JP4057002B2 - 無線装置、無線受信装置及び無線通信方法並びにコンピュータプログラム、その記録媒体 - Google Patents
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Description
W.R. Heinzelman, "Energy-Efficient Communication Protocol for Wireless Microsensor Networks", in Proc of HICSS, Jan. 2000. F.J. Block, C.W.Baum, "AnEnergy-Efficient Routing Protocol for Wireless Sensor Networks with Battery Level Uncertainly", in Proc. IEEE MILCOM, 20002.
ことを特徴とする。
図1は、本実施形態による無線タグ100の内部構成を示す概略ブロック図である。
同図における無線タグ100は上述した無線装置に該当し、一意に識別可能なID(IDentification)が予め設定されており、内部に実装されている電源を利用して自らIDを含む無線信号を送信するアクティブタグと呼ばれるタイプの無線タグである。また、内部に温度センサなどを実装している場合には、計測した周囲の温度データを無線信号にのせて送信する。また、本実施形態の無線タグ100は、距離や送信電力不足のために無線信号を読み取る無線タグリーダに直接通信できない場合には、近傍に存在する無線タグに無線信号を送信する構成となっている。他の無線タグから無線信号を受信した無線タグは、受信した無線信号を選択された経路に従って中継を行い、最終的に無線タグリーダに無線信号を到達させる中継機能を有している。本実施形態では、複数の無線タグ100の間で構築される無線通信システムにおける経路を選択する際に、無線通信システムをできるだけ長期間利用できるように経路を選択することを目的としている。
同図において、無線タグリーダ200にも無線タグ100と同様に一意に識別可能なIDが予め設定されている。無線受信部20は、無線タグ100から無線信号を受信する。有線送受信部23は、有線ネットワーク400に接続する。制御部21は、内部にIDを記憶する記憶領域を有しており、無線送信部22にIDを含む無線信号を無線タグ100に対してブロードキャストさせる。また、無線受信部20が無線タグ100から受信した無線信号に含まれるデータを読み出し、有線ネットワーク400を介してサーバ装置300に送信する。サーバ装置300は複数の無線タグリーダ200からデータを受信しデータの集計等を行う。
なお、ステップS4において、一定時間の間に検出した接続可能な無線タグの全てについて評価値を算出するとしているが、既に他の無線タグもしくは無線タグリーダに接続している場合には、接続可能な無線タグを検出するごとに評価値を算出し、現在の評価値よりも小さい場合に接続を切り替えるようにしてもよい。
次に、図6を参照して本実施形態の第1実施形態について説明する。第1実施形態は、同図に示すように、無線タグ105が新たに無線通信システム1に加わった時に、無線タグ105が行う経路選択処理である。同図において、実線は既に確定している経路であり、破線はこれから決定する経路を示している。図6以降の図面についても実線と破線の意味は同じである。また、図2で示した有線ネットワーク400とサーバ装置300は経路選択の処理には関係がないため省略している。同図において、無線タグ101〜104については既に経路が選択され接続状態となっている。無線タグ101は無線タグリーダ200に接続している。無線タグ102は無線タグリーダ200と無線タグ103に接続しており、無線タグ103から送信されたデータを無線タグリーダ200に中継する。無線タグ103は無線タグ102と無線タグ104に接続し、無線タグ104から送信されたデータを無線タグ102に中継する。つまり、無線タグ102は無線タグ103と無線タグ104から送信されたデータを中継し、無線タグ103は無線タグ104から送信されたデータを中継している。
なお、コストとしては無線タグ105が無線タグ101〜104に送信する際に必要となる送信電力であってもよく、その場合には、無線タグ105はブロードキャストの送信元に対して送信電力を計測するための無線信号を送信する必要がある。
また、第1実施形態では無線タグ105は、無線タグリーダ200からのブロードキャストを受信できない距離に存在すると仮定しているため、同図には示していない。
同じく図6を用いて本実施形態の第2実施形態について説明する。第2実施形態も第1実施形態と同様に、無線タグ105が新たに無線通信システム1に加わった時に、無線タグ105が行う経路選択処理である。第2実施形態では、第1実施形態とは異なり、無線タグ101〜104のそれぞれの無線タグについて、それらの無線タグから無線タグリーダ200までの経路上で無線タグ105が接続したと仮定した場合に、消費電力の値が最大となる無線タグを抽出する。そして、抽出した無線タグの消費電力の値を評価値とする。無線タグ105は、算出した評価値の中で最小となる評価値に対応する無線タグを転送先として選択する。
なお、第2実施形態においても無線タグ105は、無線タグリーダ200からのブロードキャストを受信できない距離に存在すると仮定しているため、同図には示していない。
なお、最小の評価値が同じになった場合に無線タグリーダ200までのホップ数を基準とするのではなく、無線タグ105と無線タグ102〜104間のコストを参照して経路を選択するようにしてもよい。
次に、図7を参照して本実施形態の第3実施形態について説明する。第3実施形態も第1実施形態と同様に、無線タグ105が新たに無線通信システム1に加わった時に、無線タグ105が行う経路選択処理である。図7は、図6の各無線タグ101〜104の経路情報の所定の状態値として消費電力に加えて各無線タグの残電力量の値が設定された構成である。同図に示す通り、無線タグ101の残電力量は8/10=0.8であり、80%の電力が残っていることを示している。また、無線タグ102についての残電力は4/10であり、無線タグ103については6/10であり、無線タグ104については2/10となっている。それ以外の構成については、図6と同じであるため説明を省略する。
なお、第3実施形態においても無線タグ105は、無線タグリーダ200からのブロードキャストを受信できない距離に存在すると仮定しているため、同図には示していない。
同じく図7を参照して本実施形態の第4実施形態について説明する。第4実施形態も第1実施形態と同様に、無線タグ105が新たに無線通信システム1に加わった時に、無線タグ105が行う経路選択処理である。第4実施形態は、第2実施形態の評価値の算出過程において残電力量を反映する過程を加えた評価値算出の手順を採用している。まず、無線タグ101〜104のそれぞれの無線タグについて、それらの無線タグから無線タグリーダ200までの経路上で無線タグ105が接続したと仮定した場合に、消費電力の値が最大となる無線タグを抽出する。そして、抽出した無線タグの消費電力の値に残電力量を反映した値を評価値とする。無線タグ105は、算出した評価値の中で最小となる評価値に対応する無線タグを転送先として選択する。
なお、第4実施形態においても無線タグ105は、無線タグリーダ200からのブロードキャストを受信できない距離に存在すると仮定しているため、同図には示していない。
次に、図8を参照して第5実施形態について説明する。第5実施形態は各無線タグが接続しネットワークを構築した後に、一定時間が経過して無線タグの状態が変化した場合に最適な経路を再選択する場合についての処理である。図8は、無線タグ101〜106が全て経路を選択して接続した後に、無線タグ106と無線タグ103の接続が切断され、無線タグ106が無線通信システム1から消滅した状態を示している。同図に示す無線タグ102及び103についての経路情報の中継タグ数は、無線タグ106が消滅した状態が更新された後の情報を示している。各無線タグ101〜105の経路は無線タグ106が存在している場合に最適であると判定されて選択された経路であるため、無線タグ106の消滅後は異なる経路が最適となる可能性がある。そのため、無線タグ101〜105の無線タグは自らの経路情報をブロードキャストして交換し評価値を再計算する。
なお、第5実施形態においても無線タグ105は、無線タグリーダ200からのブロードキャストを受信できない距離に存在すると仮定しているため、同図には示していない。
同じく図8を参照して第6実施形態について説明する。第6実施形態は各無線タグが接続しネットワークを構築した後に、一定時間が経過して無線タグの状態が変化した場合に最適な経路を再選択する場合についての処理である。第6実施形態では、第5実施形態と異なり、現在選択している経路が破棄されたものとして評価値の計算を行う。つまり、評価値の算出に関しては経路選択しようとしている無線タグが新たに無線通信システム1に加わった場合の経路選択処理である第1実施形態と同様になる。
なお、第6実施形態においても無線タグ105は、無線タグリーダ200からのブロードキャストを受信できない距離に存在すると仮定しているため、同図には示していない。
次に、図9を参照して第7実施形態について説明する。上述した第5及び第6実施形態において、常に最小の評価値の無線タグへ経路を切り替える処理を行うと、評価値の変化が小さい状態変化であっても、経路が切り替わってしまい、接続状態が不安定になる恐れがある。第7実施形態では、小さな状態変化によって接続状態が不安定になるのを防ぐため経路選択時に一定の制限を加えるための処理である。図9では既に第5または第6実施形態の処理によって無線タグ105が行った評価値が各無線タグ101〜104について算出されている。この時、何の制限もなければ無線タグ105は、最小の評価値である無線タグ101へ経路を切り替えることとなる。しかし、切替時の制限として評価値が4以上小さい経路にしか切り替わらない制限が設定されていたとすると、無線タグ105は無線タグ102から101へ経路を切り替えられなくなる。
なお、制限としては評価値の差に限られず、例えば、評価値が既存の2分の1以下の経路にしか切り替わらない制限などであってもよい。
また、上述した実施形態では、所定の状態値として、無線タグ100で消費する消費電力と残電力量を利用した場合について説明したが、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、例えば、無線タグ100が送信した送信パケット総数を記録しておき、送信パケット数を利用して評価値を算出するようにしてもよい。
11 経路選択部
12 評価値算出部
13 無線送信部
14 経路情報記憶部
100 無線タグ
Claims (17)
- 一意に識別可能なIDが付与され、無線信号を受信する無線受信装置と、他の無線装置から前記無線信号を受信する受信手段と、転送先として選択された前記他の無線装置または前記無線受信装置に前記無線信号を送信する送信手段と、を具備し前記IDが付与された無線装置と、を備えた無線通信システムにおける無線装置であって、
自無線装置から送信された前記無線信号が前記無線受信装置に到達するまでの経路上に存在する前記自無線装置を含む前記無線装置の前記IDごとに、当該無線装置が前記転送先に送信する前記無線信号の送信元無線装置の個数を示す中継個数と、当該無線装置の内部状態を示す所定の状態値とを関連付けた経路情報を記憶する経路情報記憶手段と、
前記他の無線装置から前記経路情報を受信し、前記無線受信装置から前記IDに前記無線受信装置の前記IDが設定され、前記中継個数と前記所定の状態値に所定の初期値が設定された前記経路情報を受信する経路情報受信手段と、
前記経路情報記憶手段から前記経路情報を読み出して前記他の無線装置に前記経路情報を送信する経路情報送信手段と、
前記経路情報受信手段が受信した前記経路情報の前記中継個数と前記所定の状態値に基づいて評価値を算出する評価値算出手段と、
前記評価値算出手段が算出した前記評価値に基づいて前記他の無線装置と前記無線受信装置の中から前記転送先を選択し前記転送先に接続する経路選択手段と、
接続後の状態に基づいて更新された前記経路情報を前記経路情報記憶手段に登録する経路情報登録手段と、
を備えたことを特徴とする無線装置。 - 一意に識別可能なIDが付与され、無線信号を受信する無線受信装置と、他の無線装置から前記無線信号を受信する受信手段と、転送先として選択された前記他の無線装置または前記無線受信装置に前記無線信号を送信する送信手段と、を具備し前記IDが付与された無線装置と、を備えた無線通信システムにおける無線受信装置であって、
前記無線装置の前記IDと、当該無線装置が前記転送先に送信する前記無線信号の送信元無線装置の個数を示す中継個数と、当該無線装置の内部状態を示す所定の状態値とを関連付けた前記無線装置の間で送受信される経路情報であって、前記IDに前記無線受信装置に付与された前記IDと、前記中継個数と前記所定の状態値に所定の初期値が設定された前記経路情報を前記無線装置に送信する経路情報送信手段
を備えたことを特徴とする無線受信装置。 - 前記所定の状態値は、前記無線装置が前記転送先に前記無線信号を送信する際に必要となる消費電力であり、
前記評価値算出手段は、前記自無線装置が前記他の無線装置または前記無線受信装置に接続していない時に、前記経路情報受信手段が受信した前記経路情報の前記中継個数と前記消費電力に基づいて前記評価値を算出することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。 - 前記所定の状態値は、前記無線装置が前記転送先に前記無線信号を送信する際に必要となる消費電力であり、
前記評価値算出手段は、前記自無線装置が前記他の無線装置または前記無線受信装置に接続していない時に、前記経路情報受信手段が受信した前記経路情報に含まれる前記IDごとに前記中継個数に1を加えた値と前記消費電力の積である第1の総消費電力を求め、前記IDごとに求めた前記第1の総消費電力を合計した値に前記経路情報の送信元の前記他の無線装置または前記無線受信装置と、前記自無線装置との間に設定されている所定の加重値を加えた値を前記評価値として算出することを特徴とする請求項1または3に記載の無線装置。 - 前記所定の状態値は、前記無線装置が前記転送先に前記無線信号を送信する際に必要となる消費電力であり、
前記評価値算出手段は、前記自無線装置が前記他の無線装置または前記無線受信装置に接続していない時に、前記経路情報受信手段が受信した前記経路情報に含まれる前記IDごとに前記中継個数に1を加えた値と前記消費電力の積である第2の総消費電力を求め、前記IDごとに求めた前記第2の総消費電力の中で最大の値を前記評価値として算出することを特徴とする請求項1または3に記載の無線装置。 - 前記所定の状態値は、前記無線装置が前記転送先に前記無線信号を送信する際に必要となる消費電力と前記無線装置の残電力量であり、
前記評価値算出手段は、前記自無線装置が前記他の無線装置または前記無線受信装置に接続していない時に、前記経路情報受信手段が受信した前記経路情報の前記中継個数と前記消費電力と前記残電力量に基づいて前記評価値を算出することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。 - 前記所定の状態値は、前記無線装置が前記転送先に前記無線信号を送信する際に必要となる消費電力と前記無線装置の残電力量であり、
前記評価値算出手段は、前記自無線装置が前記他の無線装置または前記無線受信装置に接続していない時に、前記経路情報受信手段が受信した前記経路情報に含まれる前記IDごとに前記中継個数に1を加えた値と前記消費電力の積を前記残電力量で除した第1の残電力量反映値を求め、前記IDごとに求めた前記第1の残電力量反映値を合計した値に前記経路情報の送信元の前記他の無線装置または前記無線受信装置と、前記自無線装置との間に設定されている所定の加重値を加えた値を前記評価値として算出することを特徴とする請求項1または6に記載の無線装置。 - 前記所定の状態値は、前記無線装置が前記転送先に前記無線信号を送信する際に必要となる消費電力と前記無線装置の残電力量であり、
前記評価値算出手段は、前記自無線装置が前記他の無線装置または前記無線受信装置に接続していない時に、前記経路情報受信手段が受信した前記経路情報に含まれる前記IDごとに前記中継個数に1を加えた値と前記消費電力の積を前記残電力量で除した第2の残電力量反映値を求め、前記IDごとに求めた前記第2の残電力量反映値の中で最大の値を前記評価値として算出することを特徴とする請求項1または6に記載の無線装置。 - 前記所定の状態値は、前記無線装置が前記転送先に前記無線信号を送信する際に必要となる消費電力であり、
前記評価値算出手段は、前記自無線装置が前記他の無線装置または前記無線受信装置に接続している時に、前記経路情報受信手段が受信した前記経路情報の前記中継個数と前記消費電力に基づいて前記評価値を算出することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。 - 前記所定の状態値は、前記無線装置が前記転送先に前記無線信号を送信する際に必要となる消費電力であり、
前記評価値算出手段は、前記自無線装置が前記他の無線装置または前記無線受信装置に接続している時に、前記経路情報受信手段が受信した前記経路情報に含まれる前記IDごとに、当該IDが前記経路情報記憶手段に記憶されている前記経路情報に含まれるIDの場合には前記中継個数と前記消費電力の積を第3の総消費電力として求め、当該IDが前記経路情報記憶手段に記憶されている前記経路情報に含まれないIDの場合には前記中継個数に1を加えた値と前記消費電力の積を第3の総消費電力として求め、前記IDごとに求めた前記第3の総消費電力を合計した値を前記評価値として算出する
ことを特徴とする請求項1または9に記載の無線装置。 - 前記所定の状態値は、前記無線装置が前記転送先に前記無線信号を送信する際に必要となる消費電力であり、
前記評価値算出手段は、前記自無線装置が前記無線システムの前記他の無線装置または前記無線受信装置に接続している時に、前記経路情報受信手段が受信した前記経路情報の前記中継個数から前記自無線装置と接続中の前記他の無線装置の接続が消滅したと仮定した場合の仮定中継個数を求め、前記経路情報に含まれる前記IDごとに前記仮定中継個数に1加えた値と前記消費電力の積である第4の総消費電力を求め、前記IDごとに求めた前記第4の総消費電力を合計した値に前記経路情報の送信元の前記他の無線装置または前記無線受信装置と、と前記自無線装置との間に設定されている所定の加重値を加えた値を前記評価値として算出することを特徴とする請求項1または9に記載の無線装置。 - 前記所定の状態値は、前記無線装置が前記転送先に前記無線信号を送信する際に必要となる消費電力と前記無線装置の残電力量であり、
前記評価値算出手段は、前記自無線装置が前記他の無線装置または前記無線受信装置に接続している時に、前記経路情報受信手段が受信した前記経路情報の前記中継個数と前記消費電力と前記残電力量に基づいて前記評価値を算出することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。 - 前記経路選択手段は、
前記評価値算出手段が算出した前記評価値の中で最小の前記評価値に対応する前記経路情報を送信した前記他の無線装置または前記無線受信装置を前記転送先として選択する際に、最小の前記評価値と接続している前記他の無線装置または前記無線受信装置の前記評価値を比較し、比較結果が所定の値以上でない場合には接続している前記他の無線装置または前記無線受信装置との接続を維持することを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1つに記載の無線装置。 - 一意に識別可能なIDが付与され、無線信号を受信する無線受信装置と、他の無線装置から前記無線信号を受信する受信手段と、転送先として選択された前記他の無線装置または前記無線受信装置に前記無線信号を送信する送信手段と、を具備し前記IDが付与された無線装置であって自無線装置から送信された前記無線信号が前記無線受信装置に到達するまでの経路上に存在する前記自無線装置を含む前記無線装置の前記IDごとに、当該無線装置が前記転送先に送信する前記無線信号の送信元無線装置の個数を示す中継個数と、当該無線装置の内部状態を示す所定の状態値とを関連付けた経路情報を記憶する経路情報記憶手段を備えた無線装置と、によって構成される無線通信システムの無線通信方法であって、
前記無線装置が前記経路情報記憶手段から前記経路情報を読み出して前記他の無線装置に前記経路情報を送信する過程と、
前記無線受信装置が前記IDに前記無線受信装置の前記IDが設定され、前記中継個数と前記所定の状態値に所定の初期値が設定された前記経路情報を前記無線装置に送信する過程と、
前記無線装置が前記他の無線装置と前記無線受信装置から前記経路情報を受信する過程と、
前記経路情報受信手段が受信した前記経路情報の前記中継個数と前記所定の状態値に基づいて評価値を算出する過程と、
算出した前記評価値に基づいて前記他の無線装置と前記無線受信装置の中から前記転送先を選択し前記転送先に接続する過程と、
接続後の状態に基づいて更新された前記経路情報を前記経路情報記憶手段に登録する過程と、
からなることを特徴とする無線通信方法。 - 一意に識別可能なIDが付与され、無線信号を受信する無線受信装置と、他の無線装置から前記無線信号を受信する受信手段と、転送先として選択された前記他の無線装置または前記無線受信装置に前記無線信号を送信する送信手段と、を具備し前記IDが付与された無線装置と、を備えた無線通信システムにおける無線装置のコンピュータを、
自無線装置から送信された前記無線信号が前記無線受信装置に到達するまでの経路上に存在する前記自無線装置を含む前記無線装置の前記IDごとに、当該無線装置が前記転送先に送信する前記無線信号の送信元無線装置の個数を示す中継個数と、当該無線装置の内部状態を示す所定の状態値とを関連付けた経路情報を記憶する経路情報記憶手段、
前記他の無線装置から前記経路情報を受信し、前記無線受信装置から前記IDに前記無線受信装置の前記IDが設定され、前記中継個数と前記所定の状態値に所定の初期値が設定された前記経路情報を受信する経路情報受信手段、
前記経路情報記憶手段から前記経路情報を読み出して前記他の無線装置に前記経路情報を送信する経路情報送信手段、
前記経路情報受信手段が受信した前記経路情報の前記中継個数と前記所定の状態値に基づいて評価値を算出する評価値算出手段、
前記評価値算出手段が算出した前記評価値に基づいて前記他の無線装置と前記無線受信装置の中から前記転送先を選択し前記転送先に接続する経路選択手段、
接続後の状態に基づいて更新された前記経路情報を前記経路情報記憶手段に登録する経路情報登録手段、
として機能させるためのコンピュータプログラム。 - 一意に識別可能なIDが付与され、無線信号を受信する無線受信装置と、他の無線装置から前記無線信号を受信する受信手段と、転送先として選択された前記他の無線装置または前記無線受信装置に前記無線信号を送信する送信手段と、を具備し前記IDが付与された無線装置と、を備えた無線通信システムにおける無線受信装置のコンピュータを、
前記無線装置の前記IDと、当該無線装置が前記転送先に送信する前記無線信号の送信元無線装置の個数を示す中継個数と、当該無線装置の内部状態を示す所定の状態値とを関連付けた前記無線装置の間で送受信される経路情報であって、前記IDに前記無線受信装置に付与された前記IDと、前記中継個数と前記所定の状態値に所定の初期値が設定された前記経路情報を前記無線装置に送信する経路情報送信手段
として機能させるためのコンピュータプログラム。 - 請求項15または請求項16の何れかのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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