JP4041647B2 - Shift lever support structure - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シフトレバーの支持構造に係り、詳しくは揺動可能なシフトレバーの支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、変速機を搭載した自動車にはシフトレバー装置を備えており、そのシフトレバー装置のシフトレバーを操作することにより変速機の変速位置を指定するようになっている。
【0003】
このような、シフトレバー装置として図12〜14に示すオートマチックのゲート式シフトレバー装置が挙げられる。このシフトレバー装置71は、ケース72と、シフトレバー73と、回動部材74とを備えている。
【0004】
前記ケース72の下端部において、セレクト方向両側壁には貫通孔75が形成され、その一対の貫通孔75にはシャフト76が嵌合支持されている。シャフト76はその頭部のフランジと、シャフト76の先端部に嵌合されたCリング77にてケース72に対する抜けが防止されている。前記シャフト76の外周には円パイプ状の回動部材74が外嵌され、同回動部材74はシフト方向への回動が可能とされている。前記回動部材74はケーブル取付部74aと、貫通孔74bを有するレバー本体支持部74cが設けられている。
【0005】
前記回動部材74にはシフトレバー73の基端部に設けられた二股状の把持部73aが外嵌されている。前記把持部73aに形成された両貫通孔73b、及び前記回動部材74の貫通孔74bにはピン79が挿通され、ピン79の先端部にはCリング80が嵌合されている。この結果、シフトレバー73は回動部材74に対してセレクト方向へ往復揺動自在にされている。なお、シフト方向とセレクト方向とは互いに直交している。前記ケーブル取付部74aには図示しない自動変速機にシフトレバー73の動作を伝達するケーブルTの一端部が連結されている。
【0006】
シフトレバー73の先端部にはロッド78が固定され、同ロッド78はケース72の上側面に透設されたジグザグ状のガイド孔82を介して上方に突設されている。回動部材74がシャフト76に対して回動可能とされていることでシフトレバー73はシフト方向への揺動が可能とされ、かつシフトレバー73が回動部材74に対してセレクト方向へ往復揺動自在にされていることでシフトレバー73はセレクト方向への揺動が可能とされている。この結果、ロッド78はガイド孔82内を移動可能とされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記シフトレバー装置71のシフトレバー73の支持構造では、回動部材74を介してシフトレバー73をシャフト76に支持させているため回動部材74の分だけ部品点数が多くなっていた。又、シャフト76はCリング77がないとケース72に対する抜け止めを量れずCリング77の分だけ部品点数が増えていた。
【0008】
従って、本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は部品点数を少なくできるシフトレバーの支持構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、シフトレバーの基端に連結された軸と、同軸の両端を回動自在に支持する支持部材とを備えたシフトレバーの支持構造において、前記支持部材には、一対の軸孔を設けて、前記軸の両端を回動自在に嵌合支持し、前記軸の周面には、軸心から外方へ突出する抜け止め部を一体に設け、前記支持部材において、前記抜け止め部と対応する部位には、軸の回転時に前記抜け止め部の軸心回り方向への回動を許容する回動許容孔を設け、同じく前記支持部材において、前記回動許容孔に隣接した部位には、軸の取付時に、前記抜け止め部の回動許容孔への移動が可能であり、かつ、抜け止め部を前記回動許容孔の位置まで挿通した状態から、前記軸の軸心回りの所定角度回転後は、抜け止め部に係合可能な周縁部を備えた挿通孔を設け、前記抜け止め部は、軸の端部周面において、互いに反対位置から外方へ張り出す板状に形成するとともに、軸の軸心と直交する長手方向の両端部は軸の軸心を中心とした同一円周上に位置する円弧状をなす一方、長手方向に対して直交する短手方向の両端間の幅は軸の直径と同寸法をなすように形成することにより断面形状を非円形状とし、前記挿通孔は、その断面形状が抜け止め部の断面形状と略同形状をなす非円形状としたことを要旨とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記抜け止め部は軸の一端側に設け、前記軸の他端には縮径軸部を形成し、同縮径軸部を一方の軸孔に回動自在に嵌入したことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記縮径軸部の先端部は、略円錐状をなしていることを要旨とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項において、前記シフトレバーは、軸が前記所定角度回転した状態で、取付けされていることを要旨とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項において、前記シフトレバーは、軸の軸心方向に沿って揺動自在に取着されていることを要旨とする。
(作用)
従って、請求項1に記載の発明においては、軸を支持部材に支持する際には、軸を支持部材の両軸孔に挿通し、かつ軸の抜け止め部を挿通孔を介して回動許容孔の位置まで挿通する。そして、軸をその軸心回りに所定角度回転させると、軸の抜け止め部は挿通孔に設けられた周縁部に係合し、軸は支持部材に対して抜けなくなる。又、一対の軸孔に軸が回動自在に嵌合支持されることによりシフトレバーは軸の軸心回り方向に揺動自在とされる。
【0013】
なお、非円形状の抜け止め部を非円形状の挿通孔を介して回動許容孔の位置まで挿通する際には、抜け止め部の断面形状が挿通孔の孔形状内に対応するようにしながら挿入する。その後、軸をその軸心回りに所定角度回転させて、抜け止め部の断面形状が挿通孔の孔形状と対応しないようにする。すると、軸は支持部材に対して抜けなくなる。
【0014】
請求項に記載の発明においては、請求項1に記載の作用に加えて、軸の他端側の縮径軸部は軸孔に嵌入される一方、軸の他端側の縮径軸部でない部分は嵌入されない。この結果、軸の他端側は軸孔に対する嵌入量が規制され、前記抜け止め部と協働して、軸の軸方向の移動が防止される。
請求項3に記載の発明においては、縮径軸部を軸孔に嵌入する際、縮径軸部の先端部が略円錐状に形成されていることにより、軸孔へ挿入しやすくなる。
【0015】
請求項4に記載の発明においては、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の作用に加えて、支持部材に対して抜けが防止された軸にシフトレバーが取り付けられる。
【0016】
請求項5に記載の発明においては、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の作用に加えて、シフトレバーは軸に対して軸の軸心方向に沿って揺動自在とされる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を自動車などに用いるオートマチック用のゲート式シフトレバー装置に具体化した第1実施形態を図1〜図8(b)に従って説明する。なお、本実施形態では、図3における下方向をX方向、右方向をY方向といい、X方向とY方向は互いに直交している。
【0018】
図1、図2に示すように図示しない車両のフロアにはシフトレバー装置11のケース12が載置固定されている。
前記ケース12において、Y・反Y方向側の両側壁の下端部には、一対の支持部材としての軸受片12a,12bが突出形成されている。前記両軸受片12a,12bには軸孔13,14がそれぞれ形成され、両軸孔13,14には軸としての支軸15が回動可能に嵌合支持されている。前記軸孔14は前記軸孔13よりも小径に形成されている。なお、前記軸孔13,14及び支軸15の詳しい説明は後述する。
【0019】
図4に示すように前記支軸15の長手方向中程には貫通孔16が形成され、その支軸15の長手方向中程にはシフトレバー17の基端に設けられた二股状の把持部17aが外嵌されている。図4に示すように、両把持部17aには貫通孔17bが形成され、前記把持部17aの貫通孔17b及び前記支軸15の貫通孔16にはピン18が挿通されている。前記ピン18の頭部にはフランジが、又、先端部にはCリング19が嵌合され、フランジ及びCリング19にてピン18の支軸15に対する抜けが防止されている。
【0020】
図1,2に示すように、前記シフトレバー17は支軸15のピン18に対して回動可能にされ、この結果、シフトレバー17はY・反Y方向(支軸15の軸心方向)に往復揺動自在とされている。又、軸受片12a,12bの軸孔13,14に対して支軸15が回動可能とされていることによって、シフトレバー17はX・反X方向(支軸15の軸心回り方向)に往復揺動自在とされている。
【0021】
図4に示すように、前記シフトレバー17の上部には略反X方向へ向かって突出する膨出部20が設けられている。前記膨出部20の先端部近傍には図示しないケーブルの一端部を取り付けるケーブル取付部21が固定されている。前記ケーブルの他端部は図示しない自動変速機に連結され、シフトレバー17の動作をケーブルを介して自動変速機に伝達するようにされている。又、膨出部20の長手方向中央近傍において、上方へ向けて開口する収納孔22が形成されている。前記収納孔22内には後述する節度面部28(図1参照)に当接する節度ピン23、及び節度ピン23を節度面部28に押圧付勢するコイルスプリング24が収納されている。
【0022】
図3に示すように、ケース12の上側壁にはジグザグ状のガイド孔25が透設され、そのガイド孔25の複数の屈曲部には、P位置、R位置、N位置、D位置、3位置、2位置、1位置がそれぞれX方向へ向けて順番に設けられている。図2,4に示すように、前記シフトレバー17の先端部にはロッド26が固定され、同ロッド26は前記ガイド孔25を介して上方に突出されている。前記ロッド26の上部にはノブ27が着脱可能に固定されている。
【0023】
そして、前記シフトレバー17のX・反X方向及びY・反Y方向への揺動により、ロッド26は前記ガイド孔25のP位置、R位置、N位置、D位置、3位置、2位置、1位置を選択的に移動可能とされている。
【0024】
図1に示すように、ケース12の上側壁下面には節度面部28が設けられ、同節度面部28は山部28a、谷部28bが交互に設けられている。なお、図1では節度面部28に形成されている全ての山部28a及び谷部28bは図示されていない。前記節度面部28には節度ピン23の先端が常に当接されている。
【0025】
前記ロッド26がP位置、R位置、N位置、D位置、3位置、2位置、1位置のうち何れか一つに位置した際に、節度ピン23は節度面部28の谷部28bに当接し、ロッド26は位置が確定される。そして、ロッド26が隣接する他の位置に移動する際には、節度ピン23がコイルスプリング24の付勢に抗して収納孔22内に一時的に収納されることで山部28aを乗り越え対応する他の谷部28bへと移り、ロッド26は位置が確定される。
【0026】
次に、前記軸孔13,14及び前記支軸15について詳しく説明する。
図4,7(a)〜8(b)に示すように、前記支軸15は抜け止め部としての頭部15a及び軸部15bを備えている。前記頭部15aは、支軸15の端部周面において、180度反対位置から外方に張出形成され、その長手方向(支軸15の軸心と直交する方向)両端部は支軸15の軸心を中心とした同一円周上に位置する円弧状に形成され、短手方向(前記長手方向に対して直交する方向)両端間の幅は軸部15bの直径と同寸法に形成されている。前記支軸15の軸部15bは直径が前記軸孔13の直径と略同径に形成され、軸孔13に嵌入可能とされている。前記軸部15bの先端部には軸部15bよりも径が小さい縮径軸部15cが形成され、同縮径軸部15cの先端は略円錐状をなしている。前記縮径軸部15cは直径が軸孔14の直径と略同径に形成され、軸孔14に嵌入可能とされている。
【0027】
図5(a),(b),(c)に示すように、軸受片12aにおいて、前記軸孔13中程からY方向側は、軸孔13より拡径された挿通孔13aが設けられている。前記挿通孔13aは断面形状が前記支軸15の頭部15aの断面形状と略同型状をなし、頭部15aが挿通できるように形成されている。前記軸孔13の挿通孔13aは長手方向両端部が略上下に位置するように形成されている。
【0028】
前記軸受片12aには下端部に開口する回動許容孔としての収納穴29が形成されている。同収納穴29は軸受片12aの下端部から上方に向けてX・反X方向の幅が同一となるように延設されている。又、同収納穴29は軸孔13及び挿通孔13aと連通されている。図5(a),(b)に示すように、収納穴29の内頂面は挿通孔13aの上端面より若干上方に位置されており、収納穴29のX・反X方向における両側壁面間の幅は、支軸15の頭部15aの長手方向の幅よりも長く形成されている。収納穴29のY・反Y方向における両側壁間の離間距離は、支軸15の頭部15aの厚みよりも若干長く形成されている。前記軸受片12aにおいて、挿通孔13aのX・反X側縁部は周縁部としての係止部13bとされている。
【0029】
図4,7,8に示すように、前記貫通孔16は頭部15aの長手方向に対して略平行になるように、かつ支軸15の軸部15bに対して直交するように形成されている。
【0030】
図2,8に示すように、支軸15は、軸孔13,14に挿通後、180度の倍数の角度とならない角度で回転して配置することにより、支軸15の頭部15aが係止部13bに係合可能な位置関係に配置されて収納穴29に収納されている。又、軸部15bの先端面は軸受片12bの内方側側面に当接されている。この結果、支軸15の軸部15bの先端面が軸受片12bの内方側側面に当接することで、支軸15の先端側の軸孔14に対する挿入量が規制されている。
【0031】
又、前記支軸15の頭部15aが係止部13bに係合され、かつ軸部15bの先端面が軸受片12bに係止することで、支軸15のケース12に対する抜けが防止されている。
【0032】
図6は挿通孔13aと支軸15の頭部15aとの関係を示す図である。一点鎖線S1はロッド26がP位置に位置した際のロッド26の中心軸を示し、二点鎖線B1はロッド26がP位置に位置した際、支軸15の頭部15aの位置を示している。一方、一点鎖線S2はロッド26が1位置に位置した際のロッド26の中心軸を示し、二点鎖線B2はロッド26が1位置に位置した際、支軸15の頭部15aの位置を示している。
【0033】
図6からもわかるように、ロッド26がP位置に位置した際には、二点鎖線B1で示す支軸15の頭部15aは挿通孔13aの開口縁と一致しないようにされており、その結果、頭部15aは収納穴29から離脱できないようになっている。同様に、ロッド26が1位置に位置した際には、二点鎖線B2で示す支軸15の頭部15aは挿通孔13aの開口縁と一致しないようにされており、その結果、頭部15aは収納穴29から離脱できないようになっている。即ち、ロッド26がP位置及び1位置に位置しても、支軸15はケース12に対する抜けが防止されるようになっている。
【0034】
なお、P位置及び1位置間はロッド26がX・反X方向へ移動する最大範囲となっているため、シフトレバー装置11に組み付けられた支軸15はケース12から外れることはない。
【0035】
次に、本実施形態の支軸15をケース12へ組み付ける方法をシフトレバー装置11の組み付け方法と共に説明する。
図4に示すように、シフトレバー17の収納孔22にコイルスプリング24及び節度ピン23を収納する。そして、図2に示すように、シフトレバー17に固定されたロッド26の先端部を、ケース12のガイド孔25に下方から挿入し、ロッド26の先端部にノブ27を固定する。
【0036】
さらに、図7(a),(b)に示すように、支軸15の頭部15aの長手方向両端部が上下に位置する状態で、支軸15の縮径軸部15cを軸孔13及びシフトレバー17の両把持部17a間(図7(a),(b)では図示しない)を介して軸孔14に嵌入する。この際、縮径軸部15cの先端部は略円錐状に形成されているため、軸孔13、両把持部17a間、及び軸孔14に挿入しやすくなっている。そして、支軸15の軸部15bの先端面を軸受片12bの内方側側面に当接させると、頭部15aは挿通孔13aを通過して収納穴29内に収納される。即ち、頭部15aは外部から収納穴29へ移動される。
【0037】
次に、図8(a),(b)に示すように、支軸15をその軸心回りに略90度回転させる。すると、支軸15の頭部15aが係止部13bに係合し、収納穴29から離脱できず、その結果、支軸15はケース12に対する抜けが防止される。そして、シフトレバー17の両貫通孔17b及び支軸15の貫通孔16にピン18を挿入し、そのピン18の先端部にCリング19を嵌合する。
【0038】
従って、本実施形態のシフトレバー装置11のシフトレバー17の支持構造によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態のシフトレバー装置11では、支軸15を軸受片12a,12bに嵌合支持する際には以下のようにする。支軸15の頭部15aを挿通孔13aを介して収納穴29に収納し、支軸15をその軸心回りに略90度回転させ、支軸15の頭部15aと係止部13bとを係合させる。そして、その状態の支軸15にピン18を介してシフトレバー17を取り付けた。この結果、支軸15の軸受片12a,12bに対する抜けが防止できる。従って、従来技術のシフトレバー装置71ように、支軸15をケース12に取り付ける際にCリングを必要とせず、又、回動部材74も必要としないため、シフトレバー装置71と比べて部品点数を少なく構成でき、かつ部品数の削減によりコストを抑えることができる。
【0039】
(2)本実施形態では、支軸15の頭部15aは長手方向両端部を支軸15の軸心を中心とした同一円周上に位置する円弧状に形成し、短手方向両端間の幅を軸部15bの直径と同寸法に形成した。又、挿通孔13aは断面形状が支軸15の頭部15aの断面形状と略同型状をなし、支軸15の頭部15aが挿通できるように形成した。即ち、頭部15a及び挿通孔13aを非円形状に形成した。従って、頭部15a及び挿通孔13aの両者の外形形状を対応させると頭部15aを挿通孔13aに挿通可能にでき、かつ頭部15a及び挿通孔13aの両者の外形形状を対応しないようにすると支軸15を挿通孔13aに挿通不能にすることができる。
【0040】
(3)本実施形態では、支軸15の軸部15bの先端部に軸部15bより径が小さい縮径軸部15cを設け、その縮径軸部15cを縮径軸部15cと略同径の軸孔14に嵌入した。そして、軸部15bの先端面を軸孔14が設けられている軸受片12bの内方側側面に当接させることにより、支軸15の軸孔14に対する位置決めを容易に行うことができる。
【0041】
(4)本実施形態のシフトレバー装置11では、シフトレバー17は支軸15のピン18に対して回動可能にされ、この結果、シフトレバー17はY・反Y方向に往復揺動自在とした。又、軸受片12a,12bの軸孔13,14に対して回動可能な支軸15によって、シフトレバー17はX・反X方向に往復揺動自在とした。従って、シフトレバー17はX・反X方向及びY・反Y方向への揺動自在にできる。
【0042】
(5)本実施形態の支軸15は、縮径軸部15cの先端が略円錐状に形成されている。従って、軸孔13、シフトレバー17の両把持部17a間、及び軸孔14に縮径軸部15cを挿入しやすい。
【0043】
(第2実施形態)
以下、オートマチック用のゲート式シフトレバー装置に具体化した第2実施形態を図9〜図11に従って説明する。なお、第2実施形態は、前記第1実施形態の軸孔13,14、挿通孔13a、及び支軸15のみを変更したものであり、前記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付して、その詳細な説明を省略し、異なるところのみを説明する。
【0044】
図9(a)〜(c)に示すように、軸受片12aにおける収納穴29の反Y方向側には断面円形状の挿通孔40が形成され、軸受片12bには前記挿通孔40と同径の断面円形状をなす軸孔41が形成されている。前記挿通孔40は軸孔に相当する。
【0045】
前記挿通孔40及び軸孔41には上下に一対の切欠溝40a,41aが形成されている。前記両切欠溝40aは挿通孔40の軸心を中心として互いに点対称位置に形成され、両切欠溝40aも軸孔41の軸心を中心として互いに点対称位置に形成されている。前記挿通孔40において、切欠溝40a以外の部分の縁部は周縁部としての係止部40bとされている。
【0046】
図10に示すように、軸としての支軸42は基端部に軸心から外方へ突出する抜け止め部としての係止突部42aが二つ形成されている。前記両係止突部42aは支軸42の軸心を中心として点対称位置に形成されている。支軸42の長手方向中程には貫通孔16が形成されている。前記支軸42は挿通孔40及び軸孔41に回動可能に嵌合支持され、支軸42の係止突部42aは収納穴29に収納されている。前記係止突部42aは係止部40bに当接係止され、支軸42のケース12に対する抜けが防止されている。
【0047】
次に、本実施形態の支軸42をケース12へ組み付ける方法を説明する。
支軸42の両係止突部42aが上下に位置する状態で、支軸42の係止突部42a側を軸孔41、シフトレバー17の両把持部17a間、及び挿通孔40を介して収納穴29に収納する。即ち、係止突部42aは内部から収納穴29へ移動する。
【0048】
次に、図11(a),(b)に示すように、支軸42をその軸心回りに略90度回転させると、係止突部42aは係止部40bに係合し、支軸42はケース12に対する抜けが防止される。
【0049】
従って、本実施形態のシフトレバー装置においても、前記第1実施形態のシフトレバー装置11のシフトレバー17の支持構造の(1)、(2)、(4)と同様の効果を奏する。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態は以下のような他の実施形態に変更して具体化してもよい。
【0050】
・前記第1実施形態では、支軸15の端部に頭部15aを設けていたが、頭部15aを設ける位置は端部で無くてもよい。又、このような変更を第2実施形態に具体化して採用してもよい。すなわち、支軸42の係止突部42aを支軸42の端部に設けない場合は、収納穴29のY方向側に挿通孔40と同様の挿通孔を設ける。
【0051】
・前記第1実施形態では、頭部15aと挿通孔13aの断面形状を略同形状になるようにしていた。しかし、頭部15aと挿通孔13aの断面形状は同形状でなくとも良い。即ち、頭部15a及び挿通孔13aの断面形状を非円形状する。そして、挿通孔13aに頭部15aが挿通可能で、かつ挿通孔13aに頭部15aを挿通後、頭部15aを支軸15の軸心回りに所定角度回転させると、頭部15aが挿通孔13aに対して挿通不能になればどんな断面形状でもよい。又、このような変更を第2実施形態に具体化して採用してもよい。
【0052】
・前記第1実施形態では、軸孔13,14、挿通孔13a、収納穴29、及び支軸15をオートマチック用のゲート式シフトレバー装置に具体化していた。これに限らず、前記軸孔13,14、挿通孔13a、収納穴29、及び支軸15を直線状のガイド孔を有するオートマチック用のシフトレバー装置、及びマニュアル用のシフトレバー装置に具体化して採用してもよい。又、このような変更を第2実施形態に具体化して採用してもよい。
【0053】
次に、上記各実施形態及び他の実施形態から把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの効果と共に以下に記載する。
(イ)前記支持部材において、挿通孔は回動許容孔の外方側に設けられ、軸の取付時に外部から回動許容孔へ前記抜け止め部が移動可能にされていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載のシフトレバーの支持構造。
【0054】
(ロ)前記支持部材において、挿通孔は回動許容孔の内方側に設けられ、軸の取付時に内部から回動許容孔へ前記抜け止め部が移動可能にされていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載のシフトレバーの支持構造。
【0055】
【発明の効果】
請求項1〜5に記載の発明によれば、軸を支持部材に嵌合支持した際に、軸のみでその軸の支持部材に対する抜け防止ができ、部品点数を削減できる。
【0056】
また、挿通孔と、抜け止め部の断面形状を非円形状にすることで、抜け止め部を挿通孔に挿通でき、かつ抜け止め部を挿通孔に挿通不可能にすることもできる。
【0057】
請求項に記載の発明によれば、軸の軸孔に対する位置決めを容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、縮径軸部を軸孔に嵌入する際、縮径軸部の先端部が略円錐状に形成されていることにより、縮径軸部を軸孔へ挿入しやすくすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、シフトレバーを軸に取り付ける際、容易に軸の支持部材に対する抜けを防止できる。
【0058】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項4に記載の効果を、軸の軸心回り方向へ揺動自在に、かつ、軸の軸心方向に沿って揺動自在にしたシフトレバーを備えたシフトレバー装置に対して実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態におけるシフトレバー装置の要部断面正面図。
【図2】 第1実施形態におけるシフトレバー装置の要部断面側面図。
【図3】 第1実施形態におけるシフトレバー装置の平面図。
【図4】 第1実施形態におけるシフトレバー及びロッドなどの分解斜視図。
【図5】 (a)は、第1実施形態における軸受片の正面図。(b)は、第1実施形態における軸受片の側面図。(c)は、第1実施形態における軸受片の底面図。
【図6】 第1実施形態における挿通孔と支軸の頭部との関係を示す説明図。
【図7】 (a)は、第1実施形態における軸受片の両軸孔に支軸を嵌合した際の正面図。(b)は、同じく軸受片の両軸孔に支軸を嵌合した際の部分断面側面図。
【図8】 (a)は、同じく軸受片の両軸孔に支軸を嵌合した際の正面図。(b)は、同じく軸受片の両軸孔に支軸を嵌合した際の部分断面側面図。
【図9】 (a)は、第2実施形態における軸受片の側面図。(b)は、図9(a)のA−A線矢視断面図。(c)は、図9(a)のB−B線矢視図。
【図10】 第2実施形態における支軸の斜視図。
【図11】 (a)は、第2実施形態における軸受片の両軸孔に支軸を嵌合した際の正面図。(b)は、同じくる軸受片の両軸孔に支軸を嵌合した際の部分断面側面図。
【図12】 従来技術におけるシフトレバー装置の斜視図。
【図13】 図12のC−C線矢視断面図。
【図14】 従来技術におけるシフトレバー及びロッドなどの斜視図。
【符号の説明】
12a,12b…支持部材としての軸受片、13,14,41…軸孔、
13a…挿通孔、13b,40b…周縁部としての係止部、
15,42…軸としての支軸、15a…抜け止め部としての頭部、
15c…縮径軸部、17…シフトレバー、29…回動許容孔としての収納穴、
40…軸孔にも相当する挿通孔、42a…抜け止め部としての係止突部。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a support structure for a shift lever, and more particularly to a support structure for a swingable shift lever.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a vehicle equipped with a transmission is provided with a shift lever device, and a shift position of the transmission is designated by operating the shift lever of the shift lever device.
[0003]
As such a shift lever device, an automatic gate type shift lever device shown in FIGS. The shift lever device 71 includes a case 72, a shift lever 73, and a rotating member 74.
[0004]
In the lower end portion of the case 72, through holes 75 are formed in both side walls in the select direction, and a shaft 76 is fitted and supported in the pair of through holes 75. The shaft 76 is prevented from coming off from the case 72 by a flange at its head and a C-ring 77 fitted to the tip of the shaft 76. A circular pipe-shaped rotation member 74 is fitted on the outer periphery of the shaft 76, and the rotation member 74 can be rotated in the shift direction. The rotating member 74 is provided with a cable attachment portion 74a and a lever body support portion 74c having a through hole 74b.
[0005]
A bifurcated gripping portion 73 a provided at the base end portion of the shift lever 73 is fitted on the rotating member 74. A pin 79 is inserted into both the through holes 73 b formed in the gripping portion 73 a and the through hole 74 b of the rotating member 74, and a C ring 80 is fitted to the tip of the pin 79. As a result, the shift lever 73 is reciprocally swingable in the select direction with respect to the rotating member 74. Note that the shift direction and the select direction are orthogonal to each other. One end of a cable T for transmitting the operation of the shift lever 73 to an automatic transmission (not shown) is connected to the cable attachment portion 74a.
[0006]
A rod 78 is fixed to the distal end portion of the shift lever 73, and the rod 78 protrudes upward through a zigzag-shaped guide hole 82 formed through the upper surface of the case 72. Since the rotation member 74 is rotatable with respect to the shaft 76, the shift lever 73 can swing in the shift direction, and the shift lever 73 reciprocates in the select direction with respect to the rotation member 74. By making it swingable, the shift lever 73 can swing in the select direction. As a result, the rod 78 can move in the guide hole 82.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the support structure of the shift lever 73 of the shift lever device 71, the shift lever 73 is supported by the shaft 76 via the rotation member 74, so that the number of parts is increased by the amount of the rotation member 74. Further, if the shaft 76 is not provided with the C-ring 77, it is difficult to prevent the case 72 from coming off, and the number of parts is increased by the amount of the C-ring 77.
[0008]
Accordingly, the present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object thereof is to provide a shift lever support structure capable of reducing the number of parts.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 is a shift lever support structure comprising a shaft coupled to the base end of the shift lever and a support member that rotatably supports both ends of the coaxial lever. The support member is provided with a pair of shaft holes so that both ends of the shaft can be rotatably fitted and supported, and a retaining portion that protrudes outward from the shaft center is provided on the peripheral surface of the shaft. In the support member, a portion of the support member corresponding to the retaining portion is provided with a rotation permissible hole that allows the retaining portion to rotate in the direction around the axis when the shaft rotates. In the member, at a portion adjacent to the rotation permission hole, the retaining portion can be moved to the rotation permission hole when the shaft is attached, and the retaining portion is positioned at the position of the rotation permission hole. After rotating through a predetermined angle around the axis of the shaft, Provided an insertion hole having engageable peripheryThe retaining portion is formed in a plate shape projecting outward from the opposite position to the outer peripheral surface of the shaft, and both ends in the longitudinal direction perpendicular to the shaft center are centered on the shaft center. The cross-sectional shape is non-circular by forming a circular arc located on the same circumference, while the width between both ends in the short direction perpendicular to the longitudinal direction is the same as the diameter of the shaft. The insertion hole has a non-circular shape whose cross-sectional shape is substantially the same as the cross-sectional shape of the retaining portion.This is the gist.
[0010]
  The invention according to claim 2 is the invention according to claim 1.,in frontThe gist is provided on one end side of the shaft, a reduced diameter shaft portion is formed on the other end of the shaft, and the reduced diameter shaft portion is rotatably fitted in one shaft hole.
  The invention according to claim 3 is the claim2LeaveThe distal end portion of the reduced diameter shaft portion has a substantially conical shape.This is the gist.
[0011]
A gist of a fourth aspect of the present invention is that, in any one of the first to third aspects, the shift lever is attached in a state where the shaft is rotated by the predetermined angle.
[0012]
A fifth aspect of the present invention is that, in any one of the first to fourth aspects, the shift lever is attached so as to be swingable along the axial direction of the shaft. To do.
(Function)
Therefore, according to the first aspect of the present invention, when the shaft is supported by the support member, the shaft is inserted into both shaft holes of the support member, and the shaft retaining portion is allowed to rotate through the insertion hole. Insert to the position of the hole. When the shaft is rotated around the axis by a predetermined angle, the shaft retaining portion engages with the peripheral portion provided in the insertion hole, and the shaft cannot be detached from the support member. Further, the shaft is rotatably fitted and supported in the pair of shaft holes so that the shift lever can swing in the direction around the shaft center.
[0013]
  In addition,When inserting the non-circular retaining part through the non-circular insertion hole to the position of the rotation allowing hole, insert the non-circular retaining part so that the cross-sectional shape of the retaining part corresponds to the hole shape of the insertion hole. To do. Thereafter, the shaft is rotated by a predetermined angle around its axis so that the cross-sectional shape of the retaining portion does not correspond to the hole shape of the insertion hole. Then, the shaft cannot be removed from the support member.
[0014]
  Claim2In the invention described in claim 1,1In addition to the described operation, the reduced diameter shaft portion on the other end side of the shaft is inserted into the shaft hole, while the portion other than the reduced diameter shaft portion on the other end side of the shaft is not inserted. As a result, the amount of insertion into the shaft hole is restricted on the other end side of the shaft, and the axial movement of the shaft is prevented in cooperation with the retaining portion.
In the third aspect of the present invention, when the reduced diameter shaft portion is fitted into the shaft hole, the distal end portion of the reduced diameter shaft portion is formed in a substantially conical shape, so that it is easy to insert into the shaft hole.
[0015]
In a fourth aspect of the present invention, in addition to the function described in any one of the first to third aspects, the shift lever is attached to a shaft that is prevented from coming off from the support member.
[0016]
According to a fifth aspect of the present invention, in addition to the operation according to any one of the first to fourth aspects, the shift lever is swingable with respect to the shaft along the axial direction of the shaft. Is done.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS A first embodiment in which the present invention is embodied in an automatic gate type shift lever device for use in an automobile or the like will be described with reference to FIGS. In this embodiment, the downward direction in FIG. 3 is referred to as the X direction and the right direction is referred to as the Y direction, and the X direction and the Y direction are orthogonal to each other.
[0018]
As shown in FIGS. 1 and 2, a case 12 of a shift lever device 11 is placed and fixed on a floor of a vehicle (not shown).
In the case 12, bearing pieces 12 a and 12 b as a pair of support members protrude from the lower ends of both side walls on the Y / anti-Y direction side. Shaft holes 13 and 14 are formed in both the bearing pieces 12a and 12b, respectively, and a support shaft 15 as a shaft is rotatably fitted and supported in both the shaft holes 13 and 14. The shaft hole 14 is formed with a smaller diameter than the shaft hole 13. The shaft holes 13 and 14 and the support shaft 15 will be described in detail later.
[0019]
As shown in FIG. 4, a through hole 16 is formed in the middle in the longitudinal direction of the support shaft 15, and a bifurcated grip portion provided at the base end of the shift lever 17 in the middle in the longitudinal direction of the support shaft 15. 17a is externally fitted. As shown in FIG. 4, through holes 17 b are formed in both gripping portions 17 a, and pins 18 are inserted into the through holes 17 b of the gripping portions 17 a and the through holes 16 of the support shaft 15. A flange is fitted to the head of the pin 18 and a C-ring 19 is fitted to the tip, and the flange 18 and the C-ring 19 prevent the pin 18 from coming off the support shaft 15.
[0020]
As shown in FIGS. 1 and 2, the shift lever 17 is rotatable with respect to the pin 18 of the support shaft 15. As a result, the shift lever 17 is in the Y / anti-Y direction (axial direction of the support shaft 15). The reciprocating swing is freely possible. Further, since the support shaft 15 is rotatable with respect to the shaft holes 13 and 14 of the bearing pieces 12a and 12b, the shift lever 17 is moved in the X / anti-X direction (a direction around the axis of the support shaft 15). It can be reciprocally swung.
[0021]
As shown in FIG. 4, a bulging portion 20 that protrudes substantially in the anti-X direction is provided on the upper portion of the shift lever 17. A cable attachment portion 21 for attaching one end portion of a cable (not shown) is fixed in the vicinity of the distal end portion of the bulging portion 20. The other end of the cable is connected to an automatic transmission (not shown), and the operation of the shift lever 17 is transmitted to the automatic transmission via the cable. A storage hole 22 that opens upward is formed in the vicinity of the center of the bulging portion 20 in the longitudinal direction. In the accommodation hole 22, a moderation pin 23 that abuts on a moderation surface portion 28 (see FIG. 1) described later, and a coil spring 24 that presses and urges the moderation pin 23 against the moderation surface portion 28 are accommodated.
[0022]
As shown in FIG. 3, a zigzag guide hole 25 is formed through the upper side wall of the case 12, and a plurality of bent portions of the guide hole 25 have a P position, an R position, an N position, a D position, 3 Positions, 2 positions, and 1 position are sequentially provided in the X direction. As shown in FIGS. 2 and 4, a rod 26 is fixed to the distal end portion of the shift lever 17, and the rod 26 protrudes upward through the guide hole 25. A knob 27 is detachably fixed to the upper portion of the rod 26.
[0023]
The rod 26 is pivoted in the X / anti-X direction and the Y / anti-Y direction by the shift lever 17 so that the rod 26 is in the P position, R position, N position, D position, 3 position, 2 position, One position can be selectively moved.
[0024]
As shown in FIG. 1, a moderation surface portion 28 is provided on the lower surface of the upper side wall of the case 12, and the moderation surface portion 28 is provided with crest portions 28 a and valley portions 28 b alternately. In FIG. 1, all the crests 28 a and troughs 28 b formed on the moderation surface 28 are not shown. The tip of the moderation pin 23 is always in contact with the moderation surface portion 28.
[0025]
When the rod 26 is positioned at any one of the P position, R position, N position, D position, 3 position, 2 position, and 1 position, the moderation pin 23 contacts the valley portion 28b of the moderation surface portion 28. The position of the rod 26 is determined. When the rod 26 moves to another adjacent position, the moderation pin 23 is temporarily stored in the storage hole 22 against the urging force of the coil spring 24 to overcome the mountain portion 28a. Moving to another trough 28b, the position of the rod 26 is determined.
[0026]
Next, the shaft holes 13 and 14 and the support shaft 15 will be described in detail.
As shown in FIGS. 4 and 7 (a) to 8 (b), the support shaft 15 includes a head portion 15a and a shaft portion 15b as a retaining portion. The head portion 15 a is formed to project outward from a position opposite to 180 degrees on the peripheral surface of the end portion of the support shaft 15, and the longitudinal direction thereof (direction perpendicular to the axis of the support shaft 15) has both ends at the support shaft 15. Formed in the shape of an arc located on the same circumference centered on the axis of the shaft, and the width between both ends in the short direction (direction perpendicular to the longitudinal direction) is formed to be the same size as the diameter of the shaft portion 15b. ing. The shaft portion 15 b of the support shaft 15 has a diameter that is substantially the same as the diameter of the shaft hole 13, and can be fitted into the shaft hole 13. A reduced diameter shaft portion 15c having a diameter smaller than that of the shaft portion 15b is formed at the distal end portion of the shaft portion 15b, and the distal end of the reduced diameter shaft portion 15c has a substantially conical shape. The diameter-reduced shaft portion 15 c has a diameter substantially the same as the diameter of the shaft hole 14 and can be fitted into the shaft hole 14.
[0027]
As shown in FIGS. 5A, 5 </ b> B, and 5 </ b> C, in the bearing piece 12 a, an insertion hole 13 a having a diameter larger than that of the shaft hole 13 is provided from the middle of the shaft hole 13 to the Y direction side. Yes. The insertion hole 13a has a cross-sectional shape substantially the same as the cross-sectional shape of the head 15a of the support shaft 15, and is formed so that the head 15a can be inserted. The insertion hole 13a of the shaft hole 13 is formed so that both ends in the longitudinal direction are positioned substantially vertically.
[0028]
The bearing piece 12a is formed with a storage hole 29 as a rotation allowing hole that opens at the lower end. The storage hole 29 extends from the lower end of the bearing piece 12a upward so that the widths in the X and anti-X directions are the same. The storage hole 29 communicates with the shaft hole 13 and the insertion hole 13a. As shown in FIGS. 5A and 5B, the inner top surface of the storage hole 29 is positioned slightly above the upper end surface of the insertion hole 13 a, and between the side wall surfaces of the storage hole 29 in the X and anti-X directions. Is longer than the longitudinal width of the head portion 15a of the support shaft 15. The separation distance between both side walls in the Y / anti-Y direction of the storage hole 29 is formed to be slightly longer than the thickness of the head portion 15 a of the support shaft 15. In the bearing piece 12a, the X / anti-X side edge portion of the insertion hole 13a is a locking portion 13b as a peripheral portion.
[0029]
As shown in FIGS. 4, 7, and 8, the through hole 16 is formed so as to be substantially parallel to the longitudinal direction of the head portion 15 a and to be orthogonal to the shaft portion 15 b of the support shaft 15. Yes.
[0030]
As shown in FIGS. 2 and 8, the support shaft 15 is rotated at an angle that does not become a multiple of 180 degrees after being inserted into the shaft holes 13 and 14, thereby engaging the head 15 a of the support shaft 15. It is arranged in a positional relationship that can be engaged with the stopper 13 b and is accommodated in the accommodation hole 29. Further, the tip surface of the shaft portion 15b is in contact with the inner side surface of the bearing piece 12b. As a result, the amount of insertion into the shaft hole 14 on the distal end side of the support shaft 15 is restricted by the front end surface of the shaft portion 15b of the support shaft 15 coming into contact with the inner side surface of the bearing piece 12b.
[0031]
Further, the head 15a of the support shaft 15 is engaged with the engaging portion 13b, and the distal end surface of the shaft portion 15b is engaged with the bearing piece 12b, so that the support shaft 15 is prevented from coming off from the case 12. Yes.
[0032]
FIG. 6 is a view showing the relationship between the insertion hole 13a and the head 15a of the support shaft 15. As shown in FIG. An alternate long and short dash line S1 indicates the central axis of the rod 26 when the rod 26 is positioned at the P position, and an alternate long and two short dashes line B1 indicates the position of the head 15a of the support shaft 15 when the rod 26 is positioned at the P position. . On the other hand, the alternate long and short dash line S2 indicates the central axis of the rod 26 when the rod 26 is positioned at one position, and the alternate long and two short dashes line B2 indicates the position of the head 15a of the support shaft 15 when the rod 26 is positioned at one position. ing.
[0033]
As can be seen from FIG. 6, when the rod 26 is located at the P position, the head portion 15a of the support shaft 15 indicated by a two-dot chain line B1 is not aligned with the opening edge of the insertion hole 13a. As a result, the head 15a cannot be detached from the storage hole 29. Similarly, when the rod 26 is located at the 1 position, the head portion 15a of the support shaft 15 indicated by a two-dot chain line B2 does not coincide with the opening edge of the insertion hole 13a. As a result, the head portion 15a Cannot be removed from the storage hole 29. That is, even if the rod 26 is located at the P position and the 1 position, the support shaft 15 is prevented from coming off from the case 12.
[0034]
In addition, since the rod 26 is the maximum range in which it moves in the X / anti-X direction between the P position and the 1 position, the support shaft 15 assembled to the shift lever device 11 does not come off the case 12.
[0035]
Next, a method of assembling the support shaft 15 of the present embodiment to the case 12 will be described together with a method of assembling the shift lever device 11.
As shown in FIG. 4, the coil spring 24 and the moderation pin 23 are accommodated in the accommodation hole 22 of the shift lever 17. Then, as shown in FIG. 2, the tip of the rod 26 fixed to the shift lever 17 is inserted into the guide hole 25 of the case 12 from below, and the knob 27 is fixed to the tip of the rod 26.
[0036]
Further, as shown in FIGS. 7A and 7B, the diameter-reduced shaft portion 15c of the support shaft 15 is connected to the shaft hole 13 and the shaft 15 with both longitudinal ends of the head portion 15a of the support shaft 15 positioned vertically. The shift lever 17 is fitted into the shaft hole 14 through the gaps 17a (not shown in FIGS. 7A and 7B). At this time, since the tip end portion of the reduced diameter shaft portion 15 c is formed in a substantially conical shape, it can be easily inserted between the shaft hole 13, the both gripping portions 17 a, and the shaft hole 14. When the tip end surface of the shaft portion 15b of the support shaft 15 is brought into contact with the inner side surface of the bearing piece 12b, the head portion 15a passes through the insertion hole 13a and is stored in the storage hole 29. That is, the head 15 a is moved from the outside to the storage hole 29.
[0037]
Next, as shown in FIGS. 8A and 8B, the support shaft 15 is rotated about 90 degrees around its axis. Then, the head portion 15a of the support shaft 15 engages with the locking portion 13b and cannot be detached from the storage hole 29. As a result, the support shaft 15 is prevented from being detached from the case 12. Then, a pin 18 is inserted into both the through holes 17 b of the shift lever 17 and the through hole 16 of the support shaft 15, and a C ring 19 is fitted to the tip of the pin 18.
[0038]
Therefore, according to the support structure of the shift lever 17 of the shift lever device 11 of the present embodiment, the following effects can be obtained.
(1) In the shift lever device 11 of the present embodiment, the support shaft 15 is fitted and supported on the bearing pieces 12a and 12b as follows. The head portion 15a of the support shaft 15 is stored in the storage hole 29 through the insertion hole 13a, the support shaft 15 is rotated about 90 degrees around the axis, and the head portion 15a of the support shaft 15 and the locking portion 13b are connected. Engage. Then, a shift lever 17 was attached to the support shaft 15 in that state via a pin 18. As a result, the support shaft 15 can be prevented from coming off from the bearing pieces 12a and 12b. Accordingly, unlike the shift lever device 71 of the prior art, the C-ring is not required when the support shaft 15 is attached to the case 12, and the rotating member 74 is not required. The cost can be reduced by reducing the number of parts.
[0039]
(2) In the present embodiment, the head portion 15a of the support shaft 15 is formed in an arc shape having both ends in the longitudinal direction located on the same circumference centered on the shaft center of the support shaft 15, and between the both ends in the short direction. The width was formed to be the same as the diameter of the shaft portion 15b. The insertion hole 13a has a cross-sectional shape substantially the same as the cross-sectional shape of the head portion 15a of the support shaft 15, and is formed so that the head portion 15a of the support shaft 15 can be inserted. That is, the head portion 15a and the insertion hole 13a are formed in a non-circular shape. Therefore, when the outer shapes of both the head 15a and the insertion hole 13a are made to correspond, the head 15a can be inserted into the insertion hole 13a, and the outer shapes of both the head 15a and the insertion hole 13a are made not to correspond. The support shaft 15 can be prevented from being inserted into the insertion hole 13a.
[0040]
(3) In the present embodiment, a reduced diameter shaft portion 15c having a diameter smaller than that of the shaft portion 15b is provided at the distal end portion of the shaft portion 15b of the support shaft 15, and the reduced diameter shaft portion 15c is substantially the same diameter as the reduced diameter shaft portion 15c. The shaft hole 14 was inserted. Then, the shaft 15 can be easily positioned with respect to the shaft hole 14 by bringing the tip end surface of the shaft portion 15b into contact with the inner side surface of the bearing piece 12b in which the shaft hole 14 is provided.
[0041]
(4) In the shift lever device 11 of the present embodiment, the shift lever 17 is rotatable with respect to the pin 18 of the support shaft 15, and as a result, the shift lever 17 can swing back and forth in the Y and anti-Y directions. did. The shift lever 17 is reciprocally swingable in the X and anti-X directions by a support shaft 15 that is rotatable with respect to the shaft holes 13 and 14 of the bearing pieces 12a and 12b. Accordingly, the shift lever 17 can swing freely in the X / anti-X direction and the Y / anti-Y direction.
[0042]
(5) As for the spindle 15 of this embodiment, the front-end | tip of the reduced diameter shaft part 15c is formed in substantially cone shape. Therefore, it is easy to insert the reduced diameter shaft portion 15 c between the shaft hole 13 and the gripping portions 17 a of the shift lever 17 and into the shaft hole 14.
[0043]
(Second Embodiment)
Hereinafter, a second embodiment embodied in an automatic gate type shift lever device will be described with reference to FIGS. In addition, 2nd Embodiment changes only the shaft holes 13 and 14 of the said 1st Embodiment, the insertion hole 13a, and the spindle 15, About the structure similar to the said 1st Embodiment, it is the same code | symbol The detailed description will be omitted, and only different points will be described.
[0044]
As shown in FIGS. 9A to 9C, an insertion hole 40 having a circular cross section is formed on the side opposite to the Y direction of the accommodation hole 29 in the bearing piece 12a, and the same as the insertion hole 40 in the bearing piece 12b. A shaft hole 41 having a circular cross section with a diameter is formed. The insertion hole 40 corresponds to a shaft hole.
[0045]
The insertion hole 40 and the shaft hole 41 are formed with a pair of cutout grooves 40a and 41a. The two notch grooves 40 a are formed at point symmetric positions with respect to the axis of the insertion hole 40, and the both notch grooves 40 a are also formed at point symmetric positions with respect to the axis of the shaft hole 41. In the insertion hole 40, the edge of the part other than the notch groove 40a is a locking part 40b as a peripheral part.
[0046]
As shown in FIG. 10, the support shaft 42 as a shaft has two locking projections 42 a as a retaining portion protruding outward from the shaft center at the base end portion. Both the locking protrusions 42a are formed at point-symmetrical positions around the axis of the support shaft 42. A through hole 16 is formed in the middle of the support shaft 42 in the longitudinal direction. The support shaft 42 is rotatably fitted and supported in the insertion hole 40 and the shaft hole 41, and the locking projection 42 a of the support shaft 42 is stored in the storage hole 29. The locking projection 42a is abutted and locked to the locking portion 40b, and the support shaft 42 is prevented from coming off from the case 12.
[0047]
Next, a method for assembling the support shaft 42 of the present embodiment to the case 12 will be described.
With both locking projections 42 a of the support shaft 42 positioned vertically, the locking projection 42 a side of the support shaft 42 is disposed between the shaft hole 41, the both gripping portions 17 a of the shift lever 17, and the insertion hole 40. Store in the storage hole 29. That is, the locking projection 42 a moves from the inside to the storage hole 29.
[0048]
Next, as shown in FIGS. 11 (a) and 11 (b), when the support shaft 42 is rotated approximately 90 degrees around its axis, the locking projection 42a is engaged with the locking portion 40b, and the support shaft is 42 is prevented from coming off the case 12.
[0049]
Therefore, the shift lever device of the present embodiment also has the same effects as (1), (2), and (4) of the support structure for the shift lever 17 of the shift lever device 11 of the first embodiment.
(Other embodiments)
Each of the above embodiments may be embodied by changing to the following other embodiments.
[0050]
In the first embodiment, the head portion 15a is provided at the end portion of the support shaft 15. However, the position where the head portion 15a is provided may not be the end portion. Further, such a change may be embodied in the second embodiment. That is, when the locking protrusion 42 a of the support shaft 42 is not provided at the end of the support shaft 42, an insertion hole similar to the insertion hole 40 is provided on the Y direction side of the storage hole 29.
[0051]
In the first embodiment, the head 15a and the insertion hole 13a have substantially the same cross-sectional shape. However, the cross-sectional shapes of the head portion 15a and the insertion hole 13a may not be the same shape. That is, the cross-sectional shapes of the head portion 15a and the insertion hole 13a are made noncircular. Then, the head 15a can be inserted into the insertion hole 13a, and after the head 15a is inserted into the insertion hole 13a, when the head 15a is rotated around the axis of the support shaft 15 by a predetermined angle, the head 15a is inserted into the insertion hole. Any cross-sectional shape may be used as long as it cannot be inserted into 13a. Further, such a change may be embodied in the second embodiment.
[0052]
In the first embodiment, the shaft holes 13 and 14, the insertion hole 13a, the storage hole 29, and the support shaft 15 are embodied in an automatic gate type shift lever device. Not limited to this, the shaft holes 13, 14, the insertion hole 13a, the storage hole 29, and the support shaft 15 are embodied in an automatic shift lever device having a straight guide hole and a manual shift lever device. It may be adopted. Further, such a change may be embodied in the second embodiment.
[0053]
Next, technical ideas other than the invention described in the claims that can be grasped from the respective embodiments and other embodiments will be described below together with their effects.
(A) In the support member, the insertion hole is provided on the outer side of the rotation permission hole, and the retaining portion is movable from the outside to the rotation permission hole when the shaft is attached. The shift lever support structure according to any one of claims 1 to 5.
[0054]
(B) In the support member, the insertion hole is provided on an inner side of the rotation permission hole, and the retaining portion is movable from the inside to the rotation permission hole when the shaft is attached. The shift lever support structure according to any one of claims 1 to 5.
[0055]
【The invention's effect】
According to the first to fifth aspects of the present invention, when the shaft is fitted and supported by the support member, the shaft can be prevented from being detached from the support member by only the shaft, and the number of parts can be reduced.
[0056]
  Also,By making the cross-sectional shape of the insertion hole and the retaining portion non-circular, the retaining portion can be inserted into the insertion hole, and the retaining portion cannot be inserted into the insertion hole.
[0057]
  Claim2According to the invention described in (1), the shaft can be easily positioned with respect to the shaft hole.
According to the third aspect of the present invention, when the reduced diameter shaft portion is fitted into the shaft hole, the distal end portion of the reduced diameter shaft portion is formed in a substantially conical shape, so that the reduced diameter shaft portion becomes the shaft hole. Easy to insert.
  According to the fourth aspect of the present invention, when the shift lever is attached to the shaft, it is possible to easily prevent the shaft from coming off from the support member.
[0058]
According to the fifth aspect of the present invention, the effects of the first to fourth aspects of the present invention can be swung in the direction around the axis of the shaft and can be swung in the direction of the axis of the shaft. It can implement | achieve with respect to the shift lever apparatus provided with the shifted shift lever.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional front view of an essential part of a shift lever device according to a first embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional side view of an essential part of the shift lever device according to the first embodiment.
FIG. 3 is a plan view of the shift lever device according to the first embodiment.
FIG. 4 is an exploded perspective view of a shift lever, a rod and the like in the first embodiment.
FIG. 5A is a front view of a bearing piece according to the first embodiment. (B) is a side view of the bearing piece in the first embodiment. (C) is a bottom view of the bearing piece in the first embodiment.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing the relationship between the insertion hole and the head of the spindle in the first embodiment.
FIG. 7A is a front view when a support shaft is fitted into both shaft holes of the bearing piece in the first embodiment. (B) is a partial cross-sectional side view when the support shaft is fitted into both shaft holes of the bearing piece.
FIG. 8A is a front view when the support shaft is fitted into both shaft holes of the bearing piece. (B) is a partial cross-sectional side view when the support shaft is fitted into both shaft holes of the bearing piece.
FIG. 9A is a side view of a bearing piece in the second embodiment. (B) is AA arrow sectional drawing of Fig.9 (a). (C) is the BB arrow directional view of Fig.9 (a).
FIG. 10 is a perspective view of a support shaft in the second embodiment.
FIG. 11 (a) is a front view when a support shaft is fitted into both shaft holes of a bearing piece in the second embodiment. (B) is a partial cross-sectional side view when a support shaft is fitted into both shaft holes of the same bearing piece.
FIG. 12 is a perspective view of a shift lever device in the prior art.
13 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG.
FIG. 14 is a perspective view of a shift lever and a rod in the prior art.
[Explanation of symbols]
12a, 12b ... bearing pieces as support members, 13, 14, 41 ... shaft holes,
13a ... insertion hole, 13b, 40b ... locking portion as a peripheral portion,
15, 42 ... spindles as shafts, 15a ... heads as retaining parts,
15c ... Reduced diameter shaft portion, 17 ... Shift lever, 29 ... Storage hole as a rotation permissible hole,
40 ... Insertion hole corresponding to a shaft hole, 42a ... Locking protrusion as a retaining part.

Claims (5)

シフトレバーの基端に連結された軸と、同軸の両端を回動自在に支持する支持部材とを備えたシフトレバーの支持構造において、
前記支持部材には、一対の軸孔を設けて、前記軸の両端を回動自在に嵌合支持し、
前記軸の周面には、軸心から外方へ突出する抜け止め部を一体に設け、
前記支持部材において、前記抜け止め部と対応する部位には、軸の回転時に前記抜け止め部の軸心回り方向への回動を許容する回動許容孔を設け、
同じく前記支持部材において、前記回動許容孔に隣接した部位には、軸の取付時に、前記抜け止め部の回動許容孔への移動が可能であり、かつ、抜け止め部を前記回動許容孔の位置まで挿通した状態から、前記軸の軸心回りの所定角度回転後は、抜け止め部に係合可能な周縁部を備えた挿通孔を設け
前記抜け止め部は、軸の端部周面において、互いに反対位置から外方へ張り出す板状に形成するとともに、軸の軸心と直交する長手方向の両端部は軸の軸心を中心とした同一円周上に位置する円弧状をなす一方、長手方向に対して直交する短手方向の両端間の幅は軸の直径と同寸法をなすように形成することにより断面形状を非円形状とし、
前記挿通孔は、その断面形状が抜け止め部の断面形状と略同形状をなす非円形状としたことを特徴とするシフトレバーの支持構造。
In a shift lever support structure comprising a shaft connected to the base end of the shift lever and a support member that rotatably supports both ends of the coaxial lever.
The support member is provided with a pair of shaft holes, and both ends of the shaft are rotatably fitted and supported.
The peripheral surface of the shaft is integrally provided with a retaining portion that protrudes outward from the shaft center,
In the support member, a portion corresponding to the retaining portion is provided with a rotation allowing hole that allows the retaining portion to rotate in a direction around the axis when the shaft rotates,
Similarly, in the support member, a portion of the support member adjacent to the rotation permission hole can be moved to the rotation permission hole when the shaft is attached. From a state where it is inserted to the position of the hole, after a predetermined angle rotation around the axis of the shaft, an insertion hole provided with a peripheral portion that can be engaged with the retaining portion is provided ,
The retaining portion is formed in a plate shape projecting outward from a position opposite to each other on the peripheral surface of the end of the shaft, and both longitudinal ends perpendicular to the shaft center are centered on the shaft center. The cross-sectional shape is non-circular by forming the arc shape located on the same circumference while the width between both ends in the short direction perpendicular to the longitudinal direction is the same as the diameter of the shaft age,
The support structure for a shift lever, wherein the insertion hole has a non-circular shape whose cross-sectional shape is substantially the same as the cross-sectional shape of the retaining portion .
前記抜け止め部は軸の一端側に設け、前記軸の他端には縮径軸部を形成し、同縮径軸部を一方の軸孔に回動自在に嵌入したことを特徴とする請求項1に記載のシフトレバーの支持構造。The retaining portion is provided on one end side of a shaft, a reduced diameter shaft portion is formed on the other end of the shaft, and the reduced diameter shaft portion is rotatably fitted in one shaft hole. Item 4. The shift lever support structure according to Item 1. 前記縮径軸部の先端部は、略円錐状をなしていることを特徴とする請求項2に記載のシフトレバーの支持構造。The support structure for a shift lever according to claim 2, wherein a tip portion of the reduced diameter shaft portion has a substantially conical shape. 前記シフトレバーは、軸が前記所定角度回転した状態で、取付けされていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載のシフトレバーの支持構造。The shift lever support structure according to any one of claims 1 to 3, wherein the shift lever is attached in a state where the shaft is rotated by the predetermined angle. 前記シフトレバーは、軸の軸心方向に沿って揺動自在に取着されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載のシフトレバーの支持構造。The shift lever support structure according to any one of claims 1 to 4, wherein the shift lever is attached so as to be swingable along the axial direction of the shaft.
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