JP4059160B2 - Eaves arrangement structure - Google Patents
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本発明は、軒樋の軒先への配設構造に関するものである。 The present invention relates to an arrangement structure for eaves eaves.
従来から軒先に沿って配設する軒樋は、一般に、断面略コ字状の角型軒樋や断面略U字状の丸型軒樋があり、建物外観を向上させるべく、建物外方に露出する軒樋の前面に化粧カバーを取り付けて装飾を施すようにしたことが知られている(たとえば、特許文献1参照)。この化粧カバーによると前方から見た建物外観には一定の向上効果が期待できる。しかしながら、軒樋が配設される軒先付近は前方から見られることよりも下方から見上げられることが多く、この角度からの軒樋の外観は、図9のように、構造的に下方に面する軒樋1の底面1aが露呈され、軒樋1と建物とが別体であって鼻板4の前方に軒樋1が突出して配置されていることがあたかも強調されたような外観となっている。つまり、構造的に軒樋1は軒先の外観の中で一体感がなくて目立つものであり、軒先の外観に見栄えの良い一体感を感じさせる外観を現出させることはできないものであった。殊に、本来的に目立つ軒樋1に経時的な色褪せなどの傷みが現れるようになると、傷んだ軒樋1が外観に現れてしまって軒先の外観を顕著に損ねることとなる。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、軒樋を配設した軒先における下方から見上げた外観に、一体感を現出できて、見栄えを良くできるような軒樋の配設構造を提供することを課題とするものである。 The present invention has been invented in view of the above-described conventional problems, and the eaves can provide a sense of unity and improve the appearance of the eaves looked up from below at the eaves where the eaves are disposed. It is an object of the present invention to provide an arrangement structure.
上記課題を解決するために本発明に係る軒樋の配設構造は、略垂直に立ち上がる板状の後壁2の下端から一枚板状の前壁3を斜め前上方に突設させることで後壁2と前壁3とのなす角θが鋭角になる断面レ字状に軒樋1を形成すると共に、軒樋1の前壁3の後壁2からの突出長さを後壁2の前壁3からの突出長さに比べて長く形成し、この軒樋1の後壁2を鼻板4の前面に沿わせて配置し、軒樋1の前壁3の上端が後壁2の上端よりも高い位置に位置すると共に、軒樋1の後壁2の下端部が鼻板4の下端よりも下方に位置されたことを特徴とする。これによると、軒先に配設した軒樋1は、鼻板4に近接した部分から斜め前上方に一枚板状の前壁3が突出しているのであり、この軒樋1が配設された軒先付近を下方から見上げた際には、軒樋1の後壁2はその下端のみ露出されて軒樋1の前壁3が鼻板4に連続するように見え、更には、斜め前下方に向いた軒樋1の前壁3が斜め前下方に向くタイプの鼻板4´の前面のようにも見えることから、軒樋1を配設した軒先における下方から見上げた外観に、一体感を現出できて見栄えを良くできるのである。
In order to solve the above-mentioned problems, the eaves bowl arrangement structure according to the present invention has a single plate-
また、軒樋1の前壁3の上下縁部に係止突起5を形成すると共に、化粧カバー6の上下端に係止爪7を形成し、軒樋1の係止突起5に化粧カバー6の係止爪7を係止させて軒樋1の前壁3の前面に化粧カバー6を被着したことも好ましい。これによると、軒先を下方から見上げたときには軒樋1は略前壁3のみが見えるようになっているが、この前壁3に化粧カバー6を被着したので、軒先の外観を更に向上させることができる。また、この化粧カバー6の軒樋1の前壁3への被着は軒樋1の係止突起5への化粧カバー6の係止爪7の係止によって施工性よく行うことができる。
Further, the
本発明は、叙述したように、後壁の下端から一枚板状の前壁を斜め前上方に突設すると共に、後壁と前壁とのなす角を鋭角にして軒樋を形成し、この軒樋の後壁の少なくとも下端を鼻板に近接させて配置したので、軒樋が配設された軒先付近を下方から見上げた際には、軒樋の後壁はその下端のみ露出されて軒樋の前壁が鼻板に連続するように見え、更には、斜め前下方に向いた軒樋の前壁が斜め前下方に向くタイプの鼻板の前面のようにも見えることから、鼻板にも似た軒樋は軒先の外観に違和感なく溶け込み、軒樋を配設した軒先における下方から見上げた外観に一体感を現出できて見栄えを良くできるのである。 As described above, the present invention projects a single plate-like front wall obliquely forward and upward from the lower end of the rear wall, and forms an eave ridge with an acute angle formed between the rear wall and the front wall, Since at least the lower end of the rear wall of the eaves is located close to the nose plate, when looking up from the lower side of the eaves where the eaves are installed, only the lower end of the eaves is exposed. The front wall of the eaves appears to be continuous with the nose, and the front wall of the eaves that faces diagonally forward and downward also looks like the front of a nose that faces diagonally forward and downward. The eaves resembling a board blends into the eaves's exterior without any sense of incongruity, and the appearance of the eaves where the eaves are installed looks up from the bottom, making it look good.
本例の軒樋1は、図2のように、略垂直に立ち上がる板状の後壁2の下端から斜め前上方に一枚板状の前壁3を突設させた断面レ字状の軒樋1である。詳しくは、後壁2及び前壁3は水平方向に伸びる長板状のものであり、後壁2の上縁には長さ方向に亙って後耳部8が形成されると共に、前壁3の上縁には長さ方向に亙って前耳部9が形成されている。後壁2と前壁3とのなす角θは鋭角になるように形成されている。前壁3が連結される後壁2の下端には長手方向に亙って下係止突起5aが垂直下方に突設されている。前壁3の上縁には長手方向に亙って上係止突起5bが設けられている。この上係止突起5bは前壁3の後壁2からの突出方向(すなわち前壁3の延長面方向)に向けて前壁3の上縁に突設されている。なお、上係止突起5bや下係止突起5aは、後述する化粧カバー6を係止させて化粧カバー6を前壁3の前面に被着させる役割を担っているのであるが、垂直下方に突設された下係止突起5aにあっては、軒樋1に化粧カバー6を装着しない場合に軒樋1の外面に付着した雨水を軒樋1から滴り落とす水切りの役割をも担っている。
As shown in FIG. 2, the
本例の軒先は、図3のように、垂木10に屋根下地11、屋根材12が防水シート及び軒先水切り13を介して積層され、軒天井材14及び垂木10の前面に垂直板状の鼻板4が水平方向に亙って取り付けられて構成されている。そして、この軒先には上記軒樋1が配設されるのであるが、これは軒樋吊り具15を介して行われる。軒樋吊り具15は、鼻板4の前面に固定する基部15aからアーム15bを前方に突設し、アーム15bの前端に前耳係合部16を設けると共にアーム15bと基部15aの境界部分に後耳係合部17を設けたものであり、軒先における鼻板4の前面に釘等の固定具を介して基部15aを固定し、前耳係合部16を軒樋1の前耳部9に係合させると共に後耳係合部17を軒樋1の後耳部8に係合させることで軒樋1を吊持し、鼻板4の前面に沿って軒樋1を配設している。詳しくは、軒先に配置された軒樋1は、その後壁2が鼻板4の前面に近接するように配置されると共に、後壁2の下端部が鼻板4の下端よりも下方に配置され、また、前壁3の上端が屋根材12よりも前方の位置で且つ屋根材12の略勾配線上の位置に配置されている。
As shown in FIG. 3, the eaves of this example have a
このような軒先への軒樋の配設構造は、鼻板4に近接した部分から斜め前上方に一枚板状の前壁3が突出しているのであり、軒先付近を下方から見上げた際には、図1のように、軒樋1の後壁2はその下端のみ露出されて軒樋1の前壁3が鼻板4に連続するように見え、更には、斜め前下方に向いた軒樋1の前壁3が斜め前下方に向く鼻板4´の前面(図8参照)のようにも見えることから、鼻板4にも似た軒樋1は軒先の外観に違和感なく溶け込むものであり、つまり、軒樋1を配設した軒先における下方から見上げた外観に一体感を現出できたものであり、軒樋1が目立ってしまう従来の軒先の外観に比べて各段にその見栄えも良くできたものである。
The arrangement structure of the eaves eaves to the eaves is such that a single plate-like
なお、本例の軒樋1を長さ方向に連続して接続するには、図4,5のように、軒樋1に外側(軒樋1の下方側)から被着する外嵌め式の軒樋継手18を用いて行われる。この軒樋継手18は、軒樋1同様に略レ字状の断面形状を有した屈曲帯状の部材であり、その内面が軒樋1の外面に隙間無く当接できるように軒樋1より一回り大きく形成されている。なお、軒樋継手18の前壁19の上端には軒樋1の上係止突起5bに引掛け係止させる前係止部21が形成されており、軒樋継手18の後壁20の上端には軒樋1の後耳部8に引掛け係止させる後係止部22が形成されている。そして、この軒樋継手18を用いて軒樋1を長さ方向に連続して接続するには、対向する一対の軒樋1の長さ方向の端面同士を突き合わせ、この一対の軒樋1の突き合わせ部分(継ぎ目)に合わせて外側から軒樋継手18を各軒樋1にわたすように配置し、前係止部21を軒樋1の上係止突起5bに引掛け係止させると共に後係止部22を軒樋1の後耳部8に引掛け係止させ、軒樋継手18を軒樋1の外面に被着させることで施工性よく行われる。なお、このときには軒樋継手18の内面は軒樋1の外面に隙間無く当接されて、接続した一対の軒樋1及び軒樋継手18の間に水密構造が形成され、接続した一対の軒樋1及び軒樋継手18の間から水漏れなど生じさせないようにされている。また、外側から軒樋1に嵌められた軒樋継手18は、接続した一対の軒樋1の継ぎ目を外側に現出させないように隠すものであるから外観の低下も防止されている。
In addition, in order to connect the
また、本例の軒樋1には、図6,7のように、適宜その前壁3の前面に化粧カバー6を被着させて、外観向上を図ってもよい。本例の化粧カバー6は、搬送や収納に便利なように通常はコイル状に巻き付けてあり、使用時に板状に延ばして使用される帯板状のアルミ材であり、軒先一面分に連続して被着させることを想定してその長さ寸法が10m以上に設定されたものを用いている。この左右に長い化粧カバー6の上下寸法は軒樋1の前壁3の上下寸法と略同じかそれ以上に形成されており、化粧カバー6の上下端には軒樋1の係止突起5に係止させる係止爪7が形成されている。詳しくは、化粧カバー6の下端縁には長さ方向に亙って下係止爪7aが形成されている。この下係止爪7aは、軒樋1の下係止突起5aに係止される部位であり、軒樋1に軒樋継手18が被着された場合には軒樋継手18における下係止突起5aを覆った部位に係止される部位である。また、化粧カバー6の上端縁には軒樋1の上係止突起5bに係止させる上係止爪7bが所定間隔をおいて複数形成されている。
In addition, as shown in FIGS. 6 and 7, the
この化粧カバー6を軒樋1に取付けるには、軒樋1の下係止突起5aに化粧カバー6の下係止爪7aを係止させ、軒樋1の上係止突起5bに化粧カバー6の複数の上係止爪7bを順に係止させていくことで、施工性よく行われる。なお、軒樋継手18が被着された部位では、化粧カバー6の下係止爪7aを軒樋継手18における下係止突起5aを覆った部位に係止させるようにして行われる。このようにして軒樋1に取付けた化粧カバー6は、軒樋継手18の前壁19の前面及び軒樋1の前壁3の前面に積層させるように被着される。そもそも本例の軒樋1は上述したように下方から見た軒先の外観に略前壁3の前面のみを現出させるものであるから、軒樋1の前壁3の前面に化粧カバー6が被着されると、下方から見た軒先の外観に略化粧カバー6だけが露出されるようになり、軒先の外観を更に向上させることができる。更に言うと、本例の化粧カバー6は軒樋継手18の前壁19の前面をも覆い隠すように軒樋1の前壁3の前面に被着されるから、軒樋継手18も外観に露出されることがなくて軒樋1の継ぎ目のない連続した外観を現出させることができ、この点でも軒先の外観の向上が更に図られているのである。
In order to attach the
1 軒樋
2 後壁
3 前壁
4 鼻板
5 係止突起
6 化粧カバー
7 係止爪
15 軒樋吊り具
18 軒樋継手
θ なす角
1
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