JP4042124B2

JP4042124B2 - Inkjet recording material

Info

Publication number: JP4042124B2
Application number: JP01765998A
Authority: JP
Inventors: 子正一郎金; 篤長谷川; 平勉大
Original assignee: Hokuetsu Paper Mills Ltd
Current assignee: Hokuetsu Paper Mills Ltd
Priority date: 1998-01-14
Filing date: 1998-01-14
Publication date: 2008-02-06
Anticipated expiration: 2018-01-14
Also published as: JPH11198521A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット方式によるカラー画像の鮮明性に優れた被記録材料に関する。
【０００２】
【従来の技術】
インクジェット記録方式は記録装置を比較的小型にできること、装置の保守が容易であること、騒音が少ない等の理由により近年、各種プリンター、ファクシミリなどへの利用が急速に進んでいる。特にカラー画像が得られるという特徴を生かして、鮮明性の優れた高品質のカラー画像の実現を目指して、インクジェット被記録材料の開発が精力的に行われている。
【０００３】
インクジェットカラー画像の鮮明性を向上させる為に、被記録材料の面から、従来行われている主たる改善目標は、
（１）インクジェットノズルから噴射されるインク滴を素早く吸収し、含まれている色素を表面近くで定着させること。
（２）色素によるドットが真円状で小さくかつ均一な大きさであること。
（３）シアン、マゼンタ、イェロー、ブラックのインク滴が同一部に重ねて打ち込まれても十分な吸収力を保持していること。
等である。
【０００４】
これらの改善目標は主としてインク受容層のインク受容特性の改善を目指したもので、これまで多くの提案がなされているがこれまで満足できる技術は得られていない。一方、画像の鮮明性を改善する手段は上記にとどまらず記録材料の光学的特性の改善もその一手段である。例えば、特許第２０６６０７２号公報には、基材の不透明度を９０％以上、インク受容層は水または、多価アルコールに親和性のある樹脂を含み不透明度を４０．２％以下にする方法が提案されている。しかし、この方法では、不透明度の低い基材、例えば坪量の低い紙、或いは透明度の高いフィルムなどの基材を選定することができない欠点があり、光学特性の面からもいまだ問題は解決していない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは坪量の低い紙、或いは透明度の高いフィルムなどのＪＩＳ−Ｐ−８１３８により測定した不透明度が９０．４％より低い基材を選定するにも拘わらず、インク受容層の色調の冴えを保持することが出来るといった記録材料の光学的特性の改善を図ることによりインクジェット方式によるカラー画像の鮮明性に優れた被記録材料を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明はインクジェット画像の鮮明性を向上させる為に、下記の手段を見出した。即ち、本発明は基材上にインク受容層を設けたインクジェット被記録材料において、
該基材はＪＩＳ−Ｐ−８１３８により測定した不透明度が９０．４％より低い基材であって、前記基材とインク受容層の間及び前記基材の裏面、または前記基材とインク受容層の間か、もしくは前記基材の裏面の何れか一方に顔料及び結着剤を主成分とする塗工層をもうけ、ＪＩＳ−Ｚ−８７３０のハンター表色式によるインク受容面の色調がＬ（明度指数）＝９０．１以上、ａ（知覚色度指数）＝−３．９８〜４．４４、ｂ（知覚色度指数）＝−４．７８〜４．９３であり、ＪＩＳ−Ｐ−８１３８による被記録材料全体の不透明度が９０．４％以上であり、且つインク受容層が樹脂または、樹脂と顔料を主成分とし該顔料の屈折率が１．４６〜１．６２であるインクジェット被記録材料である。
【０００７】
インクジェット被記録材料のインク受容面の色調は、受容層を構成する材料によるとともに、視感的に好ましい感じを与える為、あるいはその他の目的で意識的に着色剤をインク受容層に配合することが一般的であるが、本発明では、種々検討した結果、インク受容面の色調がインクジェット画像の鮮明性に影響を与える事を見出し、該色調を一定領域内に納める事により、色調の冴えを保持できることを見出した。即ち前記不透明度が９０．４％より低い基材上にインク受容層を設けたインクジェット被記録材料において、ＪＩＳ−Ｚ−８７３０のハンター表色式によるインク受容面の色調がＬ（明度指数）＝９０．１以上、ａ（知覚色度指数）＝−３．９８〜４．４４、ｂ（知覚色度指数）＝−４．７８〜４．９３に納めることにより色調の冴えを保持することが出来、この範囲外の色調では、色調の冴えが損われる事が明らかになった。
【０００８】
また被記録材料の不透明度を高くすることにより、インクジェット画像の鮮明性に良い影響を与える事は、既に知られているが、従来技術では、基材として不透明度の高いものを使用する事によりその目的を達していた。本発明では、種々検討の結果、前記不透明度が９０．４％より低い基材の片面または両面に顔料および結着剤を主成分とする塗工層を設ける事により被記録材料全体の不透明度を９０．４％以上にすることで、インクジェット画像の色調の鮮明性を向上出来る事を見出した。この理由は記録材料の裏面からの光の透過を最小限に抑える事ができ、所謂裏写りが少なくなるためと思われる。
【０００９】
更に本発明ではインク受容層の材料についても検討を加え、該受容層を樹脂または樹脂と顔料を主成分とし、屈折率が１．４６〜１．６２の範囲内にある顔料を使用することにより、インクジェット画像の鮮明性が向上することを見出した。この理由については未だ明らかではないが、インクジェット受容層に用いられる樹脂の屈折率は１．５前後であり、樹脂のみが主成分の場合は屈折率が似通っている為に光の散乱が少ないことが関係していると思われる。また、樹脂とともに顔料を主成分とする場合にも顔料の屈折率が１．４６〜１．６２の範囲にあれば、樹脂の屈折率とほぼ同一であり、受容層内の光の散乱は少ないと思われる。
【００１０】
本発明に用いる前記不透明度が９０．４％より低い基材としては、紙、フィルムなどが一般的であるが特にそれに制約されるものではない。厚さもプリント装置の走行上支障の無い限り自由である。前記基材の前記不透明度は９０．４％より低いものでも、基材とインク受容層との間又は基材の裏面に、顔料と結着剤を主成分とする層をつくる（以下これらをそれぞれ、中間層、バック層と称する）、或は中間層、バック層の両方をもうけて被記録材料の不透明度を９０．４％以上にする事が可能であるため、坪量の低い紙や透明性の高いフィルムも本発明の基材に使用が可能である。
【００１１】
本発明の中間層は、（１）不透明度のコントロールの為、（２）前記不透明度が９０．４％より低い基材表面がインク受容層との接着性がよくない場合、中間に存在させ接着性を向上させる為、（３）前記不透明度が９０．４％より低い基材表面の凹凸が大きい場合、均一なインク受容層を造る為に中間層を設けて表面を平坦にする為、などの目的で形成させるが、特に（１）の必要がある場合は必須の要素となる。用いる材料としては、顔料としては、酸化チタン、リトポン、亜鉛華、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、カオリン、ケイ酸アルミニウム、合成シリカ、ホワイトカーボン、中空又は密実の有機顔料などが用いられる。特に不透明度が要求される場合は、酸化チタン、リトポン、亜鉛華、硫酸バリウムなどが有効である。また、結着剤としては、ポリビニルアルコール、デンプン、カゼイン、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン酢酸ビニル、ＳＢＲラテックス、ＭＢＲラテックス、ポリアクリル酸エステル、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等が用いられる。前記不透明度が９０．４％より低い基材とインク受容層との接着性を良くする目的では、例えば基材がポリエステル樹脂でインク受容層がポリビニルアルコールなどの親水性樹脂層の場合、中間層の接着剤には水分散性のポリエステル樹脂が用いられる。
【００１２】
本発明のバック層は、（１）不透明度のコントロールの為、（２）カールをコントロールする為、（３）摩擦係数などの走行性をコントロールする為、等を目的として設ける。バック層に用いる材料は、中間層に使われる材料として挙げた各種材料と同じ物が使われるが、カール調整などの目的に限られる場合は、有機高分子物質が主体となる場合もある。また、摩擦係数を減らす必要がある場合には、ワックス類、界面活性剤、ステアリン酸カルシウムなどの滑剤も併用される。
【００１３】
本発明のインク受容層中に含まれる顔料としては、コロイダルシリカ、アルミナゾル、微粉シリカ、ホワイトカーボン、炭酸カルシウム、カオリン、焼成カオリン、タルク、微粉セルロース、珪酸アルミニウム、珪酸アルミニウムナトリウムなど屈折率が１．４６〜１．６２の範囲にある顔料が用いられる。一方、樹脂としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、デンプン、カゼイン、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン酢酸ビニル、ポリウレタン、ＳＢＲラテックス、ＭＢＲラテックス、ポリアクリル酸エステル、ポリエステル等が用いられる。インク受容面の光沢を上げたい際には、これらの樹脂を主体とする場合もある。また、インク滴中の色素を定着するための有機カチオン物質、走行性を良くする為の滑剤、色調をコントロールする為の着色剤、蛍光染顔料などが併用される。これら、中間層、バック層、インク受容層を前記不透明度が９０．４％より低い基材上に形成する手段としては、材料を液体中に溶解または分散し、コーターにより前記基材上に塗布乾燥することにより達成される。
【００１４】
【実施例】
実施例１
Ａ液
二酸化チタン分散液（固形分７０％）３２．７ｇ
（御国色素製、ＧＰホワイト＃１０１コンク）
ポリエステル分散液（固形分３４％）６７．３ｇ
（東洋紡績製、バイロナールＭＤ−１２００）
Ｂ１液シリカ水分散液（固形分２３％）４１．７ｇ
（水沢化学工業製、ミズカシルＰ７８Ａ）
ポリビニルアルコール水溶液（固形分７．８％）２４．６ｇ
（クラレ製、ＰＶＡ２３５）
水３３．７ｇ
注ミズカシルＰ７８Ａの屈折率は１．４６
上質紙（６８ｇ／ｍ² 、白色度８２．３％、不透明度８１．７％）の一方の面にＡ液を塗工量３０ｇ／ｍ² （固形分）となるよう塗工後乾燥する。更に反対面にＢ１液を固形分で７ｇ／ｍ² となるように塗工後乾燥し、Ｂ１液塗工面をインク受容面とするインクジェット被記録材料を得た。
【００１５】
実施例２
上質紙（４５ｇ／ｍ² 、白色度８１．０％、不透明度６９．３％）の両面に実施例１のＡ液をそれぞれ塗工量３０ｇ／ｍ² （固形分）となるように塗工後乾燥した。次にその一方の面に実施例１のＢ１液を７ｇ／ｍ² となるよう塗工後乾燥し、Ｂ１液塗工面をインク受容面とするインクジェット被記録材料を得た。
【００１６】
実施例３
実施例１において、Ｂ１液の代りに下記処方のＢ２液を用いた他は実施例１と同様な方法でインクジェット被記録材料を得た。
Ｂ２液
シリカ水分散液（固形分２３％）２０．８ｇ
（水沢化学工業製、ミズカシルＰ７８Ａ）
焼成クレイ水分散液（固形分４０％）１１．９ｇ
（エンゲルハード製、アンシレックス９３）
ポリビニルアルコール水溶液（固形分７．８％）２４．６ｇ
（クラレ製、ＰＶＡ２３５）
水４２．７ｇ
注：焼成クレイの屈折率は１．６２
【００１７】
実施例４
実施例１において、上質紙の代りに乳白色ポリエステルフィルム（厚さ５０μｍ、白色度８１．５％、不透明度８３．２％）を用いた他は同様の方法でインクジェット被記録材料を作成した。
【００１８】
実施例５
実施例３において、Ｂ１液の代りに下記処方のＢ３液を用いる他は実施例４と同様な方法でインクジェット被記録材料を得た。
Ｂ３液
シリカ水分散液（固形分２３％）４１．７ｇ
（水沢化学工業製、ミズカシルＰ７８Ａ）
ポリビニルアルコール水溶液（固形分７．８％）２４．６ｇ
（クラレ製、ＰＶＡ２３５）
色素液（０．３４％）１６．９ｇ
水１６．８ｇ
注：色素液はＳＰレッドＦＢＴ（御国色素製）を３．４ｇ採取し水で１０００ｍｌに希釈した液
【００１９】
実施例６
実施例５において、Ｂ３液の色素液としてＳＰレッドＦＢＴの代りにＳＰグリーンＧを用いた他は、実施例５と同様な方法でインクジェット被記録材料を得た。
【００２０】
実施例７
実施例５において、Ｂ３液の色素液としてＳＰレッドＦＢＴの代りにＳＰブルーＨＢを用いた他は、実施例５と同様な方法でインクジェット被記録材料を得た。
【００２１】
実施例８
実施例５において、Ｂ３液の代りに下記Ｂ４液を用いた他は、同様な方法でインクジェット被記録材料を得た。
Ｂ４液
シリカ水分散液（固形分２３％）４１．７ｇ
（水沢化学工業製、ミズカシルＰ７８Ａ）
ポリビニルアルコール水溶液（固形分７．８％）２４．６ｇ
（クラレ製、ＰＶＡ２３５）
色素液（０．３４％）４．２ｇ
水２９．５ｇ
注：色素液はＳＰエローＲ（御国色素製）３．４ｇを水で１０００ｍｌに希釈した液
【００２２】
実施例９
実施例３において、Ｂ１液の代りにＰＶＡ２３５（クラレ製）の７．８％液を用いた他は、実施例３と同様な方法でインクジェット被記録材料を得た。
【００２３】
比較例１
上質紙（６８ｇ／ｍ² 、白色度８２．３％、不透明度８１．７％）の片面に実施例１のＢ１液を塗工量７ｇ／ｍ² （固形分）となるように塗工後乾燥し、Ｂ１液塗工面をインク受容面とするインクジェット被記録材料を得た。
【００２４】
比較例２
上質紙（６８ｇ／ｍ² 、白色度８２．３％、不透明度８１．７％）の一方の面に実施例１のＡ液を塗工量３０ｇ／ｍ² （固形分）となるように塗工後乾燥し、更に反対面に下記Ｂ５液を塗工量７ｇ／ｍ² （固形分）となるように塗工後乾燥し、Ｂ５液塗工面をインク受容面とするインクジェット被記録材料を得た。
Ｂ５液
シリカ水分散液（固形分２３％）２０．９ｇ
（水沢化学工業製、ミズカシルＰ７８Ａ）
二酸化チタン分散液（７０％）６．８ｇ
（御国色素製、ＧＰホワイト＃１０１コンク）
ポリビニルアルコール水溶液（固形分７．８％）２４．５ｇ
（クラレ製、ＰＶＡ２３５）
水４７．８ｇ
【００２５】
比較例３
実施例５において、Ｂ３液の代りに、下記処方のＢ６液を用いる他は実施例５と同様な方法でインクジェット被記録材料を得た。
Ｂ６液
シリカ水分散液（固形分２３％）４１．７ｇ
（水沢化学工業製、ミズカシルＰ７８Ａ）
ポリビニルアルコール水溶液（固形分７．８％）２４．６ｇ
（クラレ製、ＰＶＡ２３５）
色素液（０．３４％）３３．７ｇ
注：色素液（０．３４％）はＳＰレッドＦＢＴ（御国色素製）３．４ｇを水で１０００ｍｌに希釈した液
【００２６】
比較例４
比較例３において、Ｂ６液にＳＰレッドＦＢＴを用いる代りにＳＰグリーンＧを用いた他は比較例３と同様な方法でインクジェット被記録材料を得た。
【００２７】
比較例５
比較例３において、Ｂ６液にＳＰレッドＦＢＴを用いる代りにＳＰブルーＨＢを用いた他は比較例３と同様な方法でインクジェット被記録材料を得た。
【００２８】
比較例６
比較例３において、Ｂ６液を用いる代りに、下記処方のＢ７液を用いる他は比較例３と同様な方法でインクジェット被記録材料を得た。
Ｂ７液
シリカ水分散液（固形分２３％）４１．７ｇ
（水沢化学工業製、ミズカシルＰ７８Ａ）
ポリビニルアルコール水溶液（固形分７．８％）２４．６ｇ
（クラレ製、ＰＶＡ２３５）
色素液（０．３４％）８．４ｇ
水２５．３ｇ
注：色素液（０．３４％）はＳＰエローＲ（御国色素製）３．４ｇを水で１０００ｍｌに希釈した液
【００２９】
【表１】

【００３０】
［評価方法］
１．サンプルの不透明度の測定：ＪＩＳ−Ｐ−８１３８により測定した。
２．インクジェットプリンタによるカラー画像の作成：ワープロソフトＷＯＲＤ９５の描画オブジェクトにより面積率５０％で赤色、緑色、青色、黄色のベタ画像パターンを作り、そのパターンをインクジェットカラープリンター（エプソン製、ＰＭ−７００Ｃ）でサンプルにプリントした。
【００３１】
３．プリントパターンの色調の測定：色差計（日本電色工業製、Ｚ−１００１ＤＰ型）で測定し、Ｌ、ａ、ｂ（ＪＩＳ−Ｚ−８７３０，ハンター表色式による）で表現した。尚、測色の際、白色セラミック板（Ｌ＝９６．４、ａ＝−０．１２，ｂ＝０．４７）を当て板に用いた。
【００３２】
４．“裏写りの度合い”を次式で計算した値で評価した。
裏写りの度合い＝（Ｌ−Ｌ´）² ＋（ａ−ａ´）² ＋（ｂ−ｂ´）²
この値が小さい程裏写りの度合いが少ない。
注：Ｌ，ａ，ｂは色差計によるサンプルの色調の測定に於いて、サンプルの裏当て板に白色セラミック板（Ｌ＝９６．６４、ａ＝−０．１２，ｂ＝０．４７）を用いた時の値を示し、またＬ´，ａ´，ｂ´は裏当て板に黒色セラミック板（Ｌ＝７．１８、ａ＝−０．７４，ｂ＝０．１４）を用いた時の値を示す。
【００３３】
５．“色調の冴え”は次式で計算した値で評価した。
色調の冴え＝ａ² ＋ｂ²
この値が大きいほど色調の冴えが優れている。
【００３４】
［評価結果］
各実施例および比較例の特性値を表１に示す。
Ａ．実施例１〜９により作成したインクジェット被記録材料について
何れも、不透明度９０．４％以上で、白紙の色調はＬ値９０．１以上、ａ値−３．９８〜４．４４、またｂ値は−４．７８〜４．９３であった。赤、緑、青、黄の印字部色調は何れもＬ値が低く濃い色調を示し、“裏写りの度合い”は小さい値で裏側からの影響が少なく、“色調の冴え”は高く、冴えた色調となっており鮮明性にすぐれた色調を示した。
【００３５】
Ｂ．比較例１について
白紙不透明度が８５．８％と実施例に比べ低く、赤、緑、青、黄色発色部の“裏写りの度合い”が実施例に比べ大きい。
【００３６】
Ｃ．比較例２について
インク受容層に屈折率２．５５の酸化チタンを含み、赤、緑、青、黄色発色部のＬ値は何れも、大きな値をとり、色濃度が薄いことを示している。また、“色調の冴え”は実施例に比べ小さい値であり、ぼけた色合いになっている。
【００３７】
Ｄ．比較例３について
地色色調を赤みを強くした為にＬ値が９０以下であり、かつａ値が８．６８と高い。発色部の色調は、実施例に比べ緑、黄色の“色調の冴え”が低く、それらはくすんだ色合になっている。
【００３８】
Ｅ．比較例４について
地色色調は緑みを強くした為にＬ値が９０以下であり、かつａ値が−９．６２と低い。発色部の色調は、実施例に比べ赤、青色の“色調の冴え”が低く、それらはくすんだ色合になっている。
【００３９】
Ｆ．比較例５について
地色色調は青みを強くした為にＬ値が９０以下であり、かつｂ値が−９．４６と低い。発色部の色調は、赤、黄色の“色調の冴え”が低く、それらはくすんだ色合になっている。
【００４０】
Ｇ．比較例６について
地色色調を黄みを強くした為にｂ値が６．４６と高い。発色部の色調は、青
色の“色調の冴え”が低く、くすんだ色合になっている。
【００４１】
【発明の効果】
本発明は上記の説明から判るように、坪量の低い紙、或いは透明度の高いフィルムなどの前記不透明度が９０．４％より低い基材の選定が可能となり、赤、緑、青、黄色の印字部色調は何れもＬ値が低く、濃い色調を示し、“裏写りの度合い”は小さい値で裏側からの影響が少なく、“色調の冴え”は高く、冴えた色調を得ることができるといったインクジェット方式によるカラー画像の鮮明性に優れた被記録材料を得ることができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a recording material excellent in sharpness of a color image by an ink jet method.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the inkjet recording method has been rapidly used for various printers, facsimiles, and the like because the recording apparatus can be made relatively small, the apparatus can be easily maintained, and the noise is low. In particular, taking advantage of the feature that a color image can be obtained, an inkjet recording material has been vigorously developed with the aim of realizing a high-quality color image with excellent sharpness.
[0003]
In order to improve the sharpness of inkjet color images, the main improvement targets that have been performed in the past from the aspect of recording materials are:
(1) To quickly absorb ink droplets ejected from an ink jet nozzle and fix the contained pigment near the surface.
(2) The dots formed by the dye are round and small and have a uniform size.
(3) Sufficient absorption is maintained even when cyan, magenta, yellow, and black ink droplets are stacked on the same portion.
Etc.
[0004]
These improvement targets are mainly aimed at improving the ink receiving characteristics of the ink receiving layer, and many proposals have been made so far, but no satisfactory technology has been obtained so far. On the other hand, the means for improving the sharpness of the image is not limited to the above, and the improvement of the optical characteristics of the recording material is one of the means. For example, Japanese Patent No. 2066072 discloses a method in which the opacity of the substrate is 90% or more, the ink receiving layer contains water or a resin having an affinity for polyhydric alcohol, and the opacity is 40.2% or less. Proposed. However, this method has a drawback that it is not possible to select a substrate with low opacity, for example, paper with low basis weight, or a film with high transparency, and the problem is still solved in terms of optical properties. Not.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above points, and its object is that the opacity measured by JIS-P-8138, such as low basis weight paper or highly transparent film, is lower than 90.4%. Recording material with excellent color image sharpness by inkjet method by improving the optical properties of the recording material such that the color tone of the ink receiving layer can be maintained despite the selection of the substrate. Is to provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has found the following means in order to improve the sharpness of an inkjet image. That is, the present invention relates to an inkjet recording material in which an ink receiving layer is provided on a substrate.
The substrate is a lower substrate than opacity 90.4% as measured by JIS-P-8138, the back surface between the substrate and the ink receiving layer and the substrate or the substrate and the ink receiving, or between the layers, or providing an coating layer mainly composed of pigment and a binder on one of the back surface of the substrate, the color tone of the ink receiving surface by the Hunter color type JIS-Z-8730 is L (Lightness index) = 90.1 or more, a (perceptual chromaticity index) = − 3.98 to 4.44 , b (perceptual chromaticity index) = − 4.78 to 4.93, JIS-P− 8138, the opacity of the entire recording material according to 8138 is 90.4% or more, and the ink receiving layer is a resin or a resin and a pigment as a main component, and the refractive index of the pigment is 1.46 to 1.62. Recording material.
[0007]
The color tone of the ink receiving surface of the ink jet recording material depends on the material constituting the receiving layer, and a colorant may be added to the ink receiving layer consciously to give a favorable visual feeling or for other purposes. In general, in the present invention, as a result of various studies, it has been found that the color tone of the ink receiving surface affects the sharpness of the inkjet image, and the color tone is maintained within a certain region, thereby maintaining the color tone. I found out that I can do it. That the opacity in the ink jet recording material provided with an ink receiving layer on the lower substrate 90.4%, the color tone of the ink receiving surface by the Hunter color type JIS-Z-8730 L (lightness index) = 90.1 or more, a (perceptual chromaticity index) = − 3.98 to 4.44 , b (perceptual chromaticity index) = − 4.78 to 4.93 can be used to maintain the color tone. It was clarified that the tone of the color tone is impaired when the color tone is out of this range.
[0008]
In addition, it is already known that increasing the opacity of the recording material has a good effect on the sharpness of the inkjet image, but in the prior art, by using a material with high opacity as the base material. The purpose was reached. In the present invention, various studies results, the opacity receiving material overall opacity by providing a coating layer mainly composed of a pigment and a binder on one side or both sides of a lower base than 90.4% It was found that by setting the ratio to 90.4% or more, the sharpness of the color tone of the inkjet image can be improved. This is considered to be because light transmission from the back surface of the recording material can be minimized and so-called show-through is reduced.
[0009]
Furthermore, in the present invention, the material of the ink receiving layer is also examined, and the receiving layer is made of a resin or a resin and a pigment as main components and a pigment having a refractive index in the range of 1.46 to 1.62. The present inventors have found that the clarity of inkjet images is improved. Although the reason for this is not yet clear, the refractive index of the resin used in the inkjet receiving layer is around 1.5, and when only the resin is the main component, the refractive index is similar, so light scattering is small. Seems to be related. Also, when the pigment is the main component together with the resin, if the refractive index of the pigment is in the range of 1.46 to 1.62, it is almost the same as the refractive index of the resin, and light scattering in the receiving layer is small. I think that the.
[0010]
As the opacity is lower base than 90.4% for use in the present invention, paper, although such films are generally not subject to any particular limitation thereto. The thickness is also free as long as there is no problem in running the printing apparatus. Wherein the substrate be one opacity is less than 90.4%, on the back side of or between the substrate between the substrate and the ink-receiving layer, making a layer mainly composed of pigment and a binder (hereinafter these It is possible to increase the opacity of the recording material by 90.4% or more by providing both the intermediate layer and the back layer, respectively. A highly transparent film can also be used for the substrate of the present invention.
[0011]
The intermediate layer of the present invention is (1) for controlling the opacity. (2) When the substrate surface having the opacity lower than 90.4% is not good in adhesion to the ink receiving layer, it is present in the middle. for improving the adhesion, (3) when unevenness of the opacity lower substrate surface than 90.4% is large, in order to flatten the surface of the intermediate layer is provided in order to produce a uniform ink-receiving layer, However, it is an essential element when (1) is necessary. Examples of the pigment used include titanium oxide, lithopone, zinc white, barium sulfate, calcium sulfate, calcium carbonate, calcium sulfate, kaolin, aluminum silicate, synthetic silica, white carbon, hollow or solid organic pigment, etc. Used. Particularly when opacity is required, titanium oxide, lithopone, zinc white, barium sulfate and the like are effective. As the binder, polyvinyl alcohol, starch, casein, polyvinyl acetate, polyethylene vinyl acetate, SBR latex, MBR latex, polyacrylic acid ester, polyester, polyvinyl chloride, polyvinylidene chloride and the like are used. Wherein the opacity to improve the adhesion between the lower substrate and the ink receiving layer than 90.4% interest, for example when the substrate is an ink receiving layer in polyester resin is a hydrophilic resin layer such as polyvinyl alcohol, the intermediate layer A water-dispersible polyester resin is used for the adhesive.
[0012]
The back layer of the present invention is provided for the purpose of (1) control of opacity, (2) control of curl, (3) control of running properties such as friction coefficient, and the like. As the material used for the back layer, the same materials as the materials used for the intermediate layer are used. However, when the purpose is limited to curl adjustment, an organic polymer substance may be mainly used. Moreover, when it is necessary to reduce a friction coefficient, lubricants, such as waxes, surfactant, and a calcium stearate, are used together.
[0013]
Examples of the pigment contained in the ink receiving layer of the present invention include colloidal silica, alumina sol, finely divided silica, white carbon, calcium carbonate, kaolin, calcined kaolin, talc, finely divided cellulose, aluminum silicate, and sodium aluminum silicate. Pigments in the range of 46 to 1.62 are used. On the other hand, as the resin, polyvinyl alcohol, polyvinyl pyrrolidone, starch, casein, polyvinyl acetate, polyethylene vinyl acetate, polyurethane, SBR latex, MBR latex, polyacrylate ester, polyester, or the like is used. When it is desired to increase the gloss of the ink receiving surface, these resins may be mainly used. In addition, an organic cationic substance for fixing the coloring matter in the ink droplet, a lubricant for improving the running property, a colorant for controlling the color tone, a fluorescent dye and pigment, etc. are used in combination. These intermediate layers, backing layer, as a means for the opacity of the ink-receiving layer is formed on the lower substrate 90.4%, the material is dissolved or dispersed in a liquid, applied onto the substrate by the coater This is achieved by drying.
[0014]
【Example】
Example 1
Liquid A titanium dioxide dispersion (solid content 70%) 32.7g
(Gokukoku Dye, GP White # 101 Conch)
Polyester dispersion (solid content 34%) 67.3g
(Toyobo, Bironal MD-1200)
B1 liquid silica aqueous dispersion (solid content 23%) 41.7g
(Mizukasil P78A, manufactured by Mizusawa Chemical)
Polyvinyl alcohol aqueous solution (solid content 7.8%) 24.6 g
(Kuraray, PVA235)
33.7g of water
Note: The refractive index of Mizukasil P78A is 1.46.
The liquid A is applied to one surface of high-quality paper (68 g / m ² , whiteness 82.3 % , opacity 81.7 % ) so that the coating amount is 30 g / m ² (solid content) and then dried. Further, the B1 liquid was coated on the opposite surface so as to have a solid content of 7 g / m ² and then dried to obtain an ink jet recording material having the B1 liquid coated surface as an ink receiving surface.
[0015]
Example 2
Apply the liquid A of Example 1 on both sides of high-quality paper (45 g / m ² , whiteness 81.0 % , opacity 69.3 % ) to a coating amount of 30 g / m ² (solid content). After drying. Next, the B1 liquid of Example 1 was applied to one surface thereof so as to be 7 g / m ² and then dried to obtain an ink jet recording material having the B1 liquid coated surface as an ink receiving surface.
[0016]
Example 3
In Example 1, an inkjet recording material was obtained in the same manner as in Example 1 except that the B2 liquid having the following formulation was used instead of the B1 liquid.
B2 liquid silica aqueous dispersion (solid content 23%) 20.8g
(Mizukasil P78A, manufactured by Mizusawa Chemical)
11.9 g of calcined clay water dispersion (solid content 40%)
(Engelhard, Ancilex 93)
Polyvinyl alcohol aqueous solution (solid content 7.8%) 24.6 g
(Kuraray, PVA235)
42.7g of water
Note: Refractive index of fired clay is 1.62.
[0017]
Example 4
An ink jet recording material was prepared in the same manner as in Example 1 except that a milky white polyester film (thickness 50 μm, whiteness 81.5 % , opacity 83.2 % ) was used instead of fine paper.
[0018]
Example 5
In Example 3, an inkjet recording material was obtained in the same manner as in Example 4 except that the B3 liquid having the following formulation was used instead of the B1 liquid.
B3 liquid silica aqueous dispersion (solid content 23%) 41.7g
(Mizukasil P78A, manufactured by Mizusawa Chemical)
Polyvinyl alcohol aqueous solution (solid content 7.8%) 24.6 g
(Kuraray, PVA235)
Dye solution (0.34%) 16.9g
16.8g of water
Note: For the dye solution, 3.4 g of SP Red FBT (manufactured by Gokoku Dye) was collected and diluted to 1000 ml with water.
Example 6
In Example 5, an inkjet recording material was obtained in the same manner as in Example 5 except that SP Green G was used in place of SP Red FBT as the B3 liquid dye solution.
[0020]
Example 7
In Example 5, an inkjet recording material was obtained in the same manner as in Example 5 except that SP blue HB was used instead of SP red FBT as the dye solution of the B3 liquid.
[0021]
Example 8
In Example 5, an inkjet recording material was obtained in the same manner except that the following B4 liquid was used instead of the B3 liquid.
B4 liquid silica aqueous dispersion (solid content 23%) 41.7g
(Mizukasil P78A, manufactured by Mizusawa Chemical)
Polyvinyl alcohol aqueous solution (solid content 7.8%) 24.6 g
(Kuraray, PVA235)
Dye solution (0.34%) 4.2g
29.5g of water
Note: The dye solution is a solution obtained by diluting 3.4 g of SP Yellow R (manufactured by Gokoku Dye) to 1000 ml with water.
Example 9
In Example 3, an inkjet recording material was obtained in the same manner as in Example 3 except that a 7.8% solution of PVA235 (manufactured by Kuraray) was used instead of the B1 solution.
[0023]
Comparative Example 1
After coating on one side of fine paper (68 g / m ² , whiteness 82.3 % , opacity 81.7 % ) so that the B1 liquid of Example 1 is applied to a coating amount of 7 g / m ² (solid content) This was dried to obtain an ink jet recording material having the B1 liquid coated surface as the ink receiving surface.
[0024]
Comparative Example 2
Apply the solution A of Example 1 on one surface of fine paper (68 g / m ² , whiteness 82.3 % , opacity 81.7 % ) to a coating amount of 30 g / m ² (solid content). After the process is dried, the following B5 liquid is coated on the opposite surface so that the coating amount is 7 g / m ² (solid content) and dried to obtain an ink jet recording material having the B5 liquid coated surface as the ink receiving surface. It was.
B5 liquid silica water dispersion (solid content 23%) 20.9g
(Mizukasil P78A, manufactured by Mizusawa Chemical)
Titanium dioxide dispersion (70%) 6.8g
(Gokukoku Dye, GP White # 101 Conch)
Polyvinyl alcohol aqueous solution (solid content 7.8%) 24.5 g
(Kuraray, PVA235)
47.8g of water
[0025]
Comparative Example 3
In Example 5, an inkjet recording material was obtained in the same manner as in Example 5 except that B6 liquid having the following formulation was used instead of B3 liquid.
B6 liquid silica aqueous dispersion (solid content 23%) 41.7g
(Mizukasil P78A, manufactured by Mizusawa Chemical)
Polyvinyl alcohol aqueous solution (solid content 7.8%) 24.6 g
(Kuraray, PVA235)
Dye solution (0.34%) 33.7 g
Note: The dye solution (0.34%) is a solution obtained by diluting 3.4 g of SP Red FBT (manufactured by Gokoku Dye) to 1000 ml with water.
Comparative Example 4
In Comparative Example 3, an inkjet recording material was obtained in the same manner as in Comparative Example 3, except that SP Green G was used instead of SP Red FBT for the B6 solution.
[0027]
Comparative Example 5
In Comparative Example 3, an inkjet recording material was obtained in the same manner as in Comparative Example 3, except that SP Blue HB was used instead of SP Red FBT for the B6 solution.
[0028]
Comparative Example 6
In Comparative Example 3, an inkjet recording material was obtained in the same manner as in Comparative Example 3, except that the B7 liquid having the following formulation was used instead of using the B6 liquid.
B7 liquid silica aqueous dispersion (solid content 23%) 41.7g
(Mizukasil P78A, manufactured by Mizusawa Chemical)
Polyvinyl alcohol aqueous solution (solid content 7.8%) 24.6 g
(Kuraray, PVA235)
Dye solution (0.34%) 8.4g
25.3g of water
Note: The dye solution (0.34%) is a solution obtained by diluting 3.4 g of SP Yellow R (manufactured by Gokoku Dye) to 1000 ml with water.
[Table 1]

[0030]
[Evaluation methods]
1. Measurement of opacity of sample: Measured according to JIS-P-8138.
2. Color image creation with an ink jet printer: A solid image pattern of red, green, blue and yellow is created with an area ratio of 50% using a drawing object of word processor software WORD95, and the pattern is sampled with an ink jet color printer (manufactured by Epson, PM-700C) Printed on.
[0031]
3. Measurement of color tone of print pattern: Measured with a color difference meter (manufactured by Nippon Denshoku Industries Co., Ltd., Z-1001DP type) and expressed as L, a, b (JIS-Z-8730, according to Hunter color system). In the color measurement, a white ceramic plate (L = 96.4, a = −0.12, b = 0.47) was used as the contact plate.
[0032]
4). The “degree of show-through” was evaluated by the value calculated by the following equation.
The degree of show-through ^{= (L-L') 2 +} (a-a') 2 + (b-b') 2
The smaller the value, the less the show-through.
Note: L, a, and b are white ceramic plates (L = 96.64, a = −0.12, b = 0.47) on the sample backing plate when measuring the color tone of the sample with a color difference meter. L ′, a ′, and b ′ are values when a black ceramic plate (L = 7.18, a = −0.74, b = 0.14) is used as the backing plate. Indicates the value.
[0033]
5. The “color tone” was evaluated by the value calculated by the following formula.
Color tone = a ² + b ²
The larger this value, the better the color tone.
[0034]
[Evaluation results]
Table 1 shows the characteristic values of the examples and comparative examples.
A. In each of the ink jet recording materials prepared in Examples 1 to 9, the opacity is 90.4% or more, and the color tone of the white paper is L value 90.1 or more, a value -3.98 to 4.44, and b value. Was -4.78 to 4.93. The red, green, blue and yellow print sections all have dark colors with low L values, the “degree of show-through” is small and has little influence from the back side, and the “color tone” is high and frightened. The color tone was excellent and the color tone was excellent.
[0035]
B. The comparative example 1 has a blank paper opacity of 85.8 % , which is lower than that of the example, and the “degree of show-through” of the red, green, blue, and yellow coloring portions is larger than that of the example.
[0036]
C. In Comparative Example 2, the ink receiving layer contains titanium oxide having a refractive index of 2.55, and the L values of the red, green, blue, and yellow color developing portions are all large, indicating that the color density is low. Further, the “color tone” is a smaller value than in the example, and the color tone is blurred.
[0037]
D. Since the ground color tone of Comparative Example 3 is made reddish, the L value is 90 or less and the a value is as high as 8.68. As for the color tone of the color development portion, the “color tone” of green and yellow is lower than in the example, and they are dull.
[0038]
E. In Comparative Example 4, the ground color tone is greenish, so the L value is 90 or less and the a value is as low as -9.62. As for the color tone of the color developing portion, the “color tone” of red and blue is lower than in the example, and they are dull.
[0039]
F. In Comparative Example 5, the ground color tone has a bluish tint so that the L value is 90 or less and the b value is as low as −9.46. The color tone of the color development part is low in “color tone” of red and yellow, and they are dull.
[0040]
G. In Comparative Example 6, the b value is as high as 6.46 because the ground color tone has increased yellowness. The color tone of the color-developing part is low in “color tone” of blue and has a dull hue.
[0041]
【The invention's effect】
The present invention, as seen from the above description, the basis weight of low paper, or the opacity of such high transparency film enables selection of a lower substrate 90.4%, red, green, blue, yellow The print section color tone has a low L value and shows a deep color tone, the “degree of show-through” is a small value and has little influence from the back side, the “color tone” is high, and a bright color tone can be obtained. It is possible to obtain a recording material excellent in sharpness of a color image by an ink jet method.

Claims

In the ink jet recording material provided with an ink receiving layer on a substrate, the substrate is a lower substrate than opacity 90.4% as measured by JIS-P-8138, the substrate and the ink receiving layer profit and between the rear surface of the base material, or between the substrate and the ink receiving layer, or a coating layer mainly composed of pigment and a binder on one of the back surface of the base material, JIS- The color tone of the ink receiving surface according to the Hunter color expression of Z-8730 is L (lightness index) = 90.1 or more, a (perceived chromaticity index) = − 3.98 to 4.44 , b (perceived chromaticity index) = -4.78 to 4.93, the opacity of the entire recording material according to JIS-P-8138 is 90.4% or more, and the ink receiving layer is mainly composed of resin or resin and pigment. The refractive index of the pigment is 1.46 to 1.62. Jet receiving material to.