JP4047053B2 - 繰り返しを含む順序パターンを用いた検索装置および方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大量のデータを対象として、各データが持つ順序に基づいて繰り返しを含むパターンを検索する装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
順序に基づいたデータに関して、繰り返しパターンを扱うために従来から利用されてきた技術として、文字列の出現順序に対する正規表現によるパターンマッチングが挙げられる。そこで、このパターンマッチングの特徴および利用分野について述べる。
【0003】
文字列検索の分野では、文字列が出現する順序に着目して、正規表現によるパターンマッチングが利用されてきた。まず、文字列検索とパターンマッチングの相違について明確にしておく。文字列探索とは、「文章中からパターンabcを探せ」のように、探索すべきパターンが完全に確定しているものを言う。一方、パターンマッチングとは、不確定のパターンを探す操作のことで、パターン照合とも呼ばれる。パターンマッチングでは、パターンを指定するのに正規表現が用いられる。
【0004】
図12は、文字列データと正規表現a(a|b)*aのパターンマッチングの例を示している。ここで、(a|b)*は、aまたはbが0回以上繰り返し出現することを意味している。文字列探索とパターンマッチングは、一見似たように見えるが、異なるカテゴリに属する問題で、それぞれに対して別のアルゴリズムを適用しなければならない。
【0005】
正規表現によるパターンマッチングを実現するには、有限オートマトン(finite automaton)を利用する。正規表現をオートマトンに変換するには、2段階のアプローチをとる。まず、正規表現を非決定性有限オートマトン(non-deterministic finite automaton,NFA)に変換する。正規表現からNFAへの変換は容易である。NFA単体でパターンマッチングを行うことも可能であるが、得られたNFAを等価である決定性有限オートマトン(deterministic finite automaton,DFA)に変換し、DFAを使ってパターンマッチングを行う方法が多く用いられる。
【0006】
DFAでは、決定性という言葉が示すように、ある状態において入力が決まれば遷移先が1つだけに定まるが、NFAでは、非決定性という言葉が示すように、ある状態において入力に対する遷移先が複数存在する場合がある。
【0007】
図13は、正規表現a(a|b)*aに対応するNFAを示している。このNFAにaaaという文字列を与えた場合を考える。1文字目のaを入力すると、開始状態0から1に遷移する。2文字目もaであるが、状態1には、文字aに対する遷移先として、状態1と状態2の2種類の状態がある。結論から言えば、2文字目のaでは状態1から状態1へと遷移し、3文字目のaでは状態2に遷移するのが正解なのであるが、2文字目のaを読み込んだ時点では、どちらへ進めばよいかはわからない。
【0008】
この問題を解決するためには、バックトラックを利用し、とりあえずどちらかの状態に遷移して処理を進め、失敗したらもう1つの状態に遷移するという処理が必要となる。しかし、バックトラックを用いると、後戻りのための処理時間がかかる。
【0009】
そこで、正規表現を変換して得られたNFAをそのまま使うのではなく、NFAをさらにDFAに変換してから、パターンマッチング処理を行う。DFAの場合には、NFAと違って、状態と入力が決まれば遷移先が必ず1つだけに決まるので、NFAのようなバックトラックは必要がなく、処理を高速に実行することが可能になる。
【0010】
例えば、図13のNFAは、図14に示すようなDFAに変換される。ここでは、aという文字に対してその遷移先は1つだけとなり、NFAに見られたような曖昧さはない。したがって、バックトラックは必要なくなるわけである。もちろん、あらかじめNFAをDFAに変換するのに時間がかかるが、大量のデータに対してパターンマッチングを行う場合、バックトラックがないDFAの高速性により、全体としては十分に処理が高速化される。
【0011】
ところで、正規表現は、図15に示すような連結(concatenation)、選択(union)、および繰り返し(閉包:closure)の3つの基本操作(演算子)によって、再帰的に定義される。これらの操作の間には、普通の数式と同様に、優先順位があり、最も強く結合するのが繰り返し“*”であり、次に強く結合するのが連結であり、最後が選択“|”という順番になる。ただし、文字や記号を括弧で囲むことによって、優先順位を変えることもできる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の検索処理には、次のような問題がある。
文字列における正規表現と、それによるパターンマッチングは、あらゆるクラスの文字列に対する検索方法を提供する一般的なフレームワークである。しかし、順序を持つデータは、以下の(1)〜(3)に示すように、データの特性が文字列データとは異なるため、正規表現とそのパターンマッチングを適用することができない。
(1)文字列においては、等間隔で隣あった文字しか存在しないが、順序を持つデータの場合には、ある位置に複数のイベントが存在する場合がある。例えば、同じ日に複数回の買い物を行った場合がそれにあたり、「顧客10001は、3月21日に牛乳とパンの2つの商品を購入」といった表現が必要となる。しかし、文字列では、同じ位置に2つの文字が出現することがないので、正規表現では同時に発現するイベントを表現できない。
(2)文字列では、値と記号(リテラル)とが等しい。つまり、文字列として“A”が与えられたとき、“A”は値でもあり、記号としてのAでもある。しかし、複数の属性からなるデータでは、「商品としてPCを購入し、かつ、TVを購入した顧客を‘顧客グループA’と呼ぶ」というように、複数フィールドの条件の組み合わせを1つの記号として扱う必要がある。このような複数フィールドの条件の組み合わせを、正規表現で表すことはできない。
(3)順序を持つデータの場合、「PCを購入してからTVを購入するまでの日数が3ヵ月以内」というように、順序に間隔の概念が必要となる。しかし、文字列の正規表現では、間隔を指定することはできない。
【0013】
このような順序を持つデータを扱うための技術として、出願人による先願の特願2001−340817(「順序を考慮したパターンを用いた検索装置および方法」)がある。この先願において処理の対象となるデータは、複数のフィールド(属性)を持つレコードの集合からなるデータである。各レコードは決まった数のフィールドを持ち、あるレコードのみが異なった数のフィールドを持つことはないものとする。さらに、データ中には、順序を持ったフィールドが1つ以上含まれているものとする。
【0014】
順序を持ったフィールドとは、日付や時刻といった順序関係をあらかじめ持っているフィールドか、顧客ID(顧客識別子)フィールドのように、データを並び替えることで順序が生じるものである。また、日付フィールドと時刻フィールドをあわせて1つの順序フィールドと考えることができるように、複数のフィールドを複合して順序を持たせる場合もある。
【0015】
このような対象データの中から順序を持つパターンを検索する際に、イベント定義とイベント間定義によりパターンが指定される。
イベント定義とは、1つあるいは複数のフィールドについて指定した条件に、一意な名前を付けたものである。1つのフィールドについて条件を指定する場合は、例えば、「商品としてPCを購入した顧客を‘顧客グループA’と呼ぶ」というように定義できる。また、複数のフィールドについて条件を指定する場合には、例えば、「商品としてPCを購入し、かつ、CAMERAを購入した顧客を‘顧客グループA’と呼ぶ」というように、複数フィールドの条件の組み合わせを1つの記号(リテラル)として扱う。
【0016】
つまり、イベントとは、1つあるいは複数のフィールドについて条件を満たしたレコードに関するラベルであると定義する。さらに、正規表現におけるワイルドカードのように、何にでもマッチするような条件を指定することも可能とする。
【0017】
図16は、「商品としてPCを購入し、かつ、CAMERAを購入した顧客を‘顧客グループA’と呼ぶ」で定義されるイベント定義の例を示している。既に説明したように、複数フィールドの条件の組み合わせを文字列の正規表現で表すことは不可能である。
【0018】
次に、イベント間定義とは、イベント定義を利用して、イベントとイベントの間にまたがる関係を記述するものである。イベント間定義においては、同じ順序に複数のイベントが存在する場合や、順序の間隔が一定でない場合(任意の間隔で順序が記述される場合)も考慮される。
【0019】
具体的な例としては、商品としてPCを購入し、かつ、CAMERAを購入した顧客を‘A’と呼び、商品としてTVを購入し、かつ、VTRを購入した顧客を‘B’と呼ぶことにすると、「‘A’から‘B’までの間隔が3来店以内」というようなイベント間定義が考えられる。また、「‘A’から‘B’までの間隔が3日以内(‘A’の日付フィールドと‘B’の日付フィールドの差が3日以内)」といった定義も考えられる。
【0020】
また、順序を持つフィールド以外でも、イベントとイベントにまたがる制約を記述することができる。例えば、「‘A’における価格が‘B’における価格よりも大きい」といった定義が可能である。さらに、イベント定義がどのようなパターンにもマッチするワイルドカードで指定されている場合でも、イベント間定義によって条件を指定することが可能である。
【0021】
図17は、イベント間定義の例を示している。この例においては、イベント‘A’とイベント‘B’の間隔が3日以内であり、イベント‘A’とイベント‘C’の間隔が5日以内であることが定義されている。
【0022】
正規表現において、すべての文字にマッチする‘.’を利用してa..bと表記するのは、あくまでもリテラル‘a’の3文字後に‘b’が出現するという意味であり、1つ以上のフィールドについて条件が指定されたイベント定義とは異なる。
【0023】
また、任意のイベント間の関係が定義できるということは、検索すべきマッチングパターンがグラフ構造で表現されることを意味する。図17の例でも、イベント定義1とイベント定義2の間にイベント間の制約が存在し、イベント定義1とイベント定義3の間にイベント間の制約が存在する。
【0024】
このように、イベント定義とイベント間定義によりパターンを指定することで、順序を持つレコード群を対象としたパターン指定検索が実現できる。しかし、パターンに繰り返し指定が含まれていると、検索処理でバックトラックが必要になる場合がある。以下では、図18に示す多次元データ(複数フィールドのデータ)を例に用いてこの問題について説明する。
【0025】
図18のデータにおいて、RIDはレコード識別子であり、各レコードは、購入日、商品、および価格の3つのフィールドを有するものとする。また、購入日により順序が定義されており、連続な購入日とは、カレンダーの通りではなく、次の来店日を意味するものと仮定する。検索パターン(イベントパターン)は、例えば、以下のように与えられる。
イベント定義
Event1:商品=B
Event2:商品=C
順序
(Event1+)−Event2
イベント間定義
Event2.購入日<=Event1.購入日+2日
このイベントパターンにおいて、順序は、Event1が1回以上連続した後に続いてEvent2が発生することを表し、イベント間定義は、Event1の購入日からEvent2の購入日までの間隔が2日以内であることを表している。上述した先願の検索処理では、このイベントパターンから図19のような問い合わせパターンが生成され、データへのポインタDPと問い合わせパターンへのポインタPPの2つを用いて処理が進められる。
【0026】
PPについては、図19に示すように、PP=1のときEvent1(商品=B)の1回以上の繰り返しを指し、PP=2のときEvent2(商品=C)を指すものとする。この場合、Event1とEvent2のうちEvent2の方が出現順序が後であるから、イベント間定義は、PP=2の位置に付加しておく。
【0027】
初期化処理により、DP=2001/01/13、PP=1と設定され、初めに、DP=2001/01/13のデータについて、PP=1のイベント定義である商品=Bのパターンに合致するものがあるかどうかを調べる。この場合、R1のレコードが合致するので、ポインタDPがインクリメントされてDP=2001/01/15となる。PPに関しては、Event1の繰り返しが続く場合と、Event2の商品=Cでマッチングする場合の両方が発生し得る。このように、2つ以上の分岐が発生する場合には、選択して実行した1つの分岐先が失敗すれば、他の分岐先を調べるためのバックトラックが必要となる。
【0028】
例えば、PP=1の繰り返しが続くかどうかを調べるには、DP=2001/01/15のデータについてPP=1のイベント定義のパターンが合致するかどうかを調べる。この場合、R5のレコードがPP=1の条件に合致するので、DP=2001/01/16となるが、PPについては再びEvent1の繰り返しを調べるか、Event2を調べるかの分岐が発生する。
【0029】
そこで、Event1の繰り返しについて調べるとして、DP=2001/01/16のデータを見るとR8のレコードが合致する。すなわち、Event1−Event1−Event1のように3回のマッチングに成功する。しかし、DP=2001/01/20においては、Event1にもEvent2にも合致するデータが存在していないのでマッチングは成功せず、前の分岐にもどって処理をやり直す必要がある。
【0030】
一般に、POS(Point-Of-Sales)のレシートのような順序を持つ多次元データにおいては、同一時刻に多数の商品が購買されることが多く、検索処理でバックトラックが発生すると処理の効率が著しく低下する。このため、順序を持つデータをバックトラックなしで検索する方法が望まれる。
【0031】
本発明の課題は、順序を持つデータを対象としてイベントの繰り返しを含むパターンを効率良く検索する装置および方法を提供することである。
【0032】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の検索装置の原理図である。図1の検索装置は、入力手段101、変換手段102、検索手段103、および出力手段104を備え、正規表現によるパターンマッチングを適用できない順序関係にあるデータを対象に複数の属性からなるレコードの集合105からレコードの組み合わせを検索する。
【0033】
入力手段101は、レコード内の所定属性が特定の値をとることをそれぞれ定義する複数のイベントと、属性値の順序に基づいて定義された複数のイベントの間の順序関係とを用いて指定された、イベントの繰り返しを含む検索パターンを入力する。変換手段102は、検索パターンから順序関係を抽出して、決定性有限オートマトンに変換する。
【0034】
検索手段103は、レコードの集合105から同じ順序にある1つ以上のレコードを読み込み、読み込まれたレコードにより決定性有限オートマトン上で状態遷移が可能かどうかを調べ、可能な状態遷移の遷移先と状態遷移を可能にするレコードを示す付加情報とを状態遷移集合106に登録する処理を繰り返し、決定性有限オートマトンの終了状態が遷移先として状態遷移集合106に登録されたとき、終了状態に到達した状態遷移の付加情報から検索パターンに対応するレコードの組み合わせを求める。検索手段103は、同じ順序にある複数のレコードにより決定性有限オートマトン上で状態遷移が可能なとき、それらのレコードに対応する複数の遷移先とそれらのレコードを示す複数の付加情報とを状態遷移集合に登録する。そして、出力手段104は、得られたレコードの組み合わせを検索結果として出力する。
【0035】
ユーザは、入力手段101を用いて、複数のイベントとイベント間の順序関係により決められる検索パターンとして、あるイベントの繰り返しを含むような検索パターンを指定することができる。入力された検索パターンは変換手段102に渡され、変換手段102により、順序関係の情報が決定性有限オートマトンに変換される。
【0036】
検索手段103は、レコードの集合105を検索対象データとして、同じ順序にある1つ以上のレコードを一まとまりとして読み込み、それらのレコードの各々について、決定性有限オートマトン上で定義された状態遷移を起こすイベントに対応するかどうかを調べる。そして、あるレコードがそのようなイベントに対応すれば、その場合の遷移先の状態と付加情報(レコードの識別情報等)とを状態遷移集合106に登録する。
【0037】
状態遷移集合106の初期値としては、決定性有限オートマトンの開始状態が登録されており、新たに遷移先の状態が登録されることで、状態遷移集合106は複数の状態を保持することになる。
【0038】
検索手段103は、このようなレコードの読み込みと、状態遷移集合106に登録された状態から次の状態への遷移が可能かどうかの判定と、状態遷移集合106の更新とを繰り返し、決定性有限オートマトンの終了状態が遷移先として登録されると、開始状態から終了状態までに至る状態遷移の付加情報から、その状態遷移を起こしたレコードの組み合わせを特定する。そして、出力手段104は、このレコードの組み合わせを検索パターンに対応する検索結果として出力する。
【0039】
決定性有限オートマトン上での状態遷移の可能性を調べる際に、遷移先を状態遷移集合106として管理することで、複数のレコードによる可能な遷移先をすべて登録することができる。したがって、イベントの繰り返しによる分岐が発生する場合でも、複数の枝の遷移先を同時に登録しながら効率良く検索処理を進めることができ、バックトラックを防止することが可能となる。
【0040】
検索パターンに順序関係以外のイベント間の制約が含まれている場合は、変換手段102は、その制約を検索パターンから抽出して検索手段103に渡し、検索手段103は、状態遷移を可能にするレコードが制約を満たすかどうかを調べる。これにより、順序関係と制約の両方を満たすレコードの組み合わせを求めることができる。
【0041】
図1の入力手段101は、例えば、後述する図10の入力装置133に対応し、図1の変換手段102は、例えば、後述する図2のパターン変換部114に対応し、図1の検索手段103および出力手段104は、例えば、図2の検索処理部115に対応する。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図2は、本実施形態の検索装置の構成図である。図2の検索装置は、イベント変換部113、パターン変換部114、および検索処理部115を備え、順序を持つ多次元データ111を検索対象として、繰り返しを含む検索パターン112に合致するデータの組み合わせを検索する。
【0043】
イベント変換部113は、与えられたデータ111の各レコードがどのイベントに対応するのかを認識するために設けられ、レコードをイベント記号に変換する。
【0044】
パターン変換部114は、与えられた検索パターン112をイベント定義121、順序関係122、および順序関係以外のイベント間制約123に分解し、イベント定義121をイベント変換部113に出力し、制約123を検索処理部115に出力する。
【0045】
そして、イベント変換部113は、イベント定義121をイベント記号に変換する。この場合、イベント記号としては、正規表現における‘.’のように、何にでもマッチする記号も使用可能とする。制約123としては、例えば、イベント間の間隔に関する条件や、イベント間であるフィールドの値が同じ/異なるという条件を設定することが可能である。
【0046】
また、パターン変換部114は、順序関係122を非決定性有限オートマトン(NFA)124に変換した後、決定性有限オートマトン(DFA)125に変換して、検索処理部115に出力する。このような変換を行う理由は、状態を持つ決定性有限オートマトンを利用して検索処理を進めることによりバックトラックを防止することができるからである。
【0047】
検索処理部115は、イベント変換部113により変換されたデータを読み込み、DFA125を利用してデータがイベント定義121に合致するかどうかを調べて、検索結果116を出力する。ここで、順序を持つ多次元データ111は、従来の決定性有限オートマトンでは想定していない検索対象であるため、決定性有限オートマトンを以下のように拡張する。
(1)あるデータの値が複数のイベントに合致する場合や同じ順序にある複数のレコードが複数のイベントに合致する場合があるため、状態遷移の遷移先は複数存在し状態遷移集合となる。また、遷移するだけでなく、イベント間の関係を調べることができるように、状態遷移集合にはマッチしたレコードの情報を状態遷移の履歴情報として付加する。
(2)与えられたレコードが状態遷移可能かどうかに加えて、そのレコードがイベント間の制約123を満たすかどうかも調べる。
(3)一度のデータスキャンで状態遷移を完了するために、遷移可能かどうかを調べる際に、毎回、開始状態を状態遷移集合に加え、開始状態からの遷移についても調べる。
【0048】
図3は、図2の検索装置による全体処理のフローチャートである。まず、ユーザは、データ111を入力し(ステップS1)、検索パターン112を指定する(ステップS2)。
【0049】
パターン変換部114は、指定された検索パターン112を解析してイベント定義部分を抽出し、イベント変換部113は、抽出されたイベント定義121とデータ111をイベント記号に変換する(ステップS3)。また、パターン変換部114は、検索パターン112のうち順序関係を表す部分をDFA125に変換し(ステップS4)、それ以外のイベント間の関係を制約123として抽出する(ステップS5)。
【0050】
検索処理部115は、データを読み込んで、それがイベント定義121に合致するかどうかを調べる(ステップS6)。このとき、順序を持つデータに対して状態遷移を適用するために、従来の状態遷移の仕組みを付加情報を持つ状態遷移集合に拡張する。そして、データがイベント定義121に合致する場合には、DFA125上で遷移を行って順序関係122の条件を満たすかどうかを調べ、その条件を満たす場合には、さらに、制約123を満たすかどうかを調べる。
【0051】
このようにして、ステップS6でデータの読み込み、遷移処理、および制約123の判定を繰り返すことにより、指定された検索パターン112に合致するデータの組み合わせを検索し、検索結果116を出力する(ステップS7)。
【0052】
ここで、検索パターン112に含まれる順序関係122をDFA125に変換するアルゴリズムについて説明する。この変換は、例えば、以下の文献1で紹介されている変換理論を用いて容易に実現することができる。
文献1:A. V. Aho, J. D. Ullman 共著、土居範久訳、「コンパイラ」、培風館、pp.84−91、1986
検索パターンとしては、前述した以下のようなパターンを用い、便宜上、Event1およびEvent2をそれぞれaおよびbと表すことにする。
イベント定義
Event1:商品=B
Event2:商品=C
順序
(Event1+)−Event2
イベント間定義
Event2.購入日<=Event1.購入日+2日
この場合、Event1とEvent2の順序関係は、正規表現‘a+b’に置き換えられる。この正規表現からは、文献1の87ページに記載されたアルゴリズム3.2によりNFAを機械的に構成することができる。以下では、記号‘ε’は何があっても遷移する「ε遷移」を表すものとする。
【0053】
まず、‘a+’についてはaが1回以上繰り返されるということから、‘aa*’に等価となる。ここで、‘a*’はaが0回以上繰り返されることを意味する。そこで、‘a+b’は‘aa*b’へと等価に変換できる。次に、‘aa*b’を分解してa、a*、およびbのそれぞれについて状態遷移を定義し、最後にそれらを合併することでNFAを構成することができる。
【0054】
まず、aおよびbについては、状態遷移をそれぞれ以下のように定義することができる。
state0→a→state3
state2→b→state1
ここで、state0およびstate1は、それぞれ開始状態および終了状態を表している。
【0055】
また、a*については、図4に示すような状態遷移を定義することができる。図4では、state4からaによってstate4へと遷移している。この状態遷移は、図5に示すように、state4からaによって新しい状態(state5)に遷移し、state5からε遷移でstate4に遷移することと等価である。そこで、a*の状態遷移を図5のように構成し、aおよびbの状態遷移とε遷移で結合することで、図6に示すようなNFAが得られる。このNFAが表す状態遷移を書き下すと以下のようになる。
==== NFA ====
state0:(a.3)
state1:(end)
state2:(b.1)
state3:(ε.4)
state4:(ε.2)(a.5)
state5:(ε.4)
このNFAでは、state4からaによってstate2とstate5の両方へと遷移可能であり、遷移先が一意に決定されないことが明らかである。
【0056】
次に、NFAからDFAへの変換は、文献1の84ページに記載されたアルゴリズム3.1により機械的に実施することができる。このアルゴリズムにより上述のNFAは以下のようなDFAに変換される。
==== DFA ====
dfa0:a→1
dfa1:b→3 a→2
dfa2:b→3 a→2
dfa3:(end)
DFAの状態(dfa0〜dfa3)とNFAの状態(state0〜state5)の対応関係は、以下の通りである。
dfa0 = NFA{state0}
dfa1 = NFA{state2,state3,state4}
dfa2 = NFA{state2,state4,state5}
dfa3 = NFA{state1}
dfa0は開始状態であり、これはstate0からなる。dfa0からはaによってdfa1に遷移する。dfa1はstate2、state3、およびstate4からなり、dfa1からはbによってdfa3に遷移し、aによってdfa2に遷移する。また、dfa3は終了状態である。このように、DFAでは、各状態からa、bによって一意にしか遷移していないことが分かる。
【0057】
図7は、図3のステップS6における検索処理のフローチャートである。検索処理部115は、まず、初期化処理を行って、状態遷移集合を開始状態である{dfa0}に設定し、先頭の順序(開始位置)にあるレコード(またはレコード群)を処理対象とする(ステップS11)。
【0058】
次に、処理対象のレコードを読み込み、状態遷移集合に登録されている状態から、読み込まれたレコードにより遷移可能かどうかを調べる(ステップS12)。このとき、同じ順序にある複数のレコードはまとめて扱う。例えば、図18に示したように2001/01/15の日付に3つのレコードがあれば、それらのレコードについて状態遷移集合からDFA125上で遷移可能かどうかを調べる。
【0059】
あるレコードにより遷移可能であれば、次に、そのレコードが制約123の条件を満たしているかどうかを調べ(ステップS13)、制約123を満たす場合に新しい遷移先を状態遷移集合に追加する(ステップS14)。また、状態遷移集合に登録されている状態のうち遷移可能でないものについては、状態遷移集合から削除する。ただし、dfa0は削除せずに残しておき、毎回、開始状態からの遷移について調べることにする。これにより、検索対象のデータを一度スキャンするだけですべての遷移処理を行うことが可能となる。
【0060】
次に、DFA125における終了状態になったかどうかを判定し(ステップS15)、終了状態になっていなければ、データの末尾(最後の順序)に到達したかどうかを判定する(ステップS17)。また、終了状態になっていれば、結果を登録して(ステップS16)、ステップS17の判定を行う。
【0061】
データの末尾に到達していなければ、次の順序のレコードを処理対象としてステップS12以降の処理を繰り返す。そして、ステップS17においてデータの末尾に到達すれば処理を終了する。
【0062】
このような検索処理によれば、イベント定義とイベント間定義によって指定された順序パターンについて、正規表現的な検索処理を効率良く行うことができる。
【0063】
ところで、前述した検索パターンにおける繰り返しでは、あるイベントが連続して発生することを想定しているが、実際には、イベントが連続していなくても繰り返し発生するような検索パターンを指定したい場合もある。このような検索パターンについても、イベントが連続して発生する場合と同様の表現を用いて指定することで、これまで述べてきた検索処理を適用することができる。
【0064】
例えば、Event1が連続していなくても繰り返し発生することを、‘(Event1.*)+’と表すことにする。この場合、Event1の後の‘.’は何にでもマッチするので、‘.’が0個以上出現することにより、Event1が連続する場合と連続しなくても繰り返し発生する場合のすべてを網羅することができる。
【0065】
‘.’をオートマトンにおける‘ANY’に合致する記号として扱うことで、‘.’を含む順序関係から、前述したアルゴリズムによりNFAおよびDFAを構成することができる。この場合、イベント変換部113は、‘.’をANYに合致するイベント記号に変換し、検索処理部115は、ANYにはどのようなレコードでもマッチするものとして検索処理を行う。
【0066】
次に、図18のデータを対象として、前述した検索パターンが指定された場合の検索処理について説明する。
検索装置は、まず、指定された検索パターンを、Event1が商品=Bを表し、Event2が商品=Cを表すことを識別できるように登録しておく。これにより、読み込まれたレコードがどのようなイベント(またはイベント群)に合致しているかを判断することができる。順序を持つ多次元データを検索対象とする場合、文字列のパターンマッチングとは異なり、あらかじめデータのドメイン(アルファベットなら26文字)を知ることは一般的にはできない。
【0067】
次に、前述した手順に従って検索パターンの順序関係を表すDFAを生成し、開始位置=2001/01/13、初期状態遷移集合={dfa0}として、検索処理を開始する。この場合、イベント間の制約はEvent2.購入日<=Event1.購入日+2日であるので、終了状態のdfa3に到達しない限り制約について調べる必要はない。
【0068】
まず、R1、R2、およびR3の3つのレコードが処理対象となり、R1についてはEvent1に合致し、R2についてはEvent2に合致することが分かる。一方、DFA上においては、{dfa0}からaすなわちEvent1によって{dfa1}に遷移可能であることが分かる。そこで、dfa0→a→dfa1の遷移における遷移先dfa1と、履歴情報(付加情報)としてのレコード識別子(RID)およびイベント識別子を状態遷移集合に登録する。これにより、状態遷移集合は以下のようになる。
dfa0
dfa1:レコードR1 イベントa
なお、この例ではレコードとイベントを履歴情報として登録しているが、該当するレコードとイベントが一意に識別できるのであれば、他の情報を登録しても構わない。遷移を見つけたら制約について調べることになっているが、a単独ではイベント間の制約を調べる必要がないので、この処理をスキップする。
【0069】
続いて、順序を2001/01/15に進める。これにより、R4、R5、およびR6の3つのレコードが処理対象となり、R5がEvent1に合致し、R6がEvent2に合致する。状態遷移集合{dfa0,dfa1}からの遷移を調べると、dfa0については、R5によりdfa0→a→dfa1と遷移可能である。また、dfa1については、R5によりdfa1→a→dfa2と遷移可能であり、R6によりdfa1→b→dfa3と遷移可能である。
【0070】
そこで、これらの遷移先dfa1、dfa2、およびdfa3について、履歴情報を付加して一時的に状態遷移集合に登録する。このとき、新たな遷移先がない状態(元の集合に含まれていた状態)は状態遷移集合から削除するが、dfa0については必ず残しておく。これにより、状態遷移集合は以下のようになる。dfa0
dfa1:レコードR5 イベントa
dfa2:レコードR1 イベントa レコードR5 イベントa
dfa3:レコードR1 イベントa レコードR6 イベントb
ここで、制約が評価可能なdfa3に到達したイベントaおよびbについて、制約が満たされるかどうかを調べる。この場合、R1の購入日=2001/01/13であり、R6の購入日=2001/01/16である。したがって、R5の購入日とR6の購入日の間には3日の間隔があり、上述の制約を満たさないので、dfa3を状態遷移集合から削除する。これにより、状態遷移集合は以下のようになる。
dfa0
dfa1:レコードR5 イベントa
dfa2:レコードR1 イベントa レコードR5 イベントa
次に、順序を2001/01/16に進める。これにより、R7、R8、およびR9の3つのレコードが処理対象となり、R8がEvent1に合致し、R9がEvent2に合致する。このとき、状態遷移集合{dfa0,dfa1,dfa2}からは、R8およびR9により以下のような遷移が可能である。
dfa0→a→dfa1(R8)
dfa1→a→dfa2(R8)
dfa1→b→dfa3(R9)
dfa2→b→dfa3(R9)
そこで、これらの遷移先について、履歴情報を付加して状態遷移集合に一時的に登録する。このとき、dfa0以外で元の集合に含まれていた状態は、状態遷移集合から削除する。これにより、状態遷移集合は以下のようになる。
Figure 0004047053
ここで、制約が評価可能なdfa3に到達した遷移(1)および(2)について、制約が満たされるかどうかを調べる。(1)については、R5の購入日=2001/01/15であり、R9の購入日=2001/01/16であるから、制約を満たしている。したがって、(1)を検索結果として登録し、状態遷移集合から削除する。
【0071】
(2)については、R1の購入日=2001/01/13であり、R9の購入日=2001/01/16であるから、これらの購入日の間には3日の間隔があり、制約を満たさない。したがって、(2)を状態遷移集合から削除する。これにより、状態遷移集合は以下のようになる。
dfa0
dfa1:レコードR8 イベントa
dfa2:レコードR5 イベントa レコードR8 イベントa
最後に、開始位置を2001/01/20に進める。これにより、R10、R11、およびR12の3つのレコードが処理対象となるが、イベント定義に合致するものがないため、状態遷移集合{dfa0,dfa1,dfa2}から遷移することができない。したがって、状態遷移集合からdfa1およびdfa2を削除する。
【0072】
ここで、すべてのデータについて検索が完了したので処理を終了する。こうして、以下のような順序パターンが検索結果として出力される。
レコードR5 イベントa レコードR9 イベントb
次に、本実施形態の検索装置の付加的な機能について説明する。検索処理部115は、通常、データの末尾まで検索してから結果を出力するが、データが巨大な場合には、結果が返ってくるまでのレスポンスが遅くなる。そこで、検索パターンに合致するパターンが見つかるたびに、そのパターンを構成するレコード群を出力することも可能とする。これにより、データが巨大な場合においても結果出力までのレスポンスを向上させることができる。
【0073】
また、検索処理におけるパターンマッチングの指定方法としては、様々なものが考えられる。正規表現におけるパターンマッチングでは、与えられた文字列パターンにマッチする最も長い文字列を返す「最長マッチ」が基本である。しかし、Perl(Practical Extraction and Report Language)処理系では、与えられた文字パターンにマッチする最も短い文字列を返す「最短マッチ」を指定することができる。
【0074】
本実施形態の順序に基づいたパターンマッチングにおいては、正規表現で用いられるマッチング指定を含む以下のようなマッチング指定が可能である。同時に複数のパターンマッチングが指定された場合は、検索処理部115は、該当するパターンを列挙して出力する。
(1)最長マッチ:与えられた検索パターンにマッチするパターンの中でイベント間の間隔が最長のものを返す。
(2)最短マッチ:与えられた検索パターンにマッチするパターンの中でイベント間の間隔が最短のものを返す。
(3)最初マッチ:与えられた検索パターンにマッチする最初のパターンを返す。
(4)全部マッチ:与えられた検索パターンにマッチするすべてのパターンを返す。
(5)データの末尾から逆向きの最長マッチ:与えられた検索パターンに逆向きにマッチするパターンの中でイベント間の間隔が最長のものを返す。
(6)データの末尾から逆向きの最短マッチ:与えられた検索パターンに逆向きにマッチするパターンの中でイベント間の間隔が最短のものを返す。
【0075】
また、検索処理部115が出力する検索結果の出力フォーマットをユーザが指定することも可能である。この場合、検索処理部115は、検索されたパターンに含まれるレコード群の情報を、指定されたフォーマットにコンパイルして出力する。
【0076】
例えば、PCを購入した後、3日以内にTVを購入したことを表す検索パターンに対して、“顧客ID,PCの購入日,TVの購入日,PCとTVの購入日の間隔(TVの購入日−PCの購入日)”のように、特定のフィールドの値を用いた演算をユーザが指定する。検索処理部115は、与えられたデータの中から対応するパターンを発見し、そのパターンからPCとTVの購入日を抽出して出力するとともに、PCとTVの購入日の間隔を計算して出力する。
【0077】
さらに、発見された繰り返しを含むパターンを対象として、レコード群の集約演算(aggregate function)を実行し、演算結果を出力することも可能である。集約演算としては、最小値(MIN)、最大値(MAX)、平均(AVG)、総和(SUM)といった一般的な関数が用いられる。これらの集約演算を処理する際には、1つ1つのパターンを発見したら、それらをバッファに保存しておき、処理の区切りがついたところで、保存されたパターンすべてを対象として演算を実行する。
【0078】
例えば、PCを購入した後、3日以内にTVを購入したことを表す検索パターンに対して、“顧客ID,PCの購入日,TVの購入日,AVG(PCとTVの価格)”のように指定することができる。
【0079】
ところで、検索パターンにマッチするパターンが見つからない場合には、なんらかの形でユーザにその旨を通知する必要がある。例えば、マッチするパターンがないことを示すレコードをあらかじめ用意しておき、検索結果としてNULLが出力された場合にそのレコードを用いてメッセージを画面上に表示することで、ユーザにこれを通知することができる。
【0080】
また、複数のフィールドからなるレコードの集合がデータとして与えられた際に、レコードのグループバイ(グループ化)を行って、処理を高速化することもできる。このとき、どのフィールドでグループ化し、各グループのレコード群をどのフィールドで整列(ソート)するかを指定して、あらかじめレコードを並べ替えておく。グループ化に用いるフィールドとしては、複数のフィールドを指定することができる。
【0081】
例えば、図8のようなデータを検索対象として、顧客IDフィールドでグループ化し、各グループのレコードを購入日フィールドで整列するものとする。この場合、グループ化と整列により、検索対象データは図9のように並べ替えられる。顧客IDが110001001の顧客は、2001/01/13に1回目の来店を行い、商品AとNの2点を購入した。また、同じ顧客が2001/01/28に2回目の来店を行い、別の商品Bを購入している。
【0082】
こうして並べ替えられたデータを検索対象とすることで、検索処理部115は、各グループについて整列されたレコードを順番に取り出すだけで、マッチングを行うことができる。したがって、データがメモリ上に乗り切らない場合でも処理を高速に行うことができる。
【0083】
以上説明した実施形態の検索パターンでは、簡単のため、Event1とEvent2の2つのイベントのみが用いられている。また、イベント定義とイベント間定義においては1つの条件のみが用いられている。しかし、実際には、検索パターンをより多くの数のイベントによって指定することが可能であり、イベント定義およびイベント間定義においても、より多くの条件を指定することが可能である。
【0084】
ところで、図2の検索装置は、例えば、図10に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成される。図10の情報処理装置は、CPU(中央処理装置)131、メモリ132、入力装置133、出力装置134、外部記憶装置135、媒体駆動装置136、およびネットワーク接続装置137を備え、それらはバス138により互いに接続されている。
【0085】
メモリ132は、例えば、ROM(read only memory)、RAM(randomaccess memory)等を含み、処理に用いられるプログラムとデータを格納する。CPU131は、メモリ132を利用してプログラムを実行することにより、必要な処理を行う。
【0086】
この場合、図2のイベント変換部113、パターン変換部114、および検索処理部115は、プログラムとしてメモリ132に格納され、図2の制約123、DFA125、および状態遷移集合126の情報は、データとしてメモリ132に格納される。検索処理部115は、処理対象のデータを外部記憶装置135からメモリ132上に読み込み、制約123およびDFA125を参照しながら状態遷移集合126を更新する処理を繰り返す。
【0087】
入力装置133は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、ユーザからの指示や情報の入力に用いられる。出力装置134は、例えば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ等であり、ユーザへの問い合わせや検索結果の出力に用いられる。
【0088】
外部記憶装置135は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。情報処理装置は、この外部記憶装置135に、上述のプログラムとデータを保存しておき、必要に応じて、それらをメモリ132にロードして使用する。
【0089】
媒体駆動装置136は、可搬記録媒体139を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体139としては、メモリカード、フレキシブルディスク、CD−ROM(compact disk read only memory )、光ディスク、光磁気ディスク等、任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。ユーザは、この可搬記録媒体139に上述のプログラムとデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ132にロードして使用する。
【0090】
ネットワーク接続装置137は、LAN(local area network)やインターネット等の任意の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う。情報処理装置は、上述のプログラムとデータをネットワーク接続装置137を介して他の装置から受け取り、必要に応じて、それらをメモリ132にロードして使用する。
【0091】
図11は、図10の情報処理装置にプログラムとデータを供給することのできるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示している。可搬記録媒体139やサーバ140のデータベース141に保存されたプログラムとデータは、メモリ132にロードされる。このとき、サーバ140は、プログラムとデータを搬送する搬送信号を生成し、ネットワーク上の任意の伝送媒体を介して情報処理装置に送信する。そして、CPU131は、そのデータを用いてそのプログラムを実行し、必要な処理を行う。
(付記1) 複数の属性からなるレコードの集合からレコードの組み合わせを検索する検索装置であって、
レコード内の所定属性が特定の値をとることをそれぞれ定義する複数のイベントと、属性値の順序に基づいて定義された該複数のイベントの間の順序関係とを用いて指定された、イベントの繰り返しを含む検索パターンを入力する入力手段と、
前記検索パターンから前記順序関係を抽出して、決定性有限オートマトンに変換する変換手段と、
前記レコードの集合から同じ順序にある1つ以上のレコードを読み込み、読み込まれたレコードにより前記決定性有限オートマトン上で状態遷移が可能かどうかを調べ、可能な状態遷移の遷移先と状態遷移を可能にするレコードを示す付加情報とを状態遷移集合に登録する処理を繰り返し、該決定性有限オートマトンの終了状態が遷移先として該状態遷移集合に登録されたとき、該終了状態に到達した状態遷移の付加情報から前記検索パターンに対応するレコードの組み合わせを求める検索手段と、
得られたレコードの組み合わせを検索結果として出力する出力手段と
を備えることを特徴とする検索装置。
(付記2) 複数の属性からなるレコードの集合からレコードの組み合わせを検索するコンピュータのためのプログラムであって、
レコード内の所定属性が特定の値をとることをそれぞれ定義する複数のイベントと、属性値の順序に基づいて定義された該複数のイベントの間の順序関係とを用いて指定された、イベントの繰り返しを含む検索パターンから、該順序関係を抽出して決定性有限オートマトンに変換し、
前記レコードの集合から同じ順序にある1つ以上のレコードをメモリ上に読み込み、読み込まれたレコードにより前記決定性有限オートマトン上で状態遷移が可能かどうかを調べ、可能な状態遷移の遷移先と状態遷移を可能にするレコードを示す付加情報とを状態遷移集合に登録する処理を繰り返し、
前記決定性有限オートマトンの終了状態が遷移先として前記状態遷移集合に登録されたとき、該終了状態に到達した状態遷移の付加情報から前記検索パターンに対応するレコードの組み合わせを求め、
得られたレコードの組み合わせを検索結果として出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
(付記3) 前記検索パターンから前記順序関係以外のイベント間の制約を抽出し、前記状態遷移を可能にするレコードが該制約を満たすかどうかを調べる処理を、前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする付記2記載のプログラム。
(付記4) 前記コンピュータは、前記検索パターンとして、連続して発生しないイベントの繰り返しを含む検索パターンを指定することを特徴とする付記2記載のプログラム。
(付記5) 前記コンピュータは、前記検索パターンに対応するレコードの組み合わせが見つかるたびに、見つかったレコードの組み合わせを出力することを特徴とする付記2記載のプログラム。
(付記6) 前記コンピュータは、前記検索パターンに対応するレコードの組み合わせを求める処理において、前記検索パターンにマッチするレコードの組み合わせの中でイベント間の間隔が最長の組み合わせを返す最長マッチと、該検索パターンにマッチするレコードの組み合わせの中でイベント間の間隔が最短の組み合わせを返す最短マッチと、該検索パターンにマッチする最初のレコードの組み合わせを返す最初マッチと、該検索パターンにマッチするすべてのレコードの組み合わせを返す全部マッチのうちの1つの方法でパターンマッチングを行うことを特徴とする付記2記載のプログラム。
(付記7) 前記コンピュータは、前記検索パターンに対応するレコードの組み合わせの情報を、指定されたフォーマットにコンパイルして出力することを特徴とする付記2記載のプログラム。
(付記8) 前記検索パターンに対応するレコードの組み合わせに関する集約演算を行って演算結果を出力する処理を、前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする付記2記載のプログラム。
(付記9) 前記コンピュータは、指定された属性の値に基づいて前記レコードの集合を整列し、整列したレコードの集合を検索することを特徴とする付記2記載のプログラム。
(付記10) 前記コンピュータは、指定された属性の値に基づいて前記レコードの集合をグループ化し、各グループ内のレコードを整列することを特徴とする付記9記載のプログラム。
(付記11) 複数の属性からなるレコードの集合からレコードの組み合わせを検索するコンピュータのためのプログラムを記録した記録媒体であって、該プログラムは、
レコード内の所定属性が特定の値をとることをそれぞれ定義する複数のイベントと、属性値の順序に基づいて定義された該複数のイベントの間の順序関係とを用いて指定された、イベントの繰り返しを含む検索パターンから、該順序関係を抽出して決定性有限オートマトンに変換し、
前記レコードの集合から同じ順序にある1つ以上のレコードをメモリ上に読み込み、読み込まれたレコードにより前記決定性有限オートマトン上で状態遷移が可能かどうかを調べ、可能な状態遷移の遷移先と状態遷移を可能にするレコードを示す付加情報とを状態遷移集合に登録する処理を繰り返し、
前記決定性有限オートマトンの終了状態が遷移先として前記状態遷移集合に登録されたとき、該終了状態に到達した状態遷移の付加情報から前記検索パターンに対応するレコードの組み合わせを求め、
得られたレコードの組み合わせを検索結果として出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記12) 複数の属性からなるレコードの集合からレコードの組み合わせを検索するコンピュータにプログラムを搬送する搬送信号であって、該プログラムは、
レコード内の所定属性が特定の値をとることをそれぞれ定義する複数のイベントと、属性値の順序に基づいて定義された該複数のイベントの間の順序関係とを用いて指定された、イベントの繰り返しを含む検索パターンから、該順序関係を抽出して決定性有限オートマトンに変換し、
前記レコードの集合から同じ順序にある1つ以上のレコードをメモリ上に読み込み、読み込まれたレコードにより前記決定性有限オートマトン上で状態遷移が可能かどうかを調べ、可能な状態遷移の遷移先と状態遷移を可能にするレコードを示す付加情報とを状態遷移集合に登録する処理を繰り返し、
前記決定性有限オートマトンの終了状態が遷移先として前記状態遷移集合に登録されたとき、該終了状態に到達した状態遷移の付加情報から前記検索パターンに対応するレコードの組み合わせを求め、
得られたレコードの組み合わせを検索結果として出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする搬送信号。
(付記13) 複数の属性からなるレコードの集合からレコードの組み合わせを検索する検索方法であって、
コンピュータが、レコード内の所定属性が特定の値をとることをそれぞれ定義する複数のイベントと、属性値の順序に基づいて定義された該複数のイベントの間の順序関係とを用いて指定された、イベントの繰り返しを含む検索パターンから、該順序関係を抽出して決定性有限オートマトンに変換し、
前記コンピュータが、前記レコードの集合から同じ順序にある1つ以上のレコードをメモリ上に読み込み、読み込まれたレコードにより前記決定性有限オートマトン上で状態遷移が可能かどうかを調べ、可能な状態遷移の遷移先と状態遷移を可能にするレコードを示す付加情報とを状態遷移集合に登録する処理を繰り返し、
前記コンピュータが、前記決定性有限オートマトンの終了状態が遷移先として前記状態遷移集合に登録されたとき、該終了状態に到達した状態遷移の付加情報から前記検索パターンに対応するレコードの組み合わせを求め、
前記コンピュータが、得られたレコードの組み合わせを検索結果として出力する
ことを特徴とする検索方法。
【0092】
【発明の効果】
本発明によれば、順序を持つデータを対象としてイベントの繰り返しを含むパターンを効率良く検索することができる。データについては一度のスキャンのみで検索可能であるため、コンピュータの主記憶スペースが限られている場合においても高速な検索処理を行うことができる。また、本発明は、パターンの定義を変えるだけで様々な種類の検索に対応することができ、実用的に極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検索装置の原理図である。
【図2】検索装置の構成図である。
【図3】全体処理のフローチャートである。
【図4】第1の状態遷移を示す図である。
【図5】第2の状態遷移を示す図である。
【図6】第1のNFAを示す図である。
【図7】検索処理のフローチャートである。
【図8】第1の検索対象データを示す図である。
【図9】並べ替えられたデータを示す図である。
【図10】情報処理装置の構成図である。
【図11】記録媒体を示す図である。
【図12】正規表現によるパターンマッチングを示す図である。
【図13】第2のNFAを示す図である。
【図14】DFAを示す図である。
【図15】正規表現の演算子を示す図である。
【図16】イベント定義を示す図である。
【図17】イベント間定義を示す図である。
【図18】第2の検索対象データを示す図である。
【図19】問い合わせパターンを示す図である。
【符号の説明】
101 入力手段
102 変換手段
103 検索手段
104 出力手段
105 レコードの集合
106、126 状態遷移集合
111 データ
112 検索パターン
113 イベント変換部
114 パターン変換部
115 検索処理部
116 結果
121 イベント定義
122 順序関係
123 制約
124 NFA
125 DFA
131 CPU
132 メモリ
133 入力装置
134 出力装置
135 外部記憶装置
136 媒体駆動装置
137 ネットワーク接続装置
138 バス
139 可搬記録媒体
140 サーバ
141 データベース

Claims (10)

  1. 正規表現によるパターンマッチングを適用できない順序関係にあるデータを対象に複数の属性からなるレコードの集合からレコードの組み合わせを検索する検索装置であって、
    レコード内の所定属性が特定の値をとることをそれぞれ定義する複数のイベントと、属性値の順序に基づいて定義された該複数のイベントの間の順序関係とを用いて指定された、イベントの繰り返しを含む検索パターンを入力する入力手段と、
    前記検索パターンから前記順序関係を抽出して、決定性有限オートマトンに変換する変換手段と、
    前記レコードの集合から同じ順序にある1つ以上のレコードを読み込み、読み込まれたレコードにより前記決定性有限オートマトン上で状態遷移が可能かどうかを調べ、可能な状態遷移の遷移先と状態遷移を可能にするレコードを示す付加情報とを状態遷移集合に登録する処理を繰り返し、該決定性有限オートマトンの終了状態が遷移先として該状態遷移集合に登録されたとき、該終了状態に到達した状態遷移の付加情報から前記検索パターンに対応するレコードの組み合わせを求める検索手段と、
    得られたレコードの組み合わせを検索結果として出力する出力手段とを備え
    前記検索手段は、前記同じ順序にある複数のレコードにより前記決定性有限オートマトン上で状態遷移が可能なとき、該複数のレコードに対応する複数の遷移先と該複数のレコードを示す複数の付加情報とを前記状態遷移集合に登録することを特徴とする検索装置。
  2. 正規表現によるパターンマッチングを適用できない順序関係にあるデータを対象に複数の属性からなるレコードの集合からレコードの組み合わせを検索するコンピュータのためのプログラムであって、
    レコード内の所定属性が特定の値をとることをそれぞれ定義する複数のイベントと、属性値の順序に基づいて定義された該複数のイベントの間の順序関係とを用いて指定された、イベントの繰り返しを含む検索パターンから、該順序関係を抽出して決定性有限オートマトンに変換し、
    前記レコードの集合から同じ順序にある1つ以上のレコードをメモリ上に読み込み、読み込まれたレコードにより前記決定性有限オートマトン上で状態遷移が可能かどうかを調べ、可能な状態遷移の遷移先と状態遷移を可能にするレコードを示す付加情報とを状態遷移集合に登録し、該同じ順序にある複数のレコードにより該決定性有限オートマトン上で状態遷移が可能なとき、該複数のレコードに対応する複数の遷移先と該複数のレコードを示す複数の付加情報とを該状態遷移集合に登録する処理を繰り返し、
    前記決定性有限オートマトンの終了状態が遷移先として前記状態遷移集合に登録されたとき、該終了状態に到達した状態遷移の付加情報から前記検索パターンに対応するレコードの組み合わせを求め、
    得られたレコードの組み合わせを検索結果として出力する
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  3. 前記検索パターンから前記順序関係以外のイベント間の制約を抽出し、前記状態遷移を可能にするレコードが該制約を満たすかどうかを調べる処理を、前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項2記載のプログラム。
  4. 前記コンピュータは、前記検索パターンとして、連続して発生しないイベントの繰り返しを含む検索パターンを指定することを特徴とする請求項2記載のプログラム。
  5. 前記コンピュータは、前記検索パターンに対応するレコードの組み合わせが見つかるたびに、見つかったレコードの組み合わせを出力することを特徴とする請求項2記載のプログラム。
  6. 前記コンピュータは、前記検索パターンに対応するレコードの組み合わせを求める処理において、前記検索パターンにマッチするレコードの組み合わせの中でイベント間の間隔が最長の組み合わせを返す最長マッチと、該検索パターンにマッチするレコードの組み合わせの中でイベント間の間隔が最短の組み合わせを返す最短マッチと、該検索パターンにマッチする最初のレコードの組み合わせを返す最初マッチと、該検索パターンにマッチするすべてのレコードの組み合わせを返す全部マッチのうちの1つの方法でパターンマッチングを行うことを特徴とする請求項2記載のプログラム。
  7. 前記検索パターンに対応するレコードの組み合わせに関する集約演算を行って演算結果を出力する処理を、前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項2記載のプログラム。
  8. 前記コンピュータは、指定された属性の値に基づいて前記レコードの集合を整列し、整列したレコードの集合を検索することを特徴とする請求項2記載のプログラム。
  9. 前記コンピュータは、指定された属性の値に基づいて前記レコードの集合をグループ化し、各グループ内のレコードを整列することを特徴とする請求項8記載のプログラム。
  10. 正規表現によるパターンマッチングを適用できない順序関係にあるデータを対象に複数の属性からなるレコードの集合からレコードの組み合わせを検索する検索方法であって、
    コンピュータが、レコード内の所定属性が特定の値をとることをそれぞれ定義する複数のイベントと、属性値の順序に基づいて定義された該複数のイベントの間の順序関係とを用いて指定された、イベントの繰り返しを含む検索パターンから、該順序関係を抽出して決定性有限オートマトンに変換し、
    前記コンピュータが、前記レコードの集合から同じ順序にある1つ以上のレコードをメモリ上に読み込み、読み込まれたレコードにより前記決定性有限オートマトン上で状態遷移が可能かどうかを調べ、可能な状態遷移の遷移先と状態遷移を可能にするレコードを示す付加情報とを状態遷移集合に登録し、該同じ順序にある複数のレコードにより該決定性有限オートマトン上で状態遷移が可能なとき、該複数のレコードに対応する複数の遷移先と該複数のレコードを示す複数の付加情報とを該状態遷移集合に登録する処理を繰り返し、
    前記コンピュータが、前記決定性有限オートマトンの終了状態が遷移先として前記状態遷移集合に登録されたとき、該終了状態に到達した状態遷移の付加情報から前記検索パターンに対応するレコードの組み合わせを求め、
    前記コンピュータが、得られたレコードの組み合わせを検索結果として出力する
    ことを特徴とする検索方法。
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