JP4035063B2 - Heat pump water heater - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒートポンプを用いた給湯装置(以下、ヒートポンプ給湯装置と呼ぶ)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、種々のヒートポンプ給湯装置が開発されている。ヒートポンプは、主として、吸熱器、圧縮機、放熱器および減圧弁からなり、冷媒がこれらの吸熱器、圧縮機、放熱器および減圧弁を備えた閉回路を循環する。この場合、冷媒が減圧弁を通ることにより低温低圧にされ、低温低圧の冷媒が吸熱器に供給されることにより外気の熱が吸収される。さらに、熱を吸収した冷媒が圧縮機により圧縮されることによって高温高圧になり、放熱器により冷媒の熱が水道水に与えられる。これにより、低い電力で水道水が加熱される。
【0003】
このようなヒートポンプ給湯装置には、貯湯タンクを備え、予め加熱された温水を貯湯タンクに貯えておく貯湯式のヒートポンプ給湯装置と、使用時に水道水を瞬間的に加熱する瞬間加熱式のヒートポンプ給湯装置とがある。
【0004】
貯湯式のヒートポンプ給湯装置では、マイクロコンピュータの制御により、深夜のうちに水道水を加熱し、その温水を貯湯タンクに貯える。したがって、使用者が温水用の水道栓を開くと、貯湯タンクに貯えられた温水が蛇口から供給される。使用者が水道栓を閉じると、貯湯タンクからの温水の供給が停止される。このような貯湯式のヒートポンプ給湯装置では、ヒートポンプの動作および停止が使用者の水道栓の開閉操作とは無関係にマイクロコンピュータにより制御される。
【0005】
上記の貯湯式のヒートポンプ給湯装置においては、貯湯タンクは一日に家庭で使用される湯量をまかなうため一般的に300〜400リットル程度の容量が必要とされるため小型化が困難となる。また、耐圧性能を満足するために貯湯タンク軽量化は困難である。このため、運搬時の問題や設置工事の問題を考慮して、ヒートポンプ給湯装置は一般的に2つのユニットで構成される。さらに、設置後は、通常貯湯タンクは満水状態であり、その重量は数百キログラムとなる。これらにより、ヒートポンプ給湯装置を設置するための広い設置スペースが必要となるとともに、設置場所には多大な耐荷重が要求される。
【0006】
そこで、近年、貯湯タンクを有さない瞬間加熱式のヒートポンプ給湯装置の開発が進められている(例えば、特許文献1および2参照)。
【0007】
この瞬間加熱式のヒートポンプ給湯装置では、使用時にヒートポンプを動作させて瞬間的に水道水を加熱し、温水を蛇口から供給する。このような瞬間加熱式のヒートポンプ給湯装置では、貯湯タンクが不要であるため、小型化および軽量化が可能である。また、貯湯時の放熱ロスがなく、使用する分だけ加熱供給するので無駄がなく、電気代も低減できる。さらに、必要に応じて温水を加熱供給できるので、大量に湯を使用しても湯切れすることがない。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−311597号公報
【特許文献2】
特開平2−223767号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の瞬間加熱式のヒートポンプ給湯装置においては、使用者が電源スイッチをオンにした後、水道栓を開くと、ヒートポンプが動作し、温水が蛇口から出湯され、使用者が水道栓を閉じると、ヒートポンプの動作が停止する。すなわち、使用者の操作に連動してヒートポンプの動作およびその停止が任意のタイミングで行われる。
【0010】
しかしながら、ヒートポンプが動作してから所定の温度の温水が出湯されるまでに一定の時間がかかる。特に、使用者が温水の使用を開始した後、短時間で水道栓を閉じたり開いたりすることがある。このような場合に、水道栓を開くごとに温水が所定の温度に昇温されるまで待たなければならないと、使い勝手が悪い。また、任意のタイミングでのヒートポンプの急起動および急停止により過昇温状態や動作不良が発生する場合がある。
【0011】
そこで、本発明の目的は、出湯停止および再出湯を短時間で繰り返し行った場合でも所定の温度の温水が即座に供給されるとともに、過昇温状態や動作不良が防止され、信頼性および安全性が高い瞬間加熱式のヒートポンプ給湯装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプ給湯装置は、放熱器の水流路に水を導く水供給路と、放熱器により得られた温水を所定場所に導く温水供給路と、温水の要否を判定する判定手段と、判定手段により温水が必要であると判定された場合に、冷媒循環回路の所定の通常動作を実行させ、判定手段により温水が不要であると判定された場合に、所定の待機動作を実行する制御手段とを備えたものである。
【0013】
本発明に係るヒートポンプ給湯装置においては、判定手段によって温水が必要であると判定された場合、制御手段によって冷媒循環回路の所定の通常動作が実行される。それにより、水供給路により放熱器の水流路に導かれた水が放熱器によって加熱される。放熱器により得られた温水は温水供給路により所定場所に導かれる。また、判定手段により温水が不要であると判定された場合、制御手段によって所定の待機動作が実行される。
【0014】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、冷媒流路および水流路を有する放熱器、減圧手段、吸熱器および圧縮機を有し、冷媒を放熱器の冷媒流路、減圧手段、吸熱器および圧縮機を通して循環させる冷媒循環回路と、放熱器の水流路に水を導く水供給路と、放熱器により得られた温水を所定場所に導く温水供給路と、放熱器により得られた温水を放熱させるための放熱部と、放熱器により得られた温水の少なくとも一部を放熱器および放熱部を通して循環させる温水循環手段と、温水の要否を判定する判定手段と、判定手段により温水が必要であると判定された場合に、冷媒循環回路の所定の通常動作を実行させ、判定手段により温水が不要であると判定された場合に、温水循環手段により温水を循環させる待機動作を実行する制御手段とを備えたものである。
【0015】
本発明に係るヒートポンプ給湯装置においては、判定手段によって温水が必要であると判定された場合、制御手段によって冷媒循環回路の所定の通常動作が実行される。それにより、水供給路により放熱器の水流路に導かれた水が放熱器によって加熱される。放熱器により得られた温水は温水供給路により所定場所に導かれる。これにより、使用者に温水を供給することができる。
【0016】
判定手段により温水が不要であると判定された場合に、制御手段によって所定の待機動作すなわち温水循環手段による温水の循環動作が実行される。この場合、放熱器により得られた温水が放熱部に導かれ、温水の温度が低下し、低温水となり、放熱器の上流側に戻される。それにより、冷媒循環回路を最小限の循環サイクルとして維持することが可能となるため、温水が不要と判定された後に放熱器の運転もまた最小限に維持し、再び温水が必要と判定されたときに即座に温水を供給することができる。また、放熱器を運転させる ことによって放熱器が温まり、放熱器の動作初期に必要とされる放熱器の熱容量による放熱器の出湯温度の応答遅れを防止することができる。これにより、再度温水が必要と判定された場合の温度応答性が良好となり、即座に所定の温度の温水を供給することができる。以上の結果、温水供給と供給停止を短時間で繰り返し行った場合でも所定の温度の温水が即座に供給される。
【0017】
また、温水が不要となった場合に、冷媒循環回路が急停止されずに待機動作が実行された後に停止されるので、冷媒循環回路の急停止によるヒートポンプ給湯装置の過昇温状態や動作不良の発生を防止することができる。
【0018】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置の構成において、制御手段は、待機動作の開始から所定時間内に判定手段により温水が必要であると判定されなかった場合に、冷媒循環回路の待機動作を停止させるものである。
【0019】
この場合、温水が不要であると判定されてから所定時間が経過した場合には、制御手段により冷媒循環回路の待機動作が停止される。それにより、長時間の待機動作による不要な電力の消費を防止することができる。
【0020】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のヒートポンプ給湯装置の構成において、制御手段は、待機動作の開始から所定時間経過前に判定手段により温水が必要であると判定された場合に、冷媒循環回路を待機動作から通常動作へ移行させるものである。
【0021】
この場合、温水が不要であると判定されてから所定時間経過前まで待機動作が実行されているので、再び温水が必要となった場合に冷媒循環回路を待機動作から通常動作へ移行させて所定の温度の温水を即座に供給することができる。
【0022】
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載のヒートポンプ給湯装置の構成において、制御手段は、判定手段により温水が不要であると判定された場合に待機動作の開始から所定時間の計測を開始する計時手段をさらに備えるものである。
【0023】
この場合、温水が不要であると判定された場合、計時手段により待機手段の開始から所定時間が計測される。それにより、温水が不要であると判定されてから所定時間経過時に確実に冷媒循環回路を停止させることができる。
【0024】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置の構成において、判定手段は、温水供給路における温水の流量を検知する流量検知手段と、流量検知手段により検知された流量に基づいて温水の要否を判定する要否判定手段とを含むものである。
【0025】
この場合、流量検知手段によって温水供給路における温水の流量が検知され、検知された流量に基づいて要否判定手段によって温水の要否が判定される。それにより、使用者が出湯を止める操作を行った場合に、冷媒循環回路の動作を停止させる前に、待機動作が実行される。その結果、再び温水が必要であると判定された場合に、所定の温度の温水を即座に供給することができる。また、ヒートポンプ給湯装置の過昇温状態や動作不良の発生を防止することができる。
【0026】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置の構成において、判定手段は、冷媒循環回路の待機動作の開始および終了を指令するための待機動作スイッチを含むものである。
【0027】
この場合、使用者が出湯操作を行う前に、待機動作スイッチにより冷媒循環回路に待機動作を実行させることができる。それにより、出湯操作により冷媒循環回路が通常動作に移行したときに、温水の温度が所定温度に達するまでに要する時間が短縮され、所定温度の温水を即座に供給することができる。また、ヒートポンプ給湯装置の過昇温状態や動作不良の発生を防止することができる。
【0028】
また、使用者が待機動作スイッチにより待機動作の終了を指令した場合に、待機動作が停止される。これにより、使用者の都合によって待機動作中の冷媒循環回路を待機動作から解除し、停止させることが可能となるため、使い勝手が向上し、不要な電力消費を防止することができる。
【0029】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置の構成において、冷媒循環回路の通常動作および待機動作を停させるための電源スイッチをさらに備え、制御手段は、電源スイッチの操作に基づいて冷媒循環回路の待機動作を停止させるものである。
【0030】
この場合、電源スイッチにより冷媒循環回路の通常動作および待機動作の停止が操作される。それにより、冷媒循環回路を待機動作から確実に解除し、停止させることができるため、不本意な待機動作を防止することができる。
【0031】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置の構成において、待機動作は、圧縮機の能力を減少させる動作を含むものである。この場合、必要最小限の能力で圧縮機の動作を持続させることができる。それにより、再度温水が必要と判定された場合に、即座に所定の温度の温水を供給することができる。また、圧縮機の動作を持続させることによって圧縮機の急速な再起動による圧縮機への負担を軽減することができる。それにより、圧縮機の長寿命化を図ることができる。さらに、圧縮機の動作を持続させることにより冷媒循環回路内の潤滑油を圧縮機に回収することができ、圧縮機内の潤滑油が不足することを防止することができる。
【0032】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のヒートポンプ給湯装置の構成において、圧縮機の能力を減少させる動作は、圧縮機の回転数を減少させる動作を含むものである。この場合、圧縮機の回転数を減少させることにより必要最小限の能力で圧縮機の動作を持続させることができる。
【0033】
請求項10に記載の発明は、請求項8に記載のヒートポンプ給湯装置の構成において、圧縮機の能力を減少させる動作は、圧縮機の間欠的な動作を含むものである。この場合、圧縮機の間欠的な動作により必要最小限の能力で圧縮機の動作を持続させることができる。
【0034】
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置の構成において、吸熱器は、大気の熱を冷媒に与える熱交換器および熱交換器に大気を供給する大気供給手段を含み、待機動作は、大気供給手段の供給能力を低下させる動作を含むものである。
【0035】
この場合、熱交換器による大気からの吸熱量を低下させることができる。それにより、必要最小限の能力で冷媒循環回路の待機動作を維持することができる。したがって、再度温水が必要と判定された場合に、即座に所定の温度の温水を供給することができる。
【0036】
請求項12に記載の発明は、請求項1〜11のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置の構成において、冷媒循環回路は、放熱器を迂回する冷媒バイパス流路と、放熱器の冷媒流路または冷媒バイパス流路に冷媒を選択的に導く冷媒流路切り替え手段とをさらに有し、待機動作は、冷媒バイパス流路に冷媒が導かれるように冷媒流路切り替え手段を切り替える動作を含むものである。
【0037】
この場合、冷媒流路切り替え手段により冷媒の流路が放熱器を迂回するための冷媒バイパス流路へと切り替えられる。それにより、高温高圧ガス化した冷媒が吸熱器に送られ、吸熱器内部を乾燥させ、霜の発生を防止および除去することができる。したがって、冬季において、待機動作中に霜取りを行うことによって吸熱器の能力低下を防止し、ヒートポンプ給湯装置の再給湯時における昇温速度を向上させることができる。
【0038】
請求項13に記載の発明は、請求項1〜12のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置の構成において、熱量を蓄積する蓄熱手段をさらに備え、待機動作は、放熱器により得られた温水の熱量を蓄熱手段に導く動作を含むものである。
【0039】
この場合、放熱器により加熱された温水の熱量が蓄熱手段に蓄えられる。それにより、温水が不要と判定された後に放熱器により加熱された温水が蓄熱手段に蓄積されるため、待機動作中の熱量を有効に蓄えることができるとともに、放熱器の運転を持続し、再出湯時における熱容量による温度応答遅れを防止することができる。また、再度温水が必要と判定された場合に、即座に所定の温度の温水を供給することができる。
【0040】
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載のヒートポンプ給湯装置の構成において、待機動作は、放熱器により得られた温水の熱量を蓄熱手段に間欠的に導く動作を含むものである。この場合、放熱器により加熱された温水の熱量が間欠的に蓄熱手段に蓄えられるとともに、待機動作の時間を延ばすことができる。
【0041】
請求項15に記載の発明は、請求項13または14に記載のヒートポンプ給湯装置の構成において、蓄熱手段は、放熱器により得られた温水を貯留する貯留手段を含み、放熱器により得られた温水および貯留手段に貯留された温水の一方または両方を温水供給路に導く温水流路切り替え手段をさらに備えるものである。
【0042】
この場合、放熱器により得られた温水を貯留手段に貯留することができる。また、放熱器により得られた温水および貯留手段に貯留された温水の一方または両方を温水流路切り替え手段の操作により選択使用することができる。それにより、要求される給湯負荷が放熱器の加熱負荷よりも大きくなった場合、貯留手段から同時に温水を供給し、大きな給湯負荷にも対応することができる。
【0043】
また、放熱器により加熱された温水の温度が所定温度に到達していないときに、貯留手段により即座に所定温度の温水を使用者に供給することができる。
【0044】
請求項16に記載の発明は、請求項1〜15のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置の構成において、冷媒は、二酸化炭素よりなるものである。冷媒として二酸化炭素を用いることによって、圧縮機内での作動圧力を高くすることができ、低圧から高圧への圧縮比を小さくすることができる。それにより、圧縮機での圧縮効率が向上し、高温な温水を供給することができる。さらに、放熱器において冷媒が超臨界状態にあるので、冷媒と水の温度差を保持しやすい。それにより、冷媒から水に効率的に熱量を供給することができる。その結果、ヒートポンプの効率を示す成績係数COP(熱出力/駆動エネルギー入力)が大きくなる。また、低温下でも低圧が高いため、寒冷地などでも容易にヒートポンプ給湯装置が作動することができる。
【0045】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0046】
(第1の実施例)
図1は本発明の第1の実施例に係る瞬間加熱式のヒートポンプ給湯装置100の構成を示す模式図である。
【0047】
図1に示すように、ヒートポンプ給湯装置100は、冷媒循環回路110、第1の水回路120および第2の水回路130により構成される。
【0048】
冷媒循環回路110は、吸熱器1、圧縮機2、第1の放熱器3、第1の減圧弁4、第2の放熱器5、第2の減圧弁6、第1のバイパス弁7および第2のバイパス弁8を備える。吸熱器1は熱交換器1aおよび送風機1bからなる。第1の放熱器3および第2の放熱器5は熱交換器からなる。
【0049】
熱交換器1aの冷媒出口は、配管31を介して圧縮機2の入口に接続されている。圧縮機2の出口は、配管32を介して第1の放熱器3の冷媒入口に接続されている。第1の放熱器3は、配管33を介して第2の放熱器5の冷媒入口に接続され、配管33には第1の減圧弁4が介挿されている。第2の放熱器5の冷媒出口は、配管34を介して熱交換器1aの冷媒入口に接続され、配管34には第2の減圧弁6が介挿されている。また、配管32から配管35が分岐し、配管35から配管36が分岐している。配管35は配管33の第1の減圧弁4の下流側に接続され、配管36は配管34に接続されている。配管35には第1のバイパス弁7が介挿され、配管36には第2のバイパス弁8が介挿されている。
【0050】
第1の水回路120は、レギュレータ11、第1の流量センサ12、第1の放熱器3、第1の混合弁13、分岐弁17、第2の混合弁23、循環用ポンプ24、逆止弁(図示せず)第2の流量センサ14および出湯温度センサ15を備える。配管41は配管42および配管43に分岐されている。配管41にはレギュレータ11が介挿され、配管42には第1の流量センサ12が介挿されている。配管42は第2の混合弁23の第1の入口に接続されている。
【0051】
第2の混合弁23の出口は、配管53を介して第1の放熱器3の水入口に接続されている。また、第1の放熱器3の水出口は、配管44を介して分岐弁17の入口に接続されている。分岐弁17の第1の出口は、配管54を介して第1の混合弁13の第1の入口に接続されている。分岐弁17の第2の出口は、配管52を介して第2の混合弁23の第2の入口に接続されている。配管52には循環用ポンプ24および逆止弁(図示せず)が介挿されている。配管52は熱交換器1aの近傍に沿って延びるように設けられている。配管43は第1の混合弁13の第2の入口に接続されている。第1の混合弁13の出口は、配管45を介して給湯栓16に接続され、配管45には第2の流量センサ14が介挿されている。また、配管45には出湯温度センサ15が取り付けられている。
【0052】
第2の水回路130は、上記の第2の放熱器5および第1のポンプ9により構成される。第2の放熱器5の水入口は配管37を介して浴槽10の出口に接続され、配管37には第1のポンプ9が介挿されている。第2の放熱器5の水出口は、配管38を介して浴槽10の入口に接続されている。
【0053】
ヒートポンプ給湯装置100において、主として、吸熱器1、圧縮機2、第1の放熱器3、第1の減圧弁4、第2の放熱器5および第2の減圧弁6がヒートポンプを構成する。本実施例では、ヒートポンプの冷媒として二酸化炭素(CO2)を用いる。この冷媒は、冷媒循環回路110内を循環する。
【0054】
ヒートポンプ給湯装置100では、ヒートポンプにより、第1の水回路120に供給される水道水Wを加熱し、温水を給湯栓16の蛇口から供給することが可能であり、また浴槽10の水または低温になった湯を第2の水回路130を循環させて追い焚きすることも可能である。
【0055】
なお、本実施例のヒートポンプ給湯装置100では、1つの圧縮機2が用いられているが、複数の圧縮機2を並列に設けてもよい。
【0056】
次に、図1のヒートポンプ給湯装置100における冷媒循環回路110、第1の水回路120および第2の水回路130の各動作について説明する。
【0057】
まず、冷媒循環回路110および第1の水回路120を用いて水道水Wを加熱する方法について説明する。この場合、初期状態として、第1の減圧弁4は絞りの状態にある。第2の減圧弁6は開放されている。また、第1のバイパス弁7および第2のバイパス弁8は閉じており、第1のポンプ9は停止している。また、第1の混合弁13の第1の入口は開き、第2の入口は閉じている。また、分岐弁17の入口は開き、分岐弁17の第2の出口は閉じている。さらに、第2の混合弁23の第1の入口は開き、第2の混合弁23の第2の入口は閉じている。この状態で、送風機1bが回転し、圧縮機2が作動する。
【0058】
冷媒循環回路110において、冷媒が第1の減圧弁4を通過することによって、低温低圧のガスになる。低温低圧のガスになった冷媒は、配管33を介して第2の放熱器5および第2の減圧弁6を通過し、配管34を介して熱交換器1aに流入する。熱交換器1a内で、冷媒は送風機1bによって吸い込まれた大気からの熱を吸収する。大気熱を吸収した冷媒は、蒸発ガス化し、配管31を介して圧縮機2に流入する。冷媒は、圧縮機2によって圧縮されることにより高温高圧のガスになる。高温高圧ガスになった冷媒は、配管32を介して第1の放熱器3に流入する。第1の放熱器3によって冷媒の高温の熱が後述する第1の水回路120に供給される水道水Wに放出される。これにより、後述する第1の水回路120に供給される水道水Wが加熱される。その後、冷媒は、第1の減圧弁4に流入する。このサイクルが繰り返される。
【0059】
一方、第1の水回路120では、水道水Wが配管41を介してレギュレータ11に導かれ、レギュレータ11によって所定の圧力に調整された後、配管42を介して第1の流量センサ12、第2の混合弁23の第1の入口および第2の混合弁23の出口を通過し、配管53を介して第1の放熱器3に流入する。第1の流量センサ12は、第1の放熱器3に流入する水道水Wの流量を検知している。
【0060】
第1の放熱器3に流入した水道水Wは、ヒートポンプにより加熱されて温水になる。この温水は配管44を介して分岐弁17の入口および分岐弁17の第1の出口を通過し、配管54を介して第1の混合弁13の第1の入口および第1の混合弁13の出口を通過する。その後、温水は第2の流量センサ14を通過し、配管45を介して給湯栓16の蛇口から排出される。この場合、第2の流量センサ14は、配管45を通過する温水の流量を検知している。また、出湯温度センサ15は、配管45を通過する温水の温度を検知している。
【0061】
ここで、出湯温度センサ15によって測定される配管45を通過する温水の温度が過度に高い場合、第1の混合弁13の第2の入口が開放され、配管43を介して水道水Wが温水に加えられる。これにより、適温の温水が給湯栓16の蛇口から排出される。
【0062】
次に、冷媒循環回路110および第2の水回路130を用いて浴槽10内の水または低温の湯を追い焚きする方法について説明する。この場合、初期状態として、第1の減圧弁4は開放されており、第2の減圧弁6は絞りの状態にある。また、第1のバイパス弁7は開放されており、第2のバイパス弁8は閉じている。この状態で、送風機1bが回転し、圧縮機2が作動し、第1のポンプ9が作動する。
【0063】
冷媒循環回路110において、冷媒は第2の減圧弁6を通過することによって低温低圧のガスになる。低温低圧のガスになった冷媒は、配管34を介して熱交換器1aに流入する。熱交換器1a内で、冷媒は送風機1bによって吸い込まれた大気からの熱を吸収する。大気熱を吸収した冷媒は、蒸発気化し、配管31を介して圧縮機2に流入する。冷媒は、圧縮機2によって圧縮されることにより、高温高圧のガスになる。ここで、第1のバイパス弁7が開放されているので、高温高圧ガスになった冷媒は、配管35および第1のバイパス弁7を通過し、配管33を介して第2の放熱器5に流入する。第2の放熱器5によって冷媒の高温の熱が後述する第2の水回路130を循環する水または低温の湯に放出される。このとき、浴水または低温の湯が加熱される。その後、冷媒は、第2の減圧弁6に流入する。このサイクルが繰り返される。
【0064】
一方、第2の水回路130では、浴槽10の水または低温の湯が第1のポンプ9によって吸い出され、配管37を介して第2の放熱器5に流入する。第2の放熱器5に流入した水または低温の湯が前述の高温高圧となった冷媒により加熱されて温水になる。この温水は、配管38を介して浴槽10に戻される。
【0065】
なお、冷媒循環回路110および第1の水回路120を用いて水道水Wを加熱すると同時に、冷媒循環回路110および第2の水回路130を用いて浴槽10内の水または低温の湯を追い焚きすることもできる。
【0066】
この場合、第1の減圧弁4は所定の絞り状態にあり、第2の減圧弁6も所定の絞りの状態にある。また、第1のバイパス弁7および第2のバイパス弁8は閉じている。さらに、第1の混合弁13の第1の入口は開き、第2の入口は閉じている。この状態で、送風機1bが回転し、圧縮機2が作動し、第1のポンプ9が作動する。水道水Wを加熱する方法および浴槽10内の水または低温の湯を追い焚きする方法は前述と同様である。
【0067】
図2は本実施例に係るヒートポンプ給湯装置100の斜視図である。
図2に示すように、ケーシング140には、主として圧縮機2、第1の放熱器3、第2の放熱器5、第1のポンプ9、第2のポンプ18およびタンク20が内蔵され、ケーシング150には、主として吸熱器1が内蔵されている。上記のように、吸熱器1は熱交換器1aおよび送風機1bからなる。なお、後述する第2の実施例に係るヒートポンプ給湯装置102では、ケーシング140に破線で示すように、タンク20が内蔵されている。
【0068】
ケーシング140の高さL1は、例えば750mm、幅Wは、例えば660mm、奥行きD1は、例えば540mmである。また、ケーシング150の高さL2は、例えば1200mm、幅Wは、例えば660mm、奥行きD2は、例えば440mmである。ヒートポンプ給湯装置100全体の高さLは、例えば1950mmである。
【0069】
図3は遠隔操作装置300の一例を示す模式図である。
図3に示すように、遠隔操作装置300は、電源スイッチ301、ふろ自動スイッチ302、追い焚きスイッチ303、液晶表示部304、メニュースイッチ305、上下スイッチ306、確定スイッチ307、予約スイッチ308、給湯優先スイッチ309およびおまかせスイッチ310を含む。
【0070】
使用者により電源スイッチ301、ふろ自動スイッチ302、追い焚きスイッチ303、メニュースイッチ305、上下スイッチ306、確定スイッチ307、予約スイッチ308、給湯優先スイッチ309およびおまかせスイッチ310が押下操作される。それにより、遠隔操作装置300は、後述するヒートポンプ給湯装置100の制御部に所定の指令信号を送信する。制御部は、遠隔操作装置300より送信される所定の指令信号を受信し、ヒートポンプ給湯装置100の各構成要素を制御する。
【0071】
使用者が電源スイッチ301を押下すると、ヒートポンプ給湯装置100の所定構成要素が通電され、使用可能な状態となる。さらに、待機動作スイッチ311を押下すると、給湯栓16が閉じられた状態でも、冷媒循環回路110の待機動作が開始される。また、冷媒循環回路110の待機動作中に使用者が再度待機動作スイッチ311を押下すると、冷媒循環回路110の待機動作が停止される。なお、待機動作スイッチ311を無操作の場合においても、電源スイッチ301の操作によって待機動作の開始および停止を制御することも可能である。
【0072】
ふろ自動スイッチ302を押下することにより図1の浴槽10内に図示しない水回路により所定の温度の水が蓄えられる。追い焚きスイッチ303を押下することにより冷媒循環回路110および第2の水回路130が動作し、浴槽10内の温水が追い焚きされる。
【0073】
また、液晶表示部304には、温水の設定温度304a、設定湯量304b、運転状態304cおよび現在時刻304dが表示される。
【0074】
例えば、使用者は、メニュースイッチ305を押下することにより、温水の温度の設定、湯量の設定、運転状態の設定および現在時刻の設定の切り替えを行い、上下スイッチ306a,306bを押下することにより各設定を行い、確定スイッチ307を押下することにより設定内容を確定する。給湯優先スイッチ309を押下することにより給湯を優先させるか浴槽10を優先させるかを切り替える。
【0075】
例えば、給湯条件を設定する場合、まず給湯優先スイッチ309を押下する。温水の温度を設定する場合には、メニュースイッチ305により設定温度304aを選択し、さらに上下スイッチ306bを押下することにより給湯時の設定温度が上昇し、上下スイッチ306aを押下することにより給湯時の設定温度が下降する。ここで、上下スイッチ306aを押下し続けることにより設定温度304aが例えば35℃以下に設定すると、設定温度304aの代わりに「給湯切」が表示される。この場合、冷媒循環回路110の動作が停止され、給湯栓16の蛇口から水道水Wが供給される。
【0076】
また、湯量を設定する場合、メニュースイッチ305により設定湯量304bを選択し、さらに上下スイッチ306bを押下することにより湯量が多めに設定され、上下スイッチ306aを押下することにより湯量が少なめに設定される。また、使用者は、予約スイッチ308を押下することにより、所定の時刻に所定の動作を行うよう設定することができる。
【0077】
図4はヒートポンプにおけるCO2冷媒の状態変化をフロン系冷媒と比較して示すモリエル線図である。
【0078】
図4の縦軸は圧力を示し、横軸はエンタルピを示す。また、一点鎖線CはCO2冷媒の状態変化を示し、Fはフロン系冷媒の状態変化を示す。C1はCO2冷媒の飽和液線を示し、C2はCO2冷媒の飽和蒸気線を示し、F1はフロン系冷媒の飽和液線を示し、F2はフロン系冷媒の飽和蒸気線を示す。PcはCO2冷媒の臨界点を示し、Pfはフロン系冷媒の臨界点を示す。TcはCO2冷媒の等温線を示し、Tfはフロン系冷媒の等温線を示す。
【0079】
飽和液線C1,F1よりも低エンタルピ側では、冷媒は液体状態となり、飽和液線C1,F1よりも高エンタルピ側でかつ飽和蒸気線C2,F2より低エンタルピ側では、冷媒は液体と気体との二相状態となり、飽和蒸気線C2,F2よりも高エンタルピ側では、冷媒は気体状態となる。また、臨界点以上の圧力では、冷媒は超臨界状態となる。
【0080】
図4の位置S11,S21は、吸熱器の出口および圧縮機の入口に相当し、位置S12,S22は圧縮機の出口および放熱器の入口の相当し、位置S13,S23は放熱器の出口および減圧弁の入口に相当し、位置S14,S24は減圧弁の出口および吸熱器の入口に相当する。
【0081】
まず、CO2冷媒の状態変化について説明する。位置S11のCO2冷媒は、圧縮機によって高温高圧の超臨界のガス状態になり、位置S12に移行する。この過程でCO2冷媒の圧力およびエンタルピが増加する。次に、位置S12のCO2冷媒が放熱器を通過することにより熱が水に放出され、位置S13に移行する。配管の圧力損失を無視すると、この過程でCO2冷媒の圧力は変化せず、エンタルピが低下する。このとき、CO2冷媒の温度は低下する。さらに、位置S13のCO2冷媒が減圧弁を通過することにより低温低圧の液体およびガスの二相状態になり、位置S14に移行する。この過程でCO2冷媒の圧力は低下し、エンタルピは変化しない。その後、位置S14のCO2冷媒が吸熱器を通過することにより外気の熱を吸収しつつ低温低圧のガス状態になり、位置S11に移行する。この過程で圧力は変化せず、エンタルピが増加する。
【0082】
次に、フロン系冷媒の状態変化について説明する。位置S21のフロン系冷媒は圧縮機によって高温高圧のガス状態になり、位置S22に移行する。この過程でフロン系冷媒の圧力およびエンタルピが増加する。次に、位置S22のフロン系冷媒が放熱器を通過することにより熱が水に放出され、位置S23に移行する。この過程でフロン系冷媒の圧力は変化せず、エンタルピが低下する。このとき、フロン系冷媒の温度が低下する。それにより、フロン系冷媒は液化する。さらに、位置S23のフロン系冷媒が減圧弁を通過することにより低温低圧の液体およびガスの二相状態になり、位置S24に移行する。この過程でフロン系冷媒の圧力は低下し、エンタルピは変化しない。その後、位置S24のフロン系冷媒が吸熱器を通過することにより外気の熱を吸収しつつ低温低圧のガス状態になり、位置S21に移行する。この過程で圧力は変化せずエンタルピが増加する。
【0083】
このように、CO2冷媒では、フロン系冷媒と比較すると、サイクル内での作動圧力が4〜5倍と高くなる一方で、低圧から高圧への圧縮比が小さく、圧縮機での圧縮効率が向上する。その結果、ヒートポンプの効率を示す成績係数COP(熱出力/駆動エネルギー入力)が大きくなる。また、低温下でも低圧が高いため、フロン系冷媒では対応が困難であった寒冷地などでも容易に作動することができる。
【0084】
次に、放熱器におけるCO2冷媒およびフロン系冷媒の加熱特性について説明する。図5は放熱器におけるフロン系冷媒およびCO2冷媒の加熱特性を示す図である。また、図6は放熱器の構造を示す模式図である。
【0085】
図5において、縦軸が温度を示し、横軸が放熱器の冷媒入口および水出口から冷媒出口および水入口までの位置を示す。
【0086】
図6に示すように、第1の放熱器3には、曲折された冷媒用の蛇行配管500が形成されている。その蛇行配管500に沿って水用の蛇行配管501が形成されている。蛇行配管501は蛇行配管500と接触するように設けられている。それにより、熱量の変換が効率よく行われる。
【0087】
蛇行配管500の一端には冷媒入口Cinが設けられ、蛇行配管500の他端には冷媒出口Coutが設けられる。また、蛇行配管501の一端には水出口Woutが設けられ、蛇行配管501の他端には水入口Winが設けられる。すなわち、冷媒入口Cinと水出口Woutとが蛇行配管500,501の同じ一端に設けられ、冷媒出口Coutと水入口Winとが蛇行配管500,501の同じ他端に設けられる。
【0088】
それにより、図5(b)に示す一定の比例関係を有する温度変化が第1の放熱器3内でも維持され、冷媒から水への熱の供給が効率よく行われる。
【0089】
図5(a)はフロン系冷媒の温度変化A1および水の温度変化B1を示し、図5(b)はCO2冷媒の温度変化A2および水の温度変化B2を示す。
【0090】
図5(a)に示すように、冷媒入口Cinから流入したフロン系冷媒が水に熱量を供給することにより、フロン系冷媒の温度が直線的に低下する。しかし、その後、フロン系冷媒が凝縮域に入り、ガス状態から液体状態に変遷する。その際に、冷媒は相変化しているため、潜熱は放出するが、温度は変わらない。そのため、フロン系冷媒の温度が、矢印A11で示すように、変化せず、フロン系冷媒から水に効率良く熱が供給されない。したがって、水入口Winから流入した水の温度は、矢印B11で示すように緩やかに上昇することになる。
【0091】
一方、図5(b)に示すように、冷媒入口Cinから流入したCO2冷媒が水に熱量を供給することにより、CO2冷媒の温度が直線的に低下する。この場合、CO2冷媒は、超臨界域にあるため、凝縮しない。そのため、CO2冷媒が冷媒出口Coutから排出されるまで、CO2冷媒の温度は、矢印A21で示すように、直線的に低下し続ける。それにより、水入口Winから流入した水にCO2冷媒から効率的に熱量が供給され、水の温度は、矢印B21で示すように、直線的に上昇し続け、水出口Woutから排出される。
【0092】
上記の温度特性により、フロン系冷媒を用いた場合には、常温の水を出湯温度P1(=65℃)までしか上昇させることができないが、CO2冷媒を用いることにより、常温の水を出湯温度P2(=90℃)まで上昇させることができる。
【0093】
図7は図1のヒートポンプ給湯装置100の制御系の構成を示すブロック図である。
【0094】
図7に示すように、制御部40は、第1の流量センサ12により測定される流量値、第2の流量センサ14により測定される流量値、出湯温度センサ15により測定される温度値および遠隔操作装置300から与えられる指令信号を受け取る。
【0095】
制御部40は、第1の流量センサ12により測定される流量値、第2の流量センサ14により測定される流量値、出湯温度センサ15により測定される温度値および遠隔操作装置300から与えられる指令信号などに基づいて、送風機1bの回転数、第1の減圧弁4の開度、第1のバイパス弁7の開閉、圧縮機2の回転数、第2のバイパス弁8の開閉、第2の減圧弁6の開度、第1のポンプ9の回転数、第1の混合弁13の切り替え、分岐弁17の切り替えおよび第2の混合弁23の切り替えを制御する。
【0096】
次に、本実施例に係るヒートポンプ給湯装置100の待機運転時の動作について説明する。ここでは、第1の水回路120を用いる場合の動作を説明する。第2の水回路130を用いた場合の動作も同様である。
【0097】
図8および図9は、本発明の第1の実施例に係るヒートポンプ給湯装置100における制御部40の処理手順を示すフローチャートである。
【0098】
図8に示すように、制御部40は、遠隔操作装置300の電源スイッチ301がオンされたか否かを判別する(図8のステップS1)。
【0099】
遠隔操作装置300の電源スイッチ301がオンされた場合、制御部40は、第2の流量センサ14から配管45を通過する水道水の流量値を受け取る(ステップS2)。遠隔操作装置300の電源スイッチ301がオンされていない場合、ステップS1に戻り上記の処理を繰り返す。
【0100】
次に、制御部40は、第2の流量センサ14からの水道水の流量値が所定値以上であるか否かを判別する(ステップS3)。第2の流量センサ14からの水道水の流量値が所定値以上の場合、制御部40は、冷媒循環回路110の運転を調整する(ステップS4)。第2の流量センサ14からの水道水の流量値が所定値を超えていない場合、ステップS2に戻り上記の処理を繰り返す。
【0101】
次に、制御部40は、冷媒循環回路110および第1の水回路120の通常運転を行う(ステップS5)。次に、制御部40は、第2の流量センサ14から配管45を通過する温水の流量値を受け取る(ステップS6)。
【0102】
次に、制御部40は、第2の流量センサ14からの温水の流量値が所定値以下であるか否かを判別する(ステップS7)。第2の流量センサ14からの温水の流量値が所定値を超えている場合、ステップS6に戻り上記の処理を繰り返す。第2の流量センサ14からの温水の流量値が所定値以下の場合、制御部40は、後述する待機運転を開始する(図9のステップS8)。制御部40は、待機運転の開始から内蔵のタイマにより経過時間を測定する。
【0103】
なお、遠隔操作装置300の待機動作スイッチ311が任意のタイミングで押下されると、制御部40は、他の処理を中止し、待機運転を開始する(ステップS100)。
【0104】
次に、制御部40は、待機運転の開始から所定時間を経過したか否かを判別する(ステップS9)。待機運転の開始から所定時間を経過した場合、制御部40は、待機運転を中止する(ステップS10)。その後、ヒートポンプの運転が終了する。
【0105】
なお、待機運転中に遠隔操作装置300の待機動作スイッチ311が再び押下されると、制御部40は、待機運転を中止する(ステップS200)。
【0106】
待機運転の開始から所定時間を経過していない場合、制御部40は、第2の流量センサ14から配管45を通過する温水の流量値を受け取る(ステップS11)。次に制御部40は、第2の流量センサ14からの温水の流量値が所定値以上であるか否かを判別する(ステップS12)。第2の流量センサ14からの温水の流量値が所定値以上の場合、制御部40は、ステップS4に戻り、冷媒循環回路110の運転を所定状態となるよう調整する。
【0107】
第2の流量センサ14からの温水の流量値が所定値を超えていない場合、制御部40は、遠隔操作装置300の電源スイッチ301がオフされたか否かを判別する(ステップS13)。遠隔操作装置300の電源スイッチ301がオフされた場合、待機運転を中止する(ステップS10)。遠隔操作装置300の電源スイッチ301がオフされていない場合、ステップS8に戻り上記の処理を繰り返す。
【0108】
図10は本発明の第1の実施例に係るヒートポンプ給湯装置100における制御部40の待機運転の一例を示すフローチャートである。
【0109】
図10に示すように、制御部40は、温水の循環処理(ステップS20)、圧縮機2の能力の低減処理(ステップS21)、送風機1bの回転数の低減処理(ステップS22)および第1の放熱器3のバイパス処理(ステップS23)を行う。
【0110】
ここで、圧縮機2の能力の低減処理について説明する。図11は制御部40による圧縮機2の能力の低減処理における圧縮機2の回転数の変化を示す図であり、(a)は能力の低減処理の第1の例を示し、(b)は能力の低減処理の第2の例を示す。図11(a),(b)において、縦軸は圧縮機2の単位時間当りの回転数を示し、横軸は時間を示す。
【0111】
図11(a)の例においては、制御部40は、時点t1で第2の流量センサ14からの流量値が所定値以下になると、圧縮機2の回転数を低下させ、圧縮機2を一定の低回転数で所定時間回転させる。
【0112】
また、図11(b)の例においては、制御部40は、時点t2で第2の流量センサ14からの流量値が所定値以下になると、圧縮機2の回転を所定時間停止させ、時点t3で再び一定の回転数で所定時間回転させる。このサイクルが繰り返されるように圧縮機2の間欠運転を行う。
【0113】
上記の温水の循環処理においては、分岐弁17の第2の出口および第2の混合弁23の第2の入口が開放される。この場合、第1の放熱器3に流入した水道水Wは、ヒートポンプにより加熱されて温水になる。この温水の一部は、配管44を介して分岐弁17の入口および分岐弁17の第2の出口を通過し、循環用ポンプ24により配管52および逆止弁(図示せず)を通して熱交換器1aの近傍を通過し、第2の混合弁23の第2の入口から第2の混合弁23の出口および配管53を通して第1の放熱器3の水入口に流入する。それにより、第1の放熱器3により加熱された温水の最小限の循環サイクルが形成される。
【0114】
上記の第1の放熱器3のバイパス処理においては、第2のバイパス弁8が開放され、第1のバイパス弁7および第1の減圧弁4が閉じられる。これにより、冷媒は第1の放熱器3を迂回する。
【0115】
本例では、上記の温水の循環処理により、第1の放熱器3によって得られた温水が吸熱器1の近傍に導かれ、第1の放熱器3の上流側に戻される。それにより、第1の放熱器3により得られた温水の最小限の循環サイクルが形成される。その結果、温水の熱量が吸熱器1の冷媒に放出される。それにより、使用者が給湯栓16を閉じた後に第1の放熱器3により温水が加熱されて再び使用者が給湯栓16を開いたときに即座に所定の温度の温水を供給することができる。また、第1の放熱器3に温水を送ることによって第1の放熱器3が温まり、第1の放熱器3の動作初期に必要とされる熱容量の不足による第1の放熱器3の動作遅れを防止することができる。これにより、再度使用者が給湯栓16を開いた場合に、即座に所定の温度の温水を供給することができる。
【0116】
また、上記の圧縮機2の能力の低減処理により、必要最小限の能力で圧縮機2の動作を持続させることができる。それにより、冷媒循環回路110の動作を最小限に維持し、冷媒循環回路110を保温することができるため、再度使用者が給湯栓16を開いた場合に、即座に所定の温度の温水を供給することができる。また、圧縮機2の動作を持続させることによって圧縮機2の急速な再起動による圧縮機2への負担を軽減することができる。それにより、圧縮機2の長寿命化を図ることができる。さらに、圧縮機2の動作を持続させることにより冷媒循環回路110内の潤滑油を圧縮機2に回収することができ、圧縮機2内の潤滑油が不足することを防止することができる。
【0117】
また、上記の送風機1bの回転数の低減処理により、熱交換器1aによる大気からの吸熱量を低下させることができる。それにより、必要最小限の能力で冷媒循環回路110の動作を維持することができる。したがって、再度温水が必要と判定された場合に、即座に所定の温度の温水を供給することができる。また、第1の放熱器3内部の過昇温を防止することができる。
【0118】
さらに、上記の第1の放熱器3のバイパス処理により、高温高圧ガス化した冷媒が熱交換器1aに送られ、熱交換器1a内部を乾燥させ、霜の発生を防止および除去することができる。したがって、冬季において、待機運転中に霜取りを行うことによって熱交換器1aの能力低下を防止し、ヒートポンプ給湯装置100の再給湯時における昇温速度を向上させることができる。
【0119】
なお、ステップS20の温水の循環処理、ステップS21の圧縮機2の能力の低減処理、ステップS22の送風機1bの回転数の低減処理およびステップS23の第1の放熱器3のバイパス処理のうちいずれか1つ、2つまたは3つを行ってもよい。
【0120】
また、第1の水回路120および冷媒循環回路110の運転および停止は、上記のように、第2の流量センサ14からの流量値に基づいて制御されるが、第2の水回路130および冷媒循環回路110の運転および停止は、遠隔操作装置300の追い焚きスイッチ303の操作に基づいて制御される。
【0121】
なお、本実施例においては、使用者が給湯栓16を開いたか否かを判定するために、第2の流量センサ14により配管45内を流れる水量を検知することとしたが、これに限定されず、第1の流量センサ12により配管42内を流れる水量を検知することとしてもよい。または、使用者が給湯栓16を開いたか否かを判定するために、第1の流量センサ12および第2の流量センサ14の両方により配管42,45内を流れる水量を検知することとしてもよい。さらに、第1の流量センサを設けなくてもよい。また、流量センサの代わりに、流量スイッチ、圧力スイッチまたは温度センサなどにより配管42,45内の水の流量を検知してもほぼ同様の効果が得られる。
【0122】
(第2の実施例)
図12は本発明の第2の実施例に係る瞬間加熱式のヒートポンプ給湯装置102の構成を示す模式図である。
【0123】
図12に示すように、本実施例に係るヒートポンプ給湯装置102が第1の実施例に係る図1のヒートポンプ給湯装置100と異なる点は、分岐弁17、第2の混合弁23、循環用ポンプ24、逆止弁(図示せず)および配管52が設けられておらず、第2のポンプ18、逆止弁19、タンク20、第4のバイパス弁21、第5のバイパス弁22および配管47〜51がさらに設けられている点である。
【0124】
この場合、配管41は配管47および配管48に分岐している。配管47はタンク20の水入口に接続されている。配管48は配管45に接続され、配管48には第5のバイパス弁22が介挿されている。また、配管50の一端はタンク20の水出口に接続されており、配管50の他端は第1の放熱器3の水入口に接続されている。配管50には第2のポンプ18および第1の流量センサ12が介挿され、第2のポンプ18に並列に逆止弁19が接続されている。また、配管51は配管44から分岐し、タンク20の湯入口に接続されている。配管51には第4のバイパス弁21が介挿されている。タンク20の湯出口は、配管49を介して第1の混合弁13の第2の入口に接続されている。
【0125】
通常の給湯時には、配管41に流入した水道水Wが配管47を通してタンク20の水入口に供給され、タンク20の水出口から排出される水が配管50および逆止弁19を通して第1の放熱器3に供給される。第1の放熱器3により加熱された温水が配管44、第1の混合弁13および配管45を通して給湯栓16から排出される。
【0126】
本実施例においては、出湯温度センサ15によって測定される配管45を通過する温水の温度が過度に高い場合、第5のバイパス弁22が開放され、配管48を介して水道水Wが温水に加えられる。これにより、適温の温水が給湯栓16の蛇口から排出される。
【0127】
図13は図12のヒートポンプ給湯装置102の制御系の構成を示すブロック図である。
【0128】
図13に示すように、本実施例に係るヒートポンプ給湯装置102の制御系の構成が第1の実施例に係るヒートポンプ給湯装置100の制御系の構成と異なる点は、制御部40が第2のポンプ18、第4のバイパス弁21および第5のバイパス弁22を制御する点である。
【0129】
この場合、制御部40は、第1の流量センサ12により測定される流量値、第2の流量センサ14により測定される流量値、出湯温度センサ15により測定される温度値および遠隔操作装置300から与えられる指令信号に基づいて、第2のポンプ18の回転数、第4のバイパス弁21の開閉および第5のバイパス弁22の開閉を制御する。
【0130】
次に、本実施例に係るヒートポンプ給湯装置102の待機運転時の動作について説明する。ここでは、第1の水回路120を用いる場合の動作を説明する。第2の水回路130を用いた場合の動作も同様である。
【0131】
本発明の第2の実施例に係るヒートポンプ給湯装置102における制御部40の処理手順は、図8および図9に示す本発明の第1の実施例と同様である。
【0132】
図14は本発明の第2の実施例に係るヒートポンプ給湯装置102における制御部40の待機運転の一例を示すフローチャートである。
【0133】
図14に示すように、制御部40は、タンク20の蓄熱処理(ステップS30)、圧縮機2の能力の低減処理(ステップS31)、送風機1bの回転数の低減処理(ステップS32)および第1の放熱器3のバイパス処理(ステップS33)を行う。ステップS31の圧縮機2の能力の低減処理は、第1の実施例における圧縮機2の能力の低減処理と同様である。
【0134】
上記のタンク20の蓄熱処理においては、第1の混合弁13の第1の入口が閉じられ、第4のバイパス弁21が開放され、第2のポンプ18が動作する。それにより、第1の放熱器3により加熱された温水が第4のバイパス弁21、配管51、タンク20、配管50および第2のポンプ18を経由して第1の放熱器3に戻る。このようにして、温水が第1の放熱器3およびタンク20を循環することにより温水の熱がタンク20内部に蓄えられる。
【0135】
上記の第1の放熱器3のバイパス処理においては、第2のバイパス弁8が開放され、第1のバイパス弁7および第1の減圧弁4が閉じられる。これにより、冷媒は第1の放熱器3を迂回する。
【0136】
本例では、上記のタンク20の蓄熱処理により、第1の放熱器3により加熱された温水の熱量をタンク20に蓄えることができる。それにより、使用者が給湯栓16を閉じた後に第1の放熱器3により温水が加熱されて再び使用者が給湯栓16を開いたときに所定の温度の温水を供給することができる。
【0137】
また、第1の放熱器3により加熱された温水の熱量を間欠的にタンク20に蓄えることにより、待機運転の時間を延ばすことができる。
【0138】
また、第1の放熱器3により得られた温水をタンク20に貯留することができる。さらに、第1の放熱器3により得られた温水およびタンク20に貯留された温水の一方または両方を第1の混合弁13の操作により選択使用することができる。それにより、要求される給湯負荷が第1の放熱器3の加熱負荷よりも大きくなった場合、タンク20から同時に温水を供給し給湯負荷を満たすことができるため、大きな給湯負荷にも対応することができる。
【0139】
また、第1の放熱器3により加熱された温水の温度が所定温度に到達していないときに、タンク20により即座に所定温度の温水を使用者に供給することができる。
【0140】
また、上記の圧縮機2の能力の低減処理により、必要最小限の能力で圧縮機2の動作を持続させることができる。それにより、冷媒循環回路110の動作を最小限に維持し、冷媒循環回路110を保温することができるため、再度使用者が給湯栓16を開いた場合に、即座に所定の温度の温水を供給することができる。また、圧縮機2の動作を持続させることによって圧縮機2の急速な再起動による圧縮機2への負担を軽減することができる。それにより、圧縮機2の長寿命化を図ることができる。さらに、圧縮機2の動作を持続させることにより冷媒循環回路110内の潤滑油を圧縮機2に回収することができ、圧縮機2内の潤滑油が不足することを防止することができる。
【0141】
また、上記の送風機1bの回転数の低減処理により、熱交換器1aによる大気からの吸熱量を低下させることができる。それにより、必要最小限の能力で冷媒循環回路110の動作を維持することができる。したがって、再度温水が必要と判定された場合に、即座に所定の温度の温水を供給することができる。また、第1の放熱器3内部の過昇温を防止することができる。
【0142】
さらに、上記の第1の放熱器3のバイパス処理により、高温高圧ガス化した冷媒が熱交換器1aに送られ、熱交換器1a内部を乾燥させ、霜の発生を防止および除去することができる。したがって、冬季において、待機動作中に霜取りを行うことによって熱交換器1aの能力低下を防止し、ヒートポンプ給湯装置102の再給湯時における昇温速度を向上させることができる。
【0143】
なお、ステップS30のタンク20の蓄熱処理、ステップS31の圧縮機2の能力の低減処理、ステップS32の送風機1bの回転数の低減処理およびステップS33の第1の放熱器3のバイパス処理のうちいずれか1つ、2つまたは3つを行ってもよい。ただし、ステップS30のタンク20の蓄熱処理は最初に行う必要がある。
【0144】
また、第1の水回路120および冷媒循環回路110の運転および停止は、上記のように、第2の流量センサ14からの流量値に基づいて制御されるが、第2の水回路130および冷媒循環回路110の運転および停止は、遠隔操作装置300の追い焚きスイッチ303の操作に基づいて制御される。
【0145】
なお、夜間等の不使用時に制御部40の制御により冷媒循環回路110および第1の水回路120を動作させることによりタンク20に温水を貯留してもよい。この場合、使用時に制御部40の制御により第1の混合弁13の第2の入口を開放することによって、タンク20内に貯留された温水を配管49および配管45を介して給湯栓16の蛇口から排出する。
【0146】
実施例1および2においては、送風機1bが大気供給手段に相当し、第1の減圧弁4および第2の減圧弁6が減圧手段に相当し、第2のバイパス弁8が冷媒流路切り替え手段に相当し、第1の流量センサ12および第2の流量センサ14が判定手段および流量検知手段に相当し、混合弁13が温水流路切り替え手段に相当し、配管52、分岐弁17および第2の混合弁23が温水循環手段に相当し、タンク20が蓄熱手段および貯留手段に相当し、制御部40が制御手段、判定手段、計時手段および要否判定手段に相当し、電源スイッチ301が判定手段に相当し、追い焚きスイッチ303が判定手段および動作スイッチに相当する。
【0147】
【発明の効果】
本発明に係るヒートポンプ給湯装置によれば、判定手段によって温水が必要であると判定された場合、制御手段によって冷媒循環回路の所定の通常動作が実行される。それにより、水供給路により放熱器の水流路に導かれた水が放熱器によって加熱される。放熱器により得られた温水は温水供給路により所定場所に導かれる。これにより、使用者に即座に温水を供給することができる。
【0148】
また、判定手段により温水が不要であると判定された場合に、制御手段によって所定の待機動作が実行される。それにより、再び温水が必要であると判定された場合に、待機動作から通常動作へ移行することによって所定の温度の温水を即座に供給することができる。したがって、給湯停止および再給湯を短時間で繰り返し行った場合でも所定の温度の温水が即座に供給される。
【0149】
また、温水が不要となった場合に、冷媒循環回路が急停止されずに待機動作が実行された後に停止されるので、冷媒循環回路の急停止によるヒートポンプ給湯装置の過昇温状態や動作不良の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る瞬間加熱式のヒートポンプ給湯装置の構成を示す模式図
【図2】本実施例に係るヒートポンプ給湯装置の斜視図
【図3】遠隔操作装置の一例を示す模式図
【図4】ヒートポンプにおけるCO2冷媒の状態変化をフロン系冷媒と比較して示すモリエル線図
【図5】放熱器におけるフロン系冷媒およびCO2冷媒の加熱特性を示す図
【図6】放熱器の構造を示す模式図
【図7】図1のヒートポンプ給湯装置の制御系の構成を示すブロック図
【図8】本発明の第1の実施例に係るヒートポンプ給湯装置における制御部の処理手順を示すフローチャート
【図9】本発明の第1の実施例に係るヒートポンプ給湯装置における制御部の処理手順を示すフローチャート
【図10】本発明の第1の実施例に係るヒートポンプ給湯装置における制御部の待機運転の一例を示すフローチャート
【図11】制御部による圧縮機の能力の低減処理における圧縮機の回転数の変化を示す図
【図12】本発明の第2の実施例に係る瞬間加熱式のヒートポンプ給湯装置の構成を示す模式図
【図13】図12のヒートポンプ給湯装置の制御系の構成を示すブロック図
【図14】本発明の第2の実施例に係るヒートポンプ給湯装置における制御部の待機運転の一例を示すフローチャート
【符号の説明】
1 吸熱器
1a 熱交換器
1b 送風機
2 圧縮機
3 第1の放熱器
4 第1の減圧弁
5 第2の放熱器
6 第2の減圧弁
8 第2のバイパス弁
12 第1の流量センサ
13 混合弁
14 第2の流量センサ
20 タンク
21 第4のバイパス弁
50 制御部
100,102 ヒートポンプ給湯装置
110 冷媒循環回路
120 第1の水回路
130 第2の水回路
300 遠隔操作装置
301 電源スイッチ
303 追い焚きスイッチ
311 待機動作スイッチ
W 水道水[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hot water supply apparatus using a heat pump (hereinafter referred to as a heat pump hot water supply apparatus).
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various heat pump hot water supply apparatuses have been developed. The heat pump mainly includes a heat absorber, a compressor, a radiator, and a pressure reducing valve, and the refrigerant circulates in a closed circuit including the heat absorber, the compressor, the heat radiator, and the pressure reducing valve. In this case, when the refrigerant passes through the pressure reducing valve, the temperature is lowered to low pressure, and the low temperature and low pressure refrigerant is supplied to the heat absorber to absorb the heat of the outside air. Further, the refrigerant that has absorbed the heat is compressed by the compressor to become high temperature and high pressure, and the heat of the refrigerant is given to the tap water by the radiator. Thereby, tap water is heated with low electric power.
[0003]
Such a heat pump hot water supply apparatus has a hot water storage tank and stores a preheated hot water in the hot water storage tank, and a hot water heat pump hot water supply that instantaneously heats tap water during use. There is a device.
[0004]
In a hot water storage type heat pump hot water supply apparatus, tap water is heated in the middle of the night under the control of a microcomputer, and the hot water is stored in a hot water storage tank. Therefore, when the user opens the hot water tap, hot water stored in the hot water storage tank is supplied from the faucet. When the user closes the water tap, the supply of hot water from the hot water storage tank is stopped. In such a hot water storage type heat pump hot water supply apparatus, the operation and stop of the heat pump are controlled by a microcomputer regardless of the user's opening / closing operation of the water tap.
[0005]
In the hot water storage type heat pump hot water supply apparatus described above, the hot water storage tank is generally required to have a capacity of about 300 to 400 liters in order to cover the amount of hot water used at home in one day, so that it is difficult to reduce the size. Moreover, it is difficult to reduce the weight of the hot water storage tank in order to satisfy the pressure resistance performance. For this reason, in consideration of the problem at the time of conveyance and the problem of installation work, the heat pump hot water supply apparatus is generally composed of two units. Furthermore, after installation, the hot water storage tank is usually full and its weight is several hundred kilograms. As a result, a large installation space for installing the heat pump water heater is required, and a large load resistance is required at the installation location.
[0006]
Therefore, in recent years, development of an instantaneous heating type heat pump hot water supply apparatus that does not have a hot water storage tank has been promoted (see, for example,
[0007]
In this instantaneous heating type heat pump hot water supply apparatus, the heat pump is operated during use to instantaneously heat tap water and supply hot water from a faucet. Such an instantaneous heating type heat pump hot water supply apparatus does not require a hot water storage tank, and thus can be reduced in size and weight. In addition, there is no heat dissipation loss during hot water storage, and heating is supplied as much as it is used. Furthermore, since hot water can be heated and supplied as necessary, hot water does not run out even if a large amount of hot water is used.
[0008]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-311597
[Patent Document 2]
JP-A-2-223767
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in a conventional instantaneous heating type heat pump water heater, when the user opens the water tap after turning on the power switch, the heat pump operates, hot water is discharged from the faucet, and the user When the stopper is closed, the operation of the heat pump stops. That is, the operation of the heat pump and its stop are performed at an arbitrary timing in conjunction with the user's operation.
[0010]
However, it takes a certain period of time from the operation of the heat pump until hot water having a predetermined temperature is discharged. In particular, after a user starts using hot water, the tap may be closed or opened in a short time. In such a case, every time the tap is opened, it is inconvenient to wait until the hot water is heated to a predetermined temperature. Further, an excessive temperature rise or malfunction may occur due to sudden start and stop of the heat pump at an arbitrary timing.
[0011]
Accordingly, an object of the present invention is to supply hot water of a predetermined temperature immediately even when hot water stop and re-hot water are repeatedly performed in a short time, and prevent an excessive temperature rise state or malfunction, thereby improving reliability and safety. It is an object of the present invention to provide a heat pump hot-water supply device that has a high instantaneous property.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the conventional problems, a heat pump water heater of the present invention includes a water supply path that guides water to a water flow path of a radiator, a hot water supply path that guides hot water obtained by the radiator to a predetermined place, and hot water. When it is determined that the hot water is necessary by the determination means for determining necessity and when the determination means determines that the normal operation of the refrigerant circulation circuit is executed, and when the determination means determines that the hot water is unnecessary And a control means for executing a predetermined standby operation.
[0013]
In the heat pump hot water supply apparatus according to the present invention, when it is determined by the determination means that hot water is necessary, a predetermined normal operation of the refrigerant circulation circuit is executed by the control means. Thereby, the water led to the water flow path of the radiator by the water supply path is heated by the radiator. Hot water obtained by the radiator is guided to a predetermined place by a hot water supply path. Moreover, when it is determined by the determination means that hot water is unnecessary, a predetermined standby operation is executed by the control means.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The invention according to
[0015]
In the heat pump hot water supply apparatus according to the present invention, when it is determined by the determination means that hot water is necessary, a predetermined normal operation of the refrigerant circulation circuit is executed by the control means. Thereby, the water led to the water flow path of the radiator by the water supply path is heated by the radiator. Hot water obtained by the radiator is guided to a predetermined place by a hot water supply path. Thereby, warm water can be supplied to a user.
[0016]
When it is determined by the determination means that hot water is unnecessary, a predetermined standby operation is performed by the control means.In other words, hot water circulation operation by hot water circulation meansIs executed.In this case, the hot water obtained by the heat radiator is guided to the heat radiating portion, the temperature of the hot water is lowered to become low temperature water, and returned to the upstream side of the heat radiator. As a result, the refrigerant circulation circuit can be maintained as a minimum circulation cycle. Therefore, after it is determined that hot water is unnecessary, the operation of the radiator is also maintained to a minimum, and it is determined that hot water is required again. Sometimes hot water can be supplied immediately. Also, operate the radiator As a result, the radiator is warmed, and the response delay of the tapping temperature of the radiator due to the heat capacity of the radiator required in the initial operation of the radiator can be prevented. Thereby, the temperature responsiveness when it is determined that hot water is necessary again becomes good, and hot water at a predetermined temperature can be immediately supplied. Results aboveEven when the hot water supply and the supply stop are repeated in a short time, hot water of a predetermined temperature is immediately supplied.
[0017]
In addition, when hot water is no longer needed, the refrigerant circulation circuit is stopped after the standby operation is executed without being suddenly stopped. Therefore, the overheated state or malfunction of the heat pump water heater due to the sudden stop of the refrigerant circulation circuit Can be prevented.
[0018]
According to a second aspect of the present invention, in the configuration of the heat pump hot water supply device according to the first aspect, when the control means does not determine that the hot water is necessary by the determination means within a predetermined time from the start of the standby operation. The standby operation of the refrigerant circulation circuit is stopped.
[0019]
In this case, when a predetermined time has elapsed since it was determined that hot water is unnecessary, the control unit stops the standby operation of the refrigerant circulation circuit. Thereby, unnecessary power consumption due to a long-time standby operation can be prevented.
[0020]
According to a third aspect of the present invention, in the configuration of the heat pump hot water supply apparatus according to the second aspect, when the control means determines that the hot water is required by the determination means before the predetermined time has elapsed from the start of the standby operation. The refrigerant circulation circuit is shifted from the standby operation to the normal operation.
[0021]
In this case, the standby operation is executed until the predetermined time elapses after it is determined that the hot water is unnecessary. Therefore, when the hot water is required again, the refrigerant circulation circuit is shifted from the standby operation to the normal operation to perform the predetermined operation. It is possible to supply hot water at a temperature of
[0022]
According to a fourth aspect of the present invention, in the configuration of the heat pump hot-water supply apparatus according to the second or third aspect, the control unit is configured to perform a predetermined time from the start of the standby operation when the determination unit determines that the hot water is unnecessary. It further includes a time measuring means for starting the measurement.
[0023]
In this case, when it is determined that the hot water is unnecessary, the predetermined time is measured from the start of the standby means by the time measuring means. Thereby, it is possible to reliably stop the refrigerant circulation circuit when a predetermined time has elapsed after it is determined that hot water is unnecessary.
[0024]
According to a fifth aspect of the present invention, in the configuration of the heat pump hot water supply device according to any one of the first to fourth aspects, the determination unit includes a flow rate detection unit that detects a flow rate of the hot water in the hot water supply path, and a flow rate detection unit. And necessity determining means for determining whether or not the hot water is necessary based on the detected flow rate.
[0025]
In this case, the flow rate detection means detects the flow rate of the hot water in the hot water supply path, and the necessity determination means determines whether or not the hot water is necessary based on the detected flow rate. Thereby, when the user performs an operation to stop the hot water, the standby operation is performed before the operation of the refrigerant circulation circuit is stopped. As a result, when it is determined that hot water is necessary again, hot water at a predetermined temperature can be immediately supplied. Moreover, it is possible to prevent the heat pump hot water supply apparatus from being overheated or malfunctioning.
[0026]
In a sixth aspect of the present invention, in the configuration of the heat pump water heater according to any of the first to fifth aspects, the determination means includes a standby operation switch for instructing start and end of the standby operation of the refrigerant circulation circuit. Is included.
[0027]
In this case, before the user performs the hot water operation, the standby operation switch can cause the refrigerant circulation circuit to execute the standby operation. Thereby, when the refrigerant circulation circuit shifts to the normal operation by the hot water operation, the time required for the temperature of the hot water to reach the predetermined temperature is shortened, and the hot water at the predetermined temperature can be supplied immediately. Moreover, it is possible to prevent the heat pump hot water supply apparatus from being overheated or malfunctioning.
[0028]
Further, when the user commands the end of the standby operation using the standby operation switch, the standby operation is stopped. Thereby, the refrigerant circulation circuit in the standby operation can be released from the standby operation and stopped by the convenience of the user, so that the usability is improved and unnecessary power consumption can be prevented.
[0029]
The invention according to
[0030]
In this case, the normal operation and the standby operation of the refrigerant circuit are stopped by the power switch. Thereby, since the refrigerant circulation circuit can be reliably released from the standby operation and stopped, the unintentional standby operation can be prevented.
[0031]
Claim8The invention described in claim 17In the configuration of the heat pump hot water supply apparatus according to any one of the above, the standby operation includes an operation of reducing the capacity of the compressor. In this case, the operation of the compressor can be sustained with the minimum necessary capacity. Thereby, when it is determined that hot water is necessary again, hot water at a predetermined temperature can be immediately supplied. Further, by maintaining the operation of the compressor, the burden on the compressor due to the rapid restart of the compressor can be reduced. Thereby, the lifetime of the compressor can be extended. Furthermore, by continuing the operation of the compressor, the lubricating oil in the refrigerant circulation circuit can be recovered in the compressor, and the shortage of the lubricating oil in the compressor can be prevented.
[0032]
Claim9The invention described in claim8In the configuration of the heat pump hot water supply apparatus described in 1), the operation of reducing the capacity of the compressor includes an operation of reducing the rotational speed of the compressor. In this case, the operation of the compressor can be continued with the minimum necessary capacity by reducing the rotation speed of the compressor.
[0033]
Claim10The invention described in claim8In the configuration of the heat pump hot water supply apparatus described in 1), the operation of reducing the capacity of the compressor includes an intermittent operation of the compressor. In this case, the operation of the compressor can be continued with the minimum necessary capacity by the intermittent operation of the compressor.
[0034]
Claim11The invention described in claim 110In the configuration of the heat pump hot water supply device according to any one of the above, the heat absorber includes a heat exchanger that supplies atmospheric heat to the refrigerant and an air supply unit that supplies the air to the heat exchanger, and the standby operation is performed by the air supply unit. This includes an operation for reducing the supply capacity.
[0035]
In this case, the amount of heat absorbed from the atmosphere by the heat exchanger can be reduced. Thereby, the standby operation of the refrigerant circuit can be maintained with the minimum necessary capacity. Therefore, when it is determined that hot water is necessary again, hot water at a predetermined temperature can be immediately supplied.
[0036]
Claim12The invention described in claim 111In the configuration of the heat pump hot water supply device according to any one of the above, the refrigerant circulation circuit includes a refrigerant bypass channel that bypasses the radiator, and a refrigerant channel that selectively guides the refrigerant to the refrigerant channel or the refrigerant bypass channel of the radiator The standby operation includes an operation of switching the refrigerant flow path switching means so that the refrigerant is guided to the refrigerant bypass flow path.
[0037]
In this case, the refrigerant flow path switching means switches the refrigerant flow path to a refrigerant bypass flow path for bypassing the radiator. Thereby, the high-temperature and high-pressure gasified refrigerant is sent to the heat absorber, and the inside of the heat absorber can be dried to prevent and remove the generation of frost. Therefore, in winter, defrosting can be performed during the standby operation to prevent a decrease in the capacity of the heat absorber, and the rate of temperature increase during reheating of the heat pump water heater can be improved.
[0038]
Claim13The invention described in claim 112In the configuration of the heat pump hot water supply apparatus according to any one of the above, heat storage means for accumulating the heat amount is further provided, and the standby operation includes an operation for guiding the heat amount of the hot water obtained by the radiator to the heat storage means.
[0039]
In this case, the amount of heat of the hot water heated by the radiator is stored in the heat storage means. As a result, the hot water heated by the radiator after it has been determined that hot water is unnecessary is stored in the heat storage means, so that the amount of heat during standby operation can be stored effectively, and the operation of the radiator can be continued, It is possible to prevent a delay in temperature response due to the heat capacity during tapping. Moreover, when it is determined that hot water is necessary again, hot water at a predetermined temperature can be immediately supplied.
[0040]
Claim14The invention described in claim13In the configuration of the heat pump hot water supply apparatus described in 1), the standby operation includes an operation of intermittently guiding the amount of heat of the hot water obtained by the radiator to the heat storage means. In this case, the amount of heat of the hot water heated by the radiator is intermittently stored in the heat storage means, and the standby operation time can be extended.
[0041]
Claim15The invention described in claim13Or14In the configuration of the heat pump hot water supply device described in 1, the heat storage means includes storage means for storing hot water obtained by a radiator, and one or both of hot water obtained by the radiator and hot water stored in the storage means is heated. The apparatus further includes hot water flow path switching means that leads to the supply path.
[0042]
In this case, the hot water obtained by the radiator can be stored in the storage means. One or both of the hot water obtained by the radiator and the hot water stored in the storage means can be selected and used by operating the hot water flow path switching means. Thereby, when the hot water supply load requested | required becomes larger than the heating load of a radiator, warm water can be simultaneously supplied from a storage means and it can respond also to a big hot water supply load.
[0043]
Further, when the temperature of the hot water heated by the radiator does not reach the predetermined temperature, the hot water having the predetermined temperature can be immediately supplied to the user by the storage means.
[0044]
Claim16The invention described in claim 115In the configuration of the heat pump hot water supply device according to any one of the above, the refrigerant is made of carbon dioxide. By using carbon dioxide as a refrigerant, the operating pressure in the compressor can be increased, and the compression ratio from low pressure to high pressure can be reduced. Thereby, the compression efficiency in a compressor improves and it can supply hot hot water. Furthermore, since the refrigerant is in a supercritical state in the radiator, it is easy to maintain the temperature difference between the refrigerant and water. Thereby, heat can be efficiently supplied from the refrigerant to the water. As a result, the coefficient of performance COP (heat output / drive energy input) indicating the efficiency of the heat pump increases. In addition, since the low pressure is high even at low temperatures, the heat pump hot water supply device can easily operate even in cold regions.
[0045]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0046]
(First embodiment)
FIG. 1 is a schematic diagram showing a configuration of an instantaneous heating type heat pump hot
[0047]
As shown in FIG. 1, the heat pump hot
[0048]
The
[0049]
The refrigerant outlet of the heat exchanger 1 a is connected to the inlet of the
[0050]
The
[0051]
The outlet of the
[0052]
The
[0053]
In the heat pump hot
[0054]
In the heat pump hot
[0055]
In addition, in the heat pump hot
[0056]
Next, each operation | movement of the refrigerant |
[0057]
First, a method for heating the tap water W using the
[0058]
In the
[0059]
On the other hand, in the
[0060]
The tap water W that has flowed into the
[0061]
Here, when the temperature of the hot water passing through the
[0062]
Next, a method for chasing water in the
[0063]
In the
[0064]
On the other hand, in the
[0065]
The tap water W is heated using the
[0066]
In this case, the first
[0067]
FIG. 2 is a perspective view of the heat
As shown in FIG. 2, the
[0068]
The height L1 of the
[0069]
FIG. 3 is a schematic diagram illustrating an example of the
As shown in FIG. 3, the
[0070]
The user presses the
[0071]
When the user presses the
[0072]
By pressing the
[0073]
The liquid
[0074]
For example, the user switches the setting of the temperature of hot water, the setting of the amount of hot water, the setting of the operating state, and the setting of the current time by pressing the
[0075]
For example, when the hot water supply condition is set, first, the hot water
[0076]
Also, when setting the amount of hot water, the set
[0077]
Figure 4 shows the CO in the heat pump2It is a Mollier diagram which shows the state change of a refrigerant | coolant compared with a fluorocarbon refrigerant | coolant.
[0078]
The vertical axis in FIG. 4 indicates pressure, and the horizontal axis indicates enthalpy. The alternate long and short dash line C is CO2The change in state of the refrigerant is indicated, and F indicates the change in state of the chlorofluorocarbon refrigerant. C1 is CO2Indicates the saturated liquid line of the refrigerant, C2 is CO2The saturated vapor line of a refrigerant | coolant is shown, F1 shows the saturated liquid line of a fluorocarbon refrigerant, F2 shows the saturated vapor line of a fluorocarbon refrigerant. Pc is CO2The critical point of a refrigerant | coolant is shown, Pf shows the critical point of a fluorocarbon refrigerant | coolant. Tc is CO2An isotherm of the refrigerant is shown, and Tf is an isotherm of the fluorocarbon refrigerant.
[0079]
On the lower enthalpy side than the saturated liquid lines C1 and F1, the refrigerant is in a liquid state, and on the higher enthalpy side than the saturated liquid lines C1 and F1 and on the lower enthalpy side than the saturated vapor lines C2 and F2, the refrigerant is liquid and gas. The refrigerant is in a gaseous state on the higher enthalpy side than the saturated vapor lines C2 and F2. Further, at a pressure higher than the critical point, the refrigerant is in a supercritical state.
[0080]
The positions S11 and S21 in FIG. 4 correspond to the outlet of the heat absorber and the inlet of the compressor, the positions S12 and S22 correspond to the outlet of the compressor and the inlet of the radiator, and the positions S13 and S23 correspond to the outlet of the radiator and The positions S14 and S24 correspond to the outlet of the pressure reducing valve and the inlet of the heat absorber.
[0081]
First, CO2The state change of the refrigerant will be described. CO at position S112The refrigerant becomes a high-temperature and high-pressure supercritical gas state by the compressor and moves to position S12. In this process, CO2Refrigerant pressure and enthalpy increase. Next, CO at position S122As the refrigerant passes through the radiator, heat is released into the water, and the position shifts to position S13. Neglecting the pressure loss of the pipe,2The refrigerant pressure does not change and the enthalpy decreases. At this time, CO2The temperature of the refrigerant decreases. Furthermore, CO at position S132When the refrigerant passes through the pressure reducing valve, a low-temperature low-pressure liquid and gas are brought into a two-phase state, and the position shifts to position S14. In this process, CO2The refrigerant pressure drops and the enthalpy does not change. Then, CO at position S142When the refrigerant passes through the heat absorber, the refrigerant enters a low-temperature and low-pressure gas state while absorbing the heat of the outside air, and moves to position S11. During this process, the pressure does not change and enthalpy increases.
[0082]
Next, a state change of the chlorofluorocarbon refrigerant will be described. The chlorofluorocarbon refrigerant at the position S21 becomes a high-temperature and high-pressure gas state by the compressor, and moves to the position S22. During this process, the pressure and enthalpy of the chlorofluorocarbon refrigerant increase. Next, the fluorocarbon refrigerant at position S22 passes through the radiator, so that heat is released to water, and the position shifts to position S23. During this process, the pressure of the chlorofluorocarbon refrigerant does not change, and the enthalpy decreases. At this time, the temperature of the chlorofluorocarbon refrigerant decreases. Thereby, the chlorofluorocarbon refrigerant is liquefied. Further, when the fluorocarbon refrigerant at the position S23 passes through the pressure reducing valve, the refrigerant enters a two-phase state of low-temperature and low-pressure liquid and gas, and moves to the position S24. During this process, the pressure of the chlorofluorocarbon refrigerant decreases and the enthalpy does not change. Thereafter, the chlorofluorocarbon refrigerant at the position S24 passes through the heat absorber to be in a low-temperature and low-pressure gas state while absorbing the heat of the outside air, and moves to the position S21. During this process, the pressure does not change and enthalpy increases.
[0083]
In this way, CO2In the refrigerant, the operating pressure in the cycle is 4 to 5 times higher than that of the fluorocarbon refrigerant, while the compression ratio from the low pressure to the high pressure is small, and the compression efficiency in the compressor is improved. As a result, the coefficient of performance COP (heat output / drive energy input) indicating the efficiency of the heat pump increases. In addition, since the low pressure is high even at low temperatures, it can be easily operated even in cold regions where it has been difficult to cope with chlorofluorocarbon refrigerants.
[0084]
Next, CO in the radiator2The heating characteristics of the refrigerant and the chlorofluorocarbon refrigerant will be described. Fig. 5 shows CFC refrigerant and CO in the radiator2It is a figure which shows the heating characteristic of a refrigerant | coolant. FIG. 6 is a schematic diagram showing the structure of the radiator.
[0085]
In FIG. 5, the vertical axis indicates the temperature, and the horizontal axis indicates the position from the refrigerant inlet and water outlet of the radiator to the refrigerant outlet and water inlet.
[0086]
As shown in FIG. 6, the
[0087]
A refrigerant inlet Cin is provided at one end of the
[0088]
Thereby, the temperature change which has the fixed proportional relationship shown in FIG.5 (b) is maintained also in the
[0089]
FIG. 5A shows the temperature change A1 of the chlorofluorocarbon refrigerant and the temperature change B1 of water, and FIG.2A temperature change A2 of the refrigerant and a temperature change B2 of the water are shown.
[0090]
As shown in FIG. 5A, the temperature of the chlorofluorocarbon refrigerant linearly decreases as the chlorofluorocarbon refrigerant flowing from the refrigerant inlet Cin supplies heat to the water. However, after that, the chlorofluorocarbon refrigerant enters the condensing region and changes from a gas state to a liquid state. At that time, since the refrigerant has undergone a phase change, the latent heat is released, but the temperature does not change. Therefore, the temperature of the chlorofluorocarbon refrigerant does not change as indicated by the arrow A11, and heat is not efficiently supplied from the chlorofluorocarbon refrigerant to the water. Therefore, the temperature of the water flowing in from the water inlet Win rises gently as shown by the arrow B11.
[0091]
On the other hand, as shown in FIG. 5B, the CO that has flowed from the refrigerant inlet Cin.2As the refrigerant supplies heat to the water, CO2The temperature of the refrigerant decreases linearly. In this case, CO2Since the refrigerant is in the supercritical region, it does not condense. Therefore, CO2Until the refrigerant is discharged from the refrigerant outlet Cout, CO2The temperature of the refrigerant continues to decrease linearly as indicated by arrow A21. As a result, the water flowing in from the water inlet Win is converted into CO.2The amount of heat is efficiently supplied from the refrigerant, and the temperature of the water continues to rise linearly and is discharged from the water outlet Wout as indicated by an arrow B21.
[0092]
Due to the above temperature characteristics, when a chlorofluorocarbon refrigerant is used, water at normal temperature can only be raised up to the tapping temperature P1 (= 65 ° C.).2By using a refrigerant, normal temperature water can be raised to the tapping temperature P2 (= 90 ° C.).
[0093]
FIG. 7 is a block diagram showing the configuration of the control system of the heat
[0094]
As shown in FIG. 7, the
[0095]
The
[0096]
Next, the operation at the time of standby operation of the heat pump hot
[0097]
8 and 9 are flowcharts showing the processing procedure of the
[0098]
As shown in FIG. 8, the
[0099]
When the
[0100]
Next, the
[0101]
Next, the
[0102]
Next, the
[0103]
Note that when the
[0104]
Next, the
[0105]
When the
[0106]
When the predetermined time has not elapsed since the start of the standby operation, the
[0107]
When the flow rate value of the hot water from the second
[0108]
FIG. 10 is a flowchart showing an example of the standby operation of the
[0109]
As shown in FIG. 10, the
[0110]
Here, the process of reducing the capacity of the
[0111]
In the example of FIG. 11A, when the flow rate value from the second
[0112]
In the example of FIG. 11B, the
[0113]
In the hot water circulation process, the second outlet of the
[0114]
In the bypass process of the
[0115]
In this example, the hot water obtained by the
[0116]
Further, the operation of the
[0117]
Moreover, the heat absorption amount from the atmosphere by the heat exchanger 1a can be reduced by the process of reducing the rotational speed of the
[0118]
Furthermore, the high-temperature and high-pressure gasified refrigerant is sent to the heat exchanger 1a by the above-described bypass treatment of the
[0119]
Any one of the hot water circulation process in step S20, the capacity reduction process of the
[0120]
Further, the operation and stop of the
[0121]
In this embodiment, in order to determine whether or not the user has opened the
[0122]
(Second embodiment)
FIG. 12 is a schematic diagram showing the configuration of an instantaneous heating type heat
[0123]
As shown in FIG. 12, the heat pump hot
[0124]
In this case, the
[0125]
During normal hot water supply, tap water W flowing into the
[0126]
In the present embodiment, when the temperature of the hot water passing through the
[0127]
13 is a block diagram showing the configuration of the control system of the heat pump hot
[0128]
As shown in FIG. 13, the configuration of the control system of the heat pump hot
[0129]
In this case, the
[0130]
Next, the operation at the time of standby operation of the heat pump hot
[0131]
The processing procedure of the
[0132]
FIG. 14 is a flowchart showing an example of a standby operation of the
[0133]
As shown in FIG. 14, the
[0134]
In the heat storage heat treatment of the
[0135]
In the bypass process of the
[0136]
In this example, the heat amount of the hot water heated by the
[0137]
Further, by intermittently storing the amount of heat of the hot water heated by the
[0138]
Further, the hot water obtained by the
[0139]
Further, when the temperature of the hot water heated by the
[0140]
Further, the operation of the
[0141]
Moreover, the heat absorption amount from the atmosphere by the heat exchanger 1a can be reduced by the process of reducing the rotational speed of the
[0142]
Furthermore, the high-temperature and high-pressure gasified refrigerant is sent to the heat exchanger 1a by the above-described bypass treatment of the
[0143]
Note that any of the heat storage heat treatment of the
[0144]
Further, the operation and stop of the
[0145]
Note that hot water may be stored in the
[0146]
In the first and second embodiments, the
[0147]
【The invention's effect】
According to the heat pump hot water supply apparatus of the present invention, when it is determined by the determination means that hot water is necessary, the control means performs a predetermined normal operation of the refrigerant circulation circuit. Thereby, the water led to the water flow path of the radiator by the water supply path is heated by the radiator. Hot water obtained by the radiator is guided to a predetermined place by a hot water supply path. Thereby, warm water can be immediately supplied to a user.
[0148]
In addition, when the determination unit determines that hot water is unnecessary, a predetermined standby operation is executed by the control unit. Thereby, when it is determined that the hot water is necessary again, the hot water at a predetermined temperature can be immediately supplied by shifting from the standby operation to the normal operation. Accordingly, even when hot water supply stop and re-hot water supply are repeatedly performed in a short time, hot water having a predetermined temperature is immediately supplied.
[0149]
In addition, when hot water is no longer needed, the refrigerant circulation circuit is stopped after the standby operation is executed without being suddenly stopped. Therefore, the overheated state or malfunction of the heat pump water heater due to the sudden stop of the refrigerant circulation circuit Can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing the configuration of an instantaneous heating type heat pump water heater according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a heat pump water heater according to the present embodiment.
FIG. 3 is a schematic diagram showing an example of a remote control device.
FIG. 4 CO in heat pump2Mollier diagram showing changes in refrigerant state compared to CFC refrigerants
FIG. 5: CFC-based refrigerant and CO in a radiator2Diagram showing heating characteristics of refrigerant
FIG. 6 is a schematic diagram showing the structure of a radiator.
7 is a block diagram showing a configuration of a control system of the heat pump water heater of FIG.
FIG. 8 is a flowchart showing a processing procedure of a control unit in the heat pump hot water supply apparatus according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a flowchart showing a processing procedure of a control unit in the heat pump hot water supply apparatus according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a flowchart showing an example of a standby operation of a control unit in the heat pump hot water supply apparatus according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a diagram showing a change in the rotation speed of the compressor in the compressor capacity reduction processing by the control unit;
FIG. 12 is a schematic diagram showing a configuration of an instantaneous heating type heat pump hot water supply apparatus according to a second embodiment of the present invention.
13 is a block diagram showing a configuration of a control system of the heat pump water heater of FIG.
FIG. 14 is a flowchart showing an example of a standby operation of the control unit in the heat pump hot water supply apparatus according to the second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Heat absorber
1a heat exchanger
1b Blower
2 Compressor
3 First radiator
4 First pressure reducing valve
5 Second radiator
6 Second pressure reducing valve
8 Second bypass valve
12 First flow sensor
13 Mixing valve
14 Second flow sensor
20 tanks
21 4th bypass valve
50 Control unit
100,102 Heat pump water heater
110 Refrigerant circuit
120 first water circuit
130 Second water circuit
300 Remote control device
301 Power switch
303 Reap switch
311 Standby operation switch
W Tap water
Claims (16)
前記放熱器の前記水流路に水を導く水供給路と、
前記放熱器により得られた温水を所定場所に導く温水供給路と、
前記放熱器により得られた温水を放熱させるための放熱部と、
前記放熱器により得られた温水の少なくとも一部を前記放熱器および前記放熱部を通して循環させる温水循環手段と、
温水の要否を判定する判定手段と、
前記判定手段により温水が必要であると判定された場合に、前記冷媒循環回路の所定の通常動作を実行させ、前記判定手段により温水が不要であると判定された場合に、前記温水循環手段により温水を循環させる待機動作を実行する制御手段とを備えることを特徴とするヒートポンプ給湯装置。Radiator having a coolant flow channel and the water channel, pressure reducing means includes a heat absorber and a compressor, a refrigerant flow path of the refrigerant the radiator, the pressure reducing means, the refrigerant circulating through the heat absorber and the compressor A circulation circuit;
A water supply path for guiding water to the water flow path of the radiator;
A hot water supply path for guiding the hot water obtained by the radiator to a predetermined place;
A heat dissipating part for dissipating the hot water obtained by the heat radiator;
Hot water circulating means for circulating at least a part of the hot water obtained by the radiator through the radiator and the radiator,
Determination means for determining whether or not hot water is necessary;
When it is determined by the determination means that hot water is necessary, a predetermined normal operation of the refrigerant circulation circuit is executed, and when the determination means determines that hot water is unnecessary, the hot water circulation means A heat pump hot water supply apparatus, comprising: a control unit that executes a standby operation for circulating hot water.
前記温水供給路における温水の流量を検知する流量検知手段と、
前記流量検知手段により検知された流量に基づいて温水の要否を判定する要否判定手段とを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置。The determination means includes
Flow rate detection means for detecting the flow rate of hot water in the hot water supply path;
The heat pump hot water supply apparatus according to any one of claims 1 to 4, further comprising necessity determination means for determining whether or not hot water is necessary based on the flow rate detected by the flow rate detection means.
前記冷媒循環回路の前記待機動作の終了および開始を指令するための待機動作スイッチを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置。The determination means includes
The heat pump hot water supply device according to any one of claims 1 to 5, further comprising a standby operation switch for instructing to end and start the standby operation of the refrigerant circulation circuit.
前記制御手段は、前記電源スイッチの操作に基づいて前記冷媒循環回路の前記待機動作を停止させることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置。A power switch for stopping the normal operation and the standby operation of the refrigerant circulation circuit,
The heat pump hot water supply apparatus according to any one of claims 1 to 6, wherein the control means stops the standby operation of the refrigerant circulation circuit based on an operation of the power switch.
前記待機動作は、前記大気供給手段の供給能力を低下させる動作を含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置。The heat absorber includes a heat exchanger for supplying atmospheric heat to the refrigerant, and an air supply means for supplying the air to the heat exchanger,
The heat pump hot water supply apparatus according to any one of claims 1 to 10 , wherein the standby operation includes an operation of reducing the supply capability of the air supply means.
前記待機動作は、前記冷媒バイパス流路に冷媒が導かれるように前記冷媒流路切り替え手段を切り替える動作を含むことを特徴とする請求項1〜11いずれかに記載のヒートポンプ給湯装置。The refrigerant circulation circuit further includes a refrigerant bypass channel that bypasses the radiator, and a refrigerant channel switching unit that selectively guides the refrigerant to the refrigerant channel or the refrigerant bypass channel of the radiator,
The heat pump hot water supply apparatus according to any one of claims 1 to 11 , wherein the standby operation includes an operation of switching the refrigerant flow path switching means so that the refrigerant is guided to the refrigerant bypass flow path.
前記待機動作は、前記放熱器により得られた温水の熱量を前記蓄熱手段に導く動作を含むことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置。It further comprises a heat storage means for storing heat,
The heat pump hot water supply apparatus according to any one of claims 1 to 12 , wherein the standby operation includes an operation of guiding the amount of heat of hot water obtained by the radiator to the heat storage means.
前記放熱器により得られた温水および前記貯留手段に貯留された温水の一方または両方を前記温水供給路に導く温水流路切り替え手段をさらに備えたことを特徴とする請求項13または14記載のヒートポンプ給湯装置。The heat storage means includes storage means for storing hot water obtained by the radiator,
The heat pump according to claim 13 or 14 , further comprising hot water flow path switching means for guiding one or both of hot water obtained by the radiator and hot water stored in the storage means to the hot water supply path. Hot water supply device.
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