JP4039387B2 - 圧電変換器 - Google Patents

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Description

寝具または椅子などの人体の接触する部分に配設して振動を検知する圧電素子に関するものである。
従来この種の圧電変換器は例えば同軸ケーブル状の形状のものであれば、図11に示すように、チューブ状の圧電素子1と、圧電素子1の中心を通る中心導体2と、圧電素子1の外側を被覆してシールドする外側導体3の電極部と、外側導体3の外側を被覆する被覆材4より構成されていた。この被覆材4はポリウレタンなどの可撓性のある材料を用いていた。この被覆材4のポリウレタンに付加した力が外側導体3の内側の圧電素子1に伝達し、圧電素子1が歪みを生じて電圧や電荷などの出力信号を発生する構造となっていた(例えば、特許文献1参照)。よって、この圧電変換器を寝具や椅子に配設すると、人体側より発生した振動をうけて圧電素子1が歪みを生じて信号を出力していた。この振動信号を処理し、寝具や椅子上の人体の有無を検知したり、人体の状態を判定していた。
特開平2−181621号公報
しかし、従来の圧電変換器では、出力電圧が小さいので信号処理回路に入力するまでに環境によってはノイズに影響されてしまうという課題があった。
寝具内に圧電変換器を配設した場合、寝具と人体との間で生じる圧力が圧電変換器のある部分で大きくなり、健康を損なうことはないものの、接触感のよいものではなかった。
また、人体の有無の判定に関して、寝具上の人体が死亡した際には、死亡したことを検知する必要がある。しかし、圧電素子のみでは死亡して振動を発しない人体があることを検知できないために、感圧センサを併用して人体があることを判定する必要があった。
人体と接触して、人体の振動検知に適用する場合、接触感がポリウレタンの柔軟性に依存し、ポリウレタン材の柔軟性が高いほうが好ましい。しかし柔軟性が高すぎると外部から加えられた力がポリウレタンに吸収されてしまい内部の圧電素子まで伝達しないので、柔軟性の高いゴム材料などで、感触のよい圧電変換器の被覆材料を製造すると、出力信号をさらに小さくすることになった。
また、圧電素子の圧電性は温度に依存して変化するので、使用環境における温度条件がノイズになることがあった。
上記、従来の課題を解決するために、中心に電極である中心導体を設けた圧電素子と、前記圧電素子の外側を被覆するもうひとつの電極である外側導体と、前記外側導体の外側から被覆する絶縁膜とを有し、前記圧電素子と絶縁膜との間に弾性体を内包する中空部と、前記中空部の温度を検知する温度センサと、前記中空部に内包した弾性体の温度を制御する温度制御装置とを設けたものである。
これによって、弾性体が圧電素子の全周囲を被覆して、圧電素子の温度環境を一定に保つようにし、圧電特性が損なわれないような温度環境にすることができる。
以上のように本発明の圧電変換器は、圧電素子と絶縁膜との間に弾性体を内包するので、圧電素子の温度環境を一定に保つようにし、温度条件によるノイズを除いて、圧電特性が損なわれないようにすることができる。
第1の発明は、中心に電極である中心導体を設けた圧電素子と、前記圧電素子の外側を被覆するもうひとつの電極である外側導体と、前記外側導体の外側から被覆する絶縁膜とを有し、前記圧電素子と絶縁膜との間に弾性体を内包する中空部と、前記中空部の温度を検知する温度センサと、前記中空部に内包した弾性体の温度を制御する温度制御装置とを設けたものである。これにより、圧電素子の特性に影響しないように圧電素子の温度環境を一定にし、温度センサを設けて中空部の温度を制御するので、温度条件によるノイズを除くことができる。
以下本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1を示す圧電変換器である。5はチューブ状の圧電素子、6は電極のひとつであるチューブの中心を通る中心導体、7はもうひとつの電極であるチューブの外側を被覆してシールドする外側導体、8は外側導体の外側を被覆するゴム製の絶縁膜である。本実施の形態では、チューブ状の圧電素子5と絶縁膜8との間にもうけた中空部に空気9を内包させる。
上記構成により以下のように作用する。圧電変換器の絶縁膜8に力がかかると、絶縁膜8と圧電素子5の間の中空部に内包された空気9の圧力が変わり、中空内の空気の圧力が変化し、圧電素子5に周囲から力を伝達する。このとき、圧電素子5は全方向から力をうけ、それによって生じた歪みに応じて信号を出力する。図2に圧電変換器の作用の説明図と、図3に本発明の作用の説明図を示す。図2に示すような従来の圧電変換器であれば、被覆材4に付加された1方向性の力F0は、1方向性でチューブ状圧電素子1に歪みを生じさせる。しかし、本発明の圧電変換器では図3に示すように中空状の絶縁膜8に付加された力F1は1方向であっても、全方向に対する力F2〜F7に変換されるので、全方向からチューブ状圧電素子5へ力が付加されることになる。よって、1方向より付加された場合に比較してより大きな出力が得られることになる。このとき、信号レベルの大きさは、付加した力と中空の絶縁膜8の内側表面積に依存する。このように上記作用によって、圧電変換器の出力信号は大きくなる。本実施の形態では内包物を空気9としたが、この圧電変換器を寝具や椅子などに配設して人体の振動検知に用いた場合には空気9の圧力分散効果により就寝者や着席者の就寝感、着席感をよくすることができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2を図4に示す。本実施の形態では、圧電素子5の周囲をとりまく電極の外側導体7の周囲に、空気9を内包する絶縁性チューブ10を巻き付けた構造とした。力を受ける部位P1、P2、P3、P4という特定部位にチューブ10が巻きつくように構成した。
この構成で次のように作用する。力を受ける部位P1,P2,P3,P4の少なくとも1部に力をうければ、チューブ10の内包物の空気9の圧力が変化し、圧電素子5へ力を付加するので、その力に応じて信号が出力される。
この実施の形態のチューブ10を力をうける特定部位にまきつける構成にすると、内包物の少量化が可能でコスト低減となる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3は、図5に示すように、内包物を水11とし、圧電変換器の信号導出部でもあり絶縁膜8の端部でもある中空部の口部7に、圧力センサ13と水11の圧力を調節する圧力調節装置14をとりつけてある。
上記構成により、次のように作用する。圧電変換器に静的に圧力が付加すると、水11の圧力が変わる。このとき、圧力変化の際には圧電素子5より圧力変化に応じた信号が出力されるが、静的に圧力が付加され続けると圧電素子5より圧力に相当する信号は出力されない。しかし、圧力センサ13によって絶縁膜8がうける静的な圧力を検知する。さらに、圧力調節装置14は、圧力センサ13の検知した圧力をモニターしながら水11の圧力を調節する。
上記作用により、絶縁膜8の口部7にとりつけた圧力センサ13が内包物の圧力を検知することができるので、圧電変換器全体に付加される静的圧力を検知することが可能になる。例えばこの圧電素子を寝具内に配設すると、人体が発生する振動と静的な圧力とを圧電変換器のみで同時に検知することができる。よって、さらに複数の感圧センサを配設する必要はない。また、絶縁膜8自身が破損し内包物が外部に流れでると、一定の内圧よりも低下するので、圧力センサ13で内包物の圧力を検知すれば、絶縁膜8が破損したことがわかる。よって、圧力センサ13を用いて圧電変換器の自己破損チェックにも用いることができる。また、圧電変換器が寝具内に配設されていると、水11の圧力の違いで就寝感がかわり、個人間でその好みの圧力が異なるので、圧力調節装置14によって好みの圧力に変えることができる。このように、より人体の接触感を向上させることができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4を図6に示す。圧電変換器の内包する水11の温度を検知する温度センサ15と、水11の温度を調節する温度調節装置16を絶縁体4の端部7に設けた。
上記構成により、温度センサ15は、水11の温度を検知するが、これは圧電素子5の環境温度であり、この温度に影響されて圧電素子5の出力がかわることになる。よって、温度特性を参照しながら、圧電素子5の環境温度である水11の温度状態を検知すれば、圧電素子5からの出力を補正するのに使用できる。また、圧電特性を損なうような温度環境になったことがわかるので、圧電素子5の特性チェックに使用することもできる。また、圧電変換器が寝具内に配設された場合、寝具上の人体の体温を検知することも可能となる。
温度調節装置16は温度センサ15の検知した温度にもとづいて水11の温度を調節することができる。温度調節装置16は、温度センサ15によって圧電素子5の圧電特性が損なわれるような温度にならないように水11の温度を調節し、圧電特性が損なわれないようにすることができる。また、圧電変換器の特性を一定にたもつために、温度センサ15で温度をモニターしながら圧電素子5の温度環境を一定にすることもできる。圧電変換器が寝具内に配設される場合には、この一定温度が寝床内の温度を左右することになるので、就寝者が快適と感じられる温度に調節することもできる。例えば温度調節装置16が加熱部であれば、冬期の暖房に、また、冷却部であれば、夏期の冷房に用いることができる。
なお、本発明の実施の形態4では、圧力センサ13や温度センサ15を圧電変換器の中空部の口部12に設けたが、絶縁膜8の内壁の外側導体7側やその反対側、内包物の中央に設けるような構成としてもよい。
なお、実施の形態4では、内包物を空気9、または水11としたが、他の気体や液体などの弾性体でも、人体との接触感の向上がえられる。
さらに、本発明の実施の形態4ではチューブ状の圧電素子5を示したが、図7〜図10の他の実施の形態に示すように、他の形状の圧電素子において圧電変換器を構成してもよい。圧電素子5自体の形状が、チューブ状でなく、角柱であったり、中心導体の位置や、圧電素子の絶縁体の位置関係あH、断面の中央部でなく偏心していてもよい。また、圧電素子5がフィルム状であれば、中心導体6や外側導体7の電極の位置は図10のような構成でもよい。
本発明の実施の形態1の圧電変換器の構成図 従来の圧電変換器の力の作用の説明図 本発明の圧電変換器の力の作用の説明図 本発明の実施の形態2の圧電変換器の構成図 本発明の実施の形態3の圧電変換器の構成図 本発明の実施の形態4の圧電変換器の構成図 本発明の他の実施の形態の圧電変換器の構成図 本発明の他の実施の形態の圧電変換器の構成図 本発明の他の実施の形態の圧電変換器の構成図 本発明の他の実施の形態の圧電変換器の構成図 従来の圧電変換器の構成図
符号の説明
5 圧電素子
6 内側導体
7 外側導体
8 絶縁膜
9 空気
10 チューブ
11 水
13 圧力センサ
14 圧力調節装置
15 温度センサ
16 温度調節装置

Claims (1)

  1. 中心に電極である中心導体を設けた圧電素子と、前記圧電素子の外側を被覆するもうひとつの電極である外側導体と、前記外側導体の外側から被覆する絶縁膜とを有し、前記圧電素子と絶縁膜との間に弾性体を内包する中空部と、前記中空部の温度を検知する温度センサと、前記中空部に内包した弾性体の温度を制御する温度制御装置とを設けた圧電変換器。
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