes as in the
上記目的を達成するための本発明は、ウインドガラスを支持するベース板を備えたスライダと、該スライダを摺動可能に支持しウインドガラスの厚み方向に湾曲したガイドレールと、該スライダをガイドレールに沿って移動させてウインドガラスを昇降させる駆動機構とを有するウインドレギュレータ装置において、スライダのベース板上に該スライダの摺動方向に離間させて一対の合成樹脂成形部を設け、該一対の合成樹脂成形部のそれぞれに、ガイドレールに摺動可能に係合するガイドシューと、ガイドレールに弾接してガイドレールの湾曲方向にスライダを安定させる弾性変形可能な振れ止め部を一体に形成したことを特徴としている。 In order to achieve the above object, the present invention provides a slider having a base plate that supports a window glass, a guide rail that slidably supports the slider and is curved in the thickness direction of the window glass , and the slider is a guide rail. In the window regulator apparatus having a drive mechanism for moving the window glass up and down along with the slider, a pair of synthetic resin molding portions are provided on the base plate of the slider so as to be separated from each other in the sliding direction of the slider. A guide shoe that slidably engages with the guide rail and an elastically deformable steady rest that elastically contacts the guide rail and stabilizes the slider in the bending direction of the guide rail are integrally formed on each resin molded portion. It is characterized by.
一対の振れ止め部はそれぞれガイドレールの湾曲方向の表裏の一方の面に当接し、該一対の弾性振れ止め部の間にさらに、一対の合成樹脂成形部とは別に形成されガイドレールの湾曲方向の表裏の他方の面に弾接する中間振れ止め部を設けることが望ましい。 A pair of slide stop portion contacts the one surface of the front and back of the bending direction of the respective guide rails, the bending direction of the pair of elastic deflection further between retaining portion, and a pair of synthetic resin molded portion is formed separately from the guide rail It is desirable to provide an intermediate steady rest that elastically contacts the other surface of the front and back .
また、一対の合成樹脂成形部ではそれぞれ、振れ止め部よりもガイドシューの方がベース板の外縁部に近く位置することが好ましい。 In each of the pair of synthetic resin molded portions, it is preferable that the guide shoe is located closer to the outer edge portion of the base plate than the steady rest portion.
スライダのベース板は金属部材であることが好ましい。
The base plate of the slider is preferably a metal member.
以上の本発明によれば、振れ止め部によってスライダの動作の円滑性や安定性は確保しつつ、該振れ止め部とガイドシューを一体に形成することによってスライダの進退方向における小型化及び軽量化が達成される。
According to the present invention as described above, while the smoothness and stability of the operation of the slider are ensured by the steadying portion, the steadying portion and the guide shoe are integrally formed to reduce the size and weight of the slider in the forward and backward direction. Is achieved.
図1は、本発明を適用したウインドレギュレータ用のスライダ30を示している。図2と図3は該スライダ30の側面図、図3ないし図10は図1に示す断面線に沿うスライダ30の各部断面である。各断面図では、金属部分のみハッチングを記入している。このスライダ30が搭載されるウインドレギュレータ装置の全体的な構造は背景技術で説明したものと同様であり、詳細な説明は省略する(共通する部材に関しては背景技術と同じ符号を用いる)。すなわち、本実施形態のスライダ30は、図15のスライダ12に代えて搭載される。なお、スライダ30に関する以下の説明において、表面とは図1に表れている側の面を指し、裏面とはその反対側(紙面裏側)の面を指す。
FIG. 1 shows a
スライダ30は、金属製のベース板31上に、第1ないし第3の樹脂成形部(合成樹脂成形部)32、33及び34が形成されている。各樹脂成形部はインジェクション成形により形成される。第1樹脂成形部32と第2樹脂成形部33は、ガイドレール11に対するスライダ30の進退方向(図1の左右方向)へ離間して位置されており、第1樹脂成形部32と第2樹脂成形部33の間に第3樹脂成形部34が位置している。図1ないし図3から分かるように、第1樹脂成形部32はベース板31の一側部に設けられ、第2樹脂成形部33はベース板31の他側部に設けられている。
In the
第1樹脂成形部32には、ガイドシュー35と弾性リップ(振れ止め部)36が一体に成形されている。第1樹脂成形部32では、ガイドシュー35がベース部材31の外縁側に位置し、弾性リップ36が内側(第3の樹脂成形部34に近い側)に位置している。図2及び図4に示すように、ガイドシュー35は、ベース板31と略平行な第1爪部35aと、該第1爪部35aの内面側のレール保持凹部35bと、第1爪部35aの先端部に対向してレール保持凹部35bの開口形状を規定する第2爪部35cとを有している。このガイドシュー35にはガイドレール11が摺動可能に係合するが、その係合の態様は後述する。
In the first
ガイドシュー35に隣接する位置にはスライダ30の表裏を貫通する貫通孔37が形成され、弾性リップ36は、該貫通孔37を通してスライダ30の裏面側から表面側に向けて突出されている。より詳細には、図5に示すように、弾性リップ36は、ベース板31の裏面側に接続する基部36aから該スライダ30の表面側に向けて斜めに腕部36bが延出され、該腕部36bの先端部はベース板31に接近する方向へ折り返された円弧状の当接部36cとなっている。第1樹脂成形部32の一部として形成された弾性リップ36は可撓性を有しており、弾性変形によってスライダ30の表面側への突出量を変化させることができる。
A through
第1樹脂成形部32と同様に、第2樹脂成形部33にはガイドシュー38と弾性リップ(振れ止め部)39が一体に形成されている。図3、図8及び図9から分かるように、ガイドシュー38と弾性リップ39は、第3樹脂成形部34を挟んで、第1樹脂成形部32のガイドシュー35及び弾性リップ36と略対称な形状をなしている。すなわち、ガイドシュー38がベース部材31の外縁側、弾性リップ39が内側(第3の樹脂成形部34に近い側)に位置している。ガイドシュー38は、ベース板31と略平行な第1爪部38aと、該第1爪部38aの内面側のレール保持凹部38bと、第1爪部38aの先端部に対向してレール保持凹部38bの開口形状を規定する第2爪部38cとを有している。また、ガイドシュー38に隣接する位置にはスライダ30の表裏を貫通する貫通孔40が形成され、弾性リップ39は、スライダ30の裏面側に接続する基部39aから斜めに延出された腕部39bが貫通孔40を通してスライダ30の表面側に突出している。この腕部39bの突出端部にはベース板31に接近する方向へ折り返された円弧状の当接部39cが形成されている。弾性リップ39は可撓性を有しており、弾性変形によってスライダ30表面側への突出量を変化させることができる。
Similar to the first
第2樹脂成形部33にはさらに、ワイヤ支持部41と雨除樋部42が一体に成形されている。ワイヤ支持部41は、上ワイヤ16と下ワイヤ17の端部に接続するワイヤストッパ(不図示)が挿入されるストッパ収納空間41aと、該ストッパ収納空間41aに連通するスリット41bを有している。上ワイヤ16と下ワイヤ17はスリット41bを通してストッパ収納空間41a内に挿入されてワイヤストッパに固定される。上ワイヤ16と下ワイヤ17をそれぞれ牽引すると、ワイヤストッパを介してスライダ30に該牽引力が伝えられる。また、雨除樋部42はベース板31の裏面側に長片状に突設されており、雨を伝わらせて除去するためのものである。
The second
第3樹脂成形部34には弾性リップ(中間振れ止め部)43が形成されている。図6に示すように、弾性リップ43はスライダ30の表面側に位置する腕部43aを有し、該腕部43aの先端部に球形状断面の当接部43bが形成されている。腕部43aは、弾性リップ36の腕部36bや弾性リップ39の腕部39bとは逆に、先端部(当接部43b)に近づくにつれてベース板31に接近するように傾斜されている。弾性リップ43は可撓性を有し、ベース板31に対して接近及び離間する方向に当接部43bの位置を変位させることができる。
An elastic lip (intermediate steady rest part) 43 is formed in the third
ベース板31の板面と直交する方向における第1樹脂成形部32、第2樹脂成形部33及び第3樹脂成形部34の位置関係を図10に示す。第1樹脂成形部32のガイドシュー35(第1爪部35aとレール保持凹部35b)と第2樹脂成形部33のガイドシュー38(第1爪部38aとレール保持凹部38b)は、ベース板31からの突出量が略等しい。換言すれば、両側のレール保持凹部35bとレール保持凹部38bが、ベース板31の板面と平行な方向において同一線上に位置している。該レール保持凹部35b、38bの延長上の空間をレール挿通空間Sとした場合、ガイドシュー35と一体成形されている弾性リップ36と、ガイドシュー38と一体成形されている弾性リップ39はそれぞれ、該レール挿通空間S上に当接部36cと当接部39cを位置させている。弾性リップ36、39の自由状態では、当接部36cと当接部39cはそれぞれ該レール挿通空間Sのうちベース板31に近い位置(第1爪部35a、38aの延長上から遠い位置)にある。このときの当接部36cと当接部39cの最突出部分をそれぞれP1、P2とすると、P1とP2は略同一平面上に位置する。一方、弾性リップ43の自由状態では当接部43bもレール挿通空間S内に位置するが、該当接部43bは両側の当接部36c、39cよりもベース板31から離間して位置される。この当接部43bの最突出部分をP3とすると、該P3とP1及びP2の間にはベース板31の板面と直交する方向において所定の位相Dが存在するように設定されている。
FIG. 10 shows the positional relationship between the first
ウインドレギュレータの使用状態ではガイドシュー35、38のレール保持凹部35b、38bにガイドレール11のエッジ部11aが挿入される(図11、図12参照)。具体的な取り付け手順については後述するが、該挿入状態においてスライダ30は、ガイドシュー35、38によってガイドレール11の長手方向に摺動可能に支持され、かつ第1爪部35a、38aと第2爪部35b、38bによってガイドレール11からの脱落が防止される。このとき、レール保持凹部35b、38bはガイドレール11に対して遊嵌しているが、弾性リップ36、39及び43の三点で弾性的に支持する(挟み込む)ことによってガイドレール11に対してその湾曲方向(ウインドガラス13の厚み方向)への振れが防止される。すなわち、レール保持凹部35b、38bへ挿入した状態のガイドレール11はレール挿通空間S内に位置しており、同じくレール挿通空間S内に位置する当接部36c、39c及び43bがガイドレール11に押圧されて各弾性リップ36、39及び43が弾性変形し、その復元力でガイドレール11を挟み込んでスライダ30を安定させる。詳細には、図13に示すように、当接部36cと当接部39cはガイドレール11の湾曲方向の表裏の一方の面(ベース板31に対向する側の面)に当接しており、弾性リップ36と弾性リップ39はベース板31に接近する方向に押し込まれて弾性変形する。また、図14に示すように、当接部43bはガイドレール11の湾曲方向の表裏の他方の面(第1爪部35aと第1爪部38aに対向する側の面)に当接しており、弾性リップ43はベース板31から離間する方向に押し込まれて弾性変形する。このように、両端の弾性リップ36、39と中間の弾性リップ43は湾曲するガイドレール11をその湾曲(厚み)方向の両側から挟み込むので、これらの間にはガイドレール11(のエッジ部)の厚みに応じて前述の位相Dが確保されている。この弾性リップ相互の位置位相、あるいはベース板31からの各弾性リップの突出量などは、適切な保持力が得られるようにガイドレールの板厚や曲率に応じて任意に設定することができる。
When the window regulator is in use, the
ガイドレール11へのスライダ30の取り付け作業の詳細は次の通りである。図11ないし図14に示すように、ガイドレール11のエッジ部11aは、本体部11bに対して略直交する方向に折り曲げられ、中間部より先が再び本体部11bに沿う方向に曲げられているが、この先端部分はスライダ30のベース板31側に向けて凸型となるように湾曲されている。従来のガイドレールのエッジ部先端は、本体部と平行な平板状であることが多い。そして、ガイドシュー35、38におけるレール保持凹部35b、38bの断面形状は、ガイドレール11のエッジ部11aに対応して、ベース板31側に向けて凸型となるように湾曲されている。また、第1爪部35a、38aの先端も、その断面形状が凸型の弧状になっている。したがって、図11及び図12に破線で示すようにガイドレール11のエッジ部11aの端部(縁部)をレール保持凹部35b、38bの開口部(第1爪部35a、38aと第2爪部35c、38cの隙間)に沿わせた状態で、両側の第1爪部35a、38aを結ぶ直線を軸としてガイドレール11とスライダ30を相対回動させると、ガイドレール11のエッジ部11aが徐々にレール保持凹部35b、38b内へ進入していく。図11及び図12に実線で示す位置までエッジ部11aがレール保持凹部35b、38bに入り込むと、該エッジ部11aは、第1爪部35a、38aと第2爪部35c、38cによって同図中の上下方向への脱落が規制され、第1爪部35a(と該第1爪部35aに対向する樹脂成形部32、33の本体部)によって同図中の左右方向への脱落が規制される。このガイドシュー35、38へのガイドレール11の取り付け時には同時に、図13に示すように弾性リップ36、39の当接部36c、39cにエッジ部11aの一側面(ガイドレール11の凸面側)が当接して該弾性リップ36、39が弾性変形され、図14に示すように弾性リップ43の当接部43bにエッジ部11aの他側面(ガイドレール11の凹面側)が当接して該弾性リップ43が弾性変形され、前述した振れ止め状態となる。このように本実施形態では、スライダ30の進退方向と略平行な軸を中心とした回転操作によって該スライダ30をガイドレール11に取り付けることができる。従来のスライダは、ガイドレールの一端部からスライド方向に挿入させて取り付けるものが多く、作業時の制約が多かった。これに対し本実施形態の構造では、ガイドレール11に対して長手方向の任意の位置にスライダ30を装着可能なので、スライダ30の取り付けはガイドレール11に他の部品を組み付けた後でも簡単に行うことができ、作業性に優れている。
Details of the operation of attaching the
以上のように本実施形態では、両側の弾性リップ36、39及び中間の弾性リップ43の3箇所により、スライダ30を、湾曲したガイドレール11に対してその湾曲方向へ弾性的に保持するため、スライダ30のガタつきを抑えて確実かつ安定したウインド昇降動作を行わせることができる。そして、これら弾性振れ止め部のうち両側の弾性リップ36、39をそれぞれガイドシュー35、38と一体に形成したため、弾性振れ止め部(弾性リップ36、39)とスライドガイド部(ガイドシュー35、38)の間のスペースが省略され、シューピッチ(ガイドシュー35、38の間隔)を従来よりも小さくすることが可能となった。つまり、スライダ30の小型化を図ることができる。また、小型化に伴いベース板31の面積も小さくなり、スライダ30の軽量化が達成される。
As described above, in the present embodiment , the
なお、本実施形態では両側の弾性リップ36、39をガイドシュー35、38と一体に形成しているが、仮に両側の弾性リップ36、39をガイドシュー35、38ではなく中間の弾性リップ43と一体に形成してもスライダ30上の樹脂成形部は3箇所で済む。しかし、スライダ30を安定保持するためには3つの弾性リップに所定の間隔が必要であり、3つの弾性リップを一体に形成する態様ではスライダを小型化しにくい。例えば、弾性リップ36、39をガイドシュー35、38ではなく弾性リップ43と一体に形成しようとした場合、該弾性リップ36、39の位置は図1の図示位置よりもスライダ30の中央寄りにずれてしまい、ガイドレール11に対する有効支持長が減少してしまう。その結果、スライダ30の振れを有効に防ぎにくくなる。あるいは、3つの弾性リップを一体形成しつつ両側の弾性リップ36、39を図1に示す程度離間させようとすれば、ガイドシュー35、38の間隔が図1よりも広がってしまい、小型化の効果が損なわれる。これに対し本実施形態では、両側の弾性リップ36、39はガイドシュー35、38の直近の位置まで離間されているので、ガイドシュー35、38の間隔を広げることなく各弾性リップの間隔を十分に広く確保してスライダ30を安定保持することができる。
In this embodiment, the
以上、図示実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。本発明の要旨はスライダ進退方向両側の一対のガイドシューと振れ止め部とを一体に形成することにあり、その中間部の支持態様は、ガイドレールの曲率やスライダの形状等の条件に応じて適宜変更し得る。構成の簡略性と支持安定性の両立という観点からは、実施形態のように一つの弾性リップ43を中間部に設けることが好ましいが、中間の弾性リップを複数個設けることも可能であるし、弾性リップとは異なる形態の支持構造を用いることもできる。あるいは、必要十分な支持安定性が得られることを前提に、中間の弾性リップを省略することも可能である。例えば、図示実施形態の変形例として、中間の弾性リップ43を省略し、第1爪部35a、38aがガイドレール11の一側部に常時接触するように構成してもよい。これらいずれの態様でも、本発明を適用することによってスライダの安定性と小型化を両立させることができる。
As mentioned above, although this invention was demonstrated based on illustration embodiment, this invention is not limited to this embodiment. The gist of the present invention is to integrally form a pair of guide shoes and steady rests on both sides of the slider advance / retreat direction , and the support mode of the intermediate part depends on conditions such as the curvature of the guide rail and the shape of the slider. It can be changed as appropriate. From the viewpoint of compatibility between the simplicity of the configuration and the support stability, it is preferable to provide one
10 ドアパネル
11 ガイドレール
13 ウインドガラス
30 スライダ
31 ベース板
32 第1の樹脂成形部
33 第2の樹脂成形部
34 第3の樹脂成形部
35 38 ガイドシュー
35a 38a 第1爪部
35b 38b レール保持凹部
35c 38c 第2爪部
36 39 弾性リップ(振れ止め部)
36a 39a 基部
36b 38b 腕部
36c 39c 当接部
43 弾性リップ(中間振れ止め部)
43a 腕部
43b 当接部
DESCRIPTION OF
Claims (4)
上記スライダのベース板上に該スライダの摺動方向に離間させて一対の合成樹脂成形部を設け、該一対の合成樹脂成形部のそれぞれに、上記ガイドレールに摺動可能に係合するガイドシューと、上記ガイドレールに弾接してガイドレールの上記湾曲方向にスライダを安定させる弾性変形可能な振れ止め部を一体に形成したことを特徴とするウインドレギュレータ装置。 A slider provided with a base plate for supporting the window glass, a guide rail that supports the slider so as to be slidable and curved in the thickness direction of the window glass , and moves the slider along the guide rail to raise and lower the window glass. In a window regulator device having a drive mechanism,
A pair of synthetic resin molded portions are provided on the slider base plate so as to be separated from each other in the sliding direction of the slider, and a guide shoe is slidably engaged with the guide rail in each of the pair of synthetic resin molded portions. And an elastically deformable steady rest that elastically contacts the guide rail and stabilizes the slider in the bending direction of the guide rail .
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