JP4035951B2

JP4035951B2 - Chair

Info

Publication number: JP4035951B2
Application number: JP2000315810A
Authority: JP
Inventors: 洋二郎木下; 伸行上田; フレンクラーフリッツ; ポンホルツァーアネッテ
Original assignee: Kokuyo Co Ltd
Current assignee: Kokuyo Co Ltd
Priority date: 2000-10-16
Filing date: 2000-10-16
Publication date: 2008-01-23
Anticipated expiration: 2020-10-16
Also published as: JP2002119368A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子の構造に関するものであり、具体的には、着座者の肘の動きを自由にさせる椅子の構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
現在、オフィスなどで使用されている椅子では、表面および裏面にクッションや合成樹脂製のアウターシェルなどを設けるようにしたものや、また、布地などで構成した張り部材を背もたれ部の枠体に取り付けて、背もたれ部における通気性を良くするようにしたものなどが存在している。
【０００３】
ところで、近年の椅子は、長時間の作業に対する着座者の疲労を和らげるように、身体接触面をできる限り大きく確保するような傾向があり、また、これに対応して、座の後方から着座者の肩付近に亘って広い範囲に背もたれ部を設けるようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように背もたれ部を大きく確保すると、アウターシェルなどに固定されたクッションや張り部材を取り付けたフレーム状の枠体などに着座者の肘部分が当たってしまうため、例えば、座席後方の荷物を取るために振り返り動作を行なうような場合や、腕を下方に広げてリフレッシュ動作をするような場合、その肘の動きが拘束されてしまうという問題を有していた。
【０００５】
そこで、本発明は、上記問題に着目してなされたもので、着座者の肘の動きを邪魔しないように背もたれ部を構成するような椅子を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の椅子は上記課題を解決するために、着座部の後方に設けられた背もたれ部に布地などで構成した張り部材を設けて構成した椅子において、当該張り部材の側縁よりも内側に背もたれフレームを設けるとともに、当該背凭れフレームの側縁における上端側から下端側に亘って、上下に対向して対をなす弾性変形可能な弾性片を設け、前記張り部材の両側縁を前記弾性片により支持させるとともに、当該背もたれフレームの上端側と下端側で前記張り部材を支持するようにしたものである。
【０００７】
このように、張り部材の側縁よりも内側に背もたれフレームを設けたので、張り部材の側縁がアウターシェルなどで拘束されることがなくなり、これによって着座者の肘の動きを自由にさせることができる。なお、張り部材の内側に背もたれフレームを設ける方法としては、張り部材の裏面に隣接して背もたれフレームを設ける方法や、この張り部材の裏面から離して背もたれフレームを設ける方法などが考えられる。
【０００８】
この場合、後者のように、張り部材の撓みを許容するための空間部を有するように背もたれフレームを設ければ、着座者の肘の動きに対する許容範囲を大きく確保することができ、更に、この張り部材の撓みによるクッション性も同時に確保することができる。
【０００９】
また、張り部材の側縁より内側に背もたれフレームを設けるようにする場合、張り部材の裏面に一本の背もたれフレームを設けることも考えられるが、より好適には、複数本の背もたれフレームを平行に設けるようにすると良い。このように構成した場合は、背もたれ動作に基づく捩れを防止することができ、背もたれ部を安定させることができる。
【００１０】
また、このように張り部材を取り付ける場合、背もたれ部の上部に張り部材を取り付ける必要が生じる。このように張り部材を取り付ける場合、背もたれフレームの上端に一本の横フレームを設け、この横フレームに張り部材を取り付けるように構成しても良いが、より好ましくは、背もたれフレームの先端側をループ形状に構成し、このループ形状に構成された部分に張り部材を取り付けると良い。このように構成した場合は、一本の横フレームを設けて張り部材を取り付けるのに比して、そのフレーム端部の尖った部分を露出させることがなくなり、特に、複数本の背もたれフレームに跨ってこのようなループ形状を設けるようにした場合は、これらの背もたれフレーム間の捩れなどを防止して強度を保たせることができるようになる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。図１は、本発明の一実施の形態を示す椅子１の要部を示す斜視図であり、図２は、椅子１の背面を示した図である。
【００１２】
この椅子１は、ベース脚２に取り付けられた支基３と、この支基３に取り付けられたリンク６およびリンク７とを設け、更に、このリンク６およびリンク７に取り付けられた着座部を構成する着座フレーム４と、この着座フレーム４の後方に設けられた背もたれフレーム５とを設けて成るものである。また、これ以外に適宜クッション４１などを取り付けて構成するようにしているが、本実施の形態では、このクッション４１を省略して説明する。
【００１３】
支基３は、逆三角形状のアルミ部材で構成したものであり、その下側をベース脚２に取り付けるとともに、その先端部分に軸６１を介してリンク６を取り付けて構成したものである。このリンク６は、着座フレーム４の前方両側の軸４０および軸６１とによって回転しながら動くようにしたものであり、また、このリンク６の上端に設けられた軸４０には、支基３との間にガススプリング９０を設けて、図示しないレバーの操作によって、このガススプリング９０を固定状態とフリー状態とに切り替えて背もたれフレーム５の傾きを変えられるようにしている。また、支基３の略中央部分には、トーションバー７２が設けられており、この延長方向にある軸７１にリンク７の一端を固定するようにしている。このリンク７は、軸７１から斜め後方に延びる金属部材によって構成されたものであり、このリンク７の他端側を着座フレーム４の後部に設けられたフレーム部分に回転可能に取り付けるようにしたものである。なお、このリンク７は、トーションバー７２の弾性力によってリンク７の軸８側を椅子１の前方側（Ｂ側）に回転させるようにしている。
【００１４】
また、このリンク７の上部裏面側には、背もたれ上部フレーム５５との間にガススプリング９１を取り付けており、常時このガスの力によって背もたれ上部フレーム５５を前方側（Ｂ側）に押圧するようにしている。また、このガススプリング９１の近傍には、ガススプリング９１の軸を挟み込んで固定するための図示しない機構が設けられており、この機構によってガススプリング９１をフリー状態と固定状態とに切り替えられるようにしている。
【００１５】
また、このように軸８を介して取り付けられた背もたれ上部フレーム５５の内側には、リンク７に設けられた軸７０を介して背もたれ下部フレーム５０を回転可能に取り付けている。この背もたれ下部フレーム５０は、リンク７の略延長方向上に延びる坐骨対応フレーム５１と、この坐骨対応フレーム５１の上部に設けられた連結部５３と、この連結部５３の両端から骨対応フレーム５１に対して略直角上方に延びる腰骨対応フレーム５２とによって構成されたものである。この連結部５３は、左右の背もたれ上部フレーム５５の間隔より広く設定されており、さらに、腰骨対応フレーム５２と連結部５３とに弾性片９３ｄを取り付けられるようにしている。この弾性片９３ｄは、薄板状の合成樹脂によって上向きに開口する略コの字状に形成されたものであり、連結部５３や腰骨対応フレーム５２の下端部分に取り付けるとともに、この弾性片９３ｄの自由端側を腰骨対応フレーム５２の湾曲部５２a上で撓むことができるようにしている。なお、連結部５３には、着座フレーム４との間にガススプリング９２を取り付けており、このガススプリング９２の軸の長さを変更することによって背もたれ下部フレーム５０の下端部を中心に回転させ、着座者の腰骨や坐骨部分を押圧できるようにしている。
【００１６】
背もたれ上部フレーム５５は、椅子１の背面側に露出して設けられたものであり、軸８から連結部５３の下方を通ってその後方で屈曲させ、二本の背もたれ下部フレーム５０の間の後方を通って、着座部の肘付近の上方まで縦フレーム部分５６を延ばすようにしたものである。また、この縦フレーム部分５６の上部側に、左右のフレームを連結するための連結部５５ｄを設け、この連結部５５ｄの部分から互いのフレームを広げるように前方に屈曲させて肩縦フレーム部分５７を設けるとともに、その上端部に連結部５５ｕを設けることによって、全体として背もたれ上部フレーム５５を構成するようにしている。このように、連結部５５ｄ、５５ｕおよび左右の肩縦フレーム部分５７によって構成されるループ状の肩支持部を左右の縦フレーム部分５６の上部に設けることによって、背もたれ上部フレーム５５に対する捩れを防止して強度を保たせるとともに、この背もたれ上部フレーム５５を露出させることによって、連結部５５ｄ付近に手を掛けて椅子１の持ち運びを容易にできるようにしている。また、この連結部５５ｕには、背もたれ下部フレーム５０に設けられた弾性片９３ｄに対向して薄板状の弾性片９３ｕが取り付けられており、この弾性片９３ｕの自由端側を、対向する弾性片９３ｄの自由端上にオーバーラップさせるようにしている。
【００１７】
この弾性片９３ｕ・９３ｄには、その上部もしくはこの弾性片９３ｕ、９３ｄを包むように張り部材９が設けられており、この張り部材９によって着座者の肘の動きを拘束しないような身体接触面を構成するようにしている。すなわち、この張り部材９は、その下端部を弾性片９３ｄとともに連結部５３に取り付けられており、また、上端部についても、軸７１もしくは軸８によって選択的に回転しうる背もたれ上部フレーム５５の連結部５５ｕに弾性片９３ｕと共に取り付けられている。これによって、張り部材９と背もたれ上部フレーム５５との間に形成された空間部Ｓに向けて肘近傍の左右側縁を自由に撓ませるようにしている。
【００１８】
次に、このように構成された椅子１の使用状態について図３および図４を用いて説明する。
【００１９】
このように構成された椅子１に着座者が着座して張り部材９にもたれると、張り部材９が弾性片９３ｕ、９３ｄとともに撓むように変形する。また、この椅子１の背もたれ部分を後傾させた場合、すなわち、ガススプリング９０をフリー状態にするとともにガススプリング９１を固定してリンク７と一体として背もたれフレーム５全体を後傾させた場合（図３）や、また、ガススプリング９０を固定状態にするとともにガススプリング９１をフリー状態にして背もたれ上部フレーム５５のみを軸８を中心として後傾させた場合（図４）についても、張り部材９や弾性片９３ｕ、９３ｄに対する撓みを許容させる。そして、このような状態で着座者が腕を後下方に伸ばしてリフレッシュするような場合、この着座者の肘部分に接触する張り部材９や弾性片９３ｕ、９３ｄが変形して、その着座者のリフレッシュ動作に基づく肘の動きを許容できるようにしている。なお、このようなリフレッシュ動作に限らず、この着座者が椅子１の後方に振り返って荷物などを取るような動作をする場合も同様に、この着座者の肘部分に接触する張り部材９や弾性片９３ｕ、９３ｄを変形できるようにしている。
【００２０】
このように、本発明の実施の形態によれば、着座フレーム４の後方に設けられた背もたれフレーム５に張り部材９を設けて構成した椅子１において、この張り部材９の側縁よりも内側に背もたれ上部フレーム５５の縦フレーム部分５６を設けるとともに、背もたれ上部フレーム５５および背もたれ下部フレーム５０によって張り部材９を支持するようにしたので、従来のように背もたれ部の側縁がアウターシェルなどで拘束されることがなくなり、これによって着座者の肘の動きを自由にさせることができるようになる。
【００２１】
また、このような椅子１に、張り部材９の撓みを許容するための空間部Ｓを有するように背もたれ上部フレーム５５を設けたので、着座者の肘の動きに対する許容範囲を大きく確保することができ、更に、この張り部材９の撓みによるクッション性も同時に確保することができるようになる。
【００２２】
さらに、張り部材９を取り付けるようにした背もたれ上部フレーム５５として、二本のフレームによって背もたれ上部フレーム５５を構成するとともに、この上部に連結部５５ｕ、５５ｄとによってループ状の部分を構成するようにしたので、着座者の肩近傍を支えつつ、背もたれ上部フレーム５５に対する捩れなどを防止することができるようになる。
【００２３】
なお、上記実施の形態においては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することができる。
【００２４】
例えば、本実施の形態では、背もたれ上部フレーム５５として二本の縦フレーム部分５６を設けるようにしたが、これを一本の縦フレームで構成してもよく、また、張り部材９と縦フレーム部分５６との間に空間部Ｓを設けるようにしたが、これに限らず、縦フレーム部分にクッション部材などを挟んで背当たり感を良くするとともに、着座者の肘に対する動きも許容させるようにしても良い。
【００２５】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【００２６】
すなわち本発明の椅子は、着座部の後方に設けられた背もたれ部に張り部材を設けて構成した椅子において、当該張り部材の側縁よりも内側に背もたれフレームを設けるとともに、当該背もたれフレームの上端側と下端側で前記張り部材を支持するようにしたので、着座者の肘の動きに自由度を持たせることができるようになる。
【００２７】
また、前記背もたれフレームと張り部材との間に、張り部材の撓みを許容するための空間部を設けるようにしたので、着座者の肘の動きに対する許容範囲をより大きくすることができる。
【００２８】
更に、このような発明において、背もたれフレームを複数本設けて構成するようにしたので、背もたれ動作に基づく捩れなどを防止することができ、背もたれ部を安定させることができる。
【００２９】
また、このような発明において、背もたれフレームの上端側をループ形状に構成し、当該ループ形状部分に前記張り部材を取り付けるようにしたので、フレーム端部の尖った部分を露出させることがなくなり、特に、複数本の背もたれフレームに跨ってこのようなループ形状を設けるようにした場合は、背もたれフレーム間の捩れなどを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態を示す椅子の要部斜視図。
【図２】同実施の形態を示す椅子の背面図。
【図３】同実施の形態における使用状態を示す側面図。
【図４】同実施の形態における使用状態を示す側面図。
【符号の説明】
１・・・椅子
４・・・着座部（着座フレーム）
５・・・背もたれ部（背もたれフレーム）
５０・・・背もたれ部（背もたれ下部フレーム）
５５・・・背もたれ部（背もたれ上部フレーム）
５６・・・背もたれ部（縦フレーム部分）
５５ｕ、５５ｄ・・・背もたれ部（連結部）
５７・・・背もたれ部（肩縦フレーム部分）
Ｓ・・・空間部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure of a chair, and specifically relates to a structure of a chair that freely moves a seated person's elbow.
[0002]
[Prior art]
In chairs currently used in offices, etc., cushions and synthetic resin outer shells are provided on the front and back surfaces, and tension members made of fabric are attached to the back frame. In addition, there are those that improve the air permeability in the backrest.
[0003]
By the way, recent chairs have a tendency to secure the body contact surface as much as possible so as to relieve the fatigue of the seated person for a long period of work. A backrest portion is provided in a wide range over the vicinity of the shoulder.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, if a large backrest is ensured in this way, the seated person's elbow part will hit the frame-like frame attached with a cushion or tension member fixed to the outer shell, etc. In the case of performing a look-back operation for taking off, or in the case of performing a refresh operation with the arm extended downward, there has been a problem that the movement of the elbow is restricted.
[0005]
Therefore, the present invention has been made paying attention to the above problem, and an object of the present invention is to provide a chair that constitutes a backrest portion so as not to disturb the movement of the elbow of the seated person.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
That is, in order to solve the above-described problem, the chair of the present invention is a chair configured by providing a tension member made of cloth or the like on the backrest portion provided behind the seating portion, and on the inner side of the side edge of the tension member. A backrest frame is provided on the side edge of the backrest frame , and elastically deformable elastic pieces that are paired in an up-down direction from the upper end side to the lower end side of the backrest frame are provided. While being supported by a piece, the tension member is supported by the upper end side and the lower end side of the backrest frame.
[0007]
As described above, since the backrest frame is provided on the inner side of the side edge of the tension member, the side edge of the tension member is not restrained by the outer shell or the like, thereby allowing the elbow of the seated person to move freely. Can do. In addition, as a method of providing a backrest frame inside the tension member, a method of providing a backrest frame adjacent to the back surface of the tension member, a method of providing a backrest frame away from the back surface of the tension member, and the like can be considered.
[0008]
In this case, as in the latter case, if a backrest frame is provided so as to have a space for allowing the tension member to bend, a large allowable range for the movement of the elbow of the seated person can be secured. The cushioning property due to the bending of the tension member can be secured at the same time.
[0009]
In addition, when the back frame is provided on the inner side of the side edge of the tension member, it may be possible to provide a single back frame on the back surface of the tension member, but more preferably, a plurality of back frames are arranged in parallel. It is good to provide. When comprised in this way, the twist based on backrest operation | movement can be prevented and a backrest part can be stabilized.
[0010]
Moreover, when attaching a tension member in this way, it becomes necessary to attach a tension member to the upper part of a backrest part. When attaching the tension member in this way, it is possible to provide one horizontal frame at the upper end of the backrest frame and attach the tension member to this horizontal frame. More preferably, the front end side of the backrest frame is looped. It is good to form in a shape and attach a tension member to the part comprised in this loop shape. In such a configuration, the pointed portion of the frame end is not exposed as compared with the case where a single horizontal frame is provided and the tension member is attached, and in particular, it straddles a plurality of backrest frames. When such a loop shape is provided, the strength can be maintained by preventing twisting between the backrest frames.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view showing a main part of a chair 1 showing an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a view showing a back surface of the chair 1.
[0012]
The chair 1 includes a support base 3 attached to the base leg 2, a link 6 and a link 7 attached to the support base 3, and a seat portion attached to the link 6 and the link 7. And a backrest frame 5 provided at the rear of the seating frame 4. In addition to the above, a cushion 41 and the like are appropriately attached, but in this embodiment, the cushion 41 is omitted and described.
[0013]
The support base 3 is composed of an inverted triangular aluminum member, and the lower side thereof is attached to the base leg 2, and the link 6 is attached to the distal end portion via a shaft 61. The link 6 is configured to rotate while being rotated by the shaft 40 and the shaft 61 on both front sides of the seating frame 4, and the shaft 40 provided at the upper end of the link 6 includes the support base 3 and the shaft 6. A gas spring 90 is provided between them, and the inclination of the backrest frame 5 can be changed by switching the gas spring 90 between a fixed state and a free state by operating a lever (not shown). Further, a torsion bar 72 is provided at a substantially central portion of the support base 3, and one end of the link 7 is fixed to a shaft 71 in the extending direction. The link 7 is constituted by a metal member extending obliquely rearward from the shaft 71, and the other end of the link 7 is rotatably attached to a frame portion provided at the rear portion of the seating frame 4. It is. The link 7 rotates the shaft 8 side of the link 7 to the front side (B side) of the chair 1 by the elastic force of the torsion bar 72.
[0014]
In addition, a gas spring 91 is attached to the upper back surface side of the link 7 between the backrest upper frame 55 and the backrest upper frame 55 is always pressed forward (B side) by the force of the gas. ing. In addition, a mechanism (not shown) for sandwiching and fixing the shaft of the gas spring 91 is provided in the vicinity of the gas spring 91 so that the gas spring 91 can be switched between a free state and a fixed state. ing.
[0015]
Further, the lower backrest frame 50 is rotatably attached to the inner side of the upper backrest frame 55 attached via the shaft 8 via the shaft 70 provided on the link 7. The lower backrest frame 50 includes a sciatic corresponding frame 51 extending substantially in the extending direction of the link 7, a connecting portion 53 provided on the upper portion of the sciatic corresponding frame 51, and bone connecting frames 51 from both ends of the connecting portion 53. On the other hand, it is constituted by a hip bone corresponding frame 52 extending substantially upward at a right angle. The connecting portion 53 is set wider than the interval between the left and right backrest upper frames 55, and an elastic piece 93 d can be attached to the hipbone corresponding frame 52 and the connecting portion 53. The elastic piece 93d is formed in a substantially U-shape opening upward with a thin plate-shaped synthetic resin. The elastic piece 93d is attached to the lower end portion of the connecting portion 53 and the hip bone corresponding frame 52, and the elastic piece 93d is free. The end side can be bent on the curved portion 52 a of the hip bone corresponding frame 52. Note that a gas spring 92 is attached to the connecting portion 53 between the seating frame 4 and the shaft length of the gas spring 92 is changed to rotate around the lower end portion of the backrest lower frame 50. The hip bone and the sciatic part of the seated person can be pressed.
[0016]
The backrest upper frame 55 is provided so as to be exposed on the back side of the chair 1, and is bent behind the shaft 8 through the lower part of the connecting portion 53, and between the two backrest lower frames 50. The vertical frame portion 56 is extended to above the vicinity of the elbow of the seating portion. Further, a connecting portion 55d for connecting the left and right frames is provided on the upper side of the vertical frame portion 56, and the shoulder vertical frame portion 57 is bent forward so as to widen the frame from the connecting portion 55d. In addition, the upper portion 55 is provided with a connecting portion 55u, whereby the backrest upper frame 55 is configured as a whole. In this way, by providing the loop-shaped shoulder support portion constituted by the connecting portions 55d and 55u and the left and right shoulder vertical frame portions 57 at the upper portion of the left and right vertical frame portions 56, the twist on the backrest upper frame 55 is prevented. Thus, the chair 1 can be easily carried by placing a hand near the connecting portion 55d by exposing the upper frame 55 of the backrest while maintaining the strength. Further, a thin plate-like elastic piece 93u is attached to the connecting portion 55u so as to face the elastic piece 93d provided on the backrest lower frame 50, and the free end side of the elastic piece 93u is connected to the opposing elastic piece. It overlaps on the free end of 93d.
[0017]
A tension member 9 is provided on the elastic pieces 93u and 93d so as to wrap the elastic pieces 93u and 93d so as to wrap the elastic pieces 93u and 93d. I am trying to configure it. That is, the lower end portion of the tension member 9 is attached to the connecting portion 53 together with the elastic piece 93d, and the upper end portion of the backrest upper frame 55 that can be selectively rotated by the shaft 71 or the shaft 8 is also connected to the upper end portion. The elastic piece 93u is attached to the part 55u. Thus, the left and right side edges in the vicinity of the elbow are freely bent toward the space S formed between the tension member 9 and the backrest upper frame 55.
[0018]
Next, the use state of the chair 1 configured as described above will be described with reference to FIGS. 3 and 4.
[0019]
When a seated person sits on the chair 1 configured as described above and leans against the tension member 9, the tension member 9 is deformed so as to bend together with the elastic pieces 93u and 93d. Further, when the backrest portion of the chair 1 is tilted backward, that is, when the gas spring 90 is set in a free state and the gas spring 91 is fixed and integrated with the link 7, the entire backrest frame 5 is tilted backward (see FIG. 3), and also when the gas spring 90 is fixed and the gas spring 91 is free and only the backrest upper frame 55 is tilted backward about the shaft 8 (FIG. 4), The bending with respect to the elastic pieces 93u and 93d is allowed. In such a state, when the occupant refreshes by extending the arm rearward and downward, the tension member 9 and the elastic pieces 93u, 93d contacting the elbow portion of the occupant are deformed, and the occupant's The movement of the elbow based on the refresh operation is allowed. In addition, not only in such a refresh operation, but also when the seated person performs an operation such as looking back at the back of the chair 1 and taking a baggage or the like, similarly, the tension member 9 contacting the seated person's elbow portion or elastic The pieces 93u and 93d can be deformed.
[0020]
As described above, according to the embodiment of the present invention, in the chair 1 configured by providing the backrest frame 5 provided on the back of the seating frame 4 with the tension member 9, the inner side of the side edge of the tension member 9 is provided. Since the vertical frame portion 56 of the backrest upper frame 55 is provided and the tension member 9 is supported by the backrest upper frame 55 and the backrest lower frame 50, the side edge of the backrest portion is restrained by an outer shell or the like as in the prior art. This makes it possible to freely move the elbow of the seated person.
[0021]
Moreover, since the backrest upper frame 55 is provided in such a chair 1 so as to have the space S for allowing the bending member 9 to bend, it is possible to ensure a large allowable range for the movement of the elbow of the seated person. Further, the cushioning property due to the bending of the tension member 9 can be secured at the same time.
[0022]
Further, as the backrest upper frame 55 to which the tension member 9 is attached, the backrest upper frame 55 is configured by two frames, and a loop-shaped portion is configured by the connection portions 55u and 55d on the upper portion. Therefore, it is possible to prevent twisting of the backrest upper frame 55 while supporting the vicinity of the seated person's shoulder.
[0023]
In the above embodiment, various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
[0024]
For example, in the present embodiment, the two vertical frame portions 56 are provided as the backrest upper frame 55. However, the vertical frame portion 56 may be constituted by a single vertical frame, and the tension member 9 and the vertical frame portion may be formed. 56, the space portion S is provided between them, but not limited thereto, a cushion member or the like is sandwiched between the vertical frame portions to improve the feeling of backing and allow the seated person to move with respect to the elbow. Also good.
[0025]
【The invention's effect】
The present invention is implemented in the form as described above, and has the following effects.
[0026]
That is, the chair of the present invention is a chair constructed by providing a tension member on the backrest portion provided behind the seating portion, and the backrest frame is provided on the inner side of the side edge of the tension member, and the upper end side of the backrest frame. Since the tension member is supported on the lower end side, the movement of the elbow of the seated person can be given a degree of freedom.
[0027]
In addition, since a space for allowing bending of the tension member is provided between the backrest frame and the tension member, the allowable range for the movement of the elbow of the seated person can be further increased.
[0028]
Furthermore, in such an invention, since a plurality of backrest frames are provided, it is possible to prevent twisting based on the backrest operation and to stabilize the backrest portion.
[0029]
Further, in such an invention, the upper end side of the backrest frame is configured in a loop shape, and the tension member is attached to the loop shape portion, so that the sharp portion of the frame end portion is not exposed, especially When such a loop shape is provided across a plurality of backrest frames, twisting between the backrest frames can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a main part of a chair showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a rear view of the chair showing the embodiment.
FIG. 3 is a side view showing a use state in the embodiment.
FIG. 4 is a side view showing a use state in the embodiment.
[Explanation of symbols]
1 ... chair 4 ... sitting part (sitting frame)
5 ... Backrest (backrest frame)
50 ... Backrest (backrest lower frame)
55 ... backrest (backrest upper frame)
56 ... Backrest (vertical frame)
55u, 55d ... Backrest part (connecting part)
57 ... Backrest (shoulder vertical frame)
S ・・・ Space

Claims

In a chair configured by providing a tension member composed of fabric or the like on the backrest provided behind the seating unit,
A backrest frame is provided on the inner side of the side edge of the tension member, and an elastically deformable elastic piece that is vertically opposed to each other is provided from the upper end side to the lower end side of the side edge of the backrest frame,
A chair characterized in that both side edges of the tension member are supported by the elastic piece, and the tension member is supported by the upper end side and the lower end side of the backrest frame.

The chair according to claim 1, wherein a space for allowing the tension member to bend is provided between the back frame and the tension member.

The chair according to claim 1 or 2, wherein a plurality of the backrest frames are provided.

The chair according to claim 1, 2, or 3, wherein an upper end side of the backrest frame is formed in a loop shape, and the tension member is attached to the loop shape portion.