JP4044254B2 - Color conversion definition creation method, color conversion definition creation device, and color conversion definition creation program storage medium - Google Patents

Color conversion definition creation method, color conversion definition creation device, and color conversion definition creation program storage medium Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば画像を入力して画像データを得る入力デバイス等により得られた画像データを、画像データに基づいて画像を出力する出力デバイスで画像出力した場合に、好適な色調子が得られるように色変換を行なう基になる色変換定義を作成する色変換定義作成方法、色変換定義作成装置、および好適な色調子が得られる色変換定義を作成する色変換定義作成プログラムを記憶した色変換定義作成プログラム記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、記録された画像を読み取って画像データを得るカラースキャナや、固体撮像素子上に被写体の画像を結像して読み取ることにより画像データを得るDSC(ディジタルスチールカメラ)等、画像を入力して画像データを得る、様々なタイプの入力デバイスが知られている。これらの入力デバイスでは、画像データは、例えばR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3色についてそれぞれ例えば0〜255等の決まった範囲のデータで表わされるが、R、G、B3色についてそれぞれ決まった範囲内の数値で表現することのできる色には自ずと限界があり、元々の画像の色が極めて豊かな表現を持っていたとしても、一旦入力デバイスを用いて画像データに変換すると、その画像データによって表わされる画像は、そのR、G、B色空間内のある色表現領域内の色に制限されることになる。
【0003】
また、画像データに基づいて画像を出力する出力デバイスについても、例えば、印画紙上をレーザ光で露光してその印画紙を現像することにより印画紙上に画像を記録する写真プリンタ、電子写真方式やインクジェット方式などの方式で用紙上に画像を記録するプリンタ、輪転機を回して多量の印刷物を作成する印刷機、画像データに基づいて表示画面上に画像を表示するCRTディスプレイやプラズマディスプレイ等の画像表示装置等、様々なタイプの出力デバイスが知られているが、これらの出力デバイスについても上述の入力デバイスと同様、各出力デバイスに応じた色表現領域が存在する。すなわち、出力デバイスは、例えばR、G、B3色を表現する画像データやC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(墨)の4色を表現する画像データに基づいて様々な色を表現することができるが、その表現できる色は、出力デバイス色空間(例えばRGB空間、CMYK空間等)のある色表現領域内(例えばR、G、Bそれぞれについて0〜255の範囲の数値で表わされる色表現領域内等)に制限される。このような入力デバイスや出力デバイスにおける色表現領域はカラーガマット(Color Gamut)と称される。
【0004】
また、例えばある1つの画像データ(例えば(R、G、B)=(50,100,200)を表わす画像データ)であってもその画像データに基づいて得られる画像の色は出力デバイスの種類により異なる。この点は入力デバイスと出力デバイスとの間でも同様であり、ある入力デバイスで得られた(R、G、B)=(50,100,200)の画像データをそのまま用いてある出力デバイスで画像を出力しても、入力デバイスで入力される元になった画像の色と出力デバイスで出力された画像の色は一般には一致しない。したがって、ある入力デバイスで画像を読み取って画像データを得、その画像データを基にして、ある出力デバイスで元の画像を再現しようとしたとき、入力デバイスで得られた画像データをそのまま出力デバイスに送るのではなく、その間で画像データを変換する必要がある。ここでは画像の色に着目しており、この画像データの変換を色変換(ガマットマッピング(Gamut Mapping))と称する。
【0005】
上述したように、色表現領域は各デバイスによって異なるとともに、数値上同一の画像データであっても各デバイスにおいて表現される色はそれぞれに異なっている。そこで、色変換(ガマットマッピング)を行なうにあたっては、デバイスには依存しない共通色空間(Device Independent Dataの空間)、例えばL***色空間等を中間に置き、入力デバイスで得られた入力デバイスに依存した色空間上の画像データを共通色空間上の画像データに変換してその共通色空間上でガマットマッピングを行ない、そのガマットマッピングを行なった後の画像データを、出力デバイスに依存した色空間上の画像データに変換するという手法が採用されている(例えば特開昭60−105376号公報、特開昭61−288662号公報、特開平4−196675号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来は共通色空間上でガマットマッピングが行なわれているが、この共通色空間でのガマットマッピングは、例えばL***色空間上ではL*軸、a*軸、b*軸の3軸からなる3次元空間上でのマッピングであり、自由度が大きく如何ようにもマッピングを行なうことが可能であるが、その反面、自由度が大き過ぎ、マッピングのための調整パラメータの設定が困難であって、結果として、マッピング後の画像に調子の不連続性(調子のジャンプや階調のつながり悪さ)を来たす可能性が高く、また不自然な印象を与える画像となってしまうことも多い。
【0007】
一方、最終的に必要な画像データは出力デバイスに依存した色空間(出力色空間)における画像データであることから、出力色空間上の画像データに変換し、その出力色空間(例えばRGB空間)上で、R、G、Bそれぞれについて例えば0〜255の範囲から食み出たデータを、負のデータについては0に、255を越えるデータについては255にクリップすることによりR、G、Bそれぞれのデータを0〜255の範囲内に圧縮する、といった手法が提案されている(特開平2−214266号公報(CMY空間で圧縮)、特開平4−334267号公報(濃度で圧縮))。これは、単純な手法ではあるが、いわば出力色空間でのガマットマッピングの一例に相当する。
【0008】
この出力色空間上でガマットマッピングを行なうと、出力色空間は、例えばRGB等、人間の色の感覚に合った色空間であるため、共通色空間でガマットマッピングを行なった場合に生じやすい調子の不連続性や不自然な印象の画像となってしまうという不都合を避けることができる。
【0009】
しかしながら、出力色空間でのマッピングは、その出力色空間を規定する、例えばR,G,Bの3軸それぞれについて独立に1次元的にマッピングを行なうのが基本であるため自由度が低く、上述したように、R,G,Bそれぞれについて例えば0〜255の範囲から食み出たデータを単純に0又は255にクリップして色表現領域(ガマット)の境界(R,G,Bそれぞれについて0〜255の数値の立方体の表面)にマッピングする程度の手法にとどまっており、特に色表現領域(カラーガマット)の境界近傍については1つのデバイスの色表現領域から別のデバイスの色表現領域に精度良く写像することが難しいという問題がある。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑み、調子の不連続性や不自然な印象の画像となってしまうという不都合を避けつつ、色表現領域の境界近傍においても1つのデバイスの色表現領域から別のデバイスの色表現領域に高精度な写像を行なうことのできる色変換定義を作成する色変換定義作成方法、色変換定義作成装置、およびそのような色変換定義を作成することのできる色変換定義作成プログラムが記憶された色変換定義作成プログラム記憶媒体を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の色変換定義作成方法は、
画像と画像データとの間を媒介する第1のデバイスに依存した第1の色空間における1のデバイスの色表現領域内の座標点を、デバイス非依存の共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域内の座標点に変換する第1の座標変換過程と、
第1の座標変換過程により得られた、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域内の座標点を、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域内の座標点に変換する第2の色変換過程と、
第2の座標変換過程により得られた、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域内の座標点を、第2の色空間における第2のデバイスの色表現域内の座標点に変換する第3の座標変換過程とを経ることにより、第1の色空間の座標点と第2の色空間の座標点との対応を定義した色変換定義を作成する色変換定義作成方法において、
第2の座標変換過程が、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域内の第1の座標点を、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域内の第2の座標点に変換するにあたり、
第1の座標点に基づいて、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域に第1の基準座標点を求め、
第1の色空間および第2の色空間のうちの少なくとも一方の色空間における座標操作を含む第1のアルゴリズムに基づいて、第1の基準座標点に対応する第2の基準座標点を、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域に求め、
第1の基準座標点と第2の基準座標点との差分を表わす基本差分ベクトルを用いた第2のアルゴリズムに基づいて、第1の座標点に対応する第2の座標点を求める第1過程を含むものであることを特徴とする。
【0012】
本発明の色変換定義作成方法は、上述の第1のアルゴリズム、すなわち第1の色空間および第2の色空間のうちの少なくとも一方の色空間における座標操作を含むアルゴリズムに基づいて第2の基準座標点が求められて、第1の基準座標点と第2の基準座標点とを結ぶ基本差分ベクトルが定められる。すなわち、本発明の色変換定義作成方法は、デバイスに依存した色空間(第1の色空間あるいは第2の色空間)で色変換(ガマットマッピング)の方向が定められ、実際の色変換は、共通色空間で行なわれる。
【0013】
このように、本発明の色変換定義作成方法は、デバイスに依存した、人間の感覚に適合した色空間でマッピングの方向を定めるものであるため、マッピング特性の調整が容易であり、しかも本発明の色変換定義作成方法は、実際のマッピングはデバイス非依存の共通色空間で行なうため、デバイスの色表現領域の境界近傍を含め高精度なマッピングを行なうことができる。
【0014】
ここで、上記本発明の色変換定義作成方法は、上記第2の座標変換過程が、
第1の座標点に基づいて、第1の基準座標点を、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域の境界上に求めるものであり、
第1のアルゴリズムに基づいて、第2の基準座標点を、共通色空間に写像した第2の色表現領域の境界上に求めるものであることが好ましい。
【0015】
第1の基準座標点、第2の基準座標点を、共通色空間に写像した、それぞれ第1のデバイスの色表現領域、第2のデバイスの色表現領域の各境界上に求めることにより、容易に、色変換の方向の指針となる基本差分ベクトルを求めることができる。
【0016】
ここで、上記本発明の色変換定義作成方法において、
上記第2の座標変換過程における上記第1過程は、
共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域とその共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域との共通領域内の所定の座標変換基準座標点と上記第1の座標点とを結ぶ直線と、その共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域の境界との交点を上記第1の基準座標点として求め、
その第1の基準座標点が、共通色空間に写像された第2のデバイスの色表現領域から外れた座標点であった場合に、その第1の基準座標点を第2の色空間に写像して第2の色空間の第2のデバイスの色表現領域の境界上にマッピングし、その境界上へのマッピングにより得られた座標点を共通色空間に写像することにより、その写像により共通色空間上に求められた、共通色空間に写像された第2のデバイスの色表現領域の境界上の座標点を上記第2の基準座標点として求め、
上記座標変換基準座標点と上記第2の基準座標点とを結ぶ直線と、上記第1の座標点を通り上記基本差分ベクトルの方向と平行に引いた直線との交点を、その第1の座標点に対応する第2の座標点として求めるものであってもよい。
【0017】
また、上記第2の座標変換過程における上記第1過程は、
共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域とその共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域との共通領域内の所定の座標変換基準座標点と上記第1の座標点とを結ぶ直線と、その共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域の境界との交点を上記第1の基準座標点として求め、
その第1の基準座標点が、共通色空間に写像された第2のデバイスの色表現領域内の座標点であった場合に、その共通色空間に写像された第2のデバイスの色表現領域の境界のうちの、その共通色空間に写像された第1のデバイスの色表現領域から外れた部分の座標点を第1の色空間に写像してその第1の色空間の第1のデバイスの色表現領域の境界上にマッピングし、その境界上へのマッピングにより得られた座標点を共通色空間に写像することによりその共通色空間に座標点を求める座標変換プロセスを経ることにより、第1の基準座標点に一致あるいは所定の判定基準に照らして第1の基準座標点に近接した座標点を求め、その座標点に対応する、上記座標変換プロセスを経る前の、共通色空間に写像された第2のデバイスの色表現領域の境界上の座標点を上記第2の基準座標点として求め、上記座標変換基準座標点と上記第2の基準座標点とを結ぶ直線と、上記第1の座標点を通り上記基本差分ベクトルの方向と平行に引いた直線との交点を、その第1の座標点に対応する第2の座標点として求めるものであってもよい。
【0018】
あるいは、上記第2の座標変換過程における上記第1過程は、
共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域とその共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域との共通領域内の所定の座標変換基準座標点と上記第1の座標点とを結ぶ直線と、その共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域の境界との交点を第1の基準座標点として求め、
上記第1の基準座標点が、共通色空間に写像された第2のデバイスの色表現領域内の座標点であった場合に、上記直線と、その共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域の境界との交点を第3の基準座標点として求め、その第3の基準座標点を第1の色空間に写像して第1の色空間の第1のデバイスの色表現領域の境界上にマッピングし、その境界上へのマッピングにより得られた座標点を共通色空間に写像することにより、その共通色空間に写像された第1のデバイスの色表現領域の境界上に第4の基準座標点を求め、上記第1の基準座標点を通る、第3の基準座標点と第4の基準座標点とを結ぶ直線と平行な直線と、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域の境界との交点を上記第2の基準座標点として求め、
上記座標変換基準座標点と上記第2の基準座標点とを結ぶ直線と、上記第1の座標点を通り上記基本差分ベクトルの方向と平行に引いた直線との交点を、その第1の座標点に対応する第2の座標点として求めるものであってもよい。
【0019】
さらには、上記第2の座標変換過程における上記第1過程は、
共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域とその共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域との共通領域内の所定の座標変換基準座標点と上記第1の座標点とを結ぶ直線と、その共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域の境界との交点を第1の基準座標点として求め、
上記第1の基準座標点を第1の色空間に写像して第1の色空間上の座標点を求め、その第1の色空間上の座標点の座標値に対応した座標値を持つ第2の色空間上の座標点を求め、その第2の色空間上の座標点を共通色空間に写像することにより、その写像により共通色空間上に求められた、共通色空間に写像された第2のデバイスの色表現領域の境界上の座標点を上記第2の基準座標点として求め、上記座標変換基準座標点と上記第2の基準座標点と結ぶ直線と、上記第1の座標点を通り上記基本差ベクトルの方向と平行に引いた直線との交点を、その第1の座標点に対応する第2の座標点として求めるものであってもよい。
【0020】
ここで、第1の座標点に対応する第2の座標点を求める上記の各種の態様において、上記第2の座標変換過程における上記第1過程が、上記第2の座標点を求めるにあたり、座標変換基準座標点と第2の基準座標点とを結ぶ直線と、上記第1の座標点を通り基本差分ベクトルの方向と平行に引いた直線との交点を求めることに代え、座標変換基準座標点と第1の基準座標点とを結ぶ直線とその座標変換基準座標点を含む所定領域の境界との交点を通るとともに第2の基準座標点を通る直線と、上記第1の座標点を通り基本差ベクトルの方向と平行に引いた直線との交点を、その第1の座標点に対応する第2の座標点として求めるものであってもよい。
【0021】
こうすることにより、座標変換基準座標点のまわりに、マッピングされずれにそのままの色が保存される領域を確保することができる。
【0022】
また、第1の座標点に対応する第2の座標点を求める上記の各種の態様において、上記第2の座標変換過程における上記第1過程が、座標変換基準座標点と上記第1の座標点とを結ぶ直線と、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域の境界との交点からなる第3の基準座標点を求め、第1の基準座標点と第2の基準座標点との差分を表わす基準差分ベクトルに代えて、第1の基準座標点を通り、その第1の基準座標点と第2の基準座標点との差分を表わす第1の差分ベクトルの方向と、第1の基準座標点と第3の基準座標点との差分を表わす第2の差分ベクトルの方向とに基づいて求められた方向に引いた直線と、その共通色空間に写像した第2のデバイスの色変換領域の境界との交点を第5の基準座標点としたときに、第1の基準座標点と第5の基準座標点との差分を表わすベクトルを基準差分ベクトルとするものであってもよい。
【0023】
こうすることにより、マッピングの方向をかなり自由に調整することができる。
【0024】
さらに、第1の座標点に対応する第2の座標点を求める上記の各種の態様において、上記第2の座標変換過程における上記第1過程は、座標変換基準座標点として、共通色空間のグレー軸上の点を選択したものであることが好ましい。
【0025】
座標変換基準座標点は、マッピングされずにそのままの色が保存される。したがってこの座標変換基準座標点をグレー軸上にとることによりグレーバランスを保存することができる。
【0026】
また、上記本発明の色変換定義作成方法において、
上記第2の座標変換過程が、上記第1過程の前段に、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域の白の座標点を、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域の白の座標点に一致させるように変換する順応変換アルゴリズムを用いて、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域内の座標点を、その座標点がその順応変換アルゴリズムにより変換されてなる座標点に変換する第2過程を有し、
上記第2の座標変換過程における上記第1過程が、上記第2過程を経ることにより得られた座標点を変換対象とし、その変換対象の座標点を、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域に代わりその色表現領域がさらに順応変換アルゴリズムを用いて変換されてなる色表現領域を採用して、変換するものであることが好ましい。
【0027】
この場合に、上記第2の座標変換過程における上記第2過程が、順応変換アルゴリズムとして、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域の白の座標点を、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域の白の座標点に一致させるとともに、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域の黒の座標点を、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域の黒の座標点に一致させるように変換する順応変換アルゴリズムを用いて、座標点を変換する過程であることがさらに好ましい。
【0028】
このように、第1のデバイスの色表現領域の白(あるいは白と黒)を、第2のデバイスの色表現領域の白(あるいは白と黒)に一致させた後上記第1過程を実行することによって、一層高精度な色変換を行なう色変換定義を作成することができる。
【0029】
また、上記目的を達成する本発明の色変換定義作成装置は、
画像と画像データとの間を媒介する第1のデバイスに依存した第1の色空間における第1のデバイスの色表現領域内の座標点を、デバイス非依存の共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域内の座標点に変換する第1の座標変換過程と、
第1の座標変換過程により得られた、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域内の座標点を、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域内の座標点に変換する第2の色変換過程と、
第2の座標変換過程により得られた、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域内の座標点を、第2の色空間における第2のデバイスの色表現域内の座標点に変換する第3の座標変換過程とを経ることにより、第1の色空間の座標点と第2の色空間の座標点との対応を定義した色変換定義を作成する色変換定義作成装置において、
第2の座標変換過程が、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域内の第1の座標点を、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域内の第2の座標点に変換するにあたり、
第1の座標点に基づいて、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域に第1の基準座標点を求め、
第1の色空間および第2の色空間のうちの少なくとも一方の色空間における座標操作を含む第1のアルゴリズムに基づいて、第1の基準座標点に対応する第2の基準座標点を、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域に求め、
第1の基準座標点と第2の基準座標点との差分を表わす基本差分ベクトルを用いた第2のアルゴリズムに基づいて、第1の座標点に対応する第2の座標点を求める第1過程を含むものであることを特徴とする。
【0030】
ここで、上記本発明の色変換定義作成装置において、
上記第2の座標変換過程が、上記第1過程の前段に、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域の白の座標点を、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域の白の座標点に一致させるように変換する順応変換アルゴリズムを用いて、その共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域内の座標点を、その座標点がその順応変換アルゴリズムにより変換されてなる座標点に変換する第2の過程を有し、
上記第2の座標変換過程における上記第1過程が、上記第2過程を経ることにより得られた座標点を変換対象とし、その変換対象の座標点を、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域に代わりその色表現領域がさらに順応変換アルゴリズムを用いて変換されてなる色表現領域を採用して、変換するものであることが好ましい。
【0031】
この場合に、上記第2の座標変換過程における上記第2過程が、順応変換アルゴリズムとして、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域の白の座標点を、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域の白の座標点に一致させるとともに、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域の黒の座標点を、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域の黒の座標点に一致させるように変換する順応変換アルゴリズムを用いて、座標点を変換する過程であることがさらに好ましい。
【0032】
尚、本発明の色変換定義作成装置には、前述の本発明の色変換定義作成方法における全ての態様に相当する各種の態様全てが含まれる。
【0033】
さらに、上記目的を達成する本発明の色変換定義作成プログラム記憶媒体に記憶された色変換定義作成プログラムは、
画像と画像データとの間を媒介する第1のデバイスに依存した第1の色空間における第1のデバイスの色表現領域内の座標点を、デバイス非依存の共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域内の座標点に変換する第1の座標変換過程と、
第1の座標変換過程により得られた、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域内の座標点を、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域内の座標点に変換する第2の色変換過程と、
第2の座標変換過程により得られた、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域内の座標点を、第2の色空間における第2のデバイスの色表現域内の座標点に変換する第3の座標変換過程とを経ることにより、第1の色空間の座標点と第2の色空間の座標点との対応を定義した色変換定義を作成する色変換定義作成プログラムが記憶された色変換定義作成プログラム記憶媒体において、
第2の座標変換過程が、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域内の第1の座標点を、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域内の第2の座標点に変換するにあたり、
第1の座標点に基づいて、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域に第1の基準座標点を求め、
第1の色空間および第2の色空間のうちの少なくとも一方の色空間における座標操作を含む第1のアルゴリズムに基づいて、第1の基準座標点に対応する第2の基準座標点を、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域に求め、
第1の基準座標点と第2の基準座標点との差分を表わす基本差分ベクトルを用いた第2のアルゴリズムに基づいて、第1の座標点に対応する第2の座標点を求める第1過程を含むものであることを特徴とする。
【0034】
ここで、上記色変換定義作成プログラムにおいて、
上記第2の座標変換過程が、上記第1過程の前段に、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域の白の座標点を、共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域の白の座標点に一致させるように変換する順応変換アルゴリズムを用いて、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域内の座標点を、その座標点がその順応変換アルゴリズムにより変換されてなる座標点に変換する第2の過程を有し、
上記第2の座標変換過程における第1過程が、上記第2過程を経ることにより得られた座標点を変換対象とし、その変換対象の座標点を、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域に代わりその色表現領域がさらに順応変換アルゴリズムを用いて変換されてなる色表現領域を採用して、変換するものであることが好ましい。
【0035】
この場合に、上記第2の座標変換過程における上記第2過程が、順応変換アルゴリズムとして、共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域の白の座標点を、その共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域の白の座標点に一致させるとともに、その共通色空間に写像した第1のデバイスの色表現領域の黒の座標点を、その共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域の黒の座標点に一致させるように変換する順応変換アルゴリズムを用いて、座標点を変換する過程であることがさらに好ましい。
【0036】
尚、本発明の色変換定義作成プログラム記憶媒体においても、その色変換定義作成プログラム記憶媒体に記憶された色変換定義作成プログラムには、前述の本発明の色変換定義作成方法における全ての態様に相当する各種の態様全てが含まれる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0038】
図1は、本発明の一実施形態が適用された画像入力−色変換−画像出力システムの全体構成図である。
【0039】
ここには、カラースキャナ10が示されており、そのカラースキャナ10では原稿画像11が読み取られてRGB3色の画像データが生成される。このRGBの画像データはパーソナルコンピュータ20に入力される。このパーソナルコンピュータ20では、カラースキャナ10で得られた画像データが、後述するカラープリンタ30に適した画像出力用のRGB3色の画像データに変換される。この画像出力用の画像データは、カラープリンタ30に入力され、そのカラープリンタ30では、入力された画像データに基づくプリント出力が行なわれて、プリント画像31が形成される。
【0040】
ここで、このパーソナルコンピュータ20は、本発明にいう色変換定義作成装置の一実施形態を兼ねており、このパーソナルコンピュータ20では、あらかじめ色変換定義が作成され、カラースキャナ10で得られた画像データをカラープリンタ30用の画像データに変換する際は、その作成された色変換定義が参照される。この色変換定義、およびその作成方法については後述する。
【0041】
この図1に示すシステムでは、画像を入力して画像データを得る入力デバイスの一例として、原稿画像を読み取って画像データを生成するカラースキャナが示されているが、入力デバイスとしては、カラースキャナのほか、例えばDSC(ディジタルスチールカメラ)や、リバーサルフィルムを用いた写真撮影によりそのリバーサルフィルム上に画像を記録しその記録された画像をカラースキャナ等で読み取って画像データを得るシステムや、その他画像を入力して画像データを得るものであればよい。
【0042】
また、この図1に示すシステムでは画像データに基づく画像を出力する出力デバイスの一例としてカラープリンタ30を示したが、このカラープリンタ30は、電子写真方式のカラープリンタであってもよく、インクジェット方式のカラープリンタであってもよく、変調されたレーザ光で印画紙を露光してその印画紙を現像する方式のプリンタであってもよく、そのプリント方式の如何を問うものではない。また、出力デバイスとしては、プリンタに限定されるものではなく、印刷機であってもよく、あるいは表示画面上に画像を表示するCRTディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置等の画像表示装置であってもよい。
【0043】
ただし、ここでは、入力デバイス、出力デバイスの各一例としてカラースキャナ10、カラープリンタ30を備えたシステムを前提として説明する。
【0044】
ここで、この図1に示すシステムにおける、本発明の一実施形態としての特徴は、パーソナルコンピュータ20の内部で実行される処理内容にあり、以下、このパーソナルコンピュータ20について説明する。
【0045】
図2は、図1に1つのブロックで示すパーソナルコンピュータ20の外観斜視図、図3は、そのパーソナルコンピュータ20のハードウェア構成図である。
【0046】
このパーソナルコンピュータ20は、外観構成上、本体装置21、その本体装置21からの指示に応じて表示画面22a上に画像を表示する画像表示装置22、本体装置21に、キー操作に応じた各種の情報を入力するキーボード23、および、表示画面22a上の任意の位置を指定することにより、その位置に表示された、例えばアイコン等に応じた指示を入力するマウス24を備えている。この本体装置21は、外観上、フロッピィディスクを装填するためのフロッピィディスク装填口21a、およびCD−ROMを装填するためのCD−ROM装填口21bを有する。
【0047】
本体装置21の内部には、図3に示すように、各種プログラムを実行するCPU211、ハードディスク装置213に格納されたプログラムが読み出されCPU211での実行のために展開される主メモリ212、各種プログラムやデータ等が保存されたハードディスク装置213、フロッピィディスク100が装填されその装填されたフロッピィディスク100をアクセスするFDドライバ214、CD−ROM110が装填され、その装填されたCD−ROM110をアクセスするCD−ROMドライバ215、カラースキャナ10(図1参照)と接続され、カラースキャナ10から画像データを受け取る入力インタフェース216、カラープリンタ30(図1参照)と接続され、カラープリンタ30に画像データを送る出力インタフェース217が内蔵されており、これらの各種要素と、さらに図2にも示す画像表示装置22、キーボード23、マウス24は、バス25を介して相互に接続されている。
【0048】
ここで、CD−ROM110には、このパーソナルコンピュータ20を色変換定義作成装置として動作させるための色変換定義作成プログラムが記憶されており、そのCD−ROM110はCD−ROMドライバ215に装填され、そのCD−ROM110に記憶された色変換定義作成プログラムがこのパーソナルコンピュータ20にアップロードされてハードディスク装置213に記憶される。
【0049】
次に、コンピュータ20にアップロードにされた色変換定義作成プログラムによる色変換定義の作成方法について説明する。
【0050】
図4は、色変換定義の作成に必要な入力プロファイルの概念図である。
【0051】
入力プロファイルがカラースキャナ10のメーカ等から入手できる時は、入力プロファイルを新たに作成することは不要であるが、ここではその入力プロファイルの基本的な作成方法について説明する。
【0052】
図1に示す原稿画像11に代えて多数の色パッチからなるカラーパッチ画像を用意し、そのカラーパッチ画像をカラースキャナ10で読み取って各色パッチごとの、RGB空間(本発明にいう第1の色空間の一例)上の色データを得るとともに、その原稿画像を測色計で測色して、各色パッチについて、例えば、共通色空間の一例であるL***空間上の座標点を表わす色データを得る。尚、共通色空間に関する詳細説明は後に譲る。
【0053】
このようにして、RGB色空間上の座標点とL***色空間上の座標点との対応が定義された入力プロファイルが得られる。この入力プロファイルは、カラースキャナ10の種類や、さらに一般的には入力デバイスの種類によってそれぞれ異なる、入力デバイスに依存したプロファイルである。
【0054】
図5は、色変換定義の作成に必要な出力プロファイルの概念図である。
【0055】
カラープリンタに対応する出力プロファイルはそのカラープリンタのメーカから提供されることもあり、プリント出力しようとするカラープリンタに対応する出力プロファイルを入手することが出来れば出力プロファイルの作成は不要であるが、ここでは、その出力プロファイルを新たに作成するとした場合の基本的な作成方法について説明する。
【0056】
図1に示すパーソナルコンピュータ20から、RGB3色の色データとして、R,G,Bそれぞれの値を順次変化させた色データを生成し、そのようにして発生させた色データに基づくカラーパッチ画像をプリント出力する。図1に示すプリント画像31は、カラーパッチ画像を表わしている画像ではないが、このプリント画像31に代えてカラーパッチ画像をプリント出力したものとし、そのカラーパッチ画像を構成する各カラーパッチを測色計で測定する。こうすることにより、RGB3色の色空間(本発明にいう第2の色空間の一例)上の座標値と共通色空間(ここではL***色空間)上の座標値との対応関係をあらわす出力プロファイルが構築される。
【0057】
この出力プロファイルは、出力デバイスに応じてそれぞれ異なる、出力デバイスに依存したプロファイルである。
【0058】
図6は、入力プロファイルと出力プロファイルとの双方からなる、従来の一例としての色変換定義を示す概念図である。
【0059】
図4と図5を参照して説明した入力プロファイルと出力プロファイルを図1に示すパーソナルコンピュータ20に記憶しておき、カラースキャナ10で得られたRGBの画像データを、図6に示すように、入力プロファイルにより一旦L***色空間上の画像データに変換し、そのL***色空間上の画像データを、出力プロファイルによりRGBの画像データに変換してカラープリンタに伝える。こうすることにより、カラープリンタ30では、原稿画像11の色表現を再現したプリント画像31を得ることができる。ただし、この場合、以下に説明するようにカラースキャナ10の色表現領域(カラーガマット)とカラープリンタ30の色表現領域(カラーガマット)とが一般的には一致しないという問題がある。
【0060】
図7は、カラースキャナ10とカラープリンタ30の色表現領域の模式図である。
【0061】
図7(A)は、入力側の色空間である入力RGB空間を示したものであるが、この図7(A)には、図示の簡単のためR−G平面が示されている。図7(B),図7(C)も同様であり、図7(B)は共通色空間の1つであるL***空間のL*−a*平面について示されており、図7(C)は出力側の色空間である出力RGB空間のR−G平面について示されている。
【0062】
カラースキャナ10は、原稿画像11を、R,G,Bそれぞれについて0〜255の値の数値を表わす画像データに変換するものとし、この場合、カラースキャナ10の色表現領域は、図7(A)に示す矩形領域101となる。
【0063】
ここで、図4を参照して作成した入力プロファイルを用いて、図7(A)に示す、カラースキャナ10の色表現領域101を、L***空間に写像すると、そのカラースキャナ10の色表現領域は領域102のように表わされ、その色表現領域102を、さらに、図5を参照して説明した出力プロファイルを用いて出力側の色空間である出力RGB空間に写像すると、そのカラースキャナ10の色表現領域は、図7(C)に示す領域103に示すように表わされる。
【0064】
これに対し、図1に示すカラープリンタ30の色表現領域は、図7(C)の出力RGB空間上で、R,G,Bともに0〜255の数値範囲で示される立方体領域(図7(C)ではR−G平面上の矩形領域303)である。すなわち、原稿画像11をカラースキャナ10で読み取って入力RGB空間上の画像データに変換し、その画像データをL***空間を経由して出力RGB空間上の画像データに変換すると、カラープリンタ30で表現することのできる色(画像データ上でRGBともに0〜255の範囲)を超えた値、例えば図7(C)に例示するような(R,G)=(110,290)、あるいは、(R,G)=(−100,260)などの値に変換される場合がある。その場合、これらの画像データ、すなわち、カラープリンタ30の色表現領域から外れた画像データは、カラープリンタ30では出力できないため、従来は、前述した様に、それらの画像データをカラープリンタ30の色表現領域の境界に位置する画像データとなるようにクリップすることが提案されている。具体的には、(R,G)=(110,290)は、(R,G)=(110,255)に変更され、(R,G)=(−100,260)は(R,G)=(0,255)に変更されることになる。
【0065】
このような出力デバイスに依存した色空間におけるマッピングの場合、前述したように、マッピングの自由度が小さく、上記のような、出力デバイスの色表現領域から外れたデータを単純にクリップしてその色表現領域の境界に移動させるだけのマッピングが行なわれており、1つのデバイス(例えばカラースキャナ10)の色表現領域から別のデバイス(例えばカラープリンタ30)の色表現領域に写像するにあたり、特にそれらの色表現領域の境界近傍における写像の精度が大きく低下する場合がある。
【0066】
一方、図7(C)に0〜255の矩形領域で示されるカラープリンタ30の色表現領域303を出力プロファイルを用いてL***空間に写像すると、図7(B)に示す領域302のように表わされる。このL***空間に代表される共通色空間において、カラースキャナ10(入力デバイス)の色表現領域102内のデータをカラープリンタ30(出力デバイス)の色表現領域302内のデータに変換するための手法が従来いくつか提案されていることは前述した通りである。
【0067】
***空間における色変換(マッピング)では、カラープリンタ30で表現することのできる色表現領域を広く利用しようとしたとき、一般的には、図7(B)に破線の矢印で示すような、カラースキャナ10の色表現領域101とカラープリンタ30の色表現領域302との共通領域402から外れたデータをその共通領域402の内部にマッピングする‘圧縮’と、図7(B)に実線の矢印で示すように、その共通領域402内部のデータを、カラープリンタ30の色表現領域302の内部という条件を保った上で、その共通領域402の外部に広げる‘伸長’との双方が行なわれる。
【0068】
従来提案されているL***空間に代表される共通色空間でのマッピングは、マッピングの自由度が大き過ぎ、前述したように、調子が不連続となったり不自然な印象の画像となってしまう危険性が大きい。
【0069】
図7(B)のL***空間に写像されたカラープリンタ30の色表現領域302を図7(A)の入力RGB空間にさらに写像すると、カラースキャナ10の色表現領域である矩形の領域101からはみ出た部分のある、‘ひしゃげた’形の領域301のように表現される。
【0070】
次に、共通色空間について説明する。この共通色空間については、L***色空間がその1つの例である旨説明したが、L***色空間である必要はなく、特定の入力デバイスあるいは特定の出力デバイスに依存しないように定義された色空間であればよい。例えばL***色空間のほか、XYZ色空間であってもよく、あるいはそれらの色空間に対し、色空間上の各座標点が1対1で対応づけられるように明確に定義された座標系であってもよい。そのような座標系の例としては、以下の様に定義された標準RGB信号などがある。
【0071】
【数1】

Figure 0004044254
【0072】
ここで、例えばRSRGBを8ビットで表現したものをR8bitで表記すると、
8bit=255×12.92RSRGB (0<RSRGB<0.00304)
8bit=255×1.055RSRGB (1.0/2.4) −0.055(0.00304≦RSRGB≦1)
となる。GSRGB,BSRGBを8ビットで表現したG8bit,B8bitも同様に、それぞれGSRGB,BSRGBから変換することができる。
【0073】
もしくは、リバーサルフィルムのcmy濃度で定義される色空間を共通色空間として採用してもよい。共通色空間を定めると、その共通色空間における色表現領域が明確に定義される。
【0074】
次に、図1〜図3に示すコンピュータシステム20内で実行される色変換定義作成プログラムによる色変換定義作成方法について説明する。
【0075】
図8は、コンピュータシステム20内で実行される色変換定義作成プログラムによる色変換定義作成方法を示したフローチャートである。
【0076】
ここでは、第1の座標変換過程(ステップa1)、第2の座標変換(ステップa2)、および第3の座標変換過程(ステップa3)を経て色変換定義が作成される。第2の座標変換(ステップa2)では、基本的には第1過程(ステップa22)が実行されるが、本実施形態では、一層高精度な色変換定義が作成されるよう、その第1過程の前段に第2過程(ステップa21)が置かれている。
【0077】
以下、これらの各過程について順次説明する。
【0078】
先ず図8のステップa1では、図4を参照して説明したような、カラースキャナ10用の入力プロファイルが参照され、カラースキャナに依存したRGB空間内の各座標点(ここではディスクリートに設定された各格子上の座標点)がデバイス非依存の共通色空間(例えばL***空間)にそれぞれ写像される。
【0079】
図9は、図8のステップa21で実行される第2の座標変換過程における第2過程の説明図であり、L***空間におけるカラースキャナ10の色表現領域およびカラープリンタ30の色表現領域を示している。
【0080】
ここでは、コンクリース変換(Von Kries変換)を応用した順応変換が行なわれる。すなわち、ここでは、カラースキャナ10で画像データに変換される前の原稿画像11(図1参照)で表現される白(原稿画像11の用紙の色)に相当する座標点W1と、原稿画像11として表現することのできる黒(例えば原稿画像11がR,G,B3色それぞれに発色するリバーサルフィルムのとき、R,G,Bそれぞれが最も高濃度に発色した状態)に相当する座標点B1が、それぞれカラープリンタ30で出力されるプリント画像31の白(そのプリント画像の用紙の色)相当する座標点W3とそのカラープリンタ30で出力することのできる黒(例えばそのカラープリンタ31がR,G,B3色のインクで画像出力を行なうプリンタの場合、R,G,Bの各色のインクを最大量使って印刷した状態)に相当する座標点B3に一致するように座標変換が行なわれる。
【0081】
図9は、この座標変換過程を図示したものであり、先ず、図9(A)に示す、カラースキャナの色表現領域102aとカラープリンタの色表現領域302aを、図9(B)に示すように、各黒点B1,B3が原点0(理論上の黒点)に一致するように平行移動する。これにより、先ず、カラースキャナの色表現領域102bの黒点とカラープリンタの色表現領域302bの黒点とが一致する。
【0082】
次に、この平行移動後の、カラースキャナの色表現領域102bの白点W1が、平行移動後の、カラープリンタの色表現領域302bの白点W3に一致するように、すなわち図9(B)の直線L1が直線L3に一致するように、カラースキャナの色表現領域102b全体について回転及び伸縮を伴う座標変換が行なわれる。
【0083】
図9(C)は、この回転及び伸縮を伴う座標変換を行なった後の状態を示しており、カラースキャナの色表現領域は、図9(B)に示す色表現領域102bから図9(C)に示す色表現領域102cのように変換される。このとき、カラースキャナの色表現領域の白点W1は、カラープリンタの色表現領域の白点W3に一致する。
【0084】
その後、図9(D)に示すように、図9(C)に示すように白点,黒点がそれぞれ一致した、カラースキャナの色表現領域102cを、カラープリンタのもともとの色表現領域、すなわち図9(A)に示す、カラープリンタの色表現領域302aの白点W3,黒点B3に一致する位置まで平行移動する。
【0085】
こうすることにより、白点W1,黒点B1がカラープリンタの白点W3,黒点B3にそれぞれ一致した、カラースキャナの色表現領域102dを得ることができる。
【0086】
以上の操作を式で示すと、以下のようになる。図9は、L***空間における色表現領域を示したが、コンクリース変換やそのコンクリース変換を応用した上記の順応変換はXYZ空間で実行されることが多く、ここではXYZ空間を想定して説明する。このXYZ空間の各座標点はL***空間の各座標点とも対して対応する共通色空間の1つである。
【0087】
図9(A)に示すカラースキャナの色表現領域102aの白点W1,黒点B1のXYZ座標をそれぞれ(LXW1,LYW1,LZW1),(LXB1,LYB1,LZB1)とし、図9(A)に示すカラープリンタの色表現領域302aの白点W3,黒点B3のXYZ座標をそれぞれ(LXW3,LYW3,LZW3),(LXB3,LYB3,LZB3)としたとき、図9(B)に示す各白点W1,W3に相当するXYZ座標(LXW1’,LYW1’,LZW1’),(LXW3’,LYW3’,LZW3’)を、各式
LXW1’=LXW1−LXB1
LYW1’=LYW1−LYB1
LZW1’=LZW1−LZB1 ……(1)
LXW3’=LXW3−LXB3
LYW3’=LYW3−LYB3
LZW3’=LZW3−LZB3 ……(2)
により求め、白点W1(LXW1’,LYW1’,LZW1’)が白点W3(LXW3’,LYW3’,LZW3’)に一致するように回転及び伸縮するためのコンクリース(Von Kries)マトリックスを作成する。
【0088】
ここでは、このコンクリースマトリックスを、
VK=[MTXVK] ……(3)
と表記する。このコンクリースマトリックスは3行×3列のマトリックスとなる。
【0089】
次に、図8のステップa1でカラースキャナに依存したRGB空間内の座標点がL***空間に写像され、さらにXYZ空間に変換された(あるいは、カラースキャナに依存したRGB空間から直接にXYZ空間に写像された)多数の座標点を代表させて(X,Y,Z)で表わすと、
この(X,Y,Z)が
X1=X−LXB1
Y1=Y−LYB1
Z1=Z−LZB1 ……(4)
により黒点補正(図9(B)参照)がなされ、次に
【0090】
【数2】
Figure 0004044254
【0091】
によりコンクリース変換が行なわれ(図9(C)参照)、次に
X’=X2−LXB3
Y’=Y2−LYB3
Z’=Z2−LZB3 ……(6)
により、黒点をカラープリンタの黒点に一致させるための補正(図9(D)参照)が行なわれる。
【0092】
以上の演算を全ての座標点について行なうことにより、L***空間で表わしたときの図9(A)に示すカラースキャナの色表現領域102aが、白点、黒点がカラープリンタの色表現領域302aの白点、黒点にそれぞれ一致した、図9(D)に示す色表現領域102dに変換される。
【0093】
上記の順応変換をXYZ空間で行なうと、順応変換前の黒点(図9(A)の黒点B1,B3)の座標(X,Y,Z)がほぼ(0,0,0)に近く、したがって黒点の補正は数値を僅かに変化させるだけであって、(1)式,(2)式に従って白点の座標を移動させてもその移動量は僅かで済み、XYZ空間内の広い領域を使って順応変化を行なうことができる点で有利であるが、この順応変化は、必ずしもXYZ空間で行なわなければならない訳でなく、L***空間で行なってもよく、あるいはその他の共通色空間で行なってもよい。
【0094】
また、ここでは、白点と黒点との双方をそれぞれ一致させる順応変換について説明したが、色変換の精度は多少落ちるものの、簡単的には、黒点は考慮せずに白点のみ一致させるように順応変換を行なってもよい。
【0095】
この白点のみ一致させる順応変換は、図9を参照して説明すると、図9(A)に示す直線L1’が直線L3’に一致するとともに白点W1が白点W3に一致するような座標変換をいい、数式的には、(1)式,(2)式のように黒点の座標を引き算することなく、白点W1(LXW1,LYW1,LZW1)が白点W3(LXW3,LYW3,LZW3)に一致するように回転及び伸縮するためのコンクリースマトリックスを求め、(4)式のように、黒点の座標を引き算することなく、そのコンクリースマトリックスを使って(X,Y,Z)をそのまま変換することを意味する。
【0096】
さらに、この順応変換は、例えばCRTディスプレイ表示画面上の‘白’はかなり青みかかった白であり、そのCRTディスプレイ表示画面に表示された画像をプリント出力する必要があるときのような、測色的にかなり離れた白を持つデバイス間での色変換の場合に必要となるが、例えば白い用紙上に記録された画像を図1に示す原稿画像11としてカラースキャナ10で画像データを得、カラープリンタ30でも白い用紙上に画像を出力する場合のような、双方の‘白’がほぼ一致している場合、この順応変換、すなわち、図8の第2の座標変換過程の第2過程(ステップa21)は省略してもかまわない。
【0097】
次に、図8に示すフローチャートの第2の座標変換過程中の第1過程(ステップa22)について、いくつかの例を説明する。
【0098】
図10は、その第1過程における座標変換の第1例の説明図、図11は、その第1例のフローチャートである。図10には、L***空間内のうちのL*−a*平面について明示されているが、これは図示の便宜上のものであって、実際には、L***空間内で3次元的な座標変換が行なわれる。図10のみでなく、その後に説明する各種の例についても同様である。
【0099】
ここでは、先ず、座標変換の基準となる座標変換基準座標点cが設定される。この座標変換基準座標点cは、経験的にあるいは所定の設定基準に従ってある程度任意に設定されるが、L***空間に写像されたカラースキャナの色変換領域102とカラープリンタの色表現領域302との共通領域内に設定される。さらに、座標変換基準座標点cは、その共通領域内であって、さらに本実施形態ではL*軸(グレー軸)上に設定される。そうすることにより、以下の説明からわかるように、この座標変換基準座標点cは他の座標点にはマッピングされず、したがってグレーバランスを保ちやすいからである。ここでは例えば(L*,a*,b*)=(50,0,0)の点が座標変換基準座標点cとして設定される。
【0100】
尚、図8のフローチャートの第2の座標変換過程(ステップa2)に図9を参照して説明したような順応変換(ステップa21)を含むときは、L***空間に写像されたカラースキャナの色表現領域102は、その順応変換後の色表現領域を指すものとする。
【0101】
ここでは、マッピングを行なう対象となるL***空間上のカラースキャナの色表現領域102内の座標点を第1の座標点tとする。
【0102】
ここで、座標変換基準座標点cと第1の座標点tとを結ぶ直線を考え、その直線と、カラースキャナの色表現領域102の境界との交点を求める(図11ステップb1)。ここではこの交点を第1の基準座標点aと呼ぶ。
【0103】
図11に示すフローチャートは、このようにして求めた第1の基準座標点aが、図10に示すように、L***空間に写像したカラープリンタの色表現領域302から外れている場合のフローチャートであり、この条件を満たすとき、さらに以下のように処理が進められる。
【0104】
上記のようにして求めた第1の基準座標点aについて、L***空間からカラープリンタ30に依存した出力RGB空間に写像する(図11ステップb2)。この出力RGB空間に写像された第1の基準座標点をP1とする。
【0105】
次に、出力RGB空間において、その第1の基準座標点P1の座標値をクリップすることにより、その出力RGB空間のカラープリンタ30の色表現領域の境界上にマッピングする(ステップb3)。このマッピングによりカラープリンタ30の色表現領域の境界上に得られた点P2を、今度はその出力RGB空間からL***空間に写像する(ステップb4)。このL***空間内に写像された座標点を第2の基準座標点bとする(図10参照)。
【0106】
次に、図10に示す第1の基準座標点aと第2の基準座標点bとの差分を表わす、第1の基準座標点aを始点とし、第2の基準座標点を終点とする基本差分ベクトルvを求め(ステップb5)、マッピングを行なおうとしている第1の座標点tを、その基本差分ベクトルvの方向と同一方向に、座標変換基準座標点cと第2の基準座標点bとを結ぶ直線上まで移動させ、その点を、第1の座標点tがマッピングされた第2の座標点sとする(ステップb6)。
【0107】
このような座標変換が、L***空間に写像されたカラースキャナ10の色表現領域102に含まれる座標点のうちの、ステップb1により求められた第1の基準座標点aがカラープリンタの色表現領域302の外にある全ての座標点について行なわれる(ステップ7)。
【0108】
このように、図10,図11を参照して説明した座標変換は、その座標変換の方向を決めるにあたっては、すなわち基本差分ベクトルvを求めるあたっては、出力RGB空間を使って、カラースキャナの色表現領域の境界上の第1の基準座標点aに対応する、カラープリンタの色表現領域の境界上の第2の基準座標点bを定めることにより行なわれ、実際のマッピングは、L***空間で行なわれる。
【0109】
すなわち、出力RGB空間(デバイス依存の色空間)という人間の色の感覚に合致した色空間で座標変換(マッピング)の方向が定められるため、調子の不連続性や不自然な画像となってしまう恐れが極めて小さく抑えられ、かつ、実際の座標変換は、L***空間(共通色空間)で行なわれるため、色彩上高精度の座標変換(マッピング)が行なわれる。
【0110】
尚、図10は、図示の都合上、2次元平面上で座標変換(マッピング)が行なわれるように描かれているが、実際には3次元的なマッピングが行なわれることは前述したとおりである。
【0111】
図12は、図10,図11を参照して説明した座標変換の変形例を示す図である。
【0112】
ここでは、座標変換基準座標点cを取り巻く領域Dが設定され、座標変換基準座標点cと第1の基準座標点aを結ぶ直線とその領域Dの境界との交点dを求め、第1の座標点tのマッピングにあたっては、その交点dと第2の基準座標点bとを結ぶ直線上の座標点sにマッピングされる。
【0113】
こうすることにより、領域Dという、座標が移動しない領域を設定することができる。前述したように、グレーバランスを保つためにはL*軸(グレー軸)については座標を移動させないことが好ましい旨説明したが、この図12に示すように領域Dを設定することにより座標を移動しない領域を任意に設定することができる。
【0114】
図13は、図8に示すフローチャートの第1過程における座標変換の第2例の説明図、図14は、その第2例のフローチャートである。
【0115】
ここでは、図10,図11を参照して説明した第1例と同様に、L*軸(グレー軸)上に座標変換の基準となる座標変換基準座標点cが設定される。
【0116】
この座標変換基準座標点cと、座標変換の対象としている第1の座標点tとを結ぶ直線を考え、その直線と、L***空間に写像したカラースキャナ10の色表現領域102の境界との交点を求める。その交点を第1の基準座標点と呼ぶ。ここで、このL***空間に写像したカラースキャナの色表現領域102は、図8のフローチャートの第2過程(ステップa2)における順応変換が行なわれるときは、その順応変換後の色表現領域を指すものであることは前述したとおりである。
【0117】
図13に示すフローチャートは、図11に示すフローチャートとは異なり、このようにして求めた第1の基準座標点aが、図13に示すように、L***空間に写像したカラープリンタの色表現領域302の内部に存在する場合のフローチャートであり、この条件を満たすときさらに以下のように処理が進められる。
【0118】
上記のようにして求めた、カラースキャナの色表現領域の境界上の第1の基準座標点aに対応する、カラープリンタの色表現領域の境界上の第2の基準座標点bを求める(ステップc2)。この第2の基準座標点bを求めるにあたっては、ここでは、図13に示すように、第1の基準座標点aがカラープリンタの色表現領域302の内部に存在するため、図10,図11を参照して説明した手法を使うことはできない。すなわち、第1の基準座標点aがカラープリンタの色表現領域302の外に存在する場合と同様にして、その第1の基準座標点aを出力RGB空間に写像しても、その写像された第1の基準座標点は出力RGB空間におけるカラープリンタの色表現領域の内部に位置することになり、前述したクリップの手法を使うことができないこととなってしまう。そこで、ここでは、以下のようにして、第2の基準座標点bが求められる。
【0119】
先ず、出力RGB空間におけるカラープリンタの色表現領域(ガマット)の境界上の全ての点(点P1で代表させる)について、出力RGB空間からL***空間に写像し(ステップc21)、さらにそのL***空間に写像された全ての点P2を入力RGB空間に写像する(ステップc22)。次いで、その出力RGB空間に写像された点P3のうちの、入力RGB空間上のカラースキャナの色表現領域から外れた点を、前述のように、例えばR,G,Bそれぞれについてマイナスの値を0に、255を越える値を255にクリップすることにより、そのカラースキャナの色表現領域の境界上にマッピングする(ステップc23)。
【0120】
このようにして得られた、入力RGB空間に写像され、さらにクリップされた全ての点P4を、入力RGB空間からL***空間に写像する(ステップc24)。このようにしてL***空間に写像された点P5のうち、第1の基準座標点aに一致した、あるいは一致はしなくても最も近接した点P5’を見つけ、出力RGB空間の、カラープリンタの色表現領域の境界上の全ての点P1のうち、その点P5’を得る基になった点P1’を見つけ、その点P1’を第2の基準座標点bとする(ステップc25)。
【0121】
このような手順を踏むことにより、図13に示す基準座標点aに対応する第2の基準座標点bを求めることができる。
【0122】
尚、図14に示すフローチャートの場合、出力RGB空間におけるカラープリンタの色表現領域の境界上の全ての点P1について一律に入力RGB空間に写像したが、図13に示す、L***空間に写像したカラープリンタの色表現領域302の境界上の座標点のうち、L***空間に写像したカラースキャナの色表現領域102の色表現領域から食み出した部分の座標点のみ、入力RGB空間に写像すればよく、あるいはその食み出した部分のうち、推測等により第2の基準座標点bの座標位置をさらに絞り込むことができるときは、その絞り込まれた領域内の座標点のみ入力RGB空間に写像してクリップしてもよい。
【0123】
図14に示すステップc2において、第2の基準座標点bが検出されると、図11のフローチャートの場合と同様、図13に示すように、第1の基準座標点aから第2の基準座標点bに向かう基本差分ベクトルvが求められ(ステップc3)、さらに図10,図11の第1例の場合と同様にして、第1の座標点に対応する第2の座標点が求められる(ステップc4)。
【0124】
このような座標変換が、L***空間に写像したカラースキャナの色表現領域102内の各座標点のうちの、ステップc1により求められた第1の基準座標点aがカラープリンタの色表現領域302の内部に存在する全ての座標点について行なわれる(ステップc5)。
【0125】
図15は、図13,図14を参照して説明した座標変換の第2例の変形例を示す図である。
【0126】
ここには、図12と同様、座標変換基準座標点cを取り巻く領域Dが設定され、座標変換基準座標点cと第1の基準座標点aとを結ぶ直線とその領域Dの境界との交点dが求められ、第1の座標点tは、その交点dと第2の基準座標点bとを結ぶ直線上の座標点sにマッピングされる。こうすることにより、座標を移動させない領域Dを設定することができる。
【0127】
図16は、図10,図11を参照して説明した‘圧縮’と図13,図14を参照して説明した‘伸長’とを組み合わせて行なったマッピングの効果説明図である。
【0128】
***空間上のカラースキャナの色表現領域102よりもL***空間上のカラープリンタの色表現領域302の方が広いラインLN1上の座標点は,カラープリンタの色表現領域302を最大限使うように伸長され、カラースキャナの色表現領域102の方が広いラインLN2上の各座標点は、カラープリンタ302の色表現領域302を最大限使うレベルまで圧縮される。これらの伸長、圧縮の方向は、デバイスに依存したRGB空間を利用して求めたものであるため、マッピングそのものはL***空間上で行なっても、調子の不連続や不自然な画像の発生が防止され、かつマッピングそのものはL***空間を行なうことから高精度のマッピングが行なわれている。また、カラースキャナの色表現領域102とカラープリンタの色表現領域302との広さが一致したラインLN3上の各座標点は移動せずにそのままの色が保たれることになる。
【0129】
尚、ここで行なわれるマッピングは、図16では図示の都合上L*−a*平面で行なわれるかのように描かれているが、3次元的に行なわれるものであることは前述した通りである。
【0130】
図17は、図8に示すフローチャートの第1過程における座標変換の第3例の説明図、図18は、その第3例のフローチャートである。ここで説明する第3例は、図12,図13を参照して説明した第2例の場合と同様、ステップd1で求め、これは第1の基準座標点a1が、L***空間に写像したカラープリンタの色表現領域302の内部に存在する場合の一例である。
【0131】
ここでも、前述の第1例および第2例と同様に、L*軸(グレー軸)上に座標変換の基準となる座標変換基準座標点cを設定し、その座標変換基準座標点cと座標変換の対象としている第1の座標点tとを結ぶ直線を考え、その直線と、L***空間に写像したカラースキャナの色表現領域102の境界との交点を求め、その交点を第1の基準座標点a1とし、さらに、その直線と、L***空間に写像したカラープリンタの色表現領域302の境界との交点を求め、その交点を第3の基準座標点a2とする(ステップd1)。このL***空間に写像したカラースキャナの色表現領域102は、図8のフローチャートの第2過程(ステップa21)における順応変換が行なわれるときは、その順応変換後の色表現領域を指すものであることは、これまでの第1例、第2例の場合と同様である。
【0132】
次に、上記のようにして求めた第3の基準座標点a2をL***空間からスキャナに依存した入力RGB空間に写像し(ステップd2)、その入力RGB空間に写像した点P1をその入力RGB空間でクリップすることによりカラースキャナの色表現領域の境界上にマッピングし(ステップd3)、そのマッピングにより得られた点P2をL***空間にマッピングする(ステップd4)。このようにして得られたL***空間の、カラースキャナの色表現領域102の境界上の点を第4の基準座標点b2と呼ぶ。
【0133】
次に、第3の基準座標点a2から第4の基準座標点b2に向かう差分ベクトルv1を求め(ステップd5)、第1の基準座標点a1を通りその差分ベクトルv1と平行な直線を考えて、その直線と、L***空間上のカラープリンタの色表現領域302の境界との交点を第2の基準座標点b1とし、第1の基準座標点a1から第2の基準座標点b1に向かう基本差分ベクトルvを求める(ステップd6)。その後はこれまで説明した第1例、第2例と同様にして、第1の座標点tが、その第1の座標点tを基本差分ベクトルvと平行に移動し、座標変換基準座標点cと第2の基準座標点b1とを結んだ直線にぶつかった座標点(第2の座標点s)にマッピングされる(ステップd7)。
【0134】
このような座標変換が、L***空間上のカラースキャナの色表現領域内の座標点のうちの、ステップd1において、L***空間上のカラープリンタの色表現領域302の内部に位置する第1の基準座標点a1が求められる全ての座標点について行なわれる(ステップd8)。
【0135】
この図17,図18に示す第3例は、L***空間上のカラースキャナの色表現領域102とカラープリンタの色表現領域302が大きくずれているとき、すなわち、差分ベクトルv1と基本差分ベクトルvが大きく離れているときは誤差を持つが、それら2つのベクトルv1,vの距離が近く、それら2つのベクトルv1,vの間の誤差を無視できるときは、この第3例を採用することができ、図13,図14を参照して説明した第2例と比べ高速演算が可能となる。
【0136】
図19は、図17,図18を参照して説明した座標変換の第3例の変形例を示す図である。
【0137】
ここには、図12,図15と同様、座標変換基準座標点cを取り巻く領域Dが設定され、座標変換基準座標点cと第1の基準座標点a1とを結ぶ直線と、その領域Dの境界との交点dが求められ、第1の座標点tは、交点dと第2の基準座標点b1とを結ぶ直線上にマッピングされる。
【0138】
このようにして、座標移動が行なわれない領域Dを設定することができる。
【0139】
図20は、図8に示すフローチャートの第1過程における座標変換の第4例の説明図、図21はその第4例のフローチャートである。
【0140】
この第4例は、ステップe1で求められる第1の基準座標点aがL***空間に写像したカラープリンタの色表現領域302の内部に存在するか、あるいはその色表現領域302から外れているかを考慮することなく適用することができる方法である。
【0141】
ここでも、前述の第1例〜第3例と同様に、L*軸(グレー軸)上に座標変換基準座標点cを設定し、その座標変換基準座標点cと座標変換の対象としている第1の座標点tとを結ぶ直線を考え、その直線と、L***空間上のカラースキャナの色表現領域102の境界との交点を求め、その交点を第1の基準座標点aとする(ステップe1)。
【0142】
次に、この第1の基準座標点aをカラースキャナに依存した色空間である入力RGB空間に写像する(ステップe2)。
【0143】
次に、このようにして入力RGB空間に写像された入力RGB空間上の点P1の座標値に対応した座標値、典型的にはその点P1の座標値と同一の座標値を持つ、カラープリンタに依存した色空間である出力RGB空間上の座標点P2を求める(ステップe3)。具体例を示すと、図20に示す第1の基準座標点aを入力RGB空間に写像した点P1の座標値を(R,G,B)=(0,255,0)としたとき、同一の座標値(R,G,B)=(0,255,0)を持つ出力RGB空間上の点を点P2とする。
【0144】
次にその出力RGB空間上の点P2を出力RGB空間からL***空間に写像し、その写像された点を第2の基準座標点bとする(ステップe4)。
【0145】
第1の基準座標点aはL***空間上のカラースキャナの色表現領域102の境界上の点であるため、この第1の基準座標点aを入力RGB空間に写像しても、その入力RGB空間におけるカラースキャナの色表現領域の境界上の点(例えば上記の(R,G,B)=(0,255,0))となる。
【0146】
これをそのまま、出力RGB空間上の点とすると、出力RGB空間上では今度はカラープリンタの色表現領域の境界上の点となり、その点をL***空間に写像して求めた第2の基準座標点bも、そのL***空間上のカラープリンタの色表現領域302の境界上の点となる。
【0147】
このようにして求めた第1の基準座標点aから第2の基準座標点bに向かう基本差分ベクトルvを求め(ステップe5)、第1の座標点tを通り、基本差分ベクトルvと平行に引いた直線と、座標変換基準座標点cと第2の基準座標点bとを結ぶ直線との交点である第2の座標点sを求める(ステップe6)。
【0148】
上記の座標変換が、L***空間上のカラースキャナの色表現領域102の全域について順次行なわれる。
【0149】
図22は、図20,図21を参照して説明した座標変換の第3例の変形例を示す図である。
【0150】
ここには、図12,図15,図19の各例と同様、座標変換基準座標点cのまわりに領域Dが設定され、その領域D内はマッピングされないようにしている。領域D内がマッピングされないようにするための手法は、図12,図15,図19の各例の場合と同様であり、説明は省略する。
【0151】
図23は、図8に示すフローチャートの第1過程における座標変換の第5例の途中過程を示す図である。この図23のみを考えると、これは本発明の実施形態ではなく、それと対比されるべき比較例に相当する。
【0152】
ここでは、L*軸(グレー軸)上の座標変換基準座標点cと、座標変換の対象とされる第1の座標点tと結ぶ直線と、L***空間上のカラースキャナの色表現領域102との交点(第1の基準座標点a1)およびカラープリンタの色表現領域302との交点(第3の基準座標点a2)を求め、第1の基準座標点a1から第3の基準座標点a2に向かう差分ベクトルv2を求める。この差分ベクトルv2は、デバイス依存の色空間(入力RGB空間あるいは出力RGB空間)でのクリップ等のマッピングを経ることなく求められる差分ベクトルであり、このままでは本発明とは合致しない。
【0153】
この差分ベクトルv2を仮に本発明にいう基本差分ベクトルvと考え、座標変換基準座標点cと第1の基準座標点a1との間の距離ca1と、座標変換基準座標点cと第1の座標点tとの間の距離ctとの比率をct/ca1とし、差分ベクトルv2の長さを|v2|としたとき、第1の座標点tを、差分ベクトルv2と同一方向に、(ct/ca1)×|v2|だけ移動させ、その点を座標変換後の第2の座標点sとする。こうすることによっても一応マッピングは可能であるが、マッピングの方向(差分ベクトルv2の方向)は、人間の色の感覚にあったデバイス依存の色空間上で求めた方向ではなく、このマッピングの手法は、人間の色の感覚が無視されて機械的に定められた方向であり、前述したように調子の不連続が生じたり不自然な画像となる可能性が高い手法である。
【0154】
図24は、図8に示すフローチャートの第1過程における座標変換の第5例の説明図である。
【0155】
この図24において、第1の基準座標点a1,第3の基準座標点a2,差分ベクトルv2は、図23を参照して説明したものと同様である。また第2の基準座標点bは、前述の第1例〜第4例のいずれの手法で求めたものであってもよい。ここでは、第1の基準座標点a1から第2の基準座標点bに向かうベクトルを差分ベクトルv3と称する。
【0156】
この図24に示す例では、このようにして求めた2つの差分ベクトルv2,v3が方向に関し重み付け加算され、第1の基準座標点a1を通り、その重み付け加算により求められた方向に引いた直線と、L***空間上のカラープリンタの色表現領域302の境界との交点を第5の基準座標点eとして求め、第1の基準座標点a1から第5の基準座標点eに向かう差分ベクトルを基本差分ベクトルvとする。
【0157】
第1の座標点tをマッピングするにあたっては、座標変換基準座標点cと第5の基準座標点eとを結ぶ直線と、第1の座標点tを通り基本差分ベクトルvと平行に引いた直線との交点を、その第1の座標点tがマッピングされるべき第2の座標点sとする。
【0158】
ここで、2つの差分ベクトルv2,v3の方向に関する重み付け係数をオペレータにより任意に可変できるようにしておくことで、本発明の手法による座標変換をその重み付け分だけ加味させたマッピングが可能となる。
【0159】
次に図8に戻り、第3の座標変換過程(ステップa3)について説明する。
【0160】
この第3の座標変換過程(ステップa3)では、L***空間上でカラースキャナの色表現領域102からカラープリンタの色表現領域302への座標変換(マッピング)が行なわれた後の、カラープリンタの色表現領域302内の各座標点が、図5を参照して説明した出力プロファイル(ここではカラープリンタ30に適合したプロファイル)により、出力RGB空間に写像される。
【0161】
このようにして、図8のフローチャートに従って、カラースキャナ10に依存した入力RGB空間の各座標点と、カラープリンタ30に依存した出力RGB空間の各座標点との対応関係が定義された、カラースキャナ10とカラープリンタ30とを結びつける色変換定義が作成される。
【0162】
図25は、本発明の色変換定義作成装置の一実施形態を含む色変換定義作成/色変換装置の機能ブロック図である。
【0163】
この図25に示す色変換定義作成/色変換装置は、図2,図3に示すパーソナルコンピュータ20と、そのパーソナルコンピュータで実行されるプログラムとの結合により実現される。
【0164】
この図25に示す色変換定義作成/色変換装置は、データ取得部310と、定義作成データ変換部320と、データ出力部330と、記憶部340と、指定部350とから構成されている。
【0165】
記憶部340には、複数種類の入力デバイスそれぞれに対応した複数種類の入力プロファイル341a,…,341mと、複数種類の出力デバイスそれぞれに対応した複数種類の出力プロファイル342a,…,342nと、複数種類の色変換定義343a,…,343pと、さらに、色変換定義作成プログラム344が記憶されている。
【0166】
入力プロファイル341a,…,341mのそれぞれは、各種の入力デバイスについて、基本的には図4を参照した作成方法により作成されたものである。尚、図1には、入力デバイスはカラースキャナ10の一種類のみ示されているが、図25の色変換定義作成/色変換装置には、汎用性を持たせるため、複数種類の入力デバイスそれぞれに対応する複数種類の入力プロファイルが用意されている。
【0167】
また、記憶部340に記憶された出力プロファイル342a,…,342nは、各種の出力デバイスについて、基本的には図5を参照して説明した作成方法により作成された出力プロファイルである。
【0168】
尚、入力プロファイルの場合と同様、図1には、出力デバイスとして一種類のカラープリンタ30のみ示されているが、図25の色変換定義作成/色変換装置は、出力デバイスに関しても汎用性を持たせるため、複数種類の出力デバイスそれぞれに対応する複数種類の出力プロファイルが用意されている。
【0169】
また、記憶部340に記憶された色変換定義343a,…,343pは、記憶部340に記憶された色変換定義作成プログラム344が定義作成/データ変換部320に読み出されて実行されることにより、図8およびその後の各図を参照して説明したようにして作成されたものであり、各色変換定義は、各入力プロファイルと各出力プロファイルとの各組合せに対応している。ここではこれらの色変換定義341a,…,341pは、それぞれLUT(Look Up Table)の形式にまとめられている。
【0170】
なお、この記憶部340は、ハードウェア上は、図3に示すハードディスク装置213の内部に設定されており、この記憶部340(図3に示すハードディスク装置)は、本発明の色変換定義作成プログラム記憶媒体の一実施形態にも相当する。
【0171】
指定部350では、入力デバイス、出力デバイス、および、色変換定義作成モードとデータ変換モードとの区別が指定される。この指定部350は、ハードウェア上は、図2,図3に示すキーボード23あるいはマウス24がその役割りを担っている。
【0172】
指定部350で、色変換定義作成モードが指定されるとともに、入力デバイスと出力デバイスが指定されると、記憶部340から色変換定義作成プログラム344が定義作成/データ変換部32に読み出されて実行される。この色変換定義作成プログラム344は、図8を参照して説明した第1の座標変換過程、第2の座標変換過程(第2過程および第1過程)、および第3の座標変換過程のそれぞれ実行する部分から構成されており、前述したアルゴリズムに基づき、指定された入力デバイス(ここでは、図1に示すカラースキャナ10とする)に応じた入力プロファイル(ここでは、入力プロファイル341aとする)と、指定された出力デバイス(ここでは図1に示すカラープリンタ30とする)に応じた出力プロファイル(ここでは出力プロファイル342aとする)が参照されて、それらカラースキャナ10とカラープリンタ30との組合せに適合した色変換定義(ここでは色変換定義341aとする)が作成される。この作成された色変換定義341aは記憶部340に記憶される。
【0173】
このとき、指定部350から、色変換定義作成のための各種のパラメータ、例えば、第2の座標変換過程の第2過程を実行するか省略するか、あるいはその第2過程を実行する場合に白点と黒点との双方をそれぞれ一致させるか白点のみを一致させるか、図10等に示す座標変換基準座標点cの座標値、図12等に示す領域Dを設定するか否か、領域Dを設定する場合のその領域の指定、第2の座標変換過程の第1過程として各種の例を示したが、それら各種の例のうちのいずれのアルゴリズムを選択するか、図24を参照して説明した重み付けの手法を採用する場合のその重み付け係数等を指定できるように構成し、様々なバリエーションの色変換定義を作成することができるようにすることが好ましい。
【0174】
また、指定部310からデータ変換モードが指定され、さらに入力デバイスおよび出力デバイスが指定されると(ここでは入力デバイス、出力デバイスとしてそれぞれ図1に示すカラースキャナ10、カラープリンタ30が指定されるものとする)、それら指定されたカラースキャナ10およびカラープリンタ30の組合せに適合した色変換定義341aが読み出されて定義作成/データ変換部320に入力される。
【0175】
データ取得部310は、入力デバイスで得られた色データを受け取る役割りを担うものであり、ハードウェア上は、図3に示す入力インタフェース216がこれに相当する。
【0176】
また、データ出力部330は、定義作成データ変換部320で色変換された後の色データの出力を担うものであり、ハードウェア上は、図3に示す出力インタフェース217がこれに相当する。
【0177】
入力デバイス、例えば図1に示すカラースキャナ10で得られた色データがデータ取得部310を経由して定義作成データ変換部320に入力されると、定義作成データ変換部320では、色変換定義343aによる色データの変換が行なわれる。この変換後の色データはデータ出力部330を経由して、出力デバイス、例えば図1に示すカラープリンタ30に向けて出力される。
【0178】
この定義作成データ変換部320による色データの変換は、本発明に特有な色変換定義作成方法により作成された色変換定義が参照された変換であり、色調子の優れた出力画像を得ることができる。
【0179】
ここで、図25に示す色変換定義作成色変換装置において、記憶部340に記憶された複数の出力プロファイル342a,…,342mのうちの1つとして、図2,図3に示す画像表示装置22に対応する出力プロファイルを用意しておき、定義作成データ変換部320で変換された後の色データに基づく画像をその画像表示装置22の表示画面22a(図2参照)上に表示し、かつ、指定部350(キーボード23やマウス24)に、データ変換モードにおいても色変換定義を補正する機能を持たせ、表示画面上に表示された画像を見ながら、その画像がより好ましい色調子を持った画像となるように色変換定義を補正できるように構成してもよい。
【0180】
図26は、本発明の色変換定義作成プログラム記憶媒体のもう1つの実施形態を示す図である。
【0181】
図25を参照して、図25に示す色変換定義作成/色変換装置の記憶部340が本発明の色変定義作成プログラム記憶媒体の一実施形態に相当する旨説明したが、この図26には、本発明の色変換定義作成プログラム記憶媒体のもう1つの例として、図3に示すCD−ROM110に、色変換定義作成プログラム344が記憶された例が示されている。このように、色変換定義作成プログラムを可搬型記憶媒体に記憶させて流通させてもよい。
【0182】
このような色変換定義作成プログラムを入手したユーザは、自分のパーソナルコンピュータにその入手した色変換定義作成プログラムをアップロードし、その色変換定義作成プログラムを使って、色調子の優れた色変換を行なうことのできる色変換定義を作成することができる。
【0183】
図27は、CD−ROMに本発明の方法により作成された色変換定義が記憶された形態を示す図である。
【0184】
このように、本発明の色変換定義作成方法の実施による結果物としての色変換定義の方を可搬型記憶媒体に記憶させて流通させてもよい。
【0185】
尚、これまで説明した実施形態は、図1に示すようにカラースキャナ10等の入力デバイスを用いて画像から画像データを得る系に本発明を適用した例であるが、本発明は、2種類の出力デバイス間における色変換にも適用することができる。
【0186】
例えば、CRTディスプレイ装置(出力デバイスの一例)の表示画面上に画像データに基づく画像を表示し、その表示画像と同じ画像をカラープリンタ(出力デバイスのもう1つの例)でプリント出力しようとするときは、そのCRTディスプレイ装置に対応した色空間の、そのCRTディスプレイ装置の色表現領域内で定義された画像データを、カラープリンタに対応した色空間の、そのカラープリンタの色表現領域内で定義される画像データに変換する必要があるが、このような場面においても本発明を適用することができる。
【0187】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、共通色空間でガマットマッピングを行なったときに生じ易い調子の不連続や不自然な画像となってしまうことを避け、かつ色調子の優れた再生画像を得ることのできる色変換定義を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用された画像入力−色変換−画像出力システムの全体構成図である。
【図2】図1に1つのブロックで示すパーソナルコンピュータの外観斜視図である。
【図3】パーソナルコンピュータのハードウェア構成図である。
【図4】入力プロファイルの概念図である。
【図5】出力プロファイルの概念図である。
【図6】入力プロファイルと出力プロファイルとの双方からなる、従来の一例としての色変換定義を示す概念図である。
【図7】カラースキャナとカラープリンタの色表現領域の模式図である。
【図8】コンピュータシステム内で実行される色変換定義作成プログラムによる色変換定義作成方法を示したフローチャートである。
【図9】図8のステップa21で実行される第1の座標変換過程の第2過程の説明図である。
【図10】第1過程における座標変換の第1例の説明図である。
【図11】その第1例のフローチャートである。
【図12】座標変換の第1例の変形例を示す図である。
【図13】第1過程における座標変換の第2例の説明図である。
【図14】その第2例のフローチャートである。
【図15】座標変換の第2例の変形例を示す図である。
【図16】‘圧縮’と‘伸長’とを組み合わせて行なったマッピングの効果説明図である。
【図17】第1過程における座標変換の第3例の説明図である。
【図18】その第3例のフローチャートである。
【図19】座標変換の第3例の変形例を示す図である。
【図20】第1過程における座標変換の第4例の説明図である。
【図21】その第4例のフローチャートである。
【図22】座標変換の第3例の変形例を示す図である。
【図23】第1過程における座標変換の第5例の途中過程を示す図である。
【図24】第1過程における座標変換の第5例の説明図である。
【図25】本発明の色変換定義作成装置の一実施形態を含む色変換定義作成/色変換装置の機能ブロック図である。
【図26】本発明の色変換定義作成プログラム記憶媒体のもう1つの実施形態を示す図である。
【図27】CD−ROMに本発明の方法により作成された色変換定義が記憶された形態を示す図である。
【符号の説明】
10 カラースキャナ
11 原稿画像
20 パーソナルコンピュータ
21 本体装置
22 画像表示装置
22a 表示画面
23 キーボード
24 マウス
25 バス
30 カラープリンタ
100 フロッピィディスク
110 CD−ROM
211 CPU
212 主メモリ
213 ハードディスク装置
214 FDドライバ
215 CD−ROMドライバ
216 入力インタフェース
217 出力インタフェース
310 データ取得部
320 定義作成/データ変換部
330 データ出力部
340 定義記憶部
341a,…,341m 入力プロファイル
342a,…,342n 出力プロファイル
343,343a,…,343p 色変換定義
344 色変換定義作成プログラム
350 指定部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
According to the present invention, for example, when image data obtained by an input device that obtains image data by inputting an image is output by an output device that outputs an image based on the image data, a suitable color tone can be obtained. Color conversion definition creating method, color conversion definition creating apparatus for creating a color conversion definition to be a basis for color conversion, and color conversion definition creating program for creating a color conversion definition for obtaining a suitable color tone The present invention relates to a conversion definition creating program storage medium.
[0002]
[Prior art]
For example, a color scanner that reads recorded images to obtain image data, or a DSC (digital still camera) that obtains image data by forming an image of a subject on a solid-state imaging device and reading the image is input. Various types of input devices for obtaining image data are known. In these input devices, the image data is represented by data in a fixed range such as 0 to 255 for each of the three colors R (red), G (green), and B (blue). There is a limit to the colors that can be expressed by numerical values within the determined range for each of the B3 colors, and even if the original image color has an extremely rich expression, it is once converted into image data using an input device. When converted, the image represented by the image data is limited to colors in a certain color expression area in the R, G, B color space.
[0003]
Also for output devices that output images based on image data, for example, photographic printers, electrophotographic systems, and inkjets that record images on photographic paper by exposing the photographic paper with laser light and developing the photographic paper Image display such as a printer that records images on paper by a method, a printer that rotates a rotary press to create a large amount of printed matter, a CRT display that displays images on the display screen based on image data, a plasma display, etc. Various types of output devices such as devices are known, and these output devices also have a color expression area corresponding to each output device, similar to the above-described input device. That is, the output device can be selected based on, for example, image data expressing three colors of R, G, and B and image data expressing four colors of C (cyan), M (magenta), Y (yellow), and K (black). However, the colors that can be expressed are within a range of 0 to 255 for each of the color expression areas (for example, R, G, and B) in the output device color space (for example, RGB space, CMYK space, etc.). The color expression area is limited to a numerical value). A color expression area in such an input device or output device is called a color gamut.
[0004]
Further, for example, even when there is certain image data (for example, image data representing (R, G, B) = (50, 100, 200)), the color of the image obtained based on the image data is the type of the output device. Varies by This point is the same between the input device and the output device, and the image data of (R, G, B) = (50, 100, 200) obtained by a certain input device is used as it is. In general, the color of the original image input by the input device does not match the color of the image output by the output device. Therefore, when reading an image with a certain input device to obtain image data and trying to reproduce the original image with a certain output device based on that image data, the image data obtained with the input device is directly used as the output device. Instead of sending, it is necessary to convert the image data between them. Here, attention is paid to the color of the image, and the conversion of the image data is referred to as color conversion (Gamut Mapping).
[0005]
As described above, the color expression area differs depending on each device, and even if the image data is numerically the same, the color expressed in each device is different. Therefore, in performing color conversion (gamut mapping), a common color space (Device Independent Data space) that does not depend on a device, for example, L*a*b*Place the color space etc. in the middle, convert the image data on the color space depending on the input device obtained by the input device to the image data on the common color space, perform gamut mapping on the common color space, and the gamut A technique of converting image data after mapping into image data on a color space depending on the output device is employed (for example, Japanese Patent Laid-Open Nos. 60-105376 and 61-288862). JP-A-4-196675).
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, gamut mapping is conventionally performed on a common color space. For example, L*a*b*L in color space*Axis, a*Axis, b*This is a mapping in a three-dimensional space consisting of three axes, and it can be mapped in any way with a large degree of freedom, but on the other hand, the degree of freedom is too large and the adjustment parameter for mapping Setting is difficult, and as a result, there is a high possibility that tone discontinuity (tone jumping or poor tone connection) will occur in the image after mapping, and the image will give an unnatural impression. There are many things.
[0007]
On the other hand, since the finally required image data is image data in a color space (output color space) depending on the output device, it is converted into image data on the output color space, and the output color space (for example, RGB space) In the above, for each of R, G, and B, for example, data that protrudes from the range of 0 to 255 is clipped to 0 for negative data and to 255 for data that exceeds 255, respectively. Have been proposed (Japanese Patent Laid-Open No. 2-214266 (compressed in CMY space), Japanese Patent Laid-Open No. 4-334267 (compressed by density)). Although this is a simple technique, it corresponds to an example of gamut mapping in the output color space.
[0008]
When gamut mapping is performed on this output color space, the output color space is a color space that matches the human color sensation, such as RGB, and therefore, a tone that tends to occur when gamut mapping is performed in the common color space. It is possible to avoid inconveniences such as discontinuity and an unnatural impression.
[0009]
However, the mapping in the output color space has a low degree of freedom because it is basically one-dimensional mapping for each of the three axes R, G, and B that defines the output color space. As described above, for each of R, G, and B, for example, data that protrudes from the range of 0 to 255 is simply clipped to 0 or 255, and the boundary of the color expression area (gamut) (0 for each of R, G, and B). (The surface of the cube with a numerical value of ˜255) is limited to the method of mapping, and in the vicinity of the boundary of the color expression area (color gamut), the accuracy is changed from the color expression area of one device to the color expression area of another device. There is a problem that it is difficult to map well.
[0010]
In view of the above circumstances, the present invention avoids inconveniences such as a discontinuity in tone and an unnatural impression image, and another device from one color expression region to another device in the vicinity of the boundary of the color expression region. Color conversion definition creating method, color conversion definition creating apparatus for creating color conversion definition capable of performing high-precision mapping in color expression area, color conversion definition creating apparatus, and color conversion definition creating program capable of creating such color conversion definition An object of the present invention is to provide a color conversion definition creating program storage medium in which is stored.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The color conversion definition creating method of the present invention that achieves the above object is as follows.
A first device in which a coordinate point in a color representation area of one device in a first color space depending on a first device that mediates between an image and image data is mapped to a common color space that is device-independent A first coordinate conversion process of converting to a coordinate point in the color expression area of
The coordinate point in the color representation area of the first device mapped in the common color space obtained by the first coordinate conversion process is used as the coordinate point in the color representation area of the second device mapped in the common color space. A second color conversion process to convert;
The coordinate point in the color representation area of the second device mapped to the common color space obtained by the second coordinate conversion process is converted to the coordinate point in the color representation area of the second device in the second color space. In the color conversion definition creating method for creating a color conversion definition that defines the correspondence between the coordinate points of the first color space and the coordinate points of the second color space by going through the third coordinate conversion process.
In the second coordinate conversion process, the first coordinate point in the color representation area of the first device mapped in the common color space is converted into the second coordinate in the color representation area of the second device mapped in the common color space. When converting to coordinate points,
Based on the first coordinate point, a first reference coordinate point is obtained in the color representation area of the first device mapped to the common color space;
Based on a first algorithm including coordinate operations in at least one of the first color space and the second color space, the second reference coordinate point corresponding to the first reference coordinate point is shared. Find the color representation area of the second device mapped to the color space,
A first step of obtaining a second coordinate point corresponding to the first coordinate point based on a second algorithm using a basic difference vector representing a difference between the first reference coordinate point and the second reference coordinate point. It is characterized by including.
[0012]
The color conversion definition creating method according to the present invention is based on the above-described first algorithm, that is, based on the algorithm including the coordinate operation in at least one of the first color space and the second color space. A coordinate point is obtained, and a basic difference vector connecting the first reference coordinate point and the second reference coordinate point is determined. That is, according to the color conversion definition creating method of the present invention, the direction of color conversion (gamut mapping) is determined in a device-dependent color space (first color space or second color space). Performed in a common color space.
[0013]
As described above, since the color conversion definition creating method of the present invention determines the direction of mapping in a color space suitable for a human sense depending on the device, it is easy to adjust the mapping characteristics and the present invention. In this color conversion definition creating method, actual mapping is performed in a device-independent common color space, so that high-accuracy mapping including the vicinity of the boundary of the color expression area of the device can be performed.
[0014]
Here, in the color conversion definition creating method of the present invention, the second coordinate conversion process includes
Based on the first coordinate point, the first reference coordinate point is obtained on the boundary of the color representation area of the first device mapped to the common color space,
It is preferable that the second reference coordinate point is obtained on the boundary of the second color expression area mapped to the common color space based on the first algorithm.
[0015]
It is easy to obtain the first reference coordinate point and the second reference coordinate point on each boundary of the color representation area of the first device and the color expression area of the second device, which are mapped to the common color space, respectively. In addition, a basic difference vector that serves as a guide for the direction of color conversion can be obtained.
[0016]
Here, in the color conversion definition creating method of the present invention,
The first process in the second coordinate transformation process is:
A predetermined coordinate transformation reference coordinate point in the common area of the color representation area of the first device mapped to the common color space and the color representation area of the second device mapped to the common color space, and the first coordinate point And the intersection of the first device color expression area mapped to the common color space as the first reference coordinate point,
If the first reference coordinate point is a coordinate point that is out of the color representation area of the second device mapped to the common color space, the first reference coordinate point is mapped to the second color space. Then, mapping on the boundary of the color expression area of the second device in the second color space, and mapping the coordinate points obtained by mapping onto the boundary to the common color space A coordinate point on the boundary of the color representation area of the second device mapped in the common color space obtained on the space is obtained as the second reference coordinate point;
An intersection of a straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point and the second reference coordinate point and a straight line passing through the first coordinate point and parallel to the direction of the basic difference vector is defined as the first coordinate. You may obtain | require as a 2nd coordinate point corresponding to a point.
[0017]
In addition, the first process in the second coordinate conversion process is as follows.
A predetermined coordinate transformation reference coordinate point in the common area of the color representation area of the first device mapped to the common color space and the color representation area of the second device mapped to the common color space, and the first coordinate point And the intersection of the first device color expression area mapped to the common color space as the first reference coordinate point,
When the first reference coordinate point is a coordinate point in the color representation area of the second device mapped in the common color space, the color representation area of the second device mapped in the common color space Of the boundary of the first device mapped to the common color space, the coordinate point of the portion outside the color representation area of the first device is mapped to the first color space, and the first device of the first color space The image is mapped onto the boundary of the color expression area, and the coordinate point obtained by mapping onto the boundary is mapped to the common color space to obtain a coordinate point in the common color space. A coordinate point that coincides with one reference coordinate point or is close to the first reference coordinate point in light of a predetermined criterion, and is mapped to the common color space corresponding to the coordinate point before undergoing the coordinate conversion process. Second device color representation A coordinate point on the boundary is obtained as the second reference coordinate point, a straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point and the second reference coordinate point, and the basic difference vector of the basic difference vector passing through the first coordinate point. An intersection point with a straight line drawn parallel to the direction may be obtained as a second coordinate point corresponding to the first coordinate point.
[0018]
Alternatively, the first process in the second coordinate transformation process is as follows:
A predetermined coordinate transformation reference coordinate point in the common area of the color representation area of the first device mapped to the common color space and the color representation area of the second device mapped to the common color space, and the first coordinate point And the intersection of the line representing the color representation area of the first device mapped to the common color space as a first reference coordinate point,
When the first reference coordinate point is a coordinate point in the color representation area of the second device mapped in the common color space, the straight line and the second device mapped in the common color space An intersection point with the boundary of the color expression area is obtained as a third reference coordinate point, and the third reference coordinate point is mapped to the first color space, and the color expression area of the first device in the first color space is determined. Mapping onto the boundary and mapping the coordinate point obtained by mapping onto the boundary to the common color space results in the fourth on the boundary of the color expression area of the first device mapped to the common color space. The second device mapped to the common color space, and a straight line parallel to the straight line connecting the third reference coordinate point and the fourth reference coordinate point passing through the first reference coordinate point. The intersection point with the boundary of the color expression area is obtained as the second reference coordinate point,
An intersection of a straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point and the second reference coordinate point and a straight line passing through the first coordinate point and parallel to the direction of the basic difference vector is defined as the first coordinate. You may obtain | require as a 2nd coordinate point corresponding to a point.
[0019]
Furthermore, the first process in the second coordinate conversion process is as follows.
A predetermined coordinate transformation reference coordinate point in the common area of the color representation area of the first device mapped to the common color space and the color representation area of the second device mapped to the common color space, and the first coordinate point And the intersection of the line representing the color representation area of the first device mapped to the common color space as a first reference coordinate point,
The first reference coordinate point is mapped to the first color space to obtain a coordinate point on the first color space, and a first coordinate value corresponding to the coordinate value of the coordinate point on the first color space is obtained. By calculating the coordinate point on the second color space and mapping the coordinate point on the second color space to the common color space, the mapping is performed on the common color space obtained on the common color space. A coordinate point on the boundary of the color expression area of the second device is obtained as the second reference coordinate point, a straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point and the second reference coordinate point, and the first coordinate point A point of intersection with a straight line drawn in parallel with the direction of the basic difference vector may be obtained as a second coordinate point corresponding to the first coordinate point.
[0020]
Here, in the various aspects for obtaining the second coordinate point corresponding to the first coordinate point, the first process in the second coordinate conversion process is performed by obtaining the coordinate in obtaining the second coordinate point. Instead of obtaining the intersection of a straight line connecting the conversion reference coordinate point and the second reference coordinate point and a straight line passing through the first coordinate point and parallel to the direction of the basic difference vector, the coordinate conversion reference coordinate point Passing through the intersection of the straight line connecting the first reference coordinate point and the boundary of the predetermined area including the coordinate conversion reference coordinate point and passing through the second reference coordinate point, and passing through the first coordinate point An intersection point with a straight line drawn parallel to the direction of the difference vector may be obtained as a second coordinate point corresponding to the first coordinate point.
[0021]
By doing so, it is possible to secure an area in which the mapped color is stored as it is around the coordinate reference coordinate point for mapping.
[0022]
In the above-described various aspects for obtaining the second coordinate point corresponding to the first coordinate point, the first process in the second coordinate conversion process includes the coordinate conversion reference coordinate point and the first coordinate point. And a third reference coordinate point that is an intersection of the second device color expression area mapped to the common color space, and a first reference coordinate point and a second reference coordinate point Instead of the reference difference vector representing the difference between the first reference coordinate point, the direction of the first difference vector representing the difference between the first reference coordinate point and the second reference coordinate point, and the first difference The straight line drawn in the direction obtained based on the direction of the second difference vector representing the difference between the reference coordinate point and the third reference coordinate point, and the color of the second device mapped to the common color space When the intersection point with the boundary of the conversion area is the fifth reference coordinate point, The vector representing the difference between the reference coordinate point of the coordinate point and the fifth or may be used as a reference difference vector.
[0023]
By doing so, the direction of mapping can be adjusted quite freely.
[0024]
Further, in the above-described various aspects for obtaining the second coordinate point corresponding to the first coordinate point, the first process in the second coordinate conversion process is performed by using a gray color of a common color space as a coordinate conversion reference coordinate point. It is preferable that a point on the axis is selected.
[0025]
The coordinate conversion reference coordinate point is not mapped and the color is stored as it is. Therefore, the gray balance can be preserved by taking the coordinate conversion reference coordinate point on the gray axis.
[0026]
In the color conversion definition creating method of the present invention,
In the second coordinate transformation process, the color of the second device in which the white coordinate point of the color representation area of the first device mapped to the common color space is mapped to the common color space before the first process. Using an adaptation transformation algorithm that transforms to match the white coordinate point of the representation area, the coordinate point in the color representation area of the first device mapped to the common color space is converted into the coordinate point by the adaptation transformation algorithm. Having a second process of converting to transformed coordinate points;
The first device in which the first process in the second coordinate conversion process is a coordinate point obtained by passing through the second process, and the coordinate point to be converted is mapped to a common color space. Preferably, the color expression area is converted by adopting a color expression area obtained by further converting the color expression area using an adaptive conversion algorithm.
[0027]
In this case, the second process in the second coordinate conversion process maps, as an adaptation conversion algorithm, white coordinate points of the color representation area of the first device mapped to the common color space to the common color space. The second device color image is matched with the white coordinate point of the color representation area of the second device, and the black coordinate point of the color expression region of the first device mapped to the common color space is mapped to the common color space. More preferably, it is a process of converting the coordinate points using an adaptive conversion algorithm for converting the color expression area so as to match the black coordinate points.
[0028]
Thus, after the white (or white and black) in the color expression area of the first device is matched with the white (or white and black) in the color expression area of the second device, the first process is executed. As a result, a color conversion definition for performing color conversion with higher accuracy can be created.
[0029]
In addition, the color conversion definition creating apparatus of the present invention that achieves the above-described object,
A first point in which a coordinate point in the color representation area of the first device in the first color space depending on the first device that mediates between the image and the image data is mapped to a common color space independent of the device A first coordinate conversion process for converting to a coordinate point in the color representation area of the device;
The coordinate point in the color representation area of the first device mapped in the common color space obtained by the first coordinate conversion process is used as the coordinate point in the color representation area of the second device mapped in the common color space. A second color conversion process to convert;
The coordinate point in the color representation area of the second device mapped to the common color space obtained by the second coordinate conversion process is converted to the coordinate point in the color representation area of the second device in the second color space. In the color conversion definition creating apparatus for creating a color conversion definition that defines the correspondence between the coordinate points of the first color space and the coordinate points of the second color space by going through the third coordinate conversion process.
In the second coordinate conversion process, the first coordinate point in the color representation area of the first device mapped in the common color space is converted into the second coordinate in the color representation area of the second device mapped in the common color space. When converting to coordinate points,
Based on the first coordinate point, a first reference coordinate point is obtained in the color representation area of the first device mapped to the common color space;
Based on a first algorithm including coordinate operations in at least one of the first color space and the second color space, the second reference coordinate point corresponding to the first reference coordinate point is shared. Find the color representation area of the second device mapped to the color space,
A first step of obtaining a second coordinate point corresponding to the first coordinate point based on a second algorithm using a basic difference vector representing a difference between the first reference coordinate point and the second reference coordinate point. It is characterized by including.
[0030]
Here, in the color conversion definition creating apparatus of the present invention,
In the second coordinate transformation process, the color of the second device in which the white coordinate point of the color representation area of the first device mapped to the common color space is mapped to the common color space before the first process. Using an adaptive transformation algorithm that transforms to match the white coordinate point of the representation area, the coordinate point in the color representation region of the first device mapped to the common color space is represented by the adaptive transformation algorithm. A second step of converting to a coordinate point converted by
The first device in which the first process in the second coordinate conversion process is a coordinate point obtained by passing through the second process, and the coordinate point to be converted is mapped to a common color space. Preferably, the color expression area is converted by adopting a color expression area obtained by further converting the color expression area using an adaptive conversion algorithm.
[0031]
In this case, the second process in the second coordinate conversion process maps, as an adaptation conversion algorithm, white coordinate points of the color representation area of the first device mapped to the common color space to the common color space. The second device color image is matched with the white coordinate point of the color representation area of the second device, and the black coordinate point of the color expression region of the first device mapped to the common color space is mapped to the common color space. More preferably, it is a process of converting the coordinate points using an adaptive conversion algorithm for converting the color expression area so as to match the black coordinate points.
[0032]
Note that the color conversion definition creating apparatus of the present invention includes all the various modes corresponding to all the modes in the above-described color conversion definition creating method of the present invention.
[0033]
Furthermore, the color conversion definition creating program stored in the color conversion definition creating program storage medium of the present invention that achieves the above-described object,
A first point in which a coordinate point in the color representation area of the first device in the first color space depending on the first device that mediates between the image and the image data is mapped to a common color space independent of the device A first coordinate conversion process for converting to a coordinate point in the color representation area of the device;
The coordinate point in the color representation area of the first device mapped in the common color space obtained by the first coordinate conversion process is used as the coordinate point in the color representation area of the second device mapped in the common color space. A second color conversion process to convert;
The coordinate point in the color representation area of the second device mapped to the common color space obtained by the second coordinate conversion process is converted to the coordinate point in the color representation area of the second device in the second color space. A color conversion definition creating program for creating a color conversion definition that defines the correspondence between the coordinate points of the first color space and the coordinate points of the second color space is stored through the third coordinate conversion process. In the color conversion definition creation program storage medium
In the second coordinate conversion process, the first coordinate point in the color representation area of the first device mapped in the common color space is converted into the second coordinate in the color representation area of the second device mapped in the common color space. When converting to coordinate points,
Based on the first coordinate point, a first reference coordinate point is obtained in the color representation area of the first device mapped to the common color space;
Based on a first algorithm including coordinate operations in at least one of the first color space and the second color space, the second reference coordinate point corresponding to the first reference coordinate point is shared. Find the color representation area of the second device mapped to the color space,
A first step of obtaining a second coordinate point corresponding to the first coordinate point based on a second algorithm using a basic difference vector representing a difference between the first reference coordinate point and the second reference coordinate point. It is characterized by including.
[0034]
Here, in the color conversion definition creation program,
In the second coordinate conversion process, the color of the second device in which the white coordinate point of the color representation area of the first device mapped to the common color space is mapped to the common color space before the first process. Using an adaptive transformation algorithm that transforms to match the white coordinate point of the representation area, the coordinate point in the color representation region of the first device mapped to the common color space is converted into the coordinate point by the adaptation transformation algorithm. Having a second process of converting to transformed coordinate points;
The first process in the second coordinate conversion process is the first device in which the coordinate point obtained through the second process is a conversion target, and the conversion target coordinate point is mapped to the common color space. It is preferable that instead of the color expression area, the color expression area is further converted by adopting a color expression area obtained by conversion using an adaptive conversion algorithm.
[0035]
In this case, the second process in the second coordinate conversion process is performed by mapping, as an adaptation conversion algorithm, white coordinate points of the color representation area of the first device mapped to the common color space to the common color space. The second coordinate point is made to coincide with the white coordinate point of the color representation area of the second device and the black coordinate point of the color expression area of the first device mapped to the common color space is mapped to the common color space. It is further preferable that the coordinate point is converted by using an adaptation conversion algorithm that converts the coordinate point to match the black coordinate point of the device color expression area.
[0036]
In the color conversion definition creating program storage medium of the present invention, the color conversion definition creating program stored in the color conversion definition creating program storage medium includes all the aspects of the color conversion definition creating method of the present invention described above. All the corresponding various aspects are included.
[0037]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
[0038]
FIG. 1 is an overall configuration diagram of an image input-color conversion-image output system to which an embodiment of the present invention is applied.
[0039]
Here, a color scanner 10 is shown. The color scanner 10 reads an original image 11 and generates RGB three-color image data. The RGB image data is input to the personal computer 20. In the personal computer 20, image data obtained by the color scanner 10 is converted into RGB three-color image data for image output suitable for a color printer 30 described later. The image data for image output is input to the color printer 30, and the color printer 30 performs print output based on the input image data to form a print image 31.
[0040]
Here, the personal computer 20 also serves as an embodiment of the color conversion definition creating apparatus according to the present invention. In the personal computer 20, the color conversion definition is created in advance and the image data obtained by the color scanner 10 is obtained. Is converted to image data for the color printer 30, the created color conversion definition is referred to. This color conversion definition and its creation method will be described later.
[0041]
In the system shown in FIG. 1, a color scanner that reads a document image and generates image data is shown as an example of an input device that inputs an image and obtains image data. In addition, for example, a DSC (digital still camera), a system that records images on a reversal film by taking a photograph using a reversal film, reads the recorded image with a color scanner or the like, and obtains other image data. Any device may be used as long as it can input and obtain image data.
[0042]
In the system shown in FIG. 1, a color printer 30 is shown as an example of an output device that outputs an image based on image data. However, the color printer 30 may be an electrophotographic color printer, and may be an inkjet system. The color printer may be a printer of a type that develops the photographic paper by exposing the photographic paper with modulated laser light, and does not ask what the printing method is. The output device is not limited to a printer, and may be a printing machine, or an image display device such as a CRT display device or a plasma display device that displays an image on a display screen. .
[0043]
However, here, a description will be given on the assumption that a system including the color scanner 10 and the color printer 30 is an example of an input device and an output device.
[0044]
Here, the feature of the system shown in FIG. 1 as an embodiment of the present invention resides in the processing contents executed inside the personal computer 20, and the personal computer 20 will be described below.
[0045]
2 is an external perspective view of the personal computer 20 shown as one block in FIG. 1, and FIG. 3 is a hardware configuration diagram of the personal computer 20. As shown in FIG.
[0046]
The personal computer 20 has an appearance configuration, a main body device 21, an image display device 22 that displays an image on a display screen 22a in accordance with an instruction from the main body device 21, and a main body device 21 in accordance with various key operations. A keyboard 23 for inputting information and a mouse 24 for inputting an instruction corresponding to, for example, an icon or the like displayed at that position by designating an arbitrary position on the display screen 22a are provided. The main body device 21 has a floppy disk loading slot 21a for loading a floppy disk and a CD-ROM loading slot 21b for loading a CD-ROM.
[0047]
As shown in FIG. 3, the main body device 21 includes a CPU 211 that executes various programs, a main memory 212 that is read out by a program stored in the hard disk device 213 and developed for execution by the CPU 211, and various programs. And FD driver 214 for accessing the floppy disk 100 loaded with the floppy disk 100 and the CD-ROM 110 for loading the floppy disk 100 and the CD-ROM for accessing the loaded CD-ROM 110. An output interface that is connected to the ROM driver 215 and the color scanner 10 (see FIG. 1), is connected to an input interface 216 that receives image data from the color scanner 10 and a color printer 30 (see FIG. 1), and sends image data to the color printer 30. Scan 217 is built, and these various elements, the image display device 22 further shown in FIG. 2, a keyboard 23, a mouse 24 are connected to each other via a bus 25.
[0048]
Here, the CD-ROM 110 stores a color conversion definition creation program for operating the personal computer 20 as a color conversion definition creation device, and the CD-ROM 110 is loaded into a CD-ROM driver 215. The color conversion definition creation program stored in the CD-ROM 110 is uploaded to the personal computer 20 and stored in the hard disk device 213.
[0049]
Next, a method for creating a color conversion definition by the color conversion definition creating program uploaded to the computer 20 will be described.
[0050]
FIG. 4 is a conceptual diagram of an input profile necessary for creating a color conversion definition.
[0051]
When the input profile can be obtained from the manufacturer of the color scanner 10 or the like, it is not necessary to create a new input profile. Here, a basic method for creating the input profile will be described.
[0052]
A color patch image made up of a number of color patches is prepared instead of the original image 11 shown in FIG. 1, and the color patch image is read by the color scanner 10, and an RGB space (first color according to the present invention) for each color patch is prepared. An example of a space) The above color data is obtained, and the original image is colorimetrically measured by a colorimeter. For each color patch, for example, L which is an example of a common color space*a*b*Color data representing coordinate points in space is obtained. A detailed description of the common color space will be given later.
[0053]
In this way, coordinate points on the RGB color space and L*a*b*An input profile in which the correspondence with the coordinate points on the color space is defined is obtained. This input profile is a profile depending on the input device, which differs depending on the type of color scanner 10 and, more generally, the type of input device.
[0054]
FIG. 5 is a conceptual diagram of an output profile necessary for creating a color conversion definition.
[0055]
An output profile corresponding to a color printer may be provided by the manufacturer of the color printer. If an output profile corresponding to the color printer to be printed can be obtained, it is not necessary to create an output profile. Here, a basic creation method when the output profile is newly created will be described.
[0056]
From the personal computer 20 shown in FIG. 1, color data in which the values of R, G, and B are sequentially changed is generated as RGB three-color color data, and a color patch image based on the color data thus generated is generated. Print out. Although the print image 31 shown in FIG. 1 is not an image representing a color patch image, it is assumed that a color patch image is printed out instead of the print image 31, and each color patch constituting the color patch image is measured. Measure with a colorimeter. By doing so, the coordinate values on the RGB color space (an example of the second color space in the present invention) and the common color space (here, L*a*b*An output profile representing the correspondence with the coordinate values on the color space) is constructed.
[0057]
This output profile is a profile depending on the output device, which differs depending on the output device.
[0058]
FIG. 6 is a conceptual diagram illustrating a color conversion definition as an example of the related art, which includes both an input profile and an output profile.
[0059]
The input profile and output profile described with reference to FIGS. 4 and 5 are stored in the personal computer 20 shown in FIG. 1, and the RGB image data obtained by the color scanner 10 is as shown in FIG. L depending on the input profile*a*b*Convert to image data in color space*a*b*The image data in the color space is converted into RGB image data by the output profile and transmitted to the color printer. By doing so, the color printer 30 can obtain a print image 31 that reproduces the color expression of the original image 11. However, in this case, as described below, there is a problem that the color expression area (color gamut) of the color scanner 10 and the color expression area (color gamut) of the color printer 30 generally do not match.
[0060]
FIG. 7 is a schematic diagram of color expression areas of the color scanner 10 and the color printer 30.
[0061]
FIG. 7A shows an input RGB space which is a color space on the input side. In FIG. 7A, an RG plane is shown for simplicity of illustration. The same applies to FIG. 7B and FIG. 7C, and FIG.*a*b*L of space*-A*FIG. 7C shows the RG plane of the output RGB space, which is the color space on the output side.
[0062]
The color scanner 10 converts the document image 11 into image data representing numerical values ranging from 0 to 255 for each of R, G, and B. In this case, the color expression area of the color scanner 10 is shown in FIG. The rectangular area 101 shown in FIG.
[0063]
Here, using the input profile created with reference to FIG. 4, the color expression area 101 of the color scanner 10 shown in FIG.*a*b*When mapped onto a space, the color expression area of the color scanner 10 is represented as an area 102, and the color expression area 102 is further converted into a color space on the output side using the output profile described with reference to FIG. Is mapped to the output RGB space, the color expression area of the color scanner 10 is represented as shown in an area 103 shown in FIG.
[0064]
On the other hand, the color expression area of the color printer 30 shown in FIG. 1 is a cubic area (R (G, B) in the numerical range of 0 to 255 on the output RGB space shown in FIG. C) is a rectangular region 303) on the RG plane. That is, the original image 11 is read by the color scanner 10 and converted into image data in the input RGB space.*a*b*When converted to image data in the output RGB space via the space, a value exceeding the color that can be expressed by the color printer 30 (range of 0 to 255 for both RGB in the image data), for example, FIG. (R, G) = (110, 290), or (R, G) = (− 100, 260). In this case, since these image data, that is, image data outside the color expression area of the color printer 30 cannot be output by the color printer 30, conventionally, as described above, these image data are used as the color of the color printer 30. It has been proposed to clip the image data to be located at the boundary of the expression area. Specifically, (R, G) = (110,290) is changed to (R, G) = (110,255), and (R, G) = (− 100,260) is changed to (R, G). ) = (0,255).
[0065]
In the case of mapping in such a color space depending on the output device, as described above, the degree of freedom of mapping is small, and the data out of the color expression area of the output device as described above is simply clipped and its color Mapping is performed only by moving to the boundary of the expression area, and particularly when mapping from the color expression area of one device (for example, the color scanner 10) to the color expression area of another device (for example, the color printer 30). In some cases, the accuracy of mapping in the vicinity of the boundary of the color expression area is greatly reduced.
[0066]
On the other hand, the color expression area 303 of the color printer 30 indicated by a rectangular area of 0 to 255 in FIG.*a*b*When mapped to space, it is represented as a region 302 shown in FIG. This L*a*b*Conventionally, in a common color space represented by a space, a number of methods for converting data in the color expression area 102 of the color scanner 10 (input device) into data in the color expression area 302 of the color printer 30 (output device). This has been proposed as described above.
[0067]
L*a*b*In color conversion (mapping) in space, when a color expression area that can be expressed by the color printer 30 is to be widely used, generally, a color scanner as indicated by a dashed arrow in FIG. 'Compression', in which data out of the common area 402 of the ten color expression areas 101 and the color expression area 302 of the color printer 30 is mapped inside the common area 402, is indicated by a solid line arrow in FIG. As described above, the data in the common area 402 is both expanded and expanded outside the common area 402 while maintaining the condition that the data is in the color expression area 302 of the color printer 30.
[0068]
Previously proposed L*a*b*Mapping in a common color space typified by space has a large degree of freedom in mapping, and as described above, there is a high risk that the tone will be discontinuous or an unnatural impression will result.
[0069]
L in FIG. 7 (B)*a*b*When the color expression area 302 of the color printer 30 mapped to the space is further mapped to the input RGB space of FIG. 7A, there is a portion that protrudes from the rectangular area 101 that is the color expression area of the color scanner 10. It is expressed as a “shaped” region 301.
[0070]
Next, the common color space will be described. For this common color space, L*a*b*We explained that color space is one example, but L*a*b*The color space does not need to be a color space, and may be a color space defined so as not to depend on a specific input device or a specific output device. For example, L*a*b*In addition to the color space, it may be an XYZ color space, or a coordinate system clearly defined so that each coordinate point on the color space is associated with the color space on a one-to-one basis. Good. An example of such a coordinate system is a standard RGB signal defined as follows.
[0071]
[Expression 1]
Figure 0004044254
[0072]
Here, for example, RSRGBIs expressed in 8-bit as R8bitIs written as
R8bit= 255 x 12.92RSRGB    (0 <RSRGB<0.00304)
R8bit= 255 x 1.055RSRGB (1.0 / 2.4)  −0.055 (0.00304 ≦ RSRGB≦ 1)
It becomes. GSRGB, BSRGBG expressed in 8 bits8bit, B8bitSimilarly, each GSRGB, BSRGBCan be converted from
[0073]
Alternatively, a color space defined by the cmy density of the reversal film may be adopted as the common color space. When the common color space is defined, the color expression area in the common color space is clearly defined.
[0074]
Next, a color conversion definition creation method by the color conversion definition creation program executed in the computer system 20 shown in FIGS. 1 to 3 will be described.
[0075]
FIG. 8 is a flowchart showing a color conversion definition creation method by a color conversion definition creation program executed in the computer system 20.
[0076]
Here, the color conversion definition is created through the first coordinate conversion process (step a1), the second coordinate conversion process (step a2), and the third coordinate conversion process (step a3). In the second coordinate conversion (step a2), the first process (step a22) is basically executed. In the present embodiment, the first process is performed so that a more accurate color conversion definition is created. The second process (step a21) is placed in the previous stage.
[0077]
Hereinafter, each of these processes will be described sequentially.
[0078]
First, in step a1 of FIG. 8, the input profile for the color scanner 10 as described with reference to FIG. 4 is referred to, and each coordinate point in the RGB space depending on the color scanner (here, set to discrete). The coordinate point on each grid is a device independent common color space (for example, L*a*b*Each space).
[0079]
FIG. 9 is an explanatory diagram of the second process in the second coordinate transformation process executed in step a21 of FIG.*a*b*The color expression area of the color scanner 10 and the color expression area of the color printer 30 in the space are shown.
[0080]
Here, adaptation conversion is performed by applying concretion conversion (Von Kries conversion). That is, here, the coordinate point W corresponding to white (paper color of the document image 11) represented by the document image 11 (see FIG. 1) before being converted into image data by the color scanner 10.1And black that can be expressed as the original image 11 (for example, when the original image 11 is a reversal film that develops colors of R, G, and B, respectively, R, G, and B are colored at the highest density). Coordinate point B1Are coordinate points W corresponding to the white of the print image 31 output by the color printer 30 (the color of the paper of the print image).ThreeAnd black that can be output by the color printer 30 (for example, if the color printer 31 outputs an image with R, G, and B color inks, the maximum amount of ink of each color of R, G, and B is used. Coordinate point B corresponding to (printed state)ThreeCoordinate conversion is performed so as to match.
[0081]
FIG. 9 illustrates this coordinate conversion process. First, the color expression area 102a of the color scanner and the color expression area 302a of the color printer shown in FIG. 9A are shown in FIG. 9B. In addition, each sunspot B1, BThreeIs translated so as to coincide with the origin 0 (theoretical black point). As a result, first, the black spot in the color expression area 102b of the color scanner matches the black spot in the color expression area 302b of the color printer.
[0082]
Next, the white point W of the color expression area 102b of the color scanner after this parallel movement.1Is the white point W of the color expression area 302b of the color printer after translation.ThreeIn other words, that is, the straight line L in FIG.1Is a straight line LThreeAre coordinate-transformed with rotation and expansion / contraction for the entire color expression area 102b of the color scanner.
[0083]
FIG. 9C shows a state after the coordinate conversion accompanied with the rotation and expansion / contraction, and the color expression area of the color scanner is changed from the color expression area 102b shown in FIG. 9B to FIG. The color expression area 102c shown in FIG. At this time, the white point W of the color expression area of the color scanner1Is the white point W of the color expression area of the color printer.ThreeMatches.
[0084]
Thereafter, as shown in FIG. 9D, the color expression area 102c of the color scanner in which the white point and the black point match each other as shown in FIG. The white point W of the color expression area 302a of the color printer shown in FIG.Three, Sunspot BThreeTranslate to a position that matches.
[0085]
By doing this, the white spot W1, Sunspot B1Is the white point W of the color printerThree, Sunspot BThreeThus, the color expression area 102d of the color scanner can be obtained.
[0086]
The above operation can be expressed as follows. FIG.*a*b*Although the color expression area in the space is shown, the concise transformation and the adaptation transformation using the concree transformation are often executed in the XYZ space, and here, the XYZ space will be described. Each coordinate point of this XYZ space is L*a*b*This is one of the common color spaces corresponding to the coordinate points of the space.
[0087]
The white point W of the color expression area 102a of the color scanner shown in FIG.1, Sunspot B1XYZ coordinates of (LXW1, LYW1, LZW1), (LXB1, LYB1, LZB1) And a white point W in the color expression area 302a of the color printer shown in FIG.Three, Sunspot BThreeXYZ coordinates of (LXWThree, LYWThree, LZWThree), (LXBThree, LYBThree, LZBThree), Each white point W shown in FIG.1, WThreeXYZ coordinates (LXW1', LYW1', LZW1′), (LXWThree', LYWThree', LZWThree′) For each expression
LXW1'= LXW1-LXB1
LYW1'= LYW1-LYB1
LZW1'= LZW1-LZB1          ...... (1)
LXWThree'= LXWThree-LXBThree
LYWThree'= LYWThree-LYBThree
LZWThree'= LZWThree-LZBThree          (2)
The white spot W1(LXW1', LYW1', LZW1′) Is white point WThree(LXWThree', LYWThree', LZWThreeCreate a Von Kries matrix to rotate and stretch to match ').
[0088]
Here, this concrete matrix is
VK = [MTXVK] (3)
Is written. This concrete matrix is a matrix of 3 rows × 3 columns.
[0089]
Next, in step a1 in FIG. 8, the coordinate point in the RGB space depending on the color scanner is L.*a*b*When represented by (X, Y, Z), a large number of coordinate points mapped to space and further converted to XYZ space (or mapped directly to XYZ space from RGB space depending on the color scanner) ,
This (X, Y, Z)
X1 = X-LXB1
Y1 = Y-LYB1
Z1 = Z-LZB1          ...... (4)
To correct the black spot (see FIG. 9B).
[0090]
[Expression 2]
Figure 0004044254
[0091]
The concrete conversion is performed by (see FIG. 9C),
X '= X2-LXBThree
Y '= Y2-LYBThree
Z '= Z2-LZBThree          ...... (6)
Thus, correction (see FIG. 9D) for matching the black spot with the black spot of the color printer is performed.
[0092]
By performing the above calculation for all coordinate points, L*a*b*The color expression area 102a of the color scanner shown in FIG. 9A when expressed in space corresponds to the white point and black point of the color expression area 302a of the color printer, respectively, as shown in FIG. 9D. The color expression area 102d shown in FIG.
[0093]
When the above-described adaptation conversion is performed in the XYZ space, the black spot before the adaptation conversion (black spot B in FIG.1, BThree) Coordinates (X, Y, Z) are close to (0, 0, 0), so the correction of the black point only changes the numerical value slightly, and the white point according to the equations (1) and (2) Even if the coordinates are moved, the amount of movement is small, and it is advantageous in that the adaptation change can be performed using a wide area in the XYZ space. However, this adaptation change is not necessarily performed in the XYZ space. L does not mean*a*b*It may be performed in a space, or may be performed in another common color space.
[0094]
In addition, here, the adaptation conversion for matching both the white point and the black point has been described. However, although the accuracy of the color conversion is slightly reduced, for simplicity, only the white point is matched without considering the black point. Adaptation conversion may be performed.
[0095]
The adaptation conversion for matching only the white dots will be described with reference to FIG. 9. A straight line L shown in FIG.1'Is a straight line LThree'And white point W1Is white spot WThreeIs a coordinate transformation such that the white point W is subtracted without subtracting the black point coordinate as in equations (1) and (2).1(LXW1, LYW1, LZW1) Is white spot WThree(LXWThree, LYWThree, LZWThree) To obtain a concretion matrix for rotation and expansion / contraction so as to match It means to convert as it is.
[0096]
Further, this adaptation conversion is performed when, for example, “white” on the CRT display display screen is a bluish white and the image displayed on the CRT display display screen needs to be printed out. This is necessary in the case of color conversion between devices having white that is considerably distant from each other. For example, an image recorded on white paper is used as a document image 11 shown in FIG. In the case where both of the whites are almost identical, as in the case where the printer 30 also outputs an image on white paper, this adaptation conversion, that is, the second process (step 2) of the second coordinate conversion process of FIG. a21) may be omitted.
[0097]
Next, some examples of the first process (step a22) in the second coordinate conversion process of the flowchart shown in FIG. 8 will be described.
[0098]
FIG. 10 is an explanatory diagram of a first example of coordinate transformation in the first process, and FIG. 11 is a flowchart of the first example. In FIG.*a*b*L in space*-A*Although the plane is specified, this is for convenience of illustration, and in practice, L*a*b*A three-dimensional coordinate transformation is performed in the space. The same applies not only to FIG. 10 but also to various examples described later.
[0099]
Here, first, a coordinate conversion reference coordinate point c that serves as a reference for coordinate conversion is set. This coordinate conversion reference coordinate point c is set to some extent empirically or according to a predetermined setting criterion.*a*b*The color conversion area 102 of the color scanner mapped in the space and the color expression area 302 of the color printer are set in a common area. Further, the coordinate transformation reference coordinate point c is in the common area, and in this embodiment, L*Set on the axis (gray axis). By doing so, as will be understood from the following description, this coordinate conversion reference coordinate point c is not mapped to other coordinate points, and therefore it is easy to maintain the gray balance. Here, for example, (L*, A*, B*) = (50, 0, 0) is set as the coordinate conversion reference coordinate point c.
[0100]
If the second coordinate transformation process (step a2) in the flowchart of FIG. 8 includes the adaptation transformation (step a21) as described with reference to FIG.*a*b*The color expression area 102 of the color scanner mapped in the space indicates the color expression area after the adaptation conversion.
[0101]
Here, L to be mapped*a*b*A coordinate point in the color expression area 102 of the color scanner in space is defined as a first coordinate point t.
[0102]
Here, a straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point c and the first coordinate point t is considered, and an intersection of the straight line and the boundary of the color expression area 102 of the color scanner is obtained (step b1 in FIG. 11). Here, this intersection is called a first reference coordinate point a.
[0103]
In the flowchart shown in FIG. 11, the first reference coordinate point a obtained in this way is L, as shown in FIG.*a*b*It is a flowchart in the case where it is out of the color expression area 302 of the color printer mapped in the space. When this condition is satisfied, the processing is further advanced as follows.
[0104]
For the first reference coordinate point a obtained as described above, L*a*b*Mapping is performed from the space to the output RGB space depending on the color printer 30 (step b2 in FIG. 11). The first reference coordinate point mapped to this output RGB space is P1And
[0105]
Next, in the output RGB space, the first reference coordinate point P1Is then mapped onto the boundary of the color expression area of the color printer 30 in the output RGB space (step b3). The point P obtained on the boundary of the color expression area of the color printer 30 by this mapping.2This time, from the output RGB space, L*a*b*Map to space (step b4). This L*a*b*A coordinate point mapped in the space is set as a second reference coordinate point b (see FIG. 10).
[0106]
Next, the first reference coordinate point a representing the difference between the first reference coordinate point a and the second reference coordinate point b shown in FIG. 10 is set as the start point, and the second reference coordinate point is set as the end point. The difference vector v is obtained (step b5), and the first coordinate point t to be mapped is set in the same direction as the direction of the basic difference vector v with the coordinate conversion reference coordinate point c and the second reference coordinate point. The point is moved to a straight line connecting b, and the point is set as a second coordinate point s to which the first coordinate point t is mapped (step b6).
[0107]
  Such coordinate transformation is represented by L*a*b*Of the coordinate points included in the color expression area 102 of the color scanner 10 mapped in the space, the first reference coordinate point a obtained in step b1 is the first reference coordinate point a.Color printer color expression area 302For all coordinate points outside (step 7).
[0108]
As described above, the coordinate conversion described with reference to FIGS. 10 and 11 is performed when determining the direction of the coordinate conversion, that is, when obtaining the basic difference vector v, using the output RGB space. This is done by defining a second reference coordinate point b on the boundary of the color expression area of the color printer corresponding to the first reference coordinate point a on the boundary of the color expression area.*a*b*Done in space.
[0109]
That is, the direction of coordinate transformation (mapping) is determined in a color space that matches the human color sense of the output RGB space (device-dependent color space), resulting in tone discontinuities and unnatural images. The fear is extremely small, and the actual coordinate transformation is L*a*b*Since it is performed in a space (common color space), highly accurate coordinate conversion (mapping) is performed in terms of color.
[0110]
Note that FIG. 10 is drawn so that coordinate transformation (mapping) is performed on a two-dimensional plane for convenience of illustration, but as described above, three-dimensional mapping is actually performed. .
[0111]
FIG. 12 is a diagram illustrating a modification of the coordinate conversion described with reference to FIGS. 10 and 11.
[0112]
Here, a region D surrounding the coordinate conversion reference coordinate point c is set, and an intersection d between the straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point c and the first reference coordinate point a and the boundary of the region D is obtained. In mapping the coordinate point t, the coordinate point t is mapped to a coordinate point s on a straight line connecting the intersection d and the second reference coordinate point b.
[0113]
By doing so, it is possible to set an area D where the coordinates do not move. As described above, in order to maintain gray balance, L*Although it has been described that it is preferable not to move the coordinates for the axis (gray axis), by setting the area D as shown in FIG. 12, it is possible to arbitrarily set an area where the coordinates are not moved.
[0114]
FIG. 13 is an explanatory diagram of a second example of coordinate transformation in the first step of the flowchart shown in FIG. 8, and FIG. 14 is a flowchart of the second example.
[0115]
Here, as in the first example described with reference to FIGS.*A coordinate conversion reference coordinate point c that is a reference for coordinate conversion is set on the axis (gray axis).
[0116]
Consider a straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point c and the first coordinate point t to be subjected to the coordinate conversion.*a*b*An intersection point with the boundary of the color expression area 102 of the color scanner 10 mapped to the space is obtained. The intersection is called a first reference coordinate point. Where L*a*b*The color expression area 102 of the color scanner mapped onto the space indicates the color expression area after the adaptive conversion when the adaptive conversion is performed in the second process (step a2) of the flowchart of FIG. Just as you did.
[0117]
The flowchart shown in FIG. 13 is different from the flowchart shown in FIG. 11, and the first reference coordinate point a obtained in this way is L*a*b*It is a flowchart in the case where it exists inside the color expression area 302 of the color printer mapped in the space. When this condition is satisfied, the processing is further advanced as follows.
[0118]
The second reference coordinate point b on the boundary of the color expression area of the color printer, which corresponds to the first reference coordinate point a on the boundary of the color expression area of the color scanner, determined as described above (step) c2). In obtaining the second reference coordinate point b, here, as shown in FIG. 13, the first reference coordinate point a exists inside the color expression area 302 of the color printer. The method described with reference to cannot be used. That is, even if the first reference coordinate point a is mapped to the output RGB space in the same manner as when the first reference coordinate point a exists outside the color expression area 302 of the color printer, the mapping is performed. The first reference coordinate point is located inside the color expression area of the color printer in the output RGB space, and the above-described clip method cannot be used. Therefore, here, the second reference coordinate point b is obtained as follows.
[0119]
First, all points (point P) on the boundary of the color printer color expression area (gamut) in the output RGB space.1From the output RGB space.*a*b*Map to space (step c21), and then L*a*b*All points P mapped in space2Is mapped to the input RGB space (step c22). Then, the point P mapped to the output RGB spaceThreeOf these, the points outside the color expression area of the color scanner in the input RGB space are clipped, for example, to a negative value of 0 for each of R, G, and B, and to 255 for a value exceeding 255, as described above. Thus, mapping is performed on the boundary of the color expression area of the color scanner (step c23).
[0120]
All the points P thus mapped and clipped to the input RGB space are obtained.FourL from the input RGB space*a*b*Map to space (step c24). In this way L*a*b*Point P mapped in spaceFiveAmong these, the closest point P that coincides with or does not coincide with the first reference coordinate point aFive'And find all points P on the boundary of the color printer's color representation area in the output RGB space1Of that point PFiveThe point P from which ′ was obtained1Find ', and point P1'Is the second reference coordinate point b (step c25).
[0121]
By following such a procedure, the second reference coordinate point b corresponding to the reference coordinate point a shown in FIG. 13 can be obtained.
[0122]
In the case of the flowchart shown in FIG. 14, all the points P on the boundary of the color expression area of the color printer in the output RGB space.1Is uniformly mapped to the input RGB space, L shown in FIG.*a*b*Among the coordinate points on the boundary of the color expression area 302 of the color printer mapped to the space, L*a*b*Only the coordinate points of the portion projected from the color representation area 102 of the color representation area 102 of the color scanner mapped to the space may be mapped to the input RGB space, or the second portion of the projected portion may be estimated by estimation or the like. When the coordinate position of the reference coordinate point b can be further narrowed down, only the coordinate points within the narrowed region may be mapped to the input RGB space and clipped.
[0123]
When the second reference coordinate point b is detected in step c2 shown in FIG. 14, the second reference coordinate point a is changed from the first reference coordinate point a as shown in FIG. 13, as in the flowchart of FIG. A basic difference vector v toward the point b is obtained (step c3), and a second coordinate point corresponding to the first coordinate point is obtained in the same manner as in the first example of FIGS. Step c4).
[0124]
Such coordinate transformation is represented by L*a*b*Of the coordinate points in the color expression area 102 of the color scanner mapped to the space, all the coordinate points where the first reference coordinate point a obtained in step c1 exists in the color expression area 302 of the color printer. (Step c5).
[0125]
FIG. 15 is a diagram illustrating a modification of the second example of coordinate transformation described with reference to FIGS. 13 and 14.
[0126]
Here, similarly to FIG. 12, a region D surrounding the coordinate conversion reference coordinate point c is set, and an intersection of a straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point c and the first reference coordinate point a and the boundary of the region D is set. d is obtained, and the first coordinate point t is mapped to a coordinate point s on a straight line connecting the intersection d and the second reference coordinate point b. By doing so, it is possible to set the region D where the coordinates are not moved.
[0127]
FIG. 16 is an explanatory diagram of the effect of mapping performed by combining the “compression” described with reference to FIGS. 10 and 11 and the “decompression” described with reference to FIGS. 13 and 14.
[0128]
L*a*b*L more than the color expression area 102 of the color scanner in space.*a*b*The coordinate points on the line LN1 that are wider in the color printer color expression area 302 in space are expanded so that the color printer color expression area 302 is maximized, and the color scanner color expression area 102 is wider. Each coordinate point on the LN 2 is compressed to a level that uses the color expression area 302 of the color printer 302 to the maximum extent. These decompression and compression directions are obtained using a device-dependent RGB space, so the mapping itself is L*a*b*Even when performed in space, discontinuity of tone and generation of unnatural images are prevented, and the mapping itself is L*a*b*Since the space is used, high-precision mapping is performed. In addition, each coordinate point on the line LN3 in which the color expression area 102 of the color scanner and the color expression area 302 of the color printer coincide with each other does not move and the color is maintained as it is.
[0129]
The mapping performed here is L for convenience of illustration in FIG.*-A*Although it is drawn as if it were performed on a plane, it is as described above that it is performed three-dimensionally.
[0130]
FIG. 17 is an explanatory diagram of a third example of coordinate transformation in the first step of the flowchart shown in FIG. 8, and FIG. 18 is a flowchart of the third example. As in the case of the second example described with reference to FIGS. 12 and 13, the third example described here is obtained in step d1, and this is because the first reference coordinate point a1 is L*a*b*This is an example of a case where the image is present in the color expression area 302 of the color printer mapped to the space.
[0131]
Again, like the first and second examples above, L*A coordinate conversion reference coordinate point c that is a reference for coordinate conversion is set on the axis (gray axis), and a straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point c and the first coordinate point t that is the target of coordinate conversion is considered. The straight line and L*a*b*An intersection with the boundary of the color expression area 102 of the color scanner mapped in the space is obtained, the intersection is set as the first reference coordinate point a1, and the straight line*a*b*An intersection point with the boundary of the color expression area 302 of the color printer mapped in the space is obtained, and the intersection point is set as a third reference coordinate point a2 (step d1). This L*a*b*The color expression area 102 of the color scanner mapped to the space indicates the color expression area after the adaptive conversion when the adaptive conversion is performed in the second process (step a21) in the flowchart of FIG. This is the same as in the case of the first example and the second example so far.
[0132]
Next, the third reference coordinate point a2 obtained as described above is set to L*a*b*A point P mapped from the space to the input RGB space depending on the scanner (step d2) and mapped to the input RGB space1Is mapped on the boundary of the color expression area of the color scanner by clipping in the input RGB space (step d3), and the point P obtained by the mapping is mapped.2L*a*b*Map to space (step d4). L obtained in this way*a*b*A point on the boundary of the color expression area 102 of the color scanner in space is referred to as a fourth reference coordinate point b2.
[0133]
Next, a difference vector v1 from the third reference coordinate point a2 toward the fourth reference coordinate point b2 is obtained (step d5), and a straight line passing through the first reference coordinate point a1 and parallel to the difference vector v1 is considered. , The straight line and L*a*b*The intersection point with the boundary of the color expression area 302 of the color printer in the space is set as the second reference coordinate point b1, and a basic difference vector v from the first reference coordinate point a1 to the second reference coordinate point b1 is obtained (step) d6). Thereafter, similarly to the first and second examples described so far, the first coordinate point t moves the first coordinate point t parallel to the basic difference vector v, and the coordinate conversion reference coordinate point c And the second reference coordinate point b1 are mapped to the coordinate point (second coordinate point s) that hits the straight line (step d7).
[0134]
Such coordinate transformation is represented by L*a*b*Among the coordinate points in the color expression area of the color scanner in space, in step d1, L*a*b*The first reference coordinate point a1 located in the color expression area 302 of the color printer in space is performed for all coordinate points for which the first reference coordinate point a1 is obtained (step d8).
[0135]
The third example shown in FIG. 17 and FIG.*a*b*When the color expression area 102 of the color scanner in the space and the color expression area 302 of the color printer are largely deviated, that is, when the difference vector v1 and the basic difference vector v are greatly separated, there is an error. When the distance between the vectors v1 and v is close and the error between the two vectors v1 and v can be ignored, the third example can be adopted, and the second example described with reference to FIGS. High-speed calculation is possible compared to the example.
[0136]
FIG. 19 is a diagram illustrating a modification of the third example of coordinate transformation described with reference to FIGS. 17 and 18.
[0137]
Here, similarly to FIGS. 12 and 15, a region D surrounding the coordinate conversion reference coordinate point c is set, a straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point c and the first reference coordinate point a 1, and the region D An intersection d with the boundary is obtained, and the first coordinate point t is mapped on a straight line connecting the intersection d and the second reference coordinate point b1.
[0138]
In this way, it is possible to set the region D where no coordinate movement is performed.
[0139]
20 is an explanatory diagram of a fourth example of coordinate transformation in the first step of the flowchart shown in FIG. 8, and FIG. 21 is a flowchart of the fourth example.
[0140]
In the fourth example, the first reference coordinate point a obtained in step e1 is L.*a*b*This is a method that can be applied without considering whether it exists inside the color expression area 302 of the color printer mapped in the space or is out of the color expression area 302.
[0141]
Here, as in the first to third examples, L*A coordinate conversion reference coordinate point c is set on the axis (gray axis), and a straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point c and the first coordinate point t to be subjected to coordinate conversion is considered.*a*b*An intersection point with the boundary of the color expression area 102 of the color scanner in the space is obtained, and the intersection point is set as a first reference coordinate point a (step e1).
[0142]
Next, the first reference coordinate point a is mapped to the input RGB space which is a color space depending on the color scanner (step e2).
[0143]
Next, the point P on the input RGB space mapped in this way to the input RGB space1The coordinate value corresponding to the coordinate value of1Coordinate point P in the output RGB space, which is a color space dependent on the color printer, having the same coordinate value as2Is obtained (step e3). As a specific example, a point P obtained by mapping the first reference coordinate point a shown in FIG. 20 to the input RGB space.1When the coordinate value of (R, G, B) = (0, 255, 0) is a point on the output RGB space having the same coordinate value (R, G, B) = (0, 255, 0) Point P2And
[0144]
Next, the point P in the output RGB space2L from the output RGB space*a*b*The point mapped to the space is set as the second reference coordinate point b (step e4).
[0145]
The first reference coordinate point a is L*a*b*Since this is a point on the boundary of the color scanner color expression area 102 in space, even if this first reference coordinate point a is mapped to the input RGB space, the boundary of the color scanner color expression area in the input RGB space The upper point (for example, (R, G, B) described above = (0, 255, 0)).
[0146]
If this is used as a point in the output RGB space as it is, it will be a point on the boundary of the color expression area of the color printer in the output RGB space.*a*b*The second reference coordinate point b obtained by mapping to space is also the L*a*b*This is a point on the boundary of the color expression area 302 of the color printer in space.
[0147]
A basic difference vector v from the first reference coordinate point a thus determined to the second reference coordinate point b is obtained (step e5), passes through the first coordinate point t, and is parallel to the basic difference vector v. A second coordinate point s that is an intersection of the drawn straight line and a straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point c and the second reference coordinate point b is obtained (step e6).
[0148]
The above coordinate transformation is L*a*b*This is performed sequentially for the entire color expression area 102 of the color scanner in space.
[0149]
FIG. 22 is a diagram illustrating a modification of the third example of coordinate transformation described with reference to FIGS. 20 and 21.
[0150]
Here, as in the examples of FIGS. 12, 15, and 19, a region D is set around the coordinate transformation reference coordinate point c, and the region D is not mapped. The method for preventing the area D from being mapped is the same as in the examples of FIGS. 12, 15, and 19, and a description thereof will be omitted.
[0151]
FIG. 23 is a diagram illustrating an intermediate process of a fifth example of coordinate transformation in the first process of the flowchart illustrated in FIG. 8. Considering only FIG. 23, this corresponds to a comparative example to be compared with this, not an embodiment of the present invention.
[0152]
Here, L*A straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point c on the axis (gray axis) and the first coordinate point t to be subjected to coordinate conversion, and L*a*b*An intersection point (first reference coordinate point a1) with the color expression area 102 of the color scanner in space and an intersection point (third reference coordinate point a2) with the color expression area 302 of the color printer are obtained, and the first reference coordinates are obtained. A difference vector v2 from the point a1 toward the third reference coordinate point a2 is obtained. The difference vector v2 is a difference vector that is obtained without mapping of a clip or the like in a device-dependent color space (input RGB space or output RGB space), and does not match the present invention as it is.
[0153]
The difference vector v2 is considered as the basic difference vector v according to the present invention, and the distance ca1 between the coordinate conversion reference coordinate point c and the first reference coordinate point a1, the coordinate conversion reference coordinate point c, and the first coordinate. When the ratio of the distance ct to the point t is ct / ca1 and the length of the difference vector v2 is | v2 |, the first coordinate point t is set in the same direction as the difference vector v2 (ct / ca1) x | v2 | is moved, and the point is set as a second coordinate point s after coordinate transformation. Although mapping is possible by doing this as well, the mapping direction (direction of the difference vector v2) is not the direction obtained in the device-dependent color space that matches the sense of human color, but this mapping method Is a direction that is determined mechanically by ignoring human color sensation, and as described above, there is a high possibility that tone discontinuity will occur or an unnatural image will be produced.
[0154]
FIG. 24 is an explanatory diagram of a fifth example of coordinate transformation in the first step of the flowchart shown in FIG.
[0155]
In FIG. 24, the first reference coordinate point a1, the third reference coordinate point a2, and the difference vector v2 are the same as those described with reference to FIG. The second reference coordinate point b may be obtained by any of the methods of the first to fourth examples described above. Here, a vector from the first reference coordinate point a1 to the second reference coordinate point b is referred to as a difference vector v3.
[0156]
In the example shown in FIG. 24, the two difference vectors v2 and v3 obtained in this way are weighted and added with respect to the direction, pass through the first reference coordinate point a1, and are drawn in the direction obtained by the weighted addition. And L*a*b*An intersection with the boundary of the color expression area 302 of the color printer in the space is obtained as a fifth reference coordinate point e, and a difference vector from the first reference coordinate point a1 to the fifth reference coordinate point e is determined as a basic difference vector v. And
[0157]
In mapping the first coordinate point t, a straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point c and the fifth reference coordinate point e and a straight line passing through the first coordinate point t and parallel to the basic difference vector v are drawn. Is the second coordinate point s to which the first coordinate point t is to be mapped.
[0158]
Here, by allowing the operator to arbitrarily change the weighting coefficients related to the directions of the two difference vectors v2 and v3, it is possible to perform mapping that takes into account the coordinate conversion according to the method of the present invention by the weighting.
[0159]
Next, returning to FIG. 8, the third coordinate conversion process (step a3) will be described.
[0160]
In this third coordinate conversion process (step a3), L*a*b*FIG. 5 shows coordinate points in the color expression area 302 of the color printer after coordinate conversion (mapping) from the color expression area 102 of the color scanner to the color expression area 302 of the color printer in space. The output profile (here, a profile adapted to the color printer 30) is mapped to the output RGB space.
[0161]
In this way, according to the flowchart of FIG. 8, the color scanner in which the correspondence between each coordinate point in the input RGB space depending on the color scanner 10 and each coordinate point in the output RGB space depending on the color printer 30 is defined. A color conversion definition that links 10 and the color printer 30 is created.
[0162]
FIG. 25 is a functional block diagram of a color conversion definition creating / color converting apparatus including an embodiment of the color conversion definition creating apparatus of the present invention.
[0163]
The color conversion definition creation / color conversion apparatus shown in FIG. 25 is realized by combining the personal computer 20 shown in FIGS. 2 and 3 and a program executed on the personal computer.
[0164]
The color conversion definition creation / color conversion apparatus shown in FIG. 25 includes a data acquisition unit 310, a definition creation data conversion unit 320, a data output unit 330, a storage unit 340, and a designation unit 350.
[0165]
The storage unit 340 includes a plurality of types of input profiles 341a,..., 341m corresponding to a plurality of types of input devices, a plurality of types of output profiles 342a,. , 343p, and a color conversion definition creation program 344 are stored.
[0166]
Each of the input profiles 341a,..., 341m is basically created by a creation method referring to FIG. In FIG. 1, only one type of input device is shown as the color scanner 10, but the color conversion definition creation / color conversion device in FIG. 25 has a plurality of types of input devices in order to provide versatility. There are multiple types of input profiles corresponding to.
[0167]
The output profiles 342a,..., 342n stored in the storage unit 340 are basically output profiles created by the creation method described with reference to FIG.
[0168]
As in the case of the input profile, FIG. 1 shows only one type of color printer 30 as an output device. However, the color conversion definition creation / color conversion apparatus in FIG. Therefore, a plurality of types of output profiles corresponding to a plurality of types of output devices are prepared.
[0169]
In addition, the color conversion definitions 343a,..., 343p stored in the storage unit 340 are read out and executed by the color conversion definition generation program 344 stored in the storage unit 340 being read by the definition generation / data conversion unit 320. FIG. 8 and subsequent drawings are created, and each color conversion definition corresponds to each combination of each input profile and each output profile. Here, these color conversion definitions 341a,..., 341p are each grouped in a LUT (Look Up Table) format.
[0170]
The storage unit 340 is set in the hard disk device 213 shown in FIG. 3 in terms of hardware, and the storage unit 340 (hard disk device shown in FIG. 3) is a color conversion definition creation program of the present invention. This also corresponds to an embodiment of the storage medium.
[0171]
The designation unit 350 designates the input device, the output device, and the distinction between the color conversion definition creation mode and the data conversion mode. The designation unit 350 is played by the keyboard 23 or the mouse 24 shown in FIGS. 2 and 3 in hardware.
[0172]
When the color conversion definition creation mode is designated by the designation unit 350 and the input device and the output device are designated, the color conversion definition creation program 344 is read from the storage unit 340 to the definition creation / data conversion unit 32. Executed. The color conversion definition creation program 344 executes each of the first coordinate conversion process, the second coordinate conversion process (second process and first process), and the third coordinate conversion process described with reference to FIG. An input profile (here, referred to as input profile 341a) corresponding to a designated input device (here, referred to as color scanner 10 shown in FIG. 1) based on the algorithm described above, An output profile (here, referred to as output profile 342a) corresponding to a designated output device (here, referred to as color printer 30 shown in FIG. 1) is referred to, and is adapted to the combination of color scanner 10 and color printer 30. The color conversion definition (here, color conversion definition 341a) is created. The created color conversion definition 341a is stored in the storage unit 340.
[0173]
At this time, various parameters for creating the color conversion definition, for example, the second step of the second coordinate conversion process is executed or omitted from the designation unit 350, or when the second process is executed, white Whether both the point and the black point are matched or only the white point is matched, whether the coordinate value of the coordinate conversion reference coordinate point c shown in FIG. 10 or the like, the region D shown in FIG. Various examples have been shown as the first step of the second coordinate transformation process, the designation of the area when setting the value, and which algorithm to select from these various examples will be described with reference to FIG. It is preferable that the weighting coefficient and the like in the case of adopting the described weighting method can be designated so that various variations of color conversion definitions can be created.
[0174]
When the data conversion mode is designated from the designation unit 310 and the input device and the output device are further designated (here, the color scanner 10 and the color printer 30 shown in FIG. 1 are designated as the input device and the output device, respectively). ), The color conversion definition 341a suitable for the designated combination of the color scanner 10 and the color printer 30 is read out and input to the definition creation / data conversion unit 320.
[0175]
The data acquisition unit 310 plays a role of receiving the color data obtained by the input device, and the input interface 216 shown in FIG. 3 corresponds to this in hardware.
[0176]
Further, the data output unit 330 is responsible for outputting the color data after color conversion by the definition creation data conversion unit 320, and the hardware corresponds to the output interface 217 shown in FIG.
[0177]
When color data obtained by an input device, for example, the color scanner 10 shown in FIG. 1 is input to the definition creation data conversion unit 320 via the data acquisition unit 310, the definition creation data conversion unit 320 performs color conversion definition 343a. The color data is converted by. The converted color data is output to an output device such as the color printer 30 shown in FIG.
[0178]
The conversion of the color data by the definition creation data conversion unit 320 is a conversion in which the color conversion definition created by the color conversion definition creation method unique to the present invention is referenced, and an output image with excellent color tone can be obtained. it can.
[0179]
Here, in the color conversion definition creation color conversion apparatus shown in FIG. 25, as one of the plurality of output profiles 342a,..., 342m stored in the storage unit 340, the image display apparatus 22 shown in FIGS. And an image based on the color data converted by the definition creation data conversion unit 320 is displayed on the display screen 22a (see FIG. 2) of the image display device 22, and The designation unit 350 (keyboard 23 and mouse 24) has a function of correcting the color conversion definition even in the data conversion mode, and the image has a more preferable color tone while viewing the image displayed on the display screen. You may comprise so that a color conversion definition can be corrected so that it may become an image.
[0180]
FIG. 26 is a diagram showing another embodiment of the color conversion definition creating program storage medium of the present invention.
[0181]
Referring to FIG. 25, it has been explained that the storage unit 340 of the color conversion definition creating / color converting apparatus shown in FIG. 25 corresponds to an embodiment of the color change definition creating program storage medium of the present invention. As another example of the color conversion definition creating program storage medium of the present invention, an example in which a color conversion definition creating program 344 is stored in the CD-ROM 110 shown in FIG. 3 is shown. Thus, the color conversion definition creation program may be stored in a portable storage medium and distributed.
[0182]
A user who has obtained such a color conversion definition creation program uploads the obtained color conversion definition creation program to his / her personal computer, and performs color conversion with excellent color tone using the color conversion definition creation program. Color conversion definitions that can be created.
[0183]
FIG. 27 is a diagram showing a form in which the color conversion definition created by the method of the present invention is stored in the CD-ROM.
[0184]
As described above, the color conversion definition as a result of the implementation of the color conversion definition creating method of the present invention may be stored in a portable storage medium and distributed.
[0185]
The embodiment described so far is an example in which the present invention is applied to a system for obtaining image data from an image using an input device such as a color scanner 10 as shown in FIG. The present invention can also be applied to color conversion between output devices.
[0186]
For example, when an image based on image data is displayed on a display screen of a CRT display device (an example of an output device), and the same image as the displayed image is to be printed out by a color printer (another example of an output device) The image data defined in the color expression area of the CRT display device in the color space corresponding to the CRT display apparatus is defined in the color expression area of the color printer in the color space corresponding to the color printer. However, the present invention can also be applied to such a situation.
[0187]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to avoid a discontinuity of tone or an unnatural image that is likely to occur when gamut mapping is performed in a common color space, and a reproduced image with excellent color tone. A color conversion definition that can be obtained can be created.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram of an image input-color conversion-image output system to which an embodiment of the present invention is applied.
FIG. 2 is an external perspective view of a personal computer shown by one block in FIG.
FIG. 3 is a hardware configuration diagram of a personal computer.
FIG. 4 is a conceptual diagram of an input profile.
FIG. 5 is a conceptual diagram of an output profile.
FIG. 6 is a conceptual diagram illustrating a color conversion definition as an example of the related art, which includes both an input profile and an output profile.
FIG. 7 is a schematic diagram of color expression areas of a color scanner and a color printer.
FIG. 8 is a flowchart showing a color conversion definition creation method by a color conversion definition creation program executed in the computer system.
FIG. 9 is an explanatory diagram of a second process of the first coordinate transformation process executed in step a21 of FIG.
FIG. 10 is an explanatory diagram of a first example of coordinate transformation in the first process.
FIG. 11 is a flowchart of the first example.
FIG. 12 is a diagram illustrating a modification of the first example of coordinate transformation.
FIG. 13 is an explanatory diagram of a second example of coordinate transformation in the first process.
FIG. 14 is a flowchart of the second example.
FIG. 15 is a diagram illustrating a modification of the second example of coordinate transformation.
FIG. 16 is an explanatory diagram of the effect of mapping performed by combining 'compression' and 'expansion'.
FIG. 17 is an explanatory diagram of a third example of coordinate transformation in the first process.
FIG. 18 is a flowchart of the third example.
FIG. 19 is a diagram illustrating a modification of the third example of coordinate transformation.
FIG. 20 is an explanatory diagram of a fourth example of coordinate transformation in the first process.
FIG. 21 is a flowchart of the fourth example.
FIG. 22 is a diagram illustrating a modification of the third example of coordinate transformation.
FIG. 23 is a diagram illustrating an intermediate process of a fifth example of coordinate conversion in the first process;
FIG. 24 is an explanatory diagram of a fifth example of coordinate transformation in the first process.
FIG. 25 is a functional block diagram of a color conversion definition creation / color conversion device including an embodiment of a color conversion definition creation device of the present invention.
FIG. 26 is a diagram showing another embodiment of the color conversion definition creating program storage medium of the present invention.
FIG. 27 is a diagram showing a form in which a color conversion definition created by the method of the present invention is stored in a CD-ROM.
[Explanation of symbols]
10 Color scanner
11 Document image
20 Personal computer
21 Main unit
22 Image display device
22a Display screen
23 keyboard
24 mice
25 bus
30 Color printer
100 floppy disks
110 CD-ROM
211 CPU
212 Main memory
213 Hard disk device
214 FD driver
215 CD-ROM driver
216 input interface
217 Output interface
310 Data acquisition unit
320 Definition creation / data conversion section
330 Data output section
340 definition storage unit
341a, ..., 341m Input profile
342a, ..., 342n Output profile
343, 343a, ..., 343p Color conversion definition
344 Color conversion definition creation program
350 Designated part

Claims (17)

画像と画像データとの間を媒介する第1のデバイスに依存した第1の色空間における該第1のデバイスの色表現領域内の座標点を、デバイス非依存の共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域内の座標点に変換する第1の座標変換過程と、
前記第1の座標変換過程により得られた、前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域内の座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域内の座標点に変換する第2の座標変換過程と、
前記第2の座標変換過程により得られた、前記共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域内の座標点を、前記第2の色空間における前記第2のデバイスの色表現域内の座標点に変換する第3の座標変換過程とを経ることにより、前記第1の色空間の座標点と前記第2の色空間の座標点との対応を定義した色変換定義を作成する色変換定義作成方法において、
前記第2の座標変換過程が、前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域内の第1の座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域内の第2の座標点に変換するにあたり、
前記第1の座標点に基づいて、該共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域に第1の基準座標点を求め、
前記第1の色空間および前記第2の色空間のうちの少なくとも一方の色空間における座標操作を含む第1のアルゴリズムに基づいて、前記第1の基準座標点に対応する第2の基準座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域に求め、
前記第1の基準座標点と前記第2の基準座標点との差分を表わす基本差分ベクトルを用いた第2のアルゴリズムに基づいて、前記第1の座標点に対応する第2の座標点を求める第1過程を含むものであることを特徴とする色変換定義作成方法。
The coordinate point in the color representation area of the first device in the first color space depending on the first device that mediates between the image and the image data is mapped to the device independent common color space. A first coordinate conversion process of converting to a coordinate point in the color expression area of one device;
The color expression area of the second device obtained by mapping the coordinate points in the color expression area of the first device mapped to the common color space, obtained by the first coordinate conversion process, to the common color space. A second coordinate conversion process for converting to a coordinate point in
Coordinate points in the color representation area of the second device mapped to the common color space obtained by the second coordinate conversion process are included in the color representation area of the second device in the second color space. A color that creates a color conversion definition that defines the correspondence between the coordinate point of the first color space and the coordinate point of the second color space by passing through a third coordinate conversion process of converting to the coordinate point of In the conversion definition creation method,
In the second coordinate conversion process, the first device coordinate point mapped in the color representation region of the first device mapped to the common color space is mapped to the common color space. When converting to the second coordinate point in
Based on the first coordinate point, a first reference coordinate point is obtained in the color expression area of the first device mapped to the common color space;
A second reference coordinate point corresponding to the first reference coordinate point based on a first algorithm including a coordinate operation in at least one of the first color space and the second color space; For the color representation area of the second device mapped to the common color space,
A second coordinate point corresponding to the first coordinate point is obtained based on a second algorithm using a basic difference vector representing a difference between the first reference coordinate point and the second reference coordinate point. A color conversion definition creating method characterized by including the first step.
前記第2の座標変換過程が、
前記第1の座標点に基づいて、前記第1の基準座標点を、前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域の境界上に求めるものであり、
前記第1のアルゴリズムに基づいて、前記第2の基準座標点を、該共通色空間に写像した前記第2の色表現領域の境界上に求めるものであることを特徴とする請求項1記載の色変換定義作成方法。
The second coordinate transformation process includes:
Based on the first coordinate point, the first reference coordinate point is obtained on the boundary of the color representation area of the first device mapped to the common color space,
2. The second reference coordinate point is obtained on a boundary of the second color expression area mapped to the common color space based on the first algorithm. Color conversion definition creation method.
前記第2の座標変換過程における前記第1過程が、
前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域と該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域との共通領域内の所定の座標変換基準座標点と前記第1の座標点とを結ぶ直線と、該共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域の境界との交点を前記第1の基準座標点として求め、
前記第1の基準座標点が、該共通色空間に写像された前記第2のデバイスの色表現領域から外れた座標点であった場合に、該第1の基準座標点を前記第2の色空間に写像して該第2の色空間の前記第2のデバイスの色表現領域の境界上にマッピングし、該境界上へのマッピングにより得られた座標点を前記共通色空間に写像することにより、該写像により該共通色空間上に求められた、該共通色空間に写像された前記第2のデバイスの色表現領域の境界上の座標点を前記第2の基準座標点として求め、
前記座標変換基準座標点と前記第2の基準座標点とを結ぶ直線と、前記第1の座標点を通り前記基本差分ベクトルの方向と平行に引いた直線との交点を、該第1の座標点に対応する前記第2の座標点として求めるものであることを特徴とする請求項2記載の色変換定義作成方法。
The first step in the second coordinate transformation step is:
Predetermined coordinate conversion reference coordinate points in the common area of the color expression area of the first device mapped to the common color space and the color expression area of the second device mapped to the common color space, and the first An intersection of a straight line connecting the coordinate points of the first device and the boundary of the color expression area of the first device mapped to the common color space is determined as the first reference coordinate point;
When the first reference coordinate point is a coordinate point out of the color representation area of the second device mapped to the common color space, the first reference coordinate point is changed to the second color. Mapping onto the boundary of the color representation area of the second device in the second color space and mapping the coordinate points obtained by mapping onto the boundary to the common color space A coordinate point on the boundary of the color expression area of the second device mapped to the common color space obtained on the common color space by the mapping is determined as the second reference coordinate point;
An intersection of a straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point and the second reference coordinate point and a straight line passing through the first coordinate point and parallel to the direction of the basic difference vector is defined as the first coordinate. 3. The color conversion definition creating method according to claim 2, wherein the second coordinate point corresponding to a point is obtained.
前記第2の座標変換過程における前記第1過程が、
前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域と該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域との共通領域内の所定の座標変換基準座標点と前記第1の座標点とを結ぶ直線と、該共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域の境界との交点を前記第1の基準座標点として求め、
前記第1の基準座標点が、該共通色空間に写像された前記第2のデバイスの色表現領域内の座標点であった場合に、該共通色空間に写像された前記第2のデバイスの色表現領域の境界のうちの、該共通色空間に写像された前記第1のデバイスの色表現領域から外れた部分の座標点を前記第1の色空間に写像して該第1の色空間の前記第1のデバイスの色表現領域の境界上にマッピングし、該境界上へのマッピングにより得られた座標点を前記共通色空間に写像することにより該共通色空間に座標点を求める座標変換プロセスを経ることにより、前記第1の基準座標点に一致あるいは所定の判定基準に照らして該第1の基準座標点に近接した座標点を求め、該座標点に対応する、該座標変換プロセスを経る前の、該共通色空間に写像された前記第2のデバイスの色表現領域の境界上の座標点を前記第2の基準座標点として求め、
前記座標変換基準座標点と前記第2の基準座標点とを結ぶ直線と、前記第1の座標点を通り前記基本差分ベクトルの方向と平行に引いた直線との交点を、該第1の座標点に対応する前記第2の座標点として求めるものであることを特徴とする請求項2記載の色変換定義作成方法。
The first step in the second coordinate transformation step is:
Predetermined coordinate conversion reference coordinate points in the common area of the color expression area of the first device mapped to the common color space and the color expression area of the second device mapped to the common color space, and the first An intersection of a straight line connecting the coordinate points of the first device and the boundary of the color expression area of the first device mapped to the common color space is determined as the first reference coordinate point;
If the first reference coordinate point is a coordinate point in the color representation area of the second device mapped to the common color space, the second device mapped to the common color space The first color space is mapped to the first color space by mapping the coordinate point of the portion of the boundary of the color expression region that is out of the color expression region of the first device mapped to the common color space. A coordinate transformation for obtaining a coordinate point in the common color space by mapping on the boundary of the color representation area of the first device and mapping the coordinate point obtained by the mapping on the boundary to the common color space By passing through the process, the coordinate conversion process corresponding to the coordinate point is obtained by obtaining a coordinate point that matches the first reference coordinate point or is close to the first reference coordinate point in light of a predetermined criterion. Before passing, the mapped to the common color space Coordinate points on the boundary of the color reproduction area of the second device determined as the second reference coordinate point,
An intersection of a straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point and the second reference coordinate point and a straight line passing through the first coordinate point and parallel to the direction of the basic difference vector is defined as the first coordinate. 3. The color conversion definition creating method according to claim 2, wherein the second coordinate point corresponding to a point is obtained.
前記第2の座標変換過程における前記第1過程が、
前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域と該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域との共通領域内の所定の座標変換基準座標点と前記第1の座標点とを結ぶ直線と、該共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域の境界との交点を前記第1の基準座標点として求め、
前記第1の基準座標点が、該共通色空間に写像された前記第2のデバイスの色表現領域内の座標点であった場合に、前記直線と、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域の境界との交点を第3の基準座標点として求め、該第3の基準座標点を前記第1の色空間に写像して該第1の色空間の前記第1のデバイスの色表現領域の境界上にマッピングし、該境界上へのマッピングにより得られた座標点を前記共通色空間に写像することにより、該共通色空間に写像された前記第1のデバイスの色表現領域の境界上に第4の基準座標点を求め、前記第1の基準座標点を通る、前記第3の基準座標点と前記第4の基準座標点とを結ぶ直線と平行な直線と、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域の境界との交点を前記第2の基準座標点として求め、
前記座標変換基準座標点と前記第2の基準座標点とを結ぶ直線と、前記第1の座標点を通り前記基本差分ベクトルの方向と平行に引いた直線との交点を、該第1の座標点に対応する前記第2の座標点として求めるものであることを特徴とする請求項2記載の色変換定義作成方法。
The first step in the second coordinate transformation step is:
Predetermined coordinate conversion reference coordinate points in the common area of the color expression area of the first device mapped to the common color space and the color expression area of the second device mapped to the common color space, and the first An intersection of a straight line connecting the coordinate points of the first device and the boundary of the color expression area of the first device mapped to the common color space is determined as the first reference coordinate point;
When the first reference coordinate point is a coordinate point in the color representation area of the second device mapped to the common color space, the straight line and the second mapped to the common color space An intersection with the boundary of the color expression area of the device is obtained as a third reference coordinate point, the third reference coordinate point is mapped to the first color space, and the first color space has the first reference point. The color of the first device mapped onto the common color space is mapped onto the boundary of the color expression area of the device, and the coordinate point obtained by mapping onto the boundary is mapped onto the common color space. A fourth reference coordinate point on the boundary of the expression area, a straight line passing through the first reference coordinate point and parallel to a straight line connecting the third reference coordinate point and the fourth reference coordinate point; The intersection point with the boundary of the color expression area of the second device mapped to the common color space Determined as the reference coordinate point 2,
An intersection of a straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point and the second reference coordinate point and a straight line passing through the first coordinate point and parallel to the direction of the basic difference vector is defined as the first coordinate. 3. The color conversion definition creating method according to claim 2, wherein the second coordinate point corresponding to a point is obtained.
前記第2の座標変換過程における前記第1過程が、
前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域と該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域との共通領域内の所定の座標変換基準座標点と前記第1の座標点とを結ぶ直線と、該共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域の境界との交点を前記第1の基準座標点として求め、
前記第1の基準座標点を前記第1の色空間に写像して該第1の色空間上の座標点を求め、該第1の色空間上の座標点の座標値に対応した座標値を持つ前記第2の色空間上の座標点を求め、該第2の色空間上の座標点を前記共通色空間に写像することにより、該写像により該共通色空間上に求められた、該共通色空間に写像された前記第2のデバイスの色表現領域の境界上の座標点を前記第2の基準座標点として求め、
前記座標変換基準座標点と前記第2の基準座標点と結ぶ直線と、前記第1の座標点を通り前記基本差ベクトルの方向と平行に引いた直線との交点を、該第1の座標点に対応する前記第2の座標点として求めるものであることを特徴とする請求項2記載の色変換定義作成方法。
The first step in the second coordinate transformation step is:
Predetermined coordinate conversion reference coordinate points in the common area of the color expression area of the first device mapped to the common color space and the color expression area of the second device mapped to the common color space, and the first An intersection of a straight line connecting the coordinate points of the first device and the boundary of the color expression area of the first device mapped to the common color space is determined as the first reference coordinate point;
The first reference coordinate point is mapped to the first color space to obtain a coordinate point on the first color space, and a coordinate value corresponding to the coordinate value of the coordinate point on the first color space is obtained. The coordinate point on the second color space is obtained, and the coordinate point on the second color space is mapped onto the common color space, thereby obtaining the common point obtained on the common color space by the mapping. Obtaining a coordinate point on the boundary of the color expression area of the second device mapped in the color space as the second reference coordinate point;
A straight line connecting said coordinate conversion reference coordinate point and the second reference coordinate point, said point of intersection between a line drawn parallel to the direction of the first coordinate point as said fundamental difference component vector, the first coordinates 3. The color conversion definition creating method according to claim 2, wherein the second coordinate point corresponding to a point is obtained.
前記第2の座標変換過程における前記第1過程が、前記第2の座標点を求めるにあたり、
前記座標変換基準座標点と前記第2の基準座標点とを結ぶ直線と、前記第1の座標点を通り前記基本差分ベクトルの方向と平行に引いた直線との交点を求めることに代え、前記座標変換基準座標点と前記第1の基準座標点とを結ぶ直線と前記座標変換基準座標点を含む所定領域の境界との交点を通るとともに前記第2の基準座標点を通る直線と、前記第1の座標点を通り前記基本差ベクトルの方向と平行に引いた直線との交点を、該第1の座標点に対応する前記第2の座標点として求めるものであることを特徴とする請求項3から6のうちいずれか1項記載の色変換定義作成方法。
When the first process in the second coordinate transformation process obtains the second coordinate point,
Instead of obtaining an intersection of a straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point and the second reference coordinate point and a straight line passing through the first coordinate point and parallel to the direction of the basic difference vector, A straight line passing through the second reference coordinate point while passing through an intersection of a straight line connecting the coordinate conversion reference coordinate point and the first reference coordinate point and a boundary of a predetermined region including the coordinate conversion reference coordinate point; the intersection between a line drawn parallel to the direction of the first coordinate point as the basic difference component vector, claims and characterized in that for obtaining a second coordinate point corresponding to coordinate points of the first Item 7. The color conversion definition creation method according to any one of Items 3 to 6.
前記第2の座標変換過程における前記第1過程が、前記座標変換基準座標点と前記第1の座標点とを結ぶ直線と、前記共通色空間に写像した第2のデバイスの色表現領域の境界との交点からなる第3の基準座標点を求め、前記第1の基準座標点と前記第2の基準座標点との差分を表わす前記基準差分ベクトルに代えて、前記第1の基準座標点を通り、前記第1の基準座標点と前記第2の基準座標点との差分を表わす第1の差分ベクトルの方向と、前記第1の基準座標点と前記第3の基準座標点との差分を表わす第2の差分ベクトルの方向とに基づいて求められた方向に引いた直線と、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色変換領域の境界との交点を第5の基準座標点としたときに、前記第1の基準座標点と前記第5の基準座標点との差分を表わすベクトルを前記基準差分ベクトルとするものであることを特徴とする請求項3から6のうちいずれか1項記載の色変換定義作成方法。The first step in the second coordinate transformation step is a boundary between a straight line connecting the coordinate transformation reference coordinate point and the first coordinate point, and a color expression area of the second device mapped to the common color space. A third reference coordinate point that is an intersection of the first reference coordinate point and the first reference coordinate point instead of the reference difference vector representing the difference between the first reference coordinate point and the second reference coordinate point. And the direction of the first difference vector representing the difference between the first reference coordinate point and the second reference coordinate point, and the difference between the first reference coordinate point and the third reference coordinate point. The fifth reference coordinate point is the intersection of the straight line drawn in the direction obtained based on the direction of the second difference vector to be represented and the boundary of the color conversion area of the second device mapped to the common color space. When the first reference coordinate point and the fifth reference coordinate point, Color conversion definition creating method according to any one of claims 3 to 6, wherein the der Turkey which the vector representing the difference between the reference difference vector. 前記第2の座標変換過程における前記第1過程が、前記座標変換基準座標点として、前記共通色空間のグレー軸上の点を選択したものであることを特徴とする請求項3から6のうちいずれか1項記載の色変換定義作成方法。  7. The first process in the second coordinate conversion process, wherein a point on the gray axis of the common color space is selected as the coordinate conversion reference coordinate point. The color conversion definition creation method according to any one of the preceding claims. 前記第2の座標変換過程が、前記第1過程の前段に、前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域の白の座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域の白の座標点に一致させるように変換する順応変換アルゴリズムを用いて、該共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域内の座標点を、該座標点が該順応変換アルゴリズムにより変換されてなる座標点に変換する第2過程を有し、
前記第2の座標変換過程における前記第1過程が、前記第2過程を経ることにより得られた座標点を変換対象とし、該変換対象の座標点を、前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域に代わり該色表現領域がさらに前記順応変換アルゴリズムを用いて変換されてなる色表現領域を採用して、変換するものであることを特徴とする請求項1記載の色変換定義作成方法。
In the second coordinate transformation process, the second coordinate point mapping the white coordinate point of the color representation area of the first device mapped to the common color space to the common color space before the first process. The coordinate point in the color expression area of the first device mapped to the common color space is converted into the coordinate point using an adaptation conversion algorithm that converts the coordinate point to match the white coordinate point of the device color expression area. Has a second process of converting into coordinate points transformed by the adaptive transformation algorithm,
The first process in the second coordinate conversion process uses the coordinate point obtained by passing through the second process as a conversion target, and maps the conversion target coordinate point to the common color space. 2. The color conversion according to claim 1, wherein said color expression area is converted by adopting a color expression area obtained by converting said color expression area using said adaptive conversion algorithm instead of the color expression area of said device. Definition creation method.
前記第2の座標変換過程における前記第2過程が、前記順応変換アルゴリズムとして、前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域の白の座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域の白の座標点に一致させるとともに、該共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域の黒の座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域の黒の座標点に一致させるように変換する順応変換アルゴリズムを用いて、座標点を変換する過程であることを特徴とする請求項10記載の色変換定義作成方法。  The second process in the second coordinate conversion process is performed by mapping, as the adaptation conversion algorithm, white coordinate points of the color expression area of the first device mapped to the common color space to the common color space. The white coordinate point of the second device color expression area is matched with the white coordinate point, and the black coordinate point of the first device color expression area mapped to the common color space is mapped to the common color space. 11. The color conversion definition creating method according to claim 10, wherein the coordinate point is converted using an adaptive conversion algorithm for converting the second device color expression area so as to match the black coordinate point. . 画像と画像データとの間を媒介する第1のデバイスに依存した第1の色空間における該第1のデバイスの色表現領域内の座標点を、デバイス非依存の共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域内の座標点に変換する第1の座標変換過程と、
前記第1の座標変換過程により得られた、前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域内の座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域内の座標点に変換する第2の座標変換過程と、
前記第2の座標変換過程により得られた、前記共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域内の座標点を、前記第2の色空間における前記第2のデバイスの色表現域内の座標点に変換する第3の座標変換過程とを経ることにより、前記第1の色空間の座標点と前記第2の色空間の座標点との対応を定義した色変換定義を作成する色変換定義作成装置において、
前記第2の座標変換過程が、前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域内の第1の座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域内の第2の座標点に変換するにあたり、
前記第1の座標点に基づいて、該共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域に第1の基準座標点を求め、
前記第1の色空間および前記第2の色空間のうちの少なくとも一方の色空間における座標操作を含む第1のアルゴリズムに基づいて、前記第1の基準座標点に対応する第2の基準座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域に求め、
前記第1の基準座標点と前記第2の基準座標点との差分を表わす基本差分ベクトルを用いた第2のアルゴリズムに基づいて、前記第1の座標点に対応する第2の座標点を求める第1過程を含むものであることを特徴とする色変換定義作成装置。
The coordinate point in the color representation region of the first device in the first color space depending on the first device that mediates between the image and the image data is mapped to the device independent common color space. A first coordinate conversion process of converting to a coordinate point in the color expression area of one device;
The color representation area of the second device obtained by mapping the coordinate points in the color representation area of the first device mapped in the common color space, obtained in the first coordinate transformation process, in the common color space. A second coordinate conversion process for converting to a coordinate point in
Coordinate points in the color representation area of the second device mapped to the common color space obtained by the second coordinate conversion process are included in the color representation area of the second device in the second color space. A color that creates a color conversion definition that defines the correspondence between the coordinate point of the first color space and the coordinate point of the second color space by passing through a third coordinate conversion process of converting to the coordinate point of In the conversion definition creation device,
In the second coordinate conversion step, the first device coordinate point mapped in the color representation region of the first device mapped to the common color space is mapped to the common color space. When converting to the second coordinate point in
Based on the first coordinate point, a first reference coordinate point is obtained in the color representation area of the first device mapped to the common color space;
A second reference coordinate point corresponding to the first reference coordinate point based on a first algorithm including a coordinate operation in at least one of the first color space and the second color space; For the color representation area of the second device mapped to the common color space,
A second coordinate point corresponding to the first coordinate point is obtained based on a second algorithm using a basic difference vector representing a difference between the first reference coordinate point and the second reference coordinate point. A color conversion definition creating apparatus comprising the first step.
前記第2の座標変換過程が、前記第1過程の前段に、前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域の白の座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域の白の座標点に一致させるように変換する順応変換アルゴリズムを用いて、該共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域内の座標点を、該座標点が該順応変換アルゴリズムにより変換されてなる座標点に変換する第2過程を有し、
前記第2の座標変換過程における前記第1過程が、前記第2過程を経ることにより得られた座標点を変換対象とし、該変換対象の座標点を、前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域に代わり該色表現領域がさらに前記順応変換アルゴリズムを用いて変換されてなる色表現領域を採用して変換するものであることを特徴とする請求項12記載の色変換定義作成装置。
In the second coordinate transformation step, the second coordinate point mapping the white coordinate point of the color expression area of the first device mapped to the common color space to the common color space before the first step. The coordinate point in the color expression area of the first device mapped to the common color space is converted to the coordinate point using an adaptation conversion algorithm that converts the coordinate point to match the white coordinate point of the device color expression area. Has a second process of converting into coordinate points transformed by the adaptive transformation algorithm,
The first process in the second coordinate conversion process uses the coordinate point obtained by passing through the second process as a conversion target, and maps the conversion target coordinate point to the common color space. 13. The color conversion definition according to claim 12, wherein the color expression area is converted by adopting a color expression area obtained by converting the color expression area using the adaptation conversion algorithm instead of the color expression area of the device. Creation device.
前記第2の座標変換過程における前記第2過程が、前記順応変換アルゴリズムとして、前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域の白の座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域の白の座標点に一致させるとともに、該共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域の黒の座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域の黒の座標点に一致させるように変換する順応変換アルゴリズムを用いて、座標点を変換する過程であることを特徴とする請求項13記載の色変換定義作成装置。  The second process in the second coordinate conversion process is performed by mapping, as the adaptation conversion algorithm, white coordinate points of the color expression area of the first device mapped to the common color space to the common color space. The white coordinate point of the second device color expression area is matched with the white coordinate point, and the black coordinate point of the first device color expression area mapped to the common color space is mapped to the common color space. 14. The color conversion definition creating apparatus according to claim 13, wherein the coordinate point is converted by using an adaptive conversion algorithm for converting the second device color expression area so as to match the black coordinate point. . 画像と画像データとの間を媒介する第1のデバイスに依存した第1の色空間における該第1のデバイスの色表現領域内の座標点を、デバイス非依存の共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域内の座標点に変換する第1の座標変換過程と、
前記第1の座標変換過程により得られた、前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域内の座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域内の座標点に変換する第2の座標変換過程と、
前記第2の座標変換過程により得られた、前記共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域内の座標点を、前記第2の色空間における前記第2のデバイスの色表現域内の座標点に変換する第3の座標変換過程とを経ることにより、前記第1の色空間の座標点と前記第2の色空間の座標点との対応を定義した色変換定義を作成する色変換定義作成プログラムが記憶された色変換定義作成プログラム記憶媒体において、
前記第2の座標変換過程が、前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域内の第1の座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域内の第2の座標点に変換するにあたり、
前記第1の座標点に基づいて、該共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域に第1の基準座標点を求め、
前記第1の色空間および前記第2の色空間のうちの少なくとも一方の色空間における座標操作を含む第1のアルゴリズムに基づいて、前記第1の基準座標点に対応する第2の基準座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域に求め、
前記第1の基準座標点と前記第2の基準座標点との差分を表わす基本差分ベクトルを用いた第2のアルゴリズムに基づいて、前記第1の座標点に対応する第2の座標点を求める第1過程を含むものであることを特徴とする色変換定義作成プログラムが記憶されてなることを特徴とする色変換定義作成プログラム記憶媒体。
The coordinate point in the color representation area of the first device in the first color space depending on the first device that mediates between the image and the image data is mapped to the device independent common color space. A first coordinate conversion process of converting to a coordinate point in the color expression area of one device;
The color expression area of the second device obtained by mapping the coordinate points in the color expression area of the first device mapped to the common color space, obtained by the first coordinate conversion process, to the common color space. A second coordinate conversion process for converting to a coordinate point in
Coordinate points in the color representation area of the second device mapped to the common color space obtained by the second coordinate conversion process are included in the color representation area of the second device in the second color space. A color that creates a color conversion definition that defines the correspondence between the coordinate point of the first color space and the coordinate point of the second color space by passing through a third coordinate conversion process of converting to the coordinate point of In a color conversion definition creating program storage medium storing a conversion definition creating program,
In the second coordinate conversion process, the first device coordinate point mapped in the color representation region of the first device mapped to the common color space is mapped to the common color space. When converting to the second coordinate point in
Based on the first coordinate point, a first reference coordinate point is obtained in the color expression area of the first device mapped to the common color space;
A second reference coordinate point corresponding to the first reference coordinate point based on a first algorithm including a coordinate operation in at least one of the first color space and the second color space; For the color representation area of the second device mapped to the common color space,
A second coordinate point corresponding to the first coordinate point is obtained based on a second algorithm using a basic difference vector representing a difference between the first reference coordinate point and the second reference coordinate point. A color conversion definition creating program storage medium characterized by storing a color conversion definition creating program including the first process.
前記第2の座標変換過程が、前記第1過程の前段に、前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域の白の座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域の白の座標点に一致させるように変換する順応変換アルゴリズムを用いて、該共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域内の座標点を、該座標点が該順応変換アルゴリズムにより変換されてなる座標点に変換する第2過程を有し、
前記第2の座標変換過程における前記第1過程が、前記第2過程を経ることにより得られた座標点を変換対象とし、該変換対象の座標点を、前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域に代わり該色表現領域がさらに前記順応変換アルゴリズムを用いて変換されてなる色表現領域を採用して変換するものであることを特徴とする請求項15記載の色変換定義作成プログラム記憶媒体。
In the second coordinate transformation step, the second coordinate point mapping the white coordinate point of the color expression area of the first device mapped to the common color space to the common color space before the first step. The coordinate point in the color expression area of the first device mapped to the common color space is converted to the coordinate point using an adaptation conversion algorithm that converts the coordinate point to match the white coordinate point of the device color expression area. Has a second process of converting into coordinate points transformed by the adaptive transformation algorithm,
The first process in the second coordinate conversion process uses the coordinate point obtained by passing through the second process as a conversion target, and maps the conversion target coordinate point to the common color space. 16. The color conversion definition according to claim 15, wherein the color expression area is converted by adopting a color expression area obtained by further converting the color expression area using the adaptation conversion algorithm instead of the color expression area of the device. Creation program storage medium.
前記第2の座標変換過程における前記第2過程が、前記順応変換アルゴリズムとして、前記共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域の白の座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域の白の座標点に一致させるとともに、該共通色空間に写像した前記第1のデバイスの色表現領域の黒の座標点を、該共通色空間に写像した前記第2のデバイスの色表現領域の黒の座標点に一致させるように変換する順応変換アルゴリズムを用いて、座標点を変換する過程であることを特徴とする請求項16記載の色変換定義作成プログラム記憶媒体。  The second process in the second coordinate conversion process is performed by mapping, as the adaptation conversion algorithm, white coordinate points of the color expression area of the first device mapped to the common color space to the common color space. The white coordinate point of the second device color expression area is matched with the white coordinate point, and the black coordinate point of the first device color expression area mapped to the common color space is mapped to the common color space. The color conversion definition creating program according to claim 16, wherein the coordinate point is converted using an adaptive conversion algorithm for converting the second device color expression area so as to match the black coordinate point. Storage medium.
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