JP4047972B2 - Heat exchange pile and heating device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地中に埋設して地熱を吸収する熱交換杭と、この地熱を吸収した熱媒体を地表部に設置した放熱ブロック内を循環せしめて暖房あるいは融雪等を行う加温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、地中に熱交換杭を埋設して地熱を吸収し、この地熱を吸収した熱媒体を地表部で利用する試みがなされており、人工的な発熱源の使用を極力抑えた機構として融雪や暖房等の目的に採用されている。
【0003】
この地中に埋設する熱交換杭として、特開昭60−8659号公報には、コンクリート製基礎杭の中空部にU字形状の熱交換パイプを挿入し、この熱交換パイプと前記中空部の空間部分を熱伝導の良い適宜の材料で埋めた構成とするものが開示されており、前記熱交換パイプ内の地熱で加熱された熱媒体を循環させることにより、地表部で暖房或いは融雪等を行わせるものである。
【0004】
しかし、前記特開昭60−8659号公報に記載の熱交換杭は、単純にU字形状に折曲した熱交換パイプを杭の中心部に埋設したものであるため、地中における前記熱交換パイプの吸熱面積が小さい。したがって、地表部での放熱範囲も狭く形成せざるを得ないといった制約があるとゝもに、前記熱交換パイプは杭の外周から遠い位置にあり、且つ充填した材料によりその全体が囲まれた構成のものであるため、地熱の吸収効率が悪いといった問題点がある。
【0005】
このような問題点を解決したものとして、特開平3−83226号公報には、コンクリート製中空杭のコンクリート層内に螺旋状の熱媒体流入側の吸熱パイプを埋設し、該吸熱パイプの下端と連結した熱媒体流出側の流出パイプを中空杭の中空部を直線状に昇って杭の上部へ導き出した構成の熱交換機能を有する基礎杭が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記特開平3−83226号公報に開示された構成の熱交換杭とすることにより、前記特開昭60−8659号公報に開示されたものより熱交換パイプの吸熱面積が大きくなり、且つ地熱の吸収効率も向上するといった諸効果を奏する。しかし、このような構成のものにあっては、熱交換パイプにおける吸熱パイプの吸熱面積を増大させるには一定の限度がある。
【0007】
したがって、放熱範囲をより広く確保するためには、コンクリート製中空杭の本数を増加したり、その他の加熱装置を用いて放熱に必要な熱量を熱媒体に加える必要があった。しかし、杭の埋設本数を増やすことは杭の本数及び施工作業量が増すため、材料費及び作業費の増大を招くとゝもに、作業時間も延長されるなどの問題点を含んでおり、さらに加熱装置等を付加すれば、より多くの人工的な熱エネルギを使用することになり、本来の目的達成の意図とはかけ離れてしまうことになる、といった諸問題点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような従来の問題点を解決するために成されたもので、限られた容積の杭で出来るだけ多量の地熱を吸収可能なものを提供することを目的としたものであり、その要旨は、コンクリート製中空杭の肉厚部に、熱媒体が流動する往路パイプと復路パイプとを交互に巻き回した螺旋状部と、上方部が前記中空杭の上端面に開口又は上端面から突出する通水部とからなる熱交換パイプを埋設してなる構成であって、熱媒体が流動する前記螺旋状部の往路パイプと復路パイプの両方又は一方を蛇腹状のパイプで形成したことを特徴とする熱交換杭及び加温装置にある。
【0009】
【発明の実施の態様】
以下、本発明を図面に示す実施例により詳細に説明するに、図において、Aは熱交換杭で、鉄筋コンクリート製の中空杭1と、該中空杭1の肉厚部に埋設した熱交換パイプ2とから構成されている。前記中空杭1は、実施例のものにあっては外径200mm,内径90mm,長さ3000mmのもので、前記熱交換パイプ2は、図1乃至図3に示す実施例のものにあっては、コイル状に巻き回した螺旋状部3と直線状の2本の通水部4とから構成されている。
【0010】
前記螺旋状部3は、図2に示すように、長さ約12000mmの直線パイプ5の中央を前記中空杭1の外形より小径な円形5aに折曲して、2本の並列した熱媒体の往路パイプ5bと復路パイプ5cにそれぞれ形成した後、この両パイプ5b,5cをそれぞれ同一方向に且つ同心円状に螺旋状に巻き回して、図3に示すように、該往路パイプ5bと復路パイプ5cが交互に位置する螺旋状に形成した構造のものであり、この各パイプ5b,5cの自由端部には雄ネジ5dが夫々形成されている。
【0011】
一方、前記2本の通水部4は、直線状のパイプと、その両端部にそれぞれ設けた大径筒部4a,4bとから構成されており、該大径筒部4a,4bの内部には雌ネジが刻設されている。そして、この雌ネジに前記螺旋状部3の雄ネジ5dを螺合して、この螺旋状部3と通水部4とを連結することにより前記熱交換パイプ2が構成されている。ここで、前記熱交換パイプ2は螺旋状部3と通水部4とに分離されているが、これは螺旋状部3の製造上の関係で分離した構成としたものであり、一本の直線パイプにより螺旋状部3と通水部4とを形成した一体構造のものであってもよい。
【0012】
前記熱交換パイプ2は、硬質塩化ビニールパイプ等の樹脂製パイプやステンレス製パイプ,銅製パイプ,鉄製パイプ等の金属製パイプ等を使用することができるが、熱伝導性や耐蝕性の観点からステンレス製のものが好ましい。また、熱交換パイプ2は、図4に示すように、その管壁形状が長さ方向に波形をした蛇腹パイプ(フレキシブルパイプ)を使用しており、吸熱面積の増大と折り曲げ加工を容易にしている。従って、前記熱交換パイプ2の表面積は螺旋形状と蛇腹形状とによって非常に大きなものとなり、吸熱容量の増大及び地表面での広範囲な保温が可能となる。
【0013】
次に、前記鉄筋コンクリート製の中空杭1と熱交換パイプ2からなる熱交換杭Aを採用した加温装置として、融雪装置に適用した実施例について、図5により説明するに、図中6は平面視長方形状の放熱ブロックで、鉄筋コンクリートで形成したものであり、該放熱ブロック6の表面には樹脂や放熱性に優れた金属で形成した放熱用パイプ7が蛇行した溝8内に設置されている。
【0014】
8aは前記放熱ブロック6の側面に設けた溝8の側面開口部で、前後左右の4側面に形成されており、該放熱ブロック6の敷設態様による前記放熱用パイプ7の端部連結を可能としている。9は高さ調整機構で、図6に示すように、前記放熱ブロック6の凹部6a底部に形成したナット部NにボルトBを回転可能に螺合した構造のもので、前記放熱ブロック6の敷設時に該ブロック6の底面から突出する前記ボルトBの先端部により敷設高さを調整するものである。
【0015】
そこで、前記融雪装置を施工するには、まず所定範囲の地面を掘削し、その融雪範囲外の地中に前記熱交換杭Aを埋設する。一方、前記掘削地面の融雪範囲にはまず栗石層を敷設し、その上に砂等を入れて水平に地均した後、前記複数個の放熱ブロック6を所定面積だけ隣接状態にして敷設する。その後、前記各放熱ブロック6の蛇行状の溝8に合わせて前記放熱用パイプ7を設置し、その排出口および吸入口にあたる開口端部7aを前記各放熱ブロック6の側面開口部8aより突出させた後、前記溝8内にモルタル等の結合材10を充填して前記放熱用パイプ7を固着するとゝもに、放熱ブロック6の表面を均一にする。
【0016】
そして、図7に示すように、前記地中に埋設した熱交換杭Aの熱交パイプ2、地表に敷設された放熱ブロック6の放熱用パイプ7、循環用ポンプ11、前記熱交換杭A側に設けた温度計T1 、前記放熱ブロック6の上面に設置した各温度計T2 ,T3 ,T4 、流量計12、流量調整弁13等を途中に介して連絡用パイプ14で連結し、循環経路が形成されるように配管する。ここで、前記連絡用パイプ14には発泡スチロール等の断熱材を被覆して無駄な放熱を防止している。前記循環経路を形成した後、熱交換杭Aおよび連絡用パイプ14を埋め戻すとゝもに、前記放熱ブロック6の上面に栗石層および土砂層を形成して均一な地面を形成する。次いで、前記均一な地面の表面に砂を薄く敷いた後、装飾用ブロック等を敷設して路面を形成する。
【0017】
そこで、前記地中に埋設された熱交換杭Aの熱交換パイプ2内に、通水部4の一方から不凍液等の熱媒体を流すことにより、往路パイプ5b及び復路パイプ5cを通過する間に熱媒体は地熱を吸収して加熱され、該加熱された熱媒体は前記循環用ポンプ11により流量調整弁13,流量計12を経てそれぞれ放熱ブロック6の蛇行状の放熱用パイプ7内を循環する。そして、当該放熱ブロック6を加温した後、各流量調整弁13,流量計12を経て前記循環用ポンプ11に戻るといった循環が繰り返し行われる。
【0018】
上記のように、地熱により加熱された熱媒体が前記融雪装置の放熱ブロック6を循環することにより、図8に示すような実験結果を得た。ここで、熱媒体の循環は路面の積雪が13cmで、地中深さに対する地中温度及び熱交換杭Aの熱交換パイプ2内の温度条件が図9に示す状態のもとで開始し、ほぼ24時間循環し続けたときの前記積雪の融雪状況を観察した。なお前記熱媒体の全容量のうち、前記熱交換パイプ2内において約2.0リットル、放熱用パイプ7内で1.3リットル確保されており、その循環速度は2m/secである。
【0019】
そこで、前記図8の実験結果を説明すると、循環開始時間より3時間後には前記温度計T1 ,T2 ,T3 ,T4 が外気温を越え、概ね前記放熱ブロック6の融雪面の層に充分な熱量が伝達され、融雪が徐々に始めりつつあることを示している。そして、約10時間30分後には温度計T3 とT4 の温度差が逆転するものの外気温よりは高くなり、この時点で概ね路面上の積雪は完全に融雪されるのが観察された。そして、それ以降は外気温が氷点下にあるにも関わらず前記融雪面は0度以上の温度を保つことができ、人工的な発熱装置を使うことなく地熱のみで融雪あるいは積雪を予防することが可能となり、経済的にも有効であることが実証された。
【0020】
図10に示すものは熱交換杭Aの他実施例で、中空杭1は前記実施例のものと同一のものであるが、該中空杭1の本体内に埋設した熱交換パイプ2のコイル状に巻き回した螺旋状部3の一部において前記実施例のものとその構成が相違している。すなわち、この実施例における螺旋状部3は、熱媒体が流動する復路パイプ5cが直線パイプで構成され、他方の往路パイプ5bは直線パイプで構成された前記復路パイプ5cを囲むようにして螺旋状に形成した螺旋パイプで構成したものである。
【0021】
また前記熱交換パイプ2と鉄筋かご15との関係は、図11に示すように、前記螺旋状の往路パイプ5bのピッチ間と鉄筋かご15の螺旋筋16のピッチ間とが、中空杭1の長手方向において交互に配置されるように組立てられている。但し、本発明において、この構成とは逆に、復路パイプ5cが螺旋パイプで構成され、往路パイプ5bを直線パイプで構成したものでも、本発明の目的は達成できる。また熱交換パイプ2に鋼製のものを使用した場合には、例えばRC製杭やハウス用杭であって、鉄筋かご15の螺旋筋16の代替として、螺旋状の前記復路パイプ5c又は往路パイプ5bを軸筋17に溶接して使用することもできる。
【0022】
【発明の効果】
本発明に係る熱交換杭は、上記のような構成であるから、杭の長さに比して格段に長い熱交換パイプを備え、且つ該熱交換パイプはその全長が中空杭の肉厚部に埋設されているため、吸熱面積の増大と地熱の吸熱効率の向上を図ることができる。したがって、中空杭一本当たりの地表部における放熱範囲を広く確保することができる。また、熱交換パイプを蛇腹パイプで形成することにより、より広い吸熱面積を得ることができ、更に高い吸熱率を確保できる、といった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る熱交換杭の縦断面図である。
【図2】 熱交換杭に埋設する熱交換パイプの成形前の状態を示す正面図である。
【図3】 熱交換杭に埋設する熱交換パイプの分解斜視図である。
【図4】 熱交換パイプの部分断面斜視図である。
【図5】 放熱ブロックの斜視図である。
【図6】 放熱ブロックの部分拡大斜視図である。
【図7】 本発明に係る加温装置の配管図である。
【図8】 加温装置の時間と温度との関係を示す図である。
【図9】 熱交換杭の温度分布図である。
【図10】 他実施例の熱交換杭の縦断面図である。
【図11】 熱交換杭の部分斜視図である。
【符号の説明】
A 熱交換杭
1 コンクリート製の中空杭
2 熱交換パイプ
3 螺旋状部
4 通水部
5b 往路パイプ
5c 復路パイプ
6 放熱ブロック
7 放熱用パイプ
8 溝
14 連結用パイプ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a heat exchanging pile that is buried in the ground and absorbs geothermal heat, and a heating device that heats or melts snow by circulating a heat medium that absorbs the geothermal heat in a heat radiation block installed on the ground surface.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, heat exchange piles have been buried in the ground to absorb geothermal heat, and attempts have been made to use the heat medium that has absorbed this geothermal heat on the surface, as a mechanism that suppresses the use of artificial heat sources as much as possible. It is used for melting snow and heating.
[0003]
As a heat exchanging pile buried in the ground, in Japanese Patent Laid-Open No. 60-8659, a U-shaped heat exchanging pipe is inserted into a hollow portion of a concrete foundation pile, and the heat exchanging pipe and the hollow portion Disclosed is a structure in which a space portion is filled with an appropriate material having good heat conduction, and by heating a heat medium heated by geothermal heat in the heat exchange pipe, heating or melting snow is performed on the surface. It is what you want to do.
[0004]
However, the heat exchanging pile described in JP-A-60-8659 is simply a U-shaped heat exchanging pipe embedded in the center of the pile. The endothermic area of the pipe is small. Therefore, the heat exchange pipe is located far from the outer periphery of the pile, and the whole is surrounded by the filled material. Since it is a thing of a structure, there exists a problem that the absorption efficiency of geothermal heat is bad.
[0005]
As a solution to such a problem, Japanese Patent Laid-Open No. 3-83226 discloses that a heat absorption pipe on the spiral heat medium inflow side is embedded in a concrete layer of a concrete hollow pile, and the lower end of the heat absorption pipe is The foundation pile which has the heat exchange function of the structure which led the connected outflow pipe of the heat-medium outflow side to the upper part of the pile by raising the hollow part of the hollow pile linearly is disclosed.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By adopting the heat exchange pile having the configuration disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 3-83226, the heat absorption area of the heat exchange pipe is larger than that disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 60-8659, and the geothermal heat There are various effects such as improved absorption efficiency. However, in such a configuration, there is a certain limit to increase the heat absorption area of the heat absorption pipe in the heat exchange pipe.
[0007]
Therefore, in order to ensure a wider heat radiation range, it is necessary to increase the number of concrete hollow piles or to add heat necessary for heat radiation to the heat medium using other heating devices. However, increasing the number of buried piles increases the number of piles and the amount of construction work, so there are problems such as an increase in material costs and work costs, and an increase in work time. Furthermore, if a heating device or the like is added, more artificial heat energy is used, and there is a problem that it is far from the intention of achieving the original purpose.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention was made to solve the conventional problems as described above, and aims to provide a pile having a limited volume capable of absorbing as much geothermal heat as possible. The gist is that the thick part of the hollow hollow pile made of concrete is a spiral part in which the forward pipe and the return pipe through which the heat medium flows are alternately wound, and the upper part is opened or opened at the upper end surface of the hollow pile. A heat exchange pipe composed of a water flow portion projecting from the upper end surface is embedded, and both the forward pipe and the return pipe of the spiral part through which the heat medium flows are formed by a bellows-like pipe. It exists in the heat exchange pile and heating apparatus characterized by having performed.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the embodiments shown in the drawings. In the figure, A is a heat exchange pile, a
[0010]
As shown in FIG. 2, the
[0011]
On the other hand, the two
[0012]
The
[0013]
Next, an embodiment applied to a snow melting device as a heating device employing the heat exchange pile A composed of the reinforced concrete
[0014]
8a is a side opening portion of the
[0015]
Therefore, in order to construct the snow melting device, first, a predetermined range of ground is excavated, and the heat exchange pile A is buried in the ground outside the snow melting range. On the other hand, a crushed stone layer is first laid in the snow melting area of the excavated ground, and sand or the like is placed on the ground, and then the plurality of
[0016]
And as shown in FIG. 7, the
[0017]
Therefore, by passing a heat medium such as antifreeze liquid from one of the
[0018]
As described above, an experimental result as shown in FIG. 8 was obtained by circulating the heat medium heated by the geothermal heat through the
[0019]
Therefore, the experimental results in FIG. 8 will be explained. After 3 hours from the circulation start time, the thermometers T1, T2, T3, and T4 exceed the outside air temperature, and the amount of heat sufficient for the layer of the snow melting surface of the
[0020]
FIG. 10 shows another embodiment of the heat exchange pile A, and the
[0021]
Further, as shown in FIG. 11, the relationship between the
[0022]
【The invention's effect】
Since the heat exchanging pile according to the present invention is configured as described above, the heat exchanging pipe includes a heat exchanging pipe that is much longer than the length of the pile, and the heat exchanging pipe has a full-thickness portion of the hollow pile. Therefore, it is possible to increase the endothermic area and improve the endothermic efficiency of geothermal heat. Therefore, it is possible to ensure a wide heat radiation range in the surface portion per hollow pile. Further, by forming the heat exchange pipe with a bellows pipe, there are various effects that a wider endothermic area can be obtained and a higher endothermic rate can be secured.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a heat exchange pile according to the present invention.
FIG. 2 is a front view showing a state before molding of a heat exchange pipe embedded in a heat exchange pile.
FIG. 3 is an exploded perspective view of a heat exchange pipe embedded in a heat exchange pile.
FIG. 4 is a partial cross-sectional perspective view of a heat exchange pipe.
FIG. 5 is a perspective view of a heat dissipation block.
FIG. 6 is a partially enlarged perspective view of a heat dissipation block.
FIG. 7 is a piping diagram of a heating device according to the present invention.
FIG. 8 is a diagram showing a relationship between time and temperature of a heating device.
FIG. 9 is a temperature distribution diagram of the heat exchange pile.
FIG. 10 is a longitudinal sectional view of a heat exchange pile according to another embodiment.
FIG. 11 is a partial perspective view of a heat exchange pile.
[Explanation of symbols]
A
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