JP4052971B2

JP4052971B2 - Women's clothing with a cup

Info

Publication number: JP4052971B2
Application number: JP2003127423A
Authority: JP
Inventors: 克子堀井; 真小山; 義明中川
Original assignee: Wacoal Corp
Current assignee: Wacoal Corp
Priority date: 2003-05-02
Filing date: 2003-05-02
Publication date: 2008-02-27
Anticipated expiration: 2023-05-02
Also published as: JP2004332144A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カップ付き女性用衣類に関し、特に詳細にはボディスーツ、ブラジャー等の姿勢矯正用のカップ付き女性用衣類に適用される。
【０００２】
【従来の技術】
カップ付き女性用衣類の代表例であるボディスーツやブラジャーは、下着としての機能を果たすだけではなく、美しいボディラインを創り出し、そのボディラインを維持することで体型を補正させる機能をも果たすことが要求されている。このような女性用衣類として、例えば、特許文献１には、非伸縮性の押え布を配設したファンデーションが開示されている。このファンデーションでは、肩甲骨下部に対応する位置で交差するように配設された非伸縮性の押え布で肩甲骨下部を強力に締め付けるとともに、この押え布でウエスト部分を上部に引っ張って背筋を伸ばす働きを促すことにより猫背型の姿勢の矯正を実現している。
【０００３】
【特許文献１】
登録実用新案第３０８０３９８号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献１に開示された姿勢補正用の女性用衣類は、非伸縮性の押え布で背筋を伸ばすことにより猫背型の姿勢を矯正しようとしているため、脊柱の動きを阻害してしまい日常の動作に支障がある。
【０００５】
そこで本発明は、着用者の脊柱を直立させる効果が高く、脊柱の動きを阻害しない姿勢矯正用のカップ付き女性用衣類を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、左右一対のカップ部と、カップ部の下部に連結される伸縮性の胴部とを備えるカップ付き女性用衣類において、カップ部の脇側下辺縁に連なり、胴部の脇側上部であり、かつ、腋窩線よりも前側に対応する部分を覆う非伸縮性または難伸縮性の前脇パネル部と、カップ部の下辺縁に連なり、少なくとも肋骨下部の胸部前面までを覆い、横方向に非伸縮または難伸縮の前側押え布とを備えることを特徴とする。
【０００７】
この発明によれば、横方向に非伸縮または難伸縮である前側押え布と、非伸縮性または難伸縮性である前脇パネル部とが伸縮性を有する胴部に備えられているため、着用状態で伸長された胴部に生じた元に戻ろうとする力が、前脇パネル部および前側押え布に作用する。これにより、胸郭の脇側付近が前脇パネル部によって外側からしっかりと押えられるとともに、胸部前面が前側押え布によって前側からしっかりと押えられる。このため、深呼吸の吸気時のように背筋を伸ばして胸を張った状態が実現できるので、無理なく脊柱を直立させて姿勢を矯正できる。
【０００８】
本発明は、左右一対のカップ部と、カップ部の下部に連結される伸縮性の土台部と、土台部の背側に連結される伸縮性のバック部とを備えるカップ付き女性用衣類において、カップ部の脇側下辺縁に連なり、土台部の脇側上部であり、かつ、腋窩線よりも前側に対応する部分を覆う非伸縮性または難伸縮性の前脇パネル部と、カップ部の下辺縁に連なり、土台部のアンダー部分および脇部分の一部に対応する部分を覆い、横方向に非伸縮または難伸縮の前側押え布と、土台部の下辺縁から上方向に縦長に延びる肋骨押圧部材とを備えることを特徴とする。
【０００９】
この発明によれば、非伸縮性または難伸縮性の前脇パネル部により胸部の脇側付近が覆われ、横方向に非伸縮または難伸縮である前側押え布により胸部の前面付近が覆われ、さらに肋骨押圧部材が胸部の前面付近に位置するため、着用状態で伸長された土台部およびバック部に生じた元に戻ろうとする力が、前脇パネル部、前側押え布および肋骨押圧部材に作用する。これにより、胸郭の脇側付近が前脇パネル部によって外側からしっかりと押えられるとともに、胸部前面が肋骨押圧部材および前側押え布によって前側から外側に開くように押えられる。このため、深呼吸の吸気時のように背筋を伸ばして胸を張った状態が実現できるので、無理なく脊柱を直立させて姿勢を矯正できる。
【００１０】
本発明に係るカップ付き女性用衣類において、両カップ部の間にある前中心部分の上部を覆う非伸縮性または難伸縮性の前中心パネル部をさらに備えることが好ましく、このようにすれば、着用状態で伸長された前中心等に生じた元に戻ろうとする力が、前中心パネル部に作用する。これにより、胸郭の前面付近を、前側からしっかりと押えられるとともに、前脇パネル部に作用する力も増強される。
【００１１】
本発明に係るカップ付き女性用衣類において、前脇パネル部の下辺部は、両カップ部の最下点を結ぶラインの延長線上または当該延長線上よりも下側に位置することが好ましい。このようにすれば、前脇パネル部によって、胸郭の脇側付近が外側からしっかりと押えられる。
【００１２】
また、本発明に係るカップ付き女性用衣類の前脇パネル部の下辺部において、当該下辺部の前中心側端部と背側端部との間は、腹部中心方向に凸状に張り出した形状であることが好ましい。このようにすれば、胸郭の脇側付近をより大きな面積で覆うことができ、効果が増大する。
【００１３】
本発明に係るカップ付き女性用衣類において、前脇パネル部の下辺部の背側端部は、第７肋骨の下辺部分と第８肋骨の上辺部分との間を通るラインの延長線上に位置することが好ましく、このようにすれば、前脇パネル部に生じる力を、胸郭の脇側付近に、より確実に伝えることができる。
【００１４】
本発明に係るカップ付き女性用衣類において、前側押え布は、斜め方向または縦方向に伸縮性を有することが好ましく、このようにすれば、着用状態で斜め方向または縦方向に伸長された前側押え布には、元に戻ろうとする力がより大きく生じるため、前脇パネル部および胸部前面に作用する力が増強される。
【００１５】
本発明に係るカップ付き女性用衣類において、肋骨押圧部材は、装着状態において第７肋骨を上から押えることが好ましく、このようにすれば、胸郭を押える作用が高められるとともに、安定した着用感が得られる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
実施形態の説明に先立ち、図１ないし図５を参照して、本願発明の背景となる美しい姿勢（姿勢美）について説明する。図１は、人体の骨格の正面図であり、図２は、人体の骨格の右側面図である。図３は、図１のIII-III断面矢視図であり、図４は、図１のIV-IV断面矢視図であり、図５は、人体の肋骨部分の拡大図である。
【００１７】
本願発明者は、姿勢美を追求するにあたって、人が大きく息を吸って胸を張ったときに、美しい姿勢が実現されることに着目した。そして、人が大きく息を吸って胸を張ったときには、肋骨の上部断面が、通常状態における楕円形（図３点線部）から円形（図３実線部）に近づくように変化すること、および、肋骨の下部断面が、通常状態における楕円形（図４点線部）からより扁平した楕円形（図４実線部）に変化することを突き止め、これらの点をポイントとして姿勢美を追求した。これにより、大きく息を吸って胸を張ったときの状態は、図１ないし図４に示す力ＰＡ，ＰＢをかけることによって創り出せることが判明した。つまり、力ＰＡを、肋骨の上部にあたる胸郭側面付近からその中心部に向かう方向、すなわち、図１ないし図３に示す力ＰＡの矢印方向にかけることにより、肋骨の上部断面が、通常状態における楕円形（図３点線部）から円形（図３実線部）に近づくように変化することが判明した。また、力ＰＢを、肋骨の下部にあたる胸部前面からその脇側の内側面に向かう方向、すなわち、図１、図２および図４に示す力ＰＢの矢印方向にかけることにより、肋骨の下部断面が、通常状態における楕円形（図４点線部）からより扁平した楕円形（図４実線部）に変化することが判明した。ここで、図５に示すように、力ＰＢは、第７肋骨の胸部前面Ｒにかけることで、上述した作用を最も効果的に実現できることも判明した。
【００１８】
そこで、本願発明者は、胸郭の脇付近（図１および図２で力ＰＡの矢印にて示す位置付近）を外側からしっかりと押え、第７肋骨の胸部前面（図１および図２で力ＰＢの矢印にて示す位置付近）を前側から外側に開くように押える構造を採用すれば、息を吸って胸を張ったときの肋骨の状態が維持され、美しい姿勢が保ちやすくなるのではないかとの知見を得て、本発明を完成した。
【００１９】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。なお、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【００２０】
図６は、実施形態におけるボディスーツ（カップ付き女性用衣類）を裏返した状態で斜め前方から見た斜視図である。ボディスーツは、左右一対のカップ部１と、このカップ部の下に連なる胴部とで大略構成される。胴部は、前脇身頃４の脇側上部の裏側に一部が縫着された前脇パネル部２と、前身頃５および前脇身頃４の裏側に一部が縫着された前身頃押え布（前側押え布）３と、両カップ部１の間で前身頃５の上側にある前中心６と、前身頃５および前脇身頃４の下側にある裾布７と、前身頃４と臀布１０の下端部分を連結するクロッチ部８と、カップ部１の上縁部と後身頃９の上縁部との間に掛け渡される肩紐１１とを主要パーツとして構成されている。
【００２１】
図６に示すボディスーツの特徴は、前脇パネル部２と前身頃押え布３とを含んで構成されている点である。前脇パネル部２は、カップ部下辺縁部、背側縁部、上辺部および下辺部に囲まれた形状を成している。
【００２２】
カップ部下辺縁部は、カップ部１の下辺縁１ａの脇側部分に位置し、背側縁部は、前脇身頃４と後身頃９との接ぎライン４９の上端部分に位置し、上辺部は、前脇身頃４の脇側上縁４ａに位置する。下辺部は、その前中心側端部がカップ部１の最下点よりも少し脇側寄りの部分２ｂに位置し、その背側端部が前脇身頃４と後身頃９との接ぎライン４９の上方部分２ａに位置している。この背側端部２ａは、第７肋骨の下辺部分と第８肋骨の上辺部分との間を通るラインの延長線上に位置する。
【００２３】
前脇パネル部２は、カップ部下辺縁部、上辺部および背側縁部のそれぞれにおいて前脇身頃４に縫着されているが、下辺部は非縫着部分である。
【００２４】
また、前脇パネル部２の素材は、張りとコシを有する非伸縮性または難伸縮性の素材により構成されている。このような素材としては、例えば、ダブルラッセル＋マーキジット、パワーネット＋マーキジット、布帛＋マーキジット、圧縮ウレタンシート、不織布、あるいは樹脂（エラストマー）シートがある。
【００２５】
前身頃押え布３は、前中心下辺縁部、カップ部下辺縁部、上辺部、背側縁部、側辺部および下辺部に囲まれた形状を成している。また、前身頃押え布３は、前身頃５のサイズよりも小さなサイズで形成されている。
【００２６】
前中心下辺縁部は、前身頃５と前中心６との接ぎライン５６に位置し、カップ部下辺縁部は、カップ部１の下辺縁１ａの脇側部分に位置し、上辺部は、前脇身頃４の脇側上縁４ａに位置する。背側縁部は、前脇身頃４と後身頃９との接ぎライン４９の上端部分に位置し、下辺部は、前身頃５とクロッチ部８との接ぎライン５８に位置する。側辺部は、その上端が前述した前脇パネル部２の下辺部の背側端部２ａに位置し、側辺部の下端が前身頃５とクロッチ部８との接ぎライン５８の一端５８ａに位置する。
【００２７】
前身頃押え布３は、前中心下辺縁部、カップ部下辺縁部、上辺部、背側縁部および下辺部のそれぞれにおいて前身頃５あるいは前脇身頃４に縫着されているが、側辺部は非縫着部分である。なお、前中心下辺縁部、カップ部下辺縁部、上辺部の各部により、前身頃押え布３の上端部が形成され、下辺部により、前身頃押え布３の下端部が形成される。すなわち、前身頃押え布３は、縫着された上端部および背側縁部と、下端部との間（側辺部）は非縫着部分となる。
【００２８】
前身頃押え布３は、カップ部下辺縁部の脇側部分、上辺部、および背側縁部において、上述した前脇パネル部２と縫着されていることになる。なお、本実施形態における前脇パネル部２は、前脇身頃４と前身頃押え布３との間に挟み込まれた状態で、前脇身頃４および前身頃押え布３に縫着されている。
【００２９】
また、前身頃押え布３は、図６に示すボディスーツの斜め方向および縦方向に伸縮性を有するとともに、横方向には非伸縮または難伸縮であることを特徴とする。ここで、前身頃押え布３の素材は、緊締力を有する素材により構成されている。このような素材としては、例えば、ワンウェイパワーネット、パワーネット、あるいはツーウェイトリコットがある。なお、前身頃押え布３の表側の素材を非伸縮性または難伸縮性の素材により構成することがより好ましい。これにより、着用時に生じる前身頃押え布３のズレが低減されるため、前身頃押え布３の押える力が固定され、増強される。
【００３０】
ここで、前中心６は、縦方向および横方向に伸縮性のある素材により構成されており、前中心６の上部（図６に示す斜線部分）の裏側は、非伸縮性の素材により構成される前中心パネル部１２により覆われている。前中心６の上部は、両カップ部１の下辺縁に縫着されており、前中心６の下部は、Ｖ字形状を成して前身頃５と縫着されている。前中心パネル部１２の上部は、両カップ部１の下辺縁に縫着されているが、前中心パネル部１２の下辺縁は、非縫着部分である。
【００３１】
また、前身頃５は、縦方向に伸縮性または難伸縮性のある素材により構成されている。なお、前身頃５は、横方向に非伸縮または難伸縮の素材により構成することがより好ましい。これにより、前身頃押え布３の押える力がより身体に伝わりやすくなる。
【００３２】
また、前脇身頃４および後身頃９は、横方向に伸縮性のある素材により構成され、裾布７および臀布１０は、伸縮性のある素材により構成されている。
【００３３】
本実施形態におけるボディスーツは、このような前脇パネル部２と前身頃押え布３とを備えることにより、以下に記載する効果を有する。まず、ボディスーツを着用すると、着用者の体長に合わせて前身頃押え布３および胴部（特に前中心６、前身頃５、前脇身頃４、および後身頃９）が伸長されるため、前身頃押え布３および胴部には、元に戻ろうとする力（縮もうとする力）が生じる。そして、この元に戻ろうとする力が、前脇身頃４に一部が縫着されている前脇パネル部２に作用する。これにより、非伸縮性または難伸縮性の前脇パネル部２が、胸郭の脇付近を、外側からしっかりと押える役目を果たすこととなる。すなわち、前身頃押え布３および胴部に生じた力が、前脇パネル部２に作用することによって、肋骨の上部断面が、通常状態における楕円形（図３点線部参照）から円形（図３実線部参照）に近づくように変化することになる。
【００３４】
また、上述した元に戻ろうとする力は、前中心６の上部裏側にある非伸縮性または難伸縮性の前中心パネル部１２にも作用する。これにより、前中心パネル部１２は、胸郭の前面付近を、前側からしっかりと押える役目を果たすとともに、前脇パネル部２に作用する力を増強する役目も果たす。したがって、肋骨の上部断面の形状が、より円形（図３実線部参照）に近づくように変化することになる。
【００３５】
さらに、前身頃押え布３のサイズが、前身頃５のサイズよりも小さく形成されているため、前身頃押え布３には、サイズが同じ場合に比べて、より大きな緊締力が生じる。これにより、前脇パネル部２の押える力がより増強されるため、肋骨の上部断面の形状が、より円形（図３実線部参照）に近づくように変化することになる。
【００３６】
また、ボディスーツを着用すると、前身頃押え布３には、元に戻ろうとする力が生じるが、この前身頃押え布３が、略Ｖ字形に形成されているため、前身頃押え布３のカップ部１下側付近（第７肋骨の胸部前面付近）に生じた元に戻ろうとする力は、カップ部１の下側付近から当該Ｖ字形の上端となる前脇身頃４の脇側上縁４ａに向かう方向（斜め方向）に作用する。これにより、前身頃押え布３が、第７肋骨の胸部前面を、前側から外側に開くように押える役目を果たすこととなる。すなわち、前身頃押え布３のカップ部１下側付近に生じる力によって肋骨の下部断面が、通常状態における楕円形（図４点線部参照）から、より扁平した楕円形（図４実線部参照）に変化することになる。
【００３７】
また、前身頃押え布３のサイズが、前身頃５のサイズよりも小さく形成されているため、前身頃押え布３には、サイズが同じ場合に比べて、より大きな緊締力が生じる。これにより、前身頃押え布３の押える力がより増強されるため、肋骨の下部断面の形状が、より扁平した楕円形（図４実線部参照）に変化することになる。
【００３８】
図７および図８を参照して、本実施形態におけるボディスーツの表側の布（図７実線部分）と裏側の布（図８破線部分）との位置関係について説明する。図７は、ボディスーツを着用した状態の正面図である。図８は、ボディスーツを着用した状態で斜め前方から見た斜視図である。図７および図８に示すように、ボディスーツは、左右一対のカップ部１と、前脇身頃４と、前身頃５と、前中心６と、裾布７と、後身頃９と、臀布１０と、肩紐１１と、前脇パネル部２と、前身頃押え布３とを主要パーツとして構成されている。図８に示すように、前脇パネル部２は、前脇身頃４の脇側上部の裏側に位置し、前脇身頃４と前身頃押え布３との間に挟まれる状態で、その一部を除いて前脇身頃４および前身頃押え布３に縫着されている。また、前身頃押え布３は、前脇身頃４および前身頃５の裏側に位置し、その一部が前身頃５および前脇身頃４に縫着されている。
【００３９】
図９は、図６に示すボディスーツの変形例であるボディスーツを裏返した状態の斜視図である。図６に示すボディスーツと異なる点は、前身頃押え布３（３Ｘ）の形状が相違する点である。まず、一つ目の相違点は、前身頃押え布３（３Ｘ）の側辺部の形状が異なる点である。図９に示す前身頃押え布３Ｘの側辺部は、前脇パネル部２の下辺部の背側端部２ａを下端とする直線部分３ｂと、腹部中心方向に凹む湾曲部分３ｃと、下腹部付近にある緩やかな曲線部分３ｄとにより構成されている。このうち直線部分３ｂは前脇身頃４および前脇パネル部２に縫着されており、曲線部分３ｄは前身頃５あるいは前脇身頃４に縫着されているが、湾曲部分３ｃは非縫着部分である。
【００４０】
二つ目の相違点は、図９に示す前身頃押え布３Ｘの前中心下辺縁部（Ｖ字形状）の凹み具合が、図６に示す前中心下辺縁部の凹み具合よりも浅い点である。これは、前身頃押え布３Ｘの側辺部に湾曲部分３ｃを設けたため、この湾曲の度合いに合わせて、前中心下辺縁部（Ｖ字形状）の凹み具合を浅くしたものである。すなわち、前身頃押え布３Ｘのカップ部１下側付近（第７肋骨の胸部前面付近）から前脇身頃４の脇側上縁４ａに向けて作用する力の大きさや向きが最適となるように、湾曲部分３ｃと接ぎライン５６との位置関係を調整したものである。
【００４１】
このような前身頃押え布３Ｘは、略Ｙ字形に形成されているため、ボディスーツを着用することによって前身頃押え布３Ｘのカップ部１下側付近（第７肋骨の胸部前面付近）に生じた元に戻ろうとする力は、カップ部１の下側付近から当該Ｙ字形の上端となる前脇身頃４の脇側上縁４ａに向かう方向に作用する。これにより、前身頃押え布３Ｘが、第７肋骨の胸部前面を、前側から外側に開くように押える役目を果たすこととなる。また、ボディスーツを着用することによって前身頃押え布３Ｘおよび胴部に生じた元に戻ろうとする力が、前脇身頃４に一部が縫着されている前脇パネル部２に作用する。これにより、前脇パネル部２が、胸郭の脇付近を、外側からしっかりと押える役目を果たすこととなる。
【００４２】
図１０は、図６に示すボディスーツの変形例であるボディスーツを裏返した状態の斜視図である。図６に示すボディスーツと異なる点は、前脇パネル部２（２Ｙ）および前身頃押え布３（３Ｙ）の形状が相違する点である。まず、一つ目の相違点は、前脇パネル部２（２Ｙ）の下辺部の形状が異なる点である。図１０に示す前脇パネル部２Ｙの下辺部は、第１の下辺部と、第２の下辺部とにより構成されている。第２の下辺部は、その背側端部が前脇パネル部２Ｙの背側縁部の下端２ａに位置し、第２の下辺部の腹部側端部が第２の下辺部の背側端部２ａから腹部中心方向に移動した部分２ｃに位置する。第１の下辺部は、その上端が前脇パネル部２Ｙのカップ部下辺縁部の下端２ｂに位置し、第１の下辺部の下端が第２の下辺部の腹部側端部２ｃに位置する。すなわち、下辺部は、その前中心側端部２ｂと背側端部２ａの間の部分が、腹部中心方向に凸状に張り出した形状となる。このような前脇パネル部２Ｙを備えることにより、前脇パネル部２Ｙに覆われる胸郭の範囲が拡大するため、胸郭の脇付近を外側からしっかりと押える効果が増大する。なお、第２の下辺部は、前脇身頃４に縫着されているが、第１の下辺部は非縫着部分となる。
【００４３】
二つ目の相違点は、前身頃押え布３（３Ｙ）の側辺部の形状が異なる点と、前身頃押え布３の下辺部が存在しない点である。図１０に示す前身頃押え布３Ｙの側辺部は、前脇パネル部２Ｙの第２の下辺部分３ｅと、前脇パネル部２Ｙの第１の下辺部を下腹部方向に延長した直線部分３ｆと、腹部中心付近を端点３ｗとして脇側斜め上方向に伸びる直線部分３ｇとにより構成されている。図１０に示す前身頃押え布３Ｙは、少なくとも肋骨下部の胸部前面を覆っている。
【００４４】
三つ目の相違点は、図１０に示す前身頃押え布３Ｙの前中心下辺縁部（Ｖ字形状）の凹み具合が、図６に示す前中心下辺縁部の凹み具合よりも浅い点である。これは、前身頃押え布３Ｙの側辺部に直線部分３ｅ、直線部分３ｆおよび直線部分３ｇにより形成される切り込み部分を設けたため、この切り込みの度合いに合わせて、前中心下辺縁部（Ｖ字形状）の凹み具合を浅くしたものである。すなわち、前身頃押え布３Ｙのカップ部１下側付近（第７肋骨の胸部前面付近）から前脇身頃４の脇側上縁４ａに向けて作用する力の大きさや向きが最適となるように、直線部分３ｅ、直線部分３ｆおよび直線部分３ｇと前中心下辺縁部との位置関係を調整したものである。
【００４５】
このような前身頃押え布３Ｙは、略Ｙ字形に形成されているため、ボディスーツを着用することによって前身頃押え布３Ｙのカップ部１下側付近（第７肋骨の付近）に生じた元に戻ろうとする力は、カップ部１の下側付近から当該Ｙ字形の上端となる前脇身頃４の脇側上縁４ａに向かう方向に作用する。これにより、前身頃押え布３Ｙが、第７肋骨の胸部前面を、前側から外側に開くように押える役目を果たすこととなる。また、ボディスーツ着用することによって前身頃押え布３Ｙおよび胴部に生じた元に戻ろうとする力が、前脇身頃４に一部が縫着されている前脇パネル部２Ｙに作用する。これにより、前脇パネル部２Ｙが、胸郭の脇付近を外側からしっかりと押える役目を果たすこととなる。
【００４６】
図１１は、図６に示すボディスーツの変形例であるボディスーツを裏返した状態の斜視図である。図６に示すボディスーツと異なる点は、前脇パネル部２（２Ｚ）および前身頃押え布３（３Ｚ）の形状が相違する点である。まず、一つ目の相違点は、前脇パネル部２（２Ｚ）のカップ部下辺縁部および下辺部の形状が異なる点である。図１１に示す前脇パネル部２のカップ部下辺縁部は、その下端がカップ部１の最下点よりも少し前中心側寄りの部分２ｄに位置する。また、図１１に示す前脇パネル部２Ｚの下辺部は、第１の下辺部と第２の下辺部とにより構成されている。第２の下辺部は、その背側端部が前脇パネル部２Ｚの背側縁部の下端２ａに位置し、第２の下辺部の腹部側端部が第２の下辺部の背側端部２ａから腹部中心方向に移動した部分２ｃに位置する。第１の下辺部は、その上端が前脇パネル部２Ｙのカップ部下辺縁部の下端２ｄに位置し、第１の下辺部の下端が第２の下辺部の腹部側端部２ｃに位置する。すなわち、下辺部は、その前中心側端部２ｄと背側端部２ａとの間の部分が、腹部中心方向に凸状に張り出した形状となる。このような前脇パネル部２Ｚを備えることにより、前脇パネル部２Ｚに覆われる胸郭の範囲が拡大するため、胸郭の脇付近を外側からしっかりと押える効果が増大する。なお、第２の下辺部は、前脇身頃４に縫着されているが、第１の下辺部は非縫着部分となる。
【００４７】
二つ目の相違点は、前身頃押え布３（３Ｚ）の側辺部および下辺部の形状が異なる点である。図１１に示す前身頃押え布３Ｚの側辺部は、前脇パネル部２Ｚの第２の下辺部分３ｈと、前脇パネル部２Ｚの第１の下辺部を下方向に延長した緩やかな曲線部分３ｉとにより構成されている。また、図１１に示す前身頃押え布３Ｚの下辺部は、クロッチ部８の全幅に渡って存在するのではなく、クロッチ部８の両端部から少し中心よりの位置に存在する。なお、直線部分３ｈは前脇身頃４および前脇パネル部２Ｚに縫着されているが、曲線部分３ｉは非縫着部分である。
【００４８】
三つ目の相違点は、図１１に示す前身頃押え布３Ｚの前中心下辺縁部（Ｖ字形状）の凹み具合が、図６に示す前中心下辺縁部の凹み具合よりも浅い点である。これは、前身頃押え布３Ｚの側辺部に直線部分３ｈおよび曲線部分３ｉにより形成される切り込み部分を設けたため、この切り込みの度合いに合わせて、前中心下辺縁部（Ｖ字形状）の凹み具合を浅くしたものである。すなわち、前身頃押え布３Ｚのカップ部１下側付近（第７肋骨の胸部前面付近）から前脇身頃４の脇側上縁４ａに向けて作用する力の大きさや向きが最適となるように、直線部分３ｈおよび曲線部分３ｉと前中心下辺縁部との位置関係を調整したものである。
【００４９】
このような前身頃押え布３Ｚは、略Ｙ字形に形成されているため、ボディスーツを着用することによって前身頃押え布３Ｚのカップ部１下側付近（第７肋骨の胸部前面付近）に生じた元に戻ろうとする力は、カップ部１の下側付近から当該Ｙ字形の上端となる前脇身頃４の脇側上縁４ａに向かう方向に作用する。これにより、前身頃押え布３Ｚが、第７肋骨の胸部前面を、前側から外側に開くように押える役目を果たすこととなる。また、ボディスーツを着用することによって前身頃押え布３Ｚおよび胴部に生じた元に戻ろうとする力が、前脇身頃４に一部が縫着されている前脇パネル部２Ｚに作用する。これにより、前脇パネル部２Ｚが、胸郭の脇付近を外側からしっかりと押える役目を果たすこととなる。
【００５０】
次に、図１２ないし図１４を参照して、本実施形態におけるストラップレスのワイヤー型ブラジャー（カップ付き女性用衣類）について説明する。図１２は、ブラジャーの正面図であり、図１３は、ブラジャーをダミーボディに装着させた状態の正面図であり、図１４は、ブラジャーをダミーボディに装着させた状態で斜め前方から見た斜視図である。図１２ないし図１４に示すように、ブラジャーは、下辺縁にカップワイヤー１１１を有する左右一対のカップ部１０１と、カップ部１０１の間にある前中心１２１からカップ部１０１の下側にあるアンダー部分１２２を経てカップ部１０１の脇側にある脇部分１２３までを含む土台部１０２と、土台部１０２の背側に続くバック部１０３とを主要なパーツとして構成されている。なお、伸縮性（特に左右に引く方向の伸縮性）を有するバック部１０３の端部には、係脱自在のホック１０７が取り付けられている。
【００５１】
カップ部１０１は、丸みを帯びた円錐形に類似のカップ形状に立体成型されている。土台部１０２は、伸縮性（特にバック部１０３によって左右に引かれる方向の伸縮性）を有する素材を含んで形成され、前中心１２１で左右のパーツが互いに縫着されて左右一体の土台部１０２を構成している。土台部１０２は、装着者のバスト下部（いわゆるバージスラインの下部）にフィットするように凹型に湾曲した上辺縁を有し、この上辺縁がカップ部１０１の下辺縁と対向し、互いに縫着されている。
【００５２】
土台部１０２は、従来品のブラジャーに比べて４[ｃｍ]程、幅広に形成されている。これは、図５に示すように、従来品のブラジャーの土台部下辺縁は、第６肋骨の下辺部分と第７肋骨の上辺部分との間を通るラインＳ付近に形成されているのに対し、本実施形態におけるブラジャーの土台部１０２下辺縁は、第７肋骨の下辺部分と第８肋骨の上辺部分との間を通るラインＴ付近に形成されていることに起因している。すなわち、このラインＳの位置とラインＴの位置との間には、およそ４[ｃｍ]の差がある。また、土台部１０２の下辺縁は、カップ部１０１の下辺縁の湾曲（凹型）に対応するように緩やかに湾曲（凹型）している。
【００５３】
ここで、前中心１２１は、縦方向および横方向に伸縮性のある素材により構成されており、前中心１２１の上部の裏側は、非伸縮性または難伸縮性の素材により構成される前中心パネル部１０６により覆われている。前中心１２１の上部は、両カップ部１０１の内側下辺縁に縫着されており、前中心１２１の下部脇側は、アンダー部分１２２と縫着されている。前中心パネル部１０６の脇側は、両カップ部１０１の内側下辺縁に縫着されているが、前中心パネル部１０６の下辺縁は、非縫着部分である。
【００５４】
図１２ないし図１４のブラジャーの特徴は、カップ部１０１の脇側付近を覆う前脇パネル部１０５と、カップ部１０１の下辺縁に連なり、土台部１０２のアンダー部分１２２および脇部分１２３の一部に対応する部分を覆う前側押え布１０８と、プラスチック製のボーン等からなる肋骨押圧部材１０４とを含んで構成されている点である。
【００５５】
前脇パネル部１０５は、可撓性と保形性を有する非伸縮性または難伸縮性の素材、例えばダブルラッセル、パワーネット、圧縮不織布、樹脂のような張りとコシのある生地により構成される。なお、装着者の胸郭の脇をしっかりと掴んで押えるパワーを増大すべく、前脇パネル部１０５にボーンやワイヤー等の芯材を付加してもよい。
【００５６】
前脇パネル部１０５は、カップ部脇側下辺縁部、背側縁部、上辺部、下辺部に囲まれた形状を成している。前脇パネル部１０５のカップ部脇側下辺縁部は、カップ部１０１の下辺縁の脇側部分に位置する。前脇パネル部１０５の背側縁部は、脇部分１２３とバック部１０３との接ぎラインに位置するとともに、背側縁部の上端１０５ｄがその下端１０５ｃの背側に位置するライン状（垂直方向に対して傾斜したライン状）になっている。また、前脇パネル部１０５の上辺部は、土台部１０２の上辺縁と一致している。前脇パネル部１０５の下辺部は、その前中心側端部がカップ部１０１の最下点よりも少し脇側寄りの部分１０５ｂに位置し、その背側端部が土台部１０２とバック部１０３との接ぎラインの下端１０５ｃに位置している。この背側端部１０５ｃは、第７肋骨の下辺部分と第８肋骨の上辺部分との間を通るラインの延長線上に位置する。なお、前脇パネル部１０５は、土台部１０２の裏側に、カップ部１０１下辺縁部から背側縁部までの範囲を覆うように縫着されている。
【００５７】
前側押え布１０８は、図１２に示すブラジャーの斜め方向および縦方向に伸縮性を有するとともに、横方向には非伸縮または難伸縮であることを特徴とする。ここで、前側押え布１０８の素材は、緊締力を有する素材により構成されている。このような素材としては、例えば、ワンウェイパワーネット、パワーネット、あるいはツーウェイトリコットがある。
【００５８】
前側押え布１０８は、前中心側縁部、カップ部下辺縁部、前脇パネル部下辺部、土台部下辺縁部に囲まれた形状を成している。前側押え布１０８の前中心側縁部は、前中心１２１とアンダー部１２２との接ぎラインに位置する。前側押え布１０８のカップ部下辺縁部は、カップ部１０１の下辺縁の最下点を含む下部側に位置する。前側押え布１０８の前脇パネル部下辺部は、前脇パネル部１０５の下辺部に位置している。また、前側押え布１０８の土台部下辺縁部は、土台部１０２の下辺縁と一致している。なお、前側押え布１０８は、土台部１０２の裏側に縫着されている。
【００５９】
肋骨押圧部材１０４は、前側押え布１０８の裏側に付設され、縦方向に延びた縦長に形成されている。肋骨押圧部材１０４は、その上端がカップ部１０１の下辺縁に位置し、その下端が土台部１０２の下辺縁に位置する。この位置は、ブラジャー装着時に、第７肋骨の胸部前面に当接する位置となる。すなわち、肋骨押圧部材１０４は、ブラジャーが装着されると、第７肋骨を上から押えることになる。
【００６０】
本実施形態におけるブラジャーは、このような前脇パネル部１０５と前側押え布１０８と肋骨押圧部材１０４とを備えることにより、以下に記載する効果を有する。まず、ブラジャーを装着すると、装着者の胸囲に合わせて前中心１２１およびバック部１０３が伸長されるため、前中心１２１およびバック部１０３には、元に戻ろうとする力（縮もうとする力）が生じる。そして、この元に戻ろうとする力が、バック部１０３に縫着されている前脇パネル部１０５および前中心１２１に作用する。これにより、非伸縮性の前脇パネル部１０５が、胸郭の脇付近を、外側からしっかりと押える役目を果たすこととなる。すなわち、前中心１２１およびバック部１０３に生じた力が、前脇パネル部１０５に作用することによって、肋骨の上部断面が、通常状態における楕円形（図３点線部参照）から円形（図３実線部参照）に近づくように変化することになる。
【００６１】
また、上述した元に戻ろうとする力は、前中心パネル部１０６および前側押え布１０８にも作用する。これにより、前中心パネル部１０６および前側押え布１０８は、胸郭の前面付近を、前側からしっかりと押える役目を果たすとともに、前脇パネル部１０５に作用する力を増強する役目も果たす。したがって、肋骨の上部断面の形状が、より円形（図３実線部参照）に近づくように変化することになる。
【００６２】
また、ブラジャーを装着すると、前中心１２１およびバック部１０３には、元に戻ろうとする力が生じる。これにより、前側押え布１０８の裏側に付設された肋骨押圧部材１０４にこの力が作用し、この肋骨押圧部材１０４が、第７肋骨の胸部前面を、前側から外側に開くように押える役目を果たすこととなる。すなわち、前中心１２１およびバック部１０３に生じた力が前側押え布１０８および肋骨押圧部材１０４に作用することによって、肋骨の下部断面が、通常状態における楕円形（図４点線部参照）からより扁平した楕円形（図４実線部参照）に変化することになる。
【００６３】
また、前中心１２１およびバック部１０３に生じた元に戻ろうとする力は、前中心６の上部裏側にある非伸縮性または難伸縮性の前中心パネル部１２にも作用する。これにより、前中心パネル部１２は、胸郭の前面付近を、前側からしっかりと押える役目を果たすことになるため、前側押え布１０８および肋骨押圧部材１０４に作用する力が増強される。したがって、肋骨の下部断面の形状が、より扁平した楕円形（図４実線部参照）に変化することになる。
【００６４】
なお、上述した実施形態におけるボディスーツの前脇パネル部２の下辺部は、図１５に示すように、両カップ部１２の最下点を結ぶラインの延長線上Ｌまたは当該延長線上Ｌよりも下側に位置することが好ましい。すなわち、前脇パネル部２の下辺部が、両カップ部１２の最下点を結ぶラインの延長線上Ｌに達していれば、胸郭の脇側付近が前脇パネル部２によって外側からしっかりと押えられ、肋骨の上部断面を通常状態における楕円形（図３点線部参照）から円形（図３実線部参照）に近づくように変化させることができる。また、これと同様に、上述した実施形態におけるブラジャーの前脇パネル部１０５の下辺部についても、両カップ部１０１の最下点を結ぶラインの延長線上または当該延長線上よりも下側に位置することが好ましい。
【００６５】
また、上述した実施形態におけるボディスーツでは、前脇パネル部２の背側縁部が、前脇身頃４と後身頃９との接ぎライン４９の上端部分に位置しているが、必ずしも接ぎライン４９上に位置する必要はない。ボディスーツによっては、接ぎライン４９が存在しないものや、接ぎライン４９の位置が全く異なる位置に設けられるものがあるからである。したがって、前脇パネル部２の背側縁部は、人体の腋窩線（中腋窩線）上に位置することが好ましい。また、これと同様に、上述した実施形態におけるブラジャーの前脇パネル部１０５の背側縁部についても、人体の腋窩線（中腋窩線）上に位置することが好ましい。
【００６６】
また、上述した実施形態におけるボディスーツでは、前脇パネル部２が、前脇身頃４の裏側に縫着されているが、必ずしも前脇身頃４の裏側に縫着されている必要はない。例えば、前脇パネル部２を、前脇身頃４の表側に縫着してもよい。また、これと同様に、上述した実施形態におけるブラジャーの前脇パネル部１０５を、土台部１０２の表側に縫着してもよい。なお、前脇パネル部１０５は、必ずしも土台部１０２に縫着されている必要はなく、接ぎ合わせであってもよい。
【００６７】
また、上述した実施形態におけるボディスーツでは、前中心パネル部１２が、前中心６の裏側に縫着されているが、必ずしも前中心６の裏側に縫着されている必要はない。例えば、前中心パネル部１２を、前中心６の表側に縫着してもよい。また、これと同様に、上述した実施形態におけるブラジャーの前中心パネル部１０６を、前中心１２１の表側に縫着してもよい。
【００６８】
また、上述した実施形態におけるボディスーツでは、前脇パネル部２が、前身頃押え布３に覆われているが、必ずしも前脇パネル部２を前身頃押え布３で覆う必要はない。例えば、図６に示すボディスーツの場合には、前身頃押え布３が、前中心下辺縁部、カップ部下辺縁部、前脇パネル部２の下辺部、側辺部および下辺部に囲まれた形状を成していてもよい。この場合に、前身頃押え布３は、上端部（前中心下辺縁部、カップ部下辺縁部、前脇パネル部２の下辺部）と下端部（下辺部）において、前身頃５あるいは前脇身頃４に縫着されていればよい。
【００６９】
また、上述した実施形態におけるブラジャーでは、前側押え布１０８が、土台部１０２の裏側に縫着されているが、必ずしも土台部１０２の裏側に縫着されている必要はない。例えば、前側押え布１０８を、土台部１０２の表側に縫着してもよい。なお、前側押え布１０８は、必ずしも土台部１０２に縫着されている必要はなく、接ぎ合わせであってもよい。
【００７０】
また、上述した実施形態におけるブラジャーでは、肋骨押圧部材１０４が、前側押え布１０８の裏側に縫着されているが、必ずしも前側押え布１０８の裏側に縫着されている必要はない。例えば、肋骨押圧部材１０４を、前側押え布１０８の表側に縫着してもよい。
【００７１】
また、上述した実施形態におけるブラジャーの前脇パネル部１０５の下辺部は、前中心側端部１０５ｂと背側端部１０５ｃとの間が直線ライン状に形成されているが、必ずしも直線ライン状に形成されている必要はなく、例えば、前中心側端部１０５ｂと背側端部１０５ｃとの間が、腹部中心方向に凸状に張り出した形状であってもよい。
【００７２】
また、上述した実施形態におけるブラジャーでは、前脇パネル部１０５と前側押え布１０８とが備えられているが、必ずしも前脇パネル部１０５と前側押え布１０８の両方を備える必要はない。例えば、前側押え布１０８を備えずに、この前側押え布１０８で覆われている部分を前脇パネル部１０５でカバーしてもよい。この場合における前脇パネル部１０５は、アンダー部分１２２と脇部分１２３に対応する部分を覆うこととなる。
【００７３】
また、上述した実施形態におけるブラジャーでは、肋骨押圧部材１０４の上端が、カップ部１０１の下辺縁に位置しているが、必ずしもカップ部１０１の下辺縁に位置する必要はない。少なくとも、肋骨押圧部材１０４の下端が土台部１０２の下辺縁に位置し、肋骨押圧部材１０４の上端が土台部１０２の下辺縁とカップ部１０１の下辺縁との中間位置よりも上部に位置していればよい。
【００７４】
次に、試作例のボディスーツおよびブラジャーで着用感テストを行ったところ、「肩が動かしやすい」、「姿勢が良くなった」という結果が従来品よりも多く得られた。これにより、本実施形態におけるボディスーツおよびブラジャーには、姿勢を整える効果があることが裏付けられた。
【００７５】
最後に、本発明は、ボディスーツおよびブラジャーの前脇パネル部２，１０５で脇から肋骨を押えるとともに、ボディスーツの前身頃押え布３あるいはブラジャーの肋骨押圧部材１０４で第７肋骨の胸部前面を押えることにより、息を吸い込んだ状態の胸郭を創り出すという点を基本構成としている。これにより、猫背タイプの人も背筋が伸び、いわゆるシャキット感を体感させることが可能となる。かかる構成であれば、上記の実施形態や変形例に限らず、種々の態様が可能である。
【００７６】
例えば、前脇パネル部の形状や前身頃押え布の形状は、上述した実施形態における形状に限らず、他の形状であってもよく、肋骨押圧部材は、１本に限らず、複数本のボーンを並べて構成してもよい。また、ブラジャーは後ホックタイプに限らず、フロントホックタイプのブラジャーでも良い。
【００７７】
【発明の効果】
本発明に係る姿勢矯正用のカップ付き女性用衣類によれば、深呼吸の吸気時のように背筋を伸ばして胸を張った状態が実現できるので、着用者の脊柱を直立させる効果が高く、脊柱の動きを阻害しないという、優れた効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】人体の骨格を示す正面図である。
【図２】人体の骨格を示す右側面図である。
【図３】図１のIII-III断面矢視図である。
【図４】図１のIV-IV断面矢視図である
【図５】人体の肋骨部分の拡大図である。
【図６】実施形態におけるボディスーツを裏返した状態で斜め前方から見た斜視図である。
【図７】ボディスーツを着用した状態の正面図である。
【図８】ボディスーツを着用した状態で斜め前方から見た斜視図である。
【図９】変形例におけるボディスーツを裏返した状態の斜視図である。
【図１０】変形例におけるボディスーツを裏返した状態の斜視図である。
【図１１】変形例におけるボディスーツを裏返した状態の斜視図である。
【図１２】実施形態におけるブラジャーの正面図である。
【図１３】実施形態におけるブラジャーをダミーボディに着用させた状態の正面図である。
【図１４】実施形態におけるブラジャーをダミーボディに着用させた状態で斜め前方から見た斜視図である。
【図１５】変形例におけるボディスーツを裏返した状態で斜め前方から見た斜視図である。
【符号の説明】
１，１０１・・・カップ部、２，２Ｙ，２Ｚ，１０５・・・前脇パネル部、２ｂ，２ｄ，１０５ｂ・・・前脇パネル部下辺部の前中心側端部、２ａ，１０５ｃ・・・前脇パネル部下辺部の背側端部、３・・・前身頃押え布、４・・・前脇身頃、５・・・前身頃、６，１２１・・・前中心、１２，１０６・・・前中心パネル部、７・・・裾布、８・・・クロッチ部、９・・・後身頃、１０・・・臀布、１１・・・肩紐、１０２・・・土台部、１０３・・・バック部、１０４・・・肋骨押圧部材、１０７・・・ホック、１０８・・・前側押え布、１１１・・・カップワイヤー、１２２・・・アンダー部分、１２３・・・脇部分。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a female garment with a cup, and in particular, is applied to a female garment with a cup for posture correction such as a body suit and a bra.
[0002]
[Prior art]
Body suits and bras, which are typical examples of women's clothing with cups, not only function as underwear, but also create a beautiful body line and maintain the body line to correct the body shape. It is requested. As such women's clothing, for example, Patent Document 1 discloses a foundation provided with a non-stretchable presser cloth. In this foundation, the lower shoulder blade is strongly tightened with a non-stretchable presser cloth that is arranged so as to intersect at the position corresponding to the lower part of the scapula, and the back part is stretched by pulling the waist part upward with this presser cloth. By promoting the work, the stoop-shaped posture is corrected.
[0003]
[Patent Document 1]
Registered Utility Model No. 3080398
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the posture-correcting female garment disclosed in Patent Document 1 tries to correct the stoop-shaped posture by stretching the spine with a non-stretchable presser cloth, the movement of the spinal column is obstructed. There are problems with the operation.
[0005]
Therefore, an object of the present invention is to provide a female garment with a cup for posture correction that is highly effective in erecting a wearer's spine and does not hinder the movement of the spine.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a female garment with a cup comprising a pair of left and right cup parts and a stretchable torso connected to the lower part of the cup part, and is connected to the lower side edge of the cup part. And the non-stretchable or hard-to-stretch front side panel covering the part corresponding to the front side of the axillary line and the lower edge of the cup, covering at least the front of the chest below the ribs, laterally And a non-stretchable or difficultly stretchable front presser cloth.
[0007]
According to the present invention, the front presser cloth that is not stretchable or hardly stretchable in the lateral direction and the front side panel portion that is not stretchable or hardly stretchable are provided on the body portion having stretchability. The force which is generated in the body portion stretched in the state and tries to return to the original acts on the front side panel portion and the front presser cloth. As a result, the vicinity of the side of the chest is firmly pressed from the outside by the front side panel, and the front of the chest is firmly pressed from the front by the front pressing cloth. For this reason, a state in which the back is stretched and the chest is stretched as in the case of deep breathing can be realized, so that the posture can be corrected by making the spine upright without difficulty.
[0008]
The present invention relates to a female garment with a cup comprising a pair of left and right cup parts, an elastic base part connected to the lower part of the cup part, and an elastic back part connected to the back side of the base part. A non-stretchable or difficult-to-stretch front side panel that covers the part on the side of the base, which is on the side of the base, and covers the front side of the axillary line, and the bottom of the cup Front edge presser cloth that extends to the edge, covers the part corresponding to the under part and side part of the base part, non-stretchable or hard stretchable in the horizontal direction, and rib press that extends vertically from the lower edge of the base part And a member.
[0009]
According to this invention, the vicinity of the side of the chest is covered by the non-stretchable or hardly stretchable front side panel portion, and the front side of the chest is covered by the front presser cloth that is non-stretchable or hardly stretchable in the lateral direction. Furthermore, since the rib pressing member is located near the front surface of the chest, the force to return to the base portion and the back portion that are stretched in the worn state acts on the front side panel portion, the front presser cloth, and the rib pressing member. To do. As a result, the vicinity of the side of the rib cage is firmly pressed from the outside by the front side panel, and the front of the chest is pressed from the front side to the outside by the rib pressing member and the front pressing cloth. For this reason, a state in which the back is stretched and the chest is stretched as in the case of deep breathing can be realized, so that the posture can be corrected by making the spine upright without difficulty.
[0010]
In the women's clothing with a cup according to the present invention, it is preferable to further include a non-stretchable or hardly stretchable front center panel portion that covers the upper portion of the front center portion between both cup portions. A force to return to the original position generated in the front center or the like extended in the wearing state acts on the front center panel portion. As a result, the vicinity of the front surface of the rib cage can be pressed firmly from the front side, and the force acting on the front side panel portion can be enhanced.
[0011]
In the female garment with a cup according to the present invention, it is preferable that the lower side portion of the front side panel portion is located on an extension line of a line connecting the lowest points of both cup portions or on a lower side than the extension line. In this way, the vicinity of the side of the rib cage is firmly pressed from the outside by the front side panel.
[0012]
Moreover, in the lower side part of the front side panel part of the ladies' clothing with a cup which concerns on this invention, between the front center side edge part and back side edge part of the said lower side part protruded in convex shape in the abdomen center direction It is preferable that In this way, the vicinity of the side of the rib cage can be covered with a larger area, and the effect is increased.
[0013]
In the female garment with a cup according to the present invention, the dorsal end of the lower side portion of the front side panel portion is located on an extension of a line passing between the lower side portion of the seventh rib and the upper side portion of the eighth rib. Preferably, the force generated in the front side panel portion can be transmitted more reliably to the vicinity of the side of the rib cage.
[0014]
In the women's clothing with a cup according to the present invention, the front presser cloth preferably has elasticity in the diagonal direction or the vertical direction, and in this way, the front presser extended in the diagonal direction or the vertical direction in the worn state. Since a greater force is generated in the cloth to return, the force acting on the front side panel and the chest front is enhanced.
[0015]
In the female garment with a cup according to the present invention, it is preferable that the rib pressing member presses the seventh rib from above in the mounted state. In this way, the action of pressing the rib cage is enhanced and a stable wearing feeling is provided. can get.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Prior to the description of the embodiment, with reference to FIG. 1 to FIG. 5, a beautiful posture (beautiful posture) as the background of the present invention will be described. FIG. 1 is a front view of a human skeleton, and FIG. 2 is a right side view of the human skeleton. 3 is a sectional view taken along the line III-III in FIG. 1, FIG. 4 is a sectional view taken along the line IV-IV in FIG. 1, and FIG. 5 is an enlarged view of the rib portion of the human body.
[0017]
In pursuit of beauty of posture, the inventor of the present application paid attention to the fact that a beautiful posture is realized when a person takes a deep breath and stretches his chest. And when a person inhales greatly and stretches his chest, the upper cross section of the rib changes from an elliptical shape (dotted line portion in FIG. 3) in a normal state to a circular shape (solid line portion in FIG. 3), and It was determined that the lower cross section of the ribs changed from an elliptical shape (dotted line portion in FIG. 4) in a normal state to a flatter elliptical shape (solid line portion in FIG. 4), and the beauty of posture was pursued using these points as points. As a result, it has been found that the state when the person is inhaled and the chest is stretched can be created by applying the forces PA and PB shown in FIGS. In other words, by applying the force PA in the direction from the side of the rib cage corresponding to the upper part of the rib toward the center, that is, in the direction of the arrow of the force PA shown in FIG. 1 to FIG. It turned out that it changes so that it may approach circular (FIG. 3 solid line part) from a shape (FIG. 3 dotted line part). Further, by applying the force PB in the direction from the front of the chest corresponding to the lower part of the rib toward the inner side of the side, that is, in the direction of the arrow of the force PB shown in FIGS. It was found that the oval shape in the normal state (dotted line portion in FIG. 4) changed to a flatter oval shape (solid line portion in FIG. 4). Here, as shown in FIG. 5, it was also found that the action PB can be most effectively realized by applying the force PB to the chest front surface R of the seventh rib.
[0018]
Therefore, the present inventor firmly pressed the vicinity of the side of the rib cage (near the position indicated by the arrow of the force PA in FIGS. 1 and 2) from the outside, and the front surface of the chest of the seventh rib (the force PB in FIGS. 1 and 2). Adopting a structure that can be pushed open from the front side to the outside, the ribs will be maintained when you inhale and your chest is stretched, and it will be easier to maintain a beautiful posture. As a result, the present invention was completed.
[0019]
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the same element and the overlapping description is abbreviate | omitted.
[0020]
FIG. 6 is a perspective view of the body suit (women's clothing with a cup) according to the embodiment as viewed obliquely from the front side upside down. The body suit is generally composed of a pair of left and right cup portions 1 and a trunk portion that extends under the cup portion. The body part includes a front side panel portion 2 partially sewn on the back side of the upper side of the front side body 4, and a front body presser partly sewn on the back side of the front body 5 and the front side body 4. A cloth (front presser cloth) 3, a front center 6 on the upper side of the front body 5 between the cup parts 1, a hem cloth 7 on the lower side of the front body 5 and the front side body 4, and a front body 4 The crotch part 8 which connects the lower end part of the cloth cloth 10, and the shoulder strap 11 spanned between the upper edge part of the cup part 1 and the upper edge part of the back body 9 are comprised as main parts.
[0021]
The feature of the body suit shown in FIG. 6 is that it includes the front side panel portion 2 and the front body presser cloth 3. The front side panel part 2 has comprised the shape enclosed by the cup part lower side edge part, the back side edge part, the upper side part, and the lower side part.
[0022]
The lower edge of the cup part is located at the side part of the lower edge 1a of the cup part 1, and the back edge part is located at the upper end part of the connecting line 49 between the front side body 4 and the back body 9, and the upper side part. Is located on the side upper edge 4a of the front side body 4. The lower side portion has a front center side end located at a portion 2b slightly closer to the side than the lowest point of the cup portion 1, and a back side end thereof is a connecting line 49 between the front side body 4 and the back body 9. Is located in the upper part 2a. The dorsal end 2a is located on an extension of a line passing between the lower side portion of the seventh rib and the upper side portion of the eighth rib.
[0023]
The front side panel 2 is sewn to the front side body 4 at each of the lower side edge, upper side and back side edge of the cup, but the lower side is a non-sewn part.
[0024]
Moreover, the material of the front side panel part 2 is comprised by the non-stretchable or hard-to-stretch material which has tension and stiffness. Such materials include, for example, double raschel + marquisit, power net + marquisit, fabric + marquisit, compressed urethane sheet, non-woven fabric, or resin (elastomer) sheet.
[0025]
The front body presser cloth 3 has a shape surrounded by the front center lower edge, the cup lower edge, the upper edge, the back edge, the side edge, and the lower edge. Further, the front body presser cloth 3 is formed in a size smaller than the size of the front body 5.
[0026]
The lower front edge of the front center is located on the connecting line 56 between the front body 5 and the front center 6, the lower edge of the cup is located on the side of the lower edge 1a of the cup 1, and the upper side is the front Located on the side edge 4 a of the side body 4. The back side edge is located at the upper end portion of the contact line 49 between the front body 4 and the back body 9, and the lower side is located at the contact line 58 between the front body 5 and the crotch portion 8. The upper side of the side part is located at the back side end 2a of the lower side of the front side panel part 2 described above, and the lower end of the side part is at one end 58a of the connecting line 58 between the front body 5 and the crotch part 8. To position.
[0027]
The front body presser cloth 3 is sewn to the front body 5 or the front side body 4 at the front center lower edge, the cup lower edge, the upper edge, the back edge, and the lower edge, respectively. The part is a non-sewn part. The upper end of the front body presser cloth 3 is formed by the front center lower edge part, the cup part lower edge part, and the upper side part, and the lower end part of the front body presser cloth 3 is formed by the lower side part. That is, the front body presser cloth 3 is a non-sewn portion between the sewn upper end and back side edge and the lower end (side portion).
[0028]
The front body presser cloth 3 is sewn to the above-mentioned front side panel portion 2 at the side portion, the upper side portion, and the back side edge portion of the lower edge portion of the cup portion. In addition, the front side panel part 2 in this embodiment is sewn on the front side body 4 and the front body presser cloth 3 while being sandwiched between the front side body part 4 and the front body presser cloth 3.
[0029]
Further, the front body presser cloth 3 is characterized in that it has stretchability in the oblique and longitudinal directions of the body suit shown in FIG. 6 and is non-stretchable or hardly stretchable in the lateral direction. Here, the material of the front body presser cloth 3 is composed of a material having a tightening force. As such a material, for example, there is a one-way power net, a power net, or a two wait cot. In addition, it is more preferable that the material on the front side of the front body presser cloth 3 is made of a non-stretchable material or a hardly stretchable material. Thereby, since the shift | offset | difference of the front body presser cloth 3 produced at the time of wear is reduced, the pressing force of the front body presser cloth 3 is fixed and strengthened.
[0030]
Here, the front center 6 is made of a material stretchable in the vertical direction and the horizontal direction, and the back side of the upper part of the front center 6 (shaded portion shown in FIG. 6) is made of a non-stretchable material. The front center panel portion 12 is covered. The upper part of the front center 6 is sewn to the lower edge of the cup parts 1, and the lower part of the front center 6 is sewn to the front body 5 in a V shape. Although the upper part of the front center panel part 12 is sewn on the lower edge of both cup parts 1, the lower edge of the front center panel part 12 is a non-sewing part.
[0031]
The front body 5 is made of a material that is stretchable or hardly stretchable in the vertical direction. In addition, it is more preferable that the front body 5 is made of a material that is not stretchable or hardly stretchable in the lateral direction. Thereby, the pressing force of the front body pressing cloth 3 is more easily transmitted to the body.
[0032]
The front side body 4 and the back body 9 are made of a material that is elastic in the lateral direction, and the hem cloth 7 and the lining cloth 10 are made of a material that is elastic.
[0033]
The body suit in this embodiment has the effects described below by including the front side panel portion 2 and the front body presser cloth 3. First, when the body suit is worn, the front body presser cloth 3 and the torso (particularly the front center 6, the front body 5, the front side body 4, and the back body 9) are extended according to the length of the wearer. Around the presser cloth 3 and the body portion, a force for returning to the original force (force for shrinking) is generated. Then, the force to return to the original acts on the front side panel portion 2 partially sewn on the front side body 4. Thereby, the non-stretchable or hardly stretchable front side panel portion 2 serves to firmly press the vicinity of the side of the rib cage from the outside. That is, the force generated in the front body presser cloth 3 and the body part acts on the front side panel part 2, so that the upper cross section of the ribs changes from an elliptical shape (see the dotted line part in FIG. 3) to a circular shape in the normal state (FIG. 3). (See the solid line part).
[0034]
Further, the above-described force for returning to the original also acts on the non-stretchable or hardly stretchable front center panel portion 12 on the upper back side of the front center 6. Thereby, the front center panel part 12 plays the role which reinforces the force which acts on the front side panel part 2 while playing the role which presses the front surface vicinity of a rib cage firmly from the front side. Therefore, the shape of the upper cross section of the rib changes so as to be closer to a circle (see the solid line portion in FIG. 3).
[0035]
Furthermore, since the size of the front body presser cloth 3 is formed smaller than the size of the front body presser 5, a larger tightening force is generated in the front body presser cloth 3 than in the case of the same size. Thereby, since the pressing force of the front side panel part 2 is further strengthened, the shape of the upper cross section of the rib is changed so as to be closer to a circle (see the solid line part in FIG. 3).
[0036]
In addition, when a body suit is worn, the front body presser cloth 3 has a force to return to the original. However, since the front body presser cloth 3 is formed in a substantially V shape, the front body presser cloth 3 The force of returning to the original position near the lower side of the cup part 1 (near the chest front of the seventh rib) is from the lower side of the cup part 1 to the upper edge of the front side body 4 that becomes the upper end of the V-shape. It acts in the direction toward 4a (oblique direction). Thereby, the front body presser cloth 3 serves to press the chest front surface of the seventh rib so as to open from the front side to the outside. That is, the lower cross-section of the rib is flattened from the oval in the normal state (see the dotted line in FIG. 4) by the force generated near the lower side of the cup 1 of the front body presser cloth 3 (see the solid line in FIG. 4). Will change.
[0037]
Further, since the size of the front body presser cloth 3 is smaller than the size of the front body presser 5, a larger tightening force is generated in the front body presser cloth 3 than in the case of the same size. Thereby, since the pressing force of the front body pressing cloth 3 is further increased, the shape of the lower cross section of the rib is changed to a flatter ellipse (see the solid line portion in FIG. 4).
[0038]
With reference to FIG. 7 and FIG. 8, the positional relationship between the front fabric (the solid line portion in FIG. 7) and the back fabric (the broken line portion in FIG. 8) of the body suit in this embodiment will be described. FIG. 7 is a front view of a state in which a body suit is worn. FIG. 8 is a perspective view seen from diagonally forward with the body suit worn. As shown in FIGS. 7 and 8, the body suit includes a pair of left and right cup parts 1, a front side body 4, a front body 5, a front center 6, a hem cloth 7, a back body 9, and a cloth cloth. 10, a shoulder strap 11, a front side panel portion 2, and a front body presser cloth 3 are configured as main parts. As shown in FIG. 8, the front side panel portion 2 is located on the back side of the upper side of the front side body 4, and is partially sandwiched between the front side body 4 and the front body presser cloth 3. The front side body 4 and the front body presser cloth 3 are sewn. The front body presser cloth 3 is located behind the front side body 4 and the front body 5, and a part thereof is sewn to the front body 5 and the front side body 4.
[0039]
FIG. 9 is a perspective view of a body suit which is a modification of the body suit shown in FIG. The difference from the body suit shown in FIG. 6 is that the shape of the front body presser cloth 3 (3X) is different. First, the first difference is that the shape of the side part of the front body presser cloth 3 (3X) is different. The side part of the front body presser cloth 3X shown in FIG. 9 includes a straight part 3b having a lower end of the back side part 2a of the lower side part of the front side panel part 2, a curved part 3c recessed in the abdomen center direction, and a lower abdomen. It is constituted by a gentle curved portion 3d in the vicinity. Of these, the straight portion 3b is sewn to the front side body 4 and the front side panel portion 2, and the curved portion 3d is sewn to the front body 5 or the front side body 4, while the curved portion 3c is not sewn. Part.
[0040]
The second difference is that the depression of the lower front edge (V-shaped) of the front center presser cloth 3X shown in FIG. 9 is shallower than the depression of the lower front edge of the front center shown in FIG. is there. Since the curved portion 3c is provided on the side portion of the front body presser cloth 3X, the degree of depression of the front center lower side edge portion (V-shaped) is made shallow in accordance with the degree of the curvature. That is, the magnitude and direction of the force acting from the lower side of the cup part 1 of the front body presser cloth 3X (near the chest front of the seventh rib) toward the upper side edge 4a of the front side body 4 are optimized. The positional relationship between the curved portion 3c and the contact line 56 is adjusted.
[0041]
Since the front body presser cloth 3X is formed in a substantially Y shape, it is generated near the lower side of the cup part 1 of the front body presser cloth 3X (near the chest front of the seventh rib) by wearing a body suit. The force to return to the original acts in the direction from the lower side of the cup portion 1 toward the side upper edge 4a of the front side body 4 that is the upper end of the Y-shape. Thus, the front body presser cloth 3X serves to press the chest front surface of the seventh rib so as to open outward from the front side. Moreover, the force which returns to the former which was produced in the front body presser cloth 3X and the trunk | drum by wearing a body suit acts on the front side panel part 2 with which the front side body part 4 was partly sewn. Thereby, the front side panel part 2 will play the role which presses the side vicinity of the rib cage firmly from the outside.
[0042]
FIG. 10 is a perspective view of a body suit that is a modification of the body suit shown in FIG. The difference from the body suit shown in FIG. 6 is that the shapes of the front side panel portion 2 (2Y) and the front body presser cloth 3 (3Y) are different. First, the first difference is that the shape of the lower side portion of the front side panel portion 2 (2Y) is different. The lower side portion of the front side panel portion 2Y shown in FIG. 10 includes a first lower side portion and a second lower side portion. The back side end of the second lower side is located at the lower end 2a of the back side edge of the front side panel 2Y, and the abdomen side end of the second lower side is the back side end of the second lower side. It is located in the part 2c moved from the part 2a toward the center of the abdomen. The upper end of the first lower side is located at the lower end 2b of the lower edge of the cup part of the front side panel 2Y, and the lower end of the first lower side is located at the abdomen end 2c of the second lower side. . That is, the lower side portion has a shape in which a portion between the front center side end portion 2b and the back side end portion 2a protrudes in a convex shape toward the abdomen center direction. By providing such a front side panel portion 2Y, the range of the thorax covered by the front side panel portion 2Y is expanded, so that the effect of firmly pressing the side of the thorax from the outside increases. In addition, although the 2nd lower side part is sewn on the front side body part 4, the 1st lower side part turns into a non-sewing part.
[0043]
The second difference is that the shape of the side part of the front body presser cloth 3 (3Y) is different and the lower side part of the front body presser cloth 3 does not exist. The side part of the front body presser cloth 3Y shown in FIG. 10 includes a second lower side part 3e of the front side panel part 2Y and a straight part 3f extending in the lower abdomen direction from the first lower side part of the front side panel part 2Y. And a straight line portion 3g extending obliquely upward on the side with the end portion 3w as the end point 3w. The front body presser cloth 3Y shown in FIG. 10 covers at least the chest front surface at the lower part of the ribs.
[0044]
The third difference is that the depression at the front center lower edge (V-shape) of the front body presser cloth 3Y shown in FIG. 10 is shallower than the depression at the front center lower edge shown in FIG. is there. This is because the cut portion formed by the straight portion 3e, the straight portion 3f, and the straight portion 3g is provided in the side portion of the front body presser cloth 3Y, so that the front center lower edge portion (V-shaped) is adjusted in accordance with the degree of cut. (Shape) is a shallower dent. That is, the magnitude and direction of the force acting from the lower side of the cup part 1 of the front body presser cloth 3Y (near the chest front surface of the seventh rib) toward the upper side edge 4a of the front side body 4 are optimized. The positional relationship between the straight portion 3e, the straight portion 3f, the straight portion 3g, and the front center lower edge is adjusted.
[0045]
Since such a front body presser cloth 3Y is formed in a substantially Y shape, the former generated near the lower side (near the seventh rib) of the cup part 1 of the front body presser cloth 3Y by wearing a body suit. The force which tries to return to acts on the direction which goes to the side upper edge 4a of the front side body 4 used as the upper end of the said Y shape from the lower side vicinity of the cup part 1. FIG. Thereby, the front body pressing cloth 3Y serves to press the chest front surface of the seventh rib so as to open outward from the front side. Further, the force to return to the front body presser cloth 3 </ b> Y and the body part by wearing the body suit acts on the front side panel part 2 </ b> Y partially sewn on the front side body part 4. As a result, the front side panel portion 2Y serves to firmly press the vicinity of the side of the rib cage from the outside.
[0046]
FIG. 11 is a perspective view of a body suit which is a modification of the body suit shown in FIG. The difference from the body suit shown in FIG. 6 is that the shapes of the front side panel portion 2 (2Z) and the front body presser cloth 3 (3Z) are different. First, the first difference is that the shapes of the lower edge and the lower edge of the cup portion of the front side panel 2 (2Z) are different. The lower edge of the cup portion lower edge portion of the front side panel portion 2 shown in FIG. 11 is positioned at a portion 2 d slightly closer to the front center side than the lowest point of the cup portion 1. Moreover, the lower side part of the front side panel part 2Z shown in FIG. 11 is comprised by the 1st lower side part and the 2nd lower side part. The back side end of the second lower side is located at the lower end 2a of the back side edge of the front side panel 2Z, and the abdomen side end of the second lower side is the back side end of the second lower side. It is located in the part 2c moved from the part 2a toward the center of the abdomen. The upper end of the first lower side is located at the lower end 2d of the lower edge of the cup part of the front side panel 2Y, and the lower end of the first lower side is located at the abdomen side end 2c of the second lower side. . That is, the lower side portion has a shape in which a portion between the front center side end portion 2d and the back side end portion 2a protrudes in a convex shape toward the abdomen center direction. By providing such a front side panel portion 2Z, the range of the rib cage covered by the front side panel portion 2Z is expanded, so that the effect of firmly pressing the side of the rib cage from the outside increases. In addition, although the 2nd lower side part is sewn on the front side body part 4, the 1st lower side part turns into a non-sewing part.
[0047]
The second difference is that the shape of the side and bottom sides of the front body presser cloth 3 (3Z) is different. The side part of the front body presser cloth 3Z shown in FIG. 11 is a gently curved part that extends downward from the second lower side part 3h of the front side panel part 2Z and the first lower side part of the front side panel part 2Z. 3i. Further, the lower side portion of the front body presser cloth 3Z shown in FIG. 11 does not exist over the entire width of the crotch portion 8, but exists slightly from the center from both ends of the crotch portion 8. The straight portion 3h is sewn to the front side body 4 and the front side panel 2Z, but the curved portion 3i is a non-sewn portion.
[0048]
The third difference is that the depression of the front center lower edge (V-shaped) of the front body presser cloth 3Z shown in FIG. 11 is shallower than the depression of the front center lower edge shown in FIG. is there. This is because the cut portion formed by the straight portion 3h and the curved portion 3i is provided on the side portion of the front body presser cloth 3Z, and the front center lower edge portion (V-shaped) is recessed according to the degree of the cut. The condition is shallow. That is, the magnitude and direction of the force acting from the lower side of the cup part 1 of the front body presser cloth 3Z (near the chest front surface of the seventh rib) toward the upper side edge 4a of the front side body 4 are optimized. The positional relationship between the straight portion 3h and the curved portion 3i and the front center lower edge is adjusted.
[0049]
Since the front body presser cloth 3Z is formed in a substantially Y shape, it is generated near the lower side of the cup part 1 of the front body presser cloth 3Z (near the front of the chest of the seventh rib) by wearing a body suit. The force to return to the original acts in the direction from the lower side of the cup portion 1 toward the side upper edge 4a of the front side body 4 that is the upper end of the Y-shape. Thereby, the front body pressing cloth 3Z serves to press the chest front surface of the seventh rib so as to open from the front side to the outside. Further, the force to return to the front body presser cloth 3 </ b> Z and the body part by wearing the body suit acts on the front side panel part 2 </ b> Z partially sewn on the front side body part 4. As a result, the front side panel portion 2Z serves to firmly press the vicinity of the side of the rib cage from the outside.
[0050]
Next, with reference to FIG. 12 thru | or FIG. 14, the strapless wire-type brassiere (clothing for women with a cup) in this embodiment is demonstrated. 12 is a front view of the brassiere, FIG. 13 is a front view of the brassiere mounted on the dummy body, and FIG. 14 is a perspective view seen obliquely from the front with the brassiere mounted on the dummy body. FIG. As shown in FIGS. 12 to 14, the brassiere includes a pair of left and right cup portions 101 having a cup wire 111 at the lower edge, and an under portion below the cup portion 101 from the front center 121 between the cup portions 101. The base part 102 including the side part 123 on the side of the cup part 101 through 122 and the back part 103 following the back side of the base part 102 are configured as main parts. An detachable hook 107 is attached to an end portion of the back portion 103 having stretchability (particularly stretchability in a direction to be pulled left and right).
[0051]
The cup portion 101 is three-dimensionally molded into a cup shape similar to a rounded cone shape. The base portion 102 is formed to include a material having stretchability (particularly stretchability in the direction pulled to the left and right by the back portion 103), and the left and right parts are sewn together at the front center 121 so that the left and right base portion 102 is integrated. Is configured. The base portion 102 has an upper side edge that is curved in a concave shape so as to fit the lower portion of the wearer's bust (the lower portion of the so-called Berge's line), and this upper side edge faces the lower side edge of the cup portion 101 and is sewn together. ing.
[0052]
The base portion 102 is formed to be about 4 [cm] wider than a conventional brassiere. This is because, as shown in FIG. 5, the lower edge of the base portion of the conventional brassiere is formed in the vicinity of the line S passing between the lower edge portion of the sixth rib and the upper edge portion of the seventh rib. The lower edge of the base portion 102 of the brassiere in this embodiment is caused by being formed in the vicinity of the line T passing between the lower edge portion of the seventh rib and the upper edge portion of the eighth rib. That is, there is a difference of about 4 [cm] between the position of the line S and the position of the line T. Further, the lower edge of the base portion 102 is gently curved (concave) so as to correspond to the curvature (concave) of the lower edge of the cup portion 101.
[0053]
Here, the front center 121 is made of a material stretchable in the vertical direction and the horizontal direction, and the back side of the upper portion of the front center 121 is a front center panel made of a non-stretchable or hardly stretchable material. Covered by the portion 106. The upper part of the front center 121 is sewn to the inner lower edges of the cup parts 101, and the lower side of the front center 121 is sewn to the under part 122. The side of the front center panel 106 is sewn to the inner lower edge of both cups 101, while the lower edge of the front center panel 106 is a non-sewn part.
[0054]
The brassiere shown in FIGS. 12 to 14 is characterized by a front side panel portion 105 covering the vicinity of the side of the cup portion 101 and a lower edge of the cup portion 101, and a part of the under portion 122 and the side portion 123 of the base portion 102. It is a point comprised including the front side pressing cloth 108 which covers the part corresponding to 2 and the rib pressing member 104 which consists of plastic bones.
[0055]
The front side panel portion 105 is made of a non-stretchable or hardly stretchable material having flexibility and shape retention, such as a double raschel, a power net, a compressed nonwoven fabric, or a stretchy and firm fabric such as a resin. . Note that a core material such as a bone or wire may be added to the front side panel portion 105 in order to increase the power for firmly grasping and pressing the side of the chest of the wearer.
[0056]
The front side panel part 105 has comprised the shape enclosed by the cup part side lower side edge part, the back side edge part, the upper side part, and the lower side part. The lower side edge part of the cup part side of the front side panel part 105 is located on the side part of the lower side edge of the cup part 101. The back side edge part of the front side panel part 105 is located in the contact line of the side part 123 and the back part 103, and the upper end 105d of the back side edge part is a line shape (vertical direction) located on the back side of the lower end 105c. The shape of the line is inclined with respect to. Further, the upper side portion of the front side panel portion 105 coincides with the upper edge of the base portion 102. The lower side portion of the front side panel portion 105 has its front center side end located at a portion 105b slightly closer to the side than the lowest point of the cup portion 101, and its back side end portions are the base portion 102 and the back portion 103. Is located at the lower end 105c of the connecting line. The dorsal end portion 105c is located on an extension of a line passing between the lower side portion of the seventh rib and the upper side portion of the eighth rib. In addition, the front side panel part 105 is sewn on the back side of the base part 102 so that the range from the lower edge part of the cup part 101 to a back side edge part may be covered.
[0057]
The front presser cloth 108 is characterized in that it has stretchability in the diagonal direction and longitudinal direction of the brassiere shown in FIG. 12, and is non-stretchable or hardly stretchable in the lateral direction. Here, the material of the front presser cloth 108 is made of a material having a tightening force. As such a material, for example, there is a one-way power net, a power net, or a two wait cot.
[0058]
The front presser cloth 108 has a shape surrounded by a front center side edge, a cup part lower edge part, a front side panel part lower edge part, and a base part lower edge part. The front center side edge portion of the front presser cloth 108 is located on a connecting line between the front center 121 and the under portion 122. The lower edge of the cup portion of the front presser cloth 108 is located on the lower side including the lowest point of the lower edge of the cup 101. The lower side portion of the front side panel portion of the front presser cloth 108 is located at the lower side portion of the front side panel portion 105. Further, the lower edge of the base part of the front presser cloth 108 coincides with the lower edge of the base part 102. The front presser cloth 108 is sewn to the back side of the base portion 102.
[0059]
The rib pressing member 104 is attached to the back side of the front presser cloth 108 and is formed in a vertically long shape extending in the vertical direction. The rib pressing member 104 has an upper end located at the lower edge of the cup portion 101 and a lower end located at the lower edge of the base portion 102. This position is a position that comes into contact with the chest front surface of the seventh rib when the brassiere is worn. That is, when the brassiere is attached, the rib pressing member 104 presses the seventh rib from above.
[0060]
The brassiere in this embodiment has the following effects by including the front side panel portion 105, the front side presser cloth 108, and the rib pressing member 104. First, when the brassiere is worn, the front center 121 and the back part 103 are extended in accordance with the chest circumference of the wearer. Therefore, the front center 121 and the back part 103 have a force to return to the original (force to shrink). Occurs. Then, the force for returning to the original acts on the front side panel portion 105 and the front center 121 sewn to the back portion 103. As a result, the non-stretchable front side panel portion 105 serves to firmly press the vicinity of the side of the rib cage from the outside. That is, when the force generated in the front center 121 and the back portion 103 acts on the front side panel portion 105, the upper cross section of the rib is changed from an elliptical shape (see the dotted line portion in FIG. 3) to a circular shape (see the solid line in FIG. 3). It changes so that it may approach.
[0061]
Further, the above-described force for returning to the original also acts on the front center panel portion 106 and the front presser cloth 108. Accordingly, the front center panel portion 106 and the front side presser cloth 108 serve to firmly press the vicinity of the front surface of the rib cage from the front side, and also to increase the force acting on the front side panel portion 105. Therefore, the shape of the upper cross section of the rib changes so as to be closer to a circle (see the solid line portion in FIG. 3).
[0062]
When the brassiere is attached, a force for returning to the original position is generated at the front center 121 and the back portion 103. As a result, this force acts on the rib pressing member 104 attached to the back side of the front presser cloth 108, and this rib pressing member 104 serves to press the chest front surface of the seventh rib so as to open outward from the front side. It will be. That is, the force generated in the front center 121 and the back portion 103 acts on the front presser cloth 108 and the rib pressing member 104, so that the lower cross section of the rib is flattened from the oval shape in the normal state (see the dotted line portion in FIG. 4). Will change to an elliptical shape (see the solid line portion in FIG. 4).
[0063]
In addition, the force generated to return to the front center 121 and the back portion 103 also acts on the non-stretchable or hardly stretchable front center panel portion 12 on the upper back side of the front center 6. Thereby, the front center panel portion 12 serves to firmly press the vicinity of the front surface of the rib cage from the front side, so that the force acting on the front presser cloth 108 and the rib pressing member 104 is enhanced. Therefore, the shape of the lower cross section of the rib changes to a flatter oval (see the solid line portion in FIG. 4).
[0064]
In addition, as shown in FIG. 15, the lower side part of the front side panel part 2 of the body suit in the embodiment described above is below the extension line L of the line connecting the lowest points of the cup parts 12 or below the extension line L. It is preferably located on the side. That is, if the lower side portion of the front side panel portion 2 reaches the extension L of the line connecting the lowest points of the cup portions 12, the side side of the rib cage is firmly pressed from the outside by the front side panel portion 2. Thus, the upper cross section of the rib can be changed from an elliptical shape (see the dotted line portion in FIG. 3) in a normal state to a circular shape (see the solid line portion in FIG. 3). Similarly, the lower side portion of the front side panel portion 105 of the brassiere in the embodiment described above is also located on the extension line of the line connecting the lowest points of the cup portions 101 or on the lower side of the extension line. It is preferable.
[0065]
Further, in the body suit in the above-described embodiment, the back side edge portion of the front side panel portion 2 is located at the upper end portion of the connecting line 49 between the front side body 4 and the rear body 9, but the connecting line 49 is not necessarily required. There is no need to be on top. This is because, depending on the body suit, there is a case where the joint line 49 does not exist and a body suit is provided at a position where the position of the joint line 49 is completely different. Therefore, it is preferable that the back side edge part of the front side panel part 2 is located on the axillary line (middle axillary line) of a human body. Similarly, the back side edge portion of the front side panel portion 105 of the brassiere in the above-described embodiment is also preferably located on the axillary line (central axillary line) of the human body.
[0066]
Further, in the body suit in the above-described embodiment, the front side panel portion 2 is sewn on the back side of the front side body 4, but it is not always necessary to be sewn on the back side of the front side body 4. For example, the front side panel portion 2 may be sewn to the front side of the front side body 4. Similarly, the front side panel portion 105 of the brassiere in the above-described embodiment may be sewn to the front side of the base portion 102. In addition, the front side panel part 105 does not necessarily need to be sewn on the base part 102, and may be joined.
[0067]
In the body suit in the above-described embodiment, the front center panel portion 12 is sewn on the back side of the front center 6, but it is not always necessary to be sewn on the back side of the front center 6. For example, the front center panel portion 12 may be sewn on the front side of the front center 6. Similarly, the front center panel portion 106 of the brassiere in the embodiment described above may be sewn to the front side of the front center 121.
[0068]
Further, in the body suit in the above-described embodiment, the front side panel portion 2 is covered with the front body presser cloth 3, but it is not always necessary to cover the front side panel portion 2 with the front body presser cloth 3. For example, in the case of the body suit shown in FIG. 6, the front body presser cloth 3 is surrounded by the front center lower edge, the cup lower edge, the lower edge of the front panel 2, the side edge, and the lower edge. The shape may be different. In this case, the front body presser cloth 3 has the front body 5 or the front side at the upper end (the front center lower edge, the cup lower edge, the lower side of the front panel 2) and the lower end (lower). What is necessary is just to be sewn on the body 4.
[0069]
Further, in the brassiere in the above-described embodiment, the front presser cloth 108 is sewn on the back side of the base part 102, but it is not always necessary to be sewn on the back side of the base part 102. For example, the front presser cloth 108 may be sewn to the front side of the base portion 102. The front presser cloth 108 does not necessarily need to be sewn to the base portion 102 and may be joined.
[0070]
Further, in the brassiere in the above-described embodiment, the rib pressing member 104 is sewn on the back side of the front presser cloth 108, but it is not necessarily required to be sewn on the back side of the front presser cloth 108. For example, the rib pressing member 104 may be sewn to the front side of the front presser cloth 108.
[0071]
Moreover, although the lower side part of the front side panel part 105 of the brassiere in the embodiment described above is formed in a straight line shape between the front center side end part 105b and the back side end part 105c, it is not necessarily in a straight line form. It is not necessary to form, for example, the shape which protruded convexly in the abdomen center direction between the front center side edge part 105b and the back side edge part 105c may be sufficient.
[0072]
Further, in the brassiere in the above-described embodiment, the front side panel portion 105 and the front side presser cloth 108 are provided, but it is not always necessary to provide both the front side panel part 105 and the front side presser cloth 108. For example, a portion covered with the front presser cloth 108 may be covered with the front side panel part 105 without providing the front presser cloth 108. In this case, the front side panel portion 105 covers portions corresponding to the under portion 122 and the side portion 123.
[0073]
Further, in the brassiere in the above-described embodiment, the upper end of the rib pressing member 104 is located at the lower edge of the cup portion 101, but it is not always necessary to be located at the lower edge of the cup portion 101. At least the lower end of the rib pressing member 104 is located at the lower edge of the base portion 102, and the upper end of the rib pressing member 104 is located above the intermediate position between the lower edge of the base portion 102 and the lower edge of the cup portion 101. Just do it.
[0074]
Next, a wearing feeling test was carried out with a prototype body suit and brassiere. As a result, it was found that the shoulders were easy to move and the posture improved. Thereby, it was confirmed that the body suit and the brassiere in this embodiment have the effect of adjusting the posture.
[0075]
Finally, according to the present invention, the ribs are pressed from the side by the front side panel portions 2 and 105 of the body suit and the brassiere, and the front side of the chest of the seventh rib is pressed by the front body pressing cloth 3 of the body suit or the rib pressing member 104 of the brassiere. The basic configuration is to create a chest that is inhaled by pressing. As a result, the back of a stoop type person also has a stretched back and can experience a so-called Shakit feeling. If it is this composition, not only the above-mentioned embodiment and a modification but various modes are possible.
[0076]
For example, the shape of the front side panel portion and the shape of the front body presser cloth are not limited to the shape in the above-described embodiment, but may be other shapes, and the rib pressing member is not limited to one, but a plurality of Bones may be arranged side by side. The brassiere is not limited to the rear hook type, and may be a front hook type brassiere.
[0077]
【The invention's effect】
According to the female clothing with a cup for posture correction according to the present invention, it is possible to realize a state where the back muscles are stretched and the chest is stretched as in the case of inhalation of deep breathing. It can be expected to have an excellent effect of not hindering the movement of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a skeleton of a human body.
FIG. 2 is a right side view showing a skeleton of a human body.
3 is a cross-sectional view taken along the line III-III in FIG.
4 is a cross-sectional view taken along the line IV-IV in FIG.
FIG. 5 is an enlarged view of a rib portion of a human body.
FIG. 6 is a perspective view seen obliquely from the front with the body suit in the embodiment turned upside down.
FIG. 7 is a front view of a state in which a body suit is worn.
FIG. 8 is a perspective view seen from diagonally forward with the body suit worn.
FIG. 9 is a perspective view of a state in which a body suit in a modified example is turned over.
FIG. 10 is a perspective view of a state in which a body suit in a modified example is turned over.
FIG. 11 is a perspective view of a state in which the body suit in the modified example is turned over.
FIG. 12 is a front view of a brassiere according to the embodiment.
FIG. 13 is a front view showing a state in which the brassiere in the embodiment is worn on the dummy body.
FIG. 14 is a perspective view seen obliquely from the front in a state where the brassiere in the embodiment is worn on the dummy body.
FIG. 15 is a perspective view as seen from diagonally forward with the body suit in a modified example turned upside down.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1,101 ... Cup part, 2, 2Y, 2Z, 105 ... Front side panel part, 2b, 2d, 105b ... Front center side edge part of lower side part of front side panel part, 2a, 105c ...・ Back side end of the lower side of the front side panel part, 3 .. front body presser cloth, 4 .. front side body, 5 .. front body, 6, 121 ... front center, 12, 106. ..Front center panel part, 7 ... hem cloth, 8 ... crotch part, 9 ... rear body, 10 ... cloth, 11 ... shoulder strap, 102 ... base part, 103 ... Back part, 104 ... Rib pressing member, 107 ... Hook, 108 ... Front presser cloth, 111 ... Cup wire, 122 ... Under part, 123 ... Side part.

Claims

A pair of left and right cup parts;
In women's clothing with a cup, comprising a stretchable body connected to the lower part of the cup part,
A non-stretchable or hardly stretchable front side panel portion that is connected to the lower side edge of the cup portion, is a side upper portion of the trunk portion, and covers a portion corresponding to the front side of the axillary line,
It is connected to the lower edge of the cup part, is connected to the front side panel part and covers at least the chest front at the lower part of the rib, is non-stretchable or stretchable in the lateral direction, and stretchable in the oblique direction or the vertical direction. Having a front presser cloth,
A female garment with a cup, comprising a stretchable front center located near the front of the chest corresponding to the lower part of the rib .

A pair of left and right cup parts;
A stretchable base connected to the lower part of the cup part;
In the women's clothing with a cup provided with a stretchable back portion connected to the back side of the base portion,
A non-stretchable or hardly stretchable front side panel portion that is connected to the lower side edge of the cup portion, is the upper side portion of the base portion, and covers a portion corresponding to the front side of the axillary line,
It is connected to the lower edge of the cup part, is connected to the front side panel part and covers a part corresponding to an under part and a part of the side part of the base part, is non-stretchable or hardly stretchable in the lateral direction, and A front presser cloth having elasticity in an oblique direction or a longitudinal direction;
A rib pressing member connected to the front presser cloth and extending vertically upward from the lower edge of the base part;
A women's garment with a cup, comprising a stretchable front center located in the vicinity of the front of the chest corresponding to the lower rib .

The women's clothing with a cup according to claim 1 or 2, further comprising a non-stretchable or hardly stretchable front center panel portion covering an upper portion of the front center.

The lower side part of the front side panel part is located on an extension line of a line connecting the lowest points of the cup parts or on the lower side of the extension line. Women's clothing with a cup as described in 2.

2. The lower side portion of the front side panel portion has a shape projecting in a convex shape in the abdominal center direction between the front center side end portion and the back side end portion of the lower side portion. Women's clothing with a cup as described in any one of -4.

The dorsal side end of the lower side of the front side panel is located on an extension of a line passing between the lower side of the seventh rib and the upper side of the eighth rib. Clothing for women with a cup given in any 1 paragraph of.

The female garment with a cup according to claim 2, wherein the rib pressing member presses the seventh rib from above in a mounted state.