JP4044949B2 - Folding mobile phone - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は折り畳み携帯電話機に関する。 The present invention relates to a folding mobile phone.
一般に、所謂折り畳み式の携帯電話機10は、図44に示すように、電話機本体11と、これに取り付けてあるフリッパ12とを有する。フリッパ13は、ヒンジ機構12によって支持されており、矢印A1 で示す開く方向、及び矢印A2で示す閉じる方向に回動する。
In general, a so-called foldable
携帯電話機10を使用していないときにはフリッパ12は、図44(A)に示すように、閉じ位置P1 にロックされており、テンキー部14を覆っている。通話をするに際して、ロック解除操作をすると、フリッパ12は、図44(B)に示すように、A1 方向に145度回動され、開き位置P2 に保持される。
When the
図44(B)の状態において、例えば携帯電話機10を落としたりして、フリッパ12に矢印A1 方向の強い力が加わった場合には、フリッパ12は、図44(C)に示すように、矢印A1 方向に最大で、過剰開き位置P3 まで回動し、その後、開き位置P1 に戻る。
In the state shown in FIG. 44B, when the
従って、上記ヒンジ機構13は、次の要件を満たすことが必要とされる。
Therefore, the
(1)ロックが解除されたときに、フリッパ12を位置P1 から自動的にA1 方向に回動させること。
(1) When the lock is released, the
(2)フリッパ12を、位置P2 に保持させること。
(2) The
(3)フリッパ12の位置P3 までの回動を許容すること。
(3) Allowing the
(4)位置P2 を越えて矢印A1 方向に回動したフリッパ12を、位置P2 に戻すこと。
(4) Return the
また、ヒンジ機構13は、更に次の要件を満たすことが望ましい。
The
(1)小型であること。 (1) It must be small.
(2)モジュール化されていること。 (2) Be modular.
(3)ダンパを有すること。 (3) Having a damper.
図45は、従来のヒンジ機構20を示す。
FIG. 45 shows a
ヒンジ機構20は、パイプ21,開き用ねじりコイルばね22,閉じ用ねじりコイルばね23,及び駒24等を有する。
The
ばね22は、フリッパ12を、矢印A1 方向に、位置P2 まで回動させる。ばね23は、フリッパ12が過剰に開くときに撓み、フリッパ12を位置P2へ戻す。
The
ばね22の一端の腕部22aが、軸25のスリット25aと嵌合している。ばね22の他端の腕部22bは、板27に当接している。板27は、フリッパ12に固定してある。
The arm 22 a at one end of the
ばね23の一端の腕部23aは、板27とフリッパ12との間に挟まれている。ばね23の他端の腕部23bは、駒24の孔24aに差し込まれている。
The arm 23 a at one end of the
駒24は、軸25に回動可能に支持されている。駒24は、突起24bがストッパ28に当接するとそれ以上の回動(矢印B方向からみて時計方向の回動)を制限される。
The
図44(A)に示すように、フリッパ12が閉じ位置P1 にロックされているときには、ばね22はねじられている。駒24は回動可能であり、ばね23の腕部23bはフリーであるため、ばね23はねじられていない。ロックが解除されると、フリッパ12は、ばね22のばね力によって矢印A1方向に回動される。駒24は、軸25の回りをから回りする。
As shown in FIG. 44A, when the
駒24が回ってきて突起24bがストッパ28に当接すると、ばね23のばね力が、ばね22のばね力に抗するように作用する。フリッパ12は、図46に示すように、ばね23のばね力F1 とばね22のばね力F2 とがバランスした状態で回動を停止し、位置P2 に保持される。
When the
開き位置P2 に位置しているフリッパ12に、矢印A1 方向の強い力が加わった場合には、フリッパ12は、ばね23をねじりながら更に開かれる。このとき、ばね22は、ねじりを解かれる方向に変形する。この強い力がかからなくなると、フリッパ12は、ばね23のばね力によって、矢印A2 方向に回動されて、位置P2 に戻される。
When a strong force in the direction of the arrow A1 is applied to the
図47(A),(B)は、従来のロック・ロック解除機構30を示す。この機構30は、押し釦部材31と、ロック部材32と、引っ張りコイルばね33と、圧縮コイルばね34とを有する。
47A and 47B show a conventional lock /
操作前の状態では、図47(A)に示すように、ロック部材32が圧縮コイルばね34によってU1方向に変位しており、ロック爪部32aが開口35より突き出ている。指先で押し釦部材31を押すと、図47(B)に示すように、押し釦部材31がばね33に抗してX1方向に変位し、押し釦部材31がロック部材32を押す。ロック部材32は、X1方向に変位するとともに、斜めの長孔32bがピン36に案内されて、U1方向にばね34に抗して変位する。これにより、ロック爪部32aが開口35内に後退して、フリッパに対するロックが解除される。指先を押し釦部材31より離すと、押し釦部材31と、ロック部材32とは、夫々ばね33、34によって元に戻され、図47(A)に示す状態となる。
In the state before the operation, as shown in FIG. 47A, the lock member 32 is displaced in the U1 direction by the
図45に示す上記のヒンジ機構20は、以下に挙げる問題点を有する。
The
(1)設計の自由度が制限される。
通話時において、フリッパ12は、ねじられている状態にあるばね22のばね力F1 と、ほんの少しねじられた状態にあるばね23のばね力F2 とが釣り合った状態で、位置P2 に保たれている。
(1) The degree of freedom of design is limited.
During a call, the
このため、ばね22のばね定数をK1 ,ばね23のばね定数をK2 とすると、K1 ,K2 は、K1 <K2 の関係を満足するように定める必要がある。K1 >K2 ,K1 =K2 である場合には、フリッパ12の開き位置P2 が所定の位置からずれた位置となってしまうからである。
Therefore, if the spring constant of the
このため、ばね22のばね定数K1 と、ばね23のばね定数K2 とを独立に自由に設定することが出来ず、この点で設計の自由度が制限されていた。
For this reason, the spring constant K1 of the
(2)フリッパ12の満足した動きを得にくい。
(2) It is difficult to obtain a satisfactory movement of the
上記のばね22,23のばね定数K1 ,K2 をK1 <K2 と定める関係から、フリッパ12の位置P1 から位置P2 へ開く動作がゆっくりすぎたり、逆に早すぎたり、フリッパ12が過剰に開くときの動作が重くなりすぎたりすることが起きる虞れがあった。
When the spring constants K1 and K2 of the
(3)電話機に組込みにくい。 (3) It is difficult to incorporate into a telephone.
モジュール化されていないため、携帯電話機に組み込む作業に手間がかかる。更に従来例のヒンジ機構ではコネクタ部を設けようとすると、かなり筐体が大きくなり小型化を阻害する。 Since it is not modularized, it takes time to assemble it into a mobile phone. Furthermore, in the conventional hinge mechanism, if the connector portion is provided, the housing becomes considerably large and downsizing is hindered.
また、図47に示す従来のロック・ロック解除機構30は、四つの独立している部材、即ち、押し釦部材31と、ロック部材32と、引っ張りコイルばね33と、圧縮コイルばね34とが組み込まれた構成であるため、比較的広いスペースを必要とし、携帯電話機の小型化を図ることが困難であった。
Further, the conventional lock /
そこで、本発明は、上記課題を解決した折り畳み携帯電話機を提供することを目的とする。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a folding mobile phone that solves the above-described problems.
本発明は、電話機本体と、折り畳み体と、該折り畳み体を上記電話機本体に対して、閉じ位置と開き位置との間を回動するように支持するヒンジ機構と、上記電話機本体に組み込まれており、該折り畳み体を上記閉じ位置にロックし、操作することによってロックを解除するロック・ロック解除機構とよりなる折り畳み携帯電話機において、
上記ロック・ロック解除機構は、
腕部と、該腕部の基部端にあってロックを解除するときに押し付け操作される操作部と、該腕部の途中にあって該折り畳み体を上記閉じ位置にロックするロック爪部とよりなり、該操作部が上記電話機本体より突き出し、該ロック爪部が上記電話機本体より突き出し、該腕部の先端部が上記電話機本体の一部に係止されて、該操作部を押し付け操作したときに上記ロック爪部が上記電話機本体内に後退する状態で上記電話機本体内に設けてある単一のロック部材と、
該操作部が押し付け操作され、該ロック部材が動作したときに弾性変形し、該ロック爪部を上記電話機本体より突き出るように補助的に付勢し、且つ該操作部を上記電話機本体より突き出るように補助的に付勢する補助ばね部材とよりなる構成としたことを特徴とする。
The present invention is incorporated in a telephone body, a folded body, a hinge mechanism that supports the folded body so as to rotate between a closed position and an opened position with respect to the telephone body, and the telephone body. A folding mobile phone comprising a lock / unlock mechanism that locks the folded body in the closed position and releases the lock by operating the folded body;
The lock / unlock mechanism is
An arm portion, an operation portion that is pressed when being unlocked at the base end of the arm portion, and a lock claw portion that is in the middle of the arm portion and locks the folded body in the closed position. When the operation part protrudes from the telephone body, the lock claw part protrudes from the telephone body, and the tip of the arm is locked to a part of the telephone body, and the operation part is pressed. A single locking member provided in the telephone body in a state in which the lock claw is retracted into the telephone body;
When the operation portion is pressed and elastically deformed when the lock member is operated, the lock claw portion is urged so as to protrude from the phone body, and the operation portion protrudes from the phone body. It is characterized by comprising an auxiliary spring member that is urged in an auxiliary manner.
操作部と、ロック爪部とを有する単一のロック部材を設け、且つ必要に応じて補助ばね部材を設けた構成であるため、ロック・ロック解除機構を従来に比べて狭いスペース内に組み込むことが出来る。 A single lock member having an operation part and a lock claw part is provided, and an auxiliary spring member is provided if necessary, so the lock / unlock mechanism is incorporated in a narrower space than before. I can do it.
説明の便宜上、先ず、本発明の関連技術について説明する。
〔第1の関連技術〕
図1乃至図3は、本発明の第1の関連技術になるヒンジ機構40を示す。
For convenience of explanation, first, related technology of the present invention will be described.
[First related technology]
1 to 3 show a
図3(B),(E),(F)は、夫々B−B線、E−E線、F−F線に沿う断面図である。ヒンジ機構40は、大略単一の回転軸41と、軸41の右端側のロータリオイルダンパ部42と、軸41の中央部の開き機構部43と、軸41の左端側の閉じ機構部44とを有する。
3B, 3E, and 3F are cross-sectional views taken along lines BB, EE, and FF, respectively. The
ヒンジ機構40は、円柱形状を有し、モジュール化された構造を有する。オイルダンパ部42は、図3(B)に示すように、シリコーンオイルが充填してある筒状のケーシング45内に、軸41に固定された回転体46が組込まれ、シリコーンオイル内において、回転体46がシリコーンオイルによって抵抗を受けつつ軸41と一体的に回転する構造を有する。
The
開き機構部43は、大略、軸41に嵌合している第1のばね部材としての開き用ねじりコイルばね47と、これを囲む筒状のケーシング48とを有する。閉じ機構部44は、大略、軸41に嵌合している第2のばね部材としての閉じ用ねじりコイルばね49と、これと囲む筒状のケーシング50とを有する。
The
図2及び図3(E)に示すように、ケーシング48は、その端面48-1に、開きばね用円弧状スリット48-2,閉じばね用円弧状スリット48-3,第1のストッパとしての開きばね用ストッパ48-4,第2のストッパとしての閉じばね用ストッパ48-5を有する。
As shown in FIG. 2 and FIG. 3 (E), the
スリット48-2は、角度α(約180度)を有する。スリット48-3は、角度β(約35度)を有する。ストッパ48-4は、スリット48-2のA1 方向端である。ストッパ48-5は、スリット48-3のA2 方向端である。ストッパ48-4とストッパ48-5との間の寸法aと、ピン51の径bとは等しい。
The slit 48-2 has an angle α (about 180 degrees). The slit 48-3 has an angle β (about 35 degrees). The stopper 48-4 is the end of the slit 48-2 in the A1 direction. The stopper 48-5 is the end of the slit 48-3 in the A2 direction. The dimension a between the stopper 48-4 and the stopper 48-5 is equal to the diameter b of the
ピン51は、軸41に固定してあり、軸41の径方向に突き出している。このピン51は、ケーシング48の端面48-1のすぐ裏側に位置している。
The
開き用ねじりコイルばね47は、ばね定数K3 を有し、一端に腕部47a,他端は、腕部47bを有する。腕部47aは、コイルばね47の軸線方向に延在している。
The opening
閉じ用ねじりコイルばね49は、ばね定数K4 を有し、一端に腕部49a,他端に腕部49bを有する。腕部49a,49bは共に、コイルばね49の軸線方向に延在している。
The
ばね47のばね定数K3 は、主にフリッパの開く動作を考慮して、ばね49のばね定数K4 とは関係なく、所望の値に定めてある。また、ばね49のばね定数K4 は、主にフリッパの過剰開き動作を考慮して、ばね47のばね定数K3 とは関係なく所望の値に定めてある。
The spring constant K3 of the
ばね47は、腕部47bがケーシング45の切欠45aに係合して固定され、腕部47aがケーシング48のスリット48-2に嵌合した状態で、組込まれている。
The
ばね49は、腕部49bがケーシング50の孔50aに係合して固定され、腕部49aがケーシング48のスリット48-3を挿通した状態で、組込まれている。
The
ケーシング48は、爪部48-6を、ケーシング45の凹部45bと嵌合されて、ケーシング45と結合してある。ケーシング50は、爪部50bをケーシング48の凹部48bと嵌合されて、ケーシング48と結合してあり、且つワッシャ52によって軸41に止められている。
The
組み立てた状態において、ヒンジ機構40は、図1,図3及び図6(E)に示す状態となる。この状態は携帯電話機に組込まれたときにおいては、通話時の状態に相当する。
In the assembled state, the
ばね47は、無荷重の状態から腕部47aが固定されている腕部47bに対してA2 方向に少しねじられた状態にあり、腕部47aは、ストッパ48-4に押し当たっている。
The
ばね48は、無荷重の状態から、腕部49aが固定されている腕部49bに対してA1 方向に少しねじられた状態にあり、腕部49aは、ストッパ48-5に押し当たっている。
The
腕部47aの根本部分47a-1と、腕部49aの先端寄りの部分49a-1とが、間に、ピン51を挟み込んでいる。
The
〔携帯電話機60〕
図4及び図5は、上記構成のヒンジ機構40が組込まれている折り畳み携帯電話機60を示す。携帯電話機60は、電話機本体61の一端側のヒンジ組込み部61-1にヒンジ機構40が組込まれて固定され、折り畳み体としてのフリッパ62がヒンジ機構40の回転軸41の両端部に嵌合して取り付けられた構造を有する。
[Mobile phone 60]
4 and 5 show a folding
この携帯電話機60は、折り畳み携帯電話機に関する本発明の第1の関連技術である。
This
ヒンジ機構40は、ケーシング48の周面の凸部48-8を、電話機本体61の凹部61-2に嵌合させて、回転軸41の回転方向上、所定の角度位置に定められて組込まれている。この所定の角度位置は、フリッパ62が、図6(B)に示す開き位置P2 に位置する角度としてある。
The
電話機本体61は、受話器部63,送話器部64,表示部65,テンキー部66及びロック・ロック解除機構部67を有する。
The telephone
ロック・ロック解除機構部67は、一の部材68と、一のばね部材69とを有する。部材68は、略三角形状のロック爪部68aと押釦部68bとを有する。ばね部材69は、腕部69aが押釦部68bを付勢し、腕部69bがロック爪部68aを付勢している。
The lock /
〔携帯電話機60に組み込まれているヒンジ機構40の動作〕
次に、携帯電話機60に組込まれているヒンジ機構40の動作について、図6を併せ参照して説明する。
[Operation of
Next, the operation of the
ここで、回転軸41の回動角度位置は、ピン51を基準として表わす。
Here, the rotation angle position of the
フリッパ62が、閉じ位置P1 ,開き位置P2 ,過剰開き位置P3 に位置するときの回転軸41の回転角度位置を、夫々P1a,P2a,P3aで表わす。
The rotational angle positions of the
(1)フリッパ62が折り畳まれているとき(図6(A),(D))。
フリッパ62は、凹部62aをロック爪部68aによって係止されて、閉じ位置P1 にロックされている。
(1) When the
The
回転軸41は、図6(E),(D)に示すように、位置P2aよりA2 方向に145度回動された位置に位置している。また、ピン51が腕部47aの根本部47a-1を押して、ばね47がA2 方向にねじられている。
As shown in FIGS. 6E and 6D, the
(2)押釦部68bを押したとき。
(2) When the
図4中、押釦部68bを押すと、フリッパ62に対するロックを解除され、ばね47のばね力によって、回転軸41がA1 方向に回動し、フリッパ62を開き位置P2 方向に回動させる。
In FIG. 4, when the
(3)フリッパ62を回動させるときの動作。
(3) Operation when the
回転軸41は、オイルダンパ部42の回転体62をシリコーンオイル内で回転させつつ、即ちオイルダンパ部42により発生する回転を妨げる方向のトルクに抗しつつ低速で回転する。これにより、フリッパ62は、比較的ゆっくりと開く。
The rotating
(4)フリッパ62を開き位置P2 に保持する動作。
(4) The operation of holding the
図6(E)に示すように、コイルばね49の腕部49aは、ストッパ48-5に押し当たっている。
As shown in FIG. 6E, the
スリット48-2内を動いてきた腕部47aは、ストッパ48-4に押し当たり、それ以上のA1 方向への移動を制限される。また、ピン51は、ストッパ48-5に押し当たっている腕部49aと、ストッパ48-4に押し当たった腕部47aとによって挟まれた状態となる。これにより、回転軸41は、角度位置P2aで、回動を拘束される。
The arm portion 47a that has moved in the slit 48-2 is pressed against the stopper 48-4, and further movement in the A1 direction is restricted. Further, the
ばね47及び49のばね力は、共にストッパ48-4,48-5によって受け止められている。ピン51にはばね47,49のばね力は作用していない。
Both spring forces of the
従って、ばね47,49のばね力とは全く無関係に、回転軸41が回動を拘束される位置は、上記の角度位置P2aに一義的に定まる。回転軸41が回動を拘束されることによって、フリッパ62は、図6(B)に示す開き位置P2 に保持される。
Accordingly, the position at which the
(5)フリッパ62が過剰に開かれたとき。
(5) When the
図6(F)に示すように、ピン51が腕部49aを押し、ばね49がA1 方向にねじられ、回転軸41がA1 方向に回動する。このように、回転軸41がばね49のねじりを伴ってA1 方向に回動することによって、フリッパ62は、図6(F)に示すように、過剰に開かれる。
As shown in FIG. 6 (F), the
フリッパ62に加わった強い力が解除されると、回転軸41は矢印A2 方向に回動されて、位置P2aに戻され、前記と同じく、回動を拘束される。フリッパ62は、開き位置P2 に戻されてその位置に保たれる。
When the strong force applied to the
〔第2の関連技術〕
図7及び図9は、本発明の第2の関連技術になるヒンジ機構70を示す。
[Second related technology]
7 and 9 show a
ヒンジ機構70は、大略、図1のヒンジ機構40において、単一の回転軸41を二つの軸に分けた構造を有する。このヒンジ機構70は、ロータリオイルダンパ部71と、開き・閉じ機構部72とが、フック73を凸部74に係合されて結合された略円柱形状のモジュール化された構造を有する。ヒンジ機構70は、電話機本体内に組込まれる関係上、径Dが約8mmと小型である。長さLも約15mmと短い。
The
[ロータリオイルダンパ部71の構造〕
ロータリオイルダンパ部71は、図9に示すように、軸部75aを有するケーシング75内に、ギヤ形状の回転体76が上記軸部75aと嵌合して組込まれ、回転体76とケーシング75との間の隙間にシリコーンオイル77が充填され、ケーシング75がOリング78を介した状態で、蓋79によって塞がれた構造を有する。
[Structure of Rotary Oil Damper 71]
As shown in FIG. 9, the rotary
ここで、回転体76は、径aが約6mm,長さbが約3mmである。
Here, the rotating
b/aは1/2であり、これは一般的なロータリオイルダンパの回転体に比べて相当に大きい。 b / a is 1/2, which is considerably larger than a rotating body of a general rotary oil damper.
このロータリオイルダンパ部71は、大略、次式で表わされる回転抗力としてのトルクTを発生する。
The rotary
μはシリコーンオイルの粘性係数、
ωは回転体76の回転速度である。
μ is the viscosity coefficient of silicone oil,
ω is the rotational speed of the
本の関連技術のロータリオイルダンパ部71は、回転体76のb/aの比を通常より大きくすることによって、約8mmという小径の制約の下で、所望のトルクTを発生する。
The rotary
また、回転体76は、断面が略楕円形状の軸部76aを有する。
The rotating
〔開き・閉じ機構部72〕
開き・閉じ機構部72は、開き機構部80と、閉じ機構部81とを有する。開き機構部80は、略筒状のケーシング82と、第1のばね部材としての開き用ねじりコイルばね83と、第1の軸84とよりなる。
[Opening / closing mechanism 72]
The opening /
ケーシング82は、一端側に端面部82−1を有し、他端側は開口82-2となっている。端面部82-1は、中心孔82-3,円弧状スリット82-4,及び孔82-5を有する。円弧状スリット82-4のA1 方向端に、第1のストッパ82-6が形成してある。ケーシング82は、周面に、回り止め用凸部82-7を有する。
The
ばね83は、ばね定数K5 を有し、各端側に腕部83a,83bを有する。
The
第1の軸84は、略筒形状を有し、先端側半分の部分に、ばね83を支持するばね支持部84-1,略楕円形の孔部84-2,突部84-3を有する。
The
第1の軸84は、図8に示すように、基部側半分の部分の外側部に、ばね83の腕部83bが嵌合する溝部84-4,内側部に、ばね85を収容するばね収容部84-5,ばね85の腕部85aが嵌合する溝部84-6,及び円柱形状の軸部86-2が回転可能に嵌合する軸受部84-7を有する。
As shown in FIG. 8, the
第1の軸84は、基部側端に、切欠部84-8を有する。切欠部84-8は、A2方向端に、第2のストッパ84-9を有する。
The
閉じ機構部81は、第1の軸84の基部側の部分と、第2のばね部材としての閉じ用ねじりコイルばね85と、第2の軸86とよりなる。閉じ用ねじりコイルばね85は、ばね定数K6 を有し、各端に腕部85a,85bを有する。
The closing mechanism portion 81 includes a base portion side portion of the
ここで、前記のばね83のばね定数K5 と上記のばね85のばね定数K6 とは、別個独立に選定したものである。
Here, the spring constant K5 of the
第2の軸86は、中央の円板部86-1と、円板部86-1から一方に突き出している円柱形状の軸部86-2と、円板部86-1から他方に突き出している角柱形状の軸部86-3とを有する。
The
また、円板部86-1には、溝86-4,突部86-5及びリブ86-6が形成してある。 Further, a groove 86-4, a protrusion 86-5, and a rib 86-6 are formed in the disk portion 86-1.
開き・閉じ機構部72は、ケーシング82内に、ばね82,第1の軸84,ばね85,第2の軸86が順次組込まれた構成を有する。
The opening /
ばね82の腕部83aが、孔82-5に係合し、腕部83bが、溝84-4に係合している。また、第1の軸84の突部84-3が、円弧状スリット82-4に嵌合している。また、ばね85の腕部85aが溝84-6に係合しており、腕部85bが溝86-4に係合している。
The
第2の軸86の軸部86-2が、軸受部84-7に嵌合している。また、第2の軸部86の突部86-5が、切欠部84-8内に嵌合している。
A shaft portion 86-2 of the
第2の軸部86は、リブ86-6を、ケーシング82の爪部82-8により係止されて抜け止めされ、円板部86-1が開口82-2を塞いだ状態で取り付けてある。
The
ばね85のばね力によって、第1の軸84は、ケーシング82に対してA1 方向に付勢されている。第1の軸84は、図11(E)に示すように、突部84-3が第1のストッパ82-6に当接した位置に停止している。また、ばね85のばね力によって、第2の軸86は、第1の軸84に対してA2 方向に付勢されている。第2の軸86は、図11(H)に示すように、突部86-5が第2のストッパ84-9に当接した位置に停止している。
The
上記のロータリオイルダンパ部71と開き・閉じ機構部72とが結合された状態において、図9に示すように、軸部76aが孔部84-2が嵌合しており、第1の軸84と軸部76aとが一体的に回転しうる。
In the state where the rotary
また、Oリング87が、ケーシング82と蓋79との間に挟まれており、シリコーンオイルの漏れの防止が図られている。
In addition, an O-
また、ケーシング82の外周であって、ケーシング75とケーシング82との間には、ヒンジ機構70を電話機本体へ組込んだ状態において、固定用Oリング88が設けてある。固定用Oリング88は、外周からのオイルの漏れを防止すると共に、径方向のガタを無くすように作用する。
Further, a fixing O-
〔携帯電話機60A〕
図10の折り畳み携帯電話機60Aは、折り畳み携帯電話機に関する本発明の第2の関連技術である。
[
The folding
上記構造のヒンジ機構70は、図10に示すように、軸部86-3が側方に突き出した状態で電話機本体61Aのヒンジ組込み部61A-1に組込まれて固定されている。
As shown in FIG. 10, the
フリッパ62Aは、係合凹部62A-1と軸部62A-2とを有する。このフリッパ62Aは、係合凹部62A-1が軸部86-3に係合し、軸部62A-2が軸受孔61A-1a に係合した状態で取り付けてある。
The
ヒンジ機構70は、長さが短いため、ヒンジ組込み部61A-1の約半分だけを占め、ヒンジ組込み部61A-1の残りの半分の部分は空間として残される。この空間を利用して送話器64及びブザー(図示せず)等が、空間効率良く組込まれている。
Since the
更に、本発明はヒンジ機構はかなり小型化されており、コネクタ部の空間も十分確保することができる。 Furthermore, in the present invention, the hinge mechanism is considerably miniaturized, and a sufficient space for the connector portion can be secured.
〔携帯電話機60Aに組込まれているヒンジ機構70の動作〕
ここで、第1の軸84の回動角度位置は、突部84-3を基準として表わす。
[Operation of
Here, the rotation angle position of the
第2の軸86の回動角度位置は、突部86-5を基準として表わす。フリッパ62Aが、閉じ位置P1 ,開き位置P2 ,過剰開き位置P3 に位置するときの、第1の軸84及び第2の軸86の回動角度位置を、夫々P1b,P2b,P3b,P1c,P2c,P3cで示す。
The rotational angle position of the
(1)フリッパ62Aを折り畳むとき。
(1) When the
フリッパ62Aと一体に、第2の軸86が、図11(H)の位置P2cからA2方向に回動される。突部86-5が第2のストッパ84-9を押し、第1の軸84も、第2の軸86と一体的に、図11(E)の位置P2bからA2 方向に回動される。
The
第2の軸86は、図11(G)に示す位置P1cに、第1の軸84は、図11(D)に示す位置P1bに位置する。
The
ばね83は、A2 方向にねじられている。
The
(2)フリッパ62Aに対するロックが解除されたとき。
(2) When the lock on the
ばね83のばね力によって、第1の軸84がA1 方向に回動を開始する。第2のストッパ84-9が突部86-5を押し、第2の軸86も第1の軸84と一体的にA1 方向に回動を開始する。
Due to the spring force of the
回転体76が、第1の軸84と一体的に回転する。回転体76は、オイルダンパ部72により発生する回転を妨げる方向のトルクに抗しつつ低速で回転して第1の軸84及び第2の軸86の回転速度を遅くする。これにより、フリッパ62Aは、比較的ゆっくり開く。
The rotating
(3)フリッパ62Aを開き位置P2 に保持する動作。
(3) The operation of holding the
図11(E)に示すように、第1の軸84は、突部84-3が第1のストッパ82-6に押圧した位置P2bで停止される。第2の軸86は、図11(H)に示す位置P2cに停止する。これにより、フリッパ62Aは、図11(B)に示す開き位置P2 に保持される。
As shown in FIG. 11E, the
(4)フリッパ62Aが過剰に開始されたとき。
(4) When the
フリッパ62Aにこれを過剰に開く方向の強い力が加わったとき、第1の軸84は、図11(E)の位置P2bよりA1 方向には回動できず、図11(F)の位置P3b(図11(E)の位置P2bと同じ位置である)にとどまる。
When a strong force in the direction of excessively opening the
第2の軸86が単独で、ばね85をねじりながら、図11(H)の位置P2cから、A1 方向に、図11(I)に示すように回動する。これによって、フリッパ62Aは、図11(C)に示すように、過剰に開かれる。
The
フリッパ62Aに加わった強い力が解除されると、第2の軸86は、A2 方向に回動されて、位置P2cに戻される。フリッパ62Aは、開き位置P2 に戻されて、その位置に保たれる。
When the strong force applied to the
〔第3の関連技術〕
図12及び図14は、本発明の第3の関連技術になるヒンジ機構100を示す。ヒンジ機構100は、閉じ機構部をカムと挟み板ばねとよりなる構成とした以外は、上記第2の関連技術のヒンジ機構70と実質上同じである。
[Third related technology]
12 and 14 show a
図12及び図14中、図7及び図9に示す構成部分と同一部分には、同一符号を付し、説明を一部省略する。 12 and 14, the same components as those shown in FIGS. 7 and 9 are denoted by the same reference numerals, and description thereof is partially omitted.
ヒンジ機構100は、ロータリオイルダンパ部71と、開き・閉じ機構部72Aとが結合された構造を有する。
The
開き・閉じ機構部72Aは、開き機構部80Aと閉じ機構部81Aとを有する。開き機構部80Aは、ケーシング82Aと、ばね部材としての開き用ねじりコイルばね83Aと、第1の軸84Aとを有する。
The opening /
開き用ねじりコイルばね83Aが、第1の軸84Aのばね支持部84-1に嵌合し、腕部83Aaがケーシング82Aの溝部82A-9に係合し、腕部83bが第1の軸84Aの溝部84-4に係合している。
The opening
図13に併せて示すように、ケーシング82Aは、切欠部82A-10 を有する。切欠部82A-10 は、一端にストッパ82A-11 を有する。第1の軸84Aは、突部84A-10 を有する。
As shown in FIG. 13, the
第1の軸84Aは、ケーシング82Aと組合わされており、突部84A-10 が、切欠部82A-10 に嵌合している。閉じ機構部81Aは、第1の軸84Aと、第2の軸86Aと、閉じ用挟み板ばね101とを有する。
The
第1の軸84Aは、挟み板ばね収容部84A-11 ,軸受部84A-12 及びケーシング部84A-13 を有する。挟み板ばね収容部84A-11 は、略立方体の凹形状を有する。軸受部84A-12 は、上記収容部84A-11 の奥部に形成してあり、円柱の凹形状を有する。
The
第2の軸86Aは、カム部86A-7を有する。カム部86A-7は、円柱の直径方向上両面を平行に面取りした、略楕円の断面形状を有し、短軸86A-7e の両側の平面部86A-7a ,86A-7b と、長軸86-7f の両側の円弧面部86A-7c ,86A-7d とを有する。
The
カム部86A-7は、軸部86-3と一体である。カム部86A-7の先端に、軸部86A-8を有する。閉じ用挟み板ばね101は、略コ字形状を有し、基部101-1と、基部101-1より延出している腕部101-2,101-3とを有する。
The
基部101-1は、軸部86A-8が挿通する孔101-4を有する。挟み板ばね101は、ばね定数K7 を有し、且つ上記の収容部84A-11 内に収まる大きさを有する。この挟み板ばね101は、収容部84A-11 内に、回動方向の動きが制限された状態で、収まっている。
The base portion 101-1 has a hole 101-4 through which the
第2の軸86Aは、ケーシング部84A-13 内に嵌合して取り付けてある。カム部86A-7が、腕部101-2,101-3の間に、嵌合しており、且つ軸部86A-8が軸受部84A-12 に嵌合している。
The
上記構成のヒンジ機構100において、ばね83Aのばね力によって、第1の軸84Aは、ケーシング82Aに対してA2 方向に付勢されている。第1の軸84Aは、図15(E)に示すように、突部84A-10 がストッパ82A-11 に当接した位置に停止している。
In the
挟み板ばね101のばね力によって、カム部86A-7は、図15(H)に示すように、平面部86A-7a ,86A-7b が腕部101-2,101-3によって挟み込まれた状態に拘束されている。第2の軸86Aは、上記のカム部86A-7に対応する位置に停止している。
As shown in FIG. 15H, the
上記構成のヒンジ機構100は、図10に示すと同様に、電話機本体61Aに組込まれる。フリッパ62Aも、図10に示すと同様に取り付けられる。
The
〔携帯電話機60Bに組込まれるヒンジ機構100の動作〕
次に、携帯電話機60Bに組込まれているヒンジ機構100の動作について、図15を参照して説明する。
[Operation of
Next, the operation of the
ここで、第1の軸84Aの回動角度位置は、突部84A-10 を基準として表わす。
Here, the rotational angle position of the
第2の軸86Aの回動角度位置は、カム部86A-7の長軸86A-7f を基準として表わす。
The rotation angle position of the
フリッパ62Aが、閉じ位置P1 ,開き位置P2 ,過剰開き位置P3 に位置するときの、第1の軸84Aの回動角度位置を、P1d,P2d,P3dで示し、第2の軸86Aの回動位置を、P1e,P2e,P3eで示す。
When the
(1)フリッパ62Aを折り畳むとき。
(1) When the
フリッパ62Aと一体に、第2の軸86Aが、図11(H)の位置P2eからA2 方向に回動されて、図11(G)の位置P1eに到る。
The
このとき、挟み板ばね101は拡がらず、挟み板ばね101は、カム部86A-7と一体的に回動する。挟み板ばね101と一体に、第1の軸84Aが、ばね83Aを捩じりつつ、回動し、図11(D)の位置P1dに到る。ばね83AはA2方向にねじられている。
At this time, the pinch leaf spring 101 does not expand, and the pinch leaf spring 101 rotates integrally with the
(2)フリッパ62Aに対するロックが解除されたとき。
(2) When the lock on the
ばね83Aのばね力によって、第1の軸84AがA1 方向に回動を開始する。挟み板ばね101及びカム部86A-7を介して、第2の軸86Aが第1の軸84Aと一体的にA1 方向に回動する。
The
第1の軸84Aと一体的に、オイルダンパ部42の回転体76が回転し、オイルダンパ部71が動作して、第1の軸84A及び第2の軸86Aの回転速度を遅くする。これにより、フリッパ62Aは、比較的ゆっくり開く。
The rotating
(3)フリッパ62Aを開き位置P2 に保持する動作。
(3) The operation of holding the
図15(E)に示すように、第1の軸84Aは、突部84A-10 ,ストッパ82A-11 に押圧した位置P2dで停止される。
As shown in FIG. 15E, the
第2の軸86Aは、図15(H)の位置P2eに停止する。これにより、フリッパ62Aは、図15(B)に示す開き位置P2 に保持される。
The
(4)フリッパ62Aが過剰に開かれたとき。
(4) When the
フリッパ62Aにこれを過剰に開く方向の強い力が加わったとき、第1の軸84Aは、ストッパ82A-11 によってA1 方向には回動できず、図15(F)の位置P3dにとどまる。
When a strong force in the direction of excessively opening the
図15(I)に示すように、カム86A-7が、挟み板ばね101の腕部101-2,101-3の感覚を押し拡げながら回動する。即ち、第2の軸86Aが単独で図15(H)の位置P2eからA1 方向に、図15(I)に示すように回動する。これによって、フリッパ62Aは、図15(C)に示すように過剰に開かれる。
As shown in FIG. 15I, the
フリッパ62Aに加わった強い力が解除されると、挟み板ばね101の挟む方向のばね力によって、カム86A-7がカムA2 方向に回動され、第2の軸86AはA2 方向に回動されて、位置P2eに戻される。これにより、フリッパ62Aは、開き位置P2 に戻されて、その位置に保たれる。
When the strong force applied to the
〔第4の関連技術〕
図16及び図17は、本発明の第4の関連技術になるヒンジ機構110を示す。本関連技術のヒンジ機構110及び次の第5の関連技術のヒンジ機構130は、開き用のばね及び閉じ用のばねを有し、且つ第1の軸と第2の軸とを有する点で、図7に示すヒンジ機構70と同じ構成であり、且つヒンジ機構70中のロータリオイルダンパ部71の代わりに摩擦ダンパ部を備えた構成を有する。
[Fourth related technology]
16 and 17 show a
ヒンジ機構110は、摩擦ダンパ部111と、開き機構部112と、過剰開き戻し機構部113とが、アルミニウム製の筒状のケーシング114内に組込まれて、モジュール化された構造を有する。
The
〔摩擦ダンパ部111〕
摩擦ダンパ部111は、基台115とネブレーキシュ116と、カム部材117と、軸118と、圧縮コイルばね119とよりなる。
[Friction damper part 111]
The
基台115は、略円板形状を有し、X1 方向に突き出したストッパ115-1を有し、且つ、X1 側に摩擦面115-2を有し、且つ周面に、凸部115-3及び溝部115-4を有する。また、基台115は、X2 側に、カム収容用凹部115-5を有し、この凹部115-5内に、カム用突部115-6が形成してある。
The
ブレーキシュ116は、円板形状を有し、第1の軸120のフランジ120-1に接着してある。
The
カム部材117は、略円板形状を有し、X1 側の面に、カム117-1が凹状に形成してある。カム117-1は、図18に示す輪郭を有する。
The
図18に示すように、カム117-1は、約220度に亘っており、第1の面117-1-1と、第2の面117-1-2と、第3の面117-1-3と、第4の面117-1-4と、第5の面117-1-5とを有する。 As shown in FIG. 18, the cam 117-1 extends over about 220 degrees, and the first surface 117-1-1, the second surface 117-1-2, and the third surface 117-1. -3, a fourth surface 117-1-4, and a fifth surface 117-1-5.
第1の面117-1-1は、カム部材117の端面117-2と同一面である。この第1の面117-1-1の位置を0°とする。第3の面117-1-3は、第1の面117-1-1より寸法c1 後退しており、45°乃至150°に亘っている。
The first surface 117-1-1 is flush with the end surface 117-2 of the
第5の面117-1-5は、第3の面117-1-3より更に寸法c2 後退しており、200°乃至220°に亘っている。第2の面117-1-2は、斜面であり、第1の面117-1-1と第3の面117-1-3とをつないでいる。第4の面117-1-4は、斜面であり、第3の面117-1-3と第5の面117-1-5とをつないでいる。第4の面117-1-4の途中に、180°の位置がある。 The fifth surface 117-1-5 is further retracted by a dimension c2 from the third surface 117-1-3, and extends from 200 ° to 220 °. The second surface 117-1-2 is an inclined surface and connects the first surface 117-1-1 and the third surface 117-1-3. The fourth surface 117-1-4 is a slope, and connects the third surface 117-1-3 and the fifth surface 117-1-5. There is a position of 180 ° in the middle of the fourth surface 117-1-4.
圧縮コイルばね119は、一端を止め輪121に係止されて、軸118に嵌合している。
One end of the
軸118は、X2 方向に、第1の軸120を貫通し、基台115を貫通し、更にカム部材117を貫通している。この軸118の先端には、ねじ122が螺合しており、カム部材117の抜け止めがしてある。カム部材117は、凹部115-5内に収容してある。また、軸118は、その一部に、断面が略楕円形状の部分118-1を有する。この部分118-1が、第1の軸120の楕円孔120-2及びカム部材117の楕円孔117-3を貫通している。これにより、第1の軸120とカム部材117とは、基台115に対して、軸118と共に一体的に回動する。また、軸118は、第1の軸120及び基台115に対して、X1 ,X2 方向に変位可能である。
The
また、圧縮コイルばね119は、圧縮された状態にある。このばね119のばね力により、第1の軸120とカム部材117とが、基台115を両側から挟んでおり、ブレーキシュ116が基台115の摩擦面115-2に所定の力Fで押圧している。ブレーキシュ116が摩擦面115-2を擦りつつ回動することによって、摩擦ダンパ部111が働き、第1の軸120の回動に抗する摩擦トルクを発生する。 カム117-1は、第1の軸120の回動位置に応じて、圧縮コイルばね119のばね力を変えて、上記摩擦トルクを変えるように働く。これについては後述する。
The
〔開き機構部112〕
開き機構部112は、第1の軸120と、開き用ねじりコイルばね123とよりなる。第1の軸120は、略筒形状を有し、中央の筒部120-2と、このX2 端のフランジ120-1、X1 端のフランジ120-4と、フランジ120-1上の円弧状のリブ120-5と、フランジ120-1の周面上の溝部120-6と、フランジ120-1よりX1 方向に突き出している一対のストッパ120-7,120-8とを有する。
[Opening mechanism 112]
The
ねじりコイルばね123は、ばね定数K8 を有し、両端に腕部123a,123bを有する。このねじりコイルばね123は、筒部120aの周囲に嵌合し、腕部123aが基台115の溝部115-4に係合し、腕部123bが第1の軸120の溝部120-6に係合している。
The
〔過剰開き戻し機構113〕
過剰開き戻し機構113は、第2の軸124と、戻し用ねじりコイルばね125とよりなる。
[Excessive opening mechanism 113]
The
第2の軸124は、中央の円板部124-1と、これよりX1 方向に突き出している角柱形状の軸部124-2(86-3)と、円板部124-1よりX2 方向に突き出している円筒状の軸受部124-3と、円板部124-1よりX2 方向に突き出している円筒部124-4と、円筒部124-4に形成してある切欠部124-5,124-6とを有する。
The
ねじりコイルばね125は、ばね定数K9 を有し、後述するように、ねじり力と圧縮に対する弾撥力とを発生する。また、ねじりコイルばね125は、各端に腕部125a,125bを有する。このねじりコイルばね125は、腕部125aを、第2の軸124の孔124-7に係合させて、上記円筒部124-4の内側の部分に組込まれている。
The
第2の軸124は、切欠部124-5,124-6が夫々突部120-7,120-8と嵌合し、軸受部124-3が軸118の先端に嵌合し、上記ばね125の腕部125bが第1の軸120の孔120-9に係合した状態で、第1の軸120に組み合わされている。
In the
上記第1の軸120及び第2の軸124は、凸部115-3と係合して基台115に取り付けてあるケーシング114によって囲まれている。
The
第2の軸124は、ケーシング114のフランジ部114-1によって、X1 方向への変位を制限されている。
The displacement of the
ねじりコイルばね125は、圧縮された状態にある。この圧縮による弾撥力がX2 方向に作用して、ブレーキシュ116を摩擦面115-2に追加的に押し付けている。
The
ヒンジ機構110が組立てられた状態において、第1の軸120は、ばね123によって、基台115に対してA1 方向に付勢されており、図19(E)に示すように、リブ120-5がストッパ115-1に当接しており、回動位置P2fに位置している。
In the assembled state of the
第2の軸124は、ばね125のねじり力によって、第1の軸120に対してA2 方向に付勢されており、図19(G)に示すように、円筒部124-4の端124-4a がストッパ120-7,120-8に当接しており、回動位置P2gに位置している。
The
カム部材117は、図19(K)に示すように、第3の面117-1-3のうち第4の面117-1-4寄りの部位が、突部115-6に当接している回動位置P2hに位置している。
As shown in FIG. 19K, the
〔携帯電話機60Cに組込まれているヒンジ機構110の動作(図19参照)〕
上記構成のヒンジ機構110は、図10に示すと同様に、電話機本体61Cに組込まれる。フリッパ62Aも、図10に示すと同様に取り付けられる。
[Operation of
The
第1の軸120の回動位置は、リブ120-5の端を基準として表わす。第2の軸124の回動位置は、円筒部124-4のうち切欠部124-5,124-6に臨む端124-4a を基準として表わす。カム部材117の回動位置は、カム117-1の0°の位置を基準として表わす。 フリッパ62Aが閉じ位置P1 ,開き位置P2 ,過剰開き位置P3 に位置するときの、第1の軸120の回動位置を、P1f,P2f,P3fで示し、第2の軸124の回動位置を、P1g,P2g,P3gで示し、カム部材117の回動位置を、P1h,P2h,P3hで示す。
The rotational position of the
(1)フリッパ62Aを折り畳むとき。
フリッパ62Aと一体に、第2の軸124が、図19(H)の位置P2gからA2 方向に回動されて、図19(G)の位置P1gへ到る。
(1) When the
The
このとき、円筒部124-4の端124-4a がストッパ120-7,120-8を押す。よって、第2の軸124と一体に、第1の軸120が、ばね123を捩じりつつ、回動し、図19(D)の位置P1fに到る。ばね123は、A2 方向にねじられている。
At this time, the end 124-4a of the cylindrical portion 124-4 pushes the stoppers 120-7 and 120-8. Therefore, the
カム部材117は、第1の軸120と一体的に回動して、図19(J)の位置P1hに到る。第1の面117-1-1が突部115-6に当たっている。カム部材117は、X2 に変位され、ばね119は、更に圧縮される。
The
(2)フリッパ62Aに対するロックが解除されたとき。
(2) When the lock on the
ばね123のばね力によって、第1の軸120及びカム部材117がA1 方向に回動を開始する。ストッパ120-7,120-8が円筒部124-4の端124-4a を押し、第2の軸124も第1の軸120と一体的にA1 方向に回動する。これによって、フリッパ62Aが開かれる。
Due to the spring force of the
ブレーキシュ116が、第1の軸120と一体的に、摩擦面115-2を擦りつつ回動し、摩擦ダンパ部111が動作して第1の軸120及び第2の軸124の回動速度を遅くする。
The
摩擦ダンパ部111は、次のように動作する。
The
(i) 第1の軸120がA1 方向に回動を開始するとき。
(I) When the
図19(J)に示すように、第1の面117-1-1が突部115-6に当たっており、カム部材117が通常の位置Pj よりもX2 方向に変位した位置Pに位置しており、ばね119は通常よりも圧縮されている。
As shown in FIG. 19 (J), the first surface 117-1-1 hits the projection 115-6, and the
このため、ブレーキシュ116の摩擦面115-2への押圧力は、通常よりも大きくなっており、摩擦トルクは、通常よりも大きくなっている。大きくねじられているばね123の強い弾撥力に対抗するためである。これにより、ばね123の弾撥力が強いにも拘らず、第1の軸120は、ゆっくりと回動を開始し、フリッパ62Aはゆっくりと開き始める。
For this reason, the pressing force to the friction surface 115-2 of the
(ii) 第1の軸120がA1 方向に回動を開始した後。
(Ii) After the
第1の軸120がA1 方向に回動するにつれてねばね123のばね力は、徐々に弱くなる。これに対応して、摩擦トルクが減らされて、通常の値に戻される。即ち、カム部材117がA1 方向に回動を開始すると、図19(J),(K)に示すように、突部115-6に当接するカムの面が、第1の面117-1-1→第2の面117-1-2→第3の面117-1-3と移る。これにより、カム部材117がX1 方向に変位し、ばね119が長くなり、ばね119の弾撥力が通常に戻り、ブレーキシュ116の摩擦面115-2への押圧力が通常に戻り、摩擦トルクが徐々に減って通常の大きさに戻る。
As the
これにより、フリッパ62Aは、ゆっくりと開き続ける。また、摩擦ダンパ部111は、温度による影響を受けず、温度が低いときにも、また温度が高いときにも、一定の摩擦トルクを発生する。このため、気温が低いときにも、また気温が高いときにも、フリッパ62Aは、略同じ速度で開く。
As a result, the
(3)フリッパ62Aを開き位置に保持する動作。
(3) The operation of holding the
図19(E)に示すように、第1の軸120は、リブ120-5の端がストッパ115-1に押し当たった位置で停止される。
As shown in FIG. 19E, the
第2の軸124は、図19(H)の位置P2gに停止する。
The
これにより、フリッパ62Aは、図15(B)に示す開き位置P2 に保持される。
As a result, the
(4)フリッパ62Aが過剰に開かれたとき。
(4) When the
フリッパ62AにA1 方向の強い力が加わったとき、第1の軸120は、ストッパ115-1によって回動できず、図19(F)の位置P3f(P2f)にとどまる。第2の軸124だけが、図19(I)に示すように、ばね125をねじりながらA1 方向に回動する。これによって、フリッパ62Aは、図19(C)に示すように過剰に開かれる。
When a strong force in the A1 direction is applied to the
フリッパ62Aに加わった力が解除されると、第2の軸124は、ばね125のばね力によって、A2 方向に回動され、位置P2gに戻される。これにより、フリッパ62Aは、開き位置P2 に戻されて、その位置に保持される。
When the force applied to the
〔第5の関連技術〕
図20及び図21は、本発明の第5の関連技術になるヒンジ機構130を示す。
[Fifth related technology]
20 and 21 show a
ヒンジ機構130は、図16及び図17のヒンジ機構110の変形例的なものであり、図16中のブレーキシュに押圧力を付与する専用の機構部(圧縮コイルばね119及び軸118)を省略した構造を有する。
The
図20及び図21中、図16及び図17に示す構成部分と実質上対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略する。 In FIG. 20 and FIG. 21, the same reference numerals are given to portions substantially corresponding to the constituent portions shown in FIG. 16 and FIG.
第1のサブ軸120A及び第2のサブ軸120Bは、図16中の第1の軸120を二つに分割した場合の各分割した部分に対応する。
The
第1のサブ軸120A及び第2のサブ軸120Bは、軸131に軸131と一体的に回動し、且つX1 ,X2 方向に摺動可能な状態で、嵌合している。軸131の端に、ブレーキシュ116が接着してある。
The first sub-shaft 120A and the second sub-shaft 120B are fitted to the
ばね132は、ねじり圧縮コイルばねであり、ねじりに対する弾撥力と圧縮に対する弾撥力とを発生する。このばね132は、第1,第2のサブ軸120A,120Bの周囲に嵌合して、且つ、一方の腕部132aを基台115に固定し、一方の腕部132bを第2のサブ軸120Bに固定した状態で組込まれている。このばね132は、ねじられて且つ圧縮された状態で組込まれている。ばね132の圧縮に対する弾撥力によって、ブレーキシュ116が摩擦面115-2に押し付けられている。
The
ばね125は、一方の腕部125aを第2の軸124に固定し、他方の腕部125bを軸131に固定した状態で組込まれている。
The
上記構成のヒンジ機構130は、図16及び図17のヒンジ機構110と略同様に動作し、その説明は省略する。
The
なお、上記第1乃至第5の関連技術の各ヒンジ機構40,70,100,110,130は、共にダンパ部を一体に有する構成であるけれども、本発明は、ダンパ部を有しない構造のヒンジ機構も包含するものである。
Although each of the
また、上記の関連技術のフリッパが折り畳まれる構造の携帯電話機に限らず、送話器が組込まれた部分が折り畳まれる構造の携帯電話機等、所謂折り畳み形であれば、如何なる形態の携帯電話機にも適用可能である。 In addition, the mobile phone is not limited to a mobile phone with a flip-flop structure related to the above-described technology, but can be applied to any type of mobile phone as long as it is a so-called folding phone such as a mobile phone with a built-in transmitter. Applicable.
〔携帯電話機に関する発明の第3の関連技術〕
折り畳み携帯電話機に係る発明の第1,第2の関連技術は、図4及び図10に示されている。
[Third Related Art of Invention Related to Mobile Phone]
The first and second related techniques of the invention relating to the folding cellular phone are shown in FIGS.
図22は、折り畳み携帯電話機に関する発明の第3の関連技術になる折り畳み携帯電話機60Bを示す。
FIG. 22 shows a folding
携帯電話機60Bは、電話機本体61Bと、フリッパ62Bと、図7に示すヒンジ機構70とを有する。
The
フリッパ62Bは、ヒンジ機構が組込まれるヒンジ機構組込み部62B-1を有する。ヒンジ機構70は、フリッパ62Bのヒンジ機構組込み部62B-1に組込まれている。
The
電話機本体61Bのうち、フリッパ62Bが結合される部分61B-1は、ヒンジ機構70によって少しも占められず、全部が空間となっており、ここに、送話器及びブザー(共に図示せず)が空間効率良く組込まれている。
Of the telephone body 61B, a portion 61B-1 to which the
上記のヒンジ機構70に代えて、図12及び図14に示すヒンジ機構100、図16及び図17に示すヒンジ機構110、又は図20及び図21示すヒンジ機構130を組込むこともできる。
Instead of the
〔折り畳み携帯電話機に関する発明の第4の関連技術〕
図23は、折り畳み携帯電話機に関する発明の第4の関連技術になる折り畳み携帯電話機60Cを示す。
[Fourth Related Art of Invention Related to Folding Mobile Phone]
FIG. 23 shows a folding
携帯電話機60Cは、電話機本体61Cと、フリッパ62Cと、開き・閉じ機構部72と、ロータリオイルダンパ部71とを有する。
The
こゝで、開き・閉じ機構部72及びロータリオイルダンパ部71は、図7及び図9のヒンジ機構70を、二つに分割したときの夫々である。
Here, the opening /
フリッパ62Cは、開き・閉じ機構部組込み部62C-1、オイルダンパ部組込み部62C-2を、異なる部位に有する。開き・閉じ機構部72は、組込み部62C-1に組込まれている。オイルダンパ部71は、組込み部62C-2に組込まれている。
The
電話機本体61Cのうち、フリッパ62Cが結合される部分61C-1は、開き・閉じ機構部72及びオイルダンパ部71によって少しも占められず、全部が空間となっており、ここに、送話器及びブザー(共に図示せず)が空間効率良く組込まれている。
Of the telephone body 61C, the portion 61C-1 to which the
また、図12、図16、図20に示すヒンジ機構100,110,130を、二つに切り離した、開き・閉じ機構部とオイルダンパ部とを、夫々上記の組込み部62C-1,62C-2に組込んでも良い。
Further, the opening / closing mechanism part and the oil damper part, which are obtained by separating the
〔折り畳み携帯電話機に関する発明の第5の関連技術〕
図24は、折り畳み携帯電話機に関する発明の第5の関連技術になる折り畳み携帯電話機60Dを示す。
[Fifth Related Art of Invention Related to Folding Mobile Phone]
FIG. 24 shows a folding cellular phone 60D that is the fifth related art of the invention relating to the folding cellular phone.
携帯電話機60Dは、電話機本体61Dと、フリッパ62Dと、開き・閉じ機構部72と、ロータリオイルダンパ部71とを有する。こゝで、開き・閉じ機構部72及びロータリオイルダンパ部71は、図7及び図9のヒンジ機構70を、二つに分割したときの夫々である。
The cellular phone 60D includes a telephone body 61D, a
電話機本体61Dは、開き・閉じ機構部組込み部62D-1を有する。フリッパ62Dは、オイルダンパ部組込み部62D-1を、異なる部位に有する。開き・閉じ機構部72は、組込み部62D-1に組込まれている。オイルダンパ部71は、組込み部62D-1に組込まれている。
The telephone main body 61D has an opening / closing mechanism section built-in
電話機本体61Dのうち、フリッパ62Dが結合される部分61D-2は、開き・閉じ機構部72だけが入り込んでいるだけであり、オイルダンパ部71は少しも入り込んでいず、開き・閉じ機構部72とオイルダンパ部71との両方が上記の部分61D-2に組込まれている構成に比べて、上記の部分61D-2内の空間は、オイルダンパ部71の容積に相当する分の空間だけ広くなっている。よって、上記の部分61D-2内に、送話器及びブザー(共に図示せず)が空間効率良く組込まれている。
Of the phone main body 61D, the portion 61D-2 to which the
また、図12,図16,図20に示すヒンジ機構100,110,130を二つに切り離した、開き・閉じ機構部とオイルダンパ部とを、夫々上記の組込み部61D-1,62D-1に組込んでもよい。
〔折り畳み携帯電話機に関する発明の第6の関連技術〕
図25は、折り畳み携帯電話機に関する発明の第6の関連技術になる折り畳み携帯電話機60Eを示す。
Further, the opening / closing mechanism part and the oil damper part, which are separated from the
[Sixth related art of the invention related to a folding cellular phone]
FIG. 25 shows a folding cellular phone 60E which is the sixth related art of the invention relating to the folding cellular phone.
携帯電話機60Eは、電話機本体61Eと、フリッパ62Eと、開き・閉じ機構部72と、ロータリオイルダンパ部71とを有する。こゝで、開き・閉じ機構部72及びロータリオイルダンパ部71は、図7及び図9のヒンジ機構70を、二つに分割したときの夫々である。
The cellular phone 60E includes a
フリッパ62Eは、開き・閉じ機構部組込み部62E-1を有する。電話機本体61Eは、オイルダンパ部組込み部61E-2を、異なる部位に有する。開き・閉じ機構部72は、組込み部62E-1に組込まれている。オイルダンパ部71は、組込み部61E-1に組込まれている。
The
電話機本体61Eのうち、フリッパ62Eが結合される部分61E-2は、オイルダンパ部71だけが入り込んでいるだけであり、開き・閉じ機構部72は少しも入り込んでいず、開き・閉じ機構部72とオイルダンパ部71との両方が上記の部分61E-2に組込まれている構成に比べて、上記の部分61E-2内の空間は、開き・閉じ機構部72の容積に相当する部分の空間だけ広くなっている。よって、上記の部分61E-2内に、送話器及びブザー(共に図示せず)が空間効率良く組み込まれている。
Of the
また、図12,図16,図20に示すヒンジ機構100,110,130を、二つに切り離した、開き・閉じ機構部を組込み部62E-1に、オイルダンパ部を組込み部62E-1に組込んでもよい。
Also, the
〔折り畳み携帯電話機に関する発明の第7の関連技術〕
図26は、折り畳み携帯電話機に関する発明の第7の関連技術になる折り畳み携帯電話機60Fを示す。
[Seventh Related Art of Invention Related to Folding Cell Phone]
FIG. 26 shows a folding cellular phone 60F that is the seventh related art of the invention related to the folding cellular phone.
携帯電話機60Fは、電話機本体61Fと、フリッパ62Fと、開き・閉じ機構部72と、ロータリオイルダンパ部71とを有する。こゝで、開き・閉じ機構部72及びロータリオイルダンパ部71は、図7及び図9のヒンジ機構70を、二つに分割したときの夫々である。
The cellular phone 60F includes a telephone
電話機本体61Fは、フリッパ62Fが結合される部分61F-1の一端側に、開き・閉じ機構部組込み部61F-2を有し、他端側に、オイルタンパ部組込み部6F-3を有する。開き・閉じ機構部72は、組込み部62F-2に組込まれている。オイルダンパ部71は、組込み部62F-3に組込まれている。
The
上記の部分61F-1内に、送話器及びブザー(共に図示せず)が組込まれている。携帯電話器60Fは、ヒンジ機構を分割してなるロータリオイルダンパ部71が異なる部位に組込まれているため、ヒンジ機構を組込んでなる図4及び図10の携帯電話機60,60Aに比べて、設計の自由度が高い。
A transmitter and a buzzer (both not shown) are incorporated in the
また、図12,図16,図20に示すヒンジ機構100,110,130を二つに切り離した、開き・閉じ機構部を組込み部61F-2に、オイルダンパ部を組込み部61F-3に組込んでもよい。
Also, the
以下発明を実施するための最良の形態について説明する。 The best mode for carrying out the invention will be described below.
〔折り畳み携帯電話機のロック・ロック解除機構に関する発明の第1実施例〕(請求項2、3の発明の実施例)
ロック・ロック解除機構67は、図4、5に概略的に示されている構成である。図27乃至33において、図4、5に示す構成部分と対応する構成部分には同一符号を付す。
[First Embodiment of the Invention Regarding the Locking / Unlocking Mechanism of the Folding Mobile Phone] (Embodiments of the Inventions of
The lock /
ロック部材68は、ポリアセタール樹脂製の成形部品であり、図32(A),(B),(C)に示すように、細長い形状を有し、腕部68cと、この腕部68cの一端の操作部としての押釦部68bと、腕部68cの他端のロック爪部68aとを有する。ポリアセタール樹脂は、一般の樹脂に比べて高い耐摩耗性を有し、且つ高い靱性(粘っこくて腰が強い)を有しており、腕部68cは、折れる虞なく、U1方向に曲げを繰り返し得る。
The
また、ロック部材68は、押釦部68bの近傍に、ばね掛け部68dを有する。ロック爪部68aは、上から下に向かう斜面68eによって形づくられる略三角形状を有し、先端側に、先端から押釦部68b側に向かう斜面68fを有し、且つ頂面に、腕部68cと同方向に延在する溝部68gを有する。
Further, the
補助ばね部材69は、トーションコイルばねであり、コイル部69cと、このコイル部69cより延出している二つの腕部69a,69bとを有する。腕部69aは、短い長さL10を有し、腕部69aは、腕部69bの長さL10に比べて相当に長い長さL11を有する。腕部69aは、コイル部69cより延出すると直ぐに腕部69bから離れる方向に略90度曲げられ、且つ腕部69bの延出している方向に凸となるように湾曲している。
The
図28に示すように、押さえ部材190は、板金部材であり、押さえ板部190aと、この押さえ板部190aの両側より後方に延びている二つの腕部190b,190cとを有する。各腕部190b,190cは、取付けのための切欠部190d,190eを有する。
As shown in FIG. 28, the pressing
電話機本体61は、折り畳み携帯電話機60の上側ケース半体であり、図29に示すように、開口200、201、ボス202、203、リブ204、205、206、207、208、209等を有する。図27に示すように、開口200は、電話機本体61の側面のうち電話機本体61の長手方向上略中央の部位に設けてある。開口201は、電話機本体61のうちテンキー部66の受話器部63寄り側の部位において立ち上がって電話機本体61の幅方向上横切っている立ち上がり壁210のうち電話機本体61の幅方向上中央の位置に形成してある。開口201の内周側面のうち開口200とは反対側の面は、電話機本体61の外側より内側に電話機本体61の外側より内側に向かって開口201が大きくなるように傾斜している、即ち、電話機本体61の内側に露出するように傾斜している、傾斜面201aとなっている。
The
ロック・ロック解除機構67は、図28に示すように、電話機本体61の内側に、ばね部材69、ロック部材68、押さえ部材190の順に組み込むことによって構成される。ばね部材69は、図29、図30に示すように、コイル部69cがボス202に嵌合し、湾曲腕部69bが、途中の二箇所をリブ204、205に支持され、且つ先端部69b−1がボス203とリブ209との間の隙間211に入り込んでいる。ロック部材68は、腕部68cが立ち上がり壁210の内面に沿って、押釦部68bが開口200より突き出し、ロック爪部68aが開口201より突き出した状態で組み込まれている。ばね部材69の腕部69aがロック部材68のばね掛け部68dに掛止してあり、ロック部材68は、ばね部材69によってX2方向に付勢してあり、押釦部68bが開口200より突き出している。また、ばね部材69の腕部69bの中央部69b−2が溝部68g内に嵌合しており、ロック部材68はばね部材69の腕部69bのばね力によってY2方向に補助的に付勢してあり、ロック爪部68aの斜面68eが、図31に示すように、開口201より突き出している。また、押さえ部材190が、切欠部190d,190eをリブ207、208に嵌合させて取り付けてあり、押さえ板部190aが、図31に示すように、ロック爪部68aを押さえている。
As shown in FIG. 28, the lock /
ロック・ロック解除機構67は、ロック部材68が一つである構成であるため、従来のロック・ロック解除機構に比べて構造が簡単である。次に、上記ロック・ロック解除機構67の動作について説明する。図31に示すように、フリッパ62が折り畳まれると、閉じ位置P1に到る直前において、フリッパ62が斜面68eに当たり、ロック爪68aをY1方向に押し退ける。フリッパ62が閉じ位置P1に到ると、ロック爪68aが開口201より突き出し、凹部62aに嵌合し、フリッパ62は、幅方向上の中央部に位置する凹部62aをロック爪部68aによって係止されて、閉じ位置P1 にロックされる。
Since the lock /
上記の動作において、ロック部材68の腕部68cが片持ち梁状態でU1方向に一旦撓み、その後、復元する。復元動作は、ばね部材69の腕部69bのばね力に助成されて行われる。押釦部68bは、動かない。図33(A),(B)に示すように、指先で押釦部68bを押すと、ロック部材68が、ばね部材69の腕部69aのばね力に抗してX1方向に移動する。ロック爪部68aは、斜面68fが傾斜面201aに沿って摺動し、Y1方向に変位して、開口201内に後退する。このとき、ロック部材68の腕部68cは、U1方向に弾性的に撓んで変形する。また、ばね部材69の腕部69bの中央部69b−2がY1方向に撓む。
In the above operation, the
ロック爪部68aが開口201内に後退すると、フリッパ62に対するロックが解除され、フリッパ62が開く。指先を押釦部68bから離すと、ロック部材68が、主に、ばね部材69の腕部69aのばね力によってX2方向に移動する。このとき、ロック部材68の腕部68cが、腕部68c自体の弾性力によって、及びばね部材69の腕部69bのばね力によってU2方向に戻って復元し、ロック爪部68aが開口201より突き出す。
When the
ロック爪部68aはU1、U2方向に変位しつつ、X1,X2方向に移動する。この間、溝部68gは、ばね部材69の腕部69bに沿って滑り、腕部69bの中央部69b−2と安定に係合し続け、ばね部材69の腕部69bのばね力は、ロック爪部68aに安定に作用し続ける。
The
押釦部68bを押す操作が数千回繰り返されると、腕部68cが徐々にへたってくる虞があるけれども、ばね部材69の腕部69bのばね力がきいているため、腕部68cは確実に戻る。従って、ロック・ロック解除機構67は高い信頼性を有する。
If the operation of pushing the
なお、フリッパ62が閉じている状態において腕部68cが折れてしまったときにも、カード212を電話機本体61の立ち上がり壁210とフリッパ62の先端との隙間内に差し込んでX2方向に移動させることによって、ロックを解除させることが出来る。カード212がロック爪部68aの斜面68fを押して、ロック爪部68aを開口201内に後退させることが出来るからである。
Even when the
また、斜面68fと、傾斜面201aとのうち、一方が無くてもよい。また、ロック部材68は、押釦部68bと、ロック爪部68aとを、金属製の板ばねによってつないだ構成のものでもよい。
Further, one of the
〔折り畳み携帯電話機のロック・ロック解除機構に関する発明の第2実施例〕(請求項1の発明の実施例)
図34、図35に示すように、ロック・ロック解除機構67Aは、上記のロック部材68より長いロック部材68Aを有する以外は、上記のロック・ロック解除機構67と同じ構成である。
[Second Embodiment of Invention Regarding Locking / Unlocking Mechanism of Folding Mobile Phone] (Embodiment of Claim 1 )
As shown in FIGS. 34 and 35, the lock /
図34、図35中、図29、33に示す構成部分と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。以下の実施例についても、同様である。ロック部材68Aは、腕部68cより長い腕部68hを有する。ロック爪部68aは、腕部68hの略中央に設けてある。ロック部材68Aは、腕部68hの先端部68iを、立ち上がり壁210の内面とリブ206との間の隙間220に嵌合させて設けて有り、腕部68hは両持ち梁の状態にある。
34 and 35, the same components as those shown in FIGS. 29 and 33 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. The same applies to the following embodiments. The locking
指先で押釦部68bを押すと、斜面68fが傾斜面201a上を摺動し、ロック爪部68aが開口201内に後退し、ロック部材68Aの腕部68hが、図34(B)に示すように、U1方向に弾性的に湾曲する。指先を押釦部68bから離すと、図34(A)に示すように、ロック部材68Aが、主に、ばね部材69の腕部69aのばね力によってX2方向に移動する。このとき、ロック部材68Aの腕部68hが、腕部68h自体の弾性力によって、及びばね部材69の腕部69bのばね力によってU2方向に戻って復元し、ロック爪部68aが開口201より突き出す。
When the
〔折り畳み携帯電話機のロック・ロック解除機構に関する発明の第3実施例〕(請求項4の発明の実施例)
図36、図37に示すように、ロック・ロック解除機構67Bは、ロック部材68Bと、補助圧縮コイルばね部材69Aを有する。
[Third Embodiment of the Invention Regarding the Locking / Unlocking Mechanism of the Folding Mobile Phone] (Embodiment of the Invention of Claim 4 )
As shown in FIGS. 36 and 37, the lock /
ロック部材68Bは、図32に示すロック部材68に、腕部68cの先端より先に延出している指部68jが付加された構成である。ロック部材68Bは、腕部68cが片持ち梁状態で組み込まれている。補助圧縮コイルばね部材69Aは、一端を指部68jの周りに嵌合させ、他端を上記隙間220に嵌合させて設けてある。
The
指先で押釦部68bを押すと、斜面68fが傾斜面201a上を摺動し、ロック爪部68aが開口201内に後退し、ロック部材68Bの腕部68cが、図36(B)に示すように、U1方向に弾性的に湾曲する。補助圧縮コイルばね部材69Aは、圧縮されると共にU1方向に曲がる。
When the
指先を押釦部68bから離すと、図36(A)に示すように、ロック部材68Bが、主に、補助圧縮コイルばね部材69Aの圧縮によって蓄えられているばね力によってX2方向に移動する。このとき、ロック部材68Bの腕部68cが、腕部68c自体の弾性力によって、及び補助圧縮コイルばね部材69の曲がりによって蓄えられているばね力によってU2方向に戻って復元し、ロック爪部68aが開口201より突き出す。
When the fingertip is released from the
〔折り畳み携帯電話機のロック・ロック解除機構に関する発明の第4実施例〕
図38、図39に示すように、ロック・ロック解除機構67Cは、ロック部材68と、補助圧縮コイルばね部材69Bを有する。
[Fourth Embodiment of Invention Related to Locking / Unlocking Mechanism of Folding Cell Phone ]
As shown in FIGS. 38 and 39, the lock /
補助圧縮コイルばね部材69Bは、一端を、ばね受け部221によって保持されて、他端を、ロック爪部68aの背面に当接させて、U1,U2方向に延在して設けてある。指先で押釦部68bを押すと、斜面68fが傾斜面201a上を摺動し、ロック爪部68aが開口201内に後退し、ロック部材68の腕部68cが、図36(B)に示すように、U1方向に弾性的に湾曲する。補助圧縮コイルばね部材69Bは圧縮される。
The auxiliary compression coil spring member 69B has one end held by the
指先を押釦部68bから離すと、図36(A)に示すように、腕部68c自体の弾性力,及び補助圧縮コイルばね部材69Bの圧縮によって蓄えられているばね力によって、ロック爪部68aが開口201より突き出す。ロック爪部68aが開口201より突き出すときに、斜面68fが傾斜面201a上を摺動し、ロック部材68が、X2方向に移動して元の位置に戻る。
When the fingertip is released from the
〔折り畳み携帯電話機のロック・ロック解除機構に関する発明の第5実施例〕(請求項5の発明の実施例)
図40、図41に示すように、ロック・ロック解除機構67Dは、図27に示すロック・ロック解除機構67より補助ばね部材69を取り除いた構成であり、ロック部材68だけを有する。
[Fifth Embodiment of Invention Regarding Locking / Unlocking Mechanism of Folding Cell Phone] (Embodiment of Claim 5 )
As shown in FIGS. 40 and 41, the lock /
指先で押釦部68bを押すと、斜面68fが傾斜面201a上を摺動し、ロック爪部68aが開口201内に後退し、ロック部材68の腕部68cが、図40(B)に示すように、片持ち梁状態でU1方向に弾性的に湾曲する。指先を押釦部68bから離すと、図40(A)に示すように、腕部68c自体の弾性力によって、ロック爪部68aが開口201より突き出す。ロック爪部68aが開口201より突き出すときに、斜面68fが傾斜面201a上を摺動し、ロック部材68が、X2方向に移動して元の位置に戻る。する。このとき、ロック部材68Bの腕部68cが、腕部68c自体の弾性力によってU2方向に戻って復元し、ロック爪部68aが開口201より突き出す。
When the
〔折り畳み携帯電話機のロック・ロック解除機構に関する発明の第5実施例〕(請求項6の発明の実施例)
図42、図43に示すように、ロック・ロック解除機構67Eは、図34に示すロック・ロック解除機構67Aより補助ばね部材69を取り除いた構成であり、ロック部材68Aだけを有する。
[Fifth Embodiment of Invention Related to Locking / Unlocking Mechanism of Folding Mobile Phone] (Embodiment of Claim 6 )
As shown in FIGS. 42 and 43, the lock /
指先で押釦部68bを押すと、斜面68fが傾斜面201a上を摺動し、ロック爪部68aが開口201内に後退し、ロック部材68の腕部68cが、図42(B)に示すように、両持ち梁状態でU1方向に弾性的に湾曲する。指先を押釦部68bから離すと、図42(A)に示すように、腕部68c自体の弾性力によって、ロック爪部68aが開口201より突き出す。ロック爪部68aが開口201より突き出すときに、斜面68fが傾斜面201a上を摺動し、ロック部材68が、X2方向に移動して元の位置に戻る。
When the
特許請求の範囲中の折り畳み体とは、上記のフリッパ・又は送話器が組込まれた部分等を意味する。なお、本発明の折り畳み携帯電話機には、通話時に、折り畳み体が開いた状態とされる構造のものは勿論、通話時に、折り畳み体が閉じた状態とされた構造も包含するものである。 The folding body in the claims means a portion in which the flipper or the transmitter is incorporated. Note that the folding cellular phone of the present invention includes not only a structure in which the folding body is opened during a call, but also a structure in which the folding body is closed during a call.
40 ヒンジ機構
41 回転軸
42 ロータリオイルダンパ
43 開き機構部
44 閉じ機構部
45 ケーシング
45a 切欠
46 回転体
47 開き用ねじりコイルばね(K3 )(第1のばね部材)
47a-1 根本部
47a,47b 腕部
48 ケーシング
48-1 端面
48-2 開きばね用円弧状スリット
48-3 閉じばね用円弧状スリット
48-4 開きばね用ストッパ(第1のストッパ)
48-5 閉じばね用ストッパ(第2のストッパ)
48-6 爪部
48-7 凹部
48-8 凸部
49 閉じ用ねじりコイルばね(K4 )(第2のばね部材)
49a,49b 腕部
50 ケーシング
50a 孔
51 ピン
52 ワッシャ
60,60A,60B,60C,60D,60E,60F 折り畳み携帯電話機
61,61A〜61F 電話機本体
61-1 ヒンジ組込み部
61-2 凹部
61D-1,61F-2 開き・閉じ機構部組込部
61E-1,61F-3 ダンパ部組込部
62,62A〜62F フリッパ
62B-1 ヒンジ機構部組込部
62C-1,62E-1 開き・閉じ機構部組込部
62C-2 ダンパ部組込部
63 受話器部
64 送話器部
65 表示部
66 テンキー部
67 ロック・ロック解除機構
68 ロック部材
68a ロック爪部
68b 押釦部
68c、68h 腕部
68d ばね掛け部
68e,68f 斜面
68g 溝部
68i 先端部
68j 指部
69 補助ばね部材
69a,69b 腕部
69b−1 先端部
69b−2 中央部
69c コイル部
69A,69B 補助圧縮コイルばね部材
70 ヒンジ機構
71 ロータリオイルダンパ部
72 開き・閉じ機構部
73 フック
74 凸部
75 ケーシング
75a 軸部
76 回転体
77 シリコーンオイル
78 Oリング
79 蓋
80 開き機構部
81 閉じ機構部
82 ケーシング
82-1 端面部
82-2 開口
82-3 中心孔
82-4 円弧状スリット
82-5 孔
82-6 第1のストッパ
82A-9 溝部
82A-10 切欠部
82A-11 ストッパ
83 開き用ねじりコイルばね(第1のばね部材)
83a,83b 腕部
84,84A 第1の軸
84-1 ばね支持部
84-2 孔部
84-3 突部
84-4 溝部
84-5 ばね収容部
84-6 溝部
84-7 軸受部
84-8 切欠部
84-9 第2のストッパ
84A-10 突部
84A-11 挟み板ばね収容部
84A-12 軸受部
84A-13 ケーシング部
85 閉じ用ねじりコイルばね(第2のばね部材)
85a,85b 腕部
86,86A 第2の軸
86-1 円板部
86-2 円柱形状の軸部
86-3 角柱形状の軸部
86-4 溝
86-5 突部
86-6 リブ
86A-7 カム部
86A-8 軸部
87 Oリング
88 固定用Oリング
89-7 凸部
89-8 爪部
100 ヒンジ機構
101 閉じ用挟み板ばね
101-1 基部
101-2,101-3 腕部
101-4 孔
110 ヒンジ機構
111 摩擦ダンパ部
112 開き機構部
113 閉じ機構部
114 ケーシング
114-1 フランジ部
115 基台
115-1 ストッパ
115-2 摩擦面
115-3 凸部
115-4 溝部
115-5 カム収容用凹部
115-6 カム用突部
116 ブレーキシュ
117 カム部材
117-1 カム
117-1-1 第1の面
117-1-2 第2の面
117-1-3 第3の面
117-1-4 第4の面
117-1-5 第5の面
117-2 端面
117-3 楕円孔
118 軸
118-1 断面楕円形状部分
119 圧縮コイルばね
120 第1の軸
120A 第1のサブ軸
120B 第2のサブ軸
120-1 フランジ
120-2 孔
120-3 筒部
120-4 フランジ
120-5 リブ
120-6 溝部
120-7,120-8 ストッパ
120-9 孔
121 止め輪
122 ねじ
123 開き用ねじりコイルばね
123a,123b 腕部
124 第2の軸
124-1 円板部
124-2 角柱形状の軸部
124-3 軸受部
124-4 円筒部
124-5,124-6 切欠部
124-7 孔
125 戻し用ねじりコイルばね
125a,125b 腕部
130 ヒンジ機構
131 軸
132 閉じ用ねじり圧縮コイルばね
190 押さえ部材
190a 板部
190b,190c 腕部
190d,190e 切欠部
200、201 開口部
201a 傾斜面
202、203 ボス
204〜209 リブ
210 立ち上がり壁
211、220 隙間
212 カード
212 ばね受け部
40
47a-1
48-5 Stopper for closing spring (second stopper)
48-6 claw part 48-7 concave part 48-8
49a, 49b Arm 50 Casing 50a Hole 51 Pin 52 Washer 60, 60A, 60B, 60C, 60D, 60E, 60F Folding mobile phone 61, 61A-61F Phone body 61-1 Hinge built-in portion 61-2 Recess 61D-1, 61F-2 Opening / closing mechanism part built-in part 61E-1, 61F-3 Damper part built-in part 62, 62A to 62F Flipper 62B-1 Hinge mechanism part built-in part 62C-1, 62E-1 Opening / closing mechanism part Built-in part 62C-2 Damper part built-in part 63 Handset part 64 Transmitter part 65 Display part 66 Tenkey part 67 Lock / unlock mechanism 68 Lock member 68a Lock claw part 68b Push button part 68c, 68h Arm part 68d Spring hook part 68e, 68f Slope 68g Groove 68i Tip 68j Finger 69 Auxiliary spring member 69a, 69b Arm 69b-1 Tip 6 b-2 Center part 69c Coil part 69A, 69B Auxiliary compression coil spring member 70 Hinge mechanism 71 Rotary oil damper part 72 Opening / closing mechanism part 73 Hook 74 Convex part 75 Casing 75a Shaft part 76 Rotating body 77 Silicone oil 78 O-ring 79 Lid 80 Opening mechanism part 81 Closing mechanism part 82 Casing 82-1 End face part 82-2 Opening 82-3 Center hole 82-4 Arc-shaped slit 82-5 Hole 82-6 First stopper 82A-9 Groove part 82A-10 Notch Part 82A-11 Stopper 83 Torsion coil spring for opening (first spring member)
83a,
85a, 85b Arm portion 86, 86A Second shaft 86-1 Disc portion 86-2 Cylindrical shaft portion 86-3 Square columnar shaft portion 86-4 Groove 86-5 Projection 86-6 Rib 86A-7 Cam part 86A-8 Shaft part 87 O-ring 88 Fixing O-ring 89-7 Convex part 89-8 Claw part 100 Hinge mechanism 101 Closing leaf spring for closing 101-1 Base part 101-2, 101-3 Arm part 101-4 Hole 110 Hinge mechanism 111 Friction damper portion 112 Opening mechanism portion 113 Closing mechanism portion 114 Casing 114-1 Flange portion 115 Base 115-1 Stopper 115-2 Friction surface 115-3 Protruding portion 115-4 Groove portion 115-5 Cam housing Concave portion 115-6 Cam projection 116 Brake shoe 117 Cam member 117-1 Cam 117-1-1 First surface 117-1-2 Second surface 117-1-3 Third surface 117-1-4 Fourth surface 117-1-5 Fifth surface 117-2 End surface 117-3 Elliptical hole 118 shaft 118-1 elliptical section 119 compression coil spring 120 first shaft 120A first sub shaft 120B second sub shaft 120-1 flange 120-2 hole 120-3 cylindrical portion 120-4 flange 120 -5 rib 120-6 groove 120-7, 120-8 stopper 120-9 hole 121 retaining ring 122 screw 123 opening torsion coil spring 123a, 123b arm part 124 second shaft 124-1 disc part 124-2 prism Shaft portion 124-3 Bearing portion 124-4 Cylindrical portion 124-5, 124-6 Notch portion 124-7 Hole 125 Returning torsion coil spring 125a, 125b Arm portion 130 Hinge mechanism 131 Shaft 132 Closing torsion compression coil spring 190 Pressing member 190a Plate part 190b, 190c Arm part 190d, 190e Notch part 200, 201 Opening part 201a Inclined surface 20 , 203 Boss 204-209 rib 210 rising wall 211,220 gap 212 card 212 spring receiving portion
Claims (7)
折り畳み体と、
該折り畳み体を上記電話機本体に対して、閉じ位置と開き位置との間を回動するように支持するヒンジ機構と、
上記電話機本体に組み込まれており、該折り畳み体を上記閉じ位置にロックし、操作することによってロックを解除するロック・ロック解除機構とよりなる折り畳み携帯電話機において、
上記ロック・ロック解除機構は、
腕部と、該腕部の基部端にあってロックを解除するときに押し付け操作される操作部と、該腕部の途中にあって該折り畳み体を上記閉じ位置にロックするロック爪部とよりなり、該操作部が上記電話機本体より突き出し、該ロック爪部が上記電話機本体より突き出し、該腕部の先端部が上記電話機本体の一部に係止されて、該操作部を押し付け操作したときに上記ロック爪部が上記電話機本体内に後退する状態で上記電話機本体内に設けてある単一のロック部材と、
該操作部が押し付け操作され、該ロック部材が動作したときに弾性変形し、該ロック爪部を上記電話機本体より突き出るように補助的に付勢し、且つ該操作部を上記電話機本体より突き出るように補助的に付勢する補助ばね部材とよりなる構成としたことを特徴とする折り畳み携帯電話機。 The phone body,
Folding body,
A hinge mechanism for supporting the folded body with respect to the telephone body so as to rotate between a closed position and an open position;
In a folded mobile phone comprising a lock / unlock mechanism that is incorporated in the telephone body, locks the folded body in the closed position, and releases the lock when operated.
The lock / unlock mechanism is
An arm portion, an operation portion that is pressed when being unlocked at the base end of the arm portion, and a lock claw portion that is in the middle of the arm portion and locks the folded body in the closed position. When the operation part protrudes from the telephone body, the lock claw part protrudes from the telephone body, and the tip of the arm is locked to a part of the telephone body, and the operation part is pressed. A single locking member provided in the telephone body in a state in which the lock claw is retracted into the telephone body;
When the operation portion is pressed and elastically deformed when the lock member is operated, the lock claw portion is urged so as to protrude from the phone body, and the operation portion protrudes from the phone body. A foldable mobile phone comprising an auxiliary spring member that is urged to be supplementarily biased to the mobile phone.
該コイル部を上記電話機本体の一部に支持され、一の腕部が、上記ロック部材の一部に掛止されて該ロック部材の上記操作部が上記電話機本体より突き出すように付勢し、別の腕部が上記ロック爪部に係合して該ロック爪部を上記電話機本体より突き出るように付勢する構成としたことを特徴とする折り畳み携帯電話機。 The auxiliary spring member according to claim 1 is a torsion coil spring including a coil portion and two arm portions extending from the coil portion.
The coil portion is supported on a part of the telephone main body, one arm portion, the operating portion of the lock member is biased to protrude from the telephone body is hooked on a portion of the lock member A folding mobile phone characterized in that another arm portion engages with the lock claw portion and biases the lock claw portion so as to protrude from the phone body.
上記ロック爪部は、溝部を有し、
上記補助ばね部材は、該コイル部を上記電話機本体の一部に支持され、一の腕部が、上記ロック部材の一部に掛止されて該ロック部材の上記操作部が上記電話機本体より突き出すように付勢し、別の腕部が上記ロック爪部の上記溝部に係合して該ロック爪部を上記電話機本体より突き出るように付勢する構成としたことを特徴とする折り畳み携帯電話機。 The auxiliary spring member according to claim 1 is a torsion coil spring including a coil portion and two arm portions extending from the coil portion.
The lock claw has a groove,
In the auxiliary spring member, the coil portion is supported by a part of the telephone body, one arm part is hooked on a part of the lock member , and the operation part of the lock member protrudes from the telephone body. The folding cellular phone is configured to be biased so that another arm portion is engaged with the groove portion of the lock claw portion and the lock claw portion protrudes from the phone body.
折り畳み体と、
該折り畳み体を上記電話機本体に対して、閉じ位置と開き位置との間を回動するように支持するヒンジ機構と、
上記電話機本体に組み込まれており、該折り畳み体を上記閉じ位置にロックし、操作することによってロックを解除するロック・ロック解除機構とよりなる折り畳み携帯電話機において、
上記ロック・ロック解除機構は、
腕部と、該腕部の基部端にあってロックを解除するときに押し付け操作される操作部と、該腕部の先端にあって該折り畳み体を上記閉じ位置にロックするロック爪部と、該腕部の先端より延出している指部とよりなり、該操作部が上記電話機本体より突き出し、該ロック爪部が上記電話機本体より突き出して、該操作部を押し付け操作したときに上記腕部が撓んで上記ロック爪部が上記電話機本体内に後退する状態で上記電話機本体内に設けてある単一のロック部材と、
一端を上記指部に嵌合させ、他端を上記電話機本体の一部に係止させて、該操作部が押し付け操作され、該ロック部材が動作したときに圧縮変形し、且つ撓み変形し、該ロック爪部を上記電話機本体より突き出るように補助的に付勢し、且つ該操作部を上記電話機本体より突き出るように補助的に付勢する補助圧縮コイルばね部材とよりなる構成としたことを特徴とする折り畳み携帯電話機。 The phone body,
Folding body,
A hinge mechanism for supporting the folded body with respect to the telephone body so as to rotate between a closed position and an open position;
In a folded mobile phone comprising a lock / unlock mechanism that is incorporated in the telephone body, locks the folded body in the closed position, and releases the lock when operated.
The lock / unlock mechanism is
An arm portion, an operation portion that is pressed when being unlocked at the base end of the arm portion, a lock claw portion that is at the distal end of the arm portion and locks the folded body in the closed position, The arm portion includes a finger portion extending from a tip of the arm portion, the operation portion protrudes from the telephone body, the lock claw portion protrudes from the telephone body, and the operation portion is pressed. A single locking member provided in the telephone body in a state in which the lock claw part is retracted into the telephone body,
One end is fitted to the finger part, the other end is locked to a part of the telephone body, the operation part is pressed and operated, and the lock member is compressed and deformed, and is deformed. The lock claw portion is configured to include an auxiliary compression coil spring member that urges the lock claw portion so as to protrude from the phone body, and urges the operation portion to protrude from the phone body. Folding mobile phone features.
折り畳み体と、
該折り畳み体を上記電話機本体に対して、閉じ位置と開き位置との間を回動するように支持するヒンジ機構と、
上記電話機本体に組み込まれており、該折り畳み体を上記閉じ位置にロックし、操作することによってロックを解除するロック・ロック解除機構とよりなる折り畳み携帯電話機において、
上記ロック・ロック解除機構は、
弾性的に撓み得る腕部と、該腕部の基部端にあってロックを解除するときに押し付け操作される操作部と、該腕部の先端にあって該折り畳み体を上記閉じ位置にロックするロック爪部とよりなり、該操作部が上記電話機本体より突き出し、該ロック爪部が上記電話機本体の開口より突き出して設けてある単一のロック部材とよりなり、
該ロック爪部及び上記電話機本体の開口のうち少なくとも一方に斜面を有し、 該操作部を押し付け操作したときに、上記斜面により案内されて上記ロック爪部が上記電話機本体内に後退し、上記腕部が片持ち梁状に弾性的に撓み、
該操作部に対する押し付け操作を解除したときに、上記腕部自体の弾性力によって上記ロック爪部が上記電話機本体の開口より突き出し、且つ上記斜面により案内されて上記ロック部材の上記操作部が上記電話機本体より突き出る構成としたことを特徴とする折り畳み携帯電話機。 The phone body,
Folding body,
A hinge mechanism for supporting the folded body with respect to the telephone body so as to rotate between a closed position and an open position;
In a folded mobile phone comprising a lock / unlock mechanism that is incorporated in the telephone body, locks the folded body in the closed position, and releases the lock when operated.
The lock / unlock mechanism is
An arm portion that can be flexibly elastically, an operation portion that is pressed when the lock is released at the base end of the arm portion, and the folding body at the tip of the arm portion is locked at the closed position. A lock claw portion, the operation portion protrudes from the phone body, the lock claw portion protrudes from the opening of the phone body, and a single lock member.
At least one of the lock claw and the opening of the telephone body has a slope, and when the operation part is pressed, the lock claw is retracted into the telephone body by being guided by the slope. The arm flexes elastically like a cantilever,
When the pressing operation on the operation portion is released, the lock claw portion protrudes from the opening of the phone body by the elastic force of the arm portion itself, and is guided by the slope so that the operation portion of the lock member becomes the phone. A foldable mobile phone characterized by being configured to protrude from the main body .
折り畳み体と、
該折り畳み体を上記電話機本体に対して、閉じ位置と開き位置との間を回動するように支持するヒンジ機構と、
上記電話機本体に組み込まれており、該折り畳み体を上記閉じ位置にロックし、操作することによってロックを解除するロック・ロック解除機構とよりなる折り畳み携帯電話機において、
上記ロック・ロック解除機構は、
弾性的に撓み得る腕部と、該腕部の基部端にあってロックを解除するときに押し付け操作される操作部と、該腕部の略中央にあって該折り畳み体を上記閉じ位置にロックするロック爪部とよりなり、該操作部が上記電話機本体より突き出し、該ロック爪部が上記電話機本体の開口より突き出して、且つ上記腕部の先端を係止させて設けてある単一のロック部材とよりなり、
該ロック爪部及び上記電話機本体の開口のうち少なくとも一方に斜面を有し、 該操作部を押し付け操作したときに、上記斜面により案内されて上記ロック爪部が上記電話機本体内に後退し、上記腕部が両持ち梁状に弾性的に撓み、
該操作部に対する押し付け操作を解除したときに、上記腕部自体の弾性力によって上記ロック爪部が上記電話機本体の開口より突き出し、且つ上記斜面により案内されて上記ロック部材の上記操作部が上記電話機本体より突き出る構成としたことを特徴とする折り畳み携帯電話機。 The phone body,
Folding body,
A hinge mechanism for supporting the folded body with respect to the telephone body so as to rotate between a closed position and an open position;
In a folded mobile phone comprising a lock / unlock mechanism that is incorporated in the telephone body, locks the folded body in the closed position, and releases the lock when operated.
The lock / unlock mechanism is
An arm portion that can be elastically bent, an operation portion that is pressed when the lock is released at the base end of the arm portion, and the folding body is locked at the closed position at the approximate center of the arm portion. A single lock provided with the operation portion protruding from the phone body, the lock claw portion protruding from the opening of the phone body, and the tip of the arm portion being locked. Consisting of parts,
At least one of the lock claw and the opening of the telephone body has a slope, and when the operation part is pressed, the lock claw is retracted into the telephone body by being guided by the slope. The arm flexes elastically like a doubly supported beam,
When the pressing operation on the operation portion is released, the lock claw portion protrudes from the opening of the phone body by the elastic force of the arm portion itself, and is guided by the slope so that the operation portion of the lock member becomes the phone. A foldable mobile phone characterized by being configured to protrude from the main body .
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JP2006077991A (en) | 2006-03-23 |
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