JP4045793B2 - マルチビーム制御アンテナシステム、基地局および方法 - Google Patents

マルチビーム制御アンテナシステム、基地局および方法 Download PDF

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、無線通信システム、特に、マルチビーム制御可能なアンテナシステム及び基地局装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
これからの無線通信システムは、音声サービスのみでなく、データ及び画像などを含む高速マルチメディア情報サービスを多様に支援する方向に進むと予想される。そこで、限られた無線通信システムの周波数資源を效率的に再利用できる方法が多様に摸索されている。
【0003】
一般に、移動通信システムは、人、自動車、船舶、航空機などのような、移動体を対象とする通信システムであって、交換局(MSC:Mobile Switching Center)、制御局(BSC:Base Station Controller)、基地局(BTS:Base TransceiverStation)、移動局(MS:Mobile Station)などから構成される。
【0004】
一つの交換局は、複数個の制御局を管理し、一つの制御局は複数個の基地局を管理している。移動局(MS)は、任意の基地局(BTS)の範囲内にあり、移動局(MS)から送信された情報メッセージは、高周波信号処理及び呼処理のための基地局(BTS)と基地局を制御する制御局(BSC)を経由して交換局(MSC)に伝送され、反対に交換局(MSC)から伝送される情報は、制御局(BSC)及び基地局(BTS)を経由して移動局(MS)に伝送される。ここで、基地局(BTS)は、移動局(MS)と無線を介して通信し、制御局(BSC)とは有線で通信を行う有無線変換機能を行う。制御局(BSC)は、基地局(BTS)を交換局(MSC)に接続させて基地局(BTS)間の連結を調整して、基地局(BTS)と交換局(MSC)の間の通信を行うための信号処理機能をする。交換局(MSC)は、移動通信加入者の呼を処理し、制御局(BSC)と接続して移動局(MS)の通話設定及び解除機能などを行い、呼処理及び付加サービス関連の各種の機能を行う。このような移動通信システム環境は、当該分野で既に周知の技術であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0005】
図1は、従来基地局の運用装置の構成例示図であって、図面の101−1〜101−3は固定合成器(F/C)、103−1〜103−3は固定分配器(F/D)、105−11〜105−34は増幅器(MCPA)、107−1〜107−3は合成器、そして109−1〜109−3は送受切換器をそれぞれ示す。
【0006】
一般的な基地局運用方法として、一基地局(BTS)のサービス地域を複数個のセクタ(Sector)に分け、その基地局に割り当てられた周波数(FA)を各セクタに再び割り当てる方法を採用している。この場合、各セクタ(Sector)に割り当てられたFAは、該当セクタ内のみで利用されるように固定、配置されている。
【0007】
通常のアンテナビームの放射パターンは、図2に示すように該当サービス領域より少し広く設定されている。従って、従来は図3に示すように、各FAがセクタ間オーバーラッピング(Overlapping)されるように重なることになるが、前記重なる部分(斜線部分)は、周波数運用の損失を意味するので、周波数運用効率が低下する問題点があった。
【0008】
移動通信加入者は移動するので基地局サービス地域内の加入者の分布は常に変わり、セクタ内の加入者分布も一定ではない。しかし、セクタに割り当てられたFAの水平電力半値幅及びチルト角が同じく固定設定されており、変えることができないようになっている。従って、セクタ内の特定地域のトラフィックが一時的に増加した場合、これに対応できないために周波数運用効率が低下する問題点があった。
【0009】
通常アンテナは高い所に設置されているため、アンテナと基地局は離れており、これを連結するため、RFケーブルを利用している。このとき伝送損失が発生し、その損失はRFケーブルの長さが長くなる程大きくなる。従って、アンテナから放射される信号の出力を一定に維持するためには、基地局内にある多重チャネルパワー増幅器(MCPA)の出力を高めなければならない。
【0010】
多重チャネルパワー増幅器は、基地局装備中で最も高価な装備であるので多重チャネルパワー増幅器の容量を高めようとするとコストアップになり、技術的にも実現が困難である。そして、放送アンテナから出る放射ビームの方角を調節する必要がある。特に、放送アンテナがその放送アンテナと通信する他のアンテナより高い高度に位置している場合、その放送アンテナを下方に傾けて放射ビームの方向を調整しなければならない。このように、放射ビームを下方に傾けることによって、可聴区域の角度を減らして近隣の放送アンテナとの干渉現象を減らすか、前記放送アンテナの下側の谷に位置している移動通信加入者との通信品質を高めることができる。
【0011】
また、機械的にアンテナを下方にチルト(tilting)する方法と電気的にチルトする方法がある。機械的にアンテナの放射ビームを下方に傾けることができるようになっている従来のアンテナシステムは、地上の高い所に位置して多くの場合200フィート程度の高さである。放射ビームの方角が下方に調整されれば、全体アンテナは、機械的に下方に傾けなければならない。こういう方法の一つの短所は、一般的に融通がきかず、高価であるという点である。また、他の方法では、アンテナの各放射器(radiator)と結合された関連放射位相を調節することによって、放射ビームを電気的に下方に傾けることができる。
【0012】
アンテナ配列から放射されるビームを電気的に下方に傾くようにする従来のアンテナシステムにおいて、アンテナアレイは、放射素子アレイと単一信号接点網(single point signal feed network)をスキャン網(scan network)と結合させている。スキャン網は、前記単一信号接点網と各放射素子との間に複数の伝送線路(transmission lines)を有している。このような電気的下方チルト方法には、調整可能なキャパシタンスが伝送線路と共に直列に置かれているので、複数の信号をアンテナアレイ22の各放射器に送り、好ましい位相変化を誘発する。位相制御機は、アンテナアレイ22の各放射器と連結されて、各放射器から放射される位相変調されたビームを、他の全ての放射器から放射されるビーム26と構造的に干渉されて、伝送線路からの所定の角度から放射する混合ビームを作る。各位相制御機により送られ、位相を変えることによって、ビームはアンテナ表面全体にスキャンされ得る。さらに他の方法は、他の素子が永久的な電子的ダウンチルトになるようにする時、長さが異なる伝送線路を用いることである。
【0013】
しかし、前記したような従来のアンテナシステムには、二つのアンテナシステムが水平方向に放射ビーム方向を調整することはできないこと、さらに、伝送線路の数に相当する多い位相制御機が必要であるという問題点がある。さらに、前記アンテナ技術は、ラック(rack)と歯車組立、または放射器数に相応する複数の位相制御機を用いるなど、好ましい位相変化を提供することには機械的に複雑である。
【0014】
その上、従来のアンテナシステム技術は、ビームの幅を垂直、水平に調整することができない。そして、従来のアンテナシステム技術を用いることによって、ビームが垂直、水平に分布されてスキャン損失が過度に生じることも問題である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明の目的は、前記従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであって、セクタ内の各FAの水平/垂直電力半値幅及びチルト角をそれぞれ独立に可変させることができるようにすることによって、セクタ内のFAのビーム幅を多様な形態に形成及び制御できるアンテナシステム及びアンテナシステム運用方法を提供することにある。
【0016】
また、本発明の他の目的は、セクタ内の各FAの水平/垂直電力半値幅及びチルト角をそれぞれ独立に変えることができるようにすることによって、セクタ内のFAのビーム幅を多様な形態に形成及び制御できる基地局及び基地局運用方法を提供することにある。
【0017】
また、本発明の他の目的は、多重線路の位相制御機を用いてアンテナから放射されたビームの方向を電気的に水平調整(steering)できるアンテナシステムを提供することにある。
【0018】
また、本発明の他の目的は、ビームを電気的に垂直及び方位角方向に調整することができるアンテナシステムを提供することにある。
【0019】
また、本発明の他の目的は、スイッチング可能分配器(switchabledivider)を使用してビームの幅を選択的に水平調整し得るアンテナシステムを提供することにある。
【0020】
また、本発明の他の目的は、干渉を最小化してセルキャパシティ(cell capacity)を最大化するアンテナシステムを提供することにある。
【0021】
また、本発明の他の目的は、最適セル設計(optimal cell planning)環境を作るアンテナシステムを提供することにある。
【0022】
また、本発明の他の目的は、通信環境を均一にすることのできるアンテナシステムを提供することにある。
【0023】
また、本発明の他の目的は、安定的に設置されることのできるアンテナシステムを提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明はマルチビーム制御アンテナシステムであり、入力信号を分配して多数の第1分配信号を生成する第1分配手段であって、前記入力信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて前記第1分配信号の数を任意に設定し得る、少なくとも1個以上のスイッチング可能な第1分配手段と、誘電体部、Q(Qは正の整数)個の伝送線路、Q個の入力ポート、Q個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第1分配信号の位相を同時に変えた第1位相制御信号を出力する少なくとも1個以上の第1位相制御手段と、前記第1位相制御信号を合成して第1合成信号を生成するための第1合成手段と、前記第1合成信号を分配して多数の第2分配信号を生成する第2分配手段であって、前記入力信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて前記第2分配信号の数を任意に設定し得る、少なくとも1個以上のスイッチング可能な第2分配手段と、
誘電体部、P(Pは正の整数)個の伝送線路、P個の入力ポート、P個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第2分配信号の位相を同時に変えた第2位相制御信号を出力する少なくとも1個以上の第2位相制御手段と、前記第1及び第2分配手段、第1及び第2位相制御手段を制御することによって、前記入力信号の水平/垂直電力半値幅及びチルト角を独立に制御する制御信号を生成するための制御手段とを含むことを特徴としている。
【0025】
また、前記目的を達成するため本発明はマルチビーム制御アンテナシステムであり、アンテナアレイにより受信された受信信号を分配して多数の分配信号を生成する分配手段であって、前記受信信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて前記分配信号の数を任意に設定し得る、少なくとも1個以上のスイッチング可能な分配手段と、誘電体部、Q(Qは正の整数)個の伝送線路、Q個の入力ポート、Q個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記分配信号の位相を同時に変えた位相制御信号を出力する少なくとも1個以上の位相制御手段と、前記位相制御信号を合成して合成信号を生成して出力するための合成手段と、前記位相制御手段及び合成手段を制御するための制御信号を生成するための制御手段とを含むことを特徴としている。
【0026】
また、前記目的を達成するため本発明はマルチビーム制御基地局であり、入力信号を分配して多数の第1分配信号を生成する第1分配手段であって、前記入力信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて前記第1分配信号の数を任意に設定し得る、少なくとも1個以上のスイッチング可能な第1分配手段と、誘電体部、Q(Qは正の整数)個の伝送線路、Q個の入力ポート、Q個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第1分配信号の位相を同時に変えた第1位相制御信号を出力する少なくとも1個以上の第1位相制御手段と、前記第1位相制御信号を合成して第1合成信号を生成するための第1合成手段と、前記第1合成信号を分配して多数の第2分配信号を生成する第2分配手段であって、前記入力信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて前記第2分配信号の数を任意に設定し得る、少なくとも1個以上のスイッチング可能な第2分配手段と、誘電体部、P(Pは正の整数)個の伝送線路、P個の入力ポート、P個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第2分配信号の位相を同時に変えた第2位相制御信号を出力する少なくとも1個以上の第2位相制御手段と、前記第1及び第2分配手段、第1及び第2位相制御手段を制御することによって、前記入力信号の水平/垂直電力半値幅及びチルト角を独立に制御する制御信号を生成するための制御手段とを含むことを特徴としている。
【0027】
また、前記目的を達成するため本発明はマルチビーム制御基地局であり、アンテナアレイにより受信された受信信号を分配して多数の分配信号を生成する分配手段であって、前記受信信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて前記分配信号の数を任意に設定し得る、少なくとも1個以上のスイッチング可能な分配手段と、誘電体部、Q(Qは正の整数)個の伝送線路、Q個の入力ポート、Q個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記分配信号の位相を同時に変えた位相制御信号を出力する少なくとも1個以上の位相制御手段と、前記位相制御信号を合成して合成信号を生成して出力するための合成手段と、
前記位相制御手段及び合成手段を制御するための制御信号を生成するための制御手段とを含むことを特徴としている。
【0028】
また、前記目的を達成するため本発明はマルチビーム制御方法であり、送信アンテナシステムによりマルチビームを制御するための方法において、入力信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて第1分配信号の数を任意に設定し得る第1分配手段であって、少なくとも1個以上のスイッチング可能な第1分配手段により入力信号を分配して多数の第1分配信号を生成する第1ステップと、誘電体部、Q(Qは正の整数)個の伝送線路、Q個の入力ポート、Q個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第1分配信号の位相を同時に変える第1位相制御手段により前記第1分配信号の位相を制御して第1位相制御信号を出力する第2ステップと、第1合成手段により前記第1位相制御信号を合成して第1合成信号を生成する第3ステップと、前記入力信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて第2分配信号の数を任意に設定し得る第2分配手段であって、少なくとも1個以上のスイッチング可能な第2分配手段により前記第1合成信号を分配して多数の第2分配信号を生成する第4ステップと、誘電体部、P(Pは正の整数)個の伝送線路、P個の入力ポート、P個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第2分配信号の位相を同時に変える第2位相制御手段により前記第2分配信号の位相を制御して第2位相制御信号を出力する第5ステップと、前記第1及び第2分配手段、第1及び第2位相制御手段を制御することによって、前記入力信号の水平/垂直電力半値幅及びチルト角を独立に制御するための制御信号を生成する第6ステップと含むことを特徴としている。
【0029】
また、前記目的を達成するため本発明はマルチビーム制御方法であり、受信アンテナシステムによりマルチビームを制御するための方法において、受信信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて前記分配信号の数を任意に設定し得る分配手段であって、少なくとも1個以上のスイッチング可能な分配手段によりアンテナアレイにより受信された受信信号を分配して多数の分配信号を生成する第1ステップと、誘電体部、Q(Qは正の整数)個の伝送線路、Q個の入力ポート、Q個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記分配信号の位相を同時に変える位相制御手段により前記分配信号の位相を制御して位相制御信号を出力する第2ステップと、合成手段により前記位相制御信号を合成して合成信号を生成して出力する第3ステップと、前記位相制御手段及び合成手段を制御するための制御信号を生成する第4ステップとを含むことを特徴としている。
【0030】
また、前記目的を達成するため本発明は、送信基地局でマルチビームを制御するための方法において、入力信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて第1分配信号の数を任意に設定し得る第1分配手段であって、少なくとも1個以上のスイッチング可能な第1分配手段により入力信号を分配して多数の第1分配信号を生成する第1ステップと、誘電体部、Q(Qは正の整数)個の伝送線路、Q個の入力ポート、Q個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第1分配信号の位相を同時に変える第1位相制御手段により前記第1分配信号の位相を制御して第1位相制御信号を出力する第2ステップと、第1合成手段により前記第1位相制御信号を合成して第1合成信号を生成する第3ステップと、前記入力信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて第2分配信号の数を任意に設定し得る第2分配手段であって、少なくとも1個以上のスイッチング可能な第2分配手段により前記第1合成信号を分配して多数の第2分配信号を生成する第4ステップと、誘電体部、P(Pは正の整数)個の伝送線路、P個の入力ポート、P個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第2分配信号の位相を同時に変える第2位相制御手段により前記第2分配信号の位相を制御して第2位相制御信号を出力する第5ステップと、前記第1及び第2分配手段、第1及び第2位相制御手段を制御することによって、前記入力信号の水平/垂直電力半値幅及びチルト角を独立に制御するための制御信号を生成する第6ステップと含むことを特徴とするマルチビーム制御方法が提供される。
【0031】
また、前記目的を達成するため本発明は、受信基地局でマルチビームを制御するための方法において、受信信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて前記分配信号の数を任意に設定し得る分配手段であって、少なくとも1個以上のスイッチング可能な分配手段によりアンテナアレイにより受信された受信信号を分配して多数の分配信号を生成する第1ステップと、誘電体部、Q(Qは正の整数)個の伝送線路、Q個の入力ポート、Q個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第1分配信号の位相を同時に変える位相制御手段により前記分配信号の位相を制御して位相制御信号を出力する第2ステップと、合成手段により前記位相制御信号を合成して合成信号を生成して出力する第3ステップと、前記位相制御手段及び合成手段を制御するための制御信号を生成する第4ステップとを含むことを特徴とするマルチビーム制御方法が提供される。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下本発明の目的を添付する図面を参照しながら詳細に説明する。
図4は、無線通信システムに用いられるアンテナシステム100のブロック図である。アンテナシステム100は、スイッチングブロック110、出力信号調整ブロック122及び入力信号調整ブロック124を含む信号調整ブロック120、及びP×Q放射素子を含むアンテナアレイ130からなっている。ここで、PとQは正の整数である。アンテナシステム100は、さらにビーム制御ボード710、垂直モータ駆動器720及び水平モータ駆動器730を含む制御ブロック700を有している(図8参照)。
【0033】
図5は、アンテナシステムのスイッチングブロックの構造図である。スイッチングブロック110は、第1スイッチングブロック410、アップ/ダウンコンバーティングブロック420、及び第2スイッチングブロック430からなっている。
【0034】
第1スイッチングブロック410には、第1スイッチ412及び第2スイッチ414がある。第1スイッチは、外部から第1通信信号O100を受信して一つ以上の第1周波数信号、例えば、FA1_TX、FA2_TX、…、FA(N−1)_TX、FAN_TXをそれぞれアップ/ダウンコンバーティングブロック420に伝送する。第1周波数信号、すなわち、FA1_TX、FA2_TX、…、FA(N−1)_TX、FAN_TXは、第1スイッチ412に受信される第1通信信号O100に基づいて生成され、第1周波数信号それぞれは互いに位相が異なっている。
【0035】
第2スイッチ414は、アップ/ダウンコンバーティングブロック420から一つ以上の第2周波数信号、例えば、FA1_RX、FA2_RX、…、FA(N−1)_RX、FAN_RXを受信して、第2通信信号I400を外部に伝送する。第2周波数信号、すなわち、FA1_RX、FA2_RX、…、FA(N−1)_RX、FAN_RXは、それぞれ互いに位相が異なっている。第2通信信号I400は、アップ/ダウンコンバーティングブロック420から受信された第2周波数信号に基づいて生成される。
【0036】
図面に示すように、アップ/ダウンコンバーティングブロック420は、複数のアップ/ダウンコンバータ422−1〜422−Nを有する。この場合、アップ/ダウンコンバータの数は、第1スイッチングブロック410から/にの受/送信される周波数信号の数によって変わる。すなわち、アップ/ダウンコンバータの数は、第1スイッチングブロック410から/に受/送信される周波数信号の数と同じである。
【0037】
アップ/ダウンコンバータは、入力信号の周波数を上/下方変換する。例えば、アップ/ダウンコンバーティングブロック420は、第1スイッチングブロック410の第1スイッチ412から第1周波数信号を受信し、アップ/ダウンコンバーティングブロック420のアップ/ダウンコンバータは、相応する第1周波数信号に対する上/下方変換を行う。その後に上/下方変換によって生成された一つ以上の第3周波数信号が第2スイッチングブロック430の第3スイッチ432に入力される。
【0038】
一方、アップ/ダウンコンバーティングブロック420が前記第2スイッチングブロック430の第4スイッチ434から一つ以上の第4周波数信号を受信し、アップ/ダウンコンバーティングブロック420のアップ/ダウンコンバータは、相応する第4周波数信号に対する上/下方変換を行う。その後に上/下方変換によって生成された一つ以上の第2周波数信号が第2スイッチングブロック430の第2スイッチ414に入力される。
【0039】
第2スイッチングブロック430には、第3スイッチ432及び第4スイッチ434がある。第3スイッチ432は、アップ/ダウンコンバーティングブロック420から第3周波数信号を受信し、出力信号調整ブロック122(図3参照)に第3通信信号O200を伝送する。第3周波数信号は、上/下方変換のために用いられるFA1_TX、FA2_TX、…、FA(N−1)_TX及びFAN_TXである。
【0040】
第4スイッチ434は、入力信号調整ブロック124(図4参照)から第2調整信号I300を受信し、アップ/ダウンコンバーティングブロック420の各コンバータに相応する第4周波数信号を伝送する。第4周波数信号は、上/下方変換のために用いられるFA1_RX、FA2_RX、…、FA(N−1)_RX及びFAN_RXである。
【0041】
図6は、アンテナシステムの出力信号調整ブロックの構造図である。出力信号調整ブロック122は、複数の第2通信信号O200、例えば、第3スイッチ432から伝送されたFA1_TX、FA2_TX、…、FA(N−1)_TX及びFAN_TXを受信して調整した後、一つ以上の第1調整信号O300をアンテナアレイ130に伝送する。図6に示すように、出力信号調整ブロック122には、一つ以上のスイッチング可能分配器ブロック510−1〜510−N、第1位相制御機ブロック520−1〜520−N、合成器/分配器(C/D)ブロック530−1〜530−N及び第2位相制御機(P/S)ブロック540−1〜540−Nがある。
【0042】
スイッチング可能分配器ブロック、第1位相制御機ブロック、第1合成器/分配器ブロック及び第2位相制御機ブロックそれぞれの数は、アップ/ダウンコンバーティングブロック420にあるアップ/ダウンコンバータの数と同じである。
【0043】
スイッチング可能分配器ブロック510−1〜510−Nは、それぞれP個のスイッチング可能分配器を有する。図面に示すように、第1スイッチング可能分配器ブロック510−1は、P個のスイッチング可能分配器510−1−1〜510−1−Pを有する。
【0044】
第1位相制御機ブロック520−1〜520−Nは、それぞれP個の第1位相制御機を有し、例えば、第1位相制御機ブロック520−1は、P個の第1位相制御機520−1−1〜520−1−Pがある。
【0045】
第1合成器/分配器ブロック530−1〜530−Nは、それぞれQ個の第1合成器/分配器を有し、例えば、第1合成器/分配器ブロック530−1は、Q個の第1合成器/制御機530−1−1〜530−1−Qがある。
【0046】
第2位相制御機ブロック540−1〜540−Nは、それぞれQ個の第2位相制御機を有し、例えば、第2位相制御機ブロック540−1は、Q個の第2位相制御機540−1−1〜540−1−Qがある。
【0047】
図7は、アンテナシステムの入力信号調整ブロックの構造図である。入力信号の調整ブロック124は、アンテナアレイ130から一つ以上の第4通信信号I200を受信して、出力信号とは逆順に調整した後、第2調整された信号I300、例えば、FA1_RX、FA2_RX、…、FA(N−1)_RX及びFAN_RXを第2スイッチングブロック430の第4スイッチ434に伝送する。入力信号調整ブロック124には、一つ以上のスイッチング可能合成器ブロック610−1〜610−N、第3位相制御機ブロック620−1〜620−N、第2合成器/分配器(C/D)ブロック630−1〜630−N及び第4位相制御機(P/S)ブロック640−1〜640−Nがある。
【0048】
スイッチング可能分配器ブロック、第3位相制御機ブロック、第2合成器/分配器ブロック及び第4位相制御機ブロックそれぞれの数は、アップ/ダウンコンバーティングブロック420にあるアップ/ダウンコンバータの数と同じである。
【0049】
スイッチング可能合成器ブロック610−1〜610−Nは、それぞれP個のスイッチング可能合成器を有し、例えばこの図にあるように、第1スイッチング可能合成器ブロック610−1は、P個のスイッチング可能合成器610−1−1〜610−1−Pがある。
【0050】
第3位相制御機ブロック620−1〜620−Nは、それぞれP個の第3位相制御機を有し、例えば、第3位相制御機ブロック620−1は、P個の第3位相制御機620−1−1〜620−1−Pがある。
【0051】
第2合成器/分配器ブロック630−1〜630−Nは、それぞれQ個の第2合成器/分配器を有し、例えば、第1番目の第2合成器/分配器ブロック630−1は、Q個の第2合成器/分配器630−1−1〜630−1−Qがある。
【0052】
第4位相制御機ブロック640−1〜640−Nは、それぞれQ個の第4位相制御機を有し、例えば、第1番目の第4位相制御機ブロック640−1は、Q個の第4位相制御機640−1−1〜640−1−Qがある。
【0053】
図8は、アンテナシステムの制御ブロックの構造図である。制御ブロック700には、ビーム制御ボード710、水平モータ駆動器720及び垂直モータ駆動器730がある。
【0054】
制御信号が制御ポートを介してビーム制御ボード710に入力されると、ビーム制御ボード710は、第1制御信号S10、第2制御信号S20及び第3制御信号S30を生成する。第1制御信号S10は水平電力半値幅スイッチング(HBWSW: Horizontal Beam Width Switching)に用いられ、第2制御信号S20は水平ビーム制御(HBST:Horizontal Beam Steering)に用いられ、第3制御信号S30は垂直ビーム下方チルト(VBDT: Vertical Beam Down Tilting)に用いられる。
【0055】
図9及び10は、アンテナシステムのアンテナアレイの構造図である。図9はアンテナシステムにおけるアンテナアレイを介して信号を伝送する過程を説明し、図10はアンテナアレイを介してアンテナシステムの外部から信号を受信する過程を説明している。アンテナアレイ130は、P×Q個の放射素子を含んでおり、ここでP、Qは正の整数である。
【0056】
図9を参照すれば、アンテナアレイ130は、出力信号調整ブロック122から一つ以上の第1調整信号O300を受信してアンテナシステムの外部に出力する。アンテナアレイ130が出力信号調整ブロック122から第1調整信号O300を受信すると、第1調整信号は相応する行C〜CのそれぞれにあるP個の放射素子を介してアンテナシステムから出力される。例えば、位相制御機540−1−1〜540−(N−1)−1から受信された第1調整信号O300の部分、W41、(W+1)41、… (W+N−2)41、(W+N−1)41は、第1行Cにある放射素子を介して放射される。同様に、位相制御機540−1−Q〜540−(N−1)−Qから受信された第1調整信号O300の部分、W4Q、(W+1)4Q、…(W+N−2)4Q、(W+N−1)4Qは、第Q行Cにある放射素子を介して放射される。
【0057】
図10を参照すれば、アンテナアレイ130は、外部から一つ以上の無線信号を受信して入力信号調整ブロック124に出力する。例えば、第1行Cにある放射素子を介して外部から受信された第4通信信号I200の部分、E41、(E+1)41、…(E+N−2)41、(E+N−1)41は、位相制御機640−1−1〜640−(N−1)−1に伝送される。第Q行Cにある放射素子を介して外部から受信された第4通信信号I200の部分、E4Q、(E+1)4Q、… (E+N−2)4Q、(E+N−1)4Qは、位相制御機640−1−Q〜640−(N−1)−Qに伝送される。
【0058】
図11は、アンテナシステムに用いられるスイッチング可能分配器510−1−1の概略図である。スイッチング可能分配器510−1−1は、RF信号を入力ポートから受信する入力ポートRX1、第1伝送線路4411−441Q、第2伝送線路4611−461Q、アイソレーション抵抗4511−451Q、出力ポートTX11−TX1Q、第1スイッチ41と第2スイッチ42よりなっている。スイッチング可能分配器510−1−1は、Q個の動作モードからなるように描かれている。
【0059】
本発明の一実施例において、スイッチング可能分配器510−1−1は、最大動作モードで前記RF信号をQ個の出力信号に等しく分ける分配器として動作する。スイッチング可能分配器510−1−1は、ビームコントロールパネル710から出力された第1制御信号S10によって動作モードを変えることができる。スイッチング可能分配器510−1−1は、同一出願人により出願され1999年2月16日に特許登録された米国特許第5.872.491号に詳細に説明されている。
【0060】
図6〜図8を再び参照すれば、それぞれのスイッチング可能分配器510−1−1〜510−1−Pは、複数の分配された信号を線路W11〜W1Pを介して第1P/S520−1−1〜520−1−Pに伝送する。スイッチング可能分配器510−1−1〜510−1−Pそれぞれで分割された信号の数は、動作モードの数と同じである。好ましい実施例では、アンテナシステム100は、動作モードの数を変えることによってアンテナアレイ130から放出されたビームの幅を変えることができるが、これを示すシミュレーション(simulation)データが図20〜22に示されている。
【0061】
一方、水平駆動装置720は、ビーム制御板710から出る第2制御信号S20に相応してP個のモータ制御信号を生成する。各モータ制御信号は、相応する第1P/Sに入力されて第1P/Sに結合された誘電体を回転させるのに用いられる。
【0062】
図12は、スイッチング可能分配器ブロックと第1位相制御機ブロックとの間の送受信関係を示している。図12を参照すれば、第1スイッチング可能分配器ブロック510−1の出力ポートTX11〜TXPQから出力された信号は、相応する第1位相制御機ブロック520−1に入力される。例えば、出力ポートTX11〜TXPQから出力された信号は、前記第1位相制御機520−1−1の入力ポートRX11〜RXPQに入力される。
【0063】
図13は、第1位相制御機150と周辺素子の関係を示した詳細図である。第1位相制御機520−1−1は、誘電体部(図示せず)、Q個の伝送線路、Q個の入力ポートRX11〜RXPQ、Q個の出力ポートTX11〜TXPQを有している。図に示したように誘電体部を角度θ1に回転させて、スイッチング分配器510−1−1から出た分配信号などの位相を同時に変えることができる。半分部分に位置した伝送線路の電気的長さは、所定の角度まで増加し、同時に他の部分の電気的長さは、その所定の角度まで減少する。第1P/S510−1−1は、“N個の信号位相遷移を行う呼処理装置”と名称で、同一出願人により2001年3月28日に日本特許庁に出願された日本特許出願2001−93725号に詳細に説明されている。
【0064】
本実施例で、第1位相制御機520−1−1〜520−1−Pのそれぞれは、水平ビーム方向を調節することができる。例えば、水平駆動装置720が前記誘電体を所定の角度θ1に回転させよという駆動制御信号を第1P/S520−1−1に伝送すると、スイッチング可能分割期510−1−1から出た分配信号などの半分は、予め位相変化し、残りの半分は第1P/S520−1−1を通過した後、位相変換される。従って、アンテナアレイ130のR1行で、放射素子R11〜R1Qのそれぞれは、行Rの中心点に対して対称される互いに異なる信号を受信する。すなわち、前記アンテナは、前記誘電体の回転に基づいて、R行から放射されたビームの方向を電気的に水平調整することができる。
【0065】
前記位相制御された信号は、第1C/D530−1に伝送される。図13を参照しながら詳細に説明する。第1位相制御機520−1−1〜520−1−Pは、複数の出力ポートTX11〜TX1Q、TX21〜TX2Q、TXP1〜TXPQを有している。C/D530−1−1〜530−1−Pは、それぞれ入力ポートRX11〜RX1Q、RX21〜RX2Q、RXP1〜RXPQを有している。出力ポートTX11〜TXPQから出たそれぞれの位相制御された信号は、該当入力ポートに伝送される。例えば、第1位相制御部520−1の出力ポートTX12から出た位相制御された信号がC/D部530−1の入力ポートRX12に伝送される場合である。すなわち、出力ポートTXPQは、出力ポートTXPQの下位インデックスと入力ポートRXPQの下位インデックスが一致する方法により、入力ポートRXPQと連結される。
【0066】
図6に示すように、第1C/D530−1−1〜530−1−Qのそれぞれは、第1P/S520−1−1〜520−1−Qから該当第2位相制御機に位相制御された信号を伝送する。それぞれの第2位相制御機540−1−1〜540−1−Qは、第1C/D530−1−1〜530−1−Qの第1ブロックからの信号を伝送する。
【0067】
図15は、第2位相制御機540−1−1と隣接する素子との関係を示す詳細図である。第2P/S540−1−1の機能と構造は、第2P/S540−1−1がP個の伝送線路を有しているという点を除いては、第1P/S520−1−1の機能と構造とが類似している。また、誘電体を所定の角度θ2に回転させることにより、入力ポートRX11〜RXP1に入力される信号の位相を同時に変えることができる。半分部分に位置した伝送線路の電気的長さは、所定の角度まで増加し、同時に残り部分の電気的長さは、その所定の角度まで減る。
【0068】
ダウンチルトは、水平に広まったビーム形態を前記セルの周辺にセルサイズを減らすことに用いられる。この場合、ビームのカバレッジ(beam coverage)は減少するが、干渉信号の数が減るようになるのでセル内で活動できるユーザがより多くなることになる。本実施の形態で、列C〜Cそれぞれで第2P/S540−1−1〜540−1−Qに結合されている誘電体を回転させることによって、このようなダウンチルトを行うことができる。特に、本実施の形態によって、入力ポートの半分RX11〜RX((P−1)/2)1に入力された信号は、予め位相制御され、入力ポートRXP/21〜RXP1を介して入力された前記信号は、出力ポートTX11〜TXP1を通過した後位相が遅延される。制御された位相の量は、第2位相制御機の対象な配列により各列C〜Cの中点に対して線型に対称を成している。
【0069】
図16は、本発明によってダウンチルトを行うアンテナシステムから放射されたビームのパターン図である。第2P/Sが誘電体を回転させない場合、出力ポートTX11〜TX1Nから出力された信号は、位相平面PPに位置する。この場合、放射素子R11〜RQPを含むアンテナアレイ130から放射された前記ビームは、ビームパターンBPを有する。一方、第2R/Sが誘電体を所定の角度θ2に回転させる場合、出力ポートTX11〜TX1Nから出力された信号は、位相平面PPに位置することになる。従って、放射器R11〜RMNのアレイ180から放射されたビームは、ビームパターンBPがα角度に回転したBPをビームパターンとして有する。
【0070】
図17は、本発明によるアンテナから放射されたビームを電気的に下方チルトするビームパターン図であり、第2P/S540−1−1〜540−1−Qの誘電体を回転させてダウンチルトを行う場合、アンテナ水準で極座標におけるアンテナのゲインプロットを示している。
【0071】
図18は、本発明によるアンテナシステムから放射されたビームを水平に回転させたビームパターン図であり、呼3のアンテナシステムが第1P/S150〜150の誘電体を回転させて水平方向のビームを調整する場合の極座標におけるゲインプロットを示す水平面図である。
【0072】
図19は、図4のアンテナシステムがビーム幅を水平方向に可変させる場合、アンテナが得る区画である。この場合、アレイ180は、IMT−200に適合した放射器R11〜R48から構成される。すなわち、列の数は4であり、行の数は8である。第1位相制御機のブロック150は、ただ一つの第1位相制御機を有するが、これは全ての行を同じ方法により制御するためのものである。従って、スイッチング可能分配器のブロック120は、一つのスイッチング可能分配器を有する。前記スイッチング可能分配器は、最大動作モードで4ウェイに作動する。スイッチング可能分配器が4ウェイに作動する場合、アレイ130から放射されたビームは、約32度のHPBW(half power beam width)を有する。前記スイッチング可能分配器が3ウェイに動作する場合、ビームは約45度のHPBWを有する。そして、前記スイッチング可能分配器が2ウェイに作動すれば、ビームは約64度のHPBWを有することになる。
【0073】
図20〜21は、本発明によるマルチビームアンテナ制御を用いた基地局運用装置の一実施例の構成図であって、これに示すように、第1〜第4放射素子アレイ1750−1〜1750−4からなされたアンテナ1750と、送信する信号及び受信された信号を入力されて、これをアップ/ダウン処理して出力する第1〜第4アップ/ダウンコンバータ1701−1〜1701−4と、第2〜第4アップ/ダウンコンバータ1701−2〜1701−4の出力信号をそれぞれ入力されてこれを1〜3個の信号に分配して出力することによって、水平電力半値幅を調整するための第1〜第3水平電力半値幅の制御用スイッチング可能分配器(S/D:Swtichable Divider)1703−1〜1703−3と、第1〜第3水平電力半値幅の制御用スイッチング可能分配器1703−1〜1703−3により分配された信号を入力されてその位相を調整することによって、水平チルト角を調整するための第1〜第3水平チルト角制御用の位相制御機(P/S:Phase Shifter)1705−1〜1705−3と、第1〜第3水平チルト角の制御用位相制御機1705−1〜1705−3をそれぞれ独立に制御するための第1〜第3位相制御機の駆動部1707−1〜1707−3と、第1〜第3水平チルト角の制御用位相制御機1705−1〜1705−3の出力信号をそれぞれ一つずつ入力されて、これを合成して出力する第1〜第3固定合成器(F/C:Fixed Combiner)1709−1〜1709−3と、第1アップ/ダウンコンバータ1701−1及び第1〜第3固定合成器1709−1〜1709−3の出力信号をそれぞれ入力されて、これを増幅して出力する第1〜第4多重チャネルパワー増幅器(MCPA:Multi Channel Power Amplifier)1711−1〜1711−4と、第1〜第4多重チャネルパワー増幅器1711−1〜1711−4の出力信号をフィルタリングして第1〜第4放射素子アレイ1750−1〜1750−4に伝送するか、第1〜第4放射素子アレイ1750−1〜1750−4から受信された信号をフィルタリングして出力する第1〜第4デュプレックスフィルタ(D/F:Duplex Filter)1713−1〜1713−4と、第1〜第4デュプレックスフィルタ1713−1〜1713−4の出力信号をそれぞれ入力されて、これを1〜8個の信号に分配して出力する第1〜第4垂直電力半値幅の制御用スイッチング可能分配器1715−1〜1715−4と、第1〜第4垂直電力半値幅の制御用スイッチング可能分配器1715−1〜1715−4の出力信号をそれぞれ入力されてその位相を制御して該当放射素子アレイに伝達することによって、垂直チルト角を調整するための第1〜第4垂直チルト角の制御用位相制御機1717−1〜1717−4と、第1〜第4垂直チルト角の制御用位相制御機1717−1〜1717−4を同時に制御するための第4位相制御機の駆動部1719と、アンテナ1750から受信された信号が第1〜第4デュプレックスフィルタ1713−1〜1713−4を介してフィルタリングされて出力されれば、これをそれぞれ入力されて増幅して出力する第1〜第4低雑音増幅器1721−1〜1721−4と、第2〜第4低雑音増幅器1721−2〜1721−4の出力信号をそれぞれ入力されてこれを3個の信号に分配して出力する第1〜第3固定分配器1723−1〜1723−3と、第1〜第3固定分配器1723−1〜1723−3の出力信号中それぞれ一つずつを入力されてその位相を調整することによって、水平チルト角を調整するための第4〜第6水平チルト角の制御用位相制御機1725−1〜1725−3と、第4〜第6水平チルト角の制御用位相制御機1725−1〜1725−3を独立に制御するための第5〜第7位相制御機の駆動部1727−1〜1727−3と、第4〜第6水平チルト角の制御用位相制御機1725−1〜1725−3の出力信号をそれぞれ入力されて、これを1〜3個の信号に合成して出力することによって、水平電力半値幅を調整するための第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能合成器1729−1〜1729−3と、第1〜第7位相制御機の駆動部1707−1−1707−3、1719、1727−1−1727−3、第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1−1703−3及び合成器1729−1−1729−3、及び第1〜第4垂直電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1715−1−1715−4の駆動及びスイッチングを制御する制御部1731とから構成する。
【0074】
第1〜第3水平チルト角位相制御機1705−1〜1705−3を制御するための第1〜第3位相制御機駆動部1707−1〜1707−3は、例えば、第1〜第3水平チルト角位相制御機1705−1〜1705−3のそれぞれの一面に設けられた電動ギヤが嵌められた回転軸に設置され、駆動ギヤと減速機がが実装されたギヤボックス及び前記電動ギヤとギヤボックスの減速機とを連結するタイミングベルトにより構成することができ、このような構成は、公知技術であるので詳細な説明は省略する。
【0075】
次に、第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1〜1703−3の構造について詳細に説明する。まず、第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1〜1703−3は、1ウェイ、2ウェイ及び3ウェイ分配器に使用し得るように構成されたものであって、ウェイの数が変ってもRFの特性が変わらないように構成されている。
【0076】
第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1〜1703−3は、3個の信号伝達経路中1個または2個の信号伝達経路を使用しない場合、使用しない信号伝達経路を完全に断絶させることによって、RFの特性の低下なしに転換できるように構成される。
【0077】
この場合、第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能合成器1729−1〜1729−3は、第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1〜1703−3と同様の構造であって、第1〜第4垂直電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1715−1〜1715−4は、8ウェイ分配器であって分配されるウェイの数のみ違うだけである。
【0078】
次に、第1〜第3水平チルト角制御用位相制御機1705−1〜1705−3の構造について詳細に説明する。第1〜第3水平チルト角制御用位相制御機1705−1〜1705−3は、伝送線路の電気的な長さを一定割合で変えることによって、多数の入力信号の位相及び減衰を同時に制御できるように構成されている。
【0079】
以下では、前記したような構成を有する本発明に係るマルチビーム制御を利用した基地局運営装置の動作をさらに詳細に説明する。
【0080】
一般に、一つの基地局のサービス地域をいくつのセクタに分割するか、またはいくつのFAを割り当てるかは、該当基地局サービス地域の地域的特性などを考慮して既に設定されるが、本発明の一実施の形態では、サービス地域を3個のセクタに分割し、各セクタに4個のFA(FA1〜FA4)を割り当てたものを例として説明する。
【0081】
そして、FA1〜FA4の中で水平チルト角及び水平電力半値幅の大きさを固定する固定FA(FA1)と、状況に応じて可変する可変FA(FA2〜FA4)と設定すると仮定する。この場合、固定FAと可変FAの設定は、任意的に設定し得るものであって、限定的ではない。従って、FA1〜FA4を全部可変FAに設定することができる。
【0082】
そして、第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1〜1703−3と第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能合成器1729−1〜1729−3は、3ウェイ分配器及び合成器であると仮定する。また、第1〜第3固定合成器1709−1〜1709−3と、第1〜第3固定分配器1723−1〜1723−3も3ウェイ分配器及び合成器であると仮定する。そして、第1〜第3水平チルト角制御用位相制御機1705−1〜1705−3及び4〜第6水平チルト角制御用位相制御機1725−1〜1725−3は、3個の伝送線路を有する位相制御機であると仮定する。そして、第1〜第4垂直電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1715−1〜1715−4は、8ウェイ分配器と仮定し、第1〜第4垂直チルト角制御用位相制御機1717−1〜1717−4は、8個の伝送線路を有する位相制御機と仮定する。そして、アップ/ダウンコンバータ、固定合成器、デュプレックスフィルタ、低雑音増幅器(LNA)及び固定分配器などの動作は、公知の事実であるので詳細な説明は省略する。
【0083】
以下では、各構成要素の一般的な動作を説明する。
まず、送信する場合の信号の流れを述べると、第1アップ/ダウンコンバータ1701−1を介して出力されるFA1は、第1多重チャネルパワー増幅器1711−1に直接入力されるようにする。そしてFA2、FA3、FA4信号が第2〜第4アップ/ダウンコンバータ1701−2〜1701−4を介して増幅されて出力されれば、第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1〜1703−3は、これを入力されて3個の同じ信号で分配して出力する。第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1〜1703−3からそれぞれ3個の信号が出力されれば、第1〜第3水平チルト角制御用位相制御機1705−1〜1705−3は、これを入力されてその入力された信号の位相を制御して出力する。この場合、第1〜第3水平チルト角制御用位相制御機1705−1〜1705−3は、第1〜第3駆動部1707−1〜1707−3によりそれぞれ独立に制御される。
【0084】
そして、第1〜第3固定合成器1709−1〜1709−3は、第1〜第3水平チルト角制御用位相制御機1705−1〜1705−3から出力される3個の信号の中それぞれ一つずつ入力されてこれを合成して出力する。第1〜第3固定合成器1709−1〜1709−3で合成された信号が出力されれば、第2〜第4多重チャネルパワー増幅器1711−2〜1711−4は、これを増幅して出力する。
【0085】
第1アップ/ダウンコンバータ1701−1の出力信号を第1多重チャネルパワー増幅器1711−1を介して入力される第1デュプレックスフィルタ1713−1と、第2〜第4多重チャネルパワー増幅器1711−2〜1711−4の出力信号を入力される第2〜第4デュプレックスフィルタ1713−2〜1713−4は、入力された信号をフィルタリングして出力する。
【0086】
第1〜第4デュプレックスフィルタ1713−1〜1713−4によりフィルタリングされた信号が出力されれば、第1〜第4垂直電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1715−1〜1715−4は、これを入力されて8個の信号に分配して出力する。第1〜第4垂直電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1715−1〜1715−4によりそれぞれ8個の分配された信号が出力されれば、第1〜第4垂直チルト角制御用位相制御機1717−1〜1717−4は、これを入力されて同じ割合で位相を制御して該当放射素子アレイに出力する。この場合、第1〜第4垂直チルト角制御用位相制御機1717−1〜1717−4は、第4位相制御機駆動部1719により制御されるが、各位相制御機1717−1〜1717−4が同時に同じ割合で位相制御されるようにする。
【0087】
一方、受信する場合の信号の流れを述べると、アンテナ1750内の第1〜第4放射素子アレイを介して受信された信号は、第1〜第4垂直チルト角制御用位相制御機1717−1〜1717−4と、第1〜第4垂直電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1715−1〜1715−4を介して第1〜第4デュプレックスフィルタ1713−1〜1713−4に入力される。
【0088】
第1〜第4垂直電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1715−1〜1715−4から出力された信号を入力された第1〜第4デュプレックスフィルタ1713−1〜1713−4は、その入力された信号をフィルタリングして出力する。
第1〜第4デュプレックスフィルタ1713−1〜1713−4の出力信号を入力された第1〜第4低雑音増幅器1721−1〜1721−4は、その入力された信号を増幅して出力する。
【0089】
第2〜第4低雑音増幅器1721−2〜1721−4の出力信号は、第1〜第3固定分配器1723−1〜1723−3によりそれぞれ3個の信号に分配されて出力される。そして第1〜第3固定分配器1723−1〜1723−3から出力される3個の信号は、それぞれ一個ずつ第4〜第6水平チルト角制御用位相制御機1725−1〜1725−3に入力されてその位相が制御される。第4〜第6水平チルト角制御用位相制御機1725−1〜1725−3により位相が制御された信号は、第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能合成器1729−1〜1729−3に入力されてそれぞれ1個の信号に合成される。第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能合成器1729−1〜1729−3により合成された信号は、図面に示さない伝送装置を介して制御局を経由して交換局に伝送される。
【0090】
以下では、水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器により該当FAの電力半値幅が調整される過程を図20〜21を参照しながらさらに詳細に説明する。
【0091】
まず、第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1〜1703−3が3ウェイ(Way)分配器で動作する場合には、FA2、FA3、FA4の水平電力半値幅は30度であり、2ウェイ分配器で動作する場合には、60度、そして1ウェイ分配器で動作する場合には90度であると仮定する。
【0092】
この場合、FA1の場合にも水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器、水平チルト角制御用位相制御機及び固定合成器などを連結することによって、FA1〜FA4を全部可変FAで利用することができる。このように構成する場合には、4ウェイ用スイッチング可能分配器と4個の伝送線路が形成された位相制御機を使用すべきであるが、このように構成すれば、各FAの水平電力半値幅を120度〜0度の間で可変させることができる。そして、前記分配器の分配数に応じて可変する水平電力半値幅角度は、任意に設定し得るものであって特定角度に限定されない。
【0093】
例えば、水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1が4ウェイ分配器で動作する場合には、入力されたFA信号が水平チルト角制御用位相制御機1705−1、垂直電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1715−1〜1715−4、垂直チルト角制御用位相制御機1717−1〜1717−4及び第1〜第4放射素子アレイ1750−1〜1750−4を介して放射される。すなわち、4個の放射素子アレイを介して放射されるのである。
【0094】
しかし、水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1が3ウェイ〜1ウェイ分配器で動作する場合には、3個の放射素子アレイ〜1個の放射素子アレイを介して放射される。このように放射素子アレイの使用個数が可変されるということは、FA信号の電力半値幅が可変されるということを意味する。水平電力半値幅を可変できるようになれば、局所的なトラフィック増大に適切に対応できるようになる。
【0095】
一方、水平チルト角制御用位相制御機1705−1には、呼形状の伝送線路が互いに対称的に形成されており、駆動時各伝送ラインが互いに対称的に同じ割合でその位相が変わるようになっている。すなわち、各放射素子アレイ1750−1〜1750−4に給電される信号の位相を互いに対称的に同じ割合で可変させるために、FAの垂直チルトが可能となる。このように水平チルトを可変することができれば、ビームを特定の所に放射させることができるので、アンテナを場所に拘らず設置することができ、やはり局所的なトラフィック増大に適切に対応することができる。
【0096】
垂直電力半値幅制御する方法も水平電力半値幅を制御する方法と同様の概念である。すなわち、垂直電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1715−1が8ウェイ分配器で動作すれば、信号が第1放射素子アレイ1750−1内の8個の放射素子を介して放射されるが、7ウェイ〜1ウェイ分配器で動作すれば、7個の放射素子〜1個の放射素子のみを介して信号が放射される。このように放射素子の使用個数が可変されれば、FA信号の垂直電力半値幅が可変されることになる。
【0097】
同様に、垂直チルト角制御用位相制御機1717−1を駆動してその位相を制御すれば、8個の放射素子に給電される信号が互いに対称的に同じ割合で可変されるので、垂直チルトが可能となる。
【0098】
このように垂直角をチルトし得るようになれば、同じ周波数を使用する他の基地局から来る同一チャネル干渉信号を減少させることができる。参考にすることは、第1〜第4垂直チルト角制御用位相制御機1717−1〜1717−4は、全部同時に同じ割合で制御されるべきであり、よって正確な垂直チルトが可能である。
【0099】
一方、以下FA2、FA3、FA4の信号の強さを考慮してさらに詳細に説明する。上記のように3ウェイ分配器を使用する場合には、各分配器のウェイ数に応じて可変される各FAの水平電力半値幅に対する場合の数は、10種類であるが、この中で各分配器が全部3ウェイ分配器で動作し、この場合のFAの水平電力半値幅は、30度である場合を例として説明する。
【0100】
図20〜21に示すように、第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1〜1703−3に入力されるFA2、FA3、FA4信号の強さをそれぞれ1P2、1P3、1P4とすれば、1P2信号は、第1水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1により3個の1/3P2信号に分配される。
【0101】
同様に、1P3信号は、第2水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−2により3個の1/3P3信号に分配され、1P4信号は、第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−3により3個の1/3P4信号に分配される。
【0102】
第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1〜1703−3により分配された信号は、それぞれ第1〜第3水平チルト角制御用位相制御機1705−1〜1705−3を介して位相制御された後、第1〜第3固定合成器1709−1〜1709−3にそれぞれ一個の信号ずつ印加される。
【0103】
すなわち、第1〜第3固定合成器1709−1〜1709−3にそれぞれ1/3P2、1/3P3、1/3P4信号が入力されるが、この信号が合成されて出力される。これによって第1〜第3固定合成器1709−1〜1709−3により合成された信号は、それぞれ1/9P2+1/9P3+1/9P4信号となる。この場合、第1〜第3固定合成器1709−1〜1709−3に入力される信号の個数が変わってもRF特性が変わらないように、入力端に第1〜第3マッチング回路71〜73を付加することができるが、アイソレーターを利用すこともでき、50Ωの抵抗が接地されているスイッチを利用することもできる。
【0104】
一方、第2〜第4多重チャネルパワー増幅器1711−2〜1711−4が入力された信号を90倍増幅して出力する増幅器とすれば、第2〜第4多重チャネルパワー増幅器1711−2〜1711−4の出力信号は、それぞれ10P2+10P3+10P4の信号となる。
【0105】
さらに詳細に説明すれば、増幅信号の強さは、総30Pであるが、その成分を見ると、10P2+10P3+10P4の信号である。すなわち、この10P2+10P3+10P4の信号がアンテナ1750内の3個の放射素子アレイを介して出力されるのである。この場合、FA1の水平電力半値幅は、120度となり、FA2〜FA4の水平電力半値幅は、全て30度となるが、第1〜第3水平チルト角制御用位相制御機1705−1〜1705−3を介してFA2、FA3、FA4の水平チルトをすることによって、120度角度のセクタ内に並列に配列させれば、図24に示す通りである。
【0106】
他の例として、第1水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1は、1ウェイ分配器で動作し、第2水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−2は、2ウェイ分配器で動作し、第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−3は、3ウェイ分配器で動作する場合を説明する。
【0107】
すなわち、FA2の水平電力半値幅は90度、FA3の水平電力半値幅は60度、FA4の水平電力半値幅は30度である場合を図22〜23を参照しながら説明する。
【0108】
第2高周波増幅器1701−2により増幅されたFA2信号は、第1水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1と第1水平チルト角制御用位相制御機1705−1を介して第1固定合成器1709−1に印加される。そして第3高周波増幅器1701−3により増幅されたFA3信号は、第2水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−2により2個の信号に分配され、第2水平チルト角制御用位相制御機1705−2を介して第1及び第3固定合成器1709−1、1709−3に印加される。そして第4高周波増幅器1701−4を介して増幅されたFA4信号は、第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−3を介して3個の信号に分配され、第3水平チルト角制御用位相制御機1705−3を介して第1〜第3固定合成器1709−1〜1709−3に印加される。
【0109】
これによって、第1固定合成器1709−1に入力される信号は、1P2、1/2P3、1/3P4となり、第2固定合成器1709−2に入力される信号は、1/3P4となり、第3固定合成器1709−3に入力される信号は、1/2P3、1/3P4となる。
【0110】
第1固定合成器1709−1により合成された信号は、1/3P2+1/6P3+1/9P4となり、これは第2多重チャネルパワー増幅器1711−2により増幅されて、30P2+15P3+10P4の信号で出力される。第2固定合成器1709−2により合成された信号は、1/9P4となり、これは第3多重チャネルパワー増幅器1711−3により増幅されて10P4の信号で出力される。第3固定合成器1709−3により合成された信号は、1/6P3+1/9P4となり、これは第3多重チャネルパワー増幅器1711−4により増幅されて15P3+10P4の信号で出力される。この場合、第2〜第3多重チャネルパワー増幅器1711−2〜1711−4の出力レベルは、55P、10P、35Pであってそれぞれ異なるが、その成分を見ると、FA2、FA3、FA4それぞれの出力レベルは30Pであって同一であることが分かる。
【0111】
そして、第1多重チャネルパワー増幅器1711−1の出力レベルが55Pとして、いずれかの片方の増幅器にあまり大きい容量の出力レベルが表れることを防止するために、図28に示すように、第2水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−2の出力信号を第2及び第3固定合成器1709−2、1709−3に印加するようにすることもできる。
【0112】
上記のようにすれば、第1固定合成器1709−1に入力される信号は、1P2、1/3P4となり、第2固定合成器1709−2に入力される信号は、1/2P3、1/3P4となり、第3固定合成器1709−3に入力される信号は1/2P3、1/3P4となる。
【0113】
これにより第1固定合成器1709−1により合成された信号は、1/3P2+1/9P4となり、これは第2多重チャネルパワー増幅器1711−2により増幅されて30P2+10P4の信号で出力される。そして、第2固定合成器1709−2により合成された信号は、1/6P3+1/9P4となり、これは第2多重チャネルパワー増幅器1711−2により増幅されて15P3+10P4の信号で出力される。第3固定合成器1709−3により合成された信号は、1/6P3+1/9P4となり、これは第4多重チャネルパワー増幅器1711−4により増幅されて15P3+10P4の信号で出力される。
【0114】
すなわち、第2多重チャネルパワー増幅器1711−2の出力レベルは、40Pとなり、第3多重チャネルパワー増幅器1711−3の出力レベルは25Pとなり、第4多重チャネルパワー増幅器1711−4の出力レベルは25Pとなって増幅器の容量をさらに小さくすることができる。この場合、第1〜第3水平チルト角制御用位相制御機1705−1〜1705−3を介してFA2、FA3、FA4の水平チルトをすることによって、120度角度のセクタ内に並列に配列させれば、図27に示すものと同様である。
【0115】
このようにセクタ内特定地域のトラフィックが一時的に増加した場合、第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1〜1703−3と第1〜第3水平チルト角位相制御機1705−1〜1705−3を調整して、図28に示すように、FA2、FA3をトラフィックが増加した特定地域に集中することによって対応できる。
【0116】
例えば、第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1〜1703−3が1ウェイ分配器で動作している場合、120度に分割された3個のセクタにおいて、第1セクタの特定地域に一時的にトラフィックが増加すれば、FA2〜FA4信号を分配する第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1〜1703−3の分配数を増加させて電力半値幅が小さくなるようにし、また第1〜第3水平チルト角制御用位相制御機1705−1〜1705−3を制御して、FA2〜FA4のビームが前記トラフィックが増加された地域に水平チルトされるように制御して増大されたトラフィックに適切が対応できるようになるのである。
【0117】
一般に、局所的なトラフィック増大に対応するためには、セクタをさらに小さく分割することになるが、上記のように動作すれば、セクタを分割しなくても呼処理容量を増加させることのできる効果を有する。一方、スイッチング可能分配器及び固定合成器は、互いに入出力ポートのみ変えれば、スイッチング可能合成器及び固定分配器にも使用することができる製品である。
【0118】
従って第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能合成器1729−1〜1729−3、第4〜第6水平チルト角制御用位相制御機1725−1〜1725−3及び第1〜第3 固定分配器1723−1〜1723−3と第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1〜1703−3、第1〜第3水平チルト角制御用位相制御機1705−1〜1705−3及び第1〜第3固定合成器1709−1〜1709−3は、同じ連結状態であると解析できる。
【0119】
この場合、第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能合成器1729−1〜1729−3及び第4〜第6水平チルト角制御用位相制御機1725−1〜1725−3と第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器1703−1〜1703−3、第1〜第3水平チルト角制御用位相制御機1705−1〜1705−3のスイッチング状態及び位相制御状態を同一に制御することもでき、それぞれ独立に異なるように制御することもできる。もし、スイッチング状態及び位相制御状態を同一に制御すれば、送信されるビームの垂直/水平電力半値幅及びチルト角によりカバーされるサービス地域と受信されるサービス地域とが同一になるのである。
【0120】
それに対し、スイッチング状態及び位相制御状態をそれぞれ独立に違うようにすれば、送信サービス地域と受信サービス地域とが違うようになる。そして、前記各スイッチング可能分配器、スイッチング可能合成器及び各位相制御機の駆動部は、制御部1731により制御されるが、制御部1731は、制御局及び交換局から制御に必要なデータを伝送される。
【0121】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではない。本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【0122】
【発明の効果】
上述したようになされる本発明によると、基地局の各セクタに移動してきた加入者数及び変化する呼発生量に応じてFAの垂直/水平電力半値幅及びチルト角を自動に制御することによって、同じ周波数を使用する他の基地局からくる同一チャネル干渉信号を減少させることができ、精密なビーム角度制御を介して初期設置が容易である。
【0123】
また、不規則な電波環境下で最適のセルサービス領域及びセクタ分割設計をすることができ、ビルの壁面、屋上の鉄塔等多様な場所に設置することができる。
【0124】
また、各FAをセクタ内の特定地域に割り当てることができるので、セクタ分割をしなくても局所的なトラフィック増大に適切に対応することができ、各FA間重なる部分を減らすことができる。
【0125】
また、前記基地局運用のための装備をアンテナに内蔵させることによって、伝送損失を減らすことができ、これによって、低容量の多重チャネルパワー増幅器を使用することができるので、コストが低減されて、基地局の大きさを減少させることができるなど、限定された周波数資源を效率的に使用することができるので、基地局の全体的な運用効率を向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の基地局運用装置の構成例示図である。
【図2】図1における一般的なFAの水平電力半値幅を示す図である。
【図3】図1における各セクタのFAの水平電力半値幅を示す図である。
【図4】本発明に用いられるアンテナシステムのブロック図である。
【図5】アンテナシステムのスイッチングブロックの構造図である。
【図6】アンテナシステムの出力信号調整ブロックの構造図である。
【図7】アンテナシステムの入力信号調整ブロックの構造図である。
【図8】アンテナシステムの制御ブロックの構造図である。
【図9】アンテナシステムにおけるアンテナアレイを介して信号を伝送する過程を説明する構造図である。
【図10】アンテナアレイを介してアンテナシステムの外部から信号を受信する過程を説明する構造図である。
【図11】アンテナシステムに用いられるスイッチング可能分配器の概略図である。
【図12】スイッチング可能分配器ブロックと第1位相制御機ブロックとの間の送受信関係を示している。
【図13】第1位相制御機と周辺素子の送受関係を示している。
【図14】第1位相制御機と結合/分配ブロックとの間の送受信関係を示している。
【図15】第2位相制御機と隣接する素子との送受関係を示している。
【図16】本発明によってダウンチルトを行うアンテナシステムから放射されたビームのパターン図である。
【図17】本発明によるアンテナから放射されたビームを電気的に下方チルトするビームパターン図である。
【図18】本発明によるアンテナシステムから放射されたビームを水平に回転させたビームパターン図である。
【図19】本発明によるアンテナシステムから放射されたビームの幅を水平方向に変えた場合のビームパターン図である。
【図20】本発明に係る基地局運用装置の一実施例の構成図である。
【図21】本発明に係る基地局運用装置の一実施例の構成図である。
【図22】FA2、FA3、FA4の水平電力半値幅が全て30度である場合の動作状態図である。
【図23】FA2、FA3、FA4の水平電力半値幅が全て30度である場合の動作状態図である。
【図24】図17〜19による水平電力半値幅を示す図である。
【図25】FA2、FA3、FA4の水平電力半値幅がそれぞれ90度、60度、30度である場合の動作状態図である。
【図26】FA2、FA3、FA4の水平電力半値幅がそれぞれ90度、60度、30度である場合の動作状態図である。
【図27】図22〜23による水平電力半値幅を示す図である。
【図28】セクタ内の特定地域のトラフィック増大に対応するためのFA2、FA3、FA4の水平チルト及び電力半値幅を調整した場合の状態図である。
【図29】図25における第2水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器の出力信号を第2及び第3固定合成器に印加されるように分配する状態図である。
【図30】図26における第2水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器の出力信号を第2及び第3固定合成器に印加されるように分配する状態図である。
【図31】水平電力半値幅及び垂直チルト角が独立に制御される時、アンテナシステムから放射されたFAの水平電力半値幅を示す図である。
【符号の説明】
1701−1〜1701−4 : 第1〜第4アップ/ダウンコンバータ
1703−1〜1703−3 : 第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能分配器
1705−1〜1705−3 : 第1〜第3水平チルト角制御用位相制御機
1707−1〜1707−3 : 第1〜第3位相制御機駆動部
1709−1〜1709−3 : 第1〜第3固定合成器
1711−1〜1711−4 : 第1〜第4多重チャネルパワー増幅器
1713−1〜1713−4 : 第1〜第2デュプレックスフィルタ
1715−1〜1715−4 : 第1〜第4垂直電力半値幅制御用スイッチング可能分配器
1717−1〜1717−4 : 第1〜第4垂直チルト角制御用位相制御機
1719 : 第4位相制御機駆動部
1721−1〜1721−4 : 第1〜第4低雑音増幅器
1723−1〜1723−3 : 第1〜第3 固定分配器
1725−1〜1725−3 : 第4〜第6水平チルト角制御用位相制御機
1727−1〜1727−3 : 第5〜第7位相制御機駆動部 1729−1〜1729−3 : 第1〜第3水平電力半値幅制御用スイッチング可能合成器
1731 : 制御部
1750 : アンテナ
1750−1〜1750−4 : 第1〜第4放射素子アレイ

Claims (48)

  1. 入力信号を分配して多数の第1分配信号を生成する第1分配手段であって、前記入力信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて前記第1分配信号の数を任意に設定し得る、少なくとも1個以上のスイッチング可能な第1分配手段と、
    誘電体部、Q(Qは正の整数)個の伝送線路、Q個の入力ポート、Q個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第1分配信号の位相を同時に変えた第1位相制御信号を出力する少なくとも1個以上の第1位相制御手段と、
    前記第1位相制御信号を合成して第1合成信号を生成するための第1合成手段と、前記第1合成信号を分配して多数の第2分配信号を生成する第2分配手段であって、前記入力信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて前記第2分配信号の数を任意に設定し得る、少なくとも1個以上のスイッチング可能な第2分配手段と、
    誘電体部、P(Pは正の整数)個の伝送線路、P個の入力ポート、P個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第2分配信号の位相を同時に変えた第2位相制御信号を出力する少なくとも1個以上の第2位相制御手段と、
    前記第1及び第2分配手段、第1及び第2位相制御手段を制御することによって、前記入力信号の水平/垂直電力半値幅及びチルト角を独立に制御する制御信号を生成するための制御手段とを含むことを特徴とするマルチビーム制御アンテナシステム。
  2. 多数の放射素子アレイからなるアンテナをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のマルチビーム制御アンテナシステム。
  3. 前記第1合成信号を増幅し、増幅された信号を前記第2分配手段に出力するための増幅手段をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のマルチビーム制御アンテナシステム。
  4. 前記第1分配信号の数は、前記放射素子の数によって設定することを特徴とする請求項3に記載のマルチビーム制御アンテナシステム。
  5. 前記第1及び第2位相制御手段は、入力された信号の位相をそれぞれ所定の割合で同時に制御し得ることを特徴とする請求項3に記載のマルチビーム制御アンテナシステム。
  6. 前記第2分配信号の数は、前記放射素子の数に応じて設定することを特徴とする請求項3に記載のマルチビーム制御アンテナシステム。
  7. 前記アンテナアレイにより受信された受信信号を分配して多数の第3分配信号を生成する少なくとも1個以上の第3分配手段と、前記第3分配信号の位相を制御して第3位相制御信号を出力する少なくとも1個以上の第3位相制御手段と、前記第3位相制御信号を合成して第2合成信号を生成して出力するための第2合成手段とをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のマルチビーム制御アンテナシステム。
  8. 前記第3分配信号の数は、前記放射素子の数に応じて設定することを特徴とする請求項に記載のマルチビーム制御アンテナシステム。
  9. アンテナアレイにより受信された受信信号を分配して多数の分配信号を生成する分配手段であって、前記受信信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて前記分配信号の数を任意に設定し得る、少なくとも1個以上のスイッチング可能な分配手段と、
    誘電体部、Q(Qは正の整数)個の伝送線路、Q個の入力ポート、Q個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記分配信号の位相を同時に変えた位相制御信号を出力する少なくとも1個以上の位相制御手段と、
    前記位相制御信号を合成して合成信号を生成して出力するための合成手段と、
    前記位相制御手段及び合成手段を制御するための制御信号を生成するための制御手段とを含むことを特徴とするマルチビーム制御アンテナシステム。
  10. 前記分配信号の数は、前記放射素子の数に応じて設定することを特徴とする請求項に記載のマルチビーム制御アンテナシステム。
  11. 前記位相制御手段は、入力された信号の位相を所定の割合で制御し得ることを特徴とするマルチビーム制御請求項に記載のアンテナシステム。
  12. 前記分配信号の数は、前記合成手段により合成し得る信号の数と同じであることを特徴とする請求項に記載のマルチビーム制御アンテナシステム。
  13. 入力信号を分配して多数の第1分配信号を生成する第1分配手段であって、前記入力信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて前記第1分配信号の数を任意に設定し得る、少なくとも1個以上のスイッチング可能な第1分配手段と、
    誘電体部、Q(Qは正の整数)個の伝送線路、Q個の入力ポート、Q個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第1分配信号の位相を同時に変えた第1位相制御信号を出力する少なくとも1個以上の第1位相制御手段と、
    前記第1位相制御信号を合成して第1合成信号を生成するための第1合成手段と、前記第1合成信号を分配して多数の第2分配信号を生成する第2分配手段であって、前記入力信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて前記第2分配信号の数を任意に設定し得る、少なくとも1個以上のスイッチング可能な第2分配手段と、
    誘電体部、P(Pは正の整数)個の伝送線路、P個の入力ポート、P個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第2分配信号の位相を同時に変えた第2位相制御信号を出力する少なくとも1個以上の第2位相制御手段と、
    前記第1及び第2分配手段、第1及び第2位相制御手段を制御することによって、前記入力信号の水平/垂直電力半値幅及びチルト角を独立に制御する制御信号を生成するための制御手段とを含むことを特徴とするマルチビーム制御基地局。
  14. 多数の放射素子アレイからなるアンテナをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載のマルチビーム制御基地局。
  15. 前記第1合成信号を増幅し、増幅された信号を前記第2分配手段に出力するための増幅手段をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載のマルチビーム制御基地局。
  16. 前記第1分配信号の数は、前記放射素子の数に応じて設定することを特徴とする請求項15に記載のマルチビーム制御基地局。
  17. 前記第1及び第2位相制御手段は、入力された信号の位相をそれぞれ所定の割合で同時に制御し得ることを特徴とする請求項15に記載のマルチビーム制御基地局。
  18. 前記第2分配信号の数は、前記放射素子の数に応じて設定することを特徴とする請求項15に記載のマルチビーム制御基地局。
  19. 前記アンテナアレイにより受信された受信信号を分配して多数の第3分配信号を生成する少なくとも1個以上の第3分配手段と、前記第3分配信号の位相を制御して第3位相制御信号を出力する少なくとも1個以上の第3位相制御手段と、前記第3位相制御信号を合成して第2合成信号を生成して出力するための第2合成手段とをさらに含むことを特徴とする請求項15に記載のマルチビーム制御基地局。
  20. 前記第3分配信号の数は、前記放射素子の数に応じて設定することを特徴とする請求項19に記載のマルチビーム制御基地局。
  21. アンテナアレイにより受信された受信信号を分配して多数の分配信号を生成する分配手段であって、前記受信信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて前記分配信号の数を任意に設定し得る、少なくとも1個以上のスイッチング可能な分配手段と、
    誘電体部、Q(Qは正の整数)個の伝送線路、Q個の入力ポート、Q個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記分配信号の位相を同時に変えた位相制御信号を出力する少なくとも1個以上の位相制御手段と、
    前記位相制御信号を合成して合成信号を生成して出力するための合成手段と、
    前記位相制御手段及び合成手段を制御するための制御信号を生成するための制御手段とを含むことを特徴とするマルチビーム制御基地局。
  22. 前記分配信号の数は、前記放射素子の数に応じて設定することを特徴とする請求項21に記載のマルチビーム制御基地局。
  23. 前記位相制御手段は、入力された信号の位相を所定の割合で制御し得ることを特徴とする請求項21に記載のマルチビーム制御基地局。
  24. 前記分配信号の数は、前記合成手段により合成し得る信号の数と同じであることを特徴とする請求項21に記載のマルチビーム制御基地局。
  25. 送信アンテナシステムによりマルチビームを制御するための方法において、
    入力信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて第1分配信号の数を任意に設定し得る第1分配手段であって、少なくとも1個以上のスイッチング可能な第1分配手段により入力信号を分配して多数の第1分配信号を生成する第1ステップと、
    誘電体部、Q(Qは正の整数)個の伝送線路、Q個の入力ポート、Q個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第1分配信号の位相を同時に変える第1位相制御手段により前記第1分配信号の位相を制御して第1位相制御信号を出力する第2ステップと、
    第1合成手段により前記第1位相制御信号を合成して第1合成信号を生成する第3ステップと、
    前記入力信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて第2分配信号の数を任意に設定し得る第2分配手段であって、少なくとも1個以上のスイッチング可能な第2分配手段により前記第1合成信号を分配して多数の第2分配信号を生成する第4ステップと、
    誘電体部、P(Pは正の整数)個の伝送線路、P個の入力ポート、P個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第2分配信号の位相を同時に変える第2位相制御手段により前記第2分配信号の位相を制御して第2位相制御信号を出力する第5ステップと、
    前記第1及び第2分配手段、第1及び第2位相制御手段を制御することによって、前記入力信号の水平/垂直電力半値幅及びチルト角を独立に制御するための制御信号を生成する第6ステップと含むことを特徴とするマルチビーム制御方法。
  26. 多数の放射素子アレイからなるアンテナを介して前記第2位相制御された信号を放射する第7ステップをさらに含むことを特徴とする請求項25に記載のマルチビーム制御方法。
  27. 前記第1合成信号を増幅し、増幅された信号を前記第2分配手段に出力する第8ステップをさらに含むことを特徴とする請求項26に記載のマルチビーム制御方法。
  28. 前記第1分配信号の数は、前記放射素子の数に応じて設定することを特徴とする請求項27に記載のマルチビーム制御方法。
  29. 前記第1及び第2位相制御手段は、入力された信号の位相をそれぞれ所定の割合で同時に制御し得ることを特徴とする請求項27に記載のマルチビーム制御方法。
  30. 前記第2分配信号の数は、前記放射素子の数に応じて設定することを特徴とする請求項27に記載のマルチビーム制御方法。
  31. 第3分配手段により前記アンテナアレイにより受信された受信信号を分配して多数の第3分配信号を生成する第9ステップと、第3位相制御手段により前記第3分配信号の位相を制御して第3位相制御信号を出力する第10ステップと、第2合成手段により前記第3位相制御信号を合成して第2合成信号を生成して出力する第11ステップとをさらに含むことを特徴とする請求項27に記載のマルチビーム制御方法。
  32. 前記第3分配信号の数は、前記放射素子の数に応じて設定することを特徴とする請求項31に記載のマルチビーム制御方法。
  33. 受信アンテナシステムによりマルチビームを制御するための方法において、
    受信信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて前記分配信号の数を任意に設定し得る分配手段であって、少なくとも1個以上のスイッチング可能な分配手段によりアンテナアレイにより受信された受信信号を分配して多数の分配信号を生成する第1ステップと、
    誘電体部、Q(Qは正の整数)個の伝送線路、Q個の入力ポート、Q個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記分配信号の位相を同時に変える位相制御手段により前記分配信号の位相を制御して位相制御信号を出力する第2ステップと、
    合成手段により前記位相制御信号を合成して合成信号を生成して出力する第3ステップと、
    前記位相制御手段及び合成手段を制御するための制御信号を生成する第4ステップとを含むことを特徴とするマルチビーム制御方法。
  34. 前記分配信号の数は、前記放射素子の数に応じて設定することを特徴とする請求項33に記載のマルチビーム制御方法。
  35. 前記位相制御手段は、入力された信号の位相を所定の割合で制御し得ることを特徴とする請求項33に記載のマルチビーム制御方法。
  36. 前記分配信号の数は、前記合成手段により合成し得る信号の数と同じであることを特徴とする請求項33に記載のマルチビーム制御方法。
  37. 送信基地局でマルチビームを制御するための方法において、
    入力信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて第1分配信号の数を任意に設定し得る第1分配手段であって、少なくとも1個以上のスイッチング可能な第1分配手段により入力信号を分配して多数の第1分配信号を生成する第1ステップと、
    誘電体部、Q(Qは正の整数)個の伝送線路、Q個の入力ポート、Q個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第1分配信号の位相を同時に変える第1位相制御手段により前記第1分配信号の位相を制御して第1位相制御信号を出力する第2ステップと、
    第1合成手段により前記第1位相制御信号を合成して第1合成信号を生成する第3ステップと、
    前記入力信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて第2分配信号の数を任意に設定し得る第2分配手段であって、少なくとも1個以上のスイッチング可能な第2分配手段により前記第1合成信号を分配して多数の第2分配信号を生成する第4ステップと、
    誘電体部、P(Pは正の整数)個の伝送線路、P個の入力ポート、P個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第2分配信号の位相を同時に変える第2位相制御手段により前記第2分配信号の位相を制御して第2位相制御信号を出力する第5ステップと、
    前記第1及び第2分配手段、第1及び第2位相制御手段を制御することによって、前記入力信号の水平/垂直電力半値幅及びチルト角を独立に制御するための制御信号を生成する第6ステップと含むことを特徴とするマルチビーム制御方法。
  38. 多数の放射素子アレイからなるアンテナを介して前記第2位相制御された信号を放射させる第7ステップをさらに含むことを特徴とする請求項37に記載のマルチビーム制御方法。
  39. 前記第1合成信号を増幅し、増幅された信号を前記第2分配手段に出力する第8ステップをさらに含むことを特徴とする請求項38に記載のマルチビーム制御方法。
  40. 前記第1分配信号の数は、前記放射素子の数に応じて設定することを特徴とする請求項39に記載のマルチビーム制御方法。
  41. 前記第1及び第2位相制御手段は、入力された信号の位相をそれぞれ所定の割合で同時に制御し得ることを特徴とする請求項39に記載のマルチビーム制御方法。
  42. 前記第2分配信号の数は、前記放射素子の数に応じて設定することを特徴とする請求項39に記載のマルチビーム制御方法。
  43. 第3分配手段により前記アンテナアレイにより受信された受信信号を分配して多数の第3分配信号を生成する第9ステップと、第3位相制御手段により前記第3分配信号の位相を制御して第3位相制御信号を出力する第10ステップと、第2合成手段により前記第3位相制御信号を合成して第2合成信号を生成して出力する第11ステップと をさらに含むことを特徴とする請求項39に記載のマルチビーム制御方法。
  44. 前記第3分配信号の数は、前記放射素子の数に応じて設定することを特徴とする請求項43に記載のマルチビーム制御方法。
  45. 受信基地局でマルチビームを制御するための方法において、
    受信信号の水平電力半値幅の可変可能角度に応じて前記分配信号の数を任意に設定し得る分配手段であって、少なくとも1個以上のスイッチング可能な分配手段によりアンテナアレイにより受信された受信信号を分配して多数の分配信号を生成する第1ステップと、
    誘電体部、Q(Qは正の整数)個の伝送線路、Q個の入力ポート、Q個の出力ポートを有し、誘電体部を所定の角度に回転させ半分部分に位置した伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで増加し、同時に他の部分の伝送線路の電気的長さを前記所定の角度まで減少することにより、前記第1分配信号の位相を同時に変える位相制御手段により前記分配信号の位相を制御して位相制御信号を出力する第2ステップと、
    合成手段により前記位相制御信号を合成して合成信号を生成して出力する第3ステップと、
    前記位相制御手段及び合成手段を制御するための制御信号を生成する第4ステップとを含むことを特徴とするマルチビーム制御方法。
  46. 前記分配信号の数は、前記放射素子の数に応じて設定することを特徴とする請求項45に記載のマルチビーム制御方法。
  47. 前記位相制御手段は、入力された信号の位相を所定の割合で制御し得ることを特徴とする請求項45に記載のマルチビーム制御方法。
  48. 前記分配信号の数は、前記合成手段により合成し得る信号の数と同じであることを特徴とする請求項45に記載のマルチビーム制御方法。
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