JP4055528B2 - Image forming apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯電ロール等の接触帯電部材を用いて感光体や中間転写体等の像担持体を帯電する帯電装置等に係り、特に、この接触帯電部材表面に付着した異物を除去する機能を備えた帯電装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真方式を用いたプリンタや複写機などの画像形成装置では、感光体ドラム等の像担持体上に静電潜像を形成するために、像担持体を予め所定の電位に帯電する帯電装置が用いられている。また、中間転写ベルトなどの中間転写体を用いたタイプの画像形成装置では、像担持体上に形成されたトナー像を中間転写体に一次転写するために中間転写体を帯電する帯電装置が用いられる。
【0003】
この種の帯電装置として、近年、帯電ロールを用いた接触型帯電装置が種々提案され、また、実用化されてきている。帯電ロールを用いた接触型帯電装置では、像担持体の表面に弾性を有する帯電ロールを回転可能に接触配置し、この帯電ロールにバイアス電圧を印加してその接触部近傍において帯電を行うものが存在する。このような接触型帯電装置は、コロナ放電を利用するコロトロン等の非接触型帯電装置と比較して、オゾンや窒素酸化物等の放電生成物が生成されにくく、また、帯電装置自体を小型化できるという利点がある。一方、帯電ロールが像担持体に接触配置されることから、像担持体に付着した残トナー、トナーに含まれる外添剤成分、埃、紙粉等の異物が帯電ロールに転移して付着しやすくなる。このため、このような異物が付着した部位の帯電性能の変動に伴って異常放電や不安定な放電が発生し、カブリなどの画質欠陥が発生しやすくなるという問題があった。
【0004】
このような問題を解決するため、帯電ロールの表面にクリーニングブラシを当接させることにより、帯電ロールに付着した異物を取り除くようにした技術が提案されている。ただし、この手法を採用した場合、今度は、取り除かれた異物がクリーニングブラシに付着して溜まることにより帯電ロールの清掃能力が低下し、帯電ロールに付着した異物の除去が不十分となって上述した問題が再発してしまうおそれがある。そこで、クリーニングブラシを回転可能に配設すると共に、この回転するクリーニングブラシに接触してこのクリーニングブラシに付着した異物を叩き落とす叩き部材を取り付けることが提案されている(特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−199606号公報(第4頁、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載される発明のように、クリーニングブラシを回転可能に配設するためには、クリーニングブラシの回転駆動機構を設けなければならない分、コストが嵩むほか、装置の大型化、複雑化を招くという技術的課題がみられた。
また、叩き部材が常時クリーニングブラシに接触することとなるため、クリーニングブラシの回転を停止した場合に、叩き部材に接触する部位のブラシが変形し、クリーニング性能を低下させてしまうという技術的課題がみられた。
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、簡易な構成で、帯電ロール等の接触帯電部材に付着した異物を取り除く性能を長期にわたって維持することにある。
また、本発明の他の目的は、クリーニングブラシの変形を抑制することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的のもと、本発明では、接触帯電部材をクリーニングするためのクリーニングブラシを接触帯電部材に対して接離自在に配設すると共に、クリーニングブラシが接触帯電部材から離間する動きに連動してクリーニングブラシを清掃するブラシ清掃部材を設けることにより、簡易な構成で、接触帯電部材に付着した異物を取り除く性能を長期にわたって維持することを達成するようにした。
また、本発明では、クリーニングブラシを清掃するブラシ清掃部材をクリーニングブラシに対して接離自在に配設することで、クリーニングブラシの変形を抑制することを達成するようにした。
【0008】
すなわち、本発明の帯電装置は、像担持体に対して回転可能に接触配置され、像担持体を帯電する接触帯電部材と、接触帯電部材に対して接離自在に配設されるクリーニングブラシと、接触帯電部材に対してクリーニングブラシを当接させる当接動作に連動してクリーニングブラシから離間すると共に、接触帯電部材からクリーニングブラシを離間させる離間動作に連動してクリーニングブラシに当接するブラシ清掃部材とをふくんでいる。この帯電装置において、ブラシ清掃部材は、クリーニングブラシの長手方向に沿って配設される線状部材からなることを特徴とすることができる。
【0009】
また、クリーニングブラシを揺動自在に支持するサポート部材と、ブラシ清掃部材を支持すると共に、サポート部材の揺動に連動して揺動する揺動支持部材とをさら含むことを特徴とすることができる。
さらに、ブラシ清掃部材を支持すると共に、接触帯電部材に対するクリーニングブラシの接離動作に連動してスライドするスライド支持部材をさらに含むことを特徴とすることができる。
【0010】
また、別の観点から捉えると、本発明の帯電装置は、像担持体に対して回転可能に接触配置され、像担持体を帯電する接触帯電部材と、接触帯電部材に対して接離自在に配設されるクリーニングブラシと、クリーニングブラシを揺動自在に支持するサポート部材と、接触帯電部材に対してクリーニングブラシを当接させる当接動作に連動してサポート部材から離間すると共に、接触帯電部材からクリーニングブラシを離間させる離間動作に連動してサポート部材に当接する接離部材とを含んでいる。
この帯電装置では、接離部材を支持すると共に、接触帯電部材に対するクリーニングブラシの接離動作に連動してスライドするスライド支持部材をさらに含むことを特徴とすることができる。
【0011】
また、本発明の画像形成装置は、回転可能に配設される像担持体と、像担持体に対して回転可能に接触配置され、像担持体を帯電する接触帯電部材と、接触帯電部材に対して接離自在に配設されるクリーニングブラシと、クリーニングブラシに対して接離自在に配設され、接触帯電部材に対してクリーニングブラシを当接させる当接動作に連動してクリーニングブラシから離間し、接触帯電部材からクリーニングブラシを離間させる離間動作に連動してクリーニングブラシに当接するブラシ清掃部材と、接触帯電部材によって帯電された像担持体を露光するための光路を開閉するシャッタ部材と、クリーニングブラシの接触帯電部材に対する接離動作とシャッタ部材の開閉動作とを連動させるリンク機構とを有することを特徴としている。
この画像形成装置において、リンク機構は、接触帯電部材にクリーニングブラシを当接させた場合にシャッタ部材を閉鎖させ、接触帯電部材からクリーニングブラシを離間させた場合にシャッタ部材を開放することを特徴とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、実施の形態について詳細に説明する。
―実施の形態1―
図1は実施の形態1に係る画像形成装置の全体構成を示した図であり、所謂タンデム型のデジタルカラープリンタを示している。図1に示す画像形成装置は、本体1に、各色の階調データに対応して画像形成を行う画像プロセス系10、記録用紙(シート)を搬送するシート搬送系40、例えばパーソナルコンピュータや画像読み取り装置等に接続され、受信された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理系であるIPS(Image Processing System)50を備えている。
【0013】
画像プロセス系10は、水平方向に一定の間隔を置いて並列的に配置される、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K、この画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12(像担持体)に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト21上に多重転写させる転写ユニット20、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kに対してレーザ光を照射する光学系ユニットであるROS(Raster Output Scanner)30を備えている。また本体1には、転写ユニット20によって二次転写された記録用紙(シート)上の画像を、熱および圧力を用いて記録用紙に定着させる定着器29を備えている。更に、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kに対して各色のトナーを供給するためのトナーカートリッジ19Y,19M,19C,19Kが設けられている。
【0014】
転写ユニット20は、中間転写体である中間転写ベルト21を駆動するドライブロール22、中間転写ベルト21に一定のテンションを付与するテンションロール23、重畳された各色のトナー像を記録用紙に二次転写するためのバックアップロール24、中間転写ベルト21上に存在する残留トナー等を除去するクリーニング装置25を備えている。中間転写ベルト21は、このドライブロール22とテンションロール23およびバックアップロール24との間に一定のテンションで掛け回されており、定速性に優れた専用の駆動モータ(図示せず)によって回転駆動されるドライブロール22により、矢印方向に所定の速度で循環駆動される。この中間転写ベルト21は、例えば、チャージアップを起こさないベルト素材(ゴムまたは樹脂)にて抵抗調整されたものが使用されている。クリーニング装置25は、クリーニングブラシ25aおよびクリーニングブレード25bを備えており、トナー像の転写工程が終了した後の中間転写ベルト21の表面から残留トナーや紙粉等を除去して、次の画像形成プロセスに備えるように構成されている。
【0015】
ROS30は、図示しない半導体レーザ、変調器の他、半導体レーザから出射されたレーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)を偏向走査するポリゴンミラー31を備えている。図1に示す例では、ROS30は、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの下方に備えられることから、トナー等の落下による汚損の危険性を有している。そこで、ROS30は、各構成部材を密閉するための直方体状のフレーム32を設け、また、レーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)が通過するガラス製のウィンドウ33をこのフレーム32の上方に設けて、走査露光と共にシールド効果を高めるように構成されている。
【0016】
シート搬送系40は、画像が記録される記録用紙(シート)を積載して供給する給紙装置41、給紙装置41から記録用紙を取り上げて供給するナジャーロール42、ナジャーロール42から供給された記録用紙を1枚ずつ分離して搬送するフィードロール43、フィードロール43により1枚ずつに分離された記録用紙を画像転写部に向けて搬送する搬送路44を備えている。また、搬送路44を介して搬送された記録用紙に対し、二次転写位置に向けてタイミングを合わせて搬送するレジストロール45、二次転写位置に設けられ中間転写ベルト21を介してバックアップロール24に圧接して記録用紙上に画像を二次転写する二次転写ロール46を備えている。更に、定着器29によってトナー画像が定着された記録用紙を本体1の機外に排出する排出ロール47、排出ロール47によって排出された記録用紙を積載する排出トレイ48を有する。また、定着器29によって定着された記録用紙を反転させて両面記録を可能とする両面用搬送ユニット49を備えている。
【0017】
次に、画像プロセス系10における画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kについて詳述する。
図2は、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの構成を説明するための図であり、ここでは、イエロー(Y)の画像形成ユニット11Yとマゼンタ(M)の画像形成ユニット11Mとが示されている。他の画像形成ユニット11C,11Kもほぼ同様に構成されている。
【0018】
画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kは、トナー像を担持させる像担持体としての感光体ドラム12、接触帯電部材としての帯電ロール13aを用いて感光体ドラム12を帯電させる帯電器13、帯電器13によって帯電され、ROS30からのレーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)によって感光体ドラム12上に形成された静電潜像を現像ロール14aによって現像する現像器14、中間転写ベルト21を挟んで感光体ドラム12に対向して設けられ、感光体ドラム12上に現像されたトナー像を中間転写ベルト21上に転写する一次転写ロール15、転写後に感光体ドラム12上に残った残留トナーを除去するクリーニング装置16を備えている。これらのうち、帯電器13の詳細については後述する。
【0019】
尚、本実施の形態では、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12、帯電器13、およびクリーニング装置16を一体化し、カートリッジ化することで、画像形成装置の本体1からこのカートリッジだけを取り外し、また、カートリッジだけを本体1に対して取り付け可能に構成されている。そして、この各々のカートリッジには、不揮発性メモリ(図示せず)が搭載されている。この不揮発性メモリには、例えば、感光体ドラム12の回転数、高圧電圧印加時間、プリント枚数など、所定の画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kにて、そのカートリッジが装着された際の、各々のカートリッジ使用履歴情報が格納されている。これらのカートリッジは、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの間で差し替えて用いることもできる。各々のカートリッジに夫々不揮発性メモリが搭載されていることにより、カートリッジが異なるユニットで用いられた場合であっても、トータルとしての自らの使用履歴情報を、カートリッジ自らが保存することができる。その結果、カートリッジ毎に、例えば、正しい寿命を判断することができる。
【0020】
次に、図1に示す画像形成装置の動作について説明する。図示しない原稿読み取り装置によって読み取られた原稿の色材反射光像や、図示しないパーソナルコンピュータ等にて形成された色材画像データは、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の各8ビットの反射率データとしてIPS50に入力される。IPS50では、入力された反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等の各種画像編集等の所定の画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の色材階調データに変換され、ROS30に出力される。
【0021】
ROS30では、入力された色材階調データに応じて、半導体レーザ(図示せず)から出射されたレーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)を、f−θレンズ(図示せず)を介してポリゴンミラー31に出射している。ポリゴンミラー31では、入射されたレーザ光を各色の階調データに応じて変調し、偏向走査して、図示しない結像レンズおよび複数枚のミラーを介して画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12に照射している。画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12では、帯電された表面が走査露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kにて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像として現像される。
【0022】
画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12上に形成されたトナー像は、中間転写体である中間転写ベルト21上に多重転写される。このとき、黒色のトナー像を形成する黒の画像形成ユニット11Kは、中間転写ベルト21の移動方向の最下流側に設けられ、黒色のトナー像は、中間転写ベルト21に対して最後に一次転写される。
【0023】
一方、シート搬送系40では、画像形成のタイミングに合わせてナジャーロール42が回転し、給紙装置41から所定サイズの記録用紙が供給される。フィードロール43により1枚ずつ分離された記録用紙は、搬送路44を経てレジストロール45に搬送され、一旦、停止される。その後、トナー像が形成された中間転写ベルト21の移動タイミングに合わせてレジストロール45が回転し、記録用紙は、バックアップロール24および二次転写ロール46によって形成される二次転写位置に搬送される。二次転写位置にて下方から上方に向けて搬送される記録用紙には、圧接力および所定の電界を用いて、4色が多重されているトナー像が副走査方向に順次、転写される。そして、各色のトナー像が転写された記録用紙は、定着器29によって熱および圧力で定着処理を受けた後、排出ロール47によって本体1の上部に設けられた排出トレイ48に排出される。尚、排出トレイ48にそのまま排出せずに、図示しない切り替えゲートによって搬送方向を切り替え、定着器29によって定着された記録用紙を両面用搬送ユニット49によって反転させることもできる。この反転された記録用紙をレジストロール45に搬送した後、前述と同様な流れによって、印刷されていない他の面について画像を形成することで、記録用紙の両面に画像を形成することが可能となる。
【0024】
次に、図2に示す画像形成ユニット11Yにおける画像形成動作について詳述する。なお、他の画像形成ユニット11M,11C,11Kについても同様である。
画像形成動作が開始されると、感光体ドラム12が回転を開始し、感光体ドラム12の表面が接触する帯電ロール13aによって所定の電位に帯電される。そして、所定の電位に帯電した感光体ドラム12表面に選択的にレーザ光LB-Yが照射され、作成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。次に、回転する現像ロール14aから感光体ドラム12に対し、形成された静電潜像に対応して選択的にトナーが転移し、作成すべき画像に対応したトナー像が形成される。さらに、一次転写ロール15に印加される一次転写バイアスにより、感光体ドラム12上に形成されたトナー像が中間転写ベルト21上に転写される。そして、中間転写ベルト21に転写されずに感光体ドラム12上に残留した残留トナーは、クリーニングブレード16aによって掻き取られる。
【0025】
次に、帯電器13について詳細に説明する。
図3は、帯電器13を示した図である。この帯電器13は、感光体ドラム12(図1参照)の表面に接触してこの感光体ドラム12の表面を所定の電位に帯電する帯電ロール13aと、この帯電ロール13aを収容するハウジング51とを備えている。なお、帯電ロール13aの両端には金属製のシャフト13bが取り付けられている。
本実施の形態において、帯電ロール13aは例えば外径φ14、スチレンゴムの下地層にポリアミドにカーボンを分散した表面層を形成したもので構成される。なお、表面層にはフッ素やナイロンを分散させることもある。また、その硬度(アスカC)は70°以下、表面粗さ Rzは0.9以下、摩擦係数は0.2以下、静電容量は1500〜3000pFである。
【0026】
また、ハウジング51は、帯電ロール13aの一側面に設けられる側壁部52、この側壁部52の長手方向両端部に一体的に設けられる軸受け部53、帯電ロール13aの下端面を覆う底壁部を兼ねるサポート部材としての帯電ロールクリーナ54を有している。なお、軸受け部53には、帯電ロール13aのシャフト13bを回転自在に支持する軸受け55が、感光体ドラム12(図1参照)と接離する方向に移動自在に取り付けられている。また、軸受け55は、軸受け部53に取り付けられたコイルスプリング56によって感光体ドラム12と接近する方向に付勢されている。このコイルスプリング56およびシャフト13bを介して帯電ロール13aに対し所定のバイアス電圧が印加されるようになっている。本実施の形態では、帯電ロール13aを回転駆動する駆動機構は特に設けられておらず、帯電ロール13aが接触する感光体ドラム12(図1参照)の回転に伴って従動回転するようになっている。
【0027】
図4は、帯電ロールクリーナ54の端部を拡大した図であり、図5は帯電ロールクリーナ54の全体を示す図である。帯電ロールクリーナ54は、帯電ロール13aの下側に配置された平板57と、この平板57の端部から上方に短く起立した側壁部58とを備えており、平板57の略山型に形成された上面57aには、クリーニングブラシ59(図5にのみ示す)が両面テープ等によって固着されている。また、帯電ロールクリーナ54は、図3〜図5に示すように、ハウジング51の軸受け部53に、軸60を中心にして回動自在に取り付けられており、その一部に設けられたストッパ(図示せず)が軸受け部53と係合することによって回動を停止するようになっている。また、帯電ロールクリーナ54は、上述した方向とは逆方向に回動した状態で、側壁部52内面の下端部に設けられたストッパ(図示せず)に当接することによって逆方向への回動を停止するようになっている。
【0028】
また、帯電ロールクリーナ54に設けられるクリーニングブラシ59は、フィルムラミネートの上に基布部および植毛部を形成してなり、フィルムラミネートの底部には平板57の上面57aに貼り付けるための両面テープが取り付けられる。また、基布部はナイロン、植毛部は導電性のPETベルトロン(カネボウ株式会社の商品名:PETとカーボンとが練りこまれたナイロンあるいはポリエステルがポリマーのファイバー)および非導電性の6.6ナイロンの混毛で構成され、そのパイル密度は、250±2.5kf/inch、PETベルトロンは44T/12f、6.6ナイロンは48T/14fである。
【0029】
図6は、帯電ロールクリーナ54(図3参照)を揺動させる揺動機構62およびこの揺動機構62を駆動する駆動機構74を示す斜視図であり、図7はその側面図である。なお、ここでは、ブラックの画像形成ユニット11Kを示している。揺動機構62は、帯電ロール13a(帯電器13)の下方に配設されており、帯電ロールクリーナ54を帯電ロール13aの表面に対して接離する方向に駆動するカム63を有している。
【0030】
図8は、カム63を示す斜視図である。このカム63は、断面略円形状の細長い棒状に形成された軸部64と、この軸部64の上面に長手方向に沿って一体的に形成された幅の狭い平板部65と、この平板部65上に両面テープによる接着によって固着された薄い合成樹脂製のマイラーフィルム(商品名)66と、軸部64の軸方向端部に設けられたアーム部68およびこのアーム部68の自由短側から外側に向かって膨出する膨出部68aを有している。マイラーフィルム66としては、例えば厚さ125μmのものが用いられる。なお、マイラーフィルム66の厚さを適宜異ならせることにより、マイラーフィルム66の弾性変形量を可変でき、クリーニングブラシ59を帯電ロール13aの表面に当接させるための押圧力を調節することが可能である。また、マイラーフィルム66は、帯電ロールクリーナ54を回動させる際に特に軸方向中央部が弾性変形しやすく、帯電ロールクリーナ54の回動が不十分となるのを防止するため、帯電ロールクリーナ54の背面中央部にはリブ69が複数本取り付けられている。
【0031】
一方、駆動機構74は、図6および図7に示すように、駆動源としてのモータ75を備えている。この駆動モータ75に取り付けられたギヤ76には、二段の減速ギヤ76,77を介して駆動アーム79と一体的に設けられた扇型のギヤ80が噛み合わされている。そして、駆動アーム79は、駆動モータ75を所定量だけ回転駆動することに伴って揺動するようになっている。なお、駆動アーム79には、カム63の膨出部68aに当接する突起79a(図7にのみ示す)が形成されている。
【0032】
また、本実施の形態では、図7および図9に示すように、軸100aを中心に回動可能に配置され、帯電ロールクリーナ54の揺動に連動して回動することで、帯電ロールクリーナ54のクリーニングブラシ59に付着した異物を除去するブラシクリーナ100が設けられている。
図10および図11は、ブラシクリーナ100を説明するための図である。ブラシクリーナ100は、帯電ロールクリーナ54の側部にこの帯電ロールクリーナ54の軸方向と平行に配設されるものであって、その両端には軸100aが取り付けられる略L字状のアーム102,103(揺動支持部材)が形成されている。また、これらアーム102,103のうち軸100aが取り付けられていない長手側102a,103aの自由端側にはブラシ清掃部材(線状部材)としてのワイヤー104が取り付けられている。また、長手側102a,103aの軸100a側には板状部材105が取り付けられており、ワイヤー104と板状部材105との間に所定の空間が形成されるようになっている。一方、アーム102,103のうち軸100aが取り付けられる短手側102b,103bの先端部は、帯電ロールクリーナ54の下側に突出して配置されるようになっている。ここで、ワイヤー104は、ポリアセタール等の樹脂やステンレス等の金属など、トナーや外添剤などの異物が付着しにくい材質のものを用いることができる。
【0033】
また、図7および図9に示すように、ブラシクリーナ100には、このブラシクリーナ100を帯電ロールクリーナ54から離間させる方向に向けて付勢するバネ101が取り付けられている。なお、図10および図11では、駆動アーム79にリンクロッド81が取り付けられているが、これの詳細については後述する。
【0034】
次に、帯電ロールクリーナ54およびブラシクリーナ100の動作について説明する。
最初に、図7および図10を参照しながら、帯電ロール13aをクリーニングブラシ59でクリーニングする動作について説明する。なお、本実施の形態では、通常は帯電ロール13aからクリーニングブラシ59を離間させておき、適宜タイミングで帯電ロール13aにクリーニングブラシ59を当接させて、帯電ロール13a表面のクリーニングを実行するようになっている。
【0035】
まず、駆動機構74により駆動アーム79を図中時計回り方向(右側)に揺動させる。すると、駆動アーム79の突起79aがカム63の膨出部68aを押圧し、これに伴ってカム63が図中反時計回り方向に揺動する。カム63が反時計回り方向に揺動するのに伴い、カム63に取り付けられたマイラーフィルム66が帯電ロールクリーナ54の下面を押圧する。これに伴い、帯電ロールクリーナ54が図中反時計回り方向(上側)に揺動し、帯電ロールクリーナ54の上面に取り付けられたクリーニングブラシ59が帯電ロール13aに当接することで停止する。一方、帯電ロールクリーナ54の下面に短手部102b,103bが接触するブラシクリーナ100は、帯電ロールクリーナ54の図中反時計回り方向への揺動に伴い、バネ101の付勢力によって図中時計回り方向に揺動し、ワイヤー104がクリーニングブラシ59から離間した状態で停止する。
【0036】
この状態で、感光体ドラム12を回転させると、感光体ドラム12に従動回転する帯電ロール13aにクリーニングブラシ59が当接することとなり、帯電ロール13aに付着した異物(特に外添剤)が除去されることになる。
このような動作を行うことにより、帯電ロール13aから異物を取り除くことができ、帯電ロール13aへの異物付着が原因となる感光体ドラム12の帯電不良を防止することができる。
【0037】
次に、図9および図11を参照しながら、クリーニングブラシ59をブラシクリーナ100でクリーニングする動作について説明する。
まず、駆動機構74により駆動アーム79を図中反時計回り方向(左側)に揺動させる。すると、駆動アーム79の突起79aによるカム63の膨出部68aに対する押圧が解除され、これに伴ってカム63が図中時計回り方向に揺動する。カム63が時計回り方向に揺動するのに伴い、カム63に取り付けられたマイラーフィルム66が帯電ロールクリーナ54の下面を押圧しなくなる。これに伴い、帯電ロールクリーナ54が図中時計回り方向(下側)に揺動し、帯電ロールクリーナ54の上面に取り付けられたクリーニングブラシ59が帯電ロール13aから離間した状態で停止する。一方、帯電ロールクリーナ54の下面に短手部102b,103bが接触するブラシクリーナ100は、帯電ロールクリーナ54の図中反時計回り方向への揺動に伴い、帯電ロールクリーナ54の重量によってバネ101の付勢力に抗して図中反時計回りに揺動し、ワイヤー104がクリーニングブラシ59の毛先を叩きながら帯電ロールクリーナ54の軸60側へと移動して停止する。
【0038】
この動作により、クリーニングブラシ59に付着した異物はワイヤー104によって叩き落とされることになる。なお、ワイヤー104によって叩き落とされた異物は、図示しない吸引機構によって吸引され、図示しないフィルタに捕獲されることとなるため、叩き出された異物が再度帯電ロール13aに付着するという事態は生じにくい。また、ワイヤー104と板状部材105との間に空間を設けているため、ワイヤー104に叩かれたクリーニングブラシ59はすぐに元の状態に戻ることができ、クリーニングブラシ59にクセがついて変形してしまうという事態も生じにくい。
【0039】
このような動作を行うことにより、クリーニングブラシ59から異物を取り除くことができ、異物の帯電ロール13aへの再付着を防止すること、および、クリーニングブラシ59の寿命を長くすることができる。
また、クリーニングブラシ59は、帯電ロール13aの下方向に取り付けられているため、一旦クリーニングブラシ59で除去された残トナーや埃等の異物が重力によって帯電ロール13a側とは逆方向に落下するため、これら異物が帯電ロール13a側に再度転移するという事態を防止することができる。
【0040】
ところで、本実施の形態にかかる画像形成装置は、所謂四連タンデム型の画像形成装置であり、感光体ドラム12および感光体ドラム12に接触配置される帯電ロール13aは合わせて四つある。これら各帯電ロール13aに設けられる帯電ロールクリーナ54およびカム63に対して、それぞれ上述した駆動機構74を取り付けても差し支えないが、本実施の形態では、構成を簡易化する目的で、図10および図11に示すように、駆動機構74の駆動アーム79にリンクロッド81を取り付けることにより、黒用画像形成ユニット11K以外の画像形成ユニット11Y,11M,11Cの帯電ロール13aも同時に揺動できるようになっている。
【0041】
図12は画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kにわたって取り付けられるリンクロッド81を説明するための図である。本実施の形態では、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kに、軸71を中心に揺動自在に配設され、ROS30からのレーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)の光路を開閉するシャッタ70が取り付けられており、これらシャッタ70も上述したリンクロッド81によって揺動されるようになっている。なお、図12では、ブラック(K)の画像形成ユニット11Kとシアン(C)の画像形成ユニット11Cとが示されているが、他の画像形成ユニット11Y,11Mも同様である。
【0042】
図13はリンクロッド81の斜視図である。本実施の形態において、リンクロッド81は、所定の形状に折り曲げられた状態に形成された板金からなる。このリンクロッド81は、駆動アーム79(図12参照)の自由端側が挿入される第一の切り欠き部82を有する水平部83と、この水平部83の端部から斜め下方に傾斜した状態で設けられる傾斜部84と、この傾斜部84の端部から水平に設けられる連結部85と、この連結部85の端部から斜め上方に傾斜した状態で設けられる作動部86とを一つのセットとして、他の画像形成ユニット11C,11M,11Yに対応して形成される。但し、第一の切り欠き部82については、ブラック画像形成ユニット11Kに対応した水平部83にのみ形成される。
【0043】
また、各水平部83には、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70のシャッタ用アーム72(後述する)が挿入される第二の切り欠き部87が形成されている。さらに、イエロー(Y)の画像形成ユニット11Y側の端部に設けられる連結部85は、本体1(図1参照)に設けられた図示しない支持部に水平方向に移動自在に支持されるようになっている。
【0044】
図14は、シャッタ70が支持される支持フレーム67を、画像形成ユニット11K,11C、駆動機構74およびリンクロッド81等と共に示した斜視図であり、図15は、支持フレーム67単体を示した斜視図である。本実施の形態において、カム63は、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの下部に配設される合成樹脂製の支持フレーム67に、軸部64の両端を中心として回動自在に取り付けられている。
【0045】
また、シャッタ70も、支持フレーム67に軸71の両端を中心として回動自在に取り付けられる。このシャッタ70の軸71の両端部には合成樹脂製の板状弾性体からなるシャッタ用アーム72が装着されており、このシャッタ用アーム72がリンクロッド81の第二の切り欠き部87(図13参照)に挿入されるようになっている。さらに、シャッタ70の自由端側には、長手方向に沿ってフィルム70aが取り付けられている。さらにまた、シャッタ70には、レーザ光LB-Y,LB-M,LB-C,LB-Kの光路を閉じる方向にシャッタ70を付勢するコイルスプリング73が取り付けられている。シャッタ70に取り付けられたフィルム70aが現像器14(図12参照)のハウジングに当接することにより、レーザ光LB-Y,LB-M,LB-C,LB-Kの光路が閉じられ、メンテナンス時のレーザセーフティを確保すると共に、上方から落下するトナー等の粉塵がROS30のフレーム32やウィンドウ33(図2参照)に付着するのを防止している。
【0046】
次に、リンクロッド81を用いた各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kにおける帯電ロールクリーナ54およびブラシクリーナ100の動作について説明する。
最初に、図12を参照しながら、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの帯電ロール13aをクリーニングブラシ59でクリーニングする動作について説明する。この動作は、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kによる非画像形成動作時に行われる。
【0047】
まず、駆動機構74により駆動アーム79を図中時計回り方向(右側)に揺動させる。すると、駆動アーム79の突起79aがブラック(K)の画像形成ユニット11Kのカム63の膨出部68aを押圧する。これと同時に、リンクロッド81が図中右側にスライドし、リンクロッド81の作動部86がシアン(C)の画像形成ユニット11Cのカム63の膨出部68aを押圧する。また、図示はしていないが、リンクロッド81の他の作動部86がマゼンタ(M)およびイエロー(Y)の画像形成ユニット11M,11Yの膨出部68aを押圧する。これに伴って、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのカム63が図中反時計回り方向に揺動する。各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのカム63が図中反時計回り方向に揺動するのに伴い、カム63に取り付けられたマイラーフィルム66が帯電ロールクリーナ54の下面を押圧する。これに伴い、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの帯電ロールクリーナ54が図中反時計回り方向(上側)に揺動し、帯電ロールクリーナ54の上面に取り付けられたクリーニングブラシ59が帯電ロール13aに当接することで停止する。
【0048】
一方、帯電ロールクリーナ54の下面に短手部102b,103bが接触するブラシクリーナ100は、帯電ロールクリーナ54の図中反時計回り方向への揺動に伴い、バネ101の付勢力によって図中時計回り方向に揺動し、ワイヤー104がクリーニングブラシ59から離間した状態で停止する。
【0049】
また、リンクロッド81が図中右側にスライドするのに伴い、リンクロッド81の第二の切り欠き部87の位置が図中右側に移動し、この第二の切り欠き部87に挿入される各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70のシャッタ用アーム72が、図中右側に向かって付勢される。その結果、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70のシャッタ用アーム72が、レーザ光LB-Y,LB-M,LB-C,LB-Kの光路を閉鎖する。
【0050】
この状態で、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12を回転させると、各感光体ドラム12に従動回転する各帯電ロール13aに各クリーニングブラシ59が当接することとなり、各帯電ロール13aに付着した異物(特にトナー)が除去されることになる。
このような動作を非画像形成時に行うことにより、複雑な機構を用いることなく、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの帯電ロール13aから異物を取り除くことができ、各感光体ドラム12の帯電不良を防止することができる。
【0051】
次に、図16を参照しながら、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのスタンバイ時の動作について説明する。この動作は、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kによる画像形成動作が終了し、次の画像形成動作が開始される前に行われる。
【0052】
まず、駆動機構74により駆動アーム79を図中反時計回り方向(左側)に揺動させる。すると、駆動アーム79の突起79aによるブラック(K)の画像形成ユニット11Kのカム63の膨出部68aに対する押圧が解除される。これと同時に、リンクロッド81が図中左側にスライドし、リンクロッド81の作動部86によるシアン(C)の画像形成ユニット11Cのカム63の膨出部68aに対する押圧が解除される。また、図示はしていないが、リンクロッド81の他の作動部86によるマゼンタ(M)およびイエロー(Y)の画像形成ユニット11M、11Yのカム63の膨出部68aに対する押圧も解除される。これに伴って、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのカム63が図中時計回り方向に揺動する。各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのカム63が時計回り方向に揺動するのに伴い、カム63に取り付けられたマイラーフィルム66が帯電ロールクリーナ54の下面を押圧しなくなる。これに伴い、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの帯電ロールクリーナ54が図中時計回り方向(下側)に揺動し、帯電ロールクリーナ54の上面に取り付けられたクリーニングブラシ59が帯電ロール13aから離間した状態で停止する。
【0053】
一方、帯電ロールクリーナ54の下面に短手部102b,103bが接触するブラシクリーナ100は、帯電ロールクリーナ54の図中反時計回り方向への揺動に伴い、帯電ロールクリーナ54の重量によってバネ101の付勢力に抗して図中反時計回りに揺動し、ワイヤー104がクリーニングブラシ59の毛先を叩きながら帯電ロールクリーナ54の軸60側へと移動して停止する。この動作により、クリーニングブラシ59に付着した異物はワイヤー104によって叩き落とされることになる。
【0054】
なお、各ワイヤー104によって叩き落とされた異物は、図示しない吸引機構によって吸引され、図示しないフィルタに捕獲されることとなるため、叩き出された異物が再度帯電ロール13aに付着するという事態は生じにくい。
また、ワイヤー104と板状部材105との間に空間を設けているため、ワイヤー104に叩かれたクリーニングブラシ59はすぐに元の状態に戻ることができ、クリーニングブラシ59にクセがついて変形してしまうという事態も生じにくい。
【0055】
さらに、リンクロッド81が図中左側にスライドするのに伴い、リンクロッド81の第二の切り欠き部87の位置が図中左側に移動するが、第二の切り欠き部87の大きさは、この第二の切り欠き部87に挿入される各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70のシャッタ用アーム72よりも十分に大きいため、シャッタ用アーム72はリンクロッド81によって付勢されない状態となる。その結果、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70は、レーザ光LB-Y,LB-M,LB-C,LB-Kの光路を閉鎖した状態を維持する。
【0056】
このような動作を行うことにより、クリーニングブラシ59から異物を取り除くことができ、異物の帯電ロール13aへの再付着を防止すること、および、クリーニングブラシ59の寿命を長くすることができる。
【0057】
最後に、図17を参照しながら、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの画像形成時の動作について説明する。
まず、駆動機構74により駆動アーム79をさらに図中反時計回り方向(左側)に揺動させる。すると、駆動アーム79の突起79aがブラック(K)の画像形成ユニット11Kのカム63の膨出部68aより離間する。これと同時に、リンクロッド81がさらに図中左側にスライドし、リンクロッド81の作動部86がシアン(C)の画像形成ユニット11Cのカム63の膨出部68aから離間する。また、図示はしていないが、リンクロッド81の作動部86がマゼンタ(M)およびイエロー(Y)の画像形成ユニット11M、11Yのカム63の膨出部68aから離間する。但し、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのカム63に対する押圧は既に解除されているため、カム63に取り付けられたマイラーフィルム66は帯電ロールクリーナ54の下面を押圧しない状態を維持し、帯電ロールクリーナ54の上面に取り付けられたクリーニングブラシ59は帯電ロール13aから離間した状態で停止する状態を維持する。また、ブラシクリーナ100も、帯電ロールクリーナ54の軸60側で停止した状態を維持する。
【0058】
一方、帯電ロールクリーナ54に短手部102b,103bが接触するブラシクリーナ110も、帯電ロールクリーナ54の位置が変わらないため、ワイヤー104が帯電ロールクリーナ54の軸60側で停止した状態を維持する。但し、上述したように、ワイヤー104と板状部材105との間に空間を設けているため、ワイヤー104はクリーニングブラシ59間に存在することになり、クリーニングブラシ59にクセがついて変形してしまうという事態は生じにくい。
【0059】
また、リンクロッド81が図中左側にスライドするのに伴い、リンクロッド81の第二の切り欠き部87の位置がさらに図中左側に移動し、この第二切り欠き部87に挿入される各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70のシャッタ用アーム72が、今度は図中左側に向かって付勢される。その結果、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70が、レーザ光LB-Y,LB-M,LB-C,LB-Kの光路を開放する。
【0060】
このようにしてシャッタ70を開放することにより、画像形成を行うことができる。
また、この状態では、クリーニングブラシ59が帯電ロール13aから離間しているので、感光体ドラム12に従動する帯電ロール13aの回転が妨げられにくくなり、画像形成動作時における帯電ロール13aの回転不良およびこれに伴う帯電不良や画像形成不良を防止することができる。
【0061】
―実施の形態2―
本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、ブラシクリーナの構成を異ならせたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図18は、本実施の形態におけるブラック(K)の画像形成ユニット11K、駆動機構74およびリンクロッド81を示す側面図であり、図19はその斜視図である。本実施の形態では、実施の形態1で用いた揺動するブラシクリーナ100に代えて、リンクロッド81のスライドに従動してスライドするブラシクリーナ110を備えている。
【0062】
このブラシクリーナ110は、図19に示すように、リンクロッド81の上部であって第二の切り欠き部87に隣接して固定配置される支持部材111(スライド支持部材)と、この支持部材111からみて帯電ロールクリーナ54の軸方向逆側の端部外側に取り付けられるレール112(スライド支持部材)と、一端が支持部材111に固定されると共に他端側がレール112にスライド自在に挿入されるブラシ清掃部材(線状部材)としてのクリーニングロッド113とを有している。特に、本実施の形態では、クリーニングロッド113の配設高さが、クリーニングブラシ59の高さと略同じに設定される。なお、他の画像形成ユニット11Y,11M,11Cについても、同様のブラシクリーナ110が設けられている。
【0063】
次に、リンクロッド81を用いた各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kにおける帯電ロールクリーナ54およびブラシクリーナ100の動作について説明する。
最初に、図18を参照しながら、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの帯電ロール13aをクリーニングブラシ59でクリーニングする動作について説明する。この動作は、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kによる非画像形成動作時に行われる。
【0064】
まず、駆動機構74により駆動アーム79を図中時計回り方向(右側)に揺動させる。すると、駆動アーム79の突起79aがブラック(K)の画像形成ユニット11Kのカム63の膨出部68aを押圧する。これと同時に、リンクロッド81が図中右側にスライドし、図示はしていないが、リンクロッド81の各作動部86がシアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の画像形成ユニット11C,11M,11Yの各膨出部68aを押圧する。これに伴って、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのカム63が図中反時計回り方向に揺動する。各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのカム63が図中反時計回り方向に揺動するのに伴い、カム63に取り付けられたマイラーフィルム66が帯電ロールクリーナ54の下面を押圧する。これに伴い、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの帯電ロールクリーナ54が図中反時計回り方向(上側)に揺動し、帯電ロールクリーナ54の上面に取り付けられたクリーニングブラシ59が帯電ロール13aに当接することで停止する。
【0065】
一方、ブラシクリーナ110は、リンクロッド81の図中右側へのスライドに伴って図中右側にスライドし、クリーニングロッド113がクリーニングブラシ59から離間した状態で停止する。
【0066】
また、リンクロッド81が図中右側にスライドするのに伴い、リンクロッド81の第二の切り欠き部87の位置が図中右側に移動し、この第二の切り欠き部87に挿入される各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70のシャッタ用アーム72が、図中右側に向かって付勢される。その結果、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70のシャッタ用アーム72が、レーザ光LB-Y,LB-M,LB-C,LB-Kの光路を閉鎖する。
【0067】
この状態で、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12を回転させると、各感光体ドラム12に従動回転する各帯電ロール13aに各クリーニングブラシ59が当接することとなり、各帯電ロール13aに付着した異物(特に外添剤)が除去されることになる。
このような動作を非画像形成時に行うことにより、本実施の形態においても、複雑な機構を用いることなく、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの帯電ロール13aから異物を取り除くことができ、各感光体ドラム12の帯電不良を防止することができる。
【0068】
次に、図20を参照しながら、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのスタンバイ時の動作について説明する。この動作は、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kによる画像形成動作が終了し、次の画像形成動作が開始される前に行われる。
【0069】
まず、駆動機構74により駆動アーム79を図中反時計回り方向(左側)に揺動させる。すると、駆動アーム79の突起79aによるブラック(K)の画像形成ユニット11Kのカム63の膨出部68aに対する押圧が解除される。これと同時に、リンクロッド81が図中左側にスライドし、図示はしていないが、リンクロッド81の各作動部86によるシアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の画像形成ユニット11C,11M,11Yの各膨出部68aの押圧が解除される。これに伴って、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのカム63が図中時計回り方向に揺動する。各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのカム63が時計回り方向に揺動するのに伴い、カム63に取り付けられたマイラーフィルム66が帯電ロールクリーナ54の下面を押圧しなくなる。これに伴い、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの帯電ロールクリーナ54が図中時計回り方向(下側)に揺動し、帯電ロールクリーナ54の上面に取り付けられたクリーニングブラシ59が帯電ロール13aから離間した状態で停止する。
【0070】
一方、ブラシクリーナ110は、リンクロッド81の図中左側へのスライドに伴って図中左側にスライドするが、クリーニングロッド113がクリーニングブラシ59に接触する手前で停止する。
【0071】
さらに、リンクロッド81が図中左側にスライドするのに伴い、リンクロッド81の第二の切り欠き部87の位置が図中左側に移動するが、第二の切り欠き部87の大きさは、この第二の切り欠き部87に挿入される各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70のシャッタ用アーム72よりも十分に大きいため、シャッタ用アーム72はリンクロッド81によって付勢されない状態となる。その結果、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70は、レーザ光LB-Y,LB-M,LB-C,LB-Kの光路を閉鎖した状態を維持する。
【0072】
このような動作を行うことにより、本実施の形態においても、クリーニングブラシ59から異物を取り除くことができ、異物の帯電ロール13aへの再付着を防止すること、および、クリーニングブラシ59の寿命を長くすることができる。
【0073】
最後に、図21および図22を参照しながら、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの画像形成時の動作について説明する。
まず、駆動機構74により駆動アーム79をさらに図中反時計回り方向(左側)に揺動させる。すると、駆動アーム79の突起79aがブラック(K)の画像形成ユニット11Kのカム63の膨出部68aより離間する。これと同時に、リンクロッド81が図中さらに左側にスライドし、図示はしていないが、リンクロッド81の各作動部86がシアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の画像形成ユニット11C,11M,11Yの各膨出部68aから離間する。但し、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのカム63に対する押圧は既に解除されているため、カム63に取り付けられたマイラーフィルム66は帯電ロールクリーナ54の下面を押圧しない状態を維持し、帯電ロールクリーナ54の上面に取り付けられたクリーニングブラシ59は帯電ロール13aから離間した状態で停止する状態を維持する。
【0074】
一方、ブラシクリーナ110は、リンクロッド81の図中さらに左側へのスライドに伴って図中左側へスライドし、クリーニングロッド113がクリーニングブラシ59の毛先を叩きながら帯電ロールクリーナ54の軸60側へと移動して停止する。この動作により、クリーニングブラシ59に付着した異物はクリーニングロッド113によって叩き落とされることになる。
【0075】
なお、クリーニングロッド113によって叩き落とされた異物は、図示しない吸引機構によって吸引され、図示しないフィルタに捕獲されることとなるため、叩き出された異物が再度帯電ロール13aに付着するという事態は生じにくい。また、クリーニングロッド113の下部に空間を設けているため、クリーニングロッド113に叩かれたクリーニングブラシ59はすぐに元の状態に戻ることができ、クリーニングブラシ59にクセがついて変形してしまうという事態も生じにくい。
【0076】
また、リンクロッド81が図中左側にスライドするのに伴い、リンクロッド81の第二の切り欠き部87の位置が今度は図中左側に移動し、この第二切り欠き部87に挿入される各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70のシャッタ用アーム72が、今度は図中左側に向かって付勢される。その結果、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70が、レーザ光LB-Y,LB-M,LB-C,LB-Kの光路を開放する。
【0077】
このようにしてシャッタ70を開放することにより、画像形成を行うことができる。
また、この状態では、クリーニングブラシ59が帯電ロール13aから離間しているので、感光体ドラム12に従動する帯電ロール13aの回転が妨げられにくくなり、画像形成動作時における帯電ロール13aの回転不良およびこれに伴う帯電不良や画像形成不良を防止することができる。
特に、本実施の形態では、実施の形態1とは異なり、スタンバイ時においてクリーニングロッド113がクリーニングブラシ59から離間するようになっているため、よりクリーニングブラシ59の変形を抑制することが可能になる。
【0078】
―実施の形態3―
本実施の形態は、実施の形態2と略同様であるが、ブラシクリーナ110のクリーニングロッド113の高さを異ならせたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図23は、本実施の形態におけるブラック(K)の画像形成ユニット11K、駆動機構74およびリンクロッド81を示す側面図である。このブラシクリーナ110は、実施の形態2で説明したものと全く同じ構成を有しているが、クリーニングロッド113の配設高さが、クリーニングブラシ59の高さよりも低く、帯電ロールクリーナ54の高さと略同じに設定される点が異なっている。なお、他の画像形成ユニット11Y,11M,11Cについても、同様のブラシクリーナ110が設けられている。
【0079】
次に、リンクロッド81を用いた各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kにおける帯電ロールクリーナ54およびブラシクリーナ110の動作について説明する。
最初に、図23を参照しながら、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの帯電ロール13aをクリーニングブラシ59でクリーニングする動作について説明する。この動作は、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kによる非画像形成動作時に行われる。
【0080】
まず、駆動機構74により駆動アーム79を図中時計回り方向(右側)に揺動させる。すると、駆動アーム79の突起79aがブラック(K)の画像形成ユニット11Kのカム63の膨出部68aを押圧する。これと同時に、リンクロッド81が図中右側にスライドし、図示はしていないが、リンクロッド81の各作動部86がシアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の画像形成ユニット11C,11M,11Yの各膨出部68aを押圧する。これに伴って、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのカム63が図中反時計回り方向に揺動する。各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのカム63が図中反時計回り方向に揺動するのに伴い、カム63に取り付けられたマイラーフィルム66が帯電ロールクリーナ54の下面を押圧する。これに伴い、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの帯電ロールクリーナ54が図中反時計回り方向(上側)に揺動し、帯電ロールクリーナ54の上面に取り付けられたクリーニングブラシ59が帯電ロール13aに当接することで停止する。一方、ブラシクリーナ110は、リンクロッド81の図中右側へのスライドに伴って図中右側にスライドし、クリーニングロッド113がクリーニングブラシ59から離間した状態で停止する。
【0081】
また、リンクロッド81が図中右側にスライドするのに伴い、リンクロッド81の第二の切り欠き部87の位置が図中右側に移動し、この第二の切り欠き部87に挿入される各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70(シャッタ部材)のシャッタ用アーム72が、図中右側に向かって付勢される。その結果、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70のシャッタ用アーム72が、レーザ光LB-Y,LB-M,LB-C,LB-Kの光路を閉鎖する。
【0082】
この状態で、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12を回転させると、各感光体ドラム12に従動回転する各帯電ロール13aに各クリーニングブラシ59が当接することとなり、各帯電ロール13aに付着した異物(特に外添剤)が除去されることになる。
このような動作を非画像形成時に行うことにより、本実施の形態においても、複雑な機構を用いることなく、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの帯電ロール13aから異物を取り除くことができ、各感光体ドラム12の帯電不良を防止することができる。
【0083】
次に、図24を参照しながら、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのスタンバイ時の動作について説明する。この動作は、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kによる画像形成動作が終了し、次の画像形成動作が開始される前に行われる。
【0084】
まず、駆動機構74により駆動アーム79を図中反時計回り方向(左側)に揺動させる。すると、駆動アーム79の突起79aによるブラック(K)の画像形成ユニット11Kのカム63の膨出部68aに対する押圧が解除される。これと同時に、リンクロッド81が図中左側にスライドし、図示はしていないが、リンクロッド81の各作動部86によるシアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の画像形成ユニット11C,11M,11Yの各膨出部68aの押圧が解除される。これに伴って、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのカム63が図中時計回り方向に揺動する。各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのカム63が時計回り方向に揺動するのに伴い、カム63に取り付けられたマイラーフィルム66が帯電ロールクリーナ54の下面を押圧しなくなる。これに伴い、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの帯電ロールクリーナ54が図中時計回り方向(下側)に揺動し、帯電ロールクリーナ54の上面に取り付けられたクリーニングブラシ59が帯電ロール13aから離間した状態で停止する。
【0085】
一方、ブラシクリーナ110は、リンクロッド81の図中左側へのスライドに伴って同方向にスライドするが、クリーニングロッド113が帯電ロールクリーナ54に接触する手前で停止する。
【0086】
さらに、リンクロッド81が図中左側にスライドするのに伴い、リンクロッド81の第二の切り欠き部87の位置が図中左側に移動するが、第二の切り欠き部87の大きさは、この第二の切り欠き部87に挿入される各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70のシャッタ用アーム72よりも十分に大きいため、シャッタ用アーム72はリンクロッド81によって付勢されない状態となる。その結果、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70は、レーザ光LB-Y,LB-M,LB-C,LB-Kの光路を閉鎖した状態を維持する。
【0087】
このような動作を行うことにより、本実施の形態においても、クリーニングブラシ59から異物を取り除くことができ、異物の帯電ロール13aへの再付着を防止すること、および、クリーニングブラシ59の寿命を長くすることができる。
【0088】
最後に、図25を参照しながら、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの画像形成時の動作について説明する。
まず、駆動機構74により駆動アーム79をさらに図中反時計回り方向(左側)に揺動させる。すると、駆動アーム79の突起79aがブラック(K)の画像形成ユニット11Kのカム63の膨出部68aより離間する。これと同時に、リンクロッド81が図中さらに左側にスライドし、図示はしていないが、リンクロッド81の各作動部86がシアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の画像形成ユニット11C,11M,11Yの各膨出部68aから離間する。但し、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのカム63に対する押圧は既に解除されているため、カム63に取り付けられたマイラーフィルム66は帯電ロールクリーナ54の下面を押圧しない状態を維持し、帯電ロールクリーナ54の上面に取り付けられたクリーニングブラシ59は帯電ロール13aから離間した状態で停止する状態を維持する。
【0089】
一方、ブラシクリーナ110は、リンクロッド81の図中左側へのスライドに伴って同方向にスライドし、クリーニングロッド113が帯電ロールクリーナ54に衝突して停止する。これによりクリーニングブラシ59が振動し、クリーニングブラシ59に付着した異物は振り落とされる。したがって、本実施の形態では、クリーニングロッド113が接離部材として機能する。
なお、振り落とされた異物は、図示しない吸引機構によって吸引され、図示しないフィルタに捕獲されることとなるため、叩き出された異物が再度帯電ロール13aに付着するという事態は生じにくい。
【0090】
また、リンクロッド81が図中左側にスライドするのに伴い、リンクロッド81の第二の切り欠き部87の位置が今度は図中左側に移動し、この第二切り欠き部87に挿入される各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70のシャッタ用アーム72が、今度は図中左側に向かって付勢される。その結果、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのシャッタ70が、レーザ光LB-Y,LB-M,LB-C,LB-Kの光路を開放する。
【0091】
このようにしてシャッタ70を開放することにより、画像形成を行うことができる。
また、この状態では、クリーニングブラシ59が帯電ロール13aから離間しているので、感光体ドラム12に従動する帯電ロール13aの回転が妨げられにくくなり、画像形成動作時における帯電ロール13aの回転不良およびこれに伴う帯電不良や画像形成不良を防止することができる。
【0092】
特に、本実施の形態では、実施の形態1や2とは異なり、直接クリーニングブラシ59に触れることなく、クリーニングブラシ59が取り付けられる帯電ロールクリーナ54に衝撃を与え、振動を生じさせることにより異物を振り落とすようになっているため、さらにクリーニングブラシ59の変形を抑制することが可能になる。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡易な構成で、帯電ロール等の帯電部材に付着した異物を取り除く性能を長期にわたって維持することができる。
また、本発明によれば、クリーニングブラシの変形を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成を示した図である。
【図2】 画像形成ユニットの構成を説明するための図である。
【図3】 帯電器を示した斜視図である。
【図4】 帯電器に取り付けられるクリーナの端部を拡大した図である。
【図5】 帯電器に取り付けられるクリーナの全体を示す図である。
【図6】 揺動機構および駆動機構を示した斜視図である。
【図7】 揺動機構および駆動機構を示した側面図であり、クリーニングブラシによる帯電ロールのクリーニング状態を示す図である。
【図8】 カムを示す斜視図である。
【図9】 揺動機構および駆動機構を示した側面図であり、ブラシクリーナによるクリーニングブラシのクリーニング状態を示す図である。
【図10】 非クリーニング状態におけるブラシクリーナを示す斜視図である。
【図11】 クリーニング状態におけるブラシクリーナを示す斜視図である。
【図12】 各画像形成ユニットにおけるクリーニングブラシによる帯電ロールのクリーニング状態を示す図である。
【図13】 リンクロッドの斜視図である。
【図14】 画像形成ユニット、駆動機構およびリンクロッドが取り付けられたフレームを示す斜視図である。
【図15】 フレーム単体を示す斜視図である。
【図16】 各画像形成ユニットにおけるスタンバイ状態を示す図である。
【図17】 各画像形成ユニットにおけるシャッタ開放状態を示す図である。
【図18】 実施の形態2の各画像形成ユニットにおけるクリーニングブラシによる帯電ロールのクリーニング状態を示す図である。
【図19】 実施の形態2の非クリーニング状態におけるブラシクリーナを示す斜視図である。
【図20】 実施の形態2の各画像形成ユニットにおけるスタンバイ状態を示す図である。
【図21】 実施の形態2の各画像形成ユニットにおけるシャッタ開放状態を示す図である。
【図22】 実施の形態2のクリーニング状態におけるブラシクリーナを示す斜視図である。
【図23】 実施の形態3の各画像形成ユニットにおけるクリーニングブラシによる帯電ロールのクリーニング状態を示す図である。
【図24】 実施の形態3の各画像形成ユニットにおけるスタンバイ状態を示す図である。
【図25】 実施の形態3の各画像形成ユニットにおけるシャッタ開放状態を示す図である。
【符号の説明】
1…本体、10…画像プロセス系、11Y,11M,11C,11K…画像形成ユニット、12…感光体ドラム、13…帯電器、13a…帯電ロール、14…現像器、15…一次転写ロール、16…クリーニング装置、20…転写ユニット、21…中間転写ベルト、40…シート搬送系、50…IPS(Image Processing System)、54…帯電ロールクリーナ、59…クリーニングブラシ、62…揺動機構、63…カム、66…マイラーフィルム、70…シャッタ、72…シャッタ用アーム、74…駆動機構、79…駆動アーム、81…リンクロッド、82…第一の切り欠き部、83…水平部、84…傾斜部、85…連結部、86…作動部、87…第二の切り欠き部、100…ブラシクリーナ、101…バネ、102,103…アーム、104…ワイヤー、110…ブラシクリーナ、111…支持部材、112…レール、113…クリーニングロッド[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a charging device that charges an image carrier such as a photosensitive member or an intermediate transfer member using a contact charging member such as a charging roll, and in particular, has a function of removing foreign matter adhering to the surface of the contact charging member. The present invention relates to a charging device provided.
[0002]
[Prior art]
In general, in an image forming apparatus such as a printer or a copying machine using an electrophotographic method, in order to form an electrostatic latent image on an image carrier such as a photosensitive drum, the image carrier is charged in advance to a predetermined potential. A charging device is used. In addition, in an image forming apparatus using an intermediate transfer member such as an intermediate transfer belt, a charging device that charges the intermediate transfer member is used to primarily transfer the toner image formed on the image carrier to the intermediate transfer member. It is done.
[0003]
In recent years, various contact-type charging devices using a charging roll have been proposed and put into practical use as this type of charging device. In a contact-type charging device using a charging roll, an elastic charging roll is rotatably arranged on the surface of the image carrier, and a bias voltage is applied to the charging roll to perform charging in the vicinity of the contact portion. Exists. Such contact-type charging devices are less likely to generate discharge products such as ozone and nitrogen oxides compared to non-contact type charging devices such as corotrons that use corona discharge, and the charging device itself is downsized. There is an advantage that you can. On the other hand, since the charging roll is placed in contact with the image carrier, the residual toner adhering to the image carrier, external additive components contained in the toner, dust, paper dust and other foreign matters are transferred to and adhered to the charging roll. It becomes easy. For this reason, there has been a problem that abnormal discharge or unstable discharge is generated in accordance with the change in the charging performance of the portion where the foreign matter adheres, and image quality defects such as fog are likely to occur.
[0004]
In order to solve such a problem, a technique has been proposed in which a cleaning brush is brought into contact with the surface of the charging roll to remove foreign matter adhering to the charging roll. However, when this method is adopted, this time, the removed foreign matter adheres to the cleaning brush and accumulates, so that the cleaning ability of the charging roll is lowered, and the foreign matter attached to the charging roll is insufficiently removed. The problem may recur. Accordingly, it has been proposed to arrange a cleaning brush so as to be rotatable, and to attach a hitting member that contacts the rotating cleaning brush and knocks off foreign matter adhering to the cleaning brush (see Patent Document 1).
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-199606 (page 4, FIG. 1)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, as in the invention described in
Further, since the hitting member always comes into contact with the cleaning brush, when the rotation of the cleaning brush is stopped, there is a technical problem that the brush in a portion that comes into contact with the hitting member is deformed and the cleaning performance is deteriorated. It was seen.
The present invention has been made in order to solve the above technical problems, and the object of the present invention is to provide a simple configuration with a long-term performance of removing foreign substances adhering to a contact charging member such as a charging roll. It is to maintain.
Another object of the present invention is to suppress the deformation of the cleaning brush.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
For this purpose, in the present invention, a cleaning brush for cleaning the contact charging member is disposed so as to be able to contact with and separate from the contact charging member, and in conjunction with the movement of the cleaning brush away from the contact charging member. By providing a brush cleaning member that cleans the cleaning brush, it is possible to achieve a long-term performance of removing foreign substances adhering to the contact charging member with a simple configuration.
Further, in the present invention, the brush cleaning member that cleans the cleaning brush is disposed so as to be in contact with and away from the cleaning brush, thereby suppressing the deformation of the cleaning brush.
[0008]
That is, the charging device of the present invention includes a contact charging member that is rotatably contacted to the image carrier and charges the image carrier, and a cleaning brush that is disposed so as to be able to contact and separate from the contact charging member. The brush cleaning member that moves away from the cleaning brush in conjunction with the contact operation of bringing the cleaning brush into contact with the contact charging member and contacts the cleaning brush in conjunction with the separation operation of separating the cleaning brush from the contact charging member And so on. In this charging device, the brush cleaning member may be a linear member disposed along the longitudinal direction of the cleaning brush.
[0009]
And a support member for swingably supporting the cleaning brush, and a swing support member for supporting the brush cleaning member and swinging in conjunction with swinging of the support member. it can.
Furthermore, it may further include a slide support member that supports the brush cleaning member and slides in conjunction with the contact and separation operation of the cleaning brush with respect to the contact charging member.
[0010]
From another point of view, the charging device of the present invention is disposed so as to be rotatable in contact with the image carrier, and a contact charging member that charges the image carrier and a contact charging member that can freely contact and separate from the contact charging member. The cleaning brush, the support member that swingably supports the cleaning brush, and the contact charging member that moves away from the support member in conjunction with the contact operation of contacting the cleaning brush with the contact charging member. And a contact / separation member that contacts the support member in conjunction with the separation operation of separating the cleaning brush from the contact member.
The charging device may further include a slide support member that supports the contact / separation member and slides in conjunction with the contact / separation operation of the cleaning brush with respect to the contact charging member.
[0011]
The image forming apparatus of the present invention includes an image carrier that is rotatably arranged, a contact charging member that is rotatably contacted with the image carrier, and charges the image carrier, and a contact charging member. A cleaning brush that is detachably attached to the cleaning brush, and a cleaning brush that is detachable from the cleaning brush in conjunction with an abutting operation that abuts the cleaning brush against the contact charging member. A brush cleaning member that contacts the cleaning brush in conjunction with a separation operation for separating the cleaning brush from the contact charging member, a shutter member that opens and closes an optical path for exposing the image carrier charged by the contact charging member, It has a link mechanism that interlocks the contact / separation operation of the cleaning brush with the contact charging member and the opening / closing operation of the shutter member.
In this image forming apparatus, the link mechanism closes the shutter member when the cleaning brush is brought into contact with the contact charging member, and opens the shutter member when the cleaning brush is separated from the contact charging member. can do.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
—
FIG. 1 is a diagram showing an overall configuration of an image forming apparatus according to
[0013]
The
[0014]
The
[0015]
In addition to a semiconductor laser and a modulator (not shown), the
[0016]
The
[0017]
Next, the
FIG. 2 is a diagram for explaining the configuration of the
[0018]
The
[0019]
In the present embodiment, the
[0020]
Next, the operation of the image forming apparatus shown in FIG. 1 will be described. A color material reflected light image of a document read by a document reading device (not shown) and color material image data formed by a personal computer (not shown) are, for example, R (red), G (green), and B (blue). Each 8-bit reflectance data is input to the
[0021]
In the
[0022]
The toner images formed on the
[0023]
On the other hand, in the
[0024]
Next, an image forming operation in the
When the image forming operation is started, the
[0025]
Next, the
FIG. 3 is a diagram showing the
In the present embodiment, the charging
[0026]
The
[0027]
FIG. 4 is an enlarged view of an end portion of the charging
[0028]
The cleaning
[0029]
6 is a perspective view showing a
[0030]
FIG. 8 is a perspective view showing the
[0031]
On the other hand, the
[0032]
Further, in the present embodiment, as shown in FIGS. 7 and 9, the charging roll cleaner is disposed so as to be rotatable about the
10 and 11 are diagrams for explaining the
[0033]
As shown in FIGS. 7 and 9, the
[0034]
Next, operations of the charging
First, an operation of cleaning the charging
[0035]
First, the
[0036]
When the
By performing such an operation, foreign matter can be removed from the charging
[0037]
Next, the operation of cleaning the cleaning
First, the
[0038]
By this operation, the foreign matter adhering to the cleaning
[0039]
By performing such an operation, the foreign matter can be removed from the cleaning
In addition, since the cleaning
[0040]
Incidentally, the image forming apparatus according to the present embodiment is a so-called quadruple tandem type image forming apparatus, and there are a total of four charging rolls 13 a arranged in contact with the
[0041]
FIG. 12 is a view for explaining the
[0042]
FIG. 13 is a perspective view of the
[0043]
Each
[0044]
14 is a perspective view showing the
[0045]
The
[0046]
Next, the operation of the charging
First, the operation of cleaning the charging rolls 13a of the
[0047]
First, the
[0048]
On the other hand, the
[0049]
Further, as the
[0050]
In this state, when the
By performing such an operation during non-image formation, foreign matters can be removed from the charging rolls 13a of the
[0051]
Next, the standby operation of each of the
[0052]
First, the
[0053]
On the other hand, the
[0054]
The foreign matter knocked down by each
In addition, since a space is provided between the
[0055]
Furthermore, as the
[0056]
By performing such an operation, the foreign matter can be removed from the cleaning
[0057]
Finally, with reference to FIG. 17, the operation of the
First, the
[0058]
On the other hand, the
[0059]
Further, as the
[0060]
By opening the
Further, in this state, since the cleaning
[0061]
-Embodiment 2-
The present embodiment is substantially the same as the first embodiment except that the configuration of the brush cleaner is different. In the present embodiment, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
18 is a side view showing the black (K)
[0062]
As shown in FIG. 19, the
[0063]
Next, the operation of the charging
First, an operation for cleaning the charging rolls 13a of the
[0064]
First, the
[0065]
On the other hand, the
[0066]
Further, as the
[0067]
In this state, when the
By performing such an operation at the time of non-image formation, even in this embodiment, foreign substances can be removed from the charging rolls 13a of the
[0068]
Next, the operation of each of the
[0069]
First, the
[0070]
On the other hand, the
[0071]
Furthermore, as the
[0072]
By performing such an operation, in the present embodiment also, the foreign matter can be removed from the cleaning
[0073]
Finally, the operation of the
First, the
[0074]
On the other hand, the
[0075]
Note that the foreign matter knocked down by the cleaning
[0076]
Further, as the
[0077]
By opening the
Further, in this state, since the cleaning
In particular, unlike the first embodiment, in the present embodiment, the cleaning
[0078]
-Third embodiment-
This embodiment is substantially the same as the second embodiment, but the height of the
FIG. 23 is a side view showing the black (K)
[0079]
Next, the operation of the charging
First, the operation of cleaning the charging rolls 13a of the
[0080]
First, the
[0081]
Further, as the
[0082]
In this state, when the
By performing such an operation at the time of non-image formation, even in this embodiment, foreign substances can be removed from the charging rolls 13a of the
[0083]
Next, the operation during standby of the
[0084]
First, the
[0085]
On the other hand, the
[0086]
Furthermore, as the
[0087]
By performing such an operation, in the present embodiment also, the foreign matter can be removed from the cleaning
[0088]
Finally, the operation of the
First, the
[0089]
On the other hand, the
Note that the foreign matter that has been shaken off is sucked by a suction mechanism (not shown) and is captured by a filter (not shown), so that it is unlikely that the knocked-out foreign matter adheres to the charging
[0090]
Further, as the
[0091]
By opening the
Further, in this state, since the cleaning
[0092]
In particular, unlike the first and second embodiments, in this embodiment, the charging roller cleaner 54 to which the cleaning
[0093]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to maintain the performance of removing foreign substances adhering to a charging member such as a charging roll over a long period of time with a simple configuration.
Further, according to the present invention, the deformation of the cleaning brush can be suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating an overall configuration of an image forming apparatus to which the exemplary embodiment is applied.
FIG. 2 is a diagram for explaining a configuration of an image forming unit.
FIG. 3 is a perspective view showing a charger.
FIG. 4 is an enlarged view of an end portion of a cleaner attached to a charger.
FIG. 5 is a diagram illustrating an entire cleaner attached to a charger.
FIG. 6 is a perspective view showing a swing mechanism and a drive mechanism.
FIG. 7 is a side view showing a swing mechanism and a drive mechanism, and is a view showing a cleaning state of a charging roll by a cleaning brush.
FIG. 8 is a perspective view showing a cam.
FIG. 9 is a side view showing a swing mechanism and a drive mechanism, and a view showing a cleaning state of the cleaning brush by a brush cleaner.
FIG. 10 is a perspective view showing a brush cleaner in a non-cleaning state.
FIG. 11 is a perspective view showing a brush cleaner in a cleaning state.
FIG. 12 is a diagram illustrating a cleaning state of the charging roll by a cleaning brush in each image forming unit.
FIG. 13 is a perspective view of a link rod.
FIG. 14 is a perspective view showing a frame to which an image forming unit, a drive mechanism, and a link rod are attached.
FIG. 15 is a perspective view showing a single frame.
FIG. 16 is a diagram illustrating a standby state in each image forming unit.
FIG. 17 is a diagram illustrating a shutter open state in each image forming unit.
FIG. 18 is a diagram illustrating a cleaning state of a charging roll by a cleaning brush in each image forming unit according to the second embodiment.
FIG. 19 is a perspective view showing the brush cleaner in the non-cleaning state of the second embodiment.
FIG. 20 is a diagram illustrating a standby state in each image forming unit according to the second embodiment.
FIG. 21 is a diagram illustrating a shutter open state in each image forming unit according to the second embodiment.
FIG. 22 is a perspective view showing the brush cleaner in the cleaning state according to the second embodiment.
FIG. 23 is a diagram illustrating a cleaning state of the charging roll by the cleaning brush in each image forming unit according to the third embodiment.
FIG. 24 is a diagram illustrating a standby state in each image forming unit according to the third embodiment.
FIG. 25 is a diagram illustrating a shutter open state in each image forming unit according to the third embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記像担持体に対して回転可能に接触配置され、前記像担持体を帯電する接触帯電部材と、
前記接触帯電部材に対して接離自在に配設されるクリーニングブラシと、
前記クリーニングブラシに対して接離自在に配設され、前記接触帯電部材に対して前記クリーニングブラシを当接させる当接動作に連動して前記クリーニングブラシから離間し、当該接触帯電部材から当該クリーニングブラシを離間させる離間動作に連動して当該クリーニングブラシに当接するブラシ清掃部材と、
前記接触帯電部材によって帯電された前記像担持体を露光するための光路を開閉するシャッタ部材と、
前記クリーニングブラシの前記接触帯電部材に対する接離動作と前記シャッタ部材の開閉動作とを連動させるリンク機構と
を有することを特徴とする画像形成装置。An image carrier disposed rotatably;
A contact charging member that is rotatably contacted with the image carrier and charges the image carrier;
A cleaning brush disposed so as to be able to contact with and separate from the contact charging member;
The cleaning brush is disposed so as to be able to come into contact with and separate from the cleaning brush, and is separated from the cleaning brush in conjunction with a contact operation of bringing the cleaning brush into contact with the contact charging member. A brush cleaning member that comes into contact with the cleaning brush in conjunction with a separating operation for separating
A shutter member that opens and closes an optical path for exposing the image carrier charged by the contact charging member;
An image forming apparatus comprising: a link mechanism that interlocks a contact operation of the cleaning brush with the contact charging member and an opening / closing operation of the shutter member.
前記接触帯電部材に前記クリーニングブラシを当接させた場合に前記シャッタ部材を閉鎖させ、当該接触帯電部材から当該クリーニングブラシを離間させた場合に当該シャッタ部材を開放することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。The link mechanism is
Claim 1, characterized in that the said shutter member is closed when abutted against the cleaning brush on the contact charging member, to open the shutter member when moved away the cleaning brush from the contact charging member The image forming apparatus described.
Priority Applications (1)
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