JP4057122B2 - ディジタル光通信信号の変調方法、光通信方法、及び光送信装置 - Google Patents

ディジタル光通信信号の変調方法、光通信方法、及び光送信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
赤外線通信機能を有する家電機器、情報機器等に用いられるディジタル光通信用信号の変調方法及びそれを用いた変復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に光通信では、通信したいデータに応じて副搬送波の振幅、位相、周波数のいずれかを変化させ送出する方式が用いられることが多いが、このような方式を、副搬送波を利用しない方式(ベースバンド変調方式)と対比して、キャリアバンド変調方式と呼ぶ。ここで副搬送波とは、ある周期で光をオンオフさせることにより疑似的に作られる搬送波を指す。副搬送波は単純にオンオフする光の矩形波で代用される場合が多い。
【0003】
キャリアバンド変調方式中で最も単純であるのが振幅を変化させる方式で、これをASK(振幅シフトキーイング)方式と呼ぶ。ASKの中でも最も簡単な方式は、一定の振幅と振幅ゼロの2種類の振幅を用いる場合であり、これを特にOOK(オンオフキーイング)と呼ぶ。また、RZ変調方式、PPM変調方式、マンチェスタ変調方式等のベースバンド変調方式の出力信号に副搬送波を掛け合わせて送出する変調方式を考えることもでき、これらも広い意味でASK変調方式である。これらの変調波形を図33に示す。副搬送波の位相あるいは周波数を変化させる変調方式をそれぞれPSK(位相シフトキーイング)方式、FSK(周波数シフトキーイング)方式と呼ぶ(PSK、FSK変調波形を図34に示す。)。
【0004】
(従来のキャリアバンド変調方式のスペクトル)
キャリアバンド変調方式のスペクトルは、副搬送波周波数を中心とする周波数帯域にメインローブを持つ。FSK方式のように複数の副搬送波周波数を用いる方式は各々の副搬送波周波数を中心とする周波数帯域に複数のメインローブを持つ。キャリアバンド変調方式のメインローブの片側帯域幅は通常はその変調方式で使用する最小の「副搬送波無変化時間」の逆数となる。
【0005】
(従来のキャリアバンド変調方式の、特にASK変調方式のスペクトル)
特にベースバンド変調方式に副搬送波を掛け合わせたASK変調方式のスペクトルは、副搬送波を中心とする周波数帯域に元のベースバンド変調方式のスペクトルをシフトしたものとなる。ただしこの際に、ベースバンド変調方式のスペクトルが全て高周波帯域にシフトする訳ではなく、ある程度のベースバンド変調方式のスペクトルは低周波帯域にそのまま不要輻射として残ることになる。NRZ変調変調方式に副搬送波を掛け合わせたASK変調方式のスペクトルを図35に示す。
【0006】
(従来のキャリアバンド変調方式の、特にPSK/FSK変調方式のスペクトル)
一方、PSK方式やFSK方式ではASK方式と異なり低周波帯域にスペクトルは出現しない。しかしこれらの方式はASK方式と比べると一般に消費電力が大きくなり、かつ受信回路構成も複雑になるため、光通信界においてはASK方式かベースバンド方式が好んで用いられる。
【0007】
以上の説明から判る通り、ベースバンド通信方式及びASK通信方式においては一般に低周波領域にビットレート以上の帯域幅のメインローブを持つスペクトルが出現することになる。したがって複数の通信方式が混在する場合にはこれらの相互干渉が問題であった。
【0008】
例えばテレビなどのリモコンは40KHz付近の副搬送波を用いて1Kbps程度のビットレートのASK通信方式を採用しており、そのスペクトルは40KHz付近を中心に片側2KHz程度のメインローブを持っている。ここで新しく別の方式で75Kbps程度の通信を行いたい場合を考えると、ベースバンド変調方式を採用してもASK通信方式を採用しても、0Hz〜75KHz程度までの全低周波帯域に信号スペクトルが出現することになり、リモコンの光通信を妨害することになる。それゆえ、従来のベースバンド変調方式あるいはASK変調方式では、75Kbpsの通信を行いながら40KHzにおけるリモコンとの干渉を取り除くことは困難であった。
【0009】
(従来のIrBUS方式のスペクトル)
この問題を解決するために、例えば、従来のベースバンド方式に変わる符号化方式として、現在米国赤外線通信標準化団体IrDAで標準化が進められているIrBUS方式では、16PSM符号化方式を提案している。この符号化方式は4ビットのデータを8個のスロットをもつ16個のシンボルに割り当てる。
【0010】
【表1】
Figure 0004057122
【0011】
IrBUS方式では、この16PSMベースバンド信号に1.5MHz副搬送波を掛け合わせることにより、家電用リモコンが通常使用する副搬送波のピーク電力スペクトル帯域である36KHz〜40KHzの間に電力スペクトルの谷間をつくり、相互干渉を軽減する方式である(図19、20、21)。これにより、従来のベースバンド方式やASK方式を使う場合よりも、相互干渉を1/2程度に押さえることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
(課題1)
IrBUS方式の光信号波形を構成する成分とそれら成分によって発生する電力スペクトルについて考察する。
【0013】
電波の搬送波は0を中心とし正負の方向に出力される交流成分である。しかし、光信号の場合は、電波の場合と異なり、光のオンオフで擬似的に搬送波を生成する(副搬送波)ために、正の方向にしか出力されない。
【0014】
このような振幅Aの副搬送波は、振幅A/2の直流と、振幅A/2の正弦波(もしくは矩形波)を合成したものと見ることができる。ここで前者を本副搬送波の直流成分、後者を副搬送波成分と定義する。
【0015】
キャリアバンド変調された光信号は、その変調方式で定義されるシンボル単位で直流成分と副搬送波成分に分割することができる。ここで、光信号全体に含まれる各副搬送波シンボルの副搬送波成分を時系列順につなぎあわせた波形を、前記光信号の副搬送波成分と定義する。同様に、光信号全体に含まれる各副搬送波シンボルの直流成分を時系列順につなぎあわせた波形を、前記光信号のベースバンド成分と定義する。
【0016】
特に、各副搬送波シンボルの直流成分のバイアスレベルがすべて等しいとき、光信号のベースバンド成分は直流レベルが一定あると表現する。
【0017】
IrBUS方式の波形を上記成分に解析すると、図19に示すように、1.5MHz副搬送波成分とベースバンド成分に分解される。
【0018】
前記1.5MHz副搬送波成分と前記ベースバンド成分によって発生する電力スペクトルを図21に示す。
【0019】
(c)ベースバンド成分は副搬送波を掛け合わせる前の16PSM符号化方式のベースバンド信号であり、上述したように、この信号成分のスペクトルが低周波帯に残る不要輻射となる。
【0020】
16PSM符号化方式の場合、リモコンで使用する中心周波数帯域に対する不要輻射を押さえられているが、リモコン受光機の感度は非常に高く、中心周波数から離れた周波数に対してもある程度の感度を有するため、16PSM方式を用いてもリモコンとの相互干渉の問題を完全に解決できない。
【0021】
IrBUS方式はASK変調方式の一種であり、この問題は、従来のASK変調信号を使用している限り発生する。
【0022】
(課題2)
常に副搬送波を送出しつづけるFSK変調方式やPSK変調方式では、ベースバンド成分の直流レベルが一定であるため上記の問題は発生しない。 しかし、実際の光通信では、データをあらかじめ決められたデータ量に分割しパケット化して通信を行う。例えばIrBUS方式においては、13.8ms周期内で複数個のパケット通信が行われる。
【0023】
図29は、1.5MHz副搬送波と1MHz副搬送波を用いたFSK変調方式のパケットを、IrBUS方式と同様に13.8ms周期で2つのパケットを送信するパケット通信を行なったときの波形である。パケット送信時の波形を解析すると、(c)1.5MHz/1MHz副搬送波成分と(d)ベースバンド成分、(e)パケットが送信されるパターンに分解できる。ここでは、特に、(d)ベースバンド成分に(e)パケット送信パターンを掛け合わせた結果発生するベースバンド成分に注目し、これをパケット送信ベースバンド成分と呼ぶことにする。
【0024】
パケット送信ベースバンド成分の電力スペクトルは、連続出力時のFSK信号のように、DC部のみに集中せず低周波領域にすそのをもち、このサブローブがリモコンのメインローブと相互干渉し、通信効率を大幅に悪化させる。このサブローブはパケット通信時の送信パターンに依存しているため、どのような変調方式を用いても、パケット通信を行う限り必ず発生する。
【0025】
【課題を解決するための手段】
本発明(請求項1)に係るディジタル光通信信号の変調方法は、ASK変調方式で変調を行うディジタル光通信信号の変調方法において、副搬送波光信号が出力されていない箇所に、副搬送波の主信号の振幅の半分の振幅でDCバイアスをかけてなることによって上記課題を解決する。
【0032】
本発明(請求項)に係る光通信方法は、請求項1の方法で変調されたディジタル光通信信号を用いて、パケットを構成し、光通信を行う際、前記パケットの前部に、そのベースバンド成分が0からVまで緩やかに変動する冗長信号をもち、及び/又は、前記パケットの後部に、そのベースバンド成分がVから0まで緩やかに変動する冗長信号を持つことによって上記課題を解決する。
本発明(請求項)に係る光通信方法は、請求項に記載の光通信方法において、前記Vは、副搬送波の主信号の振幅の半分の振幅であることによって上記課題を解決する。
本発明(請求項)に係る光通信方法は、請求項1の方法で変調されたディジタル光通信信号を用いて、パケットを構成し、光通信を行う際、前記パケットの前部に、立ち上がり時間が最小データビット時間以上の時間である直流光を付加発光させる冗長信号をもち、及び/又は、前記パケットの後部に、立ち下がり時間が最小データビット時間以上の時間である直流光を付加発光させる冗長信号を持つことによって上記課題を解決する。
本発明(請求項)に係る光通信装置は、請求項に記載の光通信方法を用いて光パケットを送信する光送信装置において、パケット前部、及び/又は、パケット後部に冗長信号を持つパケットを生成する通信制御回路部と、該通信制御回路部によって生成されたパケットを電気信号から光信号に変換する光素子駆動回路と、前記通信制御回路部によって制御され、光素子の光振幅レベルを操作するための光振幅レベル決定回路と、を備えたE/O変換回路と、を、少なくとも備えてなることによって上記課題を解決する。
本発明(請求項)に係る光通信装置は、請求項に記載の光送信装置において、前記パケット前部、及び/又は、パケット後部の冗長信号は、DCバイアス信号又はFSKバイアス信号が用いられてなることによって上記課題を解決する。
本発明(請求項)に係る光通信装置は、請求項5または6に記載の光送信装置において、前記パケット前部、及び/又は、パケット後部の冗長信号は、データ復調処理の際、無視される信号パターンシンボルを用いてなることによって上記課題を解決する。
【0033】
請求項6、7において、変調方式をFSK変調方式、又はPSK変調方式にすることが好ましい。また、更に変調方式をDCバイアスされたASK変調方式、又はFSKバイアスされたASK変調方式とすることが更に好ましい。このように構成することによって、既存のPSK、FSK変調方式パケット通信システムにおいて、受信機を従来のものを使用しながら、なおかつリモコンとの相互干渉を軽減できる。特に、変調方式をFSKバイアスされたASK変調方式とすることにより、最も簡単な回路構成で本発明を実現できる。
【0034】
【発明の実施の形態】
(DCバイアスASK変調方式の実施の形態)
ASK変調方式で変調を行う光通信方法において、副搬送波光信号が出力されていない箇所に、副搬送波の主信号の振幅の半分の振幅の直流成分を送出する方法をDCバイアスと呼ぶことにする。
【0035】
DCバイアスされたASK信号は、図25に示す光送信装置で生成できる。
【0036】
DCバイアスASK用LED駆動回路(201)は2つのLED駆動回路で構成される。一つは従来のIrBUS電気信号(501)を光変換するために使用され、もう一つはDCバイアス電気信号(500)を光変換するために使用される。それぞれのLED駆動回路で使用されるLED、トランジスタは同じ電気的特性を持つものが使用されている。DCバイアス電気信号(500)が入力されるLED駆動回路のLED電流制限抵抗(202)の値は、IrBUS電気信号(501)が入力されるLED駆動回路のLED電流制限抵抗(203)の値に対し2倍になるよう調整されている。このため、LED(204)には、LED(205)に流れる電流の1/2の電流しか流れない。従って、図26のように、IrBUS光信号(503)は、DCバイアス光信号(502)の振幅に対し、2倍の振幅で出力される。
【0037】
図25の装置によって生成される信号を図26に示す。
【0038】
また、図27のような回路構成でもDCバイアスASK信号を生成できる。
【0039】
図27BはLED電流制限抵抗の値を操作することによってDCバイアスを掛けるためのLED駆動回路である。トランジスタ(304)はLED電流制限抵抗(302)への電源のオンオフを制御するのに使用される。トランジスタのコレクタ−エミッタ間の電圧降下は0.1V程度であるため、ここでは、同じ値のLED電流制限抵抗(302、303)を使用している。
【0040】
図27の装置によって生成される信号を図28に示す。
【0041】
DCバイアスIrBUS変調回路からはDCバイアスが掛けられたIrBUS信号(601)と、この信号と同期しながら、副搬送波のときはH、DCバイアス成分のときはHとなるLED電流制限抵抗制御信号(600)を出力する。
【0042】
LED電流制限抵抗制御信号(600)はトランジスタ(304)を駆動しており、DCバイアスIrBUS信号(601)が副搬送波のときのみ、LED電流制限抵抗(302)を有効にするため、副搬送波成分の時のLED電流制限抵抗値は、DC成分の時のLED電流制限抵抗値に対し、1/2の値になる。
【0043】
このため、副搬送波成分のときにLED(305)に流れる電流は、DC成分のときの2倍の電流が流れる。従って、副搬送波成分の光振幅はDC成分の光振幅の2倍になり、図28cで示す光信号を得られる。
【0044】
(FSKバイアスASK変調方式の実施の形態)
ASK変調方式で変調を行う光通信方法において、副搬送波光信号が出力されていない箇所に、主信号で使用している周波数とは異なる副搬送波を送出する方法を、ここではFSKバイアスと呼ぶことにする。FSKバイアスされたASK信号は、図5のような論理回路で生成できる。ASK信号(21)は、ベースバンド信号(17)と副搬送波A(18)との論理積で生成される。
【0045】
FSKバイアス成分(22)はベースバンド信号(17)の反転出力、パケットイネーブル信号(19)と副搬送波Bとの論理積をとることでを生成できる。ASK信号(21)とFSKバイアス成分(22)との論理和を取ることでFSKバイアスASK信号(23)を生成できる。図5の回路によって生成される信号を図6に示す。
【0046】
(パケット通信時の実施の形態)
ベースバンド成分が一定であるキャリアバンド変調方式で変調されたパケットの送信で発生するベースバンド成分の電力スペクトルが高周波成分を含むのは、パケットの開始時と終了時においてベースバンド成分が急峻に変動しているためである。本変調方法ではこのベースバンド成分の変動を緩やかにすることにより、パケット送信で発生する電力スペクトルの高周波成分の密度を減少させることを目的とする。
【0047】
図3は本発明の変調方法を実現するための、光送信装置である。通信制御回路(2)は、従来のパケット生成/符号化部(6)、キャリアバンド変調部(7)の他にパケット前後に時間長Tの冗長信号ヘッダ、冗長信号テイラを付加し同時にスイッチ(5)を制御する信号を生成する冗長信号生成部(8)で構成される。E/O変換回路(1)は、E/O変換部(3)の他に、ローパスフィルタ(4)とスイッチ(5)で構成される。E/O変換部(3)は通信制御回路(2)によって生成されたパケットを光電気信号(12)から光信号(13)に変換する。この回路は従来のE/O変換部と同じ回路で実現できる。
【0048】
スイッチ(5)はE/O変換部(3)への電源の供給または遮断を制御する。スイッチ(5)は通信制御回路(2)から出力される電源供給制御信号で制御される。スイッチとE/O変換部の間に挿入されているローパスフィルタ(4)は、立ち上がり/立ち下がり時間T’が冗長信号出力時間Tに比べて小さい値をとるように設定されている。
【0049】
図4aに本発明で使われるパケットの構成を示す。パケット(15)は、従来のパケットに対し、パケットの前部と後部にそれぞれ冗長信号が付加されている。パケットの前部に付加された冗長信号を冗長信号ヘッダ、パケットの後部に付加された冗長信号を冗長信号テイラと呼ぶ。これらの冗長信号は、従来のパケット通信では認識されないかまたは意味を成さない信号である。
【0050】
特にパケット通信で特別な意味をもつパターン、例えばパケットの開始を示すスタートフラグ、パケットの終了を示すストップフラグとは異なるパターンでなければならない。
【0051】
光通信では、スタートフラグに先立って同期用、AGC用、またはそれらを同時に行うためのシンボルが送出される場合がある。これらのシンボルが、上記の立ち上がり時間T’と比べて十分長い場合、これらを冗長信号ヘッダとして使用することができる。十分な長さがないときは、必要な時間分だけそのシンボルを繰り返せばよい。
【0052】
ベースバンド成分の操作は、従来のパケットの開始部分もしくは終了部分において直接波形を変形させると正しいパケットとして認識されなくなる可能性があるため、冗長部ヘッダ、冗長部テイラで行う。
【0053】
入力されたデータ(10)は、パケット生成/符号化部(6)でパケット単位に分割され、シリアル信号に符号化される。シリアル信号はキャリアバンド変調部(7)で副搬送波に掛け合わされ、冗長信号生成部(8)でパケットの前後に前述した特徴をもつ冗長信号ヘッダ/テイラを付加され、光電気信号(12)としてE/O変換部(3)に出力される。
【0054】
図4は、上記で生成された光電気信号(12)と電源供給制御信号(11)、E/O変換回路電源電圧(14)、光信号(13)の関係を示す。電源供給制御信号(11)は、冗長信号ヘッダが出力されると同時にHになる。同時に電源スイッチ(5)がオンになり、E/O変換部に電源が供給されるが、ローパスフィルタ(4)を通過するため、E/O変換回路電源電圧(14)は電源電圧に向かって緩やかに増加する。
【0055】
E/O変換回路の光の強さは、E/O変換回路電源電圧(14)の増加に応じて、光信号の振幅も増加する。ローパスフィルタ(4)の立ち上がり時間に対して、冗長信号ヘッダの出力時間を十分大きくとれば、パケット本体の光電気信号が出力開始時にはE/O変換回路電源電圧(14)は電源電圧と等しくなり、光信号の振幅も一定になる。
【0056】
パケット本体の光電気信号の出力が終了すると、電源供給制御信号(11)はLになる。このためスイッチ(5)がオフになり、E/O変換部(3)への電源供給が遮断されるが、ローパスフィルタ(4)の影響で、E/O変換回路電源電圧(14)は0Vに向かって緩やかに減少する。このため、光信号(13)の冗長信号テイラの振幅は、E/O変換回路電源電圧(14)の減少に応じて、減少する。
【0057】
ローパスフィルタ(4)の立ち下がり時間に対して、冗長信号テイラの出力時間を十分大きくとれば、冗長信号テイラの信号の出力が終了するまでには、E/O変換回路電源電圧(14)は0Vになる。
【0058】
従って、光信号(13)と光信号ベースバンド成分(16)の波形は図4のようになる。光信号ベースバンド成分パターン(16)は、方形波をローパスフィルタに通過させた波形と等価である。 パケット送信ベースバンド成分により発生する電力スペクトルのうちローパスフィルタの遮断周波数f0以上の電力スペクトルの密度を減少させる(図2)。
【0059】
(実施例1)
以下、1MHz副搬送波でFSKバイアスされたIrBUS方式パケット送信装置に本発明を実施する例を述べる。本実施例の光送信装置の構成を図7に示す。FSKバイアス変調回路(111)は図5で示した論理回路によりFSKバイアスされたIrBUS信号であるIrTx信号(121)を生成する。
【0060】
図8にIrTx信号(121)の信号波形と副搬送波成分、ベースバンド成分を示す。FSKバイアスにより、(c)ベースバンド成分の直流レベルは一定になるため、IrTx信号(121)を連続出力したときの(c)ベースバンド成分による電力スペクトルサブローブは、図10に示すように0Hzのみに発生する。
【0061】
図11は、E/O変換回路(100)の構成を示す。
【0062】
LED駆動回路(101)は、一般的なLED駆動回路である。
【0063】
CRローパスフィルタ(102)は、遮断周波数f0が、
Figure 0004057122
である1次のローパスフィルタである。
【0064】
CMOSスイッチ(103)はCRローパスフィルタ(102)への電源供給・遮断を制御するためのスイッチであり、CMOSトランジスタとダンピング抵抗で構成されている。
【0065】
図12に、従来のIrBUS方式のパケット構成と本実施例でのパケット構成、制御信号、光信号を示す。従来のIrBUS方式では、パケットの開始時に、AGC調整用として1.5MHz副搬送波シンボルを送出する。本実施例では、このAGCシンボルを38μs(1.5MHzパルス57個)延長し、これを冗長信号ヘッダとする。
【0066】
また、従来のIrBUS方式では、パケット終了時にストップフラグ(STO)を送出するが、本実施例では、STOのあとに1MHz副搬送波を37μs(1MHzパルス37個)追加し、これを冗長信号テイラとする(図12b)。
【0067】
冗長信号ヘッダの出力開始と同時にCMOSスイッチ(103)を制御するPowerCNT信号(123)(c)がLになる。このため、CMOSスイッチ(103)がオンになり、LED駆動回路(101)に電源が供給されるが、CRローパスフィルタ(102)を通るため、LED駆動回路電源電圧(125)(d)は指数関数的に増幅する(図12d)。
【0068】
冗長部付IrTx光信号(124)の送信開始時の振幅は、LED駆動回路電源電圧(125)に応じて増幅する。AGCシンボルは、従来のパケットのAGCシンボルに比べ38μs延長されているが、CRローパスフィルタ(102)の立ち上がり時間Tが36.3μsであるため、AGCシンボルの延長部が終了するころには、LED駆動回路電源電圧(125)は電源電圧とほぼ等しくなっており、冗長部付IrTx光信号(124)の振幅も100%の出力になる(図12g)。このため、本来のAGC機能に影響を及ぼさない。
【0069】
また、STOの出力が終了すると同時にPowerCNT信号(123)はHになる。これにより、CMOSスイッチ(103)はオフになり、LED駆動回路(101)への電源供給が遮断されるが、CRローパスフィルタ(102)の影響でLED駆動回路電源電圧(125)は指数間数的に減少する(図12d)。このため、冗長部付IrTx光信号(124)の振幅は、LED駆動回路電源電圧(125)に応じて、減少する。冗長信号テイラは37μsの長さをもっているため、この間にLED駆動回路電源電圧(125)は0になり、冗長部付IrTx信号(124)の振幅も0になる(図12g)。この結果出力される冗長部付IrTx光信号(124)の波形とベースバンド成分は図12h、iに示す。
【0070】
(実施例2)
以下、図25で示した従来のDCバイアスIrBUS方式光送信装置でパケット送信時における本発明を実施した例を述べる。
【0071】
図13に、本発明を実施したDCバイアスIrBUS方式光送信装置の構成を示す。DCバイアスIrBUS変調回路(211)及びDCバイアスIrBUS用LED駆動回路(201)は既存の回路を使用している。DCバイアスIrBUS変調回路(211)は、入力された4ビット・データから既存のIrBUS電気信号(501)とDCバイアス電気信号(500)を生成する。
【0072】
図15bは、本実施例のパケット構成である。冗長信号ヘッダは、実施例1と同様に、AGC信号とする。冗長信号ラスタは、37μsの長さの1/2振幅DCバイアスとする。冗長信号生成部(212)は、DCバイアスIrBUS方式のDCバイアス電気信号(500)、IrBUS電気信号(501)のそれぞれに対し、冗長信号を付加すると同時にPowerCnt信号(123)を生成する(図15c、e、f)。
【0073】
図14に、本実施例のE/O変換回路の構成を示す。図25Bで示した従来のDCバイアスIrBUS用LED駆動回路(201)と実施例1で説明したCRローパスフィルタ(102)、CMOSスイッチ(103)で構成されている。
【0074】
この光送信装置で出力される冗長部付IrBUS光信号(227)、冗長部付DCバイアス光信号は(226)はそれぞれ図15g、hで示される波形になる。また、冗長部付IrBUS光信号(227)と冗長部付DCバイアス光信号(226)のベースバンド成分の和は図15iに示される波形になる。
【0075】
(実施例3)
以下、図27で示した従来のDCバイアスIrBUS方式光送信装置でパケット送信時における本発明を実施した例を述べる。
【0076】
図16に、本発明を実施したDCバイアスIrBUS方式光送信装置の構成を示す。DCバイアスIrBUS変調回路(311)及びDCバイアスIrBUS用LED駆動回路(301)は既存の回路を使用している。図18bは本実施例のパケット構成を示す。これは実施例2と同じ構成である。DCバイアスIrBUS変調回路(311)は、入力された4ビット・データからDCバイアスIrBUS電気信号(601)とLED電流制限抵抗制御信号(600)を生成する。冗長信号生成部(312)は、DCバイアスIrBUS電気信号(601)、LED電流制限抵抗制御信号(600)のそれぞれに対し冗長信号を付加し、同時にPowerCnt信号(123)を生成する(図18c、e、f)。
【0077】
図17に、本実施例のE/O変換回路の構成を示す。図27Bで示した従来のDCバイアスIrBUS用LED駆動回路(301)と実施例1で説明したCRローパスフィルタ(102)、CMOSスイッチ(103)で構成されている。この光送信装置で出力される冗長部付DCバイアスIrBUS光信号(326)は図18gで示される波形になる。また、情緒部付DCバイアスIrBUS光信号(326)のベースバンド成分は図15hに示される波形になる。
【0078】
図37に従来のIrBUS方式と、実施例1のFSKバイアスIrBUS方式信号、実施例2、3のDCバイアスIrBUS方式と連続出力時に、リモコンを同時に使用したときのリモコンの通信距離と通信成功率の関係を示す。このグラフは、リモコン受信機から距離1mの場所に上記光送信機を設置しリモコン受信機に向けて上記方式信号を送信した際の、リモコン送信機とリモコン受信機の間の距離と通信成功率を示す。これから、FSKバイアスIrBUS方式信号とDCバイアスIrBUS方式信号は、従来のIrBUS方式信号に比べリモコンとの干渉が軽減されていることがわかる。
【0079】
従来のパケット通信または実施例1のパケット通信時において、リモコンを同時に使用したときの、リモコンの通信距離と通信成功率の関係を図32のグラフに示す。このグラフは、リモコン受信機から距離1mの場所に上記光送信機を設置しリモコン受信機に向けてパケットを送信した際の、リモコン送信機とリモコン受信機の間の距離と通信成功率を示す。本実施例のパケット通信のときは、従来のパケット通信時に比べ、リモコンの通信距離、通信成功率がともに大幅に向上していることがわかる。
【0080】
本実施例の回路で、CMOSスイッチとローパスフィルタの代わりにD/Aコンバータを用いても同様の結果を得ることができる。
【0081】
(実施例4)
FSK変調方式の場合でも、実施例1と同様の回路構成で、本発明を実施できる。冗長信号ヘッダ、テイラは、スタートフラグ、ストップフラグと異なるパターンの信号にするか、またはDCバイアスにより実現できる。
【0082】
(実施例5)
PSK変調方式の場合でも、実施例1と同様の回路構成で、本発明を実施できる。冗長信号ヘッダ、テイラは、スタートフラグ、ストップフラグと異なるパターンの信号にするか、またはDCバイアスにより実現できる。
【0083】
【発明の効果】
本発明(請求項1)に係るディジタル光通信信号の変調方法によれば、ASK通信で発生していた既存の光通信装置との干渉を軽減できる。またDCバイアスは、従来のASK受信機では無視されるため、光受信システムを改造や変更することなくそのまま使用できる。
【0086】
本発明(請求項2、3)に係る光通信方法によれば、変調した信号のベースバンド成分の直流成分が一定となる変調方式で変調を行う光パケット通信においてパケットの送信によって発生する電力スペクトルの高周波成分を減少できる。これにより、電力スペクトルメーンローブが、本発明で用いられる変調方式のメーンローブよりも低周波領域に存在する既存システム(リモコン等)を含む複数の異なる赤外線通信システム間の干渉を軽減することが可能になる。また、冗長部は、パケット通信では無視される信号パターンを選択しているため、光受信回路は既存のものをそのまま使用出来る。
【0087】
本発明(請求項)に係る光通信方法によれば、冗長信号をデータビットと確実に分離することができる。
本発明(請求項)に係る光通信方法によれば、本発明(請求項)を実現できる。
【0089】
本発明(請求項)に係る光通信方法によれば、パケット本体の変調方式及び構成に応じて適切な冗長信号の方式を選択することができる。
【0090】
本発明(請求項)に係る光通信方法によれば、パケット本体の変調方式及び構成に応じて適切な冗長信号の方式を選択することができると共に、既存のシンボルパターンを使用するため、新たにパターン発生回路を組み込む必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変調方法によるパケット送信波形である。
【図2】従来のパケット送信で発生すると電力スペクトルと本発明のパケット送信で発生する電力スペクトルの比較を示す図である。
【図3】本発明の光送信装置構成図である。
【図4】本発明の送信回路の制御信号、光信号、光信号ベースバンド成分を示す図である。
【図5】FSKバイアスされたASK信号を生成するための論理回路を示す図である。
【図6】FSKバイアスされたASK信号を示す図である。
【図7】実施例1の光送信装置構成図である。
【図8】FSKバイアスIrBUS変調回路(111)の信号と成分を示す図である。
【図9】IrTx信号(121)の電力スペクトルである。
【図10】IrTx信号(121)の電力スペクトルの解析した図である。
【図11】実施例1のE/O変換回路を示す図である。
【図12】実施例1の制御信号、光信号、光信号ベースバンド成分を示す図である。
【図13】実施例2の光送信装置構成図を示す図である。
【図14】実施例2のE/O変換回路を示す図である。
【図15】実施例2の制御信号、光信号、光信号ベースバンド成分を示す図である。
【図16】実施例3の光送信装置構成図である。
【図17】実施例3のE/O変換回路を示す図である。
【図18】実施例3の制御信号、光信号、光信号ベースバンド成分を示す図である。
【図19】IrBUS(16PSM符号化+1.5MHz副搬送波)方式の各信号成分を示す図である。
【図20】IrBUS方式の電力スペクトルである。
【図21】IrBUS方式の電力スペクトルの解析した図である。
【図22】DCバイアスされたIrBUS方式信号と各信号成分を示す図である。
【図23】DCバイアスされたIrBUS方式の電力スペクトルである。
【図24】DCバイアスされたIrBUS方式の電力スペクトルの解析した図である。
【図25】DCバイアスASK方式光送信装置の構成及びLED駆動回路(例1)を示す図である。
【図26】DCバイアスASK方式光送信装置(例1)の制御信号、光信号、光信号直流成分を示す図である。
【図27】DCバイアスASK方式光送信装置の構成及びLED駆動回路(例2)を示す図である。
【図28】DCバイアスASK方式光送信装置(例2)の制御信号、光信号、光信号直流成分を示す図である。
【図29】FSK変調方式方式パケット信号と各信号成分(2Packets/13.8ms)を示す図である。
【図30】FSK変調方式パケット通信時の電力スペクトルを示す図である。
【図31】FSK変調方式パケット通信時の電力スペクトルの解析を示す図である。
【図32】パケット通信時のリモコン通信の成功率を示す図である。
【図33】従来のベースバンド変調波形に副搬送波を掛け合わせたASK変調方式を示す図である。
【図34】従来のFSK、PSK変調波形を示す図である。
【図35】従来のNRZ変調波形に副搬送波を掛け合わせたASK変調方式の信号スペクトルを示す図である。
【図36】従来のLED駆動回路構成図を示す図である。
【図37】リモコン通信の成功率(連続出力)を示す図である。
【符号の説明】
1 E/O変換回路
2 通信制御回路
3 E/O 変換部
4 ローパスフィルタ
5 スイッチ
6 パケット生成符号化部
7 キャリアバンド変調部
8 冗長信号生成部
9 電源
10 データ
11 電源供給制御信号
12 光電気信号
13 光信号
14 E/O変換部電源電圧
15 本発明のパケット構成
16 光信号ベースバンド成分
17 ベースバンド信号
18 副搬送波A
19 パケットイネーブル信号
20 副搬送波B
21 ASK信号
22 FSKバイアス成分
23 FSKバイアスされたASK信号
100 E/O変換回路
101 LED駆動回路
102 CRローパスフィルタ
103 CMOS スイッチ
104 Vcc
105 LED電流制限抵抗
110 通信制御回路
111 FSKバイアスIrBUS変調回路
112 冗長信号生成部
120 データ
121 IrTx電気信号
122 冗長部付IrTx電気信号
123 PowerCNT信号
124 冗長部付IrTx光信号
125 LED駆動回路電源電圧
200 E/O変換回路
201 DCバイアスIrBUS用LED駆動回路
202 LED電流制限抵抗
203 LED電流制限抵抗
204 LED
205 LED
210 通信制御回路
211 DCバイアスIrBUS変調回路
212 冗長信号生成部
223 冗長部付DCバイアス電気信号
224 冗長部付IrBUS電気信号
226 冗長部付DCバイアス光信号
227 冗長部付IrBUS光信号
300 E/O変換回路
301 DCバイアスIrBUS用LED駆動回路
302 LED電流制限抵抗
303 LED電流制限抵抗
304 トランジスタ
305 LED
310 通信制御回路
311 DCバイアスIrBUS変調回路
312 冗長信号生成部
323 冗長部付DCバイアスIrBUS電気信号
324 冗長部付LED電流制限抵抗制御信号
326 冗長部付DCバイアスIrBUS光信号
500 DCバイアス電気信号
501 IrBUS電気信号
502 DCバイアス光信号
503 IrBUS光信号
600 LED電流制限抵抗制御信号
601 DCバイアスIrBUS電気信号
602 DCバイアスIrBUS光信号
700 LED駆動回路
701 LED駆動回路
800 IrTx電気信号
801 IrTx光信号

Claims (7)

  1. ASK変調方式で変調を行うディジタル光通信信号の変調方法において、
    副搬送波光信号が出力されていない箇所に、副搬送波の主信号の振幅の半分の振幅でDCバイアスをかけてなることを特徴とするディジタル光通信信号の変調方法。
  2. 請求項1の方法で変調されたディジタル光通信信号を用いて、パケットを構成し、光通信を行う際、前記パケットの前部に、そのベースバンド成分が0からVまで緩やかに変動する冗長信号をもち、及び/又は、前記パケットの後部に、そのベースバンド成分がVから0まで緩やかに変動する冗長信号を持つことを特徴とする光通信方法。
  3. 前記Vは、副搬送波の主信号の振幅の半分の振幅であることを特徴とする請求項に記載の光通信方法。
  4. 請求項1の方法で変調されたディジタル光通信信号を用いて、パケットを構成し、光通信を行う際、前記パケットの前部に、立ち上がり時間が最小データビット時間以上の時間である直流光を付加発光させる冗長信号をもち、及び/又は、前記パケットの後部に、立ち下がり時間が最小データビット時間以上の時間である直流光を付加発光させる冗長信号を持つことを特徴とする光通信方法。
  5. 請求項に記載の光通信方法を用いて光パケットを送信する光送信装置において、
    パケット前部、及び/又は、パケット後部に冗長信号を持つパケットを生成する通信制御回路部と、該通信制御回路部によって生成されたパケットを電気信号から光信号に変換する光素子駆動回路と、前記通信制御回路部によって制御され、光素子の光振幅レベルを操作するための光振幅レベル決定回路と、を備えたE/O変換回路部と、を、少なくとも備えてなることを特徴とする光送信装置。
  6. 前記パケット前部、及び/又は、パケット後部の冗長信号は、DCバイアス信号又はFSKバイアス信号が用いられてなることを特徴とする請求項に記載の光送信装置。
  7. 前記パケット前部、及び/又は、パケット後部の冗長信号は、データ復調処理の際、無視される信号パターンシンボルを用いてなることを特徴とする請求項5または6に記載の光送信装置。
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