JP4055442B2 - Optical multiplexing / demultiplexing device and ring network - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光波長分割多重伝送システムのリングネットワークを構築するために用いられる光合分波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットやマルチメディア通信の普及と共に大容量通信路に対する要求が高まり、複数の波長光を多重化して1本の光ファイバで伝送する光波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)伝送技術が期待されている。このWDM伝送技術が適用可能な代表的ネットワークとして、複数のノード装置を光ファイバでリング状に接続するリングネットワークが知られている。
【0003】
光通信のリングネットワークを構成する各ノード装置には、光合分波(OADM:Optical Add Drop Multiplex)装置を備え、光合分波装置によりリングに対する光信号の挿入(Add)、リングからの光信号の分離(Drop)、リングに流れる光信号の中継(through)が実現される。なお、リングネットワークでWDM伝送を実現する場合、光合分波装置は各ノード装置に割り当てられた特定波長光をリングに流れる光信号に合波することで光信号を挿入(Add)し、リングに流れる光信号から特定波長光を分波することで光信号を分離(Drop)し、特定波長光以外の光信号を通過させることでリングに流れる光信号を中継(through)する。
【0004】
リングネットワークは、通常、都市間や地域間等を繋ぐ基幹系ネットワークにも適用されるため高い信頼性が要求される。そのため、各ノード装置には光ファイバ断や光合分波装置の障害に対応する様々な復旧能力を備えている。例えば、各ノード装置を複数の光ファイバで接続し、その一部(通常、半数の光ファイバ)を現用回線として使用し、残りを現用回線の障害時に切り替える予備回線として使用する。また、光合分波装置の各構成要素を現用回線及び予備回線に対応してそれぞれ備えることで冗長性を持たせた構成もある。
【0005】
この現用回線と予備回線の切り替え方法については、例えば、Telecordia (旧Bellcore)のGR-1400-CORE「SONET Dual-Fed Unidirectional Path Switched Ring(UPSR) Equipment generic Criteria」で勧告されている。
【0006】
上述した光合分波装置の従来の構成について図22及び図23を用いて説明する。
【0007】
図22は第1従来例の光合分波装置の構成を示すブロック図であり、図23は第2従来例の光合分波装置の構成を示すブロック図である。
【0008】
図22に示すように、第1従来例の光合分波装置は、現用回線である第1ラインに流れる光信号の合分波及び中継を行う第1OADM部1171と、予備回線である第2ラインに流れる光信号の合分波及び中継を行う第2OADM部1172と、第1OADM部1171から出力された光信号を監視し、第1ライン及び第1OADM部1171の障害発生有無を検出する第1障害検出部111と、第2OADM部1172から出力された光信号を監視し、第2ライン及び第2OADM部1172の障害発生有無を検出する第2障害検出部112と、第1障害検出部111及び第2障害検出部112による障害検出結果から第1ラインと第2ラインのうち有効なラインを選択するノード状態判定部113と、ノード状態判定部113で選択されたラインからの光信号を出力するスイッチである入力信号選択部114と、第1OADM部1171から出力された光信号を分割し、入力信号選択部114及び第1障害検出部111にそれぞれ供給する第1光分岐回路115と、第2OADM部1172から出力された光信号を分割し、入力信号選択部114及び第2障害検出部112にそれぞれ供給する第2光分岐回路116と、トランスポンダ部118を介してノード装置内の主処理装置であるクライアントから供給される特定波長光の信号を分割し、第1OADM部1171及び第2OADM部1172にそれぞれ供給する第3の光分岐回路120とを有する構成である。
【0009】
第1従来例の光合分波装置を備えたノード装置のうち、光信号を分離(Drop)するノード装置は、第1ラインに流れる光信号から第1OADM部1171を用いて特定波長光のみ分波し、第1光分岐回路115に供給する。このとき、分波されない光信号はそのまま第1ラインへ送出する。同様に、第2ラインに流れる光信号から第2OADM部1172を用いて特定波長光のみ分波し、第2光分岐回路116に供給する。このとき、分波されない光信号はそのまま第2ラインへ送出する。
【0010】
第1光分岐回路115は第1OADM部1171から出力された光信号(特定波長光)を分割し、分割した一方の光信号を第1障害検出部111で監視することで第1ライン及び第1OADM部1171の障害発生有無を検出する。同様に、第2光分岐回路116は第2OADM部1172から出力された光信号(特定波長光)を分割し、分割した一方の光信号を第2障害検出部112で監視することで第2ライン及び第2OADM部1172の障害発生有無を検出する。
【0011】
ノード状態判定部113は、第1障害検出部111及び第2障害検出部112による障害検出結果から第1ラインと第2ラインのうち使用可能な有効ラインを判定する。入力信号選択部114はノード状態判定部113で選択された第1ラインまたは第2ラインのいずれか一方の光信号を出力する。入力信号選択部114から出力された光信号はトランスポンダ部118を介してクライアントへ供給される。
【0012】
一方、光信号を挿入(Add)するノード装置は、クライアントからの光信号(特定波長光)をトランスポンダ部118を介して第3の光分岐回路120へ供給し、第3の光分岐回路120により分割して第1OADM部1171及び第2OADM部1172へそれぞれ供給する。
【0013】
第1OADM部1171はクライアントからの光信号(特定波長光)を第1ラインに流れる光信号に合波して送出する。同様に第2OADM部1172はクライアントからの光信号(特定波長光)を第2ラインに流れる光信号に合波して送出する。
【0014】
第1従来例の光合分波装置をそれぞれ備えた複数のノード装置から成るリングネットワークでは、光信号を送信するノード装置から第1ライン及び第2ラインの双方に光信号(特定波長光)が送出され、その光信号を受信するノード装置では第1ライン及び第2ラインのうち有効なラインからの光信号を受け取ることで双方向の通信パスが形成される。
【0015】
なお、第1従来例の光合分波装置は、現用回線及び予備回線に対応してOADM部をそれぞれ備えているため、光ファイバ断の障害に対する復旧能力、及びOADM部の障害復旧能力をそれぞれ提供することができる。
図23に示すように、第2従来例の光合分波装置は、現用回線である第1ラインに流れる光信号の合分波及び中継を行う第1OADM部1271と、予備回線である第2ラインに流れる光信号の合分波及び中継を行う第2OADM部1272と、第1OADM部1271からの光信号を監視し、障害発生の有無を検出する機能を有する第1トランスポンダ部1281と、第2OADM部1272からの光信号を監視し、障害発生の有無を検出する機能を有する第2トランスポンダ部1282とを有する構成である。また、この第1トランスポンダ部1281は、第1トランスポンダ部1281及び第2トランスポンダ部1282による障害検出結果から第1ラインが有効なラインと判定された場合に第1トランスポンダ部1281からクライアントへ送信される光信号を中継し、第2トランスポンダ部1282、は第1トランスポンダ部1281及び第2トランスポンダ部1282による障害検出結果から第2ラインが有効なラインと判定された場合に第2トランスポンダ部1282からクライアントへ送信される光信号を中継する。加えて、第2従来例の光合分波装置は、第1トランスポンダ部1281及び第2トランスポンダ部1282から出力される光信号を合波し、クライアントへ供給する光合波回路124と、クライアントから供給される光信号を分割し、第1トランスポンダ部1281及び第2トランスポンダ部1282へそれぞれ供給する光分岐回路130とを有する構成である。
【0016】
第2従来例の光合分波装置を備えたノード装置のうち、光信号を分離(Drop)するノード装置は、第1ラインに流れる光信号から第1OADM部1271を用いて特定波長光のみ分波し、第1トランスポンダ部1281へ供給する。このとき、分波されない光信号はそのまま第1ラインへ送出する。同様に、第2ラインに流れる光信号から第2OADM部1272を用いて特定波長光のみ分波し、第2トランスポンダ部1282へ供給する。このとき、分波されない光信号はそのまま第2ラインへ送出する。
【0017】
第2従来例の第1OADM部1271及び第2OADM部1272は、第1トランスポンダ部1281及び第2トランスポンダ部1282へ光信号(特定波長光)を供給する。
【0018】
第1トランスポンダ部1281及び第2トランスポンダ部1282は、光信号の障害発生を検出するための障害検出回路を備え、第1ライン及び第2ラインのうち使用可能な有効ラインを判別し、その有効ラインから供給された光信号を出力する。
【0019】
光合波回路124は、第1トランスポンダ部1281または第2トランスポンダ部1282から出力された光信号を合波し、クライアントへ出力する。
【0020】
一方、光信号を挿入(Add)するノード装置は、クライアントからの光信号(特定波長光)を光分岐回路130により分割し、第1トランスポンダ部1281及び第2トランスポンダ部1282へそれぞれ分配する。
【0021】
第1トランスポンダ部1281はクライアントからの光信号を第1OADM部1271に供給し、第1OADM部1271は第1トランスポンダ部1281から供給された光信号(特定波長光)を第1ラインに流れる光信号に合波して送出する。同様に、第2トランスポンダ部1282はクライアントからの光信号を第2OADM部1272に供給し、第2OADM部1272は第2トランスポンダ部1282から供給された光信号(特定波長光)を第2ラインに流れる光信号に合波して送出する。
【0022】
第2従来例の光合分波装置をそれぞれ備えた複数のノード装置から成るリングネットワークでは、光信号を送信するノード装置から第1ライン及び第2ラインの双方に光信号(特定波長光)が送出され、その光信号を受信するノード装置では第1ライン及び第2ラインのうち有効なラインからの光信号を受け取ることで双方向の通信パスが形成される。
【0023】
なお、第2従来例の光合分波装置は、現用回線及び予備回線に対応してOADM部及びトランスポンダ部をそれぞれ備えているため、光ファイバ断の障害に対する復旧能力、OADM部の障害復旧能力、及びトランスポンダ部の障害復旧能力をそれぞれ提供することができる。
【0024】
しかしながら第1従来例の光合分波装置では、現用回線である第1ライン用と予備回線である第2ライン用にそれぞれOADM部を用意する必要があるため、ノード装置の規模、価格、消費電力、及び設置場所に必要な容量等が増大する問題がある。
【0025】
また、第2従来例の光合分波装置では、第1ライン用と第2ライン用にそれぞれOADM部及びトランスポンダ部を用意する必要があるため、ノード装置の規模、価格、消費電力、及び設置場所に必要な容量等が第1従来例よりもさらに増大してしまう。
【0026】
このような問題を解決するため、例えば、図24に示すような構成の光合分波装置が知られている。
【0027】
図24は第3従来例の光合分波装置の構成を示すブロック図である。
【0028】
図24に示すように、第3従来例の光合分波装置は、現用回線である第1ラインからの光信号を監視し、障害発生の有無を検出する第1障害検出部131と、予備回線である第2ラインからの光信号を監視し、障害発生の有無を検出する第2障害検出部132と、第1障害検出部131及び第2障害検出部132による障害検出結果から第1ラインと第2ラインのうち使用可能な有効ラインを選択するノード状態判定部133と、ノード状態判定部133で選択された第1ラインまたは第2ラインのいずれか一方からの光信号を出力するスイッチである入力信号選択部134と、第1ラインからの光信号を分割し、入力信号選択部134及び第1障害検出部131にそれぞれ供給する第1光分岐回路135と、第2ラインからの光信号を分割し、入力信号選択部134及び第2障害検出部132にそれぞれ供給する第2光分岐回路136と、入力信号選択部134から出力された光信号の分波、クライアントから供給される光信号の合波、及びネットワークに流れる光信号の中継を行うOADM部137と、OADM部137とクライアント間で送受信される光信号を中継するトランスポンダ部138とを有する構成である。
【0029】
第3従来例の光合分波装置を備えたノード装置のうち、光信号を分離(Drop)するノード装置は、第1ラインからの光信号を第1光分岐回路135で分割し、分割した一方の光信号を第1障害検出部131で監視することで第1ラインの障害発生有無を検出する。同様に、第2ラインからの光信号を第2光分岐回路136で分割し、分割した一方の光信号を第2障害検出部132で監視することで第2ラインの障害発生有無を検出する。
【0030】
ノード状態判定部133は、第1障害検出部131及び第2障害検出部132による障害検出結果から第1ライン及び第2ラインのうち使用可能な有効ラインを判定する。入力信号選択部134はノード状態判定部133で選択された第1ラインまたは第2ラインのいずれか一方からの光信号を出力する。但し、第1ライン及び第2ライン共に有効な場合は、例えば、現用回線である第1ラインからの光信号を出力する。
【0031】
OADM部137は入力信号選択部134から出力された光信号から自装置に割り当てられた特定波長光のみ分波し、トランスポンダ部138を介してクライアントへ供給する。このとき、分波されない光信号は第3光分岐回路140を通して供給元のラインへ送出する。
【0032】
一方、光信号を挿入(Add)するノード装置は、クライアントからの光信号(特定波長光)をトランスポンダ部138を介してOADM部137へ供給し、OADM部137でネットワークに流れる光信号に合波した後、光分岐回路140により分割して第1ライン及び第2ラインにそれぞれ分配する。
【0033】
第3従来例の光合分波装置では、OADM部137及びトランスポンダ部138を第1ラインと第2ラインで共通に使用するため、光ファイバ断の障害復旧能力のみしか提供できないが、第1従来例及び第2従来例に比べてノード装置の規模、価格、消費電力、及び設置場所に必要な容量等を低減できる。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、第1従来例の光合分波装置、及び第2従来例の光合分波装置では、現用回線である第1ライン用と予備回線である第2ライン用にそれぞれOADM部を用意する必要(第2従来例ではOADM部及びトランスポンダ部共に必要)があるため、ノード装置の規模、価格、消費電力、及び設置場所に必要な容量等が増大する問題がある。
【0035】
一方、第3従来例の光合分波装置では、OADM部137及びトランスポンダ部138を第1ラインと第2ラインで共通に使用するため、第1従来例及び第2従来例に比べてノード装置の規模、価格、消費電力、及び設置場所に必要な容量等を低減できる。
【0036】
しかしながら第3従来例の構成では、OADM部137から出力された光信号を光分岐回路140を通して第1ライン及び第2ラインにそれぞれ送出する構成であるため、リングネットワークを構成した場合に障害を検出したノード装置から後段のノード装置にその障害検出結果が通知されないという問題がある。
【0037】
例えば、第3従来例の光合分波装置で図25に示すようにリングネットワークを構成した場合を考える。なお、図25及び後述する図26は第1ノード装置301、第2ノード装置302、及び第3ノード装置303を第1ライン及び第2ラインを用いてリング状に接続した例を示している。また、図25及び図26の矢印は光信号の送受信経路をそれぞれ示している。さらに、図25及び図26では、動作を分かり易くするため、第1障害検出部131、第2障害検出部132、ノード状態判定部133、第1光分岐回路135、第2光分岐回路136を省略した構成を示している。
【0038】
図25に示すように第1ラインを用いて第1ノード装置301と第2ノード装置302間に通信パスが形成されている状態から図26に示すように第1ノード装置301と第2ノード装置302間の第1ラインの光ファイバが断線した場合、第2ノード装置302の入力信号選択部134は有効な第2ラインからの光信号をOADM部137へ供給するように経路を切り換える。一方、各ノード装置の第3光分岐回路140は第2ノード装置302の切り換え動作に関係なくOADM部137からの光信号を第1ライン及び第2ラインに対してそれぞれ送出する。その結果、図26に示すように、第2ノード装置302から送信された光信号が後段の第3ノード装置303を通して第2ノード装置302へ返送されてしまう。すなわち、第3従来例の光合分波装置では、リングネットワークを構築しても光ファイバ断の障害発生時に通信パスを復旧することが不可能であり、適用できる構成が図27に示すような対向(ポイント・ツー・ポイント)ネットワークに限られてしまう問題があった。
【0039】
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、障害に対する復旧能力を安価な構成で実現することが可能な光合分波装置及びリングネットワークを提供することを目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の光合分波装置は、ネットワークに対する、クライアント毎に割り当てられた特定波長光信号の挿入、前記特定波長光信号の分離、及び前記ネットワークに流れる光信号の中継を行うOADM部を備えた光合分波装置であって、
現用回線である第1ラインからの光信号を監視し、障害発生の有無を検出する第1障害検出部と、
予備回線である第2ラインからの光信号を監視し、障害発生の有無を検出する第2障害検出部と、
前記第1障害検出部及び前記第2障害検出部による障害検出結果から前記第1ライン及び前記第2ラインのうち使用可能な有効ラインを判定するノード状態判定部と、
前記ノード状態判定部で有効ラインと判定されたラインからの光信号を前記OADM部へ出力し、前記ノード状態判定部で障害が発生していると判定されたラインを遮断し、該ラインからの光信号の入力を停止する入力信号選択部と、
前記第1ラインからの光信号を分割し、前記入力信号選択部及び前記第1障害検出部にそれぞれ供給する第1光分岐回路と、
前記第2ラインからの光信号を分割し、前記入力信号選択部及び前記第2障害検出部にそれぞれ供給する第2光分岐回路と、
前記クライアントから前記OADM部経由で供給される前記特定波長光信号と前記OADM部で中継を行う光信号とを、前記ノード状態判定部で障害が発生していないと判定されたラインに対して出力し、前記ノード状態判定部で障害が発生していると判定されたラインを遮断し、該ラインに対する光信号の出力を停止する出力信号分配・遮断部と、
を有する構成である。
【0041】
このとき、前記ノード状態判定部は、
自装置がマスターノードに指定された場合に、障害の発生を検出したラインに対して前記クライアントから供給される前記特定波長光信号を、前記出力信号分配・遮断部から、予め決められた所定周期毎に予め決められた時間幅で送出させてもよい。
【0042】
一方、本発明のリングネットワークは、上記光合分波装置を備えた複数のノード装置と、
前記ノード装置間を結ぶ現用回線である第1ライン及び予備回線である第2ラインと、
を備え、
前記複数のノード装置が前記第1ライン及び第2ラインによりリング状に接続された構成である。
【0043】
(作用)
上記のような光合分波装置及びリングネットワークでは、出力信号分配・遮断部により障害の発生していないと判定されたラインに光信号が出力され、障害が発生したラインに対する光信号の出力が停止されるため、障害の発生時にその障害検出結果がネットワークの後段のノード装置に順に伝播され、任意のノード装置間に形成された通信パスが障害の発生していないラインを用いて復旧される。したがって、リングネットワークの構築が可能になる。
【0044】
【発明の実施の形態】
次に本発明について図面を参照して説明する。
【0045】
図1は本発明の光合分波装置の一構成例を示すブロック図であり、図2及び図3は図1に示したOADM部の一構成例を示すブロック図である。
【0046】
図1に示すように、本発明の光合分波装置は、現用回線である第1ラインからの光信号を監視し、障害発生の有無を検出する第1障害検出部11と、予備回線である第2ラインからの光信号を監視し、障害発生の有無を検出する第2障害検出部12と、第1障害検出部11及び第2障害検出部12による障害検出結果から第1ライン及び第2ラインのうち使用可能な有効ラインを判定するノード状態判定部13と、ノード状態判定部13で有効ラインと判定されたライン(但し、第1ライン及び第2ライン共に有効な場合はいずれか一方のみ)からの光信号を出力する光スイッチである入力信号選択部14と、第1ラインからの光信号を分割し、入力信号選択部14及び第1障害検出部11にそれぞれ供給する第1光分岐回路15と、第2ラインからの光信号を分割し、入力信号選択部14及び第2障害検出部12にそれぞれ供給する第2光分岐回路16と、入力信号選択部14から出力された光信号の分波、クライアントから供給される光信号の合波、及びネットワークに流れる光信号の中継を行うOADM部17と、OADM部17とクライアント間で送受信される光信号を中継するトランスポンダ部18と、トランスポンダ部18を介してクライアントから供給される光信号をノード状態判定部13で障害が発生していないと判定されたラインに出力する光スイッチである出力信号分配・遮断部20とを有する構成である。
【0047】
なお、第1障害検出部11及び第2障害検出部12は、例えば光入力の有無を検出する光電変換素子を用いた簡単な検出器で構成することが可能である。また、第1光分岐回路15及び第2光分岐回路16は、例えば光ファイバから成る周知の結合器で構成することが可能である。ノード状態判定部13は、第1障害検出部11及び第2障害検出部12による障害検出結果に基づいて光スイッチから成る入力信号選択部14及び出力信号分配・遮断部20を切り換えるための信号を生成する論理回路で構成される。なお、ノード状態判定部13には、後述するライン復旧動作時に用いられる複数のタイマー回路を備えていることが好ましい。
【0048】
OADM部17は、図2に示すように、2つの光サーキュレータ21、ファイバグレーティング22、光フィルタ23、及び光カプラ24によって構成される。または、図3に示すように、ODMUX(Optical DeMultiplexing:光波長分離)部31、及びOMUX(Optical Multiplexing:光波長多重)部32によって構成される。図2、図3に示すOADM部は当業者によく知られた構成であり、本発明の特徴と直接関係がないため、これらの詳細な説明は省略する。
【0049】
このような構成において、本発明の光合分波装置を備えたノード装置のうち、光信号を分離(Drop)するノード装置では、第1ラインからの光信号を第1光分岐回路15で分割し、分割した一方の光信号を第1障害検出部11で監視することで第1ラインの障害発生有無を検出する。同様に、第2ラインからの光信号を第2光分岐回路16で分割し、分割した一方の光信号を第2障害検出部12で監視することで第2ラインの障害発生有無を検出する。
【0050】
ノード状態判定部13は、第1障害検出部11及び第2障害検出部12による障害検出結果から第1ライン及び第2ラインのうち使用可能な有効ラインを判定する。入力信号選択部14はノード状態判定部13で選択された第1ラインまたは第2ラインのいずれか一方からの光信号を出力する。但し、第1ライン及び第2ライン共に有効な場合は、例えば、現用回線である第1ラインからの光信号を出力する。
【0051】
OADM部17は入力信号選択部14から出力された光信号から自装置に割り当てられた特定波長光を分波し、トランスポンダ部18を介してクライアントへ供給する。このとき、分波されない光信号は出力信号分配・遮断部20を通して供給元のラインへ送出する。
【0052】
一方、光信号を挿入(Add)するノード装置では、クライアントからの光信号(特定波長光)をトランスポンダ部18を介してOADM部17へ供給し、OADM部17でネットワークに流れる光信号に合波して出力信号分配・遮断部20へ供給する。
【0053】
出力信号分配・遮断部20は、ノード状態判定部13の判定結果にしたがって障害が検出されたラインへの光出力を停止し、障害が発生していないラインに対してOADM部17から供給された光信号を送出する。
【0054】
このような光合分波装置を備えた複数のノード装置を、例えば、図4に示すようにリング状に接続した場合(図4では第1ノード装置101、第2ノード装置102、及び第3ノード装置103を第1ライン及び第2ラインを用いてリング状に接続した例を示している)、各ノード装置の入力信号選択部14は第1ライン及び第2ラインの光入力信号のうち有効な(障害の発生していない)ラインの光信号をOADM部17へ供給することで分離(Drop)路を確保する。また、出力信号分配・遮断部20は、第1ライン及び第2ラインのうち障害が発生していないラインに対して光信号を送出することで挿入(Add)路を確保する。さらに、出力信号分配・遮断部20は、障害の発生したラインへの光信号の出力を停止することで第1ラインまたは第2ラインの入力側で発生した障害情報をネットワークの後段(第1ラインまたは第2ラインの出力側)のノード装置に伝搬する。すなわち、後段のノード装置では、障害の発生したラインを通した前段のノード装置からの光信号入力が停止するため、その光入力断を障害検出部で検出することで障害の発生有無を検出する。
【0055】
例えば、図4に示すように第1ラインを用いて第1ノード装置101と第2ノード装置102間に通信パスが形成されている状態から図5に示すように第1ノード装置101と第2ノード装置102間を結ぶ第1ラインの光ファイバが断線した場合、各ノード装置の入力信号選択部14は有効な第2ラインからの光信号をOADM部17へ供給するように切り換え、各ノード装置の出力信号分配・遮断部20は障害の発生していない第2ラインに対してOADM部17からの光信号を送出するように切り換える。その結果、第1ノード装置101と第2ノード装置102間の通信パスは障害の発生していないライン(第2ライン)を用いて復旧される。なお、図4及び図5では、動作を分かり易くするため、第1障害検出部11、第2障害検出部12、ノード状態判定部13、第1光分岐回路15、及び第2光分岐回路16を省略した構成を示している。また、図4、図5の矢印は光信号の送受信経路をそれぞれ示している。
【0056】
したがって、本発明の光合分波装置を備えたノード装置を用いれば、出力信号分配・遮断部により障害の発生していないと判定されたラインに光信号が出力され、障害が発生したラインに対する光信号の出力が停止されるため、障害の発生時にその障害検出結果がネットワークの後段のノード装置に順に伝播され、任意のノード装置間に形成された通信パスが障害の発生していないラインを用いて復旧される。よって、リングネットワークの構築が可能になると共に光ファイバ断の障害に対する復旧能力を提供することができる。
【0057】
次に、図1に示した本発明の光合分波装置の動作について、図面を用いて詳細に説明する。
【0058】
光合分波装置は各ラインにおける障害発生の有無によって以下に示す(a)〜(e)の5つの状態に遷移する。
【0059】
(a)状態1:第1ライン及び第2ラインが共に正常な状態。
【0060】
このとき、光合分波装置は、第1ラインに流れる光信号を入力信号選択部14を通してOADM部17へ供給することで分離(Drop)路を確保する。また、OADM部17から出力された光信号を出力信号分配・遮断部20を通して第1ライン及び第2ラインへそれぞれ送出することで挿入(Add)路を確保する。すなわち、状態1では任意のノード装置間の双方向通信パスが第1ラインを用いて確保される。
【0061】
(b)状態2:第1ラインで障害が発生し、第2ラインが正常な状態。
【0062】
このとき、光合分波装置は、第2ラインに流れる光信号を入力信号選択部14を通してOADM部17へ供給することで分離(Drop)路を確保する。また、OADM部17から出力された光信号を出力信号分配・遮断部20を通して第2ラインへ送出することで挿入(Add)路を確保する。
【0063】
状態2では、出力信号分配・遮断部20が第1ラインに対する光出力を停止するため、第1ラインの後段(出力側)に接続されるノード装置へ障害の発生が順次通知される。すなわち、第1ラインの後段(出力側)のノード装置では第1ラインの光信号停止を検出することで第1ラインの障害発生を検出する。したがって、状態2では任意のノード装置間の双方向通信パスが第2ラインを用いて確保される。また、第1ラインの障害情報が後続のノード装置へ順次伝搬される。
【0064】
(c)状態3:第1ラインが障害復旧途上であり、第2ラインが正常な状態。
【0065】
このとき、光合分波装置は、状態2と同様に第2ラインに流れる光信号を入力信号選択部14を通してOADM部17へ供給することで分離(Drop)路を確保する。また、OADM部17から出力された光信号を出力信号分配・遮断部20を通して第2ラインへ送出することで挿入(Add)路を確保する。
【0066】
状態3では、例えば、所定周期毎に出力信号分配・遮断部20から第1ラインへ送出された光信号を第1ラインの後段(出力側)に接続されるノード装置が検出することで、各ノード装置へ障害復旧が順次通知される。したがって、状態3では任意のノード装置間の双方向通信パスが第2ラインを用いて確保される。また、第1ラインの障害復旧情報が後続のノード装置に順次伝搬される。各ノード装置は、この状態3が予め指定された時間(例えば200ms)だけ経過したときに、第1ラインの復旧が完了したと判定し、状態1に遷移する。
【0067】
(d)状態4:第2ラインで障害が発生し、第1ラインが正常な状態。
【0068】
このとき、光合分波装置は、第1ラインに流れる光信号を入力信号選択部14を通してOADM部17へ供給することで分離(Drop)路を確保する。また、OADM部17から出力された光信号を出力信号分配・遮断部20を通して第1ラインへ送出することで挿入(Add)路を確保する。
【0069】
状態4では、出力信号分配・遮断部20が第2ラインに対する光出力を停止するため、第2ラインの後段(出力側)に接続されるノード装置へ障害の発生が順次通知される。すなわち、第2ラインの後段(出力側)のノード装置では第2ラインの光信号停止を検出することで第2ラインの障害発生を検出する。したがって、状態4では任意のノード装置間の双方向通信パスが第1ラインを用いて確保される。また、第2ラインの障害情報が後続のノード装置へ順次伝搬される。
【0070】
(e)状態5:第1ライン及び第2ライン共に障害が発生した状態。
【0071】
このとき、光合分波装置は、入力信号選択部14によりOADM部17に対する第1ライン及び第2ラインからの光信号の入力を停止し、分離(Drop)路を遮断する。また、出力信号分配・遮断部20により第1ライン及び第2ラインに対するOADM部17から出力された光信号の送出を停止し、挿入(Add)路を遮断する。
【0072】
状態5では、出力信号分配・遮断部20が第1ライン及び第2ラインに対する光出力をそれぞれ停止するため、第1ライン及び第2ラインの後段(出力側)に接続されるノード装置へそれぞれ障害の発生が順次通知される。すなわち、第1ラインの後段(出力側)のノード装置では第1ラインからの光信号停止を検出することで第1ラインの障害発生を検出する。同様に第2ラインの後段(出力側)のノード装置では第2ラインからの光信号停止を検出することで第2ラインの障害発生を検出する。したがって、状態5では任意のノード装置間の双方向通信パスが遮断される。また、第1ライン及び第2ラインの障害情報が後段のノード装置へ順次伝搬される。
【0073】
以上をまとめると、ノード装置の各状態は図6に示すノード状態表でそれぞれ表すことができる。なお、図6に示す入力信号選択部、出力信号分配・遮断部の構成のうち、接続関係を示す数字は、入力信号選択部14及び出力信号分配・遮断部20の入出力端子番号をそれぞれ示している(図1参照)。
【0074】
次に、ライン正常時、ライン障害発生時、及びライン障害復旧時における光合分波装置の動作について図面を用いて説明する。
【0075】
なお、以下では、図1に示した光合分波装置を備えた第1ノード装置201〜第5ノード装置205が、図7(a)に示すように2本の光ファイバでリング状に接続されたリングネットワークを例にして説明する。また、以下では、図7(b)に示すように、第1ノード装置201と第4ノード装置204間で双方向の通信パスが形成され、第2ノード装置202と第3ノード装置203間で光ファイバ断の障害が発生する場合で説明する。
【0076】
(1)第1ライン及び第2ラインが共に正常時:
この場合、光合分波装置には第1ライン及び第2ラインからそれぞれ正常に光信号が入力されるため、各ノード装置の第1障害検出部11及び第2障害検出部12で第1ライン及び第2ライン共に障害が発生していないと判定し、第1ノード装置201〜第5ノード装置205は全て状態1となる。
【0077】
したがって、第1ノード装置201から挿入(Add)された光信号は、現用回線である第1ラインを通り、第2ノード装置202及び第3ノード装置203を中継して第4ノード装置204で分離(Drop)される。一方、第4ノード装置204から挿入(Add)された光信号は、現用回線である第1ラインを通り、第5ノード装置205を中継して、第1ノード装置201で分離(Drop)される。すなわち、第1ノード装置201と第4ノード装置204間に第1ラインを用いて双方向の通信パスが形成される。
【0078】
(2)第1ラインで障害が発生し、第2ラインが正常な時:
第1ライン及び第2ラインが共に正常な状態から、第2ノード装置と第3ノード装置間の第1ラインの光ファイバが断線した場合、まず、第3ノード装置203に対して第1ラインからの光信号の入力が無くなるため、第3ノード装置203の第1障害検出部11により第1ラインの障害が検出される。
【0079】
第3ノード装置203は、図8の状態遷移図で示すように状態1から状態2に遷移し、ノード状態判定部13により第1ラインで障害が発生したと判定し、有効ラインとして第2ラインを選択する。また、ノード状態判定部13の判定結果にしたがって入力信号選択部14は有効な第2ラインからの光信号をOADM部17へ供給し、出力信号分配・遮断部20は第1ラインへの光信号の送出を停止する。
【0080】
第4ノード装置204は、第1ラインを通した第3ノード装置203からの光信号の入力が停止するため、第3ノード装置203と第4ノード装置204間の第1ラインの光ファイバが断線したときと同じ状態になる。このため、第4ノード装置204も状態2へ遷移し、第1ラインへの光信号の送出を停止する。
【0081】
後続の第5ノード装置205、第1ノード装置201、及び第2ノード装置202も、第3ノード装置203及び第4ノード装置204と同様に状態2へそれぞれ遷移する。この段階で、全ノード装置201〜205が全て状態2に遷移し、第2ラインを用いてリングが形成される。図9はこの時の各ノード装置の状態遷移を示している。
【0082】
したがって、第1ノード装置201から挿入(Add)された光信号は、予備回線である第2ラインを通り、第5ノード装置205を中継して第4ノード装置204で分離(Drop)される。一方、第4ノード装置204から挿入(Add)された光信号は、予備回線である第2ラインを通り、第3ノード装置203及び第2ノード装置202を中継して第1ノード装置201で分離(Drop)される。すなわち、第1ノード装置201と第4ノード装置204間に予備回線である第2ラインを用いて双方向の通信パスが形成されることで回線が復旧する。なお、第1ライン上の他のノード装置間でライン障害が発生した場合も同様の手順で第2ラインを用いて双方向の通信パスが復旧される。
【0083】
(3)第2ラインで障害が発生し、第1ラインが正常な時:
第1ライン及び第2ラインが共に正常な状態から、第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第2ラインの光ファイバが断線した場合、まず、第2ノード装置202に対して第2ラインからの光信号の入力が無くなるため、第2ノード装置202の第2障害検出部12により第2ラインの障害が検出される。
【0084】
第2ノード装置202は、図8の状態遷移図で示すように状態1から状態4に遷移し、ノード状態判定部13により第2ラインで障害が発生したと判定し、有効ラインとして第1ラインを選択する。また、ノード状態判定部13の判定結果にしたがって入力信号選択部14は有効な第1ラインからの光信号をOADM部17へ供給し、出力信号分配・遮断部20は第2ラインへの光信号の送出を停止する。
【0085】
第1ノード装置201は、第2ラインを通した第2ノード装置202からの光信号が停止するため、第1ノード装置201と第2ノード装置202間の第2ラインの光ファイバが断線したときと同じ状態になる。このため、第1ノード装置201も状態4へ遷移し、第2ラインへの光信号の送出を停止する。
【0086】
後続の第5ノード装置205、第4ノード装置204、及び第3ノード装置203も、第2ノード装置202及び第1ノード装置201と同様に状態4へ遷移する。この段階で、全ノード装置201〜205が全て状態4に遷移し、第1ラインを用いてリングが形成される。図10はこの時の各ノード装置の状態遷移を示している。
【0087】
したがって、第1ノード装置201から挿入(Add)された光信号は、現用回線である第1ラインを通り、第2ノード装置202及び第3ノード装置203を中継して第4ノード装置204で分離(Drop)される。一方、第4ノード装置204から挿入(Add)された光信号は、現用回線である第1ラインを通り、第5ノード装置205を中継して第1ノード装置201で分離(Drop)される。すなわち、第1ノード装置201と第4ノード装置204間に現用回線である第1ラインを用いて双方向の通信パスが形成される。なお、第2ライン上の他のノード装置間でライン障害が発生した場合も同様の手順で第1ラインを用いて双方向の通信パスが形成される。
【0088】
(4)第1ライン及び第2ライン共に障害が発生した時:
以下では、第1ライン及び第2ラインが共に正常な状態から第2ノード装置202と第3ノード装置203間を結ぶ第1ラインの光ファイバが断線し、続いて第2ノード装置202と第3ノード装置203間を結ぶ第2ラインの光ファイバが断線した場合で説明する。
【0089】
第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第1ラインの光ファイバが断線すると、上述したように第1ノード装置201〜第5ノード装置は全て状態2へ遷移し、第2ラインを用いて第1ノード装置201と第4ノード装置204間に双方向の通信パスが形成される。
【0090】
続いて、第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第2ラインの光ファイバが断線すると、第2ノード装置202は、第2ラインからの光信号の入力も無くなるため、第2障害検出部12により第2ラインの障害を検出する。このとき、第2ノード装置202は、図8の状態遷移図に示すように状態2から状態5へ遷移し、ノード状態判定部13により第1ライン及び第2ラインの双方で障害が発生したと判定する。
【0091】
入力信号選択部14はノード状態判定部13の判定結果にしたがって第1ライン及び第2ラインとOADM部17との接続を切断し、分離(Drop)路を遮断する。また、出力信号分配・遮断部20はノード状態判定部13の判定結果にしたがって第1ライン及び第2ラインに対する光信号の送出を停止し、挿入(Add)路を遮断する。
【0092】
第1ノード装置201は、第2ラインを通した第2ノード装置202からの光信号の入力も停止するため、第1ノード装置201と第2ノード装置202間の第2ラインの光ファイバが断線したときと同じ状態となる。このため、第1ノード装置201も状態5へ遷移し、第2ラインへの光信号の送出を停止する。
【0093】
後続の第5ノード装置205、第4ノード装置204、及び第3ノード装置203も、第2ノード装置202及び第1ノード装置201と同様に状態5へ遷移する。この段階で、全ノード装置201〜205が全て状態5へ遷移し、第1ライン及び第2ラインに流れる全ての光信号が無くなる。図11はこの時の各ノード装置の状態遷移を示している。
【0094】
したがって、第1ノード装置201からの光信号及び第4ノード装置204からの光信号がそれぞれ遮断され、第1ノード装置201と第4ノード装置204間の通信パスが遮断される。なお、第1ライン及び第2ライン上の他のノード装置間でライン障害が発生した場合も同様の手順で通信パスが遮断される。また、第2ラインの光ファイバが先に断線し、続いて第1ラインの光ファイバが断線した場合も同様の手順で各ノード装置が状態4から状態5へ遷移して通信パスが遮断される。
【0095】
(5)ライン復旧時:
本発明では、障害の発生を検出したラインに対して光合分波装置から予め決められた所定周期毎にライン監視用の光信号を挿入することでラインが復旧したか否かを検出する。ライン監視用の光信号としては、通常の通信に用いる光信号と異なる専用の波長光を用いる方法も考えられるが、この方法では追加コストが必要になる。本発明では通常の通信に用いる光信号を障害の発生を検出したラインに定期的に挿入することでコストを上昇させることなく障害復旧を検出する。
【0096】
ライン監視用の光信号をラインに挿入する場合、ノード装置は複数の波長光を多重化した光信号を生成する必要がある。OADM部17に光増幅器等を備えている場合は、その自然放出光(ASE: Amplified Spontaneous Emission)を用いる方法も考えられが、ここではクライアントからOADM部17へ供給される光信号を利用する。また、リングを構成するノード装置のうち、少なくとも1チャネル分の特定波長光が割り当てられたノード装置をマスターノードに指定し、マスターノードから送信される光信号をライン監視用として用いる。以下では図7(b)に示すリングネットワークを構成するノード装置のうち、第1ノード装置201をマスターノードに指定した例で説明する。
【0097】
マスターノードは、光合分波装置でライン障害を検出している状態、すなわち、状態2(第1ライン:障害、第2ライン:正常)、状態4(第1ライン:正常、第2ライン:障害)、及び状態5(第1ライン:障害、第2ライン:障害)において、所定周期(例えば、2秒)毎に障害が検出されたラインに対して予め決められた時間幅(例えば100ms)の光信号(特定波長光)を送出する。なお、ライン監視用の光信号は、ノード状態判定部13により出力信号分配・遮断部20を制御することで、クライアントから供給された特定波長の光信号を障害の検出したラインへ送出させる。
【0098】
このマスターノードの各状態について以下のように定義する。
【0099】
マスターノードの光合分波装置の状態は、以下に記載する状態21、状態44、状態51、及び状態52の4つの状態がある。
【0100】
(a)状態21:第1ラインで障害が発生し、第2ラインが正常な状態。
【0101】
このとき、マスターノードの光合分波装置は第2ラインからの光信号を入力信号選択部14によりOADM部17へ出力することで分離(Drop)路を確保する。
【0102】
また、OADM部17から出力された光信号を出力信号分配・遮断部20により第1ライン及び第2ラインの双方へ送出することで第2ラインに対して挿入(Add)路を確保すると共に第1ラインへライン監視用の光信号を挿入する。
【0103】
任意のノード装置間の通信パスは第2ラインを用いて確保され、ライン監視用の光信号は第1ラインを通して後続のノード装置へ伝搬される。
【0104】
(b)状態41:第2ラインで障害が発生し、第1ラインが正常な状態。
【0105】
このとき、マスターノードの光合分波装置は第1ラインからの光信号を入力信号選択部14によりOADM部17へ出力することで分離(Drop)路を確保する。
【0106】
また、OADM部17から出力された光信号を出力信号分配・遮断部20により第1ライン及び第2ラインの双方へ送出することで第1ラインに対して挿入(Add)路を確保すると共に第2ラインへライン監視用の光信号を挿入する。
【0107】
任意のノード装置間の通信パスは第1ラインを用いて確保され、ライン監視用の光信号は第2ラインを介して後続のノード装置に伝搬される。
【0108】
(c)状態51:第1ライン及び第2ライン共に障害が発生している状態であり、第1ラインの障害復旧を監視する場合。
【0109】
このとき、マスターノードの光合分波装置は、入力信号選択部14により第1ライン及び第2ラインとOADM部17間を切断し、分離(Drop)路を遮断する。
【0110】
一方、クライアントからOADM部17を介して出力された光信号を、出力信号分配・遮断部20により第1ラインへ所定周期毎に送出することで、第1ラインに対してライン監視用の光信号を挿入する。ライン監視用の光信号は第1ラインを通してマスターノードから後続のノード装置へ伝搬される。
【0111】
(d)状態52:第1ライン及び第2ライン共に障害が発生している状態であり、第2ラインの障害復旧を監視する場合。
【0112】
このとき、マスターノードの光合分波装置は、入力信号選択部14により第1ライン及び第2ラインとOADM部17間を切断し、分離(Drop)路を遮断する。
【0113】
一方、クライアントからOADM部17を介して出力された光信号を出力信号分配・遮断部20により第2ラインへ所定周期毎に送出することで、第2ラインに対してライン監視用の光信号を挿入する。ライン監視用の光信号は第2ラインを通してマスターノードから後続のノード装置に伝搬される。
【0114】
以上をまとめると、マスターノードの各状態は図12に示すノード状態表でそれぞれ表すことができる。なお、図12のノード状態表に示す入力信号選択部1、出力信号分配・遮断部の構成のうち、接続関係を示す数字は、入力信号選択部14及び出力信号分配・遮断部20の入出力端子番号をそれぞれ示している(図1参照)。
【0115】
次に、ライン復旧時の各ノード装置の動作について図面を用いて説明する。
【0116】
なお、ライン復旧を監視する際には、第1ライン及び第2ラインに対してライン監視用の光信号を同時に挿入することで、上述した状態51及び状態52を同時に実現する方法もある。しかしながら、以下では第1ラインの障害復旧監視と第2ラインの障害復旧監視を別々に行う場合を例にしてライン復旧時の手順を説明する。
【0117】
(5−1)第1ライン障害時の復帰手順:
まず、第1ノード装置201と第4ノード装置204間で双方向の通信パスが形成された状態から第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第1ラインの光ファイバが断線した場合(図7(b)参照)を例にして、第1ラインの復旧手順について説明する。
【0118】
第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第1ラインの光ファイバが断線した場合、上述したように第1ノード装置201〜第5ノード装置205は全て状態2に遷移し、第2ラインを用いて第1ノード装置201と第4ノード装置204間に通信パスが形成される。
【0119】
このとき、マスターノードである第1ノード装置201は、図13に示すように、不図示の第1タイマー回路の出力を用いて所定周期(例えば2秒)毎に状態21に遷移し、第1障害検出部11により第1ラインから光信号が入力されるか否かの監視を行う。
【0120】
マスターノードの入力信号選択部14は、正常状態にある第2ラインから入力された光信号をOADM部17へ出力する状態を継続する。また、出力信号分配・遮断部20は、OADM部17から出力された光信号を第1ライン及び第2ラインの双方へ送出し、第2ラインにより挿入(Add)路を確保すると共に第1ラインに対してライン監視用の光信号を挿入する。
【0121】
ここで、第1障害検出部11で光信号入力が検出された場合は、第2ノード装置202〜第5ノード装置205で第1ラインを通した光信号の送受信がそれぞれ再開されていると考えられるため、第1ラインの障害が復旧したと判定し、マスターノードは状態1へ遷移する。
【0122】
また、第1障害検出部11で光信号入力が検出されない場合は、不図示の第2タイマー回路の出力を用いて一定時間後(例えば100ms、第2タイマーのカウント終了後)に状態2へ復帰する。
【0123】
一方、マスターノード(第1ノード装置201)に後続する第2ノード装置202では、第1障害検出部11で光信号入力を検出すると、第1ノード装置201からの光入力が復旧したと判定して状態3へ遷移する。
【0124】
このとき、第2ノード装置202の入力信号選択部14は、正常状態にある第2ラインから入力された光信号をOADM部17へ出力する状態を継続する。また、出力信号分配・遮断部20は、OADM部17から出力された光信号を第1ライン及び第2ラインの双方へ送出し、第2ラインにより挿入(Add)路を確保すると共に第1ラインに対してライン監視用の光信号を挿入する。
【0125】
第2ノード装置202の第1障害検出部11は、一定時間(例えば200ms)以上光信号が継続して入力された場合に第1ラインが復旧したと判定し、状態3から状態1へ遷移する。また、この一定時間(例えば200ms)内に光信号の入力が停止した場合は状態3から状態2へ復帰する。
【0126】
マスターノードである第1ノード装置201から出力されるライン監視用の光信号は、一定時間(例えば100ms)継続した後停止する、状態3の監視時間(ここでは200ms)以内の光信号であるため、第2ノード装置202は、このライン監視用の光信号を検出しただけでは状態3から状態1へ移らずに状態2へ戻る。
【0127】
第2ノード装置202に後続する第3ノード装置203では、第2ノード装置202及び第3ノード装置203間の第1ラインの光ファイバ断線状態が継続している場合は以下に記載する(5−1−A)を実行し、光ファイバ断線状態から復旧している場合は(5−1−B)を実行する。
【0128】
(5−1−A)第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第1ラインの光ファイバ断線状態が継続している場合:
この場合、第2ノード装置202からの第1ラインを通した光信号停止状態が継続されるため第3ノード装置203は状態2を維持する。また、第3ノード装置203に後続する第4ノード装置204及び第5ノード装置205も、第3ノード装置203と同様に動作して状態2を維持する。
【0129】
さらに、第5ノード装置205に後続する第1ノード装置201(マスターノード)は、第5ノード装置205からの光信号の入力断状態が継続されるため、状態21への遷移時にカウントを開始した第2タイマー回路(ここでは、例えば100ms)によるカウント終了後に状態2へ復帰する。
【0130】
このとき、第2ノード装置202は、第1ノード装置201からの第1ラインを通した光信号入力が停止するため、状態3から状態2に復帰する。図14はこの時の各ノード装置の状態遷移を示している。
【0131】
以上の動作により、第2ラインを用いた第1ノード装置201と第4ノード装置204間の双方向通信パスが継続され、マスターノードによる第1ラインに対するライン復旧時の監視手順が繰り返される。
【0132】
(5−1−B)第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第1ラインが光ファイバ断線状態から復旧している場合:
この場合、第3ノード装置203は、第1障害検出部11により光信号の入力を検出するため、第2ノード装置202からの光入力が再開したとして状態3へ遷移する。
【0133】
第3ノード装置203の入力信号選択部14は、正常状態にある第2ラインから入力された光信号をOADM部17に出力する状態を継続する。また、出力信号分配・遮断部20は、OADM部17から出力された光信号を第1ライン及び第2ラインの双方へ送出し、第2ラインにより挿入(Add)路を確保すると共に、第1ラインに対してライン監視用の光信号を挿入する。
【0134】
第3ノード装置203の第1障害検出部11は、一定時間(例えば200ms)以上光信号が継続して入力された場合に第1ラインが復旧したと判定し、状態3から状態1へ遷移する。なお、この一定時間(例えば200ms)内に光信号の入力が停止した場合は状態3から状態2へ復帰する。
【0135】
第3ノード装置203に後続する第4ノード装置204及び第5ノード装置205も、第3ノード装置203と同様に動作して、状態1へ遷移する。
【0136】
また、第5ノード装置205に後続する第1ノード装置201(マスターノード)は、第5ノード装置205からの光信号の入力再開を検出すると、第2ノード装置202〜第5ノード装置205の第1ラインを通してライン監視用の光信号が戻ってきたことになるため、第1ラインの障害が復旧したと判定して状態1へ遷移する。
【0137】
さらに、第1ノード装置201に後続する第2ノード装置202では、第1ノード装置201から第1ラインを通した光信号が一定時間(例えば200ms)以上継続して入力されるため、第1ラインが復旧したと判定し、状態3から状態1へ遷移する。
【0138】
第2ノード装置202に後続する第3ノード装置203〜第5ノード装置205も第2ノード装置202と同様に動作するため、全ノード装置201〜205が全て状態1に遷移する。図15はこの時の各ノード装置の状態遷移を示している。
【0139】
以上の動作により、リングネットワークが正常状態に復帰し、第1ノード装置201と第4ノード装置204間の双方向の通信パスが第1ラインを用いて形成される。
【0140】
(5−2)第2ライン障害時の復帰手順:
次に、第1ノード装置201と第4ノード装置204間で双方向の通信パスが形成された状態から第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第2ラインの光ファイバが断線した場合(図7(b)参照)を例にして、第2ラインの復旧手順について説明する。
【0141】
第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第2ラインの光ファイバが断線した場合、上述したように第1ノード装置201〜第5ノード装置205は全て状態4に遷移し、第1ラインを用いた第1ノード装置201と第4ノード装置204間の通信パスが維持される。
【0142】
このとき、マスターノードである第1ノード装置201は、図13に示すように、不図示の第1タイマー回路の出力を用いて所定周期(例えば2秒)毎に状態41に遷移し、第2障害検出部12により第2ラインから光信号が入力されるか否かの監視を行う。
【0143】
マスターノードの入力信号選択部14は、正常状態にある第1ラインから入力された光信号をOADM部17へ出力する状態を継続する。また、出力信号分配・遮断部20は、OADM部17から出力された光信号を第1ライン及び第2ラインの双方へ送出し、第1ラインにより挿入(Add)路を確保すると共に第2ラインに対してライン監視用の光信号を挿入する。
【0144】
ここで、第2障害検出部12で光信号入力が検出された場合は、第2ノード装置202〜第5ノード装置205で第2ラインを通した光信号の送受信がそれぞれ再開されていると考えられるため、第2ラインの障害が復旧したと判定し、マスターノードは状態1へ遷移する。
【0145】
また、第2障害検出部12で光信号入力が検出されない場合は、不図示の第2タイマー回路の出力を用いて一定時間後(例えば100ms、第2タイマーのカウント終了後)に状態4へ復帰する。
【0146】
一方、マスターノード(第1ノード装置201)に後続する第5ノード装置205では、第2障害検出部12で光信号入力を検出すると、第1ノード装置201からの光入力が復旧したと判定して状態1へ遷移する。
【0147】
このとき、第5ノード装置205の入力信号選択部14は、正常状態にある第1ラインから入力された光信号をOADM部17へ出力する状態を継続する。また、出力信号分配・遮断部20は、OADM部17から出力された光信号を第1ライン及び第2ラインの双方へ送出し、第1ラインにより挿入(Add)路を確保すると共に第2ラインに対してライン監視用の光信号を挿入する。
【0148】
第5ノード装置205に後続する第4ノード装置204及び第2ノード装置203も第5ノード装置205と同様に動作して状態1へ遷移する。
【0149】
第3ノード装置203に後続する第2ノード装置202では、第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第2ラインの光ファイバ断線状態が継続している場合は以下に記載する(5−2−A)を実行し、光ファイバ断線状態から復旧している場合は(5−2−B)を実行する。
【0150】
(5−2−A)第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第2ラインの光ファイバ断線状態が継続している場合:
この場合、第3ノード装置203からの第2ラインを通した光信号停止状態が継続されるため第2ノード装置202は状態4を維持する。
【0151】
また、後続する第1ノード装置201(マスターノード)は、第2ノード装置202からの光信号の入力断状態が継続されるため、状態41への遷移時にカウントを開始した第2タイマー回路(ここでは、例えば100ms)のカウント終了後に状態4へ復帰する。
【0152】
このとき、第5ノード装置205は、第1ノード装置201からの光信号入力が停止するため状態1から状態4に復帰する。後続する第4ノード装置204及び第3ノード203も、第5ノード装置205と同様に動作し、第1ノード装置201〜第5205は全て状態4となる。図16はこの時の各ノード装置の状態遷移を示している。
【0153】
以上の動作により、第1ラインを用いた第1ノード装置201と第4ノード装置204間の双方向の通信パスが継続され、マスターノードによる第2ラインに対するライン復旧時の監視手順が繰り返される。
【0154】
(5−2−B)第2ノード装置202と第3ノード装置203間を結ぶ第2ラインの光ファイバ断線状態が復旧している場合:
この場合、第2ノード装置202は、第2障害検出部12により光信号の入力を検出するため、第3ノード装置203からの光入力が再開したとして状態1へ遷移する。
【0155】
第2ノード装置202の入力信号選択部14は、正常状態にある第1ラインから入力された光信号をOADM部17に出力する状態を継続する。また、出力信号分配・遮断部20は、OADM部17から出力された光信号を第1ライン及び第2ラインの双方へ送出し、第1ラインにより挿入(Add)路を確保すると共に、第2ラインに対してライン監視用の光信号を挿入する。
【0156】
第2ノード装置202に後続する第1ノード装置201(マスターノード)は、第2ノード装置202からの光信号の入力再開を検出すると、第2ノード装置202〜第5ノード装置205の第2ラインを通してライン監視用の光信号が戻ってきたことになるため、第2ラインの障害が復旧したと判定して状態1へ遷移する。
【0157】
このようにして、全ノード装置201〜205が全て状態1に遷移する。図17はこの時の各ノード装置の状態遷移を示している。
【0158】
以上の動作により、リングネットワークが正常状態に復帰すると共に、第1ラインを用いた第1ノード装置201と第4ノード装置204間の双方向の通信パスが維持される。
【0159】
(5−3)第1ライン及び第2ライン障害時の復帰手順:
次に、第1ノード装置201と第4ノード装置204間で双方向の通信パスが形成された状態から第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第1ライン及び第2ラインの光ファイバがそれぞれ断線した場合(図7(b)参照)を例にして、第1ライン及び第2ラインの復旧手順について説明する。
【0160】
第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第1ラインと第2ラインの両方の光ファイバが断線した場合、上述したように第1ノード装置201〜第5ノード装置205は全て状態5に遷移し、第1ライン及び第2ライン上に流れる光信号が全て無くなる。
【0161】
このとき、マスターノードである第1ノード装置201は、不図示の第1タイマー回路の出力を用いて所定周期(例えば2秒)毎に状態51及び状態52へ交互に遷移する。
【0162】
第1ノード装置201が状態51のとき、入力信号選択部14は第1ライン及び第2ラインからOADM部17への光信号の出力をそれぞれ遮断する。また、出力信号分配・遮断部20はOADM部17から出力された光信号を所定周期毎に第1ラインへ送出し、第1ラインに対してライン監視用の光信号を挿入する。
【0163】
第1障害検出部11は第1ラインから光信号が入力されたか否かを監視し、光信号が入力された場合は、第2ノード装置202〜第5ノード装置205の第1ラインを通してライン監視用の光信号が戻ってきたことになるため、第1ラインの障害が復旧したと判定して状態4へ遷移する。また、状態51へ遷移後、第1障害検出部11に対して光信号が入力されない場合は、一定時間(例えば100ms)経過後(第2タイマー終了後)に状態5へ復帰する。
【0164】
第1ノード装置201が状態51のとき、後続する第2ノード装置202は、第1ラインを通して第1ノード装置201からの光信号入力が再開されるため状態4へ遷移する。
【0165】
第2ノード装置202の入力信号選択部14は、第1ラインから入力された光信号をOADM部17に出力する。また、出力信号分配・遮断部20は、OADM部17から出力された光信号を第1ラインへ送出し、第1ラインにより挿入(Add)路を確保する。
【0166】
第2ノード装置202に後続する第3ノード装置203は、第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第1ラインの光ファイバ断線状態が継続している場合は以下に記載する(5−3−A)を実行し、光ファイバ断線状態から復旧している場合は(5−3−B)を実行する。
【0167】
(5−3−A)第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第1ラインの光ファイバ断線状態が継続している場合:
この場合、第3ノード装置203は、第1ラインを通した第2ノード装置202からの光信号停止状態が継続されるため状態5を維持する。また、後続する第4ノード装置204及び第5ノード装置205も第3ノード装置203と同様に動作して状態5を維持する。
【0168】
さらに、第5ノード装置205に後続する第1ノード装置201(マスターノード)は、第1ラインを通した第5ノード装置205からの光入力断状態が継続するため、状態51への遷移時にカウントを開始した第2タイマー(ここでは100ms)のカウント終了後に状態5に復帰する。
【0169】
第1ノード装置201に後続する第2ノード装置202は、第1ラインを通した第1ノード装置201からの光信号の入力が停止するため状態4から状態5に復帰する。図18はこの時の各ノード装置の状態遷移を示している。
【0170】
以上の動作により、通信パスの遮断状態が継続され、マスターノードは所定周期(例えば2秒)後に状態52へ遷移して、後述する(5−3−C)の第2ラインのライン復旧を検出するための処理を実行する。
【0171】
(5−3−B)第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第1ラインの光ファイバ断線状態が復旧している場合:
この場合、第3ノード装置203は、第1ラインを通した第2ノード装置202からの光信号を第1障害検出部11で検出するため状態4へ遷移し、出力信号分配・遮断部20によりOADM部17から出力された光信号を第1ラインへ送出する。また、後続する第4ノード装置204及び第5ノード装置205も第3ノード装置203と同様に動作して状態4へ遷移する。
【0172】
さらに、第5ノード装置205に後続する第1ノード装置201(マスターノード)は、第1ラインを通して第5ノード装置205からの光信号を第1障害検出部で検出するため、第1ラインの障害が復旧したと判定して状態4へ遷移する。
【0173】
以上の動作により、リングネットワーク内のノード装置が全て状態4へ遷移し、双方向の通信パスが第1ラインにより形成される。図19はこの時の各ノード装置の状態遷移を示している。
【0174】
一方、第1ノード装置201が状態52のとき、入力信号選択部14は第1ライン及び第2ラインからOADM部17への光信号の出力をそれぞれ遮断する。また、出力信号分配・遮断部20はOADM部17から出力された光信号を所定周期毎に第2ラインへ送出し、第2ラインに対してライン監視用の光信号を挿入する。
【0175】
第2障害検出部12は第2ラインから光信号が入力されたか否かを監視し、光信号が入力された場合は、第2ノード装置202〜第5ノード装置205の第2ラインを通してライン監視用の光信号が戻ってきたことになるため、第2ラインの障害が復旧したと判定して状態2へ遷移する。状態52へ遷移後、第2障害検出部12に対して光信号が入力されない場合は、一定時間(例えば100ms)経過後(第2タイマー終了後)に状態5へ復帰する。
【0176】
第1ノード装置201が状態52のとき、後続する第5ノード装置205は、第2ラインを通して第1ノード装置201からの光信号入力が再開されるため状態2へ遷移する。
【0177】
第5ノード装置205の入力信号選択部14は、第2ラインから入力された光信号をOADM部17に出力する。また、出力信号分配・遮断部20は、OADM部17から出力された光信号を第2ラインへ送出し、第2ラインにより挿入(Add)路を確保する。
【0178】
第5ノード装置205に後続する第4ノード装置204及び第3ノード装置203も第5ノード装置205と同様に動作して状態2へ遷移する。
【0179】
第2ノード装置202は、第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第2ラインの光ファイバ断線状態が継続している場合は後述する(5−3−C)を実行し、光ファイバ断線状態が復旧している場合は後述する(5−3−D)を実行する。
【0180】
(5−3−C)第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第2ラインの光ファイバ断線状態が継続している場合:
この場合、第2ノード装置202は、第2ラインを通した第3ノード装置203からの光信号停止状態が継続されるため状態5を維持する。
【0181】
第2ノード装置202に後続する第1ノード装置201(マスターノード)は、第2ラインを通した第2ノード装置202からの光入力断状態が継続するため、状態52への遷移時にカウントを開始した第2タイマー(ここでは100ms)のカウント終了後に状態5に復帰する。
【0182】
さらに、第1ノード装置201に後続する第5ノード装置205は、第2ラインを通した第1ノード装置201からの光信号の入力が停止するため状態2から状態5に復帰する。第5ノード装置205に後続する第4ノード装置204及び第3ノード装置203も第5ノード装置205と同様に動作して状態5へ復帰する。図20はこの時の各ノード装置の状態遷移を示している。
【0183】
以上の動作により、通信パスの遮断状態が継続され、マスターノードは所定周期(例えば2秒)後に状態51へ遷移して、上述した第1ラインのライン復旧を検出するための処理を実行する。
【0184】
(5−3−D)第2ノード装置202と第3ノード装置203間の第2ラインの光ファイバ断線状態が復旧している場合:
この場合、第2ノード装置202は、第2ラインを通した第3ノード装置203からの光信号を第2障害検出部12で検出するため状態2へ遷移し、出力信号分配・遮断部20によりOADM部17から出力された光信号を第2ラインへ送出する。
【0185】
第2ノード装置202に後続する第1ノード装置201(マスターノード)は、第2ラインを通して第2ノード装置202からの光信号を第2障害検出部で検出するため、第2ラインの障害が復旧したと判定して状態2へ遷移する。
【0186】
以上の動作により、リング内のノード装置が全て状態2へ遷移し、通信パスが第2ラインにより形成される。図21はこの時の各ノード装置の状態遷移を示している。
【0187】
以上説明したように、本発明の光合分波装置を備えたノード装置を用いれば、リングネットワークの構築が可能になると共に光ファイバ断の障害に対する復旧能力を提供できる。また、OADM部及びトランスポンダ部を第1ラインと第2ラインで共通に使用するため、ノード装置の規模、価格、消費電力、及び設置場所に必要な容量等を低減できる。
【0188】
なお、本発明の光合分波装置を備えたノード装置は、図7(a)に示したリング構成ではなく図27に示した対向(ポイント・ツー・ポイント)ネットワークを構成した場合でも、光ファイバ断の障害に対する復旧能力が提供できることは言うまでもない。
【0189】
今後成長が見込まれる、一般のビルディングや工場内等に設置されるメトロ系ネットワークでは、小型化、低消費電力化、及び低価格化が強く求められている。
【0190】
メトロ系ネットワークではルータを用いたIPネットワークが主流になると考えられる。このようなネットワークでは発生頻度が比較的高い光ファイバ断に対する障害復旧能力は求められが、発生頻度が比較的低い装置障害等の障害に対してはルータの迂回機能を用いることで障害復旧が可能になる。但し、ルータの迂回機能では障害復旧までに数分間回線が切断されてしまう可能性がある。また迂回路が確保できない可能性もある。
【0191】
したがって、高信頼性が要求される基幹系ネットワークにはUPSR勧告に基づいた第1従来例や第2従来例の構成が望ましいが、装置構成の小型化や低消費電力、低価格がより強く要求されるメトロ系ネットワークでは本発明の光合分波装置を備えたノード装置を用いることが有効である。
【0192】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように構成されているので、以下に記載する効果を奏する。
【0193】
出力信号分配・遮断部により障害の発生していないと判定されたラインに光信号が出力され、障害が発生したラインに対する光信号の出力が停止されるため、障害の発生時にその障害検出結果がネットワークの後段のノード装置に順に伝播され、任意のノード装置間に形成された通信パスが障害の発生していないラインを用いて復旧される。よって、対向ネットワークだけでなくリングネットワークの構築が可能になると共に、光ファイバ断の障害に対する復旧能力を提供できる。
【0194】
また、OADM部及びトランスポンダ部を第1ラインと第2ラインで共通に使用するため、ノード装置の規模、価格、消費電力、及び設置場所に必要な容量等を低減できる。
【0195】
さらに、自装置がマスターノードに指定された場合に、障害の発生を検出したラインに対してクライアントから供給される特定波長光信号を出力信号分配・遮断部から予め決められた所定周期毎に予め決められた時間幅で送出させることで、安価な構成で障害の復旧を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光合分波装置の一構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示したOADM部の一構成例を示すブロック図である。
【図3】図1に示したOADM部の他の構成例を示すブロック図である。
【図4】図1に示した光合分波装置を備えたノード装置でリングネットワークを構成した例を示す図であり、正常時に通信パスが形成される様子を示す模式図である。
【図5】図1に示した光合分波装置を備えたノード装置でリングネットワークを構成した例を示す図であり、障害発生時に通信パスが復旧される様子を示す模式図である。
【図6】図1に示した光合分波装置を備えたノード装置の状態をまとめて示すノード状態表である。
【図7】図1に示した光合分波装置を備えたノード装置でリングネットワークを構成した例を示す図であり、同図(a)は正常時のブロック図、同図(b)は障害発生箇所を含むブロック図である。
【図8】図1に示した光合分波装置を備えたノード装置の動作を示す状態遷移図である。
【図9】図7に示した第2ノード装置と第3ノード装置間の第1ラインで障害が発生したときの各ノード装置の状態遷移を示す模式図である。
【図10】図7に示した第2ノード装置と第3ノード装置間の第2ラインで障害が発生したときの各ノード装置の状態遷移を示す模式図である。
【図11】図7に示した第2ノード装置と第3ノード装置間の第1ラインで障害が発生した状態から続けて第2ラインで障害が発生したときの各ノード装置の状態遷移を示す模式図である。
【図12】図7に示したリングネットワークのマスターノードの状態をまとめて示すノード状態表である。
【図13】図7に示したリングネットワークのマスターノードの動作を示す状態遷移図である。
【図14】図7に示した第2ノード装置と第3ノード装置間の第1ラインで障害が発生し、その障害状態が継続している場合の各ノード装置の状態遷移を示す模式図である。
【図15】図7に示した第2ノード装置と第3ノード装置間の第1ラインで障害が発生し、その障害状態が復旧している場合の各ノード装置の状態遷移を示す模式図である。
【図16】図7に示した第2ノード装置と第3ノード装置間の第2ラインで障害が発生し、その障害状態が継続している場合の各ノード装置の状態遷移を示す模式図である。
【図17】図7に示した第2ノード装置と第3ノード装置間の第2ラインで障害が発生し、その障害状態が復旧している場合の各ノード装置の状態遷移を示す模式図である。
【図18】図7に示した第2ノード装置と第3ノード装置間の第1ライン及び第2ラインで障害が発生し、第1ラインの障害状態が継続している場合の各ノード装置の状態遷移を示す模式図である。
【図19】図7に示した第2ノード装置と第3ノード装置間の第1ライン及び第2ラインで障害が発生し、第1ラインの障害状態が復旧している場合の各ノード装置の状態遷移を示す模式図である。
【図20】図7に示した第2ノード装置と第3ノード装置間の第1ライン及び第2ラインで障害が発生し、第2ラインの障害状態が継続している場合の各ノード装置の状態遷移を示す模式図である。
【図21】図7に示した第2ノード装置と第3ノード装置間の第1ライン及び第2ラインで障害が発生し、第2ラインの障害状態が復旧している場合の各ノード装置の状態遷移を示す模式図である。
【図22】第1従来例の光合分波装置の構成を示すブロック図である。
【図23】第2従来例の光合分波装置の構成を示すブロック図である。
【図24】第3従来例の光合分波装置の構成を示すブロック図である。
【図25】図24に示した光合分波装置を備えたノード装置でリングネットワークを構成した例を示す図であり、正常時に通信パスが形成される様子を示す模式図である。
【図26】図24に示した光合分波装置を備えたノード装置でリングネットワークを構成した例を示す図であり、障害発生時に通信パスが形成できない様子を示す模式図である。
【図27】光合分波装置を有するノード装置を対向して配置したネットワークの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 第1障害検出部
12 第2障害検出部
13 ノード状態判定部
14 入力信号選択部
15 第1光分岐回路
16 第2光分岐回路
17 OADM部
18 トランスポンダ部
20 出力信号分配・遮断部
21 光サーキュレータ
22 ファイバグレーティング
23 光フィルタ
24 光カプラ
31 ODMUX
32 OMUX
101,201 第1ノード装置
102,202 第2ノード装置
103,203 第3ノード装置
204 第4ノード装置
205 第5ノード装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical multiplexer / demultiplexer used for constructing a ring network of an optical wavelength division multiplexing transmission system.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the spread of the Internet and multimedia communication, the demand for large-capacity communication channels has increased, and optical wavelength division multiplexing (WDM) transmission technology for multiplexing a plurality of wavelength lights and transmitting them with a single optical fiber is expected. Has been. As a typical network to which this WDM transmission technology can be applied, a ring network in which a plurality of node devices are connected in a ring shape with optical fibers is known.
[0003]
Each node device constituting an optical communication ring network includes an optical add / drop multiplexer (OADM) device. The optical add / drop device inserts an optical signal into the ring (add) and transmits an optical signal from the ring. Separation (Drop) and relay of optical signals flowing in the ring are realized. When WDM transmission is realized in a ring network, the optical multiplexer / demultiplexer adds (adds) an optical signal by multiplexing the optical signal flowing through the ring with the specific wavelength light allocated to each node device, and adds it to the ring. The optical signal is separated (Drop) by demultiplexing the specific wavelength light from the flowing optical signal, and the optical signal flowing through the ring is relayed by passing the optical signal other than the specific wavelength light.
[0004]
A ring network is usually applied to a backbone network that connects cities, regions, and the like, so high reliability is required. Therefore, each node device is provided with various recovery capabilities corresponding to optical fiber breaks and optical multiplexing / demultiplexing device failures. For example, each node device is connected by a plurality of optical fibers, a part (usually half of the optical fibers) is used as a working line, and the rest is used as a protection line for switching when a working line fails. Also, there is a configuration in which redundancy is provided by providing each component of the optical multiplexer / demultiplexer corresponding to the working line and the protection line.
[0005]
This switching method between the working line and the protection line is recommended, for example, in Telecordia (former Bellcore) GR-1400-CORE “SONET Dual-Fed Unidirectional Path Switched Ring (UPSR) Equipment generic Criteria”.
[0006]
A conventional configuration of the above-described optical multiplexer / demultiplexer will be described with reference to FIGS. 22 and 23. FIG.
[0007]
FIG. 22 is a block diagram showing the configuration of the first conventional optical multiplexing / demultiplexing device, and FIG. 23 is a block diagram showing the configuration of the second conventional optical multiplexing / demultiplexing device.
[0008]
As shown in FIG. 22, the first conventional optical multiplexing / demultiplexing device includes a
[0009]
Among the node devices including the optical multiplexer / demultiplexer of the first conventional example, the node device that separates the optical signal is the
[0010]
The first optical branch circuit 115 includes a
[0011]
The node
[0012]
On the other hand, the node device that adds (Adds) the optical signal supplies the optical signal (specific wavelength light) from the client to the third
[0013]
[0014]
In a ring network composed of a plurality of node devices each provided with the optical multiplexing / demultiplexing device of the first conventional example, an optical signal (specific wavelength light) is transmitted to both the first line and the second line from the node device that transmits the optical signal. In the node device that receives the optical signal, a bidirectional communication path is formed by receiving the optical signal from the effective line of the first line and the second line.
[0015]
Since the optical multiplexer / demultiplexer of the first conventional example includes an OADM unit corresponding to the working line and the protection line, it provides recovery capability against optical fiber failure and failure recovery capability of the OADM unit, respectively. can do.
As shown in FIG. 23, the second conventional optical multiplexing / demultiplexing device includes a first OADM unit 127 that performs multiplexing / demultiplexing and relaying of an optical signal flowing in the first line, which is a working line. 1 And a second OADM unit 127 that performs multiplexing / demultiplexing and relaying of the optical signal flowing in the second line as the protection line 2 And the first OADM unit 127. 1 The
[0016]
Among the node devices including the second conventional optical multiplexer / demultiplexer, the node device that separates the optical signal drops from the optical signal flowing in the first line to the first OADM unit 127. 1 The
[0017]
First OADM unit 127 of the second conventional example 1 And the second OADM unit 127. 2 The
[0018]
[0019]
The
[0020]
On the other hand, the node device that inserts (Adds) the optical signal divides the optical signal (specific wavelength light) from the client by the
[0021]
[0022]
In a ring network composed of a plurality of node devices each provided with the optical multiplexing / demultiplexing device of the second conventional example, an optical signal (specific wavelength light) is transmitted to both the first line and the second line from the node device that transmits the optical signal. In the node device that receives the optical signal, a bidirectional communication path is formed by receiving the optical signal from the effective line of the first line and the second line.
[0023]
The optical multiplexer / demultiplexer according to the second conventional example includes an OADM unit and a transponder unit corresponding to the working line and the protection line, respectively. Therefore, the recovery capability against the optical fiber disconnection failure, the failure recovery capability of the OADM unit, And the fault recovery capability of the transponder unit can be provided.
[0024]
However, in the optical multiplexer / demultiplexer of the first conventional example, it is necessary to prepare an OADM for each of the first line as the working line and the second line as the protection line. In addition, there is a problem that the capacity required for the installation location increases.
[0025]
Further, in the optical multiplexer / demultiplexer of the second conventional example, it is necessary to prepare an OADM unit and a transponder unit for the first line and the second line, respectively, so the scale, price, power consumption, and installation location of the node device The capacity required for the above is further increased as compared with the first conventional example.
[0026]
In order to solve such a problem, for example, an optical multiplexer / demultiplexer configured as shown in FIG. 24 is known.
[0027]
FIG. 24 is a block diagram showing the configuration of the third conventional optical multiplexer / demultiplexer.
[0028]
As shown in FIG. 24, the optical multiplexer / demultiplexer of the third conventional example monitors the optical signal from the first line which is the working line, detects the presence or absence of the failure, and the protection line. The second
[0029]
Among the node devices including the optical multiplexer / demultiplexer device of the third conventional example, the node device that separates the optical signal is divided by the first optical branch circuit 135 by dividing the optical signal from the first line. Is detected by the first
[0030]
The node
[0031]
The
[0032]
On the other hand, a node device that adds (adds) an optical signal supplies an optical signal (specific wavelength light) from a client to the
[0033]
In the optical multiplexer / demultiplexer of the third conventional example, since the
[0034]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the optical multiplexer / demultiplexer of the first conventional example and the optical multiplexer / demultiplexer of the second conventional example, an OADM unit is prepared for the first line that is the working line and the second line that is the standby line. (In the second conventional example, both the OADM unit and the transponder unit are necessary), there is a problem that the size, price, power consumption, capacity required for the installation location, and the like of the node device increase.
[0035]
On the other hand, in the optical multiplexing / demultiplexing device of the third conventional example, the
[0036]
However, in the configuration of the third conventional example, since the optical signal output from the
[0037]
For example, consider a case where a ring network is configured as shown in FIG. 25 and FIG. 26 to be described later show an example in which the
[0038]
From the state where a communication path is formed between the
[0039]
The present invention has been made to solve the above-described problems of the prior art, and provides an optical multiplexer / demultiplexer and a ring network capable of realizing a recovery capability against a failure with an inexpensive configuration. For the purpose.
[0040]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an optical multiplexer / demultiplexer of the present invention inserts a specific wavelength optical signal assigned to each client, separates the specific wavelength optical signal, and relays an optical signal flowing through the network into the network. An optical multiplexing / demultiplexing device including an OADM unit,
A first failure detection unit that monitors an optical signal from the first line as a working line and detects whether or not a failure has occurred;
A second failure detection unit that monitors an optical signal from the second line, which is a standby line, and detects whether or not a failure has occurred;
A node state determination unit for determining an available effective line among the first line and the second line from a failure detection result by the first failure detection unit and the second failure detection unit;
The optical signal from the line determined to be an effective line by the node state determination unit is output to the OADM unit. Then, the line determined to have a failure in the node state determination unit is cut off, and the input of the optical signal from the line is stopped. An input signal selection unit to
A first optical branch circuit that divides an optical signal from the first line and supplies the optical signal to the input signal selection unit and the first failure detection unit, respectively;
A second optical branch circuit that divides an optical signal from the second line and supplies the optical signal to the input signal selection unit and the second failure detection unit, respectively;
The specific wavelength optical signal supplied from the client via the OADM unit and the optical signal relayed by the OADM unit are output to a line in which no failure has occurred in the node state determination unit Then, the line determined to have a fault in the node state determination unit is cut off, and the output of the optical signal to the line is stopped. Output signal distribution / blocking section to
It is the structure which has.
[0041]
At this time, the node state determination unit
When the own apparatus is designated as a master node, the specific wavelength optical signal supplied from the client to the line in which the occurrence of a failure is detected is sent from the output signal distribution / cutoff unit to a predetermined cycle. You may make it send out by the time width decided beforehand for every.
[0042]
On the other hand, a ring network of the present invention includes a plurality of node devices including the optical multiplexing / demultiplexing device,
A working line connecting the node devices 1st line And a protection line Second line When,
With
The plurality of node devices are connected in a ring shape by the first line and the second line.
[0043]
(Function)
In the optical multiplexing / demultiplexing device and ring network as described above, an optical signal is output to a line that is determined not to have a failure by the output signal distribution / cutoff unit, and output of the optical signal to the line in which the failure has occurred is stopped. Therefore, when a failure occurs, the failure detection results are sequentially propagated to the node devices in the subsequent stage of the network, and the communication path formed between the arbitrary node devices is restored using the line where no failure has occurred. Therefore, a ring network can be constructed.
[0044]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, the present invention will be described with reference to the drawings.
[0045]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration example of the optical multiplexing / demultiplexing device of the present invention, and FIGS. 2 and 3 are block diagrams showing a configuration example of the OADM unit shown in FIG.
[0046]
As shown in FIG. 1, the optical multiplexing / demultiplexing device according to the present invention includes a first failure detection unit 11 that monitors an optical signal from a first line that is a working line and detects whether a failure has occurred, and a protection line. A second
[0047]
In addition, the 1st failure detection part 11 and the 2nd
[0048]
As shown in FIG. 2, the
[0049]
In such a configuration, among the node devices provided with the optical multiplexing / demultiplexing device of the present invention, in the node device that separates the optical signal, the optical signal from the first line is divided by the first optical branch circuit 15. The first failure detection unit 11 monitors one of the divided optical signals to detect whether a failure has occurred in the first line. Similarly, the optical signal from the second line is divided by the second optical branch circuit 16, and one of the divided optical signals is monitored by the second
[0050]
The node
[0051]
The
[0052]
On the other hand, in a node device that inserts (adds) an optical signal, an optical signal (specific wavelength light) from a client is supplied to the
[0053]
The output signal distribution /
[0054]
When a plurality of node devices including such an optical multiplexing / demultiplexing device are connected in a ring shape as shown in FIG. 4, for example (in FIG. 4, the
[0055]
For example, from the state where a communication path is formed between the
[0056]
Therefore, when the node device including the optical multiplexing / demultiplexing device of the present invention is used, an optical signal is output to a line determined to have no failure by the output signal distribution / cutoff unit, and the light for the line in which the failure has occurred is output. Since the signal output is stopped, when a failure occurs, the failure detection result is sequentially propagated to the node devices at the subsequent stage of the network, and the communication path formed between any node devices uses a line where no failure has occurred. Restored. Therefore, it is possible to construct a ring network and to provide a recovery capability against a failure of an optical fiber.
[0057]
Next, the operation of the optical multiplexing / demultiplexing device of the present invention shown in FIG. 1 will be described in detail with reference to the drawings.
[0058]
The optical multiplexer / demultiplexer shifts to the following five states (a) to (e) depending on whether or not a failure has occurred in each line.
[0059]
(A) State 1: Both the first line and the second line are normal.
[0060]
At this time, the optical multiplexer / demultiplexer secures a drop path by supplying the optical signal flowing in the first line to the
[0061]
(B) State 2: A failure occurs on the first line, and the second line is normal.
[0062]
At this time, the optical multiplexer / demultiplexer secures a drop path by supplying the optical signal flowing in the second line to the
[0063]
In the
[0064]
(C) State 3: The first line is in the process of recovering from a failure, and the second line is in a normal state.
[0065]
At this time, the optical multiplexer / demultiplexer secures a drop path by supplying the optical signal flowing in the second line to the
[0066]
In the
[0067]
(D) State 4: A failure occurs in the second line, and the first line is normal.
[0068]
At this time, the optical multiplexer / demultiplexer secures a drop path by supplying the optical signal flowing in the first line to the
[0069]
In
[0070]
(E) State 5: A state in which a failure has occurred in both the first line and the second line.
[0071]
At this time, the optical multiplexer / demultiplexer stops the input of the optical signal from the first line and the second line to the
[0072]
In the
[0073]
To summarize the above, each state of the node device can be represented by a node state table shown in FIG. Of the configurations of the input signal selection unit and the output signal distribution / cutoff unit shown in FIG. 6, the numbers indicating the connection relationship indicate the input / output terminal numbers of the input
[0074]
Next, the operation of the optical multiplexer / demultiplexer when the line is normal, when a line failure occurs, and when the line failure is restored will be described with reference to the drawings.
[0075]
In the following, the
[0076]
(1) When both the first line and the second line are normal:
In this case, since the optical signals are normally input to the optical multiplexing / demultiplexing device from the first line and the second line, the first failure detection unit 11 and the second
[0077]
Accordingly, the optical signal inserted (added) from the
[0078]
(2) When a failure occurs on the first line and the second line is normal:
When the optical fiber of the first line between the second node device and the third node device is disconnected from the state where both the first line and the second line are normal, first, from the first line to the
[0079]
As shown in the state transition diagram of FIG. 8, the
[0080]
Since the input of the optical signal from the
[0081]
Subsequent
[0082]
Therefore, the optical signal inserted (Add) from the
[0083]
(3) When a failure occurs on the second line and the first line is normal:
When the optical fiber of the second line between the
[0084]
As shown in the state transition diagram of FIG. 8, the
[0085]
When the optical signal of the second line between the
[0086]
The subsequent
[0087]
Accordingly, the optical signal inserted (added) from the
[0088]
(4) When a failure occurs on both the first line and the second line:
In the following description, the optical fiber of the first line connecting the
[0089]
When the optical fiber of the first line between the
[0090]
Subsequently, when the optical fiber of the second line between the
[0091]
The input
[0092]
Since the
[0093]
Subsequent
[0094]
Therefore, the optical signal from the
[0095]
(5) During line restoration:
In the present invention, it is detected whether or not the line has been recovered by inserting an optical signal for line monitoring from the optical multiplexer / demultiplexer at predetermined intervals determined in advance to the line where the occurrence of the failure is detected. As an optical signal for line monitoring, a method using a dedicated wavelength light different from an optical signal used for normal communication can be considered, but this method requires additional cost. In the present invention, failure recovery is detected without increasing the cost by periodically inserting an optical signal used for normal communication into a line where the occurrence of the failure is detected.
[0096]
When inserting an optical signal for line monitoring into a line, the node device needs to generate an optical signal in which a plurality of wavelength lights are multiplexed. When the
[0097]
The master node is in a state where a line failure is detected by the optical multiplexer / demultiplexer, that is, state 2 (first line: failure, second line: normal), state 4 (first line: normal, second line: failure) ), And in state 5 (first line: failure, second line: failure), a predetermined time width (for example, 100 ms) for a line in which the failure is detected every predetermined period (for example, 2 seconds). An optical signal (specific wavelength light) is transmitted. The optical signal for line monitoring is transmitted by the node
[0098]
Each state of this master node is defined as follows.
[0099]
The state of the optical multiplexing / demultiplexing device of the master node has four states, state 21, state 44, state 51, and state 52 described below.
[0100]
(A) State 21: A failure occurs in the first line, and the second line is normal.
[0101]
At this time, the optical multiplexer / demultiplexer of the master node secures a drop path by outputting the optical signal from the second line to the
[0102]
Further, the optical signal output from the
[0103]
A communication path between arbitrary node devices is secured using the second line, and the optical signal for line monitoring is propagated to the subsequent node device through the first line.
[0104]
(B) State 41: A failure occurs in the second line, and the first line is normal.
[0105]
At this time, the optical multiplexing / demultiplexing device of the master node secures a drop path by outputting the optical signal from the first line to the
[0106]
Further, the optical signal output from the
[0107]
A communication path between arbitrary node devices is secured using the first line, and the optical signal for line monitoring is propagated to the subsequent node device via the second line.
[0108]
(C) State 51: A state in which a failure has occurred in both the first line and the second line, and the failure recovery of the first line is monitored.
[0109]
At this time, the optical multiplexing / demultiplexing device of the master node disconnects the first and second lines and the
[0110]
On the other hand, the optical signal output from the client via the
[0111]
(D) State 52: A state in which a failure has occurred in both the first line and the second line, and the failure recovery of the second line is monitored.
[0112]
At this time, the optical multiplexing / demultiplexing device of the master node disconnects the first and second lines and the
[0113]
On the other hand, an optical signal output from the client via the
[0114]
In summary, each state of the master node can be represented by a node state table shown in FIG. Of the configurations of the input
[0115]
Next, the operation of each node device at the time of line restoration will be described with reference to the drawings.
[0116]
When monitoring line recovery, there is also a method of simultaneously realizing the above-described state 51 and state 52 by simultaneously inserting optical signals for line monitoring into the first line and the second line. However, the procedure for line recovery will be described below by taking as an example the case of performing failure recovery monitoring for the first line and failure recovery monitoring for the second line separately.
[0117]
(5-1) Recovery procedure when the first line fails:
First, when the optical fiber in the first line between the
[0118]
When the optical fiber of the first line between the
[0119]
At this time, as shown in FIG. 13, the
[0120]
The input
[0121]
Here, when an optical signal input is detected by the first failure detection unit 11, it is considered that transmission / reception of optical signals through the first line has been resumed by the
[0122]
When the first failure detection unit 11 does not detect an optical signal input, it returns to the
[0123]
On the other hand, in the
[0124]
At this time, the input
[0125]
The first failure detection unit 11 of the
[0126]
The optical signal for line monitoring output from the
[0127]
In the
[0128]
(5-1-A) When the optical fiber disconnection state of the first line between the
In this case, since the optical signal stop state through the first line from the
[0129]
Further, the first node device 201 (master node) following the
[0130]
At this time, the
[0131]
With the above operation, the bidirectional communication path between the
[0132]
(5-1-B) When the first line between the
In this case, the
[0133]
The input
[0134]
The first failure detection unit 11 of the
[0135]
The
[0136]
Further, when the first node device 201 (master node) following the
[0137]
Further, in the
[0138]
Since the
[0139]
With the above operation, the ring network returns to a normal state, and a bidirectional communication path between the
[0140]
(5-2) Recovery procedure when the second line fails:
Next, when the optical fiber of the second line between the
[0141]
When the optical fiber of the second line between the
[0142]
At this time, as shown in FIG. 13, the
[0143]
The input
[0144]
Here, when the optical signal input is detected by the second
[0145]
If the optical signal input is not detected by the second
[0146]
On the other hand, in the
[0147]
At this time, the input
[0148]
The
[0149]
In the
[0150]
(5-2A) When the optical fiber disconnection state of the second line between the
In this case, since the optical signal stop state through the second line from the
[0151]
In addition, the succeeding first node device 201 (master node) continues to be in a state where the input of the optical signal from the
[0152]
At this time, the
[0153]
With the above operation, the bidirectional communication path between the
[0154]
(5-2B) When the optical fiber disconnection state of the second line connecting the
In this case, since the
[0155]
The input
[0156]
When the first node device 201 (master node) following the
[0157]
In this way, all the
[0158]
With the above operation, the ring network returns to a normal state, and a bidirectional communication path between the
[0159]
(5-3) Recovery procedure when the first line and the second line fail:
Next, from the state where a bidirectional communication path is formed between the
[0160]
When the optical fibers of both the first line and the second line between the
[0161]
At this time, the
[0162]
When the
[0163]
The first failure detection unit 11 monitors whether an optical signal is input from the first line. If an optical signal is input, the first failure detection unit 11 performs line monitoring through the first lines of the
[0164]
When the
[0165]
The input
[0166]
The
[0167]
(5-3-A) When the optical fiber disconnection state of the first line between the
In this case, the
[0168]
Furthermore, the first node device 201 (master node) following the
[0169]
The
[0170]
With the above operation, the communication path is kept disconnected, and the master node transitions to the state 52 after a predetermined period (for example, 2 seconds), and detects the line recovery of the second line (5-3-C) described later. To execute the process.
[0171]
(5-3-B) When the optical fiber disconnection state of the first line between the
In this case, the
[0172]
Further, since the first node device 201 (master node) following the
[0173]
With the above operation, all the node devices in the ring network transit to the
[0174]
On the other hand, when the
[0175]
The second
[0176]
When the
[0177]
The input
[0178]
The
[0179]
The
[0180]
(5-3-C) When the optical fiber disconnection state of the second line between the
In this case, the
[0181]
The first node device 201 (master node) following the
[0182]
Further, the
[0183]
With the above operation, the communication path is kept disconnected, and the master node transitions to state 51 after a predetermined period (for example, 2 seconds), and executes the process for detecting the line recovery of the first line described above.
[0184]
(5-3-D) When the optical fiber disconnection state of the second line between the
In this case, the
[0185]
Since the first node device 201 (master node) following the
[0186]
With the above operation, all the node devices in the ring make a transition to the
[0187]
As described above, by using the node device including the optical multiplexing / demultiplexing device of the present invention, it is possible to construct a ring network and to provide a recovery capability against an optical fiber failure. In addition, since the OADM unit and the transponder unit are commonly used for the first line and the second line, the size, price, power consumption, capacity required for the installation location, and the like of the node device can be reduced.
[0188]
Note that the node device provided with the optical multiplexing / demultiplexing device of the present invention is not limited to the ring configuration shown in FIG. 7 (a), but when the opposite (point-to-point) network shown in FIG. Needless to say, the ability to recover from an unforeseen failure can be provided.
[0189]
Metro networks, which are expected to grow in the future and are installed in general buildings and factories, are strongly required to be smaller, consume less power, and be less expensive.
[0190]
In a metro network, an IP network using a router is considered to be mainstream. In such a network, fault recovery capability for optical fiber breaks that occur relatively frequently is required, but it is possible to recover from faults such as device faults that occur relatively low by using the router's detour function. become. However, the router's detour function may disconnect the line for several minutes before the failure is recovered. There is also a possibility that a detour cannot be secured.
[0191]
Therefore, for the backbone network that requires high reliability, the configurations of the first conventional example and the second conventional example based on the UPSR recommendation are desirable, but the downsizing of the device configuration, low power consumption, and low price are more strongly demanded. It is effective to use a node device provided with the optical multiplexing / demultiplexing device of the present invention in a metro network.
[0192]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
[0193]
The optical signal is output to the line that is determined not to have a failure by the output signal distribution / cutoff unit, and the output of the optical signal to the line in which the failure has occurred is stopped. The communication path is sequentially propagated to the node devices in the subsequent stage of the network, and the communication path formed between the arbitrary node devices is restored using a line in which no failure has occurred. Therefore, not only the opposite network but also a ring network can be constructed, and a recovery capability against an optical fiber failure can be provided.
[0194]
In addition, since the OADM unit and the transponder unit are commonly used for the first line and the second line, the size, price, power consumption, capacity required for the installation location, and the like of the node device can be reduced.
[0195]
Further, when the own apparatus is designated as a master node, the specific wavelength optical signal supplied from the client to the line where the occurrence of the failure is detected is preliminarily set at predetermined intervals predetermined by the output signal distribution / cutoff unit. By sending the message with a predetermined time width, it is possible to detect the recovery from the failure with an inexpensive configuration.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration example of an optical multiplexing / demultiplexing device according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing an example of the configuration of the OADM unit shown in FIG.
FIG. 3 is a block diagram showing another configuration example of the OADM unit shown in FIG. 1;
4 is a diagram illustrating an example in which a ring network is configured with node devices including the optical multiplexing / demultiplexing device illustrated in FIG. 1, and is a schematic diagram illustrating a state in which a communication path is formed in a normal state.
5 is a diagram illustrating an example in which a ring network is configured with node devices including the optical multiplexing / demultiplexing device illustrated in FIG. 1, and is a schematic diagram illustrating how a communication path is restored when a failure occurs.
6 is a node state table collectively showing states of node devices including the optical multiplexing / demultiplexing device shown in FIG. 1; FIG.
7 is a diagram illustrating an example in which a ring network is configured by node devices including the optical multiplexing / demultiplexing device illustrated in FIG. 1. FIG. 7 (a) is a block diagram in a normal state, and FIG. It is a block diagram including an occurrence location.
8 is a state transition diagram showing an operation of a node device including the optical multiplexing / demultiplexing device shown in FIG.
FIG. 9 is a schematic diagram illustrating state transition of each node device when a failure occurs in the first line between the second node device and the third node device illustrated in FIG. 7;
10 is a schematic diagram showing state transition of each node device when a failure occurs in the second line between the second node device and the third node device shown in FIG. 7; FIG.
11 shows a state transition of each node device when a failure occurs in the second line from the state in which a failure has occurred in the first line between the second node device and the third node device shown in FIG. 7; It is a schematic diagram.
12 is a node status table collectively showing the status of the master nodes of the ring network shown in FIG.
13 is a state transition diagram showing an operation of a master node of the ring network shown in FIG.
14 is a schematic diagram showing a state transition of each node device when a failure occurs in the first line between the second node device and the third node device shown in FIG. 7 and the failure state continues. FIG. is there.
FIG. 15 is a schematic diagram showing a state transition of each node device when a failure occurs in the first line between the second node device and the third node device shown in FIG. 7 and the failure state is recovered; is there.
16 is a schematic diagram showing a state transition of each node device when a failure occurs in the second line between the second node device and the third node device shown in FIG. 7 and the failure state continues. FIG. is there.
FIG. 17 is a schematic diagram showing a state transition of each node device when a failure occurs in the second line between the second node device and the third node device shown in FIG. 7 and the failure state is recovered; is there.
FIG. 18 is a diagram illustrating a configuration of each node device when a failure occurs in the first line and the second line between the second node device and the third node device illustrated in FIG. 7 and the failure state of the first line continues. It is a schematic diagram which shows a state transition.
FIG. 19 is a diagram of each node device when a failure occurs in the first line and the second line between the second node device and the third node device illustrated in FIG. 7 and the failure state of the first line is recovered; It is a schematic diagram which shows a state transition.
20 shows faults in the first line and the second line between the second node device and the third node device shown in FIG. 7, and the failure of each node device when the failure state of the second line continues. It is a schematic diagram which shows a state transition.
FIG. 21 shows the failure of each node device when a failure occurs in the first line and the second line between the second node device and the third node device shown in FIG. 7 and the failure state of the second line is recovered; It is a schematic diagram which shows a state transition.
FIG. 22 is a block diagram showing a configuration of a first conventional optical multiplexer / demultiplexer.
FIG. 23 is a block diagram showing a configuration of a second conventional optical multiplexer / demultiplexer.
FIG. 24 is a block diagram showing a configuration of a third conventional optical multiplexer / demultiplexer.
25 is a diagram illustrating an example in which a ring network is configured with node devices including the optical multiplexing / demultiplexing device illustrated in FIG. 24, and is a schematic diagram illustrating a state in which a communication path is formed in a normal state.
26 is a diagram illustrating an example in which a ring network is configured with node devices including the optical multiplexing / demultiplexing device illustrated in FIG. 24, and is a schematic diagram illustrating a state in which a communication path cannot be formed when a failure occurs.
FIG. 27 is a block diagram illustrating a configuration of a network in which node devices having optical multiplexing / demultiplexing devices are arranged to face each other.
[Explanation of symbols]
11 First failure detection unit
12 Second failure detection unit
13 Node state determination unit
14 Input signal selector
15 First optical branch circuit
16 Second optical branch circuit
17 OADM Department
18 Transponder section
20 Output signal distribution / cutoff section
21 Optical circulator
22 Fiber grating
23 Optical filter
24 Optical coupler
31 ODMUX
32 OMUX
101, 201 first node device
102, 202 Second node device
103, 203 Third node device
204 Fourth node device
205 fifth node device
Claims (7)
現用回線である第1ラインからの光信号を監視し、障害発生の有無を検出する第1障害検出部と、
予備回線である第2ラインからの光信号を監視し、障害発生の有無を検出する第2障害検出部と、
前記第1障害検出部及び前記第2障害検出部による障害検出結果から前記第1ライン及び前記第2ラインのうち使用可能な有効ラインを判定するノード状態判定部と、
前記ノード状態判定部で有効ラインと判定されたラインからの光信号を前記OADM部へ出力し、前記ノード状態判定部で障害が発生していると判定されたラインを遮断し、該ラインからの光信号の入力を停止する入力信号選択部と、
前記第1ラインからの光信号を分割し、前記入力信号選択部及び前記第1障害検出部にそれぞれ供給する第1光分岐回路と、
前記第2ラインからの光信号を分割し、前記入力信号選択部及び前記第2障害検出部にそれぞれ供給する第2光分岐回路と、
前記クライアントから前記OADM部経由で供給される前記特定波長光信号と前記OADM部で中継を行う光信号とを、前記ノード状態判定部で障害が発生していないと判定されたラインに対して出力し、前記ノード状態判定部で障害が発生していると判定されたラインを遮断し、該ラインに対する光信号の出力を停止する出力信号分配・遮断部と、
を有する光合分波装置。An optical multiplexing / demultiplexing device including an OADM that performs insertion of a specific wavelength optical signal assigned to each client, separation of the specific wavelength optical signal, and relay of an optical signal flowing through the network, to the network,
A first failure detection unit that monitors an optical signal from the first line as a working line and detects whether or not a failure has occurred;
A second failure detection unit that monitors an optical signal from the second line, which is a standby line, and detects whether or not a failure has occurred;
A node state determination unit for determining an available effective line among the first line and the second line from a failure detection result by the first failure detection unit and the second failure detection unit;
An optical signal from a line determined to be an effective line by the node state determination unit is output to the OADM unit, a line determined to have a failure at the node state determination unit is blocked, and the line from the line An input signal selector for stopping the input of an optical signal ;
A first optical branch circuit that divides an optical signal from the first line and supplies the optical signal to the input signal selection unit and the first failure detection unit, respectively;
A second optical branch circuit that divides an optical signal from the second line and supplies the optical signal to the input signal selection unit and the second failure detection unit, respectively;
The specific wavelength optical signal supplied from the client via the OADM unit and the optical signal relayed by the OADM unit are output to a line determined as having no failure by the node state determination unit An output signal distribution / cut-off unit that cuts off a line determined to have a failure in the node state determination unit and stops outputting an optical signal to the line ;
An optical multiplexer / demultiplexer.
自装置がマスターノードに指定された場合に、障害の発生を検出したラインに対して前記クライアントから供給される前記特定波長光信号を、前記出力信号分配・遮断部から、予め決められた所定周期毎に予め決められた時間幅で送出させる請求項1記載の光合分波装置。The node state determination unit
When the own apparatus is designated as a master node, the specific wavelength optical signal supplied from the client to the line in which the occurrence of a failure is detected is sent from the output signal distribution / cutoff unit to a predetermined cycle. The optical multiplexing / demultiplexing device according to claim 1, wherein the optical multiplexing / demultiplexing device is transmitted at a predetermined time width every time.
前記ノード装置間を結ぶ現用回線である第1ライン及び予備回線である第2ラインと、
を備え、
前記複数のノード装置が前記第1ライン及び第2ラインによりリング状に接続されたリングネットワーク。A plurality of node devices comprising the optical multiplexing / demultiplexing device according to claim 2;
A first line that is a working line connecting the node devices and a second line that is a protection line;
With
A ring network in which the plurality of node devices are connected in a ring shape by the first line and the second line.
前記ノード装置間を結ぶ現用回線である少なくとも1本の第1ライン及び予備回線である少なくとも1本の第2ラインと、
を備え、
対向して配置された前記ノード装置間が前記第1ライン及び第2ラインにより接続された対向ネットワーク。A plurality of node devices comprising the optical multiplexing / demultiplexing device according to claim 2;
At least one first line as a working line connecting the node devices and at least one second line as a protection line;
With
A counter network in which the node devices arranged opposite to each other are connected by the first line and the second line.
現用回線である第1ラインからの光信号を監視し、障害発生の有無を検出する第1障害検出部と、
予備回線である第2ラインからの光信号を監視し、障害発生の有無を検出する第2障害検出部と、
前記第1障害検出部及び前記第2障害検出部による障害検出結果から前記第1ライン及び前記第2ラインのうち使用可能な有効ラインを判定するノード状態判定部と、
前記ノード状態判定部で有効ラインと判定されたラインからの光信号を出力し、前記ノード状態判定部で障害が発生していると判定されたラインを遮断し、該ラインからの光信号の入力を停止する入力信号選択部と、
前記第1ラインからの光信号を分割し、前記入力信号選択部及び前記第1障害検出部にそれぞれ供給する第1光分岐回路と、
前記第2ラインからの光信号を分割し、前記入力信号選択部及び前記第2障害検出部にそれぞれ供給する第2光分岐回路と、
前記クライアントから供給される前記特定波長光信号と前記中継を行う光信号とを、前記ノード状態判定部で障害が発生していないと判定されたラインに対して出力し、前記ノード状態判定部で障害が発生していると判定されたラインを遮断し、光信号の出力を停止する出力信号分配・遮断部と、
を有する光合分波装置。An optical multiplexer / demultiplexer that performs insertion of a specific wavelength optical signal assigned to each client to the network, separation of the specific wavelength optical signal, and relay of an optical signal flowing through the network,
A first failure detection unit that monitors an optical signal from the first line as a working line and detects whether or not a failure has occurred;
A second failure detection unit that monitors an optical signal from the second line, which is a standby line, and detects whether or not a failure has occurred;
A node state determination unit for determining an available effective line among the first line and the second line from a failure detection result by the first failure detection unit and the second failure detection unit;
Outputs an optical signal from a line determined to be an effective line by the node state determination unit, blocks a line determined to have a failure at the node state determination unit, and inputs an optical signal from the line An input signal selection unit for stopping
A first optical branch circuit that divides an optical signal from the first line and supplies the optical signal to the input signal selection unit and the first failure detection unit, respectively;
A second optical branch circuit that divides an optical signal from the second line and supplies the optical signal to the input signal selection unit and the second failure detection unit, respectively;
The specific wavelength optical signal supplied from the client and the optical signal to be relayed are output to the line determined that no failure has occurred in the node state determination unit, and the node state determination unit An output signal distribution / shut-off unit that shuts off the line determined to be faulty and stops the output of the optical signal ;
An optical multiplexer / demultiplexer.
ネットワークに対する、クライアント毎に割り当てられた特定波長光信号の挿入、前記特定波長光信号の分離、及び前記ネットワークに流れる光信号の中継を行う、前記ノード装置が備える光合分波装置が、
前記第1ライン及び前記第2ラインからの光信号をそれぞれ監視して障害発生の有無を検出し、
前記障害発生の有無の検出結果から前記第1ライン及び前記第2ラインのうち使用可能な有効ラインを判定し、
前記有効ラインと判定したラインから得られる光信号から、クライアント毎に割り当てられた特定波長光信号を分波してクライアントへ供給し、
前記クライアントから出力された特定波長光信号を障害が発生していないと判定したラインに対して出力し、前記障害が発生していると判定したラインを遮断し、光信号の出力を停止する障害復旧方法。Failure for restoring a communication path formed between any of the node devices when a failure occurs in the first line that is a working line and the second line that is a protection line that connects a plurality of node devices A recovery method,
An optical multiplexing / demultiplexing device included in the node device that performs insertion of a specific wavelength optical signal assigned to each client to the network, separation of the specific wavelength optical signal, and relay of an optical signal flowing through the network,
Monitoring the optical signals from the first line and the second line, respectively, to detect the presence or absence of failure,
A usable effective line is determined from the first line and the second line from the detection result of the occurrence of the failure,
From the optical signal obtained from the line determined to be the effective line, a specific wavelength optical signal assigned to each client is demultiplexed and supplied to the client,
A fault that outputs a specific wavelength optical signal output from the client to a line that is determined not to have a failure, blocks the line that has been determined to have the failure, and stops outputting an optical signal Recovery method.
自装置を備えるノード装置がマスターノードに指定された場合は、障害の発生を検出したラインに対して前記クライアントから供給される前記特定波長光信号を予め決められた所定周期毎に予め決められた時間幅で送出する請求項6記載の障害復旧方法。The optical multiplexer / demultiplexer is
When a node device having its own device is designated as a master node, the specific wavelength optical signal supplied from the client to the line where the occurrence of a failure is detected is determined in advance at predetermined intervals. The failure recovery method according to claim 6, wherein the failure recovery method is performed with a time width.
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