JP4044273B2 - Method for producing semi-structure SiC-ferrite ceramic composite electromagnetic wave absorber - Google Patents

Method for producing semi-structure SiC-ferrite ceramic composite electromagnetic wave absorber Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、近年、急速に進展する高度情報通信社会での種々の電子デバイスで利用される100MHz〜10GHz帯域の電磁波の中で、デバイスを誤動作させる障害電磁波に対して、これを根本的に解決するための、この帯域の電磁波を吸収する電磁波吸収体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電磁波吸収体材料としては、スピネルフェライトや結晶性カーボンが知られており、これらとゴムまたは高分子樹脂(ウレタンなど)の混合材料が利用されている。
【0003】
スピネルフェライトおよびその混合体はTV帯域である100〜約1000MHz(1GHz)の間で有効であるのに対し、カーボンおよびその混合体は主として約50GHzで吸収特性を示す。また、SiCはFRP型吸収体に用いられ、作成法により10GHzあるいは55GHzで吸収を示すことが報告されている。例えば、特開平4−275403号公報には、フェライトにSiC短繊維やウィスカー等の導電体粒子を容積比で5〜30%含有するTV周波帯域で優れた電磁波吸収特性を示す複合焼結材料が開示されている。また、特開平11−335472号公報には、Mn−ZnフェライトまたはNi−Znフェライトと熱伝導性充填剤を含むシリコーンゲル成形シートが開示されている。また、特開平8−51292号公報には、多孔率が40〜60%である三次元網目構造の炭化珪素電波吸収体が開示されている。
【0004】
本発明者らは、先にポリカルボシラン(PCS)からSiCへの反応と同時にフェライトとの焼結を1000℃で行うことによってNi−Znフェライトと非晶質SiC複合焼結材を低温合成する方法と得られた複合焼結材はPCSの添加量が増加するにつれて整合周波数(反射減衰率が最大となる周波数で、電波吸収のピークとなる周波数)が高周波側へ変化し、PCS30wt%では整合周波数はほぼ1GHzまで増加することを報告した(「Metal Powder Ind. Federation APMI Int.(New Jersey) 」,(1999),Vol.3,pp.12.11-14 、「粉体粉末冶金協会講演概要集」,222頁,平成10年度秋季大会,11月18日〜11月20日、「粉体粉末冶金協会講演概要集」,78頁,平成11年度秋季大会,11月9日〜11月11日,「The 1999 International Conference on Powder Metallurgy & Particulate Materials 」,June20-24,1999,Vancouver、「岡山経済」,'99.12,Vol.22,No.263,(1999),pp.28-35)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
電磁波吸収体として、これまで実際に利用されている材料は、いずれも、スピネルフェライトや炭素とゴムまたは高分子樹脂との複合材であるために、可燃性であり、また耐久性にも問題があり、建材内装材、ビル壁外装材または道路・地下街で設置されるタイルとしての利用は難しい現状であり、耐火性および耐久性に優れた新規材料の開発が全世界の緊急の課題となっている。また、現在、最も緊急な問題となっている1〜20GHz帯域で有効な電磁波吸収体は極めて少ない。スピネルフェライト系では吸収帯域に上限があり、最大約1GHzである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、これらの課題を解決すべく、SiC前駆体とスピネルフェライトMFe2 4 (M;2価の金属元素)を混合後、種々の温度で加熱するなどの作製条件を変化させる研究を重ね、準構造SiCとフェライ卜のセラミックス複合体物質の合成に成功し、その作製条件によって整合周波数が1GHz程度〜10GHz程度までの範囲にある電波吸収特性を示すことを見出し、本発明に到達した。
【0007】
すなわち、本発明は、準構造SiCを含有するスピネルフェライト焼結材料からなり、1GHzから10GHzまでの間の電磁波に対して、整合周波数を持つことを特徴とする準構造SiC−フェライト系セラミックス複合型電磁波吸収体を提供する製造方法である。
【0008】
本発明は、 ポリカルボシラン粉末に不融化処理として、粉末のまま200〜500℃で酸化雰囲気において10時間以上加熱処理を行った後、スピネルフェライト粉末に対して重量比で5〜30%混合して混合粉とした後、該混合粉を加圧成形の後、非酸化雰囲気中において1000〜1100℃で熱処理してポリカルボシランを無機化して準構造SiCを形成し、次いで酸化雰囲気中で1000〜1100℃で熱処理して焼結することによって焼結材中に準構造SiCを含有するスピネルフェライト焼結材料からなり、該焼結材料の厚さを電波の吸収ピークである整合周波数が1GHzから10GHzまでの間となる厚さとした準構造SiC−フェライト系セラミックス複合型電磁波吸収体を得ることを特徴とする電磁波吸収体の製造方法、である。
【0009】
また、本発明は、ポリカルボシラン粉末に不融化処理として、粉末のまま200〜500℃で酸化雰囲気において10時間以上加熱処理を行った後、スピネルフェライト粉末に対して重量比で5〜30%混合して混合粉とした後、該混合粉を加圧成形の後、酸化性気体と非酸化性気体の混合気体を用いて酸素分圧制御下において1000〜1100℃で熱処理してポリカルボシランを無機化して準構造SiCを形成すると同時に焼結することによって焼結材中に準構造SiCを形成することにより準構造SiCを含有するスピネルフェライト焼結材料からなり、該焼結材料の厚さを電波の吸収ピークである整合周波数が1GHzから10GHzまでの間となる厚さとした準構造SiC−フェライト系セラミックス複合型電磁波吸収体を得ることを特徴とする電磁波吸収体の製造方法、である。
【0010】
また、本発明は、スピネルフェライト粉末に対して重量比で3〜10%のポリカルボシランを溶剤に溶解したものをスピネルフェライト粉末と混合して混合粉とし、溶剤を揮発させた後の該混合粉を不融化処理した後、該混合粉を加圧成形の後、非酸化雰囲気中において900〜1200℃で熱処理してポリカルボシランを無機化して準構造SiCを形成し、次いで酸化雰囲気中で900〜1200℃で熱処理して焼結することによって焼結材中に準構造SiCを含有するスピネルフェライト焼結材料からなり、該焼結材料の厚さを電波の吸収ピークである整合周波数が1GHzから10GHzまでの間となる厚さとした準構造SiC−フェライト系セラミックス複合型電磁波吸収体を得ることを特徴とする電磁波吸収体の製造方法、である。
【0011】
また、本発明は、 スピネルフェライト粉末に対して重量比で3〜10%のポリカルボシランを溶剤に溶解したものをスピネルフェライト粉末と混合して混合粉とし、溶剤を揮発させた後の該混合粉を不融化処理した後、該混合粉を加圧成形の後、酸化性気体と非酸化性気体の混合気体を用いて酸素分圧制御下において900〜1200℃で熱処理してポリカルボシランを無機化して準構造SiCを形成すると同時に焼結することによって焼結材中に準構造SiCを形成することにより準構造SiCを含有するスピネルフェライト焼結材料からなり、該焼結材料の厚さを電波の吸収ピークである整合周波数が1GHzから10GHzまでの間となる厚さとした準構造SiC−フェライト系セラミックス複合型電磁波吸収体を得ることを特徴とする電磁波吸収体の製造方法、である。
【0012】
フェライトは、Fe2 3 を主成分とする磁性酸化物であり、その化学組成と結晶型は磁気特性を支配する基本的な要素である。結晶型は、Me2+O・Fe23 で表されるスピネル型構造、M2+O・6Fe2 3 で表されるマグネトプランバイト(六方晶)型結晶、R3 Fe5 12で表されるガーネット型結晶に分類される。ここで、Me2+は2価の金属元素、M2+はアルカリ土類金属、Rは3価の希土類イオンを示す。スピネルフェライトは、約200MHzに吸収特性を持ち磁性損失機構型であり、十分高性能で多様な吸収特性を示す製品粉末が簡単に入手可能である。
【0013】
また、結晶性SiCは50〜70GHzで吸収特性を持つ誘電損失機構型であり、軽量である。しかし、結晶性SiC−フェライト系の複合材料の吸収特性は1GHz以下である。
【0014】
本発明の製造方法で得られる複合焼結材からなる電磁波吸収体は、スピネルフェライトのみ、結晶性SiCのみ、またはこれらの複合焼結材では達成されない領域である1〜10GHzの帯域の電磁波吸収体を提供することができたものである。スピネルフェライトと準構造SiCを複合化することにより、主として磁性損失による電波吸収特性の整合周波数を100MHz〜1GHzの間で任意に変化させることができる。また、複合焼結の厚みを薄くすることにより別の整合条件が満たされ、主として誘電損失による電波吸収特性が8GHz前後に現れる。よって、複合焼結材中の準構造SiCの混合割合および複合焼結材の整合厚さを変化させることで、100MHz〜10GHzの範囲で連続的に吸収特性を示す電波吸収体を作製できる。なお、「整合厚さ」とは、電磁波吸収体の厚さを変化させるにつれて、電波の吸収が特異的に大きくなりピークに達する厚さをいう。
【0015】
フェライト粉末とSiC粉末や繊維とを出発原料とする通常の焼結では反応が激しく焼結材を作製できない。本発明の複合焼結材からなる電磁波吸収体の製造方法としては、本発明者が先に開発した低温合成法が好ましい。この方法は、溶液混合法であり、SiCの前駆体であるポリカルボシラン(PCS)を用い、これをジエチルエーテル等の溶剤で液体状にした後、フェライト粉末と混合し、ゲル化した後に熱処理を施し、PCSからSiCへの反応と同時にフェライトとの焼結を行うことで複合焼結材材料を作製する方法である。
【0016】
本発明の製造方法で得られる準構造SiC−スピネルフェライト系セラミックス複合焼結材で、1〜10GHzに吸収特性を持つものとするためには、PCSの融点は242と非常に低く、準構造SiCを生成する無機化の際に融解を防ぎ、形状を保持することが必要であり、そのためには原料であるPCS粉末およびスピネルフェライト粉末との混合粉末を用いる粉末混合法の場合、PCS粉末を不融化しなければならないことが分かった。この不融化処理には、PCS粉末表面を酸化させSiO2 酸化被膜を形成する熱酸化不融化法とPCS粉末表面に電子線あるいはγ線を当てSi−Si結合をつくり皮膜を形成する電子線不融化法がある。不融化処理の際の酸化皮膜の形成やSi−Si結合の形成が準構造SiCを形成することによる誘電性の発現には重要である。
【0017】
熱酸化不融化法の場合は、酸化雰囲気において、例えば大気中で、200〜600℃の低温で10時間以上の長時間の不融化処理によって、スピネルフェライト粉末混合した後の高温の無機化熱処理温度でポリカルボシランとスピネルフェライトが完全に反応することを防止し、ポリカルボシランは準構造SiCとして複合焼結材中に残り、本発明の目的とする磁性損矢と誘電損失を併せ持つ電磁波吸収体が得られる。
【0018】
PCSの無機化の際には不活性雰囲気が必要とされるが、それによってフェライトの特性は変化する。安定した特性を得るために、アルゴンガスなどの不活性雰囲気下での無機化の後に酸化雰囲気においての焼結という2段階熱処理を行うか、酸素分圧を制御した雰囲気で一段階で無機化・焼結する。
【0019】
本発明の製造方法で得られる準構造SiC−スピネルフェライト系セラミックス複合焼結材で、1〜10GHzに吸収特性を持つものとするためには、900〜1200℃で加熱して無機化しなければならない。加熱時間は6時間以上とする。この条件で合成すると、SiCは結晶性でもなく、非結晶(アモルファス)でもなく、その中間の部分的に結晶性を示すSiCが生成する。部分的に結晶性を示すとは、例えば、3次元的には規則性がないが、二次元的に規則性があるような構造である。本件明細書において、このような構造のSiCを「準構造SiC」と呼ぶ。
【0020】
無機化の加熱温度が900℃未満、また6時間未満では、SiCは非晶質状態にあり、その複合焼結体は、フェライト単独の場合を磁気的に希釈しただけの等しい電波吸収体の特性を示す。もし、SiCとフェライトとの複合焼結材を得るために、焼結のための加熱温度が1200℃を超えると、フェライトとSiCが反応して低融点化合物、例えばFe2SiO4(融点1205℃)が生成するため、フェライトの分解が始まり、フェライトが分解してしまうと複合焼結体が崩れてしまい全く電波吸収体の特性を示さない。焼結時に液相が現れると粒成長が加速され、電磁波吸収特性に悪影響を与える。しかし、その一方で、焼結温度はできるだけ高温の方が良く焼結し、耐久性が向上する。より好ましい加熱・焼結温度は1000〜1100℃である。
【0021】
セラミックス中の原子・イオンの配列が部分的(例えば、二次元的)には規則性があるが、大部分(三次元的)は不規則である中間的結晶構造をもつセラミックスを通常準構造セラミックスという。
【0022】
例えば、木質廃材を700〜800℃で焼成すると、二次元的にはハチの巣状の規則正しい炭素配列を示すが、三次元的には炭素の配列は規則性を持たず、これを無配向性乱層炭素と呼ぶ。この部分的不規則構造を準構造と呼ぶ。同じ廃材を高温で焼成すると三次元的に炭素が規則正しく配列した結晶性炭素が得られる。本発明の複合焼結材中に形成される準構造SiCも無配向性乱層炭素と同様な、二次元的には規則性があるが、三次元的には不規則である中間的結晶構造をもつようなものを言う。SiC単体では、準構造はこれまで見いだされていない。
【0023】
本発明の製造方法の特徴は、準構造SiCとフェライトの混合量の比の自由度が広がり、準構造SiCの分布の制御も容易であり、ゲル状で成形・加工すれば、シート状、繊維状、バルク状など様々な形態の製品が作製可能であり、かつSiC粉末や繊維を使用して複合焼結材を合成する場合よりも低温加熱で合成できる。その上、SiC粉末や繊維の使用よりも格段にコストが下がり、実用化を考えたとき極めて有利である。
【0024】
【発明の実施の形態】
原料粉末の複合化の方法としては、第1にPCS粉末のまま低温で不融化処理を行った後、フェライト粉末に対して重量比で5〜30%混合する粉末混合法と、第2にフェライト粉末に対して重量比で3〜10%のPCSをジエチルエーテルに溶解しフェライト粉末と混合し、ジエチルエーテルを揮発させた後の混合物を不融化処理する溶液混合法を採用できる。
【0025】
不融化処理としては、200〜600℃で酸化雰囲気、例えば大気中において10時間以上熱処理を行う。不融化処理温度によって生成相および電波吸収特性が著しく影響されるので、不融化処理熱処理を最適化する。200℃未満または10時間未満では、ポリカルボシラン表面に十分な厚さのSiO2皮膜が形成されない。600℃を超えるか24時間を超えるとポリカルボシラン全体が酸化され、SiO2になる。より好ましい不融化処理温度は200〜500℃、更に好ましくは200〜300℃である。
【0026】
不融化処理後の混合粉を加圧成形の後、900〜1200℃で6時間以上熱処理する。この高温での熱処理は、例えば、二段階の処理とする。すなわち、まずアルゴンまたは窒素(99.99%)などの非酸化雰囲気中でPCSを無機化するため熱処理した後、酸化雰囲気において、焼結のため熱処理をする。より好ましい熱処理温度は両段階とも1000〜1100℃である。
【0027】
複合焼結材中の準構造SiCは、直径約30μmの粒子状を呈し、フェライト基地中に比較的均一に分散している。この焼結材の密度はPCS量の増加とともに減少する。複合焼結材の電波吸収特性の整合周波数は、PCS量の増加に伴い高周波側にシフトする。特に、不融化処理を低温で行うと、整合周波数は高周波側に移り、約8GHzまで高くなる。この結果は、従米のスピネルフェライトのスネークの限界を超える値であり、SiCのハイブリッド化による大きな効果である。
【0028】
高温での二段階の熱処理に代えて、酸化性気体と非酸化性気体の混合気体を用いて、酸素分圧を制御した一段階の熱処理によって、PCSの無機化反応と焼結反応を同時進行させることもできる。例えば、酸素とアルゴンとを混合して酸素分圧を変化させる。PCS5重量%の試料について、O2 :Ar=1:9の酸素比での雰囲気の熱処理によって一段階熱処理で不純物相が存在しない複合焼結電磁波吸収体の作成ができる。この酸素分圧制御一段熱処理複合焼結材では、複合焼結材の厚さによって整合周波数が約900MHzと約9GHzの二種類の電磁波吸収特性を示す。
【0029】
製造例1
粉末混合法を用いて複合焼結材を製造する例を以下に示す。原料はNi−Znフェライト(戸田工業製G1:Ni0.20Zn0.70Cu0.18Fe2 y 、圧縮密度3.18g/cm3 ,平均粒子径1.33mm)とシリコン系セラミックスの作製に前駆体として用いられるプレカーサーポリマーである市販ポリカルボシラン(日本カーボン製、密度1.10,融点242℃、数平均分子量;GPC示唆屈折率/ポリスチレン換算1370、GPC紫外吸収/ポリスチレン換算2330)を用いた。
【0030】
PCSを粉末のまま、不融化処理として、500℃で大気中において10時間熱処理を行った後、フェライト粉末に対して重量比で5〜30wt%混合し、混合粉を加圧成形の後、アルゴン雰囲気において1000℃で6時間熱処理しPCSを無機化した。
【0031】
この段階で電波吸収特性測定用に、一部の試料を外径7mm、内径3mmの中空円筒状に超音波加工機で成形した。その後、大気中において1000℃で6時間熱処理し焼結を行った。
【0032】
得られた試料は、粉末X線回折測定(Cu−Kα線)により生成相を同定した。また、走査型電子顕微鏡を用いて組織の観察を行い、EPMAにより元素分析を行った。50MHz〜10GHzにおける複素比透磁率(μ’、μ”)および複素比誘電率(ε’,ε”)をべクトルネットワークアナライザー(HP社製、HP8720D)により測定した。得られた材料定数を用いて、厚さを変化させた試料の吸収特性を理論計算により求めた。
【0033】
アルゴン雰囲気における非酸素熱処理後および大気中における熱処理後の生成相を確認したX線回折測定の結果、アルゴン雰囲気下での熱処理後においては、フェライトの他にSiO2 、Zn2 SiO4 およびZnOのピークが認められた。
【0034】
その後の大気中においての熱処理により、ZnOのピークはほぼ消失し、Zn2SiO4 のピーク強度も低下し、主要相としてフェライトとSiO2 のピークが認められた。SiO2 に起因するピークの強度はPCSの添加量が増加するにつれて相対的に増加する。また、結晶性SiCに起因するピークはアルゴン雰囲気中での熱処理後、大気中においての熱処理後とも認められなかった。
【0035】
これは、通常のSiC繊維はPCSを不活性雰囲気中において1400〜1600℃で熱処理して結晶性のSiCとなるのに対して、本製造例では、熱処理温度が1000℃であるため結晶化まで至らなかったと考えられる。
【0036】
これらの試料のSEM観察を行った。図1は、PCSを5wt%混合した複合焼結材の断面を示す写真である。EPMAによる分析により、白く見える領域にSiが含まれていることが確認できることから、PCSに起因する粒子であると判断できる。この粒子は、中心部分とそれを包む外殻部の二層構造になっている。さらに、外殻部には酸素が、中心部には炭素が存在することが明らかとなった。この結果とX線回折測定の結果を考え合わせると、中心部は準構造SiC、外殻部はSiO2 酸化被膜になっていると推測できる。
【0037】
また、アルゴン雰囲気中での熱処理後にX線回折で認められたZn2 SiO4 はPCSの酸化被膜である外殻部とフェライトとの界面で生成したものであり、大気中においての熱処理で再びフェライトとSiO2 に戻ったと考えられる。
【0038】
これらの試料の材料定数(複素透磁率,複素誘電率)を測定し、吸収量(dB)を計算した結果を従来例のNi−Znフェライトと比較して図2に示す。これより、PCSの混合量の増加に伴い、整合周波数は高周波側に変化することが明らかになった。また、−20dB以下の吸収を示す周波数領域の幅はほとんど変化していないことが分かる。
【0039】
この製造例のPCS混合比と複素誘電率(実数部)の周波数依存性との関係、複素誘電率(虚数部)の周波数依存性との関係、複素透磁率(実数部)の周波数依存性との関係、複素透磁率(虚数部)の周波数依存性との関係を、従来例のNi−Znフェライトと比較してそれぞれ図3〜6に示す。実際、誘電率の周波数依存性を見てみると、吸収が見られる周波数領域で分散が認められず、磁性損失による吸収であると推測される。
【0040】
製造例2
溶液混合法を用いて複合焼結材を製造する例を以下に示す。フェライト粉末に対して重量比で3〜10%のPCSをジエチルエーテルに溶解しフェライトと混合し、ジエチルエーテルを揮発させた後の混合物を不融化処理した。不融化処理条件およびプレス成形以後の工程は製造例1と同じである。
【0041】
PCSを5wt%溶液混合した複合焼結材では、図1で見られるような明確な粒子は観察できなかった。EPMAによる分析の結果、粒界付近にSiが含まれていることが確認できることから、PCSに起因する化合物が非常に微細に分散していることが推測される。
【0042】
次に、図7に製造例1および製造例2のPCS混合比とかさ密度の関係を示す。原料のPCSは、無機化の過程でCH4 やH2 等を放出するため準構造SiCとしての重量比は小さくなること、およびβ−SiC焼結材の密度が3.1であることを考えると、この結果は非常に小さいものと言える。このことから、作製した複合焼結材は、緻密ではなく空孔や空隙を含んでいることが推測される。実際、図1の組織写真においても白色粒子の周辺には空隙が生じている様子が観察され、フェライトとSiO2 酸化被膜の界面で空孔や空隙が生じていることが確認できる。
【0043】
製造例1および製造例2の混合方法の違いにより密度の低下の様子が異なっているが、溶液混合法の場合、粒界に分散していて界面の表面積が粒子混合法の試料よりも広いためと推測される。溶液混合法の場合、フェライトに対するPCSの重量比は10%までしか焼結材が作製できず、10%以上では形状を維持できない。
【0044】
PCSの混合量と整合周波数の関係を図8に示す。これより、PCSの混合量が増加するに従い、PCSの混合量が約30wt%までほぼ直線的に整合周波数が高周波側へ変化していることが分かる。製造例1の粉末混合法による試料では、PCS混合比30wt%で整合周波数はほぼ1GHzまで高くなった。PCS混合比が30wt%を超えると極端に焼結が難しくなる。
【0045】
さらに、製造例1および製造例2の混合方法の違いにより整合周波数の変化の大きさが異なることが明らかになった。例えば、粉末混合法による試料では、PCS混合比25wt%で約800MHzまで変化するのに対して、溶液混合法による試料では、7wt%で800MHzまで変化する。このことから、混合方法の違いによる準構造SiC粒子の分散状況の違いによっても電磁波吸収特性が異なる。
【0046】
整合周波数をかさ密度で整理したグラフを図9に示す。これによると、かさ密度と整合周波数の間にはよい相関が認められる。分散した準構造SiCの誘電性が本質的に効いているだけではなく、分散状況の違いがもたらす空孔・空隙密度の違いも影響していることが考えられる。
【0047】
次に、PCS混合量と整合厚さの関係を図10に示す。整合厚さは、PCS20wt%添加までは直線的に増加し、それ以上ではほぼ一定値をとることが明らかになった。整合厚さに関しては、混合方法によって大きな違いは認められない。
【0048】
実施例
製造例2と同様の方法で焼結材を製造した。ただし、PCS5wt%を溶液混合し、200℃で24時間不融化処理を行った。得られた焼結材の電磁波吸収特性、複素比誘電率および複素比透磁率をそれぞれ図11〜13に示す。厚さ7.9mmのとき840MHz付近で電波吸収のピークが認められ、厚さ3.0mmのときに8.4GHz付近で電波吸収のピークが認められた。複素比誘電率および複素比透磁率の周波数依存性より、整合周波数840MHz付近の吸収は磁性損失によるものであり、整合周波数8.4GHz付近の吸収は誘電損失によるものと考えられる。
【0049】
実施例
製造例1と同様に原料粉末を混合した。ただし、不融化処理としては、240℃で大気中において12時間熱処理を行った。不融化処理後の混合粉末を加圧成形の後、アルゴンと酸素(各99.99%)の混合気体を用いて酸素分圧制御下において1000℃で6時間加熱しPCSの無機化と同時に焼結した。酸素分圧としては、アルゴンと酸素のそれぞれの流量を制御し、その流量比が分圧比になると仮定した。電波吸収特性の測定は製造例1と同様に行った。
【0050】
酸素分圧制御下での熱処理後の生成相を確認したX線回折測定の結果は、アルゴンのみの雰囲気下での熱処理後においてはフェライトの他にZn2 SiO4 、SiO2 およびZnOのピークが認められる。しかし、酸素分圧0.1気圧の場合には、フェライト以外にほとんどピークが認められない。酸素分圧を0.5気圧まで増やしても、基本的にはX線回折パターンに変化はなく、極く微量の不純物に起因すると考えられるピークが認められるだけである。酸素1気圧下では、再びZn2 SiO4 のピークが見られ、さらに、Fe2 3 のピークも出現した。
【0051】
X線回折の結果からは、酸素分圧が0.1〜0.5気圧の範囲では界面での反応が抑えられていると考えられる。また、酸素分圧にかかわらず結晶性SiCに起因するピークは認められなかった。これは、熱処理温度が1000℃であるため結晶化まで至らなかったためと考えられる。
【0052】
この実施例の複素比透磁率、複素比誘電率をそれぞれ図14、15に示し、それらを用いて吸収量(dB)を計算した結果を図16に示す。図に示しているデータは、酸素分圧が0.1気圧の雰囲気下において1000℃で6時間熱処理した試料のものである。図16より、厚さ9.9mmのとき830MHz付近で電波吸収のピークが見られ、厚さ1.8mmのときに8.4GHz付近に電波吸収のピークか認められた。図14、図15の周波数分散より、整合周波数830MHz付近と整合周波数8.4GHz付近の吸収は、それぞれ磁性損失、誘電損失による吸収であると判断できる。
【0053】
一段の熱処理で製造例1、2とほぼ同等の電磁波吸収特性を示す複合焼結材の作製に成功した。X線回折の結果からは界面での反応が抑制されていることが示唆されたが、吸収特性の結果からはPCSは内部まで酸化されることなく誘電性が発現していることが明らかとなった。
【0054】
酸素分圧と整合周波数の関係を図17に示す。○は主として磁性損失に由来する整合周波数、●は主として誘電損失に由来する整合周波数を表す。アルゴンのみの場合はこれまで明らかにしてきた通り電波吸収のピークが認められなかった。酸素分圧0.05〜0.5気圧の範囲では800MHz付近の低周波側と8GHz付近の高周波側の2つの電波吸収のピークが認められた。また、酸素1気圧中では約850MHzの電波吸収のピークのみが観測された。酸素分圧0.05〜0.5気圧の範囲では整合周波数は低周波数側、高周波数側ともにほとんど酸素分圧依存性は認められない。このことから、整合周波数の制御には不融化処理条件が非常に重要であることが明らかである。このように、酸素分圧制御下での一段の熱処理で、二段熱処理とほとんど同等の磁性損失と誘電損失を併せもつ電磁波吸収体が得られた。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の製造方法で得られる新規な複合焼結材料からなる電磁波吸収体は、従来の電磁波吸収体では実現困難であった1GHzから10GHzまでの間の電磁波に対して、誘電損失による整合周波数をもつ画期的なものであり、また耐火性および耐候性に優れており、建材内装材、ビル壁外装材または道路・地下街で設置される電磁波吸収体タイル等への広範な応用に適応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造例1の電磁波吸収体において、PCSを5wt%混合した焼結体断面のSEM像を示す図面代用写真である。
【図2】製造例1の電磁波吸収体において、PCS混合比を変化させた場合の電磁波吸収特性を示すグラフである。
【図3】製造例1の電磁波吸収体において、複素誘電率(実数部)の周波数依存性とPCS混合比の関係を示すグラフである。
【図4】製造例1の電磁波吸収体において、複素誘電率(虚数部)の周波数依存性とPCS混合比の関係を示すグラフである。
【図5】製造例1の電磁波吸収体において、複素透磁率(実数部)の周波数依存性とPCS混合比の関係を示すグラフである。
【図6】製造例1の電磁波吸収体において、複素透磁率(虚数部)の周波数依存性とPCS混合比の関係を示すグラフである。
【図7】製造例1および2の電磁波吸収体において、複合焼結体のかさ密度とPCS混合比の関係を示すグラフである。
【図8】製造例1および2の電磁波吸収体において、整合周波数とPCS混合比の関係を示すグラフである。
【図9】製造例1および2の電磁波吸収体において、整合周波数とかさ密度の関係を示すグラフである。
【図10】製造例1および2の電磁波吸収体において、整合厚さとPCS混合比の関係を示すグラフである。
【図11】実施例の複合焼結体(PCS5wt%)の電磁波吸収特性を示すグラフである。
【図12】実施例の複合焼結体(PCS5wt%)の複素誘電率の周波数依存性を示すグラフである。
【図13】実施例の複合焼結体(PCS5wt%)の複素透磁率の周波数依存性を示すグラフである。
【図14】実施例の複合焼結体(PCS5wt%)の複素透磁率の周波数依存性を示すグラフである。
【図15】実施例の複合焼結体(PCS5wt%)の複素誘電率の周波数依存性を示すグラフである。
【図16】実施例の複合焼結体(PCS5wt%)の電磁波吸収特性を示すグラフである。
【図17】実施例の複合焼結体(PCS5wt%)の整合周波数と熱処理時の酸素分圧の関係を示すグラフである。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention fundamentally solves obstacle electromagnetic waves that cause devices to malfunction among the electromagnetic waves of 100 MHz to 10 GHz band used in various electronic devices in the advanced information communication society that has been rapidly progressing in recent years. The present invention relates to a method for manufacturing an electromagnetic wave absorber that absorbs electromagnetic waves in this band.
[0002]
[Prior art]
As the electromagnetic wave absorber material, spinel ferrite and crystalline carbon are known, and a mixed material of these and rubber or polymer resin (such as urethane) is used.
[0003]
Spinel ferrite and mixtures thereof are effective between the TV band of 100 to about 1000 MHz (1 GHz), whereas carbon and mixtures thereof exhibit absorption characteristics primarily at about 50 GHz. Moreover, SiC is used for FRP type absorbers, and it has been reported that it absorbs at 10 GHz or 55 GHz depending on the preparation method. For example, JP-A-4-275403 discloses a composite sintered material having excellent electromagnetic wave absorption characteristics in a TV frequency band in which conductor particles such as SiC short fibers and whiskers are contained in ferrite in a volume ratio of 5 to 30%. It is disclosed. Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-335472 discloses a silicone gel molded sheet containing Mn—Zn ferrite or Ni—Zn ferrite and a thermally conductive filler. Japanese Patent Laid-Open No. 8-51292 discloses a silicon carbide radio wave absorber having a three-dimensional network structure with a porosity of 40 to 60%.
[0004]
The present inventors previously synthesized Ni—Zn ferrite and amorphous SiC composite sintered material at low temperature by performing sintering with ferrite at 1000 ° C. simultaneously with reaction from polycarbosilane (PCS) to SiC. The method and the resulting composite sintered material match frequency as PCS addition increases(The frequency at which the return loss rate is maximum and the frequency at which radio wave absorption peaks)Reported that the matching frequency increased to approximately 1 GHz with PCS 30 wt% ("Metal Powder Ind. Federation APMI Int. (New Jersey)", (1999), Vol.3, pp.12.11- 14, “Powder and Powder Metallurgy Association Abstract”, page 222, 1998 Fall Meeting, November 18 to November 20, “Powder and Powder Metallurgy Association Abstract”, page 78, 1999 Fall Conference, November 9-11, “The 1999 International Conference on Powder Metallurgy & Particulate Materials”, June 20-24, 1999, Vancouver, “Okayama Keizai”, '99 .12, Vol. 22, No. 263, ( 1999), pp. 28-35).
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
All materials that have been used as electromagnetic wave absorbers so far are composite materials of spinel ferrite, carbon, rubber, or polymer resin, so that they are flammable and have problems with durability. Yes, it is difficult to use as building material interior materials, building wall exterior materials or tiles installed in roads and underground shopping streets, and the development of new materials with excellent fire resistance and durability has become an urgent issue worldwide. Yes. At present, there are very few electromagnetic wave absorbers effective in the 1 to 20 GHz band, which is the most urgent problem. In the spinel ferrite system, there is an upper limit in the absorption band, and the maximum is about 1 GHz.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve these problems, the present inventor has developed a SiC precursor and spinel ferrite MFe.2OFour(M: Divalent metal element) is mixed and then heated at various temperatures, and various researches are carried out to change the production conditions. As a result, we succeeded in synthesizing a ceramic composite material of quasistructured SiC and Ferai soot. ByMatching frequency is 1 GHzIn the range of about 10 GHzis thereIt has been found that it exhibits radio wave absorption characteristics, and has reached the present invention.
[0007]
That is, the present invention is a quasi-structure SiC-ferrite ceramic composite type comprising a spinel ferrite sintered material containing quasi-structure SiC and having a matching frequency with respect to electromagnetic waves between 1 GHz and 10 GHz. A manufacturing method for providing an electromagnetic wave absorber.
[0008]
The present invention relates to polycarbosilanePowderAs an infusible treatment,As powder200 ~500After heat treatment for 10 hours or more in an oxidizing atmosphere at 0 ° C., 5-30% by weight with respect to the spinel ferrite powder is mixed to obtain a mixed powder, and then the mixed powder is pressed and then non-oxidized atmosphere In1000-1100Heat treatment at ℃ to mineralize polycarbosilane to form quasistructured SiC, then in oxidizing atmosphere1000-1100In sintered materials by heat treatment and sintering at ℃QuasiA quasi-structure SiC-ferrite ceramic composite type comprising a spinel ferrite sintered material containing structured SiC, and having a thickness at which the matching frequency, which is an absorption peak of radio waves, is between 1 GHz and 10 GHz. An electromagnetic wave absorber manufacturing method characterized by obtaining an electromagnetic wave absorber.
[0009]
The present invention also provides polycarbosilane.PowderAs an infusible treatment,As powder200 ~500After heat treatment for 10 hours or more in an oxidizing atmosphere at 0 ° C., 5-30% by weight with respect to the spinel ferrite powder is mixed to obtain a mixed powder, and then the mixed powder is pressure-molded and then an oxidizing gas Under a partial pressure control of oxygen using a mixture of oxygen and non-oxidizing gas1000-1100It consists of a spinel ferrite sintered material containing quasi-structured SiC by forming quasi-structured SiC in the sintered material by mineralizing polycarbosilane by heat treatment at ℃ to form quasi-structured SiC and sintering at the same time And obtaining a quasi-structure SiC-ferrite ceramic composite electromagnetic wave absorber in which the thickness of the sintered material is set to a thickness in which the matching frequency, which is an absorption peak of radio waves, is between 1 GHz and 10 GHz. It is a manufacturing method of a body.
[0010]
Moreover, this invention mixes what melt | dissolved 3-10% of polycarbosilane by weight ratio with respect to a spinel ferrite powder in a solvent to make a mixed powder, and volatilizes a solvent. After the powder is infusibilized, the mixed powder is subjected to pressure molding, and then heat treated at 900 to 1200 ° C. in a non-oxidizing atmosphere to mineralize the polycarbosilane to form a quasi-structure SiC, and then in an oxidizing atmosphere. In sintered material by heat treatment at 900-1200 ° C and sinteringQuasiA quasi-structure SiC-ferrite ceramic composite type comprising a spinel ferrite sintered material containing structured SiC, and having a thickness at which the matching frequency, which is an absorption peak of radio waves, is between 1 GHz and 10 GHz. An electromagnetic wave absorber manufacturing method characterized by obtaining an electromagnetic wave absorber.
[0011]
The present invention also provides: A solution of 3-10% polycarbosilane in a weight ratio with respect to the spinel ferrite powder was mixed with the spinel ferrite powder to form a mixed powder, and the mixed powder after the solvent was volatilized was infusibilized. Thereafter, the mixed powder is subjected to pressure forming, heat-treated at 900 to 1200 ° C. under oxygen partial pressure control using a mixed gas of an oxidizing gas and a non-oxidizing gas, and the polycarbosilane is mineralized to form a semi-structure SiC. Is formed of a spinel ferrite sintered material containing a quasistructured SiC by forming a quasistructured SiC in the sintered material by sintering at the same time, and the thickness of the sintered material is a radio wave absorption peak A quasi-structure SiC-ferrite ceramic composite type electromagnetic wave absorber having a matching frequency between 1 GHz and 10 GHz is obtained. Production method is,.
[0012]
Ferrite is Fe2OThreeThe chemical composition and crystal form are fundamental elements that govern magnetic properties. The crystal type is Me2+O ・ Fe2OThreeA spinel structure represented by M2+O · 6Fe2OThreeMagnetoplumbite (hexagonal) type crystal represented by RThreeFeFiveO12It is classified into the garnet type crystal represented by. Where Me2+Is a divalent metal element, M2+Represents an alkaline earth metal, and R represents a trivalent rare earth ion. Spinel ferrite has an absorption characteristic at about 200 MHz and is of a magnetic loss mechanism type, and product powders having sufficiently high performance and various absorption characteristics are readily available.
[0013]
Crystalline SiC is a dielectric loss mechanism type having absorption characteristics at 50 to 70 GHz, and is lightweight. However, the absorption characteristic of the crystalline SiC-ferrite composite material is 1 GHz or less.
[0014]
The electromagnetic wave absorber made of the composite sintered material obtained by the production method of the present invention is an electromagnetic wave absorber in a band of 1 to 10 GHz which is a region that cannot be achieved by only spinel ferrite, only crystalline SiC, or these composite sintered materials. Was able to provide. By combining spinel ferrite and quasistructured SiC, the matching frequency of the radio wave absorption characteristics mainly due to magnetic loss can be arbitrarily changed between 100 MHz and 1 GHz. Also,compositeSinteringMaterialBy reducing the thickness of the antenna, another matching condition is satisfied, and radio wave absorption characteristics mainly due to dielectric loss appear around 8 GHz. Therefore,In composite sintered materialsMixing proportion of quasistructured SiC andComposite sintered materialBy changing the matching thickness, it is possible to produce a radio wave absorber that continuously exhibits absorption characteristics in the range of 100 MHz to 10 GHz.The “matching thickness” refers to a thickness at which the absorption of radio waves increases specifically and reaches a peak as the thickness of the electromagnetic wave absorber is changed.
[0015]
In normal sintering using ferrite powder, SiC powder, and fibers as starting materials, the reaction is intense and a sintered material cannot be produced. As a method for producing an electromagnetic wave absorber comprising the composite sintered material of the present invention, a low temperature synthesis method previously developed by the present inventor is preferable. This methodSolution mixing method,Using polycarbosilane (PCS), which is a precursor of SiC, which is made liquid with a solvent such as diethyl ether, mixed with ferrite powder, gelled, and then subjected to heat treatment to react from PCS to SiC. This is a method for producing a composite sintered material by simultaneously sintering with ferrite.
[0016]
In order to have a semi-structured SiC-spinel ferrite ceramic composite sintered material obtained by the production method of the present invention and to have absorption characteristics at 1 to 10 GHz, the melting point of PCS is as low as 242 and the semi-structure SiC It is necessary to prevent melting and retain the shape during mineralization to produce PCS powder and spinel ferrite as raw materials.PowderMixed powder withIn the case of the powder mixing method used, the PCS powderIt turns out that it must be infusible. For this infusibilization process, PCSPowderSurface is oxidized and SiO2Thermal oxidation infusibilization method to form oxide film and PCSPowderThere is an electron beam infusibility method in which an electron beam or γ-ray is applied to the surface to form a Si—Si bond to form a film. The formation of an oxide film and the formation of Si-Si bonds during the infusibilization treatment are important for the development of dielectric properties due to the formation of quasistructured SiC.
[0017]
In the case of the thermal oxidation infusibilization method, spinel ferrite powder is obtained by an infusibilization treatment for 10 hours or more at a low temperature of 200 to 600 ° C. in an oxidizing atmosphere, for example, in the air.InmixturedidAfter high temperatureMineralization heat treatmentPrevents the complete reaction of polycarbosilane and spinel ferrite at temperature, polycarbosilane as quasistructured SiCIn composite sintered materialThe rest of the inventionAimAn electromagnetic wave absorber having both magnetic loss and dielectric loss can be obtained.
[0018]
An inert atmosphere is required when mineralizing PCS, which changes the properties of the ferrite. Inorganic under inert atmosphere such as argon gas to obtain stable characteristicsConversionLater in an oxidizing atmosphereSinteringIn one step in an atmosphere with controlled oxygen partial pressureMineralizationSinter.
[0019]
In order to make the semi-structured SiC-spinel ferrite ceramic composite sintered material obtained by the production method of the present invention to have an absorption characteristic at 1 to 10 GHz, it is heated at 900 to 1200 ° C.And mineralizationMust. The heating time is 6 hours or more. When synthesized under this condition, SiC is neither crystalline nor amorphous (amorphous), and SiC showing partially crystalline in the middle is generated. “Partially showing crystallinity” means, for example, a structure that is not regular in three dimensions but has regularity in two dimensions. In this specification, SiC having such a structure is referred to as “quasi-structure SiC”.
[0020]
MineralizedWhen the heating temperature is less than 900 ° C. and less than 6 hours, SiC is in an amorphous state, and the composite sintered body exhibits the characteristics of an equivalent electromagnetic wave absorber obtained by magnetically diluting the case of ferrite alone. If you want to obtain a composite sintered material of SiC and ferrite,For sinteringWhen the heating temperature exceeds 1200 ° C., ferrite reacts with SiC to react with a low melting point compound such as Fe2SiOFour(Melting point 1205 ° C.) is generated, so that the decomposition of ferrite starts, and when the ferrite decomposes, the composite sintered body collapses and does not show the characteristics of the radio wave absorber at all. When a liquid phase appears during sintering, grain growth is accelerated, which adversely affects electromagnetic wave absorption characteristics. On the other hand, however, the sintering temperature is as high as possible.Is goodSintering improves durability. A more preferable heating / sintering temperature is 1000 to 100 ° C.
[0021]
Ceramics with an intermediate crystal structure in which the arrangement of atoms and ions in ceramics is partially (for example, two-dimensional) regular but mostly irregular (three-dimensional) is usually semi-structured ceramics. That's it.
[0022]
For example, when wood waste is fired at 700-800 ° C., it shows a regular honeycomb arrangement in a honeycomb shape in two dimensions, but in three dimensions, the carbon arrangement has no regularity, and this is non-oriented. Called Turbulent Carbon. This partially irregular structure is called a quasistructure. When the same waste material is fired at a high temperature, crystalline carbon in which carbon is regularly arranged three-dimensionally is obtained. The quasistructured SiC formed in the composite sintered material of the present invention is also an intermediate crystal structure that is regular in two dimensions but irregular in three dimensions, similar to non-oriented turbostratic carbon. Say something like that. In SiC alone, no quasistructure has been found so far.
[0023]
The characteristics of the manufacturing method of the present invention are that the degree of freedom of the ratio of the mixing amount of the semi-structure SiC and ferrite is widened, the control of the distribution of the semi-structure SiC is easy, and if it is molded and processed in a gel form, a sheet form, a fiber Products in various forms, such asCompared to the case where a composite sintered material is synthesized using SiC powder or fiber.low temperatureheatingCan be synthesized. In addition, the cost is much lower than the use of SiC powder and fiber, which is extremely advantageous when considering practical use.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
PCS is the first method for compounding raw material powders.PowderAfter infusibility treatment at low temperature, the powder mixing method is mixed in a ferrite powder powder in a weight ratio of 5-30%, and secondly, 3-10% PCS in a weight ratio with respect to the ferrite powder is diethyl. Ferrite dissolved in etherPowderAnd a solution mixing method in which the mixture after volatilizing diethyl ether is infusibilized.
[0025]
As the infusible treatment, heat treatment is performed at 200 to 600 ° C. in an oxidizing atmosphere, for example, in the air for 10 hours or more. The infusibilization treatment temperature and the electromagnetic wave absorption characteristics are significantly affected by the infusibilization treatment temperature.ofOptimize heat treatment. Below 200 ° C. or less than 10 hours, a sufficient thickness of SiO on the polycarbosilane surface2A film is not formed. If the temperature exceeds 600 ° C. or exceeds 24 hours, the entire polycarbosilane is oxidized and SiO 22become. A more preferable infusibilization temperature is 200 to 500 ° C, and further preferably 200 to 300 ° C.
[0026]
After the infusibilization treatment, the mixed powder is pressed and molded at 900-1200 ° C for over 6 hoursHeat treatmentTo do. This heat treatment at a high temperature is, for example, a two-stage process. That is, first, PCS is mineralized in a non-oxidizing atmosphere such as argon or nitrogen (99.99%).Heat treatmentAfter that, heat treatment is performed for sintering in an oxidizing atmosphere. A more preferable heat treatment temperature is 1000 to 100 ° C. in both stages.
[0027]
The quasistructured SiC in the composite sintered material has a particle shape with a diameter of about 30 μm and is relatively uniformly dispersed in the ferrite matrix. The density of the sintered material decreases as the amount of PCS increases. The matching frequency of the radio wave absorption characteristics of the composite sintered material shifts to the high frequency side as the PCS amount increases. In particular, when the infusibilization process is performed at a low temperature, the matching frequency moves to the high frequency side and increases to about 8 GHz. This result is a value exceeding the snake limit of the conventional spinel ferrite, and is a great effect by the hybridization of SiC.
[0028]
Instead of two-stage heat treatment at high temperature, a mixed gas of oxidizing gas and non-oxidizing gas is used for simultaneous progress of mineralization and sintering reaction of PCS by one-stage heat treatment with controlled oxygen partial pressure. It can also be made. For example, oxygen partial pressure is changed by mixing oxygen and argon. For a sample with 5 wt% PCS, O2A composite sintered electromagnetic wave absorber free from an impurity phase can be produced by one-step heat treatment by heat treatment in an atmosphere with an oxygen ratio of: Ar = 1: 9. This oxygen partial pressure controlled single-stage heat treatment composite sintered material exhibits two types of electromagnetic wave absorption characteristics with matching frequencies of about 900 MHz and about 9 GHz depending on the thickness of the composite sintered material.
[0029]
ManufacturingExample 1
An example of producing a composite sintered material using a powder mixing method is shown below. The raw material is Ni-Zn ferrite (G1: Ni manufactured by Toda Kogyo)0.20Zn0.70Cu0.18Fe2Oy, Compression density 3.18 g / cmThree, Average particle size 1.33 mm) and commercial polycarbosilane which is a precursor polymer used as a precursor for the production of silicon ceramics (Nippon Carbon, density 1.10, melting point 242 ° C., number average molecular weight; GPC suggested refractive index / Polystyrene conversion 1370, GPC ultraviolet absorption / polystyrene conversion 2330).
[0030]
PCS is used as an infusibilized PCS as a powder, and after heat treatment in the air at 500 ° C. for 10 hours, the ferrite powder has a weight ratio of 5-30.wt%mixtureAnd mixedAfter pressing the powder mixture, it is 6 hours at 1000 ° C. in an argon atmosphere.Heat treatment to mineralize PCSdid.
[0031]
At this stage, a part of the sample was molded into a hollow cylindrical shape having an outer diameter of 7 mm and an inner diameter of 3 mm with an ultrasonic machine for measuring the radio wave absorption characteristics. Then, heat treatment at 1000 ° C for 6 hours in airSinteringWent.
[0032]
In the obtained sample, the product phase was identified by powder X-ray diffraction measurement (Cu-Kα ray). Moreover, the structure | tissue was observed using the scanning electron microscope and the elemental analysis was performed by EPMA. The complex relative permeability (μ ′, μ ″) and the complex relative permittivity (ε ′, ε ″) at 50 MHz to 10 GHz were measured with a vector network analyzer (HP 8720D manufactured by HP). Using the obtained material constants, the absorption characteristics of the samples with different thicknesses were determined by theoretical calculation.
[0033]
As a result of X-ray diffraction measurement confirming the product phase after the non-oxygen heat treatment in the argon atmosphere and after the heat treatment in the air,Heat treatmentLater, in addition to ferrite, SiO2, Zn2SiOFourAnd ZnO peaks were observed.
[0034]
Later in the atmosphereHeat treatmentAs a result, the ZnO peak almost disappeared, and ZnO2SiOFourThe peak intensity of the steel also decreases, and ferrite and SiO2The peak was observed. SiO2The intensity of the peak due to is relatively increased as the amount of PCS added is increased. In addition, the peak due to crystalline SiC is in an argon atmosphere.Heat treatmentAfter, in the atmosphereHeat treatmentIt was not recognized later.
[0035]
This is because ordinary SiC fiber is PCS in an inert atmosphere at 1400-1600 ° C.Heat treatmentIn contrast to crystalline SiC,ManufacturingIn the exampleHeat treatmentSince the temperature is 1000 ° C., it is considered that crystallization has not been achieved.
[0036]
SEM observation of these samples was performed. FIG. 1 is a photograph showing a cross section of a composite sintered material in which 5 wt% of PCS is mixed. Since it can be confirmed by analysis by EPMA that Si is contained in a region that appears white, it can be determined that the particles are caused by PCS. This particle has a two-layer structure of a central portion and an outer shell portion surrounding it. Furthermore, it has been clarified that oxygen is present in the outer shell portion and carbon is present in the central portion. Combining this result with the result of X-ray diffraction measurement, the central part is quasistructured SiC and the outer shell part is SiO.2It can be estimated that it is an oxide film.
[0037]
In an argon atmosphereHeat treatmentZn later observed by X-ray diffraction2SiOFourIs produced at the interface between the outer shell and the ferrite, which is an oxide film of PCS.Heat treatmentAgain with ferrite and SiO2It is thought that it returned to.
[0038]
FIG. 2 shows the results of measuring the material constants (complex permeability, complex permittivity) of these samples and calculating the amount of absorption (dB) in comparison with the conventional Ni—Zn ferrite. From this, it became clear that the matching frequency changes to the high frequency side as the mixing amount of PCS increases. Moreover, it turns out that the width | variety of the frequency region which shows absorption below -20dB has hardly changed.
[0039]
thisManufacturingRelationship between the PCS mixing ratio and the frequency dependence of the complex permittivity (real part), the relation between the complex dielectric constant (imaginary part) and the frequency dependence of the complex permeability (real part) FIG. 3 to FIG. 6 show the relationship between the complex magnetic permeability (imaginary part) and the frequency dependence, as compared with the conventional Ni—Zn ferrite. In fact, looking at the frequency dependence of the dielectric constant, no dispersion is observed in the frequency region where absorption is observed, and it is assumed that the absorption is due to magnetic loss.
[0040]
ManufacturingExample 2
An example of producing a composite sintered material using the solution mixing method is shown below. 3-10% by weight of PCS with respect to the ferrite powder was dissolved in diethyl ether and mixed with ferrite, and the mixture after volatilizing diethyl ether was infusibilized. The infusibilization conditions and the processes after press molding areManufacturingSame as Example 1.
[0041]
In the composite sintered material in which 5 wt% of PCS was mixed, clear particles as seen in FIG. 1 could not be observed. As a result of the analysis by EPMA, it can be confirmed that Si is contained in the vicinity of the grain boundary, so that it is presumed that the compound resulting from PCS is very finely dispersed.
[0042]
Next, in FIG.ManufacturingExample 1 andManufacturingThe relationship between the PCS mixing ratio of Example 2 and bulk density is shown. The raw material PCS is CH in the process of mineralization.FourAnd H2In view of the fact that the weight ratio of the semi-structured SiC becomes small and the density of the β-SiC sintered material is 3.1, this result can be said to be very small. From this, it is presumed that the produced composite sintered material is not dense and contains pores and voids. Actually, in the structure photograph of FIG. 1, it is observed that voids are formed around the white particles, and ferrite and SiO 2 are observed.2It can be confirmed that pores and voids are generated at the interface of the oxide film.
[0043]
ManufacturingExample 1 andManufacturingAlthough the state of density reduction varies depending on the mixing method of Example 2, it is presumed that in the case of the solution mixing method, it is dispersed at the grain boundary and the surface area of the interface is wider than the sample of the particle mixing method. In the case of the solution mixing method, the sintered material can be produced only up to 10% by weight of PCS to ferrite, and the shape cannot be maintained at 10% or more.
[0044]
FIG. 8 shows the relationship between the PCS mixing amount and the matching frequency. From this, it can be seen that as the PCS mixing amount increases, the matching frequency changes almost linearly to the high frequency side up to about 30 wt% of the PCS mixing amount.ManufacturingIn the sample by the powder mixing method of Example 1, the matching frequency was increased to approximately 1 GHz at a PCS mixing ratio of 30 wt%. When the PCS mixing ratio exceeds 30 wt%, sintering becomes extremely difficult.
[0045]
further,ManufacturingExample 1 andManufacturingIt became clear that the magnitude of the change in the matching frequency differs depending on the mixing method in Example 2. For example, the sample by the powder mixing method changes to about 800 MHz at a PCS mixing ratio of 25 wt%, whereas the sample by the solution mixing method changes to 800 MHz at 7 wt%. For this reason, the electromagnetic wave absorption characteristics differ depending on the dispersion state of the semi-structured SiC particles due to the difference in the mixing method.
[0046]
FIG. 9 shows a graph in which matching frequencies are arranged by bulk density. This shows a good correlation between bulk density and matching frequency. It is considered that not only the dielectric property of the dispersed quasistructure SiC is essentially effective, but also the difference in pore density and void density caused by the difference in dispersion state.
[0047]
Next, PCS mixingratioThe relationship between quantity and alignment thickness is shown in FIG. It has been clarified that the matching thickness increases linearly up to the addition of 20 wt% of PCS and takes a substantially constant value beyond that. There is no significant difference in the matching thickness depending on the mixing method.
[0048]
Example1
ManufacturingA sintered material was produced in the same manner as in Example 2. However, PCS 5 wt% was mixed in solution and subjected to infusibilization treatment at 200 ° C. for 24 hours. The electromagnetic wave absorption characteristics, complex relative permittivity, and complex relative permeability of the obtained sintered material are shown in FIGS. Around 840MHz when the thickness is 7.9mmRadio waveabsorptionPeak ofAround 8.4 GHz when the thickness is 3.0 mmRadio waveabsorptionPeak ofWas recognized. From the frequency dependence of the complex relative permittivity and complex relative permeability,Matching frequencyAbsorption near 840MHz is due to magnetic loss,Matching frequencyAbsorption near 8.4 GHz is considered to be due to dielectric loss.
[0049]
Example2
ManufacturingRaw material powders were mixed in the same manner as in Example 1. However, as the infusibilization treatment, heat treatment was performed at 240 ° C. in the atmosphere for 12 hours. After the infusibilized mixed powder is pressed, it is used for 6 hours at 1000 ° C. under oxygen partial pressure control using a mixed gas of argon and oxygen (each 99.99%).Simultaneously with heating and PCS mineralizationSintered. As the oxygen partial pressure, the respective flow rates of argon and oxygen were controlled, and the flow rate ratio was assumed to be the partial pressure ratio. Measurement of radio wave absorption characteristicsManufacturingPerformed as in Example 1.
[0050]
The result of X-ray diffraction measurement confirming the formed phase after heat treatment under oxygen partial pressure control is as follows:Heat treatmentLater, in addition to ferrite, Zn2SiOFour, SiO2And the peak of ZnO is recognized. However, when the oxygen partial pressure is 0.1 atm, almost no peak is recognized except for ferrite. Even if the oxygen partial pressure is increased to 0.5 atm, the X-ray diffraction pattern is basically unchanged, and only a peak that is considered to be caused by a very small amount of impurities is observed. Zn again at 1 atm of oxygen2SiOFourThe peak of2OThreeThe peak also appeared.
[0051]
From the result of X-ray diffraction, it is considered that the reaction at the interface is suppressed when the oxygen partial pressure is in the range of 0.1 to 0.5 atm. In addition, no peak due to crystalline SiC was observed regardless of the oxygen partial pressure. this is,Heat treatmentThis is probably because crystallization was not achieved because the temperature was 1000 ° C.
[0052]
This example214 and 15 show the complex relative permeability and complex relative permittivity, respectively, and FIG. 16 shows the result of calculating the amount of absorption (dB) using them. The data shown in the figure is for a sample heat treated at 1000 ° C. for 6 hours in an atmosphere with an oxygen partial pressure of 0.1 atm. From FIG. 16, when the thickness is 9.9 mm, around 830 MHz.Radio waveabsorptionPeak ofCan be seen, thickness1.8around 8.4 GHz when mmRadio waveabsorptionPeak ofIt was accepted. From the frequency dispersion of FIG. 14 and FIG.Matching frequencyAround 830MHzMatching frequencyAbsorption near 8.4 GHz can be determined as absorption due to magnetic loss and dielectric loss, respectively.
[0053]
With one-step heat treatmentManufacturingSuccessful production of a composite sintered material exhibiting electromagnetic wave absorption characteristics substantially equivalent to those of Examples 1 and 2. The results of X-ray diffraction suggested that the reaction at the interface was suppressed, but the results of the absorption characteristics revealed that PCS exhibited dielectric properties without being oxidized to the inside. It was.
[0054]
FIG. 17 shows the relationship between the oxygen partial pressure and the matching frequency. ○ represents a matching frequency mainly derived from magnetic loss, and ● represents a matching frequency mainly derived from dielectric loss. In the case of argon only, as has been clarified so farRadio waveabsorptionPeak ofWas not recognized. In the range of the oxygen partial pressure of 0.05 to 0.5 atm, the low frequency side near 800 MHz and the high frequency side near 8 GHzRadio waveabsorptionPeak ofWas recognized. Also, it is about 850 MHz in 1 atmosphere of oxygen.Radio waveabsorptionPeak ofOnly was observed. In the range of the oxygen partial pressure of 0.05 to 0.5 atm, the matching frequency has almost no oxygen partial pressure dependency on the low frequency side and the high frequency side. From this, it is clear that the infusibilization processing condition is very important for the control of the matching frequency. In this way, an electromagnetic wave absorber having both magnetic loss and dielectric loss almost equivalent to those of the two-stage heat treatment was obtained by the one-stage heat treatment under the oxygen partial pressure control.
[0055]
【The invention's effect】
As described above, the electromagnetic wave absorber made of the novel composite sintered material obtained by the production method of the present invention has been difficult to realize with the conventional electromagnetic wave absorber.1 GHzTo electromagnetic waves between 10 GHz and 10 GHzDue to dielectric lossIt is an epoch-making material with matching frequency, and has excellent fire resistance and weather resistance. Adaptable.
[Brief description of the drawings]
[Figure 1]Manufacturing5 is a drawing-substituting photograph showing an SEM image of a cross-section of a sintered body in which 5 wt% of PCS is mixed in the electromagnetic wave absorber of Example 1.
[Figure 2]ManufacturingIn the electromagnetic wave absorber of Example 1, it is a graph which shows the electromagnetic wave absorption characteristic at the time of changing PCS mixing ratio.
[Fig. 3]ManufacturingIn the electromagnetic wave absorber of Example 1, it is a graph which shows the relationship between the frequency dependence of a complex dielectric constant (real part), and PCS mixing ratio.
[Fig. 4]ManufacturingIn the electromagnetic wave absorber of Example 1, it is a graph which shows the relationship between the frequency dependence of a complex dielectric constant (imaginary part), and PCS mixing ratio.
[Figure 5]ManufacturingIn the electromagnetic wave absorber of Example 1, it is a graph which shows the relationship between the frequency dependence of a complex magnetic permeability (real part), and PCS mixing ratio.
[Fig. 6]ManufacturingIn the electromagnetic wave absorber of Example 1, it is a graph which shows the relationship between the frequency dependence of complex permeability (imaginary part), and PCS mixing ratio.
[Fig. 7]ManufacturingIn the electromagnetic wave absorber of Examples 1 and 2, it is a graph which shows the relationship between the bulk density of a composite sintered compact, and PCS mixing ratio.
[Fig. 8]ManufacturingIn the electromagnetic wave absorber of Examples 1 and 2, it is a graph which shows the relationship between a matching frequency and PCS mixing ratio.
FIG. 9ManufacturingIn the electromagnetic wave absorber of Examples 1 and 2, it is a graph which shows the relationship between a matching frequency and a bulk density.
FIG. 10Manufacturing4 is a graph showing the relationship between the matching thickness and the PCS mixing ratio in the electromagnetic wave absorbers of Examples 1 and 2.
FIG. 11 Example1It is a graph which shows the electromagnetic wave absorption characteristic of a composite sintered compact (PCS5 wt%).
FIG. 12 Example1It is a graph which shows the frequency dependence of the complex dielectric constant of a composite sintered compact (PCS5 wt%).
FIG. 13 Example1It is a graph which shows the frequency dependence of the complex magnetic permeability of the composite sintered compact (PCS5 wt%).
FIG. 14 Example2It is a graph which shows the frequency dependence of the complex magnetic permeability of the composite sintered compact (PCS5 wt%).
FIG. 15 shows an example.2It is a graph which shows the frequency dependence of the complex dielectric constant of a composite sintered compact (PCS5 wt%).
FIG. 16 Example2It is a graph which shows the electromagnetic wave absorption characteristic of a composite sintered compact (PCS5 wt%).
FIG. 17 Example2It is a graph which shows the relationship between the matching frequency of the compound sintered compact (PCS5 wt%), and the oxygen partial pressure at the time of heat processing.

Claims (4)

ポリカルボシラン粉末に不融化処理として、粉末のまま200〜500℃で酸化雰囲気において10時間以上加熱処理を行った後、スピネルフェライト粉末に対して重量比で5〜30%混合して混合粉とした後、該混合粉を加圧成形の後、非酸化雰囲気中において1000〜1100℃で熱処理してポリカルボシランを無機化して準構造SiCを形成し、次いで酸化雰囲気中で1000〜1100℃で熱処理して焼結することによって焼結材中に準構造SiCを含有するスピネルフェライト焼結材料からなり、該焼結材料の厚さを電波の吸収ピークである整合周波数が1GHzから10GHzまでの間となる厚さとした準構造SiC−フェライト系セラミックス複合型電磁波吸収体を得ることを特徴とする電磁波吸収体の製造方法。As an infusibilizing treatment for polycarbosilane powder , after heat-treating at 200 to 500 ° C. in an oxidizing atmosphere for 10 hours or longer as a powder , 5 to 30% by weight with respect to spinel ferrite powder is mixed and mixed powder Thereafter, the mixed powder is subjected to pressure forming , and then heat-treated at 1000 to 1100 ° C. in a non-oxidizing atmosphere to mineralize polycarbosilane to form a quasi-structure SiC, and then in an oxidizing atmosphere at 1000 to 1100 ° C. It consists of a spinel ferrite sintered material containing quasi- structure SiC in the sintered material by heat treatment and sintering, and the thickness of the sintered material is a matching frequency that is an absorption peak of radio waves between 1 GHz and 10 GHz. A method for producing an electromagnetic wave absorber comprising obtaining a quasi-structure SiC-ferrite ceramic composite type electromagnetic wave absorber having a thickness of ポリカルボシラン粉末に不融化処理として、粉末のまま200〜500℃で酸化雰囲気において10時間以上加熱処理を行った後、スピネルフェライト粉末に対して重量比で5〜30%混合して混合粉とした後、該混合粉を加圧成形の後、酸化性気体と非酸化性気体の混合気体を用いて酸素分圧制御下において1000〜1100℃で熱処理してポリカルボシランを無機化して準構造SiCを形成すると同時に焼結することによって焼結材中に準構造SiCを形成することにより準構造SiCを含有するスピネルフェライト焼結材料からなり、該焼結材料の厚さを電波の吸収ピークである整合周波数が1GHzから10GHzまでの間となる厚さとした準構造SiC−フェライト系セラミックス複合型電磁波吸収体を得ることを特徴とする電磁波吸収体の製造方法。As an infusibilizing treatment for polycarbosilane powder , after heat-treating at 200 to 500 ° C. in an oxidizing atmosphere for 10 hours or longer as a powder , 5 to 30% by weight with respect to spinel ferrite powder is mixed and mixed powder Then, the mixed powder is subjected to pressure molding, and then heat-treated at 1000 to 1100 ° C. under oxygen partial pressure control using a mixed gas of an oxidizing gas and a non-oxidizing gas to mineralize the polycarbosilane to form a semi-structure. It is composed of a spinel ferrite sintered material containing quasistructured SiC by forming quasistructured SiC in the sintered material by sintering at the same time as forming SiC, and the thickness of the sintered material is expressed by the absorption peak of radio waves. A quasi-structure SiC-ferrite ceramic composite electromagnetic wave absorber having a thickness with a matching frequency between 1 GHz and 10 GHz is obtained. Method for producing a wave absorber. スピネルフェライト粉末に対して重量比で3〜10%のポリカルボシランを溶剤に溶解したものをスピネルフェライト粉末と混合して混合粉とし、溶剤を揮発させた後の該混合粉を不融化処理した後、該混合粉を加圧成形の後、非酸化雰囲気中において900〜1200℃で熱処理してポリカルボシランを無機化して準構造SiCを形成し、次いで酸化雰囲気中で900〜1200℃で熱処理して焼結することによって焼結材中に準構造SiCを含有するスピネルフェライト焼結材料からなり、該焼結材料の厚さを電波の吸収ピークである整合周波数が1GHzから10GHzまでの間となる厚さとした準構造SiC−フェライト系セラミックス複合型電磁波吸収体を得ることを特徴とする電磁波吸収体の製造方法。A solution of 3-10% polycarbosilane in a weight ratio with respect to the spinel ferrite powder was mixed with the spinel ferrite powder to form a mixed powder, and the mixed powder after the solvent was volatilized was infusibilized. Thereafter, the mixed powder is subjected to pressure forming, and then heat treated at 900 to 1200 ° C. in a non-oxidizing atmosphere to mineralize polycarbosilane to form a quasi-structure SiC, and then heat treated at 900 to 1200 ° C. in an oxidizing atmosphere. to become a spinel ferrite sintered material containing semi-structured SiC in the sintered material by sintering, and during the radio wave absorption peak thickness of matching frequency of the sintered material is from 1GHz to 10GHz A method for producing an electromagnetic wave absorber, comprising obtaining a quasi-structure SiC-ferrite ceramic composite type electromagnetic wave absorber having a thickness. スピネルフェライト粉末に対して重量比で3〜10%のポリカルボシランを溶剤に溶解したものをスピネルフェライト粉末と混合して混合粉とし、溶剤を揮発させた後の該混合粉を不融化処理した後、該混合粉を加圧成形の後、酸化性気体と非酸化性気体の混合気体を用いて酸素分圧制御下において900〜1200℃で熱処理してポリカルボシランを無機化して準構造SiCを形成すると同時に焼結することによって焼結材中に準構造SiCを形成することにより準構造SiCを含有するスピネルフェライト焼結材料からなり、電波の吸収ピークである整合周波数が1GHzから10GHzまでの間となる厚さとした準構造SiC−フェライト系セラミックス複合型電磁波吸収体を得ることを特徴とする電磁波吸収体の製造方法。A solution of 3-10% polycarbosilane in a weight ratio with respect to the spinel ferrite powder was mixed with the spinel ferrite powder to form a mixed powder, and the mixed powder after the solvent was volatilized was infusibilized. Thereafter, the mixed powder is subjected to pressure forming, heat-treated at 900 to 1200 ° C. under oxygen partial pressure control using a mixed gas of an oxidizing gas and a non-oxidizing gas, and the polycarbosilane is mineralized to form a semi-structure SiC. Is formed of a spinel ferrite sintered material containing quasistructured SiC by forming quasistructured SiC in the sintered material by sintering simultaneously, and the matching frequency which is the absorption peak of radio waves is from 1 GHz to 10 GHz. A method for producing an electromagnetic wave absorber, comprising obtaining a semi-structure SiC-ferrite ceramic composite type electromagnetic wave absorber having a thickness in between.
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