JP4058233B2

JP4058233B2 - Chair

Info

Publication number: JP4058233B2
Application number: JP2000365665A
Authority: JP
Inventors: 博一松本; 敦志福原
Original assignee: Itoki Corp
Current assignee: Itoki Corp
Priority date: 2000-11-30
Filing date: 2000-11-30
Publication date: 2008-03-05
Anticipated expiration: 2020-11-30
Also published as: JP2002165672A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネット状等のシートをフレームに固定して成る座を有する椅子に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
椅子の１タイプとして、座体及び背もたれを、表裏両側に開口したフレームと、フレームに固着（固定）したネットとで構成し、ネットによって人の身体の荷重を受けるタイプのものがある。
【０００３】
このタイプの椅子に関し、図１４で、ネット３０をフレーム３１に固定する従来技術の一例を示している。すなわち、この従来技術では、フレーム３１の外周面に環状溝３２を形成しておく一方、ネット３０の周縁を金属製心材（線材）３３に縫着しておき、心材３３を環状溝３２に強制嵌合している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
座体にしても背もたれにしても、人が着座したりもたれ掛かったりすると、シート３０にはフレーム３１から内側に引き離そうとする張力が作用する。特に、座体の場合は、シート３０に大きな内向きの張力が作用する。
【０００５】
このため、従来の構成では、シート３０のうちフレーム３１との接触箇所で破れ易いという問題があった。特に、椅子ではフレーム３１は一般に四角形に形成されているため、フレーム３１の４つのコーナー部には張力が集中的に作用しており、このため、、シート３０がフレーム３１のコーナー部で突き破られるような現象が生じており、問題であった。
【０００６】
なお、フレーム３１のうちシート３０と重なっている部分を円弧状の断面形状に形成すれば良いと考えられるが、このようなフレーム３１の断面形状の変更のみでは耐久性の向上には限度があり、特に、コーナー部での付き突き破れ現象を有効に解消するには至っていない。
【０００７】
本発明は、この問題を解決することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、座体が、着座した人の荷重を受けるシートと、前記シートに掛かった荷重を受けるフレームとを備えた構成になっており、前記フレームは合成樹脂製であって平面視略四角形で上下に開口している一方、前記シートはフレームに上方から重なっていてその外周部でフレームを外側から包み込んでおり、シートの外周部がフレームに固定されている、という椅子に関する。
【０００９】
そして、本願発明では、前記座体のうち少なくとも各コーナー部の箇所に、軟質材からなる緩衝材が、フレームとシートとの間に挟まれるようにして配置されており、前記シートの外周部が接着剤でフレームに固着されていてフレームには前記接着剤を充填する溝が形成されており、更に、前記フレームのうちシートと対向する上面は、内周方向に向けて斜め下向きに傾斜しつつ上向き凹状の断面形状になっている。
【００１０】
【００１１】
【００１２】
【００１３】
【００１４】
【発明の奏する効果】
本願発明では、シートに着座による荷重が作用した場合、緩衝材のクッション作用により、シートの外周部に急激な張力が作用することを抑制できる。このため、シートの耐久性を格段に向上することができる。
【００１５】
すなわち、椅子における四角形の座体では、前記したように、フレームのコーナー部でシートに強い張力が作用するが、本願発明ではコーナー部においてシートに強い衝撃がかかることを防止できるため、椅子の座体の耐久性を向上することができる。なお、フレームの全周に延びるように緩衝材を設けても良いことはいうまでもない。
【００１６】
【００１７】
実施形態のように、シートを溶着と接着剤とによってフレームに固定すると、固定強度を向上できる。また、接着剤は固まるまでに多少の時間がかかるため、先に溶着しておくことにより、接着剤による固定を確実化することができる。
【００１８】
更に本願発明では、座体を構成するフレームの上面は内周方向に向けて斜め下向きに傾斜しつつ上向き凹状になっているため、人の身体にフィットするようにシートを伸び変形させることができる利点がある。
【００１９】
【発明の実施形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【００２０】
(1).第１実施形態（図１〜図６）
図１〜図６では第１実施形態を示している。
【００２１】
図１は椅子の座体１と背もたれ２のみを表示した斜視図であり、両者とも、表裏に開口したフレーム３，３′と、このフレーム３，３′に表面から重なったネット状（或いはメッシュ状）のシート４，４′とを備えており、シート４，４′の周縁はフレーム３，３′に固着されている。
【００２２】
フレーム３，３′で囲われる部位は他の支持部材が存在しない空間になっており、従って、座体１では、着座した人の荷重は、一次的にはシート４に全て作用し、二次的にはフレーム３で全て支持される。
【００２３】
図２はシート４の構造の一例を示す図であり、この例では、ストリップ状（帯状）の平繊維５と糸状繊維６とを平織している。両繊維５，６は例えばポリエステルのような合成樹脂からなっており、交叉箇所で溶着されている。
【００２４】
なお、シート４として織物を使用する場合、繊維の形状及び織り方は必要に応じて自在に設定でき、例えば、平繊維５だけ又は糸状繊維６だけで織るというように、様々の繊維を使用できる。
【００２５】
更に、織り方は平織りには限らず、綾織や綾錦織り等の様々の織り方を採用できる。いうまでもないが、シート４は織物に限らず、強度等の条件を満たせば、合成樹脂シートなど様々のものを使用できる。
【００２６】
図３は座体１の一部破断平面図、図４は図３のIV−IV視断面図である。
【００２７】
フレーム３は平面視四角形で、且つ、各コーナー部３ａは平面視で円弧状に形成されている。また、フレーム３は、全体として丸みを帯びつつ偏平に潰したような断面形状であり、シート４への負担を軽減するため、上面３ｂは内周方向に向けて斜め下向きに傾斜しつつ上向き凹状になっている。
【００２８】
シート４の外周部４ａでフレーム３を外側から包み込んでおり、シート４の端縁４ｂをフレーム３の内周寄りの下面に溶着している（溶着箇所を符号７で示す）。また、フレーム３の下面には、全周にわたって延びる環状の溝８が形成されており、溝８には、フレーム３及びシート４に対して接着性を有すると共にある程度の弾性を有する接着剤９が充填されている。接着剤９はシール剤又はコーキング剤と言い換えても良い。
【００２９】
接着剤９の素材には限定はなく様々のものを使用できるが、例えば、反応型の変性形シリコーン−エポキシ樹脂や、ポリエステル系のホットメルト接着剤などを使用できる。シート４はネット状であるため、接着剤９はシート４の表裏に貫通した状態で溝８の内部に充満している。
【００３０】
フレーム３のうちコーナー部３ａの外面には凹所１０が切り欠き形成されており、この凹所１０に、ゴムや軟質合成樹脂等の軟質材からなる緩衝材１１を重ねている。緩衝材１１の外面は、フレーム４のうち凹所１０を除いた部位の外面と滑らかに連続している。
【００３１】
凹所１０には、その全長（一部でも良い）にわたってに延びる溝１２が形成されており、他方、緩衝材１１には、前記溝１２に嵌合する突起（突条）１３が形成されている。フレーム３に溝１２を形成して、緩衝材１１に突起を形成しても良い。
【００３２】
このように、フレーム３のコーナー部３ａの外周面に緩衝材１１が重なっているため、座体１のコーナー部でシート４に強く衝撃が掛かることが抑制される。その結果、シート４の耐久性を格段に向上できるのである。また、緩衝材１１は、その突起１３が溝１２に嵌合しているため、椅子を使用しているうちにずれることもない。
【００３３】
図５に示すように、フレーム３と緩衝材１１とは別々に製造しており、緩衝材１１を後付けしている。また、フレーム３の下面のうち環状溝８の内側には、高さの低い溶着用凸条１４を設けている。
【００３４】
そして、図６に示すように、素材のシート４をフレーム３に重ねてから、溶着用突条１４の箇所でまず溶着し、次いで、ディスペンサー等を使用して接着剤９を環状溝８に注入する。これによって、シート４はフレーム３に固定される。素材シートの余長部分はカットされる。
【００３５】
本実施形態では、コーナー部での突き破れ現象が多いことから、フレーム３のコーナー部３ａのみに緩衝材１１を設けたが、フレーム３の全周に緩衝材１１を設けても良いことは言うまでもない。なお、緩衝材１１はフレーム３にインサート成形法によって一体成形したり、接着剤で接着したりしても良い。
【００３６】
本実施形態のように、緩衝材１１を設けることに加えて、フレーム３を丸みを帯びた断面形状に形成すると、シート４への負担をいっそう軽減することができる。
【００３７】
(2).第１〜第２参考例（図７〜図８）
図７に示す第１参考例では、緩衝材１１でフレーム３を包み込むように巻いている。この例では、市販されているゴム板などを使用できる利点がある。図７の参考例では、シート４の先端縁は環状溝８の内面に溶着している。
【００３８】
図８に示す第２参考例では、フレーム３の下面に広幅の環状溝８を形成し、この環状溝８に嵌まる押さえ板（又は押さえフレーム）１５によってシート４をフレーム３に固定している。押さえ板１５はねじ（図示せず）でフレーム３に固定されている。
【００３９】
(3).第２実施形態（図９）
図９に示す第２実施形態では、フレーム３のコーナー部３ａのみに緩衝材１１を設けた場合において、緩衝材１１の外周面をフレーム３の直線部よりも若干外向きに突出させている。これは、緩衝材１１の厚さを厚くしてクッション作用を高めるためである。
【００４０】
(4). 第３参考例（図１０）
図１０に示す第３参考例では、フレーム３の直線部に緩衝材１１を設けて、コーナー部３ａには緩衝材を設けていない。この場合、コーナー部３ａの箇所でシート４をピンと張らずに多少の余裕を持たせることにより、コーナー部３ａでのシート４に対する突っ張り作用をなくしている。
【００４１】
(5).第３実施形態（図11）
図１１では第３実施形態を示している。（Ａ）は分離断面図、（Ｂ）は組み立てた状態での断面図である。
【００４２】
この実施形態では、フレーム３の外周には、環状の保護部材１６が嵌着している。保護部材１６は、ゴムやウレタン、オレフィン系エラストマー、発泡性塩化ビニル、発泡性ポリエチレンのような軟質の素材からなっており、その弾性に抗して広げてからフレーム３に嵌め込んでいる。
【００４３】
保護部材１６の内周面にはその全周にわたって蟻溝１６ａが形成されている一方、フレーム３の外周面には、蟻溝１６a に嵌まる突条３ｄを形成している。また、フレーム３の外面のうち突条３ｄの上方の部分は傾斜面になっており、この傾斜面の上端部に接着剤９を充填するための溝８を形成している。
【００４４】
接着剤９がフレーム３の上端部に位置しているため、シート４に対する引っ張り力によって接着剤９は圧縮作用を受ける。このため、この実施形態の場合は、接着剤９が緩衝材を兼用することになる。
【００４５】
シート４を張るに当たっては、まず、素材シートをフレーム３に重ねてから、傾斜面のうち溝８よりも外側の部位においてシート４の外周部４ａをフレーム３に溶着し、次いで、溝８に接着剤９を充填する。次いで、突条３ｄの上面を定規代わりにしてカッターで素材シートの余長部分をカットし、それから保護部材１６を嵌め込む。
【００４６】
この実施形態では、シート４の外周部４ａは保護部材１６で覆われているため、人がシート４を不用意にシート４を引き剥がすことを防止できる。また、フレーム４のうちシート４の外周部４ａが重なる部分が傾斜面になっているため、シート４との重なり面の面積を大きくすることができ、その結果、取付け強度を向上することができる。また、シート４の外周部４ａの折り曲げ角度が小さくてよいため、外周部４ａにしわができるのを抑制できる。
【００４７】
また、フレーム３の上面３ｂは、内周に向かって傾斜すると共に上向き凹状の断面形状になっており、このため、人の身体にフィットするようにシート４を変形させることができる。従って、座体１のフレームとして特に好ましい。
【００４８】
フレーム３を射出成形法によって製造する場合、図１１に一点鎖線で示すように、密着・離反自在な一対の金型１７，１８を使用して行う。この場合、突条３ｄの下端又は上端若しくは溝８の下端面を金型１７，１８の密着面とすることにより、成形後のパーティングラインを無くすことができる。
【００４９】
図１２に変形例として示すように、保護部材１６に、接着剤９を完全に覆う内向きフランジ部１６ｂを形成しても良い。このように構成すると、接着剤９の引き剥がしを防止できる。
【００５０】
また、接着剤９は外側に膨れた状態に盛り上がるため、図１２の変形例では、保護部材１６の内面に凹み１６ｃを形成している。このようにすると、保護部材１６が外向きに膨れて美感を悪化するのを防止できると共に、フランジ部１６ｂによって接着剤９を確実に隠すことができる。
【００５１】
【００５２】
(6).第４実施形態（図13）
図１３に示す第４実施形態では、第３実施形態と同様に、フレーム３には保護部材１６が外側から嵌着している。この例ではフレーム３は座受け体１９にねじ２０で固定されている。符号２１はナットである。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態に係る椅子の座体及び背もたれの斜視図である。
【図２】シートの一例を示す平面図である。
【図３】座体の一部破断平面図である。
【図４】図３のIV−IV視断面図である。
【図５】フレームと緩衝材との分離断面図である。
【図６】シートの取付け工程の途中を示す図である。
【図７】第１参考例の断面図である。
【図８】第２参考例の断面図である。
【図９】第２実施形態の部分平面図である。
【図10】第３参考例の部分平面図である。
【図11】第３実施形態を示す図である。
【図12】第３実施形態の変形例を示す図である。
【図13】第４実施形態を示す図である。
【図14】従来例の断面図である。
【符号の簡単な説明】
１椅子の座体
２椅子の背もたれ
３座体を構成するフレーム
３ａコーナー部
４座体を構成するシート
４ａシートの外周部
４ｂシートの端縁
７溶着箇所
８環状の溝
９接着剤
１０凹所
１１緩衝材
１２溝
１３突起[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a chair having a seat formed by fixing a sheet of such nets shape frame.
[0002]
[Prior art]
As one type of chair, there is a type in which a seat body and a backrest are configured by a frame that is open on both front and back sides and a net that is fixed (fixed) to the frame, and receives the load of a human body by the net.
[0003]
Relates to a chair of this type, in FIG. 14 shows an example of the prior art to secure the net 30 to the frame 31. That is, in this prior art, while the annular groove 32 is formed on the outer peripheral surface of the frame 31, the periphery of the net 30 is sewn to the metal core material (wire material) 33, and the core material 33 is forced into the annular groove 32. It is mated.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Regardless of whether it is a seat or a backrest, when a person sits down or leans back, a tension is applied to the seat 30 to pull it away from the frame 31. In particular, in the case of a seat body, a large inward tension acts on the seat 30.
[0005]
For this reason, in the conventional structure, there existed a problem that it was easy to tear at the contact location with the flame | frame 31 among the sheets 30. FIG. In particular, in a chair, since the frame 31 is generally formed in a quadrangular shape, tension is concentrated on the four corners of the frame 31, so that the seat 30 breaks through the corners of the frame 31. This is a problem.
[0006]
Note that it is considered that the portion of the frame 31 that overlaps the seat 30 may be formed into an arc-shaped cross-sectional shape, but there is a limit to improving the durability only by such a change in the cross-sectional shape of the frame 31 . In particular, it has not been possible to effectively eliminate the break-through phenomenon at the corner.
[0007]
The present invention aims to solve this problem.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, the seat body is configured to include a seat that receives a load of a seated person and a frame that receives the load applied to the seat, and the frame is made of a synthetic resin and is substantially rectangular in plan view. In the chair, the seat overlaps the frame from above and wraps the frame from the outside at the outer periphery thereof, and the outer periphery of the seat is fixed to the frame.
[0009]
In the present invention, a cushioning material made of a soft material is disposed so as to be sandwiched between the frame and the seat at least at each corner portion of the seat, and the outer peripheral portion of the seat is A groove that is fixed to the frame with an adhesive and that fills the adhesive is formed in the frame, and an upper surface of the frame that faces the sheet is inclined obliquely downward toward the inner circumferential direction. It has an upward concave cross-sectional shape.
[0010]
[0011]
[0012]
[0013]
[0014]
[Effects of the invention]
In this invention, when the load by seating acts on a sheet | seat , it can suppress that a rapid tension | tensile_strength acts on the outer peripheral part of a sheet | seat by the cushioning effect | action of a shock absorbing material. For this reason, durability of a sheet | seat can be improved significantly.
[0015]
That is, in the rectangular seat body in the chair , as described above, a strong tension acts on the seat at the corner portion of the frame, but in the present invention, it is possible to prevent a strong impact from being applied to the seat in the corner portion. The durability of the body can be improved. Incidentally, it is needless to say that may be provided a cushioning material extending building so the entire circumference of the frame.
[0016]
[0017]
When the sheet is fixed to the frame by welding and an adhesive as in the embodiment , the fixing strength can be improved. Moreover, since it takes some time for the adhesive to harden, fixing with the adhesive can be ensured by welding first.
[0018]
Further, in the present invention, since the upper surface of the frame constituting the seat body is concave upward while being inclined obliquely downward toward the inner peripheral direction , the seat can be extended and deformed to fit the human body. There are advantages.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0020]
(1). First embodiment (FIGS. 1 to 6)
1 to 6 show a first embodiment.
[0021]
FIG. 1 is a perspective view showing only a seat body 1 and a backrest 2 of a chair, both of which are frames 3 and 3 ' opened on the front and back, and a net-like (or mesh) overlapping the frames 3 and 3' from the surface. Sheet 4 , 4 ′, and the peripheral edges of the sheets 4 , 4 ′ are fixed to the frames 3 , 3 ′ .
[0022]
The portion surrounded by the frames 3 and 3 ' is a space where no other support member exists. Therefore, in the seat body 1, all the loads of the seated person are primarily applied to the seat 4, and the secondary Specifically, it is all supported by the frame 3.
[0023]
FIG. 2 is a view showing an example of the structure of the sheet 4. In this example, the strip-like (band-like) flat fibers 5 and the thread-like fibers 6 are plain-woven. Both the fibers 5 and 6 are made of a synthetic resin such as polyester, and are welded at the intersections.
[0024]
In addition, when using a woven fabric as the sheet 4, the shape and weaving method of the fibers can be freely set as necessary. For example, various fibers can be used such as weaving with only the flat fibers 5 or only the filamentous fibers 6. .
[0025]
Furthermore, the weaving method is not limited to plain weaving, and various weaving methods such as twill weave and twill brocade can be adopted. Needless to say, the sheet 4 is not limited to a woven fabric, and various sheets such as a synthetic resin sheet can be used as long as conditions such as strength are satisfied.
[0026]
Figure 3 is a partially cutaway plan view of the seat support 1, FIG. 4 is a IV-IV cross-sectional view of FIG.
[0027]
The frame 3 has a square shape in plan view, and each corner portion 3a is formed in an arc shape in plan view. In addition, the frame 3 has a round cross-sectional shape that is rounded and flattened as a whole, and the upper surface 3b is inclined upward and obliquely downward toward the inner peripheral direction in order to reduce the burden on the seat 4. It has become.
[0028]
The frame 3 is wrapped from the outside by the outer peripheral portion 4 a of the sheet 4, and the edge 4 b of the sheet 4 is welded to the lower surface near the inner periphery of the frame 3 (the welding location is indicated by reference numeral 7). Further, an annular groove 8 extending over the entire circumference is formed on the lower surface of the frame 3, and an adhesive 9 having adhesiveness to the frame 3 and the sheet 4 and having a certain degree of elasticity is formed in the groove 8. Filled. The adhesive 9 may be rephrased as a sealing agent or a caulking agent .
[0029]
The material of the adhesive 9 is not limited, and various materials can be used. For example, a reactive modified silicone-epoxy resin, a polyester hot melt adhesive, or the like can be used. Since the sheet 4 has a net shape, the adhesive 9 fills the inside of the groove 8 while penetrating the front and back of the sheet 4.
[0030]
A recess 10 is cut out in the outer surface of the corner portion 3a of the frame 3, and a cushioning material 11 made of a soft material such as rubber or soft synthetic resin is overlaid on the recess 10. The outer surface of the cushioning material 11 is smoothly continuous with the outer surface of the portion of the frame 4 excluding the recess 10.
[0031]
The recess 10 is formed with a groove 12 extending over the entire length (or part thereof), while the cushioning material 11 is formed with a protrusion (projection) 13 that fits into the groove 12. Yes. A groove 12 may be formed in the frame 3 and a protrusion may be formed in the buffer material 11.
[0032]
As described above, since the cushioning material 11 overlaps the outer peripheral surface of the corner portion 3 a of the frame 3, it is possible to suppress a strong impact on the seat 4 at the corner portion of the seat body 1. As a result, the durability of the sheet 4 can be significantly improved. Moreover, since the protrusion 13 is fitting the groove | channel 12 in the buffer material 11, it does not slip | deviate while using a chair.
[0033]
As shown in FIG. 5, the frame 3 and the cushioning material 11 are manufactured separately, and the cushioning material 11 is retrofitted. Further, a welding protrusion 14 having a low height is provided inside the annular groove 8 on the lower surface of the frame 3.
[0034]
Then, as shown in FIG. 6, after the material sheet 4 is stacked on the frame 3, it is first welded at the location of the welding protrusion 14, and then the adhesive 9 is injected into the annular groove 8 using a dispenser or the like. To do. As a result, the seat 4 is fixed to the frame 3. The extra length of the material sheet is cut.
[0035]
In this embodiment, since there are many breakthrough phenomena at the corner portion, the cushioning material 11 is provided only at the corner portion 3a of the frame 3, but it goes without saying that the cushioning material 11 may be provided on the entire circumference of the frame 3. Yes. The buffer material 11 may be integrally formed with the frame 3 by an insert molding method or may be bonded with an adhesive.
[0036]
In addition to providing the cushioning material 11 as in this embodiment, if the frame 3 is formed in a rounded cross-sectional shape, the burden on the seat 4 can be further reduced.
[0037]
(2). First to second reference examples (FIGS. 7 to 8)
In the first reference example shown in FIG. 7, the frame 3 is wrapped with the cushioning material 11. In this example, there is an advantage that a commercially available rubber plate or the like can be used. In the reference example of FIG. 7, the leading edge of the sheet 4 is welded to the inner surface of the annular groove 8.
[0038]
In the second reference example shown in FIG. 8, a wide annular groove 8 is formed on the lower surface of the frame 3, and the sheet 4 is fixed to the frame 3 by a pressing plate (or pressing frame) 15 that fits in the annular groove 8. . The holding plate 15 is fixed to the frame 3 with screws (not shown).
[0039]
(3). The second implementation embodiment (FIG. 9)
In the second embodiment shown in FIG. 9, when the cushioning material 11 is provided only at the corner portion 3 a of the frame 3, the outer peripheral surface of the cushioning material 11 protrudes slightly outward from the linear portion of the frame 3. This is to increase the cushioning effect by increasing the thickness of the cushioning material 11.
[0040]
(4) Third reference example (Fig. 10)
In the third reference example shown in FIG. 10, the cushioning material 11 is provided in the linear portion of the frame 3, and the cushioning material is not provided in the corner portion 3 a. In this case, the sheet 4 is not stretched at the corner portion 3a, and a slight margin is provided to eliminate the tensioning action on the sheet 4 at the corner portion 3a.
[0041]
(5). Third embodiment (FIG. 11)
FIG. 11 shows a third embodiment. (A) is separated cross-sectional view, (B) is a sectional view of a state in which the assembly.
[0042]
In this embodiment, an annular protective member 16 is fitted on the outer periphery of the frame 3. The protective member 16 is made of a soft material such as rubber, urethane, olefin-based elastomer, expandable vinyl chloride, or expandable polyethylene, and is fitted into the frame 3 after expanding against its elasticity.
[0043]
On the inner peripheral surface of the protection member 16, dovetail grooves 16 a are formed over the entire circumference, while on the outer peripheral surface of the frame 3, protrusions 3 d that fit into the dovetail grooves 16 a are formed. Further, a portion of the outer surface of the frame 3 above the protrusion 3d is an inclined surface, and a groove 8 for filling the adhesive 9 is formed at the upper end portion of the inclined surface.
[0044]
Since the adhesive 9 is positioned at the upper end portion of the frame 3, the adhesive 9 is subjected to a compressing action by the pulling force on the sheet 4. For this reason, in this embodiment, the adhesive 9 also serves as a buffer material.
[0045]
When the sheet 4 is stretched, first, the material sheet is overlaid on the frame 3, and the outer peripheral portion 4 a of the sheet 4 is welded to the frame 3 at a portion of the inclined surface outside the groove 8, and then adhered to the groove 8. Agent 9 is filled. Next, the upper length of the protrusion 3d is used as a ruler, and the extra length portion of the material sheet is cut with a cutter, and then the protective member 16 is fitted.
[0046]
In this embodiment, since the outer peripheral portion 4a of the sheet 4 is covered with the protective member 16, a person can be prevented from inadvertently peeling the sheet 4 off. Moreover, since the part which the outer peripheral part 4a of the sheet | seat 4 overlaps among the frames 4 is an inclined surface, the area of the overlapping surface with the sheet | seat 4 can be enlarged, As a result, attachment strength can be improved. . Moreover, since the bending angle of the outer peripheral part 4a of the sheet | seat 4 may be small, it can suppress that an outer peripheral part 4a is wrinkled.
[0047]
In addition, the upper surface 3b of the frame 3 is inclined toward the inner periphery and has an upwardly concave cross-sectional shape. Therefore, the seat 4 can be deformed to fit a human body. Therefore, it is particularly preferable as the frame of the seat body 1.
[0048]
When the frame 3 is manufactured by an injection molding method, as shown by a one-dot chain line in FIG. 11, a pair of molds 17 and 18 that can be in close contact with and separated from each other are used. In this case, the parting line after molding can be eliminated by using the lower end or upper end of the protrusion 3d or the lower end surface of the groove 8 as the contact surface of the dies 17 and 18.
[0049]
As shown as a modified example in FIG. 12, an inward flange portion 16 b that completely covers the adhesive 9 may be formed on the protection member 16. If comprised in this way, peeling of the adhesive agent 9 can be prevented.
[0050]
Further, the adhesive 9 for swell in a state swollen outwardly, in the modification of FIG. 12, to form a recess 16c on the inner surface of the protection member 16. If it does in this way, while it can prevent that the protection member 16 swells outward and deteriorates aesthetics, the adhesive agent 9 can be reliably hidden by the flange part 16b.
[0051]
[0052]
(6). Fourth embodiment (FIG. 13)
In the fourth embodiment shown in FIG. 13, as in the third embodiment, a protective member 16 is fitted to the frame 3 from the outside. In this example, the frame 3 is fixed to the seat support 19 with screws 20. Reference numeral 21 denotes a nut.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a seat body and a backrest of a chair according to a first embodiment.
FIG. 2 is a plan view showing an example of a sheet.
FIG. 3 is a partially broken plan view of a seat body.
4 is a cross-sectional view taken along the line IV-IV in FIG. 3;
FIG. 5 is a separated sectional view of a frame and a cushioning material.
6 is a view to view the course of the mounting process of the sheet.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a first reference example .
FIG. 8 is a cross-sectional view of a second reference example .
FIG. 9 is a partial plan view of the second embodiment.
FIG. 10 is a partial plan view of a third reference example .
FIG. 11 is a diagram illustrating a third embodiment .
FIG. 12 is a diagram illustrating a modification of the third embodiment.
FIG. 13 is a diagram illustrating a fourth embodiment.
FIG. 14 is a cross-sectional view of a conventional example.
[Brief description of symbols]
Edge 7 bonded portion of the outer peripheral portion 4b Sheet 4a sheet constituting the frame 3a corners 4 seat body constituting the backrest 3 seat body 1 chair seat body 2 chairs
8 Annular groove
9 Adhesive 10 Recess 11 Buffer material 12 Groove 13 Projection

Claims

The seat is configured to include a seat that receives a load of a seated person and a frame that receives the load applied to the seat, and the frame is made of a synthetic resin and has a substantially rectangular shape in plan view and opens up and down. On the other hand, the seat is a chair that overlaps the frame from above and wraps the frame from the outside at the outer periphery thereof, and the outer periphery of the seat is fixed to the frame,
A cushioning material made of a soft material is disposed so as to be sandwiched between the frame and the seat at least at each corner portion of the seat body,
The outer peripheral part of the sheet is fixed to the frame with an adhesive, and a groove for filling the adhesive is formed in the frame,
Furthermore, the upper surface of the frame that faces the seat has an upward concave cross-sectional shape that is inclined obliquely downward toward the inner circumferential direction.
Chair.