JP4045401B2 - Degradation composition of royal jelly by proteolytic enzyme and food composition containing the same - Google Patents

Degradation composition of royal jelly by proteolytic enzyme and food composition containing the same Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蛋白質酵素分解組成物とそれを含有する食品組成物に関し、より詳細には、ローヤルゼリーの蛋白質分解酵素による分解組成物とそれを含有する食品組成物に関する。
本発明のローヤルゼリー分解組成物(以下、「本分解組成物」という。)は、アンジオテンシンI変換酵素阻害活性にもとづく血圧降下作用を奏するので、本分解組成物やそれを含有する食品組成物は、高血圧の予防、改善等に有用である。
【0002】
【従来の技術】
わが国における生活習慣病の重大な疾患の一つとされる高血圧症は、心筋梗塞といった心疾患や脳梗塞や脳閉塞といった脳血管疾患等のような重篤な疾患の原因となり得ることが知られている。このため高血圧症は、早期の改善が必要であり、軽症の段階から高血圧発症の予防をするのが望ましい。
高血圧症は、本態性高血圧症とニ次性高血圧症とに大まかに分類される。これら両者のうち高血圧症の約90%を占める本態性高血圧症は、食品からの食塩の過剰摂取や、レニン−アンジオテンシン−アルドステロン系やカリクレイン−キニン−プロスタグランジン系の調節不全、カテコラミン分泌過剰などの相互作用により発症する。また、生体内の血圧維持機構には、昇圧系であるレニン−アンジオテンシン系と降圧系であるカリクレイン−キニン系が深く関っているとされ、特にレニン−アンジオテンシン系において強力な昇圧物質であるアンジオテンシンIIの生成は、昇圧に関して最も重要な因子であるとされている。
【0003】
従って、高血圧症の改善を図るためには、臨床学的及び食品化学的にもアンジオテンシンIIの生成とその作用を抑制することが重要である。このため、高血圧症の改善のためには、アンジオテンシンIをアンジオテンシンIIに変換することでアンジオテンシンIIの直接的な生成を担うアンジオテンシンI変換酵素(以下、「ACE」という)の活性を阻害することが有力な方法のひとつとされている。このようなACE活性阻害作用を有する降圧薬としては、たとえば、カプトプリルが市販に供されている。しかしながら、従来、降圧剤として市場に供されてきたこのような医薬品は、優れた薬効を奏する反面、多くの場合副作用等を有していて安全性に問題があり、当該疾患を日常の食生活のなかで予防、改善してゆくために使用することは困難であった。
一方、古来から栄養価が高く様々な効用をもたらすものとして珍重され、食されてきたものとしてローヤルゼリーがある。経験的には、ローヤルゼリーを摂取することにより高血圧症を予防、改善できると言われているが、その生理活性物質について解明した報告は少なく、当該報告の多くは10−ヒドロキシデセン酸の活性を報告したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明では、的確な血圧降下作用を奏し、かつ、たとえば機能性食品等として利用可能な安全性の高い食品用素材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、かかる課題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、ローヤルゼリーを所定の蛋白質分解酵素で分解して得られた分解組成物が優れた血圧降下作用、とくにアンジオテンシンI変換酵素阻害活性、を奏することを見いだし、本発明を完成するに至った。
本発明の第1の態様によれば、ローヤルゼリーを、ペプシン並びにトリプシン及び/又はキモトリプシンにより処理して得られる分解組成物(本分解組成物)が提供される。なお、ここにいう「ペプシン並びにトリプシン及び/又はキモトリプシンにより処理」するとは、(1)ペプシンとトリプシンとによって処理すること、(2)ペプシンとキモトリプシンによって処理すること、(3)ペプシンとトリプシンとキモトリプシンとにより処理すること、の(1)、(2)及び(3)の全ての場合を含む概念である。
【0006】
本発明の第2の態様によれば、上記第1の態様において、ペプシンとトリプシンとキモトリプシンとにより処理して得られる本分解組成物が提供される。
本発明の第3の態様によれば、上記第1又は2記載の態様において、ペプシンにより処理された後、トリプシン及び/又はキモトリプシンによって処理されたものである本分解組成物が提供される。
本発明の第4の態様によれば、上記第1乃至3のいずれかに記載の態様において、Lys-Phe,Ala-Val-Leu,Thr-Lys-Tyr,Ile-Val-Tyr, Phe-Tyr,Ile-Met-Tyr,Gly-Leu-Tyr,Asp-Gly-Leu,Leu-Thr-Phe,Phe-Asn-Pheおよびそれらの塩からなる群から選ばれる少なくとも一のものを含有する本分解組成物が提供される。
【0007】
本発明の第5の態様によれば、上記第1乃至4のいずれかに記載の態様において、アンジオテンシンI変換酵素に対する阻害を目的として用いられるものである本分解組成物が提供される。
本発明の第6の態様によれば、上記第1乃至5のいずれかに記載の態様において、高血圧症の予防、改善又は治療を目的として用いられるものである本分解組成物が提供される。
本発明の第7の態様によれば、上記第1乃至6のいずれかに記載の態様における本分解組成物を含有してなる食品組成物が提供される。
本発明の第8の態様によれば、上記第7の態様において、アンジオテンシンI変換酵素阻害効果を奏する量の本分解組成物を含有するものである、食品組成物が提供される。
【0008】
なお、本明細書及び図面において、特に断りがない限り、「%」は重量%をいうものとする。 また、上記10種のペプチドを示す式中の記号において、Tyrはチロシンを、Lysはリジンを、Pheはフェニルアラニンを、Alaはアラニンを、Valはバリンを、Leuはロイシンを、Ileはイソロイシンを、Metはメチオニンを、Glyはグリシンを、Aspはアスパラギン酸を、Thrはトレオニンを、そしてAsnはアスパラギンを表す。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明に係るローヤルゼリー分解組成物(本分解組成物)は、アンジオテンシンI変換酵素の活性を阻害する性質を有していることから、アンジオテンシンI変換酵素の作用によって生じる疾患の予防および改善に用いる食品類(例えば、機能性食品)の有効成分として使用することができる。例えば、アンジオテンシンI変換酵素の機能が過剰に亢進しバランスが崩れることによって生じる疾患としては、現在わかっているものだけでも、高血圧症、またこれから誘発される冠動脈疾患や心筋梗塞といった心疾患、脳血管障害、腎障害等があり、本発明に係るローヤルゼリー分解組成物(本分解組成物)は、これら疾患の予防および改善に用いることができる。
【0010】
本発明によれば、本発明に係るローヤルゼリー分解組成物(本分解組成物)は、ローヤルゼリーをペプシン、並びにトリプシンおよび/またはキモトリプシンで分解処理すること、即ち、前述の通り、(1)ローヤルゼリーをペプシンとトリプシンとによって処理すること、(2)ローヤルゼリーをペプシンとキモトリプシンによって処理すること、(3)ローヤルゼリーをペプシンとトリプシンとキモトリプシンとにより処理すること、のいずれかにより製することができる。分解処理に供するローヤルゼリーは、いかなるものであってもよく、女王蜂を育てるために蜜蜂が分泌するものを広く用いることができる。また、このようにして収集した生ローヤルゼリーをそのまま用いても良く、或いは、生ローヤルゼリーを適宜前処理して得た蛋白画分を用いても良い。当該前処理した蛋白画分としては、たとえば、生ローヤルゼリーを遠心分離、アルコール沈殿、硫安処理、加熱処理して採取した蛋白画分を好適に用いることができる。それ故、本発明において「ローヤルゼリー」と称するときは、上記生ローヤルゼリーそれ自体、およびこれから採取した蛋白画分のいずれをも包含するものと理解されるべきものである。
【0011】
ローヤルゼリーの分解に供しうるペプシン、トリプシンおよびキモトリプシンとしては、特に限定はなく、たとえば一般に市販されているものをいずれも用いることができる。ペプシンとしては、たとえば、豚、牛、羊等哺乳動物の胃粘膜由来のもの、トリプシンおよびキモトリプシンとしては、たとえば、豚、牛、羊等哺乳動物の膵臓、脾臓由来のものなどを、何れも好適に用いることができる。
【0012】
ローヤルゼリーの上記蛋白質分解酵素による酵素処理は、常法にしたがい、例えば、水性溶媒中約15℃から約50℃、好ましくは約20℃から約45℃で、適宜実施することができる。
また、この際、反応液の液性は、使用する蛋白質分解酵素の種類に応じて、適宜調整することができる。例えば、蛋白質分解酵素として、ペプシンを用いた場合はpH0.5から5で、トリプシン、キモトリプシンを用いた場合にはpH6から10で適宜実施することができる。
反応溶媒は、水性溶媒であれば、特に制限はなく、たとえば含水アルコールを適宜用いることができる。
【0013】
また、当該酵素処理は、ペプシンによる分解処理と、トリプシン及び/又はキモトリプシンによる分解処理と、のいずれを先に行うようにしてもよいが、ペプシン分解処理の後にトリプシン及び/又はキモトリプシン分解処理を行うのがより好ましい。
さらに、トリプシン及び/又はキモトリプシンによる酵素処理は、トリプシン又はキモトリプシンのいずれか少なくとも一種を用いて行うことができるが、トリプシンとキモトリプシンとの両方を用いるようにすれば(即ち、この場合は、ペプシンとトリプシンとキモトリプシンとにより処理される。)、更に好ましい。
【0014】
上記本発明によれば、アンジオテンシンI変換酵素阻害活性にもとづく優れた血圧降下作用を奏するローヤルゼリー分解組成物(本分解組成物)を得ることができる。例えば、ローヤルゼリー自体はなんらアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を示さないが、本発明に係るローヤルゼリー分解組成物は、後記実施例に示すとおり、ペプシン単独処理して得られるローヤルゼリー分解組成物と対比して、約4倍強力な同酵素阻害活性を示すことができる。
【0015】
さらに、酵素処理で使用するペプシン、トリプシン、キモトリプシンはそれぞれ異なるペプチド切断点をもつため、本発明に係るローヤルゼリー分解組成物(本分解組成物)は、これら2乃至3種のプロテアーゼの併用によって生成する固有のペプチドを含有し、たとえば、後記実施例記載の反応条件にしたがえば、Lys-Phe,Ala-Val-Leu,Thr-Lys-Tyr,Ile-Val-Tyr, Phe-Tyr,Ile-Met-Tyr,Gly-Leu-Tyr,Asp-Gly-Leu,Leu-Thr-Phe,Phe-Asn-Phe等のジまたはトリペプチドを含むローヤルゼリー分解組成物として得ることができる。
【0016】
後記実施例に示すとおり、これらのジペプチドまたはトリペプチドは各々優れたアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を示す。しかし、これら活性成分の生成比および生成量或いはさらにこれら活性成分のうちの個々の成分の生成の有無は、使用原料の種類やその酵素反応条件によって変動しうるものであるから、本発明に係るローヤルゼリー分解組成物は、これら10種ペプチドを全て含むものには限定されない。即ち、その酵素処理条件を前記本発明の態様の範囲内で適宜選択して得られるものであって、かつアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を示す有効成分を含むものは本発明の範囲に含まれるものであり、例えば、Lys-Phe,Ala-Val-Leu,Thr-Lys-Tyr,Ile-Val-Tyr, Phe-Tyr,Ile-Met-Tyr,Gly-Leu-Tyr,Asp-Gly-Leu,Leu-Thr-Phe,Phe-Asn-Pheからなる群から選ばれる少なくとも一種のペプチドを含むものは、すべて本発明の範囲に含まれるものである。
【0017】
本発明のローヤルゼリー分解組成物(本分解組成物)としては、上記酵素処理で得られた溶液をそのまま用いることができ、或いはより好ましくは、上記酵素処理溶液を蛋白変性処理(例えば、熱処理)して蛋白質分解酵素を失活し、必要に応じてこれを乾燥粉末化(例えば、凍結乾燥)したものとして使用する。
また、その際、当該分解組成物に含まれるペプチドは、必要に応じて、生理的に許容しうる各種無機酸または有機酸との塩、例えば、塩酸塩等としておくこともできる。
【0018】
本発明に係るローヤルゼリー分解組成物(本分解組成物)は、機能性食品、健康食品、健康志向食品等のような食品組成物として使用することができる。当該用途に使用するに際しては、本発明のローヤルゼリー分解組成物をそのままこれらの食品組成物として利用することができ、或いは、当該分解組成物を、例えば水、アルコール、ビタミン、ミネラル、でんぷん質、蛋白質、繊維質、糖質、脂質、脂肪酸、着香料、着色料、甘味料、調味料、香辛料、乳化剤、防腐剤、保存料、防カビ剤、殺菌剤、酸化防止剤のごとき食品に通常用いられる原料及び/又は素材の1または複数とともに配合して使用することもできる。
食品組成物の個々の使用形態に応じて溶液状、懸濁液状、シロップ状、クリーム状、ペースト状、ゼリー状、粉末状、顆粒状、粒状、チュアブル状、或いはそれ以外の所望の形状で、必要に応じて成形して使用することもできる。
【0019】
本発明に係るローヤルゼリー分解組成物の当該食品組成物への配合割合は、特に限定されず、当該食品組成物の使用目的、使用形態および使用量に応じ、適宜選択することができる。
なお、当該食品組成物が、アンジオテンシンI変換酵素阻害効果を奏する量の本分解組成物を含有するようにするには、通常、タンパク質由来の加水分解物量に換算して、食品組成物100重量部あたり0.lから90重量部の範囲内である。
【0020】
また、本発明に係るローヤルゼリー分解組成物(本分解組成物)を添加・配合して調製しうる食品組成物の具体的形態としては、例えば、飲料類(清涼飲料(コーヒー、ココア、ジュース、ミネラル飲料、茶飲料、緑茶、紅茶、烏龍茶等)、乳飲料、乳酸菌飲料、ヨーグルト飲料、炭酸飲料、酒類(日本酒、洋酒、果実酒、はちみつ酒等)等)、スプレッド(カスタードクリーム、バタークリーム、ピーナツクリーム、チョコレートクリーム、チーズクリーム等)、ペースト(フルーツペースト、野菜ペースト、ゴマペースト、海藻ペースト等)、洋菓子(チョコレート、ドーナツ、パイ、シュークリーム、エクレア、マフィン、ワッフル、ガム、グミ、ゼリー、キャンデー、クッキー、クラッカー、ビスケット、スナック菓子、ケーキ、プリン等)、和菓子(飴、煎餅、かりんとう、あられ、団子、おはぎ、大福、豆もち、餅、餡、饅頭、カステラ、あんみつ、羊かん等)、氷菓(アイスクリーム、アイスキャンディ、シャーベット、かき氷等)、レトルト食品(カレー、牛丼、中華丼、雑炊、おかゆ、味噌汁、スープ、ミートソース、デミグラスソース、ミートボール、ハンバーグ、おでん種、赤飯、焼き鳥、茶碗蒸し等)、即席食品(即席ラーメン、即席うどん、即席そば、即席焼きそば、即席スパゲティ、即席ワンタン麺、即席しるこ、味噌汁の素、粉末スープの素、粉末ジュースの素、ホットケーキミックス等)、瓶詰・缶詰、ゼリー状食品(ゼリー、寒天、テリーヌ、ゼリー状飲料等)、調味料(食塩、天然塩、醤油、みりん、酢、砂糖、蜂蜜、味噌、ドレッシング、旨味調味料、複合調味料、ソース、マヨネーズ、ケチャップ、ふりかけ、天つゆ、麺つゆ、だしの素、中華スープの素、中華の素(麻婆豆腐の素、チンジャオロースの素)、ブイヨン、焼肉のたれ、冷しゃぶのたれ、カレールー、シチューのルー等)、養蜂産品(はちみつ、ローヤルゼリー、プロポリス、花粉荷(花粉だんご)、蜂の子等)、乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト、生クリーム等)、加工果実(ジャム、マーマレード、シロップ漬、干し果実等)、加工野菜(野菜ジャム等)、穀類加工食品(麺、パスタ、パン、ビーフン等)、漬物(たくあん、奈良漬、キムチ漬、福神漬、らっきょう漬、白菜漬、からし漬、しば漬、浅漬け、ピクルス等)、漬物の素(即席漬けのもと、キムチ漬のもと等)、魚肉製品(かまぼこ、ちくわ、はんぺん等)、畜肉製品(ハム、ソーセージ、サラミ、ベーコン等)、珍味(さきするめ、さきタラ、ウニの塩辛、イカの塩辛、タコの塩辛、カワハギのみりんぼし、フグのみりんぼし、イカの薫製、コノワタの塩漬等)、乾物(味付け海苔等)、惣菜類(あえもの、揚げ物、炒め物、焼き物、煮物、酢の物等)、冷凍食品(エビフライ、コロッケ、春巻き、とんかつ、シューマイ、餃子、ハンバーグ、たこ焼き、今川焼き(回転焼き)、肉まん、あんまん等)、油脂食品(サラダオイル、マーガリン、バター)等を挙げることができる。さらに、本分解組成物を添加・配合して調製しうる食品組成物は、食品(飲料水を含む。)に添加するための食品添加用組成物として用いてもよい。
本発明のローヤルゼリー分解組成物を添加・配合して調製しうる食品組成物は、いわゆる健康食品、機能性食品、栄養補助食品、サプリメント、特定保健用食品(厚生労働省、特別用途食品の一種)、病者用食品・病者用組合わせ食品(厚生労働省、特別用途食品の一種)又は高齢者用食品(厚生労働省、特別用途食品の一種)としてもよく、その場合であれば、素錠、糖衣錠、顆粒、粉末、タブレット、カプセル(ハードカプセルとソフトカプセルとのいずれも含む。)、チュアブルタイプ、シロップタイプ等とすることもできる。 本発明に係るローヤルゼリー分解組成物を添加・配合した食品組成物の調製は、それ自体公知の方法で行うことができる。
【0021】
【実施例】
以下、本発明を具体的に説明するために、実施例及び試験例を挙げる。しかしながら、本発明は、かかる実施例等によって何ら制限されるものではない。
【0022】
実施例1
生ローヤルゼリー1.0gを10mlの脱イオン水に溶解させ、ボルテックス(商標、Scientific Industries社製)で攪拌した後、4℃、12,000rpmで20分間遠心分離を行なった。その上清を凍結乾燥したものを試料N-RJ(Native Royal Jelly)とした。
N−RJ 3gを30mlの脱イオン水に溶解し、ボルテックスで攪拌後、その攪拌された液に20%塩酸を加えてpHを1.2に調整した。そのpH1.2に調整された液に、対基質(N−RJ 3g)に0.4重量%となるようにペプシン(ブタ胃粘膜由来、ナカライテスク社製)12mgを加え、37℃で4時間インキュベートした。
【0023】
その後、そのインキュベートされた液に、20%水酸化ナトリウム溶液を加えて、その溶液のpHを6.8に調整した。次いでpHを6.8に調整された溶液の上清3mlを分取し、これを凍結乾燥させてローヤルゼリーのペプシン分解組成物を得た。
該溶液の残分に対基質0.2重量%となるようにキモトリプシン6mg及びトリプシン6mg(いずれもウシ脾臓由来、ベーリンガーマンハイム社製)を添加し、それを37℃で4時間インキュベートした。その37℃で4時間インキュベートされた溶液を98℃で15分間加熱処理し、その加熱処理された溶液を10,000rpmで15分間遠心分離した。その遠心分離された溶液の上清を凍結乾燥して、ローヤルゼリーのペプシン・トリプシン・キモトリプシン分解組成物(本分解組成物)を得た。
【0024】
実施例2
実施例1の方法により得られたペプシン分解組成物およびペプシン・トリプシン・キモトリプシン分解組成物(本分解組成物)のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を、Lieberman変法(山本 節子、戸井田 一郎、岩井 和郎、日胸疾会誌18(5)、p297−303.、1980)に準じて測定した。
【0025】
測定の実際は、まず上記のようにして得られた分解組成物(ペプシン分解組成物とペプシン・トリプシン・キモトリプシン分解組成物(本分解組成物)とのそれぞれ)を脱イオン水に溶解させて調製した分解組成物サンプル25μl及び前述のほう酸緩衝液(0.2Mほう酸、0.05M四ほう酸ナトリウム、pH8.3)に溶解した25mUウサギ肺由来アンジオテンシンI変換酵素(ACE、シグマ社製)50μlを穏やかに混合し、37℃で5分間プレインキュベートした後、12.5mMの擬似基質hippuryl−L−histidyl−L−leucine(HHL、ペプチド研究社製)を50μlを添加することによって反応を開始した。37℃で1時間インキュベートした後、0.5M塩酸125μlの添加によって反応を停止した。次に、酢酸エチル750μlを加える事によって、生成した馬尿酸を抽出し、228nmでの吸光度を測定した。
そして阻害率IC(%)を、以下に示す式に従って算出した。
【0026】
IC(%)={(C−B)−(S−SB)/(C−B)}×100 (式1)
(ただし、式中、
C:コントロールの吸光度
B:ブランクの吸光度
S:ペプチドサンプルの吸光度
SB:サンプルブランクの吸光度
である。)
なお、ここでコントロールとは分解組成物サンプルを加えず、正常活性を有するACEを用いて反応させたもの、ブランクとは分解組成物サンプルを加えず、失活させたACEを用いて反応させたもの、サンプルブランクとは分解組成物サンプルを加えて、失活させたACEを用いて反応させたもの、をそれぞれ意味する。
【0027】
これらのコントロール、ブランク及びサンプルブランクについては、次のようにして測定した。
まずコントロールは、前述する分解組成物サンプルの反応において、脱イオン水に溶解した分解組成物サンプル25μlに代えて脱イオン水25μlを用いる以外は同様にして反応させ、得られた反応液から抽出した馬尿酸の吸光度(228nm)を測定した。
またブランクは、前述する分解組成物サンプルの反応において、脱イオン水に溶解した分解組成物サンプル25μlに代えて脱イオン水25μlを用いて、これを同様に25mUのACE50μlと混合し、37℃で5分間プレインキュベートした後、直ちに0.5M塩酸125μlを加えてACEを失活させる操作を行った。次いでこれに12.5mMの擬似基質hippuryl−L−histidyl−L−leucine(HHL、ペプチド研究社製)を50μlを添加し、分解組成物サンプルの場合と同様にして反応させて、得られた反応液から抽出した馬尿酸の吸光度(228nm)を測定した。
そしてサンプルブランクは、分解組成物サンプル25μlを25mUのACE50μlと混合し、37℃で5分間プレインキュベートした後、直ちに0.5M塩酸125μlを加えてACEを失活させる操作を行った。次いでこれに12.5mMの擬似基質hippuryl−L−histidyl−L−leucine(HHL、ペプチド研究社製)を50μlを添加し、分解組成物サンプルの場合と同様にして反応させて、得られた反応液から抽出した馬尿酸の吸光度(228nm)を測定した。
【0028】
なお、上記反応条件で、アンジオテンシンI変換酵素の活性を50%阻害したとき(即ち、IC(%)=50のとき)の反応液中での分解組成物濃度をIC50値として定義した。
IC50値の具体的な求め方は、各分解組成物それぞれについて、いくつか異なる濃度のサンプルで上記式1よりIC(%)を得て、縦軸に阻害率IC(%)をとり、横軸に反応液中の分解組成物の濃度(μM)をとり、検量線を作成する。その検量線から50%活性が阻害された分解組成物濃度を読みとり、その分解組成物のIC50値とした。
また、N−RJについても、上記と同様にIC(%)を得て、縦軸に阻害率IC(%)をとり、横軸に反応液中の分解物の濃度(mg/ml)をとり、検量線を作成する。その検量線から、酵素阻害活性を測定した。
結果を、次の表1に示す。
【0029】
表1 N−RJおよびローヤルゼリー分解組成物のIC50値
試 料 IC50(mg/ml)
N−RJ ACE活性阻害なし
N―RJ蛋白質画分 同上
ペプシン分解組成物 1.24
ペプシン・トリプシン・キモトリプシン分解組成物
0.35
【0030】
表1から、N−RJとその蛋白質画分(N−RJをトリクロロ酢酸処理して採取した蛋白質画分)にはACE阻害作用は全く認められないことが明らかとなった。一方、N−RJをペプシンによる酵素処理することでACE阻害作用が発現するが、ペプシン分解組成物をさらにトリプシンとキモトリプシンで酵素処理することで、ACE阻害作用が著しく上昇することが判明した(ペプシン分解組成物と対比して、後者がほぼ4倍のACE阻害活性(IC50=0.353mg/ml)を有している)。
【0031】
実施例3
実施例1で得たペプシン・トリプシン・キモトリプシン分解組成物(本分解組成物)から、Superdex Peptide HR カラム(Bio-Rad社製、φ10mm×300mm)を用いたGPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)-HPLCの高速液体クロマトグラフィーにより、ジペプチド及びトリペプチドの粗画分を分離した。この分離条件は以下の通りである。移動相には、0.1%トリフルオロ酢酸と30%アセトニトリルを含む含水有機溶媒(トリフルオロ酢酸とアセトニトリルと水との混合溶媒)を用い、流速0.3ml/分、35℃のカラム温度で分画を行ない、溶出は、220nmでモニターし、約100分間実施した。このときの溶出曲線を図1に示す。図1の横軸は溶出時間(単位:分)を、縦軸は吸光度(220nm)を示す。ジペプチド及びトリペプチドを含む粗画分として、溶出時間が約50〜70分の画分を採取した(図1中、矢印Aの範囲)。この粗画分に含まれるジペプチド及びトリペプチドの産生率は、最初のN−RJサンプルの3.3%であった。
【0032】
なお、上記採取画分(溶出時間が約50〜70分の画分)は、分子量マーカーとしてGly−Gly(最小分子量マーカー)、Gly−Tyr、Gln−Val−Lys、Trp−Trp−Trp(最大分子量マーカー)、アンジオテンシンII(ANGII)を用いて、上記と同じ条件でGPC−HPLCを行い、最小分子量マーカーであるGly−Glyから最大分子量マーカーであるTrp−Trp−Trpまでの全てのジペプチド及びトリペプチドが溶出する時間から決定した。この結果を検量曲線として図2に示す。図2の横軸は溶出時間(分)、縦軸は分子量の対数値(log.M.W.)を示している。
【0033】
さらにこのジペプチド及びトリペプチドを含む粗画分を、まず、ODS−Phe修飾カラム(ナカライテスク社製、φ4.6mm×250mm)を用い、ついで、ODS−ARIIカラム(ナカライテスク社製、φ4.6mm×250mm)を用いた2段階の逆相高速液体クロマトグラフにかけ、アンジオテンシンI変換酵素阻害ペプチドを単離した。この分離条件は以下の通りである。まず、ODS−Phe修飾カラムによる分離については、移動相には、アセトニトリル濃度が1から40%の濃度勾配となるようにアセトニトリル−水の混合溶媒を用い、流速0.3ml/分、常温のカラム温度で分画を行ない、溶出は、220nmで状況をモニターしながら、約60分間実施した。次に、ODS−ARIIカラムによる分離については、移動相は、0.1%トリフルオロ酢酸とアセトニトリル濃度が5から35%の濃度勾配となるようにアセトニトリル−水の混合溶媒を用い、流速0.3ml/分、常温のカラム温度で分画を行ない、溶出は、220nmで状況をモニターしながら約60分間実施した
【0034】
第1乃至第10のペプチドの単離方法について以下詳述する。
まず、第1及び第2のペプチドの単離について説明する。上記ジペプチド及びトリペプチドを含む粗画分(図1、A画分)を、前述の条件のもとODS−Phe修飾カラムを用いた高速液体クロマトグラフによって分画し、図3に示す溶出曲線を得た。図3中、▲及びそれを結ぶ点線は右軸であり、○及びそれを結ぶ実線は、左軸を示す。
この溶出成分のうち溶出時間39分の画分を採取し、引き続き前述の条件のもとODS−ARIIカラムを用いた高速液体クロマトグラフィーにかけ、図4に示す溶出曲線を得た。図4の各ピークについて、後述するアミノ酸組成分析及びアミノ酸配列分析を行った。その結果、溶出時間48.3分の画分が第1のペプチドたるLys−Pheであることが判明し、溶出時間60.5分の画分が第2のペプチドたるAla−Val−Leuであることが判明した。
【0035】
次いで、第3、第4および第5のペプチドの単離について説明する。第1及び第2のペプチドの単離の場合と同様に、図3に示す溶出曲線のうち溶出時間43分の画分を採取し、引き続き前述の条件のもとODS−ARIIカラムを用いた高速液体クロマトグラフにかけ、図5に示すような溶出曲線を得た。図5の各ピークについて、後述するアミノ酸組成分析及びアミノ酸配列分析を行った。その結果、溶出時間46.7分の画分が第3のペプチドたるThr−Lys−Tyrであること、溶出時間56.7分の画分が第4のペプチドたるIle−Met−Tyrであること、溶出時間59.7分の画分が第5のペプチドたるPhe−Tyrであることが判明した。
【0036】
そして第6のペプチドの単離について説明する。第1及び第2のペプチドの単離の場合と同様に、図3に示す溶出曲線のうち溶出時間48分の画分を採取し、引き続き前述の条件のもとODS−ARIIカラムを用いた高速液体クロマトグラフにかけ、図6に示すような溶出曲線を得た。図6の各ピークについて、後述するアミノ酸組成分析及びアミノ酸配列分析を行った。その結果、溶出時間59.7分の画分が第6のペプチドたるGly−Leu−Tyrであることが判明した。
【0037】
さらに、第7のペプチドの単離について説明する。第1及び第2のペプチドの単離の場合と同様に、図3に示す溶出曲線のうち溶出時間52分の画分を採取し、引き続き前述の条件のもとODS−ARIIカラムを用いた高速液体クロマトグラフィーにかけ、図7に示すような溶出曲線を得た。図7の各ピークについて、後述するアミノ酸組成分析及びアミノ酸配列分析を行った。その結果、溶出時間66.7分の画分が第7のペプチドたるAsp−Gly−Leuであることが判明した。
【0038】
次いで、第8のペプチドの単離について説明する。第1及び第2のペプチドの単離の場合と同様に、図3に示す溶出曲線のうち溶出時間60分の画分を採取し、引き続き前述の条件のもとODS−ARIIカラムを用いた高速液体クロマトグラフィーにかけ、図8に示すような溶出曲線を得た。図8の各ピークについて、後述するアミノ酸組成分析及びアミノ酸配列分析を行った。その結果、溶出時間70.1分の画分が第8のペプチドたるLeu−Thr−Pheであることが判明した。
【0039】
第9のペプチドの単離について説明する。第1及び第2のペプチドの単離の場合と同様に、図3に示す溶出曲線のうち溶出時間68分の画分を採取し、引き続き前述の条件のもとODS−ARIIカラムを用いた高速液体クロマトグラフィーにかけ、図9に示すような溶出曲線を得た。図9の各ピークについて、後述するアミノ酸組成分析及びアミノ酸配列分析を行った。その結果、溶出時間76.1分の画分が第9のペプチドたるPhe−Asn−Pheであることが判明した。
【0040】
最後に、第10のペプチドの単離について説明する。第1及び第2のペプチドの単離の場合と同様に、図3に示す溶出曲線のうち溶出時間46分の画分を採取し、引き続き前述の条件のもとODS−ARIIカラムを用いた高速液体クロマトグラフィーにかけ、図10に示すような溶出曲線を得た。図10の各ピークについて、後述するアミノ酸組成分析及びアミノ酸配列分析を行った。その結果、溶出時間60.1分の画分が第10のペプチドたるIle−Val−Tyrであることが判明した。
なお、上記した高速液体クロマトグラフィー操作は、いずれも島津製作所社製LC−9AHPLCシステムを用いて行った。
以上のようにして、分解物(分解組成物)からペプチドの単離を高速クロマトグラフィーによって行い、第1〜10のペプチドそれぞれの画分を採取した。
【0041】
上記第1乃至第10のペプチドの同定に用いた前記アミノ酸組成分析及び前記アミノ酸配列分析について簡単に説明しておく。
アミノ酸組成分析は、常法に従ってサンプルを6N塩酸で110℃で24時間、加水分解した後、LC−10Aアミノ酸アナライザー(島津製作所社製)によって分析した。
アミノ酸配列分析は、PPSQ−21プロテインシーケンサー(島津製作所社製)を用いて、常法に従って自動エドマン分解法により分析を行った。これらの分析結果から、ペプチドの構造を決定した。
【0042】
このようにして得た第1〜10のペプチドのアンジオテンシンI変換酵素阻害活性(IC50値)を実施例2記載の方法に準拠して求めた。結果は、次の表2に示すとおりである。
【0043】
表2 第1〜10のペプチドのアンジオテンシンI変換酵素阻害活性(IC50値)
ペプチドの種類 IC 50 (μM)
Phe−Tyr 1.7
Lys−Phe 120
Ile−Val−Tyr 0.5
Ala−Val−Leu 7.1
Thr−Lys−Tyr 2.3
Ile−Met−Tyr 1.8
Gly−Leu−Tyr 8.8
Asp−Gly−Leu 2.2
Leu−Thr−Phe 2.7
Phe−Asn−Phe 6.9
【0044】
処方例1
ドリンク剤:
(ドリンク剤1本分の組成)
実施例1で得たペプシン・トリプシン・キモトリプシン分解組成物 1.0g
レモン果汁 20ml
プロポリス 0.3g
ビタミンC 0.2g
はちみつ 13g
上記の5成分を水に溶解させ、全量を100mlとした。
【0045】

Figure 0004045401
上記の各成分を常法に従い充分に混合し、使用前にも充分攪拌して用いる。
【0046】
Figure 0004045401
上記各原料を用いて、常法に従い飴を作成した。
【0047】
【発明の効果】
本発明に係るローヤルゼリー分解組成物は、アンジオテンシンI変換酵素阻害作用を有するとともに、その成分が主に比較的小さなペプチド分子であるため粘膜や皮膚等を経由して効率よく吸収される。さらに、ローヤルゼリーを蛋白質分解酵素によって分解して得られるものであるため、優れた安全性を有するという特徴を有する。
従って、本発明に係るローヤルゼリー分解組成物それ自体および同組成物を添加・配合した食品組成物は、機能性食品等として、高血圧の予防や改善などを効率よくかつ安全に実現することができる。
また、本発明に係るローヤルゼリー分解組成物および同組成物を添加・配合した食品組成物は、アンジオテンシンI変換酵素の活性を阻害する性質を有しているので、アンジオテンシンI変換酵素の作用に基づく各種疾患、例えば、高血圧症、これから誘発される冠動脈疾患や心筋梗塞といった心疾患、脳血管障害、腎障害などの予防に効果的に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】加水分解物の試料(本分解組成物)を高速液体クロマトグラフィーにより分画する際の溶出曲線である。
【図2】加水分解物の試料(本分解組成物)を高速液体クロマトグラフィーにより分画する際の採取する画分の溶出時間を決定するためのグラフである。
【図3】ODS−Phe修飾カラムを用いた高速液体クロマトグラフィーによる溶出曲線である。
【図4】第1及び第2のペプチドの単離のためのODS−ARIIカラムを用いた高速液体クロマトグラフィーによる溶出曲線である。
【図5】第3、第4および第5のペプチドの単離のためのODS−ARIIカラムを用いた高速液体クロマトグラフィーによる溶出曲線である。
【図6】第6のペプチドの単離のためのODS−ARIIカラムを用いた高速液体クロマトグラフィーによる溶出曲線である。
【図7】第7のペプチドの単離のためのODS−ARIIカラムを用いた高速液体クロマトグラフィーによる溶出曲線である。
【図8】第8のペプチドの単離のためのODS−ARIIカラムを用いた高速液体クロマトグラフィーによる溶出曲線である。
【図9】第9のペプチドの単離のためのODS−ARIIカラムを用いた高速液体クロマトグラフィーによる溶出曲線である。
【図10】第10のペプチドの単離のためのODS−ARIIカラムを用いた高速液体クロマトグラフィーによる溶出曲線である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a protein enzyme-decomposing composition and a food composition containing the same, and more particularly to a royal jelly protease-degrading composition and a food composition containing the same.
Since the royal jelly degradation composition of the present invention (hereinafter referred to as “the present degradation composition”) exhibits an antihypertensive action based on angiotensin I converting enzyme inhibitory activity, the degradation composition and a food composition containing the same are: Useful for prevention and improvement of hypertension.
[0002]
[Prior art]
Hypertension, one of the major lifestyle-related diseases in Japan, is known to cause serious diseases such as heart diseases such as myocardial infarction and cerebrovascular diseases such as cerebral infarction and cerebral occlusion. Yes. For this reason, early improvement of hypertension is necessary, and it is desirable to prevent the development of hypertension from a mild stage.
Hypertension is roughly classified into essential hypertension and secondary hypertension. Of these, essential hypertension, which accounts for about 90% of hypertension, includes excessive intake of salt from foods, dysregulation of renin-angiotensin-aldosterone system and kallikrein-kinin-prostaglandin system, excessive secretion of catecholamine, etc. It develops due to the interaction. In addition, the renin-angiotensin system, which is a pressor system, and the kallikrein-kinin system, which is a hypotensive system, are deeply involved in the blood pressure maintenance mechanism in vivo, and angiotensin, which is a potent pressor substance in the renin-angiotensin system. The production of II is considered to be the most important factor for boosting.
[0003]
Therefore, in order to improve hypertension, it is important to suppress the production of angiotensin II and its action also clinically and food-chemically. Therefore, in order to improve hypertension, the activity of angiotensin I converting enzyme (hereinafter referred to as “ACE”) responsible for direct production of angiotensin II can be inhibited by converting angiotensin I into angiotensin II. It is considered as one of the powerful methods. As an antihypertensive agent having such an ACE activity inhibitory effect, for example, captopril is commercially available. However, such pharmaceuticals that have been provided to the market as antihypertensive agents have excellent medicinal effects, but in many cases have side effects, etc., and have safety problems. It was difficult to use it for prevention and improvement.
On the other hand, royal jelly is one that has been valued and eaten since ancient times as it has a high nutritional value and brings various benefits. Empirically, it is said that by taking royal jelly, hypertension can be prevented and ameliorated, but there are few reports on elucidating the physiologically active substance, and many of the reports report the activity of 10-hydroxydecenoic acid. It is a thing.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, an object of the present invention is to provide a highly safe food material that exhibits an accurate blood pressure lowering action and that can be used, for example, as a functional food.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve such problems, the present inventors have found that a degradation composition obtained by degrading royal jelly with a predetermined proteolytic enzyme has an excellent blood pressure lowering action, particularly an angiotensin I converting enzyme inhibitory activity. As a result, the present invention has been completed.
According to the first aspect of the present invention, there is provided a degradation composition (present degradation composition) obtained by treating royal jelly with pepsin and trypsin and / or chymotrypsin. As used herein, “treatment with pepsin and trypsin and / or chymotrypsin” means (1) treatment with pepsin and trypsin, (2) treatment with pepsin and chymotrypsin, and (3) pepsin, trypsin and chymotrypsin. This is a concept including all cases of (1), (2) and (3).
[0006]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the present degradation composition obtained by treating with pepsin, trypsin and chymotrypsin in the first aspect.
According to a third aspect of the present invention, there is provided the present degradation composition according to the first or second aspect, which is treated with pepsin and then treated with trypsin and / or chymotrypsin.
According to a fourth aspect of the present invention, in any one of the first to third aspects, Lys-Phe, Ala-Val-Leu, Thr-Lys-Tyr, Ile-Val-Tyr, Phe-Tyr This decomposition composition containing at least one selected from the group consisting of Ile-Met-Tyr, Gly-Leu-Tyr, Asp-Gly-Leu, Leu-Thr-Phe, Phe-Asn-Phe and their salts Things are provided.
[0007]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided the present decomposition composition which is used for the purpose of inhibiting angiotensin I converting enzyme in any of the first to fourth aspects.
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided the present decomposition composition which is used for the purpose of prevention, amelioration or treatment of hypertension in any of the first to fifth aspects.
According to the seventh aspect of the present invention, there is provided a food composition comprising the present decomposition composition according to any of the first to sixth aspects.
According to an eighth aspect of the present invention, there is provided a food composition according to the seventh aspect, wherein the food composition contains an amount of the present degradation composition exhibiting an angiotensin I converting enzyme inhibitory effect.
[0008]
In the present specification and drawings, “%” means wt% unless otherwise specified. Further, in the symbols in the formulas representing the above 10 peptides, Tyr is tyrosine, Lys is lysine, Phe is phenylalanine, Ala is alanine, Val is valine, Leu is leucine, Ile is isoleucine, Met represents methionine, Gly represents glycine, Asp represents aspartic acid, Thr represents threonine, and Asn represents asparagine.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Since the royal jelly decomposing composition (the present decomposing composition) according to the present invention has the property of inhibiting the activity of angiotensin I converting enzyme, it is used for the prevention and improvement of diseases caused by the action of angiotensin I converting enzyme. It can be used as an active ingredient of a kind (for example, functional food). For example, as a disease caused by excessive enhancement of angiotensin I converting enzyme function and loss of balance, only those that are currently known include hypertension, heart diseases such as coronary artery disease and myocardial infarction, cerebrovascular The royal jelly decomposition composition (the present decomposition composition) according to the present invention can be used for the prevention and improvement of these diseases.
[0010]
According to the present invention, the royal jelly decomposing composition (the present decomposing composition) according to the present invention decomposes royal jelly with pepsin and trypsin and / or chymotrypsin, that is, as described above, (1) royal jelly with pepsin And (2) treatment of royal jelly with pepsin and chymotrypsin, and (3) treatment of royal jelly with pepsin, trypsin and chymotrypsin. The royal jelly to be subjected to the decomposition treatment may be anything, and those secreted by bees can be widely used to grow queen bees. In addition, the raw royal jelly collected in this way may be used as it is, or a protein fraction obtained by appropriately pretreating raw royal jelly may be used. As the pretreated protein fraction, for example, a protein fraction collected by centrifuging raw alcohol jelly, alcohol precipitation, ammonium sulfate treatment, and heat treatment can be preferably used. Therefore, the term “royal jelly” in the present invention should be understood to include both the above-mentioned raw royal jelly itself and the protein fraction collected therefrom.
[0011]
There are no particular limitations on pepsin, trypsin and chymotrypsin that can be used for the degradation of royal jelly. For example, any commercially available one can be used. As pepsin, for example, those derived from gastric mucosa of mammals such as pigs, cows, sheep, etc., and as trypsin and chymotrypsin, for example, those derived from pancreas, spleen of mammals such as pigs, cows, sheep, etc. are suitable. Can be used.
[0012]
The enzymatic treatment of royal jelly with the above-mentioned proteolytic enzyme can be appropriately performed according to a conventional method, for example, in an aqueous solvent at about 15 ° C. to about 50 ° C., preferably about 20 ° C. to about 45 ° C.
At this time, the liquidity of the reaction solution can be appropriately adjusted according to the type of proteolytic enzyme used. For example, when pepsin is used as a proteolytic enzyme, the pH is 0.5 to 5, and when trypsin or chymotrypsin is used, the pH can be appropriately adjusted to 6 to 10.
The reaction solvent is not particularly limited as long as it is an aqueous solvent, and for example, a hydrous alcohol can be appropriately used.
[0013]
In addition, the enzyme treatment may be performed first with a degradation treatment with pepsin and a degradation treatment with trypsin and / or chymotrypsin, but after the pepsin degradation treatment, trypsin and / or chymotrypsin degradation treatment is performed. Is more preferable.
Furthermore, the enzyme treatment with trypsin and / or chymotrypsin can be performed using at least one of trypsin and chymotrypsin, but if both trypsin and chymotrypsin are used (that is, in this case, pepsin and Treated with trypsin and chymotrypsin).
[0014]
According to the present invention, a royal jelly decomposition composition (present decomposition composition) that exhibits an excellent blood pressure lowering action based on angiotensin I converting enzyme inhibitory activity can be obtained. For example, the royal jelly itself does not show any angiotensin I converting enzyme inhibitory activity, but the royal jelly decomposing composition according to the present invention, as shown in the Examples below, is compared with the royal jelly decomposing composition obtained by treating pepsin alone, The enzyme inhibitory activity about 4 times stronger can be shown.
[0015]
Furthermore, since pepsin, trypsin, and chymotrypsin used in the enzyme treatment have different peptide cleavage points, the royal jelly decomposition composition (the present decomposition composition) according to the present invention is generated by the combined use of these two to three proteases. Contains a unique peptide, for example, according to the reaction conditions described in the Examples below, Lys-Phe, Ala-Val-Leu, Thr-Lys-Tyr, Ile-Val-Tyr, Phe-Tyr, Ile-Met -Tyr, Gly-Leu-Tyr, Asp-Gly-Leu, Leu-Thr-Phe, Phe-Asn-Phe, etc.
[0016]
As shown in Examples below, each of these dipeptides or tripeptides exhibits excellent angiotensin I converting enzyme inhibitory activity. However, the production ratio and production amount of these active ingredients, or the presence or absence of production of individual components among these active ingredients can vary depending on the type of raw materials used and their enzyme reaction conditions. The royal jelly-decomposing composition is not limited to those containing all of these 10 peptides. That is, those obtained by appropriately selecting the enzyme treatment conditions within the scope of the embodiment of the present invention and containing an active ingredient exhibiting angiotensin I converting enzyme inhibitory activity are included in the scope of the present invention. For example, Lys-Phe, Ala-Val-Leu, Thr-Lys-Tyr, Ile-Val-Tyr, Phe-Tyr, Ile-Met-Tyr, Gly-Leu-Tyr, Asp-Gly-Leu, Leu Those containing at least one peptide selected from the group consisting of -Thr-Phe and Phe-Asn-Phe are all within the scope of the present invention.
[0017]
As the royal jelly decomposition composition (the present decomposition composition) of the present invention, the solution obtained by the enzyme treatment can be used as it is, or more preferably, the enzyme treatment solution is subjected to protein denaturation treatment (for example, heat treatment). Then, the proteolytic enzyme is inactivated and used as a dry powder (eg, freeze-dried) if necessary.
At that time, the peptide contained in the decomposition composition can be prepared as a physiologically acceptable salt with various inorganic acids or organic acids, for example, hydrochloride, etc., if necessary.
[0018]
The royal jelly decomposition composition (the present decomposition composition) according to the present invention can be used as a food composition such as functional food, health food, health-oriented food and the like. When used in the application, the royal jelly decomposition composition of the present invention can be used as such a food composition as it is, or the decomposition composition can be used as, for example, water, alcohol, vitamins, minerals, starches, proteins. Usually used in foods such as fiber, sugar, lipid, fatty acid, flavoring, coloring, sweetener, seasoning, spice, emulsifier, preservative, preservative, fungicide, fungicide, antioxidant It can also be used in combination with one or more of the raw materials and / or raw materials.
Depending on the individual form of use of the food composition, it may be a solution, suspension, syrup, cream, paste, jelly, powder, granule, granular, chewable, or any other desired shape, It can also be formed and used as necessary.
[0019]
The blending ratio of the royal jelly decomposition composition according to the present invention to the food composition is not particularly limited, and can be appropriately selected according to the purpose of use, the form of use, and the amount of use of the food composition.
In addition, in order for the food composition to contain the present degradation composition in an amount exhibiting an angiotensin I converting enzyme inhibitory effect, it is usually converted to the amount of protein-derived hydrolyzate and 100 parts by weight of the food composition. Per 0. 1 to 90 parts by weight.
[0020]
Moreover, as a specific form of the food composition that can be prepared by adding and blending the royal jelly decomposition composition (the present decomposition composition) according to the present invention, for example, beverages (soft drinks (coffee, cocoa, juice, minerals) Drinks, tea drinks, green tea, black tea, oolong tea, etc.), milk drinks, lactic acid bacteria drinks, yogurt drinks, carbonated drinks, alcoholic beverages (sake, western liquor, fruit liquor, honey liquor, etc.), spreads (custard cream, butter cream, peanuts, etc.) Cream, chocolate cream, cheese cream, etc.), paste (fruit paste, vegetable paste, sesame paste, seaweed paste, etc.), pastry (chocolate, donut, pie, cream puff, eclair, muffin, waffle, gum, gummy, jelly, candy, Cookies, crackers, biscuits, snacks, cakes, cakes Etc.), Japanese sweets (rice cakes, rice crackers, karinto, hail, dumplings, rice cakes, daifuku, bean rice cakes, rice cakes, rice cakes, buns, castella, anmitsu, sheep kan, etc.), ice confectionery (ice cream, ice candy, sherbet, shaved ice, etc.) , Retort food (curry, beef bowl, Chinese rice bowl, miso soup, miso soup, soup, meat sauce, demiglace sauce, meatballs, hamburger, oden seeds, red rice, yakitori, steamed rice bowl, etc.), instant food (instant ramen, instant udon, instant) Soba, Instant Yakisoba, Instant Spaghetti, Instant Wonton Noodles, Instant Shiruko, Miso Soup, Powdered Soup, Powdered Juice, Hot Cake Mix, etc., Bottled / Canned, Jelly Food (Jelly, Agar, Terrine, Jelly) Beverage), seasonings (salt, natural salt, soy sauce, mirin, vinegar, sugar, honey, miso, dressing, Taste seasoning, compound seasoning, sauce, mayonnaise, ketchup, sprinkle, tentsuyu, noodle soup, dashi soup, Chinese soup base, Chinese soup (mapo tofu base, chinjaoulose base), bouillon, grilled meat sauce , Cold shabu sauce, curry roux, stew roux, etc.), beekeeping products (honey, royal jelly, propolis, pollen cargo (pollen balls), bee chicks, etc.), dairy products (milk, cheese, yogurt, fresh cream, etc.), Processed fruits (jam, marmalade, syrup pickled, dried fruits, etc.), processed vegetables (vegetable jam, etc.), processed cereals (noodles, pasta, bread, rice noodles, etc.), pickles (takuan, Nara pickled, kimchi pickled, Fukujin pickled, rakkyo) Pickles, Chinese cabbage pickles, mustard pickles, shiba pickles, shallow pickles, pickles, etc.), pickles (immediate pickles, kimchi pickles, etc.), fish products (kamaboko, chikuwa, haha ), Livestock products (ham, sausage, salami, bacon, etc.), delicacies (sakisume, sakaki cod, salted sea urchin, squid salted, octopus salted, scallops, puffed fish, Smoked squid, pickled konowata, etc.), dried food (seasoned seaweed, etc.), prepared vegetables (food, fried food, fried food, grilled food, boiled food, vinegared food, etc.), frozen food (fried shrimp, croquette, spring rolls, tonkatsu, shrimps, Examples include dumplings, hamburger, takoyaki, Imagawa-yaki (rotary-baked), meat buns, buns, etc.) and fat foods (salad oil, margarine, butter). Furthermore, the food composition that can be prepared by adding and blending the present decomposition composition may be used as a food additive composition to be added to food (including drinking water).
Food compositions that can be prepared by adding and blending the royal jelly decomposition composition of the present invention are so-called health foods, functional foods, dietary supplements, supplements, foods for specified health use (Ministry of Health, Labor and Welfare, a kind of special-purpose foods), It may be a combination of food for the sick and food for the sick (Ministry of Health, Labor and Welfare, a special-purpose food) or a food for the elderly (Ministry of Health, Labor and Welfare, a special-purpose food). , Granules, powders, tablets, capsules (including both hard capsules and soft capsules), chewable types, syrup types, and the like. Preparation of the food composition which added and mix | blended the royal jelly decomposition | disassembly composition based on this invention can be performed by a publicly known method.
[0021]
【Example】
Hereinafter, examples and test examples are given to specifically describe the present invention. However, the present invention is not limited to the examples.
[0022]
Example 1
1.0 g of fresh royal jelly was dissolved in 10 ml of deionized water, stirred with vortex (trademark, manufactured by Scientific Industries), and then centrifuged at 4 ° C. and 12,000 rpm for 20 minutes. The supernatant was freeze-dried and used as a sample N-RJ (Native Royal Jelly).
N-RJ (3 g) was dissolved in 30 ml of deionized water, stirred by vortexing, and 20% hydrochloric acid was added to the stirred solution to adjust the pH to 1.2. To the solution adjusted to pH 1.2, 12 mg of pepsin (derived from porcine gastric mucosa, manufactured by Nacalai Tesque) was added to the substrate (N-RJ 3 g) so as to be 0.4 wt%, and incubated at 37 ° C. for 4 hours. .
[0023]
Thereafter, 20% sodium hydroxide solution was added to the incubated solution to adjust the pH of the solution to 6.8. Next, 3 ml of the supernatant of the solution adjusted to pH 6.8 was collected and lyophilized to obtain a pepsin decomposition composition of royal jelly.
6 mg of chymotrypsin and 6 mg of trypsin (both derived from bovine spleen, manufactured by Boehringer Mannheim) were added to the remainder of the solution so that the concentration was 0.2% by weight of the substrate, and incubated at 37 ° C. for 4 hours. The solution incubated at 37 ° C. for 4 hours was heat-treated at 98 ° C. for 15 minutes, and the heat-treated solution was centrifuged at 10,000 rpm for 15 minutes. The supernatant of the centrifuged solution was lyophilized to obtain a royal jelly pepsin / trypsin / chymotrypsin decomposition composition (present decomposition composition).
[0024]
Example 2
The angiotensin I-converting enzyme inhibitory activity of the pepsin-decomposing composition and the pepsin-trypsin-chymotrypsin-decomposing composition obtained by the method of Example 1 (this decomposition composition) was modified using the modified Lieberman method (Setsuko Yamamoto, Ichiro Toida, Kazuo Iwai) In addition, the measurement was carried out in accordance with the Journal of the Japanese Chest Society 18 (5), p297-303., 1980).
[0025]
Actually, the degradation composition (each of pepsin degradation composition and pepsin / trypsin / chymotrypsin degradation composition (this degradation composition)) obtained as described above was first dissolved in deionized water. Gently remove 25 μl of the degradation composition sample and 50 μl of 25 mU rabbit lung-derived angiotensin I converting enzyme (ACE, manufactured by Sigma) dissolved in the above borate buffer (0.2 M boric acid, 0.05 M sodium tetraborate, pH 8.3). After mixing and pre-incubating at 37 ° C. for 5 minutes, the reaction was initiated by adding 50 μl of 12.5 mM pseudo-substrate hippuryl-L-histidyl-L-leucine (HHL, Peptide Research). After 1 hour incubation at 37 ° C., the reaction was stopped by adding 125 μl of 0.5M hydrochloric acid. Next, the hippuric acid produced was extracted by adding 750 μl of ethyl acetate, and the absorbance at 228 nm was measured.
Then, the inhibition rate IC (%) was calculated according to the following formula.
[0026]
IC (%) = {(CB)-(S-SB) / (CB)} × 100 (Formula 1)
(However, in the formula,
C: Absorbance of control
B: Absorbance of blank
S: Absorbance of peptide sample
SB: Absorbance of sample blank
It is. )
Here, the control was not reacted with the decomposition composition sample, but was reacted with ACE having normal activity, and the blank was reacted with the deactivated ACE without adding the decomposition composition sample. A sample blank means a sample obtained by adding a decomposition composition sample and reacting with a deactivated ACE.
[0027]
These controls, blanks and sample blanks were measured as follows.
First, in the reaction of the decomposition composition sample described above, the reaction was performed in the same manner except that 25 μl of deionized water was used instead of 25 μl of the decomposition composition sample dissolved in deionized water, and extracted from the obtained reaction solution. The absorbance (228 nm) of hippuric acid was measured.
In the reaction of the decomposition composition sample described above, in the reaction of the decomposition composition sample described above, 25 μl of deionized water was used instead of 25 μl of the decomposition composition sample dissolved in deionized water, and this was similarly mixed with 50 μl of 25 mU ACE at 37 ° C. After pre-incubating for 5 minutes, 125 μl of 0.5 M hydrochloric acid was immediately added to inactivate the ACE. Next, 50 μl of 12.5 mM pseudo-substrate hippuryl-L-histidyl-L-leucine (HHL, manufactured by Peptide Research Co., Ltd.) was added thereto, and reacted in the same manner as in the case of the degradation composition sample. The absorbance (228 nm) of hippuric acid extracted from was measured.
For the sample blank, 25 μl of the degradation composition sample was mixed with 50 μl of 25 mU ACE, pre-incubated at 37 ° C. for 5 minutes, and then 125 μl of 0.5 M hydrochloric acid was immediately added to inactivate the ACE. Next, 50 μl of 12.5 mM pseudo-substrate hippuryl-L-histidyl-L-leucine (HHL, manufactured by Peptide Research Co., Ltd.) was added thereto, and reacted in the same manner as in the case of the degradation composition sample. The absorbance (228 nm) of hippuric acid extracted from was measured.
[0028]
Note that the concentration of the decomposition composition in the reaction solution when the activity of angiotensin I converting enzyme was inhibited by 50% under the above reaction conditions (that is, when IC (%) = 50) was defined as the IC50 value.
The specific method of obtaining the IC50 value is to obtain IC (%) from the above formula 1 for several samples of different concentrations for each decomposition composition, taking the inhibition rate IC (%) on the vertical axis, and the horizontal axis Take the concentration (μM) of the decomposition composition in the reaction solution and prepare a calibration curve. From the calibration curve, the degradation composition concentration at which 50% of the activity was inhibited was read and used as the IC50 value of the degradation composition.
For N-RJ, IC (%) was obtained in the same manner as above, the inhibition rate IC (%) was taken on the vertical axis, and the concentration (mg / ml) of the degradation product in the reaction solution was taken on the horizontal axis. Create a calibration curve. The enzyme inhibitory activity was measured from the calibration curve.
The results are shown in Table 1 below.
[0029]
Table 1 IC50 values of N-RJ and royal jelly degradation composition
Sample                    IC50 (mg / ml)
No inhibition of N-RJ ACE activity
N-RJ protein fraction Same as above
Pepsin degradation composition 1.24
Pepsin / trypsin / chymotrypsin degradation composition
0.35
[0030]
From Table 1, it was clarified that N-RJ and its protein fraction (protein fraction collected by treating N-RJ with trichloroacetic acid) showed no ACE inhibitory action. On the other hand, ACE inhibitory action is expressed by treating N-RJ with pepsin, but it was found that ACE inhibitory action is significantly increased by further treating the pepsin degradation composition with trypsin and chymotrypsin (pepsin). In contrast to the degradation composition, the latter has almost 4 times the ACE inhibitory activity (IC50 = 0.353 mg / ml)).
[0031]
Example 3
GPC (gel permeation chromatography) -HPLC using a Superdex Peptide HR column (manufactured by Bio-Rad, φ10 mm × 300 mm) from the pepsin / trypsin / chymotrypsin decomposition composition obtained in Example 1 (the present decomposition composition). The crude fractions of dipeptide and tripeptide were separated by high performance liquid chromatography. The separation conditions are as follows. For the mobile phase, a water-containing organic solvent containing 0.1% trifluoroacetic acid and 30% acetonitrile (mixed solvent of trifluoroacetic acid, acetonitrile, and water) was used, and fractionation was performed at a flow rate of 0.3 ml / min and a column temperature of 35 ° C. The run and elution were monitored at 220 nm and carried out for about 100 minutes. The elution curve at this time is shown in FIG. In FIG. 1, the horizontal axis represents the elution time (unit: minutes), and the vertical axis represents the absorbance (220 nm). As a crude fraction containing dipeptide and tripeptide, a fraction having an elution time of about 50 to 70 minutes was collected (in the range of arrow A in FIG. 1). The production rate of dipeptide and tripeptide contained in this crude fraction was 3.3% of the first N-RJ sample.
[0032]
The collected fractions (fractions having an elution time of about 50 to 70 minutes) are Gly-Gly (minimum molecular weight marker), Gly-Tyr, Gln-Val-Lys, Trp-Trp-Trp (maximum). GPC-HPLC was carried out under the same conditions as described above using molecular weight marker) and angiotensin II (ANGII), and all dipeptides and triglycerides from Gly-Gly, which is the minimum molecular weight marker, to Trp-Trp-Trp, which is the maximum molecular weight marker. It was determined from the time at which the peptide eluted. The result is shown in FIG. 2 as a calibration curve. The horizontal axis of FIG. 2 indicates the elution time (minutes), and the vertical axis indicates the logarithmic value of the molecular weight (log. MW).
[0033]
Furthermore, the crude fraction containing this dipeptide and tripeptide was first used with an ODS-Phe modified column (Nacalai Tesque, φ4.6 mm × 250 mm), and then an ODS-ARII column (Nacalai Tesque, φ4.6 mm). The angiotensin I converting enzyme-inhibiting peptide was isolated by two-phase reversed-phase high-performance liquid chromatograph using × 250 mm). The separation conditions are as follows. First, for separation using an ODS-Phe modified column, the mobile phase is a mixed solvent of acetonitrile and water so that the acetonitrile concentration has a concentration gradient of 1 to 40%, a flow rate of 0.3 ml / min, and a normal column temperature. The elution was performed for about 60 minutes while monitoring the situation at 220 nm. Next, for separation using an ODS-ARII column, the mobile phase is a 0.1% trifluoroacetic acid and acetonitrile-water mixed solvent with a acetonitrile gradient of 5 to 35%, and a flow rate of 0.3 ml / min. Fractionation was performed at a normal column temperature, and elution was performed for about 60 minutes while monitoring the situation at 220 nm.
[0034]
The method for isolating the first to tenth peptides will be described in detail below.
First, isolation of the first and second peptides will be described. The crude fraction containing the above dipeptide and tripeptide (FIG. 1, fraction A) was fractionated by high performance liquid chromatography using an ODS-Phe modified column under the conditions described above, and the elution curve shown in FIG. 3 was obtained. Obtained. In FIG. 3, ▲ and the dotted line connecting it are the right axis, and ○ and the solid line connecting it indicate the left axis.
Among the eluted components, a fraction having an elution time of 39 minutes was collected and subsequently subjected to high performance liquid chromatography using an ODS-ARII column under the above-mentioned conditions to obtain an elution curve shown in FIG. For each peak in FIG. 4, amino acid composition analysis and amino acid sequence analysis described later were performed. As a result, it was found that the fraction with an elution time of 48.3 minutes was Lys-Phe as the first peptide, and the fraction with an elution time of 60.5 minutes was Ala-Val-Leu as the second peptide. It has been found.
[0035]
Next, isolation of the third, fourth and fifth peptides will be described. As in the case of isolation of the first and second peptides, a fraction having an elution time of 43 minutes was collected from the elution curve shown in FIG. 3, and then a high-speed analysis using an ODS-ARII column under the conditions described above. A liquid chromatograph was applied to obtain an elution curve as shown in FIG. For each peak in FIG. 5, the amino acid composition analysis and amino acid sequence analysis described below were performed. As a result, the fraction with an elution time of 46.7 minutes is the third peptide, Thr-Lys-Tyr, and the fraction with an elution time of 56.7 minutes is the fourth peptide, Ile-Met-Tyr. The fraction with an elution time of 59.7 minutes was found to be the fifth peptide, Phe-Tyr.
[0036]
The isolation of the sixth peptide will be described. As in the case of isolation of the first and second peptides, a fraction having an elution time of 48 minutes was collected from the elution curve shown in FIG. 3, and then a high-speed analysis using an ODS-ARII column under the above-mentioned conditions. A liquid chromatograph was applied to obtain an elution curve as shown in FIG. For each peak in FIG. 6, the amino acid composition analysis and amino acid sequence analysis described below were performed. As a result, it was found that the fraction having an elution time of 59.7 minutes was Gly-Leu-Tyr as the sixth peptide.
[0037]
Furthermore, isolation of the seventh peptide will be described. As in the case of isolation of the first and second peptides, a fraction having an elution time of 52 minutes was collected from the elution curve shown in FIG. 3, and then a high-speed analysis using an ODS-ARII column under the conditions described above. Liquid chromatography was performed to obtain an elution curve as shown in FIG. For each peak in FIG. 7, the amino acid composition analysis and amino acid sequence analysis described below were performed. As a result, it was found that the fraction having an elution time of 66.7 minutes was Asp-Gly-Leu as the seventh peptide.
[0038]
Next, isolation of the eighth peptide will be described. As in the case of isolation of the first and second peptides, a fraction having an elution time of 60 minutes was collected from the elution curve shown in FIG. 3, and then a high-speed analysis using an ODS-ARII column under the conditions described above. Elution curve as shown in FIG. 8 was obtained by liquid chromatography. For each peak in FIG. 8, amino acid composition analysis and amino acid sequence analysis described later were performed. As a result, it was found that the fraction having an elution time of 70.1 minutes was Leu-Thr-Phe as the eighth peptide.
[0039]
The isolation of the ninth peptide will be described. As in the case of isolation of the first and second peptides, a fraction with an elution time of 68 minutes was collected from the elution curve shown in FIG. 3, and then a high-speed analysis using an ODS-ARII column under the conditions described above. It was subjected to liquid chromatography to obtain an elution curve as shown in FIG. For each peak in FIG. 9, the amino acid composition analysis and amino acid sequence analysis described below were performed. As a result, it was found that the fraction with an elution time of 76.1 minutes was the ninth peptide, Phe-Asn-Phe.
[0040]
Finally, the isolation of the tenth peptide will be described. As in the case of isolation of the first and second peptides, a fraction having an elution time of 46 minutes was collected from the elution curve shown in FIG. 3, and then a high-speed analysis using an ODS-ARII column under the above-mentioned conditions. Liquid chromatography was performed to obtain an elution curve as shown in FIG. For each peak in FIG. 10, amino acid composition analysis and amino acid sequence analysis described later were performed. As a result, it was found that the fraction having an elution time of 60.1 minutes was Ile-Val-Tyr as the tenth peptide.
In addition, all the above-mentioned high performance liquid chromatography operation was performed using Shimadzu Corporation LC-9A HPLC system.
As described above, the peptide was isolated from the degradation product (degradation composition) by high-speed chromatography, and fractions of each of the first to 10th peptides were collected.
[0041]
The amino acid composition analysis and amino acid sequence analysis used for identification of the first to tenth peptides will be briefly described.
In the amino acid composition analysis, a sample was hydrolyzed with 6N hydrochloric acid at 110 ° C. for 24 hours according to a conventional method, and then analyzed with an LC-10A amino acid analyzer (manufactured by Shimadzu Corporation).
The amino acid sequence analysis was performed by an automated Edman degradation method according to a conventional method using a PPSQ-21 protein sequencer (manufactured by Shimadzu Corporation). From these analysis results, the structure of the peptide was determined.
[0042]
The angiotensin I converting enzyme inhibitory activity (IC50 value) of the first to 10th peptides thus obtained was determined according to the method described in Example 2. The results are as shown in Table 2 below.
[0043]
Table 2 Angiotensin I converting enzyme inhibitory activity (IC50 value) of peptides 1 to 10
Types of peptides                     IC 50 (ΜM)
Phe-Tyr 1.7
Lys-Phe 120
Ile-Val-Tyr 0.5
Ala-Val-Leu 7.1
Thr-Lys-Tyr 2.3
Ile-Met-Tyr 1.8
Gly-Leu-Tyr 8.8
Asp-Gly-Leu 2.2
Leu-Thr-Phe 2.7
Phe-Asn-Phe 6.9
[0044]
Formulation Example 1
Drinks:
(Composition for one drink)
1.0 g pepsin / trypsin / chymotrypsin degradation composition obtained in Example 1
Lemon juice 20ml
Propolis 0.3g
Vitamin C 0.2g
Honey 13g
The above five components were dissolved in water to make a total volume of 100 ml.
[0045]
Figure 0004045401
The above components are thoroughly mixed according to a conventional method, and are used with sufficient stirring before use.
[0046]
Figure 0004045401
Using the above raw materials, straw was prepared according to a conventional method.
[0047]
【The invention's effect】
The royal jelly-decomposing composition according to the present invention has an angiotensin I converting enzyme inhibitory action and is efficiently absorbed through mucous membranes, skin and the like because its components are mainly relatively small peptide molecules. Furthermore, since it is obtained by degrading royal jelly with a proteolytic enzyme, it has a feature of having excellent safety.
Therefore, the royal jelly decomposition composition itself according to the present invention and the food composition to which the composition is added and blended can efficiently and safely prevent or improve hypertension as a functional food or the like.
In addition, the royal jelly decomposing composition according to the present invention and the food composition to which the composition is added and blended have the property of inhibiting the activity of the angiotensin I converting enzyme, and therefore various types based on the action of the angiotensin I converting enzyme. It can be effectively used for prevention of diseases such as hypertension, heart diseases such as coronary artery disease and myocardial infarction, cerebrovascular disorders, and renal disorders.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an elution curve when a hydrolyzate sample (the present decomposition composition) is fractionated by high performance liquid chromatography.
FIG. 2 is a graph for determining the elution time of a collected fraction when a hydrolyzate sample (the present decomposition composition) is fractionated by high performance liquid chromatography.
FIG. 3 is an elution curve by high performance liquid chromatography using an ODS-Phe modified column.
FIG. 4 is an elution curve by high performance liquid chromatography using an ODS-ARII column for isolation of the first and second peptides.
FIG. 5 is an elution curve by high performance liquid chromatography using an ODS-ARII column for isolation of third, fourth and fifth peptides.
FIG. 6 is an elution curve by high performance liquid chromatography using an ODS-ARII column for isolation of a sixth peptide.
FIG. 7 is an elution curve by high performance liquid chromatography using an ODS-ARII column for isolation of a seventh peptide.
FIG. 8 is an elution curve by high performance liquid chromatography using an ODS-ARII column for isolation of the eighth peptide.
FIG. 9 is an elution curve by high performance liquid chromatography using an ODS-ARII column for isolation of the ninth peptide.
FIG. 10 is an elution curve by high performance liquid chromatography using an ODS-ARII column for isolation of the tenth peptide.

Claims (4)

ローヤルゼリーを、ペプシン並びにトリプシン及び/又はキモトリプシンにより処理して得られる分解組成物であって、
Lys-Phe,Ala-Val-Leu,Thr-Lys-Tyr,Ile-Val-Tyr,Phe-Tyr,Ile-Met-Tyr,Gly-Leu-Tyr,Asp-Gly-Leu,Leu-Thr-Phe,Phe-Asn-Pheおよびそれらの塩からなる群から選ばれる少なくとも一のものを含有し、かつ
アンジオテンシンI変換酵素に対する阻害を目的として用いられるものである、分解組成物。
A degradation composition obtained by treating royal jelly with pepsin and trypsin and / or chymotrypsin,
Lys-Phe, Ala-Val-Leu, Thr-Lys-Tyr, Ile-Val-Tyr, Phe-Tyr, Ile-Met-Tyr, Gly-Leu-Tyr, Asp-Gly-Leu, Leu-Thr-Phe, A degradation composition comprising at least one selected from the group consisting of Phe-Asn-Phe and salts thereof, and used for the purpose of inhibiting angiotensin I converting enzyme.
ペプシンとトリプシンとキモトリプシンとにより処理して得られる、請求項1に記載の分解組成物。The degradation composition of Claim 1 obtained by processing with pepsin, trypsin, and chymotrypsin. ペプシンにより処理された後、トリプシン及び/又はキモトリプシンによって処理されたものである、請求項1又は2に記載の分解組成物。The degradation composition according to claim 1 or 2, which has been treated with trypsin and / or chymotrypsin after being treated with pepsin. 高血圧症の予防、改善又は治療を目的として用いられるものである、請求項1乃至3のいずれかに記載の分解組成物。The decomposition composition according to any one of claims 1 to 3, which is used for the purpose of prevention, improvement or treatment of hypertension.
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